JP2021136792A - 電動モータ及びモータ製造方法 - Google Patents

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Keiichi Hosoi
啓一 細井
里司 永元
Satoji Nagamoto
里司 永元
信吾 渡辺
Shingo Watanabe
信吾 渡辺
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Abstract

【課題】巻線の巻回作業を容易化できる電動モータ及びモータ製造方法を提供する。【解決手段】モータ部は、1番U相の端子11AUと2番W相の端子11BWとの間にW相の第1コイル10AWが接続されている。2番U相の端子11BUと2番W相の端子11BWとの間に、W相の第2コイル10BWが接続されている。1番U相の端子11AUと1番V相の端子11AVとの間に、U相の第1コイル10AUが接続されている。2番U相の端子11BUと2番V相の端子11BVとの間に、U相の第2コイル10BUが接続されている。1番V相の端子11AVと1番W相の端子11AWとの間に、V相の第1コイル10AVが接続されている。2番V相の端子11BVと1番W相の端子11AWとの間に、V相の第2コイル10BVが接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、電動モータ及びモータ製造方法に関する。
電動モータとして、例えばブラシレスモータは、ステータと、ステータに対して回転自在に設けられたロータと、を備えたものがある。ステータは、放射状に配置された複数のティースを備える。各ティースに、それぞれ巻線が集中巻方式により巻回されて各相のコイルが形成される。ロータは、ティースと径方向で対向するように配置された複数のマグネット(磁極)を備える。
このような構成のもと、巻線に例えば3相交流電流を供給すると、ステータの各ティースに所望の磁界が発生し、この磁界とロータのマグネットとの間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータが回転する。
ところで、上記のようなモータは、その仕様に応じてティースの数と磁極数の組み合わせがさまざまである。例えば、ティースの数が12個、磁極数が10極又は14極に設定されるモータがある。このようなモータには、同相に割り当てられたティースが周方向に2つずつ並んで配置される巻線構造がある。すなわち、例えばW相に割り当てられたティースが周方向に2つ並び、続いてU相に割り当てられたティースが周方向に2つ並び、続いてV相に割り当てられたティースが周方向に2つ並ぶ。この並びの組みがもう1つ存在する。そして、各ティースに、巻線が集中巻方式により巻回されて各相のコイルが形成される。形成された各コイルは、対応する相の端子に接続される。
特開2013−158069号公報
ところで、上述の従来技術のようなティースの数が12個、磁極数が10極又は14極に設定されるモータにおいて、コイルの回路を2並列回路とし、3相のコイルをデルタ結線する場合、同相の同列回路となるティースに巻線を巻回してコイルを複数形成し、各コイルの端末部をそれぞれ引き出す。引き出された各端末部を、対応する相の端子に接続する。このように、巻線の巻回作業を複数回行わなければならず、巻線の巻回作業が煩わしいという課題があった。
そこで、本発明は、巻線の巻回作業を容易化できる電動モータ及びモータ製造方法を提供する。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電動モータは、第1相の端子である第1端子及び第2端子と、前記第1相と異なる第2相の端子である第3端子及び第4端子と、前記第1相及び前記第2相と異なる第3相の端子である第5端子及び第6端子と、前記第1端子と前記第6端子との間に形成され、巻線を巻回してなる前記第3相の第1コイルと、前記第2端子と前記第6端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第3相の第2コイルと、前記第1端子と前記第3端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第1相の第1コイルと、前記第2端子と前記第4端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第1相の第2コイルと、前記第3端子と前記第5端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第2相の第1コイルと、前記第4端子と前記第5端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第2相の第2コイルと、を備えることを特徴とする。
