JP2022116536A - 磁気ギアード電気機械及び発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造により、冷却ジャケットによる冷却が難しい磁気ギアード電気機械の発熱部からの放熱を促進可能とした磁気ギアード電気機械を提供する。【解決手段】磁気ギアード電気機械10は、ステータコイル24を含むステータ20と、前記第1半径方向隙間G1を含む第1冷却通路60が前記ステータ20との間に形成される第1ロータ30と、前記第2半径方向隙間G2を含む第2冷却通路62が前記第1ロータ30との間に形成される第2ロータ40と、前記ステータ20、前記第1ロータ30及び前記第2ロータ40に対して軸方向の一端側に形成される冷却気体の入口キャビティ50と、前記ステータ20、前記第1ロータ30及び前記第2ロータ40に対して前記軸方向の他端側に形成され、前記第1冷却通路60および前記第2冷却通路62の各々を通過した前記冷却気体を受け入れるための出口キャビティ70と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、磁気ギアード電気機械及びこれを用いた発電システムに関する。
従来から、高速ロータと低速ロータとの間で回転数を変換するための磁気ギア装置と、発電機又は電動機とを組み合わせた磁気ギアード電気機械(magnetic geared electrical machine)が知られている。
例えば、特許文献1には、支持構造を含む第1ロータと、第2ロータおよびステータを備え、第2ロータおよびステータの少なくとも一方が支持構造を収容するように構成した磁気ギアード電気機械が記載されている。
また、磁気ギアード電気機械に関するものではないが、特許文献2には、周方向に配列された電磁鋼製の磁気経路部材(ポールピース)間に冷媒流路を設けた磁気ギア装置が記載されている。
米国特許第9,219,395号明細書 特開2012-246982号公報
例えば特許文献1に記載される磁気ギアード電気機械では、ステータコイルにおける銅損やポールピースにおける鉄損による発熱が課題になり得る。
発熱部としてのステータコイルの周辺部位については、ステータに設けられた冷却ジャケットにより冷却可能である。これに対し、他の発熱部の例であるポールピースについては、ポールピースが回転部材であることから、冷却ジャケットの設置が難しい。特に、ステータのうちステータコイルよりもポールピース側の部位については、ステータコイル及びポールピースという2つの発熱源からの入熱によって他の部位に比べて温度上昇リスクが高いにもかかわらず、冷却ジャケットからの距離に起因して、冷却ジャケットによる高い冷却効果は期待できない。
なお、特許文献2記載の磁気ギア装置では、磁気ギア装置の基部に固設される磁気経路部材ホルダにおいてポールピース間に冷媒流路が形成され、圧縮機の抽気空気を冷媒流路に外部から導入する構成になっている。
しかし、ポールピースを含む磁気経路部材ホルダが回転部材である磁気ギアード電気機械の場合、回転部品であるポールピース間に冷媒流路を形成することは構造の複雑化を招く。
上述の事情に鑑みて、本発明の幾つかの実施形態では、簡素な構造により、冷却ジャケットによる冷却が難しい磁気ギアード電気機械の発熱部からの放熱を促進可能とした磁気ギアード電気機械を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る磁気ギアード電気機械は、
ステータコイルを含むステータと、
前記ステータとの間に第1半径方向隙間を有して配置される複数のポールピースを含み、前記第1半径方向隙間を含む第1冷却通路が前記ステータとの間に形成される第1ロータと、
複数のロータ磁石を含み、径方向において前記第1ロータを挟んで前記ステータとは反対側にて、前記ポールピースとの間に第2半径方向隙間を有して配置され、前記第2半径方向隙間を含む第2冷却通路が前記第1ロータとの間に形成される第2ロータと、
前記ステータ、前記第1ロータ及び前記第2ロータに対して軸方向の一端側に形成される冷却気体の入口キャビティと、
前記ステータ、前記第1ロータ及び前記第2ロータに対して前記軸方向の他端側に形成され、前記第1冷却通路および前記第2冷却通路の各々を通過した前記冷却気体を受け入れるための出口キャビティと、
を備え、
前記第1半径方向隙間の寸法W1は、前記第2半径方向隙間の寸法W2よりも大きい。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、簡素な構造により、冷却ジャケットによる冷却が難しい磁気ギアード電気機械の発熱部からの放熱を促進できる。
一実施形態に係る磁気ギアード電気機械の例を示す概略図である。 一実施形態に係る磁気ギアード電気機械の例を示す概略図である。 一実施形態に係る磁気ギアード電気機械の径方向断面図である。 一実施形態に係る磁気ギアード電気機械の軸方向断面図である。 一実施形態に係る第1エンドプレートを軸方向から視た図である。 ロータ磁石および閉塞部材の周辺構造を示す径方向断面図である。 一実施形態に係るポールピース及び非磁性部材の構成を示す径方向断面図である。 他の実施形態に係るポールピース及び非磁性部材の構成を示す径方向断面図である。 他の実施形態に係るポールピース及び非磁性部材の構成を示す径方向断面図である。 他の実施形態に係るポールピース及び非磁性部材の構成を示す径方向断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(磁気ギアード電気機械の概要)
図1A及び図1Bは、それぞれ、磁気ギアード電気機械の例を示す概略図である。ここで、図1A及び図1Bにおいて、「軸方向」は磁気ギアード電気機械10のロータ(30,40)の回転軸(rotational axis)に平行な方向であり、「径方向」はロータ(30,40)の回転軸(rotational axis)に直交する方向である。
一実施形態では、図1Aに示すように、磁気ギアード電気機械10は、原動機2によって駆動されて発電を行い、発電により生成した電力Pを例えば電力系統であってもよい電力供給先4に向けて供給するように構成される磁気ギアード発電機10Aである。
他の実施形態では、図1Bに示すように、磁気ギアード電気機械10は、例えば電力系統であってもよい電力供給源6からの電力Pの供給を受けて、回転機械8を駆動するように構成される磁気ギアードモータ10Bである。
