JP2022038977A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022038977000001
【課題】開口を有するプリント回路基板の落下時の衝撃による破損を防止すること。
【解決手段】各々が本体フレーム26の側面を形成し、プロセスカートリッジ2を支持する複数の側面フレームと、各々の側面フレームに装着される複数のカバーと、プロセスカートリッジ2を制御し、左フレーム30と、左フレーム30に装着される左カバー20との間に配置され、回路基板上に回路基板を貫通する開口部41を有するプリント回路基板40と、を備え、左フレーム30は、プリント回路基板40に対向し、近接するように設けられた平面を有する突き当て部31を有し、左カバー20は、プリント回路基板40に対向し、近接するように設けられた平面を有する突き当て部21を有し、突き当て部31の平面、及び突き当て部21の平面は、プリント回路基板40を介して対向し、プリント回路基板40の開口部41を挟んだ領域に近接している。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
画像形成装置には、記録材に画像形成を行うプロセスカートリッジや、トナー像を加熱して記録材に定着させる定着器、感光ドラム上に静電潜像を形成するレーザスキャナなどの様々な部材やユニットが装着されている。画像形成装置の運搬中の落下等により、装着されている部材やユニットの中でも重量の重い部材やユニットによる衝撃が加わることにより、画像形成装置内の部材やユニットが変形したり破壊されたりして、画像形成機能に支障が生じる場合がある。そのため、画像形成装置を運搬する際には、画像形成装置を発泡スチロールなどの梱包材で梱包することにより、落下時の衝撃を緩和させる対策が講じられている。また、重量物と梱包材との間に衝撃に強い形状や材質の部材を1つ又は複数挟むことで、重量物の落下時の衝撃を効率よく梱包材に伝播・吸収させて、画像形成機能に関わる部品やユニットを大きな変形・破損から保護する形態もある。
このように、重量物と梱包材との間に挟みこみ、重量物の落下時の衝撃を伝播させる部材には、画像形成や各ユニットへの電力供給を制御する制御部が実装される部材であり、衝撃に弱い部材でもあるプリント回路基板を避けることが望ましい。しかし、画像形成装置の構成上、プリント回路基板が重量の重い部材やユニット等に隣接して配置されることが多い。そのため、プリント回路基板を介さずに、梱包材へ衝撃を伝播させることが困難な場合には、プリント回路基板を介して落下時の衝撃を伝播させなければならないことになる。例えば、特許文献1では、基板の表面、裏面にそれぞれ対向する押さえリブを設け、基板を介して対向する押さえリブで基板を挟持することで、基板を介して衝撃を伝播し、基板上の実装品を保護する基板収納ケースが提案されている。
特開平8-335785号公報
プリント回路基板では、リーク電流や電磁ノイズを防止するために必要な沿面距離を確保する必要がある。その際、プリント回路基板にスリットなどの開口を設けて必要な沿面距離を確保することにより、プリント回路基板の小型化を行っている。しかしながら、落下時の衝撃がプリント回路基板に伝播する構成の場合には、落下時の衝撃により開口周辺に応力が集中しやすくなる。そのため、開口を設けたプリント回路基板は、開口がないプリント回路基板と比べて、落下時の衝撃などの負荷に弱くなる。押さえリブで基板を挟持する方法を、開口を有するプリント回路基板に適用した場合には、プリント回路基板に対向する押さえリブが、プリント回路基板の開口よりも十分な距離を置いた位置に配置できない場合には、開口端部に落下時の衝撃の応力が集中する。その結果、プリント回路基板が破損してしまうおそれがあるため、沿面距離を確保するための開口を設けることができず、プリント回路基板の小型化が難しいという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、開口を有するプリント回路基板の落下時の衝撃による破損を防止することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)記録材に画像形成を行う画像形成部を支持するフレームを備える画像形成装置であって、各々が前記フレームの側面を形成し、前記画像形成部を支持する複数の側面フレームと、各々の前記側面フレームに装着される複数のカバーと、前記画像形成部を制御する回路基板であって、複数の前記側面フレームのうちの一の側面フレームと、前記一の側面フレームに装着される一のカバーとの間に配置され、前記回路基板上に前記回路基板を貫通する開口部を有する前記回