JP2021189673A - 本人認証システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本人認証の際の利用者の負担を軽減できる本人認証システムを提供する。【解決手段】本人認証システム1は、端末ID(個別識別子)を有しネットワーク(インターネット3)に接続された情報処理端末(スマートフォン2a、2b、2c…)と、前記ネットワークに接続されたシステム管理サーバ(サーバ81)とを備え、前記情報処理端末を使用するユーザの本人認証を行う本人認証システムであって、前記情報処理端末は、前記ユーザの識別情報を入力して送信可能であり、システム管理サーバは、前記情報処理端末以外の手段により前記ユーザが使用する前記情報処理端末の前記端末IDと当該ユーザの識別情報とを紐付けて電子IDとして登録可能であり、前記ユーザの本人認証を行う際に、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末から前記ユーザの識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介して本人認証を行う本人認証システムに関する。
従来、IDカードは、印刷されたシリアル番号、ユーザの写真、その他の情報を含み、これらの情報に関連付けられた特定のユーザを識別するために使用されてきた。
近年、ユーザ識別技術の発展により、IDカードのIDを電子的に読取ることによりユーザを識別できる電子リーダが普及してきている。そして、このような電子リーダに対応したIDカードとして、マイナンバーカード(個人番号カード)や銀行カード等の各種ICカードが広く普及してきている。
また、近年では、本人確認のためにカード情報を用いる本人認証方法が利用されており、例えば銀行口座を開設する際マイナンバーカードを用いて本人を認証する方法が提案されている。この本人認証方法においては、マイナンバーカードに記録されているカード情報を簡潔に読み取ることが要請されている。
マイナンバーカードのカード情報を読み取る方法として、ユーザが管理するパーソナルコンピュータにカードリーダを接続し、カードリーダによりカード情報を読み込ませ、読み込んだカード情報を、パーソナルコンピュータを介してサーバに送信する方法が既知である。しかしながら、この読み取り方法では、ユーザが高価なカードリーダを購入する必要があり、コスト的に問題があった。
別のマイナンバーカードのカード情報を読み取る方法として、例えば、引用文献1には、スマートフォンのカードリーダ機能を用いるカード読取方法が記載されている。このカード読取方法では、サーバからユーザのスマートフォンに対してカード読取要求が送信される。カード情報は、ユーザがマイナンバーカードをスマートフォンにかざすことにより読み取られる。読み取られた個人番号はスマートフォンからサーバに送信される。
特開2019−113911号公報
特許文献1に記載されているカード情報を読み取る方法では、スマートフォンに加えて、利用頻度の少ないIDカードであるマイナンバーカードを同時に使用する必要があり、常に本人認証を行えるようにする場合、常にマイナンバーカードを携帯しなければならない等の問題かあり、利用者にとって負担が多かった。
また窃取したマイナンバーカードを不正に利用すれば、他人へのなりすましが容易であるため、マイナンバーカードの盗難を誘発するという問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、本人認証の際の利用者の負担を軽減できる本人認証システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明の本人認証システムは、端末IDを有しネットワークに接続された情報処理端末と、前記ネットワークに接続されたシステム管理サーバとを備え、前記情報処理端末を使用するユーザの本人認証を行う本人認証システムであって、前記情報処理端末は、前記ユーザの識別情報を入力して送信可能であり、前記システム管理サーバは、前記情報処理端末以外の手段により前記ユーザが使用する前記情報処理端末の前記端末IDと当該ユーザの識別情報とを紐付けて電子IDとして登録可能であり、前記ユーザの本人認証を行う際に、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末から前記ユーザの識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明の本人認証システムは、ネットワークに接続され、外部から読み取り可能な端末IDを有し、受信した情報を表示画面上に表示する表示手段を有し、ユーザの操作に基づいて当該ユーザの識別情報を入力するユーザ入力手段を有する情報処理端末と、前記ネットワークに接続され、前記情報処理端末の前記端末IDと、当該情報処理端末を使用する前記ユーザの前記識別情報とを紐付けて電子化した電子IDを入力するID入力手段と、前記ネットワークに接続され、前記ID入力手段からの前記電子IDを登録するシステム管理サーバと、前記ネットワークに接続され、所定のサービスを行うことが可能なサービス機器と、を備え、前記サービス機器は、前記情報処理端末の前記ユーザにより所定のサービスの要求が行われた場合、前記ユーザの本人認証の要求を前記システム管理サーバに行い、前記システム管理サーバは、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末に本人認証の要求を行い、前記情報処理端末は、前記システム管理サーバから前記本人認証の要求が行われた場合、前記表示手段に前記ユーザの前記識別情報の入力要求を表示し、前記ユーザ入力手段により当該識別情報の入力が行われた場合、当該識別情報を前記システム管理サーバに送信し、前記システム管理サーバは、前記情報処理端末から前記識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことで、前記ユーザの本人認証を行い、当該本人認証の結果を示す認証データを前記サービス機器に送信し、前記サービス機器は、前記システム管理サーバからの前記認証データが前記本人認証の成功を示した場合、前記所定のサービスを実行することを特徴とする。
