JP2021016474A - マットベースおよびフロアマット - Google Patents

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克之 佐藤
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Abstract

【課題】取り替え可能なシートのめくれまたは剥がれを抑制するフロアマットを構成を提供する。【解決手段】一実施形態に係るマットベース11には着脱可能なシート19が置かれる。マットベースは、シートが置かれる主面11aと、主面の縁部に設けられる少なくとも一つのプレート12とを備える。少なくとも一つのプレートのそれぞれの剛性はマットベースの剛性よりも高い。少なくとも一つのプレートのそれぞれは、主面上に置かれたシートの外縁を支持することができるように主面の縁部に位置する。【選択図】図2

Description

本開示の一側面はマットベースおよびフロアマットに関する。
履物底または足の付着物を取り除くための面を取り替え可能なフロアマットが知られている。例えば、特許文献1には、基布が基盤シートの上に着脱自在に貼着されていることを特徴とするフロアマットが記載されている。
特開2003−180506号公報
取り替え可能なシートを備えるフロアマットについては、フロアマットの使用中にそのシートの縁部がめくれたり剥がれたりする可能性がある。そのため、そのようなめくれまたは剥がれを抑制することが望まれている。
本開示の一側面に係るマットベースには着脱可能なシートが置かれる。マットベースは、シートが置かれる主面と、主面の縁部に設けられる少なくとも一つのプレートとを備える。少なくとも一つのプレートのそれぞれの剛性はマットベースの剛性よりも高い。少なくとも一つのプレートのそれぞれは、主面上に置かれたシートの外縁を支持することができるように主面の縁部に位置する。
このような側面においては、着脱可能なシートの外縁とマットベースとの間に、該マットベースよりも高い剛性を持つプレートが介在する。このプレートによってマットベースに対するシートの縁部のずれが低減または解消されるので、シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。
実施形態に係るフロアマットの斜視図である。 実施形態に係るフロアマットの分解斜視図である。 実施形態に係るフロアマットの平面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 プレートの配置の様々な例を示す図である。 油吸収シートの構成の一例を示す図である。 マットベースおよびプレートの剛性を測定する手法の一例を示す図である。 シートの90度剥離力を測定する手法の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示での実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1〜図5を参照しながら、実施形態に係るフロアマットおよびマットベースの構成を説明する。図1はフロアマットの斜視図である。図2はフロアマットの分解斜視図である。図3はフロアマットの平面図である。図4は図1のIV−IV線断面図である。図5はプレートの配置の様々な例を示す図である。
実施形態に係るフロアマット10は、履物底または足の付着物を取り除くために床面に置かれる物品である。フロアマット10が置かれる場所は限定されず、例えば、フロアマット10は建物内に敷かれてもよいし、自動車、船舶、飛行機などの移動体内に敷かれてもよい。フロアマット10により除去しようとする付着物の種類も限定されず、例えば、その付着物は水、油などの液体でもよいし、埃、粉体などの固体でもよい。
履物底または足から付着物を取り除くフロアマット10の作用面は、着脱可能なシート19により形成される。人がフロアマット10を踏んだ際に、シート19が履物底または足の付着物を取り、これによりその付着物が所定のエリア内に持ち込まれることが防止または抑制される。シート19は、フロアマット10とは別に提供されてもよいし、フロアマット10の一構成要素として提供されてもよい。除去しようとする付着物の種類が限定されないことに伴って、シート19の具体的な機能および種類も限定されない。例えば、シート19は、水、油などの液体を吸収するための吸収シートでもよいし、埃、粉体などを取り込むための除去シートでもよい。ユーザはシート19を交換することでフロアマット10の性能、すなわち、付着物を除去する性能を回復させることができる。ユーザは或る一つのフロアマット10に取り付けるシート19の種類を変えてもよく、例えばフロアマット10の利用の目的または場所に応じてシート19の種類を変えてもよい。
