JP2022045713A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の切り欠き部を高精度で検出することが可能な加工装置を提供する。【解決手段】被加工物を加工する加工装置であって、被加工物の向きを調節する調節ユニットと、制御ユニットと、を備え、調節ユニットは、被加工物を保持する仮置きテーブルと、仮置きテーブルを回転させる回転機構と、仮置きテーブルによって保持された被加工物の切り欠き部を空中超音波センサで検出する検出ユニットと、を備え、制御ユニットは、検出ユニットによって検出された切り欠き部の位置に基づいて回転機構を制御し、被加工物の向きを調節する。【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物を加工する加工装置に関する。
デバイスチップの製造工程では、格子状に配列された複数の分割予定ライン(ストリート)によって区画された複数の領域にそれぞれデバイスが形成されたウェーハが用いられる。このウェーハを分割予定ラインに沿って分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが得られる。デバイスチップは、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の様々な電子機器に組み込まれる。
ウェーハの分割には、例えば切削装置が用いられる。切削装置は、環状の切削ブレードを回転させて被加工物に切り込ませることにより、被加工物を切削、分割する。一方、レーザー加工によってウェーハが分割されることもある。ウェーハのレーザー加工には、被加工物にレーザービームを照射するレーザー照射ユニットを備えたレーザー加工装置が用いられる。
また、近年では、電子機器の小型化に伴い、デバイスチップに薄型化が求められている。そこで、ウェーハの分割前に、ウェーハを薄化する加工が実施されることがある。ウェーハの薄化には、複数の研削砥石を備える研削ホイールで被加工物を研削する研削装置や、研磨パッドで被加工物を研磨する研磨装置等が用いられる。
上記のような各種の加工装置を用いてウェーハ等の被加工物を加工する際には、被加工物の取り扱い(搬送、保持等)の便宜のため、被加工物が環状のフレームによって支持される。例えば、被加工物を切削装置によって切削して分割する場合には、被加工物とフレームとにダイシングテープと称されるテープが貼付され、被加工物がダイシングテープを介してフレームによって支持される。
被加工物を支持するフレームの外周部には、フレームの向きを示す切り欠き部が形成されている。そして、加工装置内において被加工物が搬送される際には、フレームの切り欠き部の位置に基づいて被加工物の向きが認識され、被加工物の搬送が適切に行われるように、被加工物の向きが調節される。
しかしながら、加工装置による加工の対象、内容、方法等によっては、被加工物がフレームによって支持されていない状態で搬送されることがある。この場合には、被加工物の向きの調節にフレームの切り欠き部を利用できないため、被加工物自体に付された目印に基づいて被加工物の向きが調節される。例えば、被加工物の外周部には、被加工物の結晶方位の向きを示す切り欠き部(ノッチ又はオリエンテーションフラット)が形成されており、加工装置は被加工物の切り欠き部の位置に基づいて被加工物の向きを調節する。
特許文献1には、ウェーハの外周部に形成されたノッチを、発光素子及び受光素子を備えた光センサによって検出し、ノッチの位置に基づいてウェーハの位置合わせを行う切削装置が開示されている。この切削装置では、ウェーハがフレームによって支持されていない場合であっても、ノッチの位置に基づいてウェーハが適切な向きで配置される。
特開2005-11917号公報
上記の通り、環状のフレームによって支持されていない状態の被加工物を加工装置によって加工する際には、例えば被加工物の外周部に設けられた切り欠き部(ノッチ、オリエンテーションフラット等)が検出され、切り欠き部の位置に基づいて被加工物の向きが調節される。そして、被加工物の切り欠き部の検出には、加工装置に搭載された光センサが用いられる。
光センサは、投光部から被加工物の外周部に向かって照射された光を受光部で受光することによって切り欠き部を検出する。具体的には、被加工物の切り欠き部が形成されていない領域においては、投光部から発せられた光が被加工物によって遮られ、受光部に到達しない。一方、被加工物の切り欠き部が形成されている領域においては、投光部から発せられた光が被加工物に入射せず、切り欠き部を通過して受光部に到達する。そのため、光センサは、受光部の受光量に基づいて被加工物の切り欠き部を検出できる。
