JP2021066558A - 搬送装置及び搬送装置を備える画像形成システム - Google Patents

搬送装置及び搬送装置を備える画像形成システム Download PDF

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靖弘 川崎
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Abstract

【課題】 シートが横向きに収納された給送装置を、縦向き搬送の画像形成装置に接続でき、装置全体の高さが大きくなることを抑制しつつ、シートの向きを変更する際にシートが撓む虞があった。【解決手段】 給送装置から搬送された第1のシートの搬送方向を、第1のシートの長辺がシート搬送方向と平行な方向である縦向き方向になるように変更する変更搬送手段を備え、前記変更搬送手段は、記第1のシートを、横向き方向で搬送する第1の搬送手段と、第1の搬送手段によって搬送される第1のシートと突き当たる基準部材を、基準部材が備えるガイド面に前記第1のシートを接触させつつ前記第1のシートを回転させながら搬送する第2の搬送手段と、基準部材と第2の搬送手段の間に第1のシートを押圧する押圧部材と、を有することを特徴とする。【選択図】 図7

Description

本発明はシートを搬送する搬送装置及び画像形成システムに関するものである。
近年、画像形成装置の画像形成速度の高速化に伴って、短時間で大量のシートに対して画像形成することが可能になってきている。高速化された画像形成装置において、シート補給の煩わしさを除くために、大容量のシートの積載が可能なシート給送装置(以下、給送デッキという)を画像形成装置に接続することが望まれている。
一般的に、A4サイズのシートまで対応して画像形成可能な画像形成装置は、シートを、シートの長辺側が搬送方向と平行になる向き(以下、縦向きという)に搬送する。そして、A4サイズのシートに対応した画像形成装置に接続可能な給送装置の構成は、A4サイズの画像形成装置に対応するため、縦向き1列にシートを収納している。
一方、A3サイズのシートまで対応して画像形成可能な画像形成装置は、A3サイズのシートを縦向きに搬送し、A4サイズのシートを、シートの短辺側が搬送方向と平行になる向き(以下、横向きという)に搬送する。A3サイズのシートまで対応した画像形成装置に接続可能な給送デッキは、A4サイズのシートを、画像形成装置のA4サイズのシートの搬送時の向きと同じ横向きに、2列で収納する構成のものが知られている。
特許文献1には、A3サイズのシートまで対応して画像形成可能な画像形成装置が開示されている。そして、特許文献1には、A4サイズのシートを横向きに2列で収納することが開示され、横向きに収納されたA4サイズのシートをシートの向きを縦向きに変更して搬送する変更手段が開示されている。
特開平5−213487号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、シートの向きを変更する変更搬送手段が、シートを垂直方向に搬送する途中でシートの向きを変更するため、装置全体の高さ方向が大型化する恐れがある。また、変更搬送手段によってシートの向きを変更する際に、シートに撓みが発生する虞がある。
上記課題を解決するための本発明に係る代表的な構成は、シートの長辺がシート搬送方向と平行な方向になるようにシートを搬送し、搬送されるシートに画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成装置に向かってシートを給送する給送装置の両方に接続され、シートを搬送する搬送装置において、前記搬送装置は、前記画像形成装置の下側であって前記給送装置の上側に配置され、前記搬送装置は、前記給送装置の収容部に収容された第1のシートが、前記第1のシートの短辺がシート搬送方向と平行な方向である横向き方向で前記給送装置から前記搬送装置へ給送された場合に、前記給送装置から搬送された前記第1のシートの搬送方向を、前記第1のシートの長辺がシート搬送方向と平行な方向である縦向き方向になるように変更する変更搬送手段を備え、前記変更搬送手段は、前記給送装置から搬送された前記第1のシートを、前記横向き方向で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段によって搬送される前記第1のシートと突き当たる基準部材を、前記基準部材が備えるガイド面に前記第1のシートを接触させつつ前記第1のシートを回転させながら搬送する第2の搬送手段と、前記基準部材と前記第2の搬送手段の間に前記第1のシートを押圧する押圧部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、シートが横向きに収納された給送装置を、縦向き搬送の画像形成装置に接続でき、装置全体の高さが大きくなることを抑制しつつ、シートの向きを変更する際にシートが撓むことを抑制することが可能である。
