JP2022100583A - 泡吐出容器 - Google Patents

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茂 早川
Shigeru Hayakawa
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Abstract

【課題】倒立、若しくは横向き姿勢にしても、泡体を容易に吐出する。【解決手段】弾性変形可能な胴部11aを有し、内容液が収容される容器本体11と、容器本体の口部11bに装着された下キャップ12と、下キャップに装着された弾性変形可能な貯留部13と、下キャップから上下方向に延び、上端開口14aが貯留部内に連通可能とされ、かつ下端開口が容器本体内に連通した供給筒部14と、を備え、供給筒部に、上端開口と下端開口との間に位置する気液混合部と、容器本体内のヘッドスペースと、を連通する連通路31が設けられ、貯留部に、泡体を吐出する吐出孔22cが形成されるとともに、貯留部を押下して、下キャップとの間で上下方向に圧縮変形させる押下レバー26が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、泡吐出容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、容器本体の胴部を径方向の内側に向けて弾性変形させると、容器本体内の内容液が、供給筒部を上方に向けて流通し、泡体となって吐出孔から吐出される泡吐出器が知られている。
特開2017-65763号公報
しかしながら、前記従来の泡吐出容器では、倒立、若しくは横向き姿勢にすると、供給筒部の下端開口が内容液中から露出し、泡体を吐出しにくくなるという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、倒立、若しくは横向き姿勢にしても、泡体を容易に吐出することができる泡吐出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の泡吐出容器は、弾性変形可能な胴部を有し、内容液が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着された下キャップと、前記下キャップに装着された弾性変形可能な貯留部と、前記下キャップから上下方向に延び、上端開口が前記貯留部内に連通可能とされ、かつ下端開口が前記容器本体内に連通した供給筒部と、を備え、前記供給筒部に、前記上端開口と前記下端開口との間に位置する気液混合部と、前記容器本体内のヘッドスペースと、を連通する連通路が設けられ、前記気液混合部で、前記下端開口を通して前記供給筒部内に流入した内容液と、前記連通路を通して前記供給筒部内に流入した前記ヘッドスペースの空気と、が混合され、前記気液混合部で混合された内容液および空気が泡体となって、前記上端開口を通して前記貯留部内に供給され、前記貯留部に、前記泡体を吐出する吐出孔が形成されるとともに、前記貯留部を押下して、前記下キャップとの間で上下方向に圧縮変形させる押下レバーが設けられている。
この発明によれば、例えば、容器本体の口部が容器本体の底部より上方に位置する姿勢にして、供給筒部の下端開口を容器本体内の内容液に浸漬させた状態で、胴部を径方向の内側に向けて弾性変形させると、内容液が、供給筒部の下端開口を通して供給筒部内に流入し、かつ容器本体内のヘッドスペースの空気が、連通路を通して供給筒部内に流入し、気液混合部で、これらの内容液および空気が混合されて泡体となり、供給筒部の上端開口を通して貯留部内に供給される。
したがって、気液混合部で生成された泡体が、吐出孔から吐出される前に予め、供給筒部の上端開口を通して貯留部内に供給されるので、生成された泡体を直接、吐出孔から吐出するのではなく、いったん貯留部内に溜めた後に、吐出孔から吐出することができる。これにより、泡吐出容器を倒立、若しくは横向き姿勢にしても、泡体を容易に吐出することができるとともに、貯留部内に溜められた泡体を小出しに吐出孔から吐出することができる。
貯留部内の泡体を吐出孔から吐出する際、押下レバーを操作して、貯留部を下キャップとの間で上下方向に圧縮変形させるので、例えば、貯留部内に溜められた泡体を小出しに適量ずつ吐出孔から容易に吐出すること等ができる。
例えば貯留部が、透明若しくは半透明に形成された場合には、吐出する泡体を貯留部で目視等により計量し、この計量した分量だけ吐出孔から吐出することができる。
この構成において、貯留部が、周方向に延びる屈曲部を有する蛇腹状に形成された場合には、貯留部内に泡体を溜める際、および貯留部内に溜められた泡体を小出しに吐出する際に、屈曲部を目盛りとして用いることができる。
