JP2021091338A - 車載機器取付構造 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、押圧部材が第1位置に配置された状態では、付勢部材の他端が自由端(自由状態)のため、例えば、付勢部材の他端が拘束状態の構造と比べて、係合突起を案内路の入口から係合凹部まで挿し入れるときの挿入力を低減することができる。これにより、ブラケットに車載機器を取り付ける際の作業性が向上する。
ここで、押圧部材が第2位置に配置された状態では、付勢部材の他端側が押圧部材によって押されて案内路の入口の幅が狭くなる、すなわち、付勢部材の他端側が案内路の入口の幅が狭くなるように押圧部材によって押される。このため、係合凹部に嵌った係合突起に対して作用する付勢部材の付勢力が向上し、係合凹部から係合突起が抜け出るのが抑制される。これにより、衝突荷重によって車載機器がブラケットから外れるのが抑制される。
車載機器20は、図3及び図12に示されるように、ブラケット30を介して車室内に固定される電子機器である。本実施形態では、車載機器20として、車両前方を撮影するステレオカメラを用いている。なお、本発明は上記構成に限定されず、車載機器として運転支援用の各種センサー(例えば、モノカメラ、ライダ)を用いてもよいし、ドライブレコーダや電波を受信するアンテナ(例えば、GPSアンテナ、ラジオアンテナ、テレビアンテナ)を用いてもよい。また、車載機器として、上記各種センサー、ドライブレコーダ及びアンテナを種々組み合わせた複合機器を用いてもよい。
係合突起26、28は、ハウジング22をブラケット30へ取り付けるための係合部の一例である。
ブラケット30は、図2及び図12に示されるように、車両用のウインドガラス100に車載機器20を固定するための部材である。なお、本実施形態では、ブラケット30がウインドガラス100の一例であるフロントガラスに接着される。
ブラケット片32、34、36は、ブラケット30の本体を長手方向BLに分割した部位である。言い換えると、ブラケット片32、34、36は、ブラケット30の長手方向BLに並列されている。なお、本実施形態では、ブラケット片34がブラケット30の長手方向BLの中央に配置され、ブラケット片32、36がブラケット片34の長手方向BLの両側にそれぞれ配置されている。
連結部38、40は、図2に示されるように、隣接するブラケット片32、34同士及び隣接するブラケット片34、36同士をそれぞれ相対移動可能に連結する部位である。すなわち、隣接するブラケット片32、34同士が連結部38、40によって連結され、隣接するブラケット片34、36同士が連結部38、40によって連結されている。
係合凹部42、46は、車載機器20の一対の係合突起26がそれぞれ係合する部位であり、係合凹部44は、車載機器20の係合突起28が係合する部位である。係合凹部42はブラケット片32に設けられ、係合凹部44はブラケット片34に設けられ、係合凹部46はブラケット片36に設けられている。
付勢部材48は、図6に示されるように、係合凹部42に嵌った一方の係合突起26を係合凹部42へ向けて付勢する板状の部材である。具体的には、付勢部材48は、係合凹部42に嵌った一方の係合突起26を嵌った側と反対側から係合凹部42の底部へ向けて付勢するようになっている。なお、本実施形態では、付勢部材48として板ばねを用いている。
押圧部材60は、図4及び図6に示されるように、付勢部材48の他端48B側を押して案内路54の入口54Aの幅を狭める部材である。この押圧部材60は、金属製のピン状部材であり、ブラケット片32に第1位置から第2位置へ移動可能に設けられている。具体的には、ブラケット片32の台座33に長手方向BLの内側に隣接して支持壁61が設けられており、この支持壁61に形成された長手方向BLに貫通する貫通孔61Aに押圧部材60が長手方向BLにスライド移動可能に挿入されている。言い換えると、車載機器20をブラケット30に取り付けた状態では、押圧部材60は、支持壁61によって一方の係合突起26の突出方向と平行に第1位置と第2位置との間をスライド移動可能に支持されている。
位置決め部70、72、74は、それぞれブラケット片32、34、36に設けられている。これらの位置決め部70、72、74は、ウインドガラス100に対するブラケット片32、34、36の位置決めを行うための部位である。具体的には、位置決め部70、72、74がウインドガラス100にそれぞれのブラケット片32、34、36の接着面を押し付ける押付装置(図示省略)で保持されることによってウインドガラス100に対するブラケット片32、34、36の位置決めが行われる。
具体的には、まず、ウインドガラス100に接着されたブラケット30の押圧部材60、62をそれぞれ第1位置に配置した状態で、車載機器20の一方の係合突起26を入口54Aから案内路54内に挿し入れる(図6参照)と共に、他方の係合突起26を入口56Aから案内路56内に挿し入れる。次に、一方の係合突起26を案内路54に沿って係合凹部42まで移動させて、一方の係合突起26を該係合突起26の突出方向と直交する方向から係合凹部42に嵌め(図7参照)、他方の係合突起26を案内路56に沿って係合凹部46まで移動させて、他方の係合突起26を該係合突起26の突出方向と直交する方向から係合凹部46に嵌める。ここで、押圧部材60、62がそれぞれ第1位置に配置された状態では、付勢部材48、52の各々の他端48B、52Bが自由端(自由状態)のため、一対の係合突起26をそれぞれ案内路54、56の入口54A、56Aから係合凹部42、46まで挿し入れるときの挿入力を低減することができる。
また、一対の係合突起26が係合凹部42、46に嵌るときには、係合突起28も係合凹部44に係合突起28の突出方向と直交する方向で嵌まる(図12参照)。
