上記の様々な実施形態をより良く理解するために、下記の図面と併せて、以下の実施形態の説明を参照されたい。類似の参照番号は、図面全体を通じて、対応する部品を指す。
いくつかの実施形態による、タッチ感知ディスプレイを有するポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
いくつかの実施形態によるイベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
いくつかの実施形態による、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す。
いくつかの実施形態による、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
いくつかの実施形態による、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニュー用の例示的なユーザインタフェースを示す図である。
いくつかの実施形態による、ディスプレイとは別個のタッチ感知面を備える多機能デバイスに関する、例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態によるパーソナル電子デバイスを示す。
いくつかの実施形態によるパーソナル電子デバイスを示すブロック図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
それぞれ位置及び移動データに基づいてプロンプト及び測定値を管理する方法を示すフロー図である。
それぞれ位置及び移動データに基づいてプロンプト及び測定値を管理する方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して取られたバイオメトリック測定値を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して取られたバイオメトリック測定値を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による、電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による、電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による、電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による、電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による、電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。
いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。 (実施形態の説明)
以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどについて記載する。しかしながら、そのような説明は、本開示の範囲に対する限定として意図されるものではなく、代わりに例示的な実施形態の説明として提供されることを認識されたい。
ヘルスデータを管理及び/又は提示するための効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスが必要とされている。例えば、ユーザが自身の健康を便利にモニタリングすることを可能にするために、健康情報を迅速にかつ容易に測定する電子デバイスが必要とされている。別の例として、ユーザが結果を容易に理解して適切に応答できるように、ユーザが取得した健康情報を便利かつ効率的に管理及び監視することを可能にする電子デバイスが必要とされている。別の例として、ユーザが電子デバイスを使用して効率的かつ効果的な方法で自身の健康を評価するために、ユーザが様々な健康及び安全機能を便利に表示及び管理することを可能にする電子デバイスが必要とされている。そのような技術は、電子デバイス上のヘルスデータにアクセスするユーザの認識的負担を軽減し、それによって生産性を高めることができる。更に、このような技法は、普通なら冗長なユーザ入力に浪費されるプロセッサ及びバッテリの電力を低減させることができる。
以下、図1A〜図1B、図2、図3、図4A〜図4B、及び図5A〜図5Bは、ヘルスデータを管理及び/又は提示する技法を実行するための例示的なデバイスの説明を提供する。図6A〜図6Oは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7A〜図7Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための方法を示すフロー図である。図6A〜図6Oのユーザインタフェースは、図7A〜図7Cのプロセスを含む後述するプロセスを示すために使用される。図8A〜図8Sは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図9A〜図9Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための方法を示すフロー図である。図8A〜図8Sのユーザインタフェースは、図9A〜図9Cのプロセスを含む後述するプロセスを示すために使用される。図10A〜図10Vは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図11A〜図11Bは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。図10A〜図10Vのユーザインタフェースは、図11A〜図11Bのプロセスを含む後述するプロセスを例示するために使用される。図12A〜図12N及び図12Q〜図12AGは、いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図12O及び図12Pは、それぞれ位置及び移動データに基づいてプロンプト及び測定を管理する方法を示すフロー図である。図13A〜図13Bは、いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して取られたバイオメトリック測定値を管理するための方法を示すフロー図である。図12A〜図12N及び図12Q〜図12AGのユーザインタフェースは、図12O〜図12P及び図13A〜図13Bのプロセスを含む後述するプロセスを示すために使用される。図14A〜図14Iは、いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。図15A〜図15Bは、いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための方法を示すフロー図である。図14A〜図14Iのユーザインタフェースは、図15A〜図15Bのプロセスを含む後述するプロセスを例示するために使用される。図16A〜図16Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図17A〜図17Bは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。図16A〜図16Cのユーザインタフェースは、図17A〜図17Bのプロセスを含む後述のプロセスを示すために使用される。
以下の説明では、様々な要素について説明するために、「第1の」、「第2の」などの用語を使用するが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、記載する様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチを第2のタッチと呼ぶこともでき、同様に第2のタッチを第1のタッチと呼ぶこともできる。第1のタッチ及び第2のタッチはどちらもタッチであるが、これらは同じタッチではない。
本明細書において様々な記載の実施形態の説明で用いられている用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであって、限定することを意図するものではない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
「〜の場合(if)」という用語は、任意選択的に、文脈に応答して、「〜とき(when)」若しくは「〜とき(upon)」、又は「〜と判定したことに応じて(in response to determining)」若しくは「〜を検出したことに応答して(in response to detecting)」を意味すると解釈される。同様に、「〜と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「〜と判定したとき(upon determining)」若しくは「〜と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
電子機器、かかる機器のユーザインタフェース、及びかかる機器を使用するための関連するプロセスの実施形態を説明する。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)のデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。任意選択的に、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも使用される。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、ディスプレイ生成構成要素と通信する(例えば、無線通信を介して、有線通信を介して)コンピュータシステムである。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。本明細書において使用される場合、コンテンツを「表示すること」は、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、一体化された又は外部のディスプレイ生成構成要素に送信してコンテンツを視覚的に生成することによって、コンテンツ(例えば、ディスプレイコントローラ156によってレンダリング又はデコードされたビデオデータ)を表示させることを含む。
以下の考察では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子機器を説明する。しかしながら、電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
この機器は、典型的には、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、文書作成アプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽再生アプリケーション、及び/又はデジタル映像再生アプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
この機器上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェース機器を、任意選択的に、使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーション毎に、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えたポータブル機器の実施形態に注目を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係るタッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として知られている又は呼ばれることがある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力コントロールデバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で用いられている場合、用語、タッチ感知面上の接触の「強度」は、タッチ感知面上の接触(例えば、指接触)の力又は圧力(単位面積当たりの力)、又は、タッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代用語(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装例では、複数の力センサからの力測定値は、接触の推定される力を判定するために組み合わされる(例えば、加重平均)。同様に、スタイラスの感圧性先端部は、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化は、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。いくつかの実装例では、接触の力又は圧力のための代替測定値は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装例では、接触力又は圧力に対する代理測定は、推定される力又は圧力に変換され、推定される力又は圧力は、強度閾値を超過したかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定される圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するための、及び/又は、ユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又は、ノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御部を介して)受信するための面積が制限されている、低減されたサイズのデバイス上で、通常であればユーザによってアクセスすることが不可能であり得る追加のデバイス機能への、ユーザのアクセスが可能となる。
本明細書及び特許請求の範囲で用いられる場合、用語「触覚出力」は、機器の前の位置に対する機器の物理的な変位、機器の構成要素(例えば、タッチ感知面)の機器の別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、ユーザの触感によりユーザによって検出される機器の質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
機器100は、携帯型多機能機器の一例に過ぎず、機器100は、示さているよりも多くの又は少ない構成要素を、任意選択的に、有し、2つ以上の構成要素を、任意選択的に、組み合わせ、又は、異なる構成又は配置の構成要素を、任意選択的に、有することを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実施される。
メモリ102は、高速ランダムアクセスメモリを、任意選択的に、含み、1つ以上の磁気ディスク記憶機器、フラッシュメモリ機器、又は他の不揮発性固体記憶機器などの不揮発性メモリを、任意選択的に、また含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
周辺機器インタフェース118は、機器の入力及び出力周辺機器をCPU120及びメモリ102に連結するために使用し得る。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU120、及びメモリコントローラ122は、任意選択的に、チップ104などの単一のチップ上で実施される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(無線周波数)回路108は、電磁信号とも称されるRF信号を受信及び送信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。RF回路108は、任意選択的に、短距離通信無線機などによって近距離通信(near field Communication、NFC)フィールドを検出するよく知られている回路を含む。無線通信は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、動き通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケットアクセス(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(high-speed uplink packet access、HSUPA)、エボリューションデータオンリ(Evolution, Data-Only、EV−DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC−HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W−CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Bluetoothローエネルギ(Bluetooth Low Energy、BTLE(登録商標))、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi−Fi(登録商標))(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、及び/若しくはIEEE 802.11ac)、ボイスオーバインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi−MAX(登録商標)、電子メール用プロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能なメッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンスレベレイジングエクステンションのためのセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/若しくはショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、又は本明細書の出願日の時点でまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適した通信プロトコルを含む、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
音声回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザと機器100との間のインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力制御機器116などの機器100上の入出力周辺機器を周辺機器インタフェース118に連結する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、深度カメラコントローラ169、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び、他の入力デバイス若しくは制御デバイス用の1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力コントロールデバイス116からの電気信号の受信/他の入力コントロールデバイス116への電気信号の送信を行う。他の入力コントロールデバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量コントロールのための上下ボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、図2の206)を含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスと通信する(例えば、無線通信を介して、有線通信を介して)コンピュータシステムである。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイの一部としてのトラックパッド)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、入力としてユーザのジェスチャ(例えば、ハンドジェスチャ)を追跡するためなど、1つ以上のカメラセンサ(例えば、1つ以上の光学センサ164及び/又は1つ以上の深度カメラセンサ175)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。
全体として参照により本明細書に組み込まれている、2005年12月23日出願の米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」、米国特許第7,657,849号に記載されているように、プッシュボタンの素早い押下は、任意選択的に、タッチスクリーン112のロックを係合解除し、又は任意選択的に、タッチスクリーン上のジェスチャを使用してデバイスをアンロックするプロセスを開始する。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押下は、任意選択的に、デバイス100への電力をオン又はオフにする。ボタンのうちの1つ以上の機能性は、任意選択的に、ユーザによってカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
タッチ感知ディスプレイ112は、機器とユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信、及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、任意選択的に、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触覚接触に基づくユーザからの入力を受信するタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112上に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
タッチスクリーン112は、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマディスプレイ)技術、又はLED(発光ダイオード)技術を用いるが、他の実施形態では他のディスプレイ技術が、任意選択的に、用いられている。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる動き又は中断を検出する。例示的な実施形態では、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)に見られるものなどの、投影型相互静電容量感知技術が使用される。
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、それぞれ全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第6,323,846号(Westermanら)、第6,570,557号(Westermanら)、及び/若しくは第6,677,932号(Westerman)、並びに/又は米国特許公報第2002/0015024A1号という米国特許に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似している。しかしながら、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の米国特許出願第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の米国特許出願第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の米国特許出願第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の米国特許出願第11/038,590号、「Mode−Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch−Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の米国特許出願第11/367,749号、「Multi−Functional Hand−Held Device」という出願に記載されている。これらの出願は全て、全体として参照により本明細書に組み込まれている。
タッチスクリーン112は、100dpi以上の映像解像度を、任意選択的に、有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、任意選択的に、スタイラス、指などの任意の適した物体又は付属物を使用して、タッチスクリーン112に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指による接触及びジェスチャを主に扱うように設計されるが、これは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより大きいため、スタイラスベースの入力ほど精密でない可能性がある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部とは別個のタッチ感知面である。
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、任意選択的に、静止画像又はビデオをキャプチャする。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面にあるタッチスクリーンディスプレイ112とは反対に、デバイス100の裏面に位置し、したがってタッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又はビデオ画像の取得のためのビューファインダとして使用することが有効である。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面に配置し、したがってユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために入手され、ユーザは、他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見る。いくつかの実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって単一の光センサ164が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又はビデオ画像の取得にも使用される。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の深度カメラセンサ175を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の深度カメラコントローラ169に結合された深度カメラセンサを示す。深度カメラセンサ175は、環境からデータを受信して、視点(例えば、深度カメラセンサ)からのシーン内の対象物(例えば、顔面)の3次元モデルを作成する。いくつかの実施形態では、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、深度カメラセンサ175は、任意選択的に、撮像モジュール143によってキャプチャされた画像の種々の部分の深度マップを決定するために使用される。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見ている間に、深度情報を有するユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために取得されるように、及び、深度マップデータを有する自撮り画像をキャプチャするように、デバイス100の前面に深度カメラセンサが配置されている。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175は、デバイスの背面に、あるいはデバイス100の背面及び前面に配置されている。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175の位置は、ユーザによって(例えば、デバイスハウジング内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって深度カメラセンサ175が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又はビデオ画像の取得にも使用される。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、任意選択的に、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量性力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量性タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報、又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100は、任意選択で、1つ以上の近接センサ166も含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。近接センサ166は、任意選択的に、全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように機能するものであり、これらの出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、多機能デバイスが、ユーザの耳の近くに配置される場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。
デバイス100は、1つ以上の触覚出力生成器167も、任意選択的に、含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100は、1つ以上加速度計168も、任意選択的に、含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。加速度計168は、任意選択的に、どちらも全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許公開第20050190059号、「Acceleration−based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び米国特許公開第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」に記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、ポートレートビュー又はランドスケープビューでタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計168に加えて、磁気計並びにデバイス100の場所及び向き(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/移動モジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、図1A及び図3に示すように、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占めているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力コントロールデバイス116から取得した情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置情報、のうちの1つ以上を含む。
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、iOS(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込み型オペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイスの制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他の機器との通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素も含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じ若しくは類似であり、かつ/又はそれに適合しているマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
接触/移動モジュール130は、(ディスプレイコントローラ156と併用して)タッチスクリーン112及び他のタッチ感知機器(例えば、タッチパッド又は物理的なクリックホイール)との接触を、任意選択的に、検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
いくつかの実施形態において、接触/移動モジュール130は、1つ以上の強度閾値のセットを用いて、動作がユーザによって実行されたか判定する(例えば、ユーザがアイコンを「クリックしたか」を判定する)。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットが、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変化させることなく調整することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変化させることなく、広範囲の既定閾値のうちのいずれかに設定することができる。加えて、いくつかの実装例では、デバイスのユーザは、強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される(例えば、システムレベルのクリック「強度」パラメータによって、個々の強度閾値を調整すること、及び/又は複数の強度閾値を一度に調整することによる)。
接触/移動モジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を、任意選択的に、検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質的に同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上で指スワイプジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて1つ以上の指ドラッグイベントを検出し、その後それに続いて指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的インパクト(例えば、輝度、透明性、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変更するための構成要素を含む、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックを表現及び表示するための様々な公知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書では、「グラフィック」という用語は、それだけに限定されるものではないが、文字、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどを含む、ユーザに表示することができる任意のオブジェクトを含む。
いくつかの実施形態において、グラフィックモジュール132は、使用されるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、ユーザの機器100との対話に応答して機器100上の1つ以上の位置で触覚出力を生成するために触覚出力生成器167が使用する命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は、任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であるが、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)にテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
アプリケーション136は、以下のモジュール(又は命令セット)又はこれらのサブセット若しくはスーパーセットを、任意選択的に、含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(Instant messaging、IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオプレーヤモジュール、
●音楽プレーヤモジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●任意選択的に気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、辞書ウィジェット149−5、及びユーザによって入手された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149−6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149−6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを一体化したビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は、
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的に、メモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例として、他の文書作成アプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、連絡先モジュール137は、任意選択的に、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、実際の住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/又は促進することなどを含めて、アドレス帳又は連絡先リスト(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶される)を管理するために使用される。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、任意選択的に、電話番号に対応する文字シーケンスの入力、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号へのアクセス、入力された電話番号の修正、それぞれの電話番号のダイヤル、会話の実施、会話が終了したときの通話停止又はハングアップのために使用される。前述したように、無線通信は、任意選択的に、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザ命令に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始、実行、及び終了するための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザ命令に応じて電子メールを作成、送信、受信、及び管理するための実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字シーケンスの入力、以前に入力された文字の修正、それぞれのインスタントメッセージの送信(例えば、電話通信ベースのインスタントメッセージ向けのショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコル、又はインターネットベースのインスタントメッセージ向けのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用する)、インスタントメッセージの受信、及び受信したインスタントメッセージの閲覧のための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるグラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書では、「インスタントメッセージング」とは、電話通信ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)と、インターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)との両方を指す。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュールと連携して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニング(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー燃焼目標を有する)を作成し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択及び再生し、並びに、トレーニングデータを表示、記憶、及び送信するための実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像若しくはビデオ(ビデオストリームを含む)のキャプチャ及びメモリ102内への記憶、静止画像若しくはビデオの特性の修正、又はメモリ102からの静止画像若しくはビデオの削除のための実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像の配置、修正(例えば、編集)、あるいはその他の操作、ラベル付け、削除、提示(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムにおける)、及び記憶のための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はその一部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの検索、リンク、受信、及び表示を含めて、ユーザ命令に従ってインターネットをブラウジングするための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダモジュール148は、ユーザの指示に従い、カレンダ及びカレンダに関連付けられたデータ(例えば、カレンダアイテム、to doリストなど)を作成し、表示し、修正し、記憶するための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットモジュール149は、任意選択的にユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149−1、株式ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、及び辞書ウィジェット149−5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149−6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェットクリエータモジュール150は、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットにする)ために、ユーザによって使用される。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザ命令に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定検索語)に一致するメモリ102内の文字、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びにビデオを(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザ命令に従ってメモ、to doリストなどを作成及び管理するための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、任意選択的に、ユーザ命令に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の場所又はその付近の店舗及び他の対象地点に関するデータ、並びに他の場所ベースのデータ)を受信、表示、修正、及び記憶するために使用される。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/移動モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザが特定のオンラインビデオへのアクセス、特定のオンラインビデオのブラウジング、受信(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによる)、再生(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールの送信、並びにH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオの他の管理を行うことを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションについての追加の説明は、その内容が全体として参照により本明細書に組み込まれている、2007年6月20日出願の米国仮特許出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日出願の米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」において見ることができる。
