JP2022097242A - 建具枠のシール材 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、上枠をアルミ断熱形材で構成し、さらにビスホールを設け、この上枠の小口端面と縦枠との間にシール材を配置し、縦枠からシール材を介して上枠のビスホールにタッピングねじを螺合して縦枠および上枠を接合すると、シール材との接触面積が大きくなる断熱部材部分やその周囲でシール材の圧縮量が不足し、シール性能が低下するという課題があった。
図1、2は、本実施形態に係る建具である引違い窓1を示す縦断面図であり、図3は横断面図である。図1~3では、引違い窓1の窓枠2、外障子3、内障子4の主要構造材は図示しているが、ガラス等の面材、摺動片、戸車などは省略している。また、図1は、引違い窓1の外障子3側つまり内観左側の縦断面図であり、図2は、引違い窓1の内障子4側つまり内観右側の縦断面図である。なお、図1~3において、引違い窓1の窓枠2、外障子3、内障子4の主要構造材のハッチングは省略している。
上枠21は、本発明の第1枠材であり、図1、2に示すように、アルミ製(金属製)の室外部材211と、アルミ製(金属製)の室内部材212と、室外部材211および室内部材212を連結するウレタン樹脂などの合成樹脂製の断熱部材213とを備えて構成される。
室外部材211には外障子3を案内する外レール215が形成され、室内部材212には内障子4を案内する内レール216が形成されている。また、室外部材211は、仕切り壁217で区画される2つの中空部218A,218Bを備える。
室外部材211、室内部材212には、断熱部材213を保持する室外保持部211A、室内保持部212Aがそれぞれ形成されている。また、室外部材211、室内部材212には、ビスホール211B、212Bがそれぞれ形成されている。ビスホール211Bは、外レール215の基端部を含んで形成されている。ビスホール212Bは、室内保持部212Aを含んで形成されている。
さらに、室外部材211は、上面部2111と、上面部2111の室内側端部から上方に延出する釘ヒレ部2112と、上面部2111の室外側端部から下方に延出する網戸レール部2113とを備える。上面部2111、釘ヒレ部2112および網戸レール部2113は、後述するシール材50に当接して止水ラインを形成する。
また、上枠21の室内部材212には、図1,2に示すように、室内部材212の長手方向全長に渡って、樹脂製部材26が取り付けられている。
室外部材221には外障子3を案内する外レール225が形成され、室内部材222には内障子4を案内する内レール226が形成されている。
室外部材221、室内部材222には、断熱部材223を保持する室外保持部221A、室内保持部222Aがそれぞれ形成されている。また、室外部材221には、ビスホール221B、221Cが形成され、室内部材222にはビスホール222Bが形成されている。
また、下枠22の室内部材222には、図1,2に示すように、室内部材222の長手方向全長に渡って、樹脂製部材29が取り付けられている。
縦枠23には、外障子3よりも室内側の内面を被覆する樹脂製部材232が取り付けられている。また、縦枠23には、図4、5に示すように、上枠21や下枠22と接合するためのタッピングねじ60が挿通される挿通穴235、236が形成されている。
縦枠24には、内障子4よりも室内側の内面を被覆する樹脂製部材242が取り付けられている。また、図示は略すが、縦枠24にも、上枠21や下枠22と接合するためのタッピングねじ60が挿通される挿通穴が形成されている。
内障子4は、上框41、下框42、縦框43、内召合せ框44および図示略のガラスを框組みして構成されている。
上框31、41と、下框32、42と、縦框33、43と、内召合せ框44とは、アルミ押出形材および難燃性の樹脂押出形材が複合して形成されている。また、外召合せ框34は、アルミ押出形材で形成されている。なお、図1~3においては、ガラス、戸車、摺動片などは図示を省略している。
そして、第1枠材である上枠21の小口と、第2枠材である縦枠23、24の上端部の見込み面とは、シール材50を挟んで、タッピングねじ60によって接合されている。
また、下枠22の小口と、縦枠23、24の下端部の見込み面とは、図示略のシール材を挟んで接合されている。
