JP2021026194A - 光学系 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮像装置を薄型に構成可能な広角光学系を得ること。【解決手段】 全画角90度以上の画角を有する広角光学系において、物体側から像側へ順に第1の光軸上に配置され、1枚の負レンズよりなる物体側レンズ群第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を有する光路偏向部材第2の光軸上に配置され、合成で正の屈折力を有する像側レンズ群より構成し下記条件式を満足すること。1.9<Nd_G1<2.50 …(1)10.0<νd_G1<40.0 …(2)−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)【選択図】図1
Description
本発明は、小型な撮像光学系に関する。例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェアラブルデバイス等に好適な広角光学系に関する。
近年、電子撮像素子を用いた撮像装置においては、ウェアラブルデバイス等への搭載を目論み、装置全体が薄型化可能な構成であることが要望されている。また、前記撮像装置に用いられる光学系としては、一度の撮影で広画角を撮影可能な構成とするため、全画角で90度を超えるような広角光学系が求められている。
ここで、光学系を薄型化できる構成として、光学系中に反射面を配置することで光軸を屈曲した構成が知られている。(特許文献1)
とくに、ウェアラブルデバイスへ搭載する撮像装置において、光学系はレンズユニットの薄型化を実現することが重要である。光学系の薄型化を実現する構成として、光学系中に光路偏向部材を配し光軸を屈曲する所謂屈曲光学系が知られている。
上記の特許文献1の各実施例では、反射部材より物体側のレンズ群を負レンズ1枚で構成し、前記負レンズの光学材料として高屈折率材料を用いた、広角端全画角65度程度のズームレンズを開示している。
ここで、上記の特許文献1に開示された屈折力配置は正群先行型のズームレンズ構成であり、最も物体側に配置された負レンズは軸外光束の取り込みと、第1レンズ群内での色消しを主に担う構成である。このため、光学系全系において、前記負レンズは比較的緩い屈折力配置をとっている。ゆえに、この屈折力配置を維持したまま、広角化をすすめると前記負レンズの屈折力が緩まりすぎる配置となり、前玉径が大型化してしまう。つまり、従来の屈折力配置にて屈曲構成をとった場合は、光学系の厚みの薄型化が困難であった。
一方、前玉径小型化を狙い前記負レンズの屈折力を強めすぎた場合は、広画角の軸外光束を取り込むために前記負レンズの像面側曲率が強まりすぎる形状となり、歪曲収差と非点収差の補正が困難であった。
つまり、屈曲配置の光学系において、反射部材の物体側に配置したレンズ群を負レンズ1枚で構成しつつ、光学系を広角化する場合には、前記負レンズについて適切な光学材料を選択するとともに屈折力配置を最適化することが重要な課題である。
本発明は、撮像装置を薄型に構成可能な広角光学系の提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る光学系は、
全画角90度以上の画角を有する広角光学系において、
物体側から像側へ順に
第1の光軸上に配置され、1枚の負レンズよりなる物体側レンズ群
第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を有する光路偏向部材
第2の光軸上に配置され、合成で正の屈折力を有する像側レンズ群
より構成し、
下記条件式を満足することを特徴としている。
全画角90度以上の画角を有する広角光学系において、
物体側から像側へ順に
第1の光軸上に配置され、1枚の負レンズよりなる物体側レンズ群
第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を有する光路偏向部材
第2の光軸上に配置され、合成で正の屈折力を有する像側レンズ群
より構成し、
下記条件式を満足することを特徴としている。
1.9<Nd_G1<2.50 …(1)
10.0<νd_G1<40.0 …(2)
−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)
Nd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線における屈折率
νd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線におけるアッベ数
fG1:物体側レンズ群の焦点距離
f:光学系全系の焦点距離
10.0<νd_G1<40.0 …(2)
−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)
Nd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線における屈折率
νd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線におけるアッベ数
fG1:物体側レンズ群の焦点距離
f:光学系全系の焦点距離
本発明によれば、撮像装置を薄型に構成可能な広角光学系の提供を実現できる。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の光学系は、物体側から像側へ順に、第1の光軸上に配置され1枚の負レンズよりなる物体側レンズ群LF、第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を有する光路偏向部材LM、第2の光軸上に配置され正の屈折力の像側レンズ群LRにて構成している。ここで、光路偏向部材LMにて光軸を偏向するとともに、物体側レンズ群LFを1枚構成とすることにより、光学系の厚みの薄型化を実現している。
また、本発明の光学系は無限遠物体合焦時の実光線(歪曲収差の影響を考慮した)主光線入射画角において、90度以上の全画角を有している。従来、全画角90度以上の光学系において、光路偏向部材LMより物体側に配置された物体側レンズ群LFの構成を負レンズ1枚で構成することは困難であった。本発明では、下記条件式を満足する光学材料と屈折力配置をとることで、物体側レンズ群LFを負レンズ1枚で構成することを実現している。
物体側レンズ群LFの負レンズのd線における屈折率をNd_G1、アッベ数をνd_G1とする。物体側レンズ群LFの負レンズのF線における屈折率をNF_G1、C線における屈折率をNC_G1とする。
物体側レンズ群LFの焦点距離をfG1とする。光学系全系の焦点距離をfとする。