画像形成システムの全体の斜視図(画像形成装置が給送装置に対し左寄せ) 画像形成システムの全体の斜視図(画像形成装置が給送装置に対し右寄せ) 画像形成システムの分解斜視図 画像形成システムの側面図 画像形成システムの全体断面図 変更搬送装置の断面図 変更搬送手段の斜視図 変更搬送手段の一部を示した断面図 変更搬送手段の一部を示した上視図 変更搬送手段の一部を示した上視図 変更搬送手段の一部を示した断面図 比較例の変更搬送手段の斜視図 画像形成システムと比較構成の画像形成システムを比較する図
(実施例1)
図を用いて本発明の実施例1について説明をする。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施例に限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成システム201の全体の斜視図を示す。図1において、100はシートSに画像形成を行う画像形成装置であるプリンタ、300はシートSを収容部から給送する給送装置である給送デッキである。400は、プリンタ100と給送デッキ300の間に配置され、搬送中のシートSの向きを変更する変更搬送手段を備えたシート搬送装置である変更搬送装置である。画像形成システム201は、プリンタ100に対してオプション装置として給送デッキ300、変更搬送装置400を接続して構成している。
以下の説明においては、図1に示すように、プリンタ100が使用可能に設置された状態を基準として上下方向Zが定義される。同様に、プリンタ100の装置本体に対して給送カセット11を着脱するために操作する側を手前側(前面)として前後方向Xが定義される。同様に、プリンタ100を手前側(前面)から視て左右方向Yが定義される。
なお、プリンタ100と給送デッキ300の幅が異なる場合、図1のように、装置全体の左右方向Yの左側面側がフラットになるように構成しているが、図2のように左右方向Yの右側面側がフラットになるように構成してもよい。これは、変更搬送装置400のシートSを排出する位置をプリンタ100の設置位置に応じて設定すればよい。
図3は、プリンタ100と給送デッキ300と変更搬送装置400を分解した分解斜視図を示している。また同図では、給送デッキ300から変更搬送装置400を通り、プリンタ100で排出されるまでのシートSの向きを示している。
給送デッキ300ではシートSの長辺側が前後方向Xに平行な向き(以下、横向きという)にシートSがセットされている。給送デッキ300の収容部内に横向きで収容されたシートSを第1のシートとする。
給送デッキ300は、シートSの短辺がシート搬送方向と平行な方向である横向き方向で、シートSを搬送する。一方、給送デッキ300からシートSが供給されるプリンタ100は、シートSの長辺がシート搬送方向と平行な方向である縦向き方向で、シートSを搬送する。よって、プリンタ100は、横向き方向で搬送されるシートS(少なくとも、画像形成装置が画像形成可能なシートとして設定される最大サイズの定型シート)を給送デッキ300から供給されても、搬送することができない。
そこで、本実施例では、プリンタ100の下側であって給送デッキ300の上側に、シートを搬送しつつシートSの搬送方向を変更する変更搬送装置400を配置する。変更搬送装置400において、シートSを横向きから、略90度、つまり、シートSの長辺側が左右方向Yに平行な向き(以下、縦向きという)に変更する。そして、縦向きに変更されたシートSはプリンタ100に送り込まれ、プリンタ100の画像形成部によって画像形成が行われる。
図4は、画像形成システム201の全体の側面図を示しており、給送デッキ300とプリンタ100におけるシートSの位置も示している。本構成は給送デッキ300でのシートSの位置、プリンタ100でのシートSの位置の両方とも、前後方向Xの前側に寄せている。理由としては、給送デッキ300へのシートS補給時や、プリンタ100で排紙されたシートSをとる時に、ユーザーがアクセスしやすいためである。そのため給送デッキ300とプリンタ100との間でシートSの中心位置がずれてしまうが、本構成では、変更搬送装置400において中心位置を調整している。
なお、本実施例のプリンタ100及び変更搬送装置400では、シートSを搬送する搬送路において前後方向(X方向)の中央位置にシートSの中心位置を合わせて搬送する、いわゆる中央基準でシートSを搬送する構成を一例として説明をする。
次に、プリンタ100に関して詳細に説明する。プリンタ100は、シートSの長辺側が左右方向Yに平行な方向である縦向き方向にシートSを搬送する画像形成装置である。本実施例では、プリンタ100は、最大通紙可能なシートサイズがA4サイズのシートに対応した画像形成装置である。よって、プリンタ100は、少なくともA4サイズのシートSを搬送する時は、シートSを縦向き方向にしか搬送できない画像形成装置である。
