JP2021079818A - 制御状態管理装置及び制御状態管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隊列走行における追従走行のための制御に関して、自車両がCACCで制御される状態を可能な限り維持させる。【解決手段】制御状態管理装置10は、自車両の前方の物体までの第1の検出距離と自車両の位置情報とを含む自車両情報を取得する自車両情報取得部11と、先行車の後方の物体までの第2の検出距離と先行車の位置情報を含む先行車情報を取得する先行車情報取得部12と、自車両及び先行車の位置情報に基づいて算出された車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する制御対象判断部14と、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくともCACCを自車両に実施させ、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、ACCを自車両に実施させる制御部15と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、制御状態管理装置及び制御状態管理方法に関する。
車両の隊列走行において、先行車に追従走行するための技術として、ACC(Adaptive Cruise Control)が行われている。ACCでは、先行車をミリ波レーダ等のセンサにより検知し、検知された先行車の情報に基づいて車間距離が一定に保たれるように自車両を前走車に対して追従走行をさせる。また、前走車との車車間通信により取得した前走車の加減速情報等を用いたCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)が更に知られている。CACCでは、前走車における加減速等の情報を、前走車の挙動に現れる前に自車両が認識できるので、制御の遅れ等が防止され、より応答性に優れた制御が可能となる。例えば、ACCによる走行を維持するために、割り込みがあった際の車間距離制御の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−67423号公報
CACC制御を実施しているときに、自車両と先行車との間に、自車両との通信を実施しない他車両に割り込まれるとCACC制御が不可能となるので、自車両の制御状態をCACCからACCに移行していた。一方、CACCでは、上記のとおり、より応答性に優れた制御が可能となるので、可能な限りCACCの制御状態を維持したいという要請がある。
そこで、本発明は、隊列走行における追従走行のための制御に関して、自車両がCACCで制御される状態を可能な限り維持させることを目的とする。
本発明に係る制御状態管理装置は、自車両の走行に関する制御状態を第1の制御及び第2の制御のいずれかに制御する制御状態管理装置であって、第1の制御は、自車両のセンサにより検知した前方を走行する車両である前走車の走行状態に基づいて自車両の車速を制御することにより、前走車に対する追従走行をさせる制御であり、第2の制御は、自車両のセンサにより取得した情報に加えて、自車両に先行する車両である先行車から車車間通信により取得した情報に基づいて、先行車に対する追従走行をさせる制御であり、制御状態管理装置は、自車両において取得された自車両情報であって、自車両に備えられ該自車両の前方の物体を検出するセンサにより検出された物体と自車両との距離である第1の検出距離、及び、自車両の位置情報を含む自車両情報を取得する自車両情報取得部と、先行車において取得された先行車情報であって、先行車に備えられ該先行車の後方の物体を検出するセンサにより検出された物体と先行車との距離である第2の検出距離、及び、先行車の位置情報を含む先行車情報を取得する先行車情報取得部と、先行車の位置情報及び自車両の位置情報に基づいて算出された該先行車と該自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する制御対象判断部と、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくとも第2の制御を自車両に実施させ、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、第1の制御を自車両に実施させる制御部と、を備える。
本発明に係る制御状態管理方法は、自車両の走行に関する制御状態を第1の制御及び第2の制御のいずれかに制御する制御状態管理装置における制御状態管理方法であって、第1の制御は、自車両のセンサにより検知した前方を走行する車両である前走車の走行状態に基づいて、自車両の車速を制御することにより前走車に対する追従走行をさせる制御であり、第2の制御は、自車両のセンサにより取得した情報に加えて、自車両に先行する車両である先行車から車車間通信により取得した情報に基づいて先行車に対する追従走行をさせる制御であり、制御状態管理方法は、自車両において取得された自車両情報であって、自車両に備えられ該自車両の前方の物体を検出するセンサにより検出された物体と自車両との距離である第1の検出距離、及び、自車両の位置情報を含む自車両情報を取得する自車両情報取得ステップと、先行車において取得された先行車情報であって、先行車に備えられ該先行車の後方の物体を検出するセンサにより検出された物体と先行車との距離である第2の検出距離、及び、先行車の位置情報を含む先行車情報を取得する先行車情報取得ステップと、先行車の位置情報及び自車両の位置情報に基づいて算出された該先行車と該自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する制御対象判断ステップと、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくとも第2の制御を自車両に実施させ、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、第1の制御を自車両に実施させる制御ステップと、を有する。
