JP2022061842A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】オンラインで接客する担当者又は現地で接客する担当者をオンラインで支援する。【解決手段】情報処理装置は、プロセッサを有し、プロセッサは、自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得し、取得された位置に関連する第1の情報を取得し、取得された第1の情報を、端末の前に存在する人との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
コロナウィルスやインフルエンザ等の感染症対策に対する意識が向上した今日では、売り場とは別の場所にいる販売員が、売り場に設置されたモニターを通じて接客するニーズが高まっている。以下では、この種の接客を「オンライン接客」という。オンライン接客は、客と販売員とのソーシャルディスタンスの確保にも有効である。
特開2018-13947号公報
オンライン接客の採用により、販売員は、複数の売り場を担当することが可能になる。オンラインでは、距離の制約がないためである。例えば数10キロ、数100キロ、場合によっては国境を跨いで点在する売り場を担当することも可能になる。
一方で、複数の売り場を担当する場合、売り場がある地域の情報の把握に困ることがある。特にオンライン営業では、リアルタイム感が重要である。このため、売り場がある地域に関する情報の提供は、今まで以上に重要になる。
また今後は、様々な年齢や様々な国籍の人材が販売員として活躍することが予想される。その場合にも、良好なコミュニケーションを実現するためのツールが必要になる。
本発明は、オンラインで接客する担当者又は現地で接客する担当者をオンラインで支援することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得し、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得し、取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得し、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得し、取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人と第三者との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する、情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第1の情報の提供の可否を選択する画面を表示し、当該第1の情報の提供の指示を受け付けた場合に、前記第2の情報として当該第1の情報を提供する、請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第1の情報を提供しない指示を受け付けた場合、前記第2の情報として当該第1の情報を提供しない、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第1の情報の提供の指示を受け付けた場合に、当該第1の情報の取得を実行する、請求項3に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第1の情報として、前記端末が位置する地域の話題を取得する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記地域の話題として、即時性の高い内容を優先する、請求項6に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第1の情報として、前記端末を携帯する担当者の訪問先に関する話題を取得する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記訪問先に関する話題には、訪問の履歴が含まれる、請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第2の情報として、指定を受け付けた項目に関する話題の例文を提示する、請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記項目の候補が選択可能に提供される、請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第2の情報として、前記人に関する情報を提供する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記プロセッサは、前記第2の情報として、前記第三者に関する情報を提供する、請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記プロセッサは、前記端末により表示される画像内におけるユーザの動きを、実際のユーザの動きに比して強調する処理を加える、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項15に記載の発明は、ユーザの動きの大きさは、画像処理により、実際の動きの大きさよりも拡大される、請求項14に記載の情報処理装置である。
請求項16に記載の発明は、ユーザの動きの速度は、画像処理により、実際の動きの速度よりも増加又は低下される、請求項14に記載の情報処理装置である。
請求項17に記載の発明は、前記プロセッサは、強調の度合いをユーザの設定に応じて可変する、請求項14に記載の情報処理装置である。
請求項18に記載の発明は、前記プロセッサは、前記人との会話中は、予め用意した立ち姿勢の画像又は立ち姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項19に記載の発明は、前記プロセッサは、前記人が座っている場合には、予め用意した座った姿勢の画像又は座った姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信し、前記人が立っている場合には、予め用意した立ち姿勢の画像又は立ち姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項20に記載の発明は、会話中のユーザのライブ画像を前記端末に送信する場合、前記プロセッサは、前記人の姿勢をユーザに対して案内する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項21に記載の発明は、コミュニケーションを支援するサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法において、オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、会話の相手である人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する処理と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する処理と、取得された前記第1の情報を、前記人との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する処理と、を有する情報処理方法である。
請求項22に記載の発明は、コミュニケーションを支援するサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法において、オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、第三者と会話する人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する処理と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する処理と、取得された前記第1の情報を、前記人と前記第三者との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する処理と、を有する情報処理方法である。
請求項23に記載の発明は、コンピュータに、自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得する機能と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項24に記載の発明は、コンピュータに、自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得する機能と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人と第三者との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項25に記載の発明は、コンピュータに、オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、会話の相手である人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する機能と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、取得された前記第1の情報を、前記人との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項26に記載の発明は、コンピュータに、オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、第三者と会話する人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する機能と、取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、取得された前記第1の情報を、前記人と前記第三者との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、オンラインで接客する担当者を支援できる。
請求項2記載の発明によれば、現地で接客する担当者をオンラインで支援できる。
請求項3記載の発明によれば、遠隔地で情報処理装置を操作しているユーザが第1の情報の提供の可否を選択できる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザが希望しない場合には第1の情報の提供を不要にできる。
請求項5記載の発明によれば、第1の情報の提供が不要な場合には、処理負荷を軽減できる。
請求項6記載の発明によれば、会話のきっかけとなる情報を提供できる。
請求項7記載の発明によれば、リアルタイムでの接客をアピールできる。
