JP2022049538A - モータの駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

モータの駆動装置及び駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの駆動回路のうちの一方が故障しても、モータが発生するトルクの低下を抑制することができる、モータの駆動装置及び駆動方法を提供する。【解決手段】本発明は、第1巻線組と第2巻線組とを有するモータを、第1駆動回路及び第2駆動回路を用いて駆動する、モータの駆動装置及び駆動方法であって、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路の故障の有無を検出し、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組に通電し、前記第2駆動回路から前記第2巻線組に通電し、前記第1駆動回路が故障し前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電し、前記第2駆動回路が故障し前記第1駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する。【選択図】図2

Description

本発明は、第1巻線組と第2巻線組とを有するモータに適用される駆動装置及び駆動方法に関する。
特許文献1の電動パワーステアリング装置は、第1系統の巻線と、第2系統の巻線とを備え、アシストトルクを発生するアシストモータと、前記アシストモータの第1系統の巻線を通電する第1系統の駆動回路と、前記アシストモータの第2系統の巻線を通電する第2系統の駆動回路と、前記第1系統の巻線に対する通電により発生される回転磁界と前記第2系統の巻線に対する通電により発生される回転磁界とが打ち消しあうように、前記第1系統の駆動回路及び前記第2系統の駆動回路を制御する制御装置とを含む。
特開2014-201199号公報
ところで、第1巻線組と第2巻線組とを備えるモータと、前記第1巻線組に通電する第1駆動回路と、前記第2巻線組に通電する第2駆動回路と、を有するモータの駆動装置において、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうちの一方が故障すると、2つの巻線組のうちの一方に通電できなくなって、モータが発生できるトルクが低下する。
このため、電動パワーステアリング装置の場合は、前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とのうちの一方が故障すると、操舵アシスト力が低下して、運転者による操舵負荷が増大する、という問題があった。
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの駆動回路のうちの一方が故障しても、モータが発生するトルクの低下を抑制することができる、モータの駆動装置及び駆動方法を提供することにある。
本発明に係るモータの駆動装置は、その1つの態様において、第1巻線組と第2巻線組とを有するモータの駆動装置であって、前記第1巻線組に通電する第1駆動回路と、前記第2巻線組に通電する第2駆動回路と、前記第1駆動回路と前記第1巻線組とを接続する第1駆動ラインに配置した第1リレー回路と、前記第2駆動回路と前記第2巻線組とを接続する第2駆動ラインに配置した第2リレー回路と、前記第1リレー回路と前記第1巻線組との間の前記第1駆動ラインと、前記第2駆動ラインとを接続する第1連結ラインと、前記第1連結ラインに配置した第3リレー回路と、前記第1駆動ラインと、前記第2リレーと前記第2巻線組との間の前記第2駆動ラインとを接続する第2連結ラインと、前記第2連結ラインに配置した第4リレー回路と、前記第1リレー回路、前記第2リレー回路、第3リレー回路、及び前記第4リレー回路を制御する制御部であって、前記第1駆動回路が故障したときに、前記第1リレー回路を通電状態から遮断状態に切り換え、かつ、前記第3リレー回路を遮断状態から通電状態に切り換えて、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電し、前記第2駆動回路が故障したときに、前記第2リレー回路を通電状態から遮断状態に切り換え、かつ、前記第4リレー回路を遮断状態から通電状態に切り換えて、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する、前記制御部と、を有する。
また、本発明に係るモータの駆動方法は、その1つの態様において、第1巻線組と第2巻線組とを有するモータを、第1駆動回路及び第2駆動回路を用いて駆動する、モータの駆動方法であって、前記第1駆動回路の故障の有無を検出し、前記第2駆動回路の故障の有無を検出し、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組に通電し、前記第2駆動回路から前記第2巻線組に通電し、前記第1駆動回路が故障し前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電し、前記第2駆動回路が故障し前記第1駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する。
