JP2021056614A - 文書審査支援装置、文書審査支援方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

文書審査支援装置、文書審査支援方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経験や知識が乏しい文書審査担当者においてもより容易に文書の審査を行う文書審査支援装置、文書審査支援方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】文書審査支援装置は、審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化部112と、分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって文書を評価する文書評価部113と、評価結果を出力する画面データ生成部114と、出力された評価結果を表示する表示部115と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、文書審査支援装置、文書審査支援方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、企業等の活動においては、合意内容や取引条件を記載した文書(契約書等)を取り交わして当事者の地位や権利義務を明らかにすることで、企業等の様々な営みが遂行されている。文書に明記された権利と義務の内容が各当事者の目的に合致しているか否か、各当事者が負う可能性のある義務が許容されうるものであるか否か、法令に合致しているか否か等は、文書取り交わし後の活動や利益や不利益に大きな影響を持つ。そのため、文書締結時には慎重な検討や審査が必要となる。このような審査は契約書に限らず、例えば、融資等の申し込み書類や公募案件への応募書類、社内の稟議書等の何らかの文書の策定や承認の意思決定において都度必要となる。
ここで審査とは、例えば社内のルールや契約ポリシー等の何らかの規定と、対象となる文書の内容を照合して、その適否を判断するプロセスと考えることができる。審査における照合には十分なスキルが必要のために一定のコストと時間を要するという課題があった。そこで、従来、経験や知識が乏しい契約担当者でも容易に契約書の審査を行うことができる支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、契約書の作成段階において、契約内容の審査に関係する契約書の記載を提示することによって、経験や知識が乏しい契約担当者でも容易に契約書の審査を行うことができるように支援している。
特開2010−231743号公報
しかしながら、従来の技術では、審査項目に関連する関連条項と、契約書に対応して予め規定された審査項目データとを契約書データに対応付けて表示しているため、契約担当者は全ての項目を確認する必要がある。また、表示されるデータの文章量が多くなるにつれて、経験や知識が乏しい契約担当者は、契約書の内容の確認にさらに時間を要してしまうことが想定される。このように、従来の技術では、経験や知識が乏しい契約担当者が契約書の審査を行うには十分ではないという問題があった。なお、このような問題は契約書に限らず、融資等の申し込み書類や公募案件への応募書類、社内の稟議書等の何らかの文書の策定や承認の意思決定を示す文書に関連する問題である。
上記事情に鑑み、本発明は、経験や知識が乏しい文書審査担当者においてもより容易に文書の審査を行うことができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化部と、分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価部と、評価結果を出力する出力部と、を備える文書審査支援装置である。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定種別を判定し、前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定種別の判定結果が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定項目を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定項目を判定し、前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定項目の判定結果が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定種別を判定し、前記規定種別毎に文書が規定している規定項目を判定し、前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定種別の判定結果と、前記規定項目の判定結果のそれぞれが、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書を意味構造に分解するために判定した規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に関する内容を記述している前記文書内の規定箇所を抽出する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、複数の文書それぞれを規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解し、複数の文書で意味構造が合致する部分を対応付けて表示する表示部をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、複数の文書それぞれを規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解し、前記文書評価部は、前記審査ルールと、前記複数の文書それぞれの分解結果の組み合わせとを照合し、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化ステップと、分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価ステップと、評価結果を出力する出力ステップと、を備える文書審査支援方法である。
