JP2021094795A - 画像検査装置、画像検査方法及びプログラム - Google Patents

画像検査装置、画像検査方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像を読み取る面として適切な面を対象として画像検査を行えるようにする。【解決手段】本発明の一側面の画像検査装置は、記録部材の一方の面である第1面を読み取る第1読取部211と、記録部材の他方の面である第2面を読み取る第2読取部212と、記録部材への画像の印刷を指示する印刷ジョブの内容に基づいて、記録部材の第1面に形成された画像を第1読取部が読み取る第1読取モードと、記録部材の第1面に形成された画像を第2読取部が読み取る第2読取モードのいずれかを選択する制御部20と、第1読取部211によって読み取られた読取画像、又は、第2読取部212によって読み取られた読取画像を検査する画像検査部22と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像検査装置、画像検査方法及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置又は画像検査装置において、スジの有無等の印刷物の画像品質の検査や、ゴミ等の汚れの付着の有無の確認などを目的とした画像検査が行われることがある。例えば、特許文献1には、生成した印刷物上の画像を読み取った画像データと、印刷物を生成するための元の画像データとを比較して、印刷物上の画像における欠陥の有無を判定する画像検査装置を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2013−216076号公報
ところで、主にラベル用紙を対象とした印刷において、印刷面の保護を目的として、インク(又はトナー)の重なり順を逆にすることが行われる。具体的には、透明基材のおもて面(出来上がりのラベルにおいてはうら面)に対して、出来上がりのラベルにおける最上面に配置されるインクがまず付着され、次に、その下層に配置されるインクが付着され、最後に、最下層に配置される背景用のインクが付着される。そして、印刷の後工程において、背景が印刷された層が粘着剤を介して剥離紙と接着されることより、ラベルが完成する。
このような印刷がされた印刷物の印刷面に対して画像検査が行われる場合、画像検査で読み取られるのは、背景の画像となってしまう。つまり、単純に印刷面を対象として画像検査を行うと、透明基材の表側から見た画像を対象とした画像検査を行うことができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画像を読み取る面として適切な面を対象として画像検査を行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面を反映した画像検査装置は、記録部材の一方の面である第1面を読み取る第1読取部と、記録部材の他方の面である第2面を読み取る第2読取部と、記録部材への画像の印刷を指示する印刷ジョブの内容に基づいて、記録部材の第1面に形成された画像を第1読取部が読み取る第1読取モードと、記録部材の第1面に形成された画像を第2読取部が読み取る第2読取モードのいずれかを選択する制御部と、第1読取部によって読み取られた読取画像、又は、第2読取部によって読み取られた読取画像を検査する画像検査部と、を備える。
本発明では、印刷ジョブの内容に基づいて制御部によって選択された読取モードに基づいて、第1読取部で読み取られた読取画像、又は、第2読取部で読み取られた読取画像が画像検査部によって検査される。それゆえ、本発明によれば、画像を読み取る面として適切な面を対象として画像検査を行えるようになる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置及び画像検査装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るインクの重なり順を逆にした印刷が行われたシートの側面図である。 本発明の一実施形態に係る画像検査装置による画像検査処理の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素は、同一の符号を付し、構成要素の重複説明は省略する。
<画像形成システムの構成>
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、画像形成システム1000の全体構成を示す概略図である。なお、図1には、本発明の説明に必要とされる要素又はその関連要素を記載しており、本発明の画像形成システムは図1に示す例に限定されない。