請求項8記載の発明によれば、現地で接客する担当者の支援に有用な情報を提供できる。
請求項9記載の発明によれば、訪問の回数に応じた接客を可能にできる。
請求項10記載の発明によれば、スキルの低いユーザでも具体的な対応が可能になる。
請求項11記載の発明によれば、スキルの低いユーザでも具体的な対応が可能になる。
請求項12記載の発明によれば、会話の相手である人の情報の確認により会話の質を向上できる。
請求項13記載の発明によれば、現地で接客している人が会話している第三者の情報の確認により会話の質を向上できる。
請求項14記載の発明によれば、画面越しでもユーザの動きを端末の前の人に確実に伝えることができる。
請求項15記載の発明によれば、動きを大きく見せることで意図の伝達が容易になる。
請求項16記載の発明によれば、画面越しでも勢いを伝えやすくなる。
請求項17記載の発明によれば、強調の度合いをユーザが指示できる。
請求項18記載の発明によれば、会話中のユーザは座った姿勢だとしても端末の前位にいる人には礼を表現できる。
請求項19記載の発明によれば、端末の前にいる人に視認されるユーザの姿勢を、端末の前にいる人の姿勢に合わせることができる。
請求項20記載の発明によれば、お端末の前にいる人に視認されるユーザの姿勢を、端末の前にいる人の姿勢に合わせることができる。
請求項21記載の発明によれば、オンラインで接客するユーザを支援するサービスを提供できる。
請求項22記載の発明によれば、現地で接客している人をオンラインで支援するサービスを提供できる。
請求項23記載の発明によれば、オンラインで接客するユーザを支援できる。
請求項24記載の発明によれば、現地で接客している人をオンラインで支援できる。
請求項25記載の発明によれば、オンラインで接客するユーザを支援できる。
請求項26記載の発明によれば、現地で接客している人をオンラインで支援できる。
実施の形態1で使用する接客支援システムの構成例を説明する図である。 店舗内の端末に表示されるキャラクターの一例を説明する図である。 来店客が訪問する店舗に設置される端末のハードウェア構成例を説明する図である。 オンライン接客するスタッフが操作する端末のハードウェア構成例を説明する図である。 オンライン接客するスタッフが操作する端末で実行される処理動作を説明するフローチャートである。 ステップ3及び4における選択の受付に用いる画面の一例を説明する図である。 オンライン接客中にサポート情報を表示しない場合の画面例を説明する図である。(A)はスタッフが操作する端末のモニターに表示される画面の例を示し、(B)は店舗側に設置される端末のモニターに表示される画面の例を示す。 オンライン接客中にサポート情報を表示する場合の画面例を説明する図である。(A)はスタッフが操作する端末のモニターに表示される画面の例を示し、(B)は店舗側に設置される端末のモニターに表示される画面の例を示す。 オンライン接客中にサポート情報を表示する場合の他の画面例を説明する図である。(A)はスタッフが操作する端末のモニターに表示される画面の例を示し、(B)は店舗側に設置される端末のモニターに表示される画面の例を示す。 オンライン接客中の画面例を説明する図である。(A)はスタッフが操作する端末のモニターに表示される画面の例を示し、(B)は店舗側に設置される端末のモニターに表示される画面の例を示す。 オンライン接客中に店舗側のモニターに表示される画面の他の例を説明する図である。(A)は共有情報として会話中の話題に関する情報のみが表示される画面の例を示し、(B)は商品情報を主に表示する画面の例を示す。 オンライン接客するスタッフQが操作する端末が実行するオプション機能の一例を説明するフローチャートである。 ステップ11の選択の受付に用いられる画面の一例を説明する図である。 音声出力のボリュームの補正を説明する図である。 スタッフの身振りを強調した補正画像を来店客側のモニターに表示する例を説明する図である。 オンライン接客するスタッフが操作する端末が実行する他のオプション機能の一例を説明するフローチャートである。 実施の形態3で想定するオンライン接客のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフの姿勢を示し、(B)は来店客側の端末のモニターに表示されるスタッフの画像を示す。 オンライン接客するスタッフが操作する端末が実行する他のオプション機能の一例を説明するフローチャートである。 実施の形態4で想定するオンライン接客のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニターに表示されるスタッフQの画像を示す。 実施の形態4で想定するオンライン接客の他のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニターに表示されるスタッフQの画像を示す。 実施の形態4で想定するオンライン接客の他のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニターに表示されるスタッフの画像を示す。 実施の形態5で使用する営業支援システムの構成例を説明する図である。 営業先で使用する端末のハードウェア構成例を説明する図である。 オンラインで営業を支援する上司が操作する端末で実行される処理動作を説明するフローチャートである。 ステップ41及び42の選択の受付に用いられる画面の一例を説明する図である。 オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示しない画面の例を説明する図である。 オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示する画面の例を説明する図である。 オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示する他の画面の例を説明する図である。 オンラインでの営業の支援の具体例を説明する図である。(A)はオンラインで営業を支援する上司が操作する端末に表示される画像の例であり、(B)は営業中の部下に対する支援が文字で実行される例を示し、(C)は営業中の部下に対する支援が音声で実行される例を示す。 他の接客支援システムの構成例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<システムの構成>
図1は、実施の形態1で使用する接客支援システム1の構成例を説明する図である。
図1に示す接客支援システム1は、複数の店舗(店舗A、店舗B、店舗C、…)に来店したお客様(以下「来店客」という)を、売り場にいないスタッフQがオンライン接客する場面を想定している。
各店舗に設置される端末10と、スタッフQが操作する端末20とは、ネットワーク30経由で接続されている。端末10は端末の一例であり、端末20は情報処理装置の一例でもある。なお、端末10は第1の端末の一例であり、端末20は第2の端末の一例でもある。
図1において、来店客は、端末の前に存在する人の一例である。また、来店客の接客を担当するスタッフQは、担当者の一例である。また、スタッフQは、端末20を操作するユーザの一例でもある。
図1の場合、店舗AはJ国X地方にあり、現在の天気は晴れである。店舗BはJ国Y地方にあり、現在の天気は雨である。店舗CはJ国Z地方にあり、現在の天気は雪である。また、スタッフQの勤務地はJ国T地方にあり、現在の天気は曇りである。このように、各店舗やスタッフQの勤務地の天気は、所在地に依存する。
スタッフQの勤務地は、特定のオフィスに限らず、時間単位で使用が可能な個室型のオフィスや自宅でもよい。
図1の場合、店舗A、店舗B、店舗CとスタッフQの勤務地は、いずれも同じ国内の異なる地方に存在しているが、同じ国内の同じ地方に存在してもよいし、異なる国に存在してもよい。
オンライン接客であるので、各店舗とスタッフQの勤務地との距離には制約がない。
図1の例では、スタッフQは、店舗Aに来店した二人連れの来店客をオンライン接客している。このため、スタッフQが操作する端末20には、二人連れの来店客の顔が表示されている。また、店舗Aに設置されている端末10には、接客を担当するスタッフQの顔が表示されている。
図1の場合、端末10には、接客中のスタッフQを撮像したライブ画像が表示される。ライブ画像は、いわゆる動画像であり、接客中のスタッフQをリアルタイムで撮像した画像である。もっとも、端末10には、スタッフQの写真(すなわち静止画像)が表示されてもよいし、スタッフQとは別人の写真が表示されてもよい。
また、スタッフQのライブ画像や写真に代えて、接客を担当する個々のスタッフ(以下「接客スタッフ」ともいう)を代表するキャラクターの画像やアニメーションを表示してもよい。ここでのキャラクターは、人に限らず、動植物でも、自然物でも、人工物でもよく、それらを模した仮想の存在でもよい。
図2は、店舗側の端末10に表示されるキャラクターの一例を説明する図である。図2の場合、端末10を構成するモニター11に、接客スタッフを模したキャラクターが表示されている。図2の場合、キャラクターは立ち姿の全身像であるが、座り姿でもよいし、上半身だけの像でもよいし、顔だけの像でもよい。
図2の場合、モニター11の左上部にはカメラ12が取り付けられている。カメラ12で撮像された画像が、接客中のスタッフQが操作する端末20(図1参照)に表示される。
図2の場合、カメラ12は、モニター11の上部に取り付けられているが、カメラ12は、モニター11と一体でもよい。
図2の場合、モニター11の右上部に、マイク13とスピーカー14とが取り付けられている。図2の場合、マイク13とスピーカー14は、1つの部材として表されているが、それぞれ別の部材でもよいし、モニター11と一体でもよい。
図1の説明に戻る。
図1の場合、接客スタッフとしてスタッフQだけを表しているが、接客スタッフは複数名でもよい。
ネットワーク30には、例えばLANやインターネットを使用する。ネットワーク30上の通信には、LAN通信、インターネット通信、移動通信システム等を使用する。移動通信システムは、第4世代(すなわち4G)、第5世代(すなわち5G)、第6世代(すなわち6G)のいずれでもよい。
<端末の構成>
図3は、来店客が訪問する店舗に設置される端末10のハードウェア構成例を説明する図である。
図3に示す端末10は、端末本体100と、モニター11と、カメラ12と、マイク13と、スピーカー14とを有している。
更に、端末本体100は、プロセッサ101と、半導体メモリ102と、ハードディスク装置103と、通信モジュール104とを有している。
モニター11には、例えば有機EL(=Electro Luminescent)ディスプレイや液晶ディスプレイが用いられる。モニター11には、例えば商品やサービス(以下「商品等」ともいう)の説明に使用する画像、オンライン接客するスタッフQの画像が表示される。
