JP2021173423A - オーブントースター - Google Patents

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Abstract

【課題】オーブントースターの内部の清掃作業およびメンテナンス作業などをより行い易くする。【解決手段】オーブントースター1は、加熱室10と、加熱室10の前面を覆う開閉可能な扉20とを備えている。加熱室10内には、被調理物が載置される調理皿25などの載置台が配置されている。加熱室10内の載置台の上方および下方には、ヒータ(例えば、上ヒータ53および下ヒータ54)が設けられている。加熱室10は、天面部11、背面部12、および側面部(例えば、左側面部13aおよび右側面部13b)を有しており、天面部11および背面部12は、開放可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、オーブントースターに関する。
オーブントースターは、加熱室内に食パンなどの被調理物を載置する調理網を備え、調理網の上下に、それぞれが加熱室の左右方向に延在するように配置されたヒータによって、調理網上の被調理物を加熱、調理する。
例えば、特許文献1には、機体ケース1の前面の開口に扉5を備えているオーブントースター1が開示されている。このオーブントースター1は、機体天面12の扉側寄りに、機体前面の開口Pと連続する天面開口Qを有している。この天面開口Qには、開閉式の補助扉6が設けられている。そして、前面側の開口と上面側の天面開口とを連続開口して開口面積を拡大した状態で開口状態とすることにより、焼網上の調理物の取出しを容易な構成としている。
特開2013−257047号公報
オーブントースターに対する市場からのクレームとしては、焼きムラの発生、加熱不良、焦げの発生などが多く寄せられる。これらの原因として、オーブントースター内部に食品カスなどの汚れが付着していることが挙げられる。オーブントースター内部の汚れを除去することで、焼きムラの発生などを改善することができると考えられる。
しかし、一般的なオーブントースターは、ケースの前方側のみが開口した構成となっている。そのため、オーブントースターの手入れをする作業者は、前方側の開口部分から手を入れて加熱室の奥の方に付着した汚れを取り除かなければならない。また、例えば、特許文献1に開示されているオーブントースターのように、天面の前方側を開放可能なものであっても、加熱室内の後方側の汚れを除去することは難しい。
そこで、本発明では、オーブントースターの内部の清掃作業およびメンテナンス作業などをより行い易いオーブントースターを提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかるオーブントースターは、加熱室と、前記加熱室の前面を覆う開閉可能な扉と、前記加熱室内に配置された被調理物が載置される載置台と、前記加熱室内の前記載置台の上方および下方に配置されたヒータとを備えている。前記加熱室は、天面部、背面部、および側面部を有しており、前記天面部および前記背面部は、開放可能に構成されている。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターにおいて、前記天面部および前記背面部は、一体で構成されており、前記天面部および前記背面部は後方側に回転可能に構成されていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターは、使用時に、前記天面部および前記背面部を非開放状態で固定するロック機構と、前記ロック機構を解除する操作部とをさらに備えていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターにおいて、前記天面部および前記背面部は、前記側面部との境界部に、補強部材を有していてもよい。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターにおいて、前記ヒータの周囲には、前記ヒータを保護する保護部が設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターは、前記天面部と前記側面部との境界において、前記天面部の端部が、前記側面部と部分的に重なっていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかるオーブントースターは、前記背面部と前記側面部との境界において、前記背面部の端部が、前記側面部と部分的に重なっていてもよい。
以上のように、本発明の一局面によれば、オーブントースターの内部の清掃作業およびメンテナンス作業などをより行い易いオーブントースターを提供することができる。これにより、使用者がオーブントースター内部の汚れを容易に除去することができる。
