JP2022098916A - ロータおよびモータ - Google Patents

ロータおよびモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2022098916A
JP2022098916A JP2020212590A JP2020212590A JP2022098916A JP 2022098916 A JP2022098916 A JP 2022098916A JP 2020212590 A JP2020212590 A JP 2020212590A JP 2020212590 A JP2020212590 A JP 2020212590A JP 2022098916 A JP2022098916 A JP 2022098916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
core
protective member
rotor core
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020212590A
Other languages
English (en)
Inventor
樹 重田
Tatsuki Shigeta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2020212590A priority Critical patent/JP2022098916A/ja
Priority to CN202111561283.3A priority patent/CN114665635A/zh
Priority to US17/558,066 priority patent/US20220200380A1/en
Publication of JP2022098916A publication Critical patent/JP2022098916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/278Surface mounted magnets; Inset magnets
    • H02K1/2783Surface mounted magnets; Inset magnets with magnets arranged in Halbach arrays
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors
    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2789Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • H02K1/2792Surface mounted magnets; Inset magnets with magnets arranged in Halbach arrays
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/28Means for mounting or fastening rotating magnetic parts on to, or to, the rotor structures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

【課題】ロータマグネットが外れることを抑制できる構造を有するロータを提供する。【解決手段】ロータ30は、軸方向に延びる中心軸線を中心として回転可能なロータであって、環状のロータコア50と、ロータコアの径方向内側面に固定されたロータマグネット60と、ロータマグネットをロータコアに対して径方向内側から押さえ、ロータコアとロータマグネットとを固定する保護部材70と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ロータおよびモータに関する。
ロータマグネットがステータの径方向外側に配置されているアウターロータ型のモータが知られている。例えば、特許文献1には、そのようなアウターロータ型のモータとして、半導体製造装置の搬送装置に用いられるモータが記載されている。
特開2019-106887号公報
上記のようなアウターロータ型のモータでは、モータの高出力化などに伴ってロータマグネットとステータとの間に作用する電磁力が大きくなると、ロータマグネットが外れて、脱落、飛散する可能性がある。
本発明の一つの態様は、ロータマグネットが外れることを抑制できる構造を有するロータ、およびモータの提供を目的の一つとする。
本発明のロータの一つの態様は、軸方向に延びる中心軸線を中心として回転可能なロータであって、環状のロータコアと、ロータコアの径方向内側面に固定されたロータマグネットと、ロータマグネットをロータコアに対して径方向内側から押さえ、ロータコアとロータマグネットとを固定する保護部材と、を備える。
本発明のモータの一つの態様は、上記のロータと、前記ロータの径方向内側に位置するステータと、を備える。
本発明の一つの態様によると、ロータおよびモータにおいて、ロータマグネットが外れることを抑制できる。
図1は、本実施形態に係るモータの縦断面図である。 図2は、本実施形態に係るロータの縦断面図である。 図3は、本実施形態に係るロータの一部を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係るコアピースの斜視図である。 図5は、本実施形態に係るコアピースの横断面図である。 図6は、本実施形態の変形例に係るコアピースの縦断面図である。