図1に示すように、画像形成システム1000は、画像形成装置1と、画像検査装置2と、排紙装置3と、を含む。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置1は、インクジェット方式でシートSh(記録部材の一例)に画像を形成する画像形成装置であり、不図示の端末装置等から投入される印刷ジョブに基づいて、シートShが有する第1面及び第2面のうちの第1面に画像を形成(印刷)する。
図1に示すように、画像形成装置1は、操作表示部11と、給紙トレイ13Aと、手差しトレイ13Bと、搬送路14と、画像形成部100と、を含む。
操作表示部11は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどよりなる表示部に、操作入力部としてのタッチセンサが重畳されたタッチパネルで構成される。なお、本実施形態では、表示部と操作入力部とが一体に形成される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。ボタンやキーなどによる操作入力部と、LCD等による表示部とが、それぞれ別々に構成されてもよい。
給紙トレイ13Aは、画像形成部100によって画像が形成されるシートShを収容するトレイである。手差しトレイ13Bは、画像形成装置1の筐体の側面に取り付けられたトレイであり、給紙トレイ13Aに収容されていないサイズ又は紙種の用紙(特殊紙)等がユーザーによって挿入される。
搬送路14は、給紙トレイ13A又は手差しトレイ13Bから給紙されたシートShを、画像検査装置2を経由して排紙装置3の排紙トレイ31a又はパージトレイ31bまで搬送する経路である。搬送路14には、シートShを搬送するための複数の搬送ローラが設けられる。搬送路14には、両面経路141と、画像形成部100によって画像が形成されたシートShを反転せずに画像形成部100に送り出す経路142と、が設けられる。
画像形成部100は、プリントヘッド17と定着部18とを含み、シートShが有する第1面および第2面のうちの第1面に画像を形成(印刷)する。ヘッドユニット17は、ヘッドユニット171Wと、ヘッドユニット171Yと、ヘッドユニット171Mと、ヘッドユニット171Cと、ヘッドユニット171Kと、を含む。ヘッドユニット171Wは、ホワイト(W)のインクを吐出するユニットであり、ヘッドユニット171Yは、イエロー(Y)のインクを吐出するユニットである。ヘッドユニット171Mは、マゼンタ(M)のインクを吐出するユニットであり、ヘッドユニット171Cは、シアン(C)のインクを吐出するユニットである。ヘッドユニット171Kは、ブラック(K)のインクを吐出するユニットである。
ヘッドユニット171W、171Y、171M、171C、171Kは、それぞれ、複数のノズルを有する記録ヘッド(図示略)を備える。そして、複数のノズルからインクの液滴が吐出されることにより、シートSh上に画像が形成される。なお、以下の説明において、ヘッドユニット171W、171Y、171M、171C、171Kをそれぞれ区別する必要がない場合、これらをヘッドユニット171と総称する。
なお、図1に示す例では、シートShの搬送方向における上流側から、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に各ヘッドユニット171が配置される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、マゼンタとシアンとの配置順が逆であってもよく、ホワイトがブラックの下流に配置されてもよい。
定着部18は、シートShの搬送方向におけるヘッドユニット171Kの下流に配置される。定着部18は、プリントヘッド17によってインクが塗布されたシートShに紫外線を照射して、シートSh上に付着したインクを硬化させることにより、シートShに画像を定着させる。
印刷ジョブに対応する画像が2つのレイヤーによって構成される場合、画像形成部100は、例えば、下記のように画像形成を行なう。まず、シートSh上に、ヘッドユニット171Yとヘッドユニット171M、ヘッドユニット171C、ヘッドユニット171Kが、下地以外のレイヤーに対応する画像を形成し、定着部18がインクを硬化させる。その後、経路142に沿ってシートShが再度画像形成部100に送り込まれ、硬化したインクの上に、ヘッドユニット171Wが画像を形成し、定着部18が、ホワイトのインクを硬化させる。前述の例では、1回目の画像形成でイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックインクによる画像が形成され、2回目の画像形成でホワイトインクによる画像が形成される例を示したが、画像形成の回数や、それぞれの画像形成で用いられるインク(色材)は、それに限定されない。
