JP2021194787A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードクリーナの性能を長期的に維持することができる技術を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置において、記録ヘッド2を搭載し主走査方向に往復移動するキャリッジ1に設けられ、記録ヘッド2を払拭して清掃するワイパーブレード3からブレードクリーナ部材4が掻き取ったインクを受容するインクレシーブ部材7を有し、ブレードクリーナ部材4は、キャリッジ1に対して、ワイパーブレード3の清掃が可能な第1ポジションと、ブレードクリーナ部材4がワイパーブレード3から掻き取ったインクがインクレシーブ部材7によって受容される第2のポジションと、をとりえるように構成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、往復移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドから被記録材へインクを吐出して被記録材に画像の記録を行う画像記録装置並びに該画像記録装置のクリーニング機構部に関する。
被記録材の搬送方向(副走査方向)と交差する方向(主走査方向)に往復運動するシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの画像記録装置においては、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を記録(主走査)する。1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材全体への記録が行われる。
上記画像記録装置のうち、インクジェット式の画像記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行うものであり、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
インクジェット記録装置で用いられる記録ヘッドは、インク貯留部(インクタンク部)からインク吐出部へ流路が設けられており、インク吐出を行う度にインク貯留部からインク吐出部へインクが順次供給されてくる。このような記録ヘッドを用いる記録装置においては、インク吐出口近傍の固着インク、ほこりや気泡などの異物を除去(クリーニング)する場合に、インク吐出動作を安定させて良好な画像品位を得る目的で記録ヘッドをクリーニングするための機構部(回復機構部)を装着することが一般に行われている。
上記クリーニング動作の一つに、インクの吐出方向の偏向を予防すべく、記録ヘッドの吐出口面に摺接するワイパーブレードを用いる方法がある。この方法の場合は、ワイパーブレードと記録ヘッドを相対移動させることにより、吐出口付近に付着したインク滴、塵等の異物をワイパーブレードにより拭掃する(「ワイピング」と称される)。
ワイパーブレードとしては、ウレタンゴム等の弾性を持った部材が一般に用いられ、ワイパーブレードの性能は、材質や機械的な設定条件による。その性能を常時維持するためには、ワイパーブレードそのものの表面における汚れを低減しておくのが好ましい。そのために、ワイピングによりワイパーブレードに付着したインク滴等を掻き取るワイパーブレードのクリーニング機構として、ブレードクリーナが設けられていることが多い。記録ヘッドを搭載するキャリッジの移動によりワイピングを行う場合、ブレードクリーナはキャリッジに一体で設けられていることが多い。またブレードクリーナにリブを設けることで、掻き取られたインクの移動を妨げることが可能である(特許文献1)。
特開2007−160559号公報
しかしながら、上記従来の記録装置においては、ブレードクリーナがキャリッジ上に固定されているため、ワイピングの回数が増えるほどブレードクリーナにインクが溜まり、
印字中に被記録材の上に落ちる場合がある。その場合、キャリッジの走査時にキャリッジの直下にある被記録材搬送部に、溜まったインクが接触し、給紙された被記録材を汚してしまう恐れがある。
本発明の目的は、ブレードクリーナの性能を長期的に維持することができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のインクジェット記録装置は、
記録媒体にインクを吐出する吐出口を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを搭載し主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記キャリッジの前記主走査方向の移動により前記記録ヘッドに対して相対移動し、前記吐出口面と当接して清掃するワイパーブレードと、
前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの前記主走査方向の移動により前記ワイパーブレードに対して相対移動し、前記ワイパーブレードと接触して清掃するブレードクリーナ部材と、
を有するインクジェット記録装置において、
前記キャリッジに設けられ、前記ブレードクリーナ部材が前記ワイパーブレードから掻き取ったインクを受容するインクレシーブ部材を有し、