本発明の一態様は、審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化ステップと、分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価ステップと、評価結果を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、経験や知識が乏しい文書審査担当者においてもより容易に文書の審査を行うことが可能となる。
第1の実施形態における文書審査支援装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における文書構造化部の詳細機能構成を表す概略ブロック図である。 第1の実施形態における定義データの一例を示す図である。 第1の実施形態における文書内の規定項目に関する審査ルールの一例を示す図である。 第1の実施形態における文書内の規定種別に関する審査ルールの一例を示す図である。 第1の実施形態における文書審査支援装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態において入力された文書の一例を示す図である。 第1の実施形態における文書分解部により分解された各記述単位の一例を示す図である。 第1の実施形態における意味構造化後の一例を示す図である。 第2の実施形態における文書審査支援装置の機能構成を表す概略ブロック図である。 第2の実施形態における文書内の規定項目に関する審査ルールの一例を示す図である。 第2の実施形態における文書審査支援装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態において入力された文書の一例を示す図である。 第2の実施形態における意味構造化後の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における文書審査支援装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。
文書審査支援装置10は、文書の審査の支援を行う。ここで、文書とは、例えば、契約書、融資等の申し込み書類や公募案件への応募書類、社内の稟議書等のある程度記載内容が定められていて、かつ、記載形式が定められている文書であればどのような文書であってもよい。以下の説明では、文書として、契約書を例に説明する。文書審査支援装置10が行う文書の審査の支援とは、文書(例えば、契約書)における内容(例えば、条文の内容)、記載すべき事項の有無、記載の誤り等の顧客が文書の確認を行う際のサポートを意味する。文書審査支援装置10は、例えばVMやコンテナ技術で構築されるOS、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等の情報処理装置を用いて構成される。
文書審査支援装置10は、制御部11及び記憶部12を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサやメモリを用いて構成される。制御部11は、プログラムを実行することによって、文書入力部111、文書構造化部112、文書評価部113、画面データ生成部114及び表示部115として機能する。
文書入力部111は、審査対象となる単数又は複数の文書を入力する。文書入力部111は、自装置のメモリやハードディスクに記憶された文書を入力してよいし、文書審査支援装置10にアップロードされた文書を入力してよいし、ネットワークを介して他の装置から送信された文書を入力してよいし、ユーザによりキーボード入力された文書を入力してもよいし、USB(Universal Serial Bus)メモリやSDカードなどの外部記録媒体に記憶された文書を入力してよい。第1の実施形態では、文書入力部111が、審査対象となる文書を1つ入力する場合を例に説明する。
文書構造化部112は、文書入力部111に入力された文書を特定の条件に従って意味構造化する。具体的には、文書構造化部112は、特定の条件に従って文書を複数の記述単位に分解し、分解後の複数の記述単位それぞれを意味的に構造化する。
図2は、第1の実施形態における文書構造化部112の詳細機能構成を表す概略ブロック図である。
文書構造化部112は、テキスト化部1121、文書分解部1122、規定種別判定部1123、規定項目判定部1124及び規定箇所抽出部1125で構成される。
テキスト化部1121は、入力された文書に基づいて、入力された文書を必要に応じてテキスト化する。テキスト化部1121は、入力された文書がテキストファイルである場合には、文書をテキスト化しない。一方、テキスト化部1121は、入力された文書がテキストファイルではない場合、文書をテキスト化する。テキストファイルではない場合とは、例えば文書が、画像ファイル(例えば、PDF(Portable Document Format)ファイル)の文書、レイアウト情報や文字飾り情報が含まれているワードプロセッサー文書及びHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルの場合である。テキスト化部1121は、入力されたファイルが、レイアウト情報や文字飾り情報が含まれているワードプロセッサー文書の場合にはレイアウト情報や文字飾り情報を除去することによって文書をテキストファイルに変換する。テキスト化部1121は、入力されたファイルが、画像ファイルの場合にはOCR(Optical Character Reader)により文書をテキストファイルに変換する。
