JP2021069435A - 内視鏡用注射デバイス - Google Patents

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Keita Suzuki
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Abstract

【課題】組織に容易に刺入でき、液漏れのしにくい内視鏡用注射デバイスを提供する。【解決手段】内視鏡用注射デバイスは、先端開口26と基端開口とを含むルーメンが形成された管状の注射針21を備える。注射針21は、平坦なカット面22を含む先端部210を有し、先端開口26は、注射針21の外周面において、カット面22が設けられていない部位に形成されている。先端開口の後端26aは、先端部の後端210aよりも、注射針の長手方向における先端部の中点210bに近い位置にある。【選択図】図6

Description

本発明は、内視鏡とともに使用される注射デバイスに関する。
内視鏡を用いた手技において、内視鏡に挿通される内視鏡用注射針が使用される。例えば、ESD(内視鏡下粘膜下層剥離術)では、切除対象となる粘膜上の病変を筋層から離間させるために、消化管の粘膜下層に生理食塩液等が注入される。また、粘膜下層に墨汁を注入する点墨という手技により、腹腔鏡手術や開腹手術等の際に腹腔側から認識できるように病変の位置を示すことが知られている。
注射針の先端形状として、円筒状の金属パイプを斜めにカットした基本形状を有するものが広く知られている。金属パイプの先端部を屈曲させることにより、カット面を注射針の長手方向と平行にした構成も知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭57−7548号公報
特許文献1に記載のものも含めて、上述の基本形状を有する従来の注射針では、先端開口の後端が比較的後方に位置し、針の先端から離れている。そのため、組織への刺入量が少ないと、先端開口の後側が組織内に入らず、液漏れを生じる。
液漏れを防ぐためには、刺入量を大きくすればよいが、消化管壁は比較的薄いため、刺入量を大きくすると針の先端が消化管壁を突き抜けてしまう可能性があり、刺入量や刺入角度を適切に調節する必要があるなど、注入操作が煩雑になることがある。
斜めカットの角度を注射針の長手方向に対して垂直に近い角度に変更することも考えられるが、この場合は、針先の角度が大きくなって組織に刺入しにくくなるという別の問題が生じる。
上記事情を踏まえ、本発明は、組織に容易に刺入でき、液漏れのしにくい内視鏡用注射デバイスを提供することを目的とする。
本発明は、先端開口と基端開口とを含むルーメンが形成された管状の注射針を備える内視鏡用注射デバイスである。
注射針は、平坦なカット面を含む先端部を有し、先端開口は、注射針の外周面において、カット面が設けられていない部位に形成されている。先端開口の後端は、先端部の後端よりも、注射針の長手方向における先端部の中点に近い位置にある。
本発明の内視鏡用注射デバイスは、組織に容易に刺入でき、液漏れも生じにくい。
本発明の一実施形態に係る内視鏡用注射デバイスの全体図である。 同内視鏡用注射デバイスの先端部の拡大斜視図である。 同先端部の断面図である。 同内視鏡用注射デバイスの操作部の断面図である。 同内視鏡用注射デバイスの注射針の平面図である。 同注射針の断面図である。
本発明の一実施形態に係る内視鏡用注射デバイスについて、図1から図6を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る内視鏡用注射デバイス1の全体図である。図1に示すように、内視鏡用注射デバイス1は、長尺の挿入部10と、挿入部10に挿通された針管部20と、挿入部10および針管部20の基端側に設けられた操作部50とを備えている。
図2は、内視鏡用注射デバイス1の先端部の拡大斜視図であり、挿入部10を透視図で示している。図3は、図2に示す範囲の断面図である。図2および図3に示すように、挿入部10は管状に形成されており、可撓性を有する。本実施形態の挿入部10は公知の樹脂チューブで構成されているが、コイルシース等の他の材料で形成されてもよい。
