JP2022027412A - 空気殺菌・ウイルス不活性化装置 - Google Patents

空気殺菌・ウイルス不活性化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置からの紫外線の漏れを抑制し、空気流量を制御し、光源を光源収納部に収納しその壁面を鏡面とし紫外線を減衰するまで反射させ、空気に十分な紫外線照射量を確保することで、装置から排出される空気を十分に殺菌・ウイルス不活性化し、人の近傍で安心して使用できる、殺菌・ウイルス不活性化装置の提供。【解決手段】空気殺菌・ウイルス不活性化装置1は、紫外線を照射する光源4と、排気部6と、ファン5と、を有している。排気部6は、1段目に形成された第1貫通孔60aと、2段目に形成された第2貫通孔61aと、は矢印Aから見て互いに重複しない位置に形成されている。1段目又は前記2段目の少なくとも一方には、矢印Aから見て、第1貫通孔60aが形成された第1領域と、第2貫通孔61aが形成された第2領域と、の間に下方向に突出した障害壁が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気中の細菌及びウイルスを殺菌・不活性する空気殺菌・ウイルス不活性化装置に関する。
近年、特に21世紀に入ってからは、世界中の人の往来・交流が盛んになり、今まで未知であった、人に害を及ぼし、流行・パンデミックを引き起こすウイルス等が散見されるようになり、人のいる空間、人の近傍における殺菌・ウイルス不活性化が可能な装置が求められている。
このような状況を鑑み、空気中を浮遊する菌・ウイルスを殺菌・不活性化するために空気を吸い込み殺菌・ウイルス不活性化を行う装置が考案されている。特許文献1の紫外線殺菌装置では、筐体内部にファンと、光源と、フィルタと、が収納されている。筐体内部には、光源のからの光を反射する略半円形状に湾曲した矩形曲板条のアルミニウム製の凹平面鏡である反射板が配置される。ファンによって筐体内部に取り込まれた空気は、反射板によって反射された紫外線によって殺菌され、フィルタを通過して外部に排出される。
特許文献2の空気殺菌装置は、案内羽根と、紫外線によって殺菌される殺菌空間と、電動ファンと、空気排気口と、から構成される。電動ファンが駆動することにより、吸い込み口部から案内羽根によって吸い込んだ空気を渦流にして筒状の殺菌空間を通過させ、空気排気口より排出する。案内羽根によって殺菌空間を渦流が旋回しながら通過するため、当該空間における移動距離が長くなり、紫外線照射量を増大させて高い殺菌効果を得ることができる。
特許文献3の空気殺菌装置は、殺菌装置本体と、本体内部に配置される紫外線殺菌光源と、ファンモータと、から構成される。ファンモータを回転させると、空気は遮光板に当たり乱流となって紫外線殺菌光源の周囲を通過する。このとき、ウイルスが紫外線によって殺菌・不活性化される。紫外線殺菌光源の周囲は反射板で覆われているので、反射板に投射された紫外線は二次反射して空気の殺菌効果を高めることができる。
実用新案登録第3221578号 特開2011-183126号公報 特開平11-47257号公報
空気殺菌装置で用いられる波長253.7nmの紫外線は、強力な殺菌能力を有しているが人体にも害を及ぼすことが分かっている。従来の空気殺菌装置では、その紫外線の漏れ対策を十分に行うことで人の近傍に載置して使用することが困難だった。
他方、装置を空気が通過する短時間で効率的に細菌及びウイルスを殺菌・不活性化するためには、ある程度の紫外線の光量が必要となる。しかし、光量が高くなると漏れた紫外線による人体への影響も大きくなるため、空気中のウイルスを効果的に殺菌・不活性化しつつ紫外線漏れのない空気殺菌装置が求められていた。
そこで、本発明は、装置からの紫外線の漏れを抑制し、空気流量を制御し、光源を光源収納部に収納しその壁面を鏡面とし紫外線を減衰するまで反射させ、空気に十分な紫外線照射量を確保することで、装置から排出される空気を十分に殺菌・ウイルス不活性化し、人の近傍で安心して使用できる、殺菌・ウイルス不活性化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために第1の発明は、紫外線の照射によって空気を殺菌する空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記紫外線を照射する光源と、前記光源を収納し、吸気口と、前記紫外線によって空気殺菌された空気が排出される排気部と、を有する本体部と、前記吸気口から空気を吸引し、前記排気部から空気を排出するファンと、を有し、前記排気部は、少なくとも2段で構成され、1段目に形成された第1貫通孔と、2段目に形成された第2貫通孔と、は空気の前記第1貫通孔を通過する方向である排出方向から見て互いに重複しない位置に形成され、前記1段目及び前記2段目の少なくとも一方には、前記排出方向から見て、前記第1貫通孔が形成された第1領域と、前記第2貫通孔が形成された第2領域と、の間に前記排出方向と平行に突出した障害壁が設けられていることを特徴とする空気殺菌・ウイルス不活性化装置を提供している。