取付構造S1では、前述の通り、押圧部材60、62を第1位置から第2位置へ移動させることで、一対の係合突起26に作用する付勢部材48、52の付勢力を向上できる。このため、取付構造S1では、例えば、付勢力を向上させた付勢部材を用いる構造と比べて、押圧部材60、62をそれぞれ第1位置に配置した状態では、一対の係合突起26の挿入力が低減してブラケット30に車載機器20を取り付ける際の作業性が向上する。また、取付構造S1では、押圧部材60、62をそれぞれ第2位置に配置した状態では、一致の係合突起26に作用する付勢部材48、52の付勢力を向上させて、係合凹部42、46から各々の係合突起26が抜け出るのを抑制する。これにより、衝突荷重によって車載機器20がブラケット30から外れるのを抑制することができる。
以上より、ブラケット30を用いる取付構造S1では、車載機器20の熱膨張に伴うブラケット30とウインドガラス100との間の接着性の低下を抑制することができる。
以上より、上記ブラケット30を用いた取付構造S1では、ウインドガラス100に対して車載機器20が精度よく位置決めされる。また、ウインドガラス100にブラケット30を介して車載機器20を固定するまでの作業工数を削減することができる。
前述の実施形態では、ブラケット片32の台座33に隣接して支持壁61を設け、この支持壁61によって押圧部材60をブラケット30の長手方向BLにスライド移動可能に支持させているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図13〜図15に示されるように、ブラケット片32の台座33に厚み方向BTで対向して支持壁81を設け、この支持壁81によって押圧部材80を厚み方向BTにスライド移動可能に支持させてもよい。なお、図13では、押圧部材80が第1位置にあり、押圧部材80が付勢部材48に非接触とされている。また、図14では、押圧部材80が第2位置にあり、押圧部材80が付勢部材48の他端48B側を台座33に向けて押圧している。この押圧部材80による付勢部材48の押圧によって、係合凹部42に一方の係合突起26が嵌った状態が維持される。また、ブラケット片36の台座37に隣接して支持壁63を設け、この支持壁63によって押圧部材62をブラケット30の長手方向BLにスライド移動可能に支持させているが、本発明はこの構成に限定されず、上記と同様に、ブラケット片36の台座37に厚み方向BTで対向して支持壁83を設け、この支持壁83によって押圧部材80を厚み方向BTにスライド移動可能に支持させてもよい。図15では、押圧部材82が第2位置にあり、押圧部材82が付勢部材52の他端52B側を台座37に向けて押圧している。なお、押圧部材82が第1位置にある状態は図示省略している。この押圧部材82による付勢部材52の押圧によって、係合凹部46に他方の係合突起26が嵌った状態が維持される。
24 カメラ
26 係合突起
30 ブラケット
42 係合凹部
46 係合凹部
48 付勢部材
48A 一端
48B 他端
48C 曲がり部
52 付勢部材
52A 一端
52B 他端
52C 曲がり部
54 案内路
54A 入口
56 案内路
56A 入口
60 押圧部材
61 支持壁
62 押圧部材
63 支持壁
80 押圧部材
81 支持壁
82 押圧部材
83 支持壁
100 ウインドガラス
S1 取付構造(車載機器取付構造)
W1 幅(曲がり部における案内路の幅)
W2 最小幅(係合突起)
W3 幅(曲がり部における案内路の幅)
W4 最小幅(係合突起)
Claims (7)
- 車室内に設けられるブラケットと、前記ブラケットに取り付けられる車載機器と、を備える車載機器取付構造であって、
前記車載機器に設けられた係合突起と、
前記ブラケットに設けられ、前記係合突起が該係合突起の突出方向と直交する方向から嵌る係合凹部と、
一端が前記ブラケットに固定され、他端が自由端とされ、前記ブラケットとの間に前記係合突起を前記係合凹部へ案内する案内路を形成すると共に、前記係合凹部に嵌った前記係合突起を前記係合凹部へ向けて付勢する板状の付勢部材と、
前記ブラケットに第1位置から第2位置へ移動可能に設けられ、前記第1位置では前記付勢部材と非接触であり、第2位置では前記付勢部材の他端側を押して前記案内路の入口の幅を狭める、押圧部材と、
を備える車載機器取付構造。 - 前記付勢部材の他端側には、前記案内路を狭めるように突出する曲がり部が形成されている、請求項1に記載の車載機器取付構造。
- 前記押圧部材が前記第2位置にあるときの前記曲がり部に対応する部分の前記案内路の幅が、前記係合突起の前記直交する方向の断面における最小幅以下である、請求項2に記載の車載機器取付構造。
- 前記ブラケットには、前記係合凹部に隣接して支持壁が設けられており、
前記押圧部材は、前記係合突起の突出方向と平行に前記第1位置と前記第2位置との間をスライド移動可能に前記支持壁に支持されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載機器取付構造。 - 前記押圧部材は、金属製である、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車載機器取付構造。
- 前記車載機器は、車両前方を撮影するカメラである、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車載機器取付構造。
- 前記ブラケットは、樹脂製であり、車両用のフロントガラスに接着されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車載機器取付構造。
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2019
- 2019-12-11 JP JP2019224035A patent/JP7184361B2/ja active Active
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