物体側レンズ群LFの負レンズのd線における屈折率をNd_G1、アッベ数をνd_G1とする。物体側レンズ群LFの負レンズのF線における屈折率をNF_G1、C線における屈折率をNC_G1とする。
物体側レンズ群LFの焦点距離をfG1とする。光学系全系の焦点距離をfとする。
1.9<Nd_G1<2.50 …(1)
10.0<νd_G1<40.0 …(2)
−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)
ここで
νd_G1=(Nd_G1−1)/(NF_G1−NC_G1)
条件式(1)、(2)は物体側レンズ群LFに配置した負レンズの材料範囲を規定した条件式である。物体側レンズ群LFに配置した負レンズを条件式(1)、(2)を満たす光学材料を用いることで、90度以上の全画角を有する光学系において物体側レンズ群LFをレンズ1枚で構成することを実現している。
10.0<νd_G1<40.0 …(2)
−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)
ここで
νd_G1=(Nd_G1−1)/(NF_G1−NC_G1)
条件式(1)、(2)は物体側レンズ群LFに配置した負レンズの材料範囲を規定した条件式である。物体側レンズ群LFに配置した負レンズを条件式(1)、(2)を満たす光学材料を用いることで、90度以上の全画角を有する光学系において物体側レンズ群LFをレンズ1枚で構成することを実現している。
条件式(1)の下限を超えると、光学材料の屈折率が小さくなりすぎる。このとき、90度以上の広角光学系を構成しようとすると、負レンズの像面側開角が深くなりすぎる(像面側曲率が強くなりすぎる)形状となり、歪曲収差と非点収差の補正の両立が困難となる。一方、上限を超えると、光学材料の屈折率が大きくなりすぎる。このとき、光学材料の可視光領域の分光透過率が低下しすぎるとともに、光学材料の実現性も困難となるのでよくない。
条件式(2)の下限を超えると、光学材料のアッベ数が小さくなりすぎる。つまり、光学材料が高分散化しすぎることとなる。このとき、光学材料の可視光領域の分光透過率が低下しすぎるとともに、倍率色収差の補正が困難となる。一方、上限を超えると、光学材料のアッベ数が大きくなりすぎる。このとき、条件式(1)を同時に満足する光学材料の実現性が困難となるのでよくない。ここで、条件式(1)、(2)を同時に満足する高屈折率光学材料としては、従来の光学硝材のほか、無容器法にて生成した材料(希土類添加BaTi2O5ガラスなど)がある。
条件式(3)は物体側レンズ群LFの焦点距離と光学系全系の焦点距離の比を規定した条件式である。条件式(3)を満足することで、物体側レンズ群LFの1枚構成の実現と前玉径小型化を両立している。
条件式(3)の下限を超えると、物体側レンズ群LFの屈折力が弱まりすぎる。このとき、全画角90度以上の広角光学系を構成しようとすると、前玉径が増大し光学系全系の小型化が困難となる。一方、上限を超えると、物体側レンズ群LFの屈折力が強まりすぎる。このとき、物体側レンズ群LFを負レンズ1枚で構成することが困難となり、光学系の厚みが増大してしまうのでよくない。
より好ましくは条件式(1)乃至(3)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
1.93<Nd_G1<2.40 …(1a)
13.5<νd_G1<35.0 …(2a)
−1.6<fG1/f<−0.8 …(3a)
更に好ましくは条件式(1a)〜(3a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
13.5<νd_G1<35.0 …(2a)
−1.6<fG1/f<−0.8 …(3a)
更に好ましくは条件式(1a)〜(3a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
1.95 < Nd_G1 < 2.35 …(1b)
15.0 < νd_G1 < 30.0 …(2b)
−1.5 < fG1/f < −1.0 …(3b)
図1は本発明の実施例1の無限遠物体合焦時におけるレンズ断面図(折り曲げ状態)である。
15.0 < νd_G1 < 30.0 …(2b)
−1.5 < fG1/f < −1.0 …(3b)
図1は本発明の実施例1の無限遠物体合焦時におけるレンズ断面図(折り曲げ状態)である。
また、図2、図4、図6、図8、図10、図12は本発明の実施例1乃至6の無限遠物体合焦時におけるレンズ断面図(展開状態)である。
また、図3、図5、図7、図9、図11、図13は本発明の実施例1乃至6の無限距離物体への合焦時における縦収差図である。
各実施例の光学系は撮像装置に用いられる撮影レンズ系であり、レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)で、右方が像側である。
レンズ断面図においてLFは、負レンズ1枚よりなる物体側レンズ群である。LMは光路偏向部材である。LRは合成で正の屈折力の像側レンズ群である。Gはローパスフィルタやカバーガラスなどに相当する光学ガラスブロックである。SSは開口絞りである。IPはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する像面である。
縦収差図において、d−line、g−lineは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは撮影半画角(度)、FnoはFナンバーである。また、実施例1乃至5に対応する歪曲収差は等立体角射影(像高をY、焦点距離をf、画角をω、正弦関数をsinとしたとき、Y=2*f*sin(ω/2)で表される射影)を基準として示している。また、実施例6に対応する歪曲収差は中心射影(像高をY、焦点距離をf、画角をω、正接関数をtanとしたとき、Y=f*tan(ω)で表される射影)を基準として示している。
各実施例をもとに、本発明のより好ましい構成について説明する。
本発明の光学系において、より好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
物体側レンズ群LFの負レンズの物体側面における曲率半径をG1Ra、像側面における曲率半径をG1Rbとする。(レンズ面が非球面形状の場合は、近軸曲率半径を用いることとする)像側レンズ群LRの中で最も屈折力の強い負レンズの空気中における焦点距離をfRnとする。像側レンズ群LRの焦点距離をfRとする。光学系全系のレンズ全長(平行平板のガラスブロックは空気換算)をOALとする。
−2.0<(G1Rb+G1Ra)/(G1Rb−G1Ra)<−1.0…(4)
0.5<fG1/fRn<2.0 …(5)
−1.0<fG1/fR<−0.3 …(6)
5.0<OAL/f<15.0 …(7)
