JP2021060765A - 運転制御装置 - Google Patents

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伸 桜田
Shin Sakurada
伸 桜田
和実 芹澤
Kazumi Serizawa
和実 芹澤
直美 近藤
Naomi Kondo
直美 近藤
和遵 岡坂
Kazunobu Okasaka
和遵 岡坂
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Abstract

【課題】好適な遠隔運転事業者を選択する。【解決手段】運転制御装置10は、遠隔運転事業者による遠隔運転が可能な車両の乗員が、前記遠隔運転の目的地を設定する目的地設定部230と、複数の遠隔運転事業者の中から目的地と関連する遠隔運転事業者を選択する事業者選択部270と、選択された遠隔運転事業者に対して前記遠隔運転の権限を付与する権限付与部280と、権限を付与された遠隔運転事業者から受信する運転操作情報に基づいて車両の運転を制御する運転制御部260と、を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の遠隔運転を制御する運転制御装置に関する。
下記特許文献1に開示された遠隔操作システムでは、自律車両サービスプラットフォームと自律車両との間に、幾つかの異なるタイプのネットワーク経路を介在させている。これにより、自律車両サービスを確実に動作させるための一定レベルの冗長性を保証するようにしている。
特開2018−538647号公報
上記の先行技術では、複数の自律車両サービスプラットフォーム(遠隔運転事業者)の中から、どのようにして一の遠隔操作事業者を選択するのが、ユーザ及び遠隔運転事業者にとって好適であるのかについては、考慮されていない。
本発明は上記事実を考慮し、好適な遠隔運転事業者を選択することができる運転制御装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る運転制御装置は、遠隔運転事業者による遠隔運転が可能な車両の乗員が目的地を設定する目的地設定部と、複数の遠隔運転事業者の中から前記目的地と関連する遠隔運転事業者を選択する事業者選択部と、選択された遠隔運転事業者に対して前記遠隔運転の権限を付与する権限付与部と、前記権限を付与された遠隔運転事業者から受信する運転操作情報に基づいて前記車両の運転を制御する運転制御部と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、遠隔運転事業者による遠隔運転が可能な車両の乗員が、目的地設定部に対して目的地(例えばスキー場、居酒屋等)を設定すると、複数の遠隔運転事業者の中から目的地と関連する遠隔運転事業者(例えばスキー場、居酒屋等が運営又は指定する遠隔運転事業者)が、事業者選択部において選択される。すると、権限付与部が、選択された遠隔運転事業者に対して上記車両の遠隔運転の権限を付与し、権限を付与された遠隔運転事業者から受信する運転操作情報に基づいて、運転制御部が上記車両の運転を制御する。
この発明では、車両の目的地と関連する遠隔運転事業者、すなわち例えば目的地周辺の道路状況に詳しい遠隔運転事業者が選択されるので、遠隔運転の安全性を確保し易くなり、車両の乗員(ユーザ)にとって好適である。また、目的地と関連する遠隔運転事業者は、遠隔運転サービスを提供することにより、集客力を高めることができるので、当該遠隔運転事業者にとっても好適である。
以上説明したように、本発明に係る運転制御装置では、好適な遠隔運転事業者を選択することができる。
本発明の実施形態に係る運転制御装置の概略構成を示す概念図である。 同運転制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 同運転制御装置が備える車両制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態における遠隔操作装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 同遠隔操作装置が備える遠隔制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態における検索サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態において、運転制御装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態において、遠隔操作装置で実行される処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態において、検索サーバで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図1〜図9を用いて本発明の実施の形態に係る運転制御装置10について説明する。本実施形態に係る運転制御装置10は、図1に示される運転制御システム11に適用されている。この運転制御システム11は、車両12と、遠隔操作装置14と、検索サーバ18とを含んで構成されている。
