JP2021100811A - ボックスを成形するための成形マシン - Google Patents

Abstract

【課題】被覆ボックスを製造するための生産ライン及び被覆ボックスを製造する方法を提供する。【解決手段】基面と、基面に接合された側面とを含む紙又は厚紙製ブランクからボックスを成形するための成形マシン（２）が、ブランクを受取る作業区域と、作業区域内に配置され、ブランクの側面と相互作用して、各横方向境界線がボックスの側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを折畳み、垂直方向（Ｖ）に対して平行に配置し、複数のフォルダ（２１）と、相互に切離自在な各プレッサを含む複数のヘッド（２２）とを備え、各プレッサが各垂直エッジをボックス内側の空間の外側から押す。【選択図】図４

Description

本発明はボックスを成形するための成形マシン及びボックスを成形する方法に関する。本発明は被覆ボックスを製造するための生産ライン及び被覆ボックスを製造する方法にも関する。

ボックス作りの分野では、例えば、本出願人の名における特許文献ＥＰ２９９１８２１Ｂ１から、紙又は厚紙のブランクシートからボックスを成形するための成形マシン又は四隅止マシンが既知であり、これらのマシンは、ブランクの基面に対して作用を及ぼし、垂直方向に沿って移動可能であるダイ、ブランクのセグメントと相互作用して、それらの外側線（又は外エッジ）がボックスの垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを折畳み、垂直に配置する折畳みエレメント、ヒートシールテープを繰り出し、垂直エッジと対面するようにテープの断片を配置する複数のフィーダ、及び、各エッジに対してヒートシールテープの断片を押し付けるためにボックスに対して接離自在な対応する加熱可能プレッサとヒートシールテープを切断するための対応ブレードとを備えた複数のシールヘッドを含む。垂直移動可能ダイはボックスを正確な形状に成形するためにプレッサに正確に当接せねばならず、そのサイズは成形すべきボックスのサイズに対応させねばならない。従って、製造すべきボックスのサイズが変わる毎に、オペレータはボックスの成形に使用するダイを交換している。これには時間がかかり、さらにその上、製造すべきボックスのサイズと同じ数の異なるダイを用意する必要があり、これには必然的に全ての在庫管理の問題が伴う。

本出願人の名における特許文献ＥＰ３４８６０７９Ａ１に記載したような先行技術の生産ラインでは、成形マシンにより成形されたボックスは位置決め装置に送られ、そこで事前接着済み被覆ブランクに接合される。最後に、被覆ブランクに接合されたボックスは被覆マシンに送られ、そこで被覆ブランクは折り畳まれて、ボックスを覆うように各ボックスと接触させられる。これに関連して、位置決めデバイスでは、被覆ブランク上におけるボックスの位置決め精度の向上がこの分野では幅広く必要となる。たとえ折重ねフラップが接着剤により覆われていない場所でも、被覆マシンにおいては被覆ブランクの折重ねフラップ及びウイングを確実に正確に折り畳むことの必要性も幅広く認識されている。

特許文献ＵＳ２０１２／１１５６９８Ａ１は、サイズの異なるボックスを成形するための四隅止マシンに関する。この文献はボックスをグルーガンによりシールすることを規定している。

本発明は、ボックスを成形するための成形マシン及びボックスを成形する方法を提供して、先行技術の上記欠点を克服するという目的を有する。本発明は、被覆ボックスを製造するための生産ライン及び被覆ボックスを製造する方法を提供して、先行技術の上記欠点を克服するという目的も有する。

本発明によれば、この目的は、添付クレームに特徴を記載したような成形マシン及びボックスを成形する方法により完全に達成される。この目的は、本発明によれば、添付クレームに特徴を記載したような被覆ボックスを製造するための生産ライン及び被覆ボックスを製造する方法により完全に達成される。

詳細には、本発明は、紙又は厚紙の（ボックス）ブランクからボックスを成形するための成形マシン又は（四隅止マシン）に関する。（ボックス）ブランクは、ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である基面に繋がる側面とを含む。

成形マシンは、ブランクを受取る作業区域を備える。成形マシンは、作業区域内に配置され、ブランクの側面と相互作用して、各横方向境界線がボックスの側壁の垂直エッジを画定するようにされた状態でそれらを折畳み、垂直方向に対して平行に配置し、その結果、ブランクの側面がボックス内側の内部空間の外側線を定める複数のフォルダを含む。

好ましくは、成形マシンは複数のヘッドを備える。好ましくは、（少なくとも、切替えのため、すなわち、サイズの異なるボックスの成形に適合するため）ヘッドは相互に接離自在である。複数のヘッドの各ヘッドは、ボックス内側の空間の外側から対応する垂直エッジに当接するプレッサを含む。

実施形態において、ヘッドは、シール（又はヒートシール）材のテープを適用することによりボックスの垂直エッジをシールする。本実施形態では、各ヘッドが、各垂直エッジに対面するようにシール（又はヒートシール）テープの断片を載置するフィーダを含んでもよい。特に、フィーダはテープを繰り出す。別の実施形態において、成形マシンには、ヘッドから切り離されたフィーダを備えてもよいことに留意されたい。本実施形態において、各ヘッドは、カッタも含んでおり、シールテープを切断して、その断片をヘッドから分離する。好ましくは、本実施形態では、ヒートシールテープを垂直エッジに押し付けるために、プレッサは水平面をヘッドに対して移動可能である。詳細には、（垂直エッジの邪魔にならない）後退位置と（ヒートシールテープを垂直エッジに押し付ける）前進位置との間を移動するために、プレッサは固定水平ストロークを有する。

別の実施形態では、接着剤が基面と側面との間の接続線上に拡げられる。それにより、折り畳まれた場合に、側面は（シールテープを使用せずに）接着剤により垂直位置に保持される。本実施形態でも、ボックスの成形中に外側から垂直エッジに当接するプレッサを有することが有益である。

好ましくは、成形マシンは、垂直方向に沿って延びる複数のコラムも備える。コラムは垂直方向に沿って移動可能である。複数のコラムの各々は、ボックス内側の内部空間内の各プレッサの前方の位置に配置できる。それにより、各コラムは、コラムとプレッサの間に作動的に配置されたボックスの各垂直エッジに当接する。従って、コラムは従来の成形マシンのダイの代替となる。

望ましくは、コラムは（好ましくは連係及び／又は同期方式で）水平面において相互に接離自在である。それにより、コラムを様々なサイズの異なるボックスに適合できる（実際には、可変サイズダイを構成する）。より具体的には、移動可能コラムは、成形マシン内に受取られたボックスブランクの基面に当接し、複数のコラムの各コラムはボックスブランクを垂直方向に押すために垂直方向に沿って移動可能である。

好ましくは、複数のコラムの各々は複数のヘッドの各々と連係している。特に、複数のコラムの各々は、複数のヘッドの各々により支持され（又はその上に取り付けられ、又はそれに接合され）ている。望ましくは、各コラムは、ヘッドに対して垂直方向に移動するようにヘッドに摺動自在に接合されている。

好ましくは、複数のヘッドの各々は水平面を、垂直方向に対して直角に、（作業区域内に配置されたボックスの邪魔にならない）後退位置と（ボックスの各垂直エッジに対して作用する）前進位置との間で移動可能である。好ましくは、ヘッドは連係及び／又は同期方式で移動可能である。従って、複数のヘッドの各々は、ヘッドと連係するコラムを水平面において移動させる。詳細には、複数のヘッドの各々は垂直配向ガイドを含む。複数のコラムの各々は各ヘッドのガイドに摺動自在に接合されている。複数のヘッドのヘッド毎に、ガイドは、対応するプレッサに対して異なる鉛直高さに配置されることに留意されたい。それにより、ガイドがプレッサの邪魔になることはない。好ましくは、ガイドは、対応するプレッサよりも高い鉛直位置に配置されている。ブランクはガイドとプレッサとの間の空間に送られる。

好ましくは、成形マシンは、垂直方向に沿って移動可能なプレートを備える。プレートは好ましくは、ガイドの上方（又は下方）に位置している。複数のコラムの各々はプレートに着脱自在に接続可能である（又は接続されている）。従って、成形マシンは、コラムが共に垂直に移動するためにプレートに接続されている作業配置と、コラムがプレートから切り離され（従って、引き離され）、（好ましくは、ヘッドと共に一体として）水平に移動可能である切替え配置とを有する（すなわち、その両配置で作動可能である）。

望ましくは、コラムは磁力によりプレートに接合可能である。より詳細には、プレートは強磁性物質を含み、複数のコラムの各々は、その上（又は下）端に、磁力によりプレートに接合可能な磁石を含む。従って、複数のコラムの各々の磁石は、プレートに引力を及ぼす。

成形マシンは、プレートを垂直方向に沿って移動させるプレート用アクチュエータも備える。作業配置では、コラムはプレートの移動の効果により垂直方向に沿って移動可能である。

成形マシンは、各磁石に固有の磁力の妨害又は無効化が可能な磁力を発生させるために、コラム毎に、通電電流が通過可能な電気巻き線を含む電気回路を備えてもよい。従って、通電電流が存在しない場合、磁石は、コラムがプレートに取り付けられた状態を保つ引力を及ぼし（成形マシンは作業配置になっている）、通電電流が存在する場合は、磁石の引力は無効化され、コラムはプレートから引き離される（成形マシンは切替え配置になっている）。この配置により、電力消費量を抑えることが可能になる。実際には、マシン作動中は、配電回路はオフ状態に保たれており、切替えを行うためにコラムを切り離す必要がある場合に限って、スイッチがオンになる。