文書分解部1122は、テキスト化部1121から出力されたテキストファイルの文書をある記述単位に分解する。例えば、文書が契約書や規約文書の場合には、一般的には条項単位で記述されている。そのため、文書分解部1122は、テキストファイルに変換された文書を、条項の単位(記述単位)で分解する。条項番号がない文書の場合には、段落や文等の単位で分解することが考えられる。
規定種別判定部1123は、文書分解部1122により分解された各記述単位で規定されている種別(以下「規定種別」という。)を判定する。例えば、文書が契約書や規約文書の場合には、一般的には規定種別としては損害賠償責任や支払条件等の種別が含まれる。そのため、規定種別判定部1123は、文書が契約書や規約文書の場合には、記述単位毎に損害賠償責任や支払条件等のいずれの規定種別を規定しているのかを判定する。なお、これら規定種別は、審査対象となる文書の種別毎に体系を設計する必要がある。規定種別判定部1123による規定種別の判定手段としては、例えば文書に含まれるキーワードによるルール判定が考えられる。人手で準備した訓練データを用いての機械学習で実現してもよい。
規定項目判定部1124は、規定種別判定部1123により判定された各規定種別について文書が規定している項目(以下「規定項目」という。)を判定する。ここで、規定項目には大きく2つの種類が考えられる。一つ目は、ある特定の規定が文書に記載されているか否かの項目である。例えば規定種別“損害賠償責任”について規定された規定項目であれば、通常損害に対する免責規定が記載されているか否かといった項目などが該当する。二つ目は何らかの値が規定されている場合である。例えば支払い条件について規定された規定項目であれば、支払期日についての規定が考えられる。具体的には、検収後「30日」といった値が規定される。一つ目のタイプであれば、当該規定がされているか否かをキーワード判定や機械学習による判定として実現できる。二つ目のタイプであれば、「30日」といった数値情報を文書から抽出することになるが、実現手段としては、例えば正規表現ルールによる抽出や、機械学習の系列ラベリングによる抽出などが考えられる。
図3は、第1の実施形態における定義データ121の一例を示す図である。定義データ121は、規定種別判定部1123および規定項目判定部1124で用いられる意味構造の構造定義が登録されたデータである。定義データ121には、規定種別、規定項目、規定値タイプ及び可能な規定値の項目がある。規定種別列は、審査対象の文書に規定されている可能性のある種別が示されている。規定項目列は、各規定種別において具体的な規定内容を項目が示されている。既定値タイプ列と可能な既定値列は、各規定項目が取り得る値を定義している。既定値タイプ列は値のタイプを定義し、図3では、既定値タイプとして、列挙型、日数、固有名が記載されている。列挙型は、取り得る値を列挙して定義されるタイプで、取り得る値が「可能な既定値」列に列挙されている。日数は数値型の一例で、取り得る値が日数であることを意味している。数値型としては、他に、金額や利率、期日なども考えられ、値が数値で表現されるもの全般があり得る。固有名は会社名や人名、地名、商品名など、事物の名称が取り得る値のタイプを意味している。図3では「固有名」と例を記載したが、「会社名」や「商品名」といった詳細分類を規定値タイプとして定義することも考えられる。
図3を例に説明すると、規定種別判定部1123では、定義データ121に示す「規定種別」のいずれに該当するかを記述単位毎に判定する。規定項目判定部1124では、定義データ121に示す各規定種別について、各「規定項目」の規定値を、「規定値タイプ」と「可能な規定値」の記述に従って判定する。規定項目判定部1124は、「規定値タイプ」が「列挙型」であれば「可能な既定値」のいずれに該当するかを判定し、その他のタイプであれば文書テキスト中から値を抽出する。
規定箇所抽出部1125は、規定項目判定部1124により判定された各規定項目が規定されている箇所を文書中から抽出する。規定箇所抽出部1125による抽出の方法として、正規表現ルールによる抽出や、機械学習を用いた系列ラベリングによる抽出などが考えられる。規定箇所抽出部1125は、規定種別判定部1123により判定された各規定種別が規定されている箇所を文書中から抽出してもよい。このように、規定箇所抽出部1125は、文書を意味構造に分解するために判定した規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に関する内容を記述している文書内の規定箇所を抽出する。
図1に戻って説明を続ける。
文書評価部113は、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、記憶部12に記憶される審査ルールとに基づいて文書を評価する。
画面データ生成部114は、文書評価部113による評価結果と、規定箇所抽出部1125により抽出された規定箇所とに基づいて、文書の審査結果を確認するための画面データ(以下「評価結果画面データ」という。)を生成する。
表示部115は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部115は、評価結果画面データを表示する。表示部115は、画像表示装置を文書審査支援装置10に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部115は、評価結果画面データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