第1の実施形態にかかるオーブントースターの外観構成を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターの外観構成を示す側面図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターの天面部および背面部を開放した状態を示す斜視図である。 図3に示す状態のオーブントースターを示す側面図である。 図3に示す状態のオーブントースターからヒータ保護板および調理皿などを取り外した状態を示す斜視図である。 図1に示すオーブントースターの扉を開けた状態を示す正面図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターに備えられたロック機構を示す平面図である。この図は、ロック機構がONの状態を示す。 図7に示すロック機構のA−A線部分の断面構成を示す図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターに備えられたロック機構を示す平面図である。この図は、ロック機構がOFFの状態を示す。 図9に示すロック機構のB−B線部分の断面構成を示す図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターの天面部および背面部に設けられている補強部材を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかるオーブントースターの保護板取付け部の構成を示す側面図である。 図2に示すオーブントースターのC−C線部分の断面構成の一部を示す図である。 図2に示すオーブントースターのD−D線部分の断面構成の一部を示す図である。 第2の実施形態にかかるオーブントースターの天面部および背面部を開放した状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
本実施形態では、本発明にかかるオーブントースターの一例であるオーブントースター1を例に挙げて説明する。オーブントースター1は、被調理物を加熱調理可能なものである。被調理物としては、パン、冷凍品、餅、菓子等の様々な食品が挙げられる。
(オーブントースターの全体構成)
まず、本実施形態にかかるオーブントースター1の全体構成について説明する。図1および図2には、オーブントースター1の外観を示す。オーブントースター1は、主として、加熱室10と、扉20とで構成されている。扉20は、加熱室10の前面の開口部を覆うように設けられている。
以下の説明では、オーブントースター1において、扉20が設けられている側を前方側(前面側)とし、扉20の反対側を後方側(背面側)とする。また、オーブントースター1を通常の使用時の状態に載置した状態で、上方に位置する側を上方側(天面側)とし、下方に位置する側を下方側(底面側)とする。
加熱室10は、オーブントースター1の外郭を形成する鋼板製の板状部材を組み合わせて構成されている。加熱室10は、全体が横長の略直方体状の箱型形状を有しており、前方側に開口している。加熱室10は、主として、天面部11、背面部12、左側面部13a、右側面部13b、前面部14、および底面部15を有している。天面部11は、通常の使用時の状態で、加熱室10の上面を形成している。背面部12は、通常の使用時の状態で、加熱室10の後方側に位置し、扉20との対向面を形成している。左側面部13aは、オーブントースター1を前方側から見た状態で、左側に位置する。右側面部13bは、オーブントースター1を前方側から見た状態で、右側に位置する。
加熱室10の前面部14には、温度設定摘み51およびタイマー設定摘み52が設けられている。加熱室10において、前面部14の上方は、開口部となっている。この開口部を覆うように、開閉可能な扉20が取り付けられている。
扉20は、横長の略長方形の板状形状を有している。扉20の下端部の左右両側の端部には、ヒンジ部(図示せず)が設けられている。このヒンジ部により、扉20は、上下に回動可能となっている。扉20の上端部には、取っ手21が備えられている。オーブントースター1の使用者は、取っ手21に手を掛けることで、扉20を容易に開閉することができる。
(加熱室の構成)
続いて、加熱室10のより具体的な構成について説明する。図3から図5には、扉20を開状態とし、かつ、加熱室10の天面部11および背面部12を開放した状態を示す。これらの図に示すように、本実施形態にかかるオーブントースター1は、加熱室10を構成する天面部11および背面部12が後方側に回転可能に構成されている。
図5に示すように、加熱室10内には、2つのヒータ(すなわち、上ヒータ53および下ヒータ54)が備えられている。上ヒータ53は、加熱室10内の上方側(天面部11側)において左右方向に水平に延びている。下ヒータ54は、加熱室10内の下方側(底面部15側)において左右方向に水平に延びている。