上記で識別されたモジュール及びアプリケーションのうちのそれぞれは、1つ以上の上記の機能を実行するための実行可能な命令セット及び本出願に記載の方法(例えば、コンピュータ実装の方法及び本明細書に記載の他の情報処理方法)に対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施する必要はなく、したがって、様々な実施形態において、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされ、又は他の形で再構成される。例えば、ビデオプレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わされて、単一のモジュール(例えば、図1Aのビデオ及び音楽プレーヤモジュール152)にされる。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
いくつかの実施形態において、機器100は、機器上の機能の既定のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して排他的に実行される機器である。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して排他的に実行される既定のセットの機能は、ユーザインタフェース間のナビゲーションを、任意選択的に、含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。いくつかの他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
図1Bは、いくつかの実施形態によるイベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)と、それぞれのアプリケーション136−1(例えば、前述のアプリケーション137〜151、155、380〜390のうちのいずれか)とを含む。
イベントソータ170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136−1、及びアプリケーション136−1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136−1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中であるときにタッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施形態において、アプリケーション内部状態192は、追加情報として、例えば、アプリケーション136−1が実行を再開する際に用いられる再開情報、アプリケーション136−1により表示されている又は表示の準備ができている情報を示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136−1の以前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態の待ち行列、及びユーザが以前にとったアクションの再実行/アンドゥの待ち行列のうちの1つ以上を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インーフェース118よりイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としてのタッチ感知ディスプレイ112上のユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態において、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送る。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る及び/又は所定の持続時間を超える入力の受信)があるときのみイベント情報を送信する。
いくつかの実施形態において、イベントソータ170は、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173も含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が1つ以上のビューを表示した際に、1つ以上のビュー内のサブイベントが発生した場所を判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書中では、情報が表示されタッチベースのジェスチャが発生する、アプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットである。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチベースのジェスチャのサブイベントに関連した情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンス内の第1のサブイベント)が行われる最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、このヒットビューは、典型的には、ヒットビューとして特定されたのと同じタッチ又は入力ソースに関係する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(1つ又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント識別部180)に送信する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部182によって取得されるイベント情報をイベントキューに記憶する。
いくつかの実施形態において、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136−1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
いくつかの実施形態において、アプリケーション136−1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理するための命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136−1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット、又は、アプリケーション136−1が方法及び他の属性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、任意選択的に、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上が、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。
それぞれのイベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを識別する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソータ170よりイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較により、イベント又はサブイベントを判定、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判定又は更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187−1)及びイベント2(187−2)などのイベント(例えば、既定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント(187)内のサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチの取り消し、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187−1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階に対する第1のリフトオフ(タッチ終了)、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階に対する第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187−2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上のタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112にわたるタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
いくつかの実施形態において、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクト用のイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112上に3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビュー内で、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されたとき、イベント比較部184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
いくつかの実施形態において、それぞれのイベント(187)の定義は、サブイベントのシーケンスが、イベント認識部のイベントタイプに対応するか対応しないかが判定されるまで、イベント情報の配布を遅延させる遅延動作も含む。
それぞれのイベント認識部180が一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施形態において、それぞれのイベント認識部180は、イベント配布システムが、アクティブに関わっているイベント認識部へのサブイベント配布を実行する方法を示す、構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタリスト183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施形態において、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識された時に、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態において、イベント配布命令188は、イベント処理部をアクティブ化せずにサブイベントに関するイベント情報を配布するサブイベント配布命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
いくつかの実施形態において、データ更新部176は、アプリケーション136−1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又はビデオプレーヤモジュールで使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136−1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
いくつかの実施形態において、イベント処理部190(1つ又は複数)は、データ更新部176と、オブジェクト更新部177と、GUI更新部178とを含む、又はこれらにアクセスする。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136−1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザタッチのイベント処理に関する上記の考察は、入力デバイスを有する多機能機器100であって、必ずしもその全てがタッチスクリーン上で起動されない、多機能機器を動作させる他の形のユーザ入力にも適用されることが理解されるであろう。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
図2は、いくつかの実施形態による、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。本実施形態、並びに以下で説明される他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺では描かれていない)を使用して、グラフィック上でジェスチャを実施することによって、それらのグラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能となる。いくつかの実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択で含む。いくつかの実装例又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
機器100は、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンも、任意選択的に、含む。前述したように、メニューボタン204は、任意選択的に、任意選択的にデバイス100上で実行される集合のアプリケーション内の任意のアプリケーション136へナビゲートするために使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112上に表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフにしてデバイスをロックするプッシュボタン206、音量調整ボタン208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替的実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を介して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力も受け入れる。デバイス100はまた、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167を含む。
図3は、いくつかの実施形態による、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続する1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を含む入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、典型的には、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330はまた、任意選択的に、キーボード及び/又はマウス(若しくは他のポインティングデバイス)350と、タッチパッド355と、デバイス300上に触知出力を生成する触知出力生成器357(例えば、図1Aを参照して前述した触知出力生成器167に類似している)と、センサ359(例えば、図1Aを参照して前述した接触強度センサ165に類似している光、加速度、近接、タッチ感知、及び/又は接触強度センサ)とを含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102内に記憶されているプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似したプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、任意選択的に、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するのに対して、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
図3の上記で特定した要素はそれぞれ、任意選択的に、前述したメモリデバイスのうちの1つ以上の中に記憶される。上記で特定したモジュールはそれぞれ、前述した機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定したモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施する必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択的に、組み合わされ、又は他の形で再構成される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
次に、任意選択的に例えばポータブル多機能デバイス100上で実施されるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
図4Aは、いくつかの実施形態によるポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi−Fi(登録商標)信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetooth(登録商標)インジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408:
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされた、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも呼ばれるビデオ及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422、及び
●以下のような、他のアプリケーションのアイコン:
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされた、カレンダモジュール148のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155のアイコン432、
○「株式」とラベル付けされた、株式ウィジェット149−2のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149−1のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149−4のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136についての設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされた、設定アプリケーション又はモジュールのアイコン446。
図4Aに示すアイコンラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152のためのアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」と表示される。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、任意選択的に、タッチ感知面451上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器357を含む。
以下の例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112(タッチ感知面及びディスプレイが組み合わされている)上の入力を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の1次軸(例えば、図4Bの453)に対応する1次軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの場所に対応する場所(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)で、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を検出する。このようにして、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されるユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにこれらの動き)は、タッチ感知面がディスプレイとは別個であるとき、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
加えて、以下の実施例が主として指入力(例えば、指接触、指タップジェスチャ、指スワイプジェスチャ)を参照して示されているが、いくつかの実施形態において、これらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイス(例えば、マウスに基づく入力、又はスタイラス入力)に由来する入力に取って代わられることが理解されよう。例えば、スワイプジェスチャは、(例えば、接触の代わりの)マウスクリックに続けた、(例えば、接触の移動の代わりの)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動によって、任意選択的に置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間はマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A〜4B)に関して説明する特徴のうちのいくつか又は全てを含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以下ではタッチスクリーン504、を有する。あるいは、又はタッチスクリーン504に加えて、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及び300と同様に、いくつかの実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出する1つ以上の強度センサを含む。タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチの強度に基づいてタッチに応答することができ、これは、異なる強度のタッチが、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
タッチ強度を検出及び処理する例示的な技法は、例えば、それぞれ全体として参照により本明細書に組み込まれている、国際特許第WO/2013/169849号として公開された、2013年5月8日出願の国際特許出願第PCT/US2013/040061号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」、及び国際特許第WO/2014/105276号として公開された、2013年11月11日出願の国際特許出願第PCT/US2013/069483号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」という関連出願に見られる。
いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合、物理的機構とすることができる。物理的入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。そのようなアタッチメント機構は、含まれる場合、例えば帽子、アイウェア、イアリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計のバンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどにデバイス500を取り付けることを可能にすることができる。これらのアタッチメント機構は、ユーザがデバイス500を着用することを可能にする。
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、図1A、図1B、及び図3に関して説明した構成要素のうちのいくつか又は全てを含むことができる。デバイス500は、I/Oセクション514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/Oセクション514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に強度センサ524(例えば、接触強度センサ)とを有することができる。加えて、I/Oセクション514は、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、近距離通信(NFC)、セルラー、及び/又は他の無線通信技法を使用してアプリケーション及びオペレーティングシステムデータを受信する通信ユニット530に接続することができる。デバイス500は、入力機構506及び/又は508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば回転可能入力デバイス又は押下可能及び回転可能入力デバイスである。いくつかの例では、入力機構508は、任意選択的にボタンである。
いくつかの例では、入力機構508は、任意選択的にマイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はこれらの組み合わせなどの様々なセンサを含み、これらのセンサは全て、I/Oセクション514に動作可能に接続することができる。
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700(図7A〜図7C)、プロセス900(図9A〜図9C)、プロセス1100(図11A〜図11B)、プロセス1300(図13A〜図13B)、プロセス1500(図15A〜図15B)、及びプロセス1700(図17A〜図17B)を含めた、以下に説明する技術を実行させることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用するための、又は命令実行システム、装置、又はデバイスに接続されているコンピュータ実行可能命令を、有形に含み又は記憶することができる任意の媒体とすることができる。いくつかの実施例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、それだけに限定されるものではないが、磁気、光学、及び/又は半導体記憶装置を含むことができる。そのような記憶装置の例としては、磁気ディスク、CD、DVD、又はBlu−ray技術に基づく光学ディスク、並びにフラッシュ、ソリッドステートドライブなどの常駐ソリッドステートメモリなどが挙げられる。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の又は追加の構成要素を複数の構成で含むことができる。
本明細書では、「アフォーダンス」という用語は、任意選択的にデバイス100、300、及び/又は500(図1A、図3、及び図5A〜5B)のディスプレイスクリーン上に表示されるユーザ対話グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン、及び文字(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
本明細書で用いられている用語「フォーカスセレクタ」は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を指示する入力要素を指す。カーソル又は他の場所マーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルが「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってカーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上に位置する間に、タッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355又は図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接対話を有効化するタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は図4Aのタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上の検出された接触が「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の場所で入力(例えば、接触による押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装例では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによる)なく、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域へ動かされ、これらの実装例では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる特有の形態に関わらず、フォーカスセレクタは、概して、ユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)であり、ユーザの意図する対話をユーザインタフェースによって通信するように、ユーザによって制御される(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによる)。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、対応のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その対応のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する既定の期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均(mean)値、接触の強度の平均(average)値、接触の強度の上位10パーセンタイル値、接触の強度の最大の2分の1の値、接触の強度の最大の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づいている。いくつかの実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。いくつかの実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、集合の1つ以上の強度閾値は、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この例では、第1の閾値を超過しない特性強度を有する接触は、第1の動作をもたらし、第1の強度閾値を超過するが第2の強度閾値を超過しない特性強度を有する接触は、第2の動作をもたらし、第2の閾値を超過する特性強度を有する接触は、第3の動作をもたらす。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較は、第1の動作を実行するべきか、それとも第2の動作を実行するべきかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するべきか否か(例えば、それぞれの動作を実行するべきか、それともそれぞれの動作を実行するのを取り止めるべきか)を判定するために使用される。
本明細書で使用するとき、「インストール済みアプリケーション」とは、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び/又はデバイス500)上にダウンロードされており、そのデバイス上で起動される(例えば、開かれた状態になる)準備が整っている、ソフトウェアアプリケーションを指す。いくつかの実施形態では、ダウンロードされたアプリケーションは、ダウンロードされたパッケージからプログラム部分を抽出し、抽出された部分をコンピュータシステムのオペレーティングシステムと統合するインストールプログラムによって、インストール済みアプリケーションになる。
本明細書では、「開いているアプリケーション」又は「実行中のアプリケーション」という用語は、保持された状態情報(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部として)を有するソフトウェアアプリケーションを指す。開いている又は実行中のアプリケーションは、任意選択的に、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
●アプリケーションが使用されているデバイスのディスプレイスクリーン上に現在表示されているアクティブアプリケーション、
●現在表示されていないが、アプリケーション用の1つ以上のプロセスが1つ以上のプロセッサによって処理されている背景アプリケーション(又は背景プロセス)、並びに
●稼働していないが、メモリ(揮発性及び不揮発性それぞれ)に記憶されており、かつアプリケーションの実行を再開するために使用することができる状態情報を有する、中断又は休止状態アプリケーション。
本明細書で用いられている用語「閉じられたアプリケーション」は、状態情報が保持されていない(例えば、閉じられたアプリケーションの状態情報が機器のメモリ内に記憶されていない)ソフトウェアアプリケーションを指す。したがって、アプリケーションを閉じることは、アプリケーション用のアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去し、アプリケーションに対する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。概して、第1のアプリケーション中に第2のアプリケーションを開いても、第1のアプリケーションは閉じない。第2のアプリケーションが表示されており、かつ第1のアプリケーションが表示を中止されたとき、第1のアプリケーションは背景アプリケーションになる。
次に、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイス上で実装されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連付けるプロセスの実施形態に注意を向ける。
図6A〜図6Oは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図7A〜図7Cにおける処理を含む、以下で説明される処理を例示するために使用される。
図6Aは、表示生成コンポーネント602A(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))及び1つ以上の入力デバイス(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、タッチ感知面)を備える電子デバイス600A(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ)を示す。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、デバイス100、300、及び500の1つ以上の要素又は機能を含む。
図6Aでは、デバイス600Aは、表示生成コンポーネント602Aを介して、ヘルスアプリケーションのユーザアカウントページのユーザインタフェース610を表示する。ヘルスアプリケーションは、ユーザアカウントに関連する健康関連機能に関するデータを収集し、デバイス600A上に提示する。健康関連機能は、デバイス600A上で動作している、又はデバイス600A上で動作可能である、あるいはデバイス600Aとペアリングされたスマートウォッチなどの外部電子デバイス(例えば、図8Iを参照して最初に説明されるデバイス600B)又はサーバ上で動作している、又は動作可能なアプリケーション(例えば、又はアプリケーション昨日)に対応する。ユーザインタフェース610は、選択されると、図6Bを参照して説明されるユーザインタフェースの表示を引き起こす、選択可能なユーザインタフェース要素612を含む。
図6Aでは、ユーザインタフェース610を表示している間に、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェース要素612を対象とする入力601(例えば、タッチ入力、タップ入力)を受信する。
図6Bでは、入力601を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザインタフェース614を表示する。ユーザインタフェース614を表示する図6Bのデバイス600Aの左描写は、ユーザインタフェース614の上部に対応し、ユーザインタフェース614を表示する図6Bのデバイス600Aの右描写は、ユーザインタフェース614の下部に対応する。
ユーザインタフェース614は、本明細書ではプラッタとも称されるユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、620、622、624、626、628、632、634、638、及び640)を含む。各プラッタは、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチ上で動作するために現在非アクティブ、アクティブ、又は利用不可能である、特定の健康関連機能に対応する。ユーザインタフェース614内で、デバイス600Aは、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチ上で動作するために、それぞれの健康関連機能が非アクティブであるか、アクティブであるか、又は利用不可能であるかに基づいて、プラッタを配置する。それぞれの健康関連機能がデバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチで使用できるように有効化又はセットアップされていない場合、それぞれの健康関連機能は、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチでは非アクティブである。それぞれの健康関連機能が継続的及び/又は断続的に(例えば、自動的に)使用されている場合、あるいはデバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチで(例えば、手動で)使用可能になっている場合、それぞれの健康関連機能は、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチでアクティブである。それぞれの健康関連機能がデバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチで使用できるように有効化又はセットアップできない場合、それぞれの健康関連機能は、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチでは利用できない。
図6Bに示すように、ユーザインタフェース614は、デバイス600A上及び/又はペアリングされたスマートウォッチ上で現在非アクティブである健康関連機能に対応するプラッタ618、620、622、624、626、及び628を含む領域616を含む。領域616では、プラッタは、対応するアプリケーションに関する情報(例えば、アプリケーションの機能に関する情報)、それぞれのアプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)がアクティブ化され得る1つ以上のデバイス(例えば、デバイス600A及び/又はペアリングされたスマートウォッチ)の示唆、及びアフォーダンスのタイプ(例えば、セットアップアフォーダンス、それぞれのアプリケーション(例えば、アプリケーション機能)をアクティブ化するための有効化アフォーダンス)を含む。
例えば、ECGアプリケーションに対応するプラッタ618は、心臓の健康を監視するためにECG測定を行うことに関する情報618Aと、ペアリングされたスマートウォッチを介してのみECGアプリケーションが使用できるという示唆618Bと、セットアップアフォーダンス618Cと、を含む。セットアップアフォーダンス618Cは、起動されると、ペアリングされたスマートウォッチを介して使用するためのECGアプリケーションを有効化するためのセットアッププロセスを開始する。