上記の運転制御装置10は、車両12の運転を制御するために車両12に搭載されており、車両制御装置20を含んで構成されている。また、上記の遠隔操作装置14は、車両の遠隔運転を事業として行う遠隔運転事業者が所有するものであり、遠隔制御装置40を含んで構成されている。そして、上記の運転制御システム11において、車両12の車両制御装置20と、遠隔操作装置14の遠隔制御装置40と、検索サーバ18とは、ネットワークN1を介して相互に接続されている。このネットワークN1は、一例としてインターネット等の公衆回線を用いた有線及び無線の通信網である。
なお、図1では、遠隔操作装置14が1台だけ図示されているが、上記の遠隔運転事業者は多数存在するものとし、且つ多数の遠隔運転事業者がそれぞれ遠隔操作装置14を所有しているものとする。また、図1では、車両12が1台だけ図示されているが、運転制御システム11は、複数の車両12を含んでいてもよい。
(車両の構成)
車両12は、該車両12の乗員である運転者(ドライバ)の運転操作に基づく手動運転と、車両制御装置20によって生成された走行計画に基づいて自律走行を行う自動運転と、遠隔操作装置14に対する遠隔操作者(リモートドライバ)の運転操作に基づく遠隔運転とを実行可能に構成されている。
図2は、運転制御装置10の構成要素として車両12に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。運転制御装置10は、上述した車両制御装置20の他、GPS(Global Positioning System)装置22と、外部センサ24と、内部センサ26と、入力装置28と、アクチュエータ30と、ユーザI/F(Inter Face)32とを含んでいる。
車両制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20C、ストレージ20D、通信I/F(Inter Face)20E及び入出力I/F20Fを含んで構成されている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D、通信I/F20E及び入出力I/F20Fは、バス20Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU20Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20Aは、ROM20Bからプログラムを読み出し、RAM20Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM20Bに制御プログラムが記憶されている。CPU20Aが制御プログラムを実行することで、車両制御装置20は、図3に示す位置情報取得部200、周辺情報取得部210、挙動情報取得部220、目的地設定部230、走行計画生成部240、操作受付部250、運転制御部260、事業者選択部270、及び権限付与部280として機能する。
図2に示されるように、ROM20Bは、各種プログラム及び各種データを記憶している。RAM20Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ20Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを記憶している。通信I/F20Eは、他の車両制御装置20、遠隔制御装置40及び検索サーバ18等と通信すべく、ネットワークN1に接続するためのインタフェースを含む。当該インタフェースとしては、例えば、LTE、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。
本実施形態の通信I/F20Eは、ネットワークN1を介して、車両12の外部の遠隔操作装置14に向けてカメラ24Aによる撮像画像を送信し、遠隔操作装置14から車両12を操作させるための操作情報である遠隔操作情報を受信する。なお、上記のカメラ24Aには、図示しないマイクが付属しており、上記の撮像画像と一緒に収録された音のデータが上記の撮像画像のデータと一緒に送受信される。