請求項3に記載の発明の本人認証システムは、請求項2に記載の本人認証システムであって、前記ID入力手段は、公共機関に設置され、前記電子IDは、前記ユーザが提出する文書に基づいて前記公共機関の関係者が入力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明の本人認証システムは、請求項3に記載の本人認証システムであって、前記サービス機器は、前記公共機関に設置されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の本人認証システムは、請求項3に記載の本人認証システムであって、前記サービス機器は、前記公共機関以外の場所に設置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の本人認証システムは、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の本人認証システムであって、前記システム管理サーバは、前記ID入力手段とは別の機関に設置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明の本人認証システムは、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の本人認証システムであって、前記識別情報及び前記電子IDは、前記ユーザの生体情報を含むことを特徴とする。
本発明における本人認証システムによって、本人認証の際の利用者の負担を軽減できる。
本発明の実施形態に係る本人認証システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの電子ID初回登録及び電子ID2回目登録の手順を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの登録スマートフォン変更及び電子ID確認の手順を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの非対面での本人確認及び対面での本人確認の手順を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの証明書発行機での証明書発行及び第3者に個人情報を提供する場合の電子認証の手順を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの代理人が申請書を提出する業務における電子ID利用の手順を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る本人認証システムの使用例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る対面での本人確認の手順を示す説明図である。
[本発明の実施形態]
以下、図1〜図7を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態は、本人認証のためIDカードの代わりに情報処理端末のスマートフォンを用いることを特徴とする。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの概略構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの電子ID初回登録及び電子ID2回目登録の手順を示す説明図である。
図3は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの登録スマートフォン変更及び電子ID確認の手順を示す説明図である。
図4は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの非対面での本人確認及び対面での本人確認の手順を示す説明図である。
図5は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの証明書発行機での証明書発行及び第3者に個人情報を提供する場合の電子認証の手順を示す説明図である。
図6は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの代理人が申請書を提出する業務における電子ID利用の手順を示す説明図である。
図7は、本発明の実施形態に係る本人認証システムの使用例を示すタイミングチャートである。
図1に示すように、本実施形態の本人認証システム1は、複数の個人のスマートフォン2a、2b、2c…と、インターネット3と、自治体4に設置されたサーバ41、IoT端末42、入力端末43、及び証明書発行機44と、ID発行機関5に設置されたサーバ51、IoT端末52、及び入力端末53と、当該事業者6に設置されたサーバ61及び本人確認端末63と、コンビニ(コンビニエンスストア)7に設置されたサーバ71、端末73、及び証明書発行機74と、公認機関8に設置されたサーバ81とから構成される。
複数の個人のスマートフォン2a、2b、2c…は、RFIDにより外部から読み取り可能な端末ID(個別識別子)を有し、受信した情報を表示画面上に表示する液晶表示パネル21を有し、ユーザの操作に基づいて当該ユーザの識別情報を入力する透明のタッチパネル22を有する。
自治体4は、マイナンバーカードの発行を行っている自治体(例えば、新宿区役所)である。
ID発行機関5は、自治体とは別に、個人に対してIDの発行を行っている機関(例えば、銀行、IT企業等)である。
公認機関8は、本人認証システム1を実現するため、政府の公認により新たに設置される機関である。
IoT端末42、52は、デジタルカメラ、指紋静脈読取装置、瞳の中の虹彩を読み取る虹彩読取装置等の生体認証を行うための機器や、スマートフォン2a、2b、2c…の端末IDを読み取るRFIDをインターネット3に接続する端末である。
入力端末43、53、本人確認端末63、及び端末73は、設置される機関の関係者が操作するものであり、デスクトップ型、ノート型、タブレット等のパソコンが用いられる。
証明書発行機44、74は、住民票、印鑑証明等の証明書を印刷して発行する機器である。
