JP2022103911A - 制御装置、制御システム、制御方法およびプログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法およびプログラム Download PDF

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Tatsuichiro Tashiro
舞 宇野
Mai Uno
光佑 松田
Kosuke Matsuda
淳子 藤田
Junko Fujita
源大 設樂
Motohiro Shitara
宏孝 大野
Hirotaka Ono
慶太 倉林
Keita Kurabayashi
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Abstract

【課題】より利便性に優れた制御装置、制御システム、制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】位置情報取得部は端末装置の位置情報を取得し、機器制御部は前記位置情報が示す位置と所定の対象空間との位置関係に基づいて、前記対象空間内に設置された所定の機器の動作状態を制御し、前記位置情報が示す位置が、前記対象空間から所定の目標範囲の内部に進入するとき、前記機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する。【選択図】図1

Description

本開示は、制御装置、制御システム、制御方法およびプログラム、例えば、所定の空間内に設置された機器の動作状態を制御するための制御システムに関する。
住居など所定の空間内に設置された各種の機器を、ネットワークを用いて接続し、遠隔地から動作状態を制御することが提案されている。例えば、特許文献1には、建物に含まれる各部屋を表した表示画面をディスプレイに表示し、表示画面に表された各部屋の1以上の対象機器の各々を表す機器アイコンをディスプレイに表示する情報端末(ホームコントローラ)について記載されている。情報端末は、対象機器の中の第1の対象機器を表した第1の機器アイコンの選択を検知すると、選択された第1の機器アイコンに対応する第1の対象機器に対応する部屋を表した部屋画面をディスプレイに表示する。表示された部屋画面は、選択された第1の機器アイコンに対応する第1の対象機器を操作するための第1操作画面と、選択された第1の機器アイコン以外の第2の機器アイコンに対応する第2の対象機器であって部屋画面に表された部屋に配置された第2の操作画面を含む。情報端末は、第1操作画面の操作に基づき、第1の対象機器を制御する第1制御コマンドをネットワークに出力する。情報端末は、第2操作画面の操作に基づき、第2の対象機器を制御する第2制御コマンドをネットワークに出力する。
特許文献1には、上記のホームコントローラを備えるホームコントロールシステムが、家ごと、もしくはユーザーアカウントごとにホーム情報を管理するホーム情報管理部を備えるサーバについて記載されている。ホーム情報は、部屋情報と機器リストを備える。ホーム情報管理部は、ホームコントローラからの要求に応じてホーム情報をホームコントローラへ送信する。
国際公開第2014/128800号
対象機器が設置されている対象空間は、1名に限らず複数の利用者により共用されることがある。複数の利用者の一部の利用者に対しては、安全性を確保するために遠隔操作が制限されることがある。例えば、高齢者や小児に対しては調理機器や入浴設備の遠隔操作を制限する必要性が高い。他方、外出時における消灯、空調機器の動作停止など日常的または習慣的な手動操作が失念されることや、操作が煩雑に感じられることがある。そのため、利用者ごとに一律に利用権限が設定されると却って利便性を失いかねない。
本開示は、上記の点に鑑みてなされたものであり、より利便性に優れた制御装置、制御システム、制御方法およびプログラムを提供することを課題とする。
本開示は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報が示す位置と所定の対象空間との位置関係に基づいて、前記対象空間内に設置された所定の機器の動作状態を制御する機器制御部と、を備え、前記機器制御部は、前記位置情報が示す位置が、前記対象空間から所定の目標範囲の内部に進入するとき、前記機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する制御装置である。
本実施形態に係る制御システムの構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る利用者登録情報の一例を示す図である。 移動時対象機器の設定処理を例示するフローチャートである。 本実施形態に係る動作制御処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る利用者登録情報の他の例を示す図である。 目標範囲の一例を説明するための説明図である。 本実施形態に係る利用者登録情報のさらに他の例を示す図である。 目標範囲の他の例を説明するための説明図である。 ホーム画面の表示例を示す図である。 設定画面の一表示例を示す図である。 設定画面の他の表示例を示す図である。 利用者位置情報画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態について説明する。
(システム概要)