条件式(4)は物体側レンズ群LFを構成する負レンズの形状を規定する条件式である。前記負レンズの形状を最適化することで、広画角の光束を取り込みつつ歪曲収差と非点収差をバランスよく補正している。
0.5<fG1/fRn<2.0 …(5)
−1.0<fG1/fR<−0.3 …(6)
5.0<OAL/f<15.0 …(7)
条件式(4)は物体側レンズ群LFを構成する負レンズの形状を規定する条件式である。前記負レンズの形状を最適化することで、広画角の光束を取り込みつつ歪曲収差と非点収差をバランスよく補正している。
条件式(4)の下限を超えると、前記負レンズの屈折力が弱まりすぎる形状となる。このとき、光学系を広画角化しようとすると前玉径が増大することにより、屈曲構成をとった場合は光学系の厚みが増大してしまう。一方、上限を超えると、物体側レンズ群LFの負レンズの形状が両凹形状となる。このとき、負レンズの物体側面の形状が凹面となり、とくに全画角180度以上の光束を取り込むことが困難となるのでよくない。
条件式(5)は物体側レンズ群LFを構成する負レンズの焦点距離と、像側レンズ群LRの中で最も屈折力の強い負レンズの空気中での焦点距離の比を規定した条件式である。条件式(5)を満足する屈折力配置をとることで、光学系全系において倍率色収差を良好に補正している。
条件式(5)の下限を超えると、物体側レンズ群LFの負レンズの屈折力に比して像側レンズ群LRの負レンズの屈折力が弱まりすぎてしまう。このとき、光学系全系では倍率色収差が補正不足となる。一方、上限を超えると、物体側レンズ群LFの負レンズの屈折力に比して像側レンズ群LRの負レンズの屈折力が強まりすぎてしまう。このとき、光学系全系では倍率色収差が補正過剰となるのでよくない。
条件式(6)は物体側レンズ群LFを構成する負レンズの焦点距離と像側レンズ群LRの焦点距離の比を規定した条件式である。条件式(6)の数値範囲は、広画角光学系全系を小型化できる屈折力配置に最適化している。
条件式(6)の下限を超えると、像側レンズ群LRの屈折力に比して物体側レンズ群LFを構成する負レンズの屈折力が弱まりすぎる。このとき、物像側レンズ群LFを構成する負レンズの屈折力が弱まりすぎる配置となり、前玉径が増大するとともにレンズ全長が大型化する。若しくは、像側レンズ群LRの屈折力が強まりすぎる配置となり、光学性能を維持すること、とくに倍率色収差の補正が困難となる。一方、上限を超えると、像側レンズ群LRの屈折力に比して物体側レンズ群LFを構成する負レンズの屈折力が強まりすぎる。このとき、物体側レンズ群LFを構成する負レンズの屈折力が強まりすぎる配置となり、レンズ群内を負レンズ1枚で構成することが困難となることで光学系の厚みが増大する。若しくは、像側レンズ群LRの屈折力が弱まりすぎる配置となり、レンズ全長が大型化してしまうのでよくない。
条件式(7)は光学系全系のレンズと焦点距離の比を規定した条件式である。
条件式(7)の下限を超えると、レンズ全長が焦点距離に比して小さくなりすぎる。このとき、光学性能とくに像面湾曲と倍率色収差の補正が困難となる。一方、上限を超えると、レンズ全長が焦点距離に比して大きくなりすぎる。このとき、広角光学系においてはレンズ全長の増大に伴い前玉径が増大することで、光学系サイズが大型化するのでよくない。
より好ましくは条件式(4)乃至(7)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
−1.9<(G1Rb+G1Ra)/(G1Rb−G1Ra)<−1.05
…(4a)
0.6<fG1/fRn<1.8 …(5a)
−0.9<fG1/fR<−0.35 …(6a)
6.0<OAL/f<13.0 …(7a)
更に好ましくは条件式(4a)〜(7a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
…(4a)
0.6<fG1/fRn<1.8 …(5a)
−0.9<fG1/fR<−0.35 …(6a)
6.0<OAL/f<13.0 …(7a)
更に好ましくは条件式(4a)〜(7a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
−1.8<(G1Rb+G1Ra)/(G1Rb−G1Ra)<−1.1
…(4b)
0.7<fG1/fRn<1.6 …(5b)
−0.8<fG1/fR<−0.4 …(6b)
9.0<OAL/f<11.0 …(7b)
また、各実施例1〜5において、光路偏向部材LMとしてプリズム形状の素子を用いている。ここで、第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を空気中に配置せずにプリズムを用いることで、物体側レンズ群LFのレンズ径の増大を抑制している。
…(4b)
0.7<fG1/fRn<1.6 …(5b)
−0.8<fG1/fR<−0.4 …(6b)
9.0<OAL/f<11.0 …(7b)
また、各実施例1〜5において、光路偏向部材LMとしてプリズム形状の素子を用いている。ここで、第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を空気中に配置せずにプリズムを用いることで、物体側レンズ群LFのレンズ径の増大を抑制している。
ここで、屈折率媒質の空気換算長Lairは下記のように表される。
Lair=Dpr/Nd
Nd:媒質の屈折率
Dpr:媒質の厚さ
つまり、光学系光路中に反射面を配置する場合、空気中に反射面のみを配置するのと比して、プリズム(Nd>1.0の屈折率媒質中)に反射面を配置すると空気換算長Lairを小さくすることができる。つまり、光路偏向部材LMとしてプリズムを用いると、空気中に反射面を配置した場合と比して、絞り面SSから物体側レンズ群LFまでの間隔をより短縮したのと等価な状態となる。このとき、物体側レンズ群LFは、より入射瞳位置に近づく配置となるため、物体側レンズ群LFのレンズ径をより小型に構成することができる。
Nd:媒質の屈折率
Dpr:媒質の厚さ
つまり、光学系光路中に反射面を配置する場合、空気中に反射面のみを配置するのと比して、プリズム(Nd>1.0の屈折率媒質中)に反射面を配置すると空気換算長Lairを小さくすることができる。つまり、光路偏向部材LMとしてプリズムを用いると、空気中に反射面を配置した場合と比して、絞り面SSから物体側レンズ群LFまでの間隔をより短縮したのと等価な状態となる。このとき、物体側レンズ群LFは、より入射瞳位置に近づく配置となるため、物体側レンズ群LFのレンズ径をより小型に構成することができる。
ここで、光路偏向部材LMに配置する反射面としては、金属膜や誘電体多層膜を用いたものであってもよいが、とくにプリズムを用いる場合には全反射面とすることが好ましい。反射面として全反射面を用いることで、反射面における光量損失などを最小限とすることができる。