図1Aに示す実施形態では、磁気ギアード発電機10Aは、発電システム1の一部を構成する。発電システム1は、例えば、風力発電システムや潮流発電システムのような再生可能エネルギー発電システムであってもよい。発電システム1が風力発電システムである場合、原動機2は風車ロータである。
磁気ギアード発電機10Aは、ステータ磁石22及びステータコイル24を含むステータ20と、ポールピース32を含む第1ロータ30と、ロータ磁石42を含む第2ロータ40とを備える。図1Aに示す例では、ステータ20は、軸受B1を介して原動機2の回転シャフト3を支持するハウジング21の内部に配置される。第1ロータ30は、原動機2の回転シャフト3とともに回転するように構成される。第1ロータ30は、ポールピース32の軸方向両端にそれぞれ設けられる第1エンドプレート34を含み、各々の第1エンドプレート34が回転シャフト3に連結される。第2ロータ40は、ロータ磁石42の軸方向両端にそれぞれ設けられる第2エンドプレート44を含む。各々の第2エンドプレート44は、第2ロータ40が回転シャフト3及び第1ロータ30よりも高速で回転することを許容するように、軸受B2を介して回転シャフト3(又は回転シャフト3とともに回転する第1ロータ30)に取り付けられる。第2ロータ40は、ポールピース32及び第1エンドプレート34を含む第1ロータ30と回転シャフト3とによって囲まれる領域内に設けられる。
なお、図1Aに示す実施形態では、磁気ギアード発電機10Aは、径方向の内側に向かって、ステータ20、第1ロータ30、第2ロータ40の順に配置された構成を有する。別の実施形態では、磁気ギアード発電機10Aは、径方向の内側に向かって、第2ロータ40、第1ロータ30、ステータ20の順に配置された構成を有する。この場合、円筒状の回転シャフト3の径方向内側に、第2ロータ40、第1ロータ30及びステータ20が配置される。
上述の磁気ギアード発電機10Aは、磁気ギアと発電機とを一体化したものであり、高調波型磁気ギア原理および電磁誘導を利用することで、原動機2からの機械的入力を電力に変換するものである。
例えば、磁気ギアード発電機10Aにおける発電は以下の原理により行われてもよい。原動機2の回転シャフト3とともに回転する第1ロータ(低速ロータ)30のポールピース32によって、ステータ磁石22の磁束が変調され、変調された磁場からロータ磁石42が磁力を受けて第2ロータ(高速ロータ)40が回転する。このとき、第1ロータ(低速ロータ)30に対する第2ロータ(高速ロータ)40の回転数の比(増速比)は、ロータ磁石42の極対数Nに対するポールピース32の極数Nの比(=N/N)で表される。第2ロータ(高速ロータ)40が回転することで、電磁誘導によってステータコイル24に電流が発生する。
図1Bに示す実施形態において、磁気ギアードモータ10Bの基本構成は、図1Aに示す磁気ギアード発電機10Aと共通する。
すなわち、磁気ギアードモータ10Bは、ステータ磁石22及びステータコイル24を含むステータ20と、ポールピース32を含む第1ロータ30と、ロータ磁石42を含む第2ロータ40とを備える。図1Bに示す例では、ステータ20は、軸受B1を介して回転機械8の回転シャフト9を支持するハウジング21の内部に固定される。第1ロータ30は、ポールピース32の軸方向両端にそれぞれ設けられる第1エンドプレート34を含み、各々の第1エンドプレート34が回転シャフト9に連結される。第2ロータ40は、ロータ磁石42の軸方向両端にそれぞれ設けられる第2エンドプレート44を含む。各々の第2エンドプレート44は、第2ロータ40が回転シャフト9及び第1ロータ30よりも高速で回転することを許容するように、軸受B2を介して回転シャフト9(又は回転シャフト9とともに回転する第1ロータ30)に取り付けられる。第2ロータ40は、ポールピース32及び第1エンドプレート34を含む第1ロータ30と回転シャフト9とによって囲まれる領域内に設けられる。
図1Bに示す実施形態では、磁気ギアードモータ10Bは、径方向の内側に向かって、ステータ20、第1ロータ30、第2ロータ40の順に配置された構成を有する。別の実施形態では、磁気ギアードモータ10Bは、径方向の内側に向かって、第2ロータ40、第1ロータ30、ステータ20の順に配置された構成を有する。この場合、円筒状の回転シャフト9の径方向内側に、第2ロータ40、第1ロータ30及びステータ20が配置される。
なお、磁気ギアードモータ10Bは、磁気ギアとモータとを一体化したものであり、ステータコイル24の通電によって発生する回転磁界によって第2ロータ(高速ロータ)40を回転させ、第2ロータ(高速ロータ)40から第1ロータ(低速ロータ)30への動力伝達は高調波磁気ギアの原理を利用するものである。
(磁気ギアード電気機械の内部構造)
続けて、図2を参照して、上述した磁気ギアード電気機械10(10A,10B)の内部構造について説明する。
図2は、一実施形態に係る磁気ギアード電気機械10の径方向断面図である。
図2に示すように、磁気ギアード電気機械10のステータ20は、周方向に配列された複数のステータ磁石22とステータコイル24とを含む。ステータ磁石22及びステータコイル24は、ステータコア23に取り付けられる。
ステータ磁石22は、永久磁石により構成され、径方向においてステータコイル24と第1ロータ30との間を軸方向に通過するように周方向に複数設けられる。図2に示す例では、各々のステータ磁石22は、矩形断面を有する軸方向に長尺なロッド状部材である。すなわち、図2に示したステータ磁石22の矩形断面の各辺の寸法は、図1A及び図1Bに示したステータ磁石22の軸方向寸法よりも十分に小さい。
図2には、ステータ磁石22がステータコア23の表面に取り付けられた表面磁石型(SPM;Surface Permanent Magnet)の構造例を示している。他の実施形態では、ステータ20は、ステータ磁石22がステータコア23に埋め込まれた埋込磁石型(IPM;Interior Permanent Magnet)の構造を有していてもよい。
ステータコイル24は、ステータコア23に設けられた複数のスロット25内に設けられる。複数のスロット25は周方向に複数設けられ、各々のスロット25は軸方向に延在する。各々のスロット25の軸方向両端は開放されており、ステータコア23の軸方向の両端において、スロット25に収まらないステータコイル24のコイルエンドがステータコア23から突出してもよい。