入出力I/F20Fは、車両12に搭載される各装置と通信するためのインタフェースである。本実施形態の車両制御装置20には、入出力I/F20Fを介してGPS装置22、外部センサ24、内部センサ26、入力装置28、アクチュエータ30及びユーザI/F32が接続されている。なお、GPS装置22、外部センサ24、内部センサ26、入力装置28、アクチュエータ30及びユーザI/F32は、バス20Gに対して直接接続されていてもよい。
GPS装置22は車両12の現在位置を測定する装置である。GPS装置22は、GPS衛星からの信号を受信するアンテナ(図示省略)を含んでいる。外部センサ24は車両12の周辺の周辺情報を検出するセンサ群である。この外部センサ24は、所定範囲を撮像するカメラ24Aと、所定範囲に探査波を送信し、反射波を受信するミリ波レーダ24Bと、所定範囲をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)24Cとを含む。内部センサ26は、車両12の走行状態を検出するセンサ群である。この内部センサ26は、車速センサ、加速度センサ及びヨーレートセンサのうち少なくとも一つを含む。
入力装置28は車両12に乗車している乗員が操作するためのスイッチ群である。入力装置28は、車両12の操舵輪を操舵させるスイッチとしてのステアリングホイール28Aと、車両12を加速させるスイッチとしてのアクセルペダル28Bと、車両12を減速させるスイッチとしてのブレーキペダル28Cと、を含む。
アクチュエータ30は、車両12の操舵輪を駆動させるステアリングホイールアクチュエータ、車両12の加速を制御するアクセルアクチュエータ、車両12の減速を制御するブレーキアクチュエータを含んでいる。
ユーザI/F32は、例えば表示部であるディスプレイ、及び音声出力部であるスピーカ(何れも図示省略)を含んでいる。ディスプレイは、例えば車両12のインストルメントパネルに配設されており、静電容量式のタッチパネルを構成している。スピーカは、例えば車両12の左右のサイドドアにそれぞれ配設されている。
図3は、車両制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示されるように、車両制御装置20は、位置情報取得部200、周辺情報取得部210、挙動情報取得部220、目的地設定部230、走行計画生成部240、操作受付部250、運転制御部260、事業者選択部270、及び権限付与部280を有している。各機能構成は、CPU20AがROM20Bに記憶された制御プログラムを読み出し、これを実行することによって実現される。
位置情報取得部200は、車両12の現在位置を取得する機能を有している。位置情報取得部200は、入出力I/F20Fを介してGPS装置22から位置情報を取得する。
周辺情報取得部210は、車両12の周辺の周辺情報を取得する機能を有している。周辺情報取得部210は、入出力I/F20Fを介して外部センサ24から車両12の周辺情報を取得する。この周辺情報には、車両12の周囲の他の車両、歩行者、障害物、車両12の走行路、天候、明るさ等の情報が含まれる。
挙動情報取得部220は、車両12の車速、加速度、ヨーレート等、車両の挙動に関する挙動情報を取得する機能を有している。挙動情報取得部220は、入出力I/F20Fを介して内部センサ26から車両12の挙動情報を取得する。
目的地設定部230は、車両12の乗員が目的地を設定するための機能を有している。この目的地設定部230には、車両12の乗員がユーザI/F32を介して目的地を入力する。この目的地としては、例えば全国の主要な地名、住所、駅名、交差点名、施設名、店名等が挙げられる。そして、上記の入力の際には、上記目的地までの車両12の運転を、手動運転、自動運転及び遠隔運転の何れで実行するのかを、乗員が任意に選択する構成になっている。例えば車両12の乗員が、特定の施設や店(例えばスキー場、遊園地、レストラン、居酒屋等)まで遠隔運転で車両12を走行させることを希望する場合、目的地設定部230には、遠隔運転の目的地として上記施設や店の名称等が設定される。
走行計画生成部240は、位置情報取得部200で取得された位置情報、周辺情報取得部210で取得された周辺情報、挙動情報取得部220で取得された挙動情報、及び目的地設定部230に設定された目的地に基づいて、車両12を走行させるための走行計画を生成する機能を有している。走行計画には、目的地までの走行ルートのみならず、車両12前方の障害物を回避するための進路、車両12の速度等の情報を含む。
操作受付部250は、車両12の乗員の操作に基づく手動運転が行われる場合に、各入力装置28から出力された信号を受け付ける機能を有している。操作受付部250は、各入力装置28から受け付けた信号を基にアクチュエータ30を制御するための操作情報である車両操作情報を生成する。