本発明によれば、2つの駆動回路のうちの一方が故障しても、モータが発生するトルクの低下を抑制することができる。
電動パワーステアリング装置のシステム図である。 モータ駆動装置の回路図である。 リレー回路の制御パターンを示す図である。 系統別に制御装置を備えるモータ駆動装置の回路図である。 連結ラインを変更したモータ駆動装置の回路図である。 リレー回路の制御パターンを示す図である。
以下、添付した図面を参照し、本発明の実施形態を詳述する。
以下では、本発明に係るモータの駆動装置の一態様として、自動車用の電動パワーステアリング装置に適用した例を示す。
図1は、電動パワーステアリング装置100の一態様を示すシステム図である。
電動パワーステアリング装置100は、ステアリングホイール10、操舵トルクセンサ11、舵角センサ12、操舵力補助用のモータ13、モータ駆動装置14などを有する。
また、ステアリングシャフト15を内包するステアリングコラム16内には、操舵トルクセンサ11、舵角センサ12、減速機17が設けられている。
そして、運転者がステアリングホイール10を操作すると、操舵トルクセンサ11は、ステアリングシャフト15に発生する操舵トルクを検出し、また、舵角センサ12は、ステアリングホイール10の操作角度(舵角)を検出する。
モータ駆動装置14は、操舵トルク信号S1、舵角信号S2、更に、車速信号S3などに基づいてモータ13を駆動制御することにより、車両の走行状態に応じた操舵補助力をモータ13から発生させる。
ステアリングシャフト15は、その先端にピニオンギア18を備え、このピニオンギア18の回転に伴ってラック軸19が進行方向左右に水平移動することで、運転者のステアリングホイール10の操作が前輪20に伝達され、前輪20の向きを変える。
図2は、モータ駆動装置14の一態様を示す回路図である。
モータ13は、3相ブラシレスモータであり、U相コイル21U、V相コイル21V、及びW相コイル21Wからなる第1巻線組21と、U相コイル22U、V相コイル22V、及びW相コイル22Wからなる第2巻線組22を含むステータと、このステータの中央部に回転可能に備えられた永久磁石回転子としてのロータ13aとを有している。
第1巻線組21及び第2巻線組22は、絶縁された状態でステータに巻回され、磁気回路を共有している。
第1巻線組21のU相コイル21U、V相コイル21V、W相コイル21Wそれぞれの一端は中性点N1に接続されてスター結線をなし、同様に、第2巻線組22のU相コイル22U、V相コイル22V、W相コイル22Wそれぞれの一端は中性点N2に接続されてスター結線をなす。
但し、3相の結線方法は、スター結線に限定されず、デルタ結線とすることができる。
第1巻線組21は、第1駆動回路23により駆動され、第2巻線組22は、第2駆動回路24により駆動される。
第1駆動回路23は、第1インバータ回路25、第1電源リレー回路27、第1電源安定化用コンデンサ29を備えている。
同様に、第2駆動回路24は、第2インバータ回路26、第2電源リレー回路28、第2電源安定化用コンデンサ30を備えている。
第1インバータ回路25は、3組の半導体スイッチング素子を備えた3相ブリッジ回路であり、各半導体スイッチング素子1UH,1UL,1VH,1VL,1WH,1WLは、ソース端子とドレイン端子の間に寄生ダイオードD1,D2,D3,D4,D5,D6が形成されるNチャネル型MOS-FETで構成される。
第1駆動回路23は、駆動電流や駆動電圧のモニタ機能を備えている。
同様に、第2インバータ回路26は、3組の半導体スイッチング素子を備えた3相ブリッジ回路であり、各半導体スイッチング素子2UH,2UL,2VH,2VL,2WH,2WLは、ソース端子とドレイン端子の間に寄生ダイオードD7,D8,D9,D10,D11,D12が形成されるNチャネル型MOS-FETで構成される。
第2駆動回路24は、駆動電流や駆動電圧のモニタ機能を備えている。
第1のFSリレー回路50は、第1インバータ回路25(第1駆動回路23)と第1巻線組21、第2巻線組22との接続、遮断を切り替えるための回路である。
また、第2のFSリレー回路60は、第2インバータ回路26(第2駆動回路24)と第1巻線組21、第2巻線組22との接続、遮断を切り替えるための回路である。
第1のFSリレー回路50は、第1リレー回路50U,50V,50W及び第4リレー回路51U,51V,51Wを備える。
第2のFSリレー回路60は、第2リレー回路60U,60V,60W及び第3リレー回路61U,61V,61Wを備える。
第1リレー回路50U,50V,50Wは、第1インバータ回路25(第1駆動回路23)と第1巻線組21とを接続する第1駆動ライン52U,52V,52Wに配置され、第1インバータ回路25と、U相コイル21U、V相コイル21V、W相コイル21Wとの接続、遮断を相毎に切り替える。
第2リレー回路60U,60V,60Wは、第2インバータ回路26(第2駆動回路24)と第2巻線組22とを接続する第2駆動ライン62U,62V,62Wに配置され、第2インバータ回路26と、U相コイル22U、V相コイル22V、W相コイル22Wとの接続、遮断を相毎に切り替える。
第3リレー回路61U,61V,61Wは、第1連結ライン63U,63V,63Wに配置される。