この制御状態管理装置及び制御状態管理方法では、先行車及び自車両のそれぞれの位置情報に基づいて算出された車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かが判断される。車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しい場合は、自車両と先行車との間に1台の割込車両があり、第1の検出距離が自車両から割込車両までの距離を示し、第2の検出距離が先行車から割込車両までの距離を示している場合である。このような場合には、自車両は、車車間通信の相手である先行車が割込車両を挟んで2台前を走行していることを認識できる。従って、自車両は、前走車ではなく2台前の先行車を追従対象とした第2の制御を維持させることが可能となる。
また、本発明に係る制御状態管理装置は、車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離のうちの一方とが略等しいか否かを判断することにより、自車両と先行車との間を走行する割込車両の有無を判断する割込判断部、をさらに備え、制御部は、割込車両がない場合に、前走車を先行車とする第2の制御を自車両に実施させ、割込車両がある場合に、制御対象判断部による判断に応じて、第1の制御または第2の制御を自車両に実施させることとしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、自車両と先行車との間を走行する割込車両の有無が判断される。割込車両がない場合には、直前方を走行する先行車を対象とした第2の制御の実施が可能となる。また、割込車両がある場合には、先行車両が割込車両を挟んで2台前を走行しているか否かが判断されるので、可能な限りにおける第2の制御の維持が可能となる。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、制御部は、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、第1の制御及び第2の制御を自車両に実施させることとしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、割込車両を挟んで2台前を走行する先行車を追従の対象とする第2の制御が実施されると共に、直前方を走行する前走車を追従の対象とする第1の制御が実施される。これにより、より追従性及び応答性に優れた車間距離の制御が可能となる。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、先行車情報取得部は、先行車の車長をさらに取得し、制御対象判断部は、車間距離から車長を減じた長さが、第1の検出距離及び第2の検出距離の和に略等しいか否かを判断することとしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、先行車における第2の検出距離の基準位置と、先行車の位置情報の基準となる位置との間に、先行車の車長に相当する長さ程度のオフセットがある場合があるところ、先行車の車長が先行車情報として取得され、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和との比較判断において取得された車長が考慮されるので、自車両、先行車及び割込車両の位置関係が精度良く判断される。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、制御対象判断部は、第1の検出距離及び第2の検出距離の和から、車間距離を減じた長さが、先行車の車長として想定される予め設定された長さに該当するか否かを判断することとしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、先行車の車長が先行車情報として取得されない場合であっても、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和との比較判断において、先行車の車長として想定される予め設定された長さが考慮されるので、自車両、先行車及び割込車両の位置関係を精度良く判断することができる。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、自車両情報取得部は、自車両の操舵を示す第1の操舵情報を取得し、先行車情報取得部は、先行車の操舵を示す第2の操舵情報を取得し、制御状態管理装置は、第1の操舵情報及び第2の操舵情報に基づいて、自車両が走行する走行車線とは異なる走行車線に先行車の走行車線が変更されたことを示す車線変更事象を検知する検知部、をさらに備え、制御部は、第2の制御を自車両に実施させているときに検知部により車線変更事象が検知された場合に、第2の制御から第1の制御に自車両に対しての制御を移行させることとしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、第1の操舵情報及び第2の操舵情報に基づいて先行車が車線変更を行ったことが検知される。先行車が車線変更を実施した場合には、先行車と自車両との位置関係が、第2の制御の維持が不可能な状態となる。かかる場合に、適切に第2の制御を停止させることが可能となる。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、検知部は、第1の時刻における第2の操舵情報に対して、第1の時刻から、先行車と自車両との間の距離を自車両が走行するのに要する時間後の時刻である第2の時刻における第1の操舵情報が、所定程度以上の不一致を示すことをもって車線変更事象を検知することとしてもよい。
