JP2021056263A - 回折面を有した像振れ補正機能を有する観察光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補正角が大きい場合でも性能劣化を低減可能であり尚且つ小型軽量な観察光学機器を提供すること。【解決手段】 物体側から順に、全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と正立用光学系と前記正立用光学系により眼側に形成された正立像を拡大して眼視するための全体として正の屈折力を有する接眼レンズ系により構成された光学系において、前記対物レンズ系には少なくとも1枚の正の屈折力を有する第1レンズ群と1枚の負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、前記第2レンズ群には回折光学面を少なくとも1面有し、前記第2レンズ群は、光軸に対して略直交する方向に移動させることにより像を変位させて像安定化を行う防振レンズ群であることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、像振れ補正機能を有する観察光学機器に関し、特に双眼鏡や望遠鏡等の使用時における手ぶれ等によって生じる画像ぶれの防振角が大きい像振れ補正機能を有する軽量小型な双眼鏡・望遠鏡等に好適な観察光学機器に関する。
従来から、双眼鏡や望遠鏡等の観察光学機器において対象物を観察する場合に該双眼鏡・望遠鏡等の倍率が高いほど手ぶれによる画像ぶれが問題となる。前述の画像ぶれを補正する従来より防振補正レンズ方式が提案されている。
防振補正レンズ方式として、特許文献1や特許文献2が提案されている。
特許文献1には、対物レンズの構成が、正の第1レンズ群と負の第2レンズ群を有し、第1レンズ群には少なくとも1つずつ正と負のレンズを有し、第2レンズ群を光軸に対して略垂直に移動することで画像ぶれを補正する方法が開示されている。
特許文献2には、対物レンズの構成が、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群を有し、第2レンズ群は樹脂より成る単レンズであり、該第2レンズ群をチルトすることで、画像ぶれを補正する方法が開示されている。
特開平10−186228号公報 特開2005−62213号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示された従来技術では、像面補正レンズ群は単レンズまたは複数レンズによって成されているが、単レンズの場合は防振時の色補正を十分に行うことができず性能劣化に繋がる。また、複数レンズにおいては枚数が増えることで重量増に繋がり、防振機構の大型化に繋がる。
また特許文献2に開示された従来技術では、像面補正レンズ群は樹脂単レンズであるため、防振時の色補正を十分に行うことができず、色にじみの原因に繋がり性能劣化が大きくなる傾向となる。
そこで、本発明の目的は、補正角が大きい場合でも性能劣化を低減可能であり尚且つ小型軽量な観察光学機器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る観察光学機器は、
物体側から順に、全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と正立用光学系と前記正立用光学系により眼側に形成された正立像を拡大して眼視するための全体として正の屈折力を有する接眼レンズ系により構成された光学系において、
前記対物レンズ系には少なくとも1枚の正の屈折力を有する第1レンズ群と1枚の負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、
前記第2レンズ群には回折光学面を少なくとも1面有し、
前記第2レンズ群は、光軸に対して略直交する方向に移動させることにより像を変位させて像安定化を行う防振レンズ群であることを特徴とする。
本発明によれば、補正角が大きい時の性能劣化を低減し尚且つ小型軽量な観察光学機器の提供を実現できる。
本発明の第1実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図 本発明の第1実施形態に係る収差を示す図 本発明の第1実施形態に係る手ぶれ補正を行ってない場合の横収差を示す図 本発明の第1実施形態に係る防振レンズ群を1.1mmシフトした場合の横収差を示す図 本発明の第2実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図 本発明の第2実施形態に係る収差を示す図 本発明の第2実施形態に係る手ぶれ補正を行ってない場合の横収差を示す図 本発明の第2実施形態に係る防振レンズ群を1.1mmシフトした場合の横収差を示す図 本発明の第3実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図 本発明の第3実施形態に係る収差を示す図 本発明の第3実施形態に係る手ぶれ補正を行ってない場合の横収差を示す図 本発明の第3実施形態に係る防振レンズ群を1.1mmシフトした場合の横収差を示す図 本発明の第4実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図 本発明の第4実施形態に係る収差を示す図 本発明の第4実施形態に係る手ぶれ補正を行ってない場合の横収差を示す図 本発明の第4実施形態に係る防振レンズ群を1.1mmシフトした場合の横収差を示す図 本発明の第5施形態に係る観察光学機器の構成を示す図 本発明の第5実施形態に係る収差を示す図 本発明の第5実施形態に係る手ぶれ補正を行ってない場合の横収差を示す図 本発明の第5実施形態に係る防振レンズ群を1.1mmシフトした場合の横収差を示す図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかわる観察光学機器である。