別の例では、プラッタ622は、ユーザの心拍数を測定し、測定された心拍数データを管理し、測定された心拍数が通知閾値を下回る場合に心拍数データに基づいて低心拍数通知を生成することができる、低心拍数通知アプリケーションに対応する。プラッタ622は、心拍数の監視に関する情報622A、ペアリングされたスマートウォッチを介して低心拍数通知アプリケーションを使用することができるという示唆622B、及び有効化アフォーダンス622Cを含む。アフォーダンス622Cは、アクティブ化されると、低心拍数通知アプリケーションをアクティブ化するための簡略化された(例えば、1ステップ、急速)プロセスを開始する。
別の例では、転倒検出アプリケーションに対応するプラッタ626は、転倒検出アプリケーションの1つ以上の機能に関する情報626A、ペアリングされたスマートウォッチを介して転倒検出アプリケーションを使用することができるという示唆626B、及びアクティブ化されたときに、(例えば、転倒検出アプリケーションのためのネイティブなセットアッププロセスを起動する代わりに)転倒検出アプリケーションをアクティブ化するための簡略化された(例えば、1ステップ、急速)プロセスを開始する有効化アフォーダンス626Cを含む。
別の例では、プラッタ628は、周囲環境のノイズレベルを検出し、検出されたノイズレベルがノイズレベル閾値よりも高いと判定された場合に、通知を生成することができるノイズ通知アプリケーションに対応する。プラッタ628は、ノイズ通知の1つ以上の機能に関する情報628A、デバイス600A及びペアリングされたスマートウォッチの両方を介してノイズ通知アプリケーションを使用することができるという示唆628A、及びアクティブ化されたときに、デバイス600A及びペアリングされたスマートウォッチの両方でノイズ通知アプリケーションをアクティブ化するための簡略化された(例えば、1ステップ、急速)プロセスを開始する有効化アフォーダンス628Cを含む。
同じく図6Bに示すように、ユーザインタフェース614は、デバイス600A上及び/又はデバイス600Aとペアリングされた外部デバイス(例えば、デバイス600B)上で現在アクティブである健康関連機能に対応するプラッタ632及び636を含む領域630を含む。図6Bの実施形態では、領域630は、医療IDアプリケーションに対応するプラッタ632と、緊急用SOSアプリケーションに対応するプラッタ634とを含む。
領域630では、プラッタは、それぞれのアプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)に関する情報と、それぞれのアプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)が最後に更新されたとき(例えば、それぞれのアプリケーションの1つ以上の設定が最後に更新/変更されたとき、それぞれのアプリケーションに記憶された1つ以上のユーザインタフェースが最後に更新/変更されたとき、それぞれのアプリケーションのバージョンが最後に新しいバージョンに更新されたとき)の示唆を含む。
例えば、医療IDアプリケーションに対応するプラッタ632は、医療IDアプリケーションがどのように使用されるかに関する情報632Aと、医療IDアプリケーション及び/又は医療IDアプリケーション内でユーザによって入力された情報が最新に更新されたときの日付の示唆632Bとを含む。
同じく図6Bに示すように、ユーザインタフェース614は、デバイス600A上及び/又はペアリングされたスマートウォッチ上で動作可能でない健康関連機能に対応するプラッタ638及び640を含む領域636を含む。領域636は、低心臓健康レベル通知アプリケーションに対応するプラッタ638と、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するプラッタ640とを含む。
領域636では、プラッタは、そのそれぞれのアプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)が利用できない理由に関する情報、及びアプリケーションに関する追加情報を閲覧する、又は(例えば、アプリケーションをアクティブ化できるように)アプリケーションを利用可能にするために、それぞれのデバイスのデバイス設定(例えば、プライバシー設定などのデバイス特権)を変更するためのアフォーダンスのタイプに関する情報を含む。
例えば、低心臓健康レベル通知アプリケーションに対応するプラッタ638は、低心臓健康レベル通知アプリケーションが(例えば、ペアリングされたスマートウォッチ上で)利用できない理由の示唆638A、及び低心臓健康レベル通知アプリケーションに関する、及び/又はアプリケーションがペアリングされたスマートウォッチ上で利用できない(例えば、互換性がない)理由に関する追加情報を閲覧するための詳細アフォーダンス638Bを含む。
別の例では、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するプラッタ640は、デバイス設定(例えば、プライバシー設定)のためにアプリケーションが利用できないという示唆640A、及びアクティブ化されると、デバイス設定(例えば、プライバシー設定を含む)を変更することができる設定ユーザインタフェースを表示させる、設定を開くアフォーダンス640Bを含む。
図6Bでは、ユーザインタフェース614を表示している間に、デバイス600Aは、転倒検出アプリケーションに対応するプラッタ626の有効化アフォーダンス626Cを対象とする入力603を受信する。
図6Cでは、入力603を受信したことに応答して、デバイス600Aは、転倒検出アプリケーションをアクティブ化するためのユーザインタフェース642を表示する。ユーザインタフェース642は、転倒検出アプリケーションの1つ以上の機能に関する情報642Aを含む。ユーザインタフェース642はまた、デバイス600Aとペアリングされた接続されたスマートウォッチ(例えば、デバイス600B)を介して転倒検出アプリケーションが操作されるという示唆642Bを含む。ユーザインタフェース642はまた、選択されると、更なる入力又はステップを必要とせずに、転倒検出アプリケーションを現在の非アクティブな「オフ」状態からアクティブな「オン」状態に切り替える、選択可能なトグルボタン642Cを含む。非アクティブな「オフ」状態では転倒検出アプリケーションはアクティブ化されないため、アプリケーションの転倒検出機能は、デバイス600B上又はペアリングされたスマートウォッチでは有効ではない。非アクティブな「オン」状態で転倒検出アプリケーションはアクティブ化されるため、アプリケーションの転倒検出機能が有効化され、デバイス600B又はペアリングされたスマートウォッチによって使用される。したがって、ユーザインタフェース642は、転倒検出アプリケーションをアクティブ化するためのワンステッププロセスを可能にする。
また、図6Cでは、ユーザインタフェース642を表示している間に、デバイス600Aは、転倒検出アプリケーションをアクティブ化する(例えば、トグルをオンにする)ためにトグルボタン642Cを対象とする入力605を受信する。転倒検出アプリケーションをアクティブ化することを目的とする入力605を受信したことに応答して、デバイス600Aは、転倒検出アプリケーションをペアリングされたスマートウォッチでアクティブ化する。
図6Dは、転倒検出アプリケーションが入力605を介してアクティブ化された後のユーザインタフェース614を表示するデバイス600Aを示す。図6Dでは、デバイス600Aは、転倒検出アプリケーションがアクティブ化されているので、領域616の代わりに領域630に転倒検出アプリケーションに対応するプラッタ626を表示する。
また、図6Dでは、ユーザインタフェース614を表示している間に、デバイス600Aは、ノイズ通知アプリケーションに対応するプラッタ628の有効化アフォーダンス628Cを対象とする入力607を受信する。
図6Eでは、入力607を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ノイズ通知アプリケーションをアクティブ化するためのユーザインタフェース644を表示する。ユーザインタフェース644は、ノイズ通知アプリケーションの1つ以上の機能に関する情報644Aを含む。ユーザインタフェース644はまた、デバイス600A及びペアリングされたスマートウォッチの両方を介してノイズ通知アプリケーションが操作されるという示唆644Bを含む。ユーザインタフェース644はまた、選択可能なトグルボタン644C、アクティブ化されると、ノイズ通知アプリケーションを現在の非アクティブな「オフ」状態からアクティブな「オン」状態に切り替えるアフォーダンスを含む。ユーザインタフェース644はまた、アクティブ化されたときに、ユーザが、ノイズ通知がトリガされるべきかどうかを判定するために使用されるデシベル閾値を、現在選択されている閾値である80dBから異なる閾値に変更することを可能にする、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト644Dを含む。80dBは、選択可能なデシベル閾値の例であり、ノイズ通知アプリケーションは、80dBを含む又は含まない、選択のための複数のデシベル閾値を提供することができる。
また、図6Eでは、ユーザインタフェース644を表示している間に、デバイス600Aは、ノイズ通知アプリケーションをアクティブ化するためにトグルボタン644Cを対象とする入力609を受信する。入力609を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ノイズ通知アプリケーションを、デバイス600A及びペアリングされたスマートウォッチの両方でアクティブ化させる。
図6Fは、入力609を介してノイズ通知アプリケーションが有効化された後のユーザインタフェース614を表示するデバイス600Aを示す。図6Fでは、デバイス600Aは、ノイズ通知アプリケーションがアクティブ化されているので、領域616の代わりに領域630に転倒検出アプリケーションに対応するプラッタ628を表示する。
図6Fでは、ユーザインタフェース614を表示している間に、デバイス600Aは、低心拍数通知アプリケーションに対応するプラッタ622の有効化アフォーダンス622Cを対象とする入力611を受信する。
図6Gでは、入力611を受信したことに応答して、デバイス600Aは、(例えば、心拍数測定/管理アプリケーションの)低心拍数通知機能をアクティブ化するためのユーザインタフェース646を表示する。ユーザインタフェース646は、低心拍数通知アプリケーションの1つ以上の機能に関する情報646Aを含み、この情報は、低心拍数通知アプリケーションをアクティブ化するためにBPM閾値が選択される必要があるという示唆を含む。ユーザインタフェース646はまた、低心拍数通知アプリケーションがペアリングされたスマートウォッチを介して操作されることを示す示唆646B、及び測定された心拍数が心拍数閾値よりも低い場合に、低心拍数通知をトリガするための、心拍数閾値を選択するための閾値選択領域648を含む。閾値選択領域648は、複数のBPM閾値648A〜648Fを含み、閾値648Aはオフに対応し(したがって、通知はアクティブ化されない)、55BPMに対応する閾値648B、50BPMに対応する閾値648C、45BPMに対応する閾値648D、40BPMに対応する閾値648E、及び35BPMに対応する閾値648Fを含む。
また、図6Gでは、ユーザインタフェース646を表示している間に、デバイス600Aは、閾値648D(45BPM)を選択することを目的とする入力613を受信する。閾値648Dを選択することを目的とした入力613の受信に応答して、デバイス600Aは、45BPMの選択された通知閾値に基づいて、ペアリングされたスマートウォッチ上で低心拍数通知アプリケーションをアクティブ化させる。
図6Hでは、図6Gで低心拍数通知アプリケーションが有効化された後にユーザインタフェース614を表示するデバイス600Aを示す。図6Hでは、デバイス600Aは、低心拍数通知アプリケーションがアクティブ化さているので、領域616の代わりに領域630に低心拍数通知アプリケーションに対応するプラッタ622を表示する。
図6Hでは、ユーザインタフェース614を表示している間に、デバイス600Aは、ECGアプリケーションに対応するプラッタ618のセットアップアフォーダンス618Cを対象とする入力615を受信する。入力615を受信したことに応答して、デバイス600Aは、(例えば、部分的に)図6I〜図6Kに示すECGアプリケーションのネイティブな多段階セットアッププロセスに対応する、ECGアプリケーションのセットアッププロセスを開始する。
図6Iでは、デバイス600Aは、ECGアプリケーションのセットアッププロセスの第1のセットアップユーザインタフェース650を表示する。第1のセットアップユーザインタフェース650は、ECG測定に関する情報650A、ユーザ情報(例えば、誕生日、年齢)の要求650B、及びECGアプリケーションのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス650Cを含む。また、図6Iでは、第1のセットアップユーザインタフェース650を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス650Cを対象とする入力617を受信する。
図6Jでは、入力617を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ECGアプリケーションのセットアッププロセスの第2のセットアップユーザインタフェース652を表示する。第2のセットアップユーザインタフェース652は、ECG測定及び心臓の健康に対するその関係性に関する詳細情報652A、並びにECGアプリケーションのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス652Bを含む。また、図6Jでは、第2のセットアップユーザインタフェース652を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス652Bを対象とする入力619を受信する。
図6Kでは、図6Jに示すように入力619を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ECGアプリケーションのセットアッププロセスの第3のセットアップユーザインタフェース654を表示する。第3のセットアップユーザインタフェース654は、ペアリングされたスマートウォッチを使用してECG測定を行うことによってセットアッププロセスを完了することに関する情報654Aを含む。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、ペアリングされたスマートウォッチを介して取得された、成功した第1のECG測定の完了を検出すると、ECGアプリケーションをアクティブ化する。
図6Lは、図6I〜図6KでECGアプリケーションが有効化された後にユーザインタフェース614を表示するデバイス600Aを示す。図6Lでは、デバイス600Aは、ECGアプリケーションがアクティブ化されているので、領域616の代わりに領域630にECGアプリケーションに対応するプラッタ616を表示する。
図6Lでは、ユーザインタフェース614を表示している間に、デバイス600Aは、低心臓健康レベル通知アプリケーションに対応するプラッタ638の詳細アフォーダンス638Bを対象とする入力621を受信する。
図6Mでは、入力621を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェース656を表示する。ユーザインタフェース656は、低心臓健康通知アプリケーションが、デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチ上で操作できないという示唆656A、及びアプリケーションが利用できない理由の示唆656Bを含む。
いくつかの実施形態では、アプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)は、図8A〜図8S及び図10A〜図10Vを参照して以下でより詳細に説明されるように、データへのアクセスあるいはデバイス600A又は外部デバイス(例えば、デバイス600B)が使用されている場所(例えば、都市、州、国)での規制(例えば、政府規制)のために(デバイス600A及び/又はペアリングされたスマートウォッチ上で操作するために)利用できない。いくつかの実施形態では、アプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)は、図8A〜図8Sを参照して以下により詳細に説明されるように、ユーザの生物学的特性(例えば、年齢、妊娠、以前からの病状)のために(デバイス600A又はペアリングされたスマートウォッチ上で操作するために)利用できない。
図6Nは、ヘルスアプリケーションの概要ユーザインタフェース660を表示するデバイス600Aを示す。概要ユーザインタフェース660は、デバイス600A上及び/又はペアリングされたスマートウォッチ上で動作している健康関連アプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)に対応する、異なる健康関連機能に対応する複数のユーザインタフェースオブジェクト662、664、及び666を含む。概要ユーザインタフェース660は、ノイズレベル通知アプリケーションに対応し、検出されたノイズレベルに関連付けられた情報を含むユーザインタフェースオブジェクト662を含む。概要ユーザインタフェース660はまた、行動アプリケーションに対応し、測定/検出された行動関連情報を含むユーザインタフェースオブジェクト664を含む。概要ユーザインタフェース660はまた、トレーニングアプリケーションに対応し、過去のトレーニング情報を含むユーザインタフェースオブジェクト666を含む。
図6Oは、概要ユーザインタフェース600内で、ユーザインタフェース614に関連する通知668(例えば、時間ベースの通知)を表示するデバイス600Aを示す。通知668は、図6Bに示されるように、ユーザインタフェース614内に列挙された健康関連機能を確認し、必要に応じて更新すべきであるという示唆668Aを含む。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、バナー通知として(例えば、ホームユーザインタフェース又は異なるアプリケーションのユーザインタフェースを介して)通知668を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、デバイス600Aのウェイクスクリーン内に通知668を表示する。
いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、通知668を毎年自動的に表示する。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、通知668を毎月自動的に表示する。
いくつかの実施形態では、通知668を対象とする入力を受信したことに応答して、デバイス600Aは、健康関連アプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)が、ユーザによって容易かつ便利に管理され得るように、ユーザインタフェース614を表示する。
図7A〜図7Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康及び安全機能を管理するための方法を示すフロー図である。方法700は、表示生成コンポーネント(例えば、602A)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))及び1つ以上の入力デバイス(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、タッチ感知面)と通信するコンピュータシステム(例えば電子デバイス(例えば、100、300、500、600A))において実行される。方法700のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600A)はコンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成コンポーネント(例えば、602A)と1つ以上の入力デバイスと通信している(例えば、有線通信、無線通信)。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザ入力を受けるタッチ感知面などの入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、統合型又は外部の表示生成コンポーネントに送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続を受信することができる。
後述するように、方法700は、ヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600A)は、表示生成コンポーネント(例えば、602A)を介して、健康関連(例えば、肉体的健康(身体の安全性を含む)、精神的健康を含む)機能(例えば、コンピュータシステム上で動作しているか、又は動作するために利用可能である、あるいはコンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上で動作しているか、又は動作するために利用可能であるアプリケーション又はアプリケーション機能)に対応する複数のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618〜628、632〜634、638〜640)を含むユーザインタフェース(例えば、614)(例えば、健康機能リストインタフェース)を表示(702)し、複数のユーザインタフェースオブジェクトは、第1の健康関連機能(例えば、心拍数追跡関連機能(例えば、620、622、624、638、640)に対応する第1のユーザインタフェースオブジェクト、医療識別機能(例えば、632)、緊急連絡先機能(例えば、634)、周囲ノイズレベル追跡機能(例えば、628))を含む。
第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、632、634)は、第1の健康関連機能が現在アクティブである(例えばコンピュータシステム上でアクティブであり、コンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上でアクティブであり、第1の健康関連機能のデータをコンピュータシステムに提供するためにアクティブである)という判定に従い、第1の健康関連機能がアクティブであるという示唆(例えば、632A)を含む(704)(例えば、グラフィカル又はテキストによる示唆)(706)。
第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、620、622、624、626、628)は、第1の健康関連機能が現在非アクティブであり、コンピュータシステムで受信された1つ以上の入力の集合(例えば、602a)を介してアクティブ化のために利用可能であるという判定に従い、第1の健康関連機能が、アクティブ化のために利用可能であるという示唆(例えば、グラフィカル又はテキストによる示唆)、選択されると、第1の健康関連機能のアクティブ化のためのプロセスを開始(708)する選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618C、626C)を含む(704)。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能が非アクティブであることを示す。
第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、638、640)は、第1の健康関連機能が現在非アクティブであり、かつアクティブ化のために利用できない(例えば、コンピュータシステムを介したアクティブ化のために利用できない、(例えば、規制、ハードウェア、又はソフトウェアの制約又は制限のために)アクティブ化のために現在利用できない)という判定に従い、第1の健康関連機能がアクティブ化のために利用できないという示唆(例えば、638A)を含む(704)(例えば、グラフィカル又はテキストによる示唆)(710)。
第1の健康関連機能がアクティブか、又は非アクティブかつ利用可能であるか、又は非アクティブかつアクティブ化のために利用不可能であるかどうかに基づく示唆と共に第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示することは、ユーザに、第1の健康関連機能の状態に関するフィードバックを提供する。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能がアクティブ化のために利用できないという示唆(例えば、638A)は、機能がアクティブ化のために利用できない理由を説明する示唆を含む。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、第1の解決可能な問題(例えば、更新を通じて解決可能なソフトウェアの問題、ハードウェアの交換及び/又は調達によって解決可能なハードウェアの問題、場所を変更することによって解決可能な場所に基づく問題)のためにアクティブ化のために利用できず、第1の健康関連機能がアクティブ化のために利用できないという示唆は、1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると、第1の解決可能な問題を解決するためのプロセス(例えば、コンピュータシステムにおけるプロセス、コンピュータシステムと通信する外部装置におけるプロセス)を開始することを含み(724)、それによって、第1の健康関連機能をアクティブ化のために利用可能にする(726)。健康関連機能のアクティブ化を妨げる解決可能な問題を解決するプロセスを開始する選択可能な部分を提供することで、ユーザはデバイスをより細かく制御し、問題の原因を手動で特定したり、問題を識別及び解決するための複数の選択肢でUIを雑然とさせたりすることなく問題を解決できるようになる。表示される追加コントローラによってUIを雑然とさせることなく、追加制御できるようにすることにより、コンピュータシステムの操作性が高められ、ユーザ−デバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力をもたらすようにユーザを支援し、ユーザの誤りを減らすことによって)より効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用が抑えられ、バッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、現在非アクティブかつアクティブ化のために利用可能であり、第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、618、620、622、624、626、628)は、(例えば、図6C、図6E、図6G、及び図6I〜図6Kに示すように)1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると、第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスを開始する選択可能な部分(例えば、選択可能な領域、アフォーダンス)(714)を含む(712)。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能がアクティブであるという判定に従い、第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、632、634)は、1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると、第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスを開始する選択可能な部分を含まない。
いくつかの実施形態では、(例えば、図6C、図6E、図6G、及び図6I〜図6Kに示すような)第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスは、第1の健康関連機能が第1のタイプの機能(例えば、バイナリ状態(アクティブ、非アクティブ)(例えば、緊急転倒検出、緊急連絡先)を有する機能)であるという判定に従い、入力の第1の最小数(例えば、受信しなければならない入力の最小数)を必要とする第1のタイプのアクティブ化プロセスを含む(例えば、図6C、図6E、及び図6Gに示すように)(718)(716)。いくつかの実施形態では、入力の第1の最小数は1である。
いくつかの実施形態では、(例えば、図6C、図6E、図6G、及び図6I〜図6Kに示すような)第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスは、第1の健康関連機能が第2のタイプの機能(例えば、追加の情報又はアクティブ化の承認を必要とする機能)であるという判定に従い、第2のタイプのアクティブ化プロセスを含み(716)、第2のタイプのアクティブ化プロセスは、(例えば、図6I〜6Kに示すような)第1の健康関連機能をアクティブ化するために、入力の第2の最小数(例えば、最小入力の第1の数に1つ加えて(例えば、第1のタイプのアクティブ化プロセスが最小で1つの入力を必要とする場合、2つ以上の最小入力))を必要とし、入力の第2の最小数は、入力の第1の最小数よりも大きい(722)。第1の健康関連機能が第1のタイプ又は第2のタイプのものであるかに基づいて、異なる量の最小入力を必要とする、異なるタイプのアクティブ化プロセスを使用して第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスを開始することは、異なるタイプの健康関連機能のアクティブ化に適応する能力をシステムに提供し、それにより、ユーザインタフェースを介してユーザが利用可能できる制御オプションが増える。追加の制御オプションを提供することにより、コンピュータシステムの操作性が改善され、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、健康関連機能は、第1のタイプの機能であり、バイナリ状態(例えば、アクティブ又は非アクティブ)を有する。いくつかの実施形態では、第1のタイプの健康関連機能は、非バイナリ状態(例えば、非アクティブ、第1のパラメータを有するアクティブ、第2のパラメータを有するアクティブ)を有し、第1のタイプのアクティブ化プロセスは、機能の少なくとも1つのパラメータの事前入力を含む。
いくつかの実施形態では、(例えば、図6I〜6Kに示すような)第2のタイプのアクティブ化プロセスは、機能に影響を及ぼすパラメータ(例えば、閾値、アクティブ化値の度数)の情報又は選択を提供することを含む。
いくつかの実施形態では、(例えば、図6C、図6E、及び図6Gに示すような)第1のタイプのアクティブ化プロセスは、表示生成コンポーネント(例えば、602A)を介して、1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると第1の健康関連機能をアクティブ化する、単一の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを表示することを含む(例えば、第1の健康関連機能は、単一の入力によってアクティブ化され得る)(720)。機能をアクティブ化するための単一のユーザインタフェースオブジェクトを提供することにより、ユーザは、複数の制御でユーザインタフェースを雑然とさせることなく機能をアクティブ化できる。表示される追加コントローラによってUIを雑然とさせることなく、追加制御できるようにすることにより、コンピュータシステムの操作性が高められ、ユーザ−デバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力をもたらすようにユーザを支援し、ユーザの誤りを減らすことによって)より効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用が抑えられ、バッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、(例えば、図6I〜図6Kに示すような)第2のタイプのアクティブ化プロセスは、表示生成コンポーネント(例えば、602A)を介して、複数のユーザインタフェース(例えば、650、652、654)のシーケンスを表示することと、複数のユーザインタフェースのインタフェースが表示されている間に受信された複数のユーザ入力を受信することと、を含む。複数の入力を介して複数のユーザインタフェースを使用して健康関連機能をアクティブ化することにより、機能を適切にアクティブ化するために必要な情報が確実に受信され、それによって、適切なアクティブ化が保証され、エラーが減少する。必要なユーザ入力の数を減らすことにより、コンピュータシステムの操作性が改善され、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能がアクティブ化のために利用可能であるという示唆(例えば、618A、626A)は、機能をどのようにアクティブ化するかを説明する示唆を含む。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A)は、第1のユーザアカウント(例えば、識別アカウント、アクセスアカウント、サーバ上に記憶された情報を有するアカウント)に関連付けられ、第1のユーザアカウントは、第1の外部電子デバイス(例えば、図8Iの600B)(例えば、スマートウォッチ、タブレットコンピュータ)に関連付けられ、第1の健康関連機能は、アクティブ時に、コンピュータシステム上で動作する1つ以上の機能、及び第1の外部電子デバイス上で動作する1つ以上の機能を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600)は、第1のユーザインタフェースオブジェクトに対応する入力を含む1つ以上の入力の集合を受信する。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトに対応する入力を含む1つ以上の入力の集合を受信したことに応答して、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネント(例えば、602a)を介して、コンピュータシステム上で動作する1つ以上の機能に対応する第1の機能ユーザインタフェースオブジェクトと、第1の外部電子デバイス上で動作する1つ以上の機能の機能に対応する第2の機能ユーザインタフェースオブジェクトとを含む、第1の健康関連機能に対応する機能ユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、第1の機能ユーザインタフェースオブジェクトは、第1の外部電子デバイス上の第1の健康関連機能の機能に影響を及ぼすことなく、コンピュータシステム上の第1の健康関連機能の1つ以上のパラメータを修正するように選択可能である。いくつかの実施形態では、第2の機能ユーザインタフェースオブジェクトは、コンピュータシステム上の第1の健康関連機能の機能に影響を及ぼすことなく、第1の外部電子デバイス上の第1の健康関連機能の1つ以上のパラメータを修正するように選択可能である。コンピュータシステム及び第1の外部電子デバイス上の健康関連機能の動作に対応する別個のインタフェースオブジェクトを備えた機能ユーザインタフェースを提供することによって、機能の動作に関する、コンピュータシステム又は外部デバイスに固有のフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスは、コンピュータシステムの第1の健康関連機能のパラメータを修正する(例えば、影響を与える、変更する、設定する)ための第1の設定ユーザインタフェースオブジェクト(例えば、644D)と、第2の外部電子デバイス(例えば、スマートウォッチ、タブレットコンピュータ、第1の外部電子デバイスと同じであるか又は異なるデバイス)の第1の健康関連機能のパラメータを修正する(例えば、影響を与える、変更する、設定する)ための第2の設定ユーザインタフェースオブジェクト(例えば、644D)とを同時に含む、設定ユーザインタフェース(例えば、644)を表示することを含む。コンピュータシステム及び外部電子デバイスの両方の健康関連機能に関する設定ユーザインタフェースオブジェクトを同時に表示することで、コンピュータシステム及び外部デバイスの両方の機能の設定/パラメータに関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能に関する設定ユーザインタフェースは、第1の健康関連機能を含む複数の健康関連機能に関するデータを収集及び提示するアプリケーション(例えば、図6Nのユーザインタフェース660に対応するアプリケーション)(例えば、ヘルスデータ集約アプリケーション)からアクセス可能である。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスは、(例えば、図8C〜8Dのユーザインタフェース806に示されるような)機能の選択可能なパラメータのための1つ以上の事前入力された又は事前選択された値、及び1つ以上の事前入力された又は事前選択された値を修正するオプションも含む設定ユーザインタフェースを表示することを含む。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能をアクティブ化するためのプロセスは、コンピュータシステム(例えば、600A)及び少なくとも1つの外部電子デバイス(例えば、図8Iの600B)における機能のパラメータを制御する1つ以上の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む設定ユーザインタフェース(例えば、644、646)を表示することを含む。いくつかの実施形態では、パラメータはリモートサーバ上に記憶され、コンピュータシステムのユーザに関連付けられた複数のデバイスにアクセス可能である。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A)は、第1の健康関連機能の1つ以上の設定を(例えば、設定ユーザインタフェースを介して)チェックするようにユーザに通知する通知を(例えば、所定の時間に、所定の時間間隔(例えば、設定された月数)後に)表示する。いくつかの実施形態では、通知は、第1の健康関連機能を含む複数の健康関連機能のデータを収集及び提示するアプリケーション(例えば、ヘルスデータ集約アプリケーション)内に表示される。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能の設定(例えば、機能のアクティブ化状態を含む任意の設定)は、健康関連機能に対応する複数のユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェースから修正することができない(例えば、機能の設定を修正することは、1つ以上の異なるユーザインタフェースへのナビゲーションを必要とする)。ユーザインタフェースからの第1の健康関連機能の設定の修正を防止することは、設定の不注意な修正のリスクを減らし、及び/又は、ユーザが機能に関する追加情報及び/又は設定にアクセスすることなく修正を行うリスクを減らす。不注意な操作のリスクを減らすことにより、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに、適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを低減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
なお、方法700に関して上述された処理(例えば、図7A〜図7C)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900は、方法700を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法900を参照して説明されるヘルスアプリケーションの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法1100は、方法700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1100を参照して説明されるバックグラウンド測定機能の1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法1300は、方法700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1300を参照して説明される生体情報を測定するために使用されるアプリケーションの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法1500は、方法700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1500を参照して説明されるヘルスアプリケーションユーザインタフェースの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法1700は、方法700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定機能の1つ以上の機能を管理するために使用することができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
図8A〜図8Sは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図9A〜図9Cにおける処理を含む、以下で説明される処理を例示するために使用される。
図8Aは、ヘルスアプリケーションの概要ユーザインタフェース800を表示するデバイス600Aを示す(図6Nを参照して最初に説明した概要インタフェース660に対応する)。図8Aでは、デバイス600Aは、デバイス600A上に低心臓健康通知が設定され得る(例えば、有効にされ得る)通知802を概要ユーザインタフェース660に表示する。通知802は、低心臓健康通知及びその心臓の健康との関係に関する情報802Aを含む。通知802はまた、低心臓健康通知のセットアップを開始するためのアフォーダンス802Bを含む。
また、図8Aでは、概要ユーザインタフェース800を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス802Bを対象とする入力801を受信する。
図8Bでは、入力801を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアップ(例えば、オンボーディング)プロセスの一部に対応するセットアップユーザインタフェース804を表示する。ユーザインタフェース804は、ペアリングされたスマートウォッチを、低心臓健康通知を生成するために有効化できるという示唆804Aを含む。ユーザインタフェース804はまた、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス804Bを含む。
また、図8Bでは、ユーザインタフェース804を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス804Bを対象とする入力803を受信する。
