JP2022099212A - 半導体および導電性薄膜への電気的コンタクトの形成法とそれを用いたシート抵抗測定装置、ホール効果測定装置、容量・電圧特性測定装置 - Google Patents

半導体および導電性薄膜への電気的コンタクトの形成法とそれを用いたシート抵抗測定装置、ホール効果測定装置、容量・電圧特性測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体基板などの導電性基板または表面に形成された導電層のシート抵抗、その導電層内のキャリアである電子・正孔などの移動度、その導電層内のキャリア濃度などを測定する際に金属針への通電電流を制限することで金属針の融解を防ぎ、測定試料の変性を生じさせない方法及び測定装置を提供する。【解決手段】圧電体を用いる高電圧発生機構と、4端子プローブで測定する方法であって、2方向切替スイッチ9をすべて2X4マトリックス・スイッチ8側に倒し金属針に通電してオーミック形成し、各金属針のオーミック形成が完了した後、2方向切替スイッチ9を金属針13~16をB1~B4に接続された4X4マトリックス・スイッチ10側に倒し電流源11と電圧計12に接続する。【効果】この構成に依れば、誤って高電圧発生源を測定機器に接続して破損させる心配がない。【選択図】図1

Description

半導体基板などの導電性基板または表面に形成された導電層のシート抵抗、その導電層内のキャリアである電子・正孔などの移動度、その導電層内のキャリア濃度などを測定する方法と測定装置に関するものである。
GaAs半導体や、AlGaNを表面層に有するGaN半導体は、MOCVD法などを用いた結晶成長やイオン注入を用いて電気導電層を形成した基板にデバイス作成を行う。このためデバイス作成前に基板の電気導電層のシート抵抗測定やキャリア移動度の測定を行うことが必要である。然しながら、GaAs半導体やAlGaNを表面層に有するGaN半導体に対して金属針を半導体表面に直接接触させると金属針と半導体間にショットキー接合が形成されるため、通電させることができない。このため、金属をリソグラフィーによりパターニングし、高温アニールで合金化させるなどして通電可能なオーミック性の電気的コンタクトを形成する。これはオーミック形成プロセスと呼ばれ、測定試料を作成するには多大な時間を要する。半導体などの電気特性の測定として一般的なシート抵抗測定、ホール測定、CV測定などの電気特性の評価には、このようなオーミック電極作成は必須となっている。
シート抵抗測定には、4端子プローブ法が用いられている。これは直線状に配列された4本の金属針を半導体に接触させ、外側2本の金属針に電流源を接続し、内側の2本の金属針間に発生する電圧を測定することでシート抵抗を測定できるものであるが、金属針と半導体がショットキー・ダイオードとなる接合となるGaAsやGaNなどの半導体に対しては通電することができないため、4端子プローブ法は適用できなかった。
別の方法として、交流磁場印加により電気伝導層で発生する渦電流をインピーダンスとして測定することによって、シート抵抗を測定する装置が実用化されているが、シリコンなどの導電性基板を用いた場合は、合成されたシート抵抗を測定することになり、正確な測定ができない。また、市販されている非接触渦電流によるシート抵抗測定器は、高抵抗の基板では渦電流が小さくなるため、広範囲での測定ができない問題がある。
更に、キャリア移動度を測定するためにホール効果を測定する場合においても、オーミック性の電気的コンタクト形成が必要である。このために、サンプル表面に部分的にIn半田を接着し、加熱してオーミック形成を行うことが一般的である。この工程はサンプルを切り出して行う場合が多く、時間を要するものである。
また、キャリア濃度を測定するためには、CV測定(容量・電圧測定)を行うことが一般的である。これは、面積の決まったショットキー・ダイオードに逆方向電圧を印加して容量値を測定するものである。当然ながら、ショットキー・ダイオードの片側は、オーミック性の電気的コンタクトが必要である。このため半導体表面にショットキー電極とは別の電極パターンを形成し、熱処理によってオーミック・コンタクトを作成しておくことが必要になっている。