路基板と、を備え、前記一の側面フレームは、前記回路基板に対向し、前記回路基板に近接するように設けられた平面を有する第1の突き当て部を有し、前記一のカバーは、前記回路基板に対向し、前記回路基板に近接するように設けられた平面を有する第2の突き当て部を有し、前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記第2の突き当て部の前記平面は、前記回路基板を介して対向し、前記回路基板の前記開口部を挟んだ領域に近接していることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、開口を有するプリント回路基板の落下時の衝撃による破損を防止することができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す断面図 実施例1、2の画像形成装置のカバーと内部構成を示す分解斜視図 実施例1、2のプリント回路基板とプロセスカートリッジの配置を説明する図 従来例のプリント回路基板に落下衝撃が加わる様子を説明する図 実施例1の落下時の衝撃を伝播する構成を示す断面図 実施例1の突き当て部の配置を説明する図 実施例2の落下時の衝撃を伝播する構成を示す断面図 実施例2の落下時の衝撃を伝播する構成を示す断面図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、実施例1の画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。画像形成装置1は、記録材Pを給送する給送部と、記録材P上にトナー像(現像剤像)を形成するプロセスカートリッジ2等からなる画像形成部と、記録材P上のトナー像を定着する定着器11と、を有する。なお、ここでは、電子写真式の画像形成装置として、1個のプロセスカートリッジ2が着脱可能なモノクロタイプの画像形成装置1を例示している。
プロセスカートリッジ2は、回転自在の像担持体である感光ドラム3、感光ドラム3を帯電する帯電ローラ4、感光ドラム3上に形成された静電潜像をトナー(現像剤)で現像する現像ローラ6を有している。感光ドラム3は、帯電ローラ4により一様な電位に帯電される。表面が一様な電位に帯電された感光ドラム3は、露光手段である露光装置5から画像情報に応じたレーザ光Lを照射される。レーザ光Lは感光ドラム3上を走査し、感光ドラム3上に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム3上に形成された静電潜像は、現像ローラ6によってトナーで現像され、トナー像として可視化される。
一方、給送部は、ピックアップローラ7、給送ローラ8、給紙カセット17等で構成され、給紙カセット17には記録材Pが積載されている。記録材Pは、感光ドラム3上のトナー像の形成と同期して、ピックアップローラ7及び給送ローラ8により、1枚ずつ搬送ローラ9へと給送される。そして、記録材Pは、搬送ローラ9により感光ドラム3と転写ローラ10とで形成される転写ニップ部へと搬送される。転写ニップ部では、転写ローラ10により、感光ドラム3上に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。
トナー像が転写された記録材Pは、その後、未定着のトナー像を記録材Pに定着させる定着処理を行うため、定着手段である定着器11へと搬送される。定着器11は、駆動ローラ11a、及びヒータを内蔵する定着ローラ11bを有する。記録材Pは、駆動ローラ11a及び定着ローラ11bにより加熱、加圧され、トナー像は記録材Pに定着される。その後、記録材Pは排出ローラ12により搬送され、排出トレイ13上に排出され、積載されることで、画像形成が終了する。
なお、以下の説明では、画像形成装置1における排出ローラ12からの記録材Pの排出方向において、上流側を「後」、下流側を「前」としている。また、画像形成装置1を「前」から「後」へ見たとき、感光ドラム3の軸線方向において、右側を「右」、左側を「左」とし(図2参照)、鉛直上方を「上」、鉛直下方を「下」としている。
また、上述した給送部、プロセスカートリッジ2等の画像形成部、定着器11を支持するため、後述する本体フレーム26(図2参照)のプロセスカートリッジ2の右側面、左側面には、右フレーム55、左フレーム30が設けられている。そして右フレーム55と左フレーム30は、それぞれ画像形成装置1に着脱可能なプロセスカートリッジ2の着脱を行う際にプロセスカートリッジ2をガイドする挿抜ガイド部18a、18b(左フレーム30側は不図示)を有している。なお、左フレーム30側の挿抜ガイド部は、右フレーム55の挿抜ガイド部18a、18bとは、面対称の溝形状を有している。これにより、プロセスカートリッジ2は、右フレーム55の挿抜ガイド部18a、18bと左フレーム30の挿抜ガイド部(不図示)により、感光ドラム3の回転軸の軸受けを有するボス19(図4参照)がガイドされて、画像形成装置1に対して着脱可能となる。