前記ブレードクリーナ部材は、前記キャリッジに対して、前記ワイパーブレードの清掃が可能な第1ポジションと、前記ブレードクリーナ部材が前記ワイパーブレードから掻き取ったインクが前記インクレシーブ部材によって受容される第2ポジションと、に移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ブレードクリーナの性能を長期的に維持することが可能となる。
本発明の実施例に係る記録装置の模式的斜視図である。 本発明の実施例1における記録装置及び回復装置の概要を示す斜視図である。 ブレードクリーナの姿勢変化(第2姿勢から第1姿勢)の説明図である。 ブレードクリーナの姿勢変化(第1姿勢から第2姿勢)の説明図である。 ブレードクリーナの姿勢変化(第2姿勢から第1姿勢)の動作フローである。 ブレードクリーナの姿勢変化(第1姿勢から第2姿勢)の動作フローである。 本発明の実施例2における記録装置及び回復装置の概要を示す斜視図である。 ブレードクリーナの姿勢変化(第2姿勢から第1姿勢)の説明図である。 ブレードクリーナの姿勢変化(第1姿勢から第2姿勢)の説明図である。 インクレシーブ部材の構成例の概略構成を示す模式的断面図である。 記録装置における制御系のブロック図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例に係る画像記録装置としてのインクジェット記録装置(以下、記録装置)の構成を示す模式的斜視図である。図1に示すように、記録装置には、給紙部201と、搬送部202と、記録機構部(キャリッジユニット)203と、クリーニング機構部(回復機構部)204が設けられている。給紙部201は、記録用紙等の被記録材(記録媒体)を記録装置本体内へ供給する。搬送部202は、記録装置本体内(記録部等)を通して被記録材を紙送りする。記録機構部203は、画像情報に基づいて被記録材に画像(文字や記号等も含む)を記録していく。クリーニング機構部204は、記録機構部203によって形成される画像品位を維持するために設けられている。
給紙部201に積載された記録用紙等の被記録材は、給紙・搬送モータ205により駆動される給紙ローラによって1枚ずつ分離されて送り出され、搬送部202へ送り込まれる。搬送部202へ送り込まれた被記録材は、給紙・搬送モータ205によって駆動される搬送ローラ221及び該搬送ローラ221に押圧されたピンチローラ222による摩擦搬送力によって記録部を通して搬送される。被記録材は、記録部で紙送り(ピッチ搬送)されながら記録機構部(キャリッジユニット)203によって画像(文字や記号等も含む)を記録される。画像が記録された被記録材は、搬送ローラ221と連動して駆動される排紙ローラ223及び該排紙ローラ223と協働する拍車の間に挟持されることによる搬送力によって装置本体外へ排出される。
記録機構部(キャリッジユニット)203は、装置本体内部で主走査方向に往復移動可能に案内支持されたキャリッジ1及び記録手段としての記録ヘッド2などによって構成されている(図2参照)。すなわち、記録ヘッド2を搭載したキャリッジ1は、装置本体に設置されたガイドレールに沿って往復移動可能に案内支持されている。キャリッジ1に対してはキャリッジモータ2040(図11参照)の駆動力がキャリッジベルト224を介して伝達され、キャリッジ1は、キャリッジモータ2040の駆動力によってガイドレールに沿って往復移動させられる。このとき、キャリッジユニット203に搭載されたエンコーダセンサ(不図示)がエンコーダスケール225に設けられたスリットをセンシングすることで、キャリッジユニット203の主走査方向の位置、および速度を認識する。そして、キャリッジ1の往復移動(主走査)に同期して行われる記録ヘッド2の記録動作と被記録材の所定ピッチごとの搬送(副走査)とを繰り返すことにより被記録材全体の記録が行われる。
図11は、本実施例の記録装置における制御系のブロック図である。記録装置は、I/F部213を介してホストコンピュータ214のプリンタドライバ2141と接続されている。記録装置の内部では、I/F部213と各部動作やデータの処理などを制御するMPU2010とが接続されている。MPU2010は、MPU2010によって実行されるプログラムやデータを格納するROM2020と、MPU2010によって実行される処理データ及びホストコンピュータ214から受信したデータを一時的に記憶するRAM2030と接続されている。更に、MPU2010は、記録ヘッドドライバ207、キャリッジモータドライバ208、給紙・搬送モータドライバ209と接続されている。記録ヘッド2は記録ヘッドドライバ207によって制御され、キャリッジ1を駆動するキャリッジモータ2040は、キャリッジモータドライバ208によって制御され、給紙・搬送モータ205は給紙・搬送モータドライバ209によって制御される。ホストコンピュータ214には、使用者によって記録動作の実行が命令された場合に、記録画像や記録画像品位等の記録情報をまとめて記録装置と通信するためのプリンタドライバ2141が設けられている。MPU2010は、I/F部213を介してホストコンピュータ214と記録画像等の受渡し等を実行する。
