JP2021021900A - 撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】諸収差が良好に補正される小型の撮像レンズを提供する。【解決手段】物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6と、第7レンズL7と、負の屈折力を有する第8レンズL8とを配置する。このうち第8レンズL8の像面側の面を、変曲点を有する非球面形状に形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズに係り、携帯電話機や携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラへの組み込みが好適な撮像レンズに関する。
被写体を精細に撮影したり被写体に関してより多くの情報を取得したりするためには、高画素の撮像素子とともに解像度の高い撮像レンズが必要になる。撮像レンズの高解像度化を実現するための方法の一つとして、撮像レンズを構成するレンズの枚数を諸収差の補正の難易度に応じて増加させる方法がある。しかしながら、安易なレンズ枚数の増加は撮像レンズの大型化を招き易い。撮像レンズの開発においては、光学全長(Total Track Length)の伸長を抑制しつつ解像度を向上させる必要がある。
8枚のレンズから成るレンズ構成は、撮像レンズを構成するレンズの枚数が多いことから設計上の自由度が高く、諸収差を良好に補正できる。8枚構成の撮像レンズとしては、例えば特許文献1に記載の撮像レンズが知られている。
特許文献1に記載の撮像レンズは、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負の第1レンズと、両凸形状の第2レンズと、両凹形状の第3レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正の第4レンズと、両凸形状の第5レンズと、両凹形状の第6レンズと、像面側に凸面を向けたメニスカス形状の負の第7レンズと、両凸形状の第8レンズとを備える。
特開2006−154481号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズによれば、広角端において画角が64°と広いながらも比較的良好に諸収差を補正できる。しかし、当該撮像レンズはレンズ系全体の焦点距離に対して光学全長が長いため、スマートフォン等の薄型の機器に内蔵される小型のカメラに組み込むには不向きである。特許文献1に記載の撮像レンズによっては、小型化や低背化を図りつつより良好な収差補正を実現することは困難である。
なお、こうした問題はスマートフォンに組み込まれる撮像レンズに特有の問題ではなく、携帯電話機、携帯情報端末、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズにおいて共通の問題である。
本発明の目的は、広角でありながらも撮像レンズの小型化と良好な収差補正との両立を図ることのできる撮像レンズを提供することにある。
本発明の撮像レンズは、撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズであって、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、第4レンズと、第5レンズと、第6レンズと、第7レンズと、負の屈折力を有する第8レンズとを備える。第8レンズは、変曲点が設けられた非球面形状の像面側の面を有する。
本発明の撮像レンズにおいて最も物体側に配置される第1レンズは負の屈折力を有する。このため、撮像レンズの広角化を好適に図りつつバックフォーカスを確保することができる。なお、撮像レンズの広角化を図りつつ小型化を実現しようとすると、第1レンズの屈折力が強くなり、第1レンズに対する光束の入射角度が増大することが多い。この点、本発明に係る撮像レンズにおいては、第1レンズの像面側に配置される第2レンズが負の屈折力を有することから、第1レンズおよび第2レンズの2枚のレンズによって負の屈折力が分担される。第1レンズの屈折力の増大が抑制されるため、第1レンズに対する光束の入射角度の増大を好適に抑制できる。これにより、撮像レンズの広角化を図りつつ小型化を実現できる。
さらに、最も像面側に近い第8レンズの像面側の面を、変曲点を有する非球面形状に形成することにより、バックフォーカスを確保しつつ画像周辺部の像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。第8レンズのこのような形状によればまた、撮像レンズから出射した光線の撮像素子の像面への入射角度を主光線角度(CRA:Chief Ray Angle)の範囲内に抑制しつつ、近軸および周辺の諸収差を良好に補正できる。
なお、本発明において「レンズ」とは、屈折力を有する光学要素を指すものとする。よって、光の進行方向を変えるプリズムや平板のフィルタ等の光学要素は本発明の「レンズ」に含まれず、これら光学要素は適宜、撮像レンズの前後や各レンズ間に配置することができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第1レンズおよび第2レンズの合成焦点距離をf12としたとき、次の条件式(1)を満足することが望ましい。
−4.0<f12/f<−1.0 (1)
条件式(1)を満足することにより、撮像レンズの広角化および低背化を図りつつバックフォーカスを確保できる。また、色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第2レンズを、光軸近傍において物体側に凸面を向けた形状に形成することが望ましい。
撮像レンズの低Fナンバー化を進めると、像高が高い位置における下光線の入射角度が大きくなり易い。第2レンズをこのような形状に形成することにより、当該下光線の入射角度の増大を抑制できるため、撮像レンズの低Fナンバー化を図りつつ像面湾曲およびコマ収差を良好に補正できる。また、第2レンズにおいて発生する全反射を好適に抑制できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3としたとき、次の条件式(2)を満足することが望ましい。
−30.0<f2/f3<−4.0 (2)
条件式(2)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図りつつ球面収差および色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第3レンズの焦点距離をf3としたとき、次の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.15<f3/f<0.95 (3)
条件式(3)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第4レンズの物体側の面の曲率半径をR4f、第4レンズの像面側の面の曲率半径をR4rとしたとき、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.5<R4f/R4r<2.5 (4)
条件式(4)を満足することにより、第4レンズにおけるレンズ中心部の肉厚とレンズ周辺部の肉厚との均一性からの乖離度合、いわゆる偏肉比の増大を抑制しつつ、撮像レンズの小型化および広角化の両立を図ることができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第4レンズの周辺部を像面側に凹面を向けた形状に形成することが望ましい。
第4レンズをこのような形状に形成することにより、下光線の入射角度の増大を抑制できるため、撮像レンズの低Fナンバー化に伴う諸収差の発生を好適に抑制できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第5レンズの周辺部を物体側に凹面を向けた形状に形成することが望ましい。
