JP2021167908A - 冷却装置、光源装置および画像投射装置 - Google Patents

冷却装置、光源装置および画像投射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発熱体の温度を容易に一定範囲内に保つ。【解決手段】冷却装置は、発熱体1からの熱が伝わる伝熱部材3と、該伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1および第2の冷媒流発生手段21,22と、発熱体の温度に関わる検出を行う検出手段4を有する。第1の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れが第2の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れよりも発熱体の近くを通る。制御手段6は、第1の冷媒流発生手段が駆動されていて発熱体の温度が所定範囲より低い第1の状態になったときに、第1の冷媒流発生手段を停止させて第2の冷媒流発生手段を駆動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ等の画像投射装置に用いられる光源装置の冷却に好適な冷却装置に関する。
プロジェクタには光源等の発熱体が用いられており、該発熱体の冷却をヒートシンクやヒートパイプ等の伝熱部材に対して空気や液体等の冷媒を流すことで行うことが多い。特に、レーザ素子やLED等の固体光源はその温度によって発光量(明るさ)、発光波長および寿命が変動する温度特性を有するため、固体光源をその温度を一定範囲内に保つように冷却することが必要である。特許文献1には、複数の固体光源のうち温度特性がより大きい固体光源を筐体の吸気口近傍に配置して温度制御を容易に行うプロジェクタが開示されている。
特開2017−138525号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたプロジェクタでは、環境温度が変化する場合や固体光源の通電量を変えて発光量を変化させる場合に、固体光源の温度を一定範囲内に保つことが難しい。
本発明は、発熱体の温度を容易に一定範囲内に保つことができるようにした冷却装置、光源装置および画像投射装置等を提供する。
本発明の一側面としての冷却装置は、発熱体からの熱が伝わる伝熱部材と、該伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段と、発熱体の温度に関わる検出を行う検出手段と、第1および第2の冷媒流発生手段の駆動を制御する制御手段とを有する。第1の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れが第2の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れよりも発熱体の近くを通る。制御手段は、第1の冷媒流発生手段が駆動されていて発熱体の温度が所定範囲より低い第1の状態になったときに、第1の冷媒流発生手段を停止させて第2の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする。また制御手段は、第1の冷媒流発生手段が停止し、第2の冷媒流発生手段が駆動されていて発熱体の温度が所定範囲より高い第2の状態になったときに、第2の冷媒流発生手段を停止させて第1の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする。なお、上記冷却装置を備えた光源装置や画像投射装置も、本発明の他の一側面を構成する。
本発明の他の一側面としての制御方法は、発熱体からの熱が伝わる伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段を有し、第1の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れが第2の冷媒流発生手段により発生された冷媒の流れよりも発熱体の近くを通る冷却装置に適用される。該制御方法は、発熱体の温度に関わる検出を行うステップと、第1の冷媒流発生手段が駆動されていて発熱体の温度が所定範囲より低い第1の状態になったときに、第1の冷媒流発生手段を停止させて第2の冷媒流発生手段を駆動させるステップとを有することを特徴とする。また第1の冷媒流発生手段が停止し、第2の冷媒流発生手段が駆動されていて発熱体の温度が所定範囲より高い第2の状態になったときに、第2の冷媒流発生手段を停止させて第1の冷媒流発生手段を駆動させるステップを有することを特徴とする。なお、コンピュータに上記制御方法に従う処理を実行させるコンピュータプログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、発熱体の温度を容易に一定範囲内に保つことができる。