先行車が車線変更を実施しない状態で走行を続けている場合には、自車両では、先行車と自車両との間の距離を自車両が走行するのに要する一定時間の後に先行車と同様の操舵が行われるこの制御状態管理装置によれば、自車両の操舵情報が、一定時間前の先行車の操舵情報に対して一致しない場合に、先行車が車線変更を実施したことが検知される。従って、先行車の車線変更の実施を高精度に検知することが可能となる。
また、本発明に係る制御状態管理装置では、第1の操舵情報は、自車両における操舵角センサ、ヨーレートセンサ及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサまたは装置による検出値を含み、第2の操舵情報は、先行車における操舵角センサ、ヨーレートセンサ及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサまたは装置による検出値を含むこととしてもよい。
この制御状態管理装置によれば、自車両及び先行車の操舵情報が、操舵角センサ、ヨーレートセンサ及び慣性計測装置に基づいて適切に取得される。
本発明によれば、隊列走行における追従走行のための制御に関して、自車両がCACCで制御される状態を可能な限り維持させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る制御状態管理装置が搭載される車両の例を示す図である。 制御状態管理装置を含むシステムの装置構成を示す図である。 制御状態管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 制御状態管理装置による制御状態管理方法を示すフローチャートである。 図5(a)は自車両と先行車との位置関係の例を示す図である。図5(b)は自車両及び先行車並びに割込車両の位置関係の例を示す図である。図5(c)は自車両及び先行車並びに割込車両の位置関係の例を示す図である。 CACCで制御中におけるCACCを継続または停止させることの判断処理を示すフローチャートである。 自車両及び先行車並びに割込車両の位置関係の例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る制御状態管理装置が搭載される車両の例を示す図である。図1に示されるように、車両TRは、制御状態管理装置10、前方監視センサ30、後方監視センサ40、通信装置70、遠隔通信装置80を備える。
制御状態管理装置10は、自車両の走行に関する制御状態を第1の制御及び第2の制御のいずれかに制御する装置である。第1の制御は、自車両のセンサにより検知した前走車の走行状態に基づいて自車両の車速を制御することにより前走車に対する追従走行をさせるACC(Adaptive Cruise Control)である。第2の制御は、自車両のセンサにより取得した情報に加えて、自車両に先行する車両である先行車から車車間通信により取得した加減速等の情報に基づいて、先行車に対する追従走行をさせるCACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)である。なお、先行車は、自車両と車車間通信により互いに通信を行う車両であって、CACCによる追従走行の対象車両となり得る車両であるが、自車両の直前方を走行する前走車であるとは限らない。
前方監視センサ30は、車両TRの前方の物体を検出するセンサであって、例えばミリ波レーダ及びカメラ等により構成される。前方監視センサ30は、車両TRの前方の物体の有無に加えて、物体までの距離を検知できる。
後方監視センサ40は、車両TRの後方の物体を検出するセンサであって、例えばミリ波レーダ及びカメラ等により構成される。後方監視センサ40は、車両TRの後方の物体の有無に加えて、物体までの距離を検知できる。
通信装置70は、他の車両と車車間通信を行う装置である。本実施形態では、通信装置70は、GPS装置により取得された位置情報、前後加速度、車速、操舵角、車線内における自車横位置及び自車角度、隊列内の順序、周辺監視映像等を、他車両との間で送受信することができる。また、通信装置70は、前方監視センサ30及び後方監視センサ40により検知された前方及び後方の物体までの距離を表す情報を、他車両との間で送受信することができる。
遠隔通信装置80は、隊列走行を行う車両を管理及び監視している遠隔監視センタCとの間で通信を行う装置である。遠隔通信装置80は、加減速制御値(現在値及び指示値を含む)、GPS装置により取得された位置情報、先行車捕捉状態(レーダ捕捉状態及び車車間通信状態を含む)、周辺監視映像、車線内における自車横位置及び自車角度、等の情報を遠隔監視センタCとの間で送受信できる。また、遠隔通信装置80は、燃料計、車速、操舵角、ギア位置、及びその他の車両情報を、遠隔監視センタCとの間で送受信できる。
図2は、制御状態管理装置を含む制御状態管理システムの装置構成を示す図である。図2に示されるように、制御状態管理システム1は、ECU(Electronic Control Unit)に構成される制御状態管理装置10、GPS20、前方監視センサ30、後方監視センサ40、ヨーレートセンサ50、操舵角センサ60及び通信装置70を含む。なお、制御状態管理システム1は、慣性計測装置(IMU:Inertial mesurement unit)を含んでもよい。