しかしながら、近年では被加工物が多様化し、1台の加工装置によって様々な材質の被加工物が加工されることがある。そして、光センサの投光部から発せられる光の被加工物に対する透過率は、被加工物の材質によって異なる。そのため、ある被加工物の切り欠き部の検出に適した光を選択した場合、その光が他の被加工物に対して高い透過率を示すことがある。この場合、他の被加工物の切り欠き部を検出しようとすると、投光部から発せられた光が他の被加工物を容易に透過して受光部に到達するため、切り欠き部の有無による受光部の受光量の差が生じにくい。その結果、被加工物の切り欠き部を高精度に検出すことが困難になる。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、被加工物の切り欠き部を高精度で検出することが可能な加工装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、被加工物を加工する加工装置であって、該被加工物の向きを示す切り欠き部を有する該被加工物を収容したカセットが載置されるカセット載置台と、該カセット載置台の内部、上側又は下側に配置され、該被加工物の向きを調節する調節ユニットと、該カセットから該被加工物を搬出するとともに該カセットに該被加工物を搬入する第1搬送ユニットと、該第1搬送ユニットによって該カセットから搬出された該被加工物を搬送する第2搬送ユニットと、該第2搬送ユニットによって搬送された該被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルによって保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、制御ユニットと、を備え、該調節ユニットは、該被加工物を保持する仮置きテーブルと、該仮置きテーブルを回転させる回転機構と、該仮置きテーブルによって保持された該被加工物の該切り欠き部を空中超音波センサで検出する検出ユニットと、を備え、該制御ユニットは、該検出ユニットによって検出された該切り欠き部の位置に基づいて該回転機構を制御し、該被加工物の向きを調節する加工装置が提供される。
なお、該切り欠き部は、該被加工物の結晶方位の向きを示すノッチ又はオリエンテーションフラットであってもよく、該検出ユニットは、該ノッチ又は該オリエンテーションフラットを検出してもよい。
本発明の一態様に係る加工装置は、被加工物の切り欠き部を空中超音波センサで検出する検出ユニットを備え、検出ユニットによって検出された切り欠き部の位置に基づいて被加工物の向きが調節される。これにより、加工装置によって様々な材質の被加工物が加工される場合にも、各被加工物の切り欠き部が高精度で検出され、被加工物の向きの正確な調節が可能となる。
加工装置を示す斜視図である。 図2(A)はノッチ有する被加工物を示す斜視図であり、図2(B)はオリエンテーションフラットを有する被加工物を示す斜視図である。 カセットを示す斜視図である。 カセット、カセット載置台、及び昇降機構を示す一部断面正面図である。 カセットから搬出される被加工物を示す一部断面正面図である。 調節ユニットに搬送される被加工物を示す一部断面正面図である。 被加工物の向きを調節する調節ユニットを示す正面図である。 図8(A)は被加工物の第1領域を示す一部断面正面図であり、図8(B)は被加工物の第2領域を示す一部断面正面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の一態様に係る実施形態を説明する。まず、本実施形態に係る加工装置の構成例について説明する。図1は、被加工物に切削加工を施す加工装置(切削装置)2を示す斜視図である。なお、図1において、X軸方向(加工送り方向、前後方向、第1水平方向)とY軸方向(割り出し送り方向、左右方向、第2水平方向)とは、互いに垂直な方向である。また、Z軸方向(鉛直方向、上下方向、高さ方向)は、X軸方向及びY軸方向と垂直な方向である。
加工装置2は、加工装置2を構成する各構成要素を支持及び収容する基台4を備える。基台4の前方側の角部には、加工装置2による加工の対象となる複数の被加工物を収容可能なカセット6が配置される、カセット載置台8が設けられている。
加工装置2によって加工される被加工物の構成例を、図2(A)及び図2(B)に示す。図2(A)は、切り欠き部(ノッチ)11cを有する被加工物11を示す斜視図である。例えば被加工物11は、シリコン、SiC、GaAs、InP、GaN等の半導体でなる円盤状のウェーハ(基板)であり、表面11a及び裏面11bを備える。
被加工物11は、互いに交差するように格子状に配列された複数の分割予定ライン(ストリート)13によって、複数の矩形状の領域に区画されている。また、分割予定ライン13によって区画された複数の領域の表面11a側にはそれぞれ、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)、LED(Light Emitting Diode)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等のデバイス15が形成されている。被加工物11を分割予定ライン13に沿って分割することにより、デバイス15をそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。
被加工物11の外周部の一部には、被加工物11の向きを示す切り欠き部(ノッチ)11cが設けられている。切り欠き部11cは、被加工物11の外周部の欠けた領域に相当し、被加工物11の結晶方位に対応して所定の位置に形成されている。すなわち、切り欠き部11cは被加工物11の結晶方位の向きを示しており、切り欠き部11cの位置を確認することによって被加工物11の結晶方位を把握できる。