第1連結ライン63U,63V,63Wは、第2インバータ回路26(第2駆動回路24)と第2リレー回路60U,60V,60Wとの間の第2駆動ライン62U,62V,62Wと、第1リレー回路50U,50V,50WとU相コイル21U、V相コイル21V、W相コイル21Wとの間の第1駆動ライン52U,52V,52Wとを接続する。
そして、第3リレー回路61U,61V,61Wは、第2インバータ回路26と、第1巻線組21のU相コイル21U、V相コイル21V、W相コイル21Wとの接続、遮断を相毎に切り替える。
第4リレー回路51U,51V,51Wは、第2連結ライン53U,53V,53Wに配置される。
第2連結ライン53U,53V,53Wは、第1インバータ回路25(第1駆動回路23)と第1リレー回路50U,50V,50Wとの間の第1駆動ライン52U,52V,52Wと、第2リレー回路60U,60V,60WとU相コイル22U、V相コイル22V、W相コイル22Wとの間の第2駆動ライン62U,62V,62Wとのを接続する。
そして、第4リレー回路51U,51V,51Wは、第1インバータ回路25と、第2巻線組22のU相コイル22U、V相コイル22V、W相コイル22Wとの接続、遮断を相毎に切り替える。
第1の車両電源38a(第1バッテリ)は、第1電源リレー回路27と第1電源ライン36を介して、第1インバータ回路25へ電力を供給する。
また、第2の車両電源38b(第2バッテリ)は、第2電源リレー回路28と第2電源ライン37を介して、第2インバータ回路26へ電力を供給する。
なお、図2のモータ駆動装置14は、独立した2系統の電源を備えるが、単系統など他の電源構成も適用可能である。
制御装置31は、MPUなどの演算処理手段、及び、ROM,RAMなどの記憶手段を備えたマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置であり、第1インバータ回路25、第2インバータ回路26、電源リレー回路27,28、FSリレー回路50,60を制御する機能を備える。
ここで、制御装置31における各種演算処理は、演算処理手段が記憶手段に予め記憶されたプログラムを読み込んで実行される。
但し、制御装置31において、ハードウェアの構成により各演算処理の一部または全部を実現することも可能である。
制御装置31は、制御機能として、第1電源リレー制御部40、第1インバータ制御部41、第1FSリレー制御部42(第1制御部)、モータ制御部70、温度判定部71、診断部72、第2電源リレー制御部80、第2インバータ制御部81、第2FSリレー制御部82(第2制御部)などを備える。
第1電源リレー制御部40、第2電源リレー制御部80は、モータ駆動装置14の起動中は第1電源リレー回路27及び第2電源リレー回路28をON(通電状態)に制御し、モータ駆動装置14の停止中は第1電源リレー回路27及び第2電源リレー回路28をOFF(遮断状態)に制御する。
診断部72は、モータ駆動装置14及びモータ13の異常の有無を診断する。
そして、診断部72が、第1インバータ回路25、第1巻線組21からなる第1系統に異常が生じたことを診断し、第1系統への電力供給の遮断が要求されるとき、第1電源リレー制御部40は、第1電源リレー回路27をOFFに制御する。
同様に、診断部72が、第2インバータ回路26、第2巻線組22からなる第2系統に異常が生じたことを診断し、第2系統への電力供給の遮断が要求されるとき、第2電源リレー制御部80は、第2電源リレー回路28をOFFに制御する。
なお、第1電源リレー回路27、第2電源リレー回路28は、半導体リレー若しくはメカリレーである。
モータ制御部70は、操舵トルク信号S1、舵角信号S2、車速信号S3などのセンサ情報、外部からの操舵指令情報(運転支援に基づく舵角指令など)などに基づき、モータ13で発生させる目標操舵トルクを演算する。
そして、第1インバータ制御部41、第2インバータ制御部81は、目標操舵トルクの情報や温度判定部71によるインバータ回路25,26の温度情報T1,T2などに基づき、図示しないドライバを介して第1駆動回路23の第1インバータ回路25、第2駆動回路24の第2インバータ回路26を制御する。
第1インバータ制御部41、第2インバータ制御部81は、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、インバータ回路25,26を構成する各MOS-FETのゲート端子とソース端子間に最適な電圧値を印加することで各MOS-FETをスイッチング動作させ、モータ13の発生トルクを制御する。
第1インバータ制御部41、第2インバータ制御部81は、通常時には、駆動回路23,24の2つの出力電流を合計した総出力電流により、目標操舵トルクをモータ13で発生させる。
なお、通常時における駆動回路23,24の出力電流比率の値は、予めROM等の記憶手段に記憶され、例えば50%対50%に設定される。
つまり、通常は、モータ13で発生させるトルクの半分に相当する駆動電流を、第1巻線組21に流し、同等の駆動電流を第2巻線組22に流す。
また、第1FSリレー制御部42、第2FSリレー制御部82は、第1駆動回路23、第2駆動回路24の故障の有無に応じて、第1のFSリレー回路50、第2のFSリレー回路60の各リレー回路を制御する。
ここで、第1FSリレー制御部42、第2FSリレー制御部82は、第1駆動回路23及び第2駆動回路24が正常であるときは、第1駆動回路23から第1巻線組21に通電し、第2駆動回路24から第2巻線組22に通電するように、各リレー回路を制御する。