なお、前述の例では、画像形成されたシートShが経路142によって、再度、画像形成部100に送り出されるものとしたが、画像形成されたシートShが、ユーザーにより、給紙トレイ13Aの最上段に挿入されるか、手差しトレイ13Bに挿入されることによって、再度画像形成されるようにすることもできる。
[画像検査装置の構成]
画像検査装置2は、第1読取部211と、第2読取部212と、を含む。第1読取部211及び第2読取部212は、シートShに形成された画像を読み取るスキャナにより構成される。第1読取部211は、図1において搬送路14の上方(搬送路14を搬送されるシートShの第1面側)に配置され、画像形成装置1から搬送された用紙Shの第1面を読み取る。第2読取部212は、図1において搬送路14の下方(搬送路14を搬送されるシートShの第2面側)に配置され、画像形成装置1から搬送された用紙Shの第2面を読み取る。
そして、画像検査装置2は、第1読取部211によって読み取られた画像(以下、「第1読取画像」とも称する)、又は、第2読取部212によって読み取られた画像(以下、「第2読取画像」とも称する)を対象として、画像にゴミや汚れ等が付着していないか、スジ等が発生していないか、などを確認する画像検査を行う。画像検査装置2は、第1読取画像(読取画像の一例)又は第2読取画像(読取画像の一例)が、基準画像(原稿画像)と一致しているか否かを確認することで画像検査を行う。
排紙装置3は、排紙トレイ31aと、パージトレイ31bと、を含む。排紙トレイ31aは、画像検査装置2において異常が検出されなかったシートShが排紙されるトレイである。パージトレイ31bは、画像検査装置2において異常が検出されたシートShが排紙されるトレイである。
なお、図1に示す例では、複数のヘッドユニット171Y、171M、171C、171Kに対して、定着部18の個数が一つである例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。ヘッドユニット171Y、171M、171C、171Kのそれぞれに対して、個別に定着部18が設けられてもよい。
<画像形成装置及び画像検査装置の制御系の構成>
次に、図2を参照して、画像形成装置1及び画像検査装置2の制御系の構成について説明する。図2は、画像形成装置1及び画像検査装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。
[画像形成装置の制御系の構成]
図2に示すように、画像形成装置1は、制御部10と、記憶部104と、操作表示部11と、通信部12と、搬送制御部15と、ハーフトーン処理部16と、画像形成部100と、を含む。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)101と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)102と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)103と、を含む。
制御部10のCPU101は、画像形成装置1を構成する各部とシステムバスB1を介して接続されており、これらの各部の動作を制御する。例えば、CPU101は、不図示の端末装置から投入された印刷ジョブに基づいて、給紙トレイ13A又は手差しトレイ13Bから給紙されたシートShに画像を形成させる制御を行う。シートShがラベル用の透明基材である場合には、CPU101は、画像形成部100を制御して、印刷ジョブに対応する原稿画像の鏡像画像を、インクの重なり順を逆にしてシートShに形成させる。
記憶部104は、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)等よりなる大容量記憶装置である。記憶部104には、原稿画像や、ヘッドユニット171の複数ノズル群(図示略)からのインク液滴の吐出量に関するデータ(インク吐出量データ)などが記憶される。
操作表示部11については、図1を参照して説明済みであるため、ここではその説明を省略する。通信部12は、画像検査装置2との間で各種制御信号やデータなどを送受信する。例えば、通信部12は、印刷ジョブの設定内容を画像検査装置2に送信する。
搬送制御部15は、搬送路14におけるシートShの搬送動作を制御する。ハーフトーン処理部16は、原稿画像(画像データ)に対して色変換処理を行うとともに、ディザ処理や誤差拡散処理といったハーフトーン処理を行うことにより、画像データの各画素の階調数を、画像形成部100により表現可能な階調数に減じる。