複数のヘッドのヘッド毎に、対応するガイドが、複数のヘッドの他のヘッドの対応ガイドに向かう前進位置においては、カッタの水平移動方向に対して、各カッタから所定の距離に位置することに留意されたい。実際には、（ヘッドと連係する）コラムはボックスの垂直エッジの内面に当接しなければならず、一方、シールテープはボックスの垂直エッジの外面に適用される（カッタはシールテープに対して作用する）。ボックスは厚さがゼロではないので、コラムはカッタ（及びプレッサ）に対して前進位置に配置されている。好ましくは、複数のヘッドのヘッド毎に、成形マシンはガイドと対応カッタ（及び／又は、各前進位置においては対応プレッサ）との間の所定の距離を変更するための調節装置を備える。それにより、カッタ及び／又はプレッサ及び／又はフィーダに関するコラムの相対位置をボックスブランクの厚さに応じて修正することができる。詳細には、ヘッドは、コラムがボックス内部空間の内側の垂直エッジに固着するような位置にあり、プレッサ及び／又はカッタ及び／又はフィーダの位置は紙の厚さに応じてコラムガイドに対して調節される。調節装置自体はヘッドの一部を形成してもよい。実施形態では、調節装置は（例えば、ノブを使用して）手動で操作できる。実施形態では、調節装置は制御アクチュエータを含む。

成形マシンは、水平面に対して平行な１対の縦方向に配向したクロスバーと、縦方向に対して直角で、水平面に対して平行な１対の横方向に配向したクロスバーガイドとを備える。複数のヘッドの各々は、縦方向クロスバーに沿って移動するために、１対の縦方向クロスバーと連係し、（切替えを行うために）縦方向クロスバーは次に横方向に各ガイドに沿って移動可能である。

本発明は紙又は厚紙の（ボックス）ブランクからボックスを成形する成形方法にも関する。（ボックス）ブランクは、ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である側面とを含む。

ボックスを成形する方法は、（ボックス）ブランクを作業区域内で位置決めするステップを含む。ボックスを成形する方法は、（ボックス）ブランクの側面を折り畳むステップであって、各横方向境界線がボックスの側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを垂直方向に対して平行に配置し、その結果、ブランクの側面がボックス内側の内部空間の外側線を定める、折り畳むステップを含む。

ボックスを成形する方法は、垂直エッジをシールするステップを含む。シールするステップは、複数のプレッサと、好ましくは、複数の対応カッタ及び複数の対応フィーダとによっても実施される。

好ましくは、シールするステップは、垂直エッジ毎に、（ヘッドの一部を形成する）フィーダにより、垂直エッジに対面するようにシールテープの断片を送るステップを含む。好ましくは、シーリングのステップは、垂直エッジ毎に、ボックス内部空間の外側に配置され、垂直エッジに向かって移動する（ヘッドの一部を形成する）プレッサにより、シールテープの断片をボックス内部空間の外側の垂直エッジに適用するステップを含む。望ましくは、シールするステップは、垂直エッジ毎に、（ヘッドの一部を形成する）カッタを使用して、シールテープの断片を切断し、その断片を分離するステップを含む。

ボックスを成形する方法は、複数のコラムを用意するステップを含む。ボックスを成形する方法は、シーリングのステップ中に、各垂直エッジが各プレッサと複数のコラムの各コラムとの間に作動的に介在するように、コラムを垂直方向に移動させるステップを含む。

ボックスを成形する方法は、垂直方向に対して直角な水平面においてコラムを相互に接離させるステップを含めた切替えステップを含む。好ましくは、コラムは連係（又は同期）方式で移動する。

折り畳むステップは、（ボックス）ブランクを垂直方向に沿って移動させることを含んでもよい。好ましくは、（ボックス）ブランクを移動させるステップは、ブランクの基面に当接し、垂直方向に沿って移動し、垂直方向に沿ってブランクを押す複数のコラムの各々により実施される。ブランクの移動中は、（垂直に折り畳まれるように）側面は複数のコラムに対して外側の作業区域内に配置された複数のフォルダと相互作用する。

折り畳むステップ中は、複数のコラムのコラムは（水平配向）プレートと一体化しており、プレートの上昇及び／又は下降により垂直方向に沿って移動する。折り畳むステップ中は、プレートは水平面における複数のコラムの各コラムの移動を妨げる。一方、切替え中は、複数のコラムの各コラムはプレートから引き離される。切替え中は、コラムは水平面を移動し（それにより、コラム間の間隔を変える）。好ましくは、コラムは、プレッサ及びカッタも搭載するヘッドと連係し、切替え中は、ヘッドの移動の作用により水平面を移動する。

従って、折り畳むステップでは、コラムはプレートに取り付けられて、垂直方向に沿って移動し、切替え配置では、コラムはヘッドに付着して水平面を移動する。

本発明の一側面によれば、成形マシンは、水平に配向したボックスブランクを受取り、垂直方向に沿って移動させる移動システムを備える。ボックスブランクは垂直方向に沿って移動するので、フォルダは側面と相互作用して、側面を垂直に折り畳む。成形マシンの移動システムは複数のコラムを備える。従って、複数のコラムは（ボックス）ブランクを垂直方向に移動させる。より詳細には、コラムは、成形マシン内に受取られた（ボックス）ブラックの基面に当接し、ボックスブランクを垂直方向に押すために垂直方向に沿って移動可能である。（ボックス）ブランクは垂直方向に沿って移動するので、フォルダは側面と相互作用して、側面を垂直に折り畳む。

本発明は、被覆厚紙ボックス（又は複数の被覆厚紙ボックス）を製造するための生産ラインにも関する。本発明のいずれの側面によっても、生産ラインは成形マシンを備える。

生産ラインは、（紙の）被覆ブランクを受取り、接着剤を被覆ブランク上に拡げる（それ自体が本発明の目的であってもよい）接着ユニットを備える。

被覆ブランクは基面、基面に接合された複数の面、及び、それらの面に接合された複数の折重ねフラップを含む。被覆ブランクは、好ましくは、２５０ｇ／ｍ^２以上の坪量を有することに留意されたい。さらにより好ましくは、被覆ブランクの坪量は２７５ｇ／ｍ^２以上（例えば、３００ｇ／ｍ^２以上）である。被覆ブランクの厚さは、好ましくは１ｍｍ〜２ｍｍ（例えば、１．５ｍｍ）である。坪量及び／又は厚さのこれらの数値は、シールテープのあらゆる傷を被覆し、及び／又は、エンボス加工を容易にするのに十分な重さの紙被覆ブランクを意味する。

一実施形態では、接着ユニットは、ボックスと接触することになる被覆ブランクの表面に接着剤を均等に拡げるローラを含む。

実施形態では、接着ユニットは、この参照によりここに包含された本出願人の名におけるイタリア特許０００１４２２０９３（出願番号ＢＯ２０１３Ａ０００６６０）に記載した装置の一部を形成するタイプである。イタリア特許０００１４２２０９３の装置の全ての機能的及び構造的特徴を本実施形態の接着ユニットに適用できるのは当然であろう。

特に、接着ユニットは、ホットメルト接着剤を（高温で）選択的に被覆ブランクの様々な部分に搬送する少なくとも１つの搬送ノズルを含んでもよい。被覆ブランクは基面と、基面に接合された複数の側面とを含む。少なくとも１つのノズルは接着剤を高温で選択的に複数の側面の表面の様々な部分に搬送する。

被覆ブランクは、縦方向面に接合された複数の折重ねフラップを含む。好ましくは、接着ユニットは、接着剤を含まない折重ねフラップを有する事前接着済み被覆ブランクをリリースする（放出する）。

生産ラインは、（それ自体が本発明の目的であってもよい）位置決め装置を備える。位置決め装置はボックスを成形マシンから、被覆ブランクを接着ユニットから受取り、ボックスの基壁が被覆ブランクの基面上に載るように、ボックスを被覆ブランク上に位置決めする。

好ましくは、位置決め装置は、被覆ブランクを（接着ユニットから）受取り、それをフィード方向に沿って運ぶベルトを含む。

位置決め装置は、ボックスを（成形マシンから）受取る回収位置とボックスをベルトにより搬送中の被覆ブランク上の所定位置に載置する載置位置との間を移動可能である載置エレメントを含む。

位置決め装置は、制御ユニットを含む（生産ラインは、好ましくはライン制御ユニットを備え、従って、位置決め装置の制御ユニットはライン制御ユニットに組み込んでもよいことに留意されたい）。

載置エレメントは、ボックスの基壁の内面に対して作用を及ぼし、垂直方向に沿って移動可能である押しエレメントを含む。押しエレメントは、ダイ又は（成形マシンについて記載のものに類似の）複数のコラムを含んでも（又は、構成しても）よい。さらに、位置決め装置は、ボックスの基壁の外面に対して作用を及ぼす１つ以上のストリップ（特に、基壁の外面の対向側に作用を及ぼす少なくとも２つのストリップ）を備える。１つ以上のストリップは、ボックスを支持するために水平配向される閉鎖配置から、押しエレメントがボックスを下向きに被覆ブランク上の載置位置へ移動可能にするために垂直配向される開放配置へと移動可能である。さらに、位置決め装置は、１つ以上のストリップを閉鎖配置から開放配置、又はその逆に移動させる１つ以上のアクチュエータを備える。例えば、１つ以上のストリップは機械式アクチュエータ（ピストン）、油圧式アクチュエータ又は空気圧式アクチュエータにより駆動してよい。好ましくは、制御ユニットはストリップの開放とプッシャの下向き移動とを同期連係させる。これにより、ボックスが裂けるのが防止され、位置決め精度が向上する。