カメラ12には、例えばCMOS(=Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(=Charge-Coupled Device)イメージセンサを使用する。カメラ12は、端末本体100と一体でもよいし、外付けでもよい。
マイク13は、例えば来店客の音声を電気信号に変換するデバイスである。マイク13は、端末本体100と一体でもよいし、外付けでもよい。マイク13は、集音部の一例である。
スピーカー14は、例えば電気信号として与えられる商品の説明やスタッフQの音声を音に変換して出力するデバイスである。スピーカー14は、端末本体100と一体でもよいし、外付けでもよい。
プロセッサ101は、例えばCPU(=Central Processing Unit)で構成される。プロセッサ101は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。
半導体メモリ102は、BIOS(=Basic Input Output System)等が記憶されたROM(=Read Only Memory)と、主記憶装置として用いられるRAM(=Random Access Memory)とを有している。プロセッサ101と半導体メモリ102により、いわゆるコンピュータが構成される。プロセッサ101は、RAMをプログラムの作業スペースとして使用する。
ハードディスク装置103は、補助記憶装置であり、プログラムの他、モニター11に表示される画像のデータ、カメラ12で撮像された画像のデータ等が記憶される。なお、ハードディスク装置103の代わりに、半導体メモリを使用してもよい。
通信モジュール104は、スタッフQが操作する端末20(図1参照)との通信を実現するデバイスである。
図4は、オンライン接客するスタッフQが操作する端末20のハードウェア構成例を説明する図である。
図4に示す端末20は、いわゆるコンピュータであり、デスクトップ型でも、ノート型でもよい。また、端末20は、タブレット型でも、ウェアラブル型でもよい。ウェアラブル型の端末20は、時計、イヤフォン、眼鏡等のいずれでもよい。
端末20は、端末本体200と、モニター21と、カメラ22と、マイク23と、スピーカー24と、マウス25と、キーボード26とを有している。
更に、端末本体200は、プロセッサ201と、半導体メモリ202と、ハードディスク装置203と、通信モジュール204とを有している。なお、図4に示す端末20の構成は一例であり、実施する際には、それらの全てを兼ね備えている必要はない。
モニター21には、例えば有機ELディスプレイや液晶ディスプレイが用いられる。モニター21には、例えばオンライン接客が行われる店舗内を撮像した画像、オンライン接客中の来店客を撮像した画像、来店客に提示される画像、オンライン接客中の店舗を特定する情報、接客スタッフを支援する情報等が表示される。
店舗内を撮像した画像は、例えば端末10(図2参照)に取り付けたカメラ12(図2参照)が、オンライン接客の開始前やオンライン接客の終了後に撮像している画像、カメラ12とは別に設置された監視カメラ等の画像である。
オンライン接客中の来店客を撮像した画像は、例えばオンライン接客中にカメラ12が撮像する画像である。
来店客に提示される画像は、例えばカメラ22で撮像される接客スタッフの画像、商品等を説明する画像である。
オンライン接客中の店舗を特定する情報は、例えば店舗名、所在地である。
接客スタッフを支援する情報は、オンライン接客の対象とする店舗の位置に関連する情報、店舗がある地域の天気、来店客との会話に使用する話題の候補を含む。本実施の形態の場合、接客スタッフを支援する情報は、スタッフQが表示を選択した場合に表示され、選択しない場合には表示されない。
カメラ22には、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを使用する。カメラ22は、端末本体200と一体でもよいし、外付けでもよい。
マイク23は、例えばスタッフQの音声を電気信号に変換するデバイスである。マイク23は、端末本体200と一体でもよいし、外付けでもよい。
スピーカー24は、例えばオンライン接客中の来店客の音声を音に変換して出力するデバイスである。スピーカー24は、端末本体200と一体でもよいし、外付けでもよい。なお、マイク23とスピーカー24は、スタッフQが頭部に装着するヘッドセットでもよい。
マウス25とキーボード26は、入力デバイスの一例である。スタッフQによる端末20への指示の入力や文字等の入力に使用される。
プロセッサ201は、例えばCPUで構成される。プロセッサ201は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。
半導体メモリ202は、BIOS等が記憶されたROMと、主記憶装置として用いられるRAMとを有している。プロセッサ201と半導体メモリ202により、いわゆるコンピュータが構成される。プロセッサ201は、RAMをプログラムの作業スペースとして使用する。
ハードディスク装置203は、補助記憶装置であり、プログラムの他、店舗側の端末10(図1参照)から受信した画像のデータ、カメラ22で撮像された画像のデータ、商品等の説明に使用する画像のデータ、オンラインで接続される店舗の位置、各店舗の位置に応じて取得された天気の情報、各店舗の位置に応じて取得された時事情報、各店舗の位置に応じた話題等が記憶される。なお、ハードディスク装置203の代わりに、半導体メモリを使用してもよい。
通信モジュール204は、店舗側の端末10(図1参照)との通信を実現するデバイスである。
<処理動作>
図5は、オンライン接客するスタッフQが操作する端末20(図1参照)で実行される処理動作を説明するフローチャートである。なお、図5に示す記号のSは、ステップを意味している。図5に示す処理動作は、プロセッサ201(図4参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
まず、プロセッサ201は、接続先の選択を受け付ける(ステップ1)。本実施の形態の場合、オンライン接客は、スタッフQが接続先を選択することで開始される。
スタッフQは、例えば来店客から呼び出しの操作があった場合や展示物に関心を示している来店客がモニター21(図4参照)上で確認された場合に、該当する店舗を接続先に選択する。オンライン接客は、スタンバイ中のスタッフQが担当し、休憩中のスタッフは呼び出しがあっても担当しない。
もっとも、オンライン接客を管理する管理者が接続先を決定し、スタンバイ中のスタッフに接続先を通知してもよい。また、システム側が予め定めた規則に従って、接続先とスタッフの組み合わせを決定し、決定された接続先の情報をスタッフに通知してもよい。
図5の場合には、スタッフQが接続先を選択する。スタッフQが接続先を選択すると、プロセッサ201は、接続先の位置を取得する(ステップ2)。接続先の位置は、端末の位置の一例である。
プロセッサ201は、例えば「J国X地方の店舗A」や所在地を、ハードディスク装置203(図4参照)から取得する。
位置の情報には、例えば店舗が入居しているビルの名称、店舗が入居しているフロアの階数が含まれてもよい。
次に、プロセッサ201は、オンライン接客を支援するモード(以下「オンライン接客支援モード」という)を実行するか否かを判定する(ステップ3)。
本実施の形態では、接続先の選択後にオンライン接客支援モードの実行を問い合わせているが、接続先を選択する前にオンライン接客支援モードの実行の可否を問い合わせてもよい。
ステップ3で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、サポート情報を表示するか否かを判定する(ステップ4)。
サポート情報には、例えば気象情報や時事情報が含まれる。この他、サポート情報には、接続先の店舗が面している通り名、接続先の店舗の近隣に存在するランドマークの情報、営業時間が含まれてもよい。
本実施の形態におけるサポート情報は、接続先である店舗の位置に関連する第1の情報の一例である。
図6は、ステップ3及び4(図5参照)における選択の受付に用いる画面210及び220の一例を説明する図である。
画面210及び220は、例えばモニター21(図4参照)の一部の領域に表示される。画面210及び220は、ウィンドウとも呼ばれる。
画面210は、ステップ3における選択の受け付けに用いられる。図6の場合、画面210には、「オンライン接客支援モードをオンにして通信を開始しますか?」との文211と、「YES」の場合に操作するボタン212と、「NO」の場合に操作するボタン213とが配置されている。
画面220は、ステップ4における選択の受付に用いられる。画面220は、ステップ3で「YES」の場合に表示される。図6の場合、画面220には、「接続先の気象情報や時事情報を表示しますか?」との文221と、「YES」の場合に操作するボタン222と、「NO」の場合に操作するボタン223とが配置されている。
図5の説明に戻る。
ステップ4で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、接続先の位置に関連する情報を含むサポート情報と位置の情報を表示する(ステップ5)。
サポート情報は、第1の情報であると共に、お客様との会話を支援する第2の情報の一例でもある。第2の情報には、オンライン接客中の店舗の位置とは関係のない情報も含まれる。例えば第2の情報には、挨拶、お客様の年代に応じた話題が含まれる。
また、プロセッサ201は、接続先の端末10(図3参照)のモニター11(図3参照)に共有情報を表示する(ステップ6)。
共有情報は、店舗側のモニター11とスタッフQ側のモニター21(図4参照)との両方に表示される情報である。共有情報は、来店客とスタッフQとの間で共有される情報である。共有情報には、例えば説明の対象である商品等の画像、商品等の特徴を説明する文字や図が含まれる。
本実施の形態の場合、スタッフQが操作する端末20(図1参照)に提示される情報と、来店客に提示される情報とは区別される。
来店客に提示される情報には、例えばスタッフQが操作する端末20に提示される情報のうちでスタッフQが表示を指示した情報、説明中の商品等に関する情報、会話中の話題に関する情報がある。
表示される共有情報の内容は、来店客毎に異なってもよい。また、表示される共有情報の内容は、来店客との会話の内容に応じて定められてもよい。
共有情報の内容は、スタッフQが個別に指示してもよいし、プロセッサ201が会話の内容に応じて定めてもよい。
なお、会話の内容は、音声を認識するプログラムによる解析の結果としてプロセッサ201に与えられてもよいし、スタッフQによる話題の選択をプロセッサ201に与えてもよい。
一方、ステップ4で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、位置の情報のみを表示する(ステップ7)。位置の情報には、店舗名や所在地を特定する情報が含まれる。