以下の説明においては、図に示すZ軸方向の正の側(+Z側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(-Z側)を「下側」と呼ぶ。なお、上側および下側とは、単に説明のために用いられる方向であって、ロータ30およびモータ1の使用時の姿勢を限定しない。図に示す中心軸線Jは、Z軸方向と平行に延びる仮想線である。以下の説明においては、特に断りのない限り、中心軸線Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸線Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸線Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸線Jの軸周りを単に「周方向」と呼ぶ。なお、本実施形態においては、上側は、軸方向一方側に相当する。
図1に示す本実施形態のモータ1は、アウターロータ型のモータである。図1に示すように、モータ1は、ベース部材10と、ステータ20と、ロータ30と、を備える。
ベース部材10は、ベース筒部11と、ベース筒部11の下端部から径方向外側に広がるフランジ部12と、を有する。ベース筒部11は、上端および下端に、内径の大きい第1大内径部13および第2大内径部14を有する。第1大内径部13は、第1ベアリング15を収容している。第2大内径部14は、第2ベアリング16を収容している。また、ベース筒部11の上側部分は、ベース筒部11の下側部分よりも外径の小さい小外径部17である。
ステータ20は、ロータ30の径方向内側に位置する。ステータ20は、ベース部材10に固定されている。ステータ20は、ステータコア21と、複数のインシュレータ22と、複数のコイル23と、を有する。
ステータコア21は、中心軸線Jを中心とする円環状のコアバック部21aと、コアバック部21aの外周端から径方向外側へ延びる複数のティース部21bとを有する。円環状のコアバック部21aの内側には、ベース筒部11の小外径部17が嵌め合わされている。コアバック部21aは、例えば、圧入により小外径部17に固定されている。図示は省略するが、複数のティース部21bは、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
コイル23は、多層に巻き回されたコイル線からなる。複数のコイル23は、それぞれインシュレータ22を介してティース部21bに装着されている。
ロータ30は、軸方向に延びる中心軸線Jを中心として回転可能である。図2に示すように、ロータ30は、シャフト31と、ロータホルダ40と、ロータコア50と、ロータマグネット60と、保護部材70と、を備える。シャフト31は、中心軸線Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。図1に示すように、シャフト31は、第1ベアリング15および第2ベアリング16によって回転可能に支持されている。
ロータホルダ40は、シャフト31に対して固定されている。ロータホルダ40は、シャフト31に固定されたシャフト固定部41と、シャフト固定部41から径方向外側に延びる複数の連結部42と、複数の連結部42を介してシャフト固定部41と連結された筒部46と、を有する。シャフト固定部41は、中心軸線Jを中心とする中央貫通孔41aを有する。中央貫通孔41aには、シャフト31の上端部が嵌め合わされて固定されている。
本実施形態において筒部46は、中心軸線Jを中心とし、軸方向両側に開口する円筒状である。筒部46は、上筒部43と、支持部44と、下筒部45と、を有する。つまり、ロータホルダ40は、上筒部43と、支持部44と、下筒部45と、を有する。上筒部43は、筒部46の上側部分である。上筒部43の上端部における内周面には、複数の連結部42の径方向外端部が繋がっている。
支持部44は、上筒部43の下端部から径方向外側に突出している。本実施形態において支持部44は、中心軸線Jを中心とする円環状である。支持部44は、ロータコア50を上側から支持している。図2および図3に示すように、本実施形態において支持部44は、軸方向に窪む第2溝部44aを有する。第2溝部44aは、支持部44の下側の面から上側に窪んでいる。第2溝部44aは、周方向に延びている。第2溝部44aは、例えば、径方向内側に開口している。本実施形態において第2溝部44aは、周方向に間隔を空けて複数設けられている。複数の第2溝部44aは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において第2溝部44aは、14個設けられている。本実施形態において第2溝部44aの数は、ロータマグネット60の数および保護部材70の数と同じである。
図2に示すように、下筒部45は、支持部44の径方向外縁部から下側に延びている。下筒部45は、筒部46の下側部分である。下筒部45の内周面には、ロータコア50が固定されている。下筒部45は、ロータコア50を径方向外側から囲んでいる。下筒部45を構成する壁部の径方向の厚さは、上筒部43を構成する壁部の径方向の厚さよりも小さい。図3に示すように、下筒部45の径方向内側面には、ロータホルダ40とロータコア50との相対的な回転を抑制できる回転止め部45bが設けられている。本実施形態において回転止め部45bは、下筒部45の内周面から径方向外側に窪む凹部である。図示は省略するが、回転止め部45bは、下筒部45の内周面の上端から下端まで延びている。回転止め部45bは、周方向に間隔を空けて複数設けられている。複数の回転止め部45bは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において回転止め部45bは、7つ設けられている。