特開2014-29946(P2014-29946A)(号公報)
カタログNo:B10-4500 株式会社ナリカ 小型圧電素子A
半導体表面に接触させた金属針に強制的に電気通電することで電気的コンタクトを得る方法が知られているが、半導体表面に薄い酸化被膜や汚れが付着している場合には有効性が知られている。然しながら、GaN半導体などのワイドバンドギャップ半導体では金属針の先端に形成されるショットキー・ダイオードの耐圧が極めて高いため、大体100V以下の電圧印加ではショットキー接合を破壊することはできない。高電圧発生装法として知られるコッククロフト・ウォルトロン回路やパルストランスを用いれば発生電圧の制限はないが、高耐圧部品を使用するため高価であり、取り扱いに危険性があった。また、例えショットキー接合を破壊させることができたとしても、測定試料そのものを破壊・変性させてしまう問題がある。
また、通電電流が大きければ、金属針の先端が溶融する現象が生じる。金属針への通電電流を制限することで金属針の融解を防ぎ、測定試料の変性を生じさせない方法が求められる。
課題を解決する手段
本発明に関わる電気的コンタクトを形成する手段は半導体などに接触させた金属針に圧電素子を用いて高電圧を印加するものである。圧電素子は着火器として広く実用化されている。この原理は、圧電素子に外部応力を印加するか打撃を加えることで高電圧のインパルス発生を行うものである。圧電素子は電子回路を使わないため、コンパクトでありながら、数KV程度の電圧発生を得ることができる。放出される電荷量は圧電体の分極量で決まるため、高電圧であっても、分極変化の時間積分である電流量は極めて小さい。このため、圧電素子を用いる高電圧発生器は、電極針の溶融を生じさせることなく、測定試料の変性を生じさせることなく、ショットキー接合障壁を破壊することができる。このオーミック性の電気的コンタクトの作成方法は、測定時の安全性が高い。
本発明における課題解決の手段について図1を用いて説明する。
圧電素子はPZTなどの強誘電体セラミックスである。このような圧電素子1を上部電極3とベース電極2で挟み込まれた構造とし、バネ7に固定された打撃棒4が、ストッパ5が外れた際に、上部電極を瞬間的に打撃する。この結果、上部電極とベース電極間に電圧を発生する。これは原理的なものであり、圧電素子の機械的構造には様々なものが考案・実用化されており、本発明にはそのような市販の圧電素子を用いることが出来る。
圧電素子の出力は2X4マトリックス・スイッチ8に接続される。マトリックス・スイッチとは垂直配線と水平配線の接点(交点)に設置されたリレー・アレイであり、接点において、短絡、開放を行う機能のものである。これにより、圧電素子1で発生した高電圧の出力先をA1からA4の任意の端子へ選択配分を行うことができる。
2方向切替スイッチ9は金属針13、14、15、16を極にして高電圧側と測定側の4X4マトリックス・スイッチ10の2方向に切り替えるためのものである。2X4マトリックス・スイッチ8のS11とS24を短絡させ、2方向切替スイッチ9を全て高電圧発生側(図内上側)に倒した状態で、圧電素子に打撃を与えると金属針13と金属針16に高電圧が印加される。
4本の金属針13、14、15、16をアンドープAlGaN半導体層17に接触させると、金属針13~16との間にD1,D2,D3,D4で表されるショットキー・ダイオードが形成される。金属針13と金属針16間にはバック・トゥー・バックに接続されたショットキー・ダイオードが形成されるため、どちらか一方が逆バイアスになるため、通電できない。このショットキー・ダイオードに対して圧電体から発生した高電圧が印加されるが、金属針13が金属針16に対して正電圧であれば、金属針13下のショットキー・ダイオードD1は順方向バイアスされ、金属針16下のショットキー・ダイオードD4は逆方向バイアスされる。
