JP2021190135A - 決済システム、決済方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】不動産取引における迅速な決済処理が可能な決済システム、決済方法、およびこれらに用いるプログラムを提供すること。【解決手段】決済システムは、少なくとも第1の口座情報および第2の口座情報に基づく決済処理情報を生成する情報生成部と、決済処理情報に基づき、金融機関への決済処理を依頼する電文を生成する電文生成部と、を含む。また、決済方法は、少なくとも第1の口座情報および第2の口座情報に基づく決済処理情報を生成し、決済処理情報に基づき、金融機関への決済処理を依頼する電文を生成する。【選択図】図5
Description
本発明は、決済システム、決済方法、および決済システムまたは決済方法で用いるプログラムに関する。特に、不動産取引で利用することができる決済システム、決済方法、および決済システムまたは決済方法で用いるプログラムに関する。
近年、商品(動産)の取引における決済処理は電子化が進み、キャッシュレスも普及するなど、効率的な様々な決済システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、安定した商品の取引ができるように、口座を仲介させた決済システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、不動産取引は、動産取引とは異なり、単に売主と買主とで成立するのではなく、不動産売買の仲介業務を行う仲介会社(例えば、不動産会社)、または不動産登記の手続きを行う司法書士など、不動産取引に関連する関係者は様々である。そのため、不動産取引における代金の決済においては、関係者の口座をまとめて決済処理(銀行による引落処理または振込処理)を実行することは非常に困難であった。
図19を参照して、従来の不動産取引における代金の決済について説明する。図19は、従来の不動産取引のフローを示す模式図である。図19(A)に示すように、不動産会社などの仲介会社を介して不動産の売買を行う場合、売主は、仲介会社に不動産の売却を相談する(ステップS901)。一方、買主は、不動産の購入を相談する(ステップS902)。買主が、売主の所有する不動産の購入を決定したとき(売主と買主との間で売買条件の合意に達したとき)、売主と買主との間で不動産の売買契約が締結される。また、買主は、銀行にローンを申請し(ステップS903)、銀行は、ローンの実行の可否を審査する。
銀行による買主へのローンが実行されると、決済日(銀行の営業日である平日)に、買主、売主、仲介会社、および司法書士が、ローンを実行する銀行に参集し、書類の確認が行われる。書類に問題がないことが確認されると、図19(B)に示すように、買主は、支払伝票を銀行に提出し(ステップS911)、支払伝票に記載された口座および金額に従って、買主の口座からの引落処理が行われるとともに、売主、仲介会社、および司法書士の各々の口座への振込処理が行われる(ステップS912〜S914)。売主、仲介会社、および司法書士の各々は、口座への入金を確認し、司法書士は、不動産登記の手続きを実施する。また、売主は、仲介会社に仲介手数料を支払うため、図19(C)に示すように、支払伝票を銀行に提出し(ステップS921)、支払伝票に記載された口座および金額に従って、売主の口座からの引落処理が行われるとともに、仲介会社の口座への振込処理が行われる(ステップS922)。
上述したように、従来の不動産取引における代金の決済では、銀行の営業日である平日に、買主、売主、仲介者、および司法書士が参集しなければならず、必要な書類または印鑑が揃っていないと、改めて日程を調整する必要があった。そのため、買主へのローンは実行されたものの、不動産取引における代金の決済が行われず、買主はローンの利息を払わなければならないこと、また、ローンが不動産の購入以外の用途に利用される可能性があることなどの問題があった。いずれにしても、従来の不動産取引では、買主へのローンの実行から不動産取引における代金の決済までに時間を要すること、また、決済日においても、売主、仲介会社、および司法書士の各々が、口座に振り込まれた金額を確認するまでに時間を要することなど、不動産取引の代金の決済に時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、不動産取引における迅速な決済が可能な決済システムを提供することを目的の一つとする。また、不動産取引における迅速な決済が可能な決済方法を提供することを目的の一つとする。さらに、決済システムまたは決済方法で用いるプログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態に係る決済システムは、少なくとも第1の口座情報および第2の口座情報に基づく決済処理情報を生成する情報生成部と、決済処理情報に基づき、金融機関への決済処理を依頼する電文を生成する電文生成部と、を含む。
本発明の一実施形態に係る決済方法は、少なくとも第1の口座情報および第2の口座情報に基づく決済処理情報を生成し、決済処理情報に基づき、金融機関への決済処理を依頼する電文を生成する。
本発明の一実施形態に係るプログラムは、サーバのコンピュータで実行されるプログラムであって、コンピュータに、少なくとも第1の口座情報および第2の口座情報に基づく決済処理情報を生成させ、決済処理情報に基づき、金融機関への決済処理を依頼する電文を生成させる。
第1の口座情報に対応する第1の口座名義情報を取得する口座取得部を含んでもよい。
決済処理情報に基づく決済処理フォームを生成するフォーム処理部を含んでもよい。
第1の口座情報は、第1の入力フォームから取得され、第2の口座情報は、第2の入力フォームから取得されてもよい。
電文は、決済処理情報から生成された決済処理フォームの実行命令によって生成されてもよい。
第1の口座情報は、不動産取引における売主の口座に関する情報であり、第2の口座情報は、不動産取引における買主の口座に関する情報であってもよい。
電文は、売主の口座の引落処理を依頼する第1の電文と、買主の口座の振込処理を依頼する第2の電文と、を含み、第1の電文、第2の電文の順に金融機関に送信されてもよい。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるものではない。すなわち、以下に説明する複数の実施形態に公知の技術を適用して変形をして、様々な態様で実施をすることが可能である。
本明細書において、各構成に付記される「第1」、「第2」、「第3」、または「第4」などの文字は、各構成を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限り、それ以上の意味を有さない。
本明細書において、「金融機関」とは、金融取引に関する業務を行うことができるものをいう。「金融機関」としては、例えば、銀行、郵便局、保険会社、または証券会社などであるが、これらに限られない。
本明細書において、「口座」とは、取引処理に用いられる資産の残高を特定することができるものをいう。「口座」としては、例えば、預金口座、貯金口座、信託口座、または証券口座などであるが、これらに限られない。
本明細書において、「決済代行会社」とは、複数の金融機関における決済処理が可能であって、第三者の決済処理を代行するものをいう。
本明細書において、「サーバ」とは、ネットワークを通じて、特定のサービスを提供することができるコンピュータまたはプログラムをいう。サーバは、例えば、ワークステーションまたはパーソナルコンピュータなどのコンピュータであり、演算手段として中央演算装置(CPU)および記憶手段としてランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。また、サーバは、通信インターフェース、ユーザインターフェース、またはストレージなどを含んでいてもよい。サーバにおいて、CPU、メモリ、ストレージ、および通信インターフェースのそれぞれは、通信バスによって電気的に接続されていてもよく、クラウドコンピューティングによって接続されていてもよい。なお、サーバは、1つのコンピュータであってもよく、複数のコンピュータであってもよい。
本明細書において、「情報通信端末」とは、ネットワークを通じて情報にアクセスすることができる情報機器をいう。「情報通信端末」としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、またはパーソナルコンピュータなどであるが、これらに限られない。
本明細書において、「ネットワーク」とは、複数のコンピュータを有線または無線によって接続し、相互に通信可能な状態にするシステムをいい、例えば、インターネットまたはイントラネットなどをいう。
<第1実施形態>
[1.不動産取引のフロー]
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10を利用する場合の不動産取引のフローについて説明する。
[1.不動産取引のフロー]
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10を利用する場合の不動産取引のフローについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る決済システム10を利用する不動産取引のフローを示す模式図である。具体的には、図1は、買主730が、金融機関740にローンを申請するまでの不動産取引のフローを示す。
図1に示す不動産取引では、売主710と買主730とが、不動産会社などの仲介会社720を介して、不動産の売買契約を締結している。すなわち、売主710は、売主710が所有する不動産の売却を仲介会社720に相談し、買主730は、売主710が所有する不動産の購入を仲介会社720に相談し、売主710と買主730との間で売買条件が合意されている。本実施形態に係る決済システム10を利用する不動産取引においては、不動産の売買契約の締結の前後において、売主710は、不動産の売却による代金を受け取るための口座情報(売主口座情報)を仲介会社720に提供する(ステップS101)。また、買主730は、不動産の購入による代金を支払うための口座情報(買主口座情報)を仲介会社720に提供する(ステップS102)。