ロータコア50は、中心軸線Jを囲む円環状である。ロータコア50は、下筒部45内に嵌め合わされている。ロータコア50の径方向外側面は、下筒部45の内周面に接触している。ロータコア50の上側の面は、支持部44の下側の面に接触している。本実施形態においてロータコア50は、複数のコアピース51が周方向に連結されて構成されている。本実施形態のロータコア50は、7つのコアピース51が円環状に連結されて構成されている。
図3および図4に示すように、ロータコア50の径方向外側面には、ロータコア50とロータホルダ40との相対的な回転を抑制できる回転止め部51bが設けられている。本実施形態において回転止め部51bは、ロータコア50の径方向外側面から径方向外側に突出する凸部である。回転止め部51bは、ロータコア50の径方向外側面の上端から下端まで延びている。図3に示すように、回転止め部51bは、周方向に間隔を空けて複数設けられている。複数の回転止め部51bは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において回転止め部51bは、コアピース51ごとに1つずつ設けられている。つまり、回転止め部51bは、7つ設けられている。図4および図5に示すように、回転止め部51bは、コアピース51の径方向外側面のうち周方向の中央部に設けられている。図3に示すように、各回転止め部51bは、ロータホルダ40に設けられた各回転止め部45bに嵌め合わされている。凹状の回転止め部45bが、ロータコア50の径方向外側面に設けられている凸状の回転止め部51bに対して回転方向に引っ掛かることで、ロータコア50とロータホルダ40との相対的な回転が抑制されている。
図5に示すように、本実施形態においてロータコア50の径方向外側面には、径方向内側に窪む第1溝部51aが設けられている。第1溝部51aは、例えば、ロータコア50の上端から下端まで軸方向に延びている。第1溝部51aは、周方向に間隔を空けて複数設けられている。複数の第1溝部51aは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において第1溝部51aは、コアピース51ごとに2つずつ設けられている。つまり、本実施形態において第1溝部51aは、14個設けられている。第1溝部51aの数は、ロータマグネット60の数および保護部材70の数と同じである。各コアピース51において2つの第1溝部51aは、コアピース51の径方向外側面において、回転止め部51bを周方向に挟んで配置されている。
図4に示すように、ロータマグネット60は、ロータコア50の径方向内側面に固定されている。ロータマグネット60は、軸方向に見て、円弧状に延びている。図1に示すように、ロータマグネット60の径方向内側面は、ティース部21bの径方向外側に隙間を空けて対向して配置されている。ロータマグネット60の径方向内側の面は、上筒部43の内周面よりも径方向外側に位置する。ロータマグネット60の上側の面は、支持部44の下側の面に接触している。図3に示すように、ロータマグネット60は、周方向に沿って複数設けられている。本実施形態では、1つのコアピース51に対して、ロータマグネット60は、2つずつ設けられている。ロータマグネット60は、例えば、14個設けられている。コアピース51とロータマグネット60とは、例えば、接着剤で接着されている。複数のロータマグネット60は、互いに周方向に隣接して設けられている。複数のロータマグネット60は、互いに周方向に隣接して配置されていることで、中心軸線Jを中心とする円筒状に組み合わされている。
本実施形態において、ロータマグネット60の磁極は、ハルバッハ配列で配置されている。本実施形態のロータマグネット60は、例えば、径方向外側の磁極がN極となるN極部と、径方向外側の磁極がS極となるS極部と、N極部とS極部との間に位置し磁化方向がS極部からN極部に向かう態様に着磁された磁極部と、で構成されている。
図4に示すように、保護部材70は、ロータコア50とロータマグネット60とを固定する部材である。保護部材70は、長尺の部材である。本実施形態では、保護部材70は、糸状の部材である。図5に示すように、糸状の保護部材70の断面は、例えば、円形状である。保護部材70の素材は特に限定されないが、モータ駆動中に切れない程度の耐久性を有することが好ましい。本実施形態において保護部材70は、非磁性体である。保護部材70は、例えば、樹脂製である。保護部材70を構成する樹脂としては、例えば、ポリアミド系樹脂等が挙げられる。保護部材70は、例えば、伸縮性を有する。
図4に示すように、保護部材70は、ロータコア50の径方向外側とロータマグネット60の径方向内側とロータコア50およびロータマグネット60の軸方向両側とを通って、ロータコア50およびロータマグネット60に巻き回されている。すなわち、保護部材70は、ロータコア50およびロータマグネット60に対して、中心軸線Jを中心とするポロイダル方向に巻き回されている。保護部材70は、例えば、張力が加えられた状態でロータコア50およびロータマグネット60に複数回巻き回されている。図5に示すように、保護部材70の複数の巻回部70aは、周方向に沿って一列に並んでいる。保護部材70の巻き数は、特に限定はなく、複数の巻回部70aが周方向に沿って二列以上に並ぶように巻き回されてもよい。本実施形態において保護部材70は、各ロータマグネット60の周方向の中央部に巻き回されている。各ロータマグネット60の周方向両端部には、保護部材70が巻き回されていない。