尚、図1では省略しているが、インターネット3には、図5(b)に示す情報銀行12や、図6に示す警察等14にも接続されている。
以下、スマートフォン2aを例にして、各種手順を説明する。
<電子ID初回登録>
図2(a)は、電子ID初回登録(マイナンバー登録)の手順を示している。
図2(a)において、申請者9(スマートフォン2aのユーザ)は、スマートフォン2aに本人認証システム専用のスマートフォンアプリをダウンロードする。
次に、申請者9は、手順A1において、第1の所定の申請書(マイナンバー用)に必要事項を記入して自治体4に提出する。
自治体4の関係者(例えば自治体の職員)は、手順B1において、第1の所定の申請書の内容を入力端末43で手入力することで、当該申請書の内容を電子ID(電子ID)として、VPN等を用いて、公認機関8に設置されたサーバ81に登録する。また、自治体4の関係者は、IoT端末41を用いて、識別情報の識別情報(申請者9の顔写真、申請者9の指紋、静脈等)と、RFID によるスマートフォンの端末ID(個別識別子)とを、電子IDとして、登録する。
ここで、スマートフォンの端末ID(個別識別子)により、公認機関8に設置されたサーバ81にスマートフォンの登録を行うことが、本発明の要部になっている。
登録完了後、申請者9は、スマートフォン2aを起動し専用のスマートフォンアプリで、手順C1において、後述の図3(b)に示す電子IDの内容を確認する。
<電子ID2回目登録>
図2(b)は、電子ID2回目登録(マイナンバー以外の電子IDの追加)の手順を示している。
図2(b)において、申請者9(スマートフォン2aのユーザ)は、手順A2において、第2の所定の申請書(ID発行機関5用)に必要事項を記入して、ID発行機関5に提出する。
ID発行機関5では、申請者9の本人確認のため、IoT端末52(IoT端末52に接続された指紋静脈読取装置)で指紋静脈認証を実施する。指紋静脈認証による生体情報は、手順B2により公認機関8に設置されたサーバ81に送信され、電子ID初回登録による電子IDと照合される。
サーバ81は、指紋静脈認証による生体情報と電子ID初回登録による電子IDを照合し、本人だと認証すると、登録済みの電子IDの情報をID発行機関5と連携させる。
ID発行機関5の関係者(例えば職員)は、公認機関8のサーバ81の連携により表示された電子IDの情報を確認し、必要な情報を入力端末53で入力して、サーバ81に登録する。また、ID発行機関5では、電子IDの情報の連携により、スマートフォン2aの登録情報も連携される。
ここで、ID発行機関5では、氏名/住所/生年月日等が共通で、そこにマイナンバー、運転免許証番号、社会保障番号等が追加されていく仕組みを想定している。
登録完了後、申請者9は、スマートフォン2aを起動し専用のスマートフォンアプリで、手順C2において、後述の図3(b)に示す電子IDの内容を確認する。
登録内容の変更、更新手続きも、本手続きと同様の手順で実施して問題無い。
<登録するスマートフォンの変更>
申請者9であったユーザがスマートフォンを変更した場合、自治体でスマートフォンの変更手続きを行うことになる。この場合には、以下の手順に従い登録内容を変更する。
図3(a)は、登録するスマートフォンの変更の手順を示している。
図3(a)において、申請者9は、手順A3において、第3の所定の申請書(スマートフォン変更用)に必要事項を記入して、自治体4に提出する。
自治体4では、申請者9が本人確認のためIoT端末42で指紋静脈認証を実施する。指紋静脈認証による生体情報は、手順B3により公認機関8に設置されたサーバ81に送信され、登録済みの電子IDと照合される。
サーバ81は、指紋静脈認証による生体情報と登録済みの電子IDを照合し、本人だと認証すると、登録済みの電子IDの情報を自治体4と連携させる。
自治体4の職員は、公認機関8のサーバ81の連携により表示された電子IDの情報の顔写真を確認後、RFIDで新しいスマートフォンの端末ID(個別識別子)を取得しサーバ81に登録する。
登録完了後、申請者9は新しいスマートフォンを起動し専用のスマートフォンアプリで、手順C3において、後述の図3(b)に示す電子IDの内容を確認する。
尚、電子IDとしてサーバ81に登録するスマートフォンの変更手続きは契約時に携帯キャリアで実施しても良い。
<電子IDの確認(本人)>
図3(b)は、登録された電子IDをスマートフォン所有者本人が確認する手順を示している。
図3(b)において、スマートフォン2aの利用者10(スマートフォン2aのユーザ、申請者9と同一人物)は、専用のスマートフォンアプリを起動し、スマートフォン2aのカメラで生体情報(顔)を取得し、手順A4で、生体情報をインターネット経由でサーバ81に送信して、生体情報のアップロードを行う。サーバ81は、所有者本人のアップロードされた生体情報と登録済の電子IDの照合を行い、本人認証を行うことが望ましいが、生体情報の認証は不要としても良い。
認証に成功後、サーバ81は、手順B4で、スマートフォン2aに電子IDの情報を送信し、スマートフォン2aのスマートフォンアプリに電子IDを表示させる。
尚、スマートフォンアプリ上の電子IDは、アプリ終了時に消去されることが望ましい(キャッシュ等も含めて)。また、個人番号は、本人であっても表示されないことが望ましい。
日本ではマイナンバー法で、個人番号の取り扱いが厳しく規制されているため、個人番号を確認する際は、自治体に設置されている指紋静脈読取装置で本人確認の上、個人番号を確認出来るようにすることが望ましい。
<非対面(オンライン)での電子認証>
図4(a)は、当該事業者(SNS、インターネット検索サービスを提供する会社等)での非対面での電子認証の手順を示している。
<申請者が本人特定情報を入力する場合>
図4(a)において、スマートフォン2aの利用者(スマートフォン2aのユーザ)10は、手順A5で、当該事業者6のサーバ61によるWebサイトの入力フォームに本人特定情報(氏名、生年月日、電話番号等)を入力する。
当該事業者6のサーバ61(図1参照)は、手順B5で、Webサイトに入力された本人特定情報を公認機関8のサーバ81に通知する。