運転制御部260は、走行計画生成部240で生成された走行計画に基づく自動運転、遠隔操作装置14から受信(取得)した遠隔操作情報に基づく遠隔運転、及び操作受付部250から受け付けた車両操作情報に基づく手動運転を制御する機能を有している。
事業者選択部270は、多数の遠隔運転事業者の中から、目的地設定部230に設定された目的地と関連する一の遠隔運転事業者を選択するための機能を有している。具体的には、この事業者選択部270は、目的地設定部230に設定された目的地に関連する遠隔運転事業者を検索するための検索要求を検索サーバ18に送信し、検索サーバ18によって検索された一又は複数の遠隔運転事業者の情報を受信する。例えば目的地設定部230に設定された目的地が特定のスキー場である場合、当該特定のスキー場が運営又は指定する遠隔運転事業者を検索するための検索要求が検索サーバ18に送信され、その検索結果を事業者選択部270が受信する。なお、検索サーバ18の構成については後で詳述する。
この事業者選択部270は、受信した一又は複数の遠隔運転事業者の情報を、例えば車両12の乗員が選択可能な態様でユーザI/F32のディスプレイに表示する。これにより、車両12の乗員は、ディスプレイに表示された一又は複数の遠隔運転事業者の中から何れか一つの遠隔運転事業者を選択する。この選択は、例えば上記ディスプレイのタッチ操作により行われる。なお、例えば検索サーバ18によって検索された遠隔運転事業者が一つのみの場合、上記の選択操作を省略する構成、すなわち、検索された遠隔運転事業者が事業者選択部270によって自動的に選択される構成にしてもよい。つまり、本実施形態に係る事業者選択部270は、検索サーバ18によって検索された遠隔運転事業者の中から一の遠隔運転事業者を自動的に選択するものでもよいし、検索サーバ18によって検索された遠隔運転事業者の中から、車両12の乗員による選択操作を経て一の遠隔運転事業者を選択するものでもよい。
権限付与部280は、上記のようにして選択された一の遠隔運転事業者に対して、車両12を操作するための権限である操作権限を付与(移譲)する機能を有している。この権限付与部280は、上記一の遠隔運転事業者に対して車両12の操作権限を付与する場合、当該遠隔運転事業者が所有する遠隔操作装置14に対して権限付与コマンドを送信する。この送信により、車両12の操作権限が車両12の運転者から上記遠隔操作装置14の遠隔操作者に移譲される。これにより、車両12では、遠隔操作装置14から受信した遠隔操作情報に基づいて、運転制御部260が車両12を走行させる。すなわち、遠隔運転が行われる。
また、権限付与部280は、遠隔操作装置14による遠隔運転を終了する場合、遠隔操作装置14に対して、車両12に操作権限を移すことを通知するための移譲通知コマンドを送信する。移譲通知コマンドを受信した遠隔操作装置14では、遠隔運転を終了するための終了処理が実行される。
(遠隔操作装置)
図4は、本実施形態の遠隔操作装置14に搭載される機器のハードウェア構成を示すブロック図である。遠隔操作装置14は、上述した遠隔制御装置40の他、表示装置42と、スピーカ44と、操作部としての入力装置48とを含んでいる。
遠隔制御装置40は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fを含んで構成されている。CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fは、バス40Gを介して相互に通信可能に接続されている。CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信I/F40E及び入出力I/F40Fの機能は、上述した車両制御装置20のCPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D、通信I/F20E及び入出力I/F20Fと同じである。ここで、通信I/F40Eは通信部に相当する。
CPU40Aは、ROM40Bからプログラムを読み出し、RAM40Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ROM40Bに、処理プログラムが記憶されている。CPU40Aが処理プログラムを実行することで、遠隔制御装置40は、図5に示す車両情報取得部400、操作情報生成部410、及び操作切替部420として機能する。
本実施形態の遠隔制御装置40には、入出力I/F40Fを介して表示装置42、スピーカ44及び入力装置48が接続されている。なお、表示装置42、スピーカ44及び入力装置48は、バス40Gに対して直接接続されていてもよい。