第2の発明では、紫外線の照射によって空気を殺菌する空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記紫外線を照射する光源と、前記光源を収納し、吸気口と、前記紫外線によって空気殺菌された空気が排出される排気部と、を有する本体部と、前記吸気口から空気を吸引し、前記排気部から空気を排出するファンと、を有し、前記光源は光源収納部に収納され、前記光源収納部は光源に対して平行な筒状の構造であり、前記光源収納部の内壁は前記紫外線を反射するように鏡面仕上げされていることにより前記光源から出た前記紫外線が減衰するまで複数回反射するように構成されている事を特徴とする空気殺菌・ウイルス不活性化装置を提供している。
ここでいう筒状とは、断面形状が円形に限らず、角にアールが形成された略矩形、楕円形、多角形、その他の形状を含む概念である。
第3の発明では、第1の発明又は第2の発明に記載された空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記本体部は、外殻部材と、前記外殻部材に収納され内側が前記紫外線を反射する光源収納部と、から構成され、前記外殻部材の側面に前記吸気口が形成され、前記外殻部材の上端部に排気口が形成され、前記吸気口から取り込まれた空気は、前記外殻部材と前記光源収納部との間を通り、前記ファンを通過し、前記光源収納部の内部を通過して前記光源からの前記紫外線によって殺菌され、前記排気口より排出されることを特徴としている。
第4の発明では、第1の発明から第3の発明のいずれかに記載された空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記吸気口には、空気中の塵及び埃を取り除くフィルタが設けられていることを特徴としている。
第5の発明では、第1の発明から第4の発明のいずれかに記載された空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記吸気口及び前記排気口の少なくとも一方には、前記紫外線を吸収する吸収材が設けられていることを特徴としている。
第6の発明では、第1の発明に記載された空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、前記排気部は、前記第1領域に第3貫通孔が形成された3段目をさらに有し、前記1段目と前記2段目と前記3段目の少なくとも1つには、前記障害壁が設けられ、前記障害壁の先端部にはアールが形成されていることを特徴としている。
第1の発明によると、第1領域と第2領域との間には障害壁が設けられているため、1段目の第1貫通孔を通過した紫外線は障害壁によって2段目の第2貫通孔に到達することができない。これにより、光源の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外部に漏れることを抑制できる。また、1段目に形成された第1貫通孔と2段目に形成された第2貫通孔とは空気の排出方向から見て互いに重複しない位置に形成されているため、1段目の第1貫通孔を通過した紫外線が2段目の第2貫通孔に到達し難くなる。これにより、光源の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外部に漏れることを抑制できる。さらに、排気部は少なくとも2段で構成されているため、光源の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外部に漏れることを抑制できる。これにより、人間の集まる空間、事務所、会議室、病院、老人ホーム、避難所等の空間を殺菌・ウイルス不活性化を行うことができる。今まで風気中に漂うウイルスの除去のために十分な換気が必要と言われていた空間の換気の回数を抑えることができ、病院、老人ホーム、避難所等の使用に適している。また、机上におけるタイプの物は会議室、人が集まる卓上に設置すればその空間を素早く殺菌・ウイルス不活性化することができる。
第2の発明によると、光源収納部の内壁は光源からの紫外線を反射するように構成されているため、光源から照射される紫外線が内壁で減衰するまで複数回反射することによって光源収納部内の紫外線の効果を増大させることができる。これにより、光源収納部を空気が通過する僅かな時間で効率的にウイルスの殺菌・不活性化を行うことができる。
第3の発明によると、外殻部材の側面に吸気口が形成されているため、底面に存在している塵埃等を空気殺菌・ウイルス不活性化装置内部に吸い込むことを抑制できる。また、外殻部材の上端部に排気口が形成されているため、殺菌・不活性化されたクリーンな空気を上部に排出し空間に空気の流れを作ることで、当該空間を効率的に殺菌・ウイルス不活性化することができる。さらに、空気殺菌・ウイルス不活性化装置は外殻部材と光源収納部との二重管構造となっているため、光源の紫外線が外部に漏れることを抑制することができる。
第4の発明によると、吸気口にフィルタが設けられているため、空気殺菌・ウイルス不活性化装置内部に塵埃が侵入することを抑制することができる。特に、空気殺菌・ウイルス不活性化装置は介護施設や病室での使用を想定しているため、綿埃が内部に蓄積することによる圧損の増大や光源収納部の内壁に付着することによる反射率の低下が懸念される。しかし、吸気口にフィルタを設置することで、これらの事態の発生を抑えることができる。
第5の発明によると、吸気口及び排気部の少なくとも一方には紫外線を吸収する吸収材が設けられているため、吸収剤が光源収納部から漏れた紫外線を吸収し、外殻部材の外部に漏れることを抑制できる。
