JP2022046062A - ロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラムおよびロボットの動作プログラムの生成装置 - Google Patents

ロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラムおよびロボットの動作プログラムの生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数個所で同じ教示点が指定されているロボットの動作プログラムを修正するとき、特定個所の教示点のみを修正することができるロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラム、および、ロボットの動作プログラムの生成装置を提供すること。【解決手段】教示点の変更を開始する操作を受け付けるステップと、文字列からなる単位動作指令を有する変更前の動作プログラムのうち、前記教示点を含む単位動作指令を抽出するステップと、抽出した単位動作指令の一覧を表示するステップと、抽出した単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を受け付けるステップと、変更画面を表示するステップと、位置姿勢情報を変更する操作を受け付けるステップと、選択された単位動作指令に含まれる教示点を、位置姿勢情報を変更した教示点に変更し、記憶するステップと、を有するロボットの動作プログラムの生成方法。【選択図】図6

Description

本発明は、ロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラムおよびロボットの動作プログラムの生成装置に関するものである。
ロボットが各種作業を行うためには、作業の内容を指示した動作プログラムをロボットに与える必要がある。ロボットの動作プログラムは、ロボットに作業させるときの位置姿勢(教示点)を含んでいる。ロボットの動作プログラムの作成には、ロボットプログラム作成装置(教示装置)が用いられる。
ロボットは動作プログラムにしたがって動作するため、ロボットの動作プログラムが不適切な場合、ロボットとワーク等とが意図せず接触して不具合を生じさせるおそれがある。
そこで、特許文献1には、ロボットの動作プログラムにおいて修正が必要な教示点を一覧で表示する機能を有するロボットプログラム作成装置が開示されている。この一覧には、修正が必要な教示点を含む動作プログラムのプログラム名、修正が必要な教示点を含む行番号等が含まれる。
特開2006-99260号公報
ロボットの動作プログラムでは、行番号が異なる複数個所において、同じ教示点を指定することがある。このような動作プログラムを修正するとき、全ての教示点を修正するのではなく、特定の行番号に指定されている教示点のみを修正したい場合がある。
しかしながら、従来のロボットプログラム作成装置では、同じ教示点が異なる行番号で指定されている場合であっても、教示点自体を修正するしかない。このため、従来のロボットプログラム作成装置では、特定の行番号に指定されている教示点のみを修正することができないという課題がある。
本発明の適用例に係るロボットの動作プログラムの生成方法は、
ロボットに対する教示点の変更を開始する操作を制御部が受け付けるステップと、
文字列からなる単位動作指令を有する変更前の動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を前記制御部が抽出するステップと、
抽出した前記単位動作指令の一覧を表示部が表示するステップと、
抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を前記制御部が受け付けるステップと、
前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部が表示するステップと、
前記位置姿勢情報を変更する操作を前記制御部が受け付けるステップと、
選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更し、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを記憶部が記憶するステップと、
を有することを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボットの動作プログラムの生成プログラムは、
ロボットに対する教示点を含む単位動作指令を有する動作プログラムを表示する表示部と、前記動作プログラムに対する操作を行う操作部と、に接続されているコンピューターに、
変更前の前記動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を抽出させ、
抽出した前記単位動作指令の一覧を前記表示部に表示させ、
抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する前記操作部からの操作を受け付けさせ、
前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部に表示させ、
前記位置姿勢情報を変更する前記操作部からの操作を受け付けさせ、
選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更させ、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを記憶させることを特徴とする。
本発明の適用例に係るロボットの動作プログラムの生成装置は、
ロボットに対する教示点を含む単位動作指令を有する動作プログラムを表示する表示部と、
前記表示部の表示に基づく操作を行う操作部と、
前記操作に基づき、前記表示部の表示を制御する制御部と、
前記動作プログラムを記憶する記憶部と、
を有し、
前記制御部は、
前記動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を抽出し、抽出した前記単位動作指令の一覧を前記表示部に表示させる一覧表生成部と、
抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する前記操作部からの操作を受け付ける選択操作受付部と、
前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部に表示させる変更画面生成部と、
前記位置姿勢情報を変更する操作を受け付ける変更操作受付部と、
選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更し、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを前記記憶部に記憶させる動作プログラム生成部と、
を有することを特徴とする。