本実施形態に係る制御システム1の概要について図1を用いて説明する。制御システム1は、制御装置10、機器20、および端末装置30を含んで構成される。図1に示す例では、1個の制御装置10に対して、n個(nは、1以上の予め定めた整数)の機器20と、m個(mは、1以上の予め定めた整数)の端末装置30が存在する。nが2以上となる場合には、20-1等と子番号を用いて個々の機器20を区別することがある。同様に、mが2以上となる場合には、30-1等と子番号を用いて個々の端末装置30を区別することがある。
制御装置10、機器20および端末装置30は、ネットワークNWを用いて、無線または有線で各種のデータを送受信可能に接続されている。n個の機器20は、所定の空間に設置されている。本実施形態では、機器20が設置されている空間を「対象空間」と呼ぶことがある。機器20を「対象機器」と呼ぶことがある。制御装置10は、対象空間内に設置されてもよいし、その他の空間に設置されてもよい。
制御装置10は、n個の機器20の動作状態を制御する。制御装置10は、m個の端末装置30のそれぞれの位置を示す位置情報を取得し、取得した位置情報を利用者の位置として示す利用者位置情報を端末装置30に提供する。制御装置10は、利用者位置情報が示す位置と対象空間との位置関係に基づいて、対象空間内に設置された所定の機器20の動作状態を制御する。制御装置10は、取得した位置情報が示す位置が所定の目標範囲の外部から内部に進入するとき、所定の機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する。制御装置10は、取得した位置情報が示す位置が所定の目標範囲の内部から外部に離脱するとき、所定の機器20の動作状態を第2の状態から第1の状態に変更してもよい。
制御装置10は、専用の制御装置、例えば、ホームコントローラとして構成されてもよい。制御装置10は、他の機能を主機能とする機器(ゲートウェイ装置)として構成されてもよい。汎用のコンピュータが所定のプログラムに記述された各種の命令で示される処理を実行して、制御装置10としての機能を実現してもよい。動作状態の制御対象とする所定の機器は、対象空間内に設置された機器の全部ではなく一部となりうる。その場合には、所定の機器、または、それらの組み合わせは、位置情報の取得元とする端末装置30もしくは利用者間で独立に設定されてもよい。
機器20は、動作状態の制御対象となる機器である。機器20は、主に対象空間に固定して設置される機器である。機器20は、利用者の帰宅途中または在宅中に稼働することが期待されるか、または、外出直前または不在時には動作を要しないものが含まれる。機器20は、例えば、空気調和機(エアコン)、床暖房器、給湯器、換気扇、照明スイッチ、などである。対象空間は、例えば、1個の住宅、集合住宅における1区画の住戸、など、主に2名以上の利用者からなる1つの世帯が生活の本拠とする空間である。
端末装置30は、自装置の位置を定め、定めた位置を示す位置情報を制御装置10に送信する。端末装置30は、例えば、GPS(Global Positioning System)トラッカなどの位置検出器であってもよい。制御装置10は、個々の端末装置30から受信した位置情報を集約して、集約した位置情報を端末装置30の利用者ごとの位置を示す利用者位置情報として表示部370を備える端末装置30のそれぞれに送信してもよい。端末装置30の表示部は、制御装置10から受信した利用者位置情報を視認可能に表示する利用者位置情報画面を表示してもよい。
端末装置30は、さらに利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に応じて制御装置10の動作を指示するための動作制御情報を生成し、生成した動作制御情報を制御装置10に出力してもよい。端末装置30は、個々の利用者に専用の情報端末装置であってもよい。より具体的には、端末装置30は、多機能携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)、タブレット端末装置、パーソナルコンピュータなどのいずれであってもよい。端末装置30は、自装置の利用者を示す利用者識別情報を、動作制御情報とともに、または動作制御装置とは別個に制御装置10に出力する。端末装置30は、対象空間内に所在することも、対象空間外に所在することもありうる。
(制御装置)
次に、本実施形態に係る制御装置10の機能構成例について説明する。制御装置10は、制御部120、通信部130、および記憶部140を含んで構成される。
制御部120は、制御装置10が有する機能を制御する。制御部120は、位置情報取得部122、機器制御部124、および情報提供部126を含んで構成される。制御部120は、専用のハードウェアで構成されていてもよいし、CPU(Central Processing Unit)などの汎用のプロセッサを含むコンピュータとして構成されてもよい。プロセッサは、起動時に記憶部140に予め記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムに記述された命令で指示される処理を行って、制御部120としての機能を実現してもよい。本実施形態では、プログラムに記述された命令で指示される処理を行うことを、「プログラムの実行」または「プログラムを実行する」と呼ぶことがある。
