JP2021177352A - 支援システム、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、巡回の際の巡回者の負担を軽減することができる支援システム等を提供することを目的とする。
ここで、前記サーバ装置は、前記工事内容が機器を使用する工事である場合には、当該機器に関連する物の所持を確認する項目を選択しても良い。
また、前記サーバ装置は、前記工事内容がガスの漏出の可能性がある工事である場合には、予め定められた安全装備の確認が行われているかを確認する項目を選択しても良い。
また、前記サーバ装置は、前記工事内容がガスメータを新規に取付ける工事である場合には、当該ガスメータの取り扱いに関連する項目を前記確認項目として選択しても良い。
また、前記サーバ装置は、前記工事内容が管同士を接合する工事である場合には、当該接合に関連する項目を前記確認項目として選択しても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、工事現場を巡回して当該工事現場における作業状況を確認する巡回者が携帯する携帯端末と通信可能なコンピュータに、記憶した複数の確認項目の中から、前記工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する機能と、選択した確認項目を前記携帯端末に送信する機能と、を実現させるプログラムである。
図1は、実施の形態に係る支援システム1の概略構成の一例を示す図である。
支援システム1は、ガスに関連する工事を行う作業者が適切に作業を行っているか否かを確認するのを支援するシステムであり、複数の工事現場を巡回して確認する巡回者に用いられるシステムである。なお、巡回者は、ガスに関連する工事を請け負う会社又は当該会社から当該工事を委託された会社の者であり、作業者は、これらの会社の者又はこれらの会社から委託された会社の者であることを例示することができる。
また、工事の施工内容には、ネジ切り作業が発生するネジ工事や、PE管の埋設工事が発生するPE工事が含まれる。また、工事の施工内容には、ガス配管にガス用ステンレス鋼フレキシブル管を使用するフレキシブル配管工法による工事であるフレキ工事が含まれる。
また、工事の施工内容には、活管工事が含まれ、活管工事には、ガスの漏出の可能性がある生ガス工事や、残ガス工事が含まれる。
そして、上記建物の種類、大きさ、及び用途に応じて工事内容が異なる場合がある。例えば、鉄筋であり且つ集合住宅であり且つ大規模な建物であるマンションにおける工事は、高所にて作業する場合がある。また、工事内容に応じて、一の工事現場で行う作業に要する時間が異なり、1時間の場合もあるし、4時間の場合もある。
また、予め定められた所定期間(例えば1年間)に1回は全ての作業者を巡回できるようにする。例えば、作業者が300(人又は班(以下では、単に「人」と称する場合がある。)である場合であって、巡回者が5(人又は班(以下では、単に「人」と称する場合がある。)である場合には、各月に1日、各巡回者が5人の作業者を巡回することで、1年間で全ての作業者を巡回することが可能になる。
これら、巡回用サーバ装置10、巡回用端末20、作業用端末30、及び、作業用サーバ装置40は、ネットワーク5を介して互いに通信を行うことが可能となっている。ネットワーク5は、装置間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えばインターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)であることを例示することができる。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。
図2は、巡回用サーバ装置10の概略構成の一例を示す図である。
巡回用サーバ装置10は、装置全体を制御する制御部11と、データ等の記憶に用いられる記憶部12と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部13と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部14と、外部装置との通信に用いられる通信部15とを備えている。これら制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信部15は、バス16にて接続されている。
表示部13は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであることを例示することができる。
操作部14は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部15は、通信インターフェース(通信I/F)であることを例示することができる。
図3は、巡回用端末20の概略構成の一例を示す図である。