また、プロセッサ201は、接続先の端末のモニター11(図3参照)に共有情報を表示する(ステップ8)。
なお、ステップ3で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、他の動作モードを実行する(ステップ9)。本実施の形態の場合、他の動作モードには、後述するオンラインで営業を支援するモードがある。
<操作画面の例>
以下では、図7~図11を用いて、オンライン接客中に表示される画面の例を説明する。
<例1>
図7は、オンライン接客中にサポート情報を表示しない場合の画面例を説明する図である。(A)はスタッフQが操作する端末20(図1参照)のモニター21に表示される画面230の例を示し、(B)は店舗側に設置される端末10(図1参照)のモニター11に表示される画面110の例を示す。
図7(B)の画面110には、接客中のスタッフQのライブ画像が表示されている。ライブ画像が表示されることで、スタッフQがリアルタイムに対応していることが来店客に伝わり易くなる。
なお、インターネット通信でも遅延は小さいが、5G以降の移動通信システムを用いた国際ローミングでも小さい遅延による通信が可能であり、リアルタイム感を損なわないオンライン接客が可能である。
もっとも、ライブ画像に代えて、スタッフQ等の顔写真やキャラクターの画像等をモニター11に表示し、スタッフQの音声だけで接客することも可能である。
図7(A)の画面230には、来店客を撮像した画像231と、来店客が見ているモニター11の画像232と、オンライン接客中の来店客がいる店舗の位置の情報234とが表示される。
図7(A)の場合、情報234として、店舗側の現地の日時と、店舗名等が表示されている。
現地の日時を表示するのは、同一国内でも複数の標準時が設けられている場合、季節時間が設けられている場合、スタッフQの勤務地と店舗とが異なる国の場合等でも、来店客との会話に違和感を与えないためである。また、時刻を会話中に含めることで、リアルタイムでの接客を、来店客に印象付けることが可能になる。
多くの場合、店舗は屋内にあり、来店客の画像からは、現地の時刻を推定することは難しい。しかし、図7(A)に示すように、現在の日時が表示されることで、スタッフQは、店舗側の時刻を意識したオンライン接客が可能になる。
<例2>
図8は、オンライン接客中にサポート情報を表示する場合の画面例を説明する図である。(A)はスタッフQが操作する端末20(図1参照)のモニター21に表示される画面230Aの例を示し、(B)は店舗側に設置される端末10(図1参照)のモニター11に表示される画面110の例を示す。
図8には、図7との対応部分に対応する符号を付して示している。
図8の画面230Aには、サポート情報235と話題欄236とが追加で表示されている。
図8(A)の場合、サポート情報235として、店舗がある地域の現在の天気、気温、ニュースが表示されている。この例の場合、店舗がある地域の現在の天気は「晴れ」であり、気温は「30℃」である。また、店舗がある地域に関するニュースとして、「選挙速報」と「お祭り」が表示されている。天気や地域に関するニュースは、リアルタイムでの接客のアピールにもなる。
図8(A)に示した「選挙速報」と「お祭り」は一例である。また、図8(A)では、ニュースを2つ表示しているが、表示されるニュースの数は1つでも3つ以上でもよい。
因みに、ニュースは、店舗の位置が取得された段階で、ニュースサイト等から取得してもよいし、オンライン接客支援モードの実行が選択された後にニュースサイト等から取得してもよい。
サポート情報235として表示されるニュースは、即時性の高い内容を優先することが望ましい。換言すると、公開された時刻が新しい情報が優先される。図8(A)の例では、選挙速報がお祭りよりも優先されている。会話中に即時性の高い話題を含めることにより、親近感やリアルタイム感が来店客に伝わり易くなる。
この他、サポート情報235には、湿度、地震等の気象や災害に関する情報を含めてもよい。
また、来店客を撮像した画像から来店客が個人として特定された場合には、該当する来店客の訪問の履歴、前回担当したスタッフの氏名、接客時のメモ等が、サポート情報として表示されてもよい。
ここでの来店客の特定は、個人の氏名を特定することを要しない。例えば顔や服装によるマッチングにより、1時間前に接客した来店客と同一人であることを特定してもよい。顔や服装によるマッチングの場合には、個人情報を記憶したデータベースを用意する必要がない。
話題欄236には、来店客との会話に役立ちそうな話題のボタンが表示される。図8(A)の場合、「挨拶」、「時事」、「服装」等が表示されている。
話題欄236に表示される話題の候補は、来店客の違いによらない汎用的な内容でもよいし、画像から認識された来店客の性別、年齢、家族の構成、服装等に応じた内容でもよい。画像処理や話題の内容の選択は、プロセッサ201が実行する。例えば子供連れであれば、話題の候補として、子供に関する情報を含めてもよい。また、年配者であれば、話題の候補に健康に関する情報を含めてもよい。
<例3>
図9は、オンライン接客中にサポート情報を表示する場合の他の画面例を説明する図である。(A)はスタッフQが操作する端末20(図1参照)のモニター21に表示される画面230Bの例を示し、(B)は店舗側に設置される端末10(図1参照)のモニター11に表示される画面110の例を示す。
図9には、図8との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9(A)の画面230Bには、話題欄236に表示された複数の候補のうちの「挨拶」がスタッフQにより選択されている。図9(A)では、選択された状態を網掛けにより表現している。
また、画面230Bでは、スタッフQが選択した話題に関する例文が例文欄237に表示されている。図9(A)では、3つの例文が表示されている。例文は、定型的な内容に限らず、オンライン接客中の店舗における現在時刻の天気、現在時刻以降に予報されている天気、過去の天気の情報を反映した例文を、プロセッサ201により提供してもよい。
オンライン接客の場合、スタッフQは、特定の店舗だけを担当することはなく、勤務地が店舗と同じ地域内に存在するとも限らない。
このため、オンライン接客中の店舗の来店客に違和感を与えない話題の内容に迷い易い。しかし、本実施の形態の場合には、オンライン接客中の店舗の位置や来店客に応じた話題の例文が表示されることで、会話の質の改善が期待される。
また、オンライン接客するスタッフの年齢や国籍も多様化する場合でも、店舗の位置や来店客に応じた話題毎の例文が表示されることで、来店客に違和感を与えずに済み、接客の質を高めることが可能になる。
<例4>
図10は、オンライン接客中の画面例を説明する図である。(A)はスタッフQが操作する端末20(図1参照)のモニター21に表示される画面230Cの例を示し、(B)は店舗側に設置される端末10(図1参照)のモニター11に表示される画面110Aの例を示す。
図10には、図9との対応部分に対応する符号を付して示している。
図10(B)の場合、店舗側の端末10のモニター11に、接客中のスタッフQのライブ画像111と、商品情報の画像112と、会話中の話題に関する情報の画像113が表示されている。勿論、スタッフQが操作する端末20側の画面230Cにも、図10(B)に示す画面110Aと同じ画像232が表示される。
図10(B)の場合、画面110Aの概略左半分には、スタッフQのライブ画像111が表示され、右側領域の上半分には商品情報の画像112が表示され、右領域の下半分には会話中の話題に関する情報の画像113が表示されている。
ここでの商品情報の画像112は、共有情報の一例である。商品情報の画像112は、動画像、写真、説明文等で構成される。ここでの動画像は、ライブ画像とは異なり、予め撮像されて録画された画像である。この他、画像112には、図やグラフが表示されてもよい。
商品情報の画像112が表示されることで、来店客は、スタッフQの顔を見ながら商品情報を確認することが可能になる。
図10(B)では、会話中の話題に関する情報の画像113として、スタッフQが操作する端末20のモニター21に表示されるサポート情報235と同じ情報が表示されているが、表示上のレイアウトや情報の表示の仕方は異なってもよい。例えば来店客が見るモニター11には、文字数等を制限した簡易な画像を表示してもよい。詳細すぎる情報は、識別性が損なわれる上に、スタッフQとの会話よりも情報の理解に来店客の注意が割かれる可能性があるためである。ここでの画像113も、共有情報の一例である。
なお、図10(B)では、オンライン接客中のスタッフQのライブ画像111と、商品情報の画像112と、会話中の話題に関する情報の画像113とが重ならないように画面内に配置されているが、スタッフQのライブ画像111上に商品情報の画像112と会話中の話題に関する情報の画像113を重ねて表示してもよい。すなわち、商品情報の画像112と会話中の話題に関する情報の画像113を、ライブ画像111よりも手前側に表示してもよい。
<例5>
図11は、オンライン接客中に店舗側のモニター11に表示される画面の他の例を説明する図である。(A)は共有情報として会話中の話題に関する情報のみが表示される画面110Bの例を示し、(B)は商品情報を主に表示する画面110Cの例を示す。
図11には、図10との対応部分に対応する符号を付して示している。
図11(A)の場合、スタッフQのライブ画像111が表示される領域のレイアウトは、図10(B)の場合と同じである。違いは、ライブ画像111の右側の領域に画像113だけが表示される点である。
図11(A)に示す画面110Bは、例えばオンライン接客が開始した初期の段階で使用される。
図11(B)の場合、画面110Cの大半を用いて商品情報の画像112が表示され、スタッフQのライブ画像111と会話中の話題に関する情報の画像113は、画像112の下側の空き領域に並んで配置されている。図11(B)に示す画面110Cは、例えば会話の比重が商品等の説明に移行した後に使用される。商品説明に比重が移った後は、スタッフQのライブ画像や会話中の話題に関する情報の比重が小さくなるためである。
もっとも、店舗側のモニター11に表示される画像のレイアウトは、スタッフQによる選択又は指示により自由に切り替えられるようにしてもよい。レイアウトの変更は、スタッフQによるマウス25(図4参照)やキーボード26(図4参照)の操作により実行される。
<実施の形態2>
本実施の形態では、ステップ3(図5参照)において、オンライン接客を支援するモードの実行が選択された場合に実行されるオプション機能について説明する。
オンライン接客は、画面越しの接客であるので、スタッフQの手や腕の動きは、どうしても平面的に見えてしまう。
