JP2021155970A - アスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャ - Google Patents
アスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】事前準備の作業負担を減らすと共に、高精度な舗装作業を省力化・省人化して行えるアスファルトフィニッシャを提供する。【解決手段】アスファルトフィニッシャ1による敷設方向に連続する型枠材3と被舗装面2の境界である敷設境界部BSをセンサ部5にて検知し、スクリード12の左ワイドナ13Lのワイドナ外端部132が敷設境界部BS上にある適正状態からずれて左右に片寄ったら、スクリード制御装置6が油圧シリンダ131の伸縮を制御して、自動的に適正状態に戻す。【選択図】図2
Description
本発明は、被舗装面を舗装するアスファルトフィニッシャにおけるスクリードのワイドナを自動で伸縮させ、舗装幅員端を適切に施工できるアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびこのシステムに適用可能なアスファルトフィニッシャに関する。
アスファルトフィニッシャでアスファルト混合物を敷き均すと共に締め固めるとき、アスファルトフィニッシャの敷設方向に直交する横方向(幅員方向)の敷設端を調整する必要がある。ワイドナの伸縮をアクチュエータにより調整する伸縮式ワイドナ付きのスクリードを備えるアスファルトフィニッシャでは、人がワイドナの伸縮制御を行って、ワイドナ端部の位置を微調整し、舗装幅員端である型枠部やジョイント部までアスファルトを敷設する。
人によってスクリードのワイドナを調整する方式では、舗装施工時にアスファルトフィニッシャの敷きならし厚さを調整(調節)するアジャストマンや舗装ジョイントを仕上げる作業員等がワイドナ付近に立ち、手動でワイドナの伸縮を操作している。すなわち、ワイドナの外端部が型枠部やジョイント部の位置にあるかずれているかを監視し、ずれていれば必要なだけワイドナを伸縮させるように調整しなければならないので、相応の熟練者でなければ務まらない。しかも、修繕工事の場合、ワイドナの伸縮を操作するアジャストマンや作業員は、供用部分に近い作業帯の端に立つことになるため、非常に危険な作業となる。工事中でも供用部分で車両を通行させる場合、供用部分に近い作業帯の端に立っているアジャストマンや作業員は、横を通過する自動車等と接触する可能性があるからである。また、アスファルトフィニッシャのオペレータの運転技量が低ければ、アスファルトフィニッシャを施工基準通り(例えば、施工方向に対してまっすぐ)に走行させられないため、頻繁に型枠部やジョイント部に近づいたり離れたりするため、ワイドナの伸縮調整が頻発する。このような場合は、アジャストマンや作業員の負担が一層重くなる。
建設機械の操作等に熟練を要する作業を自動化できる建設機械自動制御システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、GPS受信器で測位された現況3次元位置の施工路面の形状が、その施工路面に対応する計画3次元データの位置形状と一致するように、作業部による施工路面の剥ぎ取り作業を、制御装置により自動制御するシステムが記載されている。また、この建設機械自動制御システムは、アスファルトフィニッシャに適用して、舗装路面上のアスファルト混合物を敷きならして締め固める場合にも適用できる(特許文献1の段落[0043]を参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、舗装施工前に計画3次元データを作成しておく必要があり、事前準備に手間がかかるという問題がある。また、計画3次元データの作成には高度な技術知識が必要とされるので、高度な技術を持った人員を確保しなければならない。しかも、事前に準備しておいた計画3次元データに不備があると、本来の舗装作業を行うことができない。作業中に施工状態の異常に気づいても、現場で計画3次元データを修正することは難しく、作業の中断を余儀なくされる可能性もある。
このように、特許文献1に記載の発明では、アスファルトフィニッシャ等の建設機械を自動制御することで、舗装作業中には人手を省ける反面、計画3次元データの作成が重要であるために、事前準備の負担が重いという問題がある。
そこで、本発明は、事前準備の作業負担を減らすと共に、アスファルトフィニッシャによる高精度な舗装作業を省力化・省人化して行えるアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャの提供を目的とする。
