JP2021165167A - フィルム包装袋とその製造方法 - Google Patents

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【課題】フィルム包装袋の横シール部の信頼性を確保しつつ、横シール部の張り出しを抑える。【解決手段】フィルム包装袋1は、内部空間を有する袋状のフィルム2と、フィルム2の互いに対向する辺に形成された一対の横シール部3と、を有している。一対の横シール部3の両端に位置する合計4つの角部Cのうち、少なくとも一つの角部Cの近傍に、当該角部Cを端部とする横シール部3の上に重なるように折り曲げられた折り曲げ部9が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明はフィルム包装袋に関し、特にフィルム包装袋の構成に関する。
従来から、食品、洗剤などの様々な内容物を収容するフィルム包装袋が知られている。一枚のフィルムを筒状に成形し、縦シール部で両側縁部を接合するとともに、上辺と下辺を横シール部で接合した包装袋はピロー式包装袋と呼ばれる。ピロー式包装袋は構成が単純で、製造コストを抑えることができるため、広く用いられている。ピロー式包装袋は上下の横シール部が固定されているため、上下の横シール部の間の部分が、内容物に応じて、横シール部と垂直な方向に膨らむ。このため、横シール部を正面からみたときに、包装袋は中央がくぼみ、上下の横シール部が張り出す形状となる。横シール部は包装袋の他の部位と比べて硬いため、多数の包装袋を隣接して配置したときに、隣接する包装袋に接触して傷を付けることがある。
特許文献1には、横シール部の張り出しを抑えるため、横シール部を形成する前に包装袋の端部を押し込み、その状態で横シール部を形成する包装袋の製造方法が開示されている。
特開2001−18908号公報
特許文献1に開示された製造方法によれば、横シール部の張り出しは抑えられるが、包装袋の端部の押し込まれた部分をシールするため、横シール部の信頼性が低下する可能性がある。
本発明は、横シール部の信頼性を確保しつつ、横シール部の張り出しを抑えることのできるフィルム包装袋を提供することを目的とする。
本発明のフィルム包装袋は、内部空間を有する袋状のフィルムと、フィルムの互いに対向する辺に形成された一対の横シール部と、を有している。一対の横シール部の両端に位置する合計4つの角部のうち、少なくとも一つの角部の近傍に、当該角部を端部とする横シール部の上に重なるように折り曲げられた折り曲げ部が形成されている。
本発明によれば、横シール部の信頼性を確保しつつ、横シール部の張り出しを抑えることのできるフィルム包装袋を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフィルム包装袋の斜視図である。 折り曲げ部が形成される前のフィルム包装袋の外形図である。 折り曲げ部が形成されたフィルム包装袋の外形図である。 フィルム包装袋の製造工程を示す概略図である。
図面を参照して本発明のフィルム包装袋1の実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るフィルム包装袋1のやや上方からみた斜視図である。図2は折り曲げ部が形成される前のフィルム包装袋1の外形を示しており、図2(a)が正面図、図2(b)が側面図(図2(a)のA−A線からみた側面図)、図2(c)が上面図(図2(a)のB−B線からみた上面図)である。図3は折り曲げ部が形成されたフィルム包装袋1の外形を示しており、図3(a)が正面図、図3(b)が側面図(図3(a)のA−A線からみた側面図)、図3(c)が上面図(図3(a)のB−B線からみた上面図)である。図3は折り曲げ部が形成されている点を除き、図2と同じである。X方向はフィルム包装袋1の幅方向、ないし横シール部3の延びる方向である。Y方向はフィルム包装袋1の高さ方向、ないし縦シール部4の延びる方向である。Z方向は一対の縁部5A,5Bと一対の横シール部3A,3Bとで形成される平面と垂直な方向である。X方向、Y方向、Z方向は互いに直交している。