さらに、ボックスのサイズに適合させるために、ストリップの１つ以上が水平面を移動可能であってもよい。

位置決め装置は、ベルト上に位置する被覆ブランクの画像を取込み、制御ユニットに接続された少なくとも１台のカメラを含む。制御ユニットは、カメラによる取込み画像と事前に記憶させた基準参照モデルとを比較する。さらに、制御ユニットは、カメラによる取込み画像と参照画像との比較に応じて、載置エレメントの載置位置を修正するよう載置エレメントに指示する。より詳細には、もしカメラによる取込み画像が参照モデルと有意に異なる場合は、制御ユニットは載置エレメントに移動するように指示して、被覆ブランク上へのボックスの載置位置を修正、及び／又は、載置エレメントが被覆ブランク上のボックスを載置するタイミングを修正する。参照モデルは事前に記憶した画像により定義してもよい。

詳細には、位置決め装置は第１対のカメラ及び第２対のカメラを含む。第１対のカメラ及び第２対のカメラは少なくとも１つのカメラを画定する。ベルトは、第１の色を有する少なくとも１つの第１部分と、第１の色とは異なる第２の色を有する第２部分とを含む。ベルトは被覆ブランクをフィード方向に搬送する。第１部分及び第２部分はフィード方向に延びている。第１部分及び第２部分はフィード方向では並置されている。第１対のカメラは、ベルトの第１部分に位置する被覆ブランクの様々な部分の画像を取り込む。第２対のカメラは、ベルトの第２部分に位置する被覆ブランクの様々な部分の画像を取り込む。制御ユニットは、第１対のカメラ又は第２対のカメラを選択的に作動させて、各画像を取り込む。例えば、制御ユニットは、ユーザにより行われる選択に応じて、及び／又は、カメラによる取込み画像のコントラストに応じて、第１対又は第２対のカメラを選択的に作動させてもよい。一般的に言えば、使用される対のカメラは、被覆ブランクとのコントラストが大きい方のベルト部分に向けられた対である。例えば、もし被覆ブランクの色が明色である場合は、制御ユニットは、より暗色の部分に載置されたブランクに向けられたカメラを作動させる。一方、もし被覆ブランクの色が暗色である場合は、制御ユニットは、より明色の部分に載置されたブランクに向けられたカメラを作動させる。詳細には、第１対及び第２対の各カメラは被覆ブランクの各エッジに向けられている。制御ユニットは、作動された対の２台のカメラを連続して交互に作動させる。

位置決め装置は、ベルト上に位置する被覆ブランク（特に、カメラの視野内のブランクの部分）を照明する１つ以上の照明器を含んでよい。実施形態では、位置決め装置はカメラ毎に照明器を含み、制御ユニットは１対のカメラ及びカメラ対応の対の照明器を選択的に作動させる。

生産ライン（特に位置決め装置）はベルト照明システムも含んでよい。詳細には、カメラの視野内のベルト領域が照明される。好ましくは、ベルトのゾーンは、カメラに関してベルトの照明範囲の反対側に位置する１つ以上の照明体により背面照明される（その結果、ベルトの照明範囲は照明体とカメラとの間に位置することになる）。例えば、照明体は、ベルトを支持するフレーム内に取り付けてもよい。

生産ライン（特に、位置決め装置）は、制御ユニットに接続され、少なくとも１台のカメラによる取込み画像（特に、作動された対の２台のカメラによる取込み画像）を表示するスクリーンも含んでいてよい。それにより、オペレータ（又はユーザ）が載置エレメントにより実施される操作をスクリーン上でチェックできる。

オペレータが工程パラメータを変更すること、及び／又は、生産ラインを停止及び起動可能にするため、スクリーンはタッチスクリーンでもよいし、キーボードに接続してもよい。

好ましくは、生産ラインは、インターネットを通じて遠隔サービスシステムに接続可能なライン制御ユニットを含む。詳細には、制御ユニットは、オペレータが照明又はカメラを調節すること、及び／又は、遠隔（及び／又は局所）ワークステーションからのアラームに対処することを可能にする。

ライン制御ユニットは、以下の情報項目、すなわち、ボックス及び／又は被覆ブランクのサイズ、不合格項目数、発せられたアラーム等、の１つ以上を含む（例えば、１日又は１週間の作業に関する）レポートを作成してもよい。制御ユニットにより、オペレータはインターネットを通じて予備部品を発注することが可能になる。制御ユニットは、以下の情報源、すなわち、生産ラインのマシンのユーザ／保守マニュアル、生産ラインのマシンの電気配線図、保守の実施方法又は特別キットのインストール方法を示す指導ビデオ及び／又は３Ｄアニメーション、の１つ以上を含むメモリ（局所又は遠隔）にも接続されている。

生産ラインは（それ自体を本発明の目的としてもよい）被覆マシンを備える。被覆マシンは各被覆ブランクに接合されたボックスを位置決め装置から受取り、被覆ブランクを折り畳んで、ボックスを覆うように各ボックスに接触させる。

実施形態では、被覆マシンは、この参照によりここに包含された本出願人の名におけるイタリア特許０００１４２２０９４（出願番号ＢＯ２０１３Ａ０００６６１）に記載のタイプのものである。イタリア特許０００１４２２０９４の被覆マシンの全ての機能的及び構造的特徴を本実施形態の被覆マシンに適用できるのは当然である。

より詳細には、被覆マシンは、垂直方向に沿って移動可能で、被覆ブランクの基面がボックスの基壁に接合された状態で被覆ブランク及びボックスを受取るプレートを備える。プレートにより受取られるボックスの縦側壁は縦垂直面に沿って垂直方向及び縦方向に対して平行に配向され、横側壁は横垂直面に沿って垂直方向及び水平方向に対して平行に配向されている。

その下側面に、被覆マシンのプレートは、ボックスの基壁の内面を保持する吸盤を含む。被覆マシンは吸引ユニットを含む。吸盤は吸引ユニットに接続されている。プレートは、好ましくは吸盤の角の近くに、吸盤の吸引面に固定された複数のスペーサも含む。スペーサはボックスの基壁の内面に当接している。スペーサは吸引カップの形状のものでよい。

被覆マシンは、被覆ブランクの縦側を折畳み、それらを縦垂直面に配置して、縦面がボックスの対応する縦側壁の外面と接触した状態にする第１の折畳みステーションを備える。被覆マシンは、被覆ブランクの横側を折畳み、それらを横垂直面に配置して、横面がボックスの対応する横側壁の外面と接触した状態にする第２の折畳みステーションを備える。被覆マシンは複数の中間フォルダを備え、その各々は対応する折重ねフラップを折畳み、それによりフラップが縦垂直面から横垂直面に折り畳まれ、ボックスの横側壁と接触する位置に達する。

詳細には、第１及び第２の折畳みステーションのそれぞれは、被覆ブランクの（縦又は横）面を折り畳んで、下ウイングがボックスの対応する側壁と接触した状態でそれらの面を垂直位置に配置するためのフォルダを備える。第１及び第２の折畳みステーションのそれぞれは、ブランクの上ウイングをボックス内側に向かって直立位置から水平位置に折り畳むためのフォルダも備える。第１及び第２の折畳みステーションのそれぞれは、ブランクの側面の上ウイングを折り畳んで、ボックスの対応する側壁の内面と接触させるためのフォルダを備える。好ましくは、第１及び第２の折畳みステーションのそれぞれは、ボックスの側壁毎に、側壁自体の内面と外面にそれぞれ接合された状態で、ブランクの上ウイングと下ウイングを押して、相互に接近させるためにプレッサを備える。プレッサは、接触載置されたボックスの対応する側壁が外向きに押されるのを防止するためにボックスの外側に配置された当接プレートと、ボックスの基面に対して平行な水平方向に沿った移動により対応する当接プレートに対して移動可能であると共に、ボックス内部にある場合は、対応する当接プレートに向かって平行に移動するために、ボックスの中に挿入可能である押しエレメントとを備え、それにより、当接プレートと対応する押しエレメントとの間に配置されたボックス側壁を押す。

好ましくは、中間フォルダは、相互が離間状態の後退位置と相互が近接状態の前進位置との間を移動可能である。より詳細には、中間フォルダは、垂直方向に沿った垂直コンポーネント及び横方向に対して平行な横コンポーネントを含む各斜行移動方向に沿って移動可能であり、その結果、後退位置では、中間フォルダは第１の鉛直高さにあり、前進位置では、中間フォルダは、第１の鉛直高さとは異なる（好ましくは第１の鉛直高さよりも低い）第２の鉛直高さにある。言い換えれば、後退位置から前進位置への移動時には、中間フォルダは下向きにボックスに向かって移動する。一方、前進位置から後退位置への移動時には、移動方向は上向きである。それにより、第２の折畳みステーションのフォルダが下横面を折重ねフラップの上に折り畳むまで、中間フォルダは、比較的長時間被覆ブランクの折重ねフラップと接触した状態で、前進位置に留まることができる。これにより、下横面により覆われる前に、折り畳まれた折重ねフラップがボックスから離れるのが防止される。折重ねフラップが事前接着されていない場所では、このことが特に有益であることが注目される（例えば、そのような場所では、平滑性を高めるために、折重ねフラップは接着剤によって覆われておらず、硬すぎになるのが避けられる。）。

第１の折畳みステーションと第２の折畳みステーションは、垂直方向に沿ってオフセットの状態で、個別の高さに位置しており、中間フォルダの第２の鉛直高さは第１の折畳みステーションの高さと第２の折畳みステーションの高さとの間にある。

本発明は、被覆ボックス（又は複数の被覆ボックス）を製造する方法にも関する。被覆ボックスを成形する方法は、厚紙のボックスブランクからボックスを成形するステップを含む。成形のステップは、本発明の１つ以上の側面に記載の成形マシンにより実施される。ボックスブランクは、ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である側面とを含む。好ましくは、成形のステップは、ボックスブランクを垂直方向に沿って移動させることを含む。この移動中は、ボックスブランクの基面は水平に配向され、側面は、側面を垂直に折り畳むフォルダと相互作用する。