前記課題を解決するために、アスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムは、敷設方向に移動しながら被舗装面にアスファルト混合物を敷き均し、前記被舗装面の幅員に応じてワイドナの伸縮をアクチュエータにより調整する伸縮式ワイドナ付きのスクリードでアスファルト混合物を締め固めるアスファルトフィニッシャと、前記被舗装面よりも所定量だけ高く突出する指標面が、前記アスファルトフィニッシャによる前記敷設方向に連続する敷設方向指標体と、前記アスファルトフィニッシャのワイドナ外端側に設けられ、前記被舗装面と前記敷設方向指標体との境界である敷設境界部を検出可能なセンサ部と、前記センサ部からのセンサ情報に基づき、前記敷設境界部に対してワイドナ外端部が片寄っているか否かを判定し、片寄りがある場合には片寄りを戻すように前記アクチュエータを動作させて、前記ワイドナの伸縮速度を調整するスクリード制御装置と、から成ることを特徴とする。
前記課題を解決するために、アスファルトフィニッシャは、敷設方向に移動しながら被舗装面にアスファルト混合物を敷き均し、前記被舗装面の幅員に応じてワイドナの伸縮をアクチュエータにより調整する伸縮式ワイドナ付きのスクリードでアスファルト混合物を締め固めるアスファルトフィニッシャにおいて、前記ワイドナの外端側に設けられ、前記敷設方向に連続すると共に前記被舗装面よりも所定量だけ高く突出する指標面を備えた敷設方向指標体と前記被舗装面との境界である敷設境界部を検出可能なセンサ部と、前記センサ部からのセンサ情報に基づき、前記敷設境界部に対してワイドナ外端部が片寄っているか否かを判定し、片寄りがある場合には片寄りを戻すように前記アクチュエータを動作させて、前記ワイドナの伸縮速度を調整するスクリード制御装置と、を備えることを特徴とする。
また、前記構成において、前記センサ部は、前記敷設方向指標体の前記指標面までの距離を検出可能な第1距離センサと、前記被舗装面までの距離を検出可能な第2距離センサと、を備え、前記第1距離センサの検出位置と前記第2距離センサの検出位置は、前記被舗装面の幅員方向にずらして設け、前記スクリード制御装置は、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出すると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出することで適正状態と判定し、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出すると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出しなくなることで外寄り状態と判定し、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出しなくなると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出することで内寄り状態と判定し、前記外寄り状態判定時には前記ワイドナを縮めるように前記アクチュエータを動作させ、前記内寄り状態判定時には前記ワイドナを伸ばすように前記アクチュエータを動作させるようにしてもよい。
また、前記構成において、前記第1距離センサおよび前記第2距離センサは、検出対象物に向けて超音波を発し、反射波を受信することにより前記検出対象物の距離を検出する反射形の超音波センサとしても良い。
また、前記構成において、前記スクリード制御装置は、前記外寄り状態または前記内寄り状態を判定したことで前記アクチュエータを制御するとき、前記センサ部の検出周期が経過して次回の検出情報を取得するまで所定速度で前記アクチュエータを駆動させるようにしても良い。
また、前記構成において、前記スクリード制御装置は、前記外寄り状態または前記内寄り状態を連続して判定した場合、前回のアクチュエータ駆動速度よりも次回のアクチュエータ駆動速度を上げるようにしても良い。
また、前記構成において、前記スクリード制御装置は、PWMによる給電制御で前記アクチュエータの駆動速度を調整するようにしても良い。
本発明によれば、アスファルトフィニッシャによる敷設方向に連続する敷設方向指標体と被舗装面の境界である敷設境界部をセンサ部にて検知し、スクリードのワイドナ端が敷設境界部から片寄らないように、スクリード制御装置がアクチュエータを動作させる。したがって、高度な技術を持った人員によって計画3次元データ等を事前に準備しておく必要がなく、施工計画通りに施設方向指標体を準備しておけば良いので、事前準備の負担を減らすことができる。また、アスファルトフィニッシャのオペレータの操作技量に左右されることなく、均一な舗装端部の仕上がりが得られると共に、ワイドナの伸縮操作を行う作業員等を必要としないから作業員等は本来の業務(例えば、アジャストマンなど)に専念でき、省力化・省人化に効果がある。