位置情報取得部122は、予め登録された利用者の端末装置30から、その位置を示す位置情報を受信する。位置情報取得部122は、受信した位置情報を、その送信元の端末装置30に対応する利用者ごとに記憶部140に記憶する。位置情報取得部122は、記憶部140に記憶された位置情報のうち、新たに取得した位置情報に係る利用者の位置情報を、新たに取得した位置情報に更新する。記憶部140には、利用者ごとの最新の位置情報が記憶される。
機器制御部124は、端末装置30から受信した動作制御情報に従って対象機器の動作状態を制御する。機器制御部124は、動作制御情報で指示される対象機器と、動作状態を特定し、特定した動作状態を示す制御情報を生成する。動作制御情報により指示される動作状態は、例えば、通電(Power ON)、電源断(Power OFF)、強度、継続時間、施錠、解錠、または、これらのいずれかの組み合わせである。機器制御部124は、生成した制御情報を特定した対象機器である機器20に送信する。機器20の制御部220(後述)は、機器制御部124から受信する動作状態に従って自器の動作部250(後述)を動作させる。
制御対象とする機器は、利用者ごとに独立に設定されてもよい。機器制御部124は、予め記憶部140に記憶された利用者登録情報を参照し、端末装置30から受信した利用者識別情報が示す利用者を判定する。利用者登録情報には、予め利用者ごとに利用者識別情報と対象機器情報を含め、これらを対応付けて設定しておく(後述)。本実施形態では、登録された利用者を「登録利用者」と呼ぶことがある。機器制御部124は、利用者識別情報に対応する対象機器情報で示される対象機器を判定する。機器制御部124は、判定した対象機器に対する制御を許可し、それ以外の対象機器に対する制御を許可しない(利用者権限判定)。
利用者識別情報として、個々の利用者、または、その端末装置30を特定することができる情報であれば、既存の情報が利用されてもよいし、独自に設定した識別情報(例えば、ユーザID(Identifier))が利用されてもよい。既存の情報として、電子メールアドレス、電話番号、MAC(Media Access Control)アドレス、などが用いられてもよい。
機器制御部124は、記憶部140に記憶された位置情報を監視し、位置情報が変化した利用者について、その位置情報で示される位置が所定の対象空間から所定の目標範囲(第1の目標範囲)の外部から、その内部に進入したか否かを判定する。第1の目標範囲は、対象空間と等しくてもよいし、対象空間を含み、当該対象空間よりも大きい領域であってもよい。機器制御部124は、進入したと判定するとき、対象空間に設置された所定の機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する。機器制御部124は、所定の機器を対象機器として定め、その機器の動作状態が第1の状態であるとき、第2の状態を変更後の動作状態として示す制御情報を生成する。機器制御部124は、生成した制御装置を対象機器に送信する。
機器制御部124は、位置情報が変化した利用者について、その位置情報で示される位置が所定の対象空間から所定の第2の目標範囲の内部から、その外部に離脱したか否かを判定してもよい。第2の目標範囲は、例えば、対象空間と等しくてもよいし、対象空間を含み、当該対象空間よりも大きい領域であってもよい。第2の目標範囲は、第1の目標範囲と等しくてもよいし、異なっていてもよい。機器制御部124は、離脱したと判定するとき、対象空間に設置された所定の機器の動作状態を第2の状態から第1の状態に変更する。機器制御部124は、所定の機器を対象機器と定め、その機器の動作状態が第2の状態であるとき、第1の状態を変更後の動作状態として示す制御情報を生成する。機器制御部124は、生成した制御情報を対象機器に送信する。
以下の説明では、第1の目標範囲内への進入時に動作状態を変更する機器、第2の目標範囲外への離脱時に動作状態を変更する機器を、それぞれ「進入時対象機器」、「離脱時対象機器」と呼ぶことがある。進入時対象機器と離脱時対象機器を、「移動時対象機器」と総称することがある。進入時対象機器と離脱時対象機器が共通である場合には、両者を区別せずに「移動時対象機器」と呼ぶことがある。
移動時対象機器は、利用者ごとに独立に予め設定されていてもよいし、利用者に関わらず一律に設定されてもよい。進入時対象機器と離脱時対象機器は共通であってもよいし、異なっていてもよい。移動時対象機器の情報は、対象機器情報に含めて設定されてもよい。変更前後の動作状態である第1の状態と第2の状態は、機器20、利用者、または機器20と利用者の組ごとに予め設定されていてもよい。
第1の目標範囲と第2の目標範囲も機器20、利用者、または機器20と利用者の組ごとに予め設定されていてもよい。個々の利用者または機器について、進入時の動作状態の変更と、離脱時の動作状態の変更の一方または両方の要否が設定されていてもよい。利用者ごとの設定情報として、例えば、進入時対象機器、離脱時対象機器、進入時の動作状態の変更の要否、離脱時の動作状態の変更の要否、第1の目標範囲、第2の目標範囲、変更前後の動作状態などは、利用者登録情報(後述)に設定されてもよい。機器制御部124は、利用者登録情報を参照して、第1の目標範囲内に進入した利用者または第2の目標範囲外に離脱した利用者に対応する設定情報を特定することができる。