光路偏向部材LMとしてプリズム形状の素子を用いる場合、プリズムの材料のd線における屈折率をNdPRとしたとき、下記条件式を満足するのがよい。
1.8<NdPR<2.5 …(8)
条件式(8)を満足する屈折率にて光路偏向部材LMを構成することにより、前述のように物体側レンズ群LFのレンズ径を小型化するとともに、全反射の臨界角をより小さくすることができる。
条件式(8)を満足する屈折率にて光路偏向部材LMを構成することにより、前述のように物体側レンズ群LFのレンズ径を小型化するとともに、全反射の臨界角をより小さくすることができる。
条件式(8)の下限を超えると、光路偏向部材LMを構成する材料の屈折率が小さくなりすぎる。このとき、物体側レンズ群LFのレンズ径が大型化しすぎるとともに、臨界角が大きくなり反射面にける全光束が全反射条件を満たすことが困難となる。一方、上限を超えると、光路偏向部材LMを構成する材料の屈折率が大きくなりすぎる。このとき、材料の可視光領域の分光透過率が低下しすぎるとともに、光学材料の実現性も困難となるのでよくない。
より好ましくは条件式(8)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
1.9<NdPR<2.4 …(8a)
更に好ましくは条件式(8a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
更に好ましくは条件式(8a)の数値範囲を以下の範囲とするのがよい。
1.95<NdPR<2.3 …(8b)
また、実施例4、5において、光路偏向部材LMは屈折力を有する構成としている。光路偏向部材LMの屈折力を付与することで、屈折力分担と収差補正の自由度を確保し光学系の小型化と高仕様化に有利な配置をとっている。
また、実施例4、5において、光路偏向部材LMは屈折力を有する構成としている。光路偏向部材LMの屈折力を付与することで、屈折力分担と収差補正の自由度を確保し光学系の小型化と高仕様化に有利な配置をとっている。
[実施例1]
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1の光学系について説明する。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1の光学系について説明する。
実施例1は物体側から像側へ順に、第1の光軸上に配置した負レンズ1枚よりなる物体側レンズ群LF、光路偏向部材LM、第2の光軸上に配置した合成で正の屈折力の像側レンズ群LRにて構成している。光路偏向部材LMにより光軸を偏向しつつ、物体側レンズ群LFを負レンズ1枚の構成とすることで、光学系の厚みの薄型化を実現している。また、実施例1は、魚眼光学系を構成し実光線にて180度の全画角を有している。ここで、光路偏向部材LMにおける光軸の偏向角(第1の光軸と第2の光軸の成す角)は90度に設定している。また、像側レンズ群LRの像側には各種光学フィルタやカバーガラスに相当するガラスブロックGを配置している。
ここで、物体側レンズ群LFは、物体側に凸のメニスカス形状の負の両非球面レンズにて構成している。また、広角撮影光学系において、物体側レンズの構成枚数を削減しつつ非点収差を補正するため、Nd=1.9を超える高屈折率材料を非球面として配置している。また、光路偏向部材LMとして全反射プリズムを配置している。ここで、高屈折率のプリズム材料を用いることで、金属膜や誘電体多層膜を用いた反射面と比して光量損失などで有利な全反射面が利用できる構成としている。また、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、像側に凸のメニスカス形状の正レンズ、絞りSS、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の正の両非球面レンズにて構成している。ここで、像側レンズ群LRのレンズ構成と非球面形状を最適化することで、倍率色収差を良好に補正しつつ、像面湾曲と歪曲収差をバランスよく補正している。
以上のように、条件式(1)乃至(3)を同時に満足するように光学材料を選択、屈折力を適切に配置しつつ、光学系構成を最適化することにより、撮像装置を薄型に構成可能な広角光学系を実現している。
[実施例2]
以下、図4を参照して、本発明の実施例2の光学系について説明する。
以下、図4を参照して、本発明の実施例2の光学系について説明する。
実施例2の光学系の基本構成は、実施例1と同じである。実施例2は実施例1と比較して、各レンズ群の屈折力配置と群内構成、撮影画角を変更したことが異なる。
ここで、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、像側に凸のメニスカス形状の正レンズ、絞りSS、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の正の両非球面レンズにて構成している。
[実施例3]
以下、図6を参照して、本発明の実施例3の光学系について説明する。
以下、図6を参照して、本発明の実施例3の光学系について説明する。
実施例3の光学系の基本構成は、実施例1と同じである。実施例3は実施例1と比較して、各レンズ群の屈折力配置と群内形状を変更したことが異なる。
ここで、物体側レンズ群LFは、物体側に凸のメニスカス形状の負の非球面レンズにて構成している。また、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、像側に凸のメニスカス形状の正レンズ、絞りSS、両凸レンズと両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、両凸レンズと像側に凸のメニスカス形状の負レンズの接合レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の正の両非球面レンズにて構成している。
[実施例4]
以下、図8を参照して、本発明の実施例4の光学系について説明する。
以下、図8を参照して、本発明の実施例4の光学系について説明する。
実施例4の光学系の基本構成は、実施例1と同じである。実施例4は実施例1と比較して、各レンズ群の屈折力配置と群内形状を変更、撮影画角を変更するとともに、とくに光路変更部材LMについてパワーを有する構成としたことが異なる。
ここで、光路偏向部材LMは、平面にて構成した全反射プリズムの像側に平凸レンズを接合し、正の屈折力を有する構成としている。光路変更部材LMに正の屈折力を与えることで、絞りより物体側に配置されたレンズ群の構成枚数を削減しつつ、前記レンズ群内における色消しと収差補正を良好に実現している。また、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、絞りSS、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の正の両非球面レンズにて構成している。