また、図1において、破線で示した形状は、後述するプリント回路基板40(以下、回路基板40という)の外周の形状を示している。また、回路基板40には、沿面距離を確保するために、回路基板40上(回路基板上)に回路基板40を貫通している開口部41が設けられている。図1に示すように、感光ドラム3の回転軸方向から見たときに、開口部41は円筒形状の感光ドラム3と重なる位置、詳細には感光ドラム3の回転軸を延長した先が回路基板40と交差する位置に配置されていることがわかる。
[画像形成装置の内部構成及び外装カバー]
図2は、画像形成装置1の内部構成、及び画像形成装置1の外装カバーを示す分解斜視図である。図2では、図1に示す給紙カセット17が外された状態を示している。
図2において、本体フレーム26は、側面フレームである右フレーム55、左フレーム30、前フレーム60、及び後フレーム(不図示)から構成されている。右フレーム55は、本体フレーム26の右側面側に設置されるフレームであり、上述したプロセスカートリッジ2の右側面部を支持する。一方、左フレーム30は、本体フレーム26の左側面側に設置されるフレームであり、上述したプロセスカートリッジ2の左側面部を支持する。前フレーム60は、本体フレーム26の前側に設置されるフレームである。後フレームは、転写ローラ10、搬送ローラ9を支持し、本体フレーム26にプロセスカートリッジ2を装着することにより、プロセスカートリッジ2との間に記録材Pの搬送路が形成されるフレームである。そして、上述した記録材Pに画像形成を行う部品やユニットである画像形成部材は、右フレーム55、左フレーム30、前フレーム60、及び後フレームを組みつけて形成した本体フレーム26に配置され、本体フレーム26によって支持される。図2は、本体フレーム26にプロセスカートリッジ2、定着器11、露光装置5等が設置されて、支持されている状態を示している。なお、本実施例では、右フレーム55、左フレーム30及び後フレームは樹脂製であり、前フレーム60は板金製である。
また、画像形成装置1では、本体フレーム26内部に配置された画像形成部材を保護するために、本体フレーム26に装着される外装カバーである上カバー14、右カバー15、前カバー16、左カバー20、後カバー(不図示)が装着される。上カバー14は、本体フレーム26の上部に装着され、右カバー15は右フレーム55に装着され、前カバー16は前フレーム60に装着される。同様に、左カバー20は左フレーム30に装着され、後カバーは本体フレーム26の後部に装着される。なお、上カバー14、右カバー15、前カバー16、左カバー20、後カバーも樹脂製である。
また、図2に示すように、左フレーム30の左カバー20に対向する面(本体フレーム26の左側面側)には、回路基板40が取り付けられている。回路基板40には、画像形成装置1の制御を行う制御部や、プロセスカートリッジ2や定着器11、露光装置5等に電力供給を行う電源部の回路部品が実装されている。例えば、画像形成装置1を運搬中に画像形成装置1が左フレーム30を下にして落下した場合には、プロセスカートリッジ2のような重量物による衝撃が回路基板40に加えられる。その結果、回路基板40や実装されている回路部品の破損、故障が生じ、画像形成装置1が正常に動作しない状況が生じる場合がある。そのため、画像形成装置1が輸送時に落下するような事態が生じても、回路基板40が破損しないような対策を講じる必要がある。
[プリント回路板の構成]
図3は、図2において左カバー20側から左フレーム30の方向に向かって、回路基板40を見たときの正面図である。回路基板40は、左フレーム30にネジ止めにより固定されている。図3に示すように、回路基板40の左カバー20側の面には、回路部品やケーブルコネクタ等が実装されている。上述したように、回路基板40は、画像形成装置1の制御を行うCPU、ROM、RAMを有する制御部や、電源電圧を生成し、画像形成装置1内の各部に電力供給を行う電源部を有している。
