JP2021150484A - ロボットハンド - Google Patents

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Rei Yamada
怜 山田
龍之介 高氏
Ryunosuke Takauji
龍之介 高氏
一平 清水
Ippei Shimizu
一平 清水
正勝 永田
Masakatsu Nagata
正勝 永田
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Abstract

【課題】ロボットハンドの高い搬送能力と低コスト化を両立させる。【解決手段】ロボットハンド4は、所定の第1方向へ進退するように構成され、基板S(ワーク)を保持するハンド7と、第1方向における所定の後退位置に位置するハンド7との間で基板Sの受け取り及び受け渡しを行うストッカ8とを備えている。【選択図】図3

Description

ここに開示された技術は、ロボットハンドに関する。
従来より、直動タイプのハンドを備えたロボットハンドが知られている。例えば、特許文献1に開示のロボットハンドは、ベースと、ベースから所定の軸方向へ直動する2つのハンドを備えている。ベースは、移動機構によって移動可能に構成されている。移動機構によるベースの移動に伴って、2つのハンドもベースと共に移動する。
特開平11−129174号公報
ところで、前述のようなロボットハンドは、ハンドがワークを把持した状態でベースが移動することによって、ワークを搬送する。そのため、ハンドの個数が多いほど、より多くのワークを搬送することができる。しかしながら、ハンドの個数が増加すると、ハンドの直動機構も増加する。ハンドは、ワークを所定の位置から取り出したり、ワークを所定の位置へ載置したりするため、ハンドの直動動作には高い精度が求められる。そのため、ハンドの直動機構が増加すると、ロボットハンドのコストが高くなってしまう。
ここに開示された技術は、ロボットハンドの高い搬送能力と低コスト化を両立させることにある。
ここに開示されたロボットハンドは、所定の第1方向へ進退するように構成され、ワークを保持するハンドと、前記第1方向における所定の後退位置に位置する前記ハンドとの間でワークの受け取り及び受け渡しを行うストッカとを備えている。
前記ロボットハンドによれば、ロボットハンドの高い搬送能力と低コスト化を両立させることができる。
図1は、搬送システムの概略構成を示す模式的な正面図である。 図2は、搬送システムの概略構成を示す模式的な平面図である。 図3は、ロボットハンドの正面図である。 図4は、ロボットハンドの平面図である。 図5は、ロボットハンドの側面図である。 図6は、退避位置に位置する第2ストッカの正面図である。 図7は、保持位置に位置する第2ストッカの正面図である。 図8は、制御装置のブロック図である。 図9は、1回目の取出し動作においてハンドが基板を保持したときの状態を示す模式的なロボットハンドの正面図である。 図10は、1回目の取出し動作が完了したときの状態を示す模式的なロボットハンドの正面図である。 図11は、1回目の取出し動作が完了したときの状態を示すロボットハンドの部分的な拡大側面図である。 図12は、受取り動作が完了したときの状態を示すロボットハンドの部分的な拡大側面図である。 図13は、受取り動作が完了したときの状態を示す模式的なロボットハンドの正面図である。 図14は、2回目の取出し動作においてハンドが基板を保持したときの状態を示す模式的なロボットハンドの正面図である。 図15は、2回目の取出し動作が完了したときの状態を示す模式的なロボットハンドの正面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、搬送システム100の概略構成を示す模式的な正面図である。図2は、搬送システム100の概略構成を示す模式的な平面図である。
搬送システム100は、基板Sを一時的に保管するバッファ11と、基板Sに所定の処理を施す処理装置12と、基板Sをバッファ11と処理装置12との間で搬送する搬送ロボット2とを備える。バッファ11、処理装置12及び搬送ロボット2は、筐体19内に収容されている。筐体19の内部は、クリーンルームとなっている。搬送システム100は、バッファ11の基板Sを搬送ロボット2によって処理装置12まで搬送し、処理装置12において処理された基板Sを搬送ロボット2によってバッファ11へ戻す。例えば、基板Sは、円盤状の半導体ウェハである。基板Sは、ワークの一例である。以下、説明の便宜上、Z軸を上下方向とする直交三軸(X軸、Y軸、及びZ軸)を設定する。
バッファ11は、複数枚の基板Sを収容する。例えば、バッファ11に、図示省略のEFEM(Equipment Front End Module)を介して搬入された複数の基板Sを保管している。バッファ11は、複数の基板Sを互いに平行な状態で且つ互いに間隔を空けて保管している。複数の基板Sは、Z軸方向に配列されている。バッファ11は、搬送ロボット2とY軸方向に並んで配置されている。
処理装置12の内部には、基板Sを収容し、且つ、基板Sに処理を施す処理空間が形成されている。例えば、処理装置12は、基板Sに洗浄処理を施す。処理装置12は、複数の基板Sを互いに平行な状態で且つ互いに間隔を空けた状態で収容できるように構成されている。複数の基板Sは、Z軸方向に配列されている。搬送システム100は、2個の処理装置12を備えている。詳しくは、搬送ロボット2に対してX軸方向の両側にそれぞれ処理装置12が配置されている。
搬送ロボット2は、ロボットハンド4と、ロボットハンド4をY軸方向へ移動させる第1移動機構21と、ロボットハンド4をZ軸方向へ移動させる第2移動機構25とを備えている。第1移動機構21に第2移動機構25が連結され、第2移動機構25にロボットハンド4が連結されている。つまり、第1移動機構21は、第2移動機構25をY軸方向へ移動させることによってロボットハンド4をY軸方向へ移動させる。第1移動機構21及び第2移動機構25は、移動機構の一例である。