ロボットシステムを示す斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットシステムの機能ブロック図である。 図3に示すロボットの動作プログラムの生成装置(制御装置および教示装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。 動作プログラムの一部分を示す動作プログラム表示画面の一例である。 図5に示す動作プログラムにおいて同一の教示点が用いられている複数の単位動作指令のうち、1つの単位動作指令に含まれている教示点のデータのみを変更する第1の手順について説明するためのフローチャートである。 教示点データ変更画面の一例である。 座標データを直接入力する操作によって教示点のデータを変更する教示点データ変更画面の一例である。 抽出結果一覧画面の一例である。 教示点のデータを変更するための教示点データ変更画面の一例である。 追加された教示点を含む動作プログラム表示画面の一例である。 図5に示す動作プログラムにおいて同一の教示点が用いられている複数の単位動作指令のうち、1つの単位動作指令に含まれている教示点のデータのみを変更する第2の手順について説明するためのフローチャートである。 動作プログラムに使用されている教示点の一覧を示す教示点一覧画面の一例である。
以下、本発明のロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラム、およびロボットの動作プログラムの生成装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
1.ロボットシステムの概要
まず、実施形態に係るロボットの動作プログラムの生成装置を備えるロボットシステムについて説明する。
図1は、ロボットシステムを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットの概略図である。図3は、図1に示すロボットシステムの機能ブロック図である。図4は、図3に示すロボットの動作プログラムの生成装置(制御装置および教示装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すロボットシステム1は、例えば電子機器等のワークの保持、搬送、組立ておよび検査等の作業で用いられる装置である。図1に示すロボットシステム1は、ロボット2と、ロボット2の各部の作動を制御する制御装置8と、ロボット2の動作プログラムを教示する教示装置3と、を備える。また、ロボット2、制御装置8および教示装置3は、互いに有線または無線により通信可能とされ、その通信は、インターネットのようなネットワークを介してなされてもよい。
教示とは、ロボット2の動作を制御する動作プログラムを指定することをいい、具体的には、ロボットアーム10の位置、姿勢等を制御装置8または教示装置3に入力することをいう。本実施形態では、一例として、動作プログラムを制御装置8に記憶させる。
教示には、直接教示と間接教示とがあるが、本実施形態は、教示装置3を用いた間接教示に関する。直接教示とは、教示者がロボットアーム10に外力を加えつつロボットアーム10を所定の位置、姿勢に移動させることにより、ロボットアーム10の動作を制御装置8または教示装置3に記憶させることをいう。これに対し、間接教示とは、教示装置3で動作プログラムを作成し、作成した動作プログラムを制御装置8または教示装置3に記憶させることをいう。
1.1.ロボット
次に、ロボット2について説明する。
図1ないし図4に示すように、ロボット2は、基台4、ロボットアーム10、駆動部401~406および駆動制御部421~426を備える。
図1および図2に示す基台4は、水平な床101に載置されている。なお、基台4は、床101ではなく、壁、天井、架台等に載置されていてもよい。
図1および図2に示すロボットアーム10は、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16を備えている。第6アーム16の先端には、図示しないエンドエフェクターを着脱可能に取り付けることができ、そのエンドエフェクターでワークを把持等することができる。エンドエフェクターで把持等するワークとしては、特に限定されず、例えば、電子部品等が挙げられる。なお、本明細書では、第6アーム16を基準にしたときの基台4側を「基端側」とし、基台4を基準にしたときの第6アーム16側を「先端側」とする。
エンドエフェクターとしては、特に限定されないが、ワークを把持するハンド、ワークを吸着する吸着ヘッド等が挙げられる。
第6アーム16とエンドエフェクターとの間には、図示しない力検出部が設けられていてもよい。力検出部は、エンドエフェクターに加わる力を検出する。力検出部としては、例えば、互いに直交する3軸のそれぞれの軸方向の力成分(並進力成分)と、その3軸のそれぞれの軸周りの力成分(回転力成分)と、を検出可能な6軸力覚センサー等が挙げられる。
ロボット2は、基台4と、第1アーム11と、第2アーム12と、第3アーム13と、第4アーム14と、第5アーム15と、第6アーム16とが、基端側から先端側に向ってこの順に連結された単腕の6軸垂直多関節ロボットである。以下では、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13、第4アーム14、第5アーム15および第6アーム16をそれぞれ「アーム」とも言う。アーム11~16の長さは、それぞれ、特に限定されず、適宜設定可能である。
図2に示すように、基台4と第1アーム11とは、関節171を介して連結されている。第1アーム11は、基台4に対し、第1回動軸O1を回動中心として回動可能となっている。第1アーム11は、モーター401Mおよび図示しない減速機を有する駆動部401の駆動により回動する。モーター401Mは、第1アーム11を回動させる駆動力を発生する。駆動部401の動作は、モータードライバーである駆動制御部421を介して、制御装置8により制御される。
第1アーム11と第2アーム12とは、関節172を介して連結されている。第2アーム12は、第1アーム11に対し、第2回動軸O2を回動中心として回動可能となっている。第2アーム12は、モーター402Mおよび図示しない減速機を有する駆動部402の駆動により回動する。モーター402Mは、第2アーム12を回動させる駆動力を発生する。駆動部402の動作は、モータードライバーである駆動制御部422を介して、制御装置8により制御される。
第2アーム12と第3アーム13とは、関節173を介して連結されている。第3アーム13は、第2アーム12に対し、第3回動軸O3を回動中心として回動可能となっている。第3アーム13は、モーター403Mおよび図示しない減速機を有する駆動部403の駆動により回動する。モーター403Mは、第3アーム13を回動させる駆動力を発生する。駆動部403の動作は、モータードライバーである駆動制御部423を介して、制御装置8により制御される。
第3アーム13と第4アーム14とは、関節174を介して連結されている。第4アーム14は、第3アーム13に対し、第4回動軸O4を回動中心として回動可能となっている。第4アーム14は、モーター404Mおよび図示しない減速機を有する駆動部404の駆動により回動する。モーター404Mは、第4アーム14を回動させる駆動力を発生する。駆動部404の動作は、モータードライバーである駆動制御部424を介して、制御装置8により制御される。
第4アーム14と第5アーム15とは、関節175を介して連結されている。第5アーム15は、第4アーム14に対し、第5回動軸O5を回動中心として回動可能となっている。第5アーム15は、モーター405Mおよび図示しない減速機を有する駆動部405の駆動により回動する。モーター405Mは、第5アーム15を回動させる駆動力を発生する。駆動部405の動作は、モータードライバーである駆動制御部425を介して、制御装置8により制御される。
