JP2021144974A - 電子デバイス、電子機器、及び移動体 - Google Patents

電子デバイス、電子機器、及び移動体 Download PDF

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Hisahiro Ito
久浩 伊藤
昌一郎 笠原
Shoichiro Kasahara
昌一郎 笠原
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Abstract

【課題】信頼性に優れた電子デバイス、電子機器、及び移動体を提供する。【解決手段】電子デバイスは、パッド12を有する半導体装置10と、半導体装置10が固定され、配線29が設けられているベース31と、パッド12と配線29とを電気的に接続するバンプ40と、を備え、半導体装置10は、パッド12が一方の面11aに設けられている半導体基板11と、半導体基板11の面11aに配置されているインダクター13と、インダクター13を覆い、且つ、パッド12が露出するように、半導体基板11の面11aに形成されている絶縁層14と、絶縁層14の半導体基板11と反対側の面に配置されている樹脂層15と、パッド12と電気的に接続された第1部分17と、樹脂層15の絶縁層14と反対側の面に配置された第2部分18と、を有する再配置配線16と、を含み、第2部分18とベース31の配線29とがバンプ40により接合されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電子デバイス、電子機器、及び移動体に関する。
水晶振動子等の振動子を発振させて所望の周波数の信号を出力する発振器は、様々な電子機器やシステムに広く使用されている。小型化の要求を満たすため、振動子と振動子を発振させるための集積回路素子(IC:Integrated Circuit)とが積層された発振器が知られている。例えば、特許文献1には、インダクターを含む電圧制御発振回路を備えたIC上に、セラミックパッケージに収納された振動子を搭載した構造の発振器が記載されている。また、特許文献2には、低背化を図るために、セラミックパッケージ内で、ICをFCB(Flip-chip Bonding)実装した構造の発振器が記載されている。
特開2019−97149号公報 特開2017−55280号公報
しかしながら、特許文献1のように、IC上に電圧制御発振回路用のインダクターを構成する際には、ICの最上層のアルミ配線の厚さを厚くすることが考えられる。アルミが厚いほど、直列抵抗が小さくなり、インダクターのQ値が向上する。また、インダクターとICとの距離を離すほど寄生容量やICで発生する渦電流損失が小さくなるので、インダクターは最上層配線で構成される。結果として、インダクターを搭載したICのアルミPADは厚いものとなってしまう。その厚いアルミPADを備えたICを、特許文献2のようにFCB実装する場合、実装時の圧力によってアルミPADが押し潰され、変形する虞があるという課題があった。
電子デバイスは、パッドを有する半導体装置と、前記半導体装置が固定され、配線が設けられているベースと、前記半導体装置の前記パッドと前記ベースの前記配線とを電気的に接続するバンプと、を備え、前記半導体装置は、前記パッドが一方の面に設けられている半導体基板と、金属配線により形成され、前記半導体基板の前記一方の面に配置されているインダクターと、前記インダクターを覆い、且つ、前記パッドが露出するように、前記半導体基板の前記一方の面に形成されている絶縁層と、前記絶縁層の前記半導体基板と反対側の面に配置されている樹脂層と、前記パッドと電気的に接続された第1部分と、前記樹脂層の前記絶縁層と反対側の面に配置された第2部分と、を有する再配置配線と、を含み、前記第2部分と前記ベースの前記配線とが前記バンプにより接合されている。
電子機器は、上記の電子デバイスを備えている。
移動体は、上記の電子デバイスを備えている。
第1実施形態に係る電子デバイスの概略構成を示す平面図。 図1のA−A線での断面図。 半導体装置の概略構成を示す平面図。 図3のB−B線での断面図。 半導体装置の概略構成を示す平面図。 電子デバイスの概略構成を示すブロック図。 第2実施形態に係る電子デバイスの半導体装置の概略構成を示す断面図。 第3実施形態に係る電子デバイスを備える電子機器としてのスマートフォンの概略構成を示す斜視図。 第4実施形態に係る電子デバイスを備える移動体としての自動車の概略構成を示す斜視図。
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る電子デバイスの一例として、発振器1を挙げて図1〜図6を参照して説明する。
なお、図1において、発振器1の内部の構成を説明する便宜上、リッド39を取り外した状態を図示している。また、図2において、半導体装置10の断面は、半導体装置10の実装構造を説明する便宜上、図4の断面を図示している。
また、説明の便宜上、図1〜図5には互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」とし、矢印の方向がプラス方向である。また、Z方向のプラス方向を「上」、Z方向のマイナス方向を「下」として説明する。