[実施例5]
以下、図10を参照して、本発明の実施例5の光学系について説明する。
以下、図10を参照して、本発明の実施例5の光学系について説明する。
実施例5の光学系の基本構成は、実施例1と同じである。実施例5は実施例1と比較して、各レンズ群の屈折力配置と群内形状を変更、撮影画角を変更するとともに、とくに光路変更部材LMについてパワーを有する構成としたことが異なる。
ここで、光路偏向部材LMは、全反射プリズムの物体側に曲率を持たせることで負の屈折力を有する構成としている。光路変更部材LMに負の屈折力を与えることで、物体側レンズ群LF内の負レンズの屈折力を分担し、歪曲収差と非点収差の補正をより良好に実現している。また、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、両凸レンズ、絞りSS、両凸レンズ、両凹レンズと両凸レンズの接合レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の正の両非球面レンズにて構成している。
[実施例6]
以下、図12を参照して、本発明の実施例6の光学系について説明する。
以下、図12を参照して、本発明の実施例6の光学系について説明する。
実施例6の光学系の基本構成は、実施例1と同じである。実施例6は実施例1と比較して、屈折力配置とともに射影方式を変更し、光路変更部材をミラー系で構成したことが異なる。
ここで、実施例6は、中心射影の射影方式をとり、実光線にて約104度の全画角を有している。また、物体側レンズ群LFは、物体側に凸のメニスカス形状の負の非球面レンズにて構成している。また、光路偏向部材LMとしては反射ミラーを想定し、光軸の偏向角(第1の光軸と第2の光軸の成す角)は90度に設定している。光路偏向部材LMに反射ミラーを用いることで、全反射プリズムを用いる場合と比して光量的には不利となるものの、光学系全系のレンズ重量を軽量化することができる。また、像側レンズ群LRは、物体側から像側へ順に、両凸レンズ、絞りSS、物体側に凸のメニスカス形状の正レンズ、物体側に凸のメニスカス形状の負レンズと両凸レンズの接合レンズ、像側に凸のメニスカス形状の負の両非球面レンズにて構成している。
ここで、各実施例において、無限遠物体から近距離物体への合焦動作に関しては、レンズ群の一部を移動する部分フォーカス方式、センサを像側へ移動するセンサ移動方式など、各種手法が適用できる。なお、広角光学系における深い被写体深度を用いて、合焦動作を実施しない構成としてもよい。
また、手ぶれの補正に際しては、各レンズ群の少なくとも一部を光軸と垂直方向の成分を有するように変位する構成、撮像素子を変位する構成など、各種公知の手法を適用してもよい。
また、歪曲収差については、基準となる射影方式(実施例1〜5では等立体角射影、実施例6では中心射影)に対応する補正のほか、異なる射影方式への変換など、各種公知の手法を適用し電子的に処理してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に、本発明の数値実施例を示す。ここで、光路偏向素子による光軸偏向は同軸の光軸上に展開した状態として、光学系諸数値を記載している。また、光路偏向素子による反射面位置(第1の光軸と第2の光軸上での交点位置)はダミー面を配置している。
各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、riはレンズ面の曲率半径である。diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔である。ndi、νdiはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数を示す。*は非球面であることを示す。また、k、A4、A6、A8、A10、A12は非球面係数である。
非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)2}1/2]+A4・h4+A6・h6+A8・h8+A10・h10
で表される。但しRは近軸曲率半径である。
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)2}1/2]+A4・h4+A6・h6+A8・h8+A10・h10
で表される。但しRは近軸曲率半径である。
なお、バックフォーカスBFはガラスブロックGの最終面からの距離で表している。また、バックフォーカスに関しては、ガラスブロックGを空気換算した数値をBF(in air)として表している。
また、前述の各条件式と各数値実施例との関係を表1に示す。
(数値実施例1)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 37.013 0.35 2.08300 24.9 5.09
2* 2.115 1.24 3.29
3 ∞ 1.70 2.10420 17.0 3.40
4 ∞ 1.70 2.10420 17.0 3.40(反射面)
5 ∞ 0.28 3.40
6 -21.006 1.50 2.08300 24.9 2.39
7 -4.335 0.39 2.19
8(絞り) ∞ 0.95 1.67
9 3.594 1.60 1.48749 70.2 2.47
10 -4.163 0.45 2.74
11 -2.698 0.30 1.80809 22.8 2.74
12 4.477 2.30 1.53775 74.7 3.25
13 -2.891 0.10 4.15
14* 3.568 1.40 1.53110 55.9 4.58
15* 10.303 1.27 4.54
16 ∞ 0.35 1.51633 64.1 6.00
17 ∞ 0.30 6.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.05748e-002 A 6=-1.50010e-003 A 8= 8.47792e-005 A10=-1.51583e-006
第2面
K =-1.33267e+000 A 4= 3.53105e-002 A 6= 1.98097e-003 A 8= 2.51305e-003 A10=-3.96806e-004
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.48421e-003 A 6= 7.97885e-004 A 8=-3.05483e-004 A10= 5.12812e-006