フィルム包装袋1は、内部空間Sを有する袋状のフィルム2と、フィルム2の互いに対向する辺7,8に形成された一対の横シール部3(以下、上部横シール部3A、下部横シール部3Bという場合がある。また、単に横シール部3という場合がある。)と、1本の縦シール部4と、を有している。すなわち、フィルム包装袋1は、2つの横シール部3と一つの縦シール部4とを備えた、ピロー式のフィルム包装袋である。横シール部3と縦シール部4は熱溶着によって形成されるが、超音波によって形成することもできる。フィルム2はポリプロピレンなどの樹脂で形成される。フィルム包装袋1の内部空間Sには液体が収容されているが、内容物は液体に限定されず、固体や、場合によっては気体であってもよい。
フィルム包装袋1はZ方向からみたときに、概ね矩形形状を有している。上部横シール部3Aと下部横シール部3Bの両端に、合計4つの角部C1〜C4(以下、単に角部Cという場合がある)が設けられている。フィルム2は、上部横シール部3Aと下部横シール部3Bのそれぞれの同じ側の角部C1,C2またはC3,C4を結ぶ互いに対向する一対の縁部5A,5Bを有している。縁部5A,5Bは概ね、上部横シール部3A及び下部横シール部3Bと直交している。また、フィルム2は、一対の縁部5A,5Bと一対の横シール部3A,3Bとで区画され、互いに対向する一対の面6(以下、第1の面6A、第2の面6Bという場合がある)を有している。一対の面6は、フィルム包装袋1の内容物を除去し、フィルム包装袋1を扁平化したときに現れる2つの平面に相当し、一対の縁部5A,5Bはこのとき2つの面6A,6Bを仕切る境界線に相当する。フィルム包装袋1には内容物である液体が充填されているため、第1の面6Aと第2の面6Bは、液体を介して互いに離隔している。
上部横シール部3Aはフィルム包装袋1の上辺7に、下部横シール部3Bはフィルム包装袋1の下辺8に形成されている。縦シール部4は第1の面6AのX方向中央部に縦方向(Y方向)に形成されている。縦シール部4は上部横シール部3AのX方向中央部と下部横シール部3BのX方向中央部とを接続している。縦シール部4は、筒状に成形された連続フィルムの周縁部同士を接続し、連続フィルムを筒状に成形するために設けられる。
図2を参照すると、フィルム包装袋1の上辺7と下辺8では、上部横シール部3Aと下部横シール部3Bとによって、第1の面6Aと第2の面6Bとが密着している。これに対し、上部横シール部3Aと下部横シール部3Bとの間には他の横シール部が形成されていないため、フィルム包装袋1は液体によってZ方向に膨らむ。フィルム包装袋1の周長はY方向に一定であるため、Z方向からみた幅W(X方向寸法)は、フィルム包装袋1のY方向の中心で最小となり、上部横シール部3Aと下部横シール部3Bで最大となる。この結果、横シール部3の突起状の端部3Cが相対的にX方向外方に突き出す。内容物が液体である場合、この傾向は顕著となる。シール部はフィルム2の他の部位と比べ硬いため、このようなフィルム包装袋1を例えば梱包、保管、陳列のために互いに隣接するように配置すると、横シール部3の端部3Cが隣接するフィルム包装袋1に当たり、傷を付けたり、場合によりフィルム2を破断させたりすることがある。これを避けるためにフィルム包装袋1同士の間隔をあけたり、間に緩衝材を設けたりするとスペース効率の低下につながる。
図3に示すように、本実施形態では、少なくとも一つの角部C、本実施形態ではすべての角部C1〜C4の近傍に折り曲げ部9が形成されている(なお、図1では視点の関係上、下側の折り曲げ部9は隠れている)。折り曲げ部9は、その折り曲げ部9が形成された角部Cを端部とする横シール部3の上に重なるように折り曲げられている。例えば、角部C1の近傍に形成された折り曲げ部9は、上部横シール部3Aの上に重なるように折り曲げられている。横シール部3の突起状の端部3Cを含む端部領域3Dは図2に示す位置から内側に折りたたまれている。横シール部3の端部領域3Dは横シール部3の内側領域に沿うように配置され、且つほとんどが折り曲げ部9に覆われている。横シール部3の突起状の端部3Cが隣接するフィルム包装袋1に当たる可能性が低減するため、フィルム包装袋1同士を密着して配置することができる。また、フィルム包装袋1が全体としてより矩形に近い形状となるため、スペース効率が向上する。さらに、特許文献1記載された方法と比べると、横シール部3は全幅に渡って第1の面6Aと第2の面6Bとを直接貼り合わせることによって(すなわち、包装袋の端部の押し込まれた部分を横シール部3に巻き込むことなく)形成され、且つ従来の装置を用いることができるため、横シール部3の高い信頼性を確保することができる。