前記貯留部は、前記下キャップに上下動可能に装着され、前記貯留部に、前記上端開口を閉塞する栓体が設けられ、前記貯留部が、前記下キャップに対して上昇したときに、前記栓体が前記上端開口を開放してもよい。
この場合、貯留部に、供給筒部の上端開口を閉塞する栓体が設けられているので、泡吐出容器を倒立、若しくは横向き姿勢にしたときに、容器本体内の内容液が、不意に供給筒部内を通して貯留部内に流入するのを防ぐことができる。
貯留部を下キャップに対して上下動させると、栓体が供給筒部の上端開口を開閉するので、この上端開口を容易に開閉することができる。
前記下キャップおよび前記貯留部には、前記貯留部が、前記下キャップに対して上昇する過程において、前記栓体が前記上端開口を開放した後に、互いに係合することで、前記貯留部のこれ以上の上昇移動を規制する第1係合部および第2係合部が各別に設けられてもよい。
この場合、下キャップおよび貯留部に、第1係合部および第2係合部が各別に設けられているので、貯留部を下キャップに対して上昇移動させたときに、貯留部が下キャップから外れるのを防ぐことができる。
本発明によれば、倒立、若しくは横向き姿勢にしても、泡体を容易に吐出することができる。
一実施形態の泡吐出容器の縦断面図である。 図1において、供給筒部の上端開口を開放した状態を示す図である。 図1において、泡体を吐出孔から吐出している状態を示す図である。
以下、図面を参照し、一実施形態に係る泡吐出容器1について説明する。
泡吐出容器1は、図1~図3に示されるように、容器本体11、下キャップ12、貯留部13、および供給筒部14を備えている。
容器本体11は有底筒状に形成され、下キャップ12は有頂筒状に形成されている。容器本体11、下キャップ12、および供給筒部14は、共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿って容器本体11の底部側を下側といい、これとは反対側を上側という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体11内に内容液が収容される。容器本体11は、弾性変形可能な胴部11aを有している。容器本体11の口部11bの外周面に雄ねじ部が形成されている。
下キャップ12は、口部11bに装着されている。下キャップ12の周壁は、下周壁12a、上周壁12b、および段周壁12cを備えている。
下周壁12aの内周面に、口部11bの雄ねじ部が螺合する雌ねじ部が形成されている。上周壁12bの直径は、下周壁12aの直径より小さくなっている。段周壁12cに、上方に向けて延び、外周面に雄ねじ部が形成された接続筒12dが形成されている。接続筒12dは、下キャップ12の頂壁12eより下方に位置している。接続筒12dの内周面と、上周壁12bの外周面と、の間に径方向の隙間が設けられている。
頂壁12eに、貫通孔が形成されている。頂壁12eの上面における貫通孔の開口周縁部に、上方に向けて延びる第1摺動筒12fが形成されている。第1摺動筒12fは、中心軸線Oと同軸に配設されている。頂壁12eにおいて、第1摺動筒12fより径方向の外側に位置する部分に、上下方向に貫く外気導入孔12gが形成されている。
貯留部13は、下キャップ12に装着された装着部21と、装着部21から上方に向けて延び、弾性変形可能に形成された貯留本体部22と、貯留本体部22から上方に向けて延びる吐出筒23と、を備えている。
装着部21は、有頂筒状に形成されている。装着部21の周壁21cは、下キャップ12の接続筒12dに螺着されている。これにより、貯留部13は、下キャップ12に対して、周方向に回転することで上下動する。
装着部21の天壁21aの下面は、下キャップ12の頂壁12eの上面に当接、若しくは近接している。装着部21の天壁21aの外周部に、上方に向けて延びる嵌合筒21bが形成されている。装着部21の天壁21aにおいて、嵌合筒21bの内側に位置する部分に、貫通孔が形成されている。天壁21aの上面における貫通孔の開口周縁部に、上方に向けて延びる第2摺動筒24が形成されている。第2摺動筒24は、中心軸線Oと同軸に配設されている。第2摺動筒24内に、下キャップ12の第1摺動筒12fが上下動可能に嵌合されている。
第2摺動筒24は、有頂筒状に形成されている。第2摺動筒24の周壁の上端部に、径方向に貫く横孔24aが形成されている。第2摺動筒24の頂壁に、下方に向けて突出する突部が形成されている。突部は、環状に形成され、中心軸線Oと同軸に配設されている。突部は、第1摺動筒12f内に離脱可能に嵌合されている。これにより、第2摺動筒24の頂壁が、第1摺動筒12fの上端開口を閉塞している。