図8Cでは、入力803を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスの一部に対応するセットアップユーザインタフェース806を表示する。
図8Cの実施形態では、セットアップユーザインタフェース806は、ユーザの健康に関する情報(例えば、性別、生年月日、身長、体重)を受信するためのユーザヘルス詳細領域808を含む。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、ユーザヘルス詳細領域808におけるユーザの健康情報のユーザ入力を要求する。いくつかの実施形態では、デバイス600Aは、手動のユーザ入力なしに、例えば、ヘルスアプリケーションから、記憶されたユーザ情報に基づいてユーザの健康情報を事前入力する。
セットアップユーザインタフェース806はまた、ユーザが現在服用している1つ以上の薬剤に関する情報を受信するための薬剤領域810を含む。薬剤領域810は、ユーザによって選択され得る、異なる薬剤に対応する複数の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、カルシウムチャネル遮断薬に対応するユーザインタフェースオブジェクト812、ベータ遮断薬に対応するユーザインタフェースオブジェクト814)を含む。
いくつかの実施形態では、セットアップユーザインタフェース806はまた、ユーザが現在妊娠しているか、又はユーザが現在以前からの病状を有するかどうかなど、心臓の健康に影響を及ぼし得る追加情報を受信するための領域を含む。
図8Cでは、セットアップユーザインタフェース806を表示している間に、デバイス600Aは、薬剤領域810内のベータ遮断薬に対応する選択ユーザインタフェースオブジェクト814を対象とする入力805を受信する。
図8Dでは、入力805を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ベータ遮断薬に対応するユーザインタフェースオブジェクト814内に、ユーザが現在内服している薬剤としてベータ遮断薬が選択されているという示唆814A(例えば、チェックマーク、視覚的マーカ)を表示する。
また、図8Dでは、ユーザインタフェース806を表示している間に、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス816を対象とする入力807を受信する。
図8Eでは、図8Dに示す入力807を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスの一部に対応するセットアップユーザインタフェース818を表示する。セットアップユーザインタフェース818は、ユーザの心臓の健康測定結果が分類される、五分位(例えば、非常に高い、高い、平均、低い、非常に低い)の示唆818A(例えば、チャート又はリストを含む)を含む。五分位は、非常に高い、高い、平均、低い、非常に低いを含む。セットアップインタフェース818はまた、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス818Bを含む。
また、図8Eでは、オンボーディングユーザインタフェース818を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス818Bを対象とする入力809を受信する。
図8Fでは、図8Eに示す入力809を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスの一部に対応するセットアップユーザインタフェース820を表示する。セットアップユーザインタフェース820は、年齢、妊娠、COPD、及び肺の問題、並びに心臓疾患を含む、ユーザの心臓の健康レベルに影響を及ぼし得る(例えば、より低くする)複数の要因822A〜822D(例えば、リスト)の示唆を含む。セットアップインタフェース820はまた、低心臓健康通知アプリケーションをアクティブ化するためのセットアッププロセスを継続するためのアフォーダンス824を含む。
また、図8Fでは、オンボーディングユーザインタフェース820を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス824を対象とする入力811を受信する。
図8Gでは、入力811を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知アプリケーションのオンボーディングプロセスを完了し、かつペアリングされたスマートウォッチ上の低心臓健康通知を有効化するためのアフォーダンス826Aを含むセットアップユーザインタフェース826を表示する。セットアップユーザインタフェース826はまた、ペアリングされたスマートウォッチ上の低心臓健康通知を可能にすることなく、オンボードプロセスを終了するためのアフォーダンス826Bを含む。
また、図8Gでは、オンボーディングユーザインタフェース826を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス826Aを対象とする入力813を受信する。
いくつかの実施形態では、低心臓健康通知アプリケーションの有効化などのアプリケーション(例えば、又はアプリケーション機能)の有効化の前に、デバイス600Aは、アプリケーションがデバイス600A上で、又はペアリングされたスマートウォッチ上で動作可能かどうかに関して判定する、又は判定を受信する。いくつかの実施形態では、判定は、デバイス600A及び/又は外部デバイス(例えば、デバイス600B)の現在の場所に適用される規制(例えば、政府規制)に基づき、現在の場所は、デバイス600A及び/又はペアリングされたスマートウォッチの1つ以上のセンサ(例えば、GPSセンサ)に基づいて判定される。いくつかの実施形態では、判定は、ユーザの特性(例えば、年齢)に基づく。
入力813を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザの現在の年齢に基づいて低心臓健康通知を有効化できるかどうかを判定し、ユーザの現在の年齢は年齢閾値(例えば、50、60)と比較され、それによって、外部デバイス(例えば、デバイス600B)上で低心臓健康通知を有効化できる。図8Gでは、デバイス600Aは、ユーザの現在の年齢が年齢閾値を下回ると判定する。
図8Hでは、入力813を受信したことに応答して(例えば、ユーザの現在の年齢が閾値年齢を下回るという判定に従い)、デバイス600Aは、低心臓健康通知をアクティブ化し、低心臓健康通知アプリケーションに対応するユーザインタフェース828を表示する。
ユーザインタフェース828は、ペアリングされたスマートウォッチを介して測定された以前の心臓健康レベルに対応する測定データの表示を引き起こすための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト830を含む。ユーザインタフェース828はまた、低心臓健康通知が現在有効化されているという示唆832を含む。ユーザインタフェース828はまた、心臓健康に関する追加のより詳細な情報を閲覧するための複数の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト834A〜834Dを含む情報領域834を含む。ユーザインタフェース828はまた、低心臓健康に関する情報(例えば、基本情報)を含む情報領域836を含む。
図8Iは、ペアリングされたスマートウォッチ(本明細書ではデバイス600Bと称される)を示す。デバイス600Bは、デバイスがユーザによって着用されている間の、心臓健康を測定するための(例えば、デバイスの筐体内に収納された)1つ以上の生体センサを含む。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、デバイス100、300、500、及び600Aの1つ以上の機能又は要素を含む。
図8Iでは、図8A〜8Hを参照して上述したセットアッププロセスを介して、デバイス600B上で低心臓健康通知が有効化されている。1つ以上の生体センサを介して取得された複数の心臓健康測定値に基づいて、1つ以上の心臓健康測定値(例えば、以前の心臓健康測定値の特定の数のシーケンス、以前の特定の数の測定値内の少なくとも所定の数の測定値)が非常に低い五分位であると判定されたことに応答して、デバイス600Bは、図8Iのように通知838を表示する。
通知838は、以前の心臓健康測定値が非常に低いと測定されたという示唆838Aを含む。通知838はまた、非常に低い測定値の潜在的原因の示唆838Bを含む。通知838はまた、非常に低い測定に関する追加の(例えば、より詳細な)情報にデバイス600Aを介してアクセスできるという示唆838Cを含む。通知838はまた、非常に低い心臓健康測定値に関する追加情報をデバイス600B上に表示させるためのアフォーダンス838Dを含む。通知838はまた、デバイス600Bに通知の表示を停止させるためのアフォーダンス838Eを含む。通知838はまた、設定アプリケーションを介して通知(例えば、通知838を含むデバイス600B上の通知を有効化又は無効化するかどうか)を管理できるという示唆838Fを含む。
図8Jは、図8Gを参照して最初に説明したように、セットアップユーザインタフェース826を表示するデバイス600Bを示す。しかしながら、図8Gとは異なり、図8Jでは、ユーザは、低心臓健康通知の使用が許可されている年齢閾値を上回る年齢(例えば、50より上、60より上)である。
図8Jでは、オンボーディングユーザインタフェース826を表示している間に、デバイス600Aは、デバイス600B上で低心臓健康通知を有効化するためのアフォーダンス826Aを対象とする入力815を受信する。図8Gと同様に、入力815を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザの現在の年齢に基づいて低心臓健康通知を有効化できるかどうかを判定し、ユーザの現在の年齢は年齢閾値(例えば、50、60)と比較され、それによって、低心臓健康通知を有効化できる。
図8Kでは、入力815を受信したことに応答して、デバイス600Aは、低心臓健康通知をアクティブ化するのを取り止め、ユーザインタフェース840を表示する。ユーザインタフェース840は、低心臓健康通知が利用できない(例えば、低心臓健康通知をアクティブ化できない)という示唆840Aを含む。ユーザインタフェース840はまた、ユーザの年齢が低心度健康通知を有効化するための年齢閾値を上回っているという、低心臓健康通知が利用できない理由の示唆840Bも含む。
図8Lは、表示生成コンポーネント602Bを介して、低心臓健康通知に関する更新があることを示す通知842を表示するデバイス600Bを示す。図8Lでは、デバイス600A及び/又はデバイス600Bは、ユーザの年齢が低心臓健康通知が利用できない年齢閾値(例えば、50、60)に達したと判定している(例えば、ユーザは50歳になっている、ユーザは60歳になっている)。ユーザの年齢が年齢閾値に達していると判定すると、デバイス600Aは、ユーザ入力なしに、ユーザを低心臓健康通知の登録を解除し、デバイス600B上での低心臓健康通知を非アクティブ化する。
図8Mでは、デバイス600Bは、(図8Lで説明したように、低心臓健康通知がもはや利用できないという判定に応答して、及び/又はそれに応答して)表示生成コンポーネント602Bを介して、低心臓健康通知がもはや利用できず、したがってデバイス600B上でもはやアクティブでなくなることを示す通知844を表示する。
図8Nは、図8Aを参照して最初に説明したように、概要ユーザインタフェース800を表示するデバイス600Bを示す。図8Nでは、低心臓健康通知がデバイス600B上でアクティブ化される。要約ユーザインタフェース800は、低心臓健康通知に対応する、以後プラッタ846と称されるユーザインタフェースオブジェクト846を含む。プラッタ846は、デバイス600Bを介して非常に低い心臓健康レベルが検出されたという示唆846Aを含む。
また、図8Nでは、概要ユーザインタフェース800を表示している間に、デバイス600Aは、プラッタ846を対象とする入力817を受信する。
図8Oでは、入力817を受信したことに応答して、デバイス600Aは、心臓ヘルスアプリケーションのためのユーザインタフェース848を表示する。ユーザインタフェース848は、現在選択されている時間範囲内に収まるユーザの以前の心臓健康測定値の(例えば、チャートグラフ又はポイントグラフを介した)グラフ示唆を含むグラフ領域852を含む。ここで、現在選択されている時間範囲は、時間範囲指示850Aを介して示唆される現在の日付である。デバイス600Aはまた、現在選択されている心臓健康レベルの五分位フィルタ内に収まる心臓健康測定値に対応する点を、(例えば、視覚的にマーキング又はハイライトすることによって)グラフ領域852のグラフ示唆に示す。
ユーザインタフェース848はまた、現在選択されている時間範囲の間の1つ以上の心臓健康測定値(又は代替的に、現在選択されている時間範囲にわたる、心臓健康測定値の集約平均)の(例えば、心臓健康レベル五分位の示唆を含む)心臓健康レベル示唆850Bを含む。図8Oでは、心臓健康レベル表示850Bは、現在の日付中のユーザの心臓健康レベルが非常に低い五分位に入ることを示す。
ユーザインタフェース848はまた、現在の日付オプション854A、過去の1週間オプション854B、過去の1月オプション854C、及び過去の1年オプション854Dを含む、複数の選択可能な時間範囲を含む、時間範囲選択領域854を含む。上述したように、現在選択されている時間範囲は現在の日付であり、時間範囲選択領域854は、現在の日付オプション854Aは現在選択されている時間範囲であるという(例えば、現在の日付オプション854Aを視覚的に強調又はマーキングすることによる)視覚的示唆を含む。
ユーザインタフェース848はまた、現在選択されている心臓健康レベル五分位の示唆856と、現在選択されている時間範囲の間の現在選択されている心臓健康レベルの五分位レベル内にある心臓健康レベル測定値の数の数値指示856Aとを含む。図8Oでは、現在選択されている心臓健康レベルの五分位は非常に低く、数値表示856Aは、現在の日付中に取得された3つの心臓健康測定値が非常に低い五分位内にあることを示す。
ユーザインタフェース848はまた、アクティブされたときに、全ての利用可能な心臓健康五分位(例えば、非常に高い、高い、平均、低い、非常に低い)の表示を、グラフィカル領域852内の現在表示されている心臓健康データのフィルタとして適用するアフォーダンス858(例えば、「全てのフィルタを示す」を記述する)を含む。図8Oでは、ユーザインタフェース848を表示している間に、デバイス600Aは、フィルタアフォーダンス858を対象とする入力819(例えば、タッチ入力、タップ入力)を受信する。
図8Pでは、入力819を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザインタフェース848に、五分位に対応する複数のフィルタ860A〜860E(非常に高い、高い、平均、低い、及び非常に低い)を表示し、非常に低いフィルタ860Eは、現在選択されているフィルタである。
グラフ領域852に表示される心臓健康レベル測定値は、非常に低い五分位に入る3の測定値、低五分位に入る1の測定値、平均五分位に入る2の測定値、高い五分位に入る0の測定値、及び非常に高い五分位に入る0の測定値を含む。それぞれの五分位に対応する測定値の数もまた、フィルタ860A〜860Eを介して示される。
デバイス600Aはまた、グラフ領域852に、現在選択されている五分位レベルに対応するグラフのゾーン又は領域を示すことによって、現在選択されている五分位フィルタに入る心臓健康レベル測定値を(異なる背景色又は充填色/パターンなどの特定の視覚的特性を使用して)視覚的に示す。図8Pでは、現在選択されている五分位は、フィルタ860E(非常に低い五分位)に対応し、グラフィカル領域852は、非常に低い五分位を包含するグラフの領域の視覚的な指示852Aを含む。
また、図8Pでは、ユーザインタフェース848を表示している間に、デバイス600Aは、ユーザインタフェースのスクロールを対象とする入力821(例えば、タッチ入力、スワイプ入力)を受信する。
図8Qでは、入力821を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザインタフェース848を(例えば、下方に)スクロールする。図8Qに示すように、ユーザインタフェース848は、以前の心臓健康レベル測定情報862(例えば、ユーザの最後の歩行中に測定された心臓健康レベル)を更に含む。ユーザインタフェース848はまた、心臓健康に関する情報864を含む。ユーザインタフェース848はまた、心臓健康がどのように心臓の健康に関連するかについての情報866を含む。
図8Rは、ユーザインタフェース848を表示するデバイス600Aを示す。図8Rでは、低心臓健康通知は有効化されていない。デバイス600Aは、心臓ヘルスアプリケーションが有効化され得るという示唆(例えば、及び心臓健康を監視することの全体的な健康に対する利益)を含む心臓の健康通知868を、ユーザインタフェース848に表示する(例えば、ユーザインタフェース内のプロンプト又はプラッタとして表示される)。
図8Rでは、通知868を表示している間に、デバイス600Aは、通知868を対象とする入力823を受信する。いくつかの実施形態では、低心臓健康通知アプリケーションが以前にセットアップされていた場合、デバイス600Aは、入力823を受信したことに応答して(例えば、ユーザが、図8A〜図8Hを参照して上述したようなオンボーディングプロセスを経ることを必要とせずに)、低心臓健康通知を有効化する。いくつかの実施形態では(例えば、低心臓健康通知アプリケーションが以前にセットアップされていた場合)、デバイス600Aは、入力823を受信したことに応答して(例えば、通知を可能にするトグル又はアフォーダンス上の入力を介して)、低心臓健康通知の迅速な(例えば、1ステップ)有効化を可能にするセットアップユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では(例えば、低心度健康通知アプリケーションが以前にセットアップされていなかった場合)、デバイス600Aは、入力823を受信したことに応答して、図8A〜図8Hを参照して上述したオンボーディングプロセスを開始する。
図8Sは、図8Aを参照して最初に説明したように、ヘルスアプリケーションの概要ユーザインタフェース800を表示するデバイス600Aを示す。図8Sでは、所定の数の以前の心臓健康測定値が非常に低い五分位に入ると判定されると、デバイス600Aは、概要ユーザインタフェース870に、所定の数の以前のカード健康測定値が非常に低い五分位に入ると判定されたことを示す通知870を表示する。
図8Sでは、通知870は、非常に低い五分位に入る測定値の数に関する情報870Aを含む。通知870はまた、非常に低い五分位に入る以前の測定値のグラフ表示870B(例えば、測定値対平均心臓健康レベルをマッピングする折れ線グラフ又は点グラフ)を含む。
いくつかの実施形態では、図8A〜図8Sに関して、低心臓健康を測定することに関して説明された機能は、代わりに、血中酸素レベル(例えば、SpO2)を測定又は追跡することを目的とする。いくつかの実施形態では、図8A〜図8Sに関して、低心臓健康を測定することに関して説明された機能は、代わりに、SPO2血中酸素レベルを測定又は追跡することを目的とする。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、五分位は、血中酸素の割合に基づく。
図9A〜図9Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上の健康機能のセットアップを管理するための方法を示すフロー図である。方法900は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))及び1つ以上の入力デバイス(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、タッチ感知面)と通信するコンピュータシステム(例えば電子デバイス(例えば、100、300、500、600A、600B))において実行される。方法900のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)と1つ以上の入力デバイスと通信している(例えば、有線通信、無線通信)。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザ入力を受けるタッチ感知面などの入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、統合型又は外部の表示生成コンポーネントに送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続を受信することができる。
後述するように、方法900はヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、(例えば、表示基準の集合が(例えば、ソフトウェア更新後、所定の時間に)満たされたという自動決定に応答して)、ディスプレイ生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第1の健康関連機能(例えば、コンピュータシステム上で動作可能である、又はコンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上で動作可能なアプリケーション又はアプリケーション機能(例えば、心拍数追跡関連機能、医療識別機能、緊急連絡機能、周囲ノイズレベル追跡機能))に対応する(例えば、図8A〜図8H及び図10D〜図10Eに示されるような)1つ以上のユーザインタフェースの集合を表示(902)し、第1の健康関連機能は、現在非アクティブである(例えば、有効化されていない(例えば、機能の1つ以上の機能が非アクティブ又は無効にされている))。
第1の健康関連機能に対応する(例えば、図8A〜図8H及び図10D〜図10Eに示されるような)1つ以上のユーザインタフェースの集合を表示することは、アクティブ化許可基準の集合(例えば、第1の健康関連機能が現在アクティブ化のために利用可能であるかどうかを統制する基準の集合)が満たされたという判定に従って、ここで、アクティブ化許可基準の集合は、コンピュータシステムの現在の場所(例えば、州、地方、又は国内の場所)が、場所ベースの基準を満たすときに満たされ、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合の第1のアクティブ化ユーザインタフェース(例えば、826、828、1004、1008)を表示することを含み(904)、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合は、1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると、第1の健康関連機能をアクティブ化(906)させる、第1の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、アフォーダンス、「終了」ボタン、「アクティブ化」スイッチ)を含む。
第1の健康関連機能に対応する集合のユーザインタフェースを表示することは、アクティブ化許可基準の集合が満たされていないという判定に従い、第1の健康関連機能に対応する(例えば、それについての、それに関する)第1の情報(例えば、機能に関する詳細、現在の場所で機能が利用できない理由に関する情報)を含み、かつ、1つ以上の入力デバイスを介して受信された入力を介して選択されると、第1の健康関連機能をアクティブ化(908)する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含まない(例えば、第1の健康関連機能をアクティブ化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含まない)通知インタフェースを表示することを含む(904)。あるいは、第1のアクティブ化ユーザインタフェース又は通知インタフェースを表示することは、1つ以上の場所ベースの基準の集合が現在満たされているかどうか、及び第1の健康関連機能が現在の場所でアクティブ化され得るかどうかに関するフィードバックをユーザに提供する。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、場所ベースの基準の集合は、コンピュータシステムの現在の場所(例えば、600A、600B)が、1つ以上の場所の所定の集合(例えば、(例えば、関連する規制に従って)第1の健康関連機能の使用を許可する所定の州、地域、又は国内にある場所)と一致する(910)ときに満たされる基準を含む。あるいは、現在の場所を所定の場所に一致させることを含む基準に基づいて第1のアクティブ化ユーザインタフェース又は通知インタフェースを表示することは、第1の健康関連機能のアクティブ化を可能にする所定の場所に対応する現在の場所に関するフィードバックをユーザに提供する。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、SPO2血中酸素レベルを測定又は追跡するための機能である。
いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合は、(例えば、図8C〜図8Dに示されるように)、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)のユーザの第1のバイオメトリック詳細(例えば、年齢、体重、性別)を確認するためのユーザインタフェースオブジェクト(例えば、ユーザインタフェースオブジェクトは、第1のバイオメトリック詳細を修正するために選択可能なユーザインタフェースオブジェクトである)を含む第2のアクティブ化ユーザインタフェース(例えば、第1のアクティブ化ユーザインタフェースと異なるか又は同じであるインタフェース)を含む。バイオメトリック詳細を確認するためのインタフェースオブジェクトをユーザに提供することは、コンピュータシステム上に記憶された又はコンピュータシステムにアクセス可能な詳細の現在値として、フィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリック詳細は、(例えば、図8C〜図8Dに示されるように)ユーザの複数のバイオメトリック詳細を含むユーザの健康プロファイルに関連付けられた詳細である。いくつかの実施形態では、健康プロファイルは、第1の健康関連機能に対応するユーザインタフェースを表示する前に、(例えば、ユーザインタフェース800に対応するヘルスアプリケーションを介して)コンピュータシステム(例えば、600A、600B)にアクセス可能であった。
いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合は、(例えば、図8C〜図8D中の810を介して示されるように)第1の健康関連機能に影響を及ぼし得る(例えば、機能が心臓関連機能である場合に心拍数に影響を与える)1つ以上の薬剤の示唆を含む、(例えば、第1又は第2のアクティブ化ユーザインタフェースとは異なるか又は同じインタフェースである)第3のアクティブ化ユーザインタフェースを含む。心拍数に影響を及ぼし得る1つ以上の薬剤の示唆をユーザに提供することにより、コンピュータシステム上で動作するときに第1の健康関連システムの機能に影響を及ぼし得る要因として、フィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第3のアクティブ化ユーザインタフェースは、ユーザが現在1つ以上の薬剤を服用しているかどうかを示す入力を提供するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、814)を含む。
いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合は、(例えば、図8C〜図8Dに示されるように)第1の健康関連機能に影響を及ぼし得る1つ以上の生理学的パラメータの示唆を含む、(例えば、第1、第2、又は第3のアクティブ化ユーザインタフェースと異なるか又は同じであるインタフェースである)第4のアクティブ化ユーザインタフェースを含む。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、(例えば、図12A〜図12Gに示すように)アクティブ化されると、1つ以上のバイオメトリック測定(例えば、心拍数の測定)を実行することを含む。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定は、(例えば、明示的なユーザ要求なしで)バックグラウンドで自動的に実行される。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能のバイオメトリック測定を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A及び/又は600B)は、バイオメトリック測定に対応する知覚示唆(例えば、838)(例えば、視覚、音声、又は触覚示唆、アラート)を発行する。いくつかの実施形態では、示唆は、選択されると、測定結果を表示する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトである。バイオメトリック測定に対応する知覚示唆を発行することにより、ユーザに、完了したバイオメトリック測定に対するフィードバックが提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、アクティブ化許可基準は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)のユーザの年齢(例えば、コンピュータシステムに利用可能なデータによって示されるか、又はユーザによって入力される)が閾値年齢値(例えば、50、55、60)を超えないときに満たされる基準を含む(912)。アクティブ化許可基準に年齢制限を含めることにより、第1の健康関連基準のアクティブ化のために必要な年齢のフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能がアクティブである間(例えば、機能のアクティブ化後)、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、ユーザの現在の年齢が閾値年齢値(例えば、50、55、60)を超える(例えば、超えるように変更された)ことを検出する(916)。いくつかの実施形態では、ユーザの現在の年齢が閾値年齢値を超えることを検出したことに応答して、コンピュータシステムは、第1の健康関連機能の少なくとも1つの機能(例えば、1つのコンポーネント、集合の機能のうちの1つの機能、第1の健康関連機能の全ての機能)を非アクティブ化する(916)。ユーザ年齢に基づいて第1の健康関連機能の機能を自動的に非アクティブ化することにより、非アクティブ化を実行するためのユーザ入力の必要性が減る。更なるユーザ入力を必要とせずに条件の集合が満たされたときに動作を行うことにより、デバイスの操作性が高められ、ユーザ−デバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力をもたらすようにユーザを支援し、ユーザの誤りを減らすことによって)より効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用が抑えられ、バッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能の少なくとも1つの機能を非アクティブ化することは、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第1の健康関連機能の非アクティブ化された少なくとも1つの機能が再アクティブ化のために利用できないという示唆(例えば、844)を表示することを含む(918)。第1の健康関連機能が再アクティブ化のために利用可能でないという示唆を表示することにより、機能の状態に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、アクティブ化されると、1つ以上のバイオメトリック測定(例えば、心拍数の測定)を実行することを含む(920)。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定は、(例えば、明示的なユーザ要求なしで)バックグラウンドで自動的に実行される。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能の第1のバイオメトリック測定を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第1のバイオメトリック測定の結果を表示し(922)、バイオメトリック測定の結果は、結果を5つの可能な五分位の五分位に分類する示唆を含む(例えば、結果は、非常に高い、高い、平均、低い、又は非常に低い)(例えば、図8O〜図8Pに示すように)。バイオメトリック測定の結果を五分位として表示することにより、測定結果に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリック測定は、第1の五分位(例えば、5つの可能な五分位の最低値)に分類された。いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリック測定を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、第2のバイオメトリック測定を実行する。いくつかの実施形態では、第2のバイオメトリック測定を完了した後に、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第2のバイオメトリック測定の結果が第1の五分位に分類される(例えば、第1の結果と同じ五分位)という判定に従い、第2のバイオメトリック測定が第1の五分位に分類されるという示唆を含む、第2のバイオメトリック測定の結果を表示し、第2のバイオメトリック測定の結果を第1の五分位に分類する示唆は、第1のバイオメトリック測定の結果を第1の五分位に分類する示唆とは異なる。いくつかの実施形態では、第2のバイオメトリック測定の示唆は、ユーザの結果が複数の測定にわたって第1の五分位内に留まることを強調する。(例えば、「結果は引き続き非常に低い」)。同じく第1の五分位であった第1のバイオメトリック測定の結果の示唆とは異なる、第1の五分位である第2のバイオメトリックの結果の示唆を表示することにより、少なくとも2つの測定が第1の五分位にあり、同じ五分位であっても2つの測定の結果を区別するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリック測定の結果又は第2のバイオメトリック測定の結果は、第1の健康関連機能のバイオメトリック測定が特定の五分位(例えば、最も低い五分位)内に留まっている時間の長さの示唆を含む。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能に対応する1つ以上のユーザインタフェースの集合を表示する前に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムの現在の場所を(例えば、GPSを介して、携帯電話のタワーとのpingを介して、Wi−Fiアクセスポイントの測位を介して)判定する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合の第1のアクティブ化ユーザインタフェースを表示することは、第1の健康関連機能を含む複数の健康関連機能に関するデータを収集及び提示するアプリケーションのユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース800に対応するヘルスアプリケーション)(例えば、健康データ集約アプリケーション)を表示している間に受信した入力に応答して行われる。健康集約アプリケーションで受信した入力に基づいて1つ以上のアクティブ化ユーザインタフェースの集合の第1のアクティブ化ユーザインタフェースを表示することは、健康情報に関連するアプリケーションから第1の健康関連機能をアクティブ化する能力をユーザに提供し、これにより、コンピュータシステムの関連機能がユーザに提示され、マシンヒューマンインタラクションが改善される。関連機能を提示し、マシンヒューマンインタラクションを改善することにより、コンピュータシステムの操作性が向上し、マシンユーザインタフェースがより効率的かつ効果的になる(例えば、コンピュータ動作及び機能をユーザに提供するのに効果的になる)。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、アクティブ化されると、1つ以上のバイオメトリック測定(例えば、心拍数)を実行することを含む。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定は、(例えば、明示的なユーザ要求なしで)バックグラウンドで自動的に実行される。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能の複数のバイオメトリック測定を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、複数のバイオメトリック測定の少なくともサブセットの結果のグラフィック表現(例えば、852)(例えば、チャート、グラフ)を含むデータユーザインタフェース(例えば、848)を表示する。いくつかの実施形態では、グラフィック表現は、調整可能な期間(例えば、日、週、月、年)の結果に対応する。複数のバイオメトリック測定の少なくともサブセットの結果のグラフィカル表現を含むデータユーザインタフェースを表示することにより、コンピュータシステムでアクセス可能な測定データに関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、グラフィック表現(例えば、852)を含むデータユーザインタフェース(例えば、848)は、第1の健康関連機能に関する追加情報(例えば、テキスト情報)、及び第1の健康関連機能に対応する又はそれに関する追加情報にアクセスするための1つ以上の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、アクティブ化されると、1つ以上のバイオメトリック測定(例えば、心拍数の測定)を実行することを含む。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定は、(例えば、明示的なユーザ要求なしで)バックグラウンドで自動的に実行される。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能の第3のバイオメトリック測定を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602b)を介して、第3のバイオメトリック測定の結果を表示し、第3のバイオメトリック測定の結果(例えば、非常に高い、高い、平均、低い、又は非常に低い)を表示することは、複数の異なる年齢範囲から参照測定値を表示することを含む。いくつかの実施形態では、結果ページ(例えば、848)は、年齢群によるバイオメトリック測定の平均及び/又は統計的範囲を含む。複数の異なる年齢範囲からの参照測定値と共に、ユーザのバイオメトリック測定の結果を表示することにより、コンピュータシステムに記憶された及び/又はコンピュータシステムからアクセス可能な測定値に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、複数の異なる年齢範囲からの基準測定値は、所定の年齢閾値(例えば、50、55、60)を超える年齢範囲からの測定値を含まない。
いくつかの実施形態では、複数の異なる年齢範囲からの基準測定値は、特定の性別(例えば、男性、女性)又は全ての性別を組み合わせた基準値を示すように構成することができる。
方法900(例えば、図9A〜図9C)に関して前述したプロセスの詳細はまた、後述/前述の方法にも類似の形で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法900を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法900を参照して説明されるヘルスアプリケーションの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法1100は、方法900に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法900を参照して説明するセットアップユーザインタフェースの条件付き表示に関する機能は、方法1100を参照して説明するセットアッププロセスに適用することができる。別の例では、方法1300は、方法900に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法900を参照して説明するセットアップユーザインタフェースの条件付き表示に関する機能は、方法1300を参照して説明するバイオメトリック測定アプリケーションを設定するためのプロセス中に適用することができる。別の例では、方法1500は、方法900に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1500を参照して説明するユーザインタフェースに提示される健康情報は、少なくとも部分的に、方法900を参照して説明するように、特定の種類のヘルスアプリケーション又は機能が有効化又はセットアップされ得るかどうかに基づいてもよい。別の例では、方法1700は、方法900に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明するバックグラウンド測定を介して収集される健康情報のタイプは、少なくとも部分的に、方法900を参照して説明するように、特定の種類のヘルスアプリケーション又は機能が有効化又はセットアップされ得るかどうかに基づいてもよい。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
図10A〜図10Vは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図11A〜図11Bにおける処理を含む、以下で説明される処理を例示するために使用される。
図10Aは、デバイス600Bのコンパニオンアプリケーションのユーザインタフェース1000を表示するデバイス600Aを示し、コンパニオンアプリケーションは、デバイス600Bの設定、アプリケーション、及び/又はアプリケーション機能を管理するために使用することができる。図10Aでは、ユーザインタフェース1000は、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクト1002を含む、デバイス600Bにインストールされているアプリケーションに対応する複数のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、アフォーダンス)を含む。
心臓健康レベル追跡アプリケーションは、デバイス600Bに、測定のための手動のユーザ入力を必要とせずに、デバイス600Bの1つ以上の生体センサを使用して自動/バックグラウンド心拍数測定を実行させる。いくつかの実施形態では、自動/バックグラウンド心拍数測定は、所定の時間間隔で行われる。