上記構成のステータ20に径方向にて対向する第1ロータ30は、周方向に配列される複数のポールピース32を含む。各々のポールピース32は、例えば電磁鋼板や圧粉磁心等の磁性体により構成され、矩形断面(図2参照)を有する軸方向に長尺なロッド状部材である。すなわち、図2に示したポールピース32の矩形断面の各辺の寸法は、図1A及び図1Bに示したポールピース32の軸方向寸法よりも十分に小さい。
ポールピース32は、ステータ20との間に第1半径方向隙間G1を隔てて配置される。第1半径方向隙間G1は、径方向における寸法W1を有し、第1ロータ30とステータ20との間に形成される後述の第1冷却通路60の一部である。
なお、第1ロータ30は、ポールピース32以外にも、非磁性体により構成されてポールピース32間を周方向に接続する非磁性部材33(図2参照)や、図1A及び図1Bを参照して上述した第1エンドプレート34等の他の部材を含んでいてもよい。
非磁性部材33は、マトリックス樹脂に強化繊維を複合化させた繊維強化プラスチック(FRP)であってもよく、例えば、炭素繊維を強化繊維として用いたCFRPや、ガラス繊維を強化繊維として用いたGFRPであってもよい。第1エンドプレート34は、回転シャフト3,9との接続位置からポールピース32に向かって径方向に沿って延在する環状プレートである。
図2に示すとおり、径方向において上記構成の第1ロータ30を挟んでステータ20の反対側には、第1ロータ30のポールピース32との間に第2半径方向隙間G2を隔てて第2ロータ40が設けられる。第2半径方向隙間G2は、径方向における寸法W2を有し、第1ロータ30とステータ20との間に形成される後述の第2冷却通路62の一部である。第2半径方向隙間G2の寸法W2を第1半径方向隙間G1の寸法W1と比較すれば、W1>W2の関係が成立する。
第2ロータ40は、図1A及び図1Bを参照して上述したとおり、ポールピース32、非磁性部材33及び第1エンドプレート34を含む第1ロータ30によって囲まれるように配置されてもよい。
第2ロータ40は、各々が永久磁石により構成される複数のロータ磁石42を含み、複数のロータ磁石42は周方向に配列される。各々のロータ磁石42は、矩形断面(図2参照)を有する軸方向に長尺なロッド状部材であってもよい。ここで、ロータ磁石42が「軸方向に長尺」であるとは、図2に示したロータ磁石42の矩形断面の各辺の寸法が、図1A及び図1Bに示したロータ磁石42の軸方向寸法よりも十分に小さいことを意味する。
図2には、ロータ磁石42がロータコア43の表面に取り付けられた表面磁石型(SPM;Surface Permanent Magnet)の構造例を示している。他の実施形態では、第2ロータ40は、ロータ磁石42がロータコア43に埋め込まれた埋込磁石型(IPM;Interior Permanent Magnet)の構造を有していてもよい。
また、図2に示す例示的な実施形態では、複数のロータ磁石42が、ロータコア43の表面上に周方向に隙間を空けて配置される2以上の磁石グループ(Gr1,Gr2)を構成する。例えば、各々の磁石グループ(Gr1,Gr2)は、磁化方向が同一である複数のロータ磁石42によって構成される。
第2ロータ40は、ロータ磁石42及びロータコア43以外にも、図1A及び図1Bを参照して上述した第2エンドプレート44や、ロータ磁石42間の周方向隙間を埋める閉塞部材45等の他の部材を含んでいてもよい。
第2エンドプレート44は、軸受B2の取付け位置からロータコア43に向かって径方向に沿って延在する環状プレートである。
また、閉塞部材45は、マトリックス樹脂に強化繊維を複合化させた繊維強化プラスチック(FRP)であってもよく、例えば、炭素繊維を強化繊維として用いたCFRPや、ガラス繊維を強化繊維として用いたGFRPであってもよい。閉塞部材45は、図2に示すように、周方向に交互に並ぶ磁石グループ(Gr1,Gr2)間の周方向隙間の少なくとも一部を閉塞してもよい。この場合、ロータコア43からの各ロータ磁石42の突出高さよりも、ロータコア43からの閉塞部材45の表面までの高さは小さくてもよい。
なお、図2に示す例示的な実施形態では、個数の大小関係は、少ない順から、ステータコイル24、ロータ磁石42、ポールピース32、ステータ磁石22である。
(磁気ギアード電気機械の冷却構造)
上記構成の磁気ギアード電気機械10(10A,10B)では、ステータコイル24における銅損やポールピース32における鉄損に起因した発熱への対策として、磁気ギアード電気機械10の内部に冷却気体流路が設けられる。
図3は、一実施形態に係る磁気ギアード電気機械10を示す軸方向断面図である。
同図に示すように、幾つかの実施形態では、磁気ギアード電気機械10は、冷却気体が導入される入口キャビティ50と、ステータ20と第1ロータ30との間の第1冷却通路60及び第1ロータ30と第2ロータ40との間の第2冷却通路62の各々を通過した冷却気体を受け入れるための出口キャビティ70とを含む。
入口キャビティ50は、ステータ20、第1ロータ30及び第2ロータ40に対して軸方向の一端側に形成される。これに対し、出口キャビティ70は、ステータ20、第1ロータ30及び第2ロータ40に対して軸方向の他端側に形成される。換言すれば、出口キャビティ70は、軸方向において、ステータ20、第1ロータ30及び第2ロータ40を挟んで入口キャビティ50の反対側に位置する。
図3に示す例示的な実施形態では、入口キャビティ50は、軸受B1を介して回転シャフト(3,9)に取り付けられるハウジング21の一方の径方向壁21Aと、これに対向するステータ20の軸方向端面および第1ロータ30の第1エンドプレート34Aとによって画定される。すなわち、入口キャビティ50は、軸方向において、ハウジング21の一方の径方向壁21Aと、ステータ20の軸方向端面及び第1ロータ30の一方の第1エンドプレート34Aとの間に形成され、回転シャフト(3,9)を取り囲む環状空間である。入口キャビティ50は、ハウジング21の軸方向の一端側に設けられた冷却気体入口52を介して入口ダクト(不図示)と連通しており、入口ダクトから冷却気体入口52を介して冷却気体が導入されるようになっている。冷却気体入口52は、ハウジング21の軸方向の一端側において、周方向における複数箇所に設けられていてもよい。