本発明の像振れ補正機能を有する観察光学機器は、物体側から順に、全体として正の屈折力を有する対物レンズ系と正立用光学系と前記正立用光学系により眼側に形成された正立像を拡大して眼視するための全体として正の屈折力を有する接眼レンズ系により構成された光学系において、前記対物レンズ系には少なくとも1枚の正の屈折力を有する第1レンズ群と1枚の負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、前記第2レンズ群には回折光学面を少なくとも1面有し、前記第2レンズ群は、光軸に対して略直交する方向に移動させることにより像を変位させて像安定化を行う防振レンズ群から構成されている。
また、前記対物レンズ系の焦点距離をf、前記第kレンズ群を構成している物体側からi番目のレンズの焦点距離およびアッベ数をfki,νki、回折光学面の焦点距離およびアッベ数をfDOEki,νDOEとしたとき、以下の式を満足するようにしている。
Figure 2021056263
Figure 2021056263
k=1,2、i=1,2,・・・、
fDOEki=−1/(2×a1),a1:光路差関数の係数
νDOE=λd/(λF−λc)、λd,λF,λC:d線、F線、C線の波長
ただし、回折光学面の焦点距離およびアッベ数は該当する面があるときのみ適用する。
条件式(1)の範囲を超えると、軸上色収差が大きくなり見えが悪化する。
条件式(2)の範囲を超えると、防振時の色滲みが大きくなり見えが悪化する。
さらに、前記第1レンズ群は、少なくとも1面に回折光学面を有する正の屈折力を持つ1枚のレンズから構成されている。回折光学面を第1レンズ群に配設することで、軸上色補正を1枚のレンズにて対応でき、見えの改善および軽量化を図ることが出来る。
また、前記第2レンズ群は、樹脂レンズで構成されている。像安定化を行う防振レンズ群を軽量化することで、レンズを駆動させるメカ機構および電気機構の簡素化となり、軽量化を図ることが出来る。
前記防振レンズ群の最前レンズ面と最終レンズ面の曲率半径によるシェープファクタSFを以下の条件式を満足するようにしている。
−1.2≦SF≦0・・・・・(3)
SF=(r2+r1)/(r2−r1)
r1:防振レンズ群の最前レンズ面の曲率半径
r2:防振レンズ群の最終レンズ面の曲率半径
条件式(3)の範囲を超えると、防振レンズ群の偏心コマ収差が悪化する。
以下、図1,図2,図3,図4を参照して、本発明の第1の実施例による、観察光学機器について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図である。
図中101は対物レンズであり、第1レンズ群101a、防振レンズ群である第2レンズ群101bを有している。102は像面、103はポロプリズムやポロミラー、ペンタプリズムなどの像反転手段である正立用光学系を表している。103はプリズム等により構成されるが、図中では光路を展開して記載している。104は光軸、105は接眼レンズ、106はアイポイントである。
本実施形態では、防振レンズ群101bを光軸と垂直方向に移動させて手ぶれ等の画像ぶれを補正している。表1は本実施形態の光学系の数値例を示したものである。
第2レンズ群101b内の最終レンズ面に単層型回折光学面DOEを有している。
図2は、本実施形態の収差図を示している。図2で(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差をあらわしている。図中に示した、d,F,Cはそれぞれ、d線、F線、C線を表している。M,Sは、メリジオナル、サジタル像面を表している。以後の実施例でもこの記載については同様である為説明は省略する。
本実施形態では、防振レンズ群を光軸と垂直方向に移動して手ぶれ補正を行うため、手ぶれ補正時における光学性能を図3、図4に示す。
図3は、手ぶれ補正を行っていない場合の横収差を表したものであり、(a)は画角ω=0°、(b)は画角ω=1.65°の場合である。
図4は、防振レンズ群を1.1mmシフト(補正角1°相当)させた場合の横収差図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ画角ω=0°,1.65°,−1.65°の場合を示している。
本実施形態では、画角は6.6°までであるため、ω=1.65°,−1.65°は、半画角5割までを示している。この点についても、以後の説明は省略する。
図4より、手ぶれ補正時も性能が良好であることが分かる。特に望遠鏡等の観察光学機器では中心付近の解像力が重要であるが、図4からも収差の劣化が少ないことが分かる。