なお、被加工物11の外周部には、ノッチ以外の切り欠き部が設けられることもある。図2(B)は、切り欠き部(オリエンテーションフラット)11dを有する被加工物11を示す斜視図である。切り欠き部11dは、被加工物11の外周部のうち、被加工物11の結晶方位に対応する所定の領域を直線状に切断することによって形成され、被加工物11の結晶方位の向きを示している。
ただし、被加工物11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば被加工物11は、サファイア、ガラス(石英ガラス、ホウケイ酸ガラス等)、セラミックス、樹脂、金属等でなるウェーハ(基板)であってもよい。また、被加工物11は、平面視で矩形状に形成された板状の部材であってもよい。さらに、デバイス15の種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はなく、被加工物11にはデバイス15が形成されていなくてもよい。
また、被加工物11の外周部に形成される切り欠き部は、被加工物11の向きを示すものであれば、そのサイズ、形状、位置等に制限はない。また、切り欠き部が示す方向は、被加工物11の結晶方位の向きに限られない。例えば切り欠き部は、デバイス15の配列方向等を示してもよい。また、被加工物11が平面視で非円形である場合には、切り欠き部は被加工物11の所定の方向(長さ方向、幅方向等)を示してもよい。
図1に示すカセット6は、複数の被加工物11を収容した状態で、カセット載置台8上に配置される。また、カセット載置台8には昇降機構10が連結されており、昇降機構10によってカセット載置台8及びカセット6がZ軸方向に沿って移動(昇降)する。なお、昇降機構10の構成及び機能の詳細については後述する。
カセット載置台8の側方には、被加工物11を搬送する第1搬送ユニット(第1搬送機構)12が設けられている。第1搬送ユニット12は、カセット6から被加工物11を搬出するとともに、カセット6に被加工物11を搬入する。
具体的には、第1搬送ユニット12は、被加工物11を保持する保持部(ハンド部)14と、保持部14を支持する支持部材(アーム部)16とを備える。例えば、保持部14は板状に形成され、基台4の上方に配置される。保持部14の先端部は2つの領域に分岐しており、分岐した領域にはそれぞれ、保持部14の上面側で開口する複数の吸引孔14aが設けられている。吸引孔14aは、保持部14の内部に設けられた流路(不図示)を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
支持部材16は、例えばL字状に形成され、基台4の上面及び前面に沿って配置されている。支持部材16の一端側は、基台4の上方に配置され、保持部14に連結されている。また、支持部材16の他端側は、基台4の前面側に配置され、保持部14及び支持部材16をY軸方向に沿って移動させる移動機構18に連結されている。
移動機構18は、支持部材16に固定された直方体状の移動ブロック20を備える。移動ブロック20にはナットが設けられており、このナットにはY軸方向に沿って配置されたボールねじ22が螺合されている。また、ボールねじ22の端部には、ボールねじ22を回転させるパルスモータ24が連結されている。パルスモータ24によってボールねじ22を回転させると、保持部14、支持部材16、及び移動ブロック20がY軸方向に沿って移動する。
基台4の上面側のうちカセット載置台8の側方に位置する領域には、長手方向がX軸方向に沿うように形成された矩形状の開口4aが設けられている。また、開口4aの内部には、ボールねじ式の移動機構26が設けられている。移動機構26は、平板状の移動テーブル28を備え、移動テーブル28をX軸方向に沿って移動させる。また、移動テーブル28の前方及び後方には、移動機構26の上側を覆いX軸方向に沿って伸縮する蛇腹状の防塵防滴カバー30が設けられている。
移動テーブル28上には、被加工物11を保持するチャックテーブル(保持テーブル)32が設けられている。チャックテーブル32の上面は、水平方向(XY平面方向)に沿って形成された平坦面であり、被加工物11を保持する保持面32aを構成している。保持面32aは、チャックテーブル32の内部に設けられた流路(不図示)を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
チャックテーブル32は、移動機構26によって移動テーブル28とともにX軸方向に沿って移動する。また、チャックテーブル32にはモータ等の回転機構(回転駆動源、不図示)が連結されており、回転機構はチャックテーブル32をZ軸方向に概ね平行な回転軸の周りで回転させる。
基台4の上面上には、門型の第1支持構造34が開口4aを跨ぐように配置されている。第1支持構造34の前面側には、レール36がY軸方向に沿って固定されている。そして、レール36には、被加工物11を保持して搬送する第2搬送ユニット(第2搬送機構)38が装着されている。