画像形成装置1には、電源電圧として高電圧が供給される部材と、低電圧が供給される部材を有している。電源電圧として高電圧が供給される部材には、上述した帯電ローラ4、現像ローラ6、転写ローラ10等がある。一方、電源電圧として低電圧が供給される部材には、感光ドラム3、帯電ローラ4、現像ローラ6、転写ローラ10等を駆動するモータ(不図示)や制御部等がある。回路基板40では、高電圧を生成する電源部と、低電圧を生成する電源部との間にリーク電流が流れないようにするためや、電磁ノイズを防止するために、必要な沿面距離を確保する必要がある。回路基板40では、電気製品を安全に使用するための必要な沿面距離を確保するために、リーク電流や電磁ノイズを防止するためのスリットを設けている。スリットを設けて、回路パターン同士の距離を空間的に広げることにより、必要な沿面距離を確保することが可能となる。これにより、回路基板40上の必要な沿面距離を省スペースな方法で確保することができるため、必要な回路基板40の面積を低減することができる。
そのため、本実施例では、回路基板40には、屈曲した形状のスリットである開口部41が設けられ、高電圧を生成する電源部と低電圧を生成する電源部との間の沿面距離を確保している。また、図3において、破線で囲まれた形状は、図1に示すプロセスカートリッジ2の外部形状であり、開口部41と重複する部分を有している。図2、図3に示すように、回路基板40は、左フレーム30と略同様の大きさを有している。そのため、上述したように、画像形成装置1を運搬中に画像形成装置1が左フレーム30を下にして落下した場合には、重量物であるプロセスカートリッジ2の衝撃を回路基板40は避けることができない。そこで、本実施例の回路基板40では、プロセスカートリッジ2の中でも重量の重い感光ドラム3の衝撃が加わる回路基板40の箇所に、開口部41を設けている。
[回路基板の開口部と本体フレーム及び外装カバーの突き当て部との位置関係]
上述したように、プロセスカートリッジ2と回路基板40は、図2中、左右方向において重なり合っている。そのため、画像形成装置1が図2中、左側面を下にして落下した場合には、落下時のプロセスカートリッジ2の衝撃が、感光ドラム3を介して左フレーム30に伝播する。その結果、左フレーム30が変形するとともに、回路基板40も変形したり、回路部品が破損したりする場合がある。
図4は、梱包された画像形成装置1において、図3に示す回路基板40の開口部41を横断する切断面100を矢印101の方向から見たときの断面を示した断面図である。図4において、プロセスカートリッジ2は、上述した左フレーム30の挿抜ガイド部(不図示)により、画像形成装置1に装着された状態のプロセスカートリッジ2を示している。ボス19は、プロセスカートリッジ2を画像形成装置1に着脱するために、右フレーム55の挿抜ガイド部18a、18b、及び左フレーム30の挿抜ガイド部に沿って、プロセスカートリッジ2を案内する。図4に示すボス19は、プロセスカートリッジ2が画像形成装置1に装着された状態での位置を示している。なお、ボス19の内部は、感光ドラム3を回転させる回転軸の支持部でもある。そのため、梱包された画像形成装置1が左フレーム30を下にして落下した場合には、プロセスカートリッジ2の感光ドラム3の重量が、左フレーム30から突出し、落下時の衝撃を回路基板40に伝播させる突き当て部31に加わることになる。一方、左カバー20には、回路基板40を介して、左フレーム30の突き当て部31に対向する位置に、左カバー20から突出した突き当て部21が配置されている。
図4は、従来例の特許文献1の構成と同様に、開口部41を有する回路基板40を落下時の衝撃から保護するために、回路基板40を介して左フレーム30から突出した突き当て部31と左カバー20から突出した突き当て部21が対向した構成としている。これにより、梱包された画像形成装置1の落下時には、左カバー20の外側に装着された梱包材50とプロセスカートリッジ2との間の空間が埋められる。そして、プロセスカートリッジ2の感光ドラム3からの衝撃を梱包材50に伝播させ、梱包材50が潰れることにより発生する反力で衝撃を緩和させている。
しかしながら、図4では、回路基板40において、左フレーム30から突出した突き当て部31と左カバー20から突出した突き当て部21は、開口部41が設けられていない箇所を介して対向している。すなわち、突き当て部31及び突き当て部21は、開口部41の開口端43を有する回路基板40側を介して対向しているが、開口部41の開口端42を有する回路基板40側は、突き当て部31及び突き当て部21が対向するように配置されていない。そのため、図4に示す状態で、梱包された画像形成装置1が左フレームを下にして落下した場合には、回路基板40は、破線で示す状態からハッチングで示す状態に変化する。すなわち、図4に示す状態で回路基板40の開口部41の周辺に落下時の衝撃が加わった場合には、開口部41の開口端42側と開口端43側は、それぞれ変形の仕方が異なり、変位量が異なる。そのため、開口部41の延伸方向の終端44(図3参照)に落下時の衝撃による応力が集中し、回路基板40が破損するおそれがある。