図5は、画像形成システム201の全体の概略断面図を示す。図5を用いてそれぞれの装置について説明する。図5に示すプリンタ100は、4個の感光体ドラム1(1Y,1M,1C,1K)を備えている。また、プリンタ100は、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電手段2(2Y,2M,2C,2K)と、トナーを付着させてトナー像として顕像化する現像手段4(4Y,4M,4C,4K)と、を備えている。また、プリンタ100は、転写後の感光体ドラム1表面に残った転写後トナーを除去するクリーニング手段8(8Y,8M,8C,8K)を備えている。本実施例では、各色に対応してプロセスカートリッジ7(7Y〜7K)を構成し、プリンタ100に対して着脱可能な構成である。例えば、イエローに対応するプロセスカートリッジ7Yは、感光体ドラム1Y、帯電手段2Y、現像手段4Y、クリーニング手段8Yによって、一体ユニットとして構成する。その他の色に対応する各プロセスカートリッジ7M、7M、7Kも、同様である。
また、プリンタ100は、画像情報に基づいてレーザービームを照射し各感光体ドラム1上の静電潜像を形成する露光手段3を有している。また、プリンタ100は、各感光体ドラム1上のトナー像を中間転写体12(中間転写体)に転写させる転写手段26(26Y,26M,26C,26K)を有している。
本実施例では、画像形成部であるプロセスカートリッジ7Y,7M,7C,7Kは、現像手段としての現像ユニット4Y,4M,4C,4Kと、ドラムユニット5Y,5M,5C,5Kによってそれぞれ構成されている。
現像ユニット4Y,4M,4C,4Kは、現像ローラ24Y,24M,24C,24Kと、現像剤塗布ローラ25Y,25M,25C,25K、及びトナー容器を有している。ドラムユニット5Y,5M,5C,5Kは、像担持体である感光ドラム1Y,1M,1C,1Kと、帯電手段である帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kと、を備えている。また、ドラムユニット5Y,5M,5C,5Kは、さらに、クリーニング手段であるドラムクリーニングブレード8Y,8M,8C,8Kと、廃トナー容器とを有している。
感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kは、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものであり、その両端部をフランジによって回転自在に支持されている。感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kの一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1Y,1M,1C,1Kは、図5の矢印に示す時計回り方向に回転駆動される。
露光手段3は、プロセスカートリッジ7Y,7M,7C,7Kの鉛直下方に配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対して行う。
上述の構成により,感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kによって所定の負極性の電位に帯電された後、露光手段3によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ユニット4Y,4M,4C,4Kによって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれの色のトナー像が形成される。
中間転写体ユニット12は、中間転写ベルト12aが駆動ローラ12b、テンションローラ12dに張架されており、該テンションローラ12dが矢印E方向に張力をかけている。また、各感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対向して、中間転写ベルト12aの内側に転写手段として一次転写ローラ26Y,26M,26C,26Kが配設されており、不図示の電圧印加手段により転写電圧を印加する構成となっている。
感光ドラム1Y,1M,1C,1K上に形成されたトナー像は、各感光ドラムが矢印方向に回転し、中間転写ベルト12aが矢印F方向に搬送される。さらに一次転写ローラ26Y,26M,26C,26Kに正極性の電圧を印加することにより、感光ドラム1Y上のトナー像から順次、中間転写ベルト12a上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写ニップ部15まで搬送される。
給送手段13は、A4サイズのシートSを縦向きに収納する給送カセット11と、給送カセット11からシートSを給送する給紙ローラ9と、給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対10とを有している。給送手段13から搬送されたシートSはレジストローラ対17によって二次転写ニップ部15に搬送され、シートSに、中間転写ベルト12a上の4色のトナー像を二次転写する。