巡回用端末20は、装置全体を制御する制御部21と、データ等の記憶に用いられる記憶部22と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部23と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部24と、外部装置との通信に用いられる通信部25とを備えている。また、巡回用端末20は、カメラ26と、GPS(Global Positioning System)27とを備えている。これら制御部21、記憶部22、表示部23、操作部24、通信部25、カメラ26、GPS27は、バス29にて接続されている。
表示部23は、静止画像や動画像等を表示するディスプレイ装置である。表示部23は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであることを例示することができる。
操作部24は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置である。操作部24は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部25は、通信インターフェースであることを例示することができる。
カメラ26は、静止画又は動画を撮像することができるデジタルカメラであることを例示することができる。
GPS27は、GPS衛星から発せられた電波を受信し、自己の現在位置を特定する。
作業用端末30は、巡回用端末20と同様に、CPU311、ROM312、RAM313を有して装置全体を制御する制御部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、通信部35と、カメラ36と、GPS37とを備えている。これら制御部31、記憶部32、表示部33、操作部34、通信部35、カメラ36、GPS37は、バス39にて接続されている。
作業用端末30は、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)等であることを例示することができる。
作業用サーバ装置40は、巡回用サーバ装置10と同様に、CPU411、ROM412、RAM413を有して装置全体を制御する制御部41と、記憶部42と、表示部43と、操作部44と、通信部45とを備えている。これら制御部41、記憶部42、表示部43、操作部44、通信部45は、バス49にて接続されている。
作業用サーバ装置40は、巡回用サーバ装置10、巡回用端末20、作業用端末30からの要求に対して情報や処理結果を提供する。作業用サーバ装置40は、所謂サーバ、デスクトップPC、ノートPC等であることを例示することができる。
工事情報は、作業者が工事を行う予定の情報を有している。図6には、巡回日当日の工事情報を示している。
工事情報として、図6に示すように、他の工事と区別するための工事件名に、工事の場所(住所)、工事対象の物件名、当該物件の区分、当該物件の用途区分、工事の種類、活管工事の内容、作業時間帯、当該工事現場の監督者名、作業者名、当該作業者の携帯番号等が関連付けて記憶されている。なお、工事件名は、例えば、工事の依頼を受け付けた順に付与した番号であることを例示することができる。
図7は、巡回用サーバ装置10及び巡回用端末20が行う処理のタイムチャートである。
巡回用サーバ装置10は、巡回日当日に行われている複数の工事現場の中から、巡回先の工事現場を、予め定められた所定数決定する(S701)。また、巡回用サーバ装置10は、S701にて決定した工事現場毎に、巡回者を決定する(S702)。その後、巡回用サーバ装置10は、S701にて決定した工事現場毎に、記憶部12に予め記憶している複数の確認項目の中から、当該工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する(S703)。そして、巡回用サーバ装置10は、各工事現場の巡回者が所有する巡回用端末20に、当該工事現場の情報及び当該工事現場確認項目を送信する(S704)。S701の処理及びS703の処理については後で詳述する。
巡回用端末20は、巡回者の操作の下、表示部23に、図8に例示した確認項目表を表示する(S708)。巡回者は、確認項目表の評価の欄に各確認項目に対する評価を付与する(S709)。確認項目の欄に記載された内容を、作業者が順守している場合には「○」や「可」の評価が付与され、順守していない場合には「×」や「否」の評価が付与される。また、作業者の順守の態様が優れている場合には「◎」や「優」の評価が付与される。付与する方法は、タッチペンで記入する方法や、プルダウンメニューに表示された、「◎」、「○」、「×」の中から選択する方法を例示することができる。
巡回用端末20は、一の工事現場における評価結果を送信した(S710)後、複数の工事現場の中から次の工事現場を選択する(S712)。このS712の処理は、S706の処理と同様であり、後で詳述する。