針管部20は、注射針21と、注射針21に接続されたチューブ30とを備える。注射針21の形状の詳細については後述するが、円筒状の基本形状を有し、長手方向に延びるルーメン(内腔)を有する。
チューブ30は、注射針21の後端部に接続されており、注射針21のルーメンとチューブ30のルーメンとが連通している。チューブ30は、挿入部10内を通って操作部50まで延びている。
図4は、操作部50の一部を示す断面図である。操作部50は、管状の本体51と、本体51に取り付けられたハンドル52とを備えている。本体51には、挿入部10が固定されており、挿入部10の内部空間と本体51の内部空間とが連通している。ハンドル52は、筒状の基本形状を有し、本体51の基端側がハンドル52の内部空間に進入することにより、ハンドル52が本体51に取り付けられている。
チューブ30は、本体51およびハンドル52の内部空間を通ってハンドル52の基端部まで延びている。チューブ30の基端は、ハンドル52の基端部に取り付けられた口金53に固定されている。口金53にはシリンジを接続することができ、口金53に接続したシリンジからチューブ30内に液体を供給できる。
挿入部10は本体51に対して相対移動しないが、ハンドル52に接続された針管部20は本体51に接続されていない。したがって、挿入部10と針管部20とは、挿入部10の長手方向において相対移動可能である。したがって、ハンドル52を本体51に対して後退させることにより、注射針21を挿入部10内に収容し、内視鏡に形成されたチャンネル内壁との接触を防止することができる。
図5に注射針21の平面図を、図6に注射針21の断面図を、それぞれ示す。注射針の先端部には、平坦なカット面22が3つ形成され、尖った先端23を有するとともに、先端23に連なる1本の直線状の第一エッジ24および曲線状の2本の第二エッジ25の、計3本のエッジを有する。カット面22の周縁に位置する各エッジ24、25はいずれも鋭利であり、組織を切り裂き可能である。
注射針21の先端開口26は、図6に示すように、カット面22が設けられていない部位の外周面に開いている。注射針21のルーメンは、カット面22より後方においては、注射針の長手方向に沿って直線状に延びており、基端に開口を有するが、カット面22が設けられた先端部210においては、先端開口26に向かって緩やかに湾曲している。
先端開口26の後端26aは、第一エッジ24の後端24aと先端部210の後端(最も後側のカット面22aの後端)210aとの間において、後端24a寄りの位置にある。注射針21の長手方向における先端開口26の中点26bは、注射針21の長手方向における先端部の中点210bよりも前方に位置している。後端26aは、後端210aよりも中点210bに近い位置にある。
先端23は、注射針21の周方向において、後端26aと略同一の位相に位置しており、外周面の延長線上に位置する。これにより、針先の角度θは、例えば30度と小さくなっている。
上記のような構造を有する注射針21は、先端をわずかに曲げた金属パイプの先端を切削加工したり、鋳造により直接上記形状を形成したりすることで製造できる。すなわち、カット面は、必ずしも切り落とし加工によって形成されなくてもよい。
上記のように構成された内視鏡用注射デバイス1の使用時の動作について説明する。
使用者は、図示しない内視鏡を患者の体内に挿入し、処置対象部位の付近に内視鏡の先端部を接近させる。使用者は、内視鏡の操作部に開口する鉗子口から内視鏡用注射デバイス1を挿入し、内視鏡の処置具チャンネル内に内視鏡用注射デバイス1を挿通する。内視鏡用注射デバイス1は、内視鏡を患者の体内に挿入する前に処置具チャンネルに挿通されてもよい。
対象部位としては、消化管の粘膜下、肝臓、膵臓等に生じた腫瘍等を例示できる。
内視鏡用注射デバイス1を鉗子口に挿入する際、使用者は、ハンドル52を操作して本体51に対して後退させ、注射針21が完全に挿入部10内に収容された状態にしてから挿入する。これにより、内視鏡のチャンネル内面を保護し、かつ内視鏡用注射デバイス1のチャンネル内における引っ掛かりを防止できる。
使用者は、処置具チャンネル内で内視鏡用注射デバイス1を内視鏡の先端側に向かって移動(前進)させる。挿入部10の先端部が内視鏡の先端に開口した処置具チャンネルから突出したら、使用者はハンドル52を本体51に対して前進させる。その結果、注射針21が挿入部10から突出する。