記憶部12は、定義データ121及び審査ルール122を記憶する。記憶部12は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成されてもよいし、仮想マシンの技術により構築されるOS上に仮想的に構築されてもよいし、コンテナ技術により構築されるOS上に仮想的に構築されてもよい。
定義データ121は、規定種別判定部1123および規定項目判定部1124で用いられる意味構造の構造定義が登録されたデータである。
審査ルール122は、例えば図4及び図5のいずれかに示す構造であり、文書内の規定項目及び規定種別を審査するためのルールである。図4は、第1の実施形態における文書内の規定項目に関する審査ルールの一例を示す図である。また、図5は、第1の実施形態における文書内の規定種別に関する審査ルールの一例を示す図である。図4に示すように、規定項目に関する審査ルール122には各規定項目において「規定値条件」及び「適否」の値が定められている。「規定値条件」は規定項目の適否を判定するための条件である。例えば、規定値条件としては”損害賠償範囲_通常損害”の事例のように個別の規定値を与える場合や、”支払期日_日数”の事例のように値の範囲を与える場合がある。また規定項目”甲”の例のように、規定値で抽出された値になんらかの演算を施して適否を判定することも考えられる。本実施形態では、”甲”で抽出された取引先が、すでに取引先としてデータベースに登録されているか否かを以って判定することを示している。
「適否」は、規定項目の値がいずれかの「規定値条件」を満たした場合に、それが適切であるか不適切であるかを示す値である。適と否の2値で与えることもできるが、中間リスクを意味する中間値を設けることもでき、また、何らかのスコア値を記載して連続値で与えることもできる。これらスコア値を積算することで審査対象文書の総合的なリスクスコアを算出することも考えられる。さらには”判定不能”といった値を用意しておき、利用者の個別確認を促すようなシステムを構築することも考えられる。
図5に示すように、規定種別に関する審査ルール122には各規定種別において「有無条件」及び「適否」の値が定められている。「有無条件」は規定種別の適否を判定するための条件である。「適否」は、規定種別の値がいずれかの「有無条件」を満たした場合に、それが適切であるか不適切であるかを示す値である。図5に示す例では、文書中に“損害賠償責任”の規定種別が存在しているならば適、存在していないならば否という審査ルール122を意味している。
図6は、第1の実施形態における文書審査支援装置10の処理の流れを示すフローチャートである。
文書入力部111は、文書を入力する(ステップS101)。例えば、文書入力部111が図7に示す文書を入力したとする。文書入力部111は、入力した文書を文書構造化部112に出力する。文書構造化部112のテキスト化部1121は、入力された文書がテキストファイルであるか否かを判定する(ステップS102)。入力された文書がテキストファイルではない場合(ステップS102−NO)、テキスト化部1121は文書をテキストファイルに変換する(ステップS103)。テキスト化部1121は、テキストファイルに変換した文書を文書分解部1122に出力する。
入力された文書がテキストファイルである場合(ステップS102−YES)、テキスト化部1121は入力された文書を文書分解部1122に出力する。文書分解部1122は、テキスト化部1121によりテキストファイルに変換された文書をある記述単位に分解する(ステップS104)。図8は、第1の実施形態における文書分解部1122により分解された各記述単位の一例を示す図である。図8に示す分解番号は、分解された記述単位それぞれを識別するための識別番号を表す。文書分解部1122は、各記述単位の情報を規定種別判定部1123に出力する。規定種別判定部1123は、文書分解部1122により分解された各記述単位で規定されている種別を判定する(ステップS105)。具体的には、規定種別判定部1123は、各記述単位における文章、定義データ121に予め定められた規定種別のいずれに該当するかを判定する。前述のとおり、判定はキーワードマッチ等のルールで実現しても、機械学習によるテキスト分類器を構成して実現してもよい。また、1つの記述単位に対して、複数の内容が記述されていることも考えられ、その場合には、1つの記述単位に複数の規定種別が与えられることになる。規定種別判定部1123は、規定種別の判定結果を規定項目判定部1124に出力する。
規定項目判定部1124は、規定種別判定部1123により判定された各規定種別について文書が規定している規定項目を判定する(ステップS106)。具体的には、規定項目判定部1124は、規定種別ごとに定められた規定項目ごとに規定値を判定する。図3の規定値タイプによって処理内容は2つに分類される。一つ目の分類は規定値タイプが「列挙型」の場合であり、この場合は「可能な規定値」のいずれに該当するかが判定される。判定は、これも前述のとおり、キーワードマッチ等のルールで実現しても、機械学習によるテキスト分類器を構成して実現してもよい。規定値タイプが「日数」や「固有名」等、「列挙型」以外の場合が2つめの分類であり、この場合には、テキスト中から規定値となる記述が抽出される。テキストから記述を抽出するタイプには、例で示した固有名、日数の他に、金額や割合、日付、時間、場所などが考えられる。規定項目判定部1124は、規定項目の判定結果を規定箇所抽出部1125に出力する。
規定箇所抽出部1125は、規定項目判定部1124により判定された各規定項目が規定されている箇所を文書中から抽出する(ステップS107)。抽出は正規表現ルールによる抽出や、機械学習を用いた系列ラベリングによる抽出などが考えられる。抽出する単位としては文字を単位として抽出する場合や単語を単位で抽出する場合、句読点で区切った句・節・文を単位として抽出する場合や、段落を単位として抽出するなどが考えられる。本例では抽出結果として抽出された文字列で表現しているが、元文書における文字位置で表現することなども考えられる。