第5レンズをこのような形状に形成することにより、像高が高い位置における上光線の入射角度の増大を抑制できるため、周辺光量を確保しつつ全反射光によるフレアを低減することができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第4レンズと第5レンズとの間の光軸上の距離をD45としたとき、次の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.03<D45/f<0.30 (5)
条件式(5)を満足することにより、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度をCRAの範囲内に抑制しつつ、像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。また、バックフォーカスを確保できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズおよび第8レンズの合成焦点距離をf78としたとき、次の条件式(6)を満足することが望ましい。
−15.0<f78/f<−0.2 (6)
条件式(6)を満足することにより、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度をCRAの範囲内に抑制しつつ、像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。また、バックフォーカスを確保できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズの光軸上の厚さをT7、第8レンズの光軸上の厚さをT8としたとき、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.4<T7/T8<2.5 (7)
撮像レンズの低背化を図ると、像面に近い位置に配置されるレンズ程、有効径が大きくなる傾向にある。条件式(7)を満足することにより、有効径が比較的大きくなりがちな第7レンズと第8レンズの光軸上の厚みが良好に保たれる。このため、撮像レンズの低背化を図りつつ諸収差を良好に補正できる。バックフォーカスの確保も可能となる。なお、第7レンズおよび第8レンズをプラスチック材料から形成する場合には、当該条件式(7)を満足することにより、レンズの製造コストの低減とともにレンズの成形性を確保できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第8レンズの焦点距離をf8としたとき、次の条件式(8)を満足することが望ましい。
−7.0<f8/f<−0.3 (8)
条件式(8)を満足することにより、バックフォーカスを確保しつつ像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。また、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度をCRAの範囲内に好適に抑制できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第8レンズの像面側の面の曲率半径をR8rとしたとき、次の条件式(9)を満足することが望ましい。
0.1<R8r/f<0.6 (9)
第8レンズの像面側の面は撮像レンズにおいて最も像面側に位置する。この面の屈折力の大小によって非点収差、コマ収差、および歪曲収差の補正の困難さが異なる。条件式(9)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ、非点収差、コマ収差、および歪曲収差を良好に補正できる。本条件式(9)を満足することはバックフォーカスの確保の点からも有効である。
上記構成の撮像レンズにおいては第8レンズを、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に正となる形状であって、光軸近傍において像面側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成することが望ましい。
第8レンズをこのような形状に形成することで撮像レンズの低背化を好適に図ることができる。また、球面収差、像面湾曲、および歪曲収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、色収差を良好に補正するため、第1レンズのアッベ数をνd1、第2レンズのアッベ数をνd2としたとき、次の条件式(10)および(11)を満足することが望ましい。
10<νd1<35 (10)
35<νd2<85 (11)
上記構成の撮像レンズにおいては、色収差をより良好に補正するため、第3レンズのアッベ数をνd3としたとき、次の条件式(12)を満足することが望ましい。
35<νd3<85 (12)
負の屈折力を有する2枚のレンズの存在により、第3レンズの屈折力は強くなる傾向にある。そこで、当該第3レンズを、色分散の小さい材料、すなわちアッベ数の大きな材料によって形成することにより、色収差を良好に補正することができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、倍率色収差をより良好に補正するため、第8レンズのアッベ数をνd8としたとき、次の条件式(13)を満足することが望ましい。
35<νd8<85 (13)
本発明の撮像レンズは、レンズ系全体の焦点距離をf、第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離をTLとしたとき、次の条件式(14)を満足することが望ましい。当該条件式(14)を満足することにより、撮像レンズの小型化を好適に図ることができる。
1.0<TL/f<1.5 (14)
なお、撮像レンズと像面との間には通常、赤外線カットフィルターやカバーガラス等の挿入物が配置されることが多いが、本明細書ではこれら挿入物の光軸上の距離については空気換算長を用いる。
上記構成の撮像レンズにおいて第4レンズが正の屈折力を有する場合には、レンズ系全体の焦点距離をf、第4レンズの焦点距離をf4としたとき、次の条件式(15)を満足することが望ましい。
4.0<f4/f<35.0 (15)
条件式(15)を満足することにより、撮像レンズの低背化を好適に図りつつ、コマ収差、像面湾曲、および歪曲収差をバランスよく良好に補正できる。また、バックフォーカスを確保できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、さらに次の条件式(15a)を満足することが望ましい。
6.0<f4/f<30.0 (15a)
上記構成の撮像レンズにおいては、さらに次の条件式(15b)を満足することが望ましい。
7.0<f4/f<25.0 (15b)
上記構成の撮像レンズにおいて第5レンズが負の屈折力を有する場合には、レンズ系全体の焦点距離をf、第5レンズの焦点距離をf5としたとき、次の条件式(16)を満足することが望ましい。
−3.5<f5/f<−0.3 (16)
条件式(16)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図りつつ色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいて第6レンズが正の屈折力を有する場合には、レンズ系全体の焦点距離をf、第6レンズの焦点距離をf6としたとき、次の条件式(17)を満足することが望ましい。
0.3<f6/f<3.0 (17)
条件式(17)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図りつつ色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいて第6レンズが負の屈折力を有する場合には、レンズ系全体の焦点距離をf、第6レンズの焦点距離をf6としたとき、次の条件式(18)を満足することが望ましい。
−20.0<f6/f<−8.0 (18)
条件式(18)を満足することにより、撮像レンズの小型化を図りつつ色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいて、撮像レンズの広角化をより好適に図るためには、第5レンズが負の屈折力を有するとともに第6レンズが正の屈折力を有することが望ましい。このような屈折力の配列にすることにより、撮像レンズの広角化において発生し易い倍率色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいて第5レンズが負の屈折力を有し、第6レンズが正の屈折力を有する場合には、第5レンズの焦点距離をf5、第6レンズの焦点距離をf6としたとき、次の条件式(19)を満足することが望ましい。