定着手段14は、シートS上に形成した画像に熱及び圧力を加えて定着させるものである。14aは円筒状の定着ベルトであり、ヒータ等の発熱装置を接着したベルトガイド部材14cにガイドされている。14bは弾性を有する加圧ローラであり、定着ベルト14aを挟みベルトガイド部材14cと所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部Nを形成している。
加圧ローラ14bが不図示の駆動装置により回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト14aが回転し、不図示の内部ヒータにより定着ベルト14aは加熱される。
定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成されたシートSが定着ニップ部Nの定着ベルト14aと加圧ローラ14bとの間に対向して導入される。
この定着ニップ部Nを定着ベルト14aと一緒にシートSが挟持搬送されていく過程において転写材であるシートS上の未定着トナー画像が加熱定着される。定着されたシートSは排紙ローラ対20によって排紙トレイ21に排出される。
一方、トナー像転写後に、感光ドラム1Y、1M、1C、1K表面に残ったトナーは、ドラムクリーニングブレード8Y、8M、8C、8Kによって除去され、除去されたトナーはドラムユニット5Y、5M、5C、5K内の廃トナー容器に回収される。
また、シートSへの二次転写後に中間転写ベルト12a上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング手段22によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過し、装置奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
このように、プリンタ100は、電子写真方式を利用したカラーレーザープリンタとして説明したが、モノクロレーザープリンタでも良く、また、その他の方式を利用した画像形成装置であってもよい。例えば、インクジェット方式を利用した画像形成装置であってもよい。
次に、給送デッキ300に関して説明する。図5に示すように、給送デッキ300は、A4サイズのシート束を横向きに収納できるシート収納部を左右方向Yに並列して2個有しており、それぞれが積載されたシートを給送可能に構成されている。なお、ここでは左右2つのシート収納部及びそれに関わる基本的な構成は同じである。
同図に示すように給送デッキ300は、シートSを収納するシート収納部であるシート収納庫30A(30B)を備える。収納庫30A(30B)内に昇降自在に設けられ、第1のシートの束である第1シート束としてシート束SaA(SaB)が積載されるシート積載部材(シート積載台)32A(32B)を備えている。また、給送デッキ300は、シート積載部材32A(32B)に積載されたシート束SaA(SaB)の最上位シートS1A(S1B)を送り出すシート給送手段である給送ローラ34A(34B)を備える。また給送デッキ300は、給送ローラ34A(34B)により送り出されたシートSを分離する分離ローラ対35A(35B)を備える。また、また給送デッキ300は、分離ローラ対35A(35B)によって1枚ずつに分離給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対36A(36B)と、を備えている。また、給送デッキ300は、搬送ローラ対37を備える。
給送デッキ300は、プリンタ100より給送信号が送られてくると、給送ローラ34A(34B)が、最上位のシートS1A(S1B)に当接し回転することで、最上位のシートS1A(S1B)を次の分離ローラ対35A(35B)まで給送する。分離ローラ対35A(35B)は、給送ローラ34A(34B)によって送りこまれたシートを1枚ずつ分離して搬送ローラ対36A(36B)に送る。そして、ローラ対36Aにより左右方向Yの左側の構成においては、さらに搬送ローラ対37を用いて、変更搬送装置400に送り込む。プリンタ100より給送信号が送られてくるたびに上記動作を繰り返し、シートを1枚ずつ送り出している。このように、給送デッキ300は、シート収納庫30A(30B)に横向きに収容されたシートSを、横向き方向に搬送する装置である。
次に、変更搬送装置400について説明する。図6は変更搬送装置400の概略断面図を示している。本構成では、変更搬送装置400において上下方向Zの下の段ではシートSを水平方向に搬送させたのち、シートSをUターンさせて上の段でシートSを水平方向に搬送させている。Uターンの上下方向Zの下の段では変更搬送手段500を備えており、この変更搬送手段500において給送デッキ300から横向きで搬送されたシートSの姿勢を略90度変更させて縦向きにする。変更搬送手段500によって搬送方向が変更されたシートSは、下流搬送部であるUターン搬送部40によって、図6の左から右へ、ガイドされながら搬送される。Uターン搬送部40は、変更搬送手段500によるシート搬送方向と反対方向にシートSを搬送する。