フロアマット10はマットベース11およびシート19を備える。マットベース11はシート19を支持する板状の土台である。マットベース11は、シート19が置かれる主面11aと、少なくとも一つのプレート12とを備える。プレート12はフロアマット10からのシート19のはがれを防止または抑制するための部材である。
本実施形態では主面11aは矩形を呈する。マットベース11を作製するために用いられる材料は限定されない。一例ではその材料はゴムでもよく、例えば天然ゴムでもよいし、ニトリルゴム(NBR)などの合成ゴムでもよい。マットベース11をゴム製にすることでマットベース11と床面との摩擦力が高まるので、床面上でのマットベース11のずれを防止することができる。また、マットベース11をゴム製にすることでマットベース11に適度な重量を持たせることができ、これも、床面上でのマットベース11のずれの防止に貢献する。加えて、ゴム製のマットベース11は簡単に折り畳んだり丸めたりできるので、マットベース11またはフロアマット10の持ち運びが容易になる。
少なくとも一つのプレート12のそれぞれはマットベース11の主面11aの縁部に設けられる。プレート12を主面11a上に設ける手法は限定されない。例えば、プレート12は粘着剤および両面テープ、および機械的な構造のうちの少なくとも一つによって主面11a上に固定されてもよい。マットベースの主面の縁部とは、主面の外縁と該外縁の近くの部分とを含む領域のことをいう。より具体的には、それぞれのプレート12は、主面11a上に置かれたシート19の外縁を支持することができるように主面11aの縁部に位置する。このようなプレート12の配置は、プレート12に対応するシート19の外縁がプレート12上に載ることを意味する。具体的には、その配置は、シート19の外縁がプレート12の外縁と一致するか、またはプレート12の外縁よりもプレート12の内側に位置することを意味する。
図1〜図4に示す例では、二つの線状のプレート12が用いられている。一方のプレート12(第1プレート)は主面11aの第1辺に沿って延びるように設けられ、他方のプレート12(第2プレート)は該第1辺と対向する主面11aの第2辺に沿って延びるように設けられている。この例では第1辺および第2辺のそれぞれは主面11aの短辺である。
プレート12の形状および配置は限定されない。図5の例(a)でも二つの線状のプレートが用いられている。一方のプレート12(第1プレート)は主面11aの一方の長辺(第1辺)に沿って延びるように設けられ、他方のプレート12(第2プレート)は主面11aの他方の長辺(第2辺)に沿って延びるように設けられている。図5の例(b)では、主面11aの外縁の全体に対応する一つのドーナツ型のプレートが用いられている。図5の例(c)では、主面11aの4個の角部に4個の矩形のプレート12が用いられている。図5の例(d)では、主面11aの四つの角部と二つ長辺の中央のそれぞれとに正方形状のプレート12が設けられている。主面の角部とは、主面の角と該角の近くの部分とを含む領域のことをいう。
このようにプレート12の形状および位置は限定されず、任意の方針で設計されてよい。図1〜図5に示す様々な例のいずれにおいても、一つまたは複数のプレート12が主面11aの複数の角部に設けられる。より具体的には、一つまたは複数のプレート12は主面11aのすべての角部に設けられる。
シート19に対向するプレート12の面は、少なくともマットベース11の主面11aよりも平滑である。この平滑な面によって、シート19の粘着層がプレート12にしっかりと接着する。この強固な接着が、シート19のめくれまたは剥がれの抑制にさらに効果的に寄与する。プレート12を作製するために用いられる材料は限定されない。例えば、その材料はステンレス鋼などの金属でもよいし、アクリル樹脂、フェノール樹脂などの合成樹脂でもよい。すなわち、プレート12は、金属および合成樹脂から成る群から選択される一つによって作製されてもよく、例えば、ステンレス鋼、アクリル樹脂、およびフェノール樹脂のうちの一つによって作成されてもよい。
プレート12の厚みは限定されない。薄いシート19との接合性とフロアマット10の携帯性とを高めるために薄いプレート12が用いられてもよい。例えば、厚みの下限は0.1mm、0.5mm、または1mmでもよく、厚みの上限は0.5mm、1mm、1.5mm、または2mmでもよい。すなわち、プレート12の厚みは0.5mm以下、1mm以下、1.5mm以下、または2mm以下でもよい。