画像形成部100はプリントヘッド17と定着部18とを含む。プリントヘッド17は、ヘッドユニット171と、ヘッド制御部172と、を含む。ヘッドユニット171については、図1を参照して説明済みであるため、ここではその説明を省略する。ヘッド制御部172は、ヘッドユニット171によるインク吐出動作を制御する。定着部18についても、図1を参照して説明済みであるため、ここではその説明を省略する。
[画像検査装置の制御系の構成]
図2に示すように、画像検査装置2は、制御部20と、記憶部204と、画像読取部21と、画像検査部22と、通信部23と、を含む。
制御部20は、CPU201と、CPU201の作業領域として使用されるRAM202と、CPU201が実行するプログラム等を記憶するためのROM203と、を含む。
制御部20のCPU201は、画像検査装置2を構成する各部とシステムバスB2を介して接続されており、これらの各部の動作を制御する。例えば、CPU201は、印刷ジョブの内容に基づいて、第1面に画像が印刷されたシートShを第1読取部211が読み取る第1読取モードと、第1面に画像が印刷されたシートShを第2読取部212が読み取る第2読取モードと、を切り替える制御を行う。
具体的には、印刷ジョブにおいて、画像検査装置2におけるシートShの読み取り面が「第2面」に設定されている場合には、CPU201は、第2読取モードを選択して、第1面に画像が印刷されたシートShを第2読取部212に読み取らせる。シートShの読み取り面を「第2面」にする設定は、例えば、インクの重なり順を逆にしたラベル用の印刷を行う場合等において、ユーザーによって行われる。もしくは、CPU101は、印刷ジョブにおいて、画像形成部100に原稿画像の鏡像画像を形成させることが指示されている場合に、第2読取モードを選択してもよい。
また、CPU201は、第1面に画像形成が行われたシートShを第2読取部212に読み取らせて画像検査を実行する場合、画像検査部22に、基準画像の鏡像画像と、第2読取画像とを比較させる制御を行う。もしくは、画像検査部22に、(鏡像していない)基準画像と、第2読取画像の鏡像画像と、を比較させる制御を行う。
第1読取部211及び第2読取部212は、それぞれ、例えば、複数の検出素子がシートShの搬送方向と直交する方向(シートShの幅方向)に配列されたラインセンサ等で構成される。第1読取部211は、シートShの第1面を読み取り可能であり、読み取った第1読取画像を制御部20に出力する。第2読取部212は、シートShの第2面を読み取り可能であり、読み取った第2読取画像を制御部20に出力する。
画像検査部22は、第1読取画像又は第2読取画像を対象として、画像にゴミや汚れ等が付着していないか、スジ等が発生していないか、などを確認する画像検査を行う。画像検査部22は、第1読取画像又は第2読取画像が、基準画像と一致しているか否かを確認することにより画像検査を行う。
通信部23は、画像形成装置1と接続され、画像形成装置1の通信部12から送信された印刷ジョブや、各種制御信号、各種データなどを受信する。
<インクの重なり順を逆にした印刷が行われたシートの読み取り例>
次に、図3を参照して、インクの重なり順を逆にした印刷が行われたシートShの第2読取部212による読み取り例について説明する。図3は、インクの重なり順を逆にした印刷が行われたシートShの側面図である。
図3に示す例では、透明基材で構成されるラベル用のシートShの上に、まず、イエローのインクIyが塗布され、その上に、マゼンタのインクIm、シアンのインクIc、ブラックのインクIkが順に重ねて塗布されている。そして最後に、背景としてのホワイトのインクIwが塗布されている。この後の工程において、ホワイトのインクIwに対して、粘着材(糊)Pを介して剥離紙Prが接着されることにより、ラベルが完成する。出来上がりのラベルにおいては、透明基材で構成されるシートShが最上面となり、剥離紙Prは最下面となる。
しかしながら、図3に示す例では、画像検査において第1面側から印刷面が読み取られる場合、読み取り画像は、ホワイトのインクIwにより構成される背景の画像となってしまう。つまり、ラベルの第1面に形成された画像を適正に検査することはできない。したがって、本実施形態では、このようなインクの重なり順を逆にした印刷が行われたシートShにおいては、第1面に形成された画像を検査する場合であっても、制御部20の制御に基づいて、第2読取部212(図2参照)が図3に白抜きの矢印で示す方向から読み取る。これにより、出来上がりのラベルが見られる方向からの画像を対象として画像検査を行うことができる。
<画像検査装置による画像検査方法>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る画像検査装置2による画像検査方法について説明する。図4は、画像検査装置2による画像検査処理の手順の例を示すフローチャートである。