本実施形態では、保護部材70の一部は、コアピース51の第1溝部51a内に位置する。より詳細には、保護部材70のうちロータコア50の径方向外側に位置する部分が、第1溝部51a内に配置されている。本実施形態において糸状の保護部材70の太さ(外径)は、第1溝部51aの径方向の深さ以下である。図2および図3に示すように、本実施形態において保護部材70の一部は、第2溝部44a内に位置する。より詳細には、保護部材70のうちロータコア50の上側およびロータマグネット60の上側に位置する部分が、第2溝部44a内に配置されている。
ロータコア50とロータマグネット60と保護部材70とは、互いに接着されている。例えば、保護部材70は、ロータコア50およびロータマグネット60に対して巻き回された後、接着剤によって固定されている。接着剤としては、例えば、エポキシ系接着剤が挙げられる。
本実施形態によれば、ロータ30は、ロータマグネット60をロータコア50に対して径方向内側から押さえ、ロータコア50とロータマグネット60とを固定する保護部材70を備える。そのため、保護部材70によって、ロータマグネット60がロータコア50から径方向内側に外れることを抑制できる。したがって、例えばロータマグネット60に対して径方向内側向きにかかる電磁力が、ロータ30の回転に起因してロータマグネット60に対して径方向外側にかかる遠心力よりも大きい場合など、ロータマグネット60に径方向内側向きの比較的大きい力が加わる場合であっても、ロータマグネット60が外れることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、ロータコア50は、複数のコアピース51が周方向に連結されて構成され、コアピース51のそれぞれには、少なくとも1つのロータマグネット60が保護部材70によって固定されている。この構成においては、ロータコア50が分割コアであるため、それぞれのコアピース51に対して保護部材70を用いてロータマグネット60を個別に取り付けることができる。そのため、保護部材70によるロータマグネット60の固定が容易である。具体的に、本実施形態では、長尺の保護部材70をコアピース51とロータマグネット60とに巻き回しやすくできる。
また、本実施形態によれば、ロータコア50とロータマグネット60と保護部材70とは、互いに接着されている。そのため、保護部材70が解ける等により外れることを抑制でき、ロータマグネット60が保護部材70によってロータコア50に固定された状態をより強く維持することができる。
また、本実施形態によれば、保護部材70は、ロータコア50の径方向外側とロータマグネット60の径方向内側とロータコア50およびロータマグネット60の軸方向両側とを通って、ロータコア50およびロータマグネット60に巻き回されている。この構成においては、保護部材70によってロータコア50とロータマグネット60とをより強固に固定しやすい。すなわち、ロータ30において、ロータコア50からロータマグネット60が外れることをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、保護部材70は、糸状である。保護部材70が糸状であることで、本実施形態における保護部材70を巻き回す様式での取り付けを容易に行うことができる。また、保護部材70が糸状であることで、ロータマグネット60をロータコア50に固定した状態の保護部材70における厚さを比較的薄くできる。そのため、本実施形態のようにロータマグネット60の径方向内側に保護部材70の一部が位置していても、保護部材70がステータ20に接触することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、ロータコア50の径方向外側面には、径方向に窪む第1溝部51aが設けられ、保護部材70の一部は、第1溝部51a内に位置する。この構成においては、保護部材70がロータコア50から径方向外側に出っ張ることを抑制できる。これにより、保護部材70によってロータマグネット60が固定された状態のロータコア50を、筒部46の内周面に好適に固定しやすくできる。また、ロータ30全体が径方向に大きくなることを抑制できる。さらに、第1溝部51aがロータコア50側に設けられていることで、第1溝部が筒部46の径方向内側面に設けられている場合と比較して、筒部46の径方向の寸法が大きくなることを抑制でき、かつ、筒部46の外径が大きくなることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、ロータコア50を上側(軸方向一方側)から支持する支持部44を有するロータホルダ40を備え、支持部44は、軸方向に窪む第2溝部44aを有する。保護部材70の一部は、第2溝部44a内に位置する。この構成においては、保護部材70の一部がロータコア50の上側に位置しても、保護部材70の一部を第2溝部44a内に配置することができ、ロータコア50の上端部のうち保護部材70で固定されていない部分を、支持部44によって好適に支持することができる。