第2搬送ユニット38は、レール36に連結された移動機構40と、移動機構40に連結され被加工物11を保持する保持部42とを備える。移動機構40は、保持部42をレール36に沿ってY軸方向に移動させる。また、移動機構40は、保持部42を昇降させるエアシリンダを備えている。エアシリンダは、Z軸方向に沿って移動(昇降)するロッドを備えており、ロッドの下端部に保持部42が固定されている。
保持部42の下面は、被加工物11の上面側を吸引保持する保持面を構成している。保持部42の保持面は、保持部42の内部に設けられた流路(不図示)を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
また、第1支持構造34の前面側には、レール44がY軸方向に沿って固定されている。そして、レール44には、被加工物11を保持して搬送する第3搬送ユニット(第3搬送機構)46が装着されている。
第3搬送ユニット46は、レール44に連結された移動機構48と、移動機構48に連結され被加工物11を保持する保持部50とを備える。なお、移動機構48、保持部50の構成及び機能は、移動機構40、保持部42と同様である。
第1支持構造34の後方には、門型の第2支持構造52が開口4aを跨ぐように配置されている。第2支持構造52の前面側(第1支持構造34側)の両側端部には、ボールねじ式の移動機構54a,54bが設けられている。移動機構54a,54bの下部にはそれぞれ、被加工物11を切削する加工ユニット(切削ユニット)56a,56bが固定されている。
加工ユニット56a,56bはそれぞれ、円筒状のスピンドル(不図示)を備える。スピンドルの先端部(一端側)には、被加工物11を切削する環状の切削ブレード58が装着される。また、スピンドルの基端部(他端側)には、スピンドルを回転させるモータ等の回転機構(回転駆動源、不図示)が連結されている。回転機構からスピンドルを介して伝達される動力により、切削ブレード58がY軸方向と概ね平行な回転軸の周りを回転する。
切削ブレード58としては、例えばハブタイプの切削ブレード(ハブブレード)が用いられる。ハブブレードは、金属等でなる環状の基台と、基台の外周縁に沿って形成された環状の切刃とが一体となって構成される。ハブブレードの切刃は、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素(cBN:cubic Boron Nitride)等でなる砥粒がニッケルめっき等の結合材によって固定された電鋳砥石によって構成される。
ただし、切削ブレード58として、ワッシャータイプの切削ブレード(ワッシャーブレード)を用いることもできる。ワッシャーブレードは、砥粒が金属、セラミックス、樹脂等でなる結合材によって固定された環状の切刃によって構成される。
移動機構54aによって加工ユニット56aをY軸方向及びZ軸方向に沿って移動させることにより、加工ユニット56aに装着された切削ブレード58のY軸方向及びZ軸方向における位置が調節される。同様に、移動機構54bによって加工ユニット56bをY軸方向及びZ軸方向に沿って移動させることにより、加工ユニット56bに装着された切削ブレード58のY軸方向及びZ軸方向における位置が調節される。
なお、図1には、加工装置2が2組の加工ユニット56a,56bを備え、一対の切削ブレード58が互いに対面するように配置される、所謂フェイシングデュアルスピンドルタイプの切削装置である例を示している。ただし、加工装置2に設けられる加工ユニットの数は1組であってもよい。
加工ユニット56a,56bに隣接する位置にはそれぞれ、チャックテーブル32によって保持された被加工物11等を撮像する撮像ユニット(不図示)が設けられている。撮像ユニットとしては、可視光を受光して電気信号に変換する撮像素子を備える可視光カメラや、赤外線を受光して電気信号に変換する撮像素子を備える赤外線カメラ等を用いることができる。例えば、撮像ユニットによって取得された画像に基づいて、チャックテーブル32によって保持された被加工物11と加工ユニット56a,56bとの位置合わせが行われる。
基台4の上面側のうち、開口4aのカセット載置台8とは反対側の側方には、円形の開口4bが設けられている。そして、開口4bの内部には、被加工物11を洗浄する洗浄ユニット60が設けられている。洗浄ユニット60は、被加工物11を保持するスピンナテーブル62と、スピンナテーブル62によって保持された被加工物11に向かって純水等の洗浄液を供給するノズル(不図示)とを備える。スピンナテーブル62によって被加工物11を保持した状態で、スピンナテーブル62を回転させつつノズルから洗浄液を供給することにより、被加工物11が洗浄される。
加工装置2を構成する各構成要素(昇降機構10、第1搬送ユニット12、移動機構26、チャックテーブル32、第2搬送ユニット38、第3搬送ユニット46、移動機構54a,54b、加工ユニット56a,56b、洗浄ユニット60等)は、制御ユニット(制御部、制御装置)64に接続されている。制御ユニット64は、加工装置2の構成要素の動作を制御する制御信号を生成することにより、加工装置2の稼働を制御する。