第6の発明によると、排気部が3段の構造となっていて3段目の第1領域に第3貫通孔が形成されているため、第2貫通孔を通過した紫外線が3段目によって反射されることとなり、光源の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外部に漏れることをより抑制できる。また、障害壁の先端部にアールが形成されているため、障害壁に塵埃が付着し難くなり圧損・風切り音の増大を抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外観図。 本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の断面図。 本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の排気部の分解斜視図。 本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の排気部の平面図であって、図4(a)は排気部の平面図、図4(b)は第1領域を表す排気部の平面図、図4(c)は第2領域を表す排気部の平面図。 本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の第1障害壁の拡大断面図 本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の排気部における紫外線の光路を模式的に表した断面図。 本発明の第2の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の外観図。 本発明の第2の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の断面図。 本発明の第2の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の排気部の分解斜視図。 本発明の第3の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の断面図。 本発明の第4の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の断面図。 本発明の第5の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置の断面図。 本発明の空気殺菌・ウイルス不活性化装置のシミュレーション結果を示すグラフ。 本発明の空気殺菌・ウイルス不活性化装置のシミュレーション結果を示すグラフ。 本発明の空気殺菌・ウイルス不活性化装置の試験結果を示すグラフ。
本発明の第1の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を図1から図6に基づき説明する。図1から図3に示すように、前後上下方向を定義する。
空気殺菌・ウイルス不活性化装置1は、図2に示すように、外殻部材2と、光源収納部3と、紫外線を照射する光源4と、ファン5と、排気部6と、から構成される。外殻部材2は、図1に示すように空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の外側を覆う略円柱形状であって、前後方向の側面にはそれぞれ吸気口2aが形成され、上面には排気口2bが形成される。側面上部には駆動灯21が設けられ、光源4が駆動している際に点灯する。外殻部材2及び光源収納部3は、本発明の本体部の一例である。
外殻部材2の上面に略円環状に配置された排気口2bの内側には、電源ボタン22と、モードボタン23と、が設けられている。電源ボタン22を押下することにより電源の入切を行い、モードボタン23を押下することにより風量が順次切り替わる。
図2に示すように、外殻部材2の内部には、光源収納部3と、紫外線を照射する光源4と、ファン5と、排気部6と、が収納される。外殻部材2は断面が略コ字状であって、底面からのみ内部に収納されている部材にアクセスすることができる。これにより、光源4からの紫外線の漏れを抑制している。底面には底蓋20の取外しを検知する図示せぬセンサが設けられていて、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の運転中に当該センサが底蓋20の取外しを検知すると、電源が落ちて光源4が消える。これにより、光源4からの紫外線の漏れを防止する。
外殻部材2の吸気口2aの近傍には、フィルタ24が配置される。フィルタ24が空気中の塵埃を除去することにより、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1内部に塵等が蓄積して圧損が増大することを抑制できる。外殻部材2の吸気口2aの近傍及び排気口2b又は排気部6の近傍には、防音及び紫外線吸収のためのロックウール(岩綿)25が設けられている。ロックウール25は、本発明の吸収材の一例であるが、吸収材は紫外線を吸収可能な物質であればロックウール25に限定されず他の物質を用いてもよい。また、ロックウール25は、吸気口2a及び排気口2b(排気部6)の少なくとも一方に設けられていればよい。