本実施形態に係る発振器1は、図1及び図2に示すように、半導体装置10と、振動素子としての水晶振動子20と、半導体装置10と水晶振動子20とを収容するパッケージ30と、を含む。
半導体装置10は、IC(Integrated Circuit)と呼ばれる集積回路装置である。例えば半導体装置10は、半導体プロセスにより製造されるICであり、半導体基板上に回路素子が形成された半導体チップである。
水晶振動子20は、電気的な信号により機械的な振動を発生する圧電振動素子であり、水晶基板により実現できる。具体的には水晶振動子20は、カット角がATカットやSCカットなどの厚みすべり振動する水晶基板により実現できる。なお、水晶振動子20を有する発振器1は、SPXO(Simple Packaged Crystal Oscillator)であってもよいし、恒温槽を備えない温度補償型発振器(TCXO)や、恒温槽を備える恒温槽型発振器(OCXO)であってもよい。
パッケージ30は、例えばセラミック等により形成されているベース31と、ベース31の上面に形成された接合材32と、ベース31の下面に形成された実装端子33と、を含み、その内側に収容空間Sを有している。この収容空間Sに半導体装置10及び水晶振動子20が収容される。収容空間Sは、ベース31上面に接合材32を介してリッド39を接合することで気密封止されており、窒素(N2)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)等の不活性ガスが封入された大気圧状態又は真空に近い状態である減圧状態になっている。このパッケージ30により、半導体装置10及び水晶振動子20を衝撃、埃、熱、湿気等から好適に保護することができる。
ベース31は、図2に示すように、その内側に、上面に開口する第1凹部34と、第1凹部34の底面35に開口する第2凹部36を有する。
第1凹部34の底面35には、接続端子38が配置されており、接続端子38上に導電性接着剤等の接合部材42によって水晶振動子20が固定されている。
第2凹部36の底面37には、配線29が設けられており、配線29上に導電性のバンプ40によって、半導体装置10が固定されている。なお、バンプ40は、金属で形成された金属バンプであり、例えば、金バンプ、銀バンプ、又は銅バンプ等である。
第1凹部34の底面35に設けられた接続端子38は、ベース31に設けられた図示しない貫通配線や内部配線により、第2凹部36の底面37に設けられた配線29と電気的に接続されている。また、第2凹部36の底面37に設けられた配線29の幾つかは、ベース31に設けられた図示しない貫通配線や内部配線により、ベース31の下面に設けられた実装端子33と電気的に接続されている。
水晶振動子20は、圧電体としての水晶基板21と、水晶基板21の上下両主面に設けられた励振電極22と、水晶基板21のX方向の一方の端部で上下両主面に設けられた電極パッド24と、励振電極22と電極パッド24とを電気的に接続するリード電極23と、を含む。水晶基板21の上下両主面に設けられた電極パッド24は、図示しない側面電極で上面の電極パッド24と下面の電極パッド24とが電気的に接続されている。水晶基板21の上面に設けられた励振電極22は、水晶基板21の上面に設けられたリード電極23を介して電極パッド24と電気的に接続され、水晶基板21の下面に設けられた励振電極22は、水晶基板21の下面に設けられたリード電極23を介して電極パッド24と電気的に接続されている。従って、接続端子38等を介して、半導体装置10と電気的に接続され、後述する半導体装置10に設けられた発振回路50と電気的に接続されるようになり、発振回路50による水晶振動子20の発振動作が可能になる。
半導体装置10は、図3及び図4に示すように、発振回路50とPLL回路60とが形成された半導体基板11と、パッド12と、インダクター13と、絶縁層14と、樹脂層15と、再配置配線16と、を含む。半導体装置10は、再配置配線16が配置された面をベース31側に向け、バンプ40によってベース31上に固定されている。また、半導体装置10は、水晶振動子20とベース31との間に配置され、Z方向からの平面視で、水晶振動子20と重なって配置されている。そのため、XY面の面積が小さい小型の発振器1を得ることができる。
半導体基板11には、水晶振動子20を発振させる発振回路50と、発振回路50の発振信号を基準信号として動作するPLL回路60と、が形成されている。また、半導体基板11には、図示を省略するが発振回路50やPLL回路60を構成する複数の回路素子同士を電気的に接続する複数の配線層が形成されている。
パッド12は、半導体基板11の一方の面11aに複数配置されており、その中の一つは、PLL回路60からのクロック信号が出力される出力パッドである。
インダクター13は、パッド12と同じアルミニウム(Al)等の金属配線で形成され、パッド12と同じ半導体基板11の一方の面11aに配置されている。つまり、インダクター13は、上述した複数の配線層よりもベース31に最も近い配線層である第1の配線層に設けられた金属配線により構成されている。そのため、半導体装置10をベース31にFCB実装することで、水晶振動子20の励振電極22と、インダクター13の形成された半導体基板11の一方の面11aと、の間の距離を確保できるので、励振電極22によって遮られるインダクター13の磁界が低減され、インダクター13のQ値を良くすることができる。