Uターン搬送部40には、紙間調整手段600を備えており、変更搬送手段500から搬送された縦向きのシートSの紙間(連続して搬送されるシートSの先のシートSの後端と後のシートSの先端との間隔)を調整する。紙間調整手段600は、変更搬送手段500によって縦向き方向に搬送方向が変更されたシートSの搬送速度を、プリンタ100のステータス(状態)に合わせて変更する調整手段である。
変更搬送手段500で横向きから縦向きに変更されたシートSの先端を、シート先端検知センサ60を用いて検知することで紙間情報を得る。搬送ローラ対61、62、63の回転速度を調整することで所望の紙間に調整し、プリンタ100に送り込まれる。
このように、変更搬送手段500は、プリンタ100と給送デッキ300の間であって略水平な領域において、シートSの搬送方向を、横向き方向から縦向き方向へ変更する。また、変更搬送装置400は、Uターン搬送部40を備えているため、Y方向に関してプリンタ100と給送デッキ300の間でシート受け渡し位置が異なっていても、シートSを給送デッキ300からプリンタ100へ搬送させることが可能である。
次に、変更搬送手段500について説明する。図7は変更搬送手段500の斜視図、図8は変更搬送手段500の一部を示した断面図、図9は変更搬送手段500の一部を示した上視図である。
ローラ対51F、51Rは、給送デッキ300から搬送されたシートSを受け取る第1の搬送手段である搬送ローラ対である。ローラ対51F、51Rの下流に位置するローラ対52は、第2の搬送手段であり、一対のローラで構成されており、X方向前側に偏って配置されている。基準部材である突き当て壁53は、突き当て点54と、ガイド面である端面ガイド56から構成されており、X方向後ろ側に偏って配置されている。ローラ対55F、55Rは、突き当て壁53の下流に配置された搬送ローラ対である。
PETシートで形成された80は、弾性力でシートSを押圧する押圧部材である。押圧部材80は、撓んだ状態で保持部材82に固定されており、シートSがないときは領域81が搬送ガイド57に接触している(図8参照)。
押圧部材80は、突き当て点54の近傍に配置されており、本実施例では図9に示した距離dを1mmに設定している。使用するシートの種類や周辺環境で最適な距離dは異なるが、0.5mm〜10mmの間に設定するとどの条件でもよい結果が得られた。押圧部材の幅eについては特に制約はなく、本実施例では30mmに設定した。押圧部材80は図10に示すような形状でもよい。この場合、距離fと距離dの値の小さい方を0.5mm〜10mmの間に設定するとよい。
次に変更搬送手段500をシートSが通過するときの動作を説明する。給送デッキ300から横向き方向に送られてきたシートSは、ローラ対51F、51Rによって横向き方向のまま搬送され、ローラ対52に到達する。シートSは押圧部材80によって上方から押圧されながら、突き当て壁53の突き当て点54に突き当たる。この時点でシートSの後端はローラ対51F、51Rを通過している。
シートSは突き当て点54に突き当たることで突き当て点54を中心に姿勢が変更していく。そしてシートSが突き当て壁53の端面ガイド56に突き当たることで略90度姿勢が変更される。その後シートSは搬送ローラ対55F、55Rに到達して紙間調整手段600に向けて送られる。
図12は、押圧部材80を備えていない比較例の構成を示す説明図である。図12に示したようにシートSが突き当て点54に突き当たった直後から、シートの間の部分に撓みが発生してしまっている。特にシートの厚さが薄い場合に撓みは発生しやすく、紙しわが発生したり、ジャムが発生したりする恐れがある。
本実施例では、図8に示すように、シートSは突き当て点54に突き当たる前に、押圧部材80とガイド57に挟まれて押圧される位置関係になっている。この位置関係の場合、シートSが突き当て点54に到達して撓もうとする力が発生する前からシートSを挟んで押圧しているのでシートSに撓みが発生することを抑制することが可能である。一方、押圧部材80の押圧力が大きい場合、シートSが突き当て点54に到達する前に、姿勢を変更し始めることがある。このような場合でも、シートSの後端がローラ対51F、51Rに接触せずに姿勢変更ができるような位置関係に配置すればよい。
以上の構成を用いることで、シートSが横向きに収納された給送デッキ300を、縦向きにシートSを搬送するプリンタ100に接続でき、画像形成システム201全体の上下方向Zが大きくなることを抑制することができる。
図11は、押圧部材80の変形例を示す断面図である。変更搬送手段500は、押圧部材80の代わりに押圧部材83を備えている。押圧部材83はPOMで形成されており、ボス84を中心に揺動可能になっている。シートSがないとき、押圧部材83は自重により反時計回りにモーメントを受けて、面85が搬送ガイド57に接触している。
ローラ対52を通過したシートSは、ガイド57と押圧部材83の面85にガイドされて進み、突き当て点54に突き当たる。