角部Cの近傍に、縁部5Aまたは5BをZ方向に跨いで第1の面6Aと第2の面6Bとを延びる易折り曲げ線10が形成され、折り曲げ部9は易折り曲げ線10に沿って内側に折り曲げられている。易折り曲げ線10は端部領域3Dの端部3Cと反対側の端部を画定する線でもある。易折り曲げ線10は、所定の形状の折り曲げ部9が確実に形成されるようにするだけでなく、折り曲げ部9がフィルム2の復元力で元に戻ることを防止または抑制する。易折り曲げ線10は例えばプレスによって形成されるが、形成方法は限定されない。易折り曲げ線10を省略することもできる。すなわち、折り曲げ部9を形成する際に、プレス、加熱などの方法で折り曲げ部9の基部を塑性変形させ、折り曲げ部9の姿勢を保持するようにしてもよい。または、接着剤によって、折り曲げ部9を横シール部3に接着してもよい。
折り曲げ部9は、その基部(易折り曲げ線10)が横シール部3の基部3Eと直交するように形成される。この結果、Y方向からみたときに、折り曲げ部9は、横シール部3の基部3Eに関し対称な二等辺三角形となる。すなわち、二等辺三角形の底辺(易折り曲げ線10)が横シール部3の基部3Eと直交するとともに、横シール部3(易折り曲げ線10)が二等辺三角形の底辺の中央を通る。折り曲げ部9の基部10は少なくとも横シール部3の基部3Eと交差していればよいが、これらがなす角度が90度から離れるに従いフィルム包装袋1の端部3Cの張り出しが大きくなるため、直交することが好ましい。
フィルム包装袋1の縁部5A,5Bは、第1の面6Aまたは第2の面6Bを下にしてフィルム包装袋1を平坦な面に載置したときに、Z方向からみて概ね直線状に延びていることが望ましい。あるいは、折り曲げ部9の基部が、縁部5A,5BのY方向の中央部よりもX方向内側に位置するように、すなわちフィルム包装袋1の幅WがY方向の中央部で最大となるようにしてもよい。そのためには、折り曲げ部9の基部10の位置、すなわち、折り曲げ部9の大きさ、ないし基部10から基部10と対向する頂点までの距離Dが重要となる。距離Dが小さい場合、十分なサイズの折り曲げ部9が形成されず、端部3Cの張り出しを抑えることができない。好適な距離Dは内容物の量、すなわちフィルム包装袋1の膨らみの程度に依存するため、内容物の量によって最適化することが好ましい。具体的には、フィルム包装袋1の膨らみが大きい場合、距離Dは大きいことが好ましく、フィルム包装袋1の膨らみが小さい場合、距離Dは小さくてよい。
角部Cが隣接するフィルム包装袋1に当たることを防止するためには、最低1つの角部Cに折り曲げ部9を設ければよい。しかし、スペース効率の向上を図るためには、少なくとも一方の縁部5A,5Bをほぼ直線状とするか、または少なくとも一方の縁部5A,5BのY方向中央部が外側に張り出すようにすることが望ましい。そのためには、一方の縁部5A,5Bの両端の角部Cに折り曲げ部9が形成されていることが好ましく、両方の縁部5A,5Bの両端の角部Cに折り曲げ部9が形成されていることがさらに好ましい。折り曲げ部9が大きすぎると、フィルム2の反発力が大きくなり、折り曲げ部9の姿勢を保持することが困難となる。また、充填可能な内容物の量が減少することや、中央部の膨らみが大きくなりすぎることも考えられる。従って、折り曲げ部9の大きさは適正な範囲にすることが好ましく、上述のようにフィルム包装袋1を載置したときに、縁部5A,5Bがほぼ直線状、または縁部5A,5BのY方向中央部が折り曲げ部9の形成後の角部Cに対してわずかにX方向外方または内方にずれる程度とすることが好ましい。