次に、本実施例での回路基板40の開口部41と本体フレーム26の左フレーム30の突き当て部31及び左カバー20の突き当て部21との位置関係について説明する。図5は、図4と同様に、梱包された画像形成装置1において、本実施例の図3に示す回路基板40の開口部41を横断する切断面100を矢印101の方向から見たときの断面を示した断面図である。図5では、図4と比べて、左フレーム30から突出した突き当て部31、及び左カバー20から突出した突き当て部21が開口部41を含む回路基板40の領域を介して対向している点が異なる。図5に示すその他の構成は、図4に示す構成と同様である。このように、本発明の特徴は、感光ドラム3の回転軸方向(左右方向)から見たときに突き当て部31(第1の突き当て部)、及び突き当て部21(第2の突き当て部)が回路基板40の開口部41に跨った状態となるように、開口部41を配置している点である。また、突き当て部31、及び突き当て部21の回路基板40に対向する平面は、回路基板40の対向する平面と平行である。これにより、梱包された画像形成装置1の落下時には、左カバー20の外側に装着された梱包材50とプロセスカートリッジ2との間の空間が埋められる。そして、プロセスカートリッジ2からの衝撃が左フレーム30に加わった際に、突き当て部31から伝播される衝撃により、開口端42側の回路基板40、及び開口端43側の回路基板40は、変位量がほぼ同じになる。そのため、回路基板40の開口部41の終端44に加えられた衝撃による応力が集中することが避けられる。その結果、回路基板40を介して、左カバー20、ひいては梱包材50への落下時の衝撃の伝播が可能となり、梱包材50が潰れることにより発生する反力で衝撃を緩和させている。
回路基板40において、突き当て部31と突き当て部21のそれぞれ対向する領域では、画像形成装置1の運搬時に発生する振動や落下によって、突き当て部31及び突き当て部21によって擦れたり、衝突したりすることがある。そのため、突き当て部31と突き当て部21のそれぞれ対向する領域、及びその近傍には、回路パターンや回路部品を配置することができない。しかしながら、回路基板40上の設計上、回路パターンや回路部品を配置できない領域を落下時の衝撃を伝播する領域とする構成により、従来必要だった落下時の衝撃を伝播させるための専用の領域を新たに設ける必要がなくなる。これにより、回路基板40を大きくすることなく、開口部41により落下時の衝撃に対する応力が集中することを防ぐことができる。その結果、落下時に感光ドラム3のような重量物から衝撃を受ける回路基板40であっても、開口部41を用いることにより、小型化することが可能になる。
図6は、図5の突き当て部21を切断する切断面200から矢印201の方向(鉛直上方向)に見たときの左カバー20の突き当て部21、回路基板40の開口部41、左フレーム30の突き当て部31の位置関係を説明する図である。図6において、左カバー20から回路基板40の方向に延びる突き当て部21(図中ハッチング部分)は、「コ」の字形状のリブ部を有している。そして、突き当て部21の回路基板40に近接する対向面は、「コ」の字形状のリブ部と連結された、回路基板40の面と平行な平面となっている。図6に示すように、突き当て部21の回路基板40に近接する対向面は、開口部41を挟んで、開口端42(点線で表示)を有する回路基板40側と、開口端43(点線で表示)を有する回路基板40側とを横断する領域に対向している。
一方、左フレーム30の突き当て部31は、円形状を有したリブ部(点線で表示)であり、突き当て部31の回路基板40に近接する円形状の対向面は、回路基板40の面と平行な平面となっている。図6に示すように、突き当て部31の回路基板40に近接する対向面は、開口部41を挟んで、開口端42(点線で表示)を有する回路基板40側と、開口端43(点線で表示)を有する回路基板40側とを横断する領域に対向している。そして、図6に示すように、突き当て部31の回路基板40に近接する対向面の領域と、突き当て部21の回路基板40に近接する対向面の領域とは、感光ドラム3の回転軸方向から見て、開口部41を含む回路基板40の領域と重なっている。そのため、画像形成装置1の落下時の衝撃が突き当て部31から回路基板40を介して突き当て部21へと伝播される。回路基板40では、突き当て部31からの衝撃によって開口部41を挟んだそれぞれの端部の変位量に大きな差が生じないため、加えられた衝撃に対する応力が開口部41の終端44に集中することを避けることができる。