本発明の実施例1である光源ユニットの斜視図。 上記光源ユニットを用いたプロジェクタの斜視図。 実施例1で実行される冷却制御処理を示すフローチャート。 上記光源ユニットに用いられるヒートシンクの温度分布図。 本発明の実施例2である光源ユニットの斜視図。 本発明の実施例3である光源ユニットの斜視図。 実施例3の光源ユニットに用いられるヒートシンクの背面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1である冷却装置を含む光源装置としての光源ユニット10の構成を示している。光源ユニット10は、固体光源としてのレーザダイオード(以下、LDという)1と、伝熱部材としてのヒートシンク3と、第1の冷媒流発生手段としての第1のファン21と、第2の冷媒流発生手段としての第2のファン22とで構成されている。
LD1は、青色レーザ光(以下、単に青色光という)を発する。発光に伴って熱を発する発熱体であるLD1は、伝熱部材としてのヒートシンク3のベース部31にねじによって固定されている。LD1とベース部31との間には不図示の伝熱グリスが配置されており、これによりLD1から発せられた熱がヒートシンク3へと伝導する。ヒートシンク3は、上述したベース部31と、該ベース部31に互いに間隔をあけて平行に並ぶように取り付けられた複数枚の金属板からなるフィン部32と、LD1から局所的に発生した熱をベース部31を通してフィン部32まで移動させるヒートパイプ33とにより構成されている。
LD1は、ベース部31にその中心よりもフィン部32にて金属板が並んだ方向(以下、フィン重畳方向という)における一方の側に偏った位置に取り付けられている。第1のファン21と第2のファン22は、冷媒としての空気の流れを発生させる。空気がヒートシンク3のフィン部32に沿って流れることで、ヒートシンク3からの放熱を効率良く行わせることができる。第1のファン21と第2のファン22はヒートシンク3よりも上流側に配置されており、第1のファン21はヒートシンク3におけるフィン重畳方向の中心よりもLD1が配置されている側に、第2のファン22はLD1が配置されていない側にそれぞれ配置されている。このような配置により、第1のファン21により発生された空気流れが第2のファン22により発生された空気流よりもLD1の近くを通る。
LD1の近傍には、LD1の温度を検出する温度センサ4が配置されている。また、LD1の光出力を調整する出力基板5と、LD1の通電量(電流量)を検出する電流検出部51と、第1および第2のファン21,22の駆動を制御する制御手段としてのファン制御部6とを有する。温度センサ4、電流検出部51および後述する外気温センサ8は、LD1の温度に関わる検出を行う検出手段である。ファン制御部6は、温度センサ4、電流検出部51および後述する外気温センサ8のうち少なくとも1つの検出値を用いてLD1の温度を取得する。ファン制御部6は、取得したLD1の温度が収まるべき設定範囲(所定範囲)を記憶した記憶部61と、第1および第2のファン21,22の回転数を検出する回転数検出部62とが設けられている。
ヒートシンク3、第1および第2のファン21、温度センサ4、電流検出部51、外気温センサ8およびファン制御部6によって冷却装置が構成される。
なお、本実施例では第1および第2のファン21,22がヒートシンク3よりも上流側に配置されている場合について説明するが、ヒートシンク3よりも下流側に配置されてもよい。
図2は、光源ユニット10を含む画像投射装置としてのプロジェクタ7を、その外装カバー71aを開けて示している。プロジェクタ7は、外装である筐体71bの内部に配置された光源ユニット10、画像生成部としての光学ユニット72、投射レンズ73および基板74を有する。光学ユニット72は、光源ユニット10からの青色光の一部を黄色光へと波長変換する蛍光体等の波長変換素子や、黄色光から分離された赤色光と緑色光および青色光を変調する光変調素子としての1又は複数の液晶パネルと、それらに対する導光や色分離や光路合成等を行う複数の光学素子とを含む。
投射レンズ73は、光学ユニット72において液晶パネルから出射した赤色、緑色および青色の画像光を不図示のスクリーン等に拡大投射する。これにより、カラー投射画像が表示される。基板74は、外部から入力される映像信号に応じてプロジェクタ7の駆動を制御する。
筐体71には、外気を取り込むための吸気口711が設けられている。吸気口711の近傍には、外気の温度を検出する外気温センサ8が配置されている。第1および第2のファン21,22が駆動されると、吸気口711から流入した空気がヒートシンク3のフィン部32に沿って流れる。