−2.5<f5/f6<−0.7 (19)
条件式(19)を満足することにより、コマ収差および色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいて第7レンズが負の屈折力を有する場合には、レンズ系全体の焦点距離をf、第7レンズの焦点距離をf7としたとき、次の条件式(20)を満足することが望ましい。
−30.0<f7/f<−0.3 (20)
条件式(20)を満足することにより、球面収差、像面湾曲、および倍率色収差をバランスよく良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、さらに次の条件式(20a)を満足することが望ましい。
−25.0<f7/f<−0.3 (20a)
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズから第8レンズまでの各レンズを、空気間隔を隔てて配列することが望ましい。各レンズが空気間隔を隔てて配列されることにより、本発明の撮像レンズは接合レンズを一枚も含まないレンズ構成になる。このようなレンズ構成では、撮像レンズを構成する8枚のレンズの全てをプラスチック材料から形成できるため、撮像レンズの製造コストを好適に抑制できる。
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズから第8レンズまでの各レンズの両面を非球面形状に形成することが望ましい。各レンズの両面を非球面形状に形成することにより、レンズの光軸近傍から周辺部に亘って諸収差をより良好に補正できる。特にレンズ周辺部における諸収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズおよび第8レンズのうち少なくとも二面を、変曲点を有する非球面形状に形成することが望ましい。第8レンズの像面側の面に加えて、変曲点を有する非球面形状のレンズ面をさらに一面設けることにより、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度をCRAの範囲内により好適に抑制できるとともに、画像周辺部の諸収差をより良好に補正できる。
なお、本発明においては、上述のようにレンズの形状を曲率半径の符号を用いて特定している。曲率半径が正か負かは一般的な定義、すなわち光の進行方向を正として、曲率半径の中心がレンズ面からみて像面側にある場合には曲率半径を正とし、物体側にある場合には曲率半径を負とする定義に従っている。よって、「曲率半径が正となる物体側の面」とは、物体側の面が凸面であることを指し、「曲率半径が負となる物体側の面」とは、物体側の面が凹面であることを指す。また、「曲率半径が正となる像面側の面」とは、像面側の面が凹面であることを指し、「曲率半径が負となる像面側の面」とは、像面側の面が凸面であることを指す。なお、本明細書での曲率半径は近軸の曲率半径を指しており、レンズ断面図におけるレンズの概形にそぐわない場合がある。
本発明の撮像レンズによれば、広角でありながらも諸収差が良好に補正された高い解像度を有しながらも、小型のカメラへの組込みに特に適した小型の撮像レンズを提供することができる。
数値実施例1に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図1に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図1に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例2に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図4に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図4に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例3に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図7に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図7に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例4に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図10に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図10に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例5に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図13に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図13に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例6に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図16に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図16に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例7に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図19に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図19に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例8に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図22に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図22に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例9に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図25に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図25に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例10に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図28に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図28に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例11に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図31に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図31に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例12に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図34に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図34に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例13に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図37に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