貯留本体部22は、有頂筒状に形成され、貯留本体部22の周壁22aの下端部は、装着部21の嵌合筒21bに密に嵌合されて固定されている。貯留本体部22は、中心軸線Oと同軸に配設されている。貯留本体部22の周壁22aは、透明若しくは半透明に形成されている。貯留本体部22の周壁22aは、上下方向に伸縮変形可能な蛇腹状に形成されている。貯留本体部22の頂壁22bに、上下方向に貫いて、泡体を吐出する吐出孔22cが形成されている。
吐出筒23は、貯留本体部22の頂壁22bの上面における吐出孔22cの開口周縁部から上方に向けて延びている。吐出筒23は、貯留本体部22と一体に形成されている。なお、吐出筒23および貯留本体部22は、互いに別部材に形成されてもよい。吐出筒23は、中心軸線Oと同軸に配設されている。吐出筒23の外周面に、径方向の外側に向けて突出し、上方を向く段部23bが形成されている。なお、吐出筒23は設けなくてもよい。
貯留部13には、貯留部13を押下して、下キャップ12との間で上下方向に圧縮変形させる押下レバー26が設けられている。
押下レバー26は、貯留本体部22の頂壁22bの上方を、径方向のうちの一方向に跨ぐ押下部27と、押下部27における前記一方向の一端部から下方に向けて延びる操作バー28と、を備えている。
以下、前記一方向のうち、前記一端部側を前方といい、これとは反対側を後方という。
ここで、装着部21の周壁21cの外周面における後端部に、上方に向けて延びる支持部29が設けられている。支持部29の上端部に、押下部27の後端部が回転可能に支持されている。押下レバー26は、押下部27の後端部回りに上下方向に回転可能に設けられている。
押下部27に、上下方向に貫く貫通孔が形成されており、この貫通孔の開口周縁部から下方に向けて延びる挿入筒部27aが形成されている。挿入筒部27aは、中心軸線Oと同軸に配設されている。挿入筒部27a内に、貯留部13の吐出筒23が挿入されている。吐出筒23の上端部は、押下部27から上方に突出している。挿入筒部27aの下端開口縁が、吐出筒23の段部23bに当接している。
供給筒部14は、下キャップ12から上下方向に延びている。供給筒部14のうち、上端開口14aは貯留部13内に連通可能とされ、下端開口は容器本体11内に連通している。供給筒部14に、上端開口14aと下端開口との間に位置する気液混合部14bと、容器本体11内のヘッドスペースと、を連通する連通路31が設けられている。ヘッドスペースは、容器本体11内において、内容液の液面より上方に位置する空間である。
前記下端開口を通して供給筒部14内に流入した内容液と、連通路31を通して供給筒部14内に流入した容器本体11内のヘッドスペースの空気と、が、気液混合部14bで混合された後に、これらの内容液および空気が泡体となって、供給筒部14の上端開口14a、下キャップ12の第1摺動筒12fの上端開口、および第2摺動筒24の横孔24aを通して貯留本体部22内に供給される。
図示の例では、供給筒部14は、上部が、下キャップ12の第1摺動筒12f内に嵌合され、下部が、第1摺動筒12fから下方に向けて突出した上筒部32と、上筒部32から下方に向けて延びる延長パイプ33と、を備えている。上筒部32および延長パイプ33は、一体に形成されてもよい。
延長パイプ33の下端開口が、供給筒部14の下端開口となっている。
上筒部32の上端開口が、供給筒部14の上端開口14aとなっている。上筒部32の上端開口は、第1摺動筒12fの上端開口より下方に位置している。
ここで、前述したように、第1摺動筒12fの上端開口が、第2摺動筒24の頂壁に閉塞されていることから、上筒部32の上端開口である供給筒部14の上端開口14aも、第2摺動筒24の頂壁に閉塞されている。すなわち、第2摺動筒24の頂壁が、供給筒部14の上端開口14aを閉塞する栓体25となっている。
上筒部32の上端開口縁に、メッシュ34が取付けられている。上筒部32のうち、上部の直径は、下部の直径より小さくなっている。上筒部32の内周面に、上筒部32内を上下方向に仕切り仕切壁32aが形成されている。仕切壁32aに上下方向に貫く貫通孔が形成されている。この貫通孔は、中心軸線Oと同軸に配設されている。仕切壁32aは、上筒部32の上部内に設けられている。供給筒部14内において、仕切壁32aの直下に位置する部分が、前述したように内容液と空気とが混合される気液混合部14bとなっている。
なお、仕切壁32aを設けなくてもよい。
上筒部32の下部内に、延長パイプ33の上端部が嵌合されている。上筒部32の下部の内周面と延長パイプ33の外周面との間に、連通路31が設けられている。連通路31は、上下方向に延び、上端部から径方向の内側に向けて延び、延長パイプ33の上端開口縁を径方向に跨ぎ、気液混合部14bに開口している。連通路31の下端開口は、容器本体11内のヘッドスペースに開放されている。