機器制御部124は、機器制御部124は、個々の機器20からそれぞれの動作状態を示す動作状態情報を受信し、受信した動作状態情報を端末装置30に情報提供部126を経由して送信してもよい。端末装置30の制御部320は、機器制御部124から受信した機器20ごとの動作状態情報を示す動作状態画面を生成し、生成した動作状態画面を表示部370に表示させてもよい。端末装置30の制御部320は、その利用者に対して制御が許可されている特定の機器20の動作状態情報を含めて、その機器20の動作状態を制御するための操作画面を表示部370に表示させてもよい。その場合には、逐次に利用者認証を行わずに、機器制御部124が端末装置30から受信した動作制御情報に従って対象機器の動作状態を制御してもよい。
情報提供部126は、表示部370を有する端末装置30に各種の情報を提供する。提供対象となる情報は、例えば、利用者ごとの位置情報(利用者位置情報)、動作状態情報などがある。情報提供部126は、例えば、端末装置30の制御部320から位置情報要求を受信するときに、記憶部140から、その時点における利用者ごとの位置情報を読み出す。情報提供部126は、読み出した位置情報を位置情報要求の送信元の端末装置30に送信する。端末装置30の制御部320は、例えば、所定のアプリの起動処理完了後、操作に応じて位置情報の表示が要求されるとき、などにおいて位置情報要求を制御装置10に送信する。
情報提供部126は、所定時間(例えば、1分から15分)ごとに記憶部140から、その時点における利用者ごとの位置情報を読み出し、読み出した位置情報を予め登録された端末装置30のそれぞれに送信してもよい。情報提供部126は、記憶部140において利用者ごとの位置情報の変化の有無を監視し、変化を検出した機器20の位置情報を読み出し、読み出した位置情報を予め登録された端末装置30のそれぞれに送信してもよい。
情報提供部126は、例えば、端末装置30の制御部320から動作状態情報要求を受信するときに、自部に入力される動作状態情報を動作状態情報要求の送信元の端末装置30に送信してもよい。端末装置30の制御部320は、例えば、所定のアプリの起動処理完了後、操作に応じて動作状態情報の表示が要求されるとき、などにおいて動作状態情報要求を制御装置10に送信する。
情報提供部126は、所定時間(例えば、1分から15分)ごとに、その時点における機器ごとの動作状態情報を集約し、集約した動作状態情報を予め登録された端末装置30のそれぞれに送信してもよい。情報提供部126は、機器制御部124から動作状態情報が入力されるごとに、入力された動作状態情報を予め登録された端末装置30のそれぞれに送信してもよい。
(機器)
次に、本実施形態に係る機器20の機能構成例について説明する。機器20は、制御部220、通信部230、記憶部240、動作部250、および検出部260を含んで構成される。
制御部220は、機器20が有する機能を制御する。制御部220は、制御装置10の制御部120と同様に専用のハードウェアを含んで構成されてもよいし、汎用のプロセッサを含むコンピュータとして構成されてもよい。制御部220は、制御装置10から受信した制御情報または自器の操作入力部(図示せず)から入力された制御情報に従って動作部250の動作を制御する。操作入力部は、例えば、ボタン、レバー、つまみなど、操作を受け付ける部材を含んで構成されてもよいし、遠隔制御器(リモートコントローラ)から制御情報を受信する受信機を含んで構成されてもよい。制御部220は、動作部250の動作状態を示す動作状態情報を制御装置10に送信してもよい。
通信部230は、ネットワークNWを経由して、他の機器との間で、各種のデータを送信および受信可能に接続する。通信部230は、例えば、制御装置10との間で、LANを用いて接続する。通信部230は、端末装置30との間で、必ずしも、公衆無線通信網やインターネットを経由して接続しなくてもよい。但し、通信部230は、無線LANまたは無線PAN(Personal Area Network)を用いて、通信可能とする端末装置30を検出する機器検出部としての機能を有してもよい。
記憶部240は、制御部220が用いる各種のデータや、制御部220が取得した各種のデータを記憶する。
動作部250は、制御部220から入力される制御情報に従って、機器20の機能を発揮させるための動作を実行する。例えば、機器20が空気調和機である場合には、動作部250は、送風機、熱交換器および圧縮機を含む。機器20が照明スイッチである場合には、端子の可動機構を含む。
検出部260は、動作部250の動作に要する環境の状態を検出し、検出した環境の状態を示す環境情報を動作部250に出力する。機器20が、空気調和機である場合には、検出部260は、温度センサと湿度センサを含んで構成される。機器20の機能によっては、検出部260は省略されることがある。
(端末装置)
本実施形態に係る端末装置30の機能構成例について説明する。図1に示す端末装置30は、制御部320、通信部330、記憶部340、表示部370、操作部380、および位置決定部390を含んで構成される。
制御部320は、端末装置30が有する機能を制御する。制御部320は、制御装置10の制御部120と同様に専用のハードウェアを含んで構成されてもよいし、汎用のプロセッサを含むコンピュータとして構成されてもよい。プロセッサは、所定のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」と呼ぶ)を実行して、制御部320の機能を提供してもよい。制御部320は、操作部380から入力される操作情報に従って各種の機能を発揮する。制御部320は、例えば、操作情報に基づいて対象機器の動作状態を示す動作制御情報を生成し、制御装置10に送信する。