図2は、本発明の実施例1におけるキャリッジ1に構成されるブレードクリーナ部4や、記録ヘッド2と対向する位置で被記録材を支持するプラテン8などを組み込んだ状態を示す模式的斜視図である。図2(a)は、ブレードクリーナ4が後述する第1ポジションにあるときを示し、図2(b)は、ブレードクリーナ4が後述する第2ポジションにあるときを示す。以下、主走査方向において、クリーニング機構部(回復機構部)204に近い側をHOME側、遠い側をAWAY側と呼ぶこととする。キャリッジ1の移動経路におけるHOME側の端部近傍の領域は、被記録材が搬送される領域、すなわちキャリッジ1が印字動作を行う領域(印字領域)から外れた領域となり、所定の回復動作が行われる回復動作領域となる。すなわち、ワイパーブレード3による記録ヘッド2の吐出口面2a(図4参照)の清掃と、ブレードクリーナ4によるワイパーブレード3からのインクの掻き取りが行われる領域である。キャリッジ1の移動経路において、かかる回復動作領域を除く、AWAY側の大部分の領域が、記録ヘッド2がインクを吐出して記録動作を行う印字領域となる。ブレードクリーナ4は、ワイパーブレード3との接触によってワイパーブレード3からインクを掻き取ることができるものであれば、材質や形状等は特に限定されない。
図2において、ブレードクリーナ部材としてのブレードクリーナ4は、キャリッジ1に対して変位可能に取り付けられている。具体的には、ブレードクリーナ4は、キャリッジ1上に、回転によって姿勢を変化可能に構成されている。ブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aがプラテン8上面に近づく側に突き出された第1の姿勢となり、ワイパーブレード3と接触可能になった状態、すなわち、ワイパーブレード3を清掃可能になった状態を、ブレードクリーナ4の第1ポジションとする。また、ブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aがプラテン8上面から退避した第2の姿勢となり、ブレードクリーナ部4のインク掻き取り部4aとプラテン8上面との間に、インクレシーブ部材7が位置する状態を、ブレードクリーナ4の第2ポジションとする。この第2ポジションにおいて、インクレシーブ部材7は、ブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aで掻き取られたインクがプラテン8上面等へ落下するのを抑制すべく、インク掻き取り部4aから垂れ落ちてくるインクを受容可能に構成されている。
ブレードクリーナ4は、回転軸4bを有し、該回転軸4bが、キャリッジ1と一体のインクレシーブ部材7の上部に設けられた軸受に回転可能に支持されており、これにより、ブレードクリーナ4はキャリッジ1に対して回転可能に構成される。ブレードクリーナ4には、ブレードクリーナ4の回転動作のトリガーとなる(ブレードクリーナ4の姿勢を切り替えるための切替動作力が付与される被作用部となる)ブレードクリーナ切り替え用突起物41Aが一体に設けられている。本体側には、ブレードクリーナ4に回転動作をさせるトリガーとなる(被作用部に切替動作力を付与する作用部となる)本体側切り替え用突起物51Aが装置本体に固定して設けられている。すなわち、ブレードクリーナ4の姿勢変化は、キャリッジ1の装置本体に対する移動において互いに相対移動する、第1被作用部としての突起部41Aと、第1作用部としての突起部51Aとの接触によって実現される(詳細は後述する)。
なお、第1ポジションと第2ポジションのそれぞれにおいてブレードクリーナ4の姿勢(回転位相)を保持するための構成として、図示しないバネ付勢構成を備えても良い。また、ブレードクリーナ4のポジション切り替え手段は、本実施例1の切り替え用突起物のトリガーによる切り替え手段に限定しない。ブレードクリーナ4の切り替え用に、別駆動源を備えても良い。
図3は、ブレードクリーナ4の姿勢が、インク掻き取り部4aとプラテン8上面との間にインクレシーブ部材7が位置する第2ポジションから、インク掻き取り部4aでワイパーブレード3を清掃可能な第1ポジションへの遷移するときの動作を説明する。第2ポジ
ションから第1ポジションへの遷移は、キャリッジ1の主走査方向のAWAY側からHOME側への移動に伴い実施される。図3中の(a)では、キャリッジ1が印字領域にあり、ブレードクリーナ4が第2ポジションにある状態を示す。図3中の(b)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、本体側切り替え用突起物51Aとブレードクリーナ切り替え用突起物41Aとが接触し、ブレードクリーナ4が回転する。これにより、ブレードクリーナ4は、インク掻き取り部4aがプラテン8上面に近づく側に突き出される姿勢となる第1ポジション(第1の位相)まで回転する。図3中の(c)では、第1ポジションに遷移後の状態を示す。第1ポジションでは、ブレードクリーナ4が、インクレシーブ部材7よりも低い位置に突き出たインク掻き取り部4aにより、図示しないワイパーブレード3を清掃可能な姿勢となる。