次に、添付図面に基づいて、本発明に係るアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムの実施形態につき説明する。
図1(A),(B)および図2は、アスファルトフィニッシャ1の後部を示し、アスファルトを敷設する被舗装面2上を敷設方向(前方)に移動する。アスファルトフィニッシャ1が移動する敷設方向は、舗装幅員端となる型枠材3が連続して設置された方向である。なお、型枠材3は、被舗装面2よりも所定量だけ高く突出する指標面3aが、アスファルトフィニッシャ1による敷設方向に連続するので、敷設方向指標体として利用できる。型枠材3の指標面3aは、被舗装面2よりも所定量だけ高くなっているので、予め定めた基準位置から下向きに距離を測ると、型枠材3の指標面3aまでは短く、被舗装面2までは長くなる。よって、下向きの距離が短いか長いかで、下方に型枠材3が有るか無いかを判別できる。
アスファルトフィニッシャ1は、ダンプトラック等で運搬されてきたアスファルト合材(アスファルト混合物)をフロントホッパより受け、コンベアにて後部のオーガ11へ供給し、オーガ11でアスファルト合材を被舗装面2へ均一に拡げ、スクリード12(伸縮式ワイドナ付き)によって締め固める。また、アスファルトフィニッシャ1のスクリード12は、スクリード本体の左右両側にそれぞれ左ワイドナ13Lと右ワイドナ13Rを備えており、アクチュエータである油圧シリンダ131のピストンロッドを伸縮させて、ワイドナ外端部132の左右位置を調整できる。
左右ワイドナ13L,13Rの外端側には、それぞれセンサ取り付けフレーム4を設け、このセンサ取り付けフレーム4によってセンサ部5を所要位置に保持する。このセンサ取り付けフレーム4は、センサ部5の取付位置を前後方向、上下方向および左右方向で調整可能な構造である。センサ部5は、例えば、第1距離センサとしての第1超音波センサ51と第2距離センサとしての第2超音波センサ52からなり、ワイドナ外端部132の適宜前方に配置され、油圧シリンダ131の伸縮動作に伴って、ワイドナ外端部132と一体に左右方向にスライド移動する。第1,第2超音波センサ51,52は、検出対象物に向けて超音波を発し、その反射波を受信することにより検出対象物の距離を検出する反射形の超音波センサである。
第1超音波センサ51の検出位置と第2超音波センサ52の検出位置は、被舗装面2の幅員方向(左右方向)にずらしてある。左ワイドナ13Lにおいては、概ね、ワイドナ外端部132の前方左側(外側)に第1超音波センサ51を配置し、ワイドナ外端部132の前方右側(内側)に第2超音波センサ52を配置するように、センサ保持プレート41に固定する。右ワイドナ13Rにおいては、概ね、ワイドナ外端部132の前方右側(外側)に第1超音波センサ51を配置し、ワイドナ外端部132の前方左側(内側)に第2超音波センサ52を配置するように、センサ保持プレート41に固定する。なお、センサ保持プレート41に保持される第1超音波センサ51と第2超音波センサ52は、前後方向にも配設位置をずらしてあり、互いの発する超音波が干渉することを防いでいる。
上述したスクリード12の左右ワイドナ13L,13Rの自動制御は、スクリード制御装置6が、センサ部5からの検出情報に基づいて行う。例えば、被舗装面2と型枠材3との境界である仮想的な鉛直面を敷設境界部BSと設定する。この敷設境界部BSと一致するようにワイドナ外端部132が移動して行けば、アスファルトフィニッシャ1による舗装端部の仕上がりが良好となる。すなわち、スクリード制御装置6は、敷設境界部BSに対してワイドナ外端部132が片寄っているか否かを第1,第2超音波センサ51,52の検出情報から判定し、片寄りがある場合には片寄りを戻すように油圧シリンダ131を動作させて、ワイドナ外端部132の位置を調整する。このように、スクリード制御装置6は、アスファルトフィニッシャ1のスクリード12の伸縮にかかる自動制御システムの核となる制御装置である。
スクリード制御装置6は、例えば、スクリード12本体に直接あるいは近傍に取り付けられ、給電部14から電源ケーブルを介して電源供給を受けて動作する。また、スクリード制御装置6は、左ワイドナ13L側のセンサ部5および右ワイドナ13R側のセンサ部5から信号ケーブルを介してセンサ信号を受け、ワイドナ外端部132の片寄りを判定する。そして、スクリード制御装置6は、判定結果に基づいて、ワイドナ外端部132の片寄りを戻すために、駆動信号ケーブルを介して各油圧シリンダ131へ駆動信号を出力する。具体的には、油タンクから油圧シリンダ131への油流入および油流出を切り替える伸縮用油圧切替弁133の開閉をスクリード制御装置6が制御することで、ピストンロッドの移動方向および移動速度を制御する。