ショットキー・ダイオードD4の逆方向耐圧を越えて電流が流れれば、D4のショットキー障壁は破壊されるが、D1は破壊されない場合がある。これは2つのショットキー・ダイオードで発生するエネルギー消費、即ち発熱の差があるからである。消費エネルギーは電流と電圧の積であるので、逆バイアス印加のショットキー・ダイオードD4は順バイアスのショットキー・ダイオードD1よりも、大きく発熱する。この結果、D4のショットキー障壁が破壊され、D4には電気的コンタクトが取れる。発生された高電圧パルスの極性は圧電体の分極方向できまる。このため、オーミック性の電気コンタクト得るためには、更に極性を反転させた高電圧パルスを印加する必要がある。このため、2X4マトリックス・スイッチ8のS21とS14を短絡させる。これによっての金属針13で形成されたD1のショットキー障壁に対しても電気的コンタクトが取れる。この手順により、2X4マトリックス・スイッチ8の短絡箇所を選択することで任意の金属針に対して、電気的コンタクトを実現することが出来る。
図2はシリコン基板19上にアンドープGaNエピ層18とアンドープAlGaNエピ層17を成長させた試料に対して、高電圧パルスを印加前と印加後および極性を切り替えた時の電極針間の電流・電圧特性を実測したものである。高電圧パルス印加によって良好なオーミック性が得られている。半導体基板表面の変性も生じない。
発明の効果
本発明は、これまで測定試料に対して電極のパターニングやアニールによる合金化などによるオーミック形成を必要としてきた試料作成の工程を短縮するものである。本発明によりオンウェハーで電気的コンタクトを形成し、その金属針を用いて電気特性を測定できる。これにより、4端子プローブによるシート抵抗測定法、ホール測定法、CV測定法などの半導体電気特性の迅速な測定を可能になる。
再掲になるが、高電圧パルス印加によってオーミック・コンタクトを形成する方法として、高電圧発生回路を用いず、圧電素子を用いることで通電電流を極めて小さくすることができるため、電極針の溶融が生じない。特に金属針をGaNなどのワイドバンドギャップ半導体に接触させた場合に形成される極めて高い降伏電圧を有するショットキー接合においても、容易に破壊してオーミック電極とすることができる。
実験の結果、AlGaN,GaN層によるヘテロ接合界面の二次元電子ガス層のシート抵抗の測定も可能であることを確認した。p型GaN半導体層に対しても、ショットキー・ダイオード極性がフォワード・トゥー・フォワード接続になるが、同様の方法で電気的コンタクトを取ることが出来る。
圧電体を用いる高電圧発生機構と4端子プローブ測定の構成図 AlGaN/GaNヘテロ接合を形成されたエピ表面に2本のタングステン針を接触させた場合の初期電流・電圧特性と、圧電体を用いた高電圧印加後の電流・電圧特性図 四辺形の頂点位置に金属針を配置したプローブによるホール効果の測定装置の構成図 GaNエピ層にショットキー電極を形成した後、前記電極周辺に3本の金属針を接触させてCV測定を行う測定装置の構成図 円筒容器内に保持したイオン液体を半導体表面に接触させて得られるイオン液体によるショットキー接合と、前記接合周囲に3本の金属針を配置して形成されたオーミック接合間のCV測定を行う測定装置の構成図 4端子シート抵抗測定、ホール効果測定、CV測定において共通となる測定プラットフォーム構成図 2つの直交する金属針列を用いてホール効果の測定を行う測定方法の構成図。ただし、オーミック電極形成やスイッチ類などは図6の構成を使用している。
本発明の実施する第一の形態について図1を用いて説明する。本実施例では市販されている圧電素子(ナリカ小型圧電素子B10-4500)を用いた(非特許文献1)。発生した高電圧は2X4マトリックス・スイッチ8の水平方向の2線で供給され、垂直方向の出力線は交点に設けられたリレーの短絡、開放の組み合わせで出力端子A1からA4の4本に出力され、2方向切替スイッチ9に接続される。本構成では、交点の短絡と開放を行うマトリックス・スイッチ8の接点S11~S14およびS21~S24は絶縁耐圧10KV以上のリレーとしてオムロン社G4Wを採用した。
2方向切替スイッチ9は金属針に通電する場合は全て図内上方側に倒される。発生される高電圧波形は圧電体の振動や配線のインダクタンスにより減衰振動になる。従って最初のパルスがオーミック形成において最も有効であるため、電極針に接続する圧電素子の接続を切替えることで、点接触で形成される2つのダイオード障壁を交互に破壊し、双方向の電気的コンタクトを実現できる。ここで流れる電流量は圧電体の分極変化によるものであるため、極めて小さいため、複数回、この高電圧印加を行っても金属針の溶融や測定試料の劣化を生じることがない。