第1移動機構21は、駆動モータ22と、駆動モータ22によって駆動されるタイミングベルト23と、タイミングベルト23に取り付けられたキャリッジ(図示省略)とを有している。駆動モータ22は、電動モータである。例えば、駆動モータ22は、サーボモータであり、エンコーダ22a(図8参照)が設けられている。タイミングベルト23は、Y軸方向に並ぶ2つのプーリ23aに巻回されている。キャリッジは、Y軸方向に延びるリニアガイド(図示省略)にY軸方向へ移動可能に連結されている。キャリッジには、第2移動機構25が取り付けられている。駆動モータ22の駆動力がタイミングベルト23に伝達され、キャリッジがY軸方向に移動する。これに伴って、第2移動機構25がY軸方向へ移動する。
第2移動機構25は、Y軸方向へ移動可能にフレーム24に連結されている。詳しくは、フレーム24には、Y軸方向に延びる2本のリニアガイド24aが設けられている。第2移動機構25は、Y軸方向へ移動可能にリニアガイド24aに連結されている。つまり、第2移動機構25は、全体としてY軸方向へ移動可能となっている。
第2移動機構25は、駆動モータ26と、駆動モータ26によって駆動されるタイミングベルト27と、タイミングベルト27に取り付けられたキャリッジ3とを有している。駆動モータ26は、電動モータである。例えば、駆動モータ26は、サーボモータであり、エンコーダ26a(図8参照)が設けられている。タイミングベルト27は、Z軸方向に並ぶ2つのプーリ27aに巻回されている。キャリッジ3は、Z軸方向に延びるリニアガイド(図示省略)にZ軸方向へ移動可能に連結されている。キャリッジ3には、ロボットハンド4が取り付けられている。駆動モータ26の駆動力がタイミングベルト27に伝達され、キャリッジ3がZ軸方向に移動する。これに伴って、ロボットハンド4がZ軸方向へ移動する。
図3は、ロボットハンド4の正面図である。図4は、ロボットハンド4の平面図である。図5は、ロボットハンド4の側面図である。尚、図3,5においては、キャリッジ3も図示している。図3においては、ベース5のケーシングを切断し、ベース5の内部が見える状態となっている。図5においては、ベース5のケーシングの図示を省略している。
ロボットハンド4は、所定の第1方向へ進退するように構成され、基板Sを保持するハンド7と、第1方向における所定の後退位置に位置するハンド7との間で基板Sの受け取り及び受け渡しを行うストッカ8とを備えている。ロボットハンド4は、キャリッジ3に連結されるベース5をさらに備えている。ハンド7は、第1方向へ進退するようにベース5に連結されている。ストッカ8は、ベース5に設けられている。
ベース5は、図3に示すように、Z軸と平行なC軸を中心に回転可能にキャリッジ3に連結されている。キャリッジ3は第2移動機構25に設けられているので、ベース5は、第1移動機構21及び第2移動機構25によって移動する。
詳しくは、ベース5には、C軸と同軸に下方に延びるシャフト51が設けられている。シャフト51は、キャリッジ3の内部に進入している。シャフト51の下端には歯車51aが設けられている。シャフト51は、キャリッジ3に設けられた軸受31によって、C軸回りに回転可能に支持されている。
キャリッジ3の内部には、駆動モータ32と、駆動モータ32の回転を歯車51aに伝達する伝達機構33が設けられている。駆動モータ32は、電動モータである。例えば、駆動モータ32は、サーボモータであり、エンコーダ32a(図8参照)が設けられている。伝達機構33は、ギヤ列で形成されている。
駆動モータ32が作動すると、駆動モータ32の回転が伝達機構33を介して歯車51aに伝わり、シャフト51がC軸回りに回転する。これにより、ベース5、ひいては、ロボットハンド4は、キャリッジ3に対して相対的にC軸回りに回転する。第1移動機構21、第2移動機構25及びキャリッジ3は、ベース5を移動させる移動機構の一例である。
以下では、説明の便宜上、ロボットハンド4を基準とする相対座標系を設定する。具体的には、互いに直交するA軸、B軸及びC軸を設定する。C軸は、前述のベース5の回転軸であり、Z軸と平行である。A軸は、水平方向に延び、ハンド7の第1方向に相当する。B軸は、A軸に直交し且つ水平方向に延びる軸である。
ロボットハンド4は、2つのハンド7を備えている。2つのハンド7を区別する場合には、一方を第1ハンド7Aと称し、他方を第2ハンド7Bと称する。第1ハンド7Aと第2ハンド7Bとは、C軸方向に並んでいる。第1ハンド7Aは、第2ハンド7Bの上方に配置されている。第1ハンド7Aと第2ハンド7Bの基本的な構成は同じである。
ハンド7は、基板Sを保持する2本の第1保持部71を有している。第1保持部71は、図4に示すように、概ねA軸方向に延びている。ハンド7は、全体として二又状に形成されている。2本の第1保持部71は、B軸方向に並んでいる。
各第1保持部71の先端部には、基板Sの端縁を係止する第1係止部72aが設けられている。また、各第1保持部71の基端部には、基板Sの端縁を係止する第2係止部72bが設けられている。第1係止部72a及び第2係止部72bは、基板Sの直径と同じ直径を有する円周上に配置されている。
さらに、2つの第2係止部72bの間には、第3係止部72cが設けられている。第3係止部72cは、エアシリンダ73に連結されている。エアシリンダ73には、エアシリンダ73に圧縮エアを供給する配管(図示省略)が接続されている。配管には、電磁弁73a(図8参照)が設けられている。エアの供給は、電磁弁73aによって制御される。