通信部330は、ネットワークNWを経由して、他の機器との間で、各種のデータを送信および受信可能に接続する。通信部330は、例えば、制御装置10との間で、公衆無線通信網、インターネット、LANなどのいずれの通信路を用いて接続することができる。通信部330は、機器20との間で、無線LANまたは無線PANを用いて接続することができる。
記憶部340は、制御部320が用いる各種のデータや、制御部320が取得した各種のデータを記憶する。
表示部370は、制御部320から入力される表示情報を表示する。表示部370は、各種の画像、テキスト、記号、図形などを視認可能に表示する。表示部370は、例えば、液晶ディスプレイを含んで構成される。
操作部380は、操作を受け付け、受け付けた操作に応じた操作情報を生成し、生成した操作情報を制御部320に出力する。制御部320は、操作情報で示される指示に従って動作を行う。以下の説明では、操作情報で示される指示に従って動作することを、「操作に応じて」、「操作に従って」、などと呼ぶことがある。
位置決定部390は、自装置の空間的な位置を定め、定めた位置を示す位置情報を制御装置10に通信部330を用いて送信する。位置決定部390は、例えば、GPSモジュールを含んで構成される。GPSモジュールは、地球の周囲を周回する4個以上のGPS衛星のそれぞれが送出する所定の計測信号を受信信号として受信し、2個のGPS衛星の組ごとに、それぞれのGPS衛星からの受信信号の到達時間差を算出する。GPSモジュールは、GPS衛星の組ごとに算出した到達時間差から個々のGPS衛星までの距離を推定し、推定した距離を用いて自機の位置を算出することができる。
位置決定部390は、通信部330が3個以上の無線基地局装置のそれぞれが送出する所定の参照信号を受信信号として受信し、既知の参照信号との位相差を取得してもよい。位置決定部390は、受信信号に多重化された無線基地局装置の識別情報を抽出し、予め設定された無線基地局リストを参照して、抽出した識別情報で示される無線基地局装置の位置を特定する。位置決定部390は、個々の無線基地局装置の位置と、位相差から推定される距離に基づいて、自装置の位置を算出してもよい。自装置の位置は、例えば、緯度と経度の組(以下、「緯度経度」と呼ぶ)で表される。
(利用者権限)
次に、登録利用者ごとの権限管理の例について説明する。本実施形態では、利用者ごとの権限または権限を示す情報をユーザーアカウントと呼ぶことがある。利用者権限として、メインアカウントユーザーとファミリーアカウントユーザーの2種類がある。メインアカウントユーザーは、制御装置10の主たる利用者である。メインアカウントユーザーは、制御装置10が動作状態を制御可能とする全ての機器20に対する制御が可能である。メインアカウントユーザーは、ファミリーアカウントの設定、変更、および削除が可能である。ファミリーアカウントとは、ファミリーアカウントユーザーの権限を意味する。メインアカウントユーザーは、ファミリーアカウントユーザーごとに独立に制御を許可する機器を設定することができる。メインアカウントユーザーは、動作状態を制御可能とする全ての機器20の動作状態の閲覧もなしうる。
ファミリーアカウントユーザーは、メインアカウントユーザーにより設定された権限として、許可された機器に対する制御が可能であるが、それ以外の機器に対する制御は不可能である。ファミリーアカウントユーザーによっては、いずれの機器に対する制御も許可されず、機器20の動作状態の閲覧しか許可されない場合もある。
制御装置10の記憶部140には、制御可能とする機器20の情報と、利用者ごとの利用者別対象機器情報とを含んで構成される利用者登録情報を予め記憶しておく。利用者別の対象機器情報には、個々の利用者に対して制御が許可される対象機器の情報と、移動時対象機器の情報が含まれる。
図2に示す例では、利用者登録情報は、利用者ごとに、ユーザ名、利用者識別情報および対象機器情報を含んで構成される。ユーザ名は、個々の利用者の名称である。ユーザ名は、氏名に限らず、名のみ、略称、変名、通称、などであってもよい。利用者識別情報は、個々の利用者の端末装置30の識別情報を示す。図2に示す例では、利用者識別情報として、電子メールアドレスが用いられる。電子メールアドレスは、主に利用者への情報提供、対象機器に対する制御に用いられる。対象機器情報と、機器1から機器nのそれぞれに対する制御の可否と移動時対象機器を示す。図2において、○印、×印は、それぞれ許可、不許可を機器ごとに示す。○印が示された機器が、制御が許可される許可機器を示す。そのうち、ユーザ名「abc01」を有する利用者(以下、ユーザ「abc01」と呼ぶ)がメインアカウントユーザーであり、その他の利用者がファミリーアカウントユーザーである。
移動時対象機器は、利用者間で独立に設定可能であるが、その一部が利用者間で共通となってもよい。例えば、ユーザ「abc01」、「cde0m」間で、機器3が共通である。移動時対象機器は、必ずしも全ての利用者に対して設定されなくてもよい。図2に示す例では、ユーザ名「bcd02」を有する利用者には移動時対象機器は設定されない。但し、図2に例示される移動時対象機器に代えて、進入時対象機器と離脱時対象機器を区別して設定されてもよい。
メインアカウントユーザーの端末装置30は、図3に例示される処理を実行して移動時対象機器を設定することができる。