本実施形態では、接眼レンズ105として3群4枚のレンズ構成のものを示したが、是に限定するものでなく、ケルナー型等のものを使用しても良い。また、本実施形態においての焦点調節は、対物レンズ101中の一部、若しくは全部、あるいは接眼レンズ105を移動させても良いし、あるいは正立用光学系103によって行ってもよくその方法については特に限定しない。
Figure 2021056263
尚、非球面式は下記式で定義される。
Figure 2021056263
また、回折面(DOE)の定義は下記の光路差関数Ψで表される。回折面は同心円状で階段状に削られ形成されており、基板面に対する削り量が下記の削り量の式で表される。
Figure 2021056263
Figure 2021056263
ただし、隣り合う媒質が空気のときは、n’=1とする。
以下、図5,図6,図7,図8を参照して、本発明の第2の実施例による、観察光学機器について説明する。
図5は、本発明に係る実施形態2の観察光学機器の構成を示す図である。
図中201は対物レンズであり、第1レンズ群201a、防振レンズ群である第2レンズ群201bを有している。202は像面、203は像反転手段である正立用光学系を表している。203はポロプリズムやポロミラー、ペンタプリズム等により構成されるが、図中では光路を展開して記載している。204は光軸、205は接眼レンズ、206はアイポイントである。
本実施形態では、防振レンズ群201bを光軸と垂直する方向に移動させて手ぶれ等による画像ぶれを補正している。
第1レンズ群201a内の物体側から1番目のレンズの眼側の面において、単層型回折光学面DOEを有している。さらに、第2レンズ群201b内の最終レンズ面に単層型回折光学面DOEを有している。
表2は本実施形態の光学系の数値を示したものである。図6は、本実施例の収差図を示している。
本実施形態では、防振レンズ群を光軸と垂直方向に移動して手ぶれ補正を行う為、手ぶれ補正時における光学性能を図7、図8に示す。
図7は、手ぶれ補正を行っていない場合の横収差を表したものであり、(a)は画角ω=0°,(b)は画角ω=1.65°の場合である。図8は防振レンズ群を1.1mmシフト(補正角1°相当)させた場合の横収差図であり、(a)、(b)、(c)はそれぞれ画角ω=0°,1.65°,−1.65°の場合を示している。以上より、手ぶれ補正時も性能が良好であることが分かる。
Figure 2021056263
以下、図9,図10,図11,図12を参照して、本発明の第3の実施例による、観察光学機器について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図である。
図中301は対物レンズであり、第1レンズ群301a、防振レンズ群である第2レンズ群301bを有している。302は像面、303はポロプリズムやポロミラー、ペンタプリズムなどの像反転手段である正立用光学系を表している。303はプリズム等により構成されるが、図中では光路を展開して記載している。304は光軸、305は接眼レンズ、306はアイポイントである。
本実施形態では、防振レンズ群301bを光軸と垂直方向に移動させて手ぶれ等の画像ぶれを補正している。第1レンズ群301a内の物体側から1番目のレンズの眼側の面において、単層型回折光学面DOEを有している。さらに、第2レンズ群301b内の最終レンズ面に単層型回折光学面DOEを有している。
表3は本実施形態の光学系の数値例を示したものである。図10は、本実施形態の収差図を示している。図10で(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差をあらわしている。
本実施形態では、防振レンズ群を光軸と垂直方向に移動して手ぶれ補正を行うため、手ぶれ補正時における光学性能を図11、図12に示す。
図11は、手ぶれ補正を行っていない場合の横収差を表したものであり、(a)は画角ω=0°、(b)は画角ω=1.65°の場合である。図12は、防振レンズ群を1.1mmシフト(補正角1°相当)させた場合の横収差図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ画角ω=0°,1.65°,−1.65°の場合を示している。
Figure 2021056263
以下、図13,図14,図15,図16を参照して、本発明の第4の実施例による、観察光学機器について説明する。
図13は、本発明の実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図である。
図中401は対物レンズであり、第1レンズ群401a、防振レンズ群である第2レンズ群401bを有している。402は像面、403はポロプリズムやポロミラー、ペンタプリズムなどの像反転手段である正立用光学系を表している。403はプリズム等により構成されるが、図中では光路を展開して記載している。404は光軸、405は接眼レンズ、406はアイポイントである。
本実施形態では、防振レンズ群401bを光軸と垂直方向に移動させて手ぶれ等の画像ぶれを補正している。第1レンズ群401a内のレンズは1枚で構成されており、眼側の面において、単層型回折光学面DOEを有している。さらに、第2レンズ群401b内の最終レンズ面に単層型回折光学面DOEを有している。
表4は本実施形態の光学系の数値例を示したものである。図14は、本実施形態の収差図を示している。図14で(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差をあらわしている。