光源収納部3は、光源4と平行に伸びる筒形状であって内部に光源4を収納しており、材質はステンレスである。光源収納部3の内側の面である内壁31は光源4からの紫外線を反射するように研磨で鏡面仕上げされており、高い反射率を有している。なお、光源収納部3は、紫外線を反射する素材であればステンレスに限定されず、アルミニウム、合金等であってもよく、研磨、塗装、鍍金、熱処理、化学処理等の表面処理が施されていてもよい。光源収納部3は、側面だけでなく上下面においても同様の鏡面仕上げが施されており、光源4からの紫外線を反射している。光源収納部3内には、光源4による紫外線によって細菌及びウイルスを殺菌・不活性化する殺菌空間3aが規定される。殺菌空間3aを構成する部材は、光源収納部3を含めてすべて内側に鏡面仕上げが施されている。本実施の形態では、光源収納部3の内面を#400で表面を仕上げてある表面をさらにバフ研磨することにより鏡面仕上げしている。光源収納部3の内部には、図示せぬ温度センサが設けられていて、所定の温度を検知すると空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の光源4の電源が落ちるように設定されている。
光源4は、波長が253.7nmの紫外線を照射する殺菌灯であって、光源収納部3の端部に配置される。なお、光源4は、光源収納部3の任意の位置に配置することができ、殺菌率への影響もない。光源4からの紫外線は光源収納部3の内壁31を複数回反射するため、光源収納部3の内部空間では光源4から照射される紫外線の光量の複数倍の効果を得ることができる。反射による照射量は以下の数1によって算出される。
Figure 2022027412000002
Aは反射量増加率を表し、Bは反射率を表し、nは反射回数である。本実施の形態では、Bを0.7としてAを算出すると、およそ3.3となるため、光源収納部3の内部において光源4から照射された紫外線の効果は3.3倍となる。
次に、紫外線の照射量と殺菌率との関係性は、以下の数2で算出される。
Figure 2022027412000003
Pは殺菌率を表し、Sは生存率を表し、tは照射時間[sec]を表し、Eは装置の紫外線照射強度[W/m]を表し、Dは90%の殺菌率の照射量[J/m]を表す。本実施の形態では、上式に基づいて、設定した殺菌率、紫外線光量に合わせてファン5の流量を設定してある。
ファン5は、光源収納部3の下部に配置され、電源ボタン22の操作により駆動する。モードボタン23の押下によってファン5の回転数が変化し、風量が変わる。
排気部6は、図3に示すように、第1排気プレート60と、第2排気プレート61と、第3排気プレート62と、第4排気プレート63と、から構成される4段のバッフル構造となっている。本実施の形態では、排気部6は4段で構成されたが、少なくとも2段で構成されていればよい。
排気部6は、下から上に向けて第1排気プレート60、第2排気プレート61、第3排気プレート62、第4排気プレート63の順番で上下方向に等間隔に配置される。第2排気プレート61と第4排気プレート63とは概ね同形状である。
第1排気プレート60は略薄円板形状であって、下面が光源収納部3と共に殺菌空間3aを構成し、内壁31と同様の鏡面仕上げがされている。第1排気プレート60の中央部に上下方向に貫通する第1貫通孔60aが形成され、その周囲に複数の貫通孔60bが形成されている。貫通孔の形状や面積は、ファン5の圧力損失に応じて任意に設定できる。
第2排気プレート61は、略薄円板形状であって、外縁に円周方向に並んで上下方向に貫通する複数の第2貫通孔61aが形成され、各第2貫通孔61aの間に第2貫通孔61aより小径の周縁貫通孔61bが形成されている。第2排気プレート61の下面には、下方向に突出する第2障害壁61Aが設けられている。第2障害壁61Aは、薄い平板を円形状に湾曲させることにより構成され、第2排気プレート61の中心と第2障害壁61Aの中心とは略一致している。
第2障害壁61Aの突出量(高さ)は、図2に示すように、光源収納部3から排出された空気が通る通路の上下方向の幅と略同一である。なお、第2障害壁61Aの高さは、排気の圧力損失及び光源4からの紫外線の漏れ程度に応じて任意に設定することができる。図5に示すように、第2障害壁61Aの第1先端部61Bには、アールが形成されている。これにより、第1先端部61Bに塵埃が付着して通路が狭くなることによる排気抵抗の増加及び風切り音を抑制できる。
第3排気プレート62は、第2排気プレート61と同径の略薄円板形状であって、中心に上下方向に貫通する第3貫通孔62aが形成されている。第3排気プレート62の下面には、下方向に突出する第3障害壁62Aが設けられている。第3障害壁62Aは、薄い平板を円形状に湾曲させることにより構成され、第3排気プレート62の中心と第3障害壁62Aの中心と、第3貫通孔62aの中心と、は略一致している。第3障害壁62Aの内側に、第3貫通孔62aが位置している。第3障害壁62Aは、第2障害壁61Aと同様に、先端部にアールが形成されている。
第4排気プレート63は、円周方向に並んで上下方向に貫通する複数の第4貫通孔63aが形成され、下面には下方向に突出するように第4障害壁63Aが設けられている。第4排気プレート63は、周縁貫通孔61bが形成されていない点を除き、第2排気プレート61と概ね略同一の構成である。第4貫通孔63aは、外殻部材2の排気口2bと略一致する位置となる。