なお、入口キャビティ50には、ステータコイル24の一部がステータコア23から軸方向に突出して形成されるコイルエンド24Aが露出している。
入口キャビティ50は、第1半径方向隙間G1を含む第1冷却通路60に連通する。第1冷却通路60は、軸方向に延在するように、径方向においてステータ20と第1ロータ30との間に形成される環状流路である。第1冷却通路60の上流端は入口キャビティ50に流体的に接続され、入口キャビティ50内の冷却気体が第1冷却通路60に導入される。
また、入口キャビティ50は、入口キャビティ50に面する第1ロータ30の第1エンドプレート34Aに設けられる入口開口54を介して、第2半径方向隙間G2を含む第2冷却通路62に連通する。第2冷却通路62は、軸方向に延在するように、径方向において第1ロータ30と第2ロータ40との間に形成される環状流路である。
図3に示す例示的な実施形態では、入口キャビティ50は、一方の第1エンドプレート34Aの入口開口54を介して、第1ロータ30の内部に形成される上流側中間キャビティ56に連通する。上流側中間キャビティ56は、第1ロータ30の一方の第1エンドプレート34Aと、これに対向する第2ロータ40の一方の第2エンドプレート44Aとの間に形成される環状空間である。第2冷却通路62の上流端は上流側中間キャビティ56に流体的に接続され、入口キャビティ50内の冷却気体が上流側中間キャビティ56を経由して第2冷却通路62に導入される。
また、第1冷却通路60及び第2冷却通路62をそれぞれ通過した冷却気体は、ステータ20、第1ロータ30及び第2ロータ40を挟んで軸方向の他端側に位置する出口キャビティ70に導かれる。
図3に示す例示的な実施形態では、出口キャビティ70は、軸受B1を介して回転シャフト(3,9)に取り付けられるハウジング21の他方の径方向壁21Bと、これに対向するステータ20の軸方向端面および第1ロータ30の第1エンドプレート34Bとによって画定される。すなわち、出口キャビティ70は、軸方向において、ハウジング21の他方の径方向壁21Bと、ステータ20及び第1ロータ30の他方の第1エンドプレート34Bとの間に形成され、回転シャフト(3,9)を取り囲む環状空間である。出口キャビティ70は、ハウジング21の軸方向の他端側に設けられた冷却気体出口72を介して出口ダクト(不図示)と連通しており、出口キャビティ70から冷却気体出口72を介して出口ダクトへと冷却気体が排出されるようになっている。冷却気体出口72は、ハウジング21の軸方向の他端側において、周方向における複数箇所に設けられていてもよい。
なお、出口キャビティ70には、ステータコイル24の一部がステータコア23から軸方向に突出して形成されるコイルエンド24Aが露出している。
出口キャビティ70は、第1半径方向隙間G1を含む第1冷却通路60に連通する。第1冷却通路60の下流端は出口キャビティ70に流体的に接続され、第1冷却通路60を通過して高温化した冷却気体が出口キャビティ70へと流出する。
また、出口キャビティ70は、出口キャビティ70に面する他方の第1エンドプレート34Bに設けられる出口開口74を介して、第2半径方向隙間G2を含む第2冷却通路62に連通する。
図3に示す例示的な実施形態では、出口キャビティ70は、他方の第1エンドプレート34Bの出口開口74を介して、第1ロータ30の内部に形成される下流側中間キャビティ58に連通する。下流側中間キャビティ58は、第1ロータ30の他方の第1エンドプレート34Bと、これに対向する第2ロータ40の他方の第2エンドプレート44Bとの間に形成される環状空間である。第2冷却通路62の下流端は下流側中間キャビティ58に流体的に接続され、第2冷却通路62を通過して高温化した冷却気体は、下流側中間キャビティ58を経由して出口キャビティ70へと導かれる。
なお、図3に示す実施形態では、磁気ギアード電気機械10は、ステータ20を冷却するための冷却ジャケット26を備える。冷却ジャケット26は、径方向においてステータコア23とハウジング21との間に設けられてもよいし、ステータコア23の内部に設けられてもよい。
冷却ジャケット26には、冷却ジャケット26に接続される不図示の冷媒供給管を介して冷媒(例えば、冷却水や冷却空気)が供給される。ステータ20から熱を奪って高温になった冷媒は、冷却ジャケット26に接続される不図示の冷媒排出管から排出される。
上記磁気ギアード電気機械10において、入口キャビティ50から第1冷却通路60を経由して出口キャビティ70に至る第1流れF1と、入口キャビティ50から第2冷却通路62を経由して出口キャビティ70に至る第2流れF2とが形成される。すなわち、入口キャビティ50内の冷却気体は、第1冷却通路60に向かう第1流れF1と、第2冷却通路62に向かう第2流れF2とに分かれ、第1冷却通路60を通過後の第1流れF1と、第2冷却通路62を通過後の第2流れF2とは、出口キャビティ70において再び合流する。
第1冷却通路60を経由する第1流れF1と、第2冷却通路62を経由する第2流れF2は、共通の入口キャビティ50から分流して、共通の出口キャビティ70に合流するものであるから、両方の流れの圧力損失が一致するように各流れの流量は決定される。
ここで、第1流れF1の圧力損失は、入口キャビティ50と第1冷却通路60の上流端との接続部における圧力損失と、第1冷却通路60における圧力損失と、第1冷却通路60の下流端と出口キャビティ70との接続部における圧力損失との和で表される。これに対し、第2流れF2の圧力損失は、第1エンドプレート34Aの入口開口54における圧力損失と、上流側中間キャビティ56における圧力損失と、第2冷却通路62における圧力損失と、下流側中間キャビティ58における圧力損失と、第1エンドプレート34Bの出口開口74における圧力損失との和で表される。
よって、第1流れF1と第2流れF2との流量分配比は、第1流れF1の圧力損失に関与する上述の各流路部分の流路断面積、および、第2流れF2の圧力損失に関与する上述の各流路部分の流路断面積の相対的な関係を変更することによって調節可能である。
第1流れF1と第2流れF2との流量分配比を調節するために、幾つかの実施形態では、図2を参照して上述したとおり、第1半径方向隙間G1の寸法W1は、第2半径方向隙間G2の寸法W2よりも大きい値に設定される。