上記構成において、磁極数が10極及び14極のいずれか一方のマグネットと、各々集中巻き方式によって前記巻線が巻回されることにより、各前記コイルが形成される12個のティースと、を備え、前記第1相の前記ティース、前記第2相の前記ティース、及び前記第3相の前記ティースがこの順で各々2つずつ周方向に並んで配置されてもよい。
上記構成において、前記第1端子に前記巻線の巻き始め端が接続され、前記第3相の第1コイルを形成した後、前記第6端子に前記巻線が接続され、続いて、前記巻線によって前記第3相の第2コイルを形成した後、前記第2端子に前記巻線が接続され、続いて、前記巻線によって前記第1相の第2コイルを形成した後、前記第4端子に前記巻線が接続され、続いて、前記巻線によって前記第2相の第2コイルを形成した後、前記第5端子に前記巻線が接続され、続いて、前記巻線によって前記第2相の第1コイルを形成した後、前記第3端子に前記巻線が接続され、続いて、前記巻線によって前記第1相の第1コイルを形成した後、前記第1端子に前記巻線の巻き終わり端が接続されてもよい。
上記構成において、各前記コイルに対して回転するロータを備え、前記ロータの回転軸線方向からみて、前記回転軸線を中心に片側半分に各前記端子が配置されてもよい。
上記構成において、各前記端子に接続され、各前記コイルへの通電制御を行う制御部を備え、前記回転軸線方向からみて、前記回転軸線を挟んで各前記端子が配置されている側とは反対側に前記制御部が配置されてもよい。
本発明に係るモータ製造方法は、上記に記載の電動モータと、各々集中巻き方式によって前記巻線が巻回されることにより、各前記コイルが形成される12個のティースと、を備えたモータ製造方法において、前記ティースに、第3相、第1相、第2相をこの順で2つずつ割り当てるとともに、第3相から順に番号を付し、前記巻線の巻回方向を順方向、及び順方向とは逆の逆方向としたとき、前記第1端子に前記巻線の巻き始め端を接続し、2番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、1番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第3相の第1コイルを形成し、続いて、前記第6端子に前記巻線を接続し、続いて、8番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、7番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第3相の第2コイルを形成し、続いて、前記第2端子に前記巻線を接続し、続いて、10番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、9番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第1相の第2コイルを形成し、続いて、前記第4端子に前記巻線を接続し、続いて、11番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、12番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第2相の第2コイルを形成し、続いて、前記第5端子に前記巻線を接続し、続いて、5番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、6番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第2相の第1コイルを形成し、続いて、前記第3端子に前記巻線を接続し、続いて、3番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、4番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第1相の第1コイルを形成し、続いて、前記第1端子に前記巻線の巻き終わり端を接続することを特徴とする。
本発明によれば、巻線を一筆書きのように一連に引き回しながら各コイルを形成できる。このため、巻線の巻回作業を容易化できる。
本発明の実施形態における機電一体モータ1の斜視図。 本発明の実施形態における機電一体モータにおけるブラケット及び制御部のカバーを取り外した状態を示す平面図。 本発明の実施形態における機電一体モータにおける制御部のカバーを取り外した状態を示す平面図。 本発明の実施形態における各ティースと各端子を展開した図。 本発明の実施形態における巻線の結線構造図。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<機電一体モータ>
図1は、機電一体モータ1の斜視図である。図2は、機電一体モータ1におけるブラケット2及び制御部4のカバー25を取り外した状態を示す平面図である。
図1、図2に示すように、機電一体モータ1は、略円板状のブラケット2と、ブラケット2の一面2aに固定されたモータ部(請求項における電動モータに相当)3と、ブラケット2の他面2bに固定された制御部4と、を備えている。