被覆ボックスを製造する方法は接着ステップを含む。接着ステップは、基面、基部に接合された複数の面、及び面に接合された複数の折重ねフラップを含む被覆ブランク上に接着剤を拡げることを含む。接着ステップは、本発明の１つ以上の側面に記載の接着ユニットにより実施される。

被覆ボックスを製造する方法は、ボックスの基壁が被覆ブランクの基面上に載るように、ボックスを被覆ブランク上に位置決めするステップを含む。位置決めステップは、本発明の１つ以上の側面に記載の位置決め装置により実施される。

被覆ボックスを製造する方法は被覆ステップを含む。被覆ステップは、被覆ブランクを折り畳んで、ボックスと接触させることを含む。

好ましくは、ボックスブランクは、垂直方向に押すために、垂直方向に沿って延び、垂直に移動してボックスブランクの基壁と当接する複数のコラムにより移動させられる。

好ましくは、被覆ボックスを製造する方法はサイズ切替えのステップを含む。切替えステップは、垂直方向に対して直角な水平面において、少なくとも第１のサイズのボックスを成形するための第１の配置と、第１のサイズとは異なる第２のサイズのボックスを成形するための第２の配置との間で、コラムを相互に接離させることを含む。

少なくとも１つの実施形態では、接着ステップは、接着剤を高温で被覆ブランクの様々な部分上に選択的に適用することを含む。

被覆ボックスを製造する方法の成形ステップは、ボックスを成形する方法との関連で記載した側面の１つ以上も含んでよい。

本発明のこの特徴及び他の特徴は、添付図面の非限定例によって示した以下の好ましい実施形態の記述からより明瞭になろう。
本発明にかかる被覆ボックスを製造するための生産ラインを示す。 ボックスブランクを示す。 被覆ブランクを示す。 本発明にかかる成形マシンを示す。 図４の成形マシンの詳細図。 図４の成形マシンの詳細を示す。 サイズ取替え中の図４の成形マシンの詳細図を示す。 サイズ取替え中の図４の成形マシンの詳細図を示す。 ベルトを除去した状態の本発明にかかる位置決め装置を示す。 ベルトの一部を破断により除去し、載置エレメントを辞去した状態の図８の位置決め装置を示す。 本発明にかかる被覆マシンを示す。 図９の被覆マシンの詳細図を示す。

本発明は、被覆ボックス８を製造するための生産ライン１を提供する。生産ライン１は成形マシン２を備える。成形マシン２は厚紙ボックスブランク６を受取り、それを折り畳んでボックス６０（被覆なし）を成形する。

ボックスブランク６は、基面６ａと、基面６ａに接合された側面６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅを含む。基面６ａはボックス６０の基壁を画定する。側面６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅは、ボックス６０の側壁を成形するために折畳み可能である。

成形マシン２は、ブランク６を受取る作業区域を備える。

成形マシン２は、作業区域内に位置し、ブランク６の側面６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅと相互作用する複数のフォルダ２１を備える。側面６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅの折畳み中は、フォルダ２１は静止したままである。成形すべきボックス６０のサイズに適合するために、フォルダ２１は（個別のアクチュエータにより）水平面を移動してもよい。

成形マシン２は、ブランク６の基面６ａの水平配向状態を維持しつつ、ブランクを垂直方向Ｖに移動させる移動システムを備える。より詳細には、移動システムは、（ボックスブランク６が作業区域内で受取られる）第１の鉛直高さから、第１の鉛直高さよりも低い第２の鉛直高さにボックスブランク６を移動させる。第１の鉛直高さから第２の鉛直高さへの移動時には、ボックスブランク６の側面６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅは垂直位置に移動するので、フォルダ２１と相互作用し、折り畳まれる。

成形マシン２は複数のヘッド２２を備える（詳細には、もし成形マシン２が、４つの垂直エッジを有するボックス６０を成形するための四隅止マシンである場合は、成形マシン２は４つのヘッド２２を備える）。

各ヘッド２２は、シールテープの断片を繰り出し、ボックス６０の垂直エッジの近隣に載置するフィーダ２２１を備える。

各ヘッド２２は、ボックス６０の内側の内部空間の外側からシールテープの断片を各垂直エッジに押し付けるプレッサ２２２を備える。

各ヘッド２２は、シールテープを切断して、ヘッドから断片が分離するカッタ２２３を含む。

成形マシン２に送られる際のボックスブランク６の高さよりも低い鉛直高さにプレッサ２２２が配置されていることに留意されたい。実際には、ボックス６０の側壁が（垂直方向Ｖに対して平行な）直立位置にある場合は、プレッサはボックス６０の垂直エッジと相互作用する。

移動システムは複数のコラム２３を備える（詳細には、もし成形マシン２が、４つの垂直エッジを有するボックス６０を成形するための四隅止マシンである場合は、成形マシン２は４つのコラム２３を備える）。コラム２３は垂直方向Ｖに延びる。移動システムは、コラム２３の上方に位置し、コラム２３に（特に、それらの上端に）着脱自在に固定可能なプレート２５を備える。プレート２５は水平面に垂直方向Ｖに対して直角に配向されている。本発明には用語「プレート」を使用しているが、（必ずしもプレート状ではない）コラム２３に着脱自在に固定可能なあらゆるエレメントをプレートの代わりに使用できる。

移動システムは、プレート２５を昇降させるプレート用アクチュエータ２５１を備える。プレートアクチュエータ２５１はラック（垂直方向に配向）と、ラック上を移動可能なピニオンを備える。

その各上端には、各コラム２３は、磁力によりプレート２５に取り付け可能な磁石２３１を備える。

成形マシン２は、コラム２３がプレート２５に固定され、垂直方向Ｖに往復運動する作業配置と、コラム２３がプレート２５から引き離され、（重力の作用により、最小鉛直高さに位置する）サイズ取替え配置とにおいて作動可能である。

各ヘッド２２は、摺動自在に各コラム２３が接合された垂直配向ガイド２２４を備える。サイズ取替え配置では、コラム２３はヘッド２２により相互に接離させられる。

各ヘッド２２は、カッタ２２３、プレッサ２２２及びフィーダ２２１を含むヒートシーリングユニットとガイド２２４とを接続するビーム２２５を備える。好ましくは、ビーム２２５は、（その機械強度を高めるために）ダブルＴ形である。好ましくは、ビーム２２５は、ヒートシーリングユニット（すなわち、カッタ２２３、プレッサ２２２及びフィーダ２２１）に接合された第１の端部と、ガイド２２４に接合された第2の端部との間に延びており、第2の端部は第１の端部よりも鉛直高さが高い。

各ヘッド２２において（カッタ２２３及びプレッサ２２２を含む）ヒートシーリングユニットは、好ましくは、ビームに対して移動可能であり、他のヘッド２２に対して接離自在である。ヒートシーリングユニットは各アクチュエータ（好ましくは、空気圧式）によりビーム２２５に対して移動可能である。実際には、ビーム２２５は切替え中に移動し、作業中は（すなわち、ブランクの折畳み中は）静止したままである。作業中は、ヒートシーリングユニットは各ボックス６０の垂直エッジと相互作用するために前進して、垂直エッジをシーリングし、エッジのシーリングが完了すると、後退してボックス６０を放出する。

また、好ましくは、コラム２３のガイド２２４とヒートシーリングユニットとの水平距離を変更するために、各ヘッド２２は調節装置を備える。この調節は紙又は厚紙の厚さを考慮するのに有用である。

成形マシン２は複数のクロスバー２６（特に、第１及び第２のクロスバー）を備える。各クロスバー２６は垂直方向Ｖに対して直角にクロスバー方向に配向されている。各ヘッド２２はクロスバー２６上に取り付けられ、（アクチュエータにより）クロスバー２６上を摺動自在である。好ましくは、クロスバー２６は相互に平行である。詳細には、第１及び第２のクロスバー２６上には各２つのヘッド２２が取り付けられている。

成形マシン２はさらにクロスバー２６用の複数のガイド２７を備える。ガイド２７はクロスバーの方向に対して直角の方向に延びている。クロスバーの方向に対して直角の方向に移動するために、クロスバー２６は摺動自在にガイド２７に接合されている。従って、クロスバー２６上のヘッド２２自体の移動とガイド２７上のクロスバー２６の移動とにより、ヘッド２２は水平面を移動できる。

成形マシン２はさらにブランク６を送るための複数のガイド２８を備える。ガイド２８は相互に平行に配向されている。ガイド２８はコラム２３のガイド２２４とプレッサ２２２との間の中間鉛直高さに位置している。

生産ライン１は接着ユニット３を備える。接着ユニット３は被覆ブランク７を受取り、接着剤を被覆ブランク７上に拡げる。詳細には、接着ユニット３は被覆ブランク７の様々な一部70上に接着剤を選択的に拡げる。

被覆ブランク７は、基面７ａと、基面７ａに接合された複数の側面７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅとを含む。詳細には、被覆ブランク７は、１対の縦側面７ｂ、７ｃと１対の横側面７ｄ、７ｅとを含む。基面７ａは、縦側面７ｂ、７ｃに接合された１対の縦方向境界線と、横側面７ｄ、７ｅに接合された１対の横方向境界線とを有する。