本実施形態では、防振レンズ群を光軸と垂直方向に移動して手ぶれ補正を行うため、手ぶれ補正時における光学性能を図15、図16に示す。
図15は、手ぶれ補正を行っていない場合の横収差を表したものであり、(a)は画角ω=0°、(b)は画角ω=1.65°の場合である。図16は、防振レンズ群を1.1mmシフト(補正角1°相当)させた場合の横収差図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ画角ω=0°,1.65°,−1.65°の場合を示している。
Figure 2021056263
以下、図17,図18,図19,図20を参照して、本発明の第5の実施例による、観察光学機器について説明する。
図17は、本発明の実施形態に係る観察光学機器の構成を示す図である。
図中501は対物レンズであり、第1レンズ群501a、防振レンズ群である第2レンズ群501bを有している。502は像面、503はポロプリズムやポロミラー、ペンタプリズムなどの像反転手段である正立用光学系を表している。503はプリズム等により構成されるが、図中では光路を展開して記載している。504は光軸、505は接眼レンズ、506はアイポイントである。
本実施形態では、防振レンズ群501bを光軸と垂直方向に移動させて手ぶれ等の画像ぶれを補正している。第1レンズ群501a内の物体側から1番目のレンズの眼側の面において、密着複層型回折光学面DOEを有している。さらに、第2レンズ群501b内の最終レンズ面に密着複層型回折光学面DOEを有している。
表5は本実施形態の光学系の数値例を示したものである。図18は、本実施形態の収差図を示している。図18で(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差をあらわしている。
本実施形態では、防振レンズ群を光軸と垂直方向に移動して手ぶれ補正を行うため、手ぶれ補正時における光学性能を図19、図20に示す。
図19は、手ぶれ補正を行っていない場合の横収差を表したものであり、(a)は画角ω=0°、(b)は画角ω=1.65°の場合である。図20は、防振レンズ群を1.1mmシフト(補正角1°相当)させた場合の横収差図であり、(a),(b),(c)はそれぞれ画角ω=0°,1.65°,−1.65°の場合を示している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
Figure 2021056263
Figure 2021056263
101 対物レンズ、101a 第1レンズ群、101b 第2レンズ群、
102 像面、103 正立用光学系、104 光軸、105 接眼レンズ、
106 アイポイント

Claims (5)

  1. 物体側から順に、全体で正の屈折力を有する対物レンズ系と正立用光学系と前記正立用光学系により眼側に形成された正立像を拡大して眼視するための全体で正の屈折力を有する接眼レンズ系とより構成された光学系において、
    前記対物レンズ系には少なくとも1枚の正の屈折力を有する第1レンズ群と1枚の負の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、
    前記第2レンズ群には回折光学面を少なくとも1面有し、
    前記第2レンズ群は、光軸に対して略直交する方向に移動させることにより像を変位させて像安定化を行う防振レンズ群であることを特徴とする観察光学機器。
  2. 前記対物レンズ系の焦点距離をf、前記第kレンズ群を構成している物体側からi番目のレンズの焦点距離およびアッベ数をfki,νki、回折光学面の焦点距離およびアッベ数をfDOEki,νDOEとしたとき、
    以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の観察光学機器。
    Figure 2021056263
    Figure 2021056263
    k=1,2、i=1,2,・・・、
    fDOEki=−1/(2×a1),a1:光路差関数の係数
    νDOE=λd/(λF−λc)、λd,λF,λC:d線、F線、C線の波長
    ただし、回折光学面の焦点距離およびアッベ数は該当する面があるときのみ適用する。
  3. 前記第1レンズ群は、少なくとも1面に回折光学面を有する正の屈折力を持つ1枚のレンズから構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の観察光学機器。
  4. 前記第2レンズ群は、樹脂レンズであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の観察光学機器。
  5. 前記第2レンズ群の最前レンズ面と最終レンズ面の曲率半径によるシェープファクタSFを以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の観察光学機器。
    −1.2≦SF≦0・・・・・(3)
    SF=(r2+r1)/(r2−r1)
    r1:第2レンズ群の最前レンズ面の曲率半径
    r2:第2レンズ群の最終レンズ面の曲率半径
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