エアシリンダ73のロッドが進出すると、第3係止部72cが第1係止部72aへ近づく方向へ移動する。一方、エアシリンダ73のロッドが後退すると、第3係止部72cが第1係止部72aから離れる方向へ移動する。第1係止部72aと第3係止部72cとの間に基板Sが位置する状態で第3係止部72cが進出することによって、第1係止部72a及び第3係止部72cが基板Sの端縁に係止する。これにより、ハンド7が基板Sを保持する。この状態から第3係止部72cが後退することによって、第3係止部72cが基板Sの端縁から離れる。これにより、ハンド7が基板Sを解放する。
ハンド7は、図5に示すように、ハンドベース74に取り付けられている。ハンドベース74は、ベース5のリニアガイド53に連結されている。詳しくは、ベース5は、フレーム54と、フレーム54に設けられ、A軸方向に延びる2本のリニアガイド53を有している。第1ハンド7Aのハンドベース74は、A軸方向へ移動可能に一方のリニアガイド53に連結されている。第2ハンド7Bのハンドベース74は、A軸方向へ移動可能に他方のリニアガイド53に連結されている。
さらに、ベース5は、図3に示すように、駆動モータ55、タイミングベルト56、第1プーリ57a及び第2プーリ57bを2セット有している。一方のセットは第1ハンド7A用で、他方のセットは第2ハンド7B用である。第1プーリ57a及び第2プーリ57bのそれぞれの回転軸は、B軸方向に延びている。駆動モータ55は、電動モータである。例えば、駆動モータ55は、サーボモータであり、エンコーダ55a(図8参照)が設けられている。第1プーリ57aは、駆動モータ55によって駆動される。タイミングベルト56は、第1プーリ57a及び第2プーリ57bに券回されている。タイミングベルト56は、概ねA軸方向に延びている。タイミングベルト56には、ハンドベース74が取り付けられている。
駆動モータ55が作動すると、駆動モータ55の回転が第1プーリ57aを介してタイミングベルト56へ伝わる。これにより、タイミングベルト56が駆動される。その結果、タイミングベルト56に取り付けられたハンドベース74がA軸方向へ移動する。このとき、ハンドベース74は、リニアガイド53によってA軸方向へ案内される。ハンドベース74の移動に伴って、ハンドベース74に取り付けられたハンド7がA軸方向へ移動する。駆動モータ55の回転方向の切替によって、ハンド7の移動方向がA軸方向の一方側か他方側かで切り替えられる。以下では、A軸方向において、第1保持部71の先端側へのハンド7の移動を「進出」と称し、第1保持部71の基端側へのハンド7の移動を「後退」と称する。
ハンド7は、所定の進出位置と所定の後退位置との間でA軸方向、即ち、第1方向へ移動する。つまり、ハンド7は、第1方向へ直動するように構成されている。進出位置は、ハンド7がバッファ11若しくは処理装置12から基板Sを取る、又は、バッファ11若しくは処理装置12は基板Sに置くときの位置である。後退位置は、ハンド7が基板Sをバッファ11又は処理装置12から基板Sを取り出した後に保持する、又は、ハンド7が基板Sを保持していない状態で待機しているときの位置である。
搬送ロボット2は、図3,5に示すように、2つのストッカ8を備えている。2つのストッカ8を区別する場合には、一方を第1ストッカ8Aと称し、他方を第2ストッカ8Bと称する。第1ストッカ8Aと第2ストッカ8Bとは、C軸方向に並んでいる。第1ストッカ8Aは、第2ストッカ8Bの上方に配置されている。第1ストッカ8Aと第2ストッカ8Bの基本的な構成は同じである。
ストッカ8は、ハンド7とセットで設けられている。つまり、第1ハンド7Aと第1ストッカ8Aとが1つのセットを形成し、第2ハンド7Bと第2ストッカ8Bとが別の1つのセットを形成する。
ストッカ8は、基板Sを保持する2つの第2保持部81を有している。ストッカ8は、ストッカベース80をさらに有している。第2保持部81は、ストッカベース80に設けられている。ストッカ8は、後退位置に位置するハンド7から基板Sを受け取る受取り動作と、後退位置に位置するハンド7へ基板Sを受け渡す受渡し動作とを行う。ストッカ8は、所定の第2方向(具体的には、C軸方向)へ移動することによって前記受取り動作及び前記受渡し動作を行う。
ストッカベース80は、水平面内に拡がる横壁82と、B軸と直交する鉛直面内に拡がる縦壁83とを有している。横壁82は、縦壁83の上端に連結されている。
2つの第2保持部81は、横壁82に設けられている。第2保持部81は、第2方向を向いて見た場合に(即ち、平面視で)、第1保持部71と重ならない位置に配置されている。詳しくは、2つの第2保持部81は、第2方向と直交する第3方向(具体的には、B軸方向)に互いに間隔を空けて並んで配置されている。2つの第2保持部81は、図4に示すように、B軸方向において、ハンド7の2つの第1保持部71の外側に配置されている。すなわち、第1保持部71は、第3方向において2つの第2保持部81の間に配置されている。
また、第2保持部81は、図5に示すように、横壁82から下方へ間隔を空けて配置されている。第2保持部81と横壁82とのC軸方向への間隔は、基板Sの厚みよりも大きい。各第2保持部81には、2つの係止部81aが設けられている。つまり、2つの第2保持部81において4つの係止部81aが設けられている。4つの係止部81aは、基板Sの直径と同じ直径を有する円周上に配置されている。尚、横壁82の略中央には、軽量化のための開口が形成されている。
図6は、退避位置に位置する第2ストッカ8Bの正面図である。図7は、保持位置に位置する第2ストッカ8Bの正面図である。縦壁83は、図5〜7に示すように、C軸方向へ移動可能にリニアガイド62に連結されている。詳しくは、ベース5には、B軸と直交する鉛直面内に拡がる2つの支持壁61が設けられている。一方の支持壁61は、第1ストッカ8Aのストッカベース80を支持し、他方の支持壁61は、第2ストッカ8Bのストッカベース80を支持する。支持壁61には、C軸方向へ延びる2本のリニアガイド62が設けられている。各リニアガイド62には、C軸方向へ移動可能にリニアガイド62に連結されたスライダ63が設けられている。縦壁83は、スライダ63に取り付けられている。こうして、ストッカベース80は、ベース5に設けられたリニアガイド62にC軸方向へ移動可能に連結されている。