次に、左ワイドナ13L側に設けたセンサ部5による検知の詳細を図3に基づいて説明する。なお、図3(A)は、被舗装面2よりも適宜な高さとなる型枠材3の内側側面を含む鉛直面上に敷設境界部BSが生じる場合を示す。一方、図3(B)は、路面を切削して窪み状の被舗装面2を形成する切削オーバレイ工において、切削されていない旧路面2′のジョイント部近傍を敷設方向指標体とすることで、被舗装面2と旧路面2′との段差面を含む鉛直面上に敷設境界部BSが生じる場合を示す。
第1超音波センサ51と第2超音波センサ52は、距離切替スイッチなどで選択設定した検出ゾーン内に存在する物体からの反射波のみを検出する限定ゾーン形を用いる。そして、第1超音波センサ51は、型枠材3の指標面3aまでの距離L1が検出ゾーン内となり、被舗装面2までの距離L2は検出ゾーン外となるように設定する。一方、第2超音波センサ52は、被舗装面2までの距離L2が検出ゾーン内となるように設定し、型枠材3の指標面3aまでの距離L1は検出ゾーン外となるように設定する。
従って、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52が共にオン(物体検出状態)であれば、配設方向を左右にずらした第1超音波センサ51と第2超音波センサ52との略中間にあるワイドナ外端部132が、敷設境界部BSとほぼ一致していると考えられる。なお、第1,第2超音波センサ51,52は、検出スポットが完全に対象物に当たっていなくても、検出用のしきい値を上回る反射波を受けられれば、オンとなる。すなわち、敷設境界部BSが第1超音波センサ51側あるいは第2超音波センサ52側に多少ずれていても、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52が共にオンになっている範囲は、ワイドナ外端部132が敷設境界部BSとほぼ一致している適正状態と看做せる。また、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52の配設位置を左右方向にずらす距離を加減することで、適正状態の検出範囲を調整することもできる。
上述した適正状態の範囲を左ワイドナ13Lのワイドナ外端部132が超えた片寄り状態を図4に示す。図4(A)は、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52の検出スポットが型枠材3の指標面3aに当たって、第2超音波センサ52が被舗装面2を検出しなくなった外寄り状態である。図4(B)は、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52の検出スポットが被舗装面2に当たって、第1超音波センサ51が型枠材3の指標面3aを検出しなくなった内寄り状態である。
図4(A)のように、第1超音波センサ51は型枠材3の指標面3aまでの距離L1を検出しているが、第2超音波センサ52は型枠材3の指標面3aまでの距離L2′を検出できない場合、センサ部5が左側(外側)に寄っている状態と判定できる。したがって、センサ部5からの検出情報として、第1超音波センサ51がオンで第2超音波センサ52がオフという検出結果を得た外寄り状態判定時には、左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131を縮めて、ワイドナ外端部132を内側に移動させれば、適正状態の範囲に戻せる。
図4(B)のように、第2超音波センサ52は被舗装面2までの距離L2を検出しているが、第1超音波センサ51は被舗装面2までの距離L1′を検出できない場合、センサ部5が右側(内側)に寄っている状態と判定できる。したがって、センサ部5からの検出情報として、第1超音波センサ51がオフで第2超音波センサ52がオンという検出結果を得た内寄り状態判定時には、左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131を伸ばして、ワイドナ外端部132を外側に移動させれば、適正状態の範囲に戻せる。
なお、センサ部5は、第1超音波センサ51と第2超音波センサ52より構成するものに限らず、被舗装面2と敷設方向指標体(型枠材3あるいは切削オーバレイ工におけるジョイント部)との境界である敷設境界部BSを検出できれば良い。例えば、第1,第2超音波センサ51,52に代えてレーザ距離センサを用いてもよい。ただし、アスファルト敷設時に発生する水蒸気等によってレーザ光の散乱や減衰が生じ、レーザ距離センサによる安定的な検出機能が阻害される場合には、第1,第2超音波センサ51,52が有効である。また、二次元レーザスキャナによって敷設方向に直交する面内をスキャンして敷設方向指標体の位置や距離を検出するようにしても良い。あるいは、被舗装面2と敷設方向指標体を含む二次元画像を写し、画像処理技術により敷設方向指標体の位置や距離を検出するものでも良い。