入力された文書は、規定種別判定部1123による判定結果、規定項目判定部1124及び規定箇所抽出部1125によって、図9のように意味構造に構造化される。図9の「規定種別」列が規定種別判定部1123の出力であり、「規定項目」及び「規定値」列が規定項目判定部1124の出力であり、「規定箇所」列が規定箇所抽出部1125の出力である。
文書評価部113は、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、記憶部12に記憶される審査ルール122とに基づいて文書を評価する(ステップS108)。具体的には、文書評価部113は、審査ルール122と、規定種別及び規定項目とを照合し、規定種別及び規定項目が審査ルール122を満たすか否かによって文書を評価する。表示部115は、文書評価部113により得られた評価結果を表示する(ステップS109)。評価結果としては、各記述単位における規定種別の適否及び規定項目の適否であってもよいし、規定種別の適否及び規定項目の適否のいずれかであってもよい。表示部115は、評価結果を表示する際には、評価結果の他に、規定箇所抽出部1125にて抽出された規定箇所を併せて表示することで、利用者の理解を容易にするように構成してもよい。
以上のように構成された文書審査支援装置10によれば、経験や知識が乏しい文書審査担当者においてもより容易に契約書の審査を行うことが可能となる。具体的には、文書審査支援装置10は、規定種別及び規定項目に基づいて、審査の対象である文書を意味構造に分解し、分解結果と、審査ルール122とを照合することによって文書を評価し、評価結果を出力する。このようにして、文書審査支援装置10は、文書の評価結果を文書審査担当者に提示する。これにより、文書審査担当者は、文書の評価結果を見るだけで、文書のどの部分を確認すればよいのかを容易に把握することができる。そのため、経験や知識が乏しい契約担当者においてもより容易に契約書の審査を行うことが可能になる。
また、従来では、審査すべき文書の箇所が提示されて、適否の判断は人間による文書の読解により行われる。そのため、文書審査担当者の労力削減は限定的であった。それに対して、文書審査支援装置10では、文書の評価は機械で自動的に実施される。そして、文書審査担当者は、評価結果を参照し、必要な箇所のみを確認すればよい。したがって、従来のように文書全てを確認する必要がない。そのため、大量の文書を読解するコストの削減、および読解ミスの低減が可能となる。
また、文書審査支援装置10では、各文書審査組織の審査基準に依存しない意味構造化部分と、審査ルール部分とを分離することにより、各文書審査組織向けのシステムを個別に構築することが容易になる。
また、文書の審査においては、単にその文書を確認すれば事足りる場合のみではなく、既存の別合意文書との整合性も併せて判断すべき場合も多々考えられる。そのような場合には、読解すべき文書も多数となることから、専門知識を有する高スキル者であっても審査には多大な労力を要するという課題もあった。それに対して、文書審査支援装置10では、文書の評価は機械で自動的に実施される。そして、文書審査担当者は、評価結果を参照し、必要な箇所のみを確認すればよい。したがって、従来のように文書全てを確認する必要がない。そのため、専門知識を有する高スキル者が審査する場合においても労力を削減することが可能になる。
<第1の実施形態の変形例>
文書審査支援装置10は、審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方に基づいて意味構造に分解して評価するように構成されてもよい。文書審査支援装置10が、規定種別に基づいて意味構造に分解して評価する場合には、文書審査支援装置10は規定項目判定部1124を備えなくてもよい。また、文書審査支援装置10が、規定項目に基づいて意味構造に分解して評価する場合には、文書審査支援装置10は規定種別判定部1123を備えなくてもよい。以下、各パターンの構成について説明する。
まず文書審査支援装置10が、規定種別に基づいて意味構造に分解して評価する場合について説明する。この場合、文書評価部113は、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、図5に示す審査ルール122とに基づいて、文書に図5に示される審査ルール122の規定種別があるか否かを判定する。そして、文書評価部113は、規定種別の有無に基づいて文書を評価する。この構成における評価結果としては、各記述単位における規定種別毎の適否である。
次に文書審査支援装置10が、規定項目に基づいて意味構造に分解して評価する場合について説明する。この場合、文書評価部113は、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、図4に示す審査ルール122とに基づいて、図4に示される審査ルール122を規定項目が満たしているか否かを判定する。そして、文書評価部113は、規定項目の規定値条件に基づいて文書を評価する。この構成における評価結果としては、各記述単位における規定項目毎の適否である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、文書入力部111が、審査対象となる文書を複数入力する場合の処理について説明する。
図10は、第2の実施形態における文書審査支援装置10aの機能構成を表す概略ブロック図である。文書審査支援装置10aは、制御部11a及び記憶部12aを備える。