制御状態管理装置10は、自車両の走行に関する制御状態をACC及びCACCのいずれかまたは両方を実施するように制御する装置であって、コンピュータを含んで構成される装置である。制御状態管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CAN(Controller Area Network)通信回路等を有する電子制御ユニットとして構成されてもよい。制御状態管理装置10は、例えば、CAN通信回路を介してROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。制御状態管理装置10は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよく、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)、DSP(Digital Signal Processor)等を含んで構成されてもよい。
GPS20は、自車両の位置を示す位置情報を取得する装置である。取得した位置情報は、制御状態管理装置10に送出される。
前方監視センサ30は、上記のとおり、自車両の前方の物体及び当該物体までの距離を検出するセンサであって、例えばミリ波レーダ及びカメラ等により構成される。後方監視センサ40は、上記のとおり、自車両の後方の物体及び当該物体までの距離を検出するセンサであって、例えばミリ波レーダ及びカメラ等により構成される。前方監視センサ30及び後方監視センサ40は、検出した情報を制御状態管理装置10に送出する。
ヨーレートセンサ50は、車両の重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサとしては、例えばジャイロセンサを用いることができる。ヨーレートセンサ50は、検出した車両のヨーレート情報を制御状態管理装置10に送出する。
操舵角センサ60は、車両の操舵角を検出するセンサである。検出された操舵角の情報は、制御状態管理装置10に送出される。通信装置70は、上記のとおり、他の車両と車車間通信を行う装置である。慣性計測装置は、3軸回りの角度または角速度と3方向の加速度とを取得できる装置である。本実施形態では、慣性計測装置は、車両の進行方向に略直交し且つ水平面に略平行な横方向の加速度を取得し、取得した横方向の加速度を制御状態管理装置10に送出する。なお、ヨーレートセンサ50、操舵角センサ60及び慣性計測装置は、後述されるように、車両の操舵情報を得るためのセンサまたは装置である。従って、制御状態管理システム1は、操舵情報を得るために、ヨーレートセンサ50、操舵角センサ60及び慣性計測装置のうちの少なくとも一つを備えていればよい。また、制御状態管理システム1は、操舵情報を得るために、ヨーレートセンサ50、操舵角センサ60及び慣性計測装置のうちの複数を備えていてもよい。
図3は、制御状態管理装置10の機能的構成を示すブロック図である。図3に示されるように、制御状態管理装置10は、自車両情報取得部11、先行車情報取得部12、割込判断部13、制御対象判断部14、制御部15及び検知部16を備える。
自車両情報取得部11は、自車両において取得された自車両情報を取得する。自車両情報は、第1の検出距離及び自車両の位置情報を含む。第1の検出距離は、自車両に備えられた前方監視センサ30により検出された物体と自車両との距離である。自車両の位置情報は、例えばGPS20により取得された位置情報である。
先行車情報取得部12は、先行車において取得された先行車情報を取得する。具体的には、先行車情報取得部12は、通信装置70を介した車車間通信により先行車情報を取得する。先行車情報取得部12は、通信の対象とする先行車に関する情報(先行車を識別する情報等含む)を、例えば、遠隔監視センタCから、遠隔通信装置80を介して取得する。即ち、先行車情報取得部12は、CACCにおいて追従の対象とする先行車の有無及び先行車との車車間通信に必要な先行車を識別する情報等を、隊列走行に関する指示情報として、遠隔監視センタCから取得できる。
先行車情報は、第2の検出距離及び先行車の位置情報を含む。第2の検出距離は、先行車に備えられた後方監視センサ40により検出された物体と先行車との距離である。
先行車の位置情報は、例えば、先行車に備えられたGPS20により取得される。
割込判断部13は、自車両と先行車との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離のうちの少なくとも一方とが略等しいか否かを判断することにより、自車両と先行車との間を走行する割込車両の有無を判断する。自車両と先行車との間の車間距離は、自車両及び先行車のそれぞれのGPS20により取得された位置情報に基づいて算出される。なお、割込判断部13は、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離のうちの少なくとも一方との差が予め設定された所定程度の誤差範囲内である場合に、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離のうちの少なくとも一方とが略等しいと判断する。