図37に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例14に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図40に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図40に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例15に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図43に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図43に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図4、図7、図10、図13、図16、図19、図22、図25、図28、図31、図34、図37、図40、および図43は、本実施の形態の数値実施例1〜15に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。いずれの数値実施例も基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは数値実施例1の断面図を参照しながら本実施の形態に係る撮像レンズについて説明する。
図1に示すように本実施の形態に係る撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6と、第7レンズL7と、負の屈折力を有する第8レンズL8とを備える。これら第1レンズL1から第8レンズL8までの各レンズは空気間隔を隔てて配列する。第8レンズL8と撮像素子の像面IMとの間にはフィルタ10を配置する。なお、フィルタ10は省略できる。
第1レンズL1は、物体側の面の曲率半径r1および像面側の面の曲率半径r2が共に正となる形状を有する。第1レンズL1は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第1レンズL1の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第1レンズL1の形状は、第1レンズL1の屈折力が負となるような形状であればよい。第1レンズL1の形状としては、本数値実施例1に係る形状の他、曲率半径r1およびr2が共に負となる形状や、曲率半径r1が負となり曲率半径r2が正となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凹レンズとなる形状である。撮像レンズの小型化を図る点からは、曲率半径r1が正となる形状が望ましい。
本数値実施例1では第1レンズL1と第2レンズL2との間に開口絞りSTを設けている。この開口絞りSTの位置は本数値実施例1の位置に限定されるものではない。第1レンズL1よりも物体側に開口絞りSTを設けてもよい。または、第2レンズL2と第3レンズL3との間、第3レンズL3と第4レンズL4との間、あるいは第4レンズL4と第5レンズL5の間等に開口絞りSTを設けるようにしてもよい。
第2レンズL2は、物体側の面の曲率半径r4および像面側の面の曲率半径r5が共に正となる形状を有する。第2レンズL2は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第2レンズL2の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第2レンズL2の形状は、第2レンズL2の屈折力が負となるような形状であればよい。第2レンズL2の形状としては、本数値実施例1に係る形状の他、曲率半径r4が負となり曲率半径r5が正となる形状や、曲率半径r4およびr5が共に負となる形状でもよい。前者は近軸において両凹レンズとなる形状であり、後者は近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。撮像レンズの小型化の観点からは、曲率半径r4が正となる形状が望ましい。
第3レンズL3は、物体側の面の曲率半径r6が正となり、像面側の面の曲率半径r7が負となる形状を有する。第3レンズL3は、近軸において両凸レンズとなる形状である。なお、第3レンズL3の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第3レンズL3の形状は、第3レンズL3の屈折力が正となるような形状であればよい。数値実施例2、3、5〜7、11は曲率半径r6およびr7が共に正となる形状、すなわち近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。第3レンズL3の形状としてはこの他にも、曲率半径r6およびr7が共に負となる形状であって、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状でもよい。撮像レンズの小型化の観点からは、曲率半径r6が正となる形状が望ましい。
第4レンズL4は正の屈折力を有する。この第4レンズL4の屈折力は正に限定されない。第4レンズL4の屈折力が負となるレンズ構成の例を数値実施例8〜15に示す。
第4レンズL4は、物体側の面の曲率半径r8(=R4f)および像面側の面の曲率半径r9(=R4r)が共に正となる形状を有する。第4レンズL4は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。またこの第4レンズL4は、レンズ周辺部において第5レンズL5側に凹面を向けた形状を有する。なお、第4レンズL4の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第4レンズL4の形状としては、本数値実施例1に係る形状の他、曲率半径r8およびr9が共に負となる形状や、曲率半径r8が正となり曲率半径r9が負となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凸レンズとなる形状である。また、第4レンズL4の形状は、曲率半径r8が負となり曲率半径r9が正となる形状であって、近軸において両凹レンズとなる形状でもよい。
第5レンズL5は正の屈折力を有する。この第5レンズL5の屈折力は正に限定されない。第5レンズL5の屈折力が負となるレンズ構成の例を数値実施例4〜7、12〜15に示す。
第5レンズL5は、物体側の面の曲率半径r10および像面側の面の曲率半径r11が共に負となる形状を有する。第5レンズL5は、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。またこの第5レンズL5は、レンズ周辺部において第4レンズL4側に凹面を向けた形状を有する。すなわち、上記第4レンズL4と当該第5レンズL5とはレンズ周辺部において互いに凹面を向けた態様で配置される。第4レンズL4および第5レンズL5のこのような形状により、像面湾曲および非点収差を良好に補正できる。
第5レンズL5の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。数値実施例4、5、13、14は曲率半径r10が負となり曲率半径r11が正となる形状、すなわち近軸において両凹レンズとなる形状の例である。数値実施例10、12、15は曲率半径r10および曲率半径r11が共に正となる形状であって、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。第5レンズL5の形状としてはこの他にも、曲率半径r10が正となり曲率半径r11が負となる形状であって、近軸において両凸レンズとなる形状でもよい。また、第5レンズL5は、光軸近傍において曲率半径r10および曲率半径r11が共に無限大となり、レンズ周辺部において屈折力を有するような形状に形成してもよい。
第6レンズL6は正の屈折力を有する。この第6レンズL6の屈折力は正に限定されない。第6レンズL6の屈折力が負となるレンズ構成の例を数値実施例2、3、6、7、10、11、14に示す。