例えば制御ユニット64は、コンピュータによって構成され、加工装置2の稼働に必要な各種の処理(演算等)を行う処理部と、各種の情報(データ、プログラム等)が記憶される記憶部とを含む。処理部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含んで構成され、記憶部は、主記憶装置、補助記憶装置等を構成する各種のメモリを含んで構成される。
加工装置2で被加工物11を加工する際は、まず、カセット6に複数の被加工物11が収容される。その後、カセット6がカセット載置台8上に配置される。図3は、カセット6を示す斜視図である。
例えばカセット6は、直方体状の箱型に形成され、カセット6の前面6aで開口する直方体状の収容部(収容空間)6bを備える。収容部6bの内部では、一対の側壁6cが互いに対面している。また、一対の側壁6cには、概ね同じ高さ位置に配置された一対のガイドレール6dが、鉛直方向に沿って複数段固定されている。被加工物11がカセット6の収容部6bに挿入されると、被加工物11の外周部の下面側が一対のガイドレール6dによって支持される。
カセット6は、前面6aが第1搬送ユニット12の保持部14側を向くように、カセット載置台8上に搭載される。そして、カセット6に収容された一の被加工物11が、第1搬送ユニット12によってカセット6から搬出される。
第1搬送ユニット12によってカセット6から搬出された被加工物11は、第2搬送ユニット38(図1参照)によって保持され、チャックテーブル32上に搬送される。そして、被加工物11はチャックテーブル32によって保持された状態で、加工ユニット56a,56bによって加工される。
なお、加工ユニット56a,56bによる被加工物11の加工の内容によっては、被加工物11がチャックテーブル32上に所定の向き(角度)で配置されることが要求される。しかしながら、カセット6に収容されている被加工物11の向きはランダムであるため、第1搬送ユニット12及び第2搬送ユニット38によってチャックテーブル32上に搬送された被加工物11の向きもランダムになる。また、仮に被加工物11を所定の向きでカセット6に収容しても、被加工物11の収容時やカセット6の搬送時に被加工物11の向きがずれてしまうことがある。
そこで、加工装置2には、被加工物11の向きを調節する調節ユニットが搭載される。そして、カセット6から搬出された被加工物11は、調節ユニットによって向きが調節された後、チャックテーブル32に搬送される。これにより、被加工物11を所定の向きでチャックテーブル32上に配置することが可能となる。
図4は、カセット6、カセット載置台8、及び昇降機構10を示す一部断面正面図である。図4に示すように、カセット載置台8上には、カセット6が配置される。また、カセット載置台8の下側には、カセット6及びカセット載置台8をZ軸方向に沿って移動(昇降)させる昇降機構10が設けられている。
昇降機構10は、カセット載置台8を支持する支持部材70を備える。支持部材70の上面は、水平方向(XY平面方向)に沿って平坦に形成されており、カセット載置台8は支持部材70の上面に固定されている。また、支持部材70の下端側にはナットを備えるナット部70aが設けられており、このナットにはZ軸方向に沿って配置されたボールねじ72が螺合されている。
ボールねじ72の端部には、ボールねじ72を回転させるパルスモータ74が連結されている。パルスモータ74は制御ユニット64(図1参照)に接続されており、制御ユニット64からパルスモータ74に出力される制御信号によってボールねじ72の回転が制御される。そして、ボールねじ72が回転すると、カセット6、カセット載置台8及び支持部材70がZ軸方向に沿って移動する。
カセット載置台8は、例えば直方体状の箱型に形成され、互いに概ね平行に配置された上壁8a及び底壁8bと、上壁8a及び底壁8bに接続され互いに概ね平行に配置された前壁8c及び後壁8dとを備える。なお、カセット載置台8は、前壁8cが第1搬送ユニット12の保持部14側を向くように配置されている。また、カセット載置台8の内部には、前壁8c側で開口する直方体状の収容部(収容空間)8eが設けられている。
カセット載置台8の内部(収容部8e)には、被加工物11の向きを調節する調節ユニット80が設けられている。調節ユニット80は、被加工物11を保持する仮置きテーブル82を備える。仮置きテーブル82の上面は、水平方向(XY平面方向)と概ね平行に形成された平坦面であり、被加工物11を保持する保持面82aを構成している。保持面82aは、仮置きテーブル82の内部に設けられた流路(不図示)を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
仮置きテーブル82の下部には、仮置きテーブル82を回転させるモータ等の回転機構(回転駆動源)84が連結されている。仮置きテーブル82は、回転機構84から伝達される動力によって、Z軸方向に概ね平行な回転軸の周りを回転する。なお、回転機構84は、制御ユニット64(図1参照)に接続されており、制御ユニット64から入力される制御信号に従って仮置きテーブル82を所定の速度で回転させる。