制御部11aは、CPU等のプロセッサやメモリを用いて構成される。制御部11aは、プログラムを実行することによって、文書入力部111、文書構造化部112、文書評価部113a、画面データ生成部114及び表示部115として機能する。制御部11aは、文書評価部113に代えて文書評価部113aを備える点で制御部11と構成が異なる。制御部11aは、その他の構成については制御部11と同様である。そのため、文書評価部113aの構成についてのみ説明する。
文書評価部113aは、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、記憶部12aに記憶される審査ルールとに基づいて複数の文書を評価する。
記憶部12aは、定義データ121及び審査ルール122aを記憶する。記憶部12aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成されてもよいし、仮想マシンの技術により構築されるOS上に仮想的に構築されてもよいし、コンテナ技術により構築されるOS上に仮想的に構築されてもよい。記憶部12aは、審査ルール122に代えて審査ルール122aを記憶する。
審査ルール122aは、例えば図11に示す構造であり、文書内の規定項目及び規定種別を審査するためのルールである。図11は第2の実施形態における文書内の規定項目に関する審査ルールの一例を示す図である。図11に示すように、規定項目に関する審査ルール122aには各規定項目において「規定値1条件」、「規定値2条件」及び「適否」の値が定められている。「規定値1条件」及び「規定値2条件」は規定項目の適否を判定するための条件である。図11に示す審査ルール122aにおいて「規定値1条件」列は一つ目の文書の意味構造、「規定値2条件」列は二つ目の文書の意味構造に対応する。そして、両条件が満たされた時に「適否」列の判定となることが示されている。なお、第2の実施形態では、審査ルール122aとして二つの文書が入力された場合の審査ルールが登録されているが、三つ以上の文書が入力された場合には入力される文書の数に応じた審査ルールが登録されている必要がある。
図12は、第2の実施形態における文書審査支援装置10aの処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すフローチャートにおいて、図6に示すフローチャートと同様の処理については図6における符号と同じ付して説明を省略する。
文書入力部111は、文書を入力する(ステップS101)。例えば、文書入力部111が図7に示す第1文書に加えて、図13に示す第2文書を入力したとする。文書入力部111は、入力した第1文書及び第2文書を文書構造化部112に出力する。文書構造化部112のテキスト化部1121は、入力された第1文書及び第2文書がそれぞれテキストファイルであるか否かを判定する(ステップS202)。入力された第1文書及び第2文書のいずれか又は両方がテキストファイルではない場合(ステップS202−NO)、テキスト化部1121はテキストファイルではない文書をテキストファイルに変換する(ステップS203)。テキスト化部1121は、第1文書及び第2文書を文書分解部1122に出力する。
入力された第1文書及び第2文書の両方がテキストファイルである場合(ステップS202−YES)、テキスト化部1121は入力された第1文書及び第2文書を文書分解部1122に出力する。文書分解部1122、規定種別判定部1123及び規定項目判定部1124において各文書に対して第1の実施形態と同様の処理を行う。図14は、第2の実施形態における意味構造化後の一例を示す図である。図14に示す分解番号は、分解された記述単位それぞれを識別するための識別番号を表す。
文書評価部113は、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、記憶部12に記憶される審査ルール122とに基づいて文書を評価する(ステップS108)。表示部115は、文書評価部113により得られた評価結果を表示する(ステップS205)。表示する際には、規定箇所抽出部1125にて抽出された規定箇所を併せて表示することで、利用者の理解を容易にするように構成してもよい。なお、表示部115は、評価結果の表示に併せて、第1文書と第2文書とで規定種別が同一の記述単位の情報を並べて表示してもよい。また、表示部115は、評価結果の表示とは別に、第1文書と第2文書とで規定種別が同一の記述単位の情報のみを並べて表示してもよい。
以上のように構成された文書審査支援装置10aによれば、複数の文書が入力された場合であっても、経験や知識が乏しい契約担当者においてもより容易に契約書の審査を行うことが可能となる。
<第2の実施形態の変形例>
文書審査支援装置10aは、審査の対象である複数の文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方に基づいて意味構造に分解して評価するように構成されてもよい。文書審査支援装置10aが、規定種別に基づいて意味構造に分解して評価する場合には、文書審査支援装置10aは規定項目判定部1124を備えなくてもよい。また、文書審査支援装置10aが、規定項目に基づいて意味構造に分解して評価する場合には、文書審査支援装置10aは規定種別判定部1123を備えなくてもよい。
まず文書審査支援装置10aが、規定種別に基づいて意味構造に分解して評価する場合について説明する。この場合、文書評価部113は、規定種別判定部1123により判定された規定種別と、図5に示す審査ルール122とに基づいて、文書に図5に示される審査ルール122の規定種別があるか否かを判定する。そして、文書評価部113は、規定種別の有無に基づいて文書を評価する。この構成における評価結果としては、各記述単位における規定種別毎の適否である。