上述したセンサ部5からの検出情報を受けるスクリード制御装置6の一構成例を図5に示す。スクリード制御装置6は、センサ部5からの検出情報を受け取ると共にワイドナ外端部132の状態を判定する左ワイドナ外端部状態判定手段61Lおよび右ワイドナ外端部状態判定手段61Rを備える。これら左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rによって適正状態ではないと判断された場合には、左油圧シリンダ駆動制御手段62Lおよび右油圧シリンダ駆動制御手段62Rが油圧シリンダ131の駆動制御を行って、ワイドナ外端部132を適正状態に戻す。
スクリード制御装置6の動作は、例えばアスファルトフィニッシャ1の運転席近傍に設けられたスイッチボックス7から指示する。スイッチボックス7の電源スイッチ71をオンにすることでスクリード制御装置6が起動し、左自動制御スイッチ72Lをオンにすると左ワイドナ13Lの自動制御が、右自動制御スイッチ72Rをオンにすると右ワイドナ13Rの自動制御が行われる。すなわち、スクリード制御装置6に対して、左ワイドナ13Lと右ワイドナ13Rの自動制御を個別に指示できるので、両側に敷設方向指標体を設ける場合でも、片側の舗装幅員端にのみ敷設方向指標体を設ける場合でも対応できる。
左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rは、所定間隔(例えば、1秒間隔)の検出周期でセンサ部5による検出情報を取得し、検出情報を取得する毎にワイドナ外端部132の片寄りが有るか無いかを判定する。ワイドナ外端部132が適正状態にあると判定した場合、左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rは次回のセンサ情報を取得するまで何もしない。しかしながら、ワイドナ外端部132が外寄り状態あるいは内寄り状態にあると判定した場合、左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rは、左油圧シリンダ駆動制御手段62Lまたは右油圧シリンダ駆動制御手段62Rへ指示する。
左ワイドナ外端部状態判定手段61Lがワイドナ外端部132の外寄り状態を判定した場合、左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131を縮める動作を行うよう左油圧シリンダ駆動制御手段62Lへ指示する。これにより、左油圧シリンダ駆動制御手段62Lが左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131のピストンロッドを縮めるように制御し、ワイドナ外端部132が右側(内側)へ移動する。逆に、左ワイドナ外端部状態判定手段61Lが、ワイドナ外端部132の内寄り状態を判定した場合、左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131を伸ばす動作を行うよう左油圧シリンダ駆動制御手段62Lへ指示する。これにより、左油圧シリンダ駆動制御手段62Lが左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131のピストンロッドを伸ばすように制御し、ワイドナ外端部132が左側(外側)へ移動する。なお、左ワイドナ13Lの油圧シリンダ131は、左ワイドナ伸縮手動スイッチ8Lによって人為的に操作可能であり、スクリード制御装置6による自動制御を使わない場合は、従来通り、人手によって左ワイドナ13Lの伸縮制御を行うことができる。
同様に、右ワイドナ外端部状態判定手段61Rがワイドナ外端部132の外寄り状態を判定した場合、右ワイドナ13Rの油圧シリンダ131を縮める動作を行うよう右油圧シリンダ駆動制御手段62Rへ指示する。これにより、右油圧シリンダ駆動制御手段62Rが右ワイドナ13Rの油圧シリンダ131のピストンロッドを縮めるように制御し、ワイドナ外端部132が左側(内側)へ移動する。逆に、右ワイドナ外端部状態判定手段61Rが、ワイドナ外端部132の内寄り状態を判定した場合、右ワイドナ13Rの油圧シリンダ131を伸ばす動作を行うよう右油圧シリンダ駆動制御手段62Rへ指示する。これにより、右油圧シリンダ駆動制御手段62Rが右ワイドナ13Rの油圧シリンダ131のピストンロッドを伸ばすように制御し、ワイドナ外端部132が右側(外側)へ移動する。なお、右ワイドナ13Rの油圧シリンダ131は、右ワイドナ伸縮手動スイッチ8Rによって人為的に操作可能であり、スクリード制御装置6による自動制御を使わない場合は、従来通り、人手によって右ワイドナ13Rの伸縮制御を行うことができる。