次に、図4を参照して、縦型充填包装機を用いたフィルム包装袋1の製造方法を説明する。図4(a1)〜(h1)はX方向からみたフィルム包装袋1の側方図であり、図4(a2)〜(h2)はZ方向からみたフィルム包装袋1の正面図である、図4(a2)〜(h2)はそれぞれ、図4(a1)〜(h1)に対応している。以下の説明では、図4(a1),(a2)、図4(b1),(b2)等をそれぞれ総括的に、図4(a)、図4(b)等と呼ぶ。図中、極太線と黒丸は切断される前の横シール部3を示し、太線と黒半丸は切断されて上下に分割された横シール部3を示す。
縦型充填包装機は、シート状フィルムの周縁部5A,5B同士を重ね合わせて概ね扁平なチューブ状フィルムを形成するための製袋ガイド(図示せず)を備えている。製袋ガイドの下方には、扁平なチューブ形状に成形されたフィルムに縦シール部4を形成する縦シール装置(図示せず)が配置されている。以下、縦シール部4が形成され、扁平なチューブ状に成形されたフィルムをチューブ状フィルム11という。縦型充填包装機には、チューブ状フィルム11をY方向下方に移送するためのガイドローラ(図示せず)が複数個所に設けられている。縦シール装置の下方には一対のシゴキローラ12が設けられている。一対のシゴキローラ12はチューブ状フィルム11を挟んで対向配置されており、駆動機構によって、チューブ状フィルム11に対して進退可能である。一対のシゴキローラ12は、チューブ状フィルム11をX方向の全幅にわたって挟み込み、チューブ状フィルム11をY方向に区画する。チューブ状フィルム11内に製品を投入する投入パイプ(図示せず)は、製袋ガイドの上方から製袋ガイドの内側を通ってシゴキローラ12の直上までY方向に延在している。シゴキローラ12のY方向下方には横シール装置13が配置されている。横シール装置13はチューブ状フィルム11のX方向の全幅に渡って熱溶着を行うことで、チューブ状フィルム11に横シール部3を形成する。横シール装置13は、チューブ状フィルム11の全幅を超える長さを持った一対の金属製ブロックを備える。一対のブロックは、チューブ状フィルム11を挟んで対向配置され、駆動機構によって、チューブ状フィルム11に対して進退可能である。横シール装置13のY方向下方には切断装置14が配置されている。切断装置14はチューブ状フィルム11の全幅を超える長さを持った一対の金属製ブロックを備える。一対のブロックはチューブ状フィルム11を挟んで対向配置されており、駆動機構によって、チューブ状フィルム11に対して進退可能である。
次に、上述したフィルム包装袋1の製造方法を説明する。フィルム包装袋1は、折り曲げ部9のないフィルム包装袋1を一般的な手順により製造し、その後折り曲げ部9を形成することによって製造される。すなわち、図2に示すフィルム包装袋1を製造した後に、図3に示す折り曲げ部9を形成する。
まず、図4(a)に示すように、チューブ状フィルム11を一対のシゴキローラ12の間に通す。チューブ状フィルム11の下部にはすでに下部横シール部3B(先行するフィルム包装袋においては上部横シール部3A)が形成されており、下部横シール部3Bの下に先行するフィルム包装袋1(図には1Aとして表示している)が形成されている。一対のシゴキローラ12は開かれ、投入パイプによって液体Lが充填される。所定量の液体Lが充填されると、図4(b)に示すようにシゴキローラ12を閉じ、シゴキローラ12の下方領域を、投入パイプから供給される液体Lから分離する。次に、図4(c)に示すように、シゴキローラ12をチューブ状フィルム11に当接させながら、チューブ状フィルム11をY方向下方に搬送する。これによって、シゴキローラ12の下方に液体Lがほとんど存在しない扁平部Fが形成される。扁平部Fが横シール装置13の側方に達すると、図4(d)に示すように、チューブ状フィルム11の送りを停止し、横シール装置13の一対のブロックをチューブ状フィルム11に当接させ、チューブ状フィルム11を加熱する。これにより、上部横シール部3Aが形成され、未切断のフィルム包装袋1が作成される。次に、先行するフィルム包装袋(図には1Aとして表示している)の切断を行う。下部横シール部3B(先行するフィルム包装袋においては上部横シール部3A)が切断装置14の側方に達したら、チューブ状フィルム11の送りを停止する。そして、図4(e)に示すように、切断装置14により、下部横シール部3BをY方向に二分する位置で切断する。その後、図4(f)、図4(g)に示すように、先行するフィルム包装袋の角部Cの折り曲げ処理を行うが、これについては後述する。図4(h)に示すように、先行するフィルム包装袋が縦型充填包装機から完全に除去されると、再びチューブ状フィルム11をY方向下方に搬送する。この結果、フィルム包装袋1は図4(a)に示すように、チューブ状フィルム11の最下部に位置することとなる。以下、このフィルム包装袋1をフィルム包装袋1Aという。