シート19は、フロアマット10の作用面として機能する主面と、該主面の反対側に位置する裏面とを備える。マットベース11に取り付けられたシート19の裏面は主面11aおよびそれぞれのプレート12と向かいあう。裏面の少なくとも一部には粘着層が設けられる。この粘着層は、少なくとも一つのプレート12のそれぞれに対応する位置に設けられ、したがって、シート19はそれぞれのプレート12上に貼られる。粘着層はマットベース11の主面11aと向かい合う部分に設けられてもよく、これによりシート19の一部が主面11aに貼り付いてもよい。シート19はマットベース11(より具体的には主面11a)に対応する形状を有する。本実施形態ではシート19の角が弧状に形成されており、すなわち、シート19は角丸を有する。しかし、シート19の角を弧などの形状に面取りすることは必須ではない。
除去しようとする付着物の種類が限定されないことに伴って、シート19の具体的な種類および構造は限定されない。本実施形態では、シート19の具体例として油吸収シート190を示す。図6は油吸収シート190の構成の一例を示す図である。油吸収シート190は、液体を吸収するための吸収シートの一例であり、より具体的には、油を吸収するための吸収シートである。油とは疎水性の液体のことをいう。油吸収シート190は吸油体191、透過防止層192、および粘着層193をこの順に備える。
吸油体191は作用面、すなわち主面として機能する層である。吸油体191の構成は限定されない。一例では、吸油体191は直径2〜10μmの繊維径を有する不織布によって構成されてもよく、例えば、吸油体191はその繊維を65%以上含んでもよい。このような吸油体191の厚みは0.2〜3.0mmであってよい。不織布の材料は限定されず、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、レーヨン、ウール、ナイロン、アクリル、ビニロン、およびアラミド繊維のうちの少なくとも一つであってよい。不織布の目付けは140〜1200g/mであってよい。不織布は界面活性材などにより親水処理されてもよい。
あるいは、吸油体191は、直径5〜30μmの多孔質吸油粒子を10〜50質量%または25〜35質量%含有するパルプ不織布によって構成されてもよい。多孔質吸油粒子として、珪藻土、パーライト、ケイ酸カルシウム粒子、活性炭、および梅炭粒子のうちの少なくとも一つが用いられてよい。この吸油体191の目付けは90〜360g/mであってよい。この吸油体191の濾水度(フリーネス)は450〜650mlであってよい。この吸油体191の厚みは0.2〜1.0mmであってよい。
あるいは、吸油体191は、表面を保護する表面層と、表面層の下に配置され、表面層を透過した油を保持する油保持層とを備えてもよい。表面層は、直径5〜20μmの繊維であるマイクロファイバーを34質量%以上または66質量%以上含む織布であってよい。表面層では、マイクロファイバーは集合繊維となっていてよく、その集合繊維の繊維径は84〜160dtexであってよい。集合繊維1本あたりに含まれるマイクロファイバーの本数は264〜1152本であってよい。マイクロファイバーの材料として、例えばPET、ナイロン、およびPPのうちの少なくとも一つが用いられてよい。例えば、マイクロファイバーの材質は、PET65%、ナイロン35%であってよい。表面層の目付けは160〜215g/mであってよく、または200〜215g/mでもよい。表面層の厚みは0.3〜0.5mmであってよい。油保持層は、繊維径2〜10μmの不織布であってよい。不織布の材料は、例えばPP、PET、ウール、レーヨン、ナイロン、アクリル、ビニロン、およびアラミド繊維のうちの少なくとも一つであってよい。油保持層の厚みは1.5〜5.0mmであってよい。
透過防止層192は油の透過を防止する層である。透過防止層192の材料は限定されず、例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、熱可塑性エラストマー、塩化ビニル、およびラテックスのうちの少なくとも一つであってよい。難燃性を加えるために、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの難燃材がさらに用いられてもよい。透過防止層192の平面方向における寸法は吸油体191の全体を含むように設定され、例えば、吸油体191の全体よりも大きくてもよい。透過防止層192の厚みは例えば0.03mm〜1mmであってよい。
粘着層193は粘着剤によって形成される。この粘着層193がそれぞれのプレート12に貼られることで油吸収シート190が主面11a上に固着される。粘着剤の種類は限定されず、例えばアクリル系粘着剤が用いられてもよい。