一方、第1駆動回路23が故障し第2駆動回路24が正常であるとき、第1FSリレー制御部42、第2FSリレー制御部82は、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電するように各リレー回路を制御する。
更に、第2駆動回路24が故障し第1駆動回路23が正常であるときは、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電するように各リレー回路を制御する。
以下では、第1FSリレー制御部42、第2FSリレー制御部82による第1のFSリレー回路50、第2のFSリレー回路60の制御を詳細に説明する。
診断部72は、インバータ回路25,26を構成する各MOS-FETのオープン故障やショート故障の検出、温度判定部71によるインバータ回路25,26の温度情報T1,T2などから、第1駆動回路23及び第2駆動回路24の故障の有無を診断する。
そして、第1駆動回路23及び第2駆動回路24が共に正常であるとき、第1FSリレー制御部42は、第1リレー回路50U,50V,50Wを通電状態(オン状態)に保持し、第4リレー回路51U,51V,51Wを遮断状態(オフ状態)に保持することで、第1駆動回路23から第1巻線組21にのみ通電させる第1通常状態に制御する。
また、第1駆動回路23及び第2駆動回路24が共に正常であるとき、第2FSリレー制御部82は、第2リレー回路60U,60V,60Wを通電状態(オン状態)に保持し、第3リレー回路61U,61V,61Wを遮断状態(オフ状態)に保持することで、第2駆動回路24から第2巻線組22にのみ通電させる第2通常状態に制御する。
一方、第2駆動回路24が正常で第1駆動回路23が故障すると、第1FSリレー制御部42は、第1リレー回路50U,50V,50Wを通電状態(オン状態)から遮断状態(オフ状態)に切り換え、第2FSリレー制御部82は、第3リレー回路61U,61V,61Wを遮断状態(オフ状態)から通電状態(オン状態)に切り換えることで、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電させる第1フェールセーフ状態に制御する。
また、第1駆動回路23が正常で第2駆動回路24が故障すると、第2FSリレー制御部82は、第2リレー回路60U,60V,60Wを通電状態(オン状態)から遮断状態(オフ状態)に切り換え、第1FSリレー制御部42は、第4リレー回路51U,51V,51Wを遮断状態(オフ状態)から通電状態(オン状態)に切り換えることで、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電させる第2フェールセーフ状態に制御する。
このように、制御装置31は、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障したときに、正常な駆動回路から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電させせるように、通電経路の切り換えを実施する。
ここで、第1通常状態と第1フェールセーフ状態とに切り換える第1通電切換回路は、第1リレー回路50U,50V,50W、第1連結ライン63U,63V,63W、第3リレー回路61U,61V,61Wによって構成される。
また、第2通常状態と第2フェールセーフ状態とに切り換える第2通電切換回路は、第2リレー回路60U,60V,60W、第2連結ライン53U,53V,53W、第4リレー回路51U,51V,51Wによって構成される。
そして、制御装置31の第1FSリレー制御部42、第2FSリレー制御部82は、第1通電切換回路、第2通電切換回路を制御することで、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障したときに、正常な駆動回路から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電させるように、通電経路の切り換えを実施する。
図3は、図2に示した制御装置31によるリレー回路の制御パターンを示す図であって、第1駆動回路23、第2駆動回路24の正常・異常と、各リレー回路のオン(通電状態、接続状態)、オフ(遮断状態)との相関を示す。
第1駆動回路23及び第2駆動回路24が正常であるとき、第1リレー回路50U,50V,50W及び第2リレー回路60U,60V,60Wはオンに制御される一方、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wはオフに制御される。
これによって、第1連結ライン63U,63V,63W及び第2連結ライン53U,53V,53Wは遮断され、第1巻線組21は第1駆動回路23から通電され、第2巻線組22は第2駆動回路24から通電される、通常状態となる。
一方、第1駆動回路23に異常が生じ、第2駆動回路24が正常であるとき、第1リレー回路50U,50V,50Wはオンからオフに切り換えられ、また、第3リレー回路61U,61V,61Wはオフからオンに切り換えられる一方、第4リレー回路51U,51V,51Wはオフに保持され、第2リレー回路60U,60V,60Wはオンに保持される。