第5アーム15と第6アーム16とは、関節176を介して連結されている。第6アーム16は、第5アーム15に対し、第6回動軸O6を回動中心として回動可能となっている。第6アーム16は、モーター406Mおよび図示しない減速機を有する駆動部406の駆動により回動する。モーター406Mは、第6アーム16を回動させる駆動力を発生する。駆動部406の動作は、モータードライバーである駆動制御部426を介して、制御装置8により制御される。
駆動部401~406には、図3に示すように、角度センサー411~416が設けられている。これらの角度センサー411~416としては、例えば、ロータリーエンコーダー等の各種エンコーダーが挙げられる。角度センサー411~416は、駆動部401~406のモーターまたは減速機の出力軸の回動角度を検出する。
駆動部401~406のモーターとしては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等が挙げられる。
駆動部401~406の減速機としては、例えば、複数の歯車で構成された遊星ギア型の減速機、波動減速機等が挙げられる。
駆動部401~406および角度センサー411~416は、それぞれ、制御装置8と電気的に接続されている。
制御装置8は、駆動制御部421~426を介して、駆動部401~406の動作を独立して制御する。具体的には、制御装置8は、角度センサー411~416や図示しない力検出部の検出結果に基づいて、駆動部401~406の動作条件、例えば角速度や回転角度等をそれぞれ制御する。
1.2.制御装置
次に、制御装置8について説明する。
本実施形態に係る制御装置8は、図1および図2に示すように、基台4に内蔵されている。制御装置8は、図3に示すように、ロボット2の駆動を制御する機能を有し、前述したロボット2の各部と電気的に接続されている。なお、制御装置8は、基台4の外部に設けられていてもよい。
図3に示す制御装置8は、動作制御部80と、記憶部89と、を有している。動作制御部80は、図示しないモータードライバーを介してロボットアーム10の動作を制御する。記憶部89は、動作プログラム122および教示点データ124を記憶する。動作制御部80は、動作プログラム122および教示点データ124に基づいてロボットアーム10の動作を制御する。教示点データ124は、教示点の名前、位置姿勢情報、動作プログラム122に用いられている行番号等を含んでいる。
制御装置8のハードウェア構成は、図4に示すように、プロセッサー81と、メモリー82と、外部インターフェース83と、を有する。これらの各部は、例えばバスを介して相互に通信可能に接続されている。
プロセッサー81としては、例えばCPU(Central Processing Unit)等が挙げられる。プロセッサー81は、メモリー82に記憶されているプログラム等を読み出し、実行する。プロセッサー81で生成された指令信号は、外部インターフェース83を介してロボット2に送信される。これにより、ロボット2に所定の作業を行わせることができる。
メモリー82としては、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリー、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー、着脱式の外部記憶装置等が挙げられる。
外部インターフェース83としては、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等が挙げられる。外部インターフェース83は、インターネット等の通信網との接続にも用いられる。
1.3.教示装置
次に、教示装置3について説明する。
本実施形態に係る教示装置3は、ロボット2の動作プログラムを生成する主要部である。教示装置3は、図3に示すように、制御装置8と電気的に接続されている。
図3に示す教示装置3は、教示制御部30と、表示部37と、操作部38と、記憶部39と、を有している。教示制御部30は、一覧表生成部301と、選択操作受付部302と、変更画面生成部303と、変更操作受付部304と、動作プログラム生成部305と、を有している。
教示制御部30は、表示部37および操作部38を用い、生成プログラム392に基づいて動作プログラム122を作成する。教示制御部30の各部については、後に詳述する。
表示部37は、教示制御部30の制御により、各種画面、例えば入力操作や選択操作を受け付ける画面や動作プログラムを示す画面等を表示する。
操作部38は、教示者による入力操作、選択操作、画面遷移操作等により、教示制御部30に操作信号を送信する。教示制御部30は、操作部38からの操作信号に基づき、表示部37の表示内容に反映させる。
記憶部39は、動作プログラム122を作成する生成プログラム392を記憶する。また、図示しないが、記憶部39は、教示点データ等、動作プログラム122の作成に必要な各種データを記憶していてもよい。
教示装置3のハードウェア構成は、図4に示すように、プロセッサー31と、メモリー32と、外部インターフェース33と、ディスプレイ34と、入力デバイス35と、を有する。これらの各部は、例えばバスを介して相互に通信可能に接続されている。教示装置3の具体例としては、例えば、パーソナルコンピューター、タブレット端末、スマートフォン等が挙げられる。
プロセッサー31としては、例えばCPU等が挙げられる。プロセッサー31は、メモリー32に記憶されているプログラム等を読み出し、実行する。プロセッサー31で生成された指令信号は、外部インターフェース33を介して制御装置8に送信される。これにより、記憶部39に記憶されている生成プログラム392を読み出し、制御装置8を介してロボット2に所定の作業を行わせることができる。後述するロボットの動作プログラムの生成方法は、プロセッサー31が生成プログラム392を実行することにより、実現される。
メモリー32としては、例えば、RAM等の揮発性メモリー、ROM等の不揮発性メモリー、着脱式の外部記憶装置等が挙げられる。
外部インターフェース33としては、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN等が挙げられる。外部インターフェース33は、インターネット等の通信網との接続にも用いられる。
ディスプレイ34としては、例えば、液晶ディスプレイ等が挙げられる。入力デバイス35としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等が挙げられる。なお、タッチパネルディスプレイのように、ディスプレイ34と入力デバイス35とが一体になっていてもよい。
2.ロボットの動作プログラムの生成装置の概要
次に、実施形態に係るロボットの動作プログラムの生成装置100について説明する。以下、ロボットの動作プログラムの生成装置100を省略して「生成装置100」という。
本実施形態に係る生成装置100は、制御装置8と教示装置3とで構成されている。このうち、教示装置3が生成装置100の主要部であり、さらに教示制御部30が動作プログラム122の作成を担う。教示制御部30は、前述したように、一覧表生成部301と、選択操作受付部302と、変更画面生成部303と、変更操作受付部304と、動作プログラム生成部305と、を有している。
このような生成装置100は、すでに生成されている動作プログラム122に含まれる一部の教示点を変更し、新たな動作プログラム122を生成して、制御装置8の記憶部89に記憶する。