<モータ部>
モータ部3は、いわゆるアウタロータ型のブラシレスモータである。モータ部3は、ブラケット2に固定されたステータ5と、ステータ5の周囲を覆うように設けられ、ブラケット2に回転自在に支持されているロータ6と、を備える。なお、以下の説明では、ロータ6の回転軸線Cと平行な方向を単に軸方向、ロータ6の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するロータ6の径方向を単に径方向と称して説明する。
ステータ5は、円筒状のステータコア7と、ステータコア7の外周面から径方向に突出する12個のティース8と、を備える。すなわち、各ティース8は放射状に配置されている。周方向で隣り合うティース8の間に、軸方向からみて蟻溝状のスロット16が形成される。各ティース8には、スロット16を介して巻線9がいわゆる集中巻き方式にて巻回されており、コイル10が形成されている。コイル10は、3相(U相、V相、W相)で構成されている。
ステータコア7における軸方向のブラケット2側の端面には、ブラケット2側に向かって突出する6個の端子11が設けられている。これら端子11に、巻線9(コイル10)の端末部が接続されている。各端子11も3相で構成される。すなわち、6個の端子11は、U相(請求項における第1相に相当)、V相(請求項における第2相に相当)、W相(請求項における第3相に相当)に相当するものをそれぞれ2つずつ備えている。各端子11は、軸方向からみて回転軸線Cを中心に片側半分に配置され、かつ周方向に沿って並んで配置されている。なお、巻線9の巻回方法及び結線構造と、各端子11の各相の並び順についての詳細は後述する。
ロータ6は、ステータ5をブラケット2とは反対側から覆うように有底筒状に形成されている。すなわち、ロータ6は、ステータ5のブラケット2とは反対側に配置された円板状の底部12と、底部12の外周部からブラケット2側に向かって屈曲延出する周壁部13と、を備える。底部12の径方向中央には、支持筒15がブラケット2側に向かって突出形成されている。支持筒15は、ブラケット2に対してロータ6を回転自在に支持するためのものである。
ロータ6における周壁部13の内周面13aには、複数(本実施形態では10個)のマグネット14が周方向に等間隔で並んで配置されている。各マグネット14は、各ティース8の径方向外側端と径方向で対向している。各マグネット14は、各ティース8の径方向外側端と対向する面の磁極が周方向で順番になるように配置されている。このように、モータ部3は、磁極数(マグネット14の数)が10極、ティース8(スロット16)の個数が12個のいわゆる10極12スロットのモータである。
<ブラケット>
図3は、機電一体モータ1における制御部4のカバー25を取り外した状態を示す平面図である。
図1から図3に示すように、ブラケット2の回転軸線Cと同軸となる箇所には、モータ部3側に向かって突出する支持軸17(図2参照)がボルト18(図3参照)によって締結固定されている。支持軸17の外周面に、ロータ6の支持筒15の内周面が回転可能に挿入されている。これにより、ブラケット2に対してロータ6が回転自在に支持される。
ブラケット2における回転軸線Cの周囲には、モータ部3の端子11に対応する位置に、スリット21が3個形成されている。スリット21は、周方向に沿うように円弧状に形成されている。3個のスリット21は、周方向に並んで配置されている。各スリット21を介し、端子11がブラケット2の他面2bから突出されている。
ブラケット2の外周部には、3つのボルト座19がブラケット2の面方向に沿って延出するように一体成形されている。各ボルト座19は、周方向に等間隔で配置されている。ボルト座19には、図示しないボルトが挿通される。各ボルト座19に挿通されるボルトによって、図示しない外部機器に機電一体モータ1を固定する。
ブラケット2には、回転軸線Cを挟んで端子11が配置されている側とは反対側の一側に、制御部固定座20がブラケット2の面方向に沿って延出するように一体成形されている。制御部固定座20は、軸方向(ブラケット2の厚さ方向)からみて長方形状に形成されている。ブラケット2の他面2bの大部分、及び制御部固定座20の他面2bと同一面に、制御部4が配置される。
<制御部>
制御部4は、制御部固定座20に配置された直方体状の制御部本体(請求項における制御部に相当)22と、制御部本体22の側面から各端子11に向かって延びる6個のバスバー23と、制御部本体22におけるバスバー23が延びる側面とは反対側の側面から突出するコネクタ部24と、各バスバー23をモータ部3とは反対側から覆うカバー25と、を備えている。