下ヒータ54の上方には、調理網24(図11参照)および調理皿25(図3参照)が配置される。調理網24および調理皿25の上には、被調理物が載置される。すなわち、調理網24および調理皿25は、被調理物の載置台となる。調理網24は、網保持部26上に設置される。調理皿25は、調理網24上に配置される(図11参照)。
上ヒータ53および下ヒータ54は、図示しないサーモスタットの動作により通電の切り替えが可能となっている。温度設定摘み51の操作に基づいて設定される設定温度により、サーモスタットにおける電気接点のオン/オフの時期が調節されることで、上ヒータ53および下ヒータ54の加熱状態が制御され、加熱室10内を所定の温度に加熱することができる。また、タイマー設定摘み52の操作に基づく設定時間により、上ヒータ53および下ヒータ54に対する通電時間を変更することができる。
以上のような構成により、使用者によって設定された加熱温度および加熱時間に基づいて、加熱室10内に置かれた被調理物を上下両側から加熱することができる。
図3に示すように、上ヒータ53の上側には、ヒータ保護板(保護部)55が取り付けられている。加熱室10の天面部11および背面部12を開放した際に、上ヒータ53はヒータ保護板55によって覆い隠されている。このようなヒータ保護板55が設けられていることで、天面部11および背面部12を開放状態としたときに上ヒータ53がむき出しになることを回避することができる。そのため、使用者が加熱室10内の清掃などを行う際に、使用者が動作を誤って上ヒータ53を破損させてしまう可能性を減らすことができる。
(展開部の構成およびロック機構の動作)
上述したように、オーブントースター1は、加熱室10を構成する天面部11および背面部12が後方側に回転可能に構成されている。本実施形態にかかるオーブントースター1では、天面部11および背面部12は、一体的に構成されている。そして、天面部11および背面部12は、回動軸31を基点として回動する。以下では、一体となって回動する天面部11および背面部12を、展開部30と称する。
図6には、加熱室10に被調理物を出し入れするときなどの状態、すなわち、オーブントースター1の扉20を開けた状態を示す。使用時の状態のオーブントースター1では、展開部30は、ロック機構40によって、図6に示す状態(非開放状態)で固定されている。このように、展開部30は、オーブントースター1の使用時の状態では、ロック機構40によって固定され、加熱室10の天面部11および背面部12を形成している。
天面部11の正面部11Fには、ロック機構40のロック状態を解除するための操作部41が設けられている。本実施形態では、操作部41は、天面部11の正面部11Fの左右方向の略中央部に配置されている。但し、操作部41の配置位置は、これに限定されない。例えば、操作部41は、左右両側のロックピン42に対してそれぞれ設けられていてもよい。
図7から図10には、ロック機構40の内部構成を示す。図7および図8は、ロック機構40がロックされている状態(ON状態)を示す。図9および図10は、ロック機構40が解除されている状態(OFF状態)を示す。
ロック機構40は、主として、操作部41、ロックピン42、ピン係止部43、バネ部材44、シャフト45、ガイド46、および回転部材47などで構成されている。図7などに示すように、ロック機構40は、操作部41の配置位置を基準として左右対称の構成を有している。すなわち、操作部41およびバネ部材44以外の構成部材は、左右両側にそれぞれ設けられている。
上述したように、操作部41は、天面部11の正面部11Fの左右方向の略中央部に配置されている。操作部41は、後方側へ押圧可能なボタンを有している。操作部41の左側の端部は、左側面部13a側へ延びるシャフト45と連結されている。操作部41の右側の端部は、右側面部13b側へ延びるシャフト45と連結されている。
ロックピン42は、ロック機構40の左右両側の端部にそれぞれ設けられている。ロックピン42の一端部(操作部41側の端部)は、回転部材47と連結されている。これにより、ロックピン42は、操作部41に対する押圧動作に連動して、左右方向に移動することができる。
ロック機構40がON状態のとき、ロックピン42の先端は、加熱室10の左側面部13aおよび右側面部13bに設けられているピン係止部43内に嵌まり込んだ状態となっている。そして、操作部41が後方側へ押されると、ロックピン42は、内側(図7中、矢印R3側)へ移動し、ピン係止部43から抜ける。これにより、ロックピン42とピン係止部43との係合が解除される。
本実施形態では、ロックピン42の先端部(ピン係止部43に嵌まり込む側の端部)は、傾斜面を有している。これにより、展開部30を開放状態から通常の状態に戻す際に、ロックピン42のピン係止部43への嵌まり込み動作をより円滑に行うことができる。