側面７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅの各々は、基面７ａに接合された各下ウイング７ｂ’、７ｃ’、７ｄ’、７ｅ’と、各下ウイング７ｂ’、７ｃ’、７ｄ’、７ｅ’に接合された各上ウイング７ｂ”、７ｃ”、７ｄ”、７ｅ”とを備える。被覆ブランク７は、縦側面７ｂ、７ｃに接合された複数の折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉも含む。詳細には、折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉは、縦側面７ｂ、７ｃの下ウイング７ｂ’、７ｃ’に接合されている。実際には、各下ウイング７ｂ’、７ｃ’は、基面７ａに接合された第１の縦方向境界線と、第１の縦方向境界線に対向し、各上ウイング７ｂ”、７ｃ”に接合された第２の縦方向境界線と、第１の折重ねフラップ７ｆ、７ｈに接合された第１の横方向境界線と、第１の横方向境界線に対向し、第２の折重ねフラップ７ｇ、７ｉに接合された第２横方向境界線とを備える。縦側面７ｂ、７ｃが、折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉと共に、被覆ブランク７の縦側を形成することに留意されたい。横側面７ｄ、７ｅは被覆ブランク７の横側を形成する。

接着ユニット３が接着剤を拡げる部分７０は、上ウイング７ｂ”、７ｃ”、７ｄ”、７ｅ”（縦横の両方）上と下横ウイング７ｅ’及び７ｄ’上に位置している。

生産ライン１は位置決め装置４を備える。生産ライン（位置決め装置４）はベルト４１を含む。ベルト４１は被覆ブランク７を受取り、フィード方向Ａに沿って搬送する。ベルト４１は、第１の色を有する第１部分４１Ａと、第１の色とは異なる第２の色を有する第2部分４１Ｂとを含む。被覆ブランク７は、ブランクの第１の一片がベルト４１の第１部分４１Ａ上に位置し、ブランクの第2の一片がベルト４１の第2部分４１Ｂ上に位置する状態で、位置決め装置４上に受取られる。

生産ライン（位置決め装置４）はフレーム４４を含む。フレーム４４はベルト４１を支持する機能を有する。フレーム４４は、その内側に内部空間を画定するボックス形本体を含む。フレーム４４は上面４４Ａと下面とを有する。フレーム４４の上面では、少なくとも１つの（第１の）部分が穴４５を備える。図８に示した穴４５は、説明の都合上、フレームの上面の限定された部分だけしか示していないことに留意されたい。実際には、穴４５はフレーム４４の上面の幅広い表面に形成されている。

フレーム４４の内部空間に負圧を発生させて、穴４５を通じて吸引効果を生成するために、生産ライン（位置決め装置４）は吸引ポンプ又はコンプレッサを含む。その１つの伸縮性により摺動自在にフレーム４４の上面に配置されているベルト４１は、空気透過性を有することになるので、穴４５により発生する気流により、ベルト４１へのブランクの付着が容易になる。

フレーム４４の上面では、少なくとも１つの（第２の）部分４６が透明である。好ましくは、穴４５は透明部４６には達していない（しかし、フレーム４４上面の全残余部分には達してもよい）。

ベルト４１を照明するために、生産ライン（位置決め装置４）は１つ以上の照明体４７も含んでよい。実施形態では、フレーム４４が含む１つ以上の照明体４７は、下から、すなわち、カメラ４３Ａ及び４３Ｂに関してその反対側から、ベルト４１を照明する。例えば、照明体４７はフレーム４４の内側に（例えば、内部空間の内側に）置いてよい。好ましくは、照明体４７は、フレームの（上面の）透明部４６を通過する光線を発する。例えば、透明部４６はカメラ４３Ａ及び４３Ｂと照明体４７との間に（動作可能なように）配置されている。実施形態例では、透明部４６にも穴４５を備えてよい。

（例えば、上記照明体４７を使用する実施形態では）カメラ４３Ａ及び４３Ｂによる取込み画像の色の対比を際立たせるために、ベルト４１を背面照明してよい。

背面照明は連続でも、ストロボでもよい。背面照明は異なる周波数（すなわち、異なる波長）で行ってよい。例えば、背面照明は可視、紫外線又は赤外線スペクトルで行ってよい。

位置決め装置４は、ベルト４１の第１部分４１Ａ上に配置され、被覆ブランク７の第１の一部の画像を取り込む第１対のカメラ４３Ａと、ベルト４１の第2部分４１Ｂ上に配置され、被覆ブランク７の第2の一部の画像を取り込む第２対のカメラ４３Ｂとをさらに含む。位置決め装置４は、第１対又は第２対のカメラ４３Ａ、４３Ｂを選択的に作動させ、作動させた対のカメラ４３Ａ、４３Ｂにより被覆ブランク７の第１の又は第2の一部の２つの画像を連続的に取り込む制御ユニットを含む。

位置決め装置４は、押しエレメント４２１を含む載置エレメント４２を含む。押しエレメント４２１は垂直方向に沿って移動可能である。詳細には、載置エレメント４２は、押しエレメント４２１を昇降させるアクチュエータを含む。載置エレメント４２のアクチュエータは、例えば、垂直配向レールと、レール上を摺動自在で、押しエレメント４２１と一体であるシューとを含んでよい。押しエレメント４２１はボックス６０の基壁と相互作用して、基壁を被覆ブランク７の基面７ａ上の載置位置に移動させる。

生産ライン１は、各被覆ブランク７に接合されたボックス６０を位置決め装置４から受取り、被覆ブランク７を折り畳んで、ボックスを被覆して被覆ボックス８を形成するようにボックス６０と接触させる被覆マシン５をさらに含む。

被覆マシン５は、垂直方向Ｖに沿って移動可能なプレートを備える。プレートは被覆ブランク７とボックス６０とを受取り、垂直方向Ｖに沿って上から下に移動させる。被覆マシン５は、プレートを垂直方向Ｖに沿って移動させるプレートアクチュエータを備える。プレートアクチュエータは、例えば、垂直配向レールと、摺動自在にレールに接合されたシューとを含んでよい（プレートがシューに接合されている場合）。

被覆マシン５は、（被覆ブランク７とボックス６０の下向き移動中に）被覆ブランク７の縦側と相互作用して、縦側を縦垂直面に配置し、縦面７ｂ、７ｃ（特に、縦面７ｂ、７ｃの下ウイング７ｂ’、７ｃ’）をボックス６０の対応する縦側壁の外面と接触させる第１の折畳みステーション５１を備える。

第１の折畳みステーション５１は、被覆ブランク７の上ウイング７ｂ”、７ｃ”をボックス内側に向かって直立位置から水平位置に折り畳むためのフォルダをさらに備える。第１の折畳みステーション５１は、ブランクの縦面の上ウイング７ｂ”、７ｃ”を折り畳んで、ボックスの対応する側壁の内面と接触させるためのフォルダ（上記フォルダと同一のものでよい）をさらに備える。第１の折畳みステーション５１は、ボックスの側壁毎に、縦側壁自体の内面と外面にそれぞれ接合されたブランクの上ウイングと下ウイングを押して相互に接近させるプレッサをさらに備える。プレッサは、接触位置にあるボックス６０の対応する縦側壁の外側が外向きに押されるのを防止するためにボックスの外側に配置された当接プレート５４と、ボックスの基面に対して平行な水平方向に沿った移動により対応する当接プレート５４に対して移動可能で、ボックス６０の内側にある場合に、対応する当接プレート５４に向かって平行に移動するために、ボックス６０の中に挿入可能な押しエレメント５５とを備え、それにより、対応する当接プレート５４と対応する押しエレメント５５との間に位置するボックス６０の縦側壁を押すことになる。

被覆マシン５は、複数の中間フォルダ５３を備え、各中間フォルダは対応する折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉを折り畳んで、縦垂直面から横垂直面に折畳み、ボックス６０の横側壁との接触位置に配置する。

中間フォルダ５３は、相互が離間状態の後退位置と、相互に近接して折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉと相互作用する前進位置との間を移動可能である。中間フォルダ５３は、垂直方向Ｖ対して平行な垂直コンポーネントと横方向Ｔに対して平行な横コンポーネントとを含む各斜行移動方向Ｄ１、Ｄ２、Ｄ３、Ｄ４に沿って移動可能であり、その結果、後退位置では、中間フォルダ５３は第１の鉛直高さにあり、前進位置では、中間フォルダ５３は、第１の鉛直高さよりも低い第２の鉛直高さにある。

中間フォルダ５３毎に、被覆マシン５は、中間フォルダ５３を後退位置と近接位置との間で移動させる個別のアクチュエータ５３１を備える。好ましくは、中間フォルダ５３のアクチュエータ５３１はブラシレスモータにより駆動される。

被覆マシン５は、被覆ブランク７の横側を折畳み、横垂直面に配置し、横面７ｄ、７ｅ（特に、横面７ｄ、７ｅの下ウイング７ｄ’、７ｅ’）をボックス６０の対応する横側壁の外面と（さらには、中間フォルダ５３により折畳み済みの折重ねフラップ７ｆ、７ｇ、７ｈ、７ｉと）接触させる第２の折畳みステーション５２を備える。

第２の折畳みステーション５２は、被覆ブランク７の上ウイング７ｄ”、７ｅ”をボックス６０の内側に向かって直立位置から水平位置に折り畳むためのフォルダをさらに備える。第２の折畳みステーション５２は、ブランクの縦面の上ウイング７ｄ”、７ｅ”を折り畳んで、ボックス６０の対応する側壁の内面と接触させるためのフォルダ（上記フォルダと同一のものでよい）をさらに備える。第２の折畳みステーション５２は、ボックスの縦側壁毎に、縦側壁自体の内面と外面にそれぞれ接合されたブランクの上ウイングと下ウイングを押して相互に接近させるプレッサをさらに備える。第２の折畳みステーション５２のプレッサは、第１の折畳みステーション５１のものと同様に、接触位置にあるボックス６０の対応する縦側壁の外側が外向きに押されるのを防止するためにボックスの外側に配置された当接プレート５６と、ボックスの基面に対して平行な水平方向に沿った移動により対応する当接プレート５６に対して移動可能で、ボックス６０の内側にある場合に、対応する当接プレート５６に向かって平行に移動するために、ボックス６０の中に挿入可能な押しエレメント５７とを備え、それにより、対応する当接プレート５６と対応する押しエレメント５７との間に位置するボックス６０の横側壁を押すことになる。