図4は、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の排気部6を上方向(本発明の排出方向)である矢印Aから見た状態を示す。図4(a)に示すように、第2排気プレート61と第4排気プレート63とは略同一形状であって、実線で示すように第2貫通孔61aと第4貫通孔63aとが略一致している。点線で示すように、第2障害壁61Aと、第3障害壁62Aと、第4障害壁63Aとは、平面視において略一致し、これらの障害壁の内側に第1貫通孔60a、貫通孔60b、及び第3貫通孔62aが位置している。
図4(b)に斜線で示すように、第2貫通孔61a、周縁貫通孔61b、及び第4貫通孔63aが形成された領域を第1領域64と規定する。第1領域64とは、第2排気プレート61及び第4排気プレート63において貫通孔が形成された領域である。第1領域64は、排気部6の外縁に略円環形状となるように、第2障害壁61A、第3障害壁62A、及び第4障害壁63Aの外側にそれぞれ規定される。
図4(c)に斜線で示すように、第1貫通孔60a、貫通孔60b、及び第3貫通孔62aが形成された領域を第2領域65と規定する。第2領域65とは、第1排気プレート60及び第3排気プレート62において貫通孔が形成された領域である。第2領域65は、排気部6の中心近傍に略円形となるように、第2障害壁61A、第3障害壁62A、及び第4障害壁63Aの内側にそれぞれ規定される。図中に示すように、第1領域64と第2領域65とは互いに重複していない。換言すると、第2貫通孔61a、周縁貫通孔61b、及び第4貫通孔63aと、第1貫通孔60a、貫通孔60b、及び第3貫通孔62aと、は上方から見て互いに重複していない。第2障害壁61A、第3障害壁62A、及び第4障害壁63Aは、第1領域64と第2領域65との間である境界となる位置に設けられている。
なお、第2排気プレート61、第3排気プレート62、及び第4排気プレート63のすべてに障害壁を設けたが、少なくとも1つに設けてもよい。また、第1領域64と第2領域65の形状はこれに限定されず、互いに重複しない位置に形成され、両者の境界部分に障害壁が設けられていればよい。
次に、排気部6における光源4からの紫外線の光路について図6を参照して説明する。第1排気プレート60の第1貫通孔60a及び貫通孔60bから漏れた紫外線の一部は、矢印A1のように第2排気プレート61の第1領域64で第2障害壁61Aによって反射され外部に漏れない。矢印A2のように、一部の紫外線は第2貫通孔61aを通過するが、第3排気プレート62及び第3障害壁62Aによって反射され外部に漏れない。このとき、第2貫通孔61aが形成されている第1領域64と第3貫通孔62aが形成されている第2領域65とが平面視において重複していないため、第3貫通孔62aを通過する紫外線量を小さくすることができる。
矢印A3に示すように、一部の紫外線が第3貫通孔62aから漏れたとしても、第4排気プレート63の第2領域65に入光して第4障害壁63Aによって跳ね返されるため、第4貫通孔63aから外部に漏れることが無い。
次に、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1に取り込まれた空気の流れについて、図2の矢印を参照して説明する。空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の図示せぬ電源ケーブルを外部電源に繋ぎ、電源ボタン22を押下するとファン5が駆動すると同時に光源4が点灯して紫外線を光源収納部3の内壁31に向けて照射する。このとき、紫外線は減衰するまで光源収納部3の内壁31を繰り返し反射する。
吸気口2aから吸引された空気は、フィルタ24によって塵埃が除去され、外殻部材2と光源収納部3との間の空間を通ってファン5を通過する。ファン5を通過した空気は、殺菌空間3aで光源4からの紫外線によってウイルスが殺菌・不活性化される。クリーンな空気は、排気部6に入り矢印に示すように第1排気プレート60、第2排気プレート61、第3排気プレート62、及び第4排気プレート63の各貫通孔を通過して外殻部材2の排気口2bより外部に排出される。このとき、光源4からの紫外線は、図6に示すように外部に漏れることがない。
このような構成によると、第1領域64と第2領域65との間には第2障害壁61A、第3障害壁62A、及び第4障害壁63Aが設けられているため、第2排気プレート61の第2貫通孔61aを通過した紫外線は第3障害壁62Aによって第3排気プレート62の第3貫通孔62aに到達することができない。これにより、光源4の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の外部に漏れることを抑制できる。また、第2排気プレート61に形成された第2貫通孔61aと第3排気プレート62に形成された第3貫通孔62aとは空気の排出方向である上方向(図2の矢印A)から見て互いに重複しない位置に形成されているため、第2排気プレート61の第2貫通孔61aを通過した紫外線が第3排気プレート62の第3貫通孔62aに到達し難くなる。これにより、光源4の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の外部に漏れることを抑制できる。さらに、排気部6は少なくとも2段で構成されているため、光源4の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の外部に漏れることを抑制できる。これにより、人間の集まる空間、事務所、会議室、病院、老人ホーム、避難所等の空間を殺菌・ウイルス不活性化を行うことができる。今まで風気中に漂うウイルスの除去のために十分な換気が必要と言われていた空間の換気の回数を抑えることが出来、病院、老人ホーム、避難所等の使用に適している。また、机上におけるタイプの物は会議室、人が集まる卓上に設置すればその空間を素早く殺菌・ウイルス不活性化することができる。