仮置きテーブル82の側方には、被加工物11の切り欠き部(図2(A)の切り欠き部11c、図2(B)の切り欠き部11d等参照)を検出する検出ユニット86が設けられている。検出ユニット86は、空中に超音波を照射して物体を検知する超音波センサ(空中超音波センサ)88を備え、超音波センサ88で被加工物11の切り欠き部を検出する。
例えば超音波センサ88は、超音波を発する発信器90と、超音波を受信する受信器92とを備える。発信器90は仮置きテーブル82の保持面82aよりも上方に配置され、受信器92は仮置きテーブル82の保持面82aよりも下方に配置される。そして、超音波センサ88は、発信器90から発せられた超音波が受信器92によって受信されるまでに要する時間(超音波の到達時間)を測定し、制御ユニット64(図1参照)に出力する。
次に、調節ユニット80を用いて被加工物11の向きを調節する方法の具体例について説明する。被加工物11の向きの調節は、被加工物11がカセット6から搬出された後、チャックテーブル32(図1参照)に搬送される前に実施される。
具体的には、まず、昇降機構10によってカセット載置台8を昇降させ、カセット6に収容されている一の被加工物11の高さ位置を、第1搬送ユニット12の保持部14の高さ位置を合わせる。そして、移動機構18(図1参照)によって保持部14をY軸方向に沿って移動させ、カセット6の収容部6bに挿入する。
収容部6bに挿入された保持部14は、搬送の対象となる被加工物11の下側に配置される。そして、保持部14の吸引孔14a(図3参照)に吸引源の吸引力(負圧)を作用させると、被加工物11の下面側が保持部14によって吸引される。この状態で、移動機構18(図1参照)によって保持部14をカセット6から離れる方向に移動させると、保持部14によって吸引保持された被加工物11がカセット6から搬出される。図5は、カセット6から搬出される被加工物11を示す一部断面正面図である。
次に、昇降機構10によってカセット載置台8を昇降させ、カセット載置台8の収容部8eに収容されている仮置きテーブル82の保持面82aの高さ位置を、第1搬送ユニット12の保持部14の高さ位置を合わせる。そして、移動機構18(図1参照)によって保持部14をY軸方向に沿って移動させ、カセット載置台8の収容部8eに挿入する。これにより、保持部14によって保持された被加工物11が調節ユニット80に搬送され、仮置きテーブル82上に位置付けられる。図6は、調節ユニット80に搬送される被加工物11を示す一部断面正面図である。
そして、保持部14による被加工物11の吸引を解除するとともに、仮置きテーブル82の保持面82aに吸引源の吸引力(負圧)を作用させる。その結果、被加工物11が仮置きテーブル82によって吸引保持される。その後、移動機構18(図1参照)によって保持部14を収容部8eの外部に退避させる。
次に、調節ユニット80によって被加工物11の向きが調節される。図7は、被加工物11の向きを調節する調節ユニット80を示す正面図である。
仮置きテーブル82の保持面82aは、被加工物11よりも直径が小さい円形に形成されている。また、被加工物11は、被加工物11の中心と仮置きテーブル82の中心とが概ね一致するように配置される。そのため、被加工物11は、外周部が保持面82aの外周縁から保持面82aの半径方向外側にはみ出した状態で保持される。
また、超音波センサ88の発信器90及び受信器92は、被加工物11の外周部と重畳し、且つ、仮置きテーブル82に重畳しない位置に配置される。被加工物11が仮置きテーブル82によって保持されると、被加工物11の外周部は発信器90と受信器92との間に配置される。
そして、発信器90から受信器92に向かって超音波を発しつつ、回転機構84(図4~図6等参照)によって仮置きテーブル82を1回転以上回転させる。これにより、超音波が被加工物11の外周部に沿って照射される。また、超音波センサ88は、発信器90から発せられた超音波が受信器92によって受信されるまでの時間(到達時間)を測定し、測定結果を制御ユニット64(図1参照)に出力する。
なお、前述の通り、被加工物11の外周部には、被加工物11の向きを示す切り欠き部が形成されている。そして、被加工物11の外周部のうち、切り欠き部が形成されている領域と切り欠き部が形成されていない領域とでは、超音波の伝播速度が異なり、超音波センサ88によって測定される超音波の到達時間も異なる。そこで、本実施形態においては、超音波の到達時間に基づいて、被加工物11の切り欠き部が形成されている領域の位置を特定する。以下では一例として、被加工物11に切り欠き部11c(図2(A)参照)が形成されている場合について説明する。
図8(A)は、被加工物11の外周部のうち切り欠き部11cが形成されていない第1領域11eを示す一部断面正面図である。発信器90と受信器92との間に被加工物11の第1領域11eが配置されると、発信器90から発せられた超音波は、発信器90と被加工物11との間の空間(気体)、被加工物11の第1領域11e(固体)、被加工物11と受信器92との間の空間(気体)を媒質として伝播し、受信器92に到達する。すなわち、超音波は被加工物11の内部を介して伝播する。