公認機関8のサーバ81は、本人特定情報と登録済みの電子ID(住所、氏名等の本人特定情報と端末IDを含む)の照合を行い、本人特定情報に該当する電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応するスマートフォン2aのスマートフォンアプリに「個人情報取得同意書」を送信し、利用者10が「個人情報取得同意書」に電子署名すると、手順C5において、利用者10に生体認証(顔)を指示する。
利用者10は、スマートフォン2aのカメラで自身の生体情報(顔)を取得し、サーバ81に送信して、アップロードする。この場合の生体情報(顔)は、ユーザの識別情報となる。
サーバ81は、利用者10のアップロードされた生体情報と登録済の電子IDの情報の照合を行い、本人認証を行う。
認証に成功後、サーバ81は、手順D5で、当該事業者6と電子IDの情報を連携し、当該事業者6のサーバ61によるWebサイトからサーバ81に利用者10の個人情報が連携される。
これにより、当該事業者6のサーバ61は、利用者10による各種サービス(例えば、SNSのアカウント取得)の利用を可能にする。
<Webサイト接続時にRFIDで端末ID(個別識別子)を読み取る場合>
スマートフォン2aの利用者(スマートフォン2aのユーザ)10は、PCやスマートフォン2aを起動し当該事業者6のサーバ61によるWebサイト接続し、Webサイト接続時、手順A5で、スマートフォン2aに接続したICリーダでスマートフォン2aの端末ID(個別識別子)を読み取り、当該事業者6のサーバ61によるWebサイトの入力フォームに端末ID(個別識別子)を自動的に入力する。
当該事業者6のサーバ61(図1参照)は、手順B5で、Webサイトに入力された端末ID(個別識別子)を公認機関8のサーバ81に通知する。
公認機関8のサーバ81は、端末ID(個別識別子)に該当する電子IDを特定し、端末ID(個別識別子)に該当するスマートフォン2aの利用者10のスマートフォンアプリに「個人情報取得同意書」を送信し、利用者10が「個人情報取得同意書」に電子署名すると、手順C5において、利用者10に生体認証(顔)を指示する。
利用者10は、スマートフォン2aのカメラで生体情報を取得し、サーバ81に送信して、アップロードする。
サーバ81は、利用者10のアップロードされた生体情報と特定した電子IDの情報の照合を行い、本人認証を行う。
認証に成功後、サーバ81は、手順D5で、当該事業者6と電子IDの情報を連携し、当該事業者6のサーバ61によるWebサイトからサーバ81に利用者10の個人情報が連携される。
これにより、当該事業者6は、利用者10による各種サービス(例えば、SNSのアカウント取得)の利用を可能にする。
尚、非対面(オンライン)での電子認証において、生体認証は必須ではないが、生体認証を不要とした場合、スマートフォンの盗難リスクが高まることになる。このため、Webサイト接続時に、指紋静脈を読み取る仕組みとしても良い。この場合、生体認証成功後にWebサイトに電子IDの情報が連携するように構成する。
<対面での電子認証>
図4(b)は、当該事業者(銀行、クレジットカード会社等)での対面での電子認証の手順を示している。
図4(b)において、スマートフォン2aの利用者(スマートフォン2aのユーザ)10は、手順A6において、所定の申請書に必要事項を記入して、当該事業者6に提出する。
当該事業者6は、利用者10から受け取った申請書に基づいて、Webサイトに本人特定情報「生年月日/氏名/電話番号等」を入力、手順B6において、インターネット経由でサーバ81に送信する。
サーバ81は、手順C6において、本人特定情報と登録済みの電子ID(住所、氏名等の本人特定情報と端末IDを含む)の照合を行い、本人特定情報に該当する電子IDを特定し、特定した電子IDによる端末ID(個別識別子)のスマートフォン2aのスマートフォンアプリに「個人情報取得同意書」を送信する。
スマートフォン2aのスマートフォンアプリは、利用者10が「個人情報取得同意書」に電子署名すると、電子署名の情報をサーバ81に送信する。
尚、サーバ81は、利用者10に対して追加で生体認証(顔)を求めても良いが必須ではない。
サーバ81は、スマートフォン2aのスマートフォンアプリから「個人情報取得同意書」に「電子署名」されたことを示す情報を受け取ると、手順D6において、当該事業者6に利用者(スマートフォン2aのユーザ)10の電子IDの情報(顔写真付き)を送信する。
当該事業者6は、利用者10から受け取った申請書と、サーバ81からの電子IDの情報(顔写真付き)の照合を行うことで本人認証を行い、利用者による各種サービス(例えば、クレジット、キャッシング等)の利用を可能にする。
<証明書発行機での本人確認>
図5(a)は、自治体4、コンビニ7等での証明書発行機44、74での本人確認での電子認証の手順を示している。
利用者(スマートフォン2aのユーザ)10は、手順A7において、証明書発行機44、74で発行したい証明書種別を選択し、証明書発行機44、74で指紋静脈の情報もしくは、スマートフォン2aの端末ID(個別識別子) を読み取らせる。
証明書発行機44、74は、手順B7において、指紋静脈の情報もしくスマートフォン2aの端末ID(個別識別子) をサーバ81に送信する。
サーバ81は、指紋静脈認証の場合、登録済みの利用者(スマートフォン2aのユーザ)10の電子IDの情報と指紋静脈の情報の認証を行い、認証成功後、特定した電子IDに基づいて証明書を発行する。これにより、証明書発行機44、74は、証明書の印刷を行う。
また、サーバ81は、スマートフォン2aの端末ID(個別識別子)の場合、認証成功後、スマートフォンの盗難を誘発しないための措置として、手順C7でスマートフォン2aのスマートフォンアプリに生体認証を指示、生体認証成功後に電子IDに基づいて証明書を発行し、証明書発行機44、74により証明書が印刷されることが望ましい。
尚、電子IDは各種証明書(住民票、印鑑証明、戸籍謄本等)以上に改ざんが困難であるため、電子IDを確認出来れば各種証明書の提出は不要となるよう法律を改正されることが望ましい。
<第三者に個人情報を提供する場合の電子認証>
図5(b)は、第三者に個人情報を提供する場合の電子認証の手順を示している。