図10Aでは、ユーザインタフェース1000を表示している間に、デバイス600Aは、ユーザインタフェースオブジェクト1002を対象とする入力1001を受信する。
図10Bでは、入力1001を受信したことに応答して、デバイス600Aは、心臓健康レベル追跡アプリケーションのセットアップ(例えば、オンボーディング)プロセスに対応するセットアップユーザインタフェース1004を表示する。いくつかの実施形態では、セットアップユーザインタフェース1004はまた、ヘルスアプリケーションからアクセス可能である(例えば、セットアップユーザインタフェース1004は、ヘルスアプリケーションのユーザインタフェース上にポップアップとして表示される)。
図10Bでは、セットアップユーザインタフェース1004は、心臓健康レベル追跡アプリケーションの機能に関する情報1004Aを含む。セットアップユーザインタフェース1004はまた、現在の場所で心臓健康レベル追跡アプリケーションが利用可能であるかどうかを判定するために場所情報が使用されるという示唆1004Bを含む。セットアップユーザインタフェース1004はまた、心臓健康レベル追跡アプリケーションオンボーディングプロセスを継続するためのアフォーダンス1004Cを含む。
図10Bでは、デバイス600Aは、心臓健康レベル追跡アプリケーションが利用できない(例えば、それぞれの場所における規制のため)場所(例えば、都市、州、国)にある。オンボーディングユーザインタフェース1004を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス1004Cを対象とする入力1003を受信する。
図10Cでは、入力1003を受信したことに応答して(例えば、更にデバイス600Aが、心臓健康レベル追跡アプリケーションが利用可能でない場所にあるという判定に基づいて)、デバイス600Aは、セットアップユーザインタフェース1004に重ね合わせて、心臓健康レベル追跡アプリケーションが現在の場所では利用可できないという示唆1006Aを含む通知1006を表示する。デバイス600Aはまた、心臓健康測定機能を有効化することを取り止める。
図10Dは、図10Bを参照して最初に説明したように、セットアップユーザインタフェース1004を表示するデバイス600Aを再び示す。図10Dでは、デバイス600Aは、心臓健康レベル追跡アプリケーションが利用可能できる(例えば、規制によって使用が禁止されていない)場所にある。オンボーディングユーザインタフェース1004を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス1004Cを対象とする入力1005を受信する。
図10Eでは、入力1005を受信したことに応答して(例えば、更にデバイス600Aが、心臓健康レベル追跡アプリケーションが利用可能できる場所にあるという判定に基づいて)、デバイス600Aは、ユーザインタフェース1008(例えば、心臓健康レベル追跡アプリケーションの設定ページ)を表示する。
ユーザインタフェース1008は、心臓健康レベル追跡機能がアクティブ化されていることを示す選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1010を含む。ユーザインタフェース1008はまた、心臓健康レベル追跡機能に関する情報1012を含む。
ユーザインタフェース1008はまた、測定された心臓健康レベル情報が選択された閾値よりも低いことを示す通知をトリガするための、現在選択されている閾値(例えば、デフォルト閾値)の示唆を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1014を含む。ユーザインタフェース1008はまた、通知がいつトリガされるかに関する情報1016を含む。
図10Fは、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するアプリケーションアイコン1020を含むユーザインタフェース1018(例えば、ホームユーザインタフェース、アプリケーションユーザインタフェース)を表示するデバイス600Bを示す。図10Fでは、心臓健康レベル追跡アプリケーションは、デバイス600Bではアクティブ化されていない。
図10Fでは、ユーザインタフェース1018を表示している間に、デバイス600Bは、アプリケーションアイコン1020を対象とする入力1007を受信する。
図10Gでは、アプリケーションアイコン1020を対象とする入力1007を受信したことに応答して、デバイス600Bは、心臓健康レベル追跡アプリケーションがアクティブ化され得る(例えば、心臓健康レベル追跡アプリケーションのセットアッププロセスは、デバイス600Aで完了され得る)という示唆1022Aを含む通知1022を表示する。
図10Hでは、デバイス600Aは、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応する通知1024を(例えば、デバイス600Bが通知1022を表示している間に)表示する。通知1024は、デバイス600Bで心臓健康レベル追跡機能を有効化するためのアフォーダンス1024Aを含む。通知1024を表示している間に、デバイス600Aは、アフォーダンス1024Aを対象とする入力1009を受信する。
図10Iでは、入力1009を受信したことに応答して、デバイス600Aは、図10Eを参照して上述したように、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するユーザインタフェース1008を表示する。ユーザインタフェース1008を表示している間に、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1010を対象とする入力1011を受信する。図10Iでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1010は、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応する心臓健康レベル追跡機能がアクティブであることを示す。
図10Jでは、入力1011を受信したことに応答して、デバイス600Aは、心臓健康レベル追跡アプリケーションに関する情報1026Aを含むユーザインタフェース1026を表示する(例えば、デバイス600Bは、1日を通して所定の時間間隔で自動/バックグラウンド心拍数測定を開始する)。
また、図10Jでは、ユーザインタフェース1026は、デバイス600Bでの自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1028(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1028は、バックグラウンド心拍数測定が現在オン状態にあることを示す。
バックグラウンド心拍数測定がオン状態にある間、ユーザインタフェース1026は、デバイス600Bの現在のデバイス状態に基づいて、自動/バックグラウンド心拍数測定の管理を有効化する。いくつかの実施形態では、デバイス状態は、スリープモード及びシアターモード(例えば、着信拒否モード)を含む。
スリープモードに関して、ユーザインタフェース1026は、デバイス600Bがスリープモードであるときに自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030がオン状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがスリープモードである場合でも、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行し続ける。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030がオフ状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがスリープモードである場合、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行するのを取り止める。図10Jでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030はオフ状態にある。
シアターモード(例えば、着信拒否モード)に関して、ユーザインタフェース1026は、デバイス600Bがシアターモードであるときに自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032がオン状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがシアターモードである場合でも、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行し続ける。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032がオフ状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがシアターモードである場合、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行するのを取り止める。図10Jでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032はオフ状態にある。
図10Jでは、オフ状態のスリープモードに対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030を備えたユーザインタフェース1026を表示している間に、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030を対象とする入力1013を受信する。
図10Kでは、入力1013を受信したことに応答して、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030を介して、スリープモードである間に自動/バックグラウンド心拍数測定が有効化され、デバイス600Bがスリープモードである間にデバイス600Bのバックグラウンド心拍数測定を有効化することを示す。図10Kでは、シアターモード中は自動/バックグラウンド心拍数測定は無効のままなので、デバイス600Bは、デバイス600Bがスリープモード又はシアターモードのいずれでもない間、又はスリープモードである間に自動/バックグラウンド心拍数測定を実行するが、デバイス600Bがシアターモードである間は、自動/バックグラウンド心拍数測定を実行しない。
また、図10Kでは、オフ状態のシアターモードに対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032を備えたユーザインタフェース1026を表示している間に、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032を対象とする入力1015を受信する。
図10Lでは、入力1015を受信したことに応答して、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032を介して、シアターモードである間に自動/バックグラウンド心拍数測定が有効化され、デバイス600Bがシアターモードである間にデバイス600Bの自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化することを示す。図10Lの実施形態では、自動/バックグラウンド心拍数測定は、デバイス600Bがスリープモード及び/又はシアターモードであるかどうかにかかわらず、常に有効にされている。
また、図10Lでは、ユーザインタフェース1026を、及び自動/バックグラウンド心拍数測定が有効化されている間、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1028を対象とする入力1017を受信する。
図10Mでは、入力1017を受信したことに応答して、デバイス600Aは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1026を介して、自動/バックグラウンド心拍数測定が無効化されていることを示す。デバイス600Aは、スリープモードに対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1030、及びシアターモードに対応する選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1032を表示することを取り止める。デバイス600Aはまた、デバイス600Bが任意の自動/バックグラウンド心拍数測定を実行しないように、デバイス600Bでの自動/バックグラウンド心拍数測定を無効化する。
図10N〜図10Pは、(デバイス600Aを使用する代わりに)デバイス600Bを使用して自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための対応するプロセスを示す。図10Nでは、デバイス600Bは、デバイス設定アプリケーション用のユーザインタフェース1034を表示し、ユーザインタフェース1034は、心臓健康レベル追跡アプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクト1036を含む、デバイス600Bにインストールされているアプリケーションに対応する複数のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、プラッタ)を含む。
また、図10Nでは、ユーザインタフェース1034を表示している間に、デバイス600Bは、ユーザインタフェースオブジェクト1036を対象とする入力1019を受信する。
図10Oでは、入力1019を受信したことに応答して、デバイス600Bは、図10Eを参照して上述したユーザインタフェース1008に対応する心臓健康レベル追跡アプリケーションのユーザインタフェース1038を表示する。ユーザインタフェース1008と同様に、ユーザインタフェース1038は、心臓健康レベル追跡機能がデバイス600Bでアクティブ化されていることを示す選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1040(例えば、アフォーダンス)を含む。ユーザインタフェース1038はまた、心拍数通知をトリガするための、現在選択されている閾値(例えば、デフォルト閾値)の示唆を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1042を含む。
また、図10Oでは、ユーザインタフェース1038を表示している間に、デバイス600Bは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1040を対象とする入力1021を受信する。
図10Pでは、入力1021を受信したことに応答して、デバイス600Bは、図10Jを参照して上述したユーザインタフェース1026に対応するユーザインタフェース1044を表示する。ユーザインタフェース1026と同様に、ユーザインタフェース1044は、具体的には、自動/バックグラウンド心拍数測定が、デバイス600Bによって(例えば、1日を通して所定の時間間隔で)開始されるといった、心臓健康レベル追跡アプリケーションに関する情報1044Aを含む。
ユーザインタフェース1026と同様に、ユーザインタフェース1044は、デバイス600Bでの自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1046(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。図10Pでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1046は、自動/バックグラウンド心拍数測定が現在オン状態にある(例えば、トグルがオン位置にある)ことを示す。
ユーザインタフェース1026と同様に、自動/バックグラウンド心拍数測定がオン状態にある間、ユーザインタフェース1044はまた、自動/バックグラウンド心拍数測定を動作させるデバイス600Bの現在のデバイス状態に基づいて、自動/バックグラウンド心拍数測定の管理を有効化する。図10Pでは、デバイス状態は、スリープモード及びシアターモード(例えば着信拒否モード)を含む。
スリープモードに関して、ユーザインタフェース1044は、デバイス600Bがスリープモードである場合に自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1048(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1048がオン状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがスリープモードである場合でも、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行し続ける。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1048がオフ状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがスリープモードである場合、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行するのを取り止める。図10Pでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1048はオン状態にある。
シアターモード(例えば、着信拒否モード)に関して、ユーザインタフェース1044は、デバイス600Bがシアターモードである場合に自動/バックグラウンド心拍数測定を有効化又は無効化するための選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1050(例えば、トグル、アフォーダンス)を含む。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1050がオン状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがシアターモードである場合でも、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行し続ける。選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1050がオフ状態にある場合、デバイス600Bは、デバイス600Bがシアターモードである場合、自動/バックグラウンド心拍数測定を(例えば、所定の時間間隔で)実行するのを取り止める。図10Pでは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1050はオフ状態にある。
図10Qは、図10Eを参照して上述したように、ユーザインタフェース1008を表示するデバイス600Bを示す。図10Qでは、ユーザインタフェース1008を表示している間に、デバイス600Bは、選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1014を対象とする入力1023を受信する。
図10Rでは、入力1023を受信したことに応答して、デバイス600Bは、情報1052Aを介して説明されるように、通知をトリガするための心拍数BPM閾値を変更するためのユーザインタフェース1052を表示する。ユーザインタフェース1052はまた、典型的、平均、又は正常な心拍数に関する情報1052Bを含む。
ユーザインタフェース1052はまた、複数の閾値オプション1054A〜1054Eを含む。図10Rでは、閾値オプションは、オフオプション1054A(選択さると、通知を有効化しない)、第1の閾値オプション1054B(例えば、40BPM)、第2の閾値オプション1054C(例えば、45BPM)、第3の閾値オプション1054D(例えば、50BPM)、及び第4の閾値オプション1054E(例えば、55BPM)を含む。また、図10Rでは、マーカ1056は、第3の閾値オプション1054Dが現在選択されている心拍数閾値であることを示す。
図10Sでは、第3の閾値オプション1054D(例えば、50BPM)である現在選択されている心拍数閾値を有するユーザインタフェース1052を表示している間に、デバイス600Aは、第4の閾値オプション1054E(例えば、55BPM)を対象とする入力1025を受信する。
図10Tでは、第4の閾値オプション1054Eを対象とする入力1025を受信したことに応答して、デバイス600Bは、新たに選択された閾値(例えば、55BPM)が頻繁な心拍数通知を引き起こすことを示す通知1056を表示する(例えば、高い心拍数閾値が設定されている場合、低い心拍数閾値が設定されている場合と比較して、デバイス600Bによって実行される自動/バックグラウンド心拍数測定の大部分が高い心拍数閾値内に入ってしまい、通知の数が増える)。
図10U〜図10Vは、デバイス600Bの心拍数通知閾値を変更するための対応するユーザインタフェースを示す。図10Uでは、デバイス600Bは、図10Oを参照して上述したように、心臓健康レベル追跡アプリケーションのユーザインタフェース1038を表示する。ユーザインタフェース1038を表示している間に、デバイス600Bは、心拍数通知をトリガするための、現在選択されている閾値(例えば、デフォルト閾値)の示唆を含む選択可能なユーザインタフェースオブジェクト1042を対照とする入力1027を受信する。
図10Vでは、入力1027を受信したことに応答して、デバイス600Bは、心拍数BPM閾値を変更するための、図10Rを参照して上述したユーザインタフェース1052と同様のユーザインタフェース1058を表示する。ユーザインタフェース1052と同様に、ユーザインタフェース1052は、典型的、平均、又は正常な心拍数に関する情報1052Bを含む。
また、ユーザインタフェース1052と同様に、ユーザインタフェース1058は、複数の閾値オプション1060A〜1060Eを含む。図10Vでは、図10Rのように、閾値オプションは、オフオプション1060A(選択さると、通知を有効化しない)、第1の閾値オプション1060B(例えば、40BPM)、第2の閾値オプション1060C(例えば、45BPM)、第3の閾値オプション1060D(例えば、50BPM)、及び第4の閾値オプション1060E(例えば、55BPM)を含む。また、図10Vでは、マーカ1062は、第4の閾値オプション1060Eが現在選択されている心拍数閾値であることを示す。図10Sのユーザインタフェース1052を参照して上述したように、心拍数通知をトリガするための異なる心拍数閾値は、ユーザインタフェース1058を介して選択することができる。
いくつかの実施形態では、図10A〜図10Vの心拍数レベル追跡機能は、代わりに血中酸素レベル追跡機能である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、図10A〜図10Vの心拍数レベル追跡機能は、代わりに、VO2max(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)を測定又は追跡する機能である。
図11A〜図11Bは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。方法1100は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))及び1つ以上の入力デバイス(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、タッチ感知面)と通信するコンピュータシステム(例えば電子デバイス(例えば、100、300、500、600A、600B))において実行される。方法1100のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)と1つ以上の入力デバイスと通信している(例えば、有線通信、無線通信)。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザ入力を受けるタッチ感知面などの入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、統合型又は外部の表示生成コンポーネントに送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続を受信することができる。
後述するように、方法1100はヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第1の健康関連機能(例えば、コンピュータシステム上で動作可能である、又はコンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上で動作可能な追跡(例えば、データ追跡、データ収集)アプリケーション又はアプリケーション機能(例えば、心拍数追跡関連機能、周囲ノイズレベル追跡機能))の1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合を表示(1102)し、第1の構成ユーザインタフェースは、第1の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含み、第1の健康関連の追跡機能は、現在、コンピュータシステムが第1のモード(例えば、スリープモード、ロックモード、低電力モード、一日の所定の時刻に対応するモード、着信拒否モード(例えば、劇場DNDモード))、及び第1のモードとは異なる第2のモード(例えば、デフォルトモード、第1のモードが動作していない時に動作しているモード)である間に、健康関連データの第1の集合(例えば、心拍データ、血圧データ、周囲ノイズデータ)を追跡する(例えば、自動的に追跡する、明示的なユーザ入力を必要とせずに追跡する)ように構成されている。
コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上の入力の集合を受信し(1108)、1つ以上の入力の集合は、第1の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1028、1030、1032)(例えば、トグルスイッチ、チェックボックス、ドロップダウンメニュー)に対応する入力を含む1つ以上の入力の集合を含む。
1つ以上の入力の集合に応答して、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムが第2のモードである間に第1の健康関連データの集合を追跡し続けながら、コンピュータシステムが第1のモードである間(例えば、図10Jのように)は、第1の健康関連データの集合を追跡しない(自動的に追跡しない(例えば、ユーザ入力なしにトラックを追跡しない)、バックグラウンドで追跡しない)ように第1の健康関連追跡機能を構成する(1110)。第2のモードで追跡を継続しながら第1のモードで追跡しないように第1の健康関連追跡機能を構成することにより、ユーザは、手動で機能をアクティブ化及び非アクティブ化することなく、追跡機能を自動的かつ選択的に実行するようにコンピュータシステムを構成できる。更なるユーザ入力を必要とせずに集合の状態が満たされた場合に最適化された動作を実行することにより、デバイスの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能は、心拍追跡機能である。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能に関する1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合は、第1の健康関連追跡機能のアクティブ化状態及び第1の健康関連追跡機能に関する情報を変更する(例えば、アクティブ化又は非アクティブ化する)ための選択可能なアフォーダンス(例えば、1028、1046)を含む。
いくつかの実施形態では、健康関連追跡機能の1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合は、コンピュータシステム(例えば、600A)とペアリングされた外部電子デバイス(例えば、600B)(例えば、スマートウォッチ)の1つ以上の機能を構成するためのアプリケーションからアクセス可能である。
いくつかの実施形態では、健康関連追跡機能の1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合は、第1の健康関連機能(例えば、図8Aのユーザインタフェース800に対応するヘルスアプリケーション)を含む、複数の健康関連機能に関するデータを収集及び提示するアプリケーション(例えば、健康データ集約アプリケーション)からアクセス可能である。いくつかの実施形態では、1つ以上の構成ユーザインタフェースの集合は、健康データを収集及び提示するアプリケーションのユーザインタフェース上に重ねられたポップアップとして表示される。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能の1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合の第1の構成ユーザインタフェースを表示する前に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムと通信する外部電子デバイス(例えば、コンピュータシステムとペアリングされたスマートウォッチ)から、第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセス(例えば、アクティブ化のためのプロセス、機能を最初に構成又は設定するためのプロセス)が外部電子デバイスにおいて開始されたことを示すデータを受信する。いくつかの実施形態では、データを受信したことに応答して、コンピュータシステムは、第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセスがコンピュータシステムで完了することができることを示す通知(例えば、1022)を表示する。いくつかの実施形態では、通知の選択は、第1の健康関連の追跡機能のための1つ以上の構成ユーザインタフェースの集合の第2の構成ユーザインタフェース(例えば、第1の構成ユーザインタフェースと同じであるか、又は異なる)の表示を引き起こす。第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセスが、コンピュータシステムで完了することができることを示す通知を表示することにより、開始され、かつコンピュータシステムを使用して完了することができるプロセスに関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセスがコンピュータシステム(例えば、600A)で完了することができることを示す通知(例えば、1022)を表示した後、コンピュータシステムは、(例えば、図10Hに示すように)コンピュータシステムで第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセスを完了する1つ以上の入力の集合を受信し、第1の健康関連追跡機能を構成するためのプロセスは、更なるユーザ入力を必要とすることなく第1の健康関連追跡機能を実行する(例えば、自動的に、バックグラウンド測定を実行する)ために、第1の健康関連追跡機能を(例えば、自動的に)有効化することを含む。第1の健康関連追跡機能が更なるユーザ入力を必要とせずに追跡動作を実行することを可能にすることにより、ユーザは、コンピュータシステムが更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することを許可できる。更なるユーザ入力を必要とせずに、操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合は、選択されると、ユーザ入力なしで(例えば、ユーザ入力が追跡機能を手動でアクティブ化することなく)行われる第1の健康関連追跡機能の追跡動作(例えば、測定)の実行を無効化する、第2の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1028、1046)を含む。ユーザ入力なしで行われる第1の健康関連追跡機能の追跡動作の実行を無効化するためにユーザインタフェースオブジェクトを検証することにより、機能を無効化し、それによってシステムリソースを節約するオプションがユーザに提供される。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能は、ユーザ入力に応答してのみ、追跡動作を実行するように構成される(例えば、第1の健康関連追跡機能は、自動及び/又はバックグラウンド追跡動作を実行しない)。ユーザ要求に対してのみ第1の健康関連追跡機能の追跡動作を実行することで、システムリソースが節約される。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能が非アクティブである間に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、第1の健康関連追跡機能をアクティブ化するためのユーザ要求を受信する。いくつかの実施形態では、要求に応答して、コンピュータシステムは、第1のモード(例えば、1030、1048に対応する)及び第2のモード(例えば、1032、1050に対応する)の両方で追跡するように第1の健康関連追跡機能を構成する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、現在時刻が所定の期間(例えば、1日の特定の時間、睡眠期間に対応すると識別された1日の時間)に対応するとき、第1のモード(例えば、追跡機能が発生しないモード)(1106)である。1日の所定の期間に追跡を無効にすることにより、システムリソースが節約される。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、第1のタイプの入力(例えば、所定の移動パターンに一致するコンピュータシステムの移動を示す、加速度計によって検出された入力)を受信する(1112)。いくつかの実施形態では、第1のタイプ(1114)の入力を受信したことに応答して、コンピュータシステムが第1のモードではないという判定に従い(例えば、デバイスが別のモードであるという判定に従い)、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)の輝度を増加させる(1116)(例えば、非アクティブ状態からコンポーネントをアクティブ化することを含む)。いくつかの実施形態では、第1のタイプ(1114)の入力を受信したことに応答して、コンピュータシステムが第1のモードであるという判定に従い、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネントの輝度を増加させるのを取り止める(1118)。いくつかの実施形態では、第1のモードは「シアターモード」であり、表示画面の明るさは、モードがアクティブでない場合より制限される。表示生成コンポーネントを選択的に明るくすることにより、システムリソースが節約され、意図しない明るさになるのを防ぐ。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の構成ユーザインタフェース(例えば、1004、1008、1026、1038、1044、1052、1058)の集合は、選択されると、(例えば、1052及び1058に示されるように)健康関連データの第1の集合の閾値を設定する第3の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含み、これは、健康関連追跡機能が閾値を超えたことを検出すると(1104)、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)に知覚通知(例えば、838)を発行させる(1104)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第3の選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに対応する入力を含む1つ以上のユーザ入力の集合を受信する(1120)。いくつかの実施形態では、第3の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(1122)に対応する入力を含む1つ以上のユーザ入力の集合を受信したことに応答して、1つ以上の入力の集合が閾値を所定の値(例えば、頻繁な通知をもたらす可能性が高い値(例えば、複数の所定の値のうちの1つ))に構成させるという決定に従い、コンピュータシステムは、頻繁な知覚通知が生じる可能性があるという示唆を表示する(1124)。いくつかの実施形態では、第3の選択可能なユーザインタフェースオブジェクト(1122)に対応する入力を含む1つ以上のユーザ入力の集合を受信したことに応答して、1つ以上の入力の集合が閾値を所定の値ではない値に設定させるという判定に従い、コンピュータシステムは、頻繁な知覚通知が生じる可能性があるという示唆を表示するのを取り止める(1126)。閾値の設定に基づいて頻繁な知覚通知が生じ得るという示唆を条件付きで表示することにより、第1の健康関連追跡機能の構成に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能は、血中酸素レベル追跡機能である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、VO2max(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)を測定又は追跡するための機能である。
方法1100に関して上述された処理(例えば、図11A〜図11B)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法1100を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1100を参照して説明されるバックグラウンド測定機能の1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法900は、方法1100に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法900を参照して説明するセットアップユーザインタフェースの条件付き表示に関する機能は、方法1100を参照して説明するセットアッププロセスに適用することができる。別の例では、方法1300は、方法1100に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースは、方法1300を参照して説明されるバイオメトリック測定に使用されるヘルスアプリケーションをセットアップするために使用することができる。別の例では、方法1500は、方法1100に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースに提示される健康情報は、少なくとも部分的に、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースを介して設定されたアプリケーションからの健康測定に基づいてもよい。別の例では、方法1700は、方法1100に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明されるバックグラウンドの健康測定は、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースを介して設定されたヘルスアプリケーションを介して有効化することができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
図12A〜図12N及び図12Q〜図12AGは、いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して行われるバイオメトリック測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。図12O及び図12Pは、いくつかの実施形態による、それぞれ位置及び移動データに基づいてプロンプト及び測定を管理するための方法を示すフロー図である。これらの図のユーザインタフェースは、図13のプロセスを含む後述のプロセスを例示するために使用される。
図12Aは、ホームユーザインタフェース1200を表示するデバイス600Bを示す。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、1つ以上の生体センサ(例えば、最大酸素消費レベルセンサ、心拍数センサ)の集合を含む。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、1つ以上のセンサ(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、位置センサ、GPSセンサ)の集合を含む。
図12Aでは、図8Aを参照して最初に上述した心拍数追跡アプリケーションが、デバイス600Bにインストールされている。ユーザインタフェース1200は、心拍数追跡アプリケーションに対応するアプリケーションアイコン1202を含む。アプリケーションアイコン1202を表示している間に、デバイス600Bは、アプリケーションアイコン1202を対象とする入力1201を受信する。
図12Bでは、入力1201を受信したことに応答して、デバイス600Bは、心拍数測定が開始される前に、心拍数追跡アプリケーションのための測定ユーザインタフェース1204を表示する。
心拍数測定を開始する前に、デバイス600Bは、心拍数測定をデバイス600Bで行う方法をユーザに示す(例えば、説明する、コーチする)測定命令1206を測定ユーザインタフェース1204に表示する。図12Bでは、測定命令1206は、「測定中、可能な限り静止する」ようにユーザに通知する。図12A〜図12Pの実施形態では、心拍数測定は、ユーザが腕(及びデバイス600B)の移動を最小限にし、ユーザの手首を下に向け、デバイス600Bの表示生成コンポーネント602Bを上に向けて理想的な腕の向きを維持するときに最も正確である。
心拍数測定を開始する前に、デバイス600Bはまた、測定プロセスをアニメーション化する測定アニメーション1208の少なくとも一部分を測定ユーザインタフェース1204に表示する。図12C〜図12Eに示されるように、測定アニメーション1208は、複数の形状(例えば、波紋、線)を含み、複数の形状は、最初に第1の視覚的特性(例えば、第1の色)を有し、複数の形状の増大する部分は、測定が完了したときに複数の形状全てが第2の視覚的特性を持つまで、測定が進行するにつれて、第1の視覚的特性とは異なる第2の視覚的特性(例えば、第2の色)を有するように移行する。
図12Bでは、測定ユーザインタフェース1204はまた、心拍数測定を開始するためのアフォーダンス1210を含む。アフォーダンス1210を有する測定ユーザインタフェース1204を表示している間に、デバイス600は、デバイス600Bで心拍数測定を開始するためのアフォーダンス1210を対象とする入力1203を受信する。