シートSは突き当て点54に突き当たることで突き当て点54を中心に姿勢が変更していく。その直後にシートSの先端は押圧部材83の面85と搬送ガイド57の接触部に突入し、押圧部材83の自重によって上方から押圧されながら姿勢変更される。シートSは突き当て点54に突き当たった後に、押圧部材83とガイド57に挟まれて押圧される位置関係になっている。この位置関係の場合、押圧部材83の押圧力に関係なく、シートSが突き当て壁53の突き当て点54に到達してから姿勢を変更し始める。よって姿勢変更中のシートSの後端の軌跡が正確に把握できるため、最小のスペースでシートSの後端がローラ対51F、51Rに接触しないようにすることができる。
次に、変更搬送装置を備えない比較構成について、図13を用いて説明する。図13のAで示す画像形成システム201は、本実施例の構成である。図13のBで示す画像形成システム701は、比較構成である。画像形成システム701は、変更搬送装置400を備えておらず、プリンタ100にオプション装置として給送デッキ700を接続した構成である。
図13の画像形成システム201で示すT1、T2は、給送デッキ300内に収納されたシート束SaA、SaBのそれぞれのシート積載高さを示す。T1>T2の場合、給送デッキ300の高さは最低でもT1mmは必要になる。
図13の画像形成システム701で示すSbは、給送デッキ700に収納されるシート束を示す。シート束Sbは給送デッキ300内に収納されているシート束SaA、SaBの合計、つまりSb=SaA+SaBである。シート束Sbのシート積載高さは(T1+T2)mmとなるため、給送デッキ700の高さが最低でも(T1+T2)は必要になる。本実施例では、シートSの搬送方向を変更するため変更搬送装置400が必要になるが、変更搬送装置400の高さT3は、図13に示すように、シート束SaBのシート積載高さT2よりも小さい。よって、本実施例と比較構成の装置全体の高さの差T4は、T4=T2−T3となる。
本実施例は、シートSの搬送方向を変更しない構成に対して、T4mm分、高さを抑制することができる。本実施例では、A4サイズのシートSを横向きに収納できるシート収納部を左右方向Yに2個並列する給送デッキ300を用いて、且つ、変更搬送手段500を水平部に設置する。これによって、画像形成システム201の全体の高さを小型化することが可能となる。
以上から、本実施例では、変更搬送手段500でシートの向きを変更する際に、シートの撓みを抑制しつつ、画像形成システム201の全体の高さを小型化することが可能である。
80、83 押圧部材
100 画像形成装置
300 給送装置
400 変更搬送装置
500 変更搬送手段
600 紙間調整手段

Claims (16)

  1. シートの長辺がシート搬送方向と平行な方向になるようにシートを搬送し、搬送されるシートに画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成装置に向かってシートを給送する給送装置の両方に接続され、シートを搬送する搬送装置において、
    前記搬送装置は、前記画像形成装置の下側であって前記給送装置の上側に配置され、
    前記搬送装置は、前記給送装置の収容部に収容された第1のシートが、前記第1のシートの短辺がシート搬送方向と平行な方向である横向き方向で前記給送装置から前記搬送装置へ給送された場合に、前記給送装置から搬送された前記第1のシートの搬送方向を、前記第1のシートの長辺がシート搬送方向と平行な方向である縦向き方向になるように変更する変更搬送手段を備え、
    前記変更搬送手段は、前記給送装置から搬送された前記第1のシートを、前記横向き方向で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段によって搬送される前記第1のシートと突き当たる基準部材を、前記基準部材が備えるガイド面に前記第1のシートを接触させつつ前記第1のシートを回転させながら搬送する第2の搬送手段と、前記基準部材と前記第2の搬送手段の間に前記第1のシートを押圧する押圧部材と、を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記変更搬送手段は、前記画像形成装置と前記給送装置の間であって略水平な領域において、前記第1のシートの搬送方向を、前記横向き方向から前記縦向き方向へ変更することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記搬送装置は、前記縦向き方向で前記第1のシートを前記画像形成装置へ搬送することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記変更搬送手段は、前記押圧部材に対向し前記第1のシートの搬送をガイドする搬送ガイドを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 前記変更搬送手段は、前記基準部材に沿って前記縦向き方向に搬送される第1のシートを、前記基準部材から離れるように搬送する第3の搬送手段と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記第2の搬送手段はローラ対を備え、