(ステップS102)メインアカウントユーザーの端末装置30の制御部320は、表示部370にホーム画面(図9参照)を表示させる。ホーム画面では、対象空間の一部をなす部屋(ルーム)ごとに制御装置10が動作状態を制御可能とする機器(以下、「制御可能機器」と呼ぶ)と設定アイコンが示される。設定アイコンは、押下によりユーザ設定を指示するためのボタンであり、画面右下端の歯車の模様を表す。
(ステップS104)制御部320は、操作による設定アイコンの押下を検出するとき、設定画面(図10参照)を表示部370に表示させる。設定画面には、個々の利用者のユーザ名を示すボタン(ユーザ選択ボタン)と、設定可能とする機器が設置される部屋名を示すボタン(ルーム選択ボタン)が配置されている。ユーザ選択ボタン、ルーム選択ボタンは、それぞれ設定対象とする利用者、部屋を押下により選択するためのボタンである。図10は、ユーザ2、リビングが、それぞれ選択された状態を示す。リビングにおいて、照明(照明スイッチ)、エアコン(空気調和機)およびビデオ(放送録画機)に対して移動時対象機器の設定が可能な機器として例示する。個々の機器名を示すボタンは、押下により設定対象とする機器を選択するためのボタンである。図11は、エアコンが、選択された状態を例示する。
(ステップS106)制御部320は、操作により、選択された機器を移動時対象機器として設定するか否かを設定する。図11に示す例では、進入時対象機器と離脱時対象機器との間で独立に設定可能とするとともに、それぞれの変更後の動作状態も設定可能である。エアコンに対して帰宅時ONとは、エアコンを進入時対象機器とし、動作状態として電源断の状態から通電の状態に変更することを示す。エアコンに対して外出時OFFとは、エアコンを離脱時対象機器とし、動作状態として通電の状態から電源断の状態に変更することを示す。その後、図3の処理を終了する。制御部320は、ステップS104とS106の処理を繰り返して、各利用者に対して機器ごとに移動時対象機器を設定することができる。
このようにして、利用者ごとに生活の実体に適合した移動時対象機器が設定される。例えば、児童の帰宅時に対しては、玄関の照明、自室の照明、玄関から自室に連なる廊下の照明をそれぞれ点灯することができる。会社員の帰宅時に対しては、玄関の照明の点灯、リビングの照明の点灯およびエアコンの起動を可能にすることができる。主婦の外出時においては、台所の照明の消灯および調理機器の電源断を可能にすることができる。
(動作制御処理)
本実施形態に係る動作制御処理の一例について図4を用いて説明する。
(ステップS122)端末装置30の位置決定部390は、自装置の位置を定め、定めた位置を示す位置情報を制御装置10に送信する。制御装置10の位置情報取得部122は、端末装置30から受信した位置情報を受信するとき、その端末装置30に係る既存の位置情報を受信した位置情報に更新して記憶部140に保存する。
(ステップS124)制御装置10の機器制御部124は、保存された位置情報を監視し、位置情報が更新された利用者を判定する。
(ステップS126)機器制御部124は、記憶部140に記憶された利用者登録情報を参照して、判定した利用者に対する移動時対象機器を定める。
(ステップS128)機器制御部124は、判定した利用者の位置が、所定の目標範囲内に進入したか否かを判定する。進入したと判定するとき(ステップS128 YES)、ステップS130の処理に進む。進入していないと判定するとき(ステップS128 NO)ステップS132の処理に進む。
(ステップS130)機器制御部124は、定めた移動時対象機器の動作状態を、第1状態から第2状態に変更する。機器制御部124は、動作状態として第2状態を示す制御信号を移動時対象機器に送信する。移動時対象機器の制御部220は、機器制御部124から受信した制御信号に従い、動作状態を第2状態に変更する。その後、ステップS122の処理に戻る。
(ステップS132)機器制御部124は、判定した利用者の位置が、所定の目標範囲外へ離脱したか否かを判定する。離脱したと判定するとき(ステップS132 YES)、ステップS134の処理に進む。離脱していないと判定するとき(ステップS132 NO)ステップS122の処理に戻る。
(ステップS134)機器制御部124は、定めた移動時対象機器の動作状態を、第2状態から第1状態に変更する。機器制御部124は、動作状態として第1状態を示す制御信号を移動時対象機器に送信する。移動時対象機器の制御部220は、機器制御部124から受信した制御信号に従い、動作状態を第1状態に変更する。その後、ステップS122の処理に戻る。
(目標範囲の設定例)
次に、目標範囲の設定例について説明する。図4に示す例では、機器間で目標範囲が共通であるが、図5に例示されるように機器ごとに独立に設定されてもよい。機器1、2、およびnに対しては、目標範囲は、それぞれr、r、およびrと設定されている。図6に示す例では、rおよびrは、それぞれ対象空間の基準点(例えば、玄関)からの半径rを示し、対象空間である住居よりも大きい領域を示す。rおよびrは、典型的には、20mから200m程度であり、rの方が、rよりも大きい。他方、rは、対象空間を示す。つまり、目標範囲rが設定されている機器に対しては、対象空間への進入または退出に応じて動作状態が変更される。かかる目標範囲の設定は、変更後の動作状態が即座に利用者の要望に応えることができる機器(例えば、照明スイッチなど)に対して好適である。目標範囲が対象空間よりも大きい目標空間が設定されている機器に対しては、対象空間への進入前または離脱後に動作状態が変更される。かかる目標範囲の設定は、変更後の動作状態が利用者の要望に応えることができるまでに所定の期間を要する機器(例えば、空気調和機、給湯器)に対して好適である。目標範囲とする半径rが大きいほど、その期間が長くなる。その期間は、概ね半径rを利用者の歩行速度(典型的には、0.8m/sから1.5m/s)で除算して得られる商に相当する。