中間フォルダ５３は、垂直方向Ｖに沿って第１と第２の折畳みステーション５１、５２の間に置かれている。

好ましくは、切替えは、第１の折畳みステーション５１と第２の折畳みステーション５２のフォルダを取替えることにより（必要時には、プレートを取替えることにより）実施される。しかし、切替えには中間フォルダ５３の取替えは不要である。

参照用にアルファベット順で記載した以下のパラグラフは、本発明を説明する非限定例の形態である。

Ａ０．
ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である側面とを含む紙又は厚紙ブランクからボックスを成形するための成形マシンであって、成形マシンは、
−ブランクを受取る作業区域と、
−作業区域内に配置され、ブランクの側面と相互作用して、各横方向境界線がボックスの側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを折畳み、垂直方向に対して平行に配置し、その結果、ブランクの側面がボックス内側の内部空間の範囲を定める複数のフォルダと、
−垂直方向に沿って延び、垂直方向に沿って移動可能な複数のコラムであって、その各コラムをボックス内側の内部空間内に配置して、各垂直エッジに当接させることができる、複数のコラムと、
を備える。

Ａ．
複数のヘッドを備えるパラグラフＡ０に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは、ボックス内側の空間の外側から対応する垂直エッジに当接するためにプレッサを含み、その結果、ボックスの側壁の各垂直エッジに当接するために、ボックス内側の内部空間内の各プレッサの前の位置に、複数のコラムの各コラムを配置することができ、垂直エッジはコラム自体とプレッサとの間に作動的に位置する。

Ａ１．
パラグラフＡに記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各々は相互に接離自在である。

Ａ１．１．
パラグラフＡに記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各々は同期方式で相互に接離自在である。

Ａ１．２．
パラグラフＡ１又はパラグラフＡ１．１に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは水平面において、垂直方向に対して直角に、（作業区域内に配置されたボックスの邪魔になることのない）後退位置と（ボックスの各垂直エッジに対して作用する）前進位置との間を移動可能である。

Ａ１．３．
パラグラフＡ１又はＡ１．２に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは、連係するコラムを水平面において移動させる。

Ａ２．
パラグラフＡ〜Ａ１．１のいずれか1つに記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは、
各垂直エッジに対面するようにシールテープの断片を載置するフィーダと、
シールテープを切断して、その断片をヘッドから分離するカッタと、
を含み、プレッサはボックス内側の内部空間の外側からシールテープの断片を各垂直エッジに押し付ける。

Ａ３．
パラグラフＡ〜Ａ２のいずれか1つに記載の成形マシンにおいて、複数のコラムの各コラムは複数のヘッドの各ヘッドと連係する。

Ａ３．１．
パラグラフＡ３に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは垂直配向ガイドを含み、複数のコラムの各コラムは摺動自在に各ヘッドのガイドに接合されている。

Ａ３．１．１．
パラグラフＡ３．１に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドのヘッド毎に、ガイドは対応プレッサに関して異なる鉛直高さに位置する。

Ａ３．１．１．１．
パラグラフＡ３．１．１に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドのヘッド毎に、ガイドは対応プレッサよりも高い鉛直高さに位置する。

Ａ４．
垂直移動可能で、コラムの上方に位置するプレートを備える、パラグラフＡ０〜Ａ３．１．１．１のいずれか1つに記載の成形マシンにおいて、複数のコラムの各コラムは取り外し自在にプレートに接合可能であり、その結果、成形マシンは、コラムが共に垂直に移動するためにプレートに接合された作業配置と、コラムがプレートから切り離され、ヘッドと共に一体として水平に移動可能な切替え配置とで作動可能になる。

Ａ４．１．
複数のヘッドを備える、パラグラフＡ４に記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは垂直配向ガイドを含み、複数のコラムの各コラムは摺動自在に各ヘッドのガイドに接合され、プレートはガイドの上方に位置する。

Ａ４．２．
パラグラフＡ４又はＡ４．１に記載の成形マシンにおいて、プレートは強磁性物質を含み、複数のコラムの各コラムは、その上端に、磁力によりプレートに接合できる磁石を含む。

Ａ４．２．１．
各磁石に固有の磁力の妨害又は無効化が可能な磁力を発生させるために、コラム毎に、通電電流が通過可能な電気巻き線を含む電気回路を備え、磁石の固有磁力は磁石とプレートとの間の引力である、パラグラフＡ４．２に記載の成形マシン。

Ａ５．
パラグラフＡ〜Ａ４．２．１のいずれか1つに記載の成形マシンにおいて、複数のヘッドの各ヘッドは、複数のコラムの各コラムが接合された垂直配向ガイドと、シールテープを切断するカッタとを含み、複数のヘッドのヘッド毎に、対応ガイドは、複数のヘッドの他のヘッドの対応ガイドに向かう前進位置においては、カッタの水平移動方向に関して、各カッタから所定距離に位置する。

Ａ５．１．
複数のヘッドのヘッド毎に、ガイドと対応カッタとの間の所定距離を変更するための調節装置を備える、パラグラフＡ５に記載の成形マシン。

Ｂ．
ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である側面とを含む紙又は厚紙ブランクからボックスを成形する方法であって、前記方法は、以下のステップを、すなわち、
−ブランクを作業区域内に位置決めするステップと、
−ブランクの側面を折り畳んで、各横方向境界線がボックスの側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを垂直方向に対して平行に配置し、その結果、ブランクの側面がボックス内側の内部空間の境界を定めるステップと、
−複数のプレッサにより垂直エッジをシールするステップであって、ボックス内部空間の外側に作動的に配置された複数のプレッサにより垂直エッジを押す少なくとも１つのサブステップを含むシーリングステップと、
を含み、前記方法は以下のステップを、すなわち、
−複数のコラム（２３）を用意するステップと、
−シーリングのステップ中に、各垂直エッジが複数のプレッサの各プレッサ（２２２）と複数のコラム（２３）の各コラム（２３）との間に置かれるように、コラム（２３）を垂直方向（Ｖ）に移動させるステップと、
を含む。

Ｂ１．
パラグラフＢに記載の方法において、シーリングのステップ中は、プレッサは相互に近接する。

Ｂ１．１．
パラグラフＢ１に記載の方法において、シーリングのステップ中は、プレッサは同期方式で相互に近接する。

Ｂ１．２．
パラグラフＢ〜Ｂ１．１のいずれかに記載の方法において、シーリングのステップは、垂直エッジ毎に、以下のサブステップを、すなわち、
ヘッドの一部を形成するフィーダにより、垂直エッジに対面するようにシールテープの断片をフィードするサブステップと、
ボックス内部空間の外側に配置され、ボックスの垂直エッジに向かって移動するプレッサにより、ボックス内部空間の外側の垂直エッジにシールテープの断片を適用するサブステップと、
ヘッドの一部を形成するカッタを使用して、断片を切り離すためにシールテープを切断するサブステップと、
を含む。

Ｂ２．
パラグラフＢ〜Ｂ１．２のいずれか1つに記載の方法において、折畳みステップ中は、複数のコラムの各コラムはプレートと一体化し、プレートの昇降により垂直方向に沿って移動する。

Ｂ２．１．
パラグラフＢに記載の方法において、折畳みステップ中は、コラムが固定されたプレートは、水平面における複数のコラムの各コラムの移動を妨げる。

Ｂ３．
垂直方向に対して直角な水平面においてコラムを相互に接離させるステップを含むサイズ取替えステップを有する、パラグラフＢ〜Ｂ２．１のいずれか1つに記載の方法。

Ｂ３．１．
パラグラフＢ３に記載の方法において、折畳みステップ中は、複数のコラムの各コラムはプレートと一体化し、プレートの昇降に垂直方向に沿って移動し、サイズ取替えステップ中は、複数のコラムの各コラムはプレートから引き離され、水平面を移動する。

Ｂ３．１．１．
パラグラフＢ３．１に記載の方法において、サイズ取替えステップ中は、コラムは各シーリングヘッドにより水平面を移動させられ、各シーリングヘッド上にはプレッサの１つが備え付けされている。

Ｂ４．
パラグラフＢ〜Ｂ３．１．１のいずれか1つに記載の方法において、折畳みステップは、ブランクの基面に当接し、垂直方向に沿って移動し、垂直方向に沿ってブランクを押す複数のコラムの各コラムにより、ブランクを垂直方向に沿って移動させることを含み、ブランクの移動中は、側面は、複数のコラムに対して外側の作業区域内に配置された複数のフォルダと相互作用する。

Ｃ．
被覆ブランクを受取り、接着剤を被覆ブランク上に拡げる接着ユニットであって、被覆ブランクは基面と、面に接合された複数の面と、それらの面に接合された複数の折重ねフラップとを含む。

Ｃ１．
接着剤を高温で選択的に被覆ブランクの様々な部分上に搬送する搬送ノズルを含む、パラグラフＣに記載の接着ユニット。

Ｃ１．１．
パラグラフＣ１に記載の接着ユニットにおいて、被覆ブランクは基面と、基面に接合された複数の側面とを含み、少なくとも１つのノズルは接着剤を高温で選択的に複数の側面の各側面の表面の様々な部分上に適用する。

Ｃ１．１．１．
パラグラフＣ１．１に記載の接着ユニットにおいて、被覆ブランクは、縦面に接合された複数の折重ねフラップをさらに含み、少なくとも１つのノズルは接着剤を高温で折重ねフラップとは異なる被覆ブランクの様々な部分上に搬送し、その結果、被覆ブランクの折重ねフラップが接着ユニットを出る際には、接着剤は付着していない。