まず、画像検査装置2の制御部20は、画像形成装置1によって画像が形成された印刷物の画像検査が必要であるか否かを判定する(ステップS1)。画像検査が必要であるか否かは、例えば、画像形成装置1から送信された印刷ジョブの内容や、画像形成装置1から送信される、画像検査を指示する制御信号の受信の有無等に基づいて判定することができる。
ステップS1で、画像検査は必要でないと判定された場合(ステップS1がNO判定の場合)、制御部20は、画像検査に関する処理を終了する。一方、ステップS1で、画像検査は必要であると判定された場合(ステップS1がYES判定の場合)、制御部20は、印刷ジョブの設定内容において、シートShの読み取り面が第2面に設定されているか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2で、シートShの読み取り面が第2面に設定されていると判定された場合(ステップS2がYES判定の場合)、制御部20は、第2読取モードを選択し、第2読取部212(図1、図2参照)に、シートShの第2面を読み取らせる(ステップS3)。
一方、ステップS2で、シートShの読み取り面は第2面に設定されていないと判定された場合(ステップS2がNO判定の場合)、制御部20は、第1読取モードを選択し、第1読取部211に、シートShの第1面を読み取らせる(ステップS4)。そして、ステップS3の処理後、又は、ステップS4の処理後、画像検査部22は、ステップS3で読み取られた第2読取画像、又は、ステップS4で読み取られた第1読取画像に基づいて画像検査を実施する(ステップS5)。
上述した実施形態では、ユーザーによってシートShの読み取り面が第2面に設定された場合、画像検査装置2の第2読取部212が、シートShの第2面を読み取る。そして、画像検査装置2の画像検査部22において、第2読取部212によって読み取られた第2読取画像に基づいて検査される。一方、通常の印刷時等において、シートShの読取面が第2面に設定されていない場合、画像検査装置2の第1読取部211が、シートShの第1面を読み取る。そして、画像検査装置2の画像検査部22において、第1読取部211によって読み取られた第1読取画像に基づいて検査される。したがって、本実施形態によれば、画像を読み取る面として適切な面を対象とした画像検査を行うことができる。
なお、ステップS2がYES判定の場合に、制御部20が、シートShの種類が透明基材であるか否かの判定も行い、シートShが透明基材である場合に、第2読取部212によるシートShの第2面の読み取りを実行させる制御を行ってもよい。このような制御が行われることにより、第2面からの読み取りが必要でない場合であるにも関わらず、ユーザーが誤って読み取り面を第2面に設定してしまった場合に、第2面からの読み取りが誤って実行されてしまうことを防ぐことができる。
また、図4に示した処理においては、ユーザーによる読み取り面の設定内容に基づいて、第1読取部211及び第2読取部212のうちのいずれかがシートShの読み取りを行う例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。読み取り面の設定が「Auto(自動)」である場合においても、画像検査装置2の制御部20が、印刷ジョブの内容に基づいて、シートShの読取面を選択(第1読取モード及び第2読取モードのいずれかを選択)してもよい。
例えば、画像検査装置2の制御部20は、印刷ジョブに記された画像のデータ構造におけるレイヤーの情報に着目し、該レイヤーの画像の情報に基づいて、シートShの読み取り面を判定してもよい。具体的には、レイヤーの最上位、すなわち、最後に印刷される画像(出来上がりのラベルにおいては最下層に印刷される画像)がホワイトのインクIwによるもの(白色)である場合に、制御部20は、第2読取部212による読み取りを実行させてもよい。
このとき、制御部20は、最上位のレイヤーの画像がホワイトのインクIwによるものであることに加えて、最上位の下のレイヤーに他の画像が存在する場合に、第2読取部212による読み取りを実行させてもよい。最上位の下のレイヤーに他の画像があるということは、何らかの絵柄の上にホワイトのインクIwによる画像が重なるということである。
さらに、最上位の下のレイヤーにある他の画像を、最上位のレイヤーの画像(ホワイトのインクIwによる画像)が覆っている率(被覆率)が所定の閾値以上である場合に、制御部20は、第2読取部212による読み取りを実行させてもよい。最上位の下のレイヤーにある他の画像を、最上位のレイヤーの画像が覆っている被覆率が高いほど、最上位のレイヤーの画像が背景の画像である確率が高くなる。