図12C〜図12Eは、心拍数測定がデバイス600Bを介して実行されている間に測定ユーザインタフェース1204を表示するデバイス600Bを示す。いくつかの実施形態では、心拍数測定プロセスは、心拍数データ(例えば、心拍数データの複数の個別の集合(例えば、サンプル))を所定の期間(例えば、10秒、15秒、30秒)にわたって収集することを含む。図12C〜図12Eでは、心拍数測定を完了するための所定の期間は15秒である。
デバイス600Bは、心拍数測定を開始するための入力1210を受信したことに応答して、図12Cでのように、測定ユーザインタフェース1204を表示する。いくつかの実施形態では、心拍数測定が実行されている間、デバイス600Bは、現在の心拍数測定を完了するための残り時間を示す時間カウンタ1212を、測定ユーザインタフェース1204に表示する。
図12Cでは、残り時間は15秒である(測定が開始されたばかりであるため)。また、図12Cでは、測定アニメーション1208は、測定が開始されたばかりであるため、第1の視覚的特性(例えば、第1の色)を含む。
図12Dでは、残り時間は10秒である(測定が進行しているため)。また、図12Dでは、測定が進行した間に測定アニメーション1208の複数の形状の一部が第1の視覚的特性から第2の視覚的特性に移行したので、測定アニメーション1208は、部分的に第1の視覚的特性(例えば、第1の色)を含み、部分的に第2の視覚的特性(例えば、第2の色)を含む。
図12Eでは、残り時間は3秒である(測定が進行しており、ほぼ完了しているため)。また、図12Eでは、測定がほぼ完了し、測定アニメーション1208の複数の形状の大部分が、第1の視覚的特性から第2の視覚的特性に移行したため、測定アニメーション1208のより大きい部分は、第1の視覚的特性(例えば、第1の色)よりも第2の視覚的特性(例えば、第2の色)を含み、第2の視覚的特性(例えば、第2の色)を部分的に含む。
図12Fは、図12C〜図12Eに示される心拍数測定が正常に終了したことを検出(例えば、判定)した際に結果ユーザインタフェース1214を表示するデバイス600Bを示す。
結果ユーザインタフェース1214は、結果示唆1216を含む。図12Fでは、結果示唆1216は、測定された心拍数が87BPMであったことを示す。結果ユーザインタフェース1214はまた、デバイス600Bに結果ユーザインタフェース1214の表示を停止させるためのアフォーダンス1220を含む。結果ユーザインタフェース1214はまた、デバイス600Aのヘルスアプリケーションを介して(例えば、図6Nを参照して最初に上述したヘルスアプリケーションのユーザインタフェース660を介して)、測定に関するより詳細な情報を見ることができるという示唆1218を含む。
図12Gは、図12C〜図12Eに示される心拍数測定が正常に終了したことを検出(例えば、判定)した際に、完了した心拍数測定のための結果ユーザインタフェース1214を表示するデバイス600Bを示し、完了した心拍数測定は、高高度環境などの異常な状態で行われた。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、1つ以上のセンサ(例えば、位置センサ、GPSセンサ)の集合を介して異常な状態(例えば、高高度)の存在を検出する(例えば、判定する)。
図12Gでは、心拍数測定が高高度環境で行われたため、デバイス600Bは、測定が高高度環境で測定されたことをユーザに通知する示唆1222を結果ユーザインタフェース1214に表示する。図12Gでは、示唆1222は、「高高度環境で測定された測定」と述べている。
図12H〜図12Kは、別の心拍数測定がデバイス600Bを介して実行されている間に測定ユーザインタフェース1204を表示するデバイス600Bを示す。
図12Hでは、デバイス600Bは、測定が開始されたばかりの測定ユーザインタフェース1204を表示する。したがって、時間カウンタ1212は、現在の心拍数測定を完了するために15秒残っていることを示す。
図12Iでは、心拍数測定が進行しているため、時間カウンタ1212は、現在の心拍数測定を完了するために12秒残っていることを示す。
心拍数測定が進行している間、デバイス600Bは、1つ以上のセンサ(例えば、ジャイロスコープ、加速度計)の集合を介して、センサデータの1つ以上の集合を検出する(例えば、判定する)。いくつかの実施形態では、センサデータの1つ以上の集合は、デバイス600Bの移動及び/又は向きの変化を示す、センサデータ(例えば、加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第1の集合を含む。いくつかの実施形態では、センサデータの1つ以上の集合は、デバイス600Bの位置の変化(例えば、空間位置及び/又は空間定位の変化)あるいは位置の変化を引き起こすデバイス600Bの移動(例えば、位置の変化又は変化率)を示す、センサデータ(例えば、加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第2の集合を含む。上述のように、心拍数測定は、ユーザが腕(及びデバイス600B)の移動を最小限にし、ユーザの手首を下に向け、デバイス600Bの表示生成コンポーネント602Bを上に向けて理想的な腕の位置(例えば、腕の向き)を維持するときに最も正確である。
図12Iでは、(例えば、デバイス600Bの検出された位置及び/又はデバイス600Bの検出された移動を使用して)センサデータ(例えば、位置を示すデータ)がプロンプト基準を満たしていると判定することに従い、デバイス600Bは、測定プロセスを完了するためにユーザアクション(例えば、デバイス600Bの位置の変更及び/又はデバイス600Bの移動の減少/停止)が必要であることをユーザに示すプロンプト1224(例えば、命令プロンプト、コーチプロンプト)を、測定ユーザインタフェース1204に表示する。具体的には、図12Iで、デバイス600Bは、デバイスの位置が非理想的な位置(例えば、プロンプト基準を満たす原因となる所定の位置)にあることを検出し、位置関連プロンプトを発行している。図12Iでは、プロンプト1224は、「手首を平らに保ち、携帯時計を上に向けておく」ようにユーザに示している。
図12Jは、図12Iを参照して上述したプロンプト1224とは異なるタイプのプロンプト(例えば、プロンプトの異なるバージョン)を測定ユーザインタフェース1204に表示するデバイス600Bを示す。
図12Jでは、心拍数測定が進行しているため、時間カウンタ1212は、現在の心拍数測定を完了するために10秒残っていることを示す。図12Jでは、センサデータ(例えば、移動を示すデータ)がプロンプト基準の集合を満たすと判定することに従い、デバイス600Bは、測定プロセスを完了するためにユーザアクション(例えば、デバイス600Bの位置の変化、及び/又はデバイス600Bの移動の減少/停止)が必要であることをユーザに示すプロンプト1226を、測定ユーザインタフェース1204に表示する。具体的には、図12Jでは、デバイス600Bは、デバイスが非理想的な量(例えば、閾値を超える量)を移動したことを検出し、移動関連プロンプトを発行する。図12Jでは、プロンプト1226は、「動かないように」とユーザに示す。
いくつかの実施形態では、センサデータの第2の集合が、図12I又は12Jのようなプロンプト判定基準の集合を満たすことを検出した後、(例えば、所定の時間内(例えば、0.5秒以内、1秒以内))にセンサデータ(例えば、位置データ及び/又は移動データ)が、(例えば、ユーザがデバイス600Bの位置を修正した、及び/又はデバイスの移動を減少/停止したために)プロンプト基準の集合をもはや満たさないことを検出したことに応答して、デバイス600Bは、中断することなく心拍数測定プロセスを継続する。
いくつかの実施形態では、図12Kに示すように、デバイス600Bは、(デバイス600Bの検出された(例えば、判定された)位置及び/又はデバイス600Bの検出された(例えば、判定された)移動に基づいて)センサデータがプロンプト基準の集合を満たすと再度判定することに従い、第2のプロンプトを測定ユーザインタフェース1204に表示する。具体的には、図12Kでは、プロンプト1228は、「手首を平らに保つ」ようにユーザに示している。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、同じ非理想的な状態(例えば、非理想的な位置又は移動)が所定の時間より長く持続する場合、異なるプロンプトを発行して、状態が持続するというより良いフィードバックをユーザに提供する。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、位置状態、続いて移動状態など、異なる状態が生じる場合にのみ、異なるプロンプトを発行する。
いくつかの実施形態では、心拍数測定が進行している間、デバイス600Bは、センサデータ(例えば、移動及び/又は位置の変化を示す加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第1の集合が、停止基準(例えば、デバイス600Bに測定プロセスを停止させる基準)の第1の集合を満たすことを検出する(例えば、判定する)。
図12Lでは、センサデータの第1の集合が停止基準の第1の集合を満たすことを検出することに従い、デバイス600Bは、測定を完了することなく測定ユーザインタフェース1204を表示することを取り止める。具体的には、デバイス600Bは、図12H〜図12Kの心拍数測定中にデバイスの非理想的な位置及び非理想的な移動程度が持続していることを検出し、完了前に測定を中止する。デバイス600Bは、結果を表示することなく測定を停止し、その代わりに、ユーザインタフェース1230(例えば、通知、プロンプト)を表示する。
ユーザインタフェース1230は、測定が失敗し、完了できなかったという示唆1232を含む。ユーザインタフェース1230はまた、失敗した測定の理由(例えば、測定プロセスを完了することなく、トリガされたデバイス600Bが測定プロセスを停止させる1つ以上の原因)の示唆1234を含む。ユーザインタフェース1230はまた、デバイス600Bにユーザインタフェース1230の表示を停止させるためのアフォーダンス1236を含む。
また、図12Lでは、ユーザインタフェース1230を表示している間に、デバイス600Bは、アフォーダンス1205を対象とする入力1205を受信する。いくつかの実施形態では、入力1205を受信したことに応答して、デバイス600Bは、図12Bの測定ユーザインタフェース1204を表示する。
上述のように、心拍数測定中に(例えば、測定中にセンサデータの第2の集合がプロンプト判定基準を満たしたため)プロンプト(例えば、プロンプト1224、プロンプト1226、プロンプト1228)を表示した後、上述のように、心拍数測定中に(例えば、測定中にセンサデータの第2の集合がプロンプト判定基準を満たしたため)プロンプト(例えば、プロンプト1224、プロンプト1226、プロンプト1228)を表示した後、(例えば、所定の時間内(例えば、0.5秒以内、1秒以内))に、センサデータの第2の集合がプロンプト判定基準の集合をもはや満たさないことを検出(例えば、判定)することに応答して、デバイス600Bは心拍数測定プロセスを継続する。
図12Lでは、停止基準の集合は、データの個別の集合(例えば、NM)のサンプリングウィンドウからのセンサデータの第1の集合の少なくとも第1の数(例えば、MM)の個別の集合が、閾値を超えるときに満たされる。いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は加速度計データであり、停止基準の集合は、データの個別の集合のサンプリングウィンドウからの加速度計データの少なくとも5個の個別のウィンドウが、閾値(例えば、5つの個別の集合のサンプリングウィンドウからの5つの個別の集合)を超えるときに満たされる。
いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、x、y、及びz方向の3軸上で加速度計データを分析する。いくつかの実施形態では、加速度計データからの3軸のいずれかの最大値が所与のサンプリングウィンドウ(例えば、1秒)内の閾値を超える場合、デバイス600Bは、プロンプト(例えば、図12Iのプロンプト1224、図12Jのプロンプト1226、図12Kのプロンプト1228)を生成する。いくつかの実施形態では、各サンプリングウィンドウ(例えば、1秒)は、サンプリングウィンドウが重なり合うように、サンプリングウィンドウの長さよりも短い間隔で離間される(例えば、0.5秒離間される)。
いくつかの実施形態では、デバイス600Bが、サンプルの所定の集合(例えば、5)内の所定の数(例えば、5)が閾値を超えたこと(例えば、5個のサンプルの所定の集合からの5個のサンプル)を検出する(例えば、判定する)場合、デバイス600Bは、現在の心拍数測定セッションを自動的に中止する。いくつかの実施形態では、これは、プロンプトの所定の数(例えば、5)(例えば、12Iのプロンプト1224、図12Jのプロンプト1226、及び/又は図12Kのプロンプト1228)を生成したデバイス600Bに対応する。心拍数測定セッションを中止すると、デバイス600Bは、図12Lに示すようなユーザインタフェース1230を表示する。
いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、閾値を超える少なくとも所定の数の検出されたサンプルが連続するサンプリングウィンドウからのものである場合(例えば、その場合のみ)、現在の心拍数測定セッションを中止する。いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、閾値を超える少なくとも所定の数の検出されたサンプルが検出されたが、それらが連続するサンプリングウィンドウからのものでない場合、心拍数測定セッションを中止しない。
いくつかの実施形態では、デバイス600Bは、サンプリングデータの2つのチャネルを追跡し、1つはデバイス600Bの移動を対象とし、他方はデバイス600Bの位置を対象とする。いくつかの実施形態では、サンプリングデータの2つのチャネルは、互いに独立して評価される。すなわち、デバイス600Bは、現在の心拍数測定セッションを中止させる所定の数(例えば、5)のプロンプトが生成されたかどうかを検出(例えば、判定)するときに、デバイス600Bの移動に基づくサンプリングデータ及びデバイス600Bの位置に基づくサンプリングデータを集約しない(例えば、閾値を超える2つの移動ベースのサンプルと閾値を超える3つの位置ベースのサンプルは集計されないため、現在のセッションは中止されない)。
いくつかの実施形態では、図12H〜図12Lに示される心拍数測定が正常に完了した場合、デバイス600Bは、図12Gの結果ユーザインタフェース1214と同様の結果ユーザインタフェースに測定結果を表示する。
図12Oのフローチャート1201Aは、図12Lに関して上述したように、心拍数測定を継続(及び最終的に完了)するか、又は心拍数測定を中止するかどうかを判定するためのプロセスを示す。フローチャート1201Aは、特に、位置データに基づいて心拍数測定プロセスを継続すべきか中止すべきかを示す。
ステップ1203Aで、デバイス600Bは、(例えば、図12Bを参照して説明されるように)心拍数測定を開始する。ステップ1205Aで、デバイス600Bは、デバイス600Bの現在位置に対応する位置データを(例えば、加速度計を介して)検出する。
ステップ1207Aで、デバイス600Bは、検出された位置データが位置基準を満たすかどうかを判定する(例えば、デバイス600Bは、加速度計からの位置データに基づいて、測定のために許容可能な位置にあるかどうかを判定する)。検出された位置が位置基準を満たすとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bは、ステップ1209Aで、プロンプト基準が満たされているかどうかを(例えば、現在の測定中に既に生成されたプロンプトの数に基づいて)判定する。検出された位置が位置基準を満たさないとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1211Aで、デバイス600Bは、現在の測定における残り時間があるかどうか(例えば、現在の測定における別のサンプリングウィンドウに十分な時間があるかどうか)を判定する。
ステップ1209Aで、プロンプト基準が満たされているとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1212で、デバイス600Bは、プロンプト(図12I〜図12Kに関してそれぞれ上述したプロンプト1224、1226、又は1228)を生成する。ステップ1209Aで、プロンプト基準が(もはや)満たされていないとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはプロンプトの生成を取り止める。
ステップ1211Aで、現在の測定に残り時間があるとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1205Aに戻り、心拍数測定を継続しながら位置データを再び検出する。ステップ1211Aで、残り時間がないとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1215Aで、デバイス600Bは、現在の測定を正常に完了する。
ステップ1213Aでプロンプトを生成した後(又はそれに応答して)、ステップ1217Aで、デバイス600Bは、測定停止基準が満たされたかどうか(例えば、少なくとも所定の数のプロンプトが生成されたかどうか、少なくとも所定の数の満たされている位置基準の発生が検出されたかどうか)を判定する。ステップ1217Aで、停止基準が満たされているとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1219Aに進み、測定を完了せずに現在の心拍数測定を中止する。ステップ1217Aで、停止基準が満たされていないとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1205Aに戻り、心拍数測定を継続しながら位置データを再び検出する。
図12Pのフローチャート1221Aは、図12Lに関して上述したように、心拍数測定を継続(及び最終的に完了)するか、又は心拍数測定を中止するかどうかを判定するためのプロセスを示す。フローチャート1201Aは、特に、移動データに基づいて心拍数測定プロセスを継続すべきか中止すべきかを示す。
ステップ1223Aで、デバイス600Bは、(例えば、図12Bを参照して説明されるように)心拍数測定を開始する。ステップ1225Aで、デバイス600Bは、(例えば、加速度計を介して)(例えば、3D空間内の1つの位置から3D空間内の異なる位置への)デバイス600Bの検出された移動に対応する移動データを検出する。
ステップ1227Aで、デバイス600Bは、検出された移動データが移動基準を満たすかどうかを判定する(例えば、デバイス600Bは、加速度計からの移動データに基づいて、移動閾値を超えて移動したかどうかを判定する)。検出された移動が移動基準を満たすとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bは、ステップ1229Aで、プロンプト基準が満たされているかどうかを(例えば、現在の測定中に既に生成されたプロンプトの数に基づいて)判定する。検出された移動が移動基準を満たさないとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1231Aで、デバイス600Bは、現在の測定における残り時間があるかどうか(例えば、現在の測定における別のサンプリングウィンドウに十分な時間があるかどうか)を判定する。
ステップ1229Aで、プロンプト基準が満たされているとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1233Aで、デバイス600Bは、プロンプト(図12I〜図12Kに関してそれぞれ上述したプロンプト1224、1226、又は1228)を生成する。ステップ1229Aで、プロンプト基準が(もはや)満たされていないとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはプロンプトの生成を取り止める。
ステップ1231Aで、現在の測定に残り時間があるとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1225Aに戻り、心拍数測定を継続しながら移動データを再び検出する。ステップ1231Aで、残り時間がないとデバイス600Bが判定した場合、ステップ1235Aで、デバイス600Bは、現在の測定を正常に完了する。
ステップ1233Aでプロンプトを生成した後(又はそれに応答して)、ステップ1237Aで、デバイス600Bは、測定停止基準が満たされたかどうか(例えば、少なくとも所定の数のプロンプトが生成されたかどうか、少なくとも所定の数の満たされている移動基準の発生が検出されたかどうか)を判定する。ステップ1237Aで、停止基準が満たされているとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1239Aに進み、測定を完了せずに現在の心拍数測定を中止する。ステップ1237Aで、停止基準が満たされていないとデバイス600Bが判定した場合、デバイス600Bはステップ1225Aに戻り、心拍数測定を継続しながら移動データを再び検出する。
図12Mは、ユーザインタフェース1238を表示するデバイス600Bを示す。ユーザインタフェース1238は、所定の期間、当日中に実行された複数の心拍数測定(例えば、図12A〜図12Lを参照して上述したようなバックグラウンド、自動測定、及び/又は手動測定)に関する情報を含む。
ユーザインタフェース1238は、所定の期間中にユーザの心拍数が閾値を下回るまで測定された回数の示唆1240を含む。図12Mでは、示唆1240は、閾値90BPMを下回るまで、ユーザの心拍数が当日の間に数回測定されたことを示している。
ユーザインタフェース1238は、所定の期間中に測定された心拍数の範囲の示唆1242を含む。図12Mでは、示唆1242は、当日の間のユーザの心拍数が80〜92BPM以内であると測定されたことを示す。
1つ以上の測定値が異常な状態(例えば、高高度環境)で行われた場合、ユーザインタフェース1238は、所定の期間中の1つ以上の測定が異常な状態で行われたという示唆1244を含む。図12Mでは、示唆1244は、測定が高高度環境で記録されたことを示している。
また、図12Mでは、ユーザインタフェース1238は、心拍数測定に関する追加情報の表示を引き起こすためのアフォーダンス1246を含む。ユーザインタフェース1238を表示している間に、デバイス600Bは、アフォーダンス1246を対象とする入力1207を受信する。
図12Nでは、入力1207を受信したことに応答して、デバイス600Bは、心拍数測定及び/又は心拍数追跡アプリケーションに関する情報(例えば、測定された心拍数が表すもの、心拍数測定がデバイス600Bでどのように機能するか、心拍数追跡アプリケーションの1つ以上のアプリケーション機能に関する情報)(例えば、テキスト情報)を含むユーザインタフェース1248を表示する。
いくつかの実施形態では、図12A〜図12Oに記載される心拍数測定は、代わりに、血中酸素レベル測定(例えば、SpO2)である。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)を含む。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、図12A〜図12Pに記載される心拍数測定は、代わりにVO2max(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)を測定又は追跡している。
図12Q〜図12AGは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)を含む、デバイス600Bの実施形態を使用する血中酸素レベル測定用のアプリケーションの例示的なユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、図12Q〜図12AGのユーザインタフェースは、図8Aを参照して上述した心拍数追跡アプリケーションの1つ以上の機能を含む、血中酸素追跡アプリケーションによって生成される。例えば、血中酸素追跡アプリケーションは、図12O〜図12Pを参照して説明されるバイオメトリック測定を継続(及び最終的に完了)又は中止するかどうかを判定するためのプロセスを実施する。理解を容易にするために、心拍数追跡アプリケーションのユーザインタフェースの要素に類似の血中酸素追跡アプリケーションのユーザインタフェースの要素は、同様の参照番号を使用して説明され、同様の要素は、対応する要素の1つ以上の機能を含み得ることが理解される。例えば、血中酸素追跡アプリケーションの測定インタフェース1204a(以下により詳細に記載される)は、心拍数追跡アプリケーションの測定インタフェース1204を参照して説明される1つ以上の機能を含むことができ、違いは、インタフェース1204aを使用して実行される測定が、心拍数ではなく、血中酸素についてであるという点である。簡潔にするために、これらの類似点は、類似の参照番号(「a」又は添付の他の文字)を使用することで明らかとなるであろう。
図12Q〜12Sは、ディスプレイ602Bに導入ユーザインタフェース1250を表示するデバイス600Bを示す。いくつかの実施形態では、導入ユーザインタフェース1250は、血中酸素アプリケーションの最初の(例えば、第1の時間)起動時にのみ表示される。いくつかの実施形態では、アプリケーションを使用して正常な血中酸素測定が実行されるまで、アプリケーションが起動されるたびに、導入ユーザインタフェース1250が表示される。
図12Qでは、導入ユーザインタフェース1250は、導入テキスト1250a及び次へボタン1252aを含む。図12Qでは、デバイス600Bは、次へボタン1252aでの入力1254aを受信する。
図12Rでは、入力1254aを受信したことに応答して、デバイス600Bは、ガイダンステキスト1252b及び次へボタン1252bを含む、導入ユーザインタフェース1250の第2の画面を表示する。ガイダンステキスト1252bは、ユーザの手首上のデバイス600Bの適切な位置決めに関する提案を提供する。図12Rでは、デバイス600Bは、次へボタン1252bでの入力1254bを受信する。
図12Sでは、入力1254bを受信したことに応答して、デバイス600Bは、ガイダンステキスト1252c及び次へボタン1252cを含む、導入ユーザインタフェース1250の第3の画面を表示する。ガイダンステキスト1252cは、血中酸素測定中にデバイス600Bを適切に配向及び位置決めする提案を提供する。図12Sでは、デバイス600Bは、次へボタン1252cでの入力1254cを受信する。
図12Tでは、入力1254cを受信したことに応答して、デバイス600Bは、血中酸素測定インタフェース1204aを表示する。いくつかの実施形態では、血中酸素測定インタフェース1204aは、アプリケーションの最初の起動時を除いて、最初に導入ユーザインタフェース1250を表示することなく、血中酸素追跡機能の起動時に表示される。血中酸素測定インタフェース1204aは、上述の測定アニメーション1208と同様の測定アニメーション1208aと、開始ボタン1210aとを含む。いくつかの実施形態では、血中酸素測定プロセスを開始する前に、血中酸素測定インタフェース1204aは、以下により詳細に記載されるように、以前の血中酸素測定プロセスの結果に応答して、異なる内容を含み得る。図12Tでは、デバイス600Bは、開始ボタン1210aでの入力1254dを受信する。
図12Uでは、デバイス600Bは、入力1254dを受信したことに応答して、血中酸素測定プロセスを開始する。図12Uの実施形態では、測定は、時間カウンタ1212によって示されるように、公称時間の1秒が既に経過しており、完了するのに公称で15秒かかる。上述したように、血中酸素追跡アプリケーションによって実施される血中酸素測定プロセスは、図12O〜図12Pに示されるプロセスを実施することができ、したがって、図12O〜図12Pに関してより詳細に論じられるように、1つ以上のプロンプトを提供するか、又は測定動作を中止することができる。
図12Vでは、図12Uに示す血中酸素測定プロセスが正常に完了し、デバイス600Bは、結果インタフェース1238aを表示する。結果インタフェース1238aは、ユーザの測定された血中酸素レベルを96%SpO2として示す血中酸素測定結果1238a1を含む。結果インタフェース1238aはまた、結果を破棄するための実行ボタン1238a2を含む。図12Vでは、デバイス600bは、完了ボタン1238a2での入力1254eを受信する。
図12Wでは、デバイス600Bは、入力1254eに応答して、血中酸素測定インタフェース1204aを再表示する。血中酸素測定インタフェース1204は、最後の血中酸素測定の結果の示唆を提供する示唆1256aを含む。図12Wでは、示唆1256aは、10秒前に受信された最後の測定値が、96%SPO2の結果を有したことを示す。
図12X〜図12Zは、入力1254dによって開始された血中酸素測定プロセスが、検出された過剰な移動のために正常に完了しなかった場合に示されるインタフェースを示す。図12Xでは、(例えば、結果インタフェース1238aで)結果を表示するのではなく、デバイス600Bは、結果インタフェース1238bを表示する。結果インタフェース1238bは、血中酸素測定が成功しなかったことを示す結果1238b1と、移動が失敗した測定の原因である可能性があることを説明するテキスト1238b2とを含む。結果インタフェース1238bはまた、結果インタフェース1238bを破棄するための実行ボタン1238b3と、失敗した測定に関する更なる情報を表示するための情報ボタン1238b4とを含む。図12Xでは、デバイス600Bは、情報ボタン1238b4での入力1254f及び完了ボタン1238b3での入力1254gを受信する。
図12Yでは、デバイス600Bは、結果インタフェース1238bで報告された失敗した結果に関する追加情報を提供する情報ユーザインタフェース1258aを表示する。情報ユーザインタフェース1258aは、後続の測定プロセスについて測定失敗のリスクを低減するために移動を減らす方法に関する追加のガイダンスを提供するガイダンステキスト1258a1を含む。ガイダンステキスト1258a1は、エラーに関する追加情報及び/又はガイダンスを表示するように選択され得る、詳細テキスト1258a2を含む。戻るボタン1258a3を選択して、結果インタフェース1238bに戻ることができる。
図12Zでは、デバイス600Bは、入力1254gに応答して、血中酸素測定インタフェース1204aを再表示する。血中酸素測定インタフェース1204は、最後の血中酸素測定の結果に基づく示唆1256bを含む。図12Zでは、示唆1256bは、過度の検出された移動のために最後の測定が完了しなかったため、動かないでいることに関するガイダンスを提供する。
図12AA〜図12ACは、入力1254dによって開始された血中酸素測定プロセスが、不適切な位置決めのために正常に完了しなかった場合に示されるインタフェースを示す。図12AAでは、(例えば、結果インタフェース1238aで)結果を表示するのではなく、デバイス600Bは、結果インタフェース1238cを表示する。結果インタフェース1238cは、血中酸素測定が成功しなかったことを示す結果1238c1と、デバイス600Bの不適切な位置決め/配向が失敗した測定の原因である可能性があることを説明するテキスト1238c2とを含む。結果インタフェース1238cはまた、結果インタフェース1238cを破棄するための実行ボタン1238c3と、失敗した測定に関する更なる情報を表示するための情報ボタン1238c4とを含む。図12AAでは、デバイス600Bは、情報ボタン1238c4での入力1254h及び完了ボタン1238c3での入力1254iを受信する。
図12ABでは、デバイス600Bは、結果インタフェース1238cで報告された失敗した結果に関する追加情報を提供する情報ユーザインタフェース1258bを表示する。情報ユーザインタフェース1258bは、後続の測定プロセスについて測定失敗のリスクを低減するためにデバイス600Bを配置する方法に関する追加のガイダンスを提供するガイダンステキスト1258b1を含む。ガイダンステキスト1258b1は、エラーに関する追加情報及び/又はガイダンスを表示するように選択され得る、詳細テキスト1258b2を含む。戻るボタン1258b3を選択して、結果インタフェース1238cに戻ることができる。
図12ACでは、デバイス600Bは、入力1254iに応答して、血中酸素測定インタフェース1204aを再表示する。血中酸素測定インタフェース1204は、最後の血中酸素測定の結果に基づく示唆1256cを含む。図12ACでは、示唆1256cは、過度の検出された移動のために最後の測定が完了しなかったため、デバイス600Bの配置に関するガイダンスを提供する。
図12AD〜図12AGは、入力1254dによって開始された血中酸素測定プロセスが、不適切な特定の要因のために正常に完了しなかった場合に示されるインタフェースを示す。図12ADでは、(例えば、結果インタフェース1238aで)結果を表示するのではなく、デバイス600Bは、結果インタフェース1238dを表示する。結果インタフェース1238dは、血中酸素測定が成功しなかったことを示す結果1238d1と、特定の要因が失敗した測定の原因である可能性があることを説明するテキスト1238d2とを含む。いくつかの実施形態では、要因は、非定型血中酸素センサデータを示す異常な血中酸素信号データに基づくことができる。いくつかの実施形態では、要因は、過度の移動又は不適切な配置データの欠如と組み合わされた異常な血中酸素信号データの組み合わせに基づくことができる。いくつかの実施形態では、血中酸素データは、公称期間(例えば、15秒)にわたって収集され、データの後処理によって測定結果の失敗が判定される。結果インタフェース1238dはまた、結果インタフェース1238dを破棄するための実行ボタン1238d3と、失敗した測定に関する更なる情報を表示するための情報ボタン1238d4とを含む。図12ADでは、デバイス600Bは、情報ボタン1238d4での入力1254j及び完了ボタン1238d3での入力1254kを受信する。
図12AEでは、デバイス600Bは、結果インタフェース1238dで報告された失敗した結果に関する追加情報を提供する情報ユーザインタフェース1258cを表示する。情報ユーザインタフェース1258cは、後続の測定プロセスについて測定失敗のリスクを低減する方法に関する追加のガイダンスを提供するガイダンステキスト1258c1を含む。戻るボタン1258c3を選択して、結果インタフェース1238dに戻ることができる。
図12AFでは、デバイス600Bは、入力1254kに応答して、血中酸素測定インタフェース1204aを再表示する。血中酸素測定インタフェース1204は、最後の血中酸素測定の結果に基づく示唆1256d1を含む。図12AFでは、表示1256d1は、ユーザの腕へのデバイス600Bの配置に関するガイダンスを提供するが、これは、最後の測定が、ユーザの腕へのデバイス600Bの不適切な配置を含み得る特定の要因のために完了しなかったためである。
図12AGでは、デバイス600Bは、最後の血中酸素測定の結果に基づく示唆1256d2を備える血中酸素測定インタフェース1204を表示する。図12AGでは、表示1256d2は、ユーザの腕へのデバイス600Bの固定に関するガイダンスを提供するが、これは、最後の測定が、ユーザの腕へのデバイス600Bの不適切な固定を含み得る特定の要因のために完了しなかったためである。いくつかの実施形態では、図12AGのインタフェースは、図12AFのインタフェースを所定の時間表示した後に自動的に表示される。いくつかの実施形態では、図12AGのインタフェースは、図12AFのインタフェースを表示している間に受信された入力(例えば、タップ又はスワイプ)に応答して表示される。いくつかの実施形態では、図12AGのインタフェースは、入力1254kに応答して表示される。
図13A〜図13Bは、いくつかの実施形態による電子デバイスを使用して取られたバイオメトリック測定値を管理するための方法を示すフロー図である。方法1300は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))、1つ以上の生体センサの集合(例えば、最大酸素消費レベルセンサ、心拍数センサ)、及び1つ以上の生体センサの集合とは異なる1つ以上のセンサ(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン)の集合と通信しているコンピュータシステム(例えば、電子デバイス(例えば、100、300、500、600A、600B))で実行される。方法1300のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600A、600B)はコンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)、1つ以上の生体センサの集合、及び1つ以上のセンサの集合と通信している(例えば、有線通信、無線通信)。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサは、最大酸素消費レベルセンサを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、心拍数センサを含む。
後述するように、方法1300はヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上の生体センサを介して、第1のバイオメトリックデータを検出することを含む、バイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)を開始する(1302)。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定処理は、バイオメトリックデータ(例えば、バイオメトリックデータの個別の集合(例えば、サンプル))を所定の期間にわたって収集することを含む。いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセスは、ユーザの1つ以上のバイオメトリックパラメータ(例えば、最大酸素消費レベル、心拍数)を測定することを含む。
バイオメトリック分析プロセス(1306)中、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上のセンサの集合を介して、センサデータの第1の集合(例えば、移動及び/又は向きの変化を示す加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)を検出する(1308)。