巡回用端末20が次の工事現場を選択した(S712)後、巡回者は、S712にて選択された工事現場へ移動し(S707)、巡回用端末20が表示した(S708)確認項目表の評価の欄に各確認項目に対する評価を付与する(S709)。そして、巡回用端末20は、評価結果を巡回用サーバ装置10に送信し(S710)、巡回用サーバ装置10は、巡回用端末20から送信されてきた評価結果を受信する(S711)。
その後、巡回用端末20が次の工事現場を選択した(S712)場合には、S707、S708、S709、S710、S711の処理を繰り返す。
そして、巡回用サーバ装置10は、巡回日当日の複数の巡回先の工事現場間での相対評価を行う(S714)。
制御部11は、巡回日当日に巡回する複数の工事現場を決定する工事現場決定部121と、工事現場毎に、複数ある確認項目の中から、工事現場に応じた確認項目を選択する選択部122とを備えている。また、制御部11は、確認項目表等を巡回用端末20に送信する送信部123と、巡回用端末20から評価結果等を受信する受信部124とを備えている。また、制御部11は、複数ある確認項目の中から、巡回日当日の重点項目を決定する重点項目決定部125と、受信した評価結果を用いて、作業者毎の合計点数を算出する算出部126と、作業者毎の合計点数を用いて、巡回日当日に巡回した複数の作業者の相対評価を行う相対評価部127とを備えている。
図10は、記憶部12に記憶された作業者毎の巡回履歴情報の一例を示す図である。
巡回履歴情報として、図10に示すように、作業者毎に、所属会社名、巡回履歴、巡回の際の総合評価、事故歴、工事件名、工事の場所(住所)、物件名、当該物件の区分、当該物件の用途区分、工事の種類、当該作業者の携帯番号等が関連付けて記憶されている。
工事現場決定部121は、所定期間内にできるだけ多くの作業者を巡回できるようにする。そのために、工事現場決定部121は、巡回先の作業者を決定するにあたって、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者をなるべく避け、所定期間内に巡回を受けたことがない作業者を優先的に巡回するように決定する。所定期間は、1年であることを例示することができる。
また、工事現場決定部121は、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者であっても、過去の巡回にて不備を指摘された作業者である場合には、優先的に巡回先に決定する。かかる場合には、不備を指摘されたのが予め定められた第2基準期間内であることを条件としても良い。第2基準期間は、1年であることを例示することができる。不備とは、後述するように評価結果を用いて算出された合計点数がマイナス、特定の確認項目の評価結果が「×」や「否」等であることを例示することができる。
また、巡回用サーバ装置10は、所定期間内に巡回を受けたことがある作業者であっても、生ガス工事である現場を優先的に巡回先に決定する。
工事現場決定部121は、巡回当日に行われている複数の工事の中から一の工事現場を選択する(S1101)。工事現場決定部121は、作業用サーバ装置40から巡回日の工事現場に関する情報を取得する。S1101は、例えば工事件名の番号が小さい順であることを例示することができる。
巡回用サーバ装置10は、決定した所定数の巡回先の工事現場を、巡回者の数に区分けする。その際、巡回用サーバ装置10は、予め定めた条件で区分けする。予め定めた条件は、工事現場の場所が地理的に近いことを例示することができる。また、予め定めた条件は、工事内容が重複しないことを例示することができる。
例えば、予め定めた条件が地域である場合、巡回用サーバ装置10は、決定した複数の工事現場を、互いに距離が近い工事現場に区分けする。
選択部122は、巡回先の工事現場における工事内容に応じて、工事現場毎の確認項目を選択する。
確認項目の中には、工事内容によらない、各工事現場共通の確認項目である共通項目が含まれる。
図12は、共通項目の一例を示す図である。
図12に示すように、共通項目の中には、CS(Customer Satisfaction)及びマナーに関する項目と、安全に関する項目と、品質に関する項目と、その他の項目とが含まれる。
図13に示すように、確認項目の中には、ネジ工事を行う工事現場用の確認項目であるネジ工事用確認項目と、フレキ工事を行う工事現場用の確認項目であるフレキ工事用確認項目と、PE工事を行う工事現場用の確認項目であるPE工事用確認項目とが含まれる。また、確認項目の中には、新設の工事現場用の確認項目である新設用確認項目と、生ガス工事を行う工事現場用の確認項目である生ガス工事用確認項目と、残ガス工事を行う工事現場用の確認項目である残ガス工事用確認項目とが含まれる。また、確認項目の中には、鉄骨又は鉄筋の工事現場用の確認項目である鉄骨鉄筋工事用確認項目と、鉄筋かつ集合住宅かつ大規模の工事現場用の確認項目であるマンション工事用確認項目と、が含まれる。
選択部122は、巡回当日の巡回先として決定した複数の工事現場の内の一の工事現場を選択する(S1401)。そして、S1401にて選択した工事現場の工事内容がネジ工事であるか否かを判定する(S1402)。ネジ工事である場合(S1402でYes)、選択部122は、ネジ工事用の確認項目として予め定められた確認項目を選択し、選択した確認項目を、当該工事現場の確認項目に追加する(S1403)。