申請者9(スマートフォン2aのユーザ)は、手順A8において、情報銀行11のWebサイトの入力フォームに本人特定情報(氏名、生年月日、電話番号等)を入力する。
情報銀行6のサーバは、手順B8で、Webサイトに入力された本人特定情報を公認機関8のサーバ81に通知する。
公認機関8のサーバ81は、本人特定情報により電子IDを特定し、手順C8で、特定した電子IDによる端末ID(個別識別子)のスマートフォン2aのスマートフォンアプリに「個人情報取得同意書」を送信する。
申請者9が「個人情報取得同意書」に電子署名すると、電子署名の情報がサーバ81に送信される。
尚、追加で生体認証を求めても良いが必須ではない。情報銀行11が個人情報を取得する各種Webサービスの名称が「個人情報取得同意書」に記載されていることが望ましい。
サーバ81で電子署名の情報を確認後、手順D8で、サーバ81に登録された電子IDの情報が情報銀行11と連携される。
以降、情報銀行11は各種Webサービスから申請者9の個人情報(Webの閲覧履歴やスマートフォンの位置情報等)を受け取れるようになる。
尚、情報銀行11に個人情報を提供するには、各種Webサービスで電子認証を実施することが望ましい。
<代理人が証明書を提出する業務における電子ID利用>
図6は、代理人が証明書を提出する業務における電子ID利用の手順を示している。
代理人(スマートフォン2aの利用者本人から依頼を受けた弁護士等)12は、手順A9において、警察等14に申請書を提出する。
警察等14は、手順B9において、代理人12により提出された申請書を用いて、照会端末141に申請者9(スマートフォン2aの利用者本人)の本人特定情報「氏名/生年月日/住所等」を入力し、サーバ81に送信する。
公認機関8のサーバ81は、本人特定情報により電子IDを特定し、手順C9で、特定した電子IDによる端末ID(個別識別子)のスマートフォン2aのスマートフォンアプリを用いて、利用者に生体認証(顔)を指示する。
利用者は、スマートフォン2aのカメラで生体情報(顔)を取得し、サーバ81に送信して、アップロードする。
サーバ81は、所有者本人のアップロードされた生体情報と特定した電子IDの照合を行い、本人認証を行う。
認証に成功後、サーバ81は、手順D9で、警察等14と電子IDの情報を連携する。照会端末141では、警察等14の照会端末141に電子署名(顔認証)された事のログと、電子IDの情報が連携し、申請手続きが完了する。
尚、この様な処理は、代理人による申請ではなく、電子IDを用いた非対面(オンライン)で申請を許可することが最も好ましい。
<本人認証システムの使用例>
次に、図7を用いて本人認証システムの1つの使用例を時系列で説明する。
この使用例では、図2(a)に示した電子ID初回登録(マイナンバー登録)と、図3(b)に示した電子IDの確認と、図4(a)に示した非対面(オンライン)での電子認証が順番に実行される。
図7において、本人認証システムの1つの使用例では、まず、申請者9は、まず、図2(a)に示した電子ID初回登録を行う。電子ID初回登録では、ステップS1において、申請者であるユーザがスマートフォン2aに専用のアプリケーションをダウンロードし、所定の申請書(マイナンバー用)に必要事項を記入して自治体4に提出する。
自治体4の職員は、ステップS2において、申請書の内容を、公認機関8に設置されたサーバ81に入力する。これにより、公認機関8のサーバ81は、ステップS3において、申請書の内容を、電子IDとして登録する。
自治体4の職員は、ステップS4において、IoT端末42を用いて、申請者の顔写真、申請者の指紋静脈、RFID により読み取られたスマートフォン2aの端末ID(個別識別子)を入力する。これにより、公認機関8のサーバ81は、ステップS5において、ユーザの識別情報(申請者の顔写真、申請者の指紋静脈)と、スマートフォンの端末ID(個別識別子)を、電子IDとして登録する。
これにより電子ID初回登録が完了する。
次に、申請者9(スマートフォン2aの所有者本人)は、図3(b)に示す(電子IDの確認)を行う。
申請者9は、ステップS6において、生体情報をインターネット経由でサーバ81に送信してアップロードを行う。これによりサーバ81は、ステップS7において、所有者本人のアップロードされた生体情報と登録済の電子IDの照合を行い、本人認証を行う。
認証に成功後、サーバ81は、ステップS8において、スマートフォン2aに電子IDの情報を送信する。これにより、スマートフォン2aは、ステップS9において、スマートフォンアプリに電子IDの情報を表示させる。
これにより、申請者9は、サーバ81に電子IDが正しく登録されていることを確認する。
次に、申請者9(スマートフォン2aの利用者)は、図4(a)に示す当該事業者(SNS、インターネット検索サービスを提供する会社等)での非対面での電子認証を行う。
この場合、申請者9は、ステップS10において、サービス申請操作として、当該事業者6のサーバ61によるWebサイトの入力フォームに本人特定情報(氏名、生年月日、電話番号等)を入力する。これにより、当該事業者6のサーバ61は、ステップS11において、本人特定情報を受信して一旦記憶し、ステップS12において、本人特定情報を公認機関8のサーバ81に送信して通知する。
サーバ81は、当該事業者6のサーバ61からの本人特定情報と登録済みの電子IDの照合を行い、本人特定情報に該当する電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応するスマートフォン2aのスマートフォンアプリに「個人情報取得同意書」を送信し、利用者が「個人情報取得同意書」に電子署名すると、ステップS13において、利用者のスマートフォン2aに生体認証(顔認証)を指示する。
利用者は、ステップS14において、生体認証操作として、スマートフォン2aのカメラで生体情報(顔)を取得し、ステップS15において、サーバ81に送信して、アップロードする。
サーバ81は、利用者本人のアップロードされた生体情報(ユーザの識別情報)と特定した登録済の電子IDの照合を行い、ステップS16における生体認証の成功後、サーバ81と当該事業者6のサーバ61は、ステップS17、S18で、ID情報連携される。