不動産取引においては、不動産登記の手続きを行う必要があるが、不動産登記の手続きは司法書士750によって行われる場合が多く、その場合、司法書士750への費用が発生する。そのため、司法書士も、仲介会社720に不動産登記の手続き費用を受け取るための口座情報(司法書士口座情報)を仲介会社720に提供する(ステップS103)。
ステップS101〜ステップS103においては、売主710、買主730、および司法書士750が、それぞれの口座情報を仲介会社720に提供する例を示したが、仲介会社720への口座情報の提供は、売主710、買主730、および司法書士750に限られない。例えば、不動産取引にあたり、リフォーム会社による不動産の修繕などの費用が発生した場合には、リフォーム会社が、不動産の修繕費用を受け取るための口座情報を仲介会社720に提供してもよい。また、仲介会社720への売主口座情報、買主口座情報、および司法書士口座情報の提供は、不動産の売買契約の締結前後に限られない。例えば、売主710および買主730は、それぞれ不動産の売却および購入の相談のときに、売主口座情報および買主口座情報を仲介会社720に提供してもよい。司法書士750が仲介会社720と提携している場合、司法書士750は、事前に司法書士口座情報を仲介会社720に提供してもよい。
仲介会社720への売主口座情報、買主口座情報、および司法書士口座情報の提供は、文書によるものであってもよく、電子データによるものであってもよい。例えば、売主710、買主730、および司法書士750の各々は、情報通信端末を利用して、仲介会社720に、売主口座情報、買主口座情報、および司法書士口座情報を提供してもよい。
一方、売主710、買主730、および司法書士750の各々から、売主口座情報、買主口座情報、および司法書士口座情報の提供を受けた仲介会社720は、決済システム10を利用し、仲介会社720の仲介費用を受け取るための口座情報(仲介会社口座情報)も併せて、決済システムに口座情報(以下、売主口座情報、買主口座情報、司法書士口座情報、または仲介会社口座情報などを特に区別しない場合には、単に口座情報として記載する。)を登録する(ステップS104)。具体的には、仲介会社720は、決済システム10の入力フォームに不動産取引情報(口座情報を含み、さらに、不動産取引に関連する対象者の情報を含む。)を入力し、決済システム10に不動産取引情報を登録する。なお、決済システムの構成および入力フォームについては、後述する。
また、不動産の売買契約を締結した買主730は、金融機関740にローンを申請する(ステップS105)。ローンの実行の可否については、金融機関740で審査が行われる。なお、買主730による金融機関740へのローンの申請は、不動産の売買契約の締結前であってもよい。
上述したように、口座情報は、仲介会社720に集約されるため、仲介会社720は、決済システム10の入力フォームを用いて一括して不動産取引情報を入力することができる。すなわち、1つの不動産取引における不動産取引情報は、決済システム10に決済処理情報としてまとめて登録されることになるため、決済代行会社760は、決済システム10を用いて、金融機関に一括した決済処理(引落処理または振込処理)を依頼することが可能となる。
図2も、本発明の一実施形態に係る決済システムを利用する不動産取引のフローを示す模式図である。具体的には、図2は、金融機関740から、買主730にローンが実行された後の不動産取引のフローであり、主に、不動産取引の代金の決済のフローである。
図2に示す不動産取引の代金の決済では、金融機関740から、買主730にローンが実行される(ステップS201)。具体的には、金融機関740からローン借入金額が買主730の買主口座731に振り込まれる。買主730は、買主口座731にローン借入金額が入金されたことを確認し、決済処理を仲介会社720に依頼する(ステップS202)。仲介会社720は、決済システム10の決済処理フォームから決済処理依頼を実行する(ステップS203)。決済システム10で決済処理依頼が実行されると、決済システム10は、決済処理情報に基づいて、電文を生成し、金融機関740へ電文を送信する。電文を受信した金融機関740は、引落処理または振込処理を実行する。
決済システム10における決済処理依頼は、始めに、買主口座731から所定の金額が
引き落とされ、決済代行会社760の決済代行会社口座761に振り込まれるように実行される(ステップS204)。続いて、決済代行会社口座761に入金されたことが確認されると、決済代行会社口座761から仲介会社720の仲介会社口座721、売主710の売主口座711、および司法書士750の司法書士口座751への振込処理が実行される(ステップS205)。なお、決済システム10は、振込処理が実行されたことを示す情報を仲介会社720、売主710、または司法書士750に提供してもよい。このようにすることで、例えば、司法書士750は、司法書士口座751に入金されたことを確認することができ、直ちに不動産登録の手続きを進めることができるようになる。
引き落とされ、決済代行会社760の決済代行会社口座761に振り込まれるように実行される(ステップS204)。続いて、決済代行会社口座761に入金されたことが確認されると、決済代行会社口座761から仲介会社720の仲介会社口座721、売主710の売主口座711、および司法書士750の司法書士口座751への振込処理が実行される(ステップS205)。なお、決済システム10は、振込処理が実行されたことを示す情報を仲介会社720、売主710、または司法書士750に提供してもよい。このようにすることで、例えば、司法書士750は、司法書士口座751に入金されたことを確認することができ、直ちに不動産登録の手続きを進めることができるようになる。
買主口座731、仲介会社口座721、売主口座711、および司法書士口座751は、それぞれ買主口座情報、仲介会社口座情報、売主口座情報、および司法書士口座情報と対応する口座であり、決済システム10においては、決済処理情報として登録されている。そのため、決済処理フォームから決済依頼処理を実行することにより、買主口座731からの引落処理、ならびに仲介会社口座721、売主口座711、および司法書士口座751への振込処理を簡単に、かつ、迅速に実行することができる。したがって、決済システム10を利用した不動産取引では、不動産取引の決済に要する時間を大幅に短縮することができる。
[2.決済システム10を含むネットワークシステムの構成]
図3を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10を含むネットワークシステムの構成について説明する。
図3を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10を含むネットワークシステムの構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る決済システム10を含むネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ネットワークシステムは、決済代行会社760のサーバ100、仲介会社720の情報通信端末200、ならびに第1の金融機関740−1のサーバ300−1、第2の金融機関740−2のサーバ300−2、・・・、および第nの金融機関740−nのサーバ300−nを含む。サーバ100は、決済システム10を含む。ここで、第1の金融機関740−1、第2の金融機関740−2、・・・、および第nの金融機関740−nのそれぞれを特に区別しない場合には、金融機関740として説明する。同様に、サーバ300−1、サーバ300−2、・・・、およびサーバ300−nを特に区別しない場合には、サーバ300として説明する。
仲介会社720の情報通信端末200は、ネットワークNWを介して、決済代行会社760のサーバ100と通信接続することができる。そのため、情報通信端末200は、買主口座情報、仲介会社口座情報、売主口座情報、および司法書士口座情報を含む不動産取引情報を、サーバ100に送信することができる。具体的には、情報通信端末200は、ネットワークNWを介してサーバ100にアクセスし、決済システム10の入力フォームを受信する。情報通信端末200の画面に表示された入力フォームに不動産取引情報が入力されることにより、不動産取引情報がサーバ100に送信される。また、情報通信端末200は、ネットワークNWを介してサーバ100にアクセスし、決済システム10の決済処理フォームを受信する。情報通信端末200の画面に表示された決済処理フォームから決済処理依頼が実行されることにより、決済処理依頼がサーバ100に送信される。
決済代行会社760のサーバ100は、ネットワークNWを介して、金融機関740のサーバ300と通信接続することができる。そのため、サーバ100は、受信した決済処理依頼に基づいて、1つまたは複数のサーバ300に決済処理依頼を送信することができる。
また、情報通信端末200は、決済システム10の入力フォームの口座名義確認が実行されることにより、サーバ100を介して金融機関740に口座情報を送信し、口座情報に基づく口座名義を確認することができる。したがって、仲介会社720は、決済システムによる決済処理依頼を実行する前に、買主730、仲介会社720、売主710、および司法書士750の口座情報が正しいかどうかを事前に確認することができる。また、金融機関740においても、口座情報が正しいことが確認された情報に基づいて決済処理を実行することができるため、不動産取引において迅速な決済処理が可能となる。
[3.決済システム10の構成]
図4を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10の構成について説明する。
図4を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10の構成について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る決済システム10の構成を示すブロック図である。決済システム10は、サーバ100を利用して実行されるため、ここでは、決済システム10の構成に対応するサーバ100の構成について説明する。
図4に示すように、サーバ100は、通信部110、記憶部120、口座名義取得部130、決済処理情報生成部140、入力フォーム処理部150、決済処理フォーム処理部160、電文生成部170、および記憶部120を含む。