図4は、ブレードクリーナ4の姿勢が、インク掻き取り部4aでワイパーブレード3を清掃可能な第1ポジションから、インク掻き取り部4aとプラテン8上面との間にインクレシーブ部材7が位置する第2ポジションへの遷移するときの動作を示す。第1ポジションから第2ポジションへの遷移は、キャリッジ1の主走査方向のHOME側からAWAY側への移動に伴い実施される。図4中の(d)では、HOME側での第1ポジションの状態を示す。図4中の(e)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、まずワイパーブレード3が、記録ヘッド2に当接してAWAY側からHOME側方向に記録ヘッド2に付着したインク滴、塵等の異物を拭掃する。その後、ブレードクリーナ4(のインク掻き取り部4a)とワイパーブレード3が当接して、ブレードクリーナ4によりワイパーブレード3のインクが掻き取られる。本体側には、ブレードクリーナ4に回転動作をさせるトリガーとなる本体側切り替え用突起物61Bが装置本体に固定して設けられている。図4中の(f)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、第2作用部としての本体側切り替え用突起物61Bと、第2被作用部としてのブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aとが接触し、ブレードクリーナ4が回転する。これにより、ブレードクリーナ4は、インク掻き取り部4aがインクレシーブ部材7よりも高く、かつインクレシーブ部材7の上方に位置する第2ポジション(第2の位相)まで回転する。すなわち、ブレードクリーナ4とプラテン8上面との間にインクレシーブ部材7が位置する状態となる。図4中の(g)では、本体側切り替え用突起物61Bを通過後の第2ポジションの状態を示す。なお、ブレードクリーナ切り替え用突起物41Aとインク掻き取り部4aは、キャリッジ1の主走査方向と直交する方向に互いにずれた配置となっており、本体側切り替え用突起物51Aと本体側切り替え用突起物61Bも同方向に互いにずれた配置となっている。
ここで、ワイパーブレード3は、不図示の駆動機構により、記録ヘッド2に接触可能な清掃位置と、清掃位置に対して下方となる記録ヘッド2に接触しない退避位置と、に進退移動可能に構成されている。すなわち、図3に示すように、キャリッジ1が主走査方向のAWAY側からHOME側に向かって移動する際には、ワイパーブレード3は退避位置にある(よって、図3には図示せず)。一方、図4に示すように、キャリッジ1が主走査方向のHOME側からAWAY側に向かって移動する際には、ワイパーブレード3は清掃位置にあり、したがって、このとき記録ヘッド2のワイパーブレード3による清掃が行われることになる。図4中の(e)に示したワイパーブレード3は、清掃位置において記録ヘッド2を清掃した直後に、ブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aによってインクが掻き取られている状態にある。不図示の駆動機構は、キャリッジ1のAWAY側からHOME側に向かう方向の移動に連動して、ワイパーブレード3を退避位置から清掃位置へ移動させる。ワイパーブレード3が清掃位置に頭を出すタイミングは、キャリッジ1がAWAY側からHOME側に向かう移動経路においてワイパーブレード3の設置位置(清掃位置)を通過した後である。その後、キャリッジ1がHOME側の端から引き返してAWAY側に向かって移動する際に、清掃位置で固定されたワイパーブレード3が、キャリッジ1とともに移動する記録ヘッド2の吐出口面2aと接触、清掃する。その後、キャリッジ1が清掃位置を通過すると、連動機構によりワイパーブレード3は退避位置へ退避する。
ワイパーブレード3の上記進退移動を実現する駆動機構としては、例えば、特許文献1に記載の駆動機構など従来既知の機構を適宜用いることができる。
上述のような本実施例1によれば、ブレードクリーナ4の姿勢は、キャリッジ1がその移動経路において印字領域にあるときは、第2ポジションを維持し、回復動作領域に入ると、第1ポジションに切り替わる。第1ポジションは、ワイパーブレード3の清掃を行うためのポジションである。第2ポジションは、印字時におけるプラテン8上面等へのインクの落下をインクレシーブ部材7により防ぐためのポジションであるとともに、ブレードクリーナ4のインク掻き取り性能を回復させるためのポジションでもある。すなわち、第1ポジションにおいて下方を向いていたインク掻き取り部4aの先端は、第2ポジションにおいて上方を向く状態となる。これにより、インク掻き取り部4aに付着していたインクは、ブレードクリーナ4上においてインク掻き取り部4aから離れるように移動する。あるいは、付着量が多い場合等においては、ブレードクリーナ4を伝ってインクレシーブ部材7まで移動する。これにより、インク掻き取り部4aにおけるインク付着量が少なくなり、インク掻き取り部4aにおいて掻き取ったインクを保持することが可能な量が増えることになる。すなわち、ブレードクリーナ4のインク掻き取り性能が回復する。これにより、その後の清掃時において、ブレードクリーナ4による十分なワイパーブレード3の清掃が期待できることになる。