これによって、第1駆動回路23の入出力が第1リレー回路50U,50V,50Wによって遮断される一方、第2駆動回路24と第1巻線組21とが第1連結ライン63U,63V,63Wを介して接続され、第2駆動回路24が、第1巻線組21及び第2巻線組22に通電する、フェールセーフ状態となる。
つまり、第1FSリレー制御部42は、第1駆動回路23に異常が生じると、第1リレー回路50U,50V,50Wをオンからオフに切り換え、第4リレー回路51U,51V,51Wをオフに保持することで、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22への通電を遮断する。
また、第2FSリレー制御部82は、第1駆動回路23に異常が生じると、第2リレー回路60U,60V,60Wをオンに保持し、第3リレー回路61U,61V,61Wをオフからオンに切り換えることで、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22へ通電させる。
一方、第2駆動回路24に異常が生じ、第1駆動回路23が正常であるとき、第2リレー回路60U,60V,60Wはオンからオフに切り換えられ、また、第4リレー回路51U,51V,51Wはオフからオンに切り換えられる一方、第1リレー回路50U,50V,50Wはオンに保持され、第3リレー回路61U,61V,61Wはオフに保持される。
これによって、第2駆動回路24の入出力が第2リレー回路60U,60V,60Wによって遮断される一方、第1駆動回路23と第2巻線組22とが第2連結ライン53U,53V,53Wを介して接続され、第1駆動回路23が、第1巻線組21及び第2巻線組22に通電する、フェールセーフ状態となる。
つまり、第2FSリレー制御部82は、第2駆動回路24に異常が生じると、第2リレー回路60U,60V,60Wをオンからオフに切り換え、第3リレー回路61U,61V,61Wをオフに保持することで、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22への通電を遮断する。
また、第1FSリレー制御部42は、第2駆動回路24に異常が生じると、第1リレー回路50U,50V,50Wをオンに保持し、第4リレー回路51U,51V,51Wをオフからオンに切り換えることで、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22へ通電させる。
ここで、制御装置31は、第1駆動回路23及び第2駆動回路24が正常であるとき、目標出力電流の50%を第1駆動回路23から出力させ、同じく目標出力電流の50%を第1駆動回路23から出力させる。
一方、制御装置31は、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障すると、故障した駆動回路からの出力を停止させ、正常である駆動回路からの出力電流を目標出力電流の50%以上とする。
上記のモータ駆動装置14によると、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障しても、第1巻線組21及び第2巻線組22への通電を継続させることができ、モータ13が発生するトルクの低下を抑制することができる。
したがって、電動パワーステアリング装置100においては、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障したときに、操舵補助力が低下することを抑止できる。
また、図2のモータ駆動装置14では、例えば、第2FSリレー制御部82による第2のFSリレー回路60の制御が正常に行えず、第2リレー回路60U,60V,60W及び第3リレー回路61U,61V,61Wがオフを保持する状態になっても、第1FSリレー制御部42が、第1リレー回路50U,50V,50W及び第4リレー回路51U,51V,51Wをオフさせることで、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22へ通電させることができる。
ところで、モータ駆動装置14は、第1駆動回路23及び第1のFSリレー回路50からなる第1系統を制御する第1制御装置(第1マイクロコンピュータ)と、第2駆動回路24及び第2のFSリレー回路60からなる第2系統を制御する第2制御装置(第2マイクロコンピュータ)とを個別に備えることができる。
図4は、第1駆動回路23及び第1のFSリレー回路50からなる第1系統を制御する第1制御装置31A(第1制御部)と、第2駆動回路24及び第2のFSリレー回路60からなる第2系統を制御する第2制御装置31B(第2制御部)とを個別に備える、モータ駆動装置14の一態様を示す。
図4に示すモータ駆動装置14は、制御装置31に代えて、第1制御装置31A及び第2制御装置31Bを備える点のみが図2のモータ駆動装置14と異なるので、他の回路構成の詳細な説明は省略する。
第1制御装置31Aは、MPUなどの演算処理手段、及び、ROM,RAMなどの記憶手段を備えたマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置であり、第1駆動回路23及び第1のFSリレー回路50を制御して、第1巻線組21への通電を制御する。
第1制御装置31Aは、第1電源リレー制御部40、第1インバータ制御部41、第1FSリレー制御部42を備え、更に、モータ制御部70A、温度判定部71A、診断部72Aを備え、これらの制御機能によって第1駆動回路23及び第1のFSリレー回路50を制御する。