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.51172e-003 A 6= 3.08332e-003 A 8=-1.00678e-003 A10= 7.33067e-005
焦点距離 1.66
Fナンバー 2.88
画角(実光線) 90.00
像高 2.33
レンズ全長(in air) 16.07
BF(in air) 1.80
入射瞳位置 1.57
射出瞳位置 -32.90
前側主点位置 3.15
後側主点位置 -1.36
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -2.08 0.35 0.18 0.01
LM 3 ∞ 3.40 0.81 -0.81
LR 6 4.48 8.99 4.89 -6.26
G 16 ∞ 0.35 0.12 -0.12
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -2.08
LM 3 0.00
LM 4 0.00
4 6 4.82
5 9 4.24
6 11 -2.05
7 12 3.67
8 14 9.58
G 16 0.00
(数値実施例2)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 12.346 0.35 1.95150 29.8 5.54
2* 1.713 1.42 3.31
3 ∞ 1.70 2.00272 19.3 3.40
4 ∞ 1.70 2.00272 19.3 3.40
5 ∞ 0.28 3.40
6 -34.930 0.90 1.80810 22.8 1.84
7 -3.779 0.35 1.64
8(絞り) ∞ 1.30 1.62
9 7.533 1.40 1.59522 67.7 2.55
10 -9.506 0.28 3.03
11 -6.131 0.30 1.80810 22.8 3.12
12 2.921 2.20 1.77250 49.6 3.68
13 -19.175 0.10 4.46
14 9.167 1.50 1.59522 67.7 4.92
15 -6.554 0.10 5.08
16* 2.959 0.80 1.53110 55.9 4.92
17* 3.292 1.54 4.81
18 ∞ 0.50 1.51633 64.1 6.00
19 ∞ 0.35 6.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.52477e-003 A 6=-1.14643e-004
第2面
K =-6.78164e-001 A 4= 1.87978e-002 A 6= 3.00219e-003 A 8=-1.17726e-004 A10= 5.79981e-004
第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.41831e-003 A 6= 2.37210e-003 A 8=-5.26172e-004 A10= 1.22604e-006
第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.92702e-003 A 6= 7.44489e-003 A 8=-1.89010e-003 A10= 1.11791e-004
焦点距離 1.64
Fナンバー 2.88
画角(実光線) 91.15
像高 2.33
レンズ全長(in air) 16.91
BF(in air) 2.23
入射瞳位置 1.63
射出瞳位置 -32.29
前側主点位置 3.19
後側主点位置 -1.29
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -2.12 0.35 0.21 0.03
LM 3 ∞ 3.40 0.85 -0.85
LR 6 4.40 9.23 4.60 -5.59
G 18 ∞ 0.50 0.16 -0.16
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -2.12
LM 3 0.00
LM 4 0.00
4 6 5.18
5 9 7.28
6 11 -2.41
7 12 3.43
8 14 6.66
9 16 30.06
G 18 0.00
(数値実施例3)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 9.180 0.35 2.31200 17.0 4.60
2* 1.976 1.07 3.17
3 ∞ 1.75 1.95906 17.5 3.50
4 ∞ 1.75 1.95906 17.5 3.50
5 ∞ 0.29 3.50
6 -15.868 1.22 2.10420 17.0 1.87
7 -4.228 0.38 1.72
8(絞り) ∞ 2.12 1.70
9 5.085 1.72 1.53775 74.7 3.70
10 -3.974 0.30 1.92286 20.9 3.86
11 5.176 1.76 1.77250 49.6 4.32
12 -6.042 0.10 4.71
13 63.153 1.77 1.85150 40.8 4.85
14 -4.350 0.40 1.89286 20.4 4.93
15 -10.296 0.10 5.03
16* 2.796 0.81 1.63550 23.9 4.71
17* 2.515 1.47 4.40
18 ∞ 0.35 1.51633 64.1 6.00
19 ∞ 0.30 6.00
像面 ∞
非球面データ
第2面
K =-1.50342e+000 A 4= 2.46622e-002 A 6= 4.42553e-003 A 8=-1.67875e-003 A10= 6.43726e-004
第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.78281e-003 A 6= 2.84588e-003 A 8=-6.82659e-004 A10= 4.90358e-006
第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.52617e-002 A 6= 9.89636e-003 A 8=-2.59773e-003 A10= 1.36247e-004
焦点距離 1.66
Fナンバー 2.88
画角(実光線) 90.00
像高 2.33
レンズ全長(in air) 17.89
BF(in air) 2.00
入射瞳位置 1.52
射出瞳位置 -29.06
前側主点位置 3.09
後側主点位置 -1.36
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -1.97 0.35 0.20 0.04
LM 3 ∞ 3.50 0.89 -0.89