シール材50は、シート状のブチルゴムなどで構成されたシール材(シーラー)である。シール材50は、図4、5や、図6に示すように、上枠21の小口(端面)形状に合わせた形状に形成されている。このシール材50は、縦枠23、24の上端部に貼り付けられている。そして、シール材50に上枠21の小口を当接し、縦枠23、24およびシール材50を介してタッピングねじ60を上枠21のビスホール211B、212Bに螺合することで、上枠21および縦枠23、24を接合している。
シール材50には、図6(A)に示すように、穴部51、52と、水抜き穴53、54と、切欠部55、56とが形成されている。
穴部51、52は、上枠21のビスホール211B、212Bおよび縦枠23、24の挿通穴235、236に対応する位置に形成されている。
水抜き穴54は、中空部218Aと上枠21の下面の下側の空間とに跨る位置に配置されている。また、水抜き穴54の見込み方向(室内外方向)の位置は、外障子3よりも室外側の位置とされている。このため、中空部218Aに流入した水は、水抜き穴54を介して上枠21の下側の空間であり、外障子3よりも室外側に排水することができる。
また、潰す力に反発する力は、シール材50の反発力であり、これはシール材50の材質、シール材50と上枠21との接触面積によって設定される。
シール材50は、アルミ押出形材のみで構成される上枠を縦枠に接合する場合に利用しているシール材と兼用できるものである。このアルミ押出形材の上枠に対して、上枠21は、断熱部材223が設けられている分、シール材50との接触面積が大きい。このため、シール材50の反発力が大きくなり、シール材50の圧縮量が不足してシール性能が低下する可能性がある。
図6に示すように、切欠部55は、見込み方向に長い長穴とされ、中空部218B、室外保持部211A、断熱部材213の一部に跨る位置に形成されている。
切欠部56は、シール材50の上端部から略U字状に切り欠かれて形成され、室内保持部212A、断熱部材213の一部に跨る位置に形成されている。
したがって、断熱部材213の室内外方向の中間位置に対し、切欠部55は、室外側の位置に設けられ、切欠部56は室内側の位置に設けられている。このため、切欠部55によって室外切欠部が構成され、切欠部56によって室内切欠部が構成されている。
これらの切欠部55、56を断熱部材213および室外保持部211A、室内保持部212Aの一部に重なる位置に設けることにより、上枠21とシール材50との接触面積を減少できる。例えば、本実施形態では、シール材50に切欠部55、56を設けることで、上枠21とシール材50との接触面積を、接触面積の1/6~1/5程度の面積を減少することができる。
このため、シール材50を挟んで上枠21および縦枠23、24をタッピングねじ60で接合した際に、上枠21との接触面積を減少させることでシール材50の反発力を小さくできる。その分、シール材50の圧縮量を十分に確保でき、必要なシール性能を維持することができる。
シール材50に切欠部55、56を形成することで、上枠21とシール材50との接触面積を小さくできる。これにより、シール材50の反発力を小さくでき、シール性能の確保に必要な圧縮量を確保でき、漏水の発生を抑制できる。
また、切欠部55、56は、上枠21においてシール材50との接触面積が大きい断熱部材213の室内外方向の中間部に対して、室外側および室内側に分けて形成しているので、シール材50の反発力をバランスよく低減でき、上枠21によるシール材50の圧縮量もシール材50全体にわたってバランスよくほぼ均等にでき、シール材50全体のシール性能を維持できて漏水の発生を効果的に抑制できる。
さらに、シール材50に形成する切欠部55、56のサイズや位置によって、上枠21とシール材50との接触面積を容易に調整できてシール材50の圧縮量をコントロールできるため、例えば、上枠21のビスホールの位置や数を調整してシール材50の圧縮量をコントロールする場合に比べて、シール材50の圧縮量を適正にかつ容易に調整できる。
また、シール材50の水抜き穴53、54は、上枠21の形材に重なる位置に配置されているので、上枠21とシール材50との接触面積を減少させる切欠部としても機能し、シール材50の圧縮量を十分に確保できる。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
