JP2022037772A - 耐力壁構造およびその利用 - Google Patents
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Abstract
Description
上述した通り、特許文献1の技術では、接合金具として例えばドリフトピンを打ち込むに際し、耐力壁パネルにドリフトピンがめり込んでしまうという課題がある。特許文献1には、前記打ち込みの際にドリフトピンを挿入する通孔に対し、ドリフトピンを抜け難くするための返しを形成することが記述されているだけである。特に、前記通孔の寸法に対しドリフトピンの形状および寸法をどのように規定するかについては、何ら記述されていない。本発明者は、この課題を解決すべく、鋭意検討した結果、次の(1)および(2)によって、耐力壁パネルに対する接合金具のめり込みを防止し得ることを見出した。(1)構造軸材と耐力壁パネルとを接合固定する接合金具を特定の形状とする。(2)当該接合金具の特定の形状に適合するように、耐力壁パネルにおける接合金具が挿入される通孔を設計し、かつ、前記通孔に挿入された接合金具が固定される孔部を構造軸材に設ける。
木造軸組工法は、木造建築物の建築構造の木構造の構法一つであり、柱材と横架材とを方形枠状に組み立てて軸組(耐力面材、構造軸材)で支える構造を施工する方法である。
本発明の一実施形態における耐力壁構造は、木造軸組工法における耐力壁構造である。そして、当該耐力壁構造は、構造軸材と耐力壁パネルとを備え、接合金具によって構造軸材に耐力壁パネルが固定されている。
構造軸材は、構成部材として柱材と横架材とを備えている。柱材は、地面に対して垂直方向に立てられて施工される部材である。横架材は、土台、梁、桁、および胴差し等といった、地面に対して水平方向に架けられて施工される部材である。
耐力壁パネルは、木造軸組工法の建築物に取り付けることにより、当該建築物の壁の強度を高め、木造建築物の耐震性能等の性能(地震や風等の水平方向の荷重に対して抵抗する性能)を向上させる補強部材である。耐力壁パネルは、大壁方式であっても真壁方式であってもよい。耐力壁パネルは、上棟後の構造軸材に取り付けられる。耐力壁パネルを構造軸材に固定することにより、筋交いを用いることなく、所定の強度を有する耐力壁構造を製造(施工)することができる。
接合金具は、前記構造軸材と前記耐力壁パネルとを接合固定するための部材である。接合金具は、耐力壁パネルに設けられた通孔および構造軸材に設けられた孔部の両方に挿入されることによって、前記通孔と前記孔部とを整合させる。
図1は、本実施形態に係る耐力壁構造100の概略構成を示す分解斜視図であり、左側が大壁式の耐力壁パネル1の構成を示し、右側が構造軸材3の構成を示す。図2は、耐力壁パネル1を構造軸材3に取り付ける様子を模式的に示すXZ断面図である。図2の201は、耐力壁パネル1を構造軸材3の柱材20に取り付ける前の状態を示し、図2の202は、耐力壁パネル1を構造軸材3に取り付けた後の状態を示す。
耐力壁パネル1に設けられた枠材11は、従来公知の構造であれば、任意の構造を採用することができる。図4の401~403は、耐力壁パネルに設けられた枠材の構成例を示す図である。
本実施形態に係る耐力壁構造100において、ドリフトピン7の胴部7bの構造は、複数の凹凸が形成された抜止め構造を有していれば、特に限定されない。図5の501~505は、胴部7bの構成例を模式的に示す側面図である。