同様に、第2制御装置31Bは、MPUなどの演算処理手段、及び、ROM,RAMなどの記憶手段を備えたマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置であり、第2駆動回路24及び第2のFSリレー回路60を制御して、第2巻線組22への通電を制御する。
第2制御装置31Bは、第2電源リレー制御部80、第2インバータ制御部81、第2FSリレー制御部82を備え、更に、モータ制御部70B、温度判定部71B、診断部72Bを備え、これらの制御機能によって第2駆動回路24及び第2のFSリレー回路60を制御する。
ここで、第1駆動回路23に異常が発生すると、第1制御装置31Aは第1リレー回路50U,50V,50Wをオンからオフに切り換え、第2制御装置31Bは第3リレー回路61U,61V,61Wをオフからオンに切り換える。
また、第2駆動回路24に異常が発生すると、第2制御装置31Bは第2リレー回路60U,60V,60Wをオンからオフに切り換え、第1制御装置31Aは第4リレー回路51U,51V,51Wをオフからオンに切り換える。
なお、第1駆動回路23の診断を、第1制御装置31Aと第2制御装置31Bとのそれぞれで実施する構成とすることができ、また、例えば、第1制御装置31Aが第1駆動回路23の異常診断を行い、診断結果を第2制御装置31Bに送信する構成とすることができる。
同様に、第2駆動回路24の診断を、第1制御装置31Aと第2制御装置31Bとのそれぞれで実施する構成とすることができ、また、例えば、第2制御装置31Bが第2駆動回路24の異常診断を行い、診断結果を第1制御装置31Aに送信する構成とすることができる。
図4のモータ駆動装置14によれば、図2のモータ駆動装置14と同様に、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障しても、第1巻線組21及び第2巻線組22への通電を継続させることができ、モータ13が発生するトルクの低下を抑制することができる。
また、例えば、第2制御装置31Bが故障し、第2インバータ回路26を制御できなくなっても、第1制御装置31Aが第1リレー回路50U,50V,50W及び第4リレー回路51U,51V,51Wをオンに制御して、第1巻線組21及び第2巻線組22への通電制御を行える。
図5は、第1駆動ライン52U,52V,52Wと第2駆動ライン62U,62V,62Wとを接続するための連結ラインを、図2のモータ駆動装置14における第1連結ライン63U,63V,63Wと第2連結ライン53U,53V,53Wとからなる構成に代えて、連結ライン65U,65V,65Wのみで構成した、モータ駆動装置14の回路図である。
なお、図5に示したモータ駆動装置14は、第1駆動ライン52U,52V,52Wと第2駆動ライン62U,62V,62Wとを接続するための連結ラインの構成のみが、図2に示したモータ駆動装置14と異なるため、連結ライン以外の詳細な説明は省略する。
図5のモータ駆動装置14における連結ライン65U,65V,65Wは、第1リレー回路50U,50V,50Wと第1巻線組21との間の第1駆動ライン52U,52V,52Wと、第2リレー回路60U,60V,60Wと第2巻線組22との間の第2駆動ライン62U,62V,62Wとを接続する。
そして、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wは、直列接続して連結ライン65U,65V,65Wに配置されている。
換言すれば、連結ライン65U,65V,65Wは、図2のモータ駆動装置14における、第1駆動回路23によって第2巻線組22に通電するための第1連結ライン63U,63V,63Wと、第2駆動回路24によって第1巻線組21に通電するための第2連結ライン53U,53V,53Wを共通化させた連結ラインである。
第1リレー回路50U,50V,50Wがオフで、第2リレー回路60U,60V,60Wがオンの状態で、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wがオンされると、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電される。
また、第1リレー回路50U,50V,50Wがオンで、第2リレー回路60U,60V,60Wがオフの状態で、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wがオンされると、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22に通電される。
このように、図5のモータ駆動装置14では、連結ライン65U,65V,65Wを、第1駆動回路23が故障したときのフェールセーフと、第2駆動回路24が故障したときのフェールセーフとの双方で用い、第3リレー回路61U,61V,61Wと第4リレー回路51U,51V,51Wとの双方をオンすることで、連結ライン65U,65V,65Wを介した通電が可能になる。
なお、図5の連結ライン65U,65V,65Wで第1駆動ライン52U,52V,52Wと第2駆動ライン62U,62V,62Wとを接続する回路において、連結ライン65U,65V,65Wに、リレー回路を1組だけ配置することができる。