図3のフローチャートは、ファン制御部6が第1および第2のファン21,22を制御するために実行する冷却制御処理(制御方法)を示している。以下の説明において、Sはステップを意味する。CPU等のコンピュータであるファン制御部6は、コンピュータプログラムに従って本処理を実行する。
S1では、ファン制御部6は、第1のファン21を駆動する。次にS2において、ファン制御部6は、温度センサ4、電流検出部51および外気温センサ8のうち少なくとも1つの検出値を用いてLD1の温度(以下、LD温度)を取得する。例えば、温度センサ4の検出値からLD温度を取得する。また電流検出部51の検出値と通電時間とからLD1の発熱量を算出し、該発熱量と外気温センサ8の検出値とからLD温度を取得する。
そしてS3において、ファン制御部6は、取得したLD温度が記憶部61に記憶された設定範囲内に収まっているか否かを判定し、収まっている場合はS4に進み、収まっていない場合はS10に進む。
S4では、ファン制御部6が、現在、第1および第2のファン21,22の両方が駆動されているか否かを判定し、両方が駆動されている場合はS5に進んで第1および第2のファン21,22の状態(駆動およびその回転数または停止)を維持する。一方、両方が駆動されていない場合は、ファン制御部6はS6に進み、第1のファン21が駆動されている(第2のファン22が停止している)か否かを判定する。ファン制御部6は、第1のファン21が駆動されている場合はS7に進み、そうでない場合はS8に進む。
S7では、ファン制御部6は、現在の第1のファン21の回転数が騒音低減等の観点から設定された設定値(所定値)以下であるか否かを判定し、設定値以下であればS5に進み、そうでない場合はS12に進む。
S12では、ファン制御部6は、駆動中の第1のファン21に加えて、第2のファン22を駆動させる。そしてS5に進む。
またS6において第2のファン22が駆動されている(第1のファン21が停止している)場合はファン制御部6はS8に進み、現在の第2のファン22の回転数が上述した設定値以下であるか否かを判定し、設定値以下であればS5に進み、そうでない場合はS9に進む。
S9では、ファン制御部6は、第1のファン21を駆動させ、第2のファン22を停止させる。そしてS5に進む。またS10では、ファン制御部6は、LD温度が設定範囲より高いか否か(低いか)を判定し、低い(第1の状態になった)場合はS15に進み、高い(第2の状態になった)場合はS11に進む。
S11では、ファン制御部6は、第1のファン21が駆動されているか否かを判定し、駆動されていればS12に進み、停止していればS13に進む。S12では、ファン制御部6は、第1のファン21に加えて、第2のファン22も駆動させる。そしてS5に進む。
S13では、ファン制御部6は、第2のファン22が駆動されているか否かを判定し、駆動されていればS9に進んで第1のファン21を駆動させて第2のファン22を停止させる。そしてS5に進む。S13において第2のファン22が停止していれば、ファン制御部6はS14に進み、第1のファン21を駆動させる。そしてS5に進む。
一方、S15では、ファン制御部6は、第1のファン21が駆動されているか否かを判定し、駆動されていればS16に進み、停止していればS19に進む。S16では、ファン制御部6は、第2のファン22が駆動されているか否かを判定し、駆動されていればS17に進み、停止していればS18に進む。
S17では、ファン制御部6は、第1のファン21の駆動を継続して第2のファン22を停止させる。なお、第2のファン22の駆動を継続して第1のファンを停止させてもよい。そしてS5に進む。
S18では、ファン制御部6は、第1のファン21を停止させ、第2のファン22の駆動を開始させる。そしてS5に進む。
S19では、ファン制御部6は、第2のファン22が駆動されているか否かを判定し、駆動されていればS20に進み、停止していればS5に進む。S20では、ファン制御部6は、第2のファン22を停止させる。そしてS5に進む。
S5の次のS21では、ファン制御部6は、第1および第2のファン21,22の停止を指示する停止信号が入力されたか否かを検出し、停止信号が入力されていない場合はS2に戻り、停止信号が入力された場合はS22に進む。S22では、ファン制御部6は、第1および第2のファン21,22を停止させる。