加えて、最上位のレイヤーの画像(オブジェクト)の属性がテキストではない場合、すなわち、イメージやグラフィックなどである場合に、制御部20は、第2読取部212による読み取りを実行させてもよい。最上位のレイヤーの画像の属性がテキストである場合、その画像が例えホワイトのインクIwによるものであったとしても、それは背景ではなく、白抜きの文字であると考えられる。よって、このような場合には、テキストを含めた画像の画像検査を行うべきであるため、制御部20は、第1読取部211による読み取りを実行させることが望ましい。
また、最上位のレイヤーの画像(オブジェクト)の形状が、不定形である場合には、制御部20は、第1読取部211による読み取りを実行させてもよい。例えば、最上位のレイヤーのオブジェクトを構成するいずれかの辺の一部が、内側に大きく食い込んでいたり、オブジェクトの中心部がえぐれていたりする場合、そのオブジェクトは、意匠が凝らされた絵柄(図柄)であると考えられる。つまり、背景の画像ではないと判定できるため、このような場合、制御部20は、第1読取部211による読み取りを実行させることが望ましい。
上述した各判定の組み合わせる数を多くするほど、適切な印刷面の判定精度をより向上させることができる。しかしながら、図4のステップS2の判定に加えて、上述した各判定のうちのいずれか一つの判定を行うことによっても、適切な印刷面の判定精度を向上させることができる。
また、上述した実施形態では、シートShの読み取り面が第2面に設定されている場合、又は、第2面からの読み取りが適切であると判定された場合において、画像検査装置2が基準画像との比較による画像検査を実行する場合、画像検査装置2の制御部20は、画像検査部22に、基準画像の鏡像画像と、第1読取画像とを比較させる制御を行う。もしくは、基準画像と、第1読取画像の鏡像画像とを比較させる制御を行う。
例えば、インクの重なり順を逆にした印刷が行われる場合、画像形成部100は、制御部10の制御に基づいて、原稿画像の鏡像画像をシートShに形成する。出来上がりのラベルにおいては、印刷面(第1面)とは反対の面(第2面)から見ることを想定していることから、第2面から見た像が正像となるようにするためである。したがって、このような印刷が行われた場合に、読取画像(第1読取画像)の向きと、基準画像として用いられる原稿画像の向きとが一致しなくなってしまう。
これに対して、上述した本実施形態によれば、基準画像の鏡像画像と第1読取画像との比較、又は、基準画像と第1読取画像の鏡像画像との比較が行われるため、画像同士を正確に比較することが可能となる。
なお、第2面に印刷が行われたシートShの第1面に対して、インクの重なり順を逆にした印刷が行われる場合にも、本発明を適用することができる。この場合、第2読取部212が、第2面に形成された画像と、第1面に形成された画像とを読み取る。
なお、第2面に印刷が行われたシートShの第1面に対して、インクの重なり順を逆にした印刷が行われる場合、画像検査部22は、第2面に対応する原稿画像と第1面に対応する原稿画像の合成画像を、基準画像とすることが好ましい。
<各種変形例>
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得る。
上述した実施形態では、画像形成装置1と画像検査装置2とがそれぞれ別の筐体で構成される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。画像検査装置2が、画像形成装置1の内部に形成されてもよい。すなわち、画像検査装置2が画像形成装置1と一体に形成されてもよい。この場合、画像検査装置2の制御部20において行われる制御が、画像形成装置1の制御部10において行われてもよい。
また、上述した実施形態では、画像検査装置2が画像検査を行う記録部材がシートShである例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。記録部材は、円筒状に巻かれたロールであってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明の画像形成装置を、インクジェット方式の画像形成装置1に適用した例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。本発明の画像形成装置は、電子写真方式等の他の方式の画像形成装置に適用されてもよい。
1…画像形成装置、2…画像検査装置、10…制御部、20…制御部、21…画像読取部、22…画像検査部、100…画像形成部、211…第1読取部、212…第2読取部、1000…画像形成システム

Claims (12)

  1. 記録部材の一方の面である第1面を読み取る第1読取部と、
    前記記録部材の他方の面である第2面を読み取る第2読取部と、