また、ベース5には、ストッカベース80をC軸方向へ駆動するエアシリンダ64が設けられている。エアシリンダ64のロッドは、連結部65を介して縦壁83に連結されている。エアシリンダ64には、エアシリンダ64に圧縮エアを供給する配管(図示省略)が接続されている。配管には、電磁弁64a(図8参照)が設けられている。エアの供給は、電磁弁64aによって制御される。エアシリンダ64が作動すると、ロッドの進退に応じて連結部65を介してストッカベース80がC軸方向へ移動する。このとき、ストッカベース80は、リニアガイド62によってC軸方向へ案内される。ストッカベース80がC軸方向へ移動すると、それに伴って支持部81もC軸方向へ移動する。こうして、ストッカ8は、C軸方向へ移動する。
このとき、ストッカ8のC軸方向への移動は、第1ストッパ66及び第2ストッパ67によって制限される。詳しくは、第1ストッパ66は、ベース5に設けられている。第1ストッパ66は、縦壁83の下方に配置されている。第2ストッパ67は、支持壁61の上部に設けられている。縦壁83には開口83aが形成されている。第2ストッパ67は、開口83a内に配置されている。
ストッカベース80がC軸方向において下方へ移動すると、図5,6に示すように、縦壁83の下端が第1ストッパ66に接触する。これによって、ストッカベース80のC軸方向の下方への移動が制限される。ストッカベース80が第1ストッパ66に接触するときのストッカ8の位置は、ストッカ8が基板Sを保持することなく待機する退避位置である。退避位置におけるストッカ8は、ハンド7がA軸方向へ移動する際にハンド7と干渉しない。
一方、ストッカベース80がC軸方向において上方へ移動すると、図7に示すように、縦壁83の開口83aの下端縁が第2ストッパ67に接触する。これによって、ストッカベース80のC軸方向の上方への移動が制限される。ストッカベース80が第2ストッパ67に接触するときのストッカ8の位置は、ストッカ8が基板Sを保持して待機する保持位置である。保持位置におけるストッカ8は、ハンド7がA軸方向へ移動する際にハンド7と干渉しない。
また、ベース5には、図6,7に示すように、ストッカ8のC軸方向の位置を検出する第1センサ68a及び第2センサ68bが設けられている。詳しくは、縦壁83の下部には検出部84が設けられている。第1センサ68a及び第2センサ68bは、例えば、フォトセンサである。第1センサ68aは、縦壁83が第1ストッパ66に接触しているときの検出部84を検出できる位置に配置されている。一方、第2センサ68bは、縦壁83が第2ストッパ67に接触しているときの検出部84を検出できる位置に配置されている。つまり、第1センサ68aは、ストッカ8が退避位置に位置することを検出する。一方、第2センサ68bは、ストッカ8が保持位置に位置することを検出する。
搬送ロボット2は、制御装置10をさらに備えている。図8は、制御装置10のブロック図である。制御装置10は、搬送ロボット2の全体的な制御を行う制御部101と、各種プログラム及び各種データを記憶する記憶部102と、メモリ103と、駆動モータ22等の駆動モータを制御するサーボ制御部104とを有している。
記憶部102は、コンピュータに読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フラッシュメモリで構成されている。尚、記憶部102は、CD−ROM等の光ディスク等で構成されていてもよい。記憶部102は、制御部101の処理の実行に必要な各種プログラムや各種データを記憶している。
制御部101は、記憶部102に記憶されているプログラムに基づいて駆動モータ22等を制御する。制御部101は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで形成されている。制御部101は、記憶部102等に記憶されたプログラムをメモリ103に展開して実行することによって各種処理を実行する。尚、制御部101は、プロセッサと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)等のハードウェアによって実現されてもよい。
制御部101には、第1センサ68a及び第2センサ68bの検出結果が入力される。制御部101は、エアシリンダ64の電磁弁64a及びエアシリンダ73の電磁弁73aに制御信号を出力する。また、制御部101は、制御指令をサーボ制御部104に出力する。
サーボ制御部104は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサで形成されている。サーボ制御部104は、各駆動モータに駆動電流を供給すると共に、各エンコーダからの検出信号が入力される。尚、サーボ制御部104は、プロセッサと同様の機能を有するLSI(Large Scale Integration)等のハードウェアによって実現されてもよい。
制御装置10は、予め定められた動作プログラム又はユーザから入力される動作指令に従って、駆動モータ22等を制御して、搬送ロボット2を制御する。制御装置10は、ロボットハンド4を移動させたり、ハンド7に基板Sを保持又は解放させたりする。例えば、制御部101は、搬送ロボット2の制御指令を生成し、制御指令をサーボ制御部104に出力する。サーボ制御部104は、制御指令に基づいて駆動モータ22等に駆動電流を出力する。このとき、サーボ制御部104は、エンコーダ22a等の検出信号に基づいて駆動電流を制御する。
〈搬送ロボット2の動作〉
続いて、搬送ロボット2の動作について説明する。尚、以下の説明では、制御装置10は、第1ハンド7Aに動作を実行させる場合には、第2ハンド7Bにも同様の動作を同時に実行させる。また、制御装置10は、第1ストッカ8Aに動作を実行させる場合には、第2ストッカ8Bにも同様の動作を同時に実行させる。