なお、共通項目及び工事内容毎の確認項目は、図12に例示した共通項目、図13に例示した確認項目に限定されない。また、工事内容毎の確認項目を設けるのは図13に例示した工事内容に限定されない。例えば、建物区分が木造であり且つ新設である場合には、PE管の埋設工事が発生するとして、PE工事用確認項目を選択して追加するようにしても良い。
送信部123は、選択部122が選択した工事現場における確認項目に関するデータを、当該工事現場の場所や物件名等の当該工事現場に関する情報とともに、当該工事現場を巡回する巡回者が所有する巡回用端末20に送信する。この送信部123が送信する処理が、図7を用いて説明したS704の処理である。なお、送信部123は、選択した確認項目に関するデータだけではなく、当該確認項目を含む確認項目表を、巡回用端末20の表示部23に表示可能なデータを巡回用端末20に送信しても良い。
受信部124は、巡回用端末20から送信されてきた、工事現場毎の評価結果を受信する。この受信部124が受信する処理が、図7を用いて説明したS705の処理である。
重点項目決定部125は、気候に関連する情報を基に重点項目を決定することを例示することができる。例えば、重点項目決定部125は、巡回日の最高温度が30度を超える場合には、安全に関する確認項目の内、「定められた服装(長袖シャツ・長ズボン)で作業を行っている」を、重点項目に決定することを例示することができる。暑いと、長袖シャツや長ズボンを着用せずに安全性が低下するおそれがあるからである。なお、重点項目決定部125は、巡回日当日の朝8時に巡回用サーバ装置10に設けられた温度計が計測した温度が所定温度(例えば28度)以上である場合に、巡回日の最高温度が30度を超えると判断することを例示することができる。
なお、重点項目決定部125は、複数の重点項目を決定しても良い。
巡回用サーバ装置10においては、算出部126が、巡回した作業者の合計点数を算出することで、全ての作業者の総合評価を行う。つまり、算出部126が合計点数を算出する処理は、図7を用いて説明したS713の処理である。そして、相対評価部127が、算出部126が算出した合計点数を用いて、巡回した全ての作業者間の相対評価を行う。この相対評価部127が相対評価を行う処理が、図7を用いて説明したS714の処理である。
算出部126は、計算処理を行う対象の作業者に対する全ての確認項目についての評価結果を把握する(S1601)。そして、算出部126は、複数の確認項目の中から一の確認項目を選択する(S1602)。その後、算出部126は、当該確認項目の評価結果が加点対象か減点対象か否かを判定する(S1603)。算出部126は、評価結果が「◎」である場合には加点対象、評価結果が「×」である場合には減点対象であると判定する。ゆえに、算出部126は、評価結果が「◎」か「×」である場合には、S1603で肯定判定する。なお、評価結果が「◎」である場合には1点が加点され、評価結果が「×」である場合には1点が減点されることを例示することができる。
図17は、巡回用端末20の制御部21が行う工事現場選択処理の手順を示すフローチャートの一例である。巡回用端末20は、例えば、巡回者により、表示部23に表示されたボタンが押下された場合に処理を行う。
他方、作業開始時刻後、作業終了予定時刻前ではない場合(S1709でNo)、巡回用端末20は、当該工事現場への到着予定時刻が、作業開始時刻前であるか否かを判定する(S1710)。作業開始時刻前である場合(S1710でYes)、巡回用端末20は、巡回先への決定を保留し(S1711)、作業開始時刻前か否かを判定していない他の工事現場があるか否かを判定する(S1712)。また、作業開始時刻前ではない場合(S1710でNo)、巡回用端末20は、S1712の処理を行う。他の工事現場がある場合(S1712でYes)、巡回用端末20は、S1706以降の処理を行う。
他方、保留している工事現場がない場合(S1713でNo)、巡回用端末20は、工事現場がない旨を表示部に表示し(S1715)、処理を終了する。
工事現場の数に対して、巡回者の数や巡回の頻度が少ないと、所定期間内に巡回可能な数は制限される。しかしながら、巡回用サーバ装置10によれば、所定期間内に巡回を受けた作業者であると記憶部12が記憶していない作業者が作業を行っている工事現場を巡回先として選択されるので、所定期間内に同じ作業者を複数回巡回することなく、できる限り多くの作業者が巡回される。
ここで、予め定められた条件は、作業者がガスの漏出を生じさせた経験があること、であることを例示することができる。これにより、作業者が再度ガスの漏出を生じさせてしまうことを抑制することができる。
また、予め定められた条件は、作業者が過去の巡回時に予め定められた事項を怠っていると指摘されたこと、であることを例示することができる。言い換えれば、予め定められた条件は、評価結果を用いて算出された合計点数がマイナスとなり、不備を指摘されたことであることを例示することができる。これにより、不備を指摘された作業者が繰り返し、ルールを順守しないことを抑制することができる。