各金属針のオーミック形成が完了した後、2方向切替スイッチ9を図内下方に倒して、金属針13~16をB1~B4に接続された4X4マトリックス・スイッチ10を介して電流源11と電圧計12に接続する。
なお、2方向切替スイッチ9は単極双投(SPDT)スイッチ4個(SPDT1~SPDT4)から構成され、金属針を軸(単極)に高電圧側端子A1~A4と測定端子B1~B4を全て同時に切り替えるものである。また2方向切替スイッチ内のSPDTスイッチには絶縁耐圧10KV以上のナイフスイッチを用いた。この構成に依れば、誤って高電圧発生源を測定機器に接続して破損させる心配がない。
4X4マトリックス・スイッチ10内の交点には短絡、開放を行うリレーが設置されている。W11とW42を短絡させることで、金属針13と16に電流源11が接続され、W23とW34を短絡させることでの金属針14と15に電圧計12が接続される。
この測定電圧と設定電流値から、通常の4端子プローブ法で説明される原理でシート抵抗を測定できる。シート抵抗測定の原理についてはシート抵抗Rは電流Iと測定電圧Vから下式を用いる場合が多い。
=(4.5324)V/I・・・・・・(1)
使用する電圧計が高入力インピーダンスであれば、電極2と電極3に対する電気的コンタクト形成は必ずしも必要でないが、電極2と電極3に対しても先の手順で電気的コンタクトを形成しておくことで測定精度を高められることは言うまでもない。
シリコン基板19上に成膜されたGaNエピ層18とAlGaN層17上に接触させた電極針はAlGaN層とショットキー・ダイオードを形成するため、シート抵抗を測定できない。特に、AlGaN層とGaN層の界面に発生する二次元電子ガスのシート抵抗測定では金属針のショットキー・ダイオードの耐圧が高いため、これまで4端子測定法は使用できないと思われてきたが、圧電素子はダイオードの降伏電圧以上に高い電圧を印加できるため、その場でオーミック性の電気的コンタクトを形成して、4端子測定法の使用を可能とすることができた。
本発明の実施する第二の形態について図3を用いて説明する。これはホール効果を用いて試料のキャリア移動度の測定を行うことを目的としたものである。測定試料はネオジウム磁石40のN極性上に乗せられており、一辺が1mmの正四角形の頂点に配置された金属針33、34,35,36が試料に接している。その他の部分の構成は実施例1のものと共通化している。測定試料を金属針33,34,35.36に接触させ、実施例1と同様に電気的コンタクトを形成する。図内に記載された測定試料例はシリコン(111)面基板39上に順次成膜されたアンドープGaNエピ層38とアンドープAlGaN層37を有するものである。
2方向切替スイッチ9を図内上方側に倒し、2X4マトリックス・スイッチ8は下記の設定順に行う。
1)S11とS24を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
2)S21とS14を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
3)S12とS23を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
4)S22とS13を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
これによって測定試料に対して、全ての金属針33、34,35,36と電気的コンタクトを得ることができる。
4X4マトリックス・スイッチ10については下記の接続順で発生するホール起電力を測定する。
1)W11とW42を短絡して金属針34と35間に電流源31によって電流を流し、W23とW34を短絡することで電圧計32によって金属針33と36間に発生するホール起電力V36を計測する。