まず、搬送ロボット2がバッファ11から処理装置12へ基板Sを搬送する動作について説明する。
制御装置10は、ロボットハンド4にバッファ11に収容された基板Sを取り出させる。まず、ハンド7が後退位置に位置していない場合には、制御装置10は、駆動モータ55を制御して、ハンド7を後退位置へ移動させる。また、ストッカ8が退避位置に位置していない場合には、制御装置10は、エアシリンダ64を制御して、ストッカ8を退避位置に移動させる。制御装置10は、第1センサ68aが検出部84を検出していることをもって、ストッカ8が退避位置に位置していることを確認する。
制御装置10は、第1移動機構21を制御して、ロボットハンド4をバッファ11と対向する位置に移動させる。このとき、制御装置10は、ロボットハンド4のA軸がY軸と平行であって且つハンド7の第1保持部71の先端がバッファ11の方を向くように、駆動モータ32を制御して、ロボットハンド4をキャリッジ3に対してC軸回りに回転させる。
この状態から、制御装置10は、基板Sを取り出す取出し動作をハンド7に実行させる。詳しくは、制御装置10は、第2移動機構25を制御して、対象となる基板Sの下方へハンド7が、他の基板Sと干渉することなく進入できる高さ位置(Z軸方向位置)にロボットハンド4を移動させる。そして、制御装置10は、駆動モータ55を制御して、ハンド7をA軸方向、即ち、Y軸方向へ進出させ、ハンド7をバッファ11内であって対象の基板Sの下方のスペースに挿入させる。ハンド7が対象の基板Sの下方まで移動すると、制御装置10は、第2移動機構25を制御して、ロボットハンド4を上昇させ、ハンド7に基板Sを持ち上げさせる。このとき、基板Sは、ハンド7の2つの第1係止部72a及び2つの第2係止部72bの上に載置されている。続いて、制御装置10は、エアシリンダ73を制御して、第3係止部72cを進出させる。これにより、基板Sの端縁が2つの第1係止部72a及び第3係止部72cによって保持される。こうして、図9に示すように、ハンド7が基板Sを保持する。
その後、制御装置10は、駆動モータ55を制御して、ハンド7をA軸方向へ後退させ、ハンド7をバッファ11から退出させる。最終的に、ハンド7は、図10に示すように、基板Sを保持した状態で後退位置まで後退する。これにより、1回の取出し動作が完了する。
次に、制御装置10は、ストッカ8がハンド7から基板Sを受け取る受取り動作をストッカ8に実行させる。受取り動作に先立ち、制御装置10は、エアシリンダ73を制御して、第3係止部72cを後退させる。これにより、ハンド7による基板Sの係止が解除される。そして、制御装置10は、エアシリンダ64を制御してストッカ8を退避位置からC軸方向の上方へ移動させる。このとき、ハンド7は、後退位置に位置する状態を維持し、特別な動作を実行しない。1回目の取出し動作が完了したとき、ストッカ8は退避位置に位置している。このとき、第2保持部81は、図11に示すように、ハンド7が保持する基板Sの下方に位置している。また、ハンド7の第1保持部71は、図4に示すように、基板Sを部分的にはみ出した状態で保持している。平面視で、ストッカ8の第2保持部81は、ハンド7の第1保持部71とは重ならず、且つ、基板Sのうち第1保持部71からはみ出す部分と重なる状態となっている。そのため、ストッカ8が上昇すると、ストッカ8の第2保持部81は、図12に示すように、第1保持部71と干渉することなく、基板Sのうち第1保持部71からはみ出す部分に接触し、基板Sをハンド7から持ち上げる。このとき、基板Sは、ストッカ8の4つの第2保持部81aの上に載置されている。つまり、ストッカ8の第2保持部81は、第1保持部71に保持された基板Sのうち第1保持部71からはみ出した部分を保持して、ハンド7から基板Sを受け取る。
制御装置10は、ストッカ8を保持位置まで上昇させる。制御装置10は、第2センサ68bが検出部84を検出していることをもって、ストッカ8が保持位置に位置していることを確認する。これにより、受取り動作が完了する。受取り動作の完了により、図13に示すように、ストッカ8が基板Sを保持し、ハンド7は再び空状態となる。
続いて、制御装置10は、2回目の取出し動作をハンド7に実行させる。1回目の取出し動作ではストッカ8が退避位置に位置していたのに対し、2回目の取出し動作では、図12,13に示すように、ストッカ8が基板Sを保持した状態で保持位置に位置している。それ以外は、2回目の取出し動作は、1回目の取出し動作と同様である。つまり、制御装置10は、対象の基板Sに合わせてロボットハンド4をZ軸方向へ移動させ、ハンド7をバッファ11内に進入させ、図14に示すように、ハンド7で基板Sを保持させる。ストッカ8が保持位置に位置するとき、ストッカ8及びストッカ8が保持する基板Sは、A軸方向に移動するハンド7と干渉しない。
その後、制御装置10は、図15に示すように、ハンド7をA軸方向へ後退させ、後退位置まで移動させる。このとき、ハンド7が保持する基板Sは、ストッカ8及びストッカ8が保持する基板Sと干渉しない。
2回目の取出し動作が完了すると、第1ハンド7A、第2ハンド7B、第1ストッカ8A及び第2ストッカ8Bのそれぞれが基板Sを保持している。つまり、ロボットハンド4は、4枚の基板Sを保持している。
続いて、制御装置10は、ロボットハンド4に基板Sを処理装置12へ搬入させる。具体的には、制御装置10は、第1移動機構21を制御して、ロボットハンド4を処理装置12と対向する位置に移動させる。このとき、制御装置10は、ロボットハンド4のA軸がX軸と平行であって且つハンド7の第1保持部71の先端が処理装置12の方を向くように、駆動モータ32を制御して、ロボットハンド4をキャリッジ3に対してC軸回りに回転させる。