これにより、当該事業者6のサーバ61は、ステップS19において、スマートフォン2aにサービス情報を送信し、スマートフォン2aは、ステップS20において、当該事業者6のサーバ61から提供されるサービス(例えばSNSのアカウント取得)を実行する。
本発明の実施形態の構成及び効果を纏めて説明すると、本人認証システム1は、端末ID(個別識別子)を有しネットワーク(インターネット3)に接続された情報処理端末(スマートフォン2a、2b、2c…)と、前記ネットワークに接続されたシステム管理サーバ(サーバ81)とを備え、前記情報処理端末を使用するユーザの本人認証を行う本人認証システムであって、前記情報処理端末は、前記ユーザの識別情報を入力して送信可能であり、前記システム管理サーバは、前記情報処理端末以外の手段により前記ユーザが使用する前記情報処理端末の前記端末IDと当該ユーザの識別情報とを紐付けて電子IDとして登録可能であり、前記ユーザの本人認証を行う際に、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末から前記ユーザの識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことを特徴とする。
また、本人認証システム1は、ネットワーク(インターネット3)に接続され、外部から読み取り可能な端末ID(個別識別子)を有し、受信した情報を表示画面上に表示する表示手段(液晶表示パネル21)を有し、ユーザの操作に基づいて当該ユーザの識別情報を入力するユーザ入力手段(タッチパネル22)を有する情報処理端末(スマートフォン2a、2b、2c…)と、前記ネットワークに接続され、前記情報処理端末の前記端末IDと、当該情報処理端末を使用する前記ユーザの前記識別情報とを紐付けて電子化した電子IDを入力するID入力手段(自治体4のIoT端末42及び入力端末43、ID発行機関5のIoT端末52及び入力端末53)と、前記ネットワークに接続され、前記ID入力手段からの前記電子IDを登録するシステム管理サーバ(サーバ81)と、前記ネットワークに接続され、所定のサービスを行うことが可能なサービス機器(自治体4の証明書発行機44、当該事業者6のサーバ61、コンビニ7の証明書発行機74)と、を備え、前記サービス機器は、前記情報処理端末の前記ユーザにより所定のサービスの要求が行われた場合、前記ユーザの本人認証の要求を前記システム管理サーバに行い、前記システム管理サーバは、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末に本人認証の要求を行い、前記情報処理端末は、前記システム管理サーバから前記本人認証の要求が行われた場合、前記表示手段に前記ユーザの前記識別情報の入力要求を表示し、前記ユーザ入力手段により当該識別情報の入力が行われた場合、当該識別情報を前記システム管理サーバに送信し、前記システム管理サーバは、前記情報処理端末から前記識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことで、前記ユーザの本人認証を行い、当該本人認証の結果を示す認証データを前記サービス機器に送信し、前記サービス機器は、前記システム管理サーバからの前記認証データが前記本人認証の成功を示した場合、前記所定のサービスを実行する。
また、ID入力手段(入力端末43)は、公共機関(自治体4)に設置され、前記電子IDは、前記ユーザが提出する文書(申請書)に基づいて前記公共機関の関係者(職員)が入力することを特徴とする。
サービス機器(証明書発行機44)は、前記公共機関(自治体4)に設置されている。
サービス機器(サーバ61、証明書発行機74)は、前記公共機関(自治体4)以外の場所(当該事業者6、コンビニ7の)に設置されている。
システム管理サーバ(サーバ81)は、前記ID入力手段(自治体4のIoT端末42及び入力端末43、ID発行機関5のIoT端末52及び入力端末53)とは別の機関に設置されている。
前記識別情報及び前記電子IDは、前記ユーザの生体情報(顔、指紋静脈、瞳の中の虹彩等の情報)を含むことを特徴とする。
このような実施形態の本人認証システム1によれば、システム管理サーバ(サーバ81)が、前記情報処理端末以外の手段により前記ユーザが使用する前記情報処理端末の前記端末IDと当該ユーザの識別情報とを紐付けて電子IDとして登録可能であり、前記ユーザの本人認証を行う際に、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末から前記ユーザの識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うので、ユーザが使用する機器として情報処理端末のみで高度な本人認証が行え、本人認証の際の利用者の負担を軽減できる。
<実施形態の補足説明>
マイナンバーカードの普及率は、15〜20%程度だと言われている。普及しない理由は、マイナンバーが重要であるため、紛失した場合のリスクが高いことと、よりリスクの低い本人確認手段が存在することが考えられる。
実際に、保険証や運転免許証で本人確認可能であるため、紛失した場合のリスクが大きく取得が面倒なマイナンバーカードは必要ないという理由だと推測される。
今後、運転免許証の保有率が下がることが予想されるため、保険証による本人確認が増加する可能性がある。ところが、保険証は顔写真が無いため、偽造が容易で本人確認が困難である。
本実施形態では、マイナンバーを意識せず、安全かつ便利に電子認証を行える環境を用意することで、マイナンバーの普及率を向上させながら、偽造や本人確認における詐称を防止することが出来る。
また、日本では情報銀行の設立が開始されている。この場合、問題となるのがユニークユーザの特定方法である。
Webサービス上でユニークユーザを特定する一般的な方法は、Cookie(httpタグ)や AdID等のベンダー独自規格であるため、異なるサービス間でユニークユーザを特定するための一意のIDが必要となる。
先進国において、マイナンバーは一意のIDとして国民一人一人に割り当てられているため、これを用いることで複数サービスをまたいで、ユニークユーザを特定することが可能である。