図4は、LD1が点灯した状態でのヒートシンク3の温度分布を示している。ヒートシンク3の温度は、ヒートシンク3のうちフィン重畳方向における中央部よりもLD1が偏って配置されている側が高く(高)、LD1が配置されていない側がそれよりも低く(中)も中央部がさらに低い(中〜低)。このような温度分布のヒートシンク3に対して第1のファン21からの空気流は第2のファン22からの空気流に比べてLD1の近くを通過するため、第1のファン21の冷却効果は第2のファン22より高い。ファンによる冷却効果は、以下の式1によって示される温度上昇量によって評価することができ、温度上昇量が小さいほど冷却効果は高い。
Figure 2021167908
式1より、1つのファンの回転数を上げて空気の流量を多く(流速を速く)しても冷却効果は下がる。しかし、本実施例のように複数のファン(21,22)を駆動して伝熱面積を広くすることにより冷却効果を上げることができる。
LD1の発光量(つまりは通電量)が大きくてLD1からの発熱量が多い場合やプロジェクタ7の環境温度(外気温)が高温である場合において第1のファン21の回転数を上げてもLD温度が高くなりすぎるときには、第1のファン21をその回転数を抑えて駆動しつつ第2のファン22も駆動する。これにより、騒音を増大させずにLD温度を容易に設定範囲内に保つことができ、さらにLD温度を一定に保つことができる範囲の上限をより上げることができる。
一方、LD1の発光量が小さくて発熱量が少ない場合やプロジェクタの環境温度が低温である場合に、第1のファン21の回転数を下限まで下げてもLD温度が低くなりすぎ、第1のファン21を停止させるとLD温度が高くなりすぎることがある。このような場合に、本実施例では、第1のファン21を停止して冷却効果がより低い第2のファン22を駆動する。これにより、LD温度を容易に設定範囲内に保つことができ、さらにLD温度を一定に保つことができる範囲の下限をより下げることができる。
このようにLD温度を一定に保つことができる範囲を広げることにより、温度によるLD1の波長ずれや波長変換素子に入射する励起光量の変化に起因する投射画像の色ずれやコントラストの低下を抑制することができる。すなわち、様々な設置環境や使用環境における投射画像の画質劣化を抑制することができる。
また、同じ冷却効果を得るために1つのファンを駆動するよりも第1および第2のファン21,22の両方を駆動した方がファンの回転数を下げることができ、騒音を抑えることができる。さらに第2のファン22のみを高回転数で駆動するよりも、より冷却効果が高い第1のファン21を駆動して第2のファン22を停止させる方が、騒音を抑制することができる。
図5は、本発明の実施例2である冷却装置を含む光源ユニット100の構成を示している。本実施例において実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
光源ユニット100は、実施例1と同様に、LD1、ヒートシンク3、第1のファン21および第2のファン22を有し、さらに第3のファン23を有する。
LD1は、実施例1と同様に、ヒートシンク3のベース部31にその中心よりもフィン重畳方向における一方の側に偏った位置に取り付けられている。第1、第2および第3のファン21,22,23はヒートシンク3よりも上流側に配置されている。実施例1と同様に、ヒートシンク3におけるフィン重畳方向の中心よりもLD1が配置されている側に第1のファン21が、LD1が配置されていない側に第2のファン22がそれぞれ配置され、第1のファン21と第2のファン22との間に第3のファン23が配置されている。LD1の近傍には温度センサ4が取り付けられている。
LD1が点灯した状態でのヒートシンク3の温度分布は図4に示したのと同様である。本実施例でも、第1のファン21からの空気流は第2のファン22からの空気流に比べてLD1の近くを通過するため、第1のファン21の冷却効果は第2のファン22より高い。また第3のファン23からの空気流は、ヒートシンク3のうち温度が最も低い領域を通過するため、第3のファン23の冷却効果は第2のファン22より低い。
本実施例でも、LD1の発光量が大きくLD1からの発熱量が多い場合やプロジェクタ7の環境温度(外気温)が高温である場合において第1のファン21の回転数を上げてもLD温度が高くなりすぎるときには、第1のファン21をその回転数を抑えて駆動しつつ第2のファン22および第3のファン23のうち少なくとも一方も駆動する。この場合、第2および第3のファン22,23が第2の冷媒流発生手段に相当する。これにより、騒音を増大させずにLD温度を容易に設定範囲内に保つことができ、さらにLD温度を一定に保つことができる範囲の上限をより上げることができる。