割込車両が存在しない場合には、自車両の前方監視センサ30は、CACCにおいて追従の対象とする先行車を、前方の物体として検知する。また、割込車両が存在しない場合には、先行車の後方監視センサ40は、自車両を後方の物体として検知する。従って、自車両及び先行車の位置情報に基づいて算出された車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離とが略等しい場合には、割込車両が存在しない。なお、割込車両の有無の判断処理については、図4及び図5を参照して後に詳述する。
制御対象判断部14は、先行車の位置情報及び自車両の位置情報に基づいて算出された先行車と自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する。具体的には、制御対象判断部14は、自車両と車車間通信の対象の先行車との間に1台の割込車両が存在し、先行車が割込車両を挟んで2台前を走行しており、先行車がCACC(第2の制御)における追従走行の対象車両であることを判断する。
即ち、割込車両が存在する場合には、自車両の前方監視センサ30は、当該割込車両を前方の物体として検知する。また、割込車両が存在する場合には、先行車の後方監視センサ40は、割込車両を後方の物体として検知する。従って、自車両と先行車との間に存在する割込車両が1台である場合には、自車両の前方監視センサ30及び先行車の後方監視センサ40は、同じ割込車両を検知するので、先行車と自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しい場合には、先行車が割込車両を挟んで2台前を走行していることとなる。
なお、制御対象判断部14は、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和との差が予め設定された所定程度の誤差範囲内である場合に、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいと判断する。
制御対象判断部14は、上記の判断において、先行車の車長を用いて、より高精度な判断処理を実施してもよい。具体的には、先行車情報取得部12により先行車の車長の情報が取得される場合には、制御対象判断部14は、車間距離から車長を減じた長さが、第1の検出距離及び第2の検出距離の和に略等しいか否かを判断することにより、先行車が割込車両を挟んで2台前を走行しているか否かを判断してもよい。
例えば、先行車において、GPS20が車両前方に備えられ、後方監視センサ40が車両後端に備えられる場合には、先行車における第2の検出距離の基準位置と、先行車の位置情報の基準となる位置との間に、先行車の車長に相当する長さ程度のオフセットが生じる。かかる場合において、先行車の車長が先行車情報として取得され、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和との比較判断において、先行車の車長が考慮されることにより、自車両、先行車及び割込車両の位置関係が精度良く判断され、先行車が割込車両を挟んで2台前を走行しているか否かが的確に判断されることが可能となる。
また、先行車情報取得部12により先行車の車長の情報が取得されない場合には、制御対象判断部14は、第1の検出距離及び第2の検出距離の和から、車間距離を減じた長さが、先行車の車長として想定される予め設定された長さに該当するか否かを判断することにより、先行車が割込車両を挟んで2台前を走行しているか否かを判断してもよい。
このように、先行車の車長が先行車情報として取得されない場合であっても、車間距離と第1の検出距離及び第2の検出距離の和との比較判断において、先行車の車長として想定される予め設定された長さが考慮されることにより、自車両、先行車及び割込車両の位置関係を精度良く判断することができる。
制御部15は、制御対象判断部14により車間距離が第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくとも先行車を追従対象とするCACC(第2の制御)を自車両に実施させ、車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、前走車を追従対象とするACC(第1の制御)を自車両に実施させる。
また、制御部15は、割込判断部13による判断の結果に応じて、自車両の制御状態を管理する。具体的には、割込判断部13により、自車両と先行車との間を走行する割込車両がないと判断された場合には、制御部15は、自車両の直前方を走行する前走車を追従走行の対象車両とするCACCを自車両に実施させる。
また、割込判断部13により、自車両と先行車との間を走行する割込車両がないと判断された場合には、先行車との車間距離と第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和とが略等しいか否かの判断結果に応じて、ACCまたはCACCを自車両に実施させる。
なお、制御部15は、先行車との車間距離が第1の検出距離及び第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合には、割込車両を挟んで2台前を走行する先行車を追従走行の対象とするCACCを自車両に実施させると共に、直前方を走行する前走車である割込車両を追従走行の対象とするACCを自車両に実施させてもよい。これにより、より追従性及び応答性に優れた車間距離の制御が可能となる。
検知部16は、自車両が走行する走行車線とは異なる走行車線に先行車の走行車線が変更されたことを示す車線変更事象を検知する。具体的には、自車両情報取得部11は、自車両の操舵を示す第1の操舵情報を取得でき、先行車情報取得部12は、先行車の操舵を示す第2の操舵情報を取得できるので、検知部16は、第1の操舵情報及び第2の操舵情報に基づいて、車線変更事象を検知できる。