使用者は、内視鏡で対象部位および注射針21を観察しながら、注射針21の先端部210を対象部位の組織内に刺入する。先端23が尖っており、鋭利なエッジ24、25が組織を切り裂くため、先端部210は大きな抵抗を生じずに組織内に進入する。
先端部210を所望の深さまで刺入した後、口金53に接続したシリンジ等を操作すると、チューブ30内に供給された液体が先端開口26から噴出し、局所注射を行うことができる。
円筒状の金属パイプを斜めにカットした基本形状を有する従来の注射針では、カット面に先端開口が形成され、カット面の後端と先端開口の後端との距離は、概ね金属パイプの肉厚分しかない。したがって、先端開口を完全に組織内に入れるには、カット面が形成された先端部のほぼ全体を組織内に入れる必要があり、そうしない場合は、組織外に露出した先端開口の一部から容易に液漏れを生じる。
一方、内視鏡用注射デバイス1の注射針21では、先端開口の長手方向中点26bが先端部の長手方向中点210bよりも前方に位置し、先端開口26が先端部210の前方に偏在している。さらに、先端開口26の後端26aは、長手方向中点210b付近に位置する第一エッジの後端24aに近い位置にある。このため、先端部を半分強程度組織に刺入した時点で、先端開口26全体が組織内に進入するため、少ない刺入量でも液漏れを生じにくい。
その結果、手技に応じた最適な刺入量で、かつ液漏れを生じずに局所注射を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の内視鏡用注射デバイス1は、組織への刺入のしやすさと、液漏れのしにくさとが両立されており、局所注射を伴う各種手技に好適に使用できる。
注射針21のルーメンは、滑らかに湾曲しつつ先端開口まで延びており、ルーメンに明確な屈折部位が存在しない。その結果、シリンジから供給した液体が円滑に流れ、ルーメン内で乱流等を生じにくい。
さらに先端23が、注射針21の周方向において先端開口の後端26aと略同一の位相、かつ外周面の延長線上に位置しているため、先端開口と反対側に設けたカット面により形成される針先の角度θを小さくできる。これは、刺入抵抗を小さくし、組織への円滑な刺入に寄与する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、先端部に設けるカット面の数は、一つ以上であればよく、適宜設定できる。ただし、複数設けることにより、尖った先端と、それに連なる鋭利なエッジとを形成しやすい。
また、本発明に係る内視鏡用注射デバイスは、チューブを備えなくてもよく、注射針が長尺の針管として形成されて操作部まで延びてもよい。
1 内視鏡用注射デバイス
10 挿入部
21 注射針
22、22a カット面
23 先端
24 第一エッジ
25 第二エッジ
26 先端開口
26a (先端開口の)後端
26b (先端開口の)中点
210 先端部
210a (先端部の)後端
210b (先端部の)中点

Claims (4)

  1. 先端開口と基端開口とを含むルーメンが形成された管状の注射針を備える内視鏡用注射デバイスであって、
    前記注射針は、平坦なカット面を含む先端部を有し、
    前記先端開口は、前記注射針の外周面において、前記カット面が設けられていない部位に形成され、
    前記先端開口の後端は、前記先端部の後端よりも、前記注射針の長手方向における前記先端部の中点に近い位置にある、
    内視鏡用注射デバイス。
  2. 前記注射針の長手方向における前記先端開口の中点は、前記先端部の前記中点よりも前方に位置する、
    請求項1に記載の内視鏡用注射デバイス。
  3. 前記ルーメンは、前記先端開口に向かって緩やかに湾曲している、
    請求項1に記載の内視鏡用注射デバイス。
  4. 前記先端部は、
    尖った先端と、
    前記カット面の周縁に形成され、前記先端に連なるエッジと、を有し、
    前記先端が前記外周面の延長線上に位置する、
    請求項1に記載の内視鏡用注射デバイス。
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