また、本実施例1では、ワイパーブレード3に対してワイピング直後にブレードクリーナ4による清掃が可能であり、ワイパーブレード3に付着したインクが固着する前に掻き取ることが可能である。尚、インクレシーブ部材7の構成としては、本実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、インクを吸収可能な材料で構成されたスポンジ等の吸収体を組み込んだ構成や、掻き取られたインクを受け止める受け皿形状で構成することができる。図10に示すように、それら各構成を組み合わせた構成としてもよい。すなわち、インクレシーブ部材7は、ブレードクリーナ4が取り付けられた上面に、凹状の受け皿形状部7aを有するとともに、該受け皿形状部7aに吸収体としてスポンジ7bが取り付けられた構成としてよい。インクレシーブ部材7は、重力によるブレードクリーナ4(インク掻き取り部4a)からの垂れ落ちだけでなく、キャリッジ1移動時の振動等に起因する飛び散りに対しても、インクを確実に受け止めることができるよう構成されるべきものである。したがって、インクレシーブ部材7の構成も、装置構成に応じて適宜設計されるべきものであり、本実施例で示した構成とは異なる構成となり得ることは言うまでもない。
図5は、ブレードクリーナ4の姿勢が、印字時の第2ポジションから、清掃時の第1ポジションへ遷移するときの動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS1でキャリッジ1をAWAY側からHOME側へ速度V1で移動させる。次にステップS2で、キャリッジ1が回復動作領域まで到達したかを判定し、到達していない場合は、キャリッジ1の回復動作領域への移動を継続させる。キャリッジ1が回復動作領域に到達したら、次にステップS3で、キャリッジ1を速度V1よりも遅い速度V2で移動させる。ステップS4で、キャリッジ1が第1トリガー終了位置まで到達したかを判定し、到達していない場合は、キャリッジ1の第1トリガー終了位置への移動を継続させる。ここで、第1トリガー終了位置とは、ブレードクリーナ切り替え用突起物41Aと本体側切り替え用突起物51Aとの接触によって、ブレードクリーナ4のポジションの切り替えが終了する位置である。ブレードクリーナ4のポジションの切り替えを確実に行うために、キャリッジ1の移動速度は小さく設定するのが好ましい。キャリッジ1が第1トリガー終了位置まで到達したことを検知できたら、その移動によって、ブレードクリーナ4が第2ポジションから第1ポジションへ遷移したと判断することができる。
図6は、ブレードクリーナ4の姿勢が、清掃時の第1ポジションから、印字時の第2ポジションへ遷移するときの動作を説明するフローチャートである。まず、ステップS5で
キャリッジ1をHOME側からAWAY側へ速度V3で移動させる。次にステップS6で、キャリッジ1がワイピング位置(ワイピング開始位置)まで到達したかを判定し、到達していない場合は、キャリッジ1のワイピング位置への移動を継続させる。次にステップS7で、ワイパーブレード3により記録ヘッド2の吐出口面2aをワイピングする。ここで、キャリッジ1の速度を速度V2よりも小さい速度V3に設定することで、ワイパーブレード3による吐出口面2aの払拭性能を向上させる。続いてステップS8で、ブレードクリーナ4によりワイパーブレード3の清掃を実施する。次にステップS9で、キャリッジ1を速度V4で移動させる。本実施例では速度V4は速度V2と同一である。ステップS10で、キャリッジ1が第2トリガー終了位置まで到達したかを判定し、到達していない場合は、キャリッジ1の第2トリガー終了位置への移動を継続させる。ここで、第2トリガー終了位置とは、ブレードクリーナ4のインク掻き取り部4aと本体側切り替え用突起物61Bとの接触によって、ブレードクリーナ4のポジションの切り替えが終了する位置である。キャリッジ1が第2トリガー終了位置まで到達したことを検知できたら、その移動によって、ブレードクリーナ4が第1ポジションから第2ポジションへ遷移したと判断することができる。その後にステップS11でキャリッジ1を速度V5で移動させる。本実施例では速度V5は速度V1と同一である。ステップ12でキャリッジ1が印字領域まで到達したかを判定し、到達していない場合は、キャリッジ1の印字領域への移動を継続させる。
なお、本実施例においては、速度V1〜V5の設定を、V1=V5>V2=V4>V3とした。しかしながら、速度V1〜V5の速度は、同一でもよいし、それぞれの動作時において最適な速度として、それぞれ異なる速度としてもよい。
本実施例では、ブレードクリーナ4として、略L字状の板状部材40を用いた構成としている。板状部材40は、インク掻き取り部4aを有する第1の板部40aと、第1の板部40aと直交する方向において第1の板部40の一辺と接する第2の板部40bと、を有する。第2の板部40bは、キャリッジ1(インクレシーブ部材7)に対する位置を規定する位置決め部となる。第2の板部40bは、第1の板部40aとの接続辺とは反対側の辺に回転軸4bが設けられている。ブレードクリーナ4が第1ポジションにあるときに第2の板部40bの一方の面がインクレシーブ部材7の上面と当接し、第1ポジションにおけるブレードクリーナ4のキャリッジ1に対する位置を決める位置決め部となる。また、ブレードクリーナ4が第2ポジションにあるときに第2の板部40bの他方の面がインクレシーブ部材7の上面と当接し、第2ポジションにおけるブレードクリーナ4のキャリッジ1に対する位置を決める位置決め部となる。
ブレードクリーナ4の姿勢切替えは、例えば、上述したバネ付勢機構では、バネ等の付勢部材でブレードクリーナ4とインクレシーブ部材7を連結し、突起物51Aや突起物61Bとの当接による回転によって、付勢力のかかり方が変化する構成で実現できる。すなわち、回転軸4b周りの所定角度を境に、付勢部材の付勢力がブレードクリーナ4を第1ポジションに変位させるよう作用する第1の付勢状態と、第2のポジションに変位させるように作用する第2の付勢状態と、が切り替わる構成である。