    前記変更搬送手段は、前記ローラ対と前記基準部材の間の前記第1のシートの部分に撓みが発生しないように、前記ローラ対と前記基準部材の間の前記第1のシートの部分を前記押圧部材によって押圧することを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記搬送装置は、前記変更搬送手段によって前記縦向き方向に搬送方向が変更された前記第1のシートの搬送速度を、前記画像形成装置の状態に合わせて変更する調整手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の搬送装置。
  8. 前記調整手段は、前記変更搬送手段の上側に配置され、前記変更搬送手段の前記第1のシートの搬送方向と、前記調整手段の前記第1のシートの搬送方向は、反対方向であることを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
  9. シートの長辺がシート搬送方向と平行な方向になるようにシートを搬送し、搬送されるシートに画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成装置に向かってシートを給送する給送装置と、前記画像形成装置と前記給送装置の両方に接続され、シートを搬送する搬送装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記搬送装置は、前記画像形成装置の下側であって前記給送装置の上側に配置され、
    前記搬送装置は、前記給送装置の収容部に収容された第1のシートが、前記第1のシートの短辺がシート搬送方向と平行な方向である横向き方向で前記給送装置から前記搬送装置へ給送された場合に、前記給送装置から搬送された前記第1のシートの搬送方向を、前記第1のシートの長辺がシート搬送方向と平行な方向である縦向き方向になるように変更する変更搬送手段を備え、
    前記変更搬送手段は、前記給送装置から搬送された前記第1のシートを、前記横向き方向で搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段によって搬送される前記第1のシートと突き当たる基準部材を、前記基準部材が備えるガイド面に前記第1のシートを接触させつつ前記第1のシートを回転させながら搬送する第2の搬送手段と、前記基準部材と前記第2の搬送手段の間に前記第1のシートを押圧する押圧部材と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  10. 前記変更搬送手段は、前記画像形成装置と前記給送装置の間であって略水平な領域において、前記第1のシートの搬送方向を、前記横向き方向から前記縦向き方向へ変更することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記搬送装置は、前記縦向き方向で前記第1のシートを前記画像形成装置へ搬送することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記変更搬送手段は、前記押圧部材に対向し前記第1のシートの搬送をガイドする搬送ガイドを有することを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  13. 前記変更搬送手段は、前記基準部材に沿って前記縦向き方向に搬送される第1のシートを、前記基準部材から離れるように搬送する第3の搬送手段と、を備えることを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記第2の搬送手段はローラ対を備え、前記変更搬送手段は、前記ローラ対と前記基準部材の間の前記第1のシートの部分に撓みが発生しないように、前記ローラ対と前記基準部材の間の前記第1のシートの部分を前記押圧部材によって押圧することを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記搬送装置は、前記変更搬送手段によって前記縦向き方向に搬送方向が変更された前記第1のシートの搬送速度を、前記画像形成装置の状態に合わせて変更する調整手段を備えることを特徴とする請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  16. 前記調整手段は、前記変更搬送手段の上側に配置され、前記変更搬送手段の前記第1のシートの搬送方向と、前記調整手段の前記第1のシートの搬送方向は、反対方向であることを特徴とする請求項15に記載の画像形成システム。
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