更に、金属針の位置的な誤差によって生じるオフセット電圧を除去するために、電流を逆方向に流して平均化する必要があるため、下記の接続で再度測定する。
2)W41とW12を短絡して金属針34と35間に電流源31によって逆方向に電流を流し、W23とW34を短絡することで電圧計32によって金属針33と36間に発生するホール起電力V63を計測する。
V63とV36の差を取り、1/2を掛けてオフセット電圧を除去して正確なホール起電力を導出することができる。
また、電流源と電圧計を上記と直交する方向に接続して、ホール起電力の計測を行うことで、更に測定精度を高めることが出来る。その手順は、下記の通りである。
3)W21とW32を短絡して金属針33と36間に電流源31によって電流を流し、W13とW44を短絡することで電圧計32によって金属針34と35間に発生するホール起電力V45を計測する。
更に、オフセット電圧を除去するために、下記の接続で再度測定する。
4)W31とW22を短絡して金属針36と33間に電流源31によって電流を流し、W13とW44を短絡することで電圧計32によって金属針34と35間に発生するホール起電力V54を計測する。
上記の4段階の手順で得られるホール起電力を平均することで、より精度の高いホール効果の測定が可能になる。
更に磁石の方向を変えることで、精度を高めることが出来る。ネオジウム磁石は磁束密度が0.4Tの市販のものを使用したが、上下を反転させて測定試料をS極上に置けば、発生するホール起電力は逆になる。これを利用し、更に平均化を行うことで精度を高めることが出来る。
測定されたホール起電力は測定試料の形状によって異なる。また、磁束密度は最表面のものであるため、試料の測定位置における磁束密度とは若干の差異がある。ホール起電力の形状依存性については、ホール起電力とキャリアの移動度との関係で言えば、ホール起電力は磁束密度と流れる電流量に比例し、移動度に比例することが知られているので、標準となる試料を準備し、通常のホール効果測定によって予め計測された移動度を基準に校正係数を求めておけば、測定試料に前記係数を掛けて算出することができる。
本発明の実施する第三の形態について図4を用いて説明する。これは半導体試料に対してMIS(Metal Insulator Metal)接合やショットキー接合を形成して、接合にDC電圧を印加して容量変化を測定するものである。測定試料には容量部を形成する金属電極48が形成されて金属針43が接触しており、他の金属針41,42,44は金属電極48の周辺に接触している。その他の部分の構成は実施例1、2と共通である。測定試料例としてのショットキー接合は(111)面シリコン基板47上に順次成膜されたN型GaNエピ層45、アンドープGaN層46に金属電極48を形成したものである。また前記基板上に絶縁膜を成膜したMIS接合を測定する場合には、金属針41,42,44に対して、これまでと同じ手順による高電圧印加により、絶縁膜を破壊し、電気的コンタクトを取ることが出来る。このようにして絶縁膜上に形成された金属電極48に対してもを同様にCV測定することができる。
オーミック形成の手順は2方向切替スイッチ9を図内上方側に倒し、2X4マトリックス・スイッチ8は下記の設定順に行う。
5)S11とS22を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
6)S21とS12を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
7)S12とS24を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
8)S22とS14を短絡させ、圧電素子への打撃で発生する高電圧印加を行う。
S13およびS23は常に開放にする(使用しない)ことで、金属電極48に高電圧が印加されないようにできる。なお。MIS(Metal Insulator Metal)構造の測定の場合は、金属針が絶縁膜上に接触することになるが、絶縁膜が100nm程度であれば、絶縁耐圧は通常100V以下であるので、圧電体で発生する高電圧で容易に破壊することができ、絶縁膜を通してオーミック接合を形成できる。