本実施例では、リーク電流防止のため沿面距離を確保するために、設計上、回路パターンを配置できない領域となる開口部41を用いた実施例について説明したが、本発明の適用例は、これに限定されるものではない。例えば、回路基板40を製造する際に使用する位置決め穴のような丸穴や長丸穴に対して、左フレーム30、及び左カバー20の突き当て部を設けるようにしても、同様の効果が得られる。
また、本実施例では、回路基板40が、本体フレーム26の左側面に配置されている場合の実施例について説明した。例えば、本体フレーム26の右側面に配置されている場合についても、右フレーム55、右カバー15の突き当て部に対向する位置に、回路基板40の開口部41を配置することで、本発明を適用可能である。また、回路基板40が本体フレーム26の背面に配置されている場合にも、画像形成装置1が背面側に落下した場合には、定着器11のような重量物から回路基板40に落下衝撃が加わる。そのため、上述した同様の構成を用いることにより、回路基板40の破損を防ぎ、回路基板40の小型化を行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、開口を有するプリント回路基板の落下時の衝撃による破損を防止することができる。
実施例1では、回路基板の開口部に対向する突き当て部の対向面が開口部を横断する平面で構成されている実施例について説明した。実施例2では、回路基板に対向する突き当て部の対向面が、開口部を横断しない複数の平面で構成されている実施例について説明する。なお、本実施例で説明する画像形成装置は、実施例1で説明した画像形成装置1と同様であり、回路基板が配置されている位置も同様であり、同じ構成には同じ符号を用いることで、説明を省略する。
[回路基板の開口部と本体フレーム及び外装カバーの突き当て部との位置関係]
上述した実施例1では、突き当て部の対向面が回路基板の開口部を横断する平面で構成されていた。ところが、実施例1のように同一面で開口部41を横断する構成では、十分な沿面距離を確保することができない等の理由により、突き当て部31や突き当て部21を回路基板40に近接できない場合がある。そのため、回路基板40と突き当て部31や突き当て部21との間の隙間を大きくする必要が生じ、その結果、落下時の衝撃による回路基板40の変形量も大きくなり、回路基板40が破損することが懸念される。以下では、回路基板40に設けられた開口部41により十分な沿面距離が確保できない場合のつき当て部の構成について説明する。
図7は、実施例1の図5に示す断面図において、左フレーム30側の回路基板40に対する沿面距離が確保できない場合の回路基板40の開口部41の周辺の構成を示す断面図である。図7において、開口部41を有する回路基板40の構成、及び左カバー20の突き当て部21の開口部41を横断する構成は、実施例1の図5に示す構成と同様である。左フレーム30については、実施例1の図5では、突き当て部31は、回路基板40に対向する1つの平面が開口部41を跨る構成を有していた。一方、図7に示す左フレーム30では、2つの突き当て部32、33が設けられ、2つの突き当て部32、33は、それぞれ対向する開口端42を有する回路基板40側、開口端43を有する回路基板40側の面に近接している。なお、突き当て部32の回路基板40に対向する面と回路基板40の面との距離と、突き当て部33の回路基板40に対向する面と回路基板40の面との距離は、同じ距離である。すなわち、実施例1の図5と同様に、突き当て部32の回路基板40に対向する平面、及び突き当て部33の回路基板40に対向する平面は、回路基板40の対向する平面と平行である。更に、突き当て部32と突き当て部33は、連結部34により剛体的に連結され、連結部34と開口部41との間には凹部35が設けられている。
突き当て部32は、開口端42を有する回路基板40を介して、左カバーの突き当て部21と対向しており、突き当て部33は、開口端43を有する回路基板40を介して、左カバーの突き当て部21と対向している。また、突き当て部32と突き当て部33は、連結部34により剛体的に連結されている。そのため、落下時のプロセスカートリッジ2からの衝撃が左フレーム30に加わった際に、突き当て部32、33から伝播される衝撃により、開口端42側の回路基板40、及び開口端43側の回路基板40の変位量はほぼ同じになる。そのため、加えられた衝撃に対する応力が、回路基板40の開口部41の終端44に集中することが避けられ、回路基板40を介して、左カバー20、梱包材50への落下時の衝撃の伝播が可能となる。