また、インダクター13の金属配線の厚さは、インダクター13の直列抵抗が小さくなり、Q値が向上する1μm以上10μm以下であり、好ましくは、より膜厚制御がし易く、成膜時間が短い2μm以上6μm以下である。また、インダクター13は、後述するPLL回路60に設けられた電圧制御発振回路63と電気的に接続され、LC発振回路の回路構成を成し、電圧制御発振器(VCO:Voltage controlled oscillator)として発振動作する。
酸化膜等の絶縁層14は、インダクター13を覆い、且つ、パッド12を露出するように、半導体基板11の一方の面11aに形成されている。
ポリイミド樹脂等の樹脂層15は、絶縁層14の半導体基板11と反対側の面に配置されている。
再配置配線16は、パッド12と同数配置されており、パッド12と電気的に接続された第1部分17と、樹脂層15の絶縁層14と反対側の面に配置された第2部分18と、を有している。なお、上述したPLL回路60からのクロック信号が出力されるパッド12の位置に設けられた再配置配線16は、発振回路50の発振信号とPLL回路60のクロック信号との干渉を低減するために、Z方向からの平面視で、発振回路50と重ならない位置に配置されている。また、再配置配線16は、銅(Cu)を主材料とし、バンプ40が接合される面にニッケル(Ni)/パラジウム(Pd)/金(Au)メッキが施されている。
半導体装置10は、樹脂層15上に形成された再配置配線16の第2部分18を導電性のバンプ40で接合することで、ベース31上に固定されている。また、半導体装置10のパッド12は、再配置配線16及びバンプ40を介してベース31に設けられた配線29と電気的に接続されている。
本実施形態の発振器1は、バンプ40が接合される再配置配線16の第2部分18が樹脂層15上に形成されているため、半導体装置10をベース31にFCB実装する際の圧力が半導体装置10のパッド12に加わらないため、パッド12の変形や破損を抑制することができる。また、ベース31と半導体装置10との線膨張係数の違いから環境温度の変化によりバンプ40を介して生じる応力やFCB実装時の半導体装置10に加わる応力や衝撃を樹脂層15で吸収することができ、半導体装置10の損傷をし難くすることができる。
また、再配置配線16は、図3に示すように、複数設けられており、全ての再配置配線16において、それぞれの第2部分18は、第1部分17より半導体装置10の中心Oに近い位置に配置されている。つまり、第2部分18と半導体装置10の中心Oとの距離W1は、Z方向からの平面視で、第1部分17と半導体装置10の中心Oとの距離W2より小さい。そのため、ベース31とバンプ40を介して接合される位置同士が近くなるため、ベース31と半導体装置10との線膨張係数の違いから環境温度の変化により生じる応力の影響を低減することができる。なお、半導体装置10の中心Oとは、図3に示すように、半導体装置10が矩形の場合、一番離れた2つの角部を結ぶ2本の対角線L1,L2の交点である。また、半導体装置10が矩形でない場合には、半導体装置10の重心を中心Oとする。
また、再配置配線16は、Z方向からの平面視で、インダクター13と重ならない位置に配置される。そのため、再配置配線16とインダクター13との間に生じる寄生容量を低減することができる。
また、図5に示すように、インダクター13を挟むように配置された再配置配線16から等距離W3にある仮想直線L3を規定したときに、インダクター13は、Z方向からの平面視で、仮想直線L3と交差する位置に配置されている。そのため、インダクター13を挟む再配置配線16とインダクター13との間に生じる寄生容量の影響を低減することができる。
次に、本実施形態の発振器1が備える半導体装置10の回路構成について、図6を参照して説明する。
半導体装置10は、図6に示すように、発振回路50とPLL回路60とを有し、半導体基板11の一方の面11aに設けられた2つのパッド12を介して、発振回路50と水晶振動子20とを電気的に接続し、発振回路50で水晶振動子20を発振させる。発振回路50から出力した基準クロック信号RFCKを、PLL回路60において、1/N分周したフィードバッククロック信号FBCKと同期させることにより、基準クロック信号RFCKのN倍の周波数を持つクロック信号CKQをパッド12から出力する。
発振回路50は、水晶振動子20を発振させて発振信号である基準クロック信号RFCKを生成する。例えば水晶振動子20の発振の周波数をfxtalとした場合に、基準クロック信号RFCKの周波数もfxtalになる。
PLL回路60は、基準クロック信号RFCKが入力されるとPLL(Phase Locked Loop)の動作を行う。例えばPLL回路60は、基準クロック信号RFCKの周波数をN倍した周波数のクロック信号CKQを生成する。即ち基準クロック信号RFCKに位相同期した高精度のクロック信号CKQを生成する。PLL回路60は、位相比較回路61と、制御電圧生成回路62と、電圧制御発振回路63と、分周回路64を含む。