通信部110は、例えば、通信インターフェースである。通信部110は、ネットワークNWを介して情報通信端末200と通信接続し、入力フォーム要求または決済処理フォーム要求を受信し、入力フォームデータまたは決済処理フォームデータを送信することができる。また、通信部110は、情報通信端末200から取引情報、口座情報、口座名義情報、または口座確認情報を受信することができる。
また、通信部110は、ネットワークNWを介してサーバ300と通信接続し、口座情報を送信し、口座名義情報を受信することができる。さらに、通信部110は、電文をサーバ300に送信することができる。
記憶部120は、例えば、ソリッドステートドライブ(SSD)またはハードディスクドライブ(HDD)などのメモリまたはストレージである。記憶部120は、入力フォーム、決済処理フォーム、取引情報、口座情報、口座名義情報、口座確認情報、または決済処理情報を記憶することができる。
口座名義取得部130、決済処理情報生成部140、入力フォーム処理部150、決済処理フォーム処理部160、および電文生成部170の各々は、CPUおよびRAMがプログラムを読み込むことによって機能し、処理を実行することができる。
口座名義取得部130は、サーバ300にアクセスし、口座情報に対応する口座名義情報を取得することができる。また、口座名義取得部130は、入力フォームで入力された口座名義情報とサーバ300から取得した口座名義情報とが一致していることを判定することもできる。
決済処理情報生成部140は、決済処理フォームおよび電文を生成する際に必要となる決済処理情報を生成することができる。具体的には、決済処理情報生成部140は、入力フォームに入力され、通信部110によって受信された取引情報、口座情報、口座名義情報、および口座確認情報に基づき、決済処理情報を生成することができる。なお、決済処理情報は、データベースであってもよい。
入力フォーム処理部150は、情報通信端末200に表示させる入力フォームに関する処理を実行することができる。入力フォーム処理部150は、情報通信端末200からの入力フォーム要求に対応する入力フォームデータを記憶部120から取得し、通信部110を介して、入力フォームデータを情報通信端末200に送信することができる。また、入力フォーム処理部150は、通信部110を介して、口座名義取得部130が取得した口座名義情報を情報通信端末200に送信することができる。
決済処理フォーム処理部160は、情報通信端末200に表示させる決済処理フォームに関する処理を実行することができる。決済処理フォーム処理部160は、情報通信端末200からの決済処理フォーム要求に対応する決済処理フォームデータを記憶部120から取得し、決済処理情報に基づいて決済処理フォームデータを更新し、通信部110を介して、更新された決済処理フォームデータを情報通信端末に送信することができる。
電文生成部170は、金融機関740が決済処理を実行するための電文を生成することができる。具体的には、電文生成部170は、記憶部120から電文フォームデータを取得し、電文フォームデータおよび決済処理情報に基づいて電文を生成することができる。
[4.決済システム10の処理]
図5を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10の処理について説明する。
図5を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10の処理について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る決済システム10の処理を示すフローチャートである。ここでは、買主口座情報、売主口座情報、および司法書士口座情報が仲介会社720に提供されているものとして説明する。また、ここでは、便宜上、決済システム10の処理を、連続した処理として説明するが、決済システム10の処理は、その一部の処理のみであってもよく、ステップの順序が入れ替わる場合がある。
ステップS301による処理では、サーバ100の通信部110が、情報通信端末200から入力フォーム要求を受信する。すなわち、仲介会社720は、情報通信端末200からサーバ100へアクセス(例えば、ウェブサイトへのアクセスなど)し、表示したい入力フォームの入力フォーム要求を送信する。例えば、仲介会社720が、買主730に関する取引情報を入力するのであれば、買主用入力フォーム要求を送信する。同様に、仲介会社720が、売主710に関する取引情報、司法書士750に関する取引情報、および仲介会社720に関する取引情報を入力するのであれば、それぞれ、売主用入力フォーム要求、司法書士用入力フォーム要求、および仲介会社用入力フォームを送信する。
ステップS302による処理では、サーバ100の入力フォーム処理部150が、記憶部120から入力フォーム要求に対応する入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、取得した入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。例えば、買主用入力フォーム要求であれば、入力フォーム処理部150は、買主用入力フォームデータを取得する。同様に、入力フォーム処理部150は、売主入力フォーム要求、司法書士入力フォーム要求、および仲介会社入力フォーム要求であれば、それぞれ、売主入力フォームデータ、司法書士入力フォームデータ、および仲介会社入力フォームデータを取得する。また、情報通信端末200は、受信した入力フォームデータに基づいて、入力フォームを画面に表示させる。
ステップS303〜ステップS306による処理では、口座情報から口座名義情報を取得することができる。ステップS303による処理では、サーバ100の通信部110が、情報通信端末200から口座情報を受信する。すなわち、仲介会社720によって入力フォームに口座情報が入力され、情報通信端末200は、入力された口座情報を送信する。ステップS304による処理では、サーバ100の口座名義取得部130が、通信部110を介して金融機関740のサーバ300にアクセスする。ステップS305による処理では、口座名義取得部130が、サーバ300から口座情報に対応する口座名義情報を取得する。ステップS306による処理では、口座名義取得部130が、通信部110を介して、取得した口座名義情報を情報通信端末200に送信する。情報通信端末200の入力フォームには口座名義情報が表示され、仲介会社720は、口座名義情報を確認することができる。
ステップS307およびステップS308による処理では、口座情報から口座名義情報を取得することができる。ステップS307による処理では、サーバ100の通信部110が、情報通信端末200から取引情報、口座情報、および口座確認情報を受信する。なお、通信部110は、買主用入力フォーム、売主用入力フォーム、司法書士用入力フォーム、および仲介会社用入力フォームのそれぞれで入力された取引情報、口座情報、および口座確認情報を受信する。ステップS308による処理では、サーバ100の決済処理情報処理部160が受信した取引情報、口座情報、および口座確認情報に基づき、決済処理情報を生成する。すなわち、買主用入力フォーム、売主用入力フォーム、司法書士用入力フォーム、および仲介会社用入力フォームのそれぞれで入力された取引情報、口座情報、および口座確認情報が、決済処理情報に集約されている。そのため、決済処理情報を用いることにより、一括した決済処理が可能となる。なお、決済処理情報は、記憶部120に記憶される。
ステップS309〜ステップS311による処理では、情報通信端末200の画面に決済処理フォームを表示させることができる。ステップS309による処理では、サーバ100の通信部110が、情報通信端末200から決済処理フォーム要求を受信する。ステップS310による処理では、サーバ100の決済処理情報生成部140が、記憶部120から決済処理オリジナルデータおよび決済処理情報を取得し、決済処理情報に基づいて、決済処理で必要な情報が含まれた決済処理フォームデータを生成する。ステップS311による処理では、決済処理フォーム処理部160が、通信部110を介して、決済処理フォームデータを情報通信端末200に送信する。また、情報通信端末200は、受信した決済処理フォームデータに基づいて、決済処理フォームを画面に表示させる。
ステップS312〜ステップS317による処理では、情報通信端末200に表示された決済処理フォームから決済処理依頼を実行することができる。ステップS312では、サーバ100の通信部110が、決済処理依頼を受信する。ステップS313による処理では、サーバ100の電文生成部170が、金融機関740が決済処理を実行するための電文を生成する。具体的には、電文生成部170は、決済処理情報の買主取引情報および買主口座情報に基づき、所定の金額が、買主口座731から引き落とされ、決済代行会社口座761に振り込まれる電文を生成する。また、電文生成部170は、決済処理情報の売主取引情報および売主口座情報、司法書士取引情報および司法書士口座情報、ならびに仲介会社取引情報および仲介会社口座情報に基づき、それぞれの所定の金額が、決済代行会社口座761から引き落とされ、売主口座711、司法書士口座751、仲介会社口座721のそれぞれに振り込まれる電文を生成する。ステップS314による処理では、でサーバ100の電文生成部170が、通信部110を介して、買主口座731から決済代行会社口座761への振込処理の電文を送信する。ステップS315による処理では、金融機関740のサーバ300が、買主口座731の引落処理および決済代行会社口座761への振込処理を実行する。ステップS316による処理では、サーバ100の電文生成部170が、通信部110を介して、決済代行会社口座761から売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721の各々への振込処理の電文を送信する。ステップS317による処理では、金融機関740のサーバ300が、決済代行会社口座761の引落処理、ならびに売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721の各々への振込処理を実行する。