表示装置42は、車両12のカメラ24Aにより撮像された画像や、車両12に係る各種情報を表示させるための液晶モニタである。スピーカ44は、車両12のカメラ24Aに付属するマイクにより撮像画像と一緒に収録された音を出力するものである。
入力装置48は、遠隔操作装置14を利用する遠隔操作者が操作するためのコントローラである。入力装置48は、車両12の操舵輪を操舵させるスイッチとしてのステアリングホイール48Aと、車両12を加速させるスイッチとしてのアクセルペダル48Bと、車両12を減速させるスイッチとしてのブレーキペダル48Cと、を含む。なお、各入力装置48の形態はこの限りでない。例えば、ステアリングホイール48Aに替えてレバースイッチを設けてもよい。また例えば、アクセルペダル48Bやブレーキペダル48Cのペダルスイッチに替えて、押しボタンスイッチやレバースイッチを設けてもよい。
図5は、遠隔制御装置40の機能構成の一例を示すブロック図である。図5に示されるように、遠隔制御装置40は、図5に示す車両情報取得部400、操作情報生成部410、及び操作切替部420を有している。
車両情報取得部400は、車両制御装置20から送信されたカメラ24Aの撮像画像及び収録音、並びに車速等の車両情報を取得する機能を有している。取得された撮像画像や車両情報は表示装置42に表示され、収録音はスピーカ44から出力される。
操作情報生成部410は、遠隔操作者の操作に基づく遠隔運転が行われる場合に、各入力装置48から出力された信号を受け付ける機能を有している。また、操作情報生成部410は、各入力装置48から受け付けた信号を基に車両制御装置20に送信する遠隔操作情報を生成する。
操作切替部420は、車両12の遠隔運転についての切り替えを制御する機能を有している。具体的に、操作切替部420は、車両12から権限付与コマンドを取得した場合、車両12の遠隔運転を行うための処理を実行する。また、操作切替部420は、車両12から移譲通知コマンドを取得した場合、車両12の遠隔運転を終了させる終了処理を実行する。
(検索サーバ)
図6に示されるように、検索サーバ18は、CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D及び通信I/F60Eを含んで構成されている。CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D及び通信I/F60Eは、バス60Gを介して相互に通信可能に接続されている。CPU60A、ROM60B、RAM60C、ストレージ60D及び通信I/F60Eの機能は、上述した車両制御装置20のCPU20A、ROM20B、RAM20C、ストレージ20D及び通信I/F20Eと同じである。
CPU60Aは、ROM60B又はストレージ60Dからプログラムを読み出し、RAM60Cを作業領域としてプログラムを実行する。本実施形態では、ストレージ60Dに情報処理プログラムが記憶されている。CPU60Aが情報処理プログラムを実行することで、検索サーバ18は、WWW(World Wide Web)サーバとして機能する。この検索サーバ18は、検索エンジンを含んで構成されている。この検索サーバ18には、車両制御装置20の目的地設定部230に遠隔運転の目的地が設定された場合に、事業者選択部270から検索要求が送信される。検索要求を受信した検索サーバ18は、上記の目的地に関連する遠隔運転事業者の情報をネットワークN1上のサイトから収集し、その情報を車両制御装置20の事業者選択部270へ送信する。
(制御の流れ)
次に、図7〜図9を用いて、車両12、遠隔操作装置14及び検索サーバ18での制御の流れについて説明する。
(運転制御装置での処理)
本実施形態では、運転制御装置10は、例えば車両12のイグニッションスイッチ(図示省略)がオンにされると、制御プログラムの実行を開始する。この状態では、運転制御装置10は、例えば手動運転のモードとされている。
上記の制御プログラムが開始されると、先ず図7のステップS20において、運転制御装置10のCPU20Aは、車両12の乗員が運転制御装置10に遠隔運転の目的地を設定したか否かの判定を行う。この判定が肯定された場合、次のステップS21に進み、この判定が否定された場合、ステップS20での処理が繰り返えされる。
ステップS21において、CPU20Aは、上記の目的地に関連する遠隔運転事業者の検索を要求するための検索要求を、検索サーバ18に送信する。
次いでステップS22において、CPU20Aは、上記の目的地に関連する遠隔運転事業者の情報を、検索サーバ18から受信(取得)する。
次いでステップS23において、CPU20Aは、検索サーバ18から受信した遠隔運転事業者の情報を、ユーザI/F32のディスプレイに表示する。