マトリックス・スイッチ10-2はマトリックス・スイッチ10においてW11.W21,W41,W34を常に短絡させた状態を表したものである。電極針41,42,44を結合して端子E1に接続し、W34を短絡することで端子E4にショットキー接合またはMIS接合側の上部電極を接続させることができる。
E1とE4は、バイアス・ティー52を介して容量計53に接続される。E1とE4端子に接続されるバイアス・ティー52は可変DC電圧源49とインダクター50を並列に、DCカット容量51を直列に接続したものであり、容量計53から発生する高周波が可変DC電圧源49に流れ込むことを防ぎ、DC電圧49が容量計に印加されることを防いでいる。容量を測定する周波数が低ければ、インダクター50と容量51を大きくする必要がある。バイアス・ティーはDCとRFを分離する際に使用されるモジュールであるが、容量計53にその機能を内蔵させたものも市販されている。例えば、Agilent社製E4980ALCRメータなどを使用する場合にはバイアス・ティーは不要である。
本発明の実施する第四の形態について図5を用いて説明する。これは半導体試料に対してMIS接合やショットキー接合を形成して、接合にDC電圧を印加して容量変化を測定するものである。実施例4は実施例3における金属電極に変えて導電性液体を用いてCV測定を行うものである。これにより、電極形成の手間を省くことが出来る。
容量部を形成する部分は開放された底部を有する容器60に満たされたイオン液体59を用いる。容器60は底部が半導体基板の接触面周囲には絶縁性Oリングで液体の漏洩を防ぐ構成にしている。使用したカーボンナノチューブのゲート電極として使用された実績のあるイオン液体はイミダゾリウムカチオンと数種の無機アニオンから構成されるものを用いた。白金電極58を前記イオン液体に浸漬させたものをMIS接合やショットキー接合の上部電極としている。
容器60の材質はイオン液体に耐食性のあるものが必要であるが、石英、テフロン、或いは白金とすることも可能である。
金属針54,55,57はイオン液体の容器60の周辺に設置されており、測定構成は実施例3と共通である。電極針54,55,57に対するオーミック・電極形成や2つのマトリックス・スイッチ、2方向切替スイッチ、及び、それを用いたオーミック接合形成の手順、CV測定系も実施例3と同一である。
本実施例においてイオン液体を用いる利点は、測定試料に直接、液体電極を用いることで金属電極の形成を省くことが出来ることである。これにより試料を準備するために要する手間を省くことができる。CV測定には容量部の面積を知っておく必要があるが、Oリングの大きさで容量部の面積を決めることが出来る。そのような液体電極としては水銀を使用する方法がある。ただし、水銀は環境汚染の懸念があり、水俣条約によって世界的に使用が禁止されることになった。本実施例のように環境負荷の小さいイオン液体を用いることで、この問題を解消できる。本発明のオーミック接合形成方法と組み合わせることで、金属電極を形成する必要がなく、迅速なCV測定が可能である。
実施例1,2,3,4では、圧電体素子、2X4マトリックス・スイッチ、2方向切替スイッチ、4X4マトリックス・スイッチやなどの構成は共通構成にできる。図6はそのこの共通構成となる測定のプラットフォーム構成をしめしたものである。この狙いとするところは、シート抵抗測定、ホール測定、CV測定を同じ装置構成とすることで、本発明のオーミック形成を用いる装置を多機能化することである。本発明は、シート抵抗測定、ホール効果測定、CV測定をプラットフォーム化するものであり、配置や形状の異なる金属針と被測定半導体を乗せる台座を交換することによって、複数の電気特性を1台で測定可能とするものである。
ホール効果測定によってキャリア移動度やキャリア濃度を求める一般的な方法はVan der Pauw法であるが、対象サンプルを小さく切断することが必要であるため、大口径基板に対して適用することは困難である。無境界ホール測定では、基板の大きさには依存しないが、ホール係数を導出する過程が複雑で、通電するサンプル内の不均一な電流分布によって誤差が入り込みやすい。本実施例は、新たに実施例1と実施例2を組み合わせることで、簡略にキャリア移動度とキャリア濃度を求める方法を提供するものである。