第6レンズL6は、物体側の面の曲率半径r12が正となり、像面側の面の曲率半径r13が負となる形状を有する。第6レンズL6は、近軸において両凸レンズとなる形状である。第6レンズL6の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。数値実施例2、3、6〜11は曲率半径r12およびr13が共に負となる形状であり、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。数値実施例14は曲率半径r12およびr13が共に正となる形状であって、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。第6レンズL6の形状としてはこの他、曲率半径r12が負となり曲率半径r13が正となる形状、すなわち近軸において両凹レンズとなる形状でもよい。さらに、第6レンズL6は、光軸近傍において曲率半径r12および曲率半径r13が共に無限大となり、レンズ周辺部において屈折力を有するような形状に形成してもよい。
第7レンズL7は負の屈折力を有する。この第7レンズL7の屈折力は負に限定されない。第7レンズL7の屈折力が正となるレンズ構成の例を数値実施例2、4、6、8、10、12、14に示す。また、第7レンズL7の屈折力が近軸において零となるレンズ構成の例を数値実施例15として示す。
第7レンズL7は、物体側の面の曲率半径r14および像面側の面の曲率半径r15が共に負となる形状を有する。第7レンズL7は、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第7レンズL7の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。数値実施例14は曲率半径r14が正となり曲率半径r15が負となる形状であって、近軸において両凸レンズとなる形状の例である。また、数値実施例15は、光軸近傍において曲率半径r14および曲率半径r15が共に無限大となり、レンズ周辺部において屈折力を有するような形状の例である。第7レンズL7の形状としてはこの他、曲率半径r14およびr15が共に正となる形状や、曲率半径r14が負となり曲率半径r15が正となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凹レンズとなる形状である。
第8レンズL8は、物体側の面の曲率半径r16および像面側の面の曲率半径r17(=R8r)が共に正となる形状を有する。第8レンズL8は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第8レンズL8の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第8レンズL8の形状としては、曲率半径r16が負となり曲率半径r17が正となる形状であって、近軸において両凹レンズとなる形状でもよい。この他にも第8レンズL8の形状としては、曲率半径r16およびr17が共に負となる形状でもよい。第8レンズL8の形状は、第8レンズL8の屈折力が負となるような形状であればよい。
また、上記第8レンズL8において像面側の面は変曲点が設けられた非球面形状である。ここで変曲点とは、曲線上で曲率の符号が変化する点を指し、レンズ面上の曲線で曲がる方向が変わる点を指すものとする。なお、本実施の形態に係る撮像レンズにおける第8レンズL8の像面側の面は、極点を有する非球面形状である。第8レンズL8の有するこのような形状により、軸上の色収差のみならず軸外の倍率色収差が良好に補正されるとともに、撮像レンズから出射した光線の像面IMへの入射角度がCRAの範囲内に好適に抑制される。なお、要求される光学性能や撮像レンズの小型化の程度によっては、第7レンズL7および第8レンズL8のレンズ面のうち、第8レンズL8の像面側の面を除く他のレンズ面を、変曲点の無い非球面形状に形成するようにしてもよい。
本実施の形態に係る撮像レンズは、以下に示す条件式(1)〜(14)を満足する。
−4.0<f12/f<−1.0 (1)
−30.0<f2/f3<−4.0 (2)
0.15<f3/f<0.95 (3)
0.5<R4f/R4r<2.5 (4)
0.03<D45/f<0.30 (5)
−15.0<f78/f<−0.2 (6)
0.4<T7/T8<2.5 (7)
−7.0<f8/f<−0.3 (8)
0.1<R8r/f<0.6 (9)
10<νd1<35 (10)
35<νd2<85 (11)
35<νd3<85 (12)
35<νd8<85 (13)
1.0<TL/f<1.5 (14)
但し、
f:レンズ系全体の焦点距離
f2:第2レンズL2の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
f8:第8レンズL8の焦点距離
f12:第1レンズL1および第2レンズL2の合成焦点距離
f78:第7レンズL7および第8レンズL8の合成焦点距離
T7:第7レンズL7の光軸上の厚さ
T8:第8レンズL8の光軸上の厚さ
νd1:第1レンズL1のアッベ数
νd2:第2レンズL2のアッベ数
νd3:第3レンズL3のアッベ数
νd8:第8レンズL8のアッベ数
R4f:第4レンズL4の物体側の面の近軸曲率半径
R4r:第4レンズL4の像面側の面の近軸曲率半径
R8r:第8レンズL8の像面側の面の近軸曲率半径
D45:第4レンズL4と第5レンズL5との間の光軸上の距離
TL:第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸X上の距離
(フィルタ10は空気換算長)
数値実施例1〜7に示すレンズ構成のように、第4レンズL4が正の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(15)、(15a)、および(15b)を満足する。
4.0<f4/f<35.0 (15)
6.0<f4/f<30.0 (15a)
7.0<f4/f<25.0 (15b)
但し、
f4:第4レンズL4の焦点距離
数値実施例4〜7、12〜15に示すレンズ構成のように、第5レンズL5が負の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(16)を満足する。
−3.5<f5/f<−0.3 (16)
但し、
f5:第5レンズL5の焦点距離
数値実施例1、4、5、8、9、12、13、15に示すレンズ構成のように、第6レンズL6が正の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(17)を満足する。
0.3<f6/f<3.0 (17)
但し、
f6:第6レンズL6の焦点距離
数値実施例2、3、6、7、10、11、14に示すレンズ構成のように、第6レンズL6が負の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(18)を満足する。
−20.0<f6/f<−8.0 (18)
数値実施例4、5、12、13、15に示すレンズ構成のように、第5レンズL5が負の屈折力を有し、第6レンズL6が正の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(19)を満足する。
−2.5<f5/f6<−0.7 (19)
数値実施例1、3、5、7、9、11、13に示すレンズ構成のように、第7レンズL7が負の屈折力を有する場合にはさらに、次の条件式(20)および(20a)を満足する。
−30.0<f7/f<−0.3 (20)
−25.0<f7/f<−0.3 (20a)
但し、
f7:第7レンズL7の焦点距離
なお、上記各条件式の全てを満たす必要はなく、上記各条件式のそれぞれを単独に満たすことにより、各条件式に対応する作用効果をそれぞれ得ることができる。
本実施の形態では各レンズのレンズ面が非球面で形成されている。これら非球面の非球面式を次式に示す。
Figure 2021021900
但し、
Z:光軸方向の距離
H:光軸に直交する方向の光軸からの距離
C:近軸曲率(=1/r、r:近軸曲率半径)
k:円錐定数
An:第n次の非球面係数