個人情報の権利を保護するにあたっては、Webサービス提供事業者以外の第三者が個人情報を収集、それを分析して運用することが有効であるが、個人情報の収集方法として2つのパターンが想定される。
個人情報の取得は公的機関が行い、情報の運用を複数の民間企業(情報銀行)が行うパターン。
個人情報の取得も運用も複数の民間企業(情報銀行)が行うパターン。
本実施形態は、これら2つのパターンに適用可能である。
尚、本実施形態において、スマートフォンアプリの要件としては、IDの不正利用を目的としたスマートフォンの盗難/紛失が発生しないよう、回線契約の無い端末では起動しないようにする。アプリは各種IDに関わる情報(IDの更新時期、保険金・年金の振り込み時期等)をプッシュ通知して構わない。
電子IDの住所変更は、郵便局に自動的に通知されても良い。また、電子IDから情報を連携されたサービスに住所変更が自動的に通知されてもかまわない。
指紋静脈の利用方法として、本人が個人番号を確認したい時、自治体に設置されている専用端末での本人確認に利用できるようにしてもよい。
また、スマートフォン紛失時、スマートフォンの代替となるICカードを貸し出す際の本人確認に利用できるようにしてもよい。
電子IDにおける、個人番号の取り扱いとしては、本人確認が目的の場合、マイナンバーは提供されてはならない。マイナンバーが必要な事務作業において、マイナンバー情報を連携する場合、システム上マイナンバーが連携されることは問題無いが、オペレーターがマイナンバーを見ることができないよう工夫されることが望ましい。
本実施形態において、図5(b)に示す情報銀行12による個人情報の収集に関して、一度、許可した後は自動的に収集出来るようにしてもよい。ブラウザをプライベートモードにすると、個人情報も連携されない等の運用が好ましい。
情報銀行12の利用のバリエーションとしては、自動車、モール型ECサイト、アパレル、化粧品、医薬品、飲食関連(アルコール/清涼飲料/菓子/インスタント、冷凍食品)、ゲーム、選挙活動、旅行関連、各省庁(環境省の各種環境保護政策、総務省の地方創成等)がある。
飲食関連(アルコール/清涼飲料/菓子/インスタント、冷凍食品)においては、品質 / 価格が横並びの中で競合との競争が強いられているため、プロモーションが重要であり情報銀行12の利用価値が高くなる。
情報銀行12の収益モデルとしては、メーカー / 広告代理店からの広告収入、メーカー / 広告代理店への個人情報の販売、動画サイト / 検索エンジン / SNS等への個人情報の販売が考えられる。
情報銀行12のユーザのメリットは、個人情報を提供して報酬を入手、好みにあった新製品情報 / クーポン入手がある。
情報銀行12のスポンサー(メーカー/広告代理店)のメリットは、コンビニ/スーパー/ECサイト等での対象製品の購入履歴を入手することで、購入場所の種別(コンビニ / スーパー / ECサイト)を行い、購入した製品の情報を取得し、ターゲットとなるセグメントに対する新製品情報 / クーポン情報のプッシュを行うがある。
情報銀行12の動画サイト / 検索エンジン / SNS / ECサイト等のメリットは、Web上では収集不可能な商品の購入履歴を入手、これに基づいたより効果的な広告表示が可能になるがある。
情報銀行12が収集する情報は、店頭における商品の購入履歴、POSレジにおける電子マネー決済の情報、ECサイトにおける商品の購入履歴が考えられる。
自動車の情報配信サービスについて、重点的に説明する。
情報銀行12の情報を自動車の情報配信サービスに利用した場合、収益モデルとして、自動車メーカー / 広告代理店からの広告収入、自動車メーカー / 広告代理店への個人情報の販売、動画サイト / 検索エンジン / SNS等への個人情報の販売が上げられる。
情報銀行12によるユーザのメリットとしては、ライフスタイルにあった車種の新車/モデルチェンジ情報が配信される、個人情報の提供状況によっては、情報提供報酬が得られる。
情報銀行12によるスポンサーのメリットとしては、自社製品のユーザに近いセグメント / 自社製品の潜在的ユーザに広告を配信、車の買い替え検討時(車検前に複数の自動車販売店へ訪問等)に広告を配信、自社サイト閲覧者が閲覧した他社サイトの確認、競合他社の製品購入者が比較検討した製品を確認可能が上げられる。
情報銀行12が収集する情報としては、ユーザが登録する情報として、ユーザが現在、所有している車(メーカー、車種、グレード、年式)、車検の時期、過去、所有していた車(メーカー、車種、グレード、年式)、ユーザのライフスタイル、同居している家族の構成がある。
情報銀行12に自動的に登録する情報として、特定カテゴリのサイト閲覧履歴(旅行やアウトドア、モータースポーツ等の車の購入に影響を与える趣味嗜好に関するサイトの閲覧履歴)、スマートフォンのGPS情報(特定のランドマークへのアクセス履歴、高速道路の利用履歴、良く行く地域、居住地)興味のある車種(自動車メーカーのサイトの閲覧履歴、動画配信サイト等の試乗動画の閲覧履歴、車情報サイトの閲覧履歴、中古車サイトの閲覧履歴)、経済状況が考えられる。
[本発明の実施形態の変形例]
図8は、本発明の実施形態の変形例に係る対面での本人確認の手順を示す説明図であり、当該事業者(銀行、クレジットカード会社等)での対面での電子認証の手順を示している。
図8において、スマートフォン2aの利用者(スマートフォン2aのユーザ)10は、手順A11において、当該事業者6の施設に出向き、確認したいID種別を選択する。
当該事業者6の本人確認端末163は、利用者10の選択に基づいて、利用者10の指紋静脈もしくは、スマートフォン2aの端末ID(個別識別子)を取得する。
当該事業者6は、手順B11において、本人確認端末163で取得した情報を、サーバ81に送信する。
サーバ81は、本人確認端末163で取得した情報と登録済みの電子IDの照合を行い、本人特定情報に該当する電子IDを特定し、手順C11において、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応するスマートフォン2aのスマートフォンアプリに「個人情報利用同意書」を交付、スマートフォン2aの利用者が同意するとサーバ81に登録された電子IDを当該事業者6と連携させる。