図7に示されるように、直線状かつ等間隔に配列された4本の金属針列1と直交して配置された同様の4本の金属針列2を備え、金属針列1の最内側の2本の金属針が金属針列2の最内側の2本の金属針が正四辺形を構成したものを用いる。測定基板はAlGaN層をGaN層にエピ成長させたものである。界面には分極により二次元電子ガスが形成されている。先ず、実施例1および2に記載される方法に従って、両列の8本の金属針全てに電気的コンタクトを形成する。
金属針列1の最外側の2本に電流源を接続した後、金属針列1の最内側の2本の金属針の電圧Vを測定し、半導体または導電性薄膜に垂直から磁場を印加し、金属針列2の最内側の2本の金属針の電圧Vを測定する。
ホール効果は磁場BによるLorenz力と発生するホール起電力による電場からの力が平衡している状態である。従って、キャリア速度V、素電荷q、ホール電圧V、金属針の間隔L、とすれば、各々の力は下記のようになる。
Lorenz力 :qVB ・・・・・(2)
ホール電場による力 :qV/L ・・・・・(3)
(2)と(3)を等しくおけば、
B=V/L ・・・・・・・・・・・・・(4)
また、キャリア速度Vはキャリア移動度μと電流が流れる方向の電界の積である。従って検出されたセンス電圧Vと電極針の間隔Lから、キャリア速度Vは下式で表される。
=μV/L ・・・・・・・・・・・・・(5)
(4)と(5)から、Lを消去して、キャリア移動度μを求めることができる。
これは非常に簡単になり、下式となる
μ=κV/(VB)・・・・・・・・・・・・(4)
本実施例では電流源が測定箇所から離れているために、電流の均一性は比較的高い。ただし、測定箇所では磁束が拡がることと金属針からの電流分布の不均一性を考慮して、補正係数κを導入している。κは既に別の方法で正しい移動度が判明している試料を測定することで、決定することができる。
また、シート抵抗Rは実施例1における(1)式から求められているので、
シートキャリア濃度Nは、下式で求められる。
=1/(qRμ)・・・・・・・(5)
このように、本実施例の構成によって、測定試料の移動度μとシートキャリア密度を求めることが出来る。
上記の測定法は、無論、電流源の方向を逆にして平均化することで測定精度を高めることが出来る。以上、金属針列1を軸に説明したが、また、金属針列2と1を交代して、直交する方向で測定を行うことや、印加磁場の方向を逆にして同様の手順で測定を行うことで、より一層、測定精度を高めることが出来る。このように、本実施例は4端子法によって予めシート抵抗を知ることが出来ることから、GaN/AlGaNヘテロ接合における二次元電子ガスのキャリア移動度やキャリア濃度の測定が簡略化されるものである。
なお、金属針列1と金属針列2に対して、実施例5で使用する測定プラットフォームを2回適用し、電圧計を2個用いて、実施できることは言うまでもない。
1.圧電材料
2.圧電体を保持する下部電極
3.上部電極
4.打撃棒
5.ストッパ
6.圧電素子の絶縁筐体
7.バネ
8.2X4マトリックス・スイッチ
9.2方向切替ナイフスイッチ(2方向切替スイッチ)
10.4X4マトリックス・スイッチ
11.電流源
12.電圧計
13~16.金属針
17.アンドープAlGaNエピ層
18.アンドープGaNエピ層(成長初期バッファ層には、AlGaN層などを含む)
19.(111)面シリコン基板またはC面サファイヤ基板
S11~S14、S21~S24.2X4マトリックス・スイッチ内の交点で短絡、開放を行うリレー
A1~A4.2X4マトリックス・スイッチの出力端子
SPDT1~SPDT4.2方向切替スイッチを構成する単極双投スイッチ
B1~B4.2方向切替スイッチの測定側への切替側端子
C1~C4.2方向切替スイッチの単極側端子
D1~D4.金属針と半導体と接触箇所に形成されるショットキー・ダイオード
R12.金属針13と14間の抵抗
R23.金属針14と15間の抵抗
R34.金属針15と16間の抵抗
33~36.正四角形の頂点に配置される金属針
37.アンドープAlGaNエピ層