なお、ステップS314とステップS316とは、この順に処理が行われる。
なお、ここでは、ローンを実行する金融機関、ならびに買主口座731、仲介会社口座761、売主口座711、および司法書士口座751の金融機関を、便宜上、金融機関740として説明したが、金融機関740は同一であってもよく、異なっていてもよい。例えば、買主730にローンを実行する金融機関740と、買主口座731の金融機関740とが異なっていてもよい。
[5.入力フォーム]
図6〜図9を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォームについて説明する。決済システム10は、情報通信端末200からの入力フォーム要求に基づいて、さまざまな入力フォームを情報通信端末200に提供することができる。
図6〜図9を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォームについて説明する。決済システム10は、情報通信端末200からの入力フォーム要求に基づいて、さまざまな入力フォームを情報通信端末200に提供することができる。
[5−1.買主用入力フォーム500]
図6は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される買主用入力フォーム500を示す図である。サーバ100が、買主用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から買主用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、買主用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した買主用入力フォームデータに基づいて、買主用入力フォーム500を画面に表示させる。買主用入力フォーム500では、買主730の不動産取引情報を入力することができる。
図6は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される買主用入力フォーム500を示す図である。サーバ100が、買主用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から買主用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、買主用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した買主用入力フォームデータに基づいて、買主用入力フォーム500を画面に表示させる。買主用入力フォーム500では、買主730の不動産取引情報を入力することができる。
図6に示す買主用入力フォーム500は、買主730の不動産取引情報として、買主取引情報501および買主口座情報502を入力することができる。買主取引情報501としては、例えば、「買主氏名」、「売買総額」、「仲介手数料」、「登記費用」、「その他費用」、または「支払額合計」などを入力することができるが、買主取引情報501は、これらに限られない。また、金額に関する「売買総額」、「仲介手数料」、「登記費用」、および「その他費用」が入力されたとき、自動的に計算されて「支払額合計」が表示されるようにしてもよい。買主口座情報502としては、例えば、「銀行名」、「支店名」、「預金の種類」、または「口座番号」などを入力することができるが、買主口座情報502は、これらに限られない。買主口座情報502には、金融機関コードまたは支店コードなどが入力されることによって、「銀行名」または「支店名」が表示されるようにしてもよい。
買主口座情報502の入力が完了すると、情報通信端末200は、サーバ100と通信接続し、買主口座情報502をサーバ100に送信する。サーバ100が、買主用入力フォーム500から買主口座情報502を受信すると、口座名義取得部130は、通信部110を介して金融機関740のサーバ300にアクセスし、買主口座情報502に対応する買主口座名義情報503を取得する。また、入力フォーム処理部150は、通信部110を介して買主口座名義情報503を情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した買主口座名義情報503を買主用入力フォーム500の画面に表示させる。買主730または仲介会社720は、画面に表示された買主口座名義情報503を確認し、問題がなければ、買主口座確認表示504の「一致確認」ボタンをクリック(タッチパネルであれば、タッチであってもよい。)する。情報通信端末200は、買主口座名義情報503の確認が完了した旨を示す「OK」を買主口座確認表示504に表示させる。
情報通信端末200は、買主口座名義情報503の確認完了後、買主取引情報501、買主口座情報502、および買主口座名義情報503をサーバ100に送信する。また、情報通信端末200は、買主口座確認表示504に関する情報(買主口座名義情報503が確認済みであるか否かに関する情報)として買主口座確認情報504aをサーバ100に送信する。サーバ100が、買主用入力フォーム500から買主取引情報501、買主口座情報502、買主口座名義情報503、および買主口座確認情報504aを受信すると、決済処理情報生成部140は、これらの情報に基づき、決済処理情報(より具体的には、決済処理情報のうちの買主730に関する情報の部分)を生成する。
なお、買主口座情報502の入力後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、買主口座情報502をサーバ100に送信するようにしてもよい。また、買主口座確認表示504に「OK」を表示させた後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、買主取引情報501、買主口座情報502、および買主口座名義情報503をサーバ100に送信してもよい。
また、買主口座名義情報503の確認において、口座名義取得部130が買主口座名義情報503を取得するだけではなく、買主用入力フォーム500に買主口座名義情報を入力させ、口座名義取得部130が入力された買主口座名義情報と取得した買主口座名義情報503とが一致しているか否かを判定してもよい。
買主730または仲介会社720は、決済システム10が提供する買主用入力フォーム500を利用することで、不動産取引の決済処理に必要な情報のみを入力することができる。そのため、決済システム10では、迅速な決済処理が可能である。
[5−2.売主用入力フォーム510]
図7は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される売主用入力フォーム510を示す図である。サーバ100が、売主用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から売主用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、売主用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した売主用入力フォームデータに基づいて、売主用入力フォーム510を画面に表示させる。入力フォーム510では、売主710の不動産取引情報を入力することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される売主用入力フォーム510を示す図である。サーバ100が、売主用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から売主用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、売主用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した売主用入力フォームデータに基づいて、売主用入力フォーム510を画面に表示させる。入力フォーム510では、売主710の不動産取引情報を入力することができる。
図7に示す売主用入力フォーム510では、売主710の不動産取引情報として、売主取引情報511および売主口座情報512を入力することができる。売主取引情報511としては、例えば、「売主氏名」、「売買総額」、「仲介手数料」、「その他費用」、または「受取額合計」などを入力することができるが、売主取引情報511は、これらに限られない。また、金額に関する「売買総額」、「仲介手数料」、および「その他費用」が入力されたとき、自動的に計算されて「受取額合計」が表示されるようにしてもよい。売主口座情報512としては、例えば、「銀行名」、「支店名」、「預金の種類」、または「口座番号」などを入力することができるが、売主口座情報512は、これらに限られない。売主口座情報512には、金融機関コードまたは支店コードなどが入力されることによって、「銀行名」または「支店名」が表示されるようにしてもよい。
売主口座情報512の入力が完了すると、情報通信端末200は、サーバ100と通信接続し、売主口座情報512をサーバ100に送信する。サーバ100が、売主用入力フォーム510から売主口座情報512を受信すると、口座名義取得部130は、通信部110を介して金融機関740のサーバ300にアクセスし、売主口座情報512に対応する売主口座名義情報513を取得する。また、入力フォーム処理部150は、通信部110を介して売主口座名義情報513を情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した売主口座名義情報513を売主用入力フォーム510の画面に表示させる。売主710または仲介会社720は、画面に表示された売主口座名義情報513を確認し、問題がなければ、売主口座確認表示514の「一致確認」ボタンをクリック(タッチパネルであれば、タッチであってもよい。)する。情報通信端末200は、売主口座名義情報513の確認が完了した旨を示す「OK」を売主口座確認表示514に表示させる。