また、本実施形態によれば、ロータマグネット60の磁極は、ハルバッハ配列で配置されている。そのため、ステータ20とロータ30との間に生じる磁力を大きくでき、モータ1の出力を向上できる。
ハルバッハ配列とされた複数のロータマグネット60は、隣り合うロータマグネット60同士の磁化方向が異なるため、互いの磁力で反発等しやすく、ロータマグネット60をロータコア50に固定しにくい。ここで、本実施形態では、ロータコア50とロータマグネット60とは、保護部材70によって固定されている。ロータマグネット60がハルバッハ配列で配置されている構成においては、上述したロータ30において、ロータマグネット60が外れることを抑制できるという効果をより有用に得られる。
本実施形態において保護部材70は、非磁性体である。そのため、保護部材70が磁性体である場合に比べて、磁束によって保護部材70に渦電流が発生することを抑制できる。これにより、渦電流による損失を低減でき、かつ、渦電流によってロータ30の温度が上昇することを抑制できる。
(変形例)
図6に示すように、本実施形態の変形例においてロータ130は、中間部材80を備える。中間部材80は、ロータコア50に取り付けられている。本変形例においては、中間部材80は、ロータコア50の径方向外側およびロータコア50の軸方向両側を覆っている。本変形例において中間部材80は、非磁性体である。中間部材80は、例えば、樹脂製である。本実施形態において中間部材80のうちロータコア50の径方向外側に位置する部分は、第1溝部51aに収容されている。中間部材80は、軸方向において、ロータコア50よりも軸方向両側に突出している。
中間部材80は、ロータコア50と保護部材70との間に位置する介在部81を有する。本変形例のロータ130においては、径方向内側から、保護部材70の径方向内側部分、ロータマグネット60、ロータコア50、中間部材80の介在部81、保護部材70の径方向外側部分、および下筒部45が、この順に並んで配置されている。
介在部81は、保護部材70が接触する曲面81aを有する。本変形例において曲面81aは、介在部81の軸方向両側の端部における径方向外端部にそれぞれ設けられている。介在部81のうち曲面81aが設けられた部分は、第1溝部51aの軸方向両端に位置するエッジ部53を覆っている。すなわち、保護部材70は、エッジ部53に対して曲面81aを介して巻き回されている。
本変形例によれば、ロータコア50に取り付けられた中間部材80が設けられている。中間部材80は、ロータコア50と保護部材70との間に位置する介在部81を有し、介在部81は、保護部材70が接触する曲面81aを有する。この構成においては、介在部81の曲面81aを介して保護部材70をロータコア50に巻き回すことができる。そのため、ロータコア50のエッジ部53が鋭利な場合等であっても、張力を加えて保護部材70をロータコア50に巻き回す際に、保護部材70が損傷することを抑制できる。
また、本変形例において中間部材80は、非磁性体である。そのため、中間部材80が磁性体である場合に比べて、磁束によって中間部材80に渦電流が発生することを抑制できる。これにより、渦電流による損失を低減でき、かつ、渦電流によってロータ30の温度が上昇することを抑制できる。
なお、上述した本実施形態および本実施形態の変形例においては、第1溝部51aは、コアピース51の径方向外側面に設けられているが、これに限られない。第1溝部51aは、筒部46の径方向内側面に設けられていてもよく、より詳細には、第1溝部51aは、下筒部45の径方向内側面に設けられていてもよい。この構成においては、保護部材70の一部がロータコア50の径方向外側に位置しても、保護部材70の一部を、下筒部45に設けられた第1溝部51a内に配置することができ、ロータコア50の径方向外側面のうち保護部材70で固定されていない部分を、下筒部45の径方向内側面によって好適に支持することができる。
さらに、第1溝部51aは、コアピース51の径方向外側面と下筒部45の径方向内側面との双方に設けられていてもよい。この場合、保護部材70の一部は、コアピース51側の第1溝部51a内および下筒部45側の第1溝部内に位置し、前段と同様の効果を得ることができる。また、第1溝部51aをロータコア50の径方向外側面および下筒部45の径方向内側面に対してどのように設けるかは、ロータ30およびモータ1の要求する寸法および強度に応じて適宜選択可能である。
また、ロータマグネット60は、本実施形態に限定されず、例えば、1つのコアピース51に対して、1つのロータマグネット60が設けられていてもよい。
また、保護部材70は、本実施形態に例示した糸状の部材に限定されない。保護部材70は、第1溝部51a内に収まるものであることが好ましく、例えば、帯状の部材であってもよいし、シート状の部材であってもよい。
また、本実施形態では、保護部材70は、ロータコア50およびロータマグネット60に対して複数回巻き回されて固定されているが、回数および固定方法についても限定されない。例えば、保護部材70は、弾性を有する幅広リング状の部材を取り付けたものであってもよい。さらに、本実施形態では、保護部材70は、周方向に垂直な面に沿って巻き回されているが、ロータコア50の径方向外側とロータマグネット60の径方向内側とロータコア50およびロータマグネット60の軸方向両側とを通っていれば、例えば斜めに傾いて巻き回されていてもよい。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