図2および5に示す例では、進入時における第1の目標範囲と離脱時における第2の目標範囲が共通であるが、これには限らない。図7に例示されるように、機器ごとに第1の目標範囲と第2の目標範囲が独立に設定されてもよい。機器1および機器2の第1の目標範囲は、それぞれrおよびrと設定されているのに対して、機器1および機器2の第2の目標範囲は、それぞれqおよびqと設定されている。qは、対象空間の基準点からの半径を示し、rとは異なる値をとる。qは、対象空間を示す(図8参照)。
図7に示す例では、利用者ごとに進入時対象機器と離脱時対象機器が独立に設定されている。ユーザ「abc01」に対して、進入時対象機器、離脱時対象機器は、それぞれ機器3、4、機器3、6と設定されている。ユーザ「cde0m」に対して、進入時対象機器と離脱時対象機器は、それぞれ機器2と機器2と設定されている。ユーザ「bcd02」に対しては、進入時対象機器、離脱時対象機器ともに設定されていない。
よって、動作状態の変更から対象空間への進入までの期間と、対象空間からの離脱から動作状態の変更までの期間を独立に設定することができる。より具体的には、対象空間への進入前に動作状態の変更する機器であっても、対象空間からの離脱時に即座に動作状態の変更することができる。または、対象空間への進入時に即座に動作状態の変更する機器であっても、対象空間からの離脱後に動作状態の変更することができる。
図2、5、および7に示す例では、目標範囲への進入または離脱に応じた変更後の動作状態の記述が省略されているが、これには限らない。利用者登録情報には、変更後の動作状態の情報を移動時対象機器に、または、進入時対象機器ならびに離脱時対象機器のそれぞれに対応付けて含まれていてもよい。進入時対象機器と離脱時対象機器が共通する場合、進入時における動作状態の変更と離脱時における動作状態の変更とが相反していてもよいし、独立であってもよい。動作状態の変更が相反するとは、進入時における第1の状態から第2の状態への変更に対して、離脱時における第2の状態から第1の状態への変更を指す。
図5および7に示す例では、目標範囲の大きさを、半径rを用いて定量的に表す場合を例としたが、これには限らない。半径rに代えて、予め定めた複数通りの段階で表されてもよい。個々の段階には、半径rなど目標範囲の大きさを定量的に示す指標と対象空間のいずれかと関連付けられていればよい。複数通りの段階は、設定画面において、例えば、大、中、および小など、利用者にとり容易に理解される表現が用いられてもよい。
(利用者位置情報)
端末装置30の表示部370が表示する利用者位置情報画面の例について説明する。図12に例示される利用者位置情報画面は、対象空間内に所在する利用者(在宅ユーザ)と、それ以外の登録利用者(外出ユーザ)の位置を示す。端末装置30の制御部320は、例えば、ホーム画面においてユーザを表す記号が操作に応じて指示されるときに表示させてもよい。
図12において、○、☆、△、□、等の記号は、個々の利用者を示すアイコンである。これらの記号に代えて、個々の利用者の顔写真、似顔絵、ユーザ名など、視認により利用者個人を特定できる情報が表示されてもよい。利用者位置情報画面のうち、「〇☆ 2人在宅」との表示(在宅表示)は、利用者○および☆が対象空間内に所在することを示す。制御部320は、利用者位置情報が示す個々の利用者の位置が予め設定された対象空間の領域内に含まれるか否かにより、その利用者が対象空間に所在するか否かを判定することができる。
在宅表示の次の行に、個々の利用者を示す記号が表されたタブが配列されている。個々のタブは、操作に応じて利用者を選択するための画面部品である。図12に示す例では、△を用いて示される利用者の位置が地図上に対象空間の位置を含めて表示されている。制御部320は、選択された利用者の位置を表示する際、選択された利用者の位置と対象空間が含まれる矩形の部分領域を予め保存された地図から抽出する。制御部320は、部分領域の大きさを表示部370に対して予め設定される画面領域に縮尺を定め、対象空間と利用者の位置を示す図形を重畳して利用者位置情報画面を構成する。図12に示す例では、対象空間と、利用者の位置が、それぞれ家、目印の図形を用いて表されている。これにより、利用者位置情報画面に接した利用者は、対象空間との相対的な位置関係を直感的に把握できる。利用者位置情報画面に接した利用者は、選択された利用者の対象空間への接近をもって動作状態が変更される可能性がある機器を、または、対象空間からの離脱をもって動作状態が変更された機器を把握することができる。
以上に説明したように、上記の実施形態に係る制御装置10は、端末装置30(例えば、多機能携帯電話機、位置検出器)の位置情報を取得する位置情報取得部122と、取得された位置情報が示す位置と所定の対象空間(例えば、住居)との位置関係に基づいて、対象空間内に設置された所定の機器20の動作状態を制御する機器制御部124と、を備える。機器制御部124は、位置情報が示す位置が、対象空間から所定の目標範囲の内部に進入するとき、所定の機器20の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する(例えば、照明を点灯)。この構成によれば、利用者の対象空間への接近に応じて所定の機器20の動作状態が、特段の動作を伴わずに変更される。そのため、対象空間に設置された所定の機器の利用に対する利便性が向上する。