また、図7において、回路基板40の左フレーム30側の沿面距離は、突き当て部32が回路基板40に接地している箇所から突き当て部33が回路基板40に接地する箇所まで、電流が連結部34を介して流れるときの最短距離である。したがって、回路基板40の左フレーム30側の沿面距離は、連結部34の回路基板40からの距離(すなわち、凹部35の長さ(深さ))と、突き当て部32と突き当て部33との間の距離(すなわち、凹部35の幅)によって決定される。すなわち、回路基板40の左フレーム30側の沿面距離は、凹部35の幅+凹部35の長さ(深さ)×2により算出される。
図8は、上述した図7に示す断面図において、左カバー20側の回路基板40に対する沿面距離が確保できない場合の回路基板40の開口部41の周辺の構成を示す断面図である。図8において、開口部41を有する回路基板40の構成、及び左フレーム30の突き当て部32、33、連結部34、凹部35の構成は、図7に示す構成と同様である。左カバー20については、図7では、突き当て部21は、回路基板40に対向する1つの平面が開口部41を横断する構成を有していた。一方、図8に示す左カバー20では、2つの突き当て部22、23が設けられ、2つの突き当て部22、23は、それぞれ対向する開口端42を有する回路基板40側、開口端43を有する回路基板40側の面に近接している。なお、突き当て部22の回路基板40に対向する面と回路基板40の面との距離と、突き当て部23の回路基板40に対向する面と回路基板40の面との距離は、同じ距離である。すなわち、図7、図8の突き当て部32、33と同様に、突き当て部22の回路基板40に対向する平面、及び突き当て部23の回路基板40に対向する平面は、回路基板40の対向する平面と平行である。更に、突き当て部22と突き当て部23は、連結部24により剛体的に連結され、連結部24と開口部41との間には凹部25が設けられている。
突き当て部32は、開口端42を有する回路基板40を介して、突き当て部22と対向しており、突き当て部33は、開口端43を有する回路基板40を介して、左カバーの突き当て部23と対向している。また、突き当て部32と突き当て部33は、連結部34により剛体的に連結されており、突き当て部22と突き当て部23は、連結部24により剛体的に連結されている。そのため、落下時のプロセスカートリッジ2からの衝撃が左フレーム30に加わった際に、突き当て部32、33から伝播される衝撃により、開口端42側の回路基板40、及び開口端43側の回路基板40が動く変位量がほぼ同じになる。そのため、加えられた衝撃に対する応力が、回路基板40の開口部41の終端44に集中することが避けられる。また、突き当て部32、33からの衝撃が、回路基板40、左カバー20の突き当て部22、23を介して、梱包材50に落下時の衝撃を伝播することが可能となる。
また、図8に示す構成では、回路基板40の左カバー20側の沿面距離は、突き当て部22が回路基板40に接地している箇所から突き当て部23が回路基板40に接地する箇所まで、電流が連結部24を介して流れるときの最短距離である。したがって、回路基板40の左カバー20側の沿面距離は、連結部24の回路基板40からの距離(すなわち、凹部25の長さ(深さ))と、突き当て部22と突き当て部23との間の距離(すなわち、凹部25の幅)によって決定される。すなわち、回路基板40の左カバー20側の沿面距離は、凹部25の幅+凹部25の長さ(深さ)×2により算出される。
なお、本実施例では、突き当て部を回路基板40に近接した場合、左フレーム30側、左フレーム30側及び左カバー20側の沿面距離が確保できない場合の突き当て部の構成について図7、図8を用いて説明した。例えば、左カバー20側の沿面距離だけが確保できない場合には、左カバー20側は、図8で説明した突き当て部22、23、連結部24、凹部25を有する構成とし、左フレーム30側は、実施例1で説明した突き当て部31を有する構成とすればよい。また、本実施例の図8では、左フレーム30側、左カバー20側に、それぞれ突き当て部32、33、突き当て部22、23の2つずつの突き当て部を有する構成を示したが、これに限定されるものではない。例えば、左フレーム30側、左カバー20側の突き当て部の数が3つ以上であっても、回路基板40を介して対向する突き当て部が少なくとも2つ以上配置されていれば、同様の効果が得られる。
本実施例において説明したように、左フレーム30の突き当て部32、33や左カバー20の突き当て部22、23が回路基板40に近接しても、凹部35、25を設けることにより、回路基板40上で必要な沿面距離を確保することができる。これにより、画像形成装置1の落下時の衝撃による回路基板40の変形量が減り、効率よく落下時の衝撃を突き当て部32、33から突き当て部22、23へ伝播させることができ、回路基板40を落下時の衝撃から保護することができる。