このような構成によると、光源収納部3の内壁31は光源4からの紫外線を反射するように鏡面仕上げされているため、光源4から照射される紫外線が内壁31で複数回反射することによって光源収納部3内の紫外線の光量を増大させることができる。これにより、光源収納部3を空気が通過する僅かな時間で効率的にウイルスの殺菌・不活性化を行うことができる。
このような構成によると、外殻部材2の側面に吸気口2aが形成されているため、底面に存在している塵埃等を空気殺菌・ウイルス不活性化装置1内部に吸い込むことを抑制できる。また、外殻部材2の上端部に排気口2bが形成されているため、殺菌・不活性化されたクリーンな空気を上部に排出し空間に空気の流れを作ることで、当該空間を効率的に殺菌・ウイルス不活性化することができる。さらに、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1は外殻部材2と光源収納部3との二重管構造となっているため、光源4の紫外線が外部に漏れることを抑制することができる。
このような構成によると、排気部6が4段の構造となっていて第4排気プレート63の第1領域64に第4貫通孔64aが形成されているため、第3貫通孔62aを通過した紫外線が第4排気プレート63によって反射されることとなり、光源4の紫外線が空気殺菌・ウイルス不活性化装置1の外部に漏れることをより抑制できる。また、第2障害壁61A、第3障害壁62A、及び第4障害壁63Aの各先端部にアールが形成されているため、当該箇所に塵埃が付着し難くなり圧損・風切り音の増大を抑制することができる。
このような構成によると、吸気口2aにフィルタ24が設けられているため、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1内部に塵埃が侵入することを抑制することができる。特に、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1は介護施設や病室での使用を想定しているため、綿埃が内部に蓄積することによる圧損の増大や光源収納部33の内1壁に付着することによる反射率の低下が懸念される。しかし、吸気口2aにフィルタ24を設置することで、これらの事態の発生を抑えることができる。
このような構成によると、吸気口2a及び排気部6の少なくとも一方には紫外線を吸収するロックウール25が設けられているため、ロックウール25が光源収納部3から漏れた紫外線を吸収し、外殻部材2の外部に漏れることを抑制できる。
次に本発明の第2の実施の形態について、図7から図9に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置101は、外殻部材102と、光源収納部3と、光源104と、ファン105と排気部106と、から構成される。外殻部材102は略四角柱形状であって、前面には吸気口102aが形成され、上面に排気口102bが形成される。図示を省略するが、吸気口102a及び排気口102bの近傍には、紫外線を吸収可能なロックウールが設けられている。空気殺菌・ウイルス不活性化装置101は、第1の実施の形態の空気殺菌・ウイルス不活性化装置1よりも大型・高出力であって、病室等の広い空間の空気殺菌・ウイルス不活性化に用いられる。
光源104は2本の紫外線蛍光管であって、光源収納部3の略中央に配置される。ファン105は光源収納部3の下部に2つ配置される。排気部106は、第1の実施の形態の排気部6と略同様の構成であって、図9に示すように、第1排気プレート160と、第2排気プレート161と、第3排気プレート162と、第4排気プレート163と、により構成される。
第1排気プレート160は略矩形であって、2つの略矩形の第1貫通孔160aが間隔を空けて形成され、第1貫通孔160aの間に円形の貫通孔160bが形成される。
第2排気プレート161は略矩形であって、周縁に複数の第2貫通孔161aが形成され、下面に下方に突出する第2障害壁161Aが設けられている。第2障害壁161Aは、薄い平板を略矩形に湾曲させることにより構成される。
第3排気プレート162は略矩形であって、中央に略矩形の第3貫通孔162aが形成され、下面に下方に突出する第3障害壁162Aが設けられている。第4排気プレート163は、第2排気プレート161と略同一の構成であって、第4障害壁164Aが設けられ、第4貫通孔163aが形成されている。
第2貫通孔161a及び第4貫通孔163aは上方から見て一致しており、いずれも斜線で示す第1領域164に位置している。第1貫通孔160a、貫通孔160b、及び第3貫通孔162aは斜線で示す第2領域165に位置している。これにより、第1の実施の形態の排気部6と略同一の構成及び効果となる。