コネクタ部24には、図示しない外部電源から延びるコネクタが嵌着される。各バスバー23の先端は、対応する端子11に接続されている。制御部本体22は、ボルト28によってブラケット2に締結固定されている。制御部本体22は、バスバー23及び端子11を介して図示しない外部電源からの電力を各コイル10に選択的に供給する。制御部本体22は、内部に図示しない複数のスイッチング素子等を備えている。また、制御部本体22には、ブラケット2とは反対側の面にヒートシンク26が設けられている。ヒートシンク26は、ブラケット2とは反対側に向かって突出形成された複数の放熱突起27を有している。この放熱突起27によって制御部本体22の放熱が促進される。
カバー25は、ブラケット2側と制御部本体22側とが開口された箱状に形成されている。カバー25は、ボルト29によってブラケット2に締結固定されている。カバー25によって、制御部4内に塵埃が進入したりブラケット2のスリット21をモータ部3側に塵埃が進入したりしてしまうことが防止される。
<巻線の巻回方法及び結線構造と、各端子の各相の並び順>
次に、図4、図5に基づいて、巻線9の巻回方法及び結線構造と、各端子11の各相の並び順について説明する。
図4は、各ティース8と各端子11を展開した図である。図4において、各ティース8の間がスロット16に相当する。
図4に示すように、各ティース8は、W相、U相、V相をこの順で2つずつ割り当てられ周方向に並んでいる。また、以下の説明では、各ティース8にW相から順に番号を付して説明する。つまり、図4において、ティース8は、左から順に1番W相、2番W相、3番U相、4番U相、5番V相、6番V相、7番W相、8番W相、9番U相、10番U相、11番V相、12番V相と並んでいる。また、端子11は、U相、V相、W相の順に周方向に並んでいる。以下の説明では、同相の2つの端子11に番号を付して説明する。図4において、端子11は、左から順に1番U相(請求項における第1端子に相当)、1番V相(請求項における第3端子に相当)、1番W相(請求項における第5端子に相当)、2番W相(請求項における第6端子に相当)、2番U相(請求項における第2端子に相当)、2番V相(請求項における第4端子に相当)と並んでいる。また、以下の説明では、巻線9の巻回方向は、時計回り方向を順方向と称し、反時計回り方向を逆方向と称する。また、以下の説明では、各ティース8に巻線9を巻回して形成されたコイル10に左から順に番号としてA,Bの符号を付すとともに、相に対応する符号U,V,Wを付して説明する。端子11も同様に、左から順に番号としてA,Bの符号を付すとともに、相に対応する符号U,V,Wを付して説明する。
まず、1番U相の端子11AUに巻線9の巻き始め端9aを接続する。そして、2番W相のティース8に巻線9を順方向で巻回した後、1番W相のティース8に巻線9を逆方向で巻回してW相の第1コイル10AWを形成する。続いて、2番W相の端子11に巻線9を接続する。この際、2番W相の端子11には、巻線9を掛け回すだけでそのまま端子11から巻線9を引き出す。
2番W相の端子11から巻線9を引き出して、8番W相のティース8に巻線9を順方向で巻回した後、7番W相のティース8に巻線9を逆方向で巻回してW相の第2コイル10BWを形成する。続いて、2番U相の端子11に巻線9を接続する。この際、2番U相の端子11には、巻線9を掛け回すだけでそのまま端子11から巻線9を引き出す。
2番U相の端子11から巻線9を引き出して、10番U相のティース8に巻線9を順方向で巻回した後、9番U相のティース8に巻線9を逆方向で巻回してU相の第2コイル10BUを形成する。続いて、2番V相の端子11に巻線9を接続する。この際、2番V相の端子11には、巻線9を掛け回すだけでそのまま端子11から巻線9を引き出す。
2番V相の端子11から巻線9を引き出して、11番V相のティース8に巻線9を逆方向で巻回した後、12番V相のティース8に巻線9を順方向で巻回してV相の第2コイル10BVを形成する。続いて、1番W相の端子11に巻線9を接続する。この際、1番W相の端子11には、巻線9を掛け回すだけでそのまま端子11から巻線9を引き出す。
1番W相の端子11から巻線9を引き出して、5番V相のティース8に巻線9を逆方向で巻回した後、6番V相のティース8に巻線9を順方向で巻回してV相の第1コイル10AVを形成する。続いて、1番V相の端子11に巻線9を接続する。この際、1番V相の端子11には、巻線9を掛け回すだけでそのまま端子11から巻線9を引き出す。
1番V相の端子11から巻線9を引き出して、3番U相のティース8に巻線9を逆方向で巻回した後、4番U相のティース8に巻線9を順方向で巻回してU相の第1コイル10AUを形成する。続いて、1番U相の端子11に巻線9の巻き終わり端9bを接続する。これにより、巻線9の巻回作業が完了する。このように巻線9を巻回した場合、ティース8間に跨る巻線9(以下、渡り線という)の数は2本となる。2つの渡り線30a,30bは、ステータコア7を挟んで各端子11とは反対側に配置される。
図5は、巻線9の結線構造図である。