図5は、動作プログラム122の一部分を示す動作プログラム表示画面61の一例である。
図5に示す動作プログラム表示画面61には、変更前の動作プログラム122の一部分が表示されている。動作プログラム122は、図5に示すように、複数行の文字列で構成され、複数行のうち1行の文字列が単位動作指令に相当する。また、一部の単位動作指令には、教示点の名前が含まれている。図5では、Point01という文字列が、教示点の名前である。
図5に示すように、動作プログラム122には、ロボットアーム10の位置姿勢情報である教示点が含まれており、この教示点がロボットアーム10の位置姿勢を特定する。図5に示す動作プログラム122は、このような教示点Point01を含む単位動作指令を複数有している。制御装置8は、そのような動作プログラム122に基づいてロボットアーム10の位置姿勢を遷移させながら各種作業を行うことができる。
作成された動作プログラム122では、様々な理由で教示点Point01のデータの変更を必要とする場合が生じる。この場合、事後的に動作プログラム122に用いられている教示点Point01のデータ、すなわち座標データを変更する必要がある。
ところが、図5に示す動作プログラム122の例では、同一の教示点Point01が、複数の単位動作指令において用いられている。そして、複数の単位動作指令のうち、一部の単位動作指令でのみ、教示点Point01のデータを変更したいという状況が起こり得る。
従来のロボットの動作プログラム生成装置では、教示点Point01のデータを変更してしまうと、複数の単位動作指令に用いられているすべての教示点Point01のデータが変更されてしまう。このため、変更したい単位動作指令以外の単位動作指令でも、教示点Point01のデータが変更されてしまい、ロボット2に対して意図通りの作業を行わせることができないという問題があった。
そこで、本実施形態では、同一の教示点Point01が複数の単位動作指令に含まれている場合でも、変更したい単位動作指令を選択し、選択された単位動作指令についてのみ、教示点Point01のデータを変更することを可能にしている。
3.ロボットの動作プログラムの第1生成方法
次に、動作プログラム122を修正する方法(実施形態に係るロボットの動作プログラムの第1生成方法)について説明する。
図6は、図5に示す動作プログラム122において同一の教示点Point01が用いられている複数の単位動作指令のうち、1つの単位動作指令に含まれている教示点のデータのみを変更する第1の手順について説明するためのフローチャートである。具体的には、図5に示す動作プログラム表示画面61には、8行目に含まれる教示点Point01と、13行目に含まれる教示点Point01と、が表示されている。以下では、8行目に含まれる教示点Point01を特に「教示点PD-8」とし、13行目に含まれる教示点Point01を特に「教示点PD-13」とする。図6では、一例として、教示点PD-8のデータのみを変更する手順を示す。
図6に示すフロー開始時点では、すでに、動作プログラム122および教示点データ124が記憶されている。
図6に示すステップS100では、まず、教示制御部30により、教示点Point01のデータの変更を開始する操作を受け付ける。この操作としては、例えば、図5に示す動作プログラム表示画面61において、教示点Point01にマウスカーソルを合わせ、マウス(操作部38)のボタンをクリックするという入力操作が挙げられる。したがって、動作プログラム表示画面61の教示点Point01には、あらかじめ、入力操作によって画面を遷移させるためのリンクを設定しておくのが好ましい。
なお、この時点では、まだ、教示点PD-8のみを変更する作業を行わないので、教示点PD-8に設定されたリンクではなく、教示点PD-13に設定されたリンクをクリックしてもよい。つまり、図6では、まず、教示点PD-8および教示点PD-13に共通な、教示点Point01のデータを変更し、その後、この変更を教示点PD-8のみに反映させる手順を説明している。
この操作を検出すると、ステップS101では、図7に示す教示点データ変更画面62を表示部37に表示させる。図7は、教示点データ変更画面62の一例である。
図7に示す教示点データ変更画面62は、例えばマウス(操作部38)によるジョグ操作によってロボット2を動作させ、教示点Point01のデータを変更するための画面である。ジョグ操作を用いるこの方法では、実際にロボットアーム10を駆動しながら教示点Point01のデータを変更することができるので、直感的に変更作業を行うことができる。図7に示す教示点データ変更画面62のJogging領域には、第1回動軸O1、第2回動軸O2、第3回動軸O3、第4回動軸O4、第5回動軸O5および第6回動軸O6をそれぞれ駆動するための操作ボタンが表示されている。この操作ボタンを操作することにより、Current Position領域に表示されている教示点Point01のデータ、具体的には、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸と、X軸まわりの回転における回転角を示すU軸と、Y軸まわりの回転における回転角を示すV軸と、Z軸まわりの回転における回転角を示すW軸と、についての座標データが変化する。X軸、Y軸、Z軸、U軸、V軸およびW軸は、基台4の任意の部分に原点が設定されているロボット座標系の軸である。
図7は、ジョグ操作によって教示点Point01のデータを変更するための教示点データ変更画面62であったが、図8は、座標データを直接入力する操作によって教示点Point01のデータを変更する教示点データ変更画面63の一例である。図8に示す教示点データ変更画面63に基づいて、教示点Point01のデータを変更するようにしてもよい。なお、図8では、一例として、教示点Point01のみが表示されている。動作プログラム122に教示点Point01以外の教示点Point02、教示点Point03、・・・が用いられている場合には、教示点Point01の下にそれらが並ぶことになる。
図8に示す教示点データ変更画面63は、例えばキーボード(操作部38)を用いた文字入力操作によって、教示点Point01のデータを直接変更するための画面である。教示点データ変更画面63には、教示点Point01の名前と、X軸、Y軸、Z軸、U軸、V軸およびW軸の各座標データと、が表示されているので、キーボードを用いてこれらを変更すればよい。
ステップS102では、図7に示す教示点データ変更画面62または図8に示す教示点データ変更画面63を用いて、教示点Point01のデータを変更する。
ステップS103では、教示制御部30の一覧表生成部301が、動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を抽出し、その単位動作指令が記載されている行番号を取得する。
ステップS104では、一覧表生成部301が、ステップS103で抽出した単位動作指令が複数であるか否かを判定する。そして、抽出した単位動作指令が1行のみであった場合、すなわちステップS104でNoと判定された場合には、ステップS110に移行する。
ステップS110では、動作プログラム生成部305が、抽出され、選択された単位動作指令に含まれている教示点Point01のデータを、ステップS102で変更したデータに更新する。つまり、変更前のデータに変更後のデータを反映させる。そして、動作プログラム生成部305は、変更後の単位動作指令を含む変更後の動作プログラム122を、制御装置8の記憶部89に記憶させる。なお、前述したステップS104で、抽出した単位動作指令が1行のみであった場合、抽出された時点で選択されたものとみなす。