また、図5の連結ライン65U,65V,65Wを備えた回路構成において、図4と同様に、第1リレー回路50U,50V,50W及び第4リレー回路51U,51V,51Wを制御する第1制御装置と、第2リレー回路60U,60V,60W及び第3リレー回路61U,61V,61Wを制御する第2制御装置とを備えることができる。
更に、第1制御装置と第2制御装置とを備えるモータ駆動装置14において、連結ライン65U,65V,65Wにリレー回路を1組だけ配置し、両制御装置が共にオン指令を出力したときに、連結ライン65U,65V,65Wに配置したリレー回路がオンするように構成することができる。
図6は、図5の制御装置31によるリレー回路の制御パターンを示す図であって、第1駆動回路23、第2駆動回路24の正常・異常と、各リレー回路のオン、オフとの相関を示す。
第1駆動回路23及び第2駆動回路24が正常であるとき、第1リレー回路50U,50V,50W及び第2リレー回路60U,60V,60Wはオンに制御される一方、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wはオフに制御される。
これによって、連結ライン65U,65V,65Wは遮断され、第1巻線組21は第1駆動回路23から通電され、第2巻線組22は第2駆動回路24から通電される、通常状態となる。
一方、第1駆動回路23に異常が生じ、第2駆動回路24が正常であるとき、第1リレー回路50U,50V,50Wはオンからオフに切り換えられ、また、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wはオフからオンに切り換えられる一方、第2リレー回路60U,60V,60Wはオンに保持される。
これによって、第1駆動回路23の入出力が第1リレー回路50U,50V,50Wによって遮断される一方、第2駆動回路24と第1巻線組21とが連結ライン65U,65V,65Wを介して接続され、第2駆動回路24が、第1巻線組21及び第2巻線組22に通電する、フェールセーフ状態となる。
つまり、第1FSリレー制御部42は、第1駆動回路23に異常が生じると、第1リレー回路50U,50V,50Wをオンからオフに切り換え、第4リレー回路51U,51V,51Wをオフからオンに切り換える。
また、第2FSリレー制御部82は、第1駆動回路23に異常が生じると、第2リレー回路60U,60V,60Wをオンに保持し、第3リレー回路61U,61V,61Wをオフからオンに切り換える。
これにより、第2駆動回路24から第1巻線組21及び第2巻線組22へ通電されるようになる。
一方、第2駆動回路24に異常が生じ、第1駆動回路23が正常であるとき、第2リレー回路60U,60V,60Wはオンからオフに切り換えられ、また、第3リレー回路61U,61V,61W及び第4リレー回路51U,51V,51Wはオフからオンに切り換えられる一方、第1リレー回路50U,50V,50Wはオンに保持される。
これによって、第2駆動回路24の入出力が第2リレー回路60U,60V,60Wによって遮断される一方、第1駆動回路23と第2巻線組22とが連結ライン65U,65V,65Wを介して接続され、第1駆動回路23が、第1巻線組21及び第2巻線組22に通電する、フェールセーフ状態となる。
つまり、第1FSリレー制御部42は、第2駆動回路24に異常が生じると、第1リレー回路50U,50V,50Wをオンに保持し、第4リレー回路51U,51V,51Wをオフからオンに切り換える。
また、第2FSリレー制御部82は、第2駆動回路24に異常が生じると、第2リレー回路60U,60V,60Wをオンからオフに切り換え、第3リレー回路61U,61V,61Wをオフからオンに切り換える。
これにより、第1駆動回路23から第1巻線組21及び第2巻線組22へ通電されるようになる。
図5のモータ駆動装置14によると、第1駆動回路23と第2駆動回路24とのいずれか一方が故障しても、第1巻線組21及び第2巻線組22への通電を継続させることができ、モータ13が発生するトルクの低下を抑制することができる。
また、図5のモータ駆動装置14では、第1駆動回路23から第2巻線組22に通電させるための連結ラインと、第2駆動回路24から第1巻線組21に通電させるための連結ラインを共通化するので、図2或いは図4のモータ駆動装置14に比べて回路構成が簡略化される。
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、上記のモータ駆動装置14によって駆動されるモータ13は、電動パワーステアリング装置100において操舵補助力を発生するモータに限定されず、第1巻線組及び第2巻線組を備えたモータに適用できる。
また、モータ駆動装置14において、リレー回路を用いる代わりに、回路の切り替えを行うスイッチによって通電経路の切り換えを行うように構成することができる。
13…モータ、14…モータ駆動装置、21…第1巻線組、22…第2巻線組、23…第1駆動回路、24…第2駆動回路、25…第1インバータ回路、26…第2インバータ回路、31…制御装置、40…第1電源リレー制御部、41…第1インバータ制御部、42…第1FSリレー制御部、50U,50V,50W…第1リレー回路、51U,51V,51W…第4リレー回路、53U,53V,53W…第2連結ライン、60U,60V,60W…第2リレー回路、61U,61V,61W…第3リレー回路、63U,63V,63W…第1連結ライン、80…第2電源リレー制御部、81…第2インバータ制御部、82…第2FSリレー制御部