また本実施例でも、LD1の出力が低くて発熱量が低い場合やプロジェクタの環境温度が低温である場合において第1のファン21の回転数を下限まで下げてもLD温度が低くなりすぎるときには第1のファン21を停止させ、第2のファン22を駆動する。さらに本実施例では、これでもLD温度が低くなりすぎるときは、第2のファン22も停止し、第3のファン23を駆動する。この場合、第2のファン22が第1の冷媒流発生手段に相当し、第3のファン23が第2の冷媒流発生手段に相当する。これにより、LD温度を容易に設定範囲内に保つことができ、さらにLD温度を一定に保つことができる範囲の下限をより下げることができる。
さらに本実施例のように3つ以上のファンを用いることで、個々のファンを小型化したり駆動および停止するファンの組み合せの数を多くしたりすることができるため、プロジェクタを小型化したり設計自由度を高めたりすることができる。
図6および図7は、本発明の実施例3である冷却装置を含む光源ユニット1000の構成を示している。本実施例において実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付す。
光源ユニット1000は、実施例1と同様に、LD1、ヒートシンク3、第1のファン21および第2のファン22を有する。LD1は、ヒートシンク3のベース部31にその中心よりもフィン重畳方向における一方の側に偏った位置に取り付けられている。LD1の近傍には温度センサ4が取り付けられている。
本実施例では、第1のファン21はその大部分がヒートシンク3におけるフィン重畳方向でのLD1が配置されている側に配置され、第2のファン22はその大部分がLD1が配置されていない側に配置されている。本実施例では、第1のファン21はヒートシンク3よりも上流側に配置され、第2のファン22はヒートシンク3よりも下流側に配置されている。また図7に示すように、フィン重畳方向において、第1のファン21の配置領域の一部と第2のファン22の配置領域の一部とが互いに重なっている。
LD1が点灯した状態でのヒートシンク3の温度分布は図4に示したのと同様である。本実施例でも、第1のファン21からの空気流は第2のファン22からの空気流に比べてLD1の近くを通過するため、第1のファン21の冷却効果は第2のファン22より高い。第1および第2のファン21,22に対する制御は実施例1と同様である。
本実施例では、第1のファン21からの空気流の一部が第2のファン22に導入される。このため、実施例1で説明した式1における流速を速くすることができ、冷却効果を向上させることができる。また、第1のファン21の回転数や第1および第2のファン21,22がフィン重畳方向で重なる範囲の大きさによっては、第2のファン22のみを配置した場合よりも冷却効果を低くすることができる。このため、LD温度を一定に保つことができる範囲を広くすることができる。
なお、第1のファン21をヒートシンク3よりも下流側に配置し、第2のファン22をヒートシンク3よりも上流側に配置してもよい。
上記各実施例では、冷媒が空気であり、冷媒流発生手段がファンである場合について説明したが、冷媒として液体を用い、冷媒流発生手段としてポンプを用いてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1 LD
21 第1のファン
22 第2のファン
3 ヒートシンク
4 温度センサ
51 電流検出部
6 ファン制御部
62 回転検出部
10 光源ユニット

Claims (15)

  1. 発熱体からの熱が伝わる伝熱部材と、
    該伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段と、
    前記発熱体の温度に関わる検出を行う検出手段と、
    前記第1および第2の冷媒流発生手段の駆動を制御する制御手段とを有し、
    前記第1の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れが前記第2の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れよりも前記発熱体の近くを通り、
    前記制御手段は、前記第1の冷媒流発生手段が駆動されていて前記発熱体の温度が所定範囲より低い第1の状態になったときに、前記第1の冷媒流発生手段を停止させて前記第2の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の冷媒流発生手段が駆動され、かつ前記第2の冷媒流発生手段が停止していて前記第1の状態になったときに、前記第1の冷媒流発生手段を停止させて前記第2の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1および第2の冷媒流発生手段が駆動されていて前記第1の状態になったときに、前記第1の冷媒流発生手段を停止させて前記第2の冷媒流発生手段の駆動を継続させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置。