Ｄ．
成形ボックスと被覆ブランクとを受取り、ボックスの基壁が被覆ブランクの基面上に載るようにボックスを被覆ブランク上に位置決めする位置決め装置。

Ｄ１．
パラグラフＤに記載の位置決め装置であって、
−被覆ブランクを受取り、フィード方向に沿って搬送するベルトと、
−ボックスを受取る回収位置と、ボックスをベルトにより搬送中の被覆ブランク上の所定位置に載置する載置位置との間を移動可能な載置エレメントと、
−制御ユニットと、
−ベルト上に位置する被覆ブランクの画像を取込み、制御ユニットに接続されている少なくとも１台のカメラであって、制御ユニットはカメラ取込み画像を事前に記憶した基準参照モデルと比較し、カメラ取込み画像と基準参照画像との比較に応じて載置エレメントの載置位置を修正する、少なくとも１台のカメラと、
を含む。

Ｄ１．１．
パラグラフＤ１に記載の位置決め装置において、位置決め装置は、少なくとも１つのカメラを画定する第１対のカメラと第２対のカメラとを含み、制御ユニットは、各画像を取り込むために、第１対のカメラ又は第２対のカメラを選択的に作動させる。

Ｄ１．１．１．
パラグラフＤ１．１に記載の位置決め装置において、ベルトは、第１の色を有する少なくとも１つの第１部分と、第１の色とは異なる第２の色を有する第2部分とを含み、第１対のカメラは、ベルトの第１部分に位置する被覆ブランクの様々な部分の画像を取込み、第２対のカメラは、ベルトの第2部分に位置する被覆ブランクの様々な部分の画像を取り込む。

Ｄ２．
制御ユニットに接続され、少なくとも１台のカメラによる取込み画像を表示するスクリーンを備える、パラグラフＤ〜Ｄ１．１．１のいずれか1つに記載の位置決め装置。

Ｅ．
ボックスの基壁が被覆ブランク上に載った状態で、各被覆ブランクに接合されたボックスを受取り、被覆ブランクを折り畳んで、ボックスを覆うように各ボックスと接触させる被覆マシン。

Ｅ１．
パラグラフＥに記載の被覆マシンにおいて、被覆ブランクは基面と、基面に接合された複数の側面とを含み、複数の側面は、基面の縦側に沿って基面に接合された縦面と、縦側に対して横方向に、基面の縦面に沿って基面に接合された横面とを含み、被覆ブランクは縦面に接合された複数の折重ねフラップをさらに含み、被覆マシンは、
垂直方向に沿って移動可能なプレートにおいて、プレートは、被覆ブランクの基面がボックスの基壁に接合された状態で、被覆ブランクとボックスとを受取り、プレートにより受取られるボックスの縦側壁は、縦垂直面に沿って、垂直方向及び縦方向に対して平行に配向され、横側壁は、横垂直面に沿って、垂直方向及び横方向に対して平行に配向される、プレートと、
被覆ブランクの縦側を折畳み、それらを縦垂直面に配置して、縦面がボックスの対応する縦側壁の外面と接触した状態にする第１の折畳みステーションと、
被覆ブランクの横側を折畳み、それらを横垂直面に配置して、横面がボックスの対応する横側壁の外面と接触した状態にする第２の折畳みステーションと、
その各々が対応する折重ねフラップを折畳み、それによりフラップが縦垂直面から横垂直面に折り畳まれ、ボックスの横側壁と接触する位置に達する、複数の中間フォルダと、
を備える。

Ｅ１．１．
パラグラフＥ１に記載の被覆マシンにおいて、中間フォルダは、垂直方向に沿った垂直コンポーネントと横方向に対して平行な横コンポーネントとを含む各斜行移動方向に沿って移動可能である。

Ｅ１．２．
パラグラフＥ１又はパラグラフＥ１．１に記載の被覆マシンにおいて、中間フォルダは相互が離間状態の後退位置と相互が近接状態の前進位置との間を移動可能である。

Ｅ１．２．１．
パラグラフＥ１．２に記載の被覆マシンにおいて、後退位置では、中間フォルダは第１の鉛直高さにあり、前進位置では、中間フォルダは、第１の鉛直高さとは異なる第２の鉛直高さにある。

Ｅ１．２．１．１．
パラグラフＥ１．２．１に記載の被覆マシンにおいて、第１の折畳みステーションと第２の折畳みステーションは、垂直方向に沿ってオフセットの状態で、個別の高さに位置しており、中間フォルダの第２の鉛直高さは第１の折畳みステーションの高さと第２の折畳みステーションの高さとの間にある。

Ｅ１．３．
パラグラフＥ．１〜Ｅ１．２．１．１のいずれか1つに記載の被覆マシンにおいて、被覆マシンのプレートは、ボックスの基壁の内面を保持する吸盤を含む。

Ｅ２．
パラグラフＥ〜Ｅ１．３のいずれか1つに記載の被覆マシンにおいて、複数の側面の各側面は、基面に接合された下ウイングと、下ウイングに接合された上ウイングとを含み、第１と第２の折畳みステーションは下ウイングを折り畳んで、ボックスの側壁と接触させ、被覆マシンは、
上ウイングをボックス内側に向けて折畳み、それらを水平に配置する第３の折畳みステーションと、
被覆ブランクの上ウイングを折畳み、ボックスの側壁の内面と接触するようにそれらを配置する第４の折畳みステーションと、
ボックスの側壁の内面と外面にそれぞれ接合された上ウイングと下ウイングを押して、相互に近接させるプレッサと、
を含む。

Ｆ．
被覆ボックスを製造するための生産ラインであって、
−パラグラフＡ〜Ａ５．１のいずれか1つに記載の成形マシンにおいて、成形マシンは、複数のフォルダと、水平配向ボックスブランクを受取り、垂直方向に沿って移動させる移動システムとを含み、ボックスブランクは垂直方向に沿って移動するので、フォルダは側面と相互作用して、側面を垂直に折り畳む、成形マシンと、
−パラグラフＣ〜Ｃ１．１．１のいずれか1つに記載の接着ユニットと、
−ボックスを成形マシンから、被覆ブランクを接着ユニットから受取る、パラグラフＤ〜Ｄ２のいずれか1つに記載の位置決め装置と、
−各被覆ブランクに接合されたボックスを位置決め装置から受取る、パラグラフＥ〜Ｅ２のいずれか1つに記載の被覆マシンと、
を備える。

Ｆ１．
パラグラフＦに記載の生産ラインにおいて、成形マシンの移動システムは、垂直方向に沿って延び、成形マシン内に受取られたボックスブランクの基面に当接する複数のコラムを備え、複数のコラムの各コラムは、ボックスブランクを垂直方向に押すために、垂直方向に沿って移動可能である。

Ｆ１．１．
パラグラフＦ１に記載の生産ラインにおいて、複数のコラムの各コラムは、垂直方向に対して直角な水平面において、第１のサイズのボックスを成形するための第１の配置と、第１のサイズとは異なる第２のサイズのボックスを成形するための第２の配置との間で、相互に接離自在である。

Ｇ．
被覆ボックスを製造する方法であって、以下のステップを、すなわち、
−ボックスを厚紙ボックスブランクから成形するステップであって、ボックスブランクは、ボックスの基壁を画定する基面と、基面に接合され、ボックスの側壁を画定するために折畳み可能である側面とを含み、成形ステップはボックスブランクを垂直方向に沿って移動させることを含み、この移動中は、ボックスブランクの基面は水平配向され、側面は、側面を垂直に折り畳むフォルダと相互作用する、ボックスを厚紙ボックスブランクから成形するステップと、
−基面と、基面に接合された複数の面と、それらの面に接合された複数の折重ねフラップとを含む被覆ブランク上に接着剤を拡げることを含む接着ステップと、
−ボックスの基壁が被覆ブランクの基面上に載るようにボックスを被覆ブランク上に位置決めするステップと、
−被覆ブランクを折り畳んでボックスと接触させることを含む被覆のステップと、
を含む。

Ｇ１．
パラグラフＧに記載の方法において、成形のステップ中は、ボックスブランクを垂直方向に押すように、垂直方向に沿って延び、垂直に移動してボックスブランクの基壁と当接する複数のコラムにより、ボックスブランクは移動させられる。

Ｇ１．１．
垂直方向に対して直角な水平面において、第１のサイズのボックスを成形するための第１の配置と、第１のサイズとは異なる第２のサイズのボックスを成形するための第２の配置との間で、コラムを相互に接離させて移動することを含むサイズ取替えステップを有する、パラグラフＧ１に記載の方法。

Ｇ２．
パラグラフＧ又はパラグラフＧ１に記載の方法において、接着ステップは接着剤を選択的に被覆ブランクの様々な部分上に適用することを含む。

Ｇ２．１．
パラグラフＧ２に記載の方法において、被覆ブランクは基面と、基面に接合された複数の側面とを含み、接着剤は高温で選択的に複数の側面の各側面の表面の様々な部分上に適用される。

Claims (20)