情報通信端末200は、売主口座名義情報513の確認完了後、売主取引情報511、売主口座情報512、および売主口座名義情報513をサーバ100に送信する。また、情報通信端末200は、売主口座確認表示514に関する情報(売主口座名義情報513が確認済みであるか否かに関する情報)として売主口座確認情報514aをサーバ100に送信する。サーバ100が売主用入力フォーム510から売主取引情報511、売主口座情報512、売主口座名義情報513、および売主口座確認情報514aを受信すると、決済処理情報生成部140は、これらの情報に基づき、決済処理情報(より具体的には、決済処理情報のうちの売主710に関する情報の部分)を生成する。
なお、売主口座情報512の入力後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、売主口座情報512をサーバ100に送信するようにしてもよい。また、売主口座確認表示514に「OK」を表示させた後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、売主取引情報511、売主口座情報512、売主口座名義情報513、および売主口座確認情報514aをサーバ100に送信してもよい。
また、売主口座名義情報513の確認において、口座名義取得部130が売主口座名義情報513を取得するだけではなく、売主用入力フォーム510に売主口座名義情報を入力させ、口座名義取得部130が入力された売主口座名義情報と取得した売主口座名義情報513とが一致しているか否かを判定してもよい。
売主710または仲介会社720は、決済システム10が提供する売主用入力フォーム510を利用することで、不動産取引の決済処理に必要な情報のみを入力することができる。そのため、決済システム10では、迅速な決済処理が可能である。
[5−3.仲介会社用入力フォーム520]
図8は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される仲介会社用入力フォーム520を示す図である。サーバ100が、仲介会社用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から仲介会社用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、仲介会社用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した仲介会社用入力フォームデータに基づいて、仲介会社用入力フォーム520を画面に表示させる。仲介会社用入力フォーム520では、仲介会社720の不動産取引情報を入力することができる。
図8は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される仲介会社用入力フォーム520を示す図である。サーバ100が、仲介会社用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から仲介会社用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、仲介会社用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した仲介会社用入力フォームデータに基づいて、仲介会社用入力フォーム520を画面に表示させる。仲介会社用入力フォーム520では、仲介会社720の不動産取引情報を入力することができる。
図8に示す仲介会社入力フォーム520では、仲介会社720の不動産取引情報として、仲介会社取引情報521および仲介会社口座情報522を入力することができる。仲介会社取引情報521としては、例えば、「売主氏名」、「買主氏名」、「担当仲介会社」、「売買総額」、「仲介手数料」、「その他費用」、または「合計」などを入力することができるが、仲介会社取引情報521は、これらに限られないまた、仲介業者720の金額に関する「仲介手数料」および「その他費用」が入力されたとき、自動的に計算されて「合計」が表示されるようにしてもよい。。仲介会社口座情報522としては、例えば、「銀行名」、「支店名」、「預金の種類」、または「口座番号」などを入力することができるが、売主口座情報512は、これらに限られない。売主口座情報512には、金融機関コードまたは支店コードなどが入力されることによって、「銀行名」または「支店名」
が表示されるようにしてもよい。
が表示されるようにしてもよい。
仲介会社口座情報522の入力が完了すると、情報通信端末200は、サーバ100と通信接続し、仲介会社口座情報522をサーバ100に送信する。サーバ100が、仲介会社用入力フォーム520から仲介会社口座情報522を受信すると、口座名義取得部130は、通信部110を介して金融機関740のサーバ300にアクセスし、仲介会社口座情報522に基づく仲介会社口座名義情報523を取得する。また、入力フォーム処理部150は、通信部110を介して仲介会社口座名義情報523を情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した仲介会社口座名義情報523を仲介会社用入力フォーム520の画面に表示させる。仲介会社720は、画面に表示された仲介会社口座名義情報523を確認し、問題がなければ、仲介会社口座確認表示524の「一致確認」ボタンをクリック(タッチパネルであれば、タッチであってもよい)する。情報通信端末200は、仲介会社口座名義情報523の確認が完了した旨を示す「OK」を仲介会社口座確認表示524に表示させる。
情報通信端末200は、仲介会社口座名義情報523の確認完了後、仲介会社取引情報521、仲介会社口座情報522、および仲介会社口座名義情報523をサーバ100に送信する。また、情報通信端末200は、仲介会社口座確認表示524に関する情報(仲介会社口座名義情報523が確認済みであるか否かに関する情報)として仲介会社口座確認情報524aをサーバ100に送信する。サーバ100が、仲介会社取引情報521、仲介会社口座情報522、仲介会社口座名義情報523、および仲介会社口座確認情報524aを受信すると、決済処理情報生成部140は、これらの情報に基づき、決済処理情報(より具体的には、決済処理情報のうちの仲介会社720に関する情報の部分)を生成する。
なお、仲介会社口座情報522の入力後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、仲介会社口座情報522をサーバ100に送信するようにしてもよい。また、仲介会社口座確認表示524に「OK」を表示させた後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、仲介会社取引情報521、仲介会社口座情報522、仲介会社口座名義情報523、および仲介会社口座確認情報524aをサーバ100に送信してもよい。
また、仲介会社口座名義情報523の確認において、口座名義取得部130が仲介会社口座名義情報523を取得するだけではなく、仲介会社用入力フォーム520に仲介会社口座名義情報を入力させ、入力された仲介会社口座名義情報と取得した仲介会社口座名義情報523とが一致しているか否かを判定してもよい。
仲介会社720は、決済システム10が提供する仲介会社用入力フォーム520を利用することで、不動産取引の決済処理に必要な情報のみを入力することができる。そのため、決済システム10では、迅速な決済処理が可能である。
[5−4.司法書士用入力フォーム530]
図9は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される司法書士用入力フォーム530を示す図である。サーバ100が、司法書士用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から司法書士用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、司法書士用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した司法書士用入力フォームデータに基づいて、司法書士用入力フォーム530を画面に表示させる。司法書士用入力フォーム530では、司法書士750の不動産取引情報を入力することができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される司法書士用入力フォーム530を示す図である。サーバ100が、司法書士用入力フォーム要求を受信すると、入力フォーム処理部150は、記憶部120から司法書士用入力フォームデータを取得し、通信部110を介して、司法書士用入力フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した司法書士用入力フォームデータに基づいて、司法書士用入力フォーム530を画面に表示させる。司法書士用入力フォーム530では、司法書士750の不動産取引情報を入力することができる。
図9に示す入力フォーム530では、司法書士750の不動産取引情報として、司法書士取引情報531および司法書士口座情報532を入力することができる。司法書士取引情報531としては、例えば、「売主/買主氏名」、「売買総額」、「担当事務所」、「登録費用」、「その他費用」、または「受取額合計」などを入力することができるが、司法書士取引情報531は、これらに限られない。また、金額に関する「登録費用」および「その他費用」が入力されたとき、自動的に計算されて「受取額合計」が表示されるようにしてもよい。司法書士口座情報532としては、例えば、「銀行名」、「支店名」、「預金の種類」、または「口座番号」などを入力することができるが、司法書士口座情報532は、これらに限られない。司法書士口座情報532には、金融機関コードまたは支店コードなどが入力されることによって、「銀行名」または「支店名」が表示されるようにしてもよい。
司法書士口座情報532の入力が完了すると、情報通信端末200は、サーバ100と通信接続し、司法書士口座情報532をサーバ100に送信する。サーバ100が、司法書士用入力フォーム530から司法書士口座情報532を受信すると、口座名義取得部130は、通信部110を介して金融機関740のサーバ300にアクセスし、司法書士口座情報532に対応する司法書士口座名義情報533を取得する。また、入力フォーム処理部150は、通信部110を介して司法書士口座名義情報533を情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した司法書士口座名義情報533を司法書士用入力フォーム530の画面に表示させる。司法書士750または仲介会社720は、画面に表示された司法書士口座名義情報533を確認し、問題がなければ、司法書士口座確認表示534の「一致確認」ボタンをクリック(タッチパネルであれば、タッチであってもよい。)する。情報通信端末200は、司法書士口座名義情報533の確認が完了した旨を示す「OK」を司法書士口座確認表示534に表示させる。