位相比較回路61は、基準クロック信号RFCKとフィードバッククロック信号FBCKとの間の位相比較を行う。例えば位相比較回路61は、基準クロック信号RFCKとフィードバッククロック信号FBCKの位相を比較し、基準クロック信号RFCKとフィードバッククロック信号FBCKの位相差に応じた信号CQを位相比較結果の信号として出力する。位相差に応じた信号CQは、例えば位相差に比例したパルス幅のパルス信号である。
制御電圧生成回路62は、位相比較回路61での位相比較の結果に基づいて、制御電圧VCを生成する。例えば制御電圧生成回路62は、位相比較回路61からの位相比較結果の信号CQに基づいて、チャージポンプ動作やフィルター処理を行って、電圧制御発振回路63の発振を制御する制御電圧VCを生成する。
電圧制御発振回路63は、半導体基板11上に形成されたインダクター13及び回路素子とともに形成されたコンデンサーと電気的に接続されているので、LCの共振周波数で発振するLC発振回路であり、制御電圧VCに対応する周波数のクロック信号CKQを生成する。例えば制御電圧生成回路62からの制御電圧VCに基づいて発振動作を行って、クロック信号CKQを生成する。例えば電圧制御発振回路63は、制御電圧VCに応じて変化する周波数のクロック信号CKQを発振動作により生成する。一例としては、電圧制御発振回路63は、バラクターなどの可変容量素子を有し、この可変容量素子の容量が制御電圧VCに基づいて変化することで、電圧制御発振回路63の発振動作により生成される発振信号であるクロック信号CKQの周波数が変化する。
分周回路64は、クロック信号CKQを分周してフィードバッククロック信号FBCKを出力する。例えば分周回路64は、クロック信号CKQの周波数を、分周比データにより設定される分周比で分周した周波数の信号を、フィードバッククロック信号FBCKとして出力する。例えば電圧制御発振回路63の発振の周波数をfvcoとし、分周回路64を分周動作の分周比をNとした場合に、フィードバッククロック信号FBCKの周波数は、fvco/Nになる。なお、Nは、整数であってもよいし、小数部分を含む値であってもよい。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る電子デバイスとしての発振器1aについて、図7を参照して説明する。
本実施形態の発振器1aは、第1実施形態の発振器1に比べ、半導体装置10aの再配置配線16aの形状が異なること以外は、第1実施形態の発振器1と同様である。なお、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
発振器1aは、図7に示すように、パッド12と電気的に接続する再配置配線16aの第1部分17のZ方向の長さが長い、つまり第1部分17の再配置配線16aの厚みが厚い。そのため、パッド12を露出する絶縁層14及び樹脂層15の開口部のエッジにおける再配置配線16aの厚みが厚くなり、エッジにおける再配置配線16aの断線の虞を低減することができる。
このような構成とすることで、再配置配線16aとパッド12との電気的な接続信頼性が向上し、且つ、第1実施形態の発振器1と同様の効果を得ることができる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る電子デバイスとしての発振器1,1aを備えている電子機器の一例として、スマートフォン1200を挙げて説明する。なお、以下の説明では、発振器1を適用した構成を例示して説明する。
スマートフォン1200は、図8に示すように、上述した発振器1が組込まれている。スマートフォン1200の制御部1201には、表示部1208の表示画像を制御するための基準クロック等として機能する発振器1が内蔵されている。
このような電子機器は、上述した発振器1を備えていることから、上記実施形態で説明した効果が反映され、性能に優れている。
なお、上述した発振器1を備えている電子機器としては、スマートフォン1200以外に、例えば、インクジェットプリンターなどのインクジェット式吐出装置、携帯電話、ラップトップ型やモバイル型のパーソナルコンピューター、テレビ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、各種ナビゲーション装置、ページャー、通信機能付も含む電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、魚群探知機、各種測定機器、計器類、フライトシミュレーターなどや電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡などの医療機器が挙げられる。いずれの場合にも、これらの電子機器は、上述した発振器1を備えていることから、上記実施形態で説明した効果が反映され、性能に優れている。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る電子デバイスとしての発振器1,1aを備えている移動体の一例として、自動車1500を挙げて説明する。なお、以下の説明では、発振器1を適用した構成を例示して説明する。
自動車1500は、図9に示すように、上述した発振器1が組込まれている。自動車1500の車体1501には、タイヤ1503を制御する電子制御ユニット1502の基準クロック等として機能する発振器1が搭載されている。また、発振器1は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、自動運転用慣性航法の制御機器、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)に広く適用できる。