「個人情報利用同意書」の利用者控えは電子メール等の手段で利用者に送信される事が望ましく、事業者控えは本人確認端末163に送信される事が望ましい。尚、「個人情報利用同意書」は紙面で取り交わしても良い。
当該事業者6は、手順D11において、利用者10の電子IDによる個人情報と個人情報利用同意書を、当該事業者6が利用する顧客情報管理システム14に保存したり、紙で出力したりすることが出来る
個人情報は、手順E11に示すように当該事業者6の本人確認端末163に連携しても良く、手順F11に示すように顧客情報管理システム14から電子契約サービス15に連携し、手順G11に示すように電子契約サービス15から利用者10のスマートフォン2aのスマートフォンアプリに連携してもよい。
電子契約サービス15で作成された書面は、手順G11において、利用者に電子メールで送信して良いが、重要な書面は電子IDのアプリに送信、顔認証を求め、認証のログは電子契約サービスに保存されるようにしてもよい。本人確認用端末上の個人情報は、アプリ終了後、自動的に抹消されることが望ましい。
図8に示す本発明の実施形態の変形例によれば、図1乃至図7と同様の本人認証の際の利用者の負担を軽減できる効果があるとともに、本人認証システムの利用範囲を広げることができる。
尚、本発明の本人認証システムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、本人認証システムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。2つ以上のシステムを1つにすることも可能であるし、逆に、1つのシステムを2つ以上の別のシステムから構成して接続することも可能である。
例えば、当該事業者6とコンビニ7の機器を共用することも可能である。
また、上記実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の1つにすぎない。
本発明の本人認証システムは、本人認証システムやサービスを提供する事業者や法人において効果的に利用できる。
1…本人認証システム
2a、2b、2c…スマートフォン
3…インターネット
4…自治体
5…ID発行機関
6…当該事業者
7…コンビニ
8…公認機関
21…液晶表示パネル
22…タッチパネル
41、51、61、71、81…サーバ
42、52…IoT端末
43、53…入力端末
44、74…証明書発行機
63…本人確認端末
71…サーバ
73…端末

Claims (7)

  1. 端末IDを有しネットワークに接続された情報処理端末と、前記ネットワークに接続されたシステム管理サーバとを備え、前記情報処理端末を使用するユーザの本人認証を行う本人認証システムであって、
    前記情報処理端末は、前記ユーザの識別情報を入力して送信可能であり、
    前記システム管理サーバは、前記情報処理端末以外の手段により前記ユーザが使用する前記情報処理端末の前記端末IDと当該ユーザの識別情報とを紐付けて電子IDとして登録可能であり、前記ユーザの本人認証を行う際に、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末から前記ユーザの識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことを特徴とする本人認証システム。
  2. ネットワークに接続され、外部から読み取り可能な端末IDを有し、受信した情報を表示画面上に表示する表示手段を有し、ユーザの操作に基づいて当該ユーザの識別情報を入力するユーザ入力手段を有する情報処理端末と、
    前記ネットワークに接続され、前記情報処理端末の前記端末IDと、当該情報処理端末を使用する前記ユーザの前記識別情報とを紐付けて電子化した電子IDを入力するID入力手段と、
    前記ネットワークに接続され、前記ID入力手段からの前記電子IDを登録するシステム管理サーバと、
    前記ネットワークに接続され、所定のサービスを行うことが可能なサービス機器と、
    を備え、
    前記サービス機器は、前記情報処理端末の前記ユーザにより所定のサービスの要求が行われた場合、前記ユーザの本人認証の要求を前記システム管理サーバに行い、
    前記システム管理サーバは、当該ユーザの電子IDを特定し、特定した電子IDに含まれる端末IDを対応する前記情報処理端末に本人認証の要求を行い、
    前記情報処理端末は、前記システム管理サーバから前記本人認証の要求が行われた場合、前記表示手段に前記ユーザの前記識別情報の入力要求を表示し、前記ユーザ入力手段により当該識別情報の入力が行われた場合、当該識別情報を前記システム管理サーバに送信し、
    前記システム管理サーバは、前記情報処理端末から前記識別情報を受信した場合、受信した当該識別情報と特定した前記電子IDの照合を行うことで、前記ユーザの本人認証を行い、当該本人認証の結果を示す認証データを前記サービス機器に送信し、
    前記サービス機器は、前記システム管理サーバからの前記認証データが前記本人認証の成功を示した場合、前記所定のサービスを実行することを特徴とする本人認証システム。
  3. 前記ID入力手段は、公共機関に設置され、
    前記電子IDは、前記ユーザが提出する文書に基づいて前記公共機関の関係者が入力することを特徴とする請求項2に記載の本人認証システム。
  4. 前記サービス機器は、前記公共機関に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の本人認証システム。
  5. 前記サービス機器は、前記公共機関以外の場所に設置されていることを特徴とする請求項3に記載の本人認証システム。
  6. 前記システム管理サーバは、前記ID入力手段とは別の機関に設置されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の本人認証システム。
  7. 前記識別情報及び前記電子IDは、前記ユーザの生体情報を含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の本人認証システム。
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