この状態から、制御装置10は、基板Sを搬入する搬入動作をハンド7に実行させる。詳しくは、制御装置10は、第2移動機構25を制御して、処理装置12内の所望の位置に基板Sを搬入できる高さ位置(Z軸方向位置)にロボットハンド4を移動させる。そして、制御装置10は、駆動モータ55を制御して、ハンド7をA軸方向、即ち、Y軸方向へ進出させ、ハンド7を処理装置12内へ進入させる。ロボットハンド4の状態は、2回目の取出し動作時の図14に示す状態と同じである。ハンド7が所望の位置まで進入すると、制御装置10は、エアシリンダ73を制御して、第3係止部72cを後退させる。これにより、2つの第1係止部72a及び第3係止部72cによる基板Sの保持が解除される。続いて、制御装置10は、第2移動機構25を制御して、ロボットハンド4を下降させ、ハンド7に処理装置12内の支持部(図示省略)上に基板Sを載置させる。
その後、制御装置10は、駆動モータ55を制御して、ハンド7をA軸方向、即ち、Y軸方向へ後退させ、ハンド7を処理装置12から退出させる。最終的に、ハンド7は、空状態で後退位置まで後退する。これにより、1回の搬入動作が完了する。ロボットハンド4の状態は、受取り動作完了後の図13に示す状態と同じである。
次に、制御装置10は、ストッカ8がハンド7へ基板Sを受け渡す受渡し動作をストッカ8に実行させる。詳しくは、制御装置10は、エアシリンダ64を制御してストッカ8をC軸方向の下方へ移動させる。このとき、ハンド7は、後退位置に位置する状態を維持し、特別な動作を実行しない。ストッカ8の第2保持部81は、平面視でハンド7の第1保持部71と重ならない位置に位置しているので、第2保持部81は、第1保持部71に干渉することなく、第1保持部71よりも低い位置まで降下する。このとき、基板Sのうち第2保持部81に保持されていない部分が第1保持部71に接触し、基板Sが第2保持部81から第1保持部71に受け渡される。基板Sは、ハンド7の第1係止部72a及び第2係止部72bの上に載置される。制御装置10は、ストッカ8を退避位置まで下降させる。これにより、受渡し動作が完了する。受渡し動作の完了により、ハンド7は、再び基板Sを保持した状態となる。ロボットハンド4の状態は、1回目の取出し動作完了後の図10に示す状態と同じである。受渡し動作の後、制御装置10は、エアシリンダ73を制御して、第3係止部72cを進出させる。これにより、2つの第1係止部72a及び第3係止部72cによって基板Sが保持される。
続いて、制御装置10は、2回目の搬入動作をハンド7に実行させる。1回目の搬入動作ではストッカ8が基板Sを保持した状態で保持位置に位置していたのに対し、2回目の搬入動作ではストッカ8が基板Sを保持していない状態で退避位置に位置する。それ以外は、2回目の搬入動作は、1回目の搬入動作と同様である。つまり、制御装置10は、処理装置12の所望の位置に合わせてロボットハンド4をZ軸方向へ移動させ、ハンド7を処理装置12内に進入させる。ロボットハンド4の状態は、1回目の取出し動作時の図9に示す状態と同じである。その後、制御装置10は、ハンド7に基板Sを処理装置12内に載置させ、ハンド7を処理装置12から退出させる。
2回目の搬入動作が完了すると、第1ハンド7A、第2ハンド7B、第1ストッカ8A及び第2ストッカ8Bのいずれも基板Sを保持していない。つまり、ロボットハンド4は、基板Sを保持していない。
こうして、搬送ロボット2は、バッファ11から処理装置12への4枚の基板Sの搬送を完了する。搬送ロボット2は、この動作を繰り返すことによって、必要な枚数の基板Sをバッファ11から処理装置12へ搬送する。尚、搬送先となる処理装置12は、8個の処理装置12の中から適宜選択される。
処理装置12への基板Sの搬入が完了すると、処理装置12は、基板Sの洗浄処理を実行する。
基板Sの洗浄処理が完了すると、搬送ロボット2は、処理装置12からバッファ11へ基板Sを搬送する。このとき、搬送ロボット2は、バッファ11から処理装置12へ基板Sを搬送したときと同様の動作を行う。
つまり、ハンド7が処理装置12に対して1回目の取出し動作を実行し、ストッカ8が受取動作を実行し、ハンド7が処理装置12に対して2回目の取出し動作を実行する。こうして、ロボットハンド4は、処理装置12からの基板Sの取り出しを完了し、4枚の基板Sを保持した状態となる。
続いて、ロボットハンド4がバッファ11に対向する位置まで移動する。そして、ハンド7がバッファ11に対して1回目の搬入動作を実行し、ストッカ8が受渡し動作を実行し、ハンド7がバッファ11に対して2回目の搬入動作を実行する。こうして、ロボットハンド4は、バッファ11への基板Sの搬入を完了する。
搬送ロボット2は、これらの動作を繰り返すことによって、必要な枚数の基板Sを処理装置12からバッファ11へ搬送する。尚、搬送元となる処理装置12は、8個の処理装置12の中から適宜選択される。
このように、ロボットハンド4は、1回で最大4枚の基板Sを搬送することができる。ロボットハンド4は、ストッカ8を備えているので、ハンド7の個数より多い枚数の基板Sを搬送することができる。例えば、ストッカ8が設けられていない場合、4枚の基板Sを搬送するためには4個のハンド7が必要となる。ハンド7は、バッファ11若しくは処理装置12からの基板Sの取り出し、並びに、バッファ11若しくは処理装置12への基板Sの搬入を行うので、高精度な動作が求められる。そのため、ハンド7は、駆動モータ(サーボモータ)55によって駆動され、コストが高い。
一方、ストッカ8が行う動作は、ハンド7からの基板Sの受け取り、及び、ハンド7への基板Sの受け渡しなので、ストッカ8の動作にはハンド7ほどの精度を要求されない。そのため、ストッカ8は、エアシリンダ64によって駆動され、コストが安い。つまり、ロボットハンド4は、ストッカ8を備えているので、ハンド7の個数より多い枚数の基板Sを搬送することができると共に、コストを低減することができる。