LR 6 4.42 10.67 4.60 -6.14
G 18 ∞ 0.35 0.12 -0.12
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -1.97
LM 3 0.00
LM 4 0.00
4 6 4.95
5 9 4.44
6 10 -2.40
7 11 3.87
8 13 4.84
9 14 -8.71
10 16 340.88
G 18 0.00
(数値実施例4)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 11.962 0.35 2.08100 27.6 6.07
2* 2.061 1.71 3.73
3 ∞ 1.90 1.92286 20.9 3.80
4 ∞ 1.90 1.92286 20.9 3.80
5 ∞ 1.20 1.80810 22.8 3.80
6 -4.695 0.43 2.34
7(絞り) ∞ 1.39 2.31
8 4.289 1.20 1.71300 53.9 3.10
9 -77.403 0.27 3.24
10 -16.141 0.30 1.94595 18.0 3.28
11 3.441 2.00 1.77250 49.6 3.47
12 -6.809 0.10 3.93
13* 2.529 0.85 1.53110 55.9 4.14
14* 2.605 1.56 4.19
15 ∞ 0.35 1.51633 64.1 6.00
16 ∞ 0.30 6.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.75036e-003 A 6=-3.61434e-004 A 8= 1.02437e-005
第2面
K =-4.83246e-001 A 4= 1.26377e-002 A 6= 2.62195e-003 A 8= 1.06320e-004 A10= 1.29558e-004
第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.57747e-003 A 6= 5.43632e-004 A 8=-6.94859e-004 A10=-2.83745e-005
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.28449e-003 A 6= 4.36122e-003 A 8=-2.36717e-003 A10= 1.85462e-004
焦点距離 1.63
Fナンバー 2.00
画角(実光線) 93.00
像高 2.33
レンズ全長(in air) 15.68
BF(in air) 2.09
入射瞳位置 1.78
射出瞳位置 -7.70
前側主点位置 3.08
後側主点位置 -1.33
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -2.35 0.35 0.21 0.04
LM 3 5.81 5.00 2.64 0.00
LR 7 4.85 6.11 2.08 -2.27
G 15 ∞ 0.35 0.12 -0.12
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -2.35
LM 3 0.00
LM 4 0.00
LM 5 5.81
5 8 5.73
6 10 -2.98
7 11 3.23
8 13 33.43
G 15 0.00
(数値実施例5)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1* 21.863 0.35 2.08300 24.9 5.46
2* 2.474 1.46 3.36
3 -5.164 1.75 1.95375 32.3 3.50
4 ∞ 1.75 1.95375 32.3 3.50
5 ∞ 0.17 3.50
6 6.958 1.50 2.00272 19.3 2.05
7 -9.662 0.35 1.78
8(絞り) ∞ 0.39 1.76
9 3.642 1.60 1.59522 67.7 1.74
10 -5.122 0.29 2.14
11 -2.994 0.30 1.89286 20.4 2.19
12 2.995 2.30 1.69680 55.5 2.57
13 -4.504 0.59 3.70
14* 3.382 1.40 1.53110 55.9 4.70
15* 11.284 1.63 4.72
16 ∞ 0.35 1.51633 64.1 6.00
17 ∞ 0.30 6.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.31422e-002 A 6=-1.33079e-003 A 8= 7.02527e-005 A10=-1.08069e-006
第2面
K = 9.74615e-001 A 4= 1.18223e-002 A 6=-2.94075e-004 A 8= 8.16718e-004 A10=-1.45281e-004
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.80231e-003 A 6= 6.37667e-004 A 8=-2.41792e-004 A10= 2.59885e-006
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.73650e-003 A 6= 3.34589e-003 A 8=-1.03627e-003 A10= 6.74208e-005
焦点距離 1.64
Fナンバー 2.88
画角(実光線) 89.43
像高 2.33
レンズ全長(in air) 16.37
BF(in air) 2.16
入射瞳位置 1.68
射出瞳位置 -13.47
前側主点位置 3.13
後側主点位置 -1.34
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -2.60 0.35 0.19 0.02
LM 3 -5.41 3.50 -0.00 -1.79
LR 6 4.14 8.72 3.60 -6.55
G 16 ∞ 0.35 0.12 -0.12
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -2.60
LM 3 -5.41
LM 4 0.00
4 6 4.22
5 9 3.84
6 11 -1.64
7 12 2.95
8 14 8.57
G 16 0.00
(数値実施例6)
単位 mm
面データ
面番号 r d nd vd 有効径
1 12.040 0.50 2.08100 27.6 7.00
2* 3.175 1.61 5.32
3 ∞ 2.70 5.40