一方、抽出した単位動作指令が複数行であった場合、すなわちステップS104でYesと判定された場合には、ステップS105に移行する。ステップS105では、一覧表生成部301が、抽出した単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64を表示部37に表示させる。図9は、抽出結果一覧画面64の一例である。
図9に示す抽出結果一覧画面64では、動作プログラム122のプログラム名Main.prgと、教示点Point01が含まれる行番号(8)、(13)、(27)、(33)および(38)と、その行番号に記載されている単位動作指令と、が一覧表示されている。また、図9では、プログラム名Main.prgの左側に、チェックボックスが設けられている。
ステップS106では、教示者は、チェックボックスにマウスカーソルを合わせ、マウス(操作部38)のボタンをクリックするという入力操作により、変更対象の教示点を含む行番号の単位動作指令を選択する。選択操作受付部302は、操作部38による入力操作を受け付ける。選択する行番号は、1つであっても、複数であってもよい。図9の例では、前述したように、教示点PD-8のみを選択している。入力操作の結果、図9では、教示点PD-8に対応するチェックボックスがチェックされ、それ以外のチェックボックスはチェックされていない。
ステップS107では、ステップS106において特定の単位動作指令(行番号)を選択するという入力操作が、ステップS103で抽出した単位動作指令(行番号)の全てに対してなされたか否かを選択操作受付部302が判定する。抽出した単位動作指令の全てが選択されている場合、つまり、図9に示すチェックボックスが全てチェックされている場合、ステップS107でYesと判定されるため、ステップS110に移行する。ステップS110では、動作プログラム生成部305が、その全ての単位動作指令に含まれている教示点Point01のデータを、ステップS102で変更したデータに更新する。そして、動作プログラム生成部305は、更新後の教示点Point01を含む変更後の動作プログラム122を、制御装置8の記憶部89に記憶させる。
一方、抽出した単位動作指令の全てが選択されている場合以外の場合、つまり、図9に示すチェックボックスのうち、一部がチェックされていない場合、または、全部がチェックされていない場合には、ステップS107でNoと判定されるため、ステップS108に移行する。ステップS108では、続いて、抽出した単位動作指令の一部のみが選択されているか否かを判定する。
ステップS108において、抽出された単位動作指令のいずれも選択されていない場合、つまり、図9に示すチェックボックスが1つもチェックされていない場合、ステップS108でNoと判定されるため、フローを終了する。
一方、抽出した単位動作指令の一部のみが選択されている場合、つまり、図9に示すチェックボックスで一部のみがチェックされている場合、ステップS108でYesと判定されるため、ステップS109に移行する。
ステップS109では、変更画面生成部303が、ステップS102で変更した後の教示点Point01を、新たな教示点Point01_01として追加し、図10に示す教示点データ変更画面65を生成する。図10は、教示点Point01のデータおよび教示点Point01_01のデータを変更するための教示点データ変更画面65の一例である。
図10に示す教示点データ変更画面65では、キーボード(操作部38)を用いた文字入力操作によって、教示点Point01_01という名前が表示されている。変更操作受付部304は、キーボードによる入力操作を受け付けることにより、追加した教示点Point01_01の名前を図10に示すように変更することができる。なお、この名前は、キーボードによる入力操作ではなく、変更画面生成部303によって自動的に付与されてもよい。
また、図10に示す教示点データ変更画面65では、教示点Point01_01の名前とともに、X軸、Y軸、Z軸、U軸、V軸およびW軸の各座標データが表示されている。変更操作受付部304は、この座標データを受け付ける。
教示点データ変更画面65において、教示点Point01_01が追加され、新たな名前が設定されると、この名前は、図11に示す動作プログラム表示画面66にも反映される。図11は、追加された教示点Point01_01を含む動作プログラム表示画面66の一例である。この動作プログラム表示画面66を見れば、教示者は、どの行番号の単位動作指令に含まれている教示点Point01のデータが変更されたのかを、直感的に確認することができる。その結果、変更対象の行番号を取り違えるといったミスに気づきやすくなる。
そして、ステップS109では、動作プログラム生成部305が、選択した単位動作指令に含まれている教示点PD-8のデータを、追加した教示点Point01_01のデータに更新する。そして、動作プログラム生成部305は、データ変更反映後の動作プログラム122を、制御装置8の記憶部89に記憶させる。
以上のようにして動作プログラム122の修正が完了する。
なお、以上の方法は、動作プログラム122を修正する方法であるが、一旦修正した内容を元に戻したいという状況も起こり得る。そのような状況を踏まえ、動作プログラム生成部305は、例えば、教示点PD-8のデータを、教示点Point01_01のデータに更新したとき、更新前のデータ、つまり、変更前の教示点PD-8のデータである教示点Point01のデータをバックアップする機能を有しているのが好ましい。なお、このバックアップを行う際には、教示点PD-8の行番号8とともに記憶することが好ましい。
図11に示すデータ変更履歴画面69には、教示点PD-8のデータを、教示点Point01のデータから教示点Point01_01のデータに変更した旨、表示されている。この変更履歴を制御装置8の記憶部89または教示装置3の記憶部39に記憶させるとともに、変更前の教示点PD-8および必要に応じて変更前の動作プログラム122を記憶させることにより、教示点PD-8のデータを、再び教示点Point01のデータに戻すことが容易になる。
なお、変更履歴は、1世代前のデータだけでなく、2世代以上前のデータも含んでいるのが好ましい。これにより、目的の世代を選んでデータを戻すことが可能になる。その結果、より自由度の高いデータの変更が可能になる。
以上のように、本実施形態に係るロボットの動作プログラムの第1生成方法は、前述したように、少なくとも、ステップS100、ステップS101、ステップS102、ステップS103、ステップS105、ステップS106およびステップS109を有している。ステップS100では、ロボット2に対する教示点の変更を開始する操作を教示制御部30が受け付ける。ステップS103では、文字列からなる単位動作指令を有する変更前の動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を教示制御部30が抽出する。ステップS105では、抽出された単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64を表示部37が表示する。ステップS106では、抽出された単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を教示制御部30が受け付ける。ステップS101では、教示点Point01の位置姿勢情報を変更するための教示点データ変更画面63等を表示部37が表示する。ステップS102では、教示点Point01の位置姿勢情報を変更する操作を教示制御部30が受け付ける。ステップS109では、選択された単位動作指令の教示点PD-8を、位置姿勢情報を変更した教示点Point01_01に変更し、変更後の単位動作指令を含む動作プログラム122を記憶部89が記憶する。