次いでステップS24において、CPU20Aは、ユーザI/F32のディスプレイに表示された遠隔運転事業者の中から、車両12の乗員が一の遠隔運転事業者を選択したか否かを判定する。この判定が肯定された場合、次のステップS25に進み、この判定が否定された場合、ステップS24での処理が繰り返えされる。
ステップS25において、CPU20Aは、ステップS24で選択された一の遠隔運転事業者の遠隔操作装置14に対して権限付与コマンドを送信する。
次いでステップS26において、CPU20Aは、運転モードを手動運転から遠隔運転に切り替える切替処理を実行する。
次いでステップS27において、CPU20Aは、上記の遠隔操作装置14から受信する遠隔操作情報に基づいて車両12の運転を制御する。
次いでステップS28において、CPU20Aは、車両12が目的地に到着したか否かを判定する。この判定が肯定された場合、次のステップS29に進み、この判定が否定された場合、前述したステップS27に戻る。
次いでステップS29において、CPU20Aは、上記の遠隔操作装置14に対して移譲通知コマンドを送信する。
次いでステップS30において、CPU20Aは、運転モードを遠隔運転から手動運転に切り替える切替処理を実行する。このステップS30での処理が完了すると、CPU20Aは、ステップS10に戻って前述した処理を繰り返す。
(遠隔操作装置での処理)
次に、遠隔操作装置14において実行される処理の流れについて、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のステップS40において、CPU40Aは、権限付与コマンドを受信したか否かを判定する。この判定が肯定された場合、次のステップS41に進み、この判定が否定された場合、ステップS40での処理が繰り返される。
ステップS41において、CPU40Aは、表示装置42やスピーカ44を用いて、遠隔操作装置14の遠隔操作者に、遠隔運転の操作権限が付与されたことを通知する。
次いでステップS42において、CPU40Aは、遠隔操作装置14の遠隔操作者が遠隔運転の準備を完了したか否かを判定する。この判定は、例えば入力装置48に設けられた準備完了スイッチが遠隔操作者により操作されることで肯定される。この判定が肯定された場合、次のステップS43に進み、この判定が否定された場合、ステップS42での処理が繰り返される。
ステップS43において、CPU40Aは、車両12の遠隔運転を開始する。すなわち、遠隔操作装置14では、車両12からカメラ24Aの撮像画像と内部センサ26の車両情報を受信すると共に、車両12の車両制御装置20に向けて、車両12を制御するための遠隔操作情報を送信する。
次いでステップS44において、CPU40Aは、移譲通知コマンドを受信したか否かを判定する。この判定が肯定された場合、次のステップS45に進み、この判定が否定された場合、ステップS43に戻る。
ステップS45において、CPU40Aは、車両12の遠隔運転に係る処理を終了させる終了処理を実行する。この際、車両12の運転制御装置10では、CPU20Aが遠隔運転から手動運転に切り替える切替処理を実行する。このステップS45での処理が完了すると、CPU40Aは、ステップS40に戻って前述した処理を繰り返す。
(検索サーバでの処理)
次に、検索サーバ18において実行される処理の流れについて、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のステップS60において、CPU60Aは、車両12の運転制御装置10から車両12の目的地に関連する遠隔運転事業者の検索要求があったか否かを判定する。この判定が肯定された場合、次のステップS61に進み、この判定が否定された場合、ステップS60での処理が繰り返される。
ステップS61において、CPU60Aは、上記の目的地に関連する遠隔運転事業者の情報をネットワークN1上のサイトから検索(収集)する。
次いでステップS62において、CPU60Aは、収集した遠隔運転事業者の情報を車両制御装置20へ送信する。このステップS62での処理が完了すると、CPU60Aは、ステップS60に戻って前述した処理を繰り返す。
(本実施形態のまとめ)
本実施形態に係る運転制御装置10では、遠隔運転事業者による遠隔運転が可能な車両12の乗員が、目的地設定部230に対して目的地(例えばスキー場、居酒屋等)を設定すると、複数の遠隔運転事業者の中から目的地と関連する遠隔運転事業者(例えばスキー場、居酒屋等が運営又は指定する遠隔運転事業者)が、事業者選択部270において選択される。すると、権限付与部280が、選択された遠隔運転事業者に対して車両12の遠隔運転の権限を付与し、権限を付与された遠隔運転事業者から受信する運転操作情報に基づいて、運転制御部260が車両12の運転を制御する。