上記の巻線方法で巻回された巻線9は、図5に示すように、1番U相の端子11AUと2番W相の端子11BWとの間にW相の第1コイル10AWが接続された形になる。2番U相の端子11BUと2番W相の端子11BWとの間に、W相の第2コイル10BWが接続された形になる。1番U相の端子11AUと1番V相の端子11AVとの間に、U相の第1コイル10AUが接続された形になる。2番U相の端子11BUと2番V相の端子11BVとの間に、U相の第2コイル10BUが接続された形になる。1番V相の端子11AVと1番W相の端子11AWとの間に、V相の第1コイル10AVが接続された形になる。2番V相の端子11BVと1番W相の端子11AWとの間に、V相の第2コイル10BVが接続された形になる。これらのような各相のコイル10AU〜10BWは、2並列回路のデルタ結線構造になっている。
したがって、上述の実施形態によれば、10極12スロットのモータ部3において、2並列回路のデルタ結線構造のコイル10を、巻線9を一筆書きのように一連に引き回しながら形成することができる。このため、巻線9の巻回作業を容易化できる。
また、巻線9を一筆書きのように一連に引き回しながら形成するので、従来のように相ごとにコイルを形成して各相のコイルを別々に端子に接続する場合と比較して巻線9の全長を短くできる。この分、モータ部3の製造コストを低減できる。
とりわけ、渡り線30a,30bを2本とすることができる。従来では渡り線の本数が多くなる。例えば、10極12スロットのモータに巻線9を集中巻き方式で巻回すると、渡り線は6本になる。このように、上述の実施形態によれば、渡り線30a,30bを減らすことで従来と比較して巻線9の銅量を確実に削減できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、機電一体モータ1にモータ部3の構成を採用した場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、制御部4を除いてモータ部3のみの構成をさまざまな用途に適用することができる。
上述の実施形態では、モータ部3は、いわゆるアウタロータ型のブラシレスモータである場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、ステータの径方向内側にロータを配置したいわゆるインナロータ型のブラシレスモータにも上記の巻線構造を採用することができる。
上述の実施形態では、モータ部3は、磁極数(マグネット14の数)が10極、ティース8(スロット16)の個数が12個のいわゆる10極12スロットのモータである場合について説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、磁極数(マグネット14の数)が14極、ティース8(スロット16)の個数が12個のいわゆる14極12スロットのモータにも上記の巻線構造を採用することができる。
1…機電一体モータ、3…モータ部(電動モータ)、4…制御部、5…ステータ、6…ロータ、8…ティース、9…巻線、9a…巻き始め端、9b…巻き終わり端、10…コイル、10AU…U相の第1コイル(第1相の第1コイル)、10AV…V相の第1コイル(第2相の第1コイル)、10AW…W相の第1コイル(第3相の第1コイル)、10BU…U相の第2コイル(第1相の第2コイル)、10BV…V相の第2コイル(第2相の第2コイル)、10BW…W相の第2コイル(第3相の第2コイル)、11…端子、11AU…1番U相の端子(第1端子)、11AV…1番V相の端子(第3端子)、11AW…1番W相の端子(第5端子)、11BU…2番U相の端子(第2端子)、11BV…2番V相の端子(第4端子)、11BW…2番W相の端子(第6端子)、14…マグネット(磁極)、16…スロット、22…制御部本体(制御部)、C…回転軸

Claims (6)

  1. 第1相の端子である第1端子及び第2端子と、
    前記第1相と異なる第2相の端子である第3端子及び第4端子と、
    前記第1相及び前記第2相と異なる第3相の端子である第5端子及び第6端子と、
    前記第1端子と前記第6端子との間に形成され、巻線を巻回してなる前記第3相の第1コイルと、
    前記第2端子と前記第6端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第3相の第2コイルと、
    前記第1端子と前記第3端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第1相の第1コイルと、
    前記第2端子と前記第4端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第1相の第2コイルと、
    前記第3端子と前記第5端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第2相の第1コイルと、
    前記第4端子と前記第5端子との間に形成され、前記巻線を巻回してなる前記第2相の第2コイルと、