本実施形態に係る耐力壁構造100の製造方法は、上述した、通孔5および孔部6にドリフトピン7を挿入することによって、耐力壁パネル1と構造軸材3とを接合固定する工程(以下、接合工程と記す)を含んでいればよい。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明のさらに他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の態様1に係る耐力壁構造100は、木造軸組工法における耐力壁構造100であって、構造軸材3と、耐力壁パネル1と、前記構造軸材3と前記耐力壁パネル1とを接合固定する接合金具(ドリフトピン7)と、を備え、前記接合金具は、先端部7a、抜止め構造を有する胴部7b、前記胴部7bよりも大径である首部7c、および頭部7dがこの順に配された柱状構造であり、前記耐力壁パネル1は、前記接合金具が挿入される通孔5を有し、前記構造軸材3は、前記接合金具が固定される孔部6を有し、前記通孔5は、前記孔部6よりも大径である構成である。
3 構造軸材
5 通孔
6 孔部
7、7A、7B、7C、7D、7E ドリフトピン(接合金具)
7a 先端部
7b、7b1、7b2、7b3、7b4、7b5 胴部
7c 首部
7c1 テーパー部
7d 頭部
10 耐力面材
11、11a、11b、11c、11d、11e、11f 枠材
14 断熱・吸音材
20 柱材(構造軸材)
21 土台(構造軸材)
22 梁(構造軸材)
23 受け材(構造軸材)
100、100A、100B 耐力壁構造
Claims (8)
- 木造軸組工法における耐力壁構造であって、
構造軸材と、
耐力壁パネルと、
前記構造軸材と前記耐力壁パネルとを接合固定する接合金具と、を備え、
前記接合金具は、先端部、抜止め構造を有する胴部、前記胴部よりも大径である首部、および頭部がこの順に配された柱状構造であり、
前記耐力壁パネルは、前記接合金具が挿入される通孔を有し、
前記構造軸材は、前記接合金具が固定される孔部を有し、
前記通孔は、前記孔部よりも大径である、耐力壁構造。 - 前記耐力壁パネルは、耐力面材と、前記耐力面材上に設けられた枠材と、を備え、
前記耐力面材における前記枠材側の面に、断熱材および/または吸音材が配設されている、請求項1に記載の耐力壁構造。 - 前記通孔は、前記耐力面材において、当該耐力面材の厚さ方向に形成されている、請求項2に記載の耐力壁構造。
- 前記耐力面材の面上において、前記通孔は、前記枠材よりも外側の領域に配置されている、請求項3に記載の耐力壁構造。
- 構造軸材と耐力壁パネルとを接合固定する耐力壁パネル用接合金具であって、
先端部、胴部、首部、および頭部がこの順に配された柱状構造であり、
前記先端部は、テーパー形状であり、
前記胴部は、複数の凸凹が形成された抜止め構造を有し、
前記首部は、前記胴部よりも大径であり、
前記頭部は、前記首部よりも大径であり、かつ、平板形状であり、
前記先端部、前記胴部、および前記首部は、前記耐力壁パネルに設けられた通孔に挿入される構造であり、前記頭部は、前記通孔よりも大径である、耐力壁パネル用接合金具。 - 前記胴部と前記首部との間には、前記首部から前記胴部へ向かうに従い幅狭になるように構成されたテーパー部が設けられている、請求項5に記載の耐力壁パネル用接合金具。
- 先端部、抜止め構造を有する胴部、前記胴部よりも大径である首部、および頭部がこの順に配された柱状構造である接合金具によって構造軸材に接合固定される耐力壁パネルであって、
前記接合金具が挿入される通孔を有し、
前記通孔は、前記構造軸材に設けられた、前記接合金具が固定される孔部よりも大径である、耐力壁パネル。 - 接合金具によって構造軸材と耐力壁パネルとを接合固定する、木造軸組工法における耐力壁構造の製造方法であって、
前記接合金具は、先端部、抜止め構造を有する胴部、前記胴部よりも大径である首部、および頭部がこの順に配された柱状構造であり、
前記耐力壁パネルは、前記接合金具が挿入される通孔を有し、
前記構造軸材は、前記接合金具が固定される孔部を有するものであり、
前記通孔は、前記孔部よりも大径であり、
前記通孔および前記孔部に前記接合金具を挿入することによって、構造軸材と耐力壁パネルとを接合固定する工程を有する、耐力壁構造の製造方法。
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