このような構成によれば、複数個所、つまり複数の単位動作指令で同じ教示点Point01が指定されている動作プログラム122を修正するとき、特定個所の教示点PD-8のみを修正することができる。これにより、動作プログラム122の事後的な修正を効率よく行うことができる。
また、図9に示す、抽出した単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64は、抽出した単位動作指令に対応するチェックボックスおよび行番号を含んでいる。これにより、教示者は、チェックボックスにチェックを入れることにより、抽出した単位動作指令の1つを選択する操作を容易に行うことができる。その結果、経験が浅い教示者でも、直感的に操作を行うことができる。また、行番号が記載されていることにより、教示者は、抽出した単位動作指令の動作プログラム122における位置を容易に把握することができる。このため、チェックの入れ間違いが発生しにくくなる。
さらに、抽出結果一覧画面64に含まれている単位動作指令は、実行順序、つまり、行番号が小さい順に並べられている。これにより、教示者にとっては、抽出されている単位動作指令の把握がより容易になり、チェックの入れ間違いがさらに発生しにくくなる。
また、抽出結果一覧画面64に表示されている複数の単位動作指令のうち、2つ以上を選択する操作を受け付ける。これにより、複数の単位動作指令について、教示点の名前および位置姿勢情報を一括して変更することができる。その結果、動作プログラム122の事後的な修正をより効率よく行うことができる。
さらに、表示部37は、図5に示すように、変更前の動作プログラム122を示す動作プログラム表示画面61を表示する。そして、動作プログラム表示画面61に表示された変更前の動作プログラム122のうち、教示点Point01は、変更画面である教示点データ変更画面62または教示点データ変更画面63を表示部37に表示させるためのリンク(ハイパーリンク)を有している。
これにより、教示者は、変更しようとする教示点を動作プログラム122上で認識しつつ、速やかに変更画面に遷移することができる。その結果、教示点Point01のデータ変更を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では、教示点Point01の位置姿勢情報を変更する操作を受け付けたとき、記憶部89または記憶部39は、変更前の位置姿勢情報を記憶しているのが好ましい。そして、位置姿勢情報を変更前に戻す操作を受け付けた場合には、教示制御部30は、記憶部89または記憶部39が記憶している変更前の位置姿勢情報を、動作プログラム122に反映させる。
これにより、一旦は位置姿勢情報を変更したものの、やはり元の位置姿勢情報の方がよかったというような場合に、その復旧作業を短時間で効率よく行うことができる。また、データの取り違えも防止することができる。
4.ロボットの動作プログラムの第2生成方法
次に、動作プログラム122を修正する方法(実施形態に係るロボットの動作プログラムの第2生成方法)について説明する。第2生成方法は、工程順序が異なる以外、第1生成方法と同様である。具体的には、前述した第1生成方法では、変更対象の教示点についてデータ変更を行った後、同一の教示点を含む単位動作指令を抽出している。これに対し、第2生成方法では、同一の教示点を含む単位動作指令を抽出した後、抽出した教示点に含まれる変更対象の教示点についてデータ変更を行う。なお、以下の説明では、第1生成方法との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図12は、図5に示す動作プログラム122において同一の教示点Point01が用いられている複数の単位動作指令のうち、1つの単位動作指令に含まれている教示点のデータのみを変更する第2の手順について説明するためのフローチャートである。
図12に示すステップS201では、まず、教示制御部30が、図13に示す教示点一覧画面67を作成させる操作を受け付ける。この操作は、ロボット2に対する教示点の変更を開始する操作に相当する。図13は、動作プログラム122に使用されている教示点の一覧を示す教示点一覧画面67の一例である。なお、図13では、一例として、教示点Point01のみが表示されている。動作プログラム122に教示点Point01以外の教示点Point02、教示点Point03、・・・が用いられている場合には、教示点Point01の下にそれらが並ぶことになる。
ステップS202では、変更対象である教示点Point01にマウスカーソルを合わせ、マウス(操作部38)のボタンをクリックして選択した後、使用個所表示ボタン68をクリックするという入力操作を行う。図13では、選択された教示点Point01が反転表示されている。この操作により、前述したステップS103と同様、教示制御部30の一覧表生成部301が、動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を抽出し、その単位動作指令が記載されている行番号を取得する。
ステップS203では、一覧表生成部301が、抽出した単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64を表示部37に表示させる。図9は、抽出結果一覧画面64の一例である。
ステップS204では、選択操作受付部302が、変更対象の教示点を含む単位動作指令(行番号)の選択を、例えばマウスによる入力操作で受け付ける。図9の例では、前述したように、教示点PD-8のみを選択している。入力操作の結果、図9では、教示点PD-8に対応するチェックボックスがチェックされ、それ以外のチェックボックスはチェックされていない。
ステップS205では、ステップS204において単位動作指令を選択するという入力操作が、ステップS202で抽出した単位動作指令の全てに対してなされたか否かを、選択操作受付部302によって判定する。抽出した単位動作指令の全てが選択されている場合、つまり、図9に示すチェックボックスが全てチェックされている場合、ステップS205でYesと判定されるため、ステップS208に移行する。
一方、抽出した単位動作指令の全てが選択されている場合以外の場合、つまり、図9に示すチェックボックスのうち、一部がチェックされていない場合、または、全部がチェックされていない場合には、ステップS205でNoと判定されるため、ステップS206に移行する。ステップS206では、続いて、抽出した単位動作指令の一部のみが選択されているか否かを判定する。
ステップS206において、抽出された単位動作指令のいずれも選択されていない場合、つまり、図9に示すチェックボックスが1つもチェックされていない場合、ステップS206でNoと判定されるため、フローを終了する。