このため、オンライン接客を担当するスタッフQは、自身の気持ちや感情を来店客に伝える工夫として、身振りを意図的に大きく表現する手法がある。しかし、大きな身振りを終日続けることは、年齢を問わず、肉体的な負担が大きい。
そこで、本実施の形態では、来店客に提示されるライブ画像内のスタッフQの動きを、実際の動きに比して強調するオプション機能を用意する。
<処理動作>
図12は、オンライン接客するスタッフQが操作する端末20が実行するオプション機能の一例を説明するフローチャートである。
図12に示す処理動作は、ステップ3(図5参照)で肯定結果が得られた場合、すなわちオンライン接客支援モードが選択された場合に実行される。
まず、プロセッサ201は、身振り等を強調するか否かを判定する(ステップ11)。
図13は、ステップ11(図12参照)の選択の受付に用いられる画面240の一例を説明する図である。画面240は、例えばモニター21(図4参照)の一部の領域に表示される。
画面240は、ステップ11における選択の受け付けに用いられる。図13の場合、画面240には、音声出力のボリューム、動きの速度、動きの大きさの補正量の受付に使用される受付欄241と、「YES」の場合に操作するボタン242と、「NO」の場合に操作するボタン243とが配置されている。
受付欄241には、補正量の倍率を選択的に入力するための領域が用意されている。本実施の形態の場合、倍率の選択肢は自然数である。因みに、図13の場合、音声出力のボリュームの倍率は3倍であり、動きの速度の倍率は5倍であり、動きの大きさの倍率は2倍である。
なお、選択肢ではなく、任意の数値の入力を可能としてもよい。例えば1.1倍や2.5倍の設定を可能としてもよい。
なお、0.5倍のように、倍率を1倍以下とすることも可能である。例えば元々声が大きいスタッフは、意図的にボリュームを下げたい場合もある。また、元々身振りが大きすぎるスタッフは、意図的に動きを小さくしたい場合もある。
このように、本実施の形態の場合、強調の度合いはスタッフQの設定により自由に可変される。もっとも、強調の度合いは、固定値が用いられてもよい。
また、画像処理を通じて推定された来店客の年齢、性別、家族構成に応じて、プロセッサ201が、強調の度合いを設定してもよい。この場合、来店客の年齢等と強調の度合いとの対応関係を記録したテーブルから、オンライン接客に用いる設定が読み出される。
図12の説明に戻る。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、設定に応じてスタッフQの映像と音声を補正する(ステップ12)。
具体的には、音声出力のボリュームについての補正は、マイク23(図4参照)から出力される電気信号又はデジタル信号を設定に応じて増幅することで実現する。もっとも、店舗側の端末10(図3参照)のスピーカー14(図3参照)から出力される音のボリュームアップを、プロセッサ201が指定してもよい。
動きの速度の補正は、オンライン画像の再生速度を設定された倍率で加速した画像を生成する。なお、再生速度の加速により生じた実時間との差分は、静止画像の挿入や商品等を説明する画像の挿入により調整してもよい。例えば10秒の画像を2秒で再生する場合、残りの8秒を静止画像で埋め合わせる。
動きの大きさの補正は、画像処理によりスタッフQの手や腕の動きを検知し、検知された動きの移動量を設定された倍率で増幅した画像を生成する。
例えばプロセッサ201は、画像内で動きの開始位置と動きの終了位置を検知して、移動の距離を求める。次に、プロセッサ201は、求めた距離に設定された倍率を乗算し、乗算後の距離と一致するように、画像内における手や腕の動きが終了する位置を補正する。これにより、スタッフQによる実際の手の動きは10cmでも、来店客が見るモニター11(図3参照)では、20cmの手の動きに見える画像が生成される。
なお、オンライン接客で使用する手や腕の動きは、数種類に分類することが可能である。例えば両手を広げる動き、手を左右に振る動き、手を下から上や斜め上方に移動させる動きに分類することが可能である。そこで、各動きに応じた画像処理のプログラムを用意し、画像の補正時には、予め用意したプログラムを使用して画像を補正してもよい。
ステップ12における補正が終了すると、プロセッサ201は、補正後の映像と音声を接続先の端末10(図3参照)に送信する(ステップ13)。
なお、ステップ11で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、未補正の映像と音声を接続先の端末10に送信する(ステップ14)。
<補正処理の例>
<音声出力のボリュームの補正>
図14は、音声出力のボリュームの補正を説明する図である。図14には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図14の場合、オンライン接客中のスタッフQが「ボリューム2」で「そちらの商品は」と発話している。ただし、補正の倍率が3倍であるので、来店客側の端末10からは「ボリューム6」でスタッフQの音声が再生されている。倍率はスタッフQが自由に設定可能であるので、午前中は倍率を小さくし、疲れが出た夕方は倍率を大きくすることも可能である。
なお、スタッフQの声の大きさに応じて、プロセッサ201が倍率を調整してもよい。例えば店舗側のスピーカー14(図3参照)から再生される音声の音量が一定になるように調整してもよい。また、来客者が聞きづらそうにしている仕草を行った場合や何度か説明を聞き返した場合には、プロセッサ201が、スピーカー14から再生される音声の音量を増加させてもよい。
<画像の補正>
図15は、スタッフQの身振りを強調した補正画像を来店客側のモニター11に表示する例を説明する図である。図15にも、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図15の例では、手を左右に振る動きを、設定された倍率で補正する例を表現している。例えば、現実のスタッフQの手の動きが10cmでも、モニター11内に表示される画像の手の移動量は20cmとなり、左右に振る手の速度は現実の5倍の速度に補正される。この補正により、画面越しでも、来店客にはスタッフQの身振りが伝わり易くなる。
なお、身振りの補正や音声の補正は、スタッフQが明示の指示を与えた場合に限り実行されるようにしてもよい。例えばマウス25(図4参照)やキーボード26(図4参照)により補正の実行が指示された場合、不図示のフットスイッチが踏まれた場合、予め定めた特定の掛け声や台詞が検知された場合に限って、設定された倍率による補正が実行されるようにしてもよい。
また、スタッフQの声のボリュームや身振りについて閾値を設け、閾値を超えるボリュームの声や身振りが検知された場合に限り、設定された倍率による補正を実行してもよい。
<実施の形態3>
オンライン接客中のスタッフQは、オンライン接客の対象である店舗とは異なるオフィスや自宅で勤務している。このため、スタッフQは、着席した姿勢であることが多い。一方で、来店客は立っている場合が多い。
このため、少なくとも来店客への挨拶は、来店客と同じく立ち姿勢で行われることが好ましい。
そこで、本実施の形態では、実際には座ってオンライン接客している場合でも、来店客が見るモニター11(図3参照)には、スタッフQの立ち姿の画像を表示する機能について説明する。
<処理動作>
図16は、オンライン接客するスタッフQが操作する端末20が実行する他のオプション機能の一例を説明するフローチャートである。
図16に示す処理動作は、ステップ3(図5参照)で肯定結果が得られた場合、すなわちオンライン接客支援モードが選択された場合に実行される。
まず、プロセッサ201は、差し替え画像を表示するか否かを判定する(ステップ21)。なお、本実施の形態の場合、スタッフQは、着座した状態でオンライン接客している。
ステップ21で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、立った状態の全身画像を接続先の端末10(図1参照)に送信する(ステップ22)。
ここでの全身画像は、スタッフQについて事前に撮像された動画像や写真である。なお、事前に撮像された画像では、リアルタイム感が伝わり難いため、差し替え画像の表示は、オンライン接客を開始する場面だけに限定してもよい。
一方、ステップ21で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、未補正の映像と音声を接続先の端末10に送信する(ステップ23)。未補正であるので、スタッフQが座った状態のライブ画像が送信される。もっとも、スタッフQの顔をアップで撮像した画像やスタッフQの上半身を撮像した画像を用いることで座った状態でのオンライン接客が目立たないようにすることも可能である。
図17は、実施の形態3で想定するオンライン接客のイメージを説明する図である。
(A)はオンライン接客中のスタッフQの姿勢を示し、(B)は来店客側の端末10のモニター11に表示されるスタッフQの画像を示す。
図17に示すように、本実施の形態では、スタッフQが座った状態でオンライン接客していても、スタッフQが来店客と同じく立った状態で接客しているように見える。この機能により、来店客への敬意や礼儀を伝えることが可能になる。
なお、図17の場合には、オンライン接客するスタッフQを実際に撮像した画像を端末10に送信しているが、別のスタッフの画像を端末10に表示してもよい。また、スタッフQ等の画像に代えて、スタッフQ等を模したキャラクター等を端末10に送信してもよい。図17に示すように、本実施の形態では、スタッフQは、実際には座っていても、立ち姿勢の画像によるオンライン接客が可能になる。
<実施の形態4>
前述の実施の形態3では、来店客は常に立っている場合を想定しているが、本実施の形態では、来店客の姿勢に応じたオンライン接客を可能とするオプション機能について説明する。
<処理動作>
図18は、オンライン接客するスタッフQが操作する端末20が実行する他のオプション機能の一例を説明するフローチャートである。
図18に示す処理動作も、ステップ3(図5参照)で肯定結果が得られた場合、すなわちオンライン接客支援モードが選択された場合に実行される。
まず、プロセッサ201は、来店客の姿勢に応じて画像を切り替え表示するか否かを判定する(ステップ31)。本実施の形態でも、スタッフQは、着座した状態でオンライン接客している。
ステップ31で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、来店客は座っているか否かを判定する(ステップ32)。来店客の姿勢は、画像処理により判定される。
ステップ32でも肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、座った画像を接続先の端末10(図1参照)に送信する(ステップ33)。この場合、座った状態でオンライン接客を行っているスタッフQを撮像したライブ画像が送信される。すなわち、スタッフQも来店客も座った状態で会話が進行することになる。