さらに具体的には、直線及びカーブのいずれの軌跡の道路を走行する場合であっても、先行車と自車両とが同じ車線を走行している場合及び先行車と自車両とが同じように車線変更した場合には、自車両においては、先行車と自車両との間の車間距離を自車両が走行するのに要する時間の後に先行車と同様の操舵が実施される。故に、検知部16は、第1の時刻における第2の操舵情報に対して、第1の時刻から、先行車と自車両との間の距離を自車両が走行するのに要する時間が経過した後の時刻である第2の時刻における第1の操舵情報が、所定程度以上の不一致を示すことをもって車線変更事象を検知する。これにより、先行車の車線変更の実施を高精度に検知することが可能となる。
なお、第1の操舵情報は、自車両が備える操舵角センサ60、ヨーレートセンサ50及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサによる検出値を含む。また、第2の操舵情報は、先行車が備える操舵角センサ60、ヨーレートセンサ50及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサによる検出値を含む。
先行車を追従走行の対象としたCACCを自車両に実施させているときに検知部16により車線変更事象が検知された場合に、制御部15は、先行車を追従走行の対象としたCACCを解除すると共に、前走車を追従走行の対象とするACCに、自車両の制御状態を移行させる。先行車が車線変更を実施した場合には、先行車と自車両との位置関係が、CACCの維持が不可能な状態となるので、このような制御の移行を実施することにより、適切にCACCを停止させることが可能となる。
図4は、制御状態管理装置10による制御状態管理方法を示すフローチャートである。図5は、自車両と先行車との位置関係の例を示す図である。
ステップS1において、先行車情報取得部12は、車車間通信の対象であって、CACCにおいて追従走行の対象となる車両である先行車があるか否かを判断する。先行車があると判断された場合には、処理はステップS3に進む。一方、先行車があると判断されなかった場合には、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、制御部15は、前走車を追従走行の対象とするACCを自車両に実施させる。そして、ステップS1の判断処理を所定時間間隔で繰り返し実施する。
ステップS3において、先行車情報取得部12は、車車間通信により、先行車情報を取得する。先行車情報は、GPS20により取得された当該先行車の位置情報及び後方監視センサ40により取得された後方車両との距離を少なくとも含む。
ステップS4において、割込判断部13は、GPSの位置情報に基づく自車両と先行車との車間距離と、自車両の前方監視センサ30または先行車の後方監視センサ40に基づく自車両と前走車との間の距離(第1の検出距離または第2の検出距離)とが略一致するか否かを判断する。
図5(a)は、GPSの位置情報に基づく自車両と先行車との車間距離と、センサに基づく自車両と先行車との間の距離が略一致する場合の、自車両と先行車との位置関係を示す。図5(a)に示されるように、この場合には、自車両TR1と先行車TR2との間に割込車両が存在せず、GPSの位置情報に基づく車間距離dg1と、自車両の前方監視センサ30または先行車の後方監視センサ40に基づく自車両と前走車との間の距離da1とが略一致する。この場合には、処理はステップS5に進む。
一方、図5(b)は、GPSの位置情報に基づく自車両と先行車との車間距離と、センサに基づく自車両と先行車との間の距離が略一致しない場合の、自車両と先行車との位置関係を示す。図5(b)に示されるように、この場合には、自車両TR1と先行車TR2との間に割込車両VAが存在し、GPSの位置情報に基づく車間距離dg2と、自車両の前方監視センサ30に基づく自車両と前走車との間の距離da2(第1の検出距離)(または先行車の後方監視センサ40に基づく自車両と前走車との間の距離(第2の検出距離))とが略一致しない。この場合には、処理はステップS6に進む。
ステップS5において、制御部15は、先行車且つ前走車を追従走行の対象とするCACCを自車両に実施させる。そして、ステップS1の判断処理を所定時間間隔で繰り返し実施する。
ステップS6において、制御対象判断部14は、先行車の位置情報及び自車両の位置情報に基づいて算出された先行車と自車両との間の車間距離と、前方監視センサ30に基づく前走車との距離(第1の検出距離)及び先行車における後方監視センサ40により取得された後方車との距離(第2の検出距離)の和とが略等しいか否かを判断する。
図5(c)は、先行車と自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しい場合の、自車両及び先行車両並びに割込車両の位置関係を示す。図5(c)に示されるように、この場合には、自車両TR1と先行車TR2との間に割込車両VAが存在し、GPSの位置情報に基づく車間距離dg3と、自車両TR1の前方監視センサ30により検知された前走車(割込車両VA)との距離da3及び先行車TR2の後方監視センサ40により検知された後方車(割込車両VA)との距離db3の和とが略一致する。この場合には、処理はステップS8に進む。
一方、先行車と自車両との間の車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいと判断されなかった場合には、処理はステップS7に進む。このような場合は、例えば、割込車両が2台以上存在する場合等が例示される。