ブレードクリーナ4の姿勢切替えは、上記構成に限定されない。バネ等の付勢部材を用いない構成として、例えば、板状部材40の重心バランスの設定と磁石を用いた構成としてもよい。すなわち、板状部材40の重心の位置を、突起物51Aや突起物61Bとの当接をきっかけとして所定の角度まで回転した後は重力によって姿勢変化方向へ回転する設定とする。そして、板状部材40がインクレシーブ部材7に当接する状態、あるいは近接した状態になると、板状部材40とインクレシーブ部材7にそれぞれ内蔵した磁石の磁力で重力に抗して板状部材40をインクレシーブ部材7との当接位置に吸着する。磁力の大きさは、キャリッジ1の移動時の振動に対してポジションを維持することができ、かつ、
突起物51Aや突起物61Bとの当接によって吸着状態が解除される程度の弱い磁力とする。このような構成によっても、上記実施例と同様の効果を奏することができる。
<実施例2>
図7〜図9を参照して、本発明の実施例2について説明する。実施例2において実施例1と共通する構成については、同じ符号を付し、再度の説明は省略する。実施例2においてここで特に説明しない事項は実施例1と同様である。
図7は、本発明の実施例2におけるキャリッジ1に構成されるブレードクリーナ4’、プラテン8などを組み込んだ状態を示す斜視図である。ブレードクリーナ4’が、プラテン8上面に近づく側に突き出され、ワイパーブレード3を清掃可能な状態を第1ポジションとする。また、ブレードクリーナ4’とプラテン8上面との間に、ブレードクリーナ4’で掻き取られたインクの落下を抑制するインクレシーブ部材7’が位置する状態を第2ポジションとする。
ブレードクリーナ4’は、キャリッジ1に対して、Z方向に移動可能に構成され、ブレードクリーナバネ43により、Z方向下側に付勢されている。また、ブレードクリーナ4’には、Z方向移動時のトリガーとなるブレードクリーナ切り替え用突起物42Dが一体に設けられている。インクレシーブ部材7’は、X方向に移動可能に構成され、インクレシーブ部材バネ73によりX方向HOME側に付勢されている。インクレシーブ部材7’は、ブレードクリーナ4’のZ方向上側への移動にともない、ブレードクリーナ4’とプラテン8上面の間に入り込むことができるように構成されている。また、インクレシーブ部材7’には、上記移動時のトリガーとなる、インクレシーブ部材切り替え用突起物72Cが一体に設けられている。
図8は、ブレードクリーナ4’とプラテン8上面部との間にインクレシーブ部材7’が位置する第2ポジションから、インク掻き取り部4a’でワイパーブレード3(図8では不図示)を清掃可能な第1ポジションへ遷移するときの動作を示す。ブレードクリーナ4’の第2ポジションから第1ポジションへの遷移は、キャリッジ1の主走査方向のAWAY側からHOME側への移動に伴い実施される。図8中の(a)では、キャリッジ1が印字領域にあり、ブレードクリーナ4’が第2ポジションにある状態を示す。インクレシーブ部材7’はインクレシーブ部材バネ73によりX方向HOME側に付勢されている。また、ブレードクリーナ4’は、ブレードクリーナバネ43によりインクレシーブ部材7’の上面部に付勢されている。図8中の(b)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、第1作用部としての本体側切り替え用突起物52Cと第1被作用部としてのインクレシーブ部材切り替え用突起物72Cとが接触し、インクレシーブ部材7’はバネ付勢によりX方向AWAY側に移動する。これに連動して、インクレシーブ部材7’の移動により空いたスペースに、ブレードクリーナ4’がZ方向下側に移動し入り込むことで、第1ポジションに遷移する。第1ポジションでは、インクレシーブ部材7’は、インクレシーブ部材バネ73によりブレードクリーナ4’のAWAY側の側面に付勢されている。図8中の(c)では、第1ポジションに遷移後の状態を示す。第1ポジションでは、ブレードクリーナ4’が、インク掻き取り部4a’により図示しないワイパーブレード3を清掃可能な位置に配置される。
図9は、ブレードクリーナ4’の姿勢が、インク掻き取り部4a’でワイパーブレード3を清掃可能な第1ポジションから、インク掻き取り部4a’とプラテン8上面部との間にインクレシーブ部材7が位置する第2ポジションへ遷移するときの動作を示す。第1ポジションから第2ポジションへの遷移は、キャリッジ1のHOME側からAWAY側への主走査方向の移動に伴い実施される。図9中の(d)では、HOME側での第1ポジションの状態を示す。図9中の(e)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、まずワ