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの数値実施例を示す。各数値実施例において、fはレンズ系全体の焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。iは物体側より数えた面番号、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)、ndは基準波長588nmにおける屈折率、νdは当該基準波長におけるアッベ数をそれぞれ示す。なお、面番号に*(アスタリスク)の符号が付加された面は非球面であることを示す。
数値実施例1
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-8.698mm
f78=-2.624mm
R4f=2.443mm
R4r=2.435mm
R8r=1.983mm
D45=1.623mm
T7=0.349mm
T8=0.578mm
TL=7.564mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.33
f2/f3=-7.55
f3/f=0.53
R4f/R4r=1.00
D45/f=0.25
f78/f=-0.40
T7/T8=0.60
f8/f=-1.26
R8r/f=0.30
TL/f=1.16
f4/f=15.49
f6/f=0.67
f7/f=-0.68
このように、本数値実施例1に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図2は、球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。非点収差図および歪曲収差図には基準波長(588nm)における収差量を示す。また、非点収差図にあってはサジタル像面(S)およびタンジェンシャル像面(T)をそれぞれ示す(図5、図8、図11、図14、図17、図20、図23、図26、図29、図32、図35、図38、図41、および図44においても同じ)。図3は、最大像高Hmaxに対する各像高の比H(以下、「像高比H」という)に対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向とに分けて示した収差図である(図6、図9、図12、図15、図18、図21、図24、図27、図30、図33、図36、図39、図42、および図45においても同じ)。図2および図3に示されるように、本数値実施例1に係る撮像レンズによれば諸収差を良好に補正できる。
数値実施例2
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-10.345mm
f78=-7.503mm
R4f=3.823mm
R4r=3.939mm
R8r=1.996mm
D45=1.529mm
T7=0.341mm
T8=0.306mm
TL=7.745mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.28
f2/f3=-28.51
f3/f=0.43
R4f/R4r=0.97
D45/f=0.19
f78/f=-0.93
T7/T8=1.11
f8/f=-0.92
R8r/f=0.25
TL/f=0.96
f4/f=12.77
f6/f=-12.37
このように、本数値実施例2に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図5は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図6は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図5および図6に示されるように、本数値実施例2に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例3
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-8.828mm
f78=-6.659mm
R4f=6.264mm
R4r=6.453mm
R8r=2.551mm
D45=0.831mm
T7=0.320mm
T8=0.356mm
TL=7.736mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.17
f2/f3=-8.31
f3/f=0.42
R4f/R4r=0.97
D45/f=0.11
f78/f=-0.88
T7/T8=0.90
f8/f=-2.50
R8r/f=0.34
TL/f=1.02
f4/f=13.46
f6/f=-13.27
f7/f=-1.49
このように、本数値実施例3に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図8は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図9は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図8および図9に示されるように、本数値実施例3に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例4
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-8.961mm
f78=-7.250mm
R4f=2.255mm
R4r=2.233mm
R8r=2.027mm
D45=1.370mm
T7=0.444mm
T8=0.559mm
TL=7.539mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.45
f2/f3=-6.43
f3/f=0.56
R4f/R4r=1.01
D45/f=0.22
f78/f=-1.18
T7/T8=0.80
f8/f=-1.09
R8r/f=0.33
TL/f=1.22
f4/f=16.47
f5/f=-0.66
f6/f=0.58
f5/f6=-1.15
このように、本数値実施例4に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図11は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図12は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図11および図12に示されるように、本数値実施例4に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例5
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-9.116mm
f78=-6.456mm
R4f=2.255mm
R4r=2.233mm
R8r=2.053mm
D45=1.388mm
T7=0.462mm
T8=0.588mm
TL=7.544mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.49
f2/f3=-7.06
f3/f=0.57
R4f/R4r=1.01
D45/f=0.23
f78/f=-1.05
T7/T8=0.78
f8/f=-1.14
R8r/f=0.34
TL/f=1.23
f4/f=16.56
f5/f=-0.71
f6/f=0.59
f5/f6=-1.21
f7/f=-16.54
このように、本数値実施例5に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図14は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図15は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図14および図15に示されるように、本数値実施例5に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例6
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-9.702mm
f78=-16.432mm
R4f=4.735mm
R4r=4.835mm
R8r=2.500mm
D45=1.064mm
T7=0.317mm
T8=0.357mm