一方、抽出した単位動作指令の一部のみが選択されている場合、つまり、図9に示すチェックボックスで一部のみがチェックされている場合、ステップS206でYesと判定されるため、ステップS207に移行する。
ステップS207では、変更画面生成部303により、新たな教示点Point01_01を、変更前の教示点Point01とは別の教示点として追加し、図10に示す教示点データ変更画面65を生成する。図10は、教示点Point01のデータおよび教示点Point01_01のデータを変更するための教示点データ変更画面65の一例である。なお、図10では、教示点Point01_01の座標データが入力された状態が図示されているが、本作成方法では、このステップS207の時点では、座標データが入力されていない空白の状態であるか、または、教示点Point01のデータがそのまま複製されている状態にある。
ステップS207では、動作プログラム生成部305が、教示点PD-8のデータを、新たな教示点Point01_01のデータに更新する。つまり、ステップS204で選択した8行目の単位動作指令に、新たな教示点Point01_01を反映させる。なお、教示点データ変更画面65において新たな教示点Point01_01を選択する操作を行うと、図11に示す動作プログラム表示画面66においても、動作プログラム122の8行目にもともと表示されていた教示点Point01が、教示点Point01_01に変更される。
ステップS208では、図7に示す教示点データ変更画面62を表示部37に表示させる。図7は、教示点データ変更画面62の一例である。
図7に示す教示点データ変更画面62は、例えばマウス(操作部38)によるジョグ操作によってロボット2を動作させ、教示点Point01_01のデータを変更するための画面である。このジョグ操作により、実際にロボットアーム10を駆動しながら教示点Point01_01のデータを変更することができる。
なお、図10に示す教示点データ変更画面65に対し、新たな教示点Point01のデータを直接入力するようにしてもよい。
ステップS209では、図7に示す教示点データ変更画面62または図10に示す教示点データ変更画面65を用いて入力された教示点Point01_01のデータ変更を受け付ける。
ステップS210では、動作プログラム生成部305が、変更後の単位動作指令を含む変更後の動作プログラム122を、制御装置8の記憶部89に記憶させる。
以上のようにして動作プログラム122の修正が完了する。
以上のように、本実施形態に係るロボットの動作プログラムの第2生成方法は、前述したように、少なくとも、ステップS201、ステップS202、ステップS203、ステップS204、ステップS208、ステップS209およびステップS210を有している。ステップS201では、ロボット2に対する教示点の変更を開始するため、教示制御部30が、教示点一覧画面67を作成させる操作を受け付ける。ステップS202では、ロボット2に対する教示点を含む単位動作指令を有する変更前の動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を教示制御部30が抽出する。ステップS203では、抽出された単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64を表示部37が表示する。ステップS204では、抽出された単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を教示制御部30が受け付ける。ステップS208では、教示点Point01_01の位置姿勢情報を変更するための教示点データ変更画面62、65を表示部37が表示する。ステップS209では、教示点Point01_01の位置姿勢情報を変更する操作を教示制御部30が受け付ける。ステップS210では、選択された単位動作指令の教示点PD-8を、位置姿勢情報を変更した教示点Point01_01に変更し、変更後の単位動作指令を含む動作プログラム122を記憶部89が記憶する。
このような構成によれば、複数個所、つまり複数の単位動作指令で同じ教示点Point01が指定されている動作プログラム122を修正するとき、特定個所の教示点PD-8のみを修正することができる。これにより、動作プログラム122の事後的な修正を効率よく行うことができる。
一方、本実施形態に係る動作プログラム122の生成プログラム392は、表示部37と、操作部38と、に接続されているコンピューターに実行させるプログラムである。この生成プログラム392は、コンピューターに、変更前の動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を抽出させる。また、抽出結果一覧画面64を表示部37に表示させる。さらに、少なくとも1つの単位動作指令を選択する操作部38からの操作を受け付けさせる。また、教示点データ変更画面65を表示部37に表示させる。さらに、教示点Point01_01の位置変更情報を変更する操作部38からの操作を受け付けさせる。また、位置姿勢情報を変更する操作部38からの操作を受け付けさせる。さらに、選択された単位動作指令の教示点PD-8を、位置姿勢情報を変更した教示点Point01_01に変更させ、変更後の動作プログラム122を記憶させる。
このような構成によれば、複数個所、つまり複数の単位動作指令で同じ教示点Point01が指定されている動作プログラム122を修正するとき、特定個所の教示点PD-8のみを修正するように生成装置100を動作させることができる。これにより、動作プログラム122の事後的な修正を効率よく行うことができる。
また、本実施形態に係るロボットの動作プログラムの生成装置は、表示部37と、操作部38と、制御部である教示制御部30と、記憶部89と、を有している。教示制御部30は、一覧表生成部301と、選択操作受付部302と、変更画面生成部303と、変更操作受付部304と、動作プログラム生成部305と、を有している。一覧表生成部301は、動作プログラム122のうち、同一の教示点Point01を含む単位動作指令を抽出し、抽出した単位動作指令の一覧を示す抽出結果一覧画面64を表示部37に表示させる。選択操作受付部302は、抽出した単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を操作部38から受け付ける。変更画面生成部303は、教示点Point01の位置姿勢情報を変更するための教示点データ変更画面65を表示部37に表示させる。変更操作受付部304は、教示点Point01_01の位置姿勢情報を変更する操作を受け付ける。動作プログラム生成部305は、選択された単位動作指令の教示点PD-8を、位置姿勢情報を変更した教示点Point01_01に変更させ、変更後の動作プログラム122を記憶部89に記憶させる。
このような構成によれば、複数個所、つまり複数の単位動作指令で同じ教示点Point01が指定されている動作プログラム122を修正するとき、特定個所の教示点PD-8のみを修正することが可能なロボットの動作プログラムの生成装置100を実現することができる。これにより、動作プログラム122の事後的な修正を効率よく行うことができる。