図4(b)〜4(c)に示すように後続のフィルム包装袋への液体Lの充填、横シール部3の形成が行われる間、フィルム包装袋1Aは待機している。図4(e)に示す切断工程に先立ち、Y方向に可動式の折り曲げ治具15でフィルム包装袋1の4つの角部Cを把持する。その後、上述の方法によってフィルム包装袋1Aを切断し、図4(e)に示すように上流側のチューブ状フィルム11から分離する。この際、分離されたフィルム包装袋1Aは、折り曲げ治具15によって降下させる。以上の工程によって、内部空間Sに内容物が充填され、互いに対向する辺に一対の横シール部3が形成された袋状のフィルム2が作成される。次に、図4(f)に示すように、分離されたフィルム包装袋1Aの4つの角部Cの折り曲げ処理を行う。その後、図4(g)に示すように、折り曲げ治具15をフィルム包装袋1Aから分離し、フィルム包装袋1Aを縦型充填包装機から除去する。以上の動作を繰り返すことで、多数のフィルム包装袋1を連続的に製造することができる。
以上、本発明の一実施形態によって説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、シール形式は、縦シール部4が一方の縁部5Aまたは5Bだけに形成された3方シール、または縦シール部4が両側の縁部5A,5Bに形成された4方シールであってもよい。フィルム包装袋1はスタンディング方式(4方シールにおいて底部を変形させて自立可能にしたもの)であってもよい。
さらに、折り曲げ部9は、縦型充填包装機からフィルム包装袋1を取り出してから、別工程で形成してもよい。その場合、専用の治具を用いてもよいし、手作業で実施してもよい。
1,1A フィルム包装袋
2 フィルム
3,3A,3B 横シール部
5A,5B 縁部
6A,6B 第1及び第2の面
9 折り曲げ部
10 易折り曲げ線
C,C1,C2,C3,C4 角部
S 内部空間

Claims (5)

  1. 内部空間を有する袋状のフィルムと、前記フィルムの互いに対向する辺に形成された一対の横シール部と、を有し、
    前記一対の横シール部の両端に位置する合計4つの角部のうち、少なくとも一つの角部の近傍に、当該角部を端部とする前記横シール部の上に重なるように折り曲げられた折り曲げ部が形成されている、フィルム包装袋。
  2. 前記フィルムは、互いに対向する一対の縁部と、前記一対の縁部と前記一対の横シール部とで区画され互いに対向する一対の面と、を有し、前記一対の面は前記フィルムの内容物によって互いに離隔しており、
    前記少なくとも一つの角部の近傍に、前記縁部を跨いで前記一対の面を延びる易折り曲げ線が形成され、前記折り曲げ部は前記易折り曲げ線に沿って折り曲げられている、請求項1に記載のフィルム包装袋。
  3. 少なくとも一方の前記縁部の両端の角部に前記折り曲げ部が形成され、前記縁部は、前記一対の縁部と前記一対の横シール部とで画定される平面と垂直な方向からみて概ね直線状に延びている、請求項1または2に記載のフィルム包装袋。
  4. 前記折り曲げ部は前記横シール部に接着されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のフィルム包装袋。
  5. 内部空間に内容物が充填され、互いに対向する辺に一対の横シール部が形成された袋状のフィルムを作成することと、
    前記一対の横シール部の両端に位置する合計4つの角部のうち、少なくとも一つの角部の近傍に、当該角部を端部とする前記横シール部の上に重なるように折り曲げられた折り曲げ部を形成すること、とを有するフィルム包装袋の製造方法。
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