1. 厚紙ブランク（６）からボックス（６０）を成形するための成形マシン（２）であって、
   前記ブランク（６）は、前記ボックス（６０）の基壁を画定する基面（６ａ）と、基面（６ａ）に接合され、前記ボックス（６０）の側壁を画定するために折畳み可能である側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）と、を含み、
   前記成形マシン（２）は、
   前記ブランク（６）を受取る作業区域と、
   前記作業区域内に配置され、前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）と相互作用して、各横方向境界線が前記ボックス（６０）の側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを折畳み、垂直方向（Ｖ）に対して平行に配置し、それによって、前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）が前記ボックス（６０）の内側の内部空間の境界を定める、複数のフォルダ（２１）と、
   相互に接離自在な複数のヘッド（２２）と、を備え、
   前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は、
   各垂直エッジに対面するようにシールテープの断片を載置するフィーダ（２２１）と、
   前記ボックス（６０）内側の内部空間の外側からシールテープの断片を各垂直エッジに押し付けるプレッサ（２２２）と、
   断片を切り離すためにシールテープを切断するカッタ（２２３）と、を備え、
   前記成形マシン（２）はさらに、垂直方向（Ｖ）に沿って延び、垂直方向（Ｖ）に沿って移動可能な複数のコラム（２３）を備え、
   各コラム（２３）は、各垂直エッジに当接するように、前記ボックス（６０）内側の内部空間内の各プレッサ（２２２）の前方の位置に配置可能であり、前記垂直エッジはコラム（２３）自体とプレッサ（２２２）との間に動作可能に位置する、成形マシン（２）。
2. 複数のコラム（２３）の各コラム（２３）は、複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）と連係する、請求項１に記載の成形マシン（２）。
3. 複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は水平面において、垂直方向（Ｖ）に対して直角に、後退位置と前進位置との間を移動可能であり、
   前記後退位置は、各ヘッドが、前記作業区域内に配置された前記ボックス（６０）の邪魔にならない位置であり、前記前進位置は、各ヘッドが、前記ボックス（６０）の各垂直エッジに対して作用する位置である、請求項２に記載の成形マシン（２）。
4. 前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は、連係するコラム（２３）を水平面において移動させる、請求項３に記載の成形マシン（２）。
5. 前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は垂直配向ガイド（２２４）を含み、複数のコラム（２３）の各コラム（２３）は摺動自在に各ヘッド（２２）の前記ガイド（２２４）に接合されている、請求項４に記載の成形マシン（２）。
6. 前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）に対して、前記ガイド（２２４）は、対応するプレッサ（２２２）に対して、より大きな鉛直高さに位置する、請求項５に記載の成形マシン（２）。
7. 垂直移動可能で、ガイド（２２４）の上方に位置するプレート（２５）を備え、
   前記複数のコラム（２３）の各コラムは、取り外し自在に前記プレート（２５）に接合可能であり、それによって、成形マシン（２）は、前記コラム（２３）が共に垂直に移動するためにプレート（２５）に接合された作業配置と、コラム（２３）がプレート（２５）から切り離され、ヘッド（２２）と共に一体として水平に移動可能な切替え配置と、で作動可能である、請求項６に記載の成形マシン（２）。
8. 前記プレート（２５）は強磁性物質を含み、複数のコラムの各コラムは、その上端に、磁力によりプレート（２５）に接合可能な磁石（２３１）を含む、請求項７に記載の成形マシン（２）。
9. 前記各磁石（２３１）に固有の磁力の妨害又は無効化が可能な磁力を発生させるために、コラム（２３）毎に、通電電流が通過可能な電気巻き線を含む電気回路を備え、
   前記磁石（２３１）の固有磁力は前記磁石（２３１）とプレート（２５）との間の引力である、請求項８に記載の成形マシン（２）。
10. 前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は、複数のコラム（２３）の各コラム（２３）が摺動自在に接合された垂直配向ガイド（２２４）を含む、請求項１〜９のいずれか一項に記載の成形マシン（２）。
11. 前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）に、対応ガイド（２２４）は、複数のヘッド（２２）の他のヘッド（２２）の対応ガイド（２２４）に向かう前進位置においては、カッタ（２２３）の水平移動方向に対して、各カッタ（２２３）から所定距離に位置する、請求項１０に記載の成形マシン（２）。
12. 前記複数のヘッド（２２）のヘッド（２２）毎に、前記ガイド（２２４）と、対応するカッタ（２２３）との間の前記所定距離を変更するための調節装置を備える、請求項１１に記載の成形マシン（２）。
13. 紙又は厚紙ブランク（６）からボックス（６０）を成形するための成形マシン（２）であって、
    前記ブランク（６）は、前記ボックス（６０）の基壁を画定する基面（６ａ）と、基面（６ａ）に接合され、前記ボックス（６０）の側壁を画定するために折畳み可能である側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）と、を含み、
    前記成形マシン（２）は、
    前記ブランク（６）を受取る作業区域と、
    前記作業区域内に配置され、前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）と相互作用して、各横方向境界線が前記ボックス（６０）の側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを折畳み、垂直方向（Ｖ）に対して平行に配置し、それによって、前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）が前記ボックス（６０）内側の内部空間の境界を定める、複数のフォルダ（２１）と、
    複数のヘッド（２２）と、を備え、
    前記複数のヘッド（２２）の各ヘッド（２２）は、前記ボックス（６０）内側の空間の外側から対応する垂直エッジに当接する各プレッサ（２２２）を含み、
    前記成形マシン（２）はさらに、垂直方向（Ｖ）に沿って延び、垂直方向（Ｖ）に沿って移動可能な複数のコラム（２３）を備え、
    前記複数のコラム（２３）の各コラム（２３）は、前記ボックス（６０）内側の内部空間内において各垂直エッジに当接するように、各プレッサ（２２２）の前方の位置に配置可能であり、
    前記垂直エッジはコラム（２３）自体とプレッサ（２２２）との間に動作可能に位置し、
    前記複数のコラム（２３）の各コラム（２３）は、前記複数のヘッド（２２）の各ヘッドと連係する、成形マシン（２）。
14. 前記複数のコラム（２３）の各コラムは、複数のヘッド（２２）の各ヘッドにより支持される、請求項１３に記載の成形マシン（２）。
15. 被覆厚紙ボックスを製造するための生産ライン（１）であって、
    請求項１〜１４のいずれか一項に記載の成形マシン（２）と、
    被覆ブランク（７）を受取り、接着剤を前記被覆ブランク（７）上に拡げる接着ユニット（３）と、
    前記ボックス（６０）を前記成形マシン（２）から、前記被覆ブランク（７）を前記接着ユニット（３）から受取り、前記ボックス（６０）を前記被覆ブランク（７）上に置く位置決め装置（４）と、
    各被覆ブランク（７）に接合された前記ボックス（６０）を位置決め装置（４）から受取り、前記被覆ブランク（７）を折り畳んで、前記ボックスを覆うように前記ボックス（６０）と接触させる被覆マシン（５）と、を備える生産ライン（１）。
16. 厚紙ブランク（６）からボックス（６０）を成形する方法であって、
    前記ブランク（６）は、前記ボックス（６０）の基壁を画定する基面（６ａ）と、基面（６ａ）に接合され、前記ボックス（６０）の側壁を画定するために折畳み可能である側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）と、を含み、
    前記方法は、
    前記ブランク（６）を作業区域内に位置決めするステップと、
    前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）を折り畳むステップであって、各横方向境界線が前記ボックス（６０）の側壁の垂直エッジを画定するように並置された状態でそれらを垂直方向（Ｖ）に対して平行に配置し、それによって、前記ブランク（６）の側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）が前記ボックス（６０）内側の内部空間の境界を定める、前記折り畳むステップと、
    複数のプレッサ（２２２）と、複数の対応カッタ（２２３）と、複数の対応フィーダ（２２１）とにより、前記垂直エッジをシールするステップと、
    を備え、
    前記シールするステップは、
    複数のフィーダ（２２１）の対応フィーダ（２２１）により、垂直エッジに対面するようにシールテープの断片をフィードするサブステップと、
    前記ボックス（６０）の内部空間の外側に配置され、垂直エッジに向かって移動する複数のプレッサ（２２２）のプレッサ（２２２）により、シールテープの断片を前記ボックス（６０）の内部空間の外側の垂直エッジに適用するサブステップと、
    複数のカッタ（２２３）のうちの１つのカッタ（２２３）を使用して、断片を分離するためにシールテープを切断するサブステップと、を含み、
    前記方法はさらに、
    複数のコラム（２３）を用意するステップと、
    前記シールするステップ中において、各垂直エッジが複数のプレッサの各プレッサ（２２２）と複数のコラム（２３）の各コラム（２３）との間に置かれるように、コラム（２３）を前記垂直方向（Ｖ）に移動させるステップと、を含む、ボックスを成形する方法。
17. 垂直方向（Ｖ）に対して直角な水平面において、前記コラム（２３）を相互に接離させる移動ステップを含む切替えステップを有する、請求項１６に記載のボックスを成形する方法。
18. 前記折り畳むステップは、前記ブランク（６）の基面（６ａ）に当接し、垂直方向（Ｖ）に沿って移動し、垂直方向（Ｖ）に沿って前記ブランク（６）を押す複数のコラム（２３）のコラム（２３）により、前記ブランク（６）を垂直方向（Ｖ）に沿って移動させることを含み、前記ブランク（６）の移動中は、側面（６ｂ、６ｃ、６ｄ、６ｅ）は、複数のコラム（２３）に対して外側の前記作業区域内に配置された複数のフォルダ（２１）と相互作用する、請求項１７に記載のボックスを成形する方法。
19. 前記折り畳むステップ中において、プレート（２５）が水平面における複数のコラム（２３）の各コラム（２３）の移動を妨げている間は、複数のコラム（２３）の各コラム（２３）はプレート（２５）と一体化しており、プレート（２５）の昇降により垂直方向（Ｖ）に沿って移動し、
    前記サイズ切替えのステップ中は、複数のコラム（２３）の各コラム（２３）は、前記プレート（２５）から引き離されて水平面を移動する、請求項１８に記載のボックスを成形する方法。
20. 前記切替えのステップ中は、複数のコラムの各コラムは、複数のプレッサの各プレッサが上に取り付けられた各ヘッドにより水平面を移動させられる、請求項１７に記載のボックスを成形する方法。

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