ピン係止部43は、加熱室10の左側面部13aおよび右側面部13bにそれぞれ設けられている。ピン係止部43は、穴を有している。ロック機構40がON状態のとき、ロックピン42は、ピン係止部43の穴に嵌まり込んでいる。
バネ部材44は、操作部41と接続されている。バネ部材44は、操作部41を前方側へ付勢している。バネ部材44の付勢力に逆らって使用者が操作部41を後方側へ押すことで、ロックピン42とピン係止部43との係合状態が解除される。
シャフト45は、操作部41の左右両側に取り付けられている。操作部41の左側に設けられたシャフト45は、左側面部13aの方へ水平方向に延びている。操作部41の右側に設けられたシャフト45は、右側面部13bの方へ水平方向に延びている。シャフト45は、操作部41のボタンに対して加えられた押圧力を、回転部材47に対して伝える押圧力伝達部材として機能する。操作部41が後方側に押されると、それに連動して各シャフト45は後方側へ水平移動する。シャフト45の先端(左側面部13aおよび右側面部13bに近い側の端部)には、押し込み部45aが設けられている(図9参照)。押し込み部45aは、操作部41が後方側に押されたときに、回転部材47の一端部を後方側へ押し込む。
ガイド46は、各シャフト45の先端部(押し込み部45aが設けられている側の端部)近傍に設けられている。ガイド46は、操作部41が後方側に押されたときに、シャフト45の後方側への移動をガイドする。
回転部材47は、回転軸47aを有しており、回転軸47aを中心に回転する。回転部材47は、略L字状の形状を有している。略L字状の回転部材47の長軸側は、シャフト45の押し込み部45aに近接している。押し込み部45aは、操作部41が後方側(図7中、矢印R1側)に押されると、回転部材47の長軸側の端部は押し込み部45aによって後方側へ押される。これにより、回転部材47は、回転軸47aを中心に矢印R2(図7参照)の方向に回転する。また、略L字状の回転部材47の短軸側の端部は、ロックピン42の一端部(操作部41側の端部)と連結されている。そのため、回転部材47が矢印R2方向に回転すると、ロックピン42は、矢印R3(図7参照)の方へ左右方向に移動する。
以上のように、操作部41の操作ボタンが矢印R1側に押されると、シャフト45の先端の押し込み部45aが回転部材47の一端部を後方側(矢印R1側)へ押す。これにより、回転部材47は、矢印R2方向へ回転する。そして、ロックピン42は、矢印R3側へ移動し、図9および図10に示すような状態となる。これにより、ロックピン42の先端は、ピン係止部43の穴から抜け、ロック機構40は、解除状態(OFF状態)となる。
ロック機構40が上記のような構成を有していることで、使用者は、ロック機構40の操作部41のボタンを押すことで、ロック機構40のロック状態を容易に解除することができる。なお、展開部30の回動軸31の近傍には、展開部30を後方側(すなわち、展開部30が開放される側)へ付勢する付勢部材32が設けられている(図11参照)。付勢部材32は、例えば、コイルバネなどで形成されている。ロック機構40のロック状態が解除されると、付勢部材32の付勢力によって、展開部30は、後方側(すなわち、展開部30が開放される側)へ回転する。
したがって、上記の構成によれば、使用者は、例えば、オーブントースター1の加熱室10内の清掃やメンテナンスの作業を行う際には、ロック機構40の操作部41のボタンを押すことで、容易に展開部30を開放状態とすることができる。
(補強部材について)
本実施形態にかかるオーブントースター1においては、展開部30を構成している天面部11および背面部12に、天面補強部材(補強部材)35および背面補強部材(補強部材)36が設けられていてもよい。図11には、オーブントースター1に設けられているロック機構40並びに天面補強部材35および背面補強部材36を本体から分離した状態で示す。天面補強部材35および背面補強部材36は、ある程度の剛性を有する金属部材で形成されていることが好ましい。
天面補強部材35は、天面部11に設けられている。具体的には、天面補強部材35aは、左側面部13aとの境界部となる天面部11の左側端部に配置されている。天面補強部材35bは、右側面部13bとの境界部となる天面部11の右側端部に配置されている。
背面補強部材36は、背面部12に設けられている。具体的には、背面補強部材36aは、左側面部13aとの境界部となる背面部12の左側端部に配置されている。背面補強部材36bは、右側面部13bとの境界部となる背面部12の右側端部に配置されている。
展開部30の回転動作を行い易くするためには、展開部30を軽量化することが望まれる。天面部11および背面部12を薄い板金で形成することで展開部30を軽量化することが可能となるが、天面部11および背面部12の剛性が低下する可能性がある。そこで、天面部11および背面部12における左右両側の側面部13aおよび13bとの境界部に、上記のような天面補強部材35および背面補強部材36を配置することで、展開部30の強度を向上させることができる。