次に本発明の第3の実施の形態について、図10に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。空気殺菌・ウイルス不活性化装置201は、ファン5の上部に空気の流れを整流するための整流板232が設けられている。排気部6の第1排気プレート260は、上下方向に貫通する第1貫通孔260aが第2領域65に形成されるとともに、上方に向けて突出する第1障害壁260Aが設けられている。第1障害壁260Aは、上方から見て他の障害壁と一致する位置に設けられている。
次に、本発明の第4の実施の形態について、図11に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。空気殺菌・ウイルス不活性化装置301は、外殻部材302と、光源4と、吸気ファン351と、排気ファン352と、吸気部305と、排気部306と、から構成される。
外殻部材302は略円筒形状であって内壁321が#400で表面を仕上げてある表面をさらにバフ研磨することにより鏡面仕上げされ、光源4から照射される紫外線を減衰するまで複数回反射する。光源4は、第1の実施の形態よりも高い出力を有している。吸気ファン351は外気を吸引するためのファンであって、外殻部材302の下部に配置される。排気ファン352は吸気ファン351と略同一の性能であって光源4から照射される紫外線によって殺菌・不活性化された空気を排出するためのファンである。排気ファン352は、外殻部材302の上部に配置される。
吸気部305及び排気部306は、最も内側のプレートには障害壁が設けられておらず3段のバッフル構造である点以外は、第1の実施の形態の排気部6と略同一となる。空気殺菌・ウイルス不活性化装置301は、第1の実施の形態の空気殺菌・ウイルス不活性化装置1よりも高出力であるため、広い空間を殺菌・ウイルス不活性化するのに適している。
次に、本発明の第5の実施の形態について、図12に基づいて説明する。上述の実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。空気殺菌・ウイルス不活性化装置401では、第3の実施の形態の空気殺菌・ウイルス不活性化装置201の構成に、光源収納部3内に空気の流量を制御する略円環形状の第1制御板402と、第1制御板402と略同一形状であって第1制御板402の上方に配置された第2制御板403と、が設けられている。第1制御板402及び第2制御板403が邪魔板となって光源収納部3内を流れる空気の風速が下がり、紫外線に曝される時間が長くなる。これにより、高い殺菌効率を得る空気殺菌・ウイルス不活性化装置401を実現することができる。
次に、第1実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を以下の条件にてウイルスの殺菌能力を計算したシミュレーション結果を図13に示す。シミュレーションでは、光源4からの紫外線が減衰するまで内壁31で複数回反射することとした。
[性能]
光源出力:6W
殺菌線出力:1.7W
風量設定:120L/min、180L/min、360L/min
[シミュレーション]
殺菌空間:縦1m×横1m×高さ1m(1m
想定ウイルス:インフルエンザウイルス(99.9%不活性に必要な紫外線熱量6.7mJ/cm
設定風量:360L/min
図13は、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1をテーブル上に載置したと想定し、初期状態を1としたときの殺菌空間におけるウイルス量の推移を表す。空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を駆動してから15分ほどで、99%のウイルスの不活性化が可能となっている。
次に、第2実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置101を以下の条件にてウイルスの殺菌能力を計算したシミュレーション結果を図12に示す。
[性能]
光源出力:20W×2
殺菌線出力:7.5W×2
風量設定:1.33m/min、2.0m/min、4.0m/min
[シミュレーション]
殺菌空間:縦6m×横4.3m×高さ2.3m(59.34m
想定ウイルス:インフルエンザウイルス(99.9%不活性に必要な紫外線熱量6.7mJ/cm
設定風量:4.0m/min
図14は、空気殺菌・ウイルス不活性化装置101を殺菌空間である4人の病室に載置したと想定し、初期状態を1としたときの殺菌空間におけるウイルス量の推移を表す。空気殺菌・ウイルス不活性化装置101を駆動してから1.25時間ほどで、99%のウイルスの不活性化が可能となっている。
次に、第1実施の形態による空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を用いて行った、大腸菌(NBRC3972)が浮遊する1mボックスを用いた浮遊殺菌試験結果を図15に示す。
[空気殺菌・ウイルス不活性化装置1]
光源出力:6W
殺菌線出力:1.7W
殺菌空間:縦1m×横1m×高さ1m
供試菌:大腸菌(99.9%不活性に必要な紫外線照射量4.8mJ/cm
試験では、1mの試験用チャンバー内にネブライザーを用いて供試菌を噴霧した後、撹拌ファンを稼働して撹拌した。ファン停止後、インピンジャーでチャンバー内の空気を吸引し初期値である0分とした。試験区の空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を稼働し、6分、12分、18分のそれぞれにおいて試験区及び対象区の浮遊菌を回収し、計測した。図15に示すように、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1を設置した試験区では6分余りで99%以上の大腸菌を殺菌・不活性化することが確認された。これに対し、空気殺菌・ウイルス不活性化装置1が設置されていない対照区では20分程度経過しても依然として大腸菌は検出された。