図8(B)は、被加工物11の外周部のうち切り欠き部11cが形成されている第2領域11fを示す一部断面正面図である。発信器90と受信器92との間に被加工物11の第2領域11fが配置されると、発信器90から発せられた超音波は、発信器90と被加工物11との間の空間(気体)、切り欠き部11cの内側の空間(気体)、被加工物11と受信器92との間の空間(気体)を媒質として伝播し、受信器92に到達する。すなわち、超音波は被加工物11の内部を介さずに伝播する。
被加工物11を媒質として伝播する超音波の速度は、気体(空気)を媒質として伝播する超音波の速度よりも速い。そのため、発信器90と受信器92との間に切り欠き部11cが存在する場合と存在しない場合とでは、超音波の到達時間が異なる。従って、超音波センサ88によって超音波の到達時間を測定、監視することにより、被加工物11の切り欠き部11cの位置を特定することができる。
具体的には、超音波センサ88は、仮置きテーブル82の回転角度が0°から360°まで変化して被加工物11が1回転する間、超音波の到達時間を逐次測定する。そして、回転機構84(図4~図6参照)から制御ユニット64(図1参照)に、仮置きテーブル82の回転角度(被加工物11の回転角度)が入力される。また、検出ユニット86(超音波センサ88)から制御ユニット64(図1参照)に、超音波の到達時間が出力される。仮置きテーブル82の回転角度と超音波の到達時間とは、互いに対応付けられた状態で、制御ユニット64の記憶部に記憶される。
ここで、被加工物11が回転し、発信器90と受信器92との間に切り欠き部11cが配置されると、超音波の伝播速度が低下し、超音波の到達時間が増加する。そして、制御ユニット64は、超音波の到達時間に変化が生じた際における仮置きテーブル82の回転角度(被加工物11の回転角度)に基づき、被加工物11の切り欠き部11cの位置、すなわち被加工物11の向きを特定する。
なお、被加工物11を媒質として伝播する超音波の速度と、空気を媒質として伝播する超音波の速度との差は、被加工物11の材質に関わらず生じやすい。すなわち、超音波センサ88による切り欠き部11cの検出の精度は、被加工物11の材質によって影響を受けにくい。そのため、加工装置2によって様々な材質の被加工物11が加工される場合にも、検出ユニット86に超音波センサ88を搭載することにより、被加工物11の切り欠き部11cを高精度に検出することが可能となる。
その後、制御ユニット64は、検出された切り欠き部11cの位置に基づいて回転機構84を制御し、被加工物11の向きを調節する。具体的には、制御ユニット64は、被加工物11の切り欠き部11cが所定の位置(角度)に配置されるように、仮置きテーブル82を所定の角度分回転させる。これにより、被加工物11は、切り欠き部11cが所定の方向を向くように配置された状態となる。
被加工物11の向きの調節が完了すると、仮置きテーブル82によって保持されている被加工物11が、第1搬送ユニット12によって収容部8eから搬出される。そして、被加工物11は基台4の開口4a(図1参照)の上方に位置付けられる。
次に、第1搬送ユニット12によって保持された被加工物11の上方に、第2搬送ユニット38の保持部42が配置される。そして、移動機構40によって保持部42が被加工物11の上面側と接触するように配置された状態で、保持部14による被加工物11の吸引が解除されるとともに、保持部42によって被加工物11の上面側が吸引される。そして、第2搬送ユニット38は被加工物11を保持部42で吸引保持した状態で、チャックテーブル32の保持面32a上に配置する。
なお、被加工物11は、調節ユニット80(図7参照)によって向きが調節された後、切り欠き部11cが所定の方向を向いた状態に維持されたまま、第1搬送ユニット12及び第2搬送ユニット38によってチャックテーブル32に搬送される。その結果、被加工物11は、所定の向きでチャックテーブル32の保持面32a上に配置される。その後、保持面32aに吸引源の吸引力(負圧)を作用させることにより、被加工物11がチャックテーブル32によって吸引保持される。
チャックテーブル32によって保持された被加工物11は、加工ユニット56a,56bによって加工される。例えば、加工ユニット56a,56bに装着された切削ブレード58によって、被加工物11を分割予定ライン13(図2(A)参照)に沿って切削することにより、被加工物11がデバイス15をそれぞれ備える複数のデバイスチップに分割される。
被加工物11の加工が完了すると、チャックテーブル32によって保持された被加工物11の上方に、第3搬送ユニット46の保持部50が配置される。そして、チャックテーブル32による被加工物11の吸引が解除されるとともに、第3搬送ユニット46の保持部50によって被加工物11の上面側が吸引される。そして、第3搬送ユニット46は被加工物11を保持部50で吸引保持した状態で、洗浄ユニット60に搬送する。
洗浄ユニット60に搬送された被加工物11は、スピンナテーブル62によって保持され、洗浄される。そして、被加工物11の洗浄が完了すると、被加工物11は第2搬送ユニット38によってスピンナテーブル62上から搬送される。その後、第2搬送ユニット38によって保持された被加工物11の下面側が、第1搬送ユニット12の保持部14によって吸引保持され、被加工物11がカセット6に収容される。