次に文書審査支援装置10aが、規定項目に基づいて意味構造に分解して評価する場合について説明する。この場合、文書評価部113は、規定項目判定部1124により判定された規定項目と、図11に示す審査ルール122aとに基づいて、図11に示される審査ルール122aを規定項目が満たしているか否かを判定する。そして、文書評価部113は、規定項目の規定値条件に基づいて文書を評価する。この構成における評価結果としては、各記述単位における規定項目毎の適否である。
文書審査支援装置10aは、一部の規定種別に関する審査ルールが審査ルール122aに登録されていなかった場合には、審査ルール122aに登録されていなかった規定種別の適否を判定せずに、規定種別が同一の記述単位の情報を並べて表示部115に表示するように構成されてもよい。
このように構成される場合、審査ルール122aに登録されていなかった規定種別については文書審査担当者が個別に文書を評価する。これにより、一部の規定種別については人間による評価が行われるが、文書全てを人間が評価するのに比べて、文書審査担当者の労力を低減することができる。
<第1の実施形態及び第2の実施形態に共通する変形例>
文書審査支援装置10及び10aは、評価結果を他の装置に出力するように構成されてもよい。この場合、文書審査支援装置10及び10aは、出力部をさらに備える。出力部は、評価結果を他の装置に出力する。例えば、出力部は、ネットワークを介して評価結果を他の装置に出力してもよいし、自装置に接続された印刷装置に評価結果を出力してもよい。
文書構造化部112は、テキストファイルの文書をある記述単位に分解せずに文書全体を規定種別の判定、規定項目の判定及び規定箇所の抽出の対象としてもよい。このように構成される場合、文書構造化部112は、文書分解部1122を備えなくてよい。具体的には、文書構造化部112におけるテキスト化部1121は、入力された文書のテキストファイル又は入力された文書の変換後のテキストファイルを規定種別判定部1123に出力する。規定種別判定部1123は、テキスト化部1121から出力された文書が規定している種別を判定する。規定項目判定部1124及び規定箇所抽出部1125の処理は、上記に示した各実施形態における同名の機能部と同様である。
文書審査支援装置10及び10aは、テキスト化部1121により文書をテキストファイルに変換する前に、文書を複数の記述単位に分解してもよい。このように構成される場合、テキスト化部1121の処理よりも前に、文書分割部1122による処理が実行される。
上述した実施形態における文書審査支援装置10及び10aをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…文書審査支援装置, 11、11a…制御部, 12、12a…記憶部, 111…文書入力部, 112…文書構造化部, 113、113a…文書評価部, 114…画面データ生成部, 115…表示部, 1121…テキスト化部, 1122…文書分解部, 1123…規定種別判定部, 1124…規定項目判定部, 1125…規定箇所抽出部
本発明の一態様は、審査の対象である文書を条項単位に分解し、分解した前記条項単位に規定されている規定種別又は前記規定種別に基づく規定項目の少なくともいずれか一方を前記条項単位毎に取得する文書構造化部と、取得された前記規定種別又は規定項目の少なくともいずれか一方が、文書に応じて予め定義された審査ルールを満たすか否かに応じて前記文書を評価する文書評価部と、評価結果を出力する出力部と、を備える文書審査支援装置である。
本発明の一態様は、審査の対象である文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別又は前記規定種別に基づく規定項目の少なくともいずれか一方を前記条項単位毎に取得する文書構造化部と、取得された前記規定種別又は規定項目の少なくともいずれか一方が、文書に応じて予め定義された審査ルールを満たすか否かに応じて前記文書を評価する文書評価部と、評価結果を出力する出力部と、を備える文書審査支援装置である。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている前記規定種別を取得又は文書をある条項単位に分解した後の前記条項単位毎に規定されている前記規定種別を取得し、前記文書評価部は、取得された前記規定種別が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている前記規定項目を取得又は文書をある条項単位に分解した後の前記条項単位毎に前記規定されている前記規定項目を取得し、前記文書評価部は、取得された前記規定項目が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている前記規定種別を取得又は文書をある条項単位に分解した後の前記条項単位毎に規定されている前記規定種別を取得し、前記規定種別毎に文書が規定している前記規定項目を取得し、前記文書評価部は、取得された前記規定種別と、前記規定項目のそれぞれが、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、取得された前記規定種別又は前記規定項目の少なくともいずれか一方に関する内容を記述している前記文書内の規定箇所を抽出する。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、複数の文書を入力として、入力した前記複数の文書それぞれから前記規定種別又は前記規定項目の少なくともいずれか一方を取得し、複数の文書で前記規定種別又は前記規定項目の少なくともいずれか一方が合致する部分を対応付けて表示する表示部をさらに備える。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置であって、前記文書構造化部は、複数の文書を入力として、入力した前記複数の文書それぞれから前記規定種別又は前記規定項目の少なくともいずれか一方を取得し、前記審査ルールは、前記複数の文書それぞれに応じて予め定義された各ルールの条件が組み合わせされたルールであり、前記文書評価部は、取得された前記複数の文書それぞれの前記規定種別又は前記規定項目の少なくともいずれか一方の組み合わせが、前記審査ルールを満たすか否かによって前記複数の文書を評価する。