情報通信端末200は、司法書士口座名義情報533の確認完了後、司法書士取引情報531、司法書士口座情報532、および司法書士口座名義情報533をサーバ100に送信する。また、情報通信端末200は、司法書士口座確認表示534に関する情報(司法書士口座名義情報533が確認済みであるか否かに関する情報)として司法書士口座確認情報534aをサーバ100に送信する。サーバ100が、司法書士取引情報531、司法書士口座情報532、司法書士口座名義情報533、および司法書士口座確認情報534aを受信すると、決済処理情報生成部140は、決済処理情報(より具体的には、決済処理情報のうちの司法書士750に関する情報の部分)を生成する。
なお、司法書士口座情報532の入力後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、司法書士口座情報532をサーバ100に送信するようにしてもよい。また、司法書士口座確認表示534に「OK」を表示させた後、ボタンをクリックすることによって、情報通信端末200が、司法書士取引情報531、司法書士口座情報532、司法書士口座名義情報533、および司法書士口座確認情報534aをサーバ100に送信してもよい。
また、司法書士口座名義情報533の確認において、口座名義取得部130が司法書士口座名義情報533を取得するだけではなく、司法書士用入力フォーム530に司法書士口座名義情報533を入力させ、口座名義取得部130が入力された司法書士口座名義情報と取得した司法書士口座名義情報533とが一致しているか否かを判定してもよい。
司法書士750または仲介会社720は、決済システム10が提供する買主用入力フォーム500を利用することで、不動産取引の決済処理に必要な情報のみを入力することができる。そのため、決済システム10では、迅速な決済処理が可能である。
[6.決済処理フォーム600]
図10を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム600について説明する。決済システム10は、情報通信端末200からの決済処理フォーム要求に基づいて、決済処理フォーム600を情報通信端末200に提供することができる。
図10を参照して、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム600について説明する。決済システム10は、情報通信端末200からの決済処理フォーム要求に基づいて、決済処理フォーム600を情報通信端末200に提供することができる。
図10は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム600を示す図である。サーバ100が、決済処理フォーム要求を受信すると、決済処理フォーム処理部160は、記憶部120から決済処理オリジナルデータおよび決済処理情報を取得し、決済処理情報に基づいて、決済処理で必要な情報が含まれた決済処理フォームデータを生成する。具体的には、決済処理フォーム処理部160は、決済処理オリジナルデータに、決済処理情報から取得した情報を入力して、決済処理情報に対応した決済処理フォームデータを生成する。また、決済処理フォーム処理部160は、通信部110を介して、決済処理フォームデータを情報通信端末200に送信する。情報通信端末200は、受信した決済処理フォームデータに基づいて、決済処理フォーム600を画面に表示させる。決済処理フォーム600では、不動産取引における決済処理依頼を実行することができる。
図10に示す決済処理フォーム600では、決済対象者情報601、決済金額情報602、および口座確認情報603が表示されているとともに、決済処理依頼ボタン604および一括決済処理依頼ボタン605が表示されている。決済対象者情報601、決済金額情報602、および口座確認情報603は、決済処理情報に基づいて生成されている。具体的には、決済対象者情報601および決済金額情報602は、決済処理情報に含まれる買主取引情報501、売主取引情報512、仲介会社取引情報522、および司法書士取引情報532に基づいて生成される。また、口座確認情報603は、決済処理情報に含まれる買主口座確認情報504a、売主口座確認情報514a、仲介会社口座確認情報524a、および司法書士口座確認情報534aに基づいて生成される。
決済対象者情報601には、買主730、売主710、司法書士750、または仲介会社720など、不動産取引における関係者名が表示されている。また、決済金額情報602には、買主730の金額として引落額が表示され、売主710、司法書士750、および仲介会社720の各々の金額として振込額が表示されている。
決済処理フォーム600では、入力フォームで口座名義情報の確認を行っているときは、口座確認情報603が「済」と表示され、口座情報に対応する口座名義情報が確認されていることを示す。一方、口座名義情報が確認されていないときは、口座確認情報603が「未済」と表示される。
決済処理依頼ボタン604がクリックされると、金融機関740による決済処理が実行される。具体的には、サーバ100の電文生成部170は、金融機関740が決済処理を実行するための電文を生成し、通信部110を介して金融機関740のサーバ300に電文を送信する。
決済処理依頼ボタン604は、買主730、売主710、司法書士750、および仲介会社720ごとに設けられている。そのため、買主口座731、売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721のそれぞれに対して決済処理依頼を実行することができる。ただし、買主口座731からの引落処理が実行されていない場合には、売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721への振込処理を実行することはできない。すなわち、買主730の決済処理依頼ボタン604がクリックされていなければ、売主710、司法書士750、および仲介会社720のそれぞれの決済処理依頼ボタン604をクリックすることはできない。また、買主730の決済処理依頼ボタン604がクリックされた場合であっても、残高不足などにより買主口座731からの引落処理ができない場合も、売主710、司法書士750、および仲介会社720のそれぞれの決済処理依頼ボタン604をクリックすることはできない。この場合、決済処理フォーム600の画面に、買主口座731から引落処理ができない旨のアラートを表示して、買主730に対して、買主口座731への入金を促すことができる。
なお、口座確認情報603において、口座情報に対応する口座名義情報が確認されていない対象者の決済処理依頼ボタン604はクリックすることができないようになっている。図10に示す決済処理フォーム600では、司法書士750の口座名義情報が確認されていない(「未済」の状態である)ため、司法書士の決済処理依頼ボタンはクリックすることができない。
一方、一括決済処理依頼ボタン605では、買主口座731、売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721を一括して決済処理依頼を実行することができる。一括決済処理依頼ボタン605がクリックされると、始めに、買主口座731からの引落処理が実行され、次に、売主口座711、司法書士口座751、および仲介会社口座721のそれぞれの振込処理が実行される。決済システム10では、この順序で決済処理依頼が実行される。なお、買主口座731からの引落処理ができない場合は、買主口座731からの引落処理の実行が停止され、買主口座731から引落処理ができない旨のアラートが表示される。
図10に示す決済処理フォーム600では、買主730、売主710、司法書士750、および仲介会社720の情報が一覧表示されているが、決済処理フォーム600は、買主730、売主710、司法書士750、および仲介会社720が個別に表示されたものであってもよい。この場合、買主730、売主710、司法書士750、および仲介会社720の各々が、個別の決済処理フォーム600にアクセスして、決済処理依頼を実行することができる。
本実施形態に係る決済システム10の決済処理フォーム600を利用すれば、不動産取引の関係者が集合せずに、時間と場所を選ぶことなく不動産取引の決済処理依頼を実行することが可能である。
以上、本実施形態に係る決済システム10を利用すれば、不動産取引の関係者が参集することなく、決済処理情報に基づき、決済代行会社口座761を介して、買主口座731の引落処理、ならびに売主口座711、仲介会社口座721、および司法書士口座751の振込処理を一度に行うことができる。すなわち、決済システム10を利用すれば、1つの不動産取引における決済処理を一括して行うことができるため、買主730に対してローンが実行された日に決済処理を実行することも可能である。したがって、不動産取引の決済処理に要する時間を大幅に短縮することができる。
<変形例>
以下では、決済システム10から提供される入力フォームまたは決済入力フォームのいくつかの変形例について説明する。
以下では、決済システム10から提供される入力フォームまたは決済入力フォームのいくつかの変形例について説明する。
[変形例1:売主用入力フォーム510A]
図11を参照して、本実施形態に係るシステムから提供され、情報通信端末200の画面に表示される別の入力フォーム510Aについて説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム510Aの説明において、売主用入力フォーム510と同様の構成は省略し、主に、売主用入力フォーム510と異なる構成について説明する。