この場合、両寸法W1,W2が同一である場合に比べて、第1半径方向隙間G1を通過する冷却気体の第1流れF1の流量が増加する。その結果、第1冷却通路60の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇を抑制可能となり、冷却ジャケット26による冷却が難しい発熱部であるポールピース32及びステータ磁石22から冷却気体への放熱を促進することができる。
また、ポールピース32を含む第1ロータ30とステータ20との間の第1冷却通路60、および、ポールピース32を含む第1ロータ30と第2ロータ40との間の第2冷却通路62を形成することで、冷却構造の簡素化を図れる。
また、第1ロータ30の第1エンドプレート34(34A,34B)に設けられる入口開口54又は出口開口74を絞りとして利用することで、第1流れF1と第2流れF2との流量分配比を調節することも可能である。
そこで、幾つかの実施形態では、第1ロータ30の第1エンドプレート34(34A,34B)に設けられる入口開口54又は出口開口74の少なくとも一方は、第2冷却通路62の流路断面積よりも小さい開口面積を有する。
これにより、入口開口54又は出口開口74の少なくとも一方が絞りとして機能し、入口キャビティ50から第2冷却通路62を介して出口キャビティ70へと流れる冷却気体の流量が絞られる。その結果、入口キャビティ50から第1冷却通路60を介して出口キャビティ70へと流れる冷却気体の流量が増加する。
図4は、一実施形態に係る第1エンドプレート34を軸方向から視た図である。
同図に示すように、第1エンドプレート34Aは、周方向に複数の入口開口54を有していてもよい。同様に、第1エンドプレート34Bは、周方向に複数の出口開口74を有していてもよい。
第1エンドプレート34の入口開口54又は出口開口74の「開口面積」とは、図4に示すように、複数の開口(入口開口54又は出口開口74)を有する第1エンドプレート34の場合、複数の開口(54,74)の合計面積である。また、第2冷却通路62の「流路断面積」とは、図3に示すような径方向断面において、第2冷却通路62が占める総面積である。
第1流れF1と第2流れF2との流量分配比を調整する観点から、第2冷却通路62の流路断面積を上述の閉塞部材45により調節してもよい。
図5は、ロータ磁石42および閉塞部材45の周辺構造を示す径方向断面図である。
幾つかの実施形態では、図5に示されるように、複数のロータ磁石42は、ロータコア43の表面上に周方向に隙間Gcを空けて配置される2以上の磁石グループ(Gr1,Gr2)を構成する。例えば、各々の磁石グループ(Gr1,Gr2)は、磁化方向が同一である複数のロータ磁石42によって構成される。この周方向隙間Gcの少なくとも一部を閉塞するように閉塞部材45が設けられる。
これにより、ポールピース32からの放熱促進に寄与する第2半径方向隙間G2は維持したまま、第2冷却通路62の流路断面積を減少させることができる。その結果、入口キャビティ50から第1冷却通路60を介して出口キャビティ70へと流れる冷却気体の流量が増加し、第1冷却通路60の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇をより効果的に抑制できる。よって、冷却ジャケット26による冷却が難しい発熱部であるポールピース32及びステータ磁石22から冷却気体への放熱をより一層促進することができる。
図5に示す例示的な実施形態では、閉塞部材45は、第2ロータ40のロータコア43の表面上に設けられ、ロータ磁石42の径方向寸法Hよりも小さな径方向寸法hを有する。
これにより、磁気ギアード電気機械10の運転中における閉塞部材45とポールピース32との接触を防止できる。
また、第2ロータ40のロータコア43の表面上に設けた閉塞部材45によって、ポールピース32からの放熱への寄与が小さい領域(ポールピース32から遠い領域)を閉塞することで、第2冷却通路62におけるポールピース32からの放熱促進効果を損なわずに、第2冷却通路62の流路断面積を減少させることができる。これにより、入口キャビティ50から第1冷却通路60を介して出口キャビティ70へと流れる冷却気体の流量が増加し、冷却ジャケット26による冷却が難しい発熱部であるポールピース32及びステータ磁石22から第1冷却通路60への放熱が促進される。
また、第1流れF1と第2流れF2との流量分配比を調整する観点から、第1ロータ30における非磁性部材33の形状を工夫してもよい。
図6Aは、一実施形態に係るポールピース32及び非磁性部材33の構成を示す径方向断面図である。図6Bは、他の実施形態に係るポールピース32及び非磁性部材33の構成を示す径方向断面図である。図6Cは、他の実施形態に係るポールピース32及び非磁性部材33の構成を示す径方向断面図である。図6Dは、さらに別の実施形態に係るポールピース32及び非磁性部材33の構成を示す径方向断面図である。
図6A~図6Cに示すように、幾つかの実施形態では、周方向においてポールピース32と交互に配置される非磁性部材33の各々は、第1冷却通路60に面する第1表面37Aが、ポールピース32の表面36Aに対して径方向において凹んでいる。また、図6A~図6Cに示すように、径方向断面において、各々の非磁性部材33の図心39は、各々のポールピース32の図心38に対して第2冷却通路62側に位置する。これにより、第1冷却通路60の流路断面積の確保が容易になり、第1冷却通路60における冷却気体の流量を増加させることができる。
また、図6C及び図6Dに示す例では、周方向においてポールピース32と交互に配置される非磁性部材33の各々は、第1冷却通路60に面する第1表面37A及び第2冷却通路62に面する第2表面37Bが、それぞれ、ポールピース32の表面36A及び36Bに対して径方向において凹んでいる。この場合、磁気作用に影響するエアギャップを維持したまま、径方向断面において非磁性部材33が占める面積を減らして第1冷却通路60及び第2冷却通路62の流路断面積を増加させることができる。これにより、冷却気体の流路における圧力損失を低減し、冷却気体の供給に必要な動力を低減することができる。
なお、図6Dに示す例では、各々の非磁性部材33の図心39と各々のポールピース32の図心38とが同一の径方向位置に存在する。