プレート12とシート19との関係について説明する。プレート12の厚みはシート19の厚みより小さくてもよいし、シート19の厚みより大きくてもよいし、シート19の厚みと同じでもよい。例えば、多孔質吸油粒子を含有するパルプ不織布を用いて構成されるシート19の厚みは2mm以下であり得る。これに対応して、プレート12の厚みは0.5mm以下、1mm以下、1.5mm以下、または2mm以下でもよい。
プレート12とマットベース11との関係について説明する。プレート12の剛性はマットベース11の剛性より高い。ここで、プレートの剛性と比較されるマットベースの剛性とは、主面を形成するマットベースの部分の剛性のこと、すなわちマットベースの主部の剛性ことをいう。より具体的には、マットベースの剛性とは、プレートを除いたマットベースの部分の剛性のことをいう。マットベースがゴム製であれば、マットベースの剛性とは、ゴム製の部分の剛性のことをいう。それぞれの剛性は例えば以下のように測定することができ、プレート12とマットベース11との間の剛性の大小関係はその測定結果に基づいて定めることができる。図7はマットベースおよびプレートの剛性を測定する手法の一例を示す図である。まず、プレート12およびマットベース11のそれぞれについて幅25mm×長さ250mmの試料71を用意する。プレート12およびマットベース11のそれぞれについて、試料71の厚みは、フロアマット10の構成要素として採用される際の厚みとし、したがって、厚みは試料71毎に異なり得る。測定用の水平台81に試料71を、長さ50mmの部分71aを水平台81上に固定し残り200mmの部分71bを水平台81から真っ直ぐに飛び出させた状態で、置く。したがって、その飛び出し部分は自重により下方に曲がり得る。試料71をその状態で10秒間放置した後に、試料71の端の垂れ下がり位置を定規により測定する。この垂れ下がり位置は、水平台81の上面から試料71の端までの長さLにより表される。長さLが小さいほど剛性が高い。
一例として、マットベース11を想定したNBR製の厚さ3.7mmの試料についてこの測定を実施したところ、3サンプル×3回の測定値の平均として133mmが得られた。アクリル樹脂製の厚さ2mmのプレート試料についてこの測定を実施したところ測定値は0mmであった。ステンレス剛製の厚さ1mmのプレート試料についてこの測定を実施したところ、測定値は0mmであった。したがって、この例はプレート12の剛性が明らかにマットベース11の剛性より高いことを示す。
プレート12からのシート19の90度剥離力は4N/25mm以上でもよい。この90度剥離力はJIS Z0237に準拠する方法によって測定できる。図8はその測定手法の一例を示す図である。一例では、シート19について幅25mm×長さ150mmのシート試料73を用意する。また、プレート12に対応する幅53mm×長さ100mmのパネル74を用意する。シート試料73の長手方向の一端をパネル74の長手方向の一端に合わせた状態で、幅方向におけるパネル74の中央にシート試料73を貼り付け、2kgのローラを速度300mm/分でシート試料73上を1往復させることで、シート試料73をパネル74に圧着させる。この結果、シート試料73の長さ100mmの部分がパネル74に固定され、残り50mmの部分が掴みしろとしてパネル74から飛び出した測定用サンプルが得られる。この測定用サンプルを気温23℃の環境下で20分間放置する。その後、引っ張り試験機の下側チャックにより治具を固定し、測定用サンプルをその治具にセットする。また、シート試料73の掴みしろが鉛直方向に延びるように、引っ張り試験機の上側チャック91によってその掴みしろを把持する。その後、上側チャック91によってシート試料73を速度300mm/分で上方に引っ張り、同時に、シート試料73の粘着層がパネル74から剥離する時の剥離力を測定し、その測定値の平均を90度剥離力(単位はN/25mm)として得る。
一例として、珪藻土を含有するパルプ不織布によって構成される厚さ0.32mmのシート試料73と、アクリル樹脂製の厚さ2mmのプレートに対応するパネル74と、ステンレス剛製の厚さ1mmのプレートに対応するパネル74とを用意した。そして、これら2種類のパネル74のそれぞれについて90度剥離力を測定した。90度剥離力は、アクリル樹脂製のパネル74では7.6N/25mmであり、ステンレス剛製のパネル74では4.9N/25mmであった。したがって、これらの結果は、プレート12からのシート19の90度剥離力が4N/25mm以上であることを示す。