上筒部32の下部の外周面に、径方向の外側に向けて突出した弁体32bが形成されている。弁体32bは、下キャップ12の外気導入孔12gを開放可能に閉塞する。弁体32bは、環状に形成され、上下方向に弾性変形可能に形成されている。弁体32bの外周縁部は、下キャップ12の頂壁12eの下面に、離反可能に当接している。弁体32bは、径方向の外側に向かうに従い上方に向けて延びている。
本実施形態では、下キャップ12および貯留部13に、貯留部13が、下キャップ12に対して上昇する過程において、栓体25が、供給筒部14の上端開口14aを開放した後に、互いに係合することで、貯留部13のこれ以上の上昇移動を規制する第1係合部35および第2係合部36が各別に設けられている。
第1係合部35は、下キャップ12の上周壁12bの外周面から径方向の外側に向けて突出し、表裏面が周方向を向き、上下方向に延びる縦凸リブ状に形成されている。
第2係合部36は、貯留部13の装着部21における天壁21aの下面から下方に向けて延び、表裏面が周方向を向き、上下方向に延びる縦長の板状に形成されている。第2係合部36は、下キャップ12において、接続筒12dの内周面と、上周壁12bの外周面と、の間の径方向の隙間に挿入されている。第2係合部36は、下キャップ12の第1係合部35に対して、下キャップ12の接続筒12d、および、貯留部13における装着部21の周壁21c、の周方向に沿う締込側に当接、若しくは近接している。
次に、泡吐出容器1の作用について説明する。
まず、貯留部13を押下レバー26とともに、下キャップ12に対して、下キャップ12の接続筒12d、および、貯留部13における装着部21の周壁21c、の周方向に沿う緩み側に回転させると、図2に示されるように、貯留部13および押下レバー26が、下キャップ12に対して上昇する。これにより、栓体25が、供給筒部14の上端開口14aを開放し、供給筒部14内と貯留本体部22内とが、供給筒部14の上端開口14a、下キャップ12の第1摺動筒12fの上端開口、および第2摺動筒24の横孔24aを通して連通する。
この際、第2係合部36が、第1係合部35に対して前記緩み側に当接することで、貯留部13のこれ以上の上昇移動が規制される。
そして、例えば、容器本体11の口部11bが容器本体11の底部より上方に位置する姿勢にして、供給筒部14の下端開口を容器本体11内の内容液に浸漬させた状態で、胴部11aを径方向の内側に向けて弾性変形させ、容器本体11の内圧を上昇させる。
これにより、弁体32bの外周縁部が、下キャップ12の頂壁12eの下面に圧接し、外気導入孔12gが閉塞されたままの状態で、容器本体11内の内容液が、供給筒部14の下端開口を通して供給筒部14内に流入し、かつ容器本体11内のヘッドスペースの空気が、連通路31を通して供給筒部14内に流入する。そして、供給筒部14内の気液混合部14bで、これらの内容液および空気が混合された後に、仕切壁32aの貫通孔、およびメッシュ34をこの順に上方に向けて通過し調質された泡体となり、この泡体が、下キャップ12の第1摺動筒12fの上端開口、および第2摺動筒24の横孔24aを通して貯留本体部22内に供給される。
次に、貯留部13を押下レバー26とともに、下キャップ12に対して前記締込側に回転させると、貯留部13および押下レバー26が、下キャップ12に対して下降する。これにより、栓体25が、供給筒部14の上端開口14aを閉塞し、供給筒部14内と貯留本体部22内との連通が遮断される。
その後、図3に示されるように、操作バー28を後方に引くと、押下部27の後端部回りに押下部27が下方に向けて回転し、挿入筒部27aの下端開口縁が、吐出筒23の段部23bを押下することで、貯留本体部22が、下キャップ12の頂壁12eの上面との間で上下方向に圧縮変形される。これにより、貯留本体部22内が加圧され、貯留本体部22内の泡体が、吐出孔22c、および吐出筒23内を通して吐出される。
以上説明したように、本実施形態による泡吐出容器1によれば、例えば、容器本体11の口部11bが容器本体11の底部より上方に位置する姿勢にして、供給筒部14の下端開口を容器本体11内の内容液に浸漬させた状態で、胴部11aを径方向の内側に向けて弾性変形させると、内容液が、供給筒部14の下端開口を通して供給筒部14内に流入し、かつ容器本体11内のヘッドスペースの空気が、連通路31を通して供給筒部14内に流入し、気液混合部14bで、これらの内容液および空気が混合されて泡体となり、供給筒部14の上端開口14aを通して貯留部13内に供給される。
したがって、気液混合部14bで生成された泡体が、吐出孔22cから吐出される前に予め、供給筒部14の上端開口14aを通して貯留部13内に供給されるので、生成された泡体を直接、吐出孔22cから吐出するのではなく、いったん貯留部13内に溜めた後に、吐出孔22cから吐出することができる。これにより、泡吐出容器1を倒立、若しくは横向き姿勢にしても、泡体を容易に吐出することができるとともに、貯留部13内に溜められた泡体を小出しに吐出孔22cから吐出することができる。