図11を参照して、本実施形態に係るシステムから提供され、情報通信端末200の画面に表示される別の入力フォーム510Aについて説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム510Aの説明において、売主用入力フォーム510と同様の構成は省略し、主に、売主用入力フォーム510と異なる構成について説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される売主用入力フォーム510Aを示す図である。具体的には、図11に示す入力フォーム510Aは、ローンを返済中の売主710の取引情報および口座情報を入力するために利用される。決済システム10を利用すれば、不動産取引の決済処理において、不動産の売却による振込処理と併せて、売主710のローンの返済による引落処理も実行することができる。なお、決済処理において、売主710のローンの返済が完了することにより不動産の抵当権を抹消することができるため、不動産取引の迅速化を図ることができる。
図11に示す入力フォーム510Aでは、売主710の不動産取引情報として、売主取引情報511Aおよび売主口座情報512を入力することができる。売主取引情報511Aとしては、例えば、「売主氏名」、「売買総額」、「仲介手数料」、「登記費用」、「ローン返済額」、「その他費用」、または「支払額合計」などを入力することができるが、売主取引情報511Aは、これらに限られない。また、金額に関する「仲介手数料」、「登記費用」、「ローン返済額」、および「その他費用」が入力されたとき、自動的に計算されて「支払額合計」が表示されるようにしてもよい。
[変形例2:金融機関用入力フォーム540]
図12を参照して、本実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォーム540について説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム540の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図12を参照して、本実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォーム540について説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム540の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される金融機関用入力フォーム540を示す図である。具体的には、図12に示す入力フォーム540は、売主710にローンを実行した金融機関740の不動産取引情報を入力するために利用される。決済システム10を利用すれば、不動産取引の決済処理において、売主710に対しての不動産の売買による振込処理の実行と併せて、売主710からローンが返済される金融機関740の振込処理も実行することができる。
図12に示す入力フォーム540では、金融機関740の不動産取引情報として、金融機関取引情報541および金融機関口座情報542を入力することができる。金融機関取引情報541としては、例えば、「売主氏名」、「売買総額」、「ローン元金返済」、「利息支払額」、「合計」、および「担当事務所」などを入力することができるが、金融機関取引情報541は、これらに限られない。また、金額に関する「ローン元金返済」および「利息支払額」が入力されたとき、自動的に計算されて「合計」が表示されるようにしてもよい。なお、入力フォーム540への入力は、金融機関740が行ってもよく、仲介会社720または売主710が行ってもよい。
[変形例3:その他用入力フォーム550]
図13を参照して、本実施形態に係るシステムから提供され、情報通信端末200の画面に表示されるその他用入力フォーム550について説明する。なお、本変形例に係るその他用入力フォーム550の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図13を参照して、本実施形態に係るシステムから提供され、情報通信端末200の画面に表示されるその他用入力フォーム550について説明する。なお、本変形例に係るその他用入力フォーム550の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示されるその他用入力フォーム550を示す図である。具体的には、図13に示す入力フォーム550は、不動産取引に関連し、その他の代金が発生した場合の取引情報を入力するために利用される。決済システム10を利用すれば、不動産取引の決済処理において、不動産の売買による引落処理および振込処理の実行と併せて、不動産取引に関連して発生した代金の振込処理も実行することができる。
図13に示す入力フォーム550では、その他の不動産取引情報として、その他取引情報551およびその他口座情報552を入力することができる。その他取引情報551としては、例えば、「売主氏名」、「売買総額」、「その他支払額1」、「その他支払額2」、「合計」、および「支払先」などを入力することができるが、その他取引情報551は、これらに限られない。また、金額に関する「その他支払額1」および「その他支払額2」が入力されたとき、自動的に計算されて「合計」が表示されるようにしてもよい。なお、入力フォーム550への入力は、仲介会社720が行ってもよく、売主710または買主730が行ってもよい。
[変形例4:金融機関用入力フォーム560]
図14を参照して、本実施形態に係るシステム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォーム560について説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム560の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図14を参照して、本実施形態に係るシステム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される入力フォーム560について説明する。なお、本変形例に係る入力フォーム560の説明において、上述した入力フォームと同様の構成は省略し、主に、上述した入力フォームと異なる構成について説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される金融機関用入力フォーム560を示す図である。具体的には、図14に示す金融機関用入力フォーム560は、買主730にローンを実行する金融機関740の不動産取引情報を入力するために利用される。決済システム10を利用すれば、不動産取引の決済処理にあたり、金融機関740から買主730へのローンの確認用として利用することができる。
図14に示す入力フォーム560では、金融機関740の不動産取引情報として、金融機関取引情報561および金融機関口座情報562を入力することができる。金融機関取引情報561としては、例えば、「借入人名」、「売買総額」、「諸経費」、「手元資金」、および「ローン実行額」などを入力することができるが、金融機関取引情報561は、これらに限られない。また、金融機関用入力フォーム560には、不動産登記を確認するため、登記確認表示544が含まれていてもよい。なお、入力フォーム560への入力は、買主730にローンを実行する金融機関740が行ってもよく、仲介会社720または買主730が行ってもよい。
[変形例5:決済処理フォーム610]
図15を参照して、本実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム600の変形例について説明する。なお、本変形例に係る決済処理フォーム610の説明において、決済処理フォーム600と同様の構成は省略し、主に、決済処理フォーム600と異なる構成について説明する。
図15を参照して、本実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム600の変形例について説明する。なお、本変形例に係る決済処理フォーム610の説明において、決済処理フォーム600と同様の構成は省略し、主に、決済処理フォーム600と異なる構成について説明する。
図15は、本発明の一実施形態に係る決済システム10から提供され、情報通信端末200の画面に表示される決済処理フォーム610を示す図である。具体的には、図15に示す決済処理フォーム610は、ローンを返済している売主710に利用される。決済システム10を利用すれば、不動産取引の決済において、不動産の売却による振込処理とともに、売主710のローンの返済による引落処理も実行することができる。
決済処理フォーム600は、買主730の引落処理であるのに対し、決済処理フォーム610は、売主710の引落処理である。すなわち、決済処理フォーム600と決済処理フォーム610とは引落処理の対象者が異なり、両者を一覧表示とした決済処理フォームでは、引落処理の対象者を間違える可能性がある。そのため、混乱防止の観点から、決済処理フォーム600と決済処理フォーム610とは一覧表示されることなく、別々で表示されることが好ましい。
図15に示す決済処理フォーム610では、決済対象者情報611、決済金額情報612、および口座名義確認情報613が表示されているとともに、決済処理依頼ボタン614および一括決済処理依頼ボタン615が表示されている。決済対象者情報611、決済金額情報612、および口座名義確認情報613は、決済処理情報に基づいて生成されている。
決済対象者情報611には、売主710、返済銀行、司法書士750、または仲介会社720など、売主710のローン返済に関連する関係者が表示されている。また、決済金額情報612には、売主710は引落額が表示され、返済銀行、司法書士750、および仲介会社720は振込額が表示されている。
以上、入力フォームまたは決済フォームの変形例について説明したが、本実施形態に係る決済システム10では、様々な入力フォームまたは決済処理フォームを利用することができる。これらの入力フォームまたは決済処理フォームは決済システム10で管理されているため、それぞれの不動産取引の態様に合わせた入力フォームまたは決済処理フォームを用意することができ、入力フォームまたは決済処理フォームの修正も容易に行うことができる。
<第2実施形態>
図16を参照して、決済システム10を利用する不動産取引のフローの別の実施形態について説明する。なお、本変形例に係る不動産取引のフローの説明において、上述した不動産取引のフローと同様の構成は省略し、主に、上述した不動産取引のフローと異なる構成について説明する。