なお、図6B及び図6Cの例では、非磁性部材33の第1表面37Aは、周方向に関する第1表面37Aの中央部においてポールピース32の表面36Aに対する凹み量が最大となるように、ポールピース32からの距離の増加に伴いポールピース32の表面36Aに対する凹み量が増加する。
これにより、ポールピース32の表面36Aと表面位置が一致するように非磁性部材33を形成した後、ポールピース32への損傷を回避しながら非磁性部材33を切削することで、非磁性部材33の第1表面37Aの凹み形状を実現できる。
なお、図6Cに示すように、非磁性部材33の第2表面37Bについても、周方向に関する第2表面37Bの中央部においてポールピース32の表面36Bに対する凹み量が最大となるように、ポールピース32からの距離の増加に伴いポールピース32の表面36Bに対する凹み量が増加する凹み形状であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図2及び図3に示した磁気ギアード電気機械10は、径方向の内側に向かって、ステータ20、第1ロータ30、第2ロータ40の順に配置された構成を有するが、第1ロータ30の径方向外側に第2ロータ40が位置し、第1ロータ30の径方向内側にステータ20が位置する構成であってもよい。この場合、円筒状の回転シャフト3,9の径方向内側に、第2ロータ40、第1ロータ30及びステータ20が配置される。
(まとめ)
以下、幾つかの実施形態に係る磁気ギアード電気機械10及びこれを用いた発電システム1について、概要を記載する。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る磁気ギアード電気機械(10)は、
ステータコイル(24)を含むステータ(20)と、
前記ステータ(20)との間に第1半径方向隙間(G1)を有して配置される複数のポールピース(32)を含み、前記第1半径方向隙間(G1)を含む第1冷却通路(60)が前記ステータ(20)との間に形成される第1ロータ(30)と、
複数のロータ磁石(42)を含み、径方向において前記第1ロータ(30)を挟んで前記ステータ(20)とは反対側にて、前記ポールピース(32)との間に第2半径方向隙間(G2)を有して配置され、前記第2半径方向隙間(G2)を含む第2冷却通路(62)が前記第1ロータ(30)との間に形成される第2ロータ(40)と、
前記ステータ(20)、前記第1ロータ(30)及び前記第2ロータ(40)に対して軸方向の一端側に形成される冷却気体の入口キャビティ(50)と、
前記ステータ(20)、前記第1ロータ(30)及び前記第2ロータ(40)に対して前記軸方向の他端側に形成され、前記第1冷却通路(60)および前記第2冷却通路(62)の各々を通過した前記冷却気体を受け入れるための出口キャビティ(70)と、
を備え、
前記第1半径方向隙間(G1)の寸法W1は、前記第2半径方向隙間(G2)の寸法W2よりも大きい。
上記(1)の構成によれば、ステータ(20)と第1ロータ(30)との間の第1半径方向隙間(G1)を第1ロータ(30)と第2ロータ(40)との間の第2方向隙間(G2)よりも広くしたので(W1>W2)、両隙間の寸法が同一である場合に比べて、第1半径方向隙間(G1)を通過する冷却気体の流量が増加する。その結果、第1冷却通路(60)の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇を抑制可能となり、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から冷却気体への放熱を促進することができる。
また、ポールピース(32)を含む第1ロータ(30)とステータ(20)との間の第1冷却通路(60)、および、ポールピース(32)を含む第1ロータ(30)と第2ロータ(40)との間の第2冷却通路(62)を形成することで、冷却構造の簡素化を図れる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1ロータ(30)は、前記入口キャビティ(50)及び前記出口キャビティ(70)にそれぞれ面するように前記ポールピース(32)の軸方向の両端に設けられる一対のエンドプレート(34A,34B)を含み、
前記入口キャビティ(50)は、一方の前記エンドプレート(34A)に設けられた入口開口(54)を介して前記第2冷却通路(62)に連通し、
前記出口キャビティ(70)は、他方の前記エンドプレート(34B)に設けられた出口開口(74)を介して前記第2冷却通路(62)に連通し、
前記入口開口(54)又は前記出口開口(74)の少なくとも一方は、前記第2冷却通路(62)の流路断面積よりも小さい開口面積を有する。
上記(2)の構成によれば、入口開口(54)又は出口開口(74)の少なくとも一方が絞りとして機能し、入口キャビティ(50)から第2冷却通路(62)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が絞られる。その結果、入口キャビティ(50)から第1冷却通路(60)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が増加し、第1冷却通路(60)の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇をより効果的に抑制できる。よって、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(30)から冷却気体への放熱をより一層促進することができる。
(3)幾つかの実施形態において、上記(1)又は(2)の構成において、
前記複数のロータ磁石(42)は、前記第2ロータ(40)のロータコア(43)の表面に周方向に隙間を空けて配置される2以上の磁石グループ(Gr1,Gr2)を構成し、
前記磁気ギアード電気機械(10)は、少なくとも一つの前記隙間に設けられる閉塞部材(45)を備える。
ロータ磁石(42)がロータコア(43)の表面に配置される構成の場合、ロータ磁石(42)とポールピース(32)との間の第2半径方向隙間(G2)だけでなく、周方向に隣り合うロータ磁石(42)の磁石グループ(Gr1,Gr2)間の隙間(周方向隙間Gc)も第2冷却通路(62)を形成し得る。ポールピース(32)に面する第2半径方向隙間(G2)は、ポールピース(32)からの放熱促進に寄与する。これに対し、ポールピース(32)から離れた位置にある上述の周方向隙間(Gc)は、ポールピース(32)からの放熱促進への寄与が相対的に小さい。