貯留部13内の泡体を吐出孔22cから吐出する際、押下レバー26を操作して、貯留部13を下キャップ12との間で上下方向に圧縮変形させるので、例えば、貯留部13内に溜められた泡体を小出しに適量ずつ吐出孔22cから容易に吐出すること等ができる。
貯留部13の貯留本体部22の周壁22aが、透明若しくは半透明に形成されているので、吐出する泡体を貯留部13で目視等により計量し、この計量した分量だけ吐出孔22cから吐出することができる。
貯留本体部22の周壁22aが、周方向に延びる屈曲部を有する蛇腹状に形成されているので、貯留部13内に泡体を溜める際、および貯留部13内に溜められた泡体を小出しに吐出する際に、屈曲部を簡易的な目盛りとして用いることができる。
貯留部13に、供給筒部14の上端開口14aを閉塞する栓体25が設けられているので、泡吐出容器1を倒立、若しくは横向き姿勢にしたときに、容器本体11内の内容液が、不意に供給筒部14内を通して貯留部13内に流入するのを防ぐことができる。
貯留部13を下キャップ12に対して上下動させると、栓体25が供給筒部14の上端開口14aを開閉するので、この上端開口14aを容易に開閉することができる。
下キャップ12および貯留部13に、第1係合部35および第2係合部36が各別に設けられているので、貯留部13を下キャップ12に対して上昇移動させたときに、貯留部13が下キャップ12から外れるのを防ぐことができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば前記実施形態では、貯留部13が、下キャップ12に対して、周方向に回転することで上下動する構成を示したが、貯留部13は、下キャップ12に対して上下方向にスライド移動可能に設けられてもよい。
この構成において、第1係合部および第2係合部として、貯留部13が、下キャップ12に対して上昇する過程において、栓体25が供給筒部14の上端開口14aを開放した後に、上下方向に互いに当接することで、貯留部13のこれ以上の上昇移動を規制する構成を採用してもよい。
栓体25を設けず、貯留部13が下キャップ12に対して上下動せず固定された構成を採用してもよい。
貯留部13に、吐出孔22cを開放可能に密に閉塞する蓋体を設けてもよい。
貯留本体部22の周壁22aは、内部が視認不能に形成されてもよく、蛇腹状ではなく平滑に形成されもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 泡吐出容器
11 容器本体
11a 胴部
11b 口部
12 下キャップ
13 貯留部
14 供給筒部
14a 上端開口
22c 吐出孔
25 栓体
26 押下レバー
31 連通路
35 第1係合部
36 第2係合部

Claims (3)

  1. 弾性変形可能な胴部を有し、内容液が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着された下キャップと、
    前記下キャップに装着された弾性変形可能な貯留部と、
    前記下キャップから上下方向に延び、上端開口が前記貯留部内に連通可能とされ、かつ下端開口が前記容器本体内に連通した供給筒部と、を備え、
    前記供給筒部に、前記上端開口と前記下端開口との間に位置する気液混合部と、前記容器本体内のヘッドスペースと、を連通する連通路が設けられ、
    前記気液混合部で、前記下端開口を通して前記供給筒部内に流入した内容液と、前記連通路を通して前記供給筒部内に流入した前記ヘッドスペースの空気と、が混合され、
    前記気液混合部で混合された内容液および空気が泡体となって、前記上端開口を通して前記貯留部内に供給され、
    前記貯留部に、前記泡体を吐出する吐出孔が形成されるとともに、前記貯留部を押下して、前記下キャップとの間で上下方向に圧縮変形させる押下レバーが設けられている、泡吐出容器。
  2. 前記貯留部は、前記下キャップに上下動可能に装着され、
    前記貯留部に、前記上端開口を閉塞する栓体が設けられ、
    前記貯留部が、前記下キャップに対して上昇したときに、前記栓体が前記上端開口を開放する、請求項1に記載の泡吐出容器。
  3. 前記下キャップおよび前記貯留部には、前記貯留部が、前記下キャップに対して上昇する過程において、前記栓体が前記上端開口を開放した後に、互いに係合することで、前記貯留部のこれ以上の上昇移動を規制する第1係合部および第2係合部が各別に設けられている、請求項2に記載の泡吐出容器。
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