ただし、予め定められた条件は、上記事項に限定されない。工事内容や作業者の資質に応じて任意に設定しても良い。
ガスに関連する工事の内容は多岐に亘っており、工事内容に応じて作業時間が異なる。そして、工事内容によっては作業時間が1時間未満である場合もあることから作業者が1日に複数の工事現場を担当することもある。上記支援システム1によれば、巡回用端末20が、作業状況の確認を行えるように工事現場に到着するか否かを判断するので、巡回者は、この判断を考慮して工事現場に向かうことで、工事現場に到着したときにはすでに作業者が作業を終えて次の工事現場に移動してしまっているという事態を抑制することが可能となる。
また、巡回用サーバ装置10は、工事内容がガスの漏出の可能性がある工事である場合には、予め定められた安全装備の確認が行われているかを確認する項目を選択する。例えば、巡回用サーバ装置10は、生ガス工事である場合には、図13に示すように、「ツールボックスミーティング(TBM)実施確認書内で適切に安全装備(消火器・ポケット警報器・火気厳禁掲示板)の確認が行われているか」という確認項目を選択する。
また、図12に示した確認項目は、単なる例示であり、特にこの内容に限定されない。図12に示した確認項目とは別の内容を追加しても良いし、削除しても良い。
作業者が、確認項目やその評価に対する点数を知り、点数が高い確認項目を順守する一方で点数が低いと考えられる確認項目を順守しなくなることに起因して、作業者が、作業全体として適切に作業を行わずに、作業の安全性や品質が低下してしまうことが考えられる。しかしながら、上記支援システム1によれば、巡回日毎に重点項目を定めて、作業者の総合評価を行うので、作業者に特定の確認項目のみを順守しようと思わせることを抑制することができる。その結果、巡回することによりかえって作業全体として作業が適切に行われなくなることを抑制することができる。
また、巡回用サーバ装置10の機能を実現するプログラムは、記憶した複数の確認項目の中から、工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する機能と、選択した確認項目を巡回用端末20に送信する機能と、を実現させる。
また、巡回用サーバ装置10の機能を実現するプログラムは、巡回用端末20から送信されてきた確認項目に対する評価を受信する機能と、当該受信する機能が受信した評価と、複数の確認項目の内、巡回日毎に予め定められた重点すべき確認項目である重点項目と、を用いて、作業者の総合評価を行う機能と、を実現させる。
また、巡回用端末20の機能を実現するプログラムは、作業者が携帯する作業用端末の位置情報を取得する機能と、当該位置情報と、取得した作業時間帯とを用いて、作業状況の確認を行えるように工事現場に到着するか否かを判断する機能と、を実現させる。
このようなプログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを例示することができる。
Claims (6)
- サーバ装置と、
工事現場を巡回して当該工事現場における作業状況を確認する巡回者が携帯するとともに前記サーバ装置と通信可能な携帯端末と、
を備え、
前記サーバ装置は、複数の確認項目を記憶し、当該複数の確認項目の中から、前記工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択し、選択した確認項目を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、前記サーバ装置から受信した前記確認項目を含む確認項目表を表示する
支援システム。 - 前記サーバ装置は、前記工事内容が機器を使用する工事である場合には、当該機器に関連する物の所持を確認する項目を選択する
請求項1に記載の支援システム。 - 前記サーバ装置は、前記工事内容がガスの漏出の可能性がある工事である場合には、予め定められた安全装備の確認が行われているかを確認する項目を選択する
請求項1に記載の支援システム。 - 前記サーバ装置は、前記工事内容がガスメータを新規に取付ける工事である場合には、当該ガスメータの取り扱いに関連する項目を前記確認項目として選択する
請求項1に記載の支援システム。 - 前記サーバ装置は、前記工事内容が管同士を接合する工事である場合には、当該接合に関連する項目を前記確認項目として選択する
請求項1に記載の支援システム。 - 工事現場を巡回して当該工事現場における作業状況を確認する巡回者が携帯する携帯端末と通信可能なコンピュータに、
記憶した複数の確認項目の中から、前記工事現場の工事内容に応じた確認項目を選択する機能と、
選択した確認項目を前記携帯端末に送信する機能と、
を実現させるプログラム。
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