この点、上記(3)の構成によれば、周方向に隣り合う磁石グループ(Gr1,Gr2)間の隙間(周方向隙間Gc)のうち少なくとも一つに閉塞部材(45)を設けたので、ポールピース(32)からの放熱促進に寄与する第2半径方向隙間(G2)は維持したまま、第2冷却通路(62)の流路断面積を減少させることができる。その結果、入口キャビティ(50)から第1冷却通路(60)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が増加し、第1冷却通路(60)の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇をより効果的に抑制できる。よって、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から冷却気体への放熱をより一層促進することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記閉塞部材(45)は、前記第2ロータ(40)の前記ロータコア(43)の前記表面上に設けられ、前記ロータ磁石(42)の径方向寸法(H)よりも小さな径方向寸法(h)を有する。
周方向に隣り合うロータ磁石(42)の磁石グループ(Gr1,Gr2)間の隙間(周方向隙間Gc)のうち、第2ロータ(40)のロータコア(43)表面近傍の領域はポールピース(32)からの距離が大きいため、ポールピース(32)からの放熱への寄与は小さい。
この点、上記(4)の構成によれば、第2ロータ(40)のロータコア(43)の表面上に設けた閉塞部材(45)によって、ポールピース(32)からの放熱への寄与が小さい領域を閉塞することで、第2冷却通路(62)におけるポールピース(32)からの放熱促進効果を損なわずに、第2冷却通路(62)の流路断面積を減少させることができる。これにより、入口キャビティ(50)から第1冷却通路(60)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が増加し、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から第1冷却通路(60)への放熱が促進される。
また、上記(4)の構成によれば、閉塞部材(45)の径方向寸法(H)がロータ磁石(42)の径方向寸法(h)よりも小さいため、磁気ギアード電気機械(10)の運転中における閉塞部材(45)とポールピース(32)との接触を防止できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)~(4)の何れかの構成において、
前記第1ロータ(30)は、周方向において前記複数のポールピース(32)と交互に配置される複数の非磁性部材(33)を含み、
各々の前記非磁性部材(33)の前記第1冷却通路(60)に面する第1表面(37A)は、前記ポールピース(32)の表面(36A)に対して前記径方向において凹んでいる。
上記(5)の構成によれば、第1冷却通路(60)に面する非磁性部材(33)の第1表面(37A)が、ポールピース(32)の表面(36A)を基準として凹んでいるため、第1冷却通路(60)の流路断面積が増大する。これに伴い、入口キャビティ(50)から第1冷却通路(60)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が増加し、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から第1冷却通路(60)への放熱が促進される。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)の構成において、
各々の前記非磁性部材(33)の前記第2冷却通路(62)に面する第2表面(37B)は、前記ポールピース(32)の表面(36B)に対して前記径方向において凹んでいる。
上記(6)の構成によれば、非磁性部材(33)の第1表面(37A)だけでなく第2表面(37B)についても、ポールピース(32)の表面(36B)に対して径方向に凹んだ形状であるため、エアギャップを維持したまま、第1冷却通路(60)及び第2冷却通路(62)の流路断面積を増加させることができる。これにより、冷却気体の流路における圧力損失を低減し、冷却気体の供給に必要な動力を低減することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(5)又は(6)の構成において、
前記非磁性部材(33)の前記第1表面(37A)は、前記周方向に関する前記第1表面(37A)の中央部において前記ポールピース(32)の前記表面(36A)に対する凹み量が最大となるように、前記ポールピース(32)からの距離の増加に伴い前記ポールピース(32)の前記表面(36A)に対する凹み量が増加する。
上記(7)の構成によれば、ポールピース(32)の表面(36A)と表面位置が一致するように非磁性部材(33)を形成した後、ポールピース(32)への損傷を回避しながら非磁性部材(33)を切削することで、非磁性部材(33)の第1表面(37A)の凹み形状を実現できる。
なお、第1表面(37A)と同様に、非磁性部材(33)の第2表面(37B)についても、上記(7)で述べた凹み形状を有していてもよい。
(8)幾つかの実施形態において、上記(1)~(7)の何れかの構成において、
前記第1ロータ(30)は、周方向において前記複数のポールピース(32)と交互に配置される複数の非磁性部材(33)を含み、
前記径方向に沿った断面において、各々の前記非磁性部材(33)の図心(39)が、各々の前記ポールピース(32)の図心(38)に対して前記第2冷却通路(62)側に位置する。
上記(8)の構成によれば、非磁性部材(33)を第2冷却通路(62)寄りに配置して、非磁性部材(33)の設置による第1冷却通路(60)の流路断面積の減少量を、第2冷却通路(62)の流路断面積の減少量に対して相対的に小さくすることができる。これにより、入口キャビティ(50)から第1冷却通路(60)を介して出口キャビティ(70)へと流れる冷却気体の流量が増加し、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から第1冷却通路(60)への放熱が促進される。