以上の通り、本実施形態に係る加工装置2は、被加工物11の切り欠き部を超音波センサ88で検出する検出ユニット86を備え、検出ユニット86によって検出された切り欠き部の位置に基づいて被加工物11の向きが調節される。これにより、加工装置2によって様々な材質の被加工物11が加工される場合にも、各被加工物11の切り欠き部が高精度で検出され、被加工物の向きの正確な調節が可能となる。
なお、上記実施形態では、調節ユニット80がカセット載置台8の内部に設けられた例について説明したが(図4~図6参照)、調節ユニット80のZ軸方向における位置(高さ)を昇降機構10によって調節可能であれば、調節ユニット80の設置場所に制限はない。例えば調節ユニット80は、カセット載置台8の上側(カセット載置台8とカセット6との間等)や、カセット載置台8の下側(カセット載置台8と支持部材70との間、支持部材70の内部等)に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、被加工物11に切削加工を施す加工装置(切削装置)2に調節ユニット80が搭載される例について説明したが、調節ユニット80を用いて被加工物11の向きを調節する加工装置の種類に制限はない。他の加工装置の例としては、複数の研削砥石を備える研削ホイールで被加工物11を研削する加工ユニット(研削ユニット)を備える研削装置、円盤状の研磨パッドで被加工物11を研磨する加工ユニット(研磨ユニット)を備える研磨装置、レーザービームの照射によって被加工物11を加工する加工ユニット(レーザー照射ユニット)を備えるレーザー加工装置等が挙げられる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
11 被加工物
11a 表面
11b 裏面
11c 切り欠き部(ノッチ)
11d 切り欠き部(オリエンテーションフラット)
11e 第1領域
11f 第2領域
13 分割予定ライン(ストリート)
15 デバイス
2 加工装置(切削装置)
4 基台
4a,4b 開口
6 カセット
6a 前面
6b 収容部(収容空間)
6c 側壁
6d ガイドレール
8 カセット載置台
8a 上壁
8b 底壁
8c 前壁
8d 後壁
8e 収容部(収容空間)
10 昇降機構
12 第1搬送ユニット(第1搬送機構)
14 保持部(ハンド部)
14a 吸引孔
16 支持部材(アーム部)
18 移動機構
20 移動ブロック
22 ボールねじ
24 パルスモータ
26 移動機構
28 移動テーブル
30 防塵防滴カバー
32 チャックテーブル(保持テーブル)
32a 保持面
34 第1支持構造
36 レール
38 第2搬送ユニット(第2搬送機構)
40 移動機構
42 保持部
44 レール
46 第3搬送ユニット(第3搬送機構)
48 移動機構
50 保持部
52 第2支持構造
54a,54b 移動機構
56a,56b 加工ユニット
58 切削ブレード
60 洗浄ユニット
62 スピンナテーブル
64 制御ユニット(制御部、制御装置)
70 支持部材
70a ナット部
72 ボールねじ
74 パルスモータ
80 調節ユニット
82 仮置きテーブル
82a 保持面
84 回転機構(回転駆動源)
86 検出ユニット
88 超音波センサ(空中超音波センサ)
90 発信器
92 受信器

Claims (2)

  1. 被加工物を加工する加工装置であって、
    該被加工物の向きを示す切り欠き部を有する該被加工物を収容したカセットが載置されるカセット載置台と、
    該カセット載置台の内部、上側又は下側に配置され、該被加工物の向きを調節する調節ユニットと、
    該カセットから該被加工物を搬出するとともに該カセットに該被加工物を搬入する第1搬送ユニットと、
    該第1搬送ユニットによって該カセットから搬出された該被加工物を搬送する第2搬送ユニットと、
    該第2搬送ユニットによって搬送された該被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルによって保持された該被加工物を加工する加工ユニットと、
    制御ユニットと、を備え、
    該調節ユニットは、該被加工物を保持する仮置きテーブルと、該仮置きテーブルを回転させる回転機構と、該仮置きテーブルによって保持された該被加工物の該切り欠き部を空中超音波センサで検出する検出ユニットと、を備え、
    該制御ユニットは、該検出ユニットによって検出された該切り欠き部の位置に基づいて該回転機構を制御し、該被加工物の向きを調節することを特徴とする加工装置。
  2. 該切り欠き部は、該被加工物の結晶方位の向きを示すノッチ又はオリエンテーションフラットであり、
    該検出ユニットは、該ノッチ又は該オリエンテーションフラットを検出することを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
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