ステップS7において、制御部15は、前走車(割込車両)を追従走行の対象とするACCを自車両に実施させる。
ステップS8において、制御部15は、割込車両を挟んで2台前を走行する先行車を追従走行の対象とするCACCを自車両に実施させる。
図6は、CACCで制御中におけるCACCを継続または停止させることの判断処理を示すフローチャートである。図7は、自車両及び先行車ならびに割込車両の位置関係の例を示す図である。
図6のフローチャートに示される処理は、図4に示されるフローチャートにおけるステップS8のCACC制御中に所定時間間隔で実施される。この所定時間間隔は、適宜設計的に設定される。
ステップS11において、検知部16は、自車両に関する第1の操舵情報及び先行車に関する第2の操舵情報に基づいて、車線変更事象の検知を試みる。車線変更事象は、上記のとおり、自車両が走行する走行車線とは異なる走行車線に先行車の走行車線が変更されたことを示す事象である。
図7に示されるように、先行車TR2が車線変更を実施したときに、割込車両VAに対して車両VBが並走している場合には、GPSの位置情報に基づく車間距離dg4と、自車両TR1の前方監視センサ30により検知された前走車(割込車両VA)との距離da4及び先行車TR2の後方監視センサ40により検知された後方車である車両VBとの距離db4の和とが略一致することとなる。しかしながら、先行車が自車両と異なる車線を走行している場合には、CACCを継続することは不適切且つ不可能である。かかる場合に、本実施形態の制御状態管理装置10では、CACCを継続しないように制御を実施する。
即ち、図7に示される状況では、先行車TR2が車線変更を実施した場合において、その実施時刻における第2の操舵情報に対して、当該実施時刻から、先行車TR2と自車両TR1との間の距離を自車両TR1が走行するのに要する時間が経過した後の時刻における第1の操舵情報が、所定程度以上の不一致を示すこととなる。検知部16は、この操舵情報の不一致を、車線変更事象として検知する。検知部16により車線変更事象が検知された場合には、処理はステップS13に進む。一方、車線変更事象が検知されなかった場合には、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、制御部15は、CACCの制御を自車両に継続させる。ステップS13において、制御部15は、前走車を追従走行の対象とするACCに制御状態を移行させる。
以上説明したように、本実施形態の制御状態管理装置10及び制御状態管理方法では、先行車及び自車両のそれぞれの位置情報に基づいて算出された車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しいか否かが判断される。車間距離と、第1の検出距離及び第2の検出距離の和とが略等しい場合は、自車両と先行車との間に1台の割込車両があり、第1の検出距離が自車両から割込車両までの距離を示し、第2の検出距離が先行車から割込車両までの距離を示している場合である。このような場合には、自車両は、車車間通信の相手である先行車が割込車両を挟んで2台前を走行していることを認識できる。従って、自車両は、前走車ではなく2台前の先行車を追従対象とした第2の制御を維持させることが可能となる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
1…制御状態管理システム、10…制御状態管理装置、11…自車両情報取得部、12…先行車情報取得部、13…割込判断部、14…制御対象判断部、15…制御部、16…検知部、30…前方監視センサ、40…後方監視センサ、50…ヨーレートセンサ、60…操舵角センサ、70…通信装置、80…遠隔通信装置。

Claims (9)

  1. 自車両の走行に関する制御状態を第1の制御及び第2の制御のいずれかに制御する制御状態管理装置であって、
    前記第1の制御は、自車両のセンサにより検知した前方を走行する車両である前走車の走行状態に基づいて自車両の車速を制御することにより、前記前走車に対する追従走行をさせる制御であり、
    前記第2の制御は、自車両のセンサにより取得した情報に加えて、前記自車両に先行する車両である先行車から車車間通信により取得した情報に基づいて、前記先行車に対する追従走行をさせる制御であり、
    前記制御状態管理装置は、
    前記自車両において取得された自車両情報であって、前記自車両に備えられ該自車両の前方の物体を検出するセンサにより検出された物体と前記自車両との距離である第1の検出距離、及び、前記自車両の位置情報を含む自車両情報を取得する自車両情報取得部と、
    前記先行車において取得された先行車情報であって、前記先行車に備えられ該先行車の後方の物体を検出するセンサにより検出された物体と前記先行車との距離である第2の検出距離、及び、前記先行車の位置情報を含む先行車情報を取得する先行車情報取得部と、
    前記先行車の位置情報及び前記自車両の位置情報に基づいて算出された該先行車と該自車両との間の車間距離と、前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する制御対象判断部と、
    前記車間距離が前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくとも前記第2の制御を前記自車両に実施させ、前記車間距離が前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、前記第1の制御を前記自車両に実施させる制御部と、
    を備える制御状態管理装置。