また、上述した実施例では、本発明が適用される画像形成装置として、装着されるプロセスカートリッジ2の個数が1個のモノクロタイプの画像形成装置について説明したが、本発明の適用は、モノクロタイプの画像形成装置に限定されるものではない。例えば、フルカラーの画像を形成する画像形成装置の場合には、トナーの色としてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色が用いられ、装着されるプロセスカートリッジの個数は4個となる。本発明は、このようなフルカラーの画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。また、上述した実施例では、画像形成装置の一態様としてプリンタを例に説明したが、本発明は複写機、ファクシミリ装置や、これらの機能を組み合わせた複合機等の画像形成装置にも適用することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、開口を有するプリント回路基板の落下時の衝撃による破損を防止することができる。
2 プロセスカートリッジ
20 左カバー
21 突き当て部
26 本体フレーム
30 左フレーム
31 突き当て部
40 プリント回路基板
41 開口部

Claims (8)

  1. 記録材に画像形成を行う画像形成部を支持するフレームを備える画像形成装置であって、
    各々が前記フレームの側面を形成し、前記画像形成部を支持する複数の側面フレームと、
    各々の前記側面フレームに装着される複数のカバーと、
    前記画像形成部を制御する回路基板であって、複数の前記側面フレームのうちの一の側面フレームと、前記一の側面フレームに装着される一のカバーとの間に配置され、前記回路基板上に前記回路基板を貫通する開口部を有する前記回路基板と、
    を備え、
    前記一の側面フレームは、前記回路基板に対向し、前記回路基板に近接するように設けられた平面を有する第1の突き当て部を有し、
    前記一のカバーは、前記回路基板に対向し、前記回路基板に近接するように設けられた平面を有する第2の突き当て部を有し、
    前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記第2の突き当て部の前記平面は、前記回路基板を介して対向し、前記回路基板の前記開口部を挟んだ領域に近接していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記第2の突き当て部の前記平面は、それぞれ前記回路基板の対向する面と平行であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記前記第2の突き当て部の前記平面が近接する前記開口部の近傍には、回路パターン、及び回路部品が配置されていないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の突き当て部は、前記一の側面フレームの衝撃を、前記回路基板を介して、対向する前記第2の突き当て部に伝播させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は、静電潜像が形成される像担持体を有し、
    前記回路基板は、前記像担持体に対して、前記像担持体の回転軸方向の一方に位置する、前記一の側面フレームと前記一のカバーとの間に配置され、
    前記開口部は、前記像担持体の前記回転軸方向において、前記像担持体と重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記第2の突き当て部の前記平面のうち、少なくともどちらか一方の前記平面は、前記開口部に対向する平面と、前記回路基板の前記開口部とは対向せず、前記開口部の開口端を有する面に対向する複数の平面と、を有し、
    前記開口部に対向する平面は、前記複数の平面と連結され、前記開口部との間に凹部を有し、前記開口部に近接しないことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記開口部、及び前記凹部は、前記回路基板の沿面距離を確保するために設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の突き当て部の前記平面、及び前記第2の突き当て部の前記平面は、前記開口部を含む前記回路基板の領域を介して対向することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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