バイオメトリック分析プロセス(1306)中に、センサデータの第1の集合を検出したことに応答して(1310)、センサデータの第1の集合が停止基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、バイオメトリック分析プロセスを停止する(1312)(例えば、終了する)(例えば、バイオメトリック分析プロセスで使用されるバイオメトリックデータの収集を停止する)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムはまた、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、バイオメトリック分析プロセスが停止/終了されたという示唆(例えば、図12Lの通知1230)を表示する。いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合を検出したことに応答して、センサデータの第1の集合が停止基準の第1の集合を満たしていないという判定に従い、コンピュータシステムはバイオメトリック分析プロセスを継続する。停止基準の第1の集合が満たされたときに、ユーザが手動でプロセスを停止することなく、バイオメトリック分析プロセスを停止すると、分析プロセスが最適化され、誤ったバイオメトリック結果のリスクが軽減される。更なるユーザ入力を必要とせずに集合の状態が満たされた場合に最適化された動作を実行することにより、デバイスの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサの集合は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)の位置(例えば、位置(GPS位置、開始位置に対する位置)、向き)又は移動(例えば、位置の変化又は位置の変化率)を検出するように構成された少なくとも第1のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、GPSセンサ)を含む(1304)。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス中(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)中に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上のセンサの集合を介して、コンピュータシステムの位置(例えば、空間位置及び/又は空間配向)、又はコンピュータシステムの移動(例えば、位置の変化又は変化率)を示すセンサデータ(例えば、加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第2の集合を検出する(1314)。いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス中に、センサデータの第2の集合を検出したことに応答して(1316)、センサデータの第2の集合がプロンプト基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、コンピュータシステムの位置(例えば、不適切な位置から適切な位置へ)を変更するか、又はコンピュータシステムの位置の変更(例えば、移動)を制限する(例えば、排除する)ための第1のプロンプト(例えば、1224、1226、1228)を表示する(1318)。いくつかの実施形態では、プロンプトは、データがコンピュータシステムの移動を示したかどうか、及び/又はデータが過度な移動/位置の変化を示したかどうかの示唆を含む(1320)。いくつかの実施形態では、センサデータの第2の集合は、ユーザの手の位置又は移動を示す。コンピュータシステムの位置を変更する、又はコンピュータシステムの位置の変更を制限(例えば、排除)するプロンプトを表示することにより、コンピュータシステムがプロンプト基準を満たすセンサデータを検出したというフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のプロンプト(例えば、1224、1226、1228)を表示した後(1328)、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、バイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)を継続する(1330)。いくつかの実施形態では、第1のプロンプトを表示している間に、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサの集合からのデータが、プロンプト基準の第1の集合をもはや満たさないことを検出し、それに応答して、第1のプロンプトの表示を停止する。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス中(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)中に、及び第1のプロンプト(例えば、1224、1226、1228)を表示した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上のセンサの集合を介して、基準の第1の集合を満たす(例えば、閾値を超える継続した移動)コンピュータシステムの位置(例えば、空間位置及び/又は空間配向)、又はコンピュータシステムの移動(例えば、位置の変化又は変化率)を示すセンサデータ(例えば、ユーザの手が所定の閾値移動レベルを超えて移動していることを示す加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第3の集合を検出する(1332)。いくつかの実施形態では、センサデータの第3の集合を検出したことに応答して、コンピュータシステムは、コンピュータシステムの位置を変更するか、又はコンピュータシステムの位置の変更を制限するために、第1のプロンプト(例えば、1226)を第1のプロンプトとは異なる第2のプロンプト(例えば、1228)に置き換える(1334)。第1のプロンプトを異なる第2のプロンプトで置き換えることにより、コンピュータシステムが基準の第1の集合を満たす更なるセンサデータを検出したことを示すフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のプロンプト(例えば、1224、1226、1228)は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)の適切な位置を保つ、又はコンピュータシステムの移動を制限するためのガイダンス(例えば、「手首を平らに保ち、携帯時計を上に向けてください」)を含む。コンピュータシステムの位置の変更を制限する方法に関するガイダンスを提供することにより、ユーザがコンピュータシステムとのユーザ対話を修正する(例えば、バイオメトリック測定の中断を引き起こさないように双方向作用を修正する)ためのプロンプトがユーザに提供され、コンピュータシステムの進行中の状態に関するフィードバックが提供される。システムとの改善されたユーザ対話のためのプロンプトを提供し、改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)の位置を変更するため、又はコンピュータシステムの位置の変更を制限するための第1のプロンプト(例えば、1224、1226、1228)を表示することは、センサデータの第2の集合が位置基準の第1の集合を満たしているという決定に従い、コンピュータシステムの位置が1つ以上の所定の位置の集合の第1の所定の位置と一致する(例えば、1つ以上の所定の位置の集合(例えば、プロンプトを引き起こす向きの範囲、不適切な向きの範囲、バイオメトリック分析プロセスに悪影響を与える向きの範囲))ときに満たされる基準と、コンピュータシステムの位置を変更するためのプロンプト(例えば、適切な位置を採用するためのプロンプト又は適切な向きを採用するためのプロンプト(例えば、「手のひらを置くか手首を下げてください」)とを含む(1324)、位置基準の第1の集合を含む(1322)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの位置を変更するか、又はコンピュータシステムの位置の変更を制限するための第1のプロンプトを表示することは(1322)、センサデータの第2の集合が移動基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、コンピュータシステムの移動の程度(例えば、移動速度、移動量、加速度)が閾値を超えたときに満たされる基準と、コンピュータシステムの移動を制限するプロンプト(例えば、「手を動かさないでください」)(1326)とを含む、移動基準の第1の集合を含む(1322)。満たされている異なる基準に基づいて異なるプロンプトを表示することにより、検出されたセンサデータの種類、及びとるべき適切な補正アクションに関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリックデータは心拍数データである。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定を収集するプロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)で開始される。いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定を収集するプロセスは、コンピュータシステムと通信する外部電子デバイス(例えば、600B)(例えば、スマートウォッチ)で開始される。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック測定を収集するプロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)を開始する前に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、コンピュータシステムの位置の変更を制限するためのプロンプト(例えば、1224、1226、1228)と、選択されるとバイオメトリック測定を収集するためのプロセスを開始する選択可能なユーザインタフェースオブジェクトとを表示する。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)を完了した後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、バイオメトリック分析プロセスに対応する情報(例えば、収集動作の結果、(例えば、中断やエラーのために)収集動作が完了しなかったことの示唆)を含む第1の結果ユーザインタフェース(例えば、1238)を表示し、第1の結果ユーザインタフェースは、(例えば、図12Mのアフォーダンス1246の下に示すように)第1の破棄選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の破棄選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を受信する。いくつかの実施形態では、第1の破棄選択可能なユーザインタフェースオブジェクトに対応するユーザ入力を受信したことに応答して、コンピュータシステムは、1つ以上のバイオメトリック分析プロセス開始ユーザインタフェースの集合の第1のユーザインタフェースを表示し、1つ以上のバイオメトリック分析プロセス開始ユーザインタフェースの集合は、選択されると、1つ以上の生体センサの集合を介して第2のバイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12L)に示されているプロセス)を開始する、第1の開始選択可能ユーザインタフェースオブジェクトを含む(例えば、集合のうちの第1のユーザインタフェース又は集合のうちの異なるユーザインタフェースを含む)。第2のバイオメトリック分析プロセスを開始するために選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを提供することは、マシンとユーザとの対話を維持するのに役立つ。マシンとユーザとの対話を維持するのに役立つユーザインタフェースを提供することにより、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、ユーザが適切な入力を提供できるようにユーザを支援することによって)ユーザとデバイスとのインタフェースがより効率的になり、ユーザは、コンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようになる。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)中に、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、バイオメトリックデータの収集が進行中であることを示すグラフィカル表示(例えば、1208)(例えば、ステータスバー)を表示し、バイオメトリックデータの収集が進行中であることを示すグラフィカル表示を表示することは、第1の視覚的特性(例えば、色、明るさ、サイズ)を有し、第1の視覚的特性とは異なる第2の視覚的特性を有する第2のグラフィカルオブジェクトに遷移する第1のグラフィカルオブジェクト(例えば、アイコン、画像)を表示することを含む。いくつかの実施形態では、グラフィック表示は、第1の視覚的特性(例えば、第1の色、明るさ、サイズ)から第2の視覚的特性(例えば、第2の色、明るさ、サイズ)に遷移するステータスバーである。バイオメトリックデータの収集が進行中であることを表示することにより、バイオメトリック測定の状態に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)が(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセスを介して)バイオメトリック測定を収集している間に、コンピュータシステムは、収集動作に残っている時間(例えば、バイオメトリック測定を完了するために必要な時間)(例えば、1212)の示唆を表示する。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセス(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)の完了後、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、バイオメトリック分析プロセスの結果(例えば、測定されたデータの定量的又は定性的)を含む第2の結果ユーザインタフェース(例えば、図12Gの1214)を表示し、バイオメトリック分析プロセスが1つ以上の条件(例えば、第1のタイプの環境条件(例えば、高度、周囲大気圧)(例えば、1つ以上の条件は1つ以上の条件基準の集合を満たし、1つ以上の条件は閾値(例えば、閾値高度、閾値大気圧)を超える(例えば、より大きいかより小さい))の下で実施されたという判定に従い、バイオメトリック分析プロセスが第1のタイプの1つ以上の条件の下で実施されたことを示す示唆(例えば、1222)(例えば、テキスト示唆、グラフィカル示唆)を表示する。いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセスが第1のタイプの1つ以上の条件の下で行われなかったという判定に従い、結果ユーザインタフェース(例えば、図12Fの1214)は、バイオメトリック分析プロセスが第1のタイプの1つ以上の条件の下で行われたという示唆を含まない。バイオメトリック分析プロセスが、第1のタイプの1つ以上の条件の下で行われたという示唆を条件付きで含むことは、バイオメトリック分析プロセスが行われた条件に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第2の結果ユーザインタフェース(例えば、図12Gの1214)は、選択されると、バイオメトリック測定に関する追加情報の表示を引き起こす選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含む。
いくつかの実施形態では、停止基準の第1の集合は、センサデータ(例えば、センサデータから導出された値、生のセンサデータ)の第1の集合に対応する第1の検出値が、期待値(例えば、所定の閾値)を超えるときに満たされる。いくつかの実施形態では、停止基準の第1の集合は、センサデータ(例えば、センサデータから導出された値、生のセンサデータ)の第1の集合に対応する第1の検出値が、期待値(例えば、所定の閾値)を超えるときに満たされる。
いくつかの実施形態では、停止基準の第1の集合は、データの別個の集合(例えばNM)のサンプリングウィンドウからのセンサデータの第1の集合のデータ(例えば、加速度計データ)の個別の集合(例えば、ウィンドウ)の少なくとも第1の数(例えば、MM)が、閾値(例えば、5つの個別の集合のサンプリングウィンドウからの5つの個別の集合)を超えるときに満たされる。データの個別の集合のサンプリングウィンドウからのセンサデータの第1の集合のデータの少なくとも第1の数の個別の集合(例えば、ウィンドウ)が閾値を超えていることを要求する停止基準を使用すると、ノイズのある日付に対する基準の感受性が低下する。ノイズに対する感受性を低下させることで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、エラーを減らすことにより)システムがより効率的になり、更に、ユーザがより迅速にかつ効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、データの個別の集合のサンプリングウィンドウは、複数のデータの個別の集合(例えば、NM>1)を含み、データの個別の集合の少なくとも第1の数は、データの複数の連続する集合のデータである(例えば、MM>1)(例えば、データの5つの集合のウィンドウから閾値を超える、データの2つの連続する個別の集合、データの5つの集合のウィンドウから閾値を超える、データの5つの連続する個別の集合)。
いくつかの実施形態では、データの少なくとも第1の数の個別の集合は、それぞれが同じ所定の期間(例えば、1秒、5秒)にわたって収集されるデータの複数の集合である。
いくつかの実施形態では、データの個別の集合の少なくとも第1の数のうちのデータの複数の集合の少なくとも2つ(例えば、データの各個別の集合は1秒長であり、データの第1及び第2の集合は、それぞれの1秒間の持続時間のうちの0.5秒だけ重複する(例えば、第1の集合は0〜1秒間実行され、第2の集合は0.5秒〜1.5秒間実行される)。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、バイオメトリック分析プロセス中の第1の時間(例えば、図12B〜図12Lに示されるプロセス)に検出される。いくつかの実施形態では、第1の後に続くバイオメトリック分析プロセス中の第2の時間に、第1のコンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、1つ以上のセンサの集合を介して、センサデータ(例えば、移動及び/又は向きの変化を示す加速度計及び/又はジャイロスコープデータ)の第4の集合を検出する。いくつかの実施形態では、センサデータの第4の集合を検出したことに応答して、センサデータの第4の集合が停止基準の第1の集合とは異なる停止基準の第2の集合を満たしているという判定に従い、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止する。いくつかの実施形態では、停止基準(例えば、閾値基準)は、バイオメトリック分析プロセスの持続時間にわたって変化する。いくつかの実施形態では、基準は、プロセスが継続するにつれて、より制限的になる(例えば、プロセスが進行するにつれて、移動が制限される)。バイオメトリック分析プロセスの様々な時点での停止に様々な基準を使用すると、プロセスを停止するかどうかを判定するためのより精密な基準がシステムに提供される。より洗練された基準を使用することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、剛性基準から生じ得る偽陰性を低減することにより)システムがより効率的になり、更に、ユーザがより迅速にかつ効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)の位置を示すデータ(例えば、GPS座標、住所)を含む。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、コンピュータシステム(例えば、600A、600B)の移動(例えば、第1の位置から第2の位置への移動)を示すデータを含む。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、コンピュータシステムの位置、及びコンピュータシステム(例えば、600A、600B)の移動を示すデータを含む。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、第1のバイオメトリックデータの臨床測定中に得られる臨床データから経験的に導出される停止基準の第1の集合及び/又はプロンプト基準の第1の集合を満たす。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ)であり、1つ以上のセンサの集合は、ウェアラブルデバイスの移動を測定するために使用される加速度計を含む。
いくつかの実施形態では、センサデータの第1の集合は、データ(例えば、x軸、y軸、及びz軸に対応する移動データ)の複数の個別のチャネルを含み、停止基準の第1の集合は、任意のチャネルのデータによって満たされ得る(例えば、基準が閾値移動値であるとき、複数のチャネルのいずれか1つのチャネルの最大値を使用して、閾値移動値を超えたかどうかを判定することができる)。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリックデータは、血中酸素レベル測定値(例えば、SpO2)である。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)を含む。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、第1の健康関連機能は、VO2max(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)を測定又は追跡するための機能である。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止した後、かつバイオメトリックデータ及び/又はセンサデータの第1の集合が停止タイプ基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、第1の停止ユーザインタフェース(例えば、バイオメトリック分析の定量的結果を含まないインタフェース、停止タイプ基準の第1の集合の1つ以上の基準の1つ以上の示唆を含むインタフェース)(例えば、1238b、1238c、1238d)を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止した後、かつバイオメトリックデータ及び/又はセンサデータの第1の集合が停止タイプ基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、第1の停止ユーザインタフェース(例えば、バイオメトリック分析の定量的結果を含まないインタフェース、停止タイプ基準の第1の集合の1つ以上の基準の1つ以上の示唆を含むインタフェース)(例えば、1238b、1238c、1238d)を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止した後、かつバイオメトリックデータ及び/又はセンサデータの第1の集合が停止タイプ基準の第1の集合を満たしているという判定に従い、第1の停止ユーザインタフェース(例えば、バイオメトリック分析の定量的結果を含まないインタフェース、停止タイプ基準の第1の集合の1つ以上の基準の1つ以上の示唆を含むインタフェース)(例えば、1238b、1238c、1238d)を表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止した後、かつバイオメトリックデータ及び/又はセンサデータの第1の集合が、停止タイプ基準の第1の集合とは異なる停止タイプ基準の第2の集合を満たしているという判定に従い、第1の停止ユーザインタフェースとは異なる第2の停止ユーザインタフェース(例えば、バイオメトリック分析の定量的結果を含まないインタフェース、停止タイプ基準の第2の集合の1つ以上の基準の1つ以上の示唆を含むインタフェース)を表示する。満たされている停止基準の異なる集合に基づいて異なる停止ユーザインタフェースを表示することにより、バイオメトリック分析プロセスの停止が生じた理由に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、停止タイプ基準の第1の集合は、センサデータの第1の集合が、移動停止タイプ基準の第1の集合を満たすコンピュータシステムの移動を示すときに満たされる基準(例えば、過度の移動のためにバイオメトリック分析プロセスが終了されたときに満たされる基準の集合)を含み、第1の停止ユーザインタフェースは、コンピュータシステムの移動を低減する(例えば、後続のバイオメトリック分析プロセス中に低減する)ことに関するガイダンス(例えば、1238b2、1258a1)を含む。移動を低減することに関するガイダンスを含む停止ユーザインタフェースを表示することにより、停止の原因に関するフィードバックがユーザに提供され、更に、ユーザに、更に(かつ改善された方法で)コンピュータシステムと対話を継続するように促す。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善し、更にシステムと対話するようにユーザに促すことにより、ユーザシステム対話が改善され、維持される。
いくつかの実施形態では、停止タイプ基準の第2の集合は、センサデータの第1の集合が、位置停止タイプ基準の第1の集合を満たすコンピュータシステムの位置を示すときに満たされる基準(例えば、バイオメトリック分析プロセス中にコンピュータシステムの不適切な配置のためにバイオメトリック分析プロセスが終了されたときに満たされる基準の集合)を含み、第2の停止ユーザインタフェースは、コンピュータシステムの配置(例えば、後続のバイオメトリック分析プロセス中の配置)に関するガイダンス(例えば、1238c2、1258b1)を含む。システムの配置に関するガイダンスを含む停止ユーザインタフェースを表示することにより、停止の原因に関するフィードバックがユーザに提供され、更に、ユーザに、更に(かつ改善された方法で)コンピュータシステムと対話を継続するように促す。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善し、更にシステムと対話するようにユーザに促すことにより、ユーザシステム対話が改善され、維持される。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセスを停止した後、選択されると、第2のバイオメトリック測定プロセス(例えば、1つ以上の生体センサを介して第2のバイオメトリックデータを検出することを含むプロセス)を開始する、選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを含むユーザインタフェース(例えば、図12Zの1204a、図12ACの1204a、図12AF及び12AGの1204a)を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、停止基準の第1の集合が、第1のタイプの停止条件(例えば、過度の動き)に対応するセンサデータの第1の集合によって満たされたという決定に従い、第1のタイプの停止条件に対応するガイダンス(例えば、1256b、1256c、1256d1、1256d2)(例えば、第1のタイプの停止条件に対処、軽減、及び/又は回避する方法に関するガイダンス)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、停止基準の第1の集合が、第2のタイプの停止条件(例えば、過度の動き)に対応するセンサデータの第1の集合によって満たされたという決定に従い、第2のタイプの停止条件に対応するガイダンス(例えば、1256b、1256c、1256d1、1256d2)(例えば、第2のタイプの停止条件に対処、軽減、及び/又は回避する方法に関するガイダンス)を含む。以前の分析プロセスの停止の原因に基づく異なるガイダンスを含む第2のバイオメトリック分析プロセスを開始するためのユーザインタフェースを表示することにより、停止の原因に関するフィードバックがユーザに提供され、更に、ユーザに、更に(かつ改善された方法で)コンピュータシステムと対話を継続するように促す。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善し、更にシステムと対話するようにユーザに促すことにより、ユーザシステム対話が改善され、維持される。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、バイオメトリック分析プロセス中(例えば、バイオメトリック分析プロセスの結果(例えば、定量的結果)を表示する前の任意の時点)に、及び第1のバイオメトリックデータが停止基準の第1の集合とは異なる停止基準の第2の集合(例えば、データが、エラーを示すバイオメトリックデータ中の1つ以上の異常を示す場合に満たされる基準)を満たしているという判定に従い、(例えば、図12ADを参照して説明したように)バイオメトリック分析プロセスを停止する。停止基準の第1の2つの集合が満たされたときに、ユーザが手動でプロセスを停止することなく、バイオメトリック分析プロセスを停止すると、分析プロセスが最適化され、誤ったバイオメトリック結果のリスクが軽減される。更なるユーザ入力を必要とせずに集合の状態が満たされた場合に最適化された動作を実行することにより、デバイスの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のバイオメトリックデータが停止基準の第2の集合を満たしているという判定に従いバイオメトリック分析プロセスを停止した後に、コンピュータシステムは、第1の停止ユーザインタフェース及び第2の停止ユーザインタフェースとは異なる第3の停止ユーザインタフェース(例えば、1238d)を表示する。満たされている停止基準の異なる集合に基づいて異なる停止ユーザインタフェースを表示することにより、バイオメトリック分析プロセスの停止が生じた理由に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ)であり、第3のセッションユーザインタフェースは、ウェアラブル電子デバイスの着用する(例えば、その後のバイオメトリック分析プロセス中に着用し、ユーザの身体に対して着用(例えば、ユーザの手首/腕に配置))方法の調節に関するガイダンス(例えば、1238d2、1258c1)を含む。ウェアラブル電子デバイスを着用する方法に関するガイダンスを含む停止ユーザインタフェースを表示することにより、停止の原因に関するフィードバックがユーザに提供され、更に、ユーザに、更に(かつ改善された方法で)コンピュータシステムと対話を継続するように促す。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善し、更にシステムと対話するようにユーザに促すことにより、ユーザシステム対話が改善され、維持される。
いくつかの実施形態では、バイオメトリック分析プロセスを停止することは、所定の量のバイオメトリックデータ(例えば、所定の時間量(例えば、有効なバイオメトリック分析プロセスに必要な時間量)及び/又は有効なサンプリングポイントの所定の量に基づく量)を検出すること、バイオメトリックデータに対応するバイオメトリックパラメータを示す結果の表示を取り止めること(例えば、定量的結果の表示を取り止めること、(例えば、図12ADに見られるように)その他の方法で分析の結果を表示せずに分析が完了しなかったという示唆を表示すること)を含む。いくつかの実施形態では、完全なバイオメトリック分析プロセス用及び停止/終了バイオメトリック分析用に収集されたバイオメトリックデータの量は同じであるが、完了したバイオメトリック分析が結果(例えば、定量的結果、バイオメトリックパラメータ(例えば、血中酸素レベル)の値を報告する結果)の表示を含むのに対し、停止/終了バイオメトリック分析プロセスは、結果の表示を含まない点が異なる。
方法1300に関して上述された処理(例えば、図13A〜図13B)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法1300を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1300を参照して説明される生体情報を測定するために使用されるアプリケーションの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法900は、方法1300に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法900を参照して説明するセットアップユーザインタフェースの条件付き表示に関する機能は、方法1300を参照して説明するバイオメトリック測定アプリケーションを設定するためのプロセス中に適用することができる。別の例では、方法1100は、方法1300に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースは、方法1300を参照して説明されるバイオメトリック測定に使用されるヘルスアプリケーションをセットアップするために使用することができる。別の例では、方法1500は、方法1300に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1300を参照して説明されるバイオメトリック測定を介してキャプチャされる健康情報は、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースを介してユーザに提示され得る。別の例では、方法1700は、方法1300に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1300を参照して説明されるヘルスアプリケーションのバイオメトリック測定機能はまた、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定機能を有効化できる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
図14A〜図14Iは、いくつかの実施形態による電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、図15A〜図15Bにおける処理を含む、以下で説明する処理を例示するために使用される。
図14Aは、健康アプリケーションの概要ユーザインタフェース1400を表示するデバイス600Aを示す。概要ユーザインタフェース1400は、図6Nを参照して上述した概要ユーザインタフェース660に対応する。
図14Aでは、デバイス600Aは、特定の測定期間内(例えば、過去6時間、過去24時間、当日中)に、低心拍数通知閾値(例えば、図10Q〜図10Tを参照して上述した低心拍数通知閾値)を下回る複数のバックグラウンド心拍数測定が検出された(例えば、判定された)という示唆1402Aを含む通知1402を、ユーザインタフェース1400に表示する。通知1402はまた、通知閾値を下回ることが検出された以前のバックグラウンド心拍数測定のグラフィカル表現1402Bを含む。図14Aでは、測定値が87、88、及び89BPMである3つの以前のバックグラウンド心拍数測定が、当日の間に低心拍数通知閾値を下回っていることが検出された。
また、図14Aでは、通知1402を表示している間に、デバイス600Aは、通知1402を対象とする入力1401を受信する。
図14Bでは、入力1401を受信したことに応答して、デバイス600Aは、心拍数レベル追跡アプリケーションのためのユーザインタフェース1404を表示する。ユーザインタフェース1404は、現在選択されている測定時間範囲の間に行われるバックグラウンド心拍数測定に関するより詳細な情報を含む。ユーザインタフェース1404はまた、異なる時間範囲1410A〜1410E、すなわち現在の時間範囲1410A、現在の日時範囲1410B、現在の週時間範囲1410C、現在の月の時間範囲1410D、及び現在の年の時間範囲1410Eを含む、時間範囲選択領域1410を含む。図14Bでは、現在の時間範囲1410Bの視覚的な強調表示によって示されるように、現在選択されている時間範囲は現在の日付である。
ユーザインタフェース1404はまた、現在選択されている測定時間中の心拍数測定範囲の示唆1406を含む。図14Bでは、ユーザインタフェース1404は、示唆1406を介して、当日中に測定された心拍数が82〜95BPMの範囲であることを示す。
ユーザインタフェース1404はまた、当日中に測定された心拍数に対応し、これを示すマーカ1408A〜1408J(例えば、点)を含むグラフ領域1408(例えば、点グラフ又はチャートグラフ)を含む。マーカ1408A〜1408Jは、対応するそれぞれのBPM値を含む。低心拍数通知閾値を下回る(図14Bの実施形態では90BPM未満)測定値に対応するマーカ1408H〜1408Jは、低心拍数通知閾値を下回らない測定値に対応するマーカ1408A〜1408Gと視覚的に区別される。
ユーザインタフェース1404はまた、グラフ領域1408に表示された各測定に関する追加情報の表示を引き起こすためのアフォーダンス1416を含む。アフォーダンス1416を表示する間に、デバイス600Aは、アフォーダンス1416を対象とする入力1403を受信する。
図14Cでは、入力1403を受信したことに応答して、デバイス600A、グラフ領域1408内のマーカ1408A〜1408Jのそれぞれについて追加情報を表示する。いくつかの実施形態では、追加情報は、複数の表示された測定が異常な状況で行われたことを示す情報1418を含む。図14Cでは、異常な状況は高高度環境であり、情報1418は、(10のうち)7の測定が高高度環境で行われたことを示す。いくつかの実施形態では、追加情報は、マーカ1408A〜1408Jのそれぞれについての大気圧情報を含む(例えば、各マーカの下、隣、又は各マーカの近接に示される)。
図14Dでは、ユーザインタフェース1404は、複数の表示された測定値が異常な状況で行われたことを示す情報1418を含む。デバイス600Aは、異常な状況で行われた測定に対応するマーカと異常な状況で行われなかったマーカとを(例えば、ハイライト、異なる色の使用、異なるサイズの使用によって)視覚的に区別する。図14Dでは、異常な状況は高高度環境であり、マーカ1408D〜1408Jは、高高度環境で行われた測定に対応する。
図14Eは、図14Aを参照して説明したように、ヘルスアプリケーションの概要ユーザインタフェース1400を表示するデバイス600Aを示す。
図14Eでは、デバイス600Aは、ユーザインタフェース1400に通知1420を表示する。通知1420は、(例えば、デバイス600B上のバックグラウンド動作として)複数の心拍数が、特定の測定期間内(例えば、過去6時間、過去24時間、当日中)に、低心拍数通知閾値(例えば、図10Q〜図10Tを参照して上述した低心拍数通知閾値)を下回るとして検出されたという示唆1420A(例えば、テキスト記述)を含む。通知1420はまた、通知閾値を下回ることが検出された以前のバックグラウンド心拍数測定のグラフィカル表現1420Bを含む。図14Eでは、測定値が89、88、85、88、及び89BPMである5つの以前のバックグラウンド心拍数測定が、過去6時間の間に低心拍数通知閾値を下回っていることが検出された。
また、図14Eでは、通知1420を表示している間に、デバイス600Aは、通知1420を対象とする入力1405を受信する。
図14Fでは、入力1404を受信したことに応答して、デバイス600Aは、ユーザインタフェース1405を表示する。ユーザインタフェース1404は、時間範囲領域1410を含む。ユーザインタフェース1404は、現在選択されている測定時間範囲中の心拍数測定範囲の示唆1406を含む。ユーザインタフェース1404は、図14Bを参照して上述したように、現在選択されている測定時間範囲中に測定された心拍数に対応し、これを示すマーカ1408A〜1408J(例えば、点)を含むグラフ領域1408(例えば、点グラフ又はチャートグラフ)を含む。
上述したように、図14Fでは、現在時刻範囲1410Bを介して示されるように、現在選択されている測定時間範囲は現在の日付である。選択された時間範囲が現在の日付である間、デバイス600Aは、現在の週の時間範囲1410Cを対象とする入力1407を受信する。
図14F1では、デバイス600Aは、心拍数測定データを報告するための1404のフォーマットと同様のフォーマットで血中酸素測定データを報告するユーザインタフェース1404aを表示する。いくつかの実施形態では、インタフェース1404aは、インタフェース1400での血中酸素測定に関する通知の入力に応答して表示される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1404aは、報告されたデータが心拍数ではなく血中酸素に関連するという違いを除いて、ユーザインタフェース1404に関して説明した1つ以上の機能を含む。図14F1では、ユーザインタフェース1404aは、チュートリアルアフォーダンス1404a2を含む教育セクション1404a1を含む。いくつかの実施形態では、教育セクション1404a2は、血中酸素測定に関する更なる情報へのアクセスを提供する追加のアフォーダンスを含む。図14F1では、デバイス600Aは、チュートリアルアフォーダンス1404a2を対象とする入力1407aを受信する。
図14F2では、デバイス600Aは、血中酸素測定を行う方法、及び測定が失敗するリスクを低減する方法に関する情報を含むテキスト1404b1を含む、チュートリアルユーザインタフェース1404bを表示する。いくつかの実施形態では、チュートリアルユーザインタフェース1404bは、測定を実行する方法を示すビデオ及び/又はアニメーションを含む。チュートリーユーザインタフェース1404bはまた、ユーザインタフェース1404aに戻るためのバックアフォーダンス1404b2を含む。
図14Gでは、図14Fの現在の週の時間範囲1410Cを対象とする入力1407を受信したことに応答して、デバイス600Aは、グラフ領域1408の表示を更新して、代わりに、現在の週中に測定された心拍数に対応するマーカ1424A〜1424Gを含める。いくつかの実施形態では、図14Gに示すように、単一の日からの複数の心拍数測定が集約されて(例えば、1つ以上のバーとして)、それぞれの日の測定の1つ以上の範囲を示す。
また、図14Gでは、デバイス600は、ユーザインタフェース1404に、複数の情報領域1426〜1432を表示する。ユーザインタフェース1404は、毎日の平均測定心拍数情報を示す第1の情報領域1426を含む。図14Gでは、第1の情報領域1426は、89〜92の日平均BPMを示す。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1404は、通知情報(例えば、現在選択されている期間中に生成された低心拍数測定に関する通知の数)を示す第2の情報領域1428を含む。図14Gでは、第2の情報領域1428は、現在の週の間に低心拍数測定に関する6つの通知が生成されたことを示し、(例えば、第2の情報領域1428の視覚的強調表示を介して示されるように)現在選択されている。図14Gにも示されるように、マーカ1424A〜1424Gのそれぞれは、低心拍数通知閾値(図14Gの実施形態では90BPM)を下回る測定値に対応する部分を示し、したがって、デバイス600Aに、第1の視覚的特性(例えば、第1の色)で通知を生成させ、低心拍数通知閾値を下回っていない測定に対応する残りの部分を、第1の視覚的特性とは異なる第2の視覚的特性(例えば、第2の色)で示す。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1404は、異常な状態(例えば、高高度環境)で行われた心拍数測定に関する情報を示す第3の情報領域1430を含む。図14Gでは、第3の情報領域1430は、高高度環境で現在の週の間に行われた心拍数測定が85〜93BPMの間と測定されたことを示している。
いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース1404は、睡眠時間中(例えば、夜間、ユーザが眠っていると判定された間、測定装置(例えば、デバイス600B)がスリープモードである間)に行われた心拍数測定に関する情報を示す第4の情報領域1432を含む。図14Gでは、第4の情報領域1432は、睡眠時間中の現在の週の間に行われた心拍数測定が97〜99BPMの間と測定されたことを示す。
また、図14Gでは、ユーザインタフェース1404に情報領域1426〜1432を表示している間に、デバイス600Aは、第3の情報領域1430を対象とする入力1409を受信する。
図14Hでは、第3の情報領域1430を対象とする入力1409を受信したことに応答して、デバイス600Aは、高高度環境で行われた心拍数測定に対応する第3の情報領域1430が現在選択されていることを示す。第3の情報領域1430が選択されている間に、マーカ1424A〜1424Gのそれぞれは、第3の情報領域1430を介して示される範囲(図14Gでは、85〜93BPM)に入る測定値に対応する第1の部分を、第1の視覚的特性(例えば、第1の色)で示し、第3の情報領域1430を介して示される範囲に入らない測定値に対応する残りの部分を、第1の視覚的特性とは異なる第2の視覚的特性(例えば、第2の色)で示す。
また、図14Hでは、ユーザインタフェース1404に情報領域1426〜1432を表示している間に、デバイス600Aは、第3の情報領域1430を対象とする入力1411を受信する。
図14Iでは、第4の情報領域1432を対象とする入力1411を受信したことに応答して、デバイス600Aは、睡眠時間中(例えば、夜間、ユーザが眠っていると判定された間、測定装置(例えば、デバイス600B)がスリープモードである間)に行われた心拍数測定に対応する第4の情報領域1430が現在選択されていることを示す(例えば、第4の情報領域1432を視覚的に強調表示することによって)。第4の情報領域1432が選択されている間に、マーカ1424A〜1424Gのそれぞれは、第4の情報領域1432を介して示される範囲(図14Gでは、97〜99BPM)に入る測定値に対応する第1の部分を、第1の視覚的特性(例えば、第1の色)で示し、第4の情報領域1432を介して示される範囲に入らない測定値に対応する残りの部分を、第1の視覚的特性とは異なる第2の視覚的特性(例えば、第2の色)で示す。
いくつかの実施形態では、図14A〜図14Iに記載される心拍数測定結果は、代わりに、血中酸素レベル追跡及び測定結果である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、図14A〜図14Iに記載される心拍数測定結果は、代わりに、VO2maxレベル追跡及び測定データ(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)である。