本発明の一態様は、審査の対象である文書を条項単位に分解し、分解した前記条項単位に規定されている規定種別又は前記前記規定種別に基づく規定項目の少なくともいずれか一方を前記条項単位毎に取得する文書構造化ステップと、取得された前記規定種別又は規定項目の少なくともいずれか一方が、文書に応じて予め定義された審査ルールを満たすか否かに応じて前記文書を評価する文書評価ステップと、評価結果を出力する出力ステップと、を備える文書審査支援方法である。
本発明の一態様は、審査の対象である文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別又は前記規定種別に基づく規定項目の少なくともいずれか一方を前記条項単位毎に取得する文書構造化ステップと、取得された前記規定種別又は規定項目の少なくともいずれか一方が、文書に応じて予め定義された審査ルールを満たすか否かに応じて前記文書を評価する文書評価ステップと、評価結果を出力する出力ステップと、を備える文書審査支援方法である。
本発明の一態様は、上記の文書審査支援装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムである。

Claims (9)

  1. 審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化部と、
    分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価部と、
    評価結果を出力する出力部と、
    を備える文書審査支援装置。
  2. 前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定種別を判定し、
    前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定種別の判定結果が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する、請求項1に記載の文書審査支援装置。
  3. 前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定項目を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定項目を判定し、
    前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定項目の判定結果が、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する、請求項1に記載の文書審査支援装置。
  4. 前記文書構造化部は、前記文書がテキスト形式のファイルでない場合には前記文書をテキスト形式のファイルに変換し、文書全体を対象として前記文書に規定されている規定種別を判定又は文書をある記述単位に分解した後の前記記述単位毎に規定されている規定種別を判定し、前記規定種別毎に文書が規定している規定項目を判定し、前記文書評価部は、前記文書構造化部の前記規定種別の判定結果と、前記規定項目の判定結果のそれぞれが、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する、請求項1に記載の文書審査支援装置。
  5. 前記文書構造化部は、前記文書を意味構造に分解するために判定した規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に関する内容を記述している前記文書内の規定箇所を抽出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の文書審査支援装置。
  6. 前記文書構造化部は、複数の文書それぞれを規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解し、
    複数の文書で意味構造が合致する部分を対応付けて表示する表示部をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の文書審査支援装置。
  7. 前記文書構造化部は、複数の文書それぞれを規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解し、
    前記文書評価部は、前記審査ルールと、前記複数の文書それぞれの分解結果の組み合わせとを照合し、前記審査ルールを満たすか否かによって前記文書を評価する、請求項1から6のいずれか一項に記載の文書審査支援装置。
  8. 審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化ステップと、
    分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価ステップと、
    評価結果を出力する出力ステップと、
    を備える文書審査支援方法。
  9. 審査の対象である文書を規定種別及び規定項目のいずれか一方又は両方に基づいて意味構造に分解する文書構造化ステップと、
    分解結果と、文書に応じて予め定義された審査ルールとを照合することによって前記文書を評価する文書評価ステップと、
    評価結果を出力する出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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