    前記記録部材への画像の印刷を指示する印刷ジョブの内容に基づいて、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第1読取部が読み取る第1読取モードと、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第2読取部が読み取る第2読取モードのいずれかを選択する制御部と、
    前記第1読取部によって読み取られた読取画像、又は、前記第2読取部によって読み取られた読取画像を検査する画像検査部と、を備えた
    画像検査装置。
  2. 前記制御部は、前記記録部材が透明基材である場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記制御部は、前記印刷ジョブに対応する原稿画像の鏡像画像を前記記録部材に形成することが指示されている場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記制御部は、前記第1読取モード及び前記第2読取モードのうち、指定された読み取り面に対応する読取モードを選択する
    請求項2に記載の画像検査装置。
  5. 前記印刷ジョブに対応する原稿画像は、複数のレイヤーによって構成され、
    前記制御部は、前記複数のレイヤーのうちの最後に形成されるレイヤーに含まれる画像が、白色で構成される場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項2に記載の画像検査装置。
  6. 前記制御部は、前記印刷ジョブにおいて、前記複数のレイヤーのうちの最後に形成されるレイヤーに含まれる画像と、前記最後に形成されるレイヤー以外のレイヤーに含まれる画像とが重なる場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項5に記載の画像検査装置。
  7. 前記制御部は、前記最後に形成されるレイヤー以外のレイヤーに含まれる画像が、前記最後に形成されるレイヤーに含まれる画像によって覆われている被覆率が、予め定められた所定の閾値以上である場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項6に記載の画像検査装置。
  8. 前記制御部は、前記最後に形成されるレイヤーに含まれる画像の属性が、テキスト以外の属性である場合、前記第2読取モードを選択する
    請求項5に記載の画像検査装置。
  9. 画像検査部は、前記第2読取モードを選択する場合、前記第2読取部が読み取った画像と、前記印刷ジョブについての基準画像の鏡像画像とを比較することにより前記画像検査を行う
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像検査装置。
  10. 画像検査部は、前記第2読取モードを選択する場合、前記第2読取部が読み取った画像の鏡像画像と、基準画像とを比較することにより前記画像検査を行う
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像検査装置。
  11. 記録部材一方の面である第1面を読み取る第1読取部と、前記記録部材の他方の面である第2面を読み取る第2読取部と、を備えた画像検査装置における画像検査方法であって、
    前記記録部材への画像の印刷を指示する印刷ジョブの内容に基づいて、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第1読取部が読み取る第1読取モードと、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第2読取部が読み取る第2読取モードのいずれかを選択する手順と、
    前記第1読取部によって読み取られた読取画像、又は、前記第2読取部によって読み取られた読取画像を検査する手順と、を含む
    画像検査方法。
  12. 記録部材一方の面である第1面を読み取る第1読取部と、前記記録部材の他方の面である第2面を読み取る第2読取部と、を備えた画像検査装置において実行されるプログラムであって、
    前記記録部材への画像の印刷を指示する印刷ジョブの内容に基づいて、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第1読取部が読み取る第1読取モードと、前記記録部材の第1面に形成された画像を前記第2読取部が読み取る第2読取モードのいずれかを選択する手順と、
    前記第1読取部によって読み取られた読取画像、又は、前記第2読取部によって読み取られた読取画像を検査する手順と、を含む
    プログラム。
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