なお、図11に示すように、背面補強部材36aおよび36bは、回動軸31の部分にも設けられていてもよい。これにより、回動軸31の強度を向上させることができる。
(ヒータ保護板について)
図12には、ヒータ保護板55の保護板取り付け部56の構成を示す。図12では、左側面部13aに設けられている保護板取り付け部56を示す。なお、右側面部13bにも、これと同様の形状を有する保護板取り付け部56が設けられている。
図12に示すように、保護板取り付け部56は、左側面部13aの上端部に2個設けられている。保護板取り付け部56は、上下方向に延びる太幅部56aと、前後方向に延びる細幅部56bとを有している。
ヒータ保護板55を、加熱室10に取り付ける際には、先ず、ヒータ保護板55の左右両端部に設けられた突起(図示せず)を、上方から太幅部56aに差し込む。そして、突起が太幅部56aの下端に到達したら、突起を、細幅部56b内の前方側へ差し込む。これにより、ヒータ保護板55を容易に取り付けることができる。また、ヒータ保護板55の突起は、細幅部56b内で固定されるため、簡単には外れない構成となる。
(展開部と側面部との境界部の構造について)
続いて、展開部30を構成する天面部11および背面部12と、左右両側の側面部13aおよび13bとの境界部分の構成について説明する。本実施形態にかかるオーブントースター1では、天面部11および背面部12が側面部13aおよび13bに対して開放可能に構成されている。そこで、これらの境界部分を、いわゆるインロー構造(入れ子構造)とし、加熱時に加熱室10内の熱が逃げにくくなるようにしている。
図13には、背面部12と左側面部13aとの境界部の構成を示す。図13は、図2に示すオーブントースター1のC−C線部分の断面構造を部分的に示すものである。左側面部13aは、上面壁16(図14参照)、内壁17(図13参照)、背面壁18(図13参照)、および外壁(図示せず)などを有している。
背面部12と左側面部13aとの境界において、背面部12の左側端部12aは、左側面部13aと部分的に重なっている。具体的には、図13に示すように、背面部12の左側端部12aは、左側面部13aの背面壁18と部分的に重なっている。これにより、背面部12の背面補強部材36aと左側面部13aの内壁17との境界に形成される隙間Gが背面部12によって覆われるため、加熱室10内の熱が逃げにくくなる。
背面部12と右側面部13bとの境界も、上記と同様の構成を有している。そのため、背面部12と右側面部13bとの境界に形成される隙間Gから熱が逃げにくくなる。
図14には、天面部11と左側面部13aとの境界部の構成を示す。図14は、図2に示すオーブントースター1のD−D線部分の断面構造を部分的に示すものである。
天面部11と左側面部13aとの境界において、天面部11の左側端部11aは、左側面部13aと部分的に重なっている。具体的には、図14に示すように、天面部11の左側端部11aは、左側面部13aの上面壁16と部分的に重なっている。これにより、天面部11の側壁37と左側面部13aの内壁17との境界に形成される隙間Gが天面部11によって覆われるため、加熱室10内の熱が逃げにくくなる。
天面部11と右側面部13bとの境界も、上記と同様の構成を有している。そのため、天面部11と右側面部13bとの境界に形成される隙間Gから熱が逃げにくくなる。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかるオーブントースター1は、加熱室10と、加熱室10の前面を覆う開閉可能な扉20とを備えている。加熱室10内には、被調理物が載置される調理皿25、調理網24などの載置台が配置されている。加熱室10内の載置台の上方および下方には、ヒータ(例えば、上ヒータ53および下ヒータ54)が設けられている。加熱室10は、天面部11、背面部12、左側面部13a、および右側面部13bなどを有している。天面部11および背面部12は、一体となって展開部30を構成しており、この展開部30は後方側に回転可能に構成されている。
上記の構成によれば、展開部30を後方側に回転させることで、加熱室10内を開放状態とすることができる。これにより、オーブントースター1の内部の清掃作業およびメンテナンス作業などが行い易くなる。したがって、使用者は、オーブントースター1内部の汚れをより容易に除去することができる。
また、オーブントースター1は、展開部30を非開放状態(使用時の状態)で固定するロック機構40と、ロック機構40を解除する操作部41とを備えている。この構成によれば、使用者は、例えば、オーブントースター1の加熱室10内の清掃やメンテナンスの作業を行う際には、ロック機構40の操作部41のボタンを押すことで、容易に展開部30を開放状態とすることができる。