機器制御部124は、取得された位置情報が示す位置が、対象空間から所定の第2の目標範囲の外部に離脱するとき、機器20の動作状態を第2の状態から第1の状態に変更する。この構成によれば、利用者の対象空間からの離脱に応じて所定の機器20の動作状態が、特段の動作を伴わずに変更される。そのため、対象空間における利用の終了時に要求される操作の失念、または、煩雑さを回避することができる。
制御装置10は、利用者の端末装置30である登録端末装置ごとに制御対象とする対象機器(例えば、移動時対象機器、接近時対象機器、離脱時対象機器)を対応付けて示す利用者登録情報を記憶する記憶部140を備えてもよい。機器制御部124は、利用者登録情報に基づいて、利用者の端末装置30に対応する対象機器を判定する。この構成によれば、利用者に対して独立に制御対象とする対象機器が定まる。そのため、一律に対象機器を設定する場合よりも、利用者の利用実態に応じた制御がなされる。
制御装置10は、利用者登録情報を用いて、取得した位置情報に係る端末装置30の利用者を判定し、取得した位置情報が示す位置を判定した利用者の位置として示す利用者位置情報を登録端末装置に提供する情報提供部126を備えてもよい。この構成によれば、登録端末装置を利用する各利用者は、登録された個々の利用者の位置を把握することができる。各利用者は、利用者の位置と対象空間との位置関係の変化に応じた対象機器の動作状態の変更を把握または予測することができる。
情報提供部126は、対象空間内に設置された機器20の動作状態を示す動作状態情報を登録端末装置に提供してもよい。この構成によれば、登録端末装置を利用する各利用者は、制御装置10が動作状態を制御可能とする個々の機器20の動作状態を把握することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1…制御システム、10…制御装置、20…機器、30…端末装置、120…制御部、122…位置情報取得部、124…機器制御部、126…情報提供部、130…通信部、140…記憶部、220…制御部、230…通信部、240…記憶部、250…動作部、260…検出部、320…制御部、330…通信部、340…記憶部、370…表示部、380…操作部、390…位置決定部

Claims (8)

  1. 端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報が示す位置と所定の対象空間との位置関係に基づいて、前記対象空間内に設置された所定の機器の動作状態を制御する機器制御部と、
    を備え、
    前記機器制御部は、
    前記位置情報が示す位置が、前記対象空間から所定の目標範囲の内部に進入するとき、前記機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更する
    制御装置。
  2. 前記機器制御部は、
    前記位置情報が示す位置が、前記対象空間から所定の第2の目標範囲の外部に離脱するとき、前記機器の動作状態を前記第2の状態から前記第1の状態に変更する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 利用者の端末装置である登録端末装置ごとに制御対象とする対象機器を対応付けて示す利用者登録情報を記憶する記憶部を備え、
    前記機器制御部は、
    前記利用者登録情報に基づいて、前記位置情報に係る端末装置に対応する対象機器を判定する
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記利用者登録情報を用いて、前記位置情報に係る端末装置の利用者を判定し、前記位置情報が示す位置を判定した利用者の位置として示す利用者位置情報を前記登録端末装置に提供する情報提供部を備える
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記情報提供部は、前記対象空間内に設置された機器の動作状態を示す動作状態情報を前記登録端末装置に提供する
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の制御装置と前記機器とを備える
    機器制御システム。
  7. コンピュータに請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
  8. 制御装置における制御方法であって、
    端末装置の位置情報を取得する位置情報取得過程と、
    前記位置情報が示す位置と対象空間との位置関係に基づいて、前記対象空間内に設置された所定の機器の動作状態を制御する機器制御過程と、を有し、
    前記機器制御過程は、
    前記位置情報が示す位置が、前記対象空間から所定の目標範囲の内部に進入するとき、前記機器の動作状態を所定の第1の状態から所定の第2の状態に変更することを含む
    制御方法。
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