マットベースの形状および寸法は利用の目的および場所に応じて任意の方針で設計されてよい。例えば、矩形のマットベース11の寸法は、幅600mm×長さ900mmでもよいし、幅600mm×長さ450mmでもよい。マットベースの形状は三角形、六角形、その他の多角形、円、あるいはより複雑な形状でもよい。シートの形状および寸法はマットベース(より具体的にはマットベースの主面)に合わせて設計されてよい。
マットベースが多角形状である場合には、少なくとも一つのプレートがマットベースの主面の複数の角部に設けられてもよい。例えば、少なくとも一つのプレートが該主面の一部の角部に設けられてもよいし、該主面のすべての角部に設けられてもよい。
以上説明したように、本開示の一側面に係るマットベースには着脱可能なシートが置かれる。マットベースは、シートが置かれる主面と、主面の縁部に設けられる少なくとも一つのプレートとを備える。少なくとも一つのプレートのそれぞれの剛性はマットベースの剛性よりも高い。少なくとも一つのプレートのそれぞれは、主面上に置かれたシートの外縁を支持することができるように主面の縁部に位置する。
このような側面においては、着脱可能なシートの外縁とマットベースとの間に、該マットベースよりも高い剛性を持つプレートが介在する。このプレートによってマットベースに対するシートの縁部のずれが低減または解消されるので、シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。例えば、マットベースが曲がったり、たわんだり、よれたりしたりした場合でもプレート自体の変形は少ないため、その変形に伴う力がプレートによってシートの縁部に伝わりにくくなり、シートの縁部でずれが生じにくくなる。したがって、シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。加えて、高い剛性を持つプレートがマットベースの主面の縁部に位置するので、マットベースの縁部の浮き上がりを抑制または防止することができ、これも、シートの縁部のずれを低減または解消することに貢献し得る。
他の側面に係るマットベースでは、少なくとも一つのプレートのそれぞれが、金属および合成樹脂から成る群から選択される一つによって作製されてもよい。プレートを金属または合成樹脂によって作製することで、マットベースよりもはるかに高い剛性を持つプレートが得られるので、マットベースに対するシートの縁部のずれをより確実に低減または解消できる。加えて、マットベースの縁部の浮き上がりをより確実に抑制または防止することもできる。
他の側面に係るマットベースでは、金属がステンレス鋼であってもよい。この場合には、マットベースよりもはるかに高い剛性を持つプレートが得られるので、マットベースに対するシートの縁部のずれをより確実に低減または解消できる。
他の側面に係るマットベースでは、合成樹脂が、アクリル樹脂およびフェノール樹脂から成る群から選択される一つであってもよい。この場合には、マットベースよりもはるかに高い剛性を持つプレートが得られるので、マットベースに対するシートの縁部のずれをより確実に低減または解消できる。
他の側面に係るマットベースでは、主面が矩形であり、少なくとも一つのプレートが、主面の第1辺に沿って延びる第1プレートと、該第1辺と対向する主面の第2辺に沿って延びる第2プレートとを備えてもよい。矩形の主面上の対向し合う2辺に沿ってプレートを設けることで、プレートの個数および設置面積を抑えつつ、マットベースに対するシートの縁部のずれを低減または解消できる。
他の側面に係るマットベースでは、第1辺および第2辺のそれぞれが主面の短辺であってもよい。主面の短辺にプレートを設けることで、プレートの設置面積を抑制しつつ、マットベースに対するシートの縁部のずれを低減または解消できる。
他の側面に係るマットベースでは、少なくとも一つのプレートのそれぞれの厚みが2mm以下であってもよい。このような薄いプレートを用いることで、シートとの接合性と、マットベースおよびフロアマットの携帯性とをさらに高めることができる。
他の側面に係るマットベースでは、少なくとも一つのプレートのそれぞれからのシートの90度剥離力が4N/25mm以上であってもよい。シートをプレートから剥がすための90度剥離力をこのように設定することで、プレートからのシートのめくれまたは剥がれをより確実に抑制することができる。
本発明の一側面に係るフロアマットは、上記のマットベースと、マットベースの主面に着脱可能に置かれたシートとを備える。着脱可能なシートの外縁とマットベースとの間に、該マットベースよりも高い剛性を持つプレートが介在する。このプレートによってマットベースに対するシートの縁部のずれが低減または解消されるので、シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。