38.アンドープGaNエピ層(成長初期バッファ層にはAlGaN層などを含む)
39.(111)面シリコン基板またはC面サファイヤ基板
40.ネオジウム磁石(上面がN極)
41.42.44.金属針
43.ショットキー電極またはMIS電極に接する金属針
45.n型GaNエピ層
46.アンドープGaNエピ層(成長初期バッファ層にはAlGaN層などを含む)
47.(111)面シリコン基板またはC面サファイヤ基板
48.金属電極(ショットキーまたはMIS上部電極)
49.可変DC電源
50.インダクター(RFチョーク用)
51.キャパシタ(DCカット用)
52.バイアス・ティー
53.容量計(LCRメータ)
54.55.57.金属針
56.ショットキーまたはMIS上部電極
58.白金電極
59.イオン液体
60.イオン液体保持容器
61.液体シール用Oリング
62.n型GaNエピ層
63.アンドープGaNエピ層(成長初期バッファ層にはAlGaN層などを含む)
64.(111)面シリコン基板またはC面サファイヤ基板
71~74.金属針列1
75~78.金属針列2
79.電流源
80.センス電圧(V)測定計
81.ホール電圧(V)測定計
82.垂直磁場Bを生成する磁石
83.AlGaNエピ層
84.GaN高抵抗層

Claims (7)

  1. セラミック圧電素子の2つの電極に接続された金属針を半導体または導電性薄膜に接触させ、前記圧電素子に応力または打撃を加えることで前記金属針に高電圧かつ微小電流を印加することにより、前記金属針と半導体または導電性薄膜と電気的コンタクトを形成する方法。
  2. セラミック圧電素子の2つの電極に接続された金属針を半導体または導電性薄膜に接触させ、前記圧電素子に応力または打撃を加えることで前記金属針に高電圧かつ微小電流を印加した後、圧電素子の電極を反転させ、前記素子に複数回の応力または打撃を加えることで金属針に高電圧かつ微小電流を印加することにより、金属針と半導体または導電性薄膜と電気的コンタクトを形成する方法。
  3. 直線状かつ等間隔に4本配列された金属針を半導体または導電性薄膜に接触し、請求項1および2に記載されたセラミック圧電素子を最外側の2本の金属針に接続し、請求項1および2に記載される方法で半導体または導電性薄膜と電気的コンタクトを形成した後、最外側の2本の金属針に電流源を接続し、最内側2本の金属針間の電圧を計測することにより前記半導体または導電性薄膜のシート抵抗を測定することを特徴とする測定装置。
  4. 4辺形の頂点に配置された4本の金属針を接触させた半導体または導電性薄膜に対して、請求項1および2に記載される方法で、4本の金属針全てに電気的コンタクトを形成し、半導体または導電性薄膜に法線方向から磁場を印加し、対角する2本の金属針に電流源を接続し、直交方向の2本の金属針間の電圧を測定することを特徴とするホール効果測定装置。
  5. 半導体基板上に形成されたショットキー接合またはMIS(金属・絶縁体・半導体)接合領域と、前記領域外に複数の金属針を半導体基板と接触させて、請求項1および2に記載された方法で電気的コンタクトを形成した電極と、ショットキー接合またはMIS(金属・絶縁体・半導体)接合領域に接触させた電極間において、容量・電圧特性(CV特性)を測定することを特徴とする半導体特性測定装置。
  6. 請求項1,2、3,4、5における、セラミック圧電素子による電気的コンタクトを形成する構成部および接続の切替部を共用して使用することを特徴とする電気特性測定装置。
  7. 直線状かつ等間隔に配列された4本の金属針列1と直交して配置された同様の4本の金属針列2を備え、金属針列1の最内側の2本の金属針が金属針列2の最内側の2本の金属針が正四辺形を構成し、請求項1および2に記載される方法で、両列の8本の金属針全てに電気的コンタクトを形成し、金属針列1の最外側の2本に電流源を接続し、同列最内側の2本の金属針の電圧Vsを測定した後、半導体または導電性薄膜に垂直から磁場を印加し、金属針列2の最内側の2本の金属針の電圧VHを測定することを特徴とするホール効果測定装置。
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