なお、本実施の形態では、スタッフQが立ってオンライン接客している場合でも、ステップ33の実行により座った状態の画像が端末10に送信される。
一方、ステップ32で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、立ち姿勢の画像を接続先の端末10に送信する(ステップ34)。この場合、スタッフQは、座った状態でオンライン接客を行っているが、来店者には立ち姿のスタッフQの画像やキャラクターの画像が表示される。前述したように、差し替え画像による接客では、リアルタイム感が伝わり難いため、立ち姿の画像による接客は、最初の挨拶の場面だけでもよい。
因みに、ステップ31で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、来店客は座っているか否かを判定する(ステップ35)。
ステップ35で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、ライブ画像を接続先の端末10に送信する(ステップ36)。すなわち、オンライン接客中のスタッフQが座っていれば座った状態の画像が端末10に送信される。なお、オンライン接客中のスタッフQが立っている場合には、立った状態の画像が店舗側の端末10に送信される。
ステップ35で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、立った状態での接客をスタッフQに案内する(ステップ37)。この場合、画像の切り替えは行わないので、スタッフQに対して、来店客と同じように立った状態での接客を促す。ここでの案内は、スタッフQが視認するモニター21(図4参照)への表示で行ってもよいし、スピーカー24(図4参照)からの音声による通知でもよい。
この後、プロセッサ201は、ステップ36に移行し、ライブ画像を接続先の端末10に送信する。
図19は、実施の形態4で想定するオンライン接客のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフQの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニター11に表示されるスタッフQの画像を示す。
図19の場合、来店客が立ち姿勢であるので、オンライン接客中のスタッフQは座っていても、端末10のモニター11には、立ち姿で接客するスタッフQの画像又はキャラクターの画像が表示されている。
図20は、実施の形態4で想定するオンライン接客の他のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフQの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニター11に表示されるスタッフQの画像を示す。
図20の場合、来店客が椅子に座っている。このため、端末10のモニター11には、座った状態で接客しているスタッフQのライブ画像又はキャラクターの画像が表示される。図20では、スタッフQのライブ画像ではなく、キャラクターの画像が表示される場合を例示している。
図21は、実施の形態4で想定するオンライン接客の他のイメージを説明する図である。(A)はオンライン接客中のスタッフQの姿勢を示し、(B)は店舗側の来店客とモニター11に表示されるスタッフQの画像を示す。
図21では、ステップ31(図18参照)で否定結果が得られる場合を想定している。このため、プロセッサ201による画像の切り替え表示は実行されない。すなわち、スタッフQを撮像したライブ画像がそのまま端末10に送信される。
なお、図21では、来店客は立ち姿勢である。このため、スタッフQが操作する端末20からは、来店客の姿勢をスタッフQに通知し、姿勢の変更を促す機能が作動する。例えば「お客様は立たれています。立って接客しましょう。」との音声が端末20から出力される。この通知は、スタッフQによるオンライン接客時の姿勢を改める契機となる。
<実施の形態5>
<システム構成>
本実施の形態では、営業中のスタッフをオンラインで支援するシステムについて説明する。
図22は、実施の形態5で使用する営業支援システム1Aの構成例を説明する図である。図22には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図22に示す営業支援システム1Aは、営業先(D社E支店、F社G営業所、H社I店舗、…)で営業中の部下をオンラインで上司が支援する場面を想定している。
図22の場合、D社E支店はJ国X地方にあり、現在の天気は晴れである。F社G営業所はJ国Y地方にあり、現在の天気は雨である。H社I店舗はJ国Z地方にあり、現在の天気は雪である。また、上司の勤務地はJ国T地方にあり、現在の天気は曇りである。上司の勤務地は、特定のオフィスに限らず、時間単位で使用が可能な個室型のオフィスや自宅でもよい。
図22の場合、D社E支店と、F社G営業所と、H社I店舗と、上司の勤務地は、いずれも同じ国内の異なる地方に存在しているが、同じ国内の同じ地方に存在してもよいし、異なる国に存在してもよい。
オンラインでの支援であるので、部下(以下「担当者」ともいう)が訪問している営業先と上司の勤務地との距離に制約はない。ここでの部下は、端末の前に存在する人の一例である。なお、部下が営業先で接客している人は、第三者の一例である。
図22の例では、上司は、D社E支店を訪問した部下による営業をオンラインで支援する場面を想定している。
図22の場合、営業先には、端末10Aが存在する。端末10Aには、上司が操作する端末20がネットワーク30経由で接続されている。図22における端末10Aは、スマートフォンと、イヤフォンと、カメラと、マイクとで構成される。ここでの端末10Aは、第1の端末の一例である。なお、図22の場合、イヤフォンとマイクは、ヘッドセットとして描いている。
本実施の形態の場合、カメラは、テーブル上に配置され、お客様と部下を撮像する。このため、図22の例では、上司が、端末20のモニター上で営業の様子を観察している。
もっとも、カメラは、テーブル上に配置される場合に限らない。例えば営業中の画像は、スマートフォンのカメラで撮像してもよい。その場合、部下は、例えば胸ポケットにスマートフォンを収容して営業の様子を撮像する。
なお、営業先の会議室等に設置されているテレビ会議用のカメラで営業の様子が撮像される場合には、その画像を上司側の端末20で共有してもよい。
ただし、営業中にカメラによる撮像が許されない場合も考えられる。その場合には、当然ながら、カメラによる撮像は行われない。もっとも、良好な質の高いコミュニケーションを支援する目的から、本実施の形態では、少なくとも不図示のマイクによる営業中の音声の取得と、取得された音声の端末20への送信とがリアルタイムで実行可能であることを要求する。
本実施の形態の場合、イヤフォンは、上司からの支援を受けるために使用する。このため、本実施の形態では、部下は、イヤフォンを耳に装着したまま営業を行う。もっとも、営業中にスマートフォンのディスプレイを確認可能な場合には、上司からの指示は、スマートフォンのディスプレイに表示してもよい。その場合には、イヤフォンの装着は不要となる。
図22の場合には、上司が操作する端末20とネットワーク30経由で接続される端末10Aとしてスマートフォンを想定しているが、ノート型のコンピュータでもよい。客への説明中にコンピュータの操作が可能な場合、部下は、上司から提供される情報をディスプレイ上で確認することが可能である。
図22の場合、上司は補助者の一例である。また、上司が操作する端末20は、情報処理装置の一例であり、第2の端末の一例でもある。
また、図22の場合には、支援を受ける人が部下、支援する人が上司の場合を想定しているが、支援を受ける人が上司、支援する人が部下でもよい。また、支援を受ける人と支援をする人が同僚でもよい。いずれにしても、支援する人が補助者となる。
<端末の構成>
図23は、営業先で使用する端末10Aのハードウェア構成例を説明する図である。図23には、図3との対応部分に対応する符号を付して示している。
図23に示す端末10Aは、端末本体100Aと、ディスプレイ11Aと、カメラ12Aと、マイク13Aと、イヤフォン14Aとを有している。
更に、端末本体100Aは、プロセッサ101と、内部メモリとしての半導体メモリ102と、外部メモリとしての半導体メモリ103Aと、通信モジュール104とを有している。
ディスプレイ11Aには、例えば有機ELディスプレイや液晶ディスプレイが用いられる。本実施の形態の場合、ディスプレイ11Aは、スマートフォンと一体に設けられている。
なお、本実施の形態におけるディスプレイ11Aは、営業中の部下が、文字や画像により支援を受ける場合に参照される。このため、音声でのみ支援を受ける場合には、ディスプレイ11Aは必ずしも必要としない。
カメラ12Aには、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを使用する。カメラ12Aは、端末本体100Aと一体でもよいし、外付けでもよい。
マイク13Aは、例えばお客様と部下の音声を電気信号に変換するデバイスである。マイク13Aも端末本体100Aと一体でもよいし、外付けでもよい。マイク13Aも集音部の一例である。
イヤフォン14Aは、例えば電気信号として与えられる上司の音声を音に変換して出力するデバイスである。
プロセッサ101は、例えばCPUで構成される。プロセッサ101は、プログラムの実行を通じて各種の機能を実現する。
内部メモリとしての半導体メモリ102は、BIOS等が記憶されたROMと、主記憶装置として用いられるRAMとを有している。プロセッサ101と半導体メモリ102により、いわゆるコンピュータが構成される。
プロセッサ101は、RAMをプログラムの作業スペースとして使用する。
外部メモリとしての半導体メモリ103Aは、補助記憶装置であり、プログラムの他、ディスプレイ11Aに表示する画像のデータ、カメラ12Aで撮像された画像のデータ等が記憶される。なお、端末10Aとしてのノート型のコンピュータを使用する場合、半導体メモリ103Aの代わりに、ハードディスク装置103(図3参照)を使用してもよい。
通信モジュール104は、営業を支援する上司が操作する端末20(図22参照)との通信を実現するデバイスである。
<処理動作>
図24は、オンラインで営業を支援する上司が操作する端末20(図22参照)で実行される処理動作を説明するフローチャートである。図24には、図5との対応部分に対応する符号を付して示している。
図24に示す処理動作は、プロセッサ201(図4参照)によるプログラムの実行を通じて実現される。
まず、プロセッサ201は、接続先の選択を受け付ける(ステップ1)。本実施の形態の場合、オンラインによる営業の支援は、営業を支援する上司が接続先を選択することで開始される。なお、接続先の選択は、例えば営業中の部下から呼び出しの操作や呼び掛けがあった場合、営業の開始がモニター21(図4参照)上で確認された場合に接続先を選択する。