図15A〜図15Bは、いくつかの実施形態による、電子デバイス上でキャプチャされた健康情報の結果を提供するための方法を示すフロー図である。方法1500は、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)(例えば、ディスプレイコントローラ、タッチ感知ディスプレイシステム、ディスプレイ(例えば、統合型又は接続型))及び1つ以上の入力デバイス(例えば、ジャイロスコープ、加速度計、マイクロフォン、タッチ感知面)と通信するコンピュータシステム(例えば、電子デバイス(例えば、100、300、500、600A、600B))において実行される。方法1500のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600A)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成コンポーネント(例えば、602A、602B)と1つ以上の入力デバイスと通信している(例えば、有線通信、無線通信)。ディスプレイ生成構成要素は、CRTディスプレイを介した表示、LEDディスプレイを介した表示、又は画像投影を介した表示などの視覚出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、ディスプレイ生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザ入力を受けるタッチ感知面などの入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、統合型又は外部の表示生成コンポーネントに送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続を受信することができる。
後述するように、方法700は、ヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600A、600B)は、ディスプレイ生成コンポーネント(例えば、602A、602B)を介して、第1の健康関連機能(例えば、コンピュータシステム上で動作可能である、又はコンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上で動作可能な追跡(例えば、データ追跡、データ収集)アプリケーション又はアプリケーション機能(例えば、心拍数追跡関連機能、周囲ノイズレベル追跡機能))の概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)の集合を表示(1502)する。
概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)は、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データ(例えば、コンピュータシステムで収集され、外部デバイスで収集され、コンピュータシステムに送信される)に対応する1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトの集合(例えば、1402、図14Aの概要ユーザインタフェース1400に示すプラッタ)(例えば、グラフのデータポイント)を含む(1504)。
1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトの集合は、第1の健康関連追跡機能(1508)を介して収集された第1のデータに対応する第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1402、1408、1420)を含み(1506)、概要ユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1400、1404)を表示することは、第1のデータが、第1のタイプの条件(例えば、1つ以上の条件は、1つ以上の条件基準の集合を満たす、1つ以上の条件は閾値(例えば、閾値高度、閾値大気圧)を超える(例えば、上回る、下回る))の下で収集(例えば、コンピュータシステム又はコンピュータシステムにデータを提供した外部電子デバイスによって収集)されたという判定に従い、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集された(1514)ことを示す示唆(例えば、1418、1420B)(例えば、テキスト表示、グラフィカル表示)で第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示することを含む(1512)。いくつかの実施形態では、示唆は、第1のデータに対応する第1のユーザインタフェースオブジェクトが、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示す(例えば、具体的に又は正確に示す)。
いくつかの実施形態では、第1のデータが第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されなかったという判定に従い、第1のデータが第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示さずに、第1のユーザオブジェクト(例えば、1402、1408、1420)を表示する。第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示すことを条件付きで含めることにより、追跡データが収集された条件に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)を表示することは、表示された1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトに対応する第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データが、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されなかったという判定に従い、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたという示唆なしで、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1402、1408、1420)の集合を表示することを含む。第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が、第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示すことなく、1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトの集合を表示することにより、第1のタイプの条件の下でデータが収集されなかったことを示すフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のタイプの1つ以上の条件は、閾値(例えば、海上の5000フィート超)を超える(例えば、海抜5000フィート超、海抜8000フィート超)高さ(例えば、高度)を含む(1516)。いくつかの実施形態では、第1のタイプの1つ以上の条件は、閾値(例えば、海上の5000フィート超)を超える(例えば、海抜5000フィート超、海抜8000フィート超)高さ(例えば、高度)を含む(1516)。
いくつかの実施形態では、追跡データは心拍数追跡データである。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データに対応する1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトの集合は、(例えば、図14A〜図14Iに示すように)第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データに対応する複数のユーザインタフェースオブジェクトを含む(1510)。いくつかの実施形態では、複数のユーザインタフェースオブジェクトのうちの第2のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1402B、1408、1420C、1424)は、第1の健康関連追跡機能によって行われる複数の測定に対応する(例えば、第2のユーザインタフェースオブジェクトは、所定の複数の測定を集約する)。第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データに対応する複数のユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、コンピュータシステムに記憶された又はコンピュータシステムにアクセス可能な測定に関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)を表示することは、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データが、コンピュータシステムのユーザのバイオメトリックパラメータ(例えば、心拍数)が例えば、少なくとも所定の期間(例えば、1時間、6時間、1日)の間、閾値(例えば、毎分60拍動、毎分50拍動)を下回っていることを示しているという判定に従い、ユーザのバイオメトリックパラメータが、少なくとも所定の期間閾値を下回っている(1520)という示唆(例えば、1402A、1420A)を表示することを含む(1518)。ユーザのバイオメトリックパラメータが少なくとも所定の期間閾値を下回っているという示唆を条件付きで表示することにより、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データに関するフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)を表示することは、第1のデータが第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたという判定に従い、第1のデータ(例えば、第1のデータに固有の示唆)が第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたという示唆と共に、第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1402、1408、1420)を表示することを含む。第1のデータ(例えば、第1のデータに固有の示唆)が第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたという示唆と共に第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示することにより、第1のデータに固有のフィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、第1のタイプの1つ以上の状態は、睡眠期間(例えば、ユーザが眠っているときの期間(例えば、ユーザが眠っていると検出されるか、又はユーザが眠っていると(例えば、時間に基づいて)予測される期間)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザが眠っている間に収集されたデータは、そのことを示すようにマークされる。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能は、更なるユーザ入力(例えば、自動追跡動作を実行する、バックグラウンド測定を実行する)を必要とせずに追跡動作を実行するように構成される。第1の健康関連追跡機能が更なるユーザ入力を必要とせずに追跡動作を実行することを可能にすることにより、ユーザは、コンピュータシステムが更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することを許可できる。更なるユーザ入力を必要とせずに、操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)は、選択されると追跡データの少なくとも一部が収集される1つ以上の条件(例えば、高度条件、大気圧条件)に関する追加情報を提供する、詳細選択可能なユーザインタフェース(例えば、1414)(例えば、「データを表示する」アフォーダンス)を含む。いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)は、選択されると追跡データの少なくとも一部が収集される1つ以上の条件(例えば、高度条件、大気圧条件)に関する追加情報を提供する、詳細選択可能なユーザインタフェース(例えば、1414)(例えば、「データを表示する」アフォーダンス)を含む。追加の条件データにアクセスするための選択可能なユーザインタフェースオブジェクトを提供することにより、追加のデータを備えた概要ユーザインタフェースを乱雑とさせることなく、ユーザに追加のデータが提供される。表示される追加コントローラによってUIを雑然とさせることなく、追加制御できるようにすることにより、デバイスの操作性が高められ、ユーザ−デバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力をもたらすようにユーザを支援し、ユーザの誤りを減らすことによって)より効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用が抑えられ、バッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示す示唆(例えば、1418、1420B)は、第1のタイプの1つ以上の条件の下で第1の健康関連追跡機能によって行われる、いくつかの個別の(例えば、別個の、区別可能な)測定の示唆(例えば、テキスト示唆、グラフィカル示唆)を含む。第1のタイプの1つ以上の条件の下で第1の健康関連追跡機能によって行われるいくつかの個別の(例えば、別個の、区別可能な)測定の示唆を提供することにより、第1のタイプの条件の下で機能がどの程度頻繁に測定を行ったかに関するフィードバックがユーザに提供される。第1の健康関連追跡機能によって収集された追跡データの少なくとも一部が第1のタイプの1つ以上の条件の下で収集されたことを示す示唆は、第1のタイプの1つ以上の条件の下で第1の健康関連追跡機能によって行われる、いくつかの個別の(例えば、別個の、区別可能な)測定の示唆(例えば、テキスト示唆、グラフィカル示唆)を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)は、選択されると、第1のフィルタパラメータに基づいて(例えば、データが収集された条件に基づいて、データが収集された日時に基づいて)1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトの集合をフィルタリングする第1のフィルタリングユーザインタフェースオブジェクトを含む1つ以上のフィルタリングユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1410A〜1410E、1426〜1432)の集合を含む。1つ以上のフィルタリングされたユーザインタフェースオブジェクトの集合を提供することにより、概要ユーザインタフェースに示されるデータを選択的にフィルタリングする能力がユーザに提供され、それによりデータの密度を制御するための制御オプションがユーザに提供され、それによりユーザインタフェース内の乱雑さが低減する。ユーザインタフェース内の乱雑さを低減することにより、コンピュータシステムの操作性を向上させ、(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)ユーザ−デバイスインタフェースをより効率的にし、加えて、ユーザがコンピュータシステムをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、電力使用量を削減し、コンピュータシステムのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、概要ユーザインタフェース(例えば、1400、1404)は、追跡機能によって追跡されている情報(例えば、インタフェースをスクロールすることによってアクセス可能な情報)、及び健康に対するその重要性を含む。
いくつかの実施形態では、追跡データは、血中酸素レベル追跡データである。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、追跡データはVO2maxレベル追跡データ(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)である。
方法1500に関して上述された処理(例えば、図15A〜図15B)の詳細はまた、上記及び以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法1500を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1500を参照して説明されるヘルスアプリケーションユーザインタフェースの1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法900は、方法1500に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1500を参照して説明するユーザインタフェースに提示される健康情報は、少なくとも部分的に、方法900を参照して説明するように、特定の種類のヘルスアプリケーション又は機能が有効化又はセットアップされ得るかどうかに基づいてもよい。別の例では、方法1100は、方法1500に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースに提示される健康情報は、少なくとも部分的に、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースを介して設定されたアプリケーションからの健康測定に基づいてもよい。別の例では、方法1300は、方法1500に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1300を参照して説明されるバイオメトリック測定を介してキャプチャされる健康情報は、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースを介してユーザに提示され得る。別の例では、方法1700は、方法1500に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定を介してキャプチャされる健康情報は、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースを介してユーザに提示され得る。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
図16A〜図16Cは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定を管理するための例示的なユーザインタフェースを示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図17A〜図17Bにおける処理を含む、以下で説明される処理を例示するために使用される。
図16Aはデバイス600Bを示し、デバイス600Bは、1つ以上の生体センサ(例えば、心拍数センサ)の集合及び外側筐体604B(例えば、ケース、フレーム)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、デバイス600Bの筐体と少なくとも部分的に統合されている。デバイス600Bは、1つ以上の生体センサの集合を介して、ユーザの心拍数を(例えば、周期的に)測定し、測定は、デバイス600Bによって(例えば、バックグラウンドで、測定を続行するためのユーザからの手動入力なしに)自動的に実行される。
デバイス600Bは、第1のモード(例えば、通常の動作モード、ロック解除モード)又は第2のモード(例えば、スリープモード、ロックモード、低電力モード、一日の所定の時間に対応するモード、着信拒否モード(例えば、シアターDNDモード)、バイオメトリックパラメータ(例えば、心拍数)の測定がユーザの明示的な入力なしに行われないモードとして、ユーザが手動で選択及び設定するモード)を含み得る。いくつかの実施形態では、デバイス600Bの表示生成コンポーネント602Bは、デバイス600Bが第1のモードである間はオフである。いくつかの実施形態では、表示生成コンポーネント602Bは、デバイス600Bが第1のモードである間はオンである。
図16Bでは、デバイス600Bが第1のモード(例えば、通常の動作モード、ロック解除モード)である間に、デバイス600Bは、1つ以上の生体センサの集合を使用して、心拍数をBPMで測定する。上述したように、デバイス600Bは外側ハウジング604Bを含む。心拍数を測定している間に、デバイス600Bは、(例えば、デバイス600Bの側面から)デバイス600Bの外側に見えるセンサ(例えば、光センサ)をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、センサは、デバイス600Bの外側ハウジングの外側から来る光を感知するように配置された光センサである。
図16Bでは、デバイス600Bは、図16Bに示すように、外側ハウジング604Bの外側の空間(例えば、外側ハウジング604Bの片側に隣接する)を照らすように構成された光生成コンポーネント(例えば、LED)を含む。いくつかの実施形態では、心拍数を測定している間に、デバイス600Bは、光生成コンポーネントをアクティブ化し、したがって、外側ハウジング604Bの外側の空間(例えば、外側ハウジング604Bの片側に隣接する空間)の輝度を上げる。いくつかの実施形態では、光生成コンポーネントは、放出された光が近くの物体(例えば、デバイス600Bがユーザによって着用される場合、デバイス600Bに隣接するユーザの手首の一部分)から反射することができる方向に光を放出するようにデバイス600B内に配置される。図16A〜図16Cの実施形態では、光生成コンポーネントは、デバイス600Bの生体センサによって検出された所定の強度及び周波数の光を生成し、その後、光は、ユーザの身体から反射され、ユーザの身体によって影響を受け、それによってバイオメトリック測定(例えば、心拍数)を提供する。
いくつかの実施形態では、デバイス600Bが第2のモードである間、デバイス600Bは心拍数を測定しない(例えば、測定を取り止める)。バックグラウンド心拍数測定が定期的(例えば、半時間毎、毎時、2時間毎)に実行されるようにスケジュールされている場合であっても、デバイス600Bは、第2のモードである場合、依然として測定の実行を取り止める。いくつかの実施形態では、第2のモードは、スリープモード、ロックモード、低電力モード、1日の所定の時刻に対応するモード、シアターモード、着信拒否モード、及び/又はユーザの明示的な入力をなしに心拍数測定が行われないモードとしてユーザが手動で選択及び設定するモードを含む。
上述したように、第2のモードは、測定を開始するためのユーザ入力なしに心拍数の測定が行われないモード(例えば、自動/バックグラウンド測定がデバイス600Bによって実行されないモード)として、デバイス600Bによって以前に受信された1つ以上のユーザ入力の集合を介して識別された、デバイス600Bのモードである。いくつかの実施形態では、デバイス600Bが第2のモードである間、デバイス600Bは、図12A〜図12Pを参照して上述したように、1つ以上の明示的なユーザ入力を介して心拍数測定を依然として可能にする。すなわち、デバイス600Bが第2のモードである間でも、手動測定は依然としてデバイス600Bで実行され得る。
図16Cは、自動/バックグラウンド心拍数測定が所定の時間に(例えば、自動/バックグラウンド測定を実行するための設定された周期的な時間インターバルに基づいて)デバイス600Bによって実行されたかどうかを示す表1600を示す。図16Cでは、自動/バックグラウンド測定を実行するための設定された周期的な時間インターバルは、日中1時間毎である。
図16Cでは、デバイス600Aは、午前8時、午前9時、午前10時、午後12時、午後1時、午後5時、午後6時、午後7時、午後8時、及び午後9時では、第1のモード(例えば、通常の動作モード、ロック解除モード)である。
また、図16Cでは、デバイス600Bは、午前11時、午後2時、午後3時、及び午後4時では、第2のモードの一種であるシアターモードであり、午後10時〜午前6時では、別のタイプの第2のモードであるスリープモードである。
図16Cの表1600に示すように、第1のモードである間、デバイス600Bは、所定の時間インターバルで(図16Cの実施形態では、1時間毎)自動/バックグラウンド心拍数測定を実行する。図16Cの表1600にも示されているように、第2のモード(第2のモードの第1のタイプ又は第2のモードの第2のタイプ)である間、デバイス600Bは、所定の時間インターバルで自動/バックグラウンド心拍数測定を実行することを取り止める。
いくつかの実施形態では、図16A〜図16Cに記載される心拍数測定は、代わりに、血中酸素レベル測定である。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、図16A〜図16Cに記載される心拍数測定は、代わりに、VO2maxレベル測定(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)である。
図17A〜図17Bは、いくつかの実施形態による電子デバイス上のバックグラウンドヘルス測定値を管理するための方法を示すフロー図である。方法1700は、1つ以上の生体センサ(例えば、最大酸素消費レベルセンサ、心拍数センサ、血圧センサ、コンピュータシステムに統合されたセンサ、コンピュータシステムと通信する外部デバイスに統合されたセンサ)の集合と通信しているコンピュータシステム(例えば、電子デバイス(例えば、100、300、500、600B))で実行される。方法1700のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600B)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、1つ以上のバイオメトリックセンサの集合と通信している(例えば、有線通信、無線通信)。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、最大酸素消費レベルセンサを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、心拍数センサを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、血圧センサを含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の生体センサの集合は、コンピュータシステムに統合される、及び/又はコンピュータシステムと通信する外部デバイスに統合される。
後述するように、方法1700は、ヘルスデータを管理及び/又は提示するための直感的方法を提供する。この方法は、ヘルスデータを管理及び/又は提示する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン−マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがヘルスデータをより高速かつより効率的に管理及び/又は提示することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
コンピュータシステム(例えば、600B)は、健康測定基準(例えば、自動又はバックグラウンド測定基準)の第1の集合が満たされていることを検出する(1702)。いくつかの実施形態では、健康測定基準の第1の集合は、ユーザ入力が満たされることを必要とせず、基準は、ユーザ入力が満たされる必要のない基準のみを含む。いくつかの実施形態では、基準は、所定の時刻、最後の健康測定からの所定の時間持続時間、及び所定量のシステムリソース(例えば、プロセッサ容量、メモリ、バッテリ電力)の可用性からなる群から選択される1つ以上の基準を含む。
健康測定基準の集合が満たされていることを検出したことに応答して(1710)、コンピュータシステム(例えば、600B)が第1のモード(例えば、通常の動作モード、ロック解除モード)であるという判定に従い、コンピュータシステムは、(第1の健康関連機能(例えば、コンピュータシステム上で動作可能である、又はコンピュータシステムと通信する外部電子デバイス上で動作可能な追跡(例えば、データ追跡、データ収集)アプリケーション又はアプリケーション機能(例えば、心拍数追跡関連機能、血圧追跡機能)を介して)、1つ以上の生体センサの集合を介して、バイオメトリックパラメータ(例えば、図16Bに示すように)(例えば、心拍数、血圧、最大酸素消費レベル)の値(例えば、データ値、複数のデータ値)を測定(1712)する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムと通信する外部デバイスは、第1のモードであるという判定。いくつかの実施形態では、測定基準の第2の集合が満たされているという判定(例えば、モードに固有の基準の集合)。いくつかの実施形態では、第2の測定基準の集合は、測定が抑制されるモードとして第1のモードが識別されていない(例えば、手動で識別されていない)ときに満たされる基準を含む。
健康測定基準の集合が満たされていることを検出したことに応答して(1710)、コンピュータシステム(例えば、600B)が、第1のモードとは異なるモードとして、第2のモード(例えば、スリープモード、ロックモード、低電力モード、一日の所定の時間に対応するモード、着信拒否モード(例えば、シアター着信拒否モード)、ユーザの明示的な入力なしにバイオメトリックパラメータの測定が行われないモードとしてユーザによって手動で選択されたモード)であるという判定に従い、コンピュターシステム(例えば、600)は、(例えば、図16Aに示されるように)バイオメトリックパラメータを測定することを取り止める(1718)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、任意のバイオメトリックパラメータを測定することを取り止める。特定の条件が満たされたときにバイオメトリックパラメータの測定を選択的に実行することにより、コンピュータシステムが、更なるユーザ入力を必要とせずに、測定を実行するか、又は実行しないことが可能になる。更なるユーザ入力を必要とせずに条件の集合が満たされたときに動作を行うことにより、デバイスの操作性が高められ、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作する/デバイスと対話するときに適切な入力をもたらすようにユーザを支援し、ユーザの誤りを減らすことによって)より効率的にし、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用できるようにすることによって、デバイスの電力使用が抑えられ、バッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600B)は、外側ハウジング(例えば、604B)(例えば、ケース、フレーム)(1706)を含み(1704)、バイオメトリックパラメータの値を測定することは、外側ハウジングの外側の視点から見えるセンサ(例えば、センサはコンピュータシステム/デバイスの外側から見える)をアクティブ化することを含む(1714)。いくつかの実施形態では、センサは、システムの外側ハウジングの外側から来る光を感知するように配置された光センサである。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600B)は、外側ハウジング(例えば、604B)(例えば、ケース、フレーム)(1706)及び外側ハウジングの外側の容積(例えば、ハウジングの片側に隣接する空間)を照らすように構成された光生成コンポーネント(例えば、LED)(1708)を含む(1704)。いくつかの実施形態では、バイオメトリックパラメータの値を測定することは、光生成コンポーネントをアクティブ化することと、外側ハウジング(1716)の外側の容積の輝度を増大させることと、を含む。いくつかの実施形態では、センサは、システムの外側ハウジングの外側から来る光を感知するように配置された光センサであり、システムは、光センサによって測定される近くの物体(例えば、システムに隣接するユーザの一部分(例えば、システムは、ユーザに装着されている(例えば、携帯時計))から反射することができる方向に光を放射するように配置された光生成コンポーネントを含む。
いくつかの実施形態では、第2のモードは、測定を開始するユーザ入力なしにバイオメトリックパラメータの測定が行われないモード(例えば、自動又はバックグラウンド測定が発生しないモード)として、以前に受信された1つ以上のユーザ入力の集合を介して識別された、コンピュータシステム(例えば、600B)のモードに対応する(1720)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが第2のモードである間、コンピュータシステムは、(例えば、図12A〜図12Lを参照して説明されるように)バイオメトリックパラメータを測定する要求に対応する1つ以上の入力の集合を受信する(1722)。いくつかの実施形態では、バイオメトリックパラメータを測定する要求に対応する1つ以上の入力の集合を受信したことに応答して、コンピュータシステムは、1つ以上の生体センサの集合を介して、バイオメトリックパラメータの値を測定する(1724)。第2のモードで自動又はバックグラウンド測定を無効化する能力をユーザに提供する一方で、第2のモードである間に測定を手動で行う能力を提供することにより、システムの機能性に対する改善された制御がユーザに提供される。改善されたシステムの制御のユーザインタフェースを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザデバイスインタフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600B)は、第1のタイプの入力(例えば、所定移動パターンに一致するコンピュータシステムの動きを示す、加速度計によって検出された入力)を受信する。いくつかの実施形態では、第1のタイプの入力を受信したことに応答して、コンピュータシステムが第2のモードではないという判定に従い(例えば、デバイスが別のモード(例えば、第1のモード)であるという判定に従い)、コンピュータシステムは、コンピュータシステムと通信している表示生成コンポーネント(例えば、602B)の輝度を増加させる(例えば、非アクティブ状態からコンポーネントをアクティブ化することを含む)。いくつかの実施形態では、第1のタイプの入力を受信したことに応答して、コンピュータシステムが第2のモードであるという判定に従い、コンピュータシステムは、表示生成コンポーネントの輝度を増加させるのを取り止める。いくつかの実施形態では、通知を受信し、第1のモードでない場合は可聴出力を発行し、第1のモードである場合は可聴出力の発行を取り止める。いくつかの実施形態では、第2のモードは「シアターモード」であり、表示画面の明るさは、モードがアクティブでない場合より制限される。表示生成コンポーネントを選択的に明るくすることにより、システムリソースが節約され、意図しない明るさになるのを防ぐ。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム(例えば、600B)は、現在時刻が所定の期間(例えば、1日の特定の時間、睡眠期間に対応すると識別された1日の時間)に対応するとき、第2のモード(例えば、測定が発生しないモード)である。1日の所定の期間に測定を無効にすることにより、システムリソースが節約される。システムリソースを節約することで、コンピュータシステムの操作性が向上し、(例えば、不要な動作を制限することにより)ユーザとデバイスのインタフェースがより効率的になり、更に、ユーザがより効率的にコンピュータシステムを使用できるようにすることで、電力使用量が削減され、コンピュータシステムのバッテリ寿命が向上する。
いくつかの実施形態では、バイオメトリックパラメータは心拍数である。
いくつかの実施形態では、バイオメトリックパラメータは血中酸素レベルである。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、血中酸素センサ(例えば、光源(例えば、LED)と連携して動作する光血中酸素センサ)と通信する。いくつかの実施形態では、閾値は、血中酸素の割合である。いくつかの実施形態では、バイオメトリックパラメータはVO2max(例えば、最大酸素消費、漸増運動中に測定される酸素消費の最大速度)である。
なお、方法1700に関して上述された処理(例えば、図17A〜図17B)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法1700を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700を参照して説明された健康及び安全機能を管理するためのユーザインタフェースは、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定機能の1つ以上の機能を管理するために使用することができる。別の例では、方法900は、方法1700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明するバックグラウンド測定を介して収集される健康情報のタイプは、少なくとも部分的に、方法900を参照して説明するように、特定の種類のヘルスアプリケーション又は機能が有効化又はセットアップされ得るかどうかに基づいてもよい。別の例では、方法1100は、方法1700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明されるバックグラウンドの健康測定は、方法1100を参照して説明されるセットアップユーザインタフェースを介して設定されたヘルスアプリケーションを介して有効化することができる。別の例では、方法1300は、方法1700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1300を参照して説明されるヘルスアプリケーションのバイオメトリック測定機能はまた、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定機能を有効化できる。別の例では、方法1500は、方法1700に関して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1700を参照して説明されるバックグラウンド測定を介してキャプチャされる健康情報は、方法1500を参照して説明されるユーザインタフェースを介してユーザに提示され得る。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
上記の説明は、説明のため、特定の実施形態について述べられたものである。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本技術の原理、及びその実際の適用を最もよく説明するために、選択及び記載されている。それにより、他の当業者は、意図された具体的な用途に適するような様々な修正を用いて、本技術及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能となる。
添付図面を参照して、本開示及び例を十分に説明してきたが、様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
上述したように、本技術の一態様は、様々なソースから入手可能なデータを収集及び使用して、健康情報の測定及び提示、並びに健康及び安全機能の管理を改善することである。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータは、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを想到している。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康又はフィットネスのレベルに関するデータ若しくは記録(例えば、バイタルサイン測定値、投薬情報、運動情報)、誕生日、あるいは任意の他の識別情報又は個人情報を挙げることができる。
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、個人情報データを使用して、ユーザが健康情報を測定、閲覧、及び管理するためのより効率的かつ効果的な方法を提示することができる。したがって、このような個人情報データ(例えば、健康情報データ)の使用は、ユーザが自身の健康情報をより良好に評価及び監視することを可能にし、それにより、自身の現在の健康状態に対するユーザへの意識を高めることができる。更には、ユーザに利益をもたらす、個人情報データに関する他の使用もまた、本開示によって想到される。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスについての洞察を提供するために使用することができ、あるいは、ウェルネスの目標を追求するための技術を使用している個人への、積極的なフィードバックとして使用することもできる。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、送信、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後に実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act、HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国の異なる個人データのタイプに関して、異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、キャプチャされた生体情報の場合、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択できるように構成され得る。別の例では、ユーザは、キャプチャされた生体情報が別の電子デバイスで維持される期間を制限するか、又はキャプチャされた生体情報を別の電子デバイスに保存することを完全に禁止するかを選択できる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは非認可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションにおいて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって情報集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものではあるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することもまた可能であることを想到している。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。例えば、キャプチャされた生体情報は、完全にユーザの電子デバイスに維持でき、キャプチャされた生体情報に対応するデータへの別のデバイス(例えば、サーバ)によるアクセスを、ユーザの明示的な同意なしに禁止することができる。