図16を参照して、決済システム10を利用する不動産取引のフローの別の実施形態について説明する。なお、本変形例に係る不動産取引のフローの説明において、上述した不動産取引のフローと同様の構成は省略し、主に、上述した不動産取引のフローと異なる構成について説明する。
図16は、本発明の一実施形態に係る決済システム10を利用する別の不動産取引のフローを示す模式図である。具体的には、図16は、金融機関740から買主730にローンが実行された後の不動産取引のフローであり、主に、不動産取引の代金の決済のフローである。
図16に示す不動産決済処理では、決済システム10で決済処理依頼が実行されると、買主口座731から決済処理情報の引落金額が引き落とされ、決済代行会社口座761に振り込まれる(ステップS204)。続いて直ちに、決済代行会社口座761から決済処理情報の引落金額が引き落とされ、金融機関740の信託口座741Aに振り込まれる(S204A)。次に、信託口座741Aに入金されたことが確認された後、信託口座741から仲介会社口座721、売主口座711、および司法書士口座751への振込処理が実行される(ステップS205A)。すなわち、図16に示す不動産取引の決済処理では、買主口座731からの引落金額が、一時的であっても、信託口座741で管理されることになる。そのため、たとえ、決済代行会社760が倒産した場合であっても、仲介会社720、売主710、および司法書士750に支払われる代金は保証されるため、不動産取引における安全性が高くなる。
なお、図16では、便宜上、ローンを実行する金融機関と、信託口座が開設された金融機関とを、同じ金融機関740として説明したが、両者は異なる金融機関であってもよい。
<第3実施形態>
図17を参照して、本実施形態に係る決済システム10が利用される別のネットワークシステムについて説明する。なお、本実施形態に係るネットワークシステムの説明において、上述したネットワークシステムと同様の構成は省略し、主に、上述したネットワークシステムと異なる構成について説明する。
図17を参照して、本実施形態に係る決済システム10が利用される別のネットワークシステムについて説明する。なお、本実施形態に係るネットワークシステムの説明において、上述したネットワークシステムと同様の構成は省略し、主に、上述したネットワークシステムと異なる構成について説明する。
図17は、本実施形態に係る決済システム10が利用される別のネットワークシステムを示すブロック図である。
図17に示すように、本実施形態のネットワークシステムは、決済システム10を含むサーバ100、ならびにサーバ100にアクセス可能な売主710の情報通信端末200−1、仲介会社720の情報通信端末200−2、買主730の情報通信端末200−3、および司法書士750の情報通信端末200−4を含む。売主710の情報通信端末200−1、仲介会社720の情報通信端末200−2、買主730の情報通信端末200−3、および司法書士750の情報通信端末200−4は、ネットワークNWを介して、決済代行会社760のサーバ100と通信接続することができる。
第1実施形態で説明したネットワークシステムでは、仲介会社720が、決済システム10の入力フォームに不動産取引情報を入力するものであったが、本実施形態のネットワークシステムでは、仲介会社720だけでなく、売主710、買主730、および司法書士750の各々が、サーバ100にアクセスして、決済システム10の入力フォームにそれぞれの不動産取引情報を入力することができるものである。本実施形態に係るネットワークシステムでは、売主710、仲介会社720、買主730、および司法書士750の各々が、時間と場所を選ぶことなく不動産取引情報を入力することができるため、決済システム10の入力フォームへの不動産取引情報の入力において、柔軟な対応が可能である。
また、決済システム10の入力フォームへの入力においては、仲介会社720が入力フォームを管理し、売主710、買主730、および司法書士750に入力フォームの一部を入力させるようにすることもできる。例えば、入力フォームの入力において、仲介会社720は、売主710、買主730、および司法書士750のそれぞれが、入力フォームに口座情報のみを入力できるように管理することができる。
<第4実施形態>
図18を参照して、決済システム10が利用される、さらに別のネットワークシステムについて説明する。なお、本実施形態に係るネットワークシステムの説明において、上述したネットワークシステムと同様の構成は省略し、主に、上述したネットワークシステムと異なる構成について説明する。
図18を参照して、決済システム10が利用される、さらに別のネットワークシステムについて説明する。なお、本実施形態に係るネットワークシステムの説明において、上述したネットワークシステムと同様の構成は省略し、主に、上述したネットワークシステムと異なる構成について説明する。
図18は、本発明の一実施形態に係る決済システム10が利用される、さらに別のネットワークシステムを示すブロック図である。
図18に示すように、本実施形態に係るネットワークシステムは、決済システム10を含むサーバ100、ならびにサーバ100にアクセス可能な第1の仲介会社720−1の情報通信端末200−1および第2の仲介会社720−2の情報通信端末200−2を含む。第1の仲介会社720−1の情報通信端末200−1および第2の仲介会社720−2の情報通信端末200−2は、ネットワークNWを介して、決済代行会社760のサーバ100と通信接続することができる。
本実施形態に係るネットワークシステムでは、売主710側の第1の仲介会社720−1と、買主730側の第2の仲介会社720−2とが別々に存在しているため、第1の仲介会社720−1および第2の仲介会社720−2の各々が、決済システムの入力フォームに不動産取引情報を入力することができるものである。決済システム10においては、不動産取引の態様に合わせた入力フォームを用意することができ、入力フォームを用いて不動産取引情報を入力することで、1つの不動産取引における決済処理を一括して行うことができる。そのため、不動産取引における決済処理を迅速に実行することができる。
本発明の実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜構成を組み合わせて実施することができる。また、実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除、または設計変更を行ったもの、もしくは、工程の追加、省略、または条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、または、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10:決済システム、 100:サーバ、 110:通信部、 120:記憶部、 130:口座名義取得部、 140:決済処理情報生成部、 150:入力フォーム処理部、160:決済処理フォーム処理部、 170:電文生成部、 200、200−1、200−2、200−3、200−4:情報通信端末、 300、300−1、300−n:サーバ、 500:入力フォーム、 501:買主取引情報、 502:買主口座情報、 503:買主口座名義情報、 504:買主口座確認表示、 510、510A:入力フォーム、 511、511A:売主取引情報、 512:売主口座情報、 513:売主口座名義情報、 514:売主口座確認表示、 520:入力フォーム、 521:仲介会社取引情報、 522:仲介会社口座情報、 523:仲介会社口座名義情報、 524:仲介会社口座確認表示、 530:入力フォーム、 531:司法書士取引情報、 532:司法書士口座情報、 533:司法書士口座名義情報、 534:司法書士口座確認表示、 540:入力フォーム、 541:金融機関取引情報、 542:金融機関口座情報、 544:登記確認表示、 550:入力フォーム、 551:他取引情報、 552:他口座情報、 560:入力フォーム、 561:金融機関取引情報、 562:金融機関口座情報、 600、610:決済処理フォーム、 601、611:決済対象者情報、 602、612:決済金額情報、 603、613:口座名義確認情報、 604、614:決済処理依頼ボタン、 605、615:一括決済処理依頼ボタン、 700:銀行、 710:売主、 711:売主口座、 720:仲介会社、 720−1:第1の仲介会社、 720−2:第2の仲介会社、 721:仲介会社口座、 730:買主、 731:買主口座、 740:金融機関、 740−1:第1の金融機関、 740−2:第2の金融機関、 740−n:第nの金融機関、 741:信託口座、 741A:信託口座、 750:司法書士、 751:司法書士口座、 760:決済代行会社、 761:決済代行会社口座
Claims (5)
- 情報通信端末から送信された第1口座情報および第2口座情報に基づき、第1口座名義情報および第2口座名義情報を取得する口座名義取得部と、
前記第1口座情報、前記第1口座名義情報、前記第2口座情報、および前記第2口座名義情報を含む決済処理情報を生成する決済処理情報生成部と、を含む、決済システム。 - 前記決済処理情報に基づき、決済処理を要求する電文を生成する電文生成部を含む、請求項1に記載の決済システム。
- 決済処理オリジナルデータを取得し、前記決済処理オリジナルデータおよび前記決済処理情報に基づき、決済処理フォームデータを生成する決済処理フォーム処理部を含む、請求項2に記載の決済システム。
- 前記第1口座情報は、前記情報通信端末に表示された第1入力フォームから取得され、
前記第2口座情報は、前記情報通信端末に表示された第2入力フォームから取得される、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の決済システム。 - 端末から送信された第1口座情報および第2口座情報に基づき、第1口座名義情報および第2口座名義情報を取得するステップと、
前記第1口座情報、前記第1口座名義情報、前記第2口座情報、および前記第2口座名義情報を含む決済処理情報を生成するステップと、を含む、決済方法。
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