上司が接続先を選択すると、プロセッサ201は、接続先の位置を取得する(ステップ2)。プロセッサ201は、例えば「J国X地方のD社E支店」や営業先の所在地の情報を取得する。接続先の位置の情報は、ハードディスク装置203(図4参照)等に予め登録されている。なお、位置の情報には、営業先が入居しているビルの名称やフロア階等の情報が含まれてもよい。ここでの位置は、端末の位置の一例である。
次に、プロセッサ201は、オンラインで営業を支援するモード(以下「オンライン営業支援モード」という)を実行するか否かを判定する(ステップ41)。本実施の形態では、接続先の選択後にオンライン営業支援モードの実行を問い合わせているが、事前に選択することも可能である。
ステップ41で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、サポート情報を表示するか否かを判定する(ステップ42)。サポート情報には、例えば営業先の気象情報や業界情報が含まれる。本実施の形態におけるサポート情報は、接続先である店舗の位置に関連する第1の情報の一例である。また、営業先は訪問先の一例である。
図25は、ステップ41及び42(図24参照)の選択の受付に用いられる画面250及び260の一例を説明する図である。
画面250及び260は、例えばモニター21(図4参照)の一部の領域に表示される。
画面250は、ステップ41における選択の受け付けに用いられる。図25の場合、画面250には、「オンライン営業支援モードをオンにして通信を開始しますか?」との文251と、「YES」の場合に操作するボタン252と、「NO」の場合に操作するボタン253とが配置されている。
画面260は、ステップ42における選択の受付に用いられる。画面260は、ステップ41で「YES」の場合に表示される。図25の場合、画面260には、「営業先の気象情報や業界情報等を表示しますか?」との文261と、「YES」の場合に操作するボタン262と、「NO」の場合に操作するボタン263とが配置されている。
図24の説明に戻る。
ステップ42で肯定結果が得られた場合、プロセッサ201は、営業先の位置に関連する情報を含むサポート情報と位置の情報を表示する(ステップ43)。営業先の位置に関連する情報には、例えば営業先の業務に関連する業界の情報、訪問の履歴、議事録が含まれる。業界の情報には、最近の話題があり、例えば新製品、新商品、新サービス、展示会、学会の情報がある。ここでのサポート情報は、第1の情報であると共に、お客様との会話を支援する第2の情報の一例でもある。
第2の情報には、例えば挨拶、営業先で会話している客の経歴や年代に応じた話題等、営業先の位置とは関係のない情報も含まれる。
一方、ステップ42で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、位置の情報のみを表示する(ステップ44)。位置の情報には、店舗名や所在地を特定する情報が含まれる。
なお、ステップ41で否定結果が得られた場合、プロセッサ201は、他の動作モードを実行する(ステップ45)。本実施の形態の場合、他の動作モードには、前述したオンライン接客を支援するモードがある。
<操作画面の例>
以下では、図26~図29を用いて、営業を支援する上司が操作する端末20に表示される画面の例を説明する。
<例1>
図26は、オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示しない画面270の例を説明する図である。画面270は、部下の営業を支援する上司が操作する端末20(図22参照)のモニター21に表示される。
図26の場合、モニター21に表示される画面270には、営業の相手(以下「お客様」という)と部下を撮像した画像271と、営業先を特定する情報272とが表示される。
図26の場合、情報272として、営業先の現地の日時と、営業先の名称等が表示されている。
現地の日時等を表示するのは、同一国内でも複数の標準時が設けられている場合、季節時間が設けられている場合、営業を支援する上司の勤務地と営業先とが異なる国の場合等でも、営業中の部下が訪問している場所や日時の確認を容易にするためである。
なお、図26では、お客様と部下の双方を撮像した画像271が表示されているが、お客様の画像だけが表示される場合もあれば、画像271が表示されない場合もある。
<例2>
図27は、オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示する画面270Aの例を説明する図である。図27には、図26との対応部分に対応する符号を付して示している。
画面270Aの場合、サポート情報273と話題欄274とが追加で表示されている。
図27の場合、サポート情報273として、営業先がある地域の現在の天気、気温、業界の話題、商談の履歴、前回の訪問日が表示される。
具体的には、営業先がある地域の現在の天気が「晴れ」、気温は「30℃」である。また、商談の履歴として、「3回目のアポ」であること、前回の訪問日が「2020/08/07」であることが表示されている。これらの情報は、担当者を支援する補助者、すなわち上司に基礎的な情報を与える。
なお、図27の場合、営業先に関連する業界の話題は空欄である。業界の話題を表示する場合、個数は1つに限らず、複数でもよい。
因みに、業界の話題は、営業先の位置が取得された段階で、ニュースサイト等から取得される。サポート情報273として表示される話題は、即時性の高い内容を優先することが望ましい。換言すると、ニュースが公開された時刻が新しい情報が優先される。部下が気づいていないであろう、新しい話題を提供できれば、部下と相手側との会話の発展が期待される。
なお、サポート情報273には、湿度、地震等の天気や災害に関する情報を含めてもよい。
また、客を撮像した画像から客が個人として特定された場合には、該当するお客様と自社との商談の回数や履歴、部下との商談の回数や履歴、前回の商談を担当した部下の氏名、商談時のメモ等が、サポート情報として表示されてもよい。
ここでのお客様の特定は、個人の氏名の特定を必須としなくてもよい。
話題欄274には、お客様との会話に役立ちそうな話題のボタンが表示される。図27の場合、「挨拶」、「時事」、「議事録」、「相手の経歴」、「助言」等が表示されている。なお、話題欄274に表示される話題の候補は、営業先の違いによらない汎用的な内容でもよいし、客を撮像した画像から認識された性別、年齢、服装等に応じてプロセッサ201が選択した内容でもよい。
<例3>
図28は、オンラインで営業を支援する場合にサポート情報を表示する他の画面270Bの例を説明する図である。図28には、図27との対応部分に対応する符号を付して示している。
図28に示す画面270Bでは、話題欄274に表示された複数の項目のうち「議事録」が上司により選択されている。図28では、選択された状態を網掛けにより表現している。
画面270Bでは、上司が選択した話題に関する例文が例文欄275に表示されている。図28では、「前回の訪問で決定された仮仕様がある」との内容が表示されている。もっとも、議事録の全文が読み出されて表示されてもよい。
また、「相手の経歴」が選択されると、客について記録されている経歴やD社の社歴が例文欄275に表示される。
このように、例文欄275には、支援の前提として知るべき情報や具体的な例文が表示されるので、営業先を訪問している部下に対して有用な情報を提供することが可能になる。具体的には、表示された情報に基づいたアドバイスや表示された例文をオンラインで部下に伝えることで、営業先での会話や営業の質を高めることが可能になる。
なお、話題に関連付けられている事項についてアクセス権限が設定されている場合には、アクセス権限で許容される範囲の情報を例文欄275に表示する。
本実施の形態では、営業中の部下をその上司が支援しているが、前述したように、支援を受ける人と支援する人の関係は様々である。このため、話題欄274や例文欄275が表示されることで、支援する人と支援を受ける人の組み合わせに関わらず、支援の質を改善し、営業先におけるお客様との会話や営業の質の向上が実現される。
例えば組み合わせの一方又は双方について営業の経験が少ない場合でも、話題欄274や例文欄275の表示を参考により、組み合わせの違いによる営業の質のばらつきが低減される。また、支援を受ける人と支援する人の国籍の組み合わせが異なる場合にも、同様の効果が期待される。
なお、話題欄274に表示される話題や例文欄275に表示される例文の内容は、支援を受ける人、営業先、お客様の属性に応じてカスタマイズされてもよい。例えば支援を受ける人の年齢が高く、お客様の年齢が若い場合には、お客様の年齢に応じた話題が選択的に表示されるようにしてもよい。
<例4>
図29は、オンラインでの営業の支援の具体例を説明する図である。(A)はオンラインで営業を支援する上司が操作する端末20(図22参照)に表示される画面270Cの例であり、(B)は営業中の部下に対する支援が文字で実行される例を示し、(C)は営業中の部下に対する支援が音声で実行される例を示す。図29には、図28との対応部分に対応する符号を付して示している。
図29(A)に示す画面270Cには、端末20を操作する上司が営業先の部下に与える助言を入力するための助言欄276が追加されている。図29(A)では、助言欄276の入力欄に「仮仕様に変更がないか確認してください」と入力されている。
図29(B)では、営業中の部下が携帯する端末10Aのディスプレイ11Aに、上司からのメッセージ114が表示されている。
一方、図29(C)では、不図示のマイク23(図4参照)で取得された上司の音声が、イヤフォン14Aから出力されている。
このように、本実施の形態の場合には、お客様と部下との会話に、オンラインで支援している上司が直接参加しない。この点では、いわゆるテレビ会議とは異なる。その上で、部下によるお客様との会話や営業の質の向上を、オンラインで支援することが可能になる。
<他の実施の形態>
(1)以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は前述した実施の形態に記載の範囲に限定されない。前述した実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(2)前述の実施の形態1においては、店舗がある地域のサポート情報を地域が選択された時点で取得しているが、サポート情報の表示がステップ4(図5参照)で指示された後に、サポート情報の取得を実行してもよい。
(3)前述の実施の形態1においては、オンラインで接客する場合について説明したが、オンラインでの営業に使用してもよい。その場合、お客様には、オンラインで営業するスタッフQのライブ画像等が表示されることになる。
同様に、実施の形態2~4に記載の技術を、オンラインでの営業に使用してもよい。