TL=7.729mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.26
f2/f3=-12.84
f3/f=0.41
R4f/R4r=0.98
D45/f=0.14
f78/f=-2.14
T7/T8=0.89
f8/f=-1.93
R8r/f=0.33
TL/f=1.00
f4/f=13.22
f5/f=-1.50
f6/f=-13.04
このように、本数値実施例6に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図17は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図18は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図17および図18に示されるように、本数値実施例6に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例7
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-9.278mm
f78=-13.815mm
R4f=5.310mm
R4r=5.441mm
R8r=2.547mm
D45=1.001mm
T7=0.318mm
T8=0.365mm
TL=7.728mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.22
f2/f3=-10.08
f3/f=0.41
R4f/R4r=0.98
D45/f=0.13
f78/f=-1.81
T7/T8=0.87
f8/f=-2.24
R8r/f=0.33
TL/f=1.01
f4/f=13.33
f5/f=-1.73
f6/f=-13.15
f7/f=-13.12
このように、本数値実施例7に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図20は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図21は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図20および図21に示されるように、本数値実施例7に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例8
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-12.527mm
f78=-4.830mm
R4f=5.485mm
R4r=2.315mm
R8r=1.523mm
D45=0.973mm
T7=0.440mm
T8=0.220mm
TL=7.634mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.68
f2/f3=-5.15
f3/f=0.37
R4f/R4r=2.37
D45/f=0.13
f78/f=-0.65
T7/T8=2.00
f8/f=-0.67
R8r/f=0.20
TL/f=1.02
f6/f=1.14
このように、本数値実施例8に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図23は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図24は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図23および図24に示されるように、本数値実施例8に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例9
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-8.275mm
f78=-2.531mm
R4f=2.687mm
R4r=2.486mm
R8r=1.923mm
D45=1.613mm
T7=0.350mm
T8=0.547mm
TL=7.553mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.27
f2/f3=-5.90
f3/f=0.49
R4f/R4r=1.08
D45/f=0.25
f78/f=-0.39
T7/T8=0.64
f8/f=-1.13
R8r/f=0.29
TL/f=1.16
f6/f=0.65
f7/f=-0.68
このように、本数値実施例9に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図26は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図27は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図26および図27に示されるように、本数値実施例9に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例10
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-10.996mm
f78=-16.964mm
R4f=4.114mm
R4r=2.017mm
R8r=3.195mm
D45=0.432mm
T7=0.286mm
T8=0.296mm
TL=7.932mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.41
f2/f3=-8.31
f3/f=0.33
R4f/R4r=2.04
D45/f=0.06
f78/f=-2.17
T7/T8=0.97
f8/f=-1.90
R8r/f=0.41
TL/f=1.02
f6/f=-12.89
このように、本数値実施例10に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図29は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図30は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図29および図30に示されるように、本数値実施例10に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例11
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-9.486mm
f78=-7.075mm
R4f=7.244mm
R4r=6.162mm
R8r=2.534mm
D45=0.795mm
T7=0.321mm
T8=0.357mm
TL=7.732mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.26
f2/f3=-7.75
f3/f=0.41
R4f/R4r=1.18
D45/f=0.11
f78/f=-0.94
T7/T8=0.90
f8/f=-2.42
R8r/f=0.34
TL/f=1.02
f6/f=-13.27
f7/f=-1.68
このように、本数値実施例11に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図32は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図33は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図32および図33に示されるように、本数値実施例11に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例12
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-11.660mm
f78=-4.340mm
R4f=2.674mm
R4r=1.902mm
R8r=1.641mm
D45=0.680mm
T7=0.427mm
T8=0.464mm
TL=6.576mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-2.51