1…モータ、20…ステータ、30,130…ロータ、40…ロータホルダ、46…筒部、44…支持部、44a…第2溝部、50…ロータコア、51…コアピース、51a…第1溝部、60…ロータマグネット、70…保護部材、80…中間部材、81…介在部、81a…曲面、J…中心軸線

Claims (10)

  1. 軸方向に延びる中心軸線を中心として回転可能なロータであって、
    環状のロータコアと、
    前記ロータコアの径方向内側面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを前記ロータコアに対して径方向内側から押さえ、前記ロータコアと前記ロータマグネットとを固定する保護部材と、
    を備える、ロータ。
  2. 前記ロータコアは、複数のコアピースが周方向に連結されて構成され、
    前記ロータマグネットは、複数設けられ、
    前記コアピースのそれぞれには、少なくとも1つの前記ロータマグネットが前記保護部材によって固定されている、請求項1に記載のロータ。
  3. 前記ロータコアと前記ロータマグネットと前記保護部材とは、互いに接着されている、
    請求項1または2に記載のロータ。
  4. 前記保護部材は、前記ロータコアの径方向外側と前記ロータマグネットの径方向内側と前記ロータコアおよび前記ロータマグネットの軸方向両側とを通って、前記ロータコアおよび前記ロータマグネットに巻き回されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のロータ。
  5. 前記ロータコアに取り付けられた中間部材を備え、
    前記中間部材は、前記ロータコアと前記保護部材との間に位置する介在部を有し、
    前記介在部は、前記保護部材が接触する曲面を有する、請求項4に記載のロータ。
  6. 前記保護部材は、糸状である、
    請求項4または5に記載のロータ。
  7. 前記ロータコアを径方向外側から囲む筒部を有するロータホルダを備え、
    前記ロータコアの径方向外側面と前記筒部の径方向内側面との少なくとも一方には、径方向に窪む第1溝部が設けられ、
    前記保護部材の一部は、前記第1溝部内に位置する、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のロータ。
  8. 前記ロータコアを軸方向一方側から支持する支持部を有するロータホルダを備え、
    前記支持部は、軸方向に窪む第2溝部を有し、
    前記保護部材の一部は、前記第2溝部内に位置する、
    請求項1~7のいずれか1項に記載のロータ。
  9. 前記ロータマグネットの磁極は、ハルバッハ配列で配置されている、
    請求項1~8のいずれか1項に記載のロータ。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載のロータと、
    前記ロータの径方向内側に位置するステータと、
    を備える、モータ。
JP2020212590A 2020-12-22 2020-12-22 ロータおよびモータ Pending JP2022098916A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020212590A JP2022098916A (ja) 2020-12-22 2020-12-22 ロータおよびモータ
CN202111561283.3A CN114665635A (zh) 2020-12-22 2021-12-17 转子和马达
US17/558,066 US20220200380A1 (en) 2020-12-22 2021-12-21 Rotor and motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020212590A JP2022098916A (ja) 2020-12-22 2020-12-22 ロータおよびモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022098916A true JP2022098916A (ja) 2022-07-04

Family

ID=82022444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020212590A Pending JP2022098916A (ja) 2020-12-22 2020-12-22 ロータおよびモータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220200380A1 (ja)
JP (1) JP2022098916A (ja)
CN (1) CN114665635A (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0951642A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Toyota Motor Corp 回転子
DE10224776A1 (de) * 2002-06-04 2004-03-11 Magnet-Motor Gesellschaft Für Magnetmotorische Technik Mbh Elektrische Maschine
JP2005020892A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Meidensha Corp 永久磁石式回転電機、その磁石固定板、磁石固定方法及び回転子