    を備えることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1の電動モータにおいて、
    磁極数が10極及び14極のいずれか一方のマグネットと、
    各々集中巻き方式によって前記巻線が巻回されることにより、各前記コイルが形成される12個のティースと、
    を備え、
    前記第1相の前記ティース、前記第2相の前記ティース、及び前記第3相の前記ティースがこの順で各々2つずつ周方向に並んで配置されている
    ことを特徴とする電動モータ。
  3. 前記第1端子に前記巻線の巻き始め端が接続され、前記第3相の第1コイルを形成した後、前記第6端子に前記巻線が接続され、
    続いて、前記巻線によって前記第3相の第2コイルを形成した後、前記第2端子に前記巻線が接続され、
    続いて、前記巻線によって前記第1相の第2コイルを形成した後、前記第4端子に前記巻線が接続され、
    続いて、前記巻線によって前記第2相の第2コイルを形成した後、前記第5端子に前記巻線が接続され、
    続いて、前記巻線によって前記第2相の第1コイルを形成した後、前記第3端子に前記巻線が接続され、
    続いて、前記巻線によって前記第1相の第1コイルを形成した後、前記第1端子に前記巻線の巻き終わり端が接続されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動モータ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    各前記コイルに対して回転するロータを備え、
    前記ロータの回転軸線方向からみて、前記回転軸線を中心に片側半分に各前記端子が配置されている
    ことを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項4に記載の電動モータにおいて、
    各前記端子に接続され、各前記コイルへの通電制御を行う制御部を備え、
    前記回転軸線方向からみて、前記回転軸線を挟んで各前記端子が配置されている側とは反対側に前記制御部が配置されている
    ことを特徴とする電動モータ。
  6. 請求項1に記載の電動モータと、各々集中巻き方式によって前記巻線が巻回されることにより、各前記コイルが形成される12個のティースと、を備えたモータ製造方法において、
    前記ティースに、第3相、第1相、第2相をこの順で2つずつ割り当てるとともに、第3相から順に番号を付し、前記巻線の巻回方向を順方向、及び順方向とは逆の逆方向としたとき、
    前記第1端子に前記巻線の巻き始め端を接続し、
    2番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、1番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第3相の第1コイルを形成し、
    続いて、前記第6端子に前記巻線を接続し、
    続いて、8番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、7番の第3相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第3相の第2コイルを形成し、
    続いて、前記第2端子に前記巻線を接続し、
    続いて、10番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回した後、9番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回して前記第1相の第2コイルを形成し、
    続いて、前記第4端子に前記巻線を接続し、
    続いて、11番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、12番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第2相の第2コイルを形成し、
    続いて、前記第5端子に前記巻線を接続し、
    続いて、5番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、6番の第2相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第2相の第1コイルを形成し、
    続いて、前記第3端子に前記巻線を接続し、
    続いて、3番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記逆方向で巻回した後、4番の第1相の前記ティースに前記巻線を前記順方向で巻回して前記第1相の第1コイルを形成し、
    続いて、前記第1端子に前記巻線の巻き終わり端を接続する
    ことを特徴とするモータ製造方法。
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