(4)前述の実施の形態5においては、営業先を訪問している部下等の営業をオンラインで支援する場合について説明したが、同技術は、来店客を接客する現場スタッフの支援に用いてもよい。例えば店頭で接客している新人のスタッフの営業を、オンラインで支援する場合に使用してもよい。この場合、来店客が第三者の一例となり、店頭で接客している新人のスタッフが、端末の前に存在する人の一例となる。
(5)前述の実施の形態の場合には、端末20(図1及び図22参照)で実行されるプログラムを通じて支援に必要な情報がオンライン接客中のスタッフQやオンラインで営業を支援する上司に提示されているが、同プログラムはネットワーク30(図1及び図22参照)に接続されたサーバ上で実行されてもよい。
図30は、他の接客支援システム1Bの構成例を説明する図である。図30には、図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図30の場合、ネットワーク30に接続されたサーバ40経由で端末10と端末20の通信が実現されている。
サーバ40は、例えば支援サービスをクラウドサービスとして提供する。この場合、スタッフQが操作する端末20は、サーバ40に対する入出力装置として使用される。ここでのサーバ40は、情報処理装置の一例である。
なお、図30に示す支援サービスは、オンラインでの接客を前提としているが、実施の形態5で説明したオンラインでの営業の支援に使用してもよい。
(6)上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば CPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えば GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
1、1B…接客支援システム、1A…営業支援システム、10、10A、20…端末、30…ネットワーク、40…サーバ

Claims (26)

  1. プロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得し、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得し、
    取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する、
    情報処理装置。
  2. プロセッサを有し、
    前記プロセッサは、
    自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得し、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得し、
    取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人と第三者との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する、
    情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記第1の情報の提供の可否を選択する画面を表示し、当該第1の情報の提供の指示を受け付けた場合に、前記第2の情報として当該第1の情報を提供する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    前記第1の情報を提供しない指示を受け付けた場合、前記第2の情報として当該第1の情報を提供しない、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記第1の情報の提供の指示を受け付けた場合に、当該第1の情報の取得を実行する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記第1の情報として、前記端末が位置する地域の話題を取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記地域の話題として、即時性の高い内容を優先する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記第1の情報として、前記端末を携帯する担当者の訪問先に関する話題を取得する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 前記訪問先に関する話題には、訪問の履歴が含まれる、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、前記第2の情報として、指定を受け付けた項目に関する話題の例文を提示する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  11. 前記項目の候補が選択可能に提供される、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記第2の情報として、前記人に関する情報を提供する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記プロセッサは、
    前記第2の情報として、前記第三者に関する情報を提供する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  14. 前記プロセッサは、
    前記端末により表示される画像内におけるユーザの動きを、実際のユーザの動きに比して強調する処理を加える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  15. ユーザの動きの大きさは、画像処理により、実際の動きの大きさよりも拡大される、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. ユーザの動きの速度は、画像処理により、実際の動きの速度よりも増加又は低下される、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 前記プロセッサは、強調の度合いをユーザの設定に応じて可変する、
    請求項14に記載の情報処理装置。
  18. 前記プロセッサは、前記人との会話中は、予め用意した立ち姿勢の画像又は立ち姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  19. 前記プロセッサは、
    前記人が座っている場合には、予め用意した座った姿勢の画像又は座った姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信し、
    前記人が立っている場合には、予め用意した立ち姿勢の画像又は立ち姿勢を表現した画像を生成して前記端末に送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  20. 会話中のユーザのライブ画像を前記端末に送信する場合、前記プロセッサは、前記人の姿勢をユーザに対して案内する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  21. コミュニケーションを支援するサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、会話の相手である人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する処理と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する処理と、
    取得された前記第1の情報を、前記人との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する処理と、
    を有する情報処理方法。
  22. コミュニケーションを支援するサービスを提供する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、第三者と会話する人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する処理と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する処理と、
    取得された前記第1の情報を、前記人と前記第三者との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する処理と、
    を有する情報処理方法。
  23. コンピュータに、
    自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得する機能と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、
    取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  24. コンピュータに、
    自装置とオンラインで接続された、集音部を有する端末の位置を取得する機能と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、
    取得された前記第1の情報を、前記端末の前に存在する人と第三者との会話を支援する第2の情報として自装置を操作するユーザに提示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  25. コンピュータに、
    オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、会話の相手である人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する機能と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、
    取得された前記第1の情報を、前記人との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  26. コンピュータに、
    オンラインで接続される第1の端末と第2の端末のうち、第三者と会話する人がいる場所で使用される当該第1の端末の位置を取得する機能と、
    取得された前記位置に関連する第1の情報を取得する機能と、
    取得された前記第1の情報を、前記人と前記第三者との会話を支援する第2の情報として前記第2の端末を操作するユーザに提示する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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