  2. 前記車間距離と、前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離のうちの一方とが略等しいか否かを判断することにより、前記自車両と前記先行車との間を走行する割込車両の有無を判断する割込判断部、をさらに備え、
    前記制御部は、前記割込車両がない場合に、前記前走車を前記先行車とする前記第2の制御を前記自車両に実施させ、前記割込車両がある場合に、前記制御対象判断部による判断に応じて、前記第1の制御または前記第2の制御を前記自車両に実施させる、
    請求項1に記載の制御状態管理装置。
  3. 前記制御部は、前記車間距離が前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、前記第1の制御及び前記第2の制御を前記自車両に実施させる、
    請求項1または2に記載の制御状態管理装置。
  4. 前記先行車情報取得部は、前記先行車の車長をさらに取得し、
    前記制御対象判断部は、前記車間距離から前記車長を減じた長さが、前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和に略等しいか否かを判断する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御状態管理装置。
  5. 前記制御対象判断部は、前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和から、前記車間距離を減じた長さが、前記先行車の車長として想定される予め設定された長さに該当するか否かを判断する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御状態管理装置。
  6. 前記自車両情報取得部は、前記自車両の操舵を示す第1の操舵情報を取得し、
    前記先行車情報取得部は、前記先行車の操舵を示す第2の操舵情報を取得し、
    前記制御状態管理装置は、
    前記第1の操舵情報及び前記第2の操舵情報に基づいて、前記自車両が走行する走行車線とは異なる走行車線に前記先行車の走行車線が変更されたことを示す車線変更事象を検知する検知部、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の制御を前記自車両に実施させているときに前記検知部により前記車線変更事象が検知された場合に、前記第2の制御から前記第1の制御に前記自車両に対しての制御を移行させる、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の制御状態管理装置。
  7. 前記検知部は、第1の時刻における前記第2の操舵情報に対して、前記第1の時刻から、前記先行車と前記自車両との間の距離を前記自車両が走行するのに要する時間後の時刻である第2の時刻における前記第1の操舵情報が、所定程度以上の不一致を示すことをもって前記車線変更事象を検知する、
    請求項6に記載の制御状態管理装置。
  8. 前記第1の操舵情報は、前記自車両における操舵角センサ、ヨーレートセンサ及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサまたは装置による検出値を含み、
    前記第2の操舵情報は、前記先行車における操舵角センサ、ヨーレートセンサ及び慣性計測装置のうちの少なくともいずれか一つのセンサまたは装置による検出値を含む、
    請求項7に記載の制御状態管理装置。
  9. 自車両の走行に関する制御状態を第1の制御及び第2の制御のいずれかに制御する制御状態管理装置における制御状態管理方法であって、
    前記第1の制御は、自車両のセンサにより検知した前方を走行する車両である前走車の走行状態に基づいて、自車両の車速を制御することにより前記前走車に対する追従走行をさせる制御であり、
    前記第2の制御は、自車両のセンサにより取得した情報に加えて、前記自車両に先行する車両である先行車から車車間通信により取得した情報に基づいて前記先行車に対する追従走行をさせる制御であり、
    前記制御状態管理方法は、
    前記自車両において取得された自車両情報であって、前記自車両に備えられ該自車両の前方の物体を検出するセンサにより検出された物体と前記自車両との距離である第1の検出距離、及び、前記自車両の位置情報を含む自車両情報を取得する自車両情報取得ステップと、
    前記先行車において取得された先行車情報であって、前記先行車に備えられ該先行車の後方の物体を検出するセンサにより検出された物体と前記先行車との距離である第2の検出距離、及び、前記先行車の位置情報を含む先行車情報を取得する先行車情報取得ステップと、
    前記先行車の位置情報及び前記自車両の位置情報に基づいて算出された該先行車と該自車両との間の車間距離と、前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和とが略等しいか否かを判断する制御対象判断ステップと、
    前記車間距離が前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断された場合に、少なくとも前記第2の制御を前記自車両に実施させ、前記車間距離が前記第1の検出距離及び前記第2の検出距離の和と略等しいと判断されなかった場合に、前記第1の制御を前記自車両に実施させる制御ステップと、
    を有する制御状態管理方法。
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