シール材50に設けられる切欠部55、56は前記実施形態に限定されず、図7~図9に示すように、止水ラインにかからない範囲で、上枠21との接触面積を小さくできるものであればよい。なお、図7~図9において、前記実施形態と同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。
さらに、図9に示すシール材50Dのように、2つの切欠部55、56の代わりに、連続する1つの切欠部56Dを設けてもよい。
すなわち、シール材に設ける切欠部は、止水ラインに重ならない位置であれば、その数やサイズ、形状は、上枠21の小口形状やビスホールの位置などに応じて適宜設定すればよく、シール材を適切に圧縮できるものであればよい。たとえば、切欠部は、断熱部材213の少なくとも一部に対向する位置のみに設けられていてもよい。
本発明は、建具枠の第1枠材の小口および第2枠材間に設けられるシール材であって、前記第1枠材は、金属製の室外部材および室内部材と、前記室外部材および前記室内部材を連結する合成樹脂製の断熱部材とを備えて構成され、前記室外部材は、前記断熱部材を保持する室外保持部と、ビスホールとを備え、前記室内部材は、前記断熱部材を保持する室内保持部と、ビスホールとを備え、前記シール材は、前記ビスホールに対応する位置に形成される穴部と、前記断熱部材の少なくとも一部に対向する位置に形成される切欠部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、シール材に切欠部を形成することで、第1枠材とシール材との接触面積を小さくできる。これにより、シール材の反発力を小さくでき、シール性能の確保に必要な圧縮量を確保でき、漏水の発生を抑制できる。
切欠部が、断熱部材、室外保持部および室内保持部の少なくとも一部に対向する位置に形成されることで、切欠部の大きさや形成位置の自由度が向上できる。このため、第1枠材とシール材との接触面積を適切に小さくでき、シール材の反発力を小さくでき、シール性能の確保に必要な圧縮量を確保でき、漏水の発生を抑制できる。
シール材に水抜き穴を設ければ、第1枠材の中空部に仮に雨水が流入した場合に、水を室外に排水できる。また、シール材の水抜き穴は、第1枠材とシール材との接触面積を減少させる切欠部としても機能するため、シール材の圧縮量を確保するための役割も果たす。
シール材に室外切欠部と室内切欠部とを設けることで、シール材の反発力をバランスよく低減でき、第1枠材によるシール材の圧縮量もシール材全体にわたってバランスよくほぼ均等にでき、シール材全体のシール性能を維持できて漏水の発生を効果的に抑制できる。
Claims (4)
- 建具枠の第1枠材の小口および第2枠材間に設けられるシール材であって、
前記第1枠材は、金属製の室外部材および室内部材と、前記室外部材および前記室内部材を連結する合成樹脂製の断熱部材とを備えて構成され、
前記室外部材は、前記断熱部材を保持する室外保持部と、ビスホールとを備え、
前記室内部材は、前記断熱部材を保持する室内保持部と、ビスホールとを備え、
前記シール材は、前記ビスホールに対応する位置に形成される穴部と、前記断熱部材の少なくとも一部に対向する位置に形成される切欠部とを有する
ことを特徴とする建具枠のシール材。 - 請求項1に記載の建具枠のシール材において、
前記シール材は、前記断熱部材、前記室外保持部および前記室内保持部の少なくとも一部に対向する位置に形成される前記切欠部を有することを特徴とする建具枠のシール材。 - 請求項1または請求項2に記載の建具枠のシール材において、
前記シール材は、水抜き穴を有していることを特徴とする建具枠のシール材。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の建具枠のシール材において、
前記切欠部は、
前記室外保持部および前記断熱部材の一部に対向する位置に形成される室外切欠部と、
前記室内保持部および前記断熱部材の一部に対向する位置に形成される室内切欠部と、
を備えることを特徴とする建具枠のシール材。
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