以上、本発明のロボットの動作プログラムの生成方法、ロボットの動作プログラムの生成プログラムおよびロボットの動作プログラムの生成装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば前述したロボットの動作プログラムの生成装置では、各部の構成が、同様の機能を有する任意の構成で置換されていてもよい。また、前記実施形態には、他の任意の構成物が付加されていてもよい。さらに、ロボットの動作プログラムの生成方法は、前記実施形態の各ステップの順序を入れ替えたものであってもよい。
1…ロボットシステム、2…ロボット、3…教示装置、4…基台、8…制御装置、10…ロボットアーム、11…第1アーム、12…第2アーム、13…第3アーム、14…第4アーム、15…第5アーム、16…第6アーム、30…教示制御部、31…プロセッサー、32…メモリー、33…外部インターフェース、34…ディスプレイ、35…入力デバイス、37…表示部、38…操作部、39…記憶部、61…動作プログラム表示画面、62…教示点データ変更画面、63…教示点データ変更画面、64…抽出結果一覧画面、65…教示点データ変更画面、66…動作プログラム表示画面、67…教示点一覧画面、68…使用個所表示ボタン、69…データ変更履歴画面、80…動作制御部、81…プロセッサー、82…メモリー、83…外部インターフェース、89…記憶部、100…生成装置、101…床、122…動作プログラム、124…教示点データ、171…関節、172…関節、173…関節、174…関節、175…関節、176…関節、301…一覧表生成部、302…選択操作受付部、303…変更画面生成部、304…変更操作受付部、305…動作プログラム生成部、392…生成プログラム、401…駆動部、401M…モーター、402…駆動部、402M…モーター、403…駆動部、403M…モーター、404…駆動部、404M…モーター、405…駆動部、405M…モーター、406…駆動部、406M…モーター、411…角度センサー、412…角度センサー、413…角度センサー、414…角度センサー、415…角度センサー、416…角度センサー、421…駆動制御部、422…駆動制御部、423…駆動制御部、424…駆動制御部、425…駆動制御部、426…駆動制御部、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、O3…第3回動軸、O4…第4回動軸、O5…第5回動軸、O6…第6回動軸、PD-13…教示点、PD-8…教示点、S100~S110…ステップ、S201~S210…ステップ

Claims (8)

  1. ロボットに対する教示点の変更を開始する操作を制御部が受け付けるステップと、
    文字列からなる単位動作指令を有する変更前の動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を前記制御部が抽出するステップと、
    抽出した前記単位動作指令の一覧を表示部が表示するステップと、
    抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する操作を前記制御部が受け付けるステップと、
    前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部が表示するステップと、
    前記位置姿勢情報を変更する操作を前記制御部が受け付けるステップと、
    選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更し、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを記憶部が記憶するステップと、
    を有することを特徴とするロボットの動作プログラムの生成方法。
  2. 前記一覧は、前記単位動作指令に対応するチェックボックスおよび行番号を含む請求項1に記載のロボットの動作プログラムの生成方法。
  3. 前記一覧に含まれている前記単位動作指令は、実行順序に並べられている請求項1または2に記載のロボットの動作プログラムの生成方法。
  4. 前記一覧に表示されている複数の前記単位動作指令のうち、2つ以上を選択する操作を受け付ける請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボットの動作プログラムの生成方法。
  5. 前記表示部は、変更前の前記動作プログラムを表示し、
    前記表示部に表示された前記動作プログラムのうち、前記教示点は、前記変更画面を前記表示部に表示させるためのリンクを有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボットの動作プログラムの生成方法。
  6. 前記位置姿勢情報を変更する操作を受け付けたとき、前記記憶部は、変更前の前記位置姿勢情報を記憶し、
    前記位置姿勢情報を変更前に戻す操作を受け付けたとき、前記制御部は、前記記憶部が記憶している変更前の前記位置姿勢情報を、前記ロボットの動作プログラムに反映させる請求項1ないし5のいずれか1項に記載のロボットの動作プログラムの生成方法。
  7. ロボットに対する教示点を含む単位動作指令を有する動作プログラムを表示する表示部と、前記動作プログラムに対する操作を行う操作部と、に接続されているコンピューターに、
    変更前の前記動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を抽出させ、
    抽出した前記単位動作指令の一覧を前記表示部に表示させ、
    抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する前記操作部からの操作を受け付けさせ、
    前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部に表示させ、
    前記位置姿勢情報を変更する前記操作部からの操作を受け付けさせ、
    選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更させ、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを記憶させることを特徴とするロボットの動作プログラムの生成プログラム。
  8. ロボットに対する教示点を含む単位動作指令を有する動作プログラムを表示する表示部と、
    前記表示部の表示に基づく操作を行う操作部と、
    前記操作に基づき、前記表示部の表示を制御する制御部と、
    前記動作プログラムを記憶する記憶部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記動作プログラムのうち、前記教示点を含む前記単位動作指令を抽出し、抽出した前記単位動作指令の一覧を前記表示部に表示させる一覧表生成部と、
    抽出した前記単位動作指令の少なくとも1つを選択する前記操作部からの操作を受け付ける選択操作受付部と、
    前記教示点の位置姿勢情報を変更するための変更画面を前記表示部に表示させる変更画面生成部と、
    前記位置姿勢情報を変更する操作を受け付ける変更操作受付部と、
    選択された前記単位動作指令に含まれる前記教示点を、前記位置姿勢情報を変更した教示点に変更し、変更後の前記単位動作指令を含む前記動作プログラムを前記記憶部に記憶させる動作プログラム生成部と、
    を有することを特徴とするロボットの動作プログラムの生成装置。
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