また、移動体に適用される発振器1は、上記の例示の他にも、例えば、二足歩行ロボットや電車などの姿勢制御、ラジコン飛行機、ラジコンヘリコプター、及びドローンなどの遠隔操縦あるいは自律式の飛行体の姿勢制御、農業機械、もしくは建設機械などの姿勢制御において利用することができ、いずれの場合にも、上記実施形態で説明した効果が反映され、性能に優れた移動体を提供することができる。
1,1a…電子デバイスとしての発振器、10…半導体装置、11…半導体基板、11a…面、12…パッド、13…インダクター、14…絶縁層、15…樹脂層、16…再配置配線、17…第1部分、18…第2部分、20…振動素子としての水晶振動子、21…圧電体としての水晶基板、22…励振電極、23…リード電極、24…電極パッド、29…配線、30…パッケージ、31…ベース、32…接合材、33…実装端子、34…第1凹部、35…底面、36…第2凹部、37…底面、38…接続端子、39…リッド、40…バンプ、42…接合部材、50…発振回路、60…PLL回路、61…位相比較回路、62…制御電圧生成回路、63…電圧制御発振回路、64…分周回路、1200…電子機器としてのスマートフォン、1500…移動体としての自動車、L1,L2…対角線、L3…仮想直線、O…中心、S…収容空間、W1,W2,W3…距離。

Claims (11)

  1. パッドを有する半導体装置と、
    前記半導体装置が固定され、配線が設けられているベースと、
    前記半導体装置の前記パッドと前記ベースの前記配線とを電気的に接続するバンプと、
    を備え、
    前記半導体装置は、
    前記パッドが一方の面に設けられている半導体基板と、
    金属配線により形成され、前記半導体基板の前記一方の面に配置されているインダクターと、
    前記インダクターを覆い、且つ、前記パッドが露出するように、前記半導体基板の前記一方の面に形成されている絶縁層と、
    前記絶縁層の前記半導体基板と反対側の面に配置されている樹脂層と、
    前記パッドと電気的に接続された第1部分と、前記樹脂層の前記絶縁層と反対側の面に配置された第2部分と、を有する再配置配線と、
    を含み、
    前記第2部分と前記ベースの前記配線とが前記バンプにより接合されている、
    電子デバイス。
  2. 前記ベースに配置されており、前記半導体装置と電気的に接続されている振動素子をさらに備え、
    前記半導体基板に、前記振動素子を発振させる発振回路と、前記発振回路の発振信号を基準信号として動作するPLL回路と、が形成され、
    前記PLL回路は、前記インダクターと電気的に接続されている電圧制御発振回路を含んでいる、
    請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 複数の前記再配置配線を備え、
    各々の前記再配置配線において、前記第2部分と前記半導体装置の中心との距離は、平面視で、前記第1部分と前記半導体装置の前記中心との距離より小さい、
    請求項1又は請求項2に記載の電子デバイス。
  4. 前記インダクターを挟むように配置された前記再配置配線から等距離にある仮想直線を規定したとき、
    前記インダクターは、平面視で、前記仮想直線と交差する位置に配置されている、
    請求項3に記載の電子デバイス。
  5. 前記再配置配線は、平面視で、前記インダクターと重ならない位置に配置される、
    請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の電子デバイス。
  6. 前記インダクターの前記金属配線の厚さは、1μm以上10μm以下である、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の電子デバイス。
  7. 前記インダクターの前記金属配線の厚さは、2μm以上6μm以下である、
    請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 前記振動素子は、圧電体及び励振電極を含み、
    前記半導体装置は、前記振動素子と前記ベースとの間に配置され、
    前記半導体装置は、複数の配線層を備え、
    前記インダクターは、前記ベースに最も近い配線層である第1の配線層に設けられた前記金属配線により形成されている、
    請求項2に記載の電子デバイス。
  9. 前記パッドは、前記PLL回路からのクロック信号が出力される出力パッドであり、
    前記再配置配線は、平面視で、前記発振回路と重ならない位置に設けられている、
    請求項2に記載の電子デバイス。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の電子デバイスを備えている、
    電子機器。
  11. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の電子デバイスを備えている、
    移動体。
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