イパーブレード3が、記録ヘッド2の吐出口面2aに当接してAWAY側からHOME側方向に移動しながら吐出口面2aに付着したインク滴、塵等の異物を拭掃する。その後、ブレードクリーナ4’(のインク掻き取り部4a’)とワイパーブレード3が当接して、ブレードクリーナ4’によりワイパーブレード3のインクが掻き取られる。図9中の(f)では、キャリッジ1の主走査方向の移動に伴い、第2被作用部としてのブレードクリーナ切り替え用突起物42Dが、第2作用部としての本体側切り替え用部材62Dと接触する。ブレードクリーナ切り替え用突起物42Dが、本体側切り替え用部材62Dの傾斜に沿って接触することで、ブレードクリーナ4’はZ方向上側に移動する。ブレードクリーナ4’の移動により空いたスペースに、インクレシーブ部材7’がX方向HOME側に移動し入り込むことで、第2ポジションに遷移する。第2ポジションでは、ブレードクリーナ4’が、ブレードクリーナバネ43によりインクレシーブ部材7’の上面部に付勢されている。図9中の(g)では、本体側切り替え用突起物62Dを通過後の印字可能な第2ポジションの状態を示す。
清掃位置から退避した退避位置である第2ポジションにおいて、ブレードクリーナ4’は、インクレシーブ部材7’の上面に載置された状態、すなわち、インクレシーブ部材7’によって支えられた状態となる。これは、インクレシーブ部材7’が、第2ポジションにあるブレードクリーナ4’に対して、第1ポジションある清掃可能姿勢への姿勢変化を規制する規制状態(規制位置)にあるとも言える。インクレシーブ部材7’は、不図示のガイド機構によりX方向にのみ移動可能に構成され、ブレードクリーナ4’も、Z方向にのみ移動可能に構成されている。すなわち、インクレシーブ部材7’は、不図示のガイド機構の支えにより、Z方向下方に作用するブレードクリーナ4’の重量とブレードクリーナバネ43からの付勢力に抗して姿勢を維持することができるように構成されている。なお、ブレードクリーナ4’も、不図示のガイド機構の案内により、本体側切り替え用部材62Dとの接触において、X方向に変位せずにZ方向にのみ移動するように構成されてもよい。
第2ポジションから第1ポジションへの遷移において、インクレシーブ部材7’がブレードクリーナ4’の下方から退く。これは、インクレシーブ部材7’が、第2ポジションにあるブレードクリーナ4’に対して、第1ポジションである清掃可能姿勢への姿勢変化を許容する許容状態(許容位置)になったとも言える。これにより、ブレードクリーナ4’は、インクレシーブ部材7’による支えがなくなり、ブレードクリーナバネ43に吊られた状態となる。ブレードクリーナバネ43はブレードクリーナ4’の重量によって伸長した状態となり、このときブレードクリーナ4’下端のインク掻き取り部4a’が下方に突出し、ワイパーブレード3を清掃可能な状態である第1ポジション(清掃位置)となる。
上述のような本実施例2によれば、インクレシーブ部材7’は、第2ポジションにあるブレードクリーナ4’からプラテン8上面等へのインクの落下防止とともに、インク掻き取り能力を回復させる機能も備える。すなわち、インクレシーブ部材7’は、第2ポジションにあるブレードクリーナ4’を支えている間、インク掻き取り部4a’から重力により流れ落ちてくるインクを受容する。これにより、インク掻き取り部4a’におけるインク付着量が減り、インク保持可能量が回復する。すなわち、ブレードクリーナ4’のインク掻き取り性能が回復する。これにより、その後の清掃時において、ブレードクリーナ4’による十分なワイパーブレード3の清掃が期待できることになる。また本実施例2では、ワイパーブレード3に対してワイピング直後にブレードクリーナ4’による清掃が可能であり、ワイパーブレード3についたインクが固着する前に掻き取ることが可能である。尚、インクレシーブ部材7’の構成としては、特定の構成に限定されるものではなく、例えば、インクを吸収する材料で構成されたスポンジ等の吸収体を組み込んだ構成や、掻き取られたインクを受け止める受け皿形状で構成することができる。インクレシーブ部材7
’は、重力によるブレードクリーナ4’(インク掻き取り部4a’)からの垂れ落ちだけでなく、キャリッジ1移動時の振動等に起因する飛び散りに対しても、インクを確実に受け止めることができるよう構成されるべきものである。したがって、インクレシーブ部材7’の構成も、装置構成に応じて適宜設計されるべきものであり、本実施例で示した構成とは異なる構成となり得ることは言うまでもない。
実施例2において、動作を説明するフローチャートは、実施例1の図5、図6に示すフローチャートと同等となる。
1…キャリッジ、2…記録ヘッド、3…ワイパーブレード、4…ブレードクリーナ部、7…インクレシーブ部材

Claims (11)

  1. 記録媒体にインクを吐出する吐出口を備えた吐出口面を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを搭載し主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジの前記主走査方向の移動により前記記録ヘッドに対して相対移動し、前記吐出口面と当接して清掃するワイパーブレードと、
    前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの前記主走査方向の移動により前記ワイパーブレードに対して相対移動し、前記ワイパーブレードと接触して清掃するブレードクリーナ部材と、
    を有するインクジェット記録装置において、
    前記キャリッジに設けられ、前記ブレードクリーナ部材が前記ワイパーブレードから掻き取ったインクを受容するインクレシーブ部材を有し、