左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rによる油圧シリンダ131の制御は、次に左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rからの指示が来るまで続けられる。次のセンサ情報取得タイミングとなり、各センサ部5からの検出情報を取得した左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rが、ワイドナ外端部132の片寄りは解消されて適正状態にあると判定すると、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rへ動作停止を指示する。これにより、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rが油圧シリンダ131に対する伸縮動作を中止するので、ワイドナ外端部132は適正状態の範囲内と想定される位置にて停止する。
一方、ワイドナ外端部132の片寄りを解消するために油圧シリンダ131の動作制御を開始した後のセンサ情報取得タイミングで、左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rが、ワイドナ外端部132の片寄りが解消されていないと判定する場合もある。このような場合、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rによる油圧シリンダ131の動作制御をそのまま継続し、ワイドナ外端部132が適正状態の範囲内に戻るまで油圧シリンダ131の伸縮を同速度で続ける方法も考えられる。しかしながら、前回のセンサ情報取得タイミングから次回のセンサ情報取得タイミングまでの期間(以下、単に周期という)内でワイドナ外端部132を適正状態へ戻せない場合、油圧シリンダ131の伸縮速度を超える速度で、敷設境界部BSから離隔し続けている可能性がある。そこで、左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rがワイドナ外端部132の外寄り状態または内寄り状態を連続して判定した場合、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rは、前回の伸縮速度よりも次回の伸縮速度(アクチュエータ駆動速度)を上げるように油圧シリンダ131を動作制御するようにした。
図6に、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rが油圧シリンダ131の動作制御を行うための駆動信号の一例を示す。本例における左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rは、PWM(Pulse Width Modulation)による給電制御で油圧シリンダ131の駆動速度(ピストンロッドの伸縮速度)を調整する。
左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rが最初にワイドナ外端部132の片寄りを判定した1周期目に、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rが出力する駆動信号は、ON時間α1よりもOFF時間β1が十分に長いパルス信号であり、油圧シリンダ131の伸縮速度は低い。左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rが2回続けてワイドナ外端部132の片寄りを判定した2周期目に、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rが出力する駆動信号は、ON時間α2がON時間α1よりも長く、OFF時間β2がOFF時間β1よりも短いパルス信号に変わり、油圧シリンダ131の伸縮速度は上がる。左右ワイドナ外端部状態判定手段61L,61Rが3回続けてワイドナ外端部132の片寄りを判定した3周期目に、左右油圧シリンダ駆動制御手段62L,62Rが出力する駆動信号は、ON時間α3がON時間α2よりも長く、OFF時間β3がOFF時間β2よりも短いパルス信号に変わり、油圧シリンダ131の伸縮速度は一層上がる。なお、4周期目以降も同様に油圧シリンダ131の伸縮速度を徐々に上げるようにしても良いし、油圧シリンダ131の伸縮速度がMAXに達した特定周期以降は、最高伸縮速度を保持するようにしても良い。