本発明による空気殺菌・ウイルス不活性化装置は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
上述の実施の形態では、光源4は1本又は2本だったが、これに限定されず3本以上の光源を用いてもよい。これにより、紫外線の光量が増え、高い殺菌能力を発揮することができる。
上述の実施の形態では、外殻部材2及び光源収納部3が円筒形状であったが、これに限定されない。例えば、外殻部材及び光源収納部は任意の形状を選択することができるとともに、互いに異なる形状であってもよい。
上述の実施の形態では、排気部6に形成された複数の貫通孔は円形だったが、これに限定されず、排気部6の形状に応じて任意の形状を選択することができる。
1、101、201、301、401 空気殺菌・ウイルス不活性化装置
2、102、302 外殻部材
2a、102a 吸気口
2b、102b 排気口
3 光源収納部
4、104 光源
5,105 ファン
6、106、306 排気部
305 吸気部
20 底蓋
24 フィルタ
25 ロックウール
31、321 内壁
60、160 第1排気プレート
60a、160a 第1貫通孔
60b、160b 貫通孔
61、161 第2排気プレート
61A、161A 第2障害壁
61a、161a 第2貫通孔
62,162 第3排気プレート
62A、162A 第3障害壁
62a、162a 第3貫通孔
63、163 第4排気プレート
63A、163A 第4障害壁
63a、163a 第4貫通孔
64、164 第1領域
65、165 第2領域
351 吸気ファン
352 排気ファン

Claims (6)

  1. 紫外線の照射によって空気を殺菌する空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、
    前記紫外線を照射する光源と、
    前記光源を収納し、吸気口と、前記紫外線によって空気殺菌された空気が排出される排気部と、を有する本体部と、
    前記吸気口から空気を吸引し、前記排気部から空気を排出するファンと、を有し、
    前記排気部は、少なくとも2段で構成され、1段目に形成された第1貫通孔と、2段目に形成された第2貫通孔と、は空気の前記第1貫通孔を通過する方向である排出方向から見て互いに重複しない位置に形成され、
    前記1段目及び前記2段目の少なくとも一方には、前記排出方向から見て、前記第1貫通孔が形成された第1領域と、前記第2貫通孔が形成された第2領域と、の間に前記紫外線の漏れを抑制するための障害壁が設けられていることを特徴とする空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
  2. 紫外線の照射によって空気を殺菌する空気殺菌・ウイルス不活性化装置であって、
    前記紫外線を照射する光源と、
    前記光源を収納し、吸気口と、前記紫外線によって空気殺菌された空気が排出される排気部と、を有する本体部と、
    前記吸気口から空気を吸引し、前記排気部から空気を排出するファンと、を有し、
    前記光源は光源収納部に収納され、前記光源収納部は光源に対して平行な筒状の構造であり、前記光源収納部の内壁は前記紫外線を反射するように鏡面仕上げされていることにより前記光源から出た前記紫外線が減衰するまで複数回反射するように構成されている事を特徴とする空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
  3. 前記本体部は、外殻部材と、前記外殻部材に収納され内側が前記紫外線を反射する光源収納部と、から構成され、
    前記外殻部材の側面に前記吸気口が形成され、前記外殻部材の上端部に排気口が形成され、
    前記吸気口から取り込まれた空気は、前記外殻部材と前記光源収納部との間を通り、前記ファンを通過し、前記光源収納部の内部を通過して前記光源からの前記紫外線によって殺菌され、前記排気口より排出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
  4. 前記吸気口には、空気中の塵及び埃を取り除くフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
  5. 前記吸気口及び前記排気部の少なくとも一方には、前記紫外線を吸収する吸収材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
  6. 前記排気部は、前記第1領域に第3貫通孔が形成された3段目をさらに有し、
    前記1段目と前記2段目と前記3段目の少なくとも1つには、前記障害壁が設けられ、
    前記障害壁の角にはアールが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気殺菌・ウイルス不活性化装置。
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