なお、本実施形態では、加熱室10を構成する天面部11および背面部12が一体で回転可能となっている構成を例に挙げて説明したが、本発明はこのような構成に限定はされない。別の実施態様では、天面部11および背面部12がネジなどの固定部材を用いて側面部13aおよび13bに取り外し可能に取り付けられており、加熱室10内の清掃時などに、天面部11および背面部12を取り外して加熱室10内を開放状態とする構成とすることもできる。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。図15には、第2の実施形態にかかるオーブントースター101を示す。図15では、オーブントースター101の扉20を開状態とし、かつ、加熱室10の天面部11および背面部12を開放した状態を示す。第1の実施形態と同様に、オーブントースター101は、加熱室10を構成する天面部11および背面部12が後方側に回転可能に構成されている。
図15に示すように、上ヒータ53の周囲には、ヒータ保護部(保護部)155が取り付けられている。同様に、下ヒータ54の周囲には、ヒータ保護部(保護部)155が取り付けられている。ヒータ保護部155は、金属製の板状部材に多数の開口部を形成し、所定形状に成形することによって得られる。籠状のヒータ保護部の内部に、上ヒータ53または下ヒータ54が配置される。
図15に示すように、加熱室10の天面部11および背面部12を開放した際に、上ヒータ53および下ヒータ54は、それぞれヒータ保護部155によって覆い隠されている。このようなヒータ保護部155が設けられていることで、天面部11および背面部12を開放状態としたときに上ヒータ53および下ヒータ54がむき出しになることを回避することができる。そのため、使用者が加熱室10内の清掃などを行う際に、使用者が動作を誤って上ヒータ53および下ヒータ54を破損させてしまう可能性を減らすことができる。
第2の実施形態にかかるオーブントースター101において、ヒータ保護部155以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :オーブントースター
10 :加熱室
11 :天面部
11a :(天面部の)端部
12 :背面部
12a :(背面部の)端部
13a :左側面部(側面部)
13b :右側面部(側面部)
20 :扉
24 :調理網(載置台)
25 :調理皿(載置台)
30 :展開部
31 :回動軸
35a・35b:天面補強部材(補強部材)
36a・36b:背面補強部材(補強部材)
40 :ロック機構
41 :操作部
53 :上ヒータ(ヒータ)
54 :下ヒータ(ヒータ)
55 :ヒータ保護板(保護部)
101:オーブントースター
155:ヒータ保護部(保護部)

Claims (7)

  1. 加熱室と、
    前記加熱室の前面を覆う開閉可能な扉と、
    前記加熱室内に配置された被調理物が載置される載置台と、
    前記加熱室内の前記載置台の上方および下方に配置されたヒータと
    を備え、
    前記加熱室は、天面部、背面部、および側面部を有しており、前記天面部および前記背面部は、開放可能に構成されている、
    オーブントースター。
  2. 前記天面部および前記背面部は、一体で構成されており、
    前記天面部および前記背面部は後方側に回転可能に構成されている、
    請求項1に記載のオーブントースター。
  3. 使用時に、前記天面部および前記背面部を非開放状態で固定するロック機構と、
    前記ロック機構を解除する操作部と
    をさらに備えている、
    請求項1または2に記載のオーブントースター。
  4. 前記天面部および前記背面部は、前記側面部との境界部に、補強部材を有している、
    請求項1から3の何れか1項に記載のオーブントースター。
  5. 前記ヒータの周囲には、前記ヒータを保護する保護部が設けられている、
    請求項1から4の何れか1項に記載のオーブントースター。
  6. 前記天面部と前記側面部との境界において、前記天面部の端部は、前記側面部と部分的に重なっている、請求項1から5の何れか1項に記載のオーブントースター。
  7. 前記背面部と前記側面部との境界において、前記背面部の端部は、前記側面部と部分的に重なっている、請求項1から6の何れか1項に記載のオーブントースター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7335467B1 (ja) * 2023-07-19 2023-08-29 株式会社山善 オーブントースタ

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