このように、前周期の結果を次周期の信号出力に反映(フィードバック)し、徐々に油圧シリンダ131の伸縮速度を変化させる制御を行えば、ワイドナ外端部132の片寄り状態に応じた伸縮速度の増減を適切に行うことができ、迅速に適正状態へ戻すことが可能となる。また、最初にワイドナ外端部132の片寄りを判定したときは、油圧シリンダ131の伸縮速度を比較的低い所定速度に抑えておくことにより、ワイドナ外端部132が敷設境界部BSを行き過ぎる(通過する)オーバーランを繰り返すオーバーシュートが生じることを防げる。
また、センサ部5の取付位置は、ワイドナ外端部132に近いところが理想であるが、アスファルトフィニッシャ1の機種や作業条件等の様々な要因により、ワイドナ外端部132から離れた位置にセンサ部5を設置しなければならない場合もある。敷設方向指標体の検出位置であるセンサ部5の取付位置と、制御対象であるワイドナ外端部132の位置とが無視できないぐらい離れている場合、センサ部5の位置にワイドナ外端部132が到達するまでの時間差が問題となる可能性がある。そこで、センサ部5とワイドナ外端部132との敷設方向の離隔距離およびアスファルトフィニッシャ1の移動速度から推定される制御遅延時間を設定し、センサ部5の検出情報に基づく油圧シリンダ131の制御を検出タイミングより制御遅延時間だけ遅らせる制御を行っても良い。
上述したように、本実施形態のアスファルトフィニッシャ1のスクリード12の伸縮にかかる自動制御システムは、左右ワイドナ13L,13R付きのスクリード12を備える既存のアスファルトフィニッシャ1にセンサ部5とスクリード制御装置6を取り付け、舗装幅員端の指標となる敷設方向指標体を設けることで構成できる。従って、高度な技術を持った人員によって計画3次元データ等を事前に準備しておく必要がなく、施工計画通りに施設方向指標体を準備しておけば良いので、事前準備の負担を減らせるという効果がある。しかも、敷設方向指標体の配置が施工計画と異なっていることが現場で分かっても、敷設方向指標体の配置を修正するだけで、柔軟に対応できるという利点もある。
また、本実施形態のアスファルトフィニッシャ1のスクリード12の伸縮にかかる自動制御システムは、アスファルトフィニッシャ1のオペレータの操作技量に左右されることなく、均一な舗装端部の仕上がりが得られる。加えて、左右ワイドナ13L、13Rの伸縮操作を行う作業員等を必要としないから、作業員等は本来の業務(例えば、アジャストマンなど)に専念できる。よって、本実施形態のアスファルトフィニッシャ1のスクリード12の伸縮にかかる自動制御システムは、省力化・省人化の効果もある。
上述したように、本実施形態のアスファルトフィニッシャ1は、左右ワイドナ13L,13R付きのスクリード12を備える既製品にセンサ部5とスクリード制御装置6を取り付けることで簡単に構成できる。そして、本実施形態のアスファルトフィニッシャ1は、舗装幅員端の指標となる敷設方向指標体が施工現場に設けられていれば、上述したアスファルトフィニッシャ1のスクリード12の伸縮にかかる自動制御システムに用いることができる。
以上、本発明に係るアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャを実施形態に基づき説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りにおいて実現可能な全てのアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャを権利範囲として包摂するものである。
1 アスファルトフィニッシャ
12 スクリード
13L 左ワイドナ
13R 右ワイドナ
131 油圧シリンダ
132 ワイドナ外端部
2 被舗装面
3 型枠材
3a 指標面
5 センサ部
51 第1超音波センサ
52 第2超音波センサ
6 スクリード制御装置
12 スクリード
13L 左ワイドナ
13R 右ワイドナ
131 油圧シリンダ
132 ワイドナ外端部
2 被舗装面
3 型枠材
3a 指標面
5 センサ部
51 第1超音波センサ
52 第2超音波センサ
6 スクリード制御装置
Claims (7)
- 敷設方向に移動しながら被舗装面にアスファルト混合物を敷き均し、前記被舗装面の幅員に応じてワイドナの伸縮をアクチュエータにより調整する伸縮式ワイドナ付きのスクリードでアスファルト混合物を締め固めるアスファルトフィニッシャと、
前記被舗装面よりも所定量だけ高く突出する指標面が、前記アスファルトフィニッシャによる前記敷設方向に連続する敷設方向指標体と、
前記アスファルトフィニッシャのワイドナ外端側に設けられ、前記被舗装面と前記敷設方向指標体との境界である敷設境界部を検出可能なセンサ部と、