  4. 発熱体からの熱が伝わる伝熱部材と、
    該伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段と、
    前記発熱体の温度に関わる検出を行う検出手段と、
    前記第1および第2の冷媒流発生手段の駆動を制御する制御手段とを有し、
    前記第1の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れが前記第2の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れよりも前記発熱体の近くを通り、
    前記制御手段は、前記第1の冷媒流発生手段が停止し、前記第2の冷媒流発生手段が駆動されていて前記発熱体の温度が所定範囲より高い第2の状態になったときに、前記第2の冷媒流発生手段を停止させて前記第1の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする冷却装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の冷媒流発生手段が駆動されていて前記第2の状態になったときは、前記第1および第2の冷媒流発生手段を駆動させることを特徴とする請求項4に記載の冷却装置。
  6. 前記検出手段は、前記発熱体の温度を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  7. 前記検出手段は、前記発熱体に対する通電量を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  8. 前記検出手段は、前記冷却装置の外気温を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  9. 前記伝熱部材はフィン部を有し、
    前記第1および第2の冷媒流発生手段は、前記冷媒としての空気の流れを発生させるファンであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の冷却装置。
  10. 前記伝熱部材は、前記発熱体からの熱を前記フィン部に導くヒートパイプを有することを特徴とする請求項9に記載の冷却装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    前記発熱体としての光源とを有することを特徴とする光源装置。
  12. 前記光源装置と、
    前記光源からの光を変調する光変調素子とを有し、
    前記光変調素子からの画像光を投射することを特徴する画像投射装置。
  13. 発熱体からの熱が伝わる伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段を有し、前記第1の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れが前記第2の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れよりも前記発熱体の近くを通る冷却装置の制御方法であって、
    前記発熱体の温度に関わる検出を行うステップと、
    前記第1の冷媒流発生手段が駆動されていて前記発熱体の温度が所定範囲より低い第1の状態になったときに、前記第1の冷媒流発生手段を停止させて前記第2の冷媒流発生手段を駆動させるステップとを有することを特徴とする冷却装置の制御方法。
  14. 発熱体からの熱が伝わる伝熱部材を冷却するための冷媒に流れを発生させる第1の冷媒流発生手段および第2の冷媒流発生手段を有し、前記第1の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れが前記第2の冷媒流発生手段により発生された前記冷媒の流れよりも前記発熱体の近くを通る冷却装置の制御方法であって、
    前記発熱体の温度に関わる検出を行うステップと、
    前記第1の冷媒流発生手段が停止し、前記第2の冷媒流発生手段が駆動されていて前記発熱体の温度が所定範囲より高い第2の状態になったときに、前記第2の冷媒流発生手段を停止させて前記第1の冷媒流発生手段を駆動させるステップとを有することを特徴とする冷却装置の制御方法。
  15. コンピュータに、請求項13または14に記載の制御方法に従う処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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