他の側面に係るフロアマットでは、シートが、液体を吸収するための吸収シートであってもよい。この場合には、吸収シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。
他の側面に係るフロアマットでは、吸収シートが、油を吸収するための油吸収シートであってもよい。この場合には、油吸収シートのめくれまたは剥がれを抑制することができる。油吸収シートと共に用いられるフロアマットは床の油汚れを防止または抑制するために用いることができ、例えば、レストラン、スーパーマーケットなどでの厨房の出入口に敷かれてもよい。
他の側面に係るフロアマットでは、油吸収シートが吸油体、透過防止層、および粘着層を備え、粘着層が少なくとも一つのプレートのそれぞれに貼られることで油吸収シートが主面上に置かれてもよい。油吸収シートが粘着層によって各プレートに貼られることで、このシートを主面上にしっかりと固定することができ、これにより、油吸収シートのめくれまたは剥がれをより確実に抑制することができる。
他の側面に係るフロアマットでは、吸油体が、多孔質吸油粒子を含有するパルプ不織布によって構成されてもよい。この構成により油吸収シートの性能を上げることができる。
他の側面に係るフロアマットでは、多孔質吸油粒子が珪藻土を含んでもよい。この構成により油吸収シートの性能を上げることができる。
以上、本開示の実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
10…フロアマット、11…マットベース、11a…主面、12…プレート、19…シート、190…油吸収シート、191…吸油体、192…透過防止層、193…粘着層。

Claims (14)

  1. 着脱可能なシートが置かれるマットベースであって、
    前記シートが置かれる主面と、
    前記主面の縁部に設けられる少なくとも一つのプレートと
    を備え、
    前記少なくとも一つのプレートのそれぞれの剛性が前記マットベースの剛性よりも高く、
    前記少なくとも一つのプレートのそれぞれが、前記主面上に置かれた前記シートの外縁を支持することができるように前記主面の縁部に位置する、
    マットベース。
  2. 前記少なくとも一つのプレートのそれぞれが、金属および合成樹脂から成る群から選択される一つによって作製される、
    請求項1に記載のマットベース。
  3. 前記金属がステンレス鋼である、
    請求項2に記載のマットベース。
  4. 前記合成樹脂が、アクリル樹脂およびフェノール樹脂から成る群から選択される一つである、
    請求項2に記載のマットベース。
  5. 前記主面が矩形であり、
    前記少なくとも一つのプレートが、前記主面の第1辺に沿って延びる第1プレートと、該第1辺と対向する前記主面の第2辺に沿って延びる第2プレートとを備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のマットベース。
  6. 前記第1辺および前記第2辺のそれぞれが前記主面の短辺である、
    請求項5に記載のマットベース。
  7. 前記少なくとも一つのプレートのそれぞれの厚みが2mm以下である、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のマットベース。
  8. 前記少なくとも一つのプレートのそれぞれからの前記シートの90度剥離力が4N/25mm以上である、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のマットベース。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のマットベースと、
    前記マットベースの前記主面に着脱可能に置かれた前記シートと
    を備えるフロアマット。
  10. 前記シートが、液体を吸収するための吸収シートである、
    請求項9に記載のフロアマット。
  11. 前記吸収シートが、油を吸収するための油吸収シートである、
    請求項10に記載のフロアマット。
  12. 前記油吸収シートが吸油体、透過防止層、および粘着層を備え、
    前記粘着層が前記少なくとも一つのプレートのそれぞれに貼られることで前記油吸収シートが前記主面上に置かれる、
    請求項11に記載のフロアマット。
  13. 前記吸油体が、多孔質吸油粒子を含有するパルプ不織布によって構成される、
    請求項12に記載のフロアマット。
  14. 多孔質吸油粒子が珪藻土を含む、
    請求項13に記載のフロアマット。
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