以上のように、ロボットハンド4は、所定の第1方向へ進退するように構成され、基板S(ワーク)を保持するハンド7と、第1方向における所定の後退位置に位置するハンド7との間で基板Sの受け取り及び受け渡しを行うストッカ8とを備えている。
この構成によれば、ハンド7が第1方向に進出して基板Sを取り、第1方向に後退位置まで後退した後、ストッカ8がハンド7から基板Sを受け取ることができる。ハンド7は、基板Sを保持していない空状態となるので、別の基板Sを再び取ることができる。こうして、ハンド7及びストッカ8の両方で基板Sを保持することができる。
一方、ハンド7及びストッカ8の両方が基板Sを保持した状態から、ハンド7が第1方向へ進出して基板Sを他の装置に受け渡して空状態となり、第1方向へ後退位置まで後退した後、ストッカ8がハンド7へ基板Sを受け渡すことができる。ハンド7は、再び第1方向へ進出して基板Sを他の装置に受け渡すことができる。
このように、ロボットハンド4は、ハンド7の個数より多い基板Sを保持することができる。そのため、ロボットハンド4を用いることによって高い搬送能力を実現することができる。それに加えて、第1方向へ進退するように構成されたハンド7の個数を低減することができるので、ロボットハンド4のコストを低減することができる。その結果、ロボットハンド4は、高い搬送能力と低コスト化を両立させることができる。
また、ロボットハンド4は、第1移動機構21、第2移動機構25及びキャリッジ3(移動機構)によって移動するベース5をさらに備え、ハンド7は、第1方向へ進退するようにベース5に連結され、ストッカ8は、ベース5に設けられている。
この構成によれば、ロボットハンド4は、第1移動機構21、第2移動機構25及びキャリッジ3を介して移動する。これにより、ロボットハンド4は、多くの基板Sを搬送することができる。
具体的には、第1方向は、直線状に延びる方向であり、ハンド7は、直動するように構成されている。
この構成によれば、ハンド7を直動させる機構を、ロボットハンド4が保持可能な基板Sの数量に比べて低減することができる。
また、ストッカ8は、後退位置に位置するハンド7から基板Sを受け取る受取り動作と、後退位置に位置するハンド7へ基板Sを受け渡す受渡し動作とを行う。
この構成によれば、ストッカ8が受取り動作を行うことによって、ストッカ8がハンド7から基板Sを受け取ることができる。また、ストッカ8が受渡し動作を行うことによって、ストッカ8がハンド7へ基板Sを受け渡すことができる。そのため、ハンド7とストッカ8の間での基板Sの受け取り及び受け渡しのために、ハンド7が特別な動作をする必要がない。その結果、ハンド7の動作の複雑化を回避することができる。
さらに、ハンド7は、基板Sを保持する第1保持部71を有し、ストッカ8は、基板Sを保持する第2保持部81を有し、第1保持部71は、基板Sを部分的にはみ出した状態で保持し、第2保持部81は、第1保持部71に保持された基板Sのうち第1保持部71からはみ出した部分を保持して、ハンド7から基板Sを受け取る。
この構成によれば、第1保持部71と第2保持部81とは、基板Sのうちそれぞれ異なる部分を保持する。第2保持部81は、基板Sを保持した第1保持部71から基板Sを容易に受け取ることができる。
また、ストッカ8は、所定の第2方向へ移動することによって受取り動作及び受渡し動作を行い、第2保持部81は、第2方向を向いて見た場合に、第1保持部71と重ならない位置に配置されている。
この構成によれば、ストッカ8が第2方向へ移動して受取り動作及び受渡し動作を行う際に、第2保持部81が第1保持部71に干渉することを防止することができる。
さらに、第2保持部81は、第2方向と直交する第3方向に並んで2つ設けられており、第1保持部71は、第3方向において2つの第2保持部の間に配置されている。
この構成によれば、第3方向において、第1保持部71の外側に2つの第2保持部81が配置されている。そのため、第1保持部71の第1方向への進退動作を邪魔することなく第2保持部81を容易に配置することができる。
また、ハンド7は、駆動モータ55(モータ)によって駆動され、ストッカ8は、エアによって駆動される。
この構成によれば、ストッカ8は、エア駆動なので、駆動モータ55によって駆動されるハンド7に比べてコストが安い。つまり、ストッカ8を設けて、ハンド7の個数を低減させることによって、ロボットハンド4のコストを低減することができる。
また、ハンド7は、基板Sをワークとして保持する。
この構成によれば、ハンド7は基板Sを取り扱うため、高精度な動作が求められるケースが多い。そのため、ハンド7の個数を低減することは、ロボットハンド4のコスト低減に大きく寄与する。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、ワークは、基板Sに限定されない。ロボットハンド4は、任意のワークを搬送することができる。
また、基板Sは、半導体基板及びガラス基板などの半導体デバイスの基板の材料となる薄板であり得る。半導体基板としては、例えば、シリコン基板、サファイヤ基板等がある。ガラス基板としては、例えば、FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)用ガラス基板等がある。
ロボットハンド4の移動機構、即ち、ベース5を移動させる移動機構は、第1移動機構21、第2移動機構25及びキャリッジ3に限定されない。例えば、ロボットハンド4は、複数のリンクが連結されたアームに連結されていてもよい。この場合、ベース5、即ち、ロボットハンド4の移動機構はアームである。
ハンド7の駆動源は、サーボモータに限定されない。例えば、ハンド7の駆動源は、ステッピングモータであってもよい。