JP4391886B2 (ja) * 2004-05-27 2009-12-24 三菱電機株式会社 回転電機の回転子
US8179009B2 (en) * 2008-07-28 2012-05-15 Direct Drive Systems, Inc. Rotor for an electric machine
JP5493675B2 (ja) * 2009-02-09 2014-05-14 株式会社ジェイテクト 電動モータおよびロータ
CN201869071U (zh) * 2010-10-21 2011-06-15 德昌电机(深圳)有限公司 永磁电机
US9502929B2 (en) * 2010-11-19 2016-11-22 Asmo Co., Ltd. Rotor and motor
JP2013009458A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Nidec Sankyo Corp ロータおよびモータ
US20150076959A1 (en) * 2011-12-06 2015-03-19 L-3 Communications Magnet-Motor Gmbh Method of producing a rotor of an electric machine and rotor of an electric machine
JP5980874B2 (ja) * 2014-10-20 2016-08-31 ファナック株式会社 回転電機に使用される磁石保持部材、回転子、回転電機および工作機械
DE102015203995A1 (de) * 2015-03-05 2016-09-08 Mahle International Gmbh Außenrotor einer Vorrichtung zur berührungslosen Übertragung von Drehbewegungen
JP6288195B2 (ja) * 2016-09-16 2018-03-07 日本電産株式会社 モータ
JP2020096396A (ja) * 2017-03-30 2020-06-18 日本電産テクノモータ株式会社 ロータ及びロータを備えたモータ
CN207588573U (zh) * 2017-12-19 2018-07-06 北京金风科创风电设备有限公司 磁极模块、转子及电机
CN111512519B (zh) * 2017-12-28 2022-10-11 株式会社电装 旋转电机
JP7006541B2 (ja) * 2017-12-28 2022-01-24 株式会社デンソー 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
US20220200380A1 (en) 2022-06-23
CN114665635A (zh) 2022-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6055725B2 (ja) 回転子および回転子を用いたアキシャル型回転電機
JP2010239800A (ja) 回転電機の回転子およびその製造方法
US8680732B2 (en) Rotary electric machine
JP2015142484A (ja) 表面磁石型回転電機
US10491068B2 (en) Motor using complex magnetic flux
JP2008072871A (ja) コアレスモータ
JP2014239586A (ja) モータ
US11456637B2 (en) Motor with rotor holder having first and second magnets with different intervals to holder
JP2020072524A (ja) モータ
US20190103782A1 (en) Stator and motor
JP2019022301A (ja) モータ
US8629593B2 (en) Spindle motor with sleeve holder including cylindrical part, seating part, and coupling part
JP2011166952A (ja) 永久磁石形回転機
JP2012244671A (ja) アキシャルギャップモータのロータ
JP2022098916A (ja) ロータおよびモータ
JP2005333762A (ja) 回転電機の回転子および回転電機
JPWO2020137293A1 (ja) ロータ、およびモータ
JP2018201302A (ja) モータ
JP2022156718A (ja) 電動機用ロータ、及び電動機
JP7209480B2 (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
CN111293808B (zh) 混合动力模块中的径向间隙
TW201737596A (zh) 軸流間隙型旋轉電機
WO2022196147A1 (ja) 磁石配列方法、ロータの製造方法、及び磁石配列用治具
JP7203639B2 (ja) 回転電機
JP2008148372A (ja) 電機子用磁心、電機子、回転電機、電機子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240528