    前記ブレードクリーナ部材は、前記キャリッジに対して、前記ワイパーブレードの清掃が可能な第1ポジションと、前記ブレードクリーナ部材が前記ワイパーブレードから掻き取ったインクが前記インクレシーブ部材によって受容される第2ポジションと、に移動可能に構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドと対向する位置において前記記録媒体を支持するプラテンをさらに有し、
    前記ブレードクリーナ部材は、
    前記主走査方向において前記ワイパーブレードによる前記記録ヘッドの清掃が行われる回復動作領域に前記キャリッジがあるときに、前記第1ポジションをとり、
    前記主走査方向において少なくとも前記プラテンの上方の印字領域に前記キャリッジがあるときに、前記第2ポジションをとることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクレシーブ部材は、インクを吸収可能な吸収体を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インクレシーブ部材は、インクを受け止める受け皿形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ブレードクリーナ部材は、前記ワイパーブレードと接触してインクを掻き取る掻き取り部を有するとともに、前記キャリッジにおける前記掻き取り部の位置が変化するように、前記キャリッジに対して変位可能に取り付けられており、
    前記第1ポジションは、前記掻き取り部が前記ワイパーブレードに接触可能な位置となるポジションであり、
    前記第2ポジションは、前記掻き取り部と前記プラテンとの間に前記インクレシーブ部材が位置するポジションであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ブレードクリーナ部材は、前記キャリッジが前記主走査方向に移動する際に、前記インクジェット記録装置の装置本体に固定された作用部との接触により、前記第1ポジションと前記第2ポジションのいずれかをとることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記作用部は、前記ブレードクリーナ部材を前記第2ポジションから前記第1ポジションに変位させる第1の作用部と、前記ブレードクリーナ部材を前記第1ポジションから前記第2ポジションに変位させる第2の作用部と、を含むことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ブレードクリーナ部材は、前記キャリッジが前記主走査方向に移動する際に、前記第1の作用部と接触する第1の被作用部と、前記第2の作用部と接触する第2の被作用部と、を有することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記インクレシーブ部材は、前記キャリッジに固定されており、
    前記ブレードクリーナ部材は、前記インクレシーブ部材に対して回転可能に取り付けられており、
    前記ブレードクリーナ部材の前記インクレシーブ部材に対する回転位相は、
    前記第1ポジションにおいて、前記ワイパーブレードと接触してインクを掻き取る掻き取り部が前記インクレシーブ部材よりも低い位置となる第1の位相となり、
    前記第2ポジションにおいて、前記掻き取り部が前記インクレシーブ部材よりも高くかつ、前記インクレシーブ部材の上方に位置する第2の位相となることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記ブレードクリーナ部材と前記インクレシーブ部材は、それぞれ、前記キャリッジに対して変位可能に取り付けられており、
    前記インクレシーブ部材は、前記キャリッジが前記主走査方向に移動する際に、前記第1の作用部と接触する第1の被作用部を有し、
    前記ブレードクリーナ部材は、前記キャリッジが前記主走査方向に移動する際に、前記第2の作用部と接触する第2の被作用部を有し、
    前記第1の作用部が前記第1の被作用部に接触することによる前記インクレシーブ部材の移動に連動して、前記ブレードクリーナ部材が前記第2ポジションから前記第1ポジションに移動し、
    前記第2の作用部が前記第2の被作用部に接触することで、前記ブレードクリーナ部材が前記第1ポジションから前記第2ポジションに移動することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記ブレードクリーナ部材は、前記第1ポジションとしての、前記ワイパーブレードと接触してインクを掻き取る掻き取り部が前記ワイパーブレードに接触可能な清掃位置と、前記第2ポジションとしての、前記清掃位置から離れた退避位置と、に移動可能であり、
    前記インクレシーブ部材は、前記ブレードクリーナ部材が前記退避位置から前記清掃位置へ移動するのを規制する規制位置と、許容する許容位置と、に移動可能であり、前記規制位置において、前記掻き取り部と前記プラテンとの間に位置することを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
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