4 ∞ 2.70 5.40
5 ∞ 0.20 5.40
6 49.025 0.85 2.00069 25.5 3.80
7 -11.976 0.10 3.88
8(絞り) ∞ 1.89 3.87
9 5.888 1.40 1.48749 70.2 4.27
10 106.670 1.88 4.36
11 7.798 0.40 2.00272 19.3 4.71
12 2.766 3.10 1.59522 67.7 4.43
13 -24.911 0.10 5.24
14* -32.124 1.50 1.53110 55.9 5.30
15* -82.682 3.85 5.80
16 ∞ 0.35 1.51633 64.1 10.00
17 ∞ 0.30 10.00
像面 ∞
非球面データ
第2面
K =-9.57595e-001 A 4= 2.94811e-003 A 6= 9.72576e-005 A 8= 4.00735e-006 A10= 4.46265e-007
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.94454e-003 A 6= 2.73585e-004 A 8=-2.85773e-005 A10= 5.33822e-006
第15面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.44435e-003 A 6= 1.36772e-004 A 8=-1.26892e-005 A10= 1.39912e-006
焦点距離 3.88
Fナンバー 2.88
画角(実光線) 51.74
像高 3.88
レンズ全長(in air) 23.32
BF(in air) 4.38
入射瞳位置 3.01
射出瞳位置 -12.45
前側主点位置 5.71
後側主点位置 -3.58
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
LF 1 -4.11 0.50 0.34 0.09
LM 3 ∞ 5.40 2.70 -2.70
LR 6 6.10 11.22 1.32 -7.47
G 16 ∞ 0.35 0.12 -0.12
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
LF 1 -4.11
2 6 9.69
3 9 12.73
4 11 -4.45
5 12 4.37
6 14 -99.94
G 16 0.00
LF 物体側レンズ群、LM 光路偏向部材、LR 像側レンズ群、
G ガラスブロック、SS 開口絞り、IP 像面
G ガラスブロック、SS 開口絞り、IP 像面
Claims (9)
- 全画角90度以上の画角を有する広角光学系において、
物体側から像側へ順に
第1の光軸上に配置され、1枚の負レンズよりなる物体側レンズ群
第1の光軸を第2の光軸へ偏向する反射面を有する光路偏向部材
第2の光軸上に配置され、合成で正の屈折力を有する像側レンズ群
より構成し
下記条件式を満足することを特徴とする光学系。
1.9<Nd_G1<2.50 …(1)
10.0<νd_G1<40.0 …(2)
−1.6<fG1/f<−0.5 …(3)
Nd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線における屈折率
νd_G1:物体側レンズ群の負レンズのd線におけるアッベ数
fG1 物体側レンズ群の焦点距離
f:光学系全系の焦点距離 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
−2.0<(G1Rb+G1Ra)/(G1Rb−G1Ra)<−1.0…(4)
G1Ra:物体側レンズ群の負レンズの物体側面における曲率半径
G1Rb:物体側レンズ群の負レンズの像側面における曲率半径 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学系。
0.5<fG1/fRn<2.0 …(5)
fRn:像側レンズ群中で最も屈折力の強い負レンズの空気中における焦点距離 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の光学系。
−1.0<fG1/fR<−0.3 …(6)
fR:像側レンズ群の焦点距離 - 下記条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の光学系。
5.0<OAL/f<15.0 …(7)
OAL:レンズ全長(最終ガラスブロックは空気換算長) - 前記光路偏向部材はプリズム形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の光学系。
- 下記条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載の光学系。
1.8<NdPR<2.5…(8)
NdPR:光路偏向部材のプリズム材料のd線における屈折率 - 前記光路偏向部材は屈折力を有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光学系。
- 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の光学系を有することを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019146912A JP2021026194A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019146912A JP2021026194A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 光学系 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021026194A true JP2021026194A (ja) | 2021-02-22 |
Family
ID=74664002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019146912A Pending JP2021026194A (ja) | 2019-08-09 | 2019-08-09 | 光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021026194A (ja) |
-
2019
- 2019-08-09 JP JP2019146912A patent/JP2021026194A/ja active Pending
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