(9)本発明の少なくとも一実施形態に係る発電システム(1)は、
原動機(2)と、
前記原動機(2)によって駆動される磁気ギアード発電機(10A)と、
を備え、
前記磁気ギアード発電機(10A)は、上記(1)~(8)の何れかの構成を有する磁気ギアード電気機械(10)により構成される。
上記(9)の構成によれば、上記(1)に関して上述したとおり、ステータ(20)とポールピース(32)との間の第1半径方向隙間(G1)をポールピース(32)と第2ロータ(40)との間の第2方向隙間(G2)よりも広くしたので(W1>W2)、両隙間の寸法が同一である場合に比べて、第1半径方向隙間(G1)を通過する冷却気体の流量が増加する。その結果、第1冷却通路(60)の出口付近においても冷却気体の過度な温度上昇を抑制可能となり、冷却ジャケット(26)による冷却が難しい発熱部であるポールピース(32)及びステータ磁石(22)から冷却気体への放熱を促進することができる。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 発電システム
2 原動機
3,9 回転シャフト
4 電力供給先
6 電力供給源
8 回転機械
10 磁気ギアード電気機械
10A 磁気ギアード発電機
10B 磁気ギアードモータ
20 ステータ
21 ハウジング
21A,21B 径方向壁
22 ステータ磁石
23 ステータコア
24 ステータコイル
24A コイルエンド
25 スロット
26 冷却ジャケット
30 第1ロータ
32 ポールピース
33 非磁性部材
34,34A,34B 第1エンドプレート
36A,36B 表面
37A 第1表面
37B 第2表面
38,39 図心
40 第2ロータ
42 ロータ磁石
43 ロータコア
44,44A,44B 第2エンドプレート
45 閉塞部材
50 入口キャビティ
52 冷却気体入口
54 入口開口
56 上流側中間キャビティ
58 下流側中間キャビティ
60 第1冷却通路
62 第2冷却通路
70 出口キャビティ
72 冷却気体出口
74 出口開口
B1,B2 軸受
F1 第1流れ
F2 第2流れ
G1 第1半径方向隙間
G2 第2半径方向隙間
Gc 隙間
H,h 径方向寸法
P 電力

Claims (9)

  1. ステータコイルを含むステータと、
    前記ステータとの間に第1半径方向隙間を有して配置される複数のポールピースを含み、前記第1半径方向隙間を含む第1冷却通路が前記ステータとの間に形成される第1ロータと、
    複数のロータ磁石を含み、径方向において前記第1ロータを挟んで前記ステータとは反対側にて、前記ポールピースとの間に第2半径方向隙間を有して配置され、前記第2半径方向隙間を含む第2冷却通路が前記第1ロータとの間に形成される第2ロータと、
    前記ステータ、前記第1ロータ及び前記第2ロータに対して軸方向の一端側に形成される冷却気体の入口キャビティと、
    前記ステータ、前記第1ロータ及び前記第2ロータに対して前記軸方向の他端側に形成され、前記第1冷却通路および前記第2冷却通路の各々を通過した前記冷却気体を受け入れるための出口キャビティと、
    を備え、
    前記第1半径方向隙間の寸法は、前記第2半径方向隙間の寸法よりも大きい
    磁気ギアード電気機械。
  2. 前記第1ロータは、前記入口キャビティ及び前記出口キャビティにそれぞれ面するように前記ポールピースの軸方向の両端に設けられる一対のエンドプレートを含み、
    前記入口キャビティは、一方の前記エンドプレートに設けられた入口開口を介して前記第2冷却通路に連通し、
    前記出口キャビティは、他方の前記エンドプレートに設けられた出口開口を介して前記第2冷却通路に連通し、
    前記入口開口又は前記出口開口の少なくとも一方は、前記第2冷却通路の流路断面積よりも小さい開口面積を有する
    請求項1に記載の磁気ギアード電気機械。
  3. 前記複数のロータ磁石は、前記第2ロータのロータコアの表面に周方向に隙間を空けて配置される2以上の磁石グループを構成し、
    少なくとも一つの前記隙間に設けられる閉塞部材を備える
    請求項1又は2に記載の磁気ギアード電気機械。
  4. 前記閉塞部材は、前記第2ロータの前記ロータコアの前記表面上に設けられ、前記ロータ磁石の径方向寸法よりも小さな径方向寸法を有する
    請求項3に記載の磁気ギアード電気機械。
  5. 前記第1ロータは、周方向において前記複数のポールピースと交互に配置される複数の非磁性部材を含み、
    各々の前記非磁性部材の前記第1冷却通路に面する第1表面は、前記ポールピースの表面に対して前記径方向において凹んでいる
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の磁気ギアード電気機械。
  6. 各々の前記非磁性部材の前記第2冷却通路に面する第2表面は、前記ポールピースの表面に対して前記径方向において凹んでいる
    請求項5に記載の磁気ギアード電気機械。
  7. 前記非磁性部材の前記第1表面は、前記周方向に関する前記第1表面の中央部において前記ポールピースの前記表面に対する凹み量が最大となるように、前記ポールピースからの距離の増加に伴い前記ポールピースの前記表面に対する凹み量が増加する
    請求項5又は6に記載の磁気ギアード電気機械。
  8. 前記第1ロータは、周方向において前記複数のポールピースと交互に配置される複数の非磁性部材を含み、
    前記径方向に沿った断面において、各々の前記非磁性部材の図心が、各々の前記ポールピースの図心に対して前記第2冷却通路側に位置する
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の磁気ギアード電気機械。
  9. 原動機と、
    前記原動機によって駆動される磁気ギアード発電機と、
    を備え、
    前記磁気ギアード発電機は、請求項1乃至8の何れか一項に記載の磁気ギアード電気機械により構成される
    発電システム。
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