前記センサ部からのセンサ情報に基づき、前記敷設境界部に対してワイドナ外端部が片寄っているか否かを判定し、片寄りがある場合には片寄りを戻すように前記アクチュエータを動作させて、前記ワイドナの伸縮速度を調整するスクリード制御装置と、
から成ることを特徴とするアスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システム。 - 敷設方向に移動しながら被舗装面にアスファルト混合物を敷き均し、前記被舗装面の幅員に応じてワイドナの伸縮をアクチュエータにより調整する伸縮式ワイドナ付きのスクリードでアスファルト混合物を締め固めるアスファルトフィニッシャにおいて、
前記ワイドナの外端側に設けられ、前記敷設方向に連続すると共に前記被舗装面よりも所定量だけ高く突出する指標面を備えた敷設方向指標体と前記被舗装面との境界である敷設境界部を検出可能なセンサ部と、
前記センサ部からのセンサ情報に基づき、前記敷設境界部に対してワイドナ外端部が片寄っているか否かを判定し、片寄りがある場合には片寄りを戻すように前記アクチュエータを動作させて、前記ワイドナの伸縮速度を調整するスクリード制御装置と、
を備えることを特徴とするアスファルトフィニッシャ。 - 前記センサ部は、前記敷設方向指標体の前記指標面までの距離を検出可能な第1距離センサと、前記被舗装面までの距離を検出可能な第2距離センサと、を備え、前記第1距離センサの検出位置と前記第2距離センサの検出位置は、前記被舗装面の幅員方向にずらして設け、
前記スクリード制御装置は、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出すると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出することで適正状態と判定し、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出すると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出しなくなることで外寄り状態と判定し、前記第1距離センサが前記敷設方向指標体の前記指標面を検出しなくなると共に前記第2距離センサが前記被舗装面を検出することで内寄り状態と判定し、前記外寄り状態判定時には前記ワイドナを縮めるように前記アクチュエータを動作させ、前記内寄り状態判定時には前記ワイドナを伸ばすように前記アクチュエータを動作させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載のアスファルトフィニッシャ。 - 前記第1距離センサおよび前記第2距離センサは、検出対象物に向けて超音波を発し、反射波を受信することにより前記検出対象物の距離を検出する反射形の超音波センサであることを特徴とする請求項3に記載のアスファルトフィニッシャ。
- 前記スクリード制御装置は、前記外寄り状態または前記内寄り状態を判定したことで前記アクチュエータを制御するとき、前記センサ部の検出周期が経過して次回の検出情報を取得するまで所定速度で前記アクチュエータを駆動させるようにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のアスファルトフィニッシャ。
- 前記スクリード制御装置は、前記外寄り状態または前記内寄り状態を連続して判定した場合、前回のアクチュエータ駆動速度よりも次回のアクチュエータ駆動速度を上げるようにしたことを特徴とする請求項5に記載のアスファルトフィニッシャ。
- 前記スクリード制御装置は、PWMによる給電制御で前記アクチュエータの駆動速度を調整するようにしたことを特徴とする請求項6に記載のアスファルトフィニッシャ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020055769A JP2021155970A (ja) | 2020-03-26 | 2020-03-26 | アスファルトフィニッシャのスクリードの伸縮にかかる自動制御システムおよびアスファルトフィニッシャ |
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WO2024071046A1 (ja) * | 2022-09-29 | 2024-04-04 | 住友建機株式会社 | 道路機械、及び路面舗装システム |
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-
2020
- 2020-03-26 JP JP2020055769A patent/JP2021155970A/ja active Pending
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