Claims (6)

  1. 第1巻線組と第2巻線組とを有するモータの駆動装置であって、
    前記第1巻線組に通電する第1駆動回路と、
    前記第2巻線組に通電する第2駆動回路と、
    前記第1駆動回路と前記第1巻線組とを接続する第1駆動ラインに配置した第1リレー回路と、
    前記第2駆動回路と前記第2巻線組とを接続する第2駆動ラインに配置した第2リレー回路と、
    前記第1リレー回路と前記第1巻線組との間の前記第1駆動ラインと、前記第2駆動ラインとを接続する第1連結ラインと、
    前記第1連結ラインに配置した第3リレー回路と、
    前記第1駆動ラインと、前記第2リレー回路と前記第2巻線組との間の前記第2駆動ラインとを接続する第2連結ラインと、
    前記第2連結ラインに配置した第4リレー回路と、
    前記第1リレー回路、前記第2リレー回路、第3リレー回路、及び前記第4リレー回路を制御する制御部であって、
    前記第1駆動回路が故障したときに、前記第1リレー回路を通電状態から遮断状態に切り換え、かつ、前記第3リレー回路を遮断状態から通電状態に切り換えて、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電し、
    前記第2駆動回路が故障したときに、前記第2リレー回路を通電状態から遮断状態に切り換え、かつ、前記第4リレー回路を遮断状態から通電状態に切り換えて、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する、
    前記制御部と、
    を有する、モータの駆動装置。
  2. 請求項1記載のモータの駆動装置であって、
    前記第1連結ラインは、前記第1リレー回路と前記第1巻線組との間の前記第1駆動ラインと、前記第2駆動回路と前記第2リレー回路との間の前記第2駆動ラインとを接続し、
    前記第2連結ラインは、前記第2リレー回路と前記第2巻線組との間の前記第2駆動ラインと、前記第1駆動回路と前記第1リレー回路との間の前記第1駆動ラインとを接続する、
    モータの駆動装置。
  3. 請求項1記載のモータの駆動装置であって、
    前記第1連結ラインと前記第2連結ラインとは共通の1つの連結ラインであり、
    前記連結ラインは、前記第1リレー回路と前記第1巻線組との間の前記第1駆動ラインと前記第2リレー回路と前記第2巻線組との間の前記第2駆動ラインとを接続し、
    前記第3リレー回路と前記第4リレー回路とを直列接続して前記連結ラインに配置した、
    モータの駆動装置。
  4. 請求項1記載のモータの駆動装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1リレー回路及び前記第4リレー回路を制御する第1制御部と、
    前記第2リレー回路及び前記第3リレー回路を制御する第2制御部と、
    を含む、
    モータの駆動装置。
  5. 第1巻線組と第2巻線組とを有するモータの駆動装置であって、
    前記第1巻線組に通電する第1駆動回路と、
    前記第2巻線組に通電する第2駆動回路と、
    前記第1駆動回路から前記第1巻線組に通電する第1通常状態と、前記第1駆動回路から前記第1巻線組への通電を遮断し、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する第1フェールセーフ状態とに切り換える第1通電切換回路と、
    前記第2駆動回路から前記第2巻線組に通電する第2通常状態と、前記第2駆動回路から前記第2巻線組への通電を遮断し、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する第2フェールセーフ状態とに切り換える第2通電切換回路と、
    前記第1駆動回路が故障したときに前記第1通電切換回路を制御して前記第1通常状態から前記第1フェールセーフ状態に切り換え、前記第2駆動回路が故障したときに前記第2通電切換回路を制御して前記第2通常状態から前記第2フェールセーフ状態に切り換える制御部と、
    を有する、モータの駆動装置。
  6. 第1巻線組と第2巻線組とを有するモータを、第1駆動回路及び第2駆動回路を用いて駆動する、モータの駆動方法であって、
    前記第1駆動回路の故障の有無を検出し、
    前記第2駆動回路の故障の有無を検出し、
    前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組に通電し、前記第2駆動回路から前記第2巻線組に通電し、
    前記第1駆動回路が故障し前記第2駆動回路が正常であるときは、前記第2駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電し、
    前記第2駆動回路が故障し前記第1駆動回路が正常であるときは、前記第1駆動回路から前記第1巻線組及び前記第2巻線組に通電する、
    モータの駆動方法。
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