ハンド7は、その上面において基板S、即ち、ワークを保持するものに限定されない。例えば、ハンド7は、その下面においてワークを保持してもよい。ハンド7は、吸着等の手段によって、その下面においてワークを保持することができる。その場合、ストッカ8の受取り動作においては、ストッカ8がハンド7の下方からワークに接近し、ハンド7による保持が解除されたワークをストッカ8が受け取ってもよい。その後、ストッカ8は、下降して、ハンド7よりも下方の保持位置へ移動する。
ロボットハンド4が備えるハンド7の個数は、2個に限定されない。ハンド7の個数は、1個でもよいし、3個であってもよい。
同様に、ロボットハンド4が備えるストッカ8の個数は、2個に限定されない。ストッカ8の個数は、1個でもよいし、3個であってもよい。また、ストッカ8の個数は、ハンド7の個数と同数であってもよいし、ハンド7の個数の倍数であってもよいし、ハンド7の個数と無関係であってもよい。
ストッカ8は、その上面に基板S、即ち、ワークを載置することによって保持しているが、これに限定されない。ストッカ8は、ハンド7のようにワークを挟持することによって保持してもよいし、又は、ワークを吸着によって保持してもよい。
ストッカ8は、受取り動作及び受渡し動作において鉛直方向に移動しているが、例えば、鉛直方向に対して傾斜した方向に移動してもよい。つまり、ハンド7との間でワークの受け取り及び受け渡しが実現できる限りは、ストッカ8の移動方向は任意の方向に移動可能である。
ロボットハンド4は、1つのハンド7につき1つのストッカ8が設けられているが、1つのハンド7につき複数のストッカ8が設けられていてもよい。例えば、ハンド7の第1保持部71と複数のストッカ8の第2保持部81とが平面視で重ならないように配置され且つ、基板Sの、ハンド7からはみ出した部分のうち異なる部分を複数のストッカ8の第2保持部81が保持することによって、1つのハンド7につき複数のストッカ8を設けて、前述のような受取り動作及び受渡し動作を実現することができる。
第1ハンド7A及び第2ハンド7Bは、同じ動作を同時に実行しなくてもよい。例えば、第1ハンド7A及び第2ハンド7Bは、同じ動作を順番に実行してもよい。また、第1ストッカ8A及び第2ストッカ8Bは、同じ動作を同時に実行しなくてもよい。例えば、第1ストッカ8A及び第2ストッカ8Bは、同じ動作を順番に実行してもよい。
ロボットハンド4は、常に最大の搬送能力でワークを搬送する必要はない。ロボットハンド4は、第1ハンド7A、第2ハンド7B、第1ストッカ8A及び第2ストッカ8Bの何れが基板Sを保持するかを適宜選択し、最大搬送能力の範囲内で必要な個数のワークを搬送することができる。
ベース5は、複数に分割されていてもよい。例えば、ベース5のうちハンド7が連結された部分とストッカ8が連結された部分とは、分割されていてもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、ロボットハンドについて有用である。
21 第1移動機構(移動機構)
25 第2移動機構(移動機構)
3 キャリッジ(移動機構)
4 ロボットハンド
5 ベース
55 駆動モータ(モータ)
7A 第1ハンド
7B 第2ハンド
71 第1保持部
8A 第1ストッカ
8B 第2ストッカ
81 第2保持部
S 基板(ワーク)

Claims (9)

  1. 所定の第1方向へ進退するように構成され、ワークを保持するハンドと、
    前記第1方向における所定の後退位置に位置する前記ハンドとの間でワークの受け取り及び受け渡しを行うストッカとを備えるロボットハンド。
  2. 請求項1に記載のロボットハンドにおいて、
    移動機構によって移動するベースをさらに備え、
    前記ハンドは、前記第1方向へ進退するように前記ベースに連結され、
    前記ストッカは、前記ベースに設けられているロボットハンド。
  3. 請求項1又は2に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第1方向は、直線状に延びる方向であり、
    前記ハンドは、直動するように構成されているロボットハンド。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のロボットハンドにおいて、
    前記ストッカは、前記後退位置に位置する前記ハンドからワークを受け取る受取り動作と、前記後退位置に位置する前記ハンドへワークを受け渡す受渡し動作とを行うロボットハンド。
  5. 請求項4に記載のロボットハンドにおいて、
    前記ハンドは、ワークを保持する第1保持部を有し、
    前記ストッカは、ワークを保持する第2保持部を有し、
    前記第1保持部は、ワークを部分的にはみ出した状態で保持し、
    前記第2保持部は、前記第1保持部に保持されたワークのうち前記第1保持部からはみ出した部分を保持して、前記ハンドからワークを受け取るロボットハンド。
  6. 請求項5に記載のロボットハンドにおいて、
    前記ストッカは、所定の第2方向へ移動することによって前記受取り動作及び前記受渡し動作を行い、
    前記第2保持部は、前記第2方向を向いて見た場合に、前記第1保持部と重ならない位置に配置されているロボットハンド。
  7. 請求項6に記載のロボットハンドにおいて、
    前記第2保持部は、前記第2方向と直交する第3方向に並んで2つ設けられており、
    前記第1保持部は、前記第3方向において2つの前記第2保持部の間に配置されているロボットハンド。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載のロボットハンドにおいて、
    前記ハンドは、モータによって駆動され、
    前記ストッカは、エアによって駆動されるロボットハンド。
  9. 請求項1乃至8の何れか1つに記載のロボットハンドにおいて、
    前記ハンドは、ワークとしての基板を保持するロボットハンド。
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