f2/f3=-6.66
f3/f=0.62
R4f/R4r=1.41
D45/f=0.15
f78/f=-0.93
T7/T8=0.92
f8/f=-0.89
R8r/f=0.35
TL/f=1.41
f5/f=-0.97
f6/f=0.57
f5/f6=-1.70
このように、本数値実施例12に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図35は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図36は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図35および図36に示されるように、本数値実施例12に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例13
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-10.777mm
f78=-4.345mm
R4f=2.627mm
R4r=1.917mm
R8r=1.722mm
D45=0.766mm
T7=0.416mm
T8=0.531mm
TL=6.958mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-2.15
f2/f3=-6.27
f3/f=0.58
R4f/R4r=1.37
D45/f=0.15
f78/f=-0.87
T7/T8=0.78
f8/f=-0.92
R8r/f=0.34
TL/f=1.39
f5/f=-0.92
f6/f=0.55
f5/f6=-1.67
f7/f=-20.21
このように、本数値実施例13に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図38は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図39は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図38および図39に示されるように、本数値実施例13に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例14
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-10.261mm
f78=-82.491mm
R4f=3.184mm
R4r=2.107mm
R8r=3.855mm
D45=0.969mm
T7=0.462mm
T8=0.578mm
TL=7.831mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-1.36
f2/f3=-6.77
f3/f=0.36
R4f/R4r=1.51
D45/f=0.13
f78/f=-10.96
T7/T8=0.80
f8/f=-5.98
R8r/f=0.51
TL/f=1.04
f5/f=-1.36
f6/f=-14.63
このように、本数値実施例14に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図41は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図42は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図41および図42に示されるように、本数値実施例14に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例15
基本的なレンズデータ
Figure 2021021900
f12=-12.031mm
f78=-4.183mm
R4f=2.676mm
R4r=1.901mm
R8r=1.636mm
D45=0.660mm
T7=0.423mm
T8=0.482mm
TL=6.494mm
Figure 2021021900
各条件式の値を以下に示す。
f12/f=-2.66
f2/f3=-6.98
f3/f=0.64
R4f/R4r=1.41
D45/f=0.15
f78/f=-0.92
T7/T8=0.88
f8/f=-0.92
R8r/f=0.36
TL/f=1.43
f5/f=-1.01
f6/f=0.58
f5/f6=-1.75
このように、本数値実施例15に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図44は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図45は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図44および図45に示されるように、本数値実施例15に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
以上説明した本実施の形態に係る撮像レンズは45°以上の広い画角(2ω)を有する。ちなみに、上述の数値実施例1〜15に係る撮像レンズは47.6°〜76.2°の画角を有する。本実施の形態に係る撮像レンズによれば、従来の撮像レンズと同程度の範囲はもちろんのこと、より広い範囲を撮影することも可能となる。
したがって、上記実施の形態に係る撮像レンズをスマートフォン、携帯電話機、および携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラや、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の撮像光学系に適用した場合、当該カメラの高機能化と小型化の両立を図ることができる。
本発明は、スマートフォン、携帯電話機、および携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズに適用できる。
X 光軸
ST 開口絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
10 フィルタ
IM 像面

Claims (6)

  1. 撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズであって、
    物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、第4レンズと、第5レンズと、第6レンズと、第7レンズと、負の屈折力を有する第8レンズとを備え、
    前記第8レンズは、変曲点が設けられた非球面形状の像面側の面を有する、
    撮像レンズ。
  2. レンズ系全体の焦点距離をf、前記第3レンズの焦点距離をf3としたとき、
    0.15<f3/f<0.95、
    を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. レンズ系全体の焦点距離をf、前記第4レンズと前記第5レンズとの間の光軸上の距離をD45としたとき、
    0.03<D45/f<0.30、
    を満足する請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. レンズ系全体の焦点距離をf、前記第8レンズの焦点距離をf8としたとき、
    −7.0<f8/f<−0.3、
    を満足する請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  5. レンズ系全体の焦点距離をf、前記第8レンズの像面側の面の曲率半径をR8rとしたとき、
    0.1<R8r/f<0.6、
    を満足する請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第1レンズのアッベ数をνd1、前記第2レンズのアッベ数をνd2としたとき、
    10<νd1<35、
    35<νd2<85、
    を満足する請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
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