この実施形態では、車両12の目的地と関連する遠隔運転事業者、すなわち例えば目的地周辺の道路状況に詳しい遠隔運転事業者が選択されるので、遠隔運転の安全性を確保し易くなり、車両12の乗員(ユーザ)にとって好適である。つまり、例えば車両12の目的地がスキー場である場合、危険な雪道の走行を遠隔運転事業者が代行することにより、乗員の安全を確保することができる。
また、目的地と関連する遠隔運転事業者は、遠隔運転サービスを提供することにより、集客力を高めることができるので、当該遠隔運転事業者にとっても好適である。また例えば、上記のように遠隔運転サービスを提供する遠隔運転事業者が、遠隔運転のための費用の全部又は一部を負担するサービスを提供するようにしてもよい。それにより、集客力を一層向上させることが可能となる。つまり、例えば何らかの施設や店を運営する事業者が、遠隔運転サービスを無償又は格安で提供することにより、集客力がアップして売り上げの増加に繋がる可能性があるため、好適である。
(実施形態の補足説明)
上記実施形態では、運転制御装置10の構成要素が全て車両12に搭載された場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、運転制御装置10の目的地設定部230、事業者選択部270及び権限付与部280のうちの少なくとも目的地設定部230が、車両12の外に持ち運びが可能な携帯端末(スマートフォン、タブレット端末など)によって構成されてもよい。その場合、車両12の乗員が上記の携帯端末に車両12の目的地を設定し、上記の携帯端末が有線又は無線により車両制御装置20と接続される構成となる。
また、上記実施形態では、車両12が手動運転、自動運転及び遠隔運転を実行可能とされた構成にしたが、これに限らず、車両12が手動運転及び遠隔運転のみを実行可能とされた構成にしてもよい。
また、上記実施形態において、運転制御システム11が複数の車両12を含み、且つ当該複数の車両12の乗員が同じ目的地までの遠隔運転を希望する場合、当該複数の車両12を遠隔運転事業者が隊列走行させるようにしてもよい。つまり、上記の目的地に関連する遠隔運転事業者に対して複数の車両12から遠隔運転の依頼があった場合、例えば当該遠隔運転事業者は、複数の車両12に対して遠隔運転の開始地点を指定する。そして、その開始地点まで手動運転又は自動運転で移動した複数の車両12の内の一台を上記の遠隔運転事業者が遠隔運転し、他の車両12は上記一台を追従走行させるようにしてもよい。なお、上記のような隊列走行や遠隔運転により車両12が走行するエリアが、戦地等の予め定めたエリアの場合は、隊列走行や遠隔運転を禁止するようにしてもよい。その場合、例えば人道支援等の予め定めた条件が成立する場合は、隊列走行や遠隔運転を許可するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、CPU20A、40Aがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、各処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態において、プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、車両12の車両制御装置20において制御プログラムは、ROM20Bに予め記憶されている。また、遠隔操作装置14の遠隔制御装置40において処理プログラムは、ROM40Bに予め記憶されている。しかしこれに限らず、各プログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、各プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
上記実施形態で説明した処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 運転制御装置
12 車両
230 目的地設定部
260 運転制御部
270 事業者選択部
280 権限付与部

Claims (1)

  1. 遠隔運転事業者による遠隔運転が可能な車両の乗員が、前記遠隔運転の目的地を設定する目的地設定部と、
    複数の遠隔運転事業者の中から前記目的地と関連する遠隔運転事業者を選択する事業者選択部と、
    選択された遠隔運転事業者に対して前記遠隔運転の権限を付与する権限付与部と、
    前記権限を付与された遠隔運転事業者から受信する運転操作情報に基づいて前記車両の運転を制御する運転制御部と、
    を備えた運転制御装置。
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