JP2021010385A - リールシート及び釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】釣り人の好みや状況に応じてリールシートの下側部分を容易にカスタマイズすることができるリールシートと釣竿を提供する。【解決手段】竿本体の所定位置に取り付けられる筒状のリールシート本体を備えたリールシートであって、リールシート本体は、竿本体に固定され、リール脚が載置されるリール脚載置面5を上面に有する固定部材12,13と、該固定部材12,13とは別体の構成であって、リール脚載置面5とは反対側の下側領域を構成し、固定部材12,13が竿本体に取り付けられた状態において該固定部材12,13に着脱自在に取付可能な下部材11と備え、該下部材11の固定部材12,13への取り付け状態を保持するための保持用ナット3を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、釣竿にリールを固定するための釣竿用のリールシートと、該リールシートを備えた釣竿に関する。
釣竿にリールを固定するための釣竿用のリールシートとしては、例えば、両軸リールを固定するためのものがあって、そのリールシートは、上面にリール脚を載置するためのリール脚載置面を有し、下面には、釣竿及びリールを持つ手の指を引っかけるためのトリガを備えている。しかしながら、釣り人によってはトリガの位置が好みに合わない場合もある。これに対して本出願人は、下記特許文献1所載のように、トリガを有する下本体部を上本体部に対して前後に移動可能に構成することにより、釣り人が手の大きさや好み等によって下本体部を前後に移動させてトリガの位置を変更できる構成について既に提案済みである。
かかる構成では、トリガの位置を前後に調節できるという大きな利点がある。しかしながら、トリガの大きさや長さ、角度は一定である。そのため、釣竿を修理、分解することなく、好みや状況、使用するリールの種類等に合わせて、釣り人自身がトリガ自体を別の仕様のものに変更するということはできない。この点は、トリガを有しない構成であっても同様である。
特許第4412693号公報
それゆえに本発明は、釣り人の好みや状況に応じてリールシートの下側部分を容易にカスタマイズすることができるリールシートと釣竿を提供することを課題としている。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係るリールシートは、竿本体の所定位置に取り付けられるリールシートであって、竿本体に固定され、リール脚が載置されるリール脚載置面を上面に有する固定部材と、固定部材とは別体の構成であって、リール脚載置面とは反対側の下側領域を構成し、固定部材が前記竿本体に取り付けられた状態において固定部材に着脱自在に取付可能な下部材と、下部材の固定部材への取り付け状態を保持するための保持部材と、を備え、保持部材は、前記下部材の軸線方向他端部を軸線方向に押圧する押圧部を有し、固定部材は、下部材の軸線方向一端部を受け止める受け部を有し、固定部材と保持部材とで下部材を軸線方向に狭持することを特徴とする。尚、上下の方向は、リール脚載置面を上側としたときの方向であって、使用状態においてリール脚載置面が上側を向く姿勢に限られず、下側を向く姿勢となってもよい。
該構成のリールシートにあっては、リールシート本体の固定部材が竿本体に取り付けられた状態において下部材が固定部材に着脱自在であって、下部材の取り付け状態を保持部材によって保持することができる。従って、釣竿にリールシートが取り付けられた状態で釣り人自らがリールシート本体の下部材を容易に取り外すことができる。従って、他の仕様の下部材を用意することで、製造元に釣竿の修理、分解を依頼しなくても、釣り人自身が他の仕様の下部材に簡単に交換することができる。
特に、固定部材は、下部材の軸線方向一端部が固定部材から下方に離反しないように該一端部を係止する係止部を有しており、保持部材は、固定部材に対して軸線方向に移動可能であって、下部材の軸線方向他端部を下側から覆うカバー部を有していることが好ましい。該構成によれば、固定部材の係止部と保持部材のカバー部によって下部材の軸線方向両端部を下側から支えるので、下部材の下方への離反を防止して下部材の取付状態が維持される。
更に、上記構成に加えて、保持部材は、下部材の軸線方向他端部を軸線方向に押圧する押圧部を有しており、固定部材は、下部材の軸線方向一端部を受け止める受け部を有しており、固定部材と保持部材とで下部材を軸線方向に狭持することが好ましい。該構成によれば、固定部材の係止部と保持部材のカバー部によって下部材の下方への離反が防止されるうえに、固定部材と保持部材とで下部材が軸線方向に狭持されるので、下部材の取付状態がより一層強固になり、下部材がしっかりと固定されることになる。
また更に、受け部は、軸線方向一端部側ほど上側に向かう傾斜面を有しており、該傾斜面が係止部を構成していることが好ましい。このように固定部材の受け部が傾斜面を有していると、下部材が保持部材によって軸線方向に押された際に、固定部材の傾斜面によって下部材には上側への力が作用することになり、下部材を固定部材に対して軸線方向のみならず上側にも押し付けて固定できる。そして、このように固定部材の受け部に傾斜面を設けることでその傾斜面が係止部にもなって固定部材を下側から支えることにもなる。
また、固定部材は、下部材の軸線方向中途部の下方移動を規制する中間係止部を備えていることが好ましい。上述のように下部材は保持部材に軸線方向に押圧される。その際、下部材の軸線方向の中途部が下方に撓んだりして下方に位置ずれしようとするが、固定部材に中間係止部が形成されていると、下部材の軸線方向の中途部の下方移動が規制され、より一層しっかりと下部材が固定される。
また、固定部材は、リール脚の一方の端部が挿入される固定フード部と、軸線方向一端部側の外周面に位置し、リール脚の他方の端部が挿入される可動フードを軸線方向に移動させると共に所定位置に固定するためのフード用ナットが螺合するフード用雄ネジ部と、固定フード部よりも軸線方向他端部側の外周面に位置する保持用雄ネジ部とを備えており、保持部材は、固定部材の保持用雄ネジ部に螺合する保持用ナットを備えていることが好ましい。このように保持部材が保持用ナットを備えていると、保持部材を軸線方向に容易に移動させて下部材を押圧することができ、また、逆方向にも簡単に移動させることができて、下部材への押圧力を解除して下部材を容易に取り外すことができる。また、リールをリールシートから取り外さなくても下部材を取り外したり取り付けたりすることもできる。
また、下部材の軸線方向他端部は軸線方向に見て周方向に湾曲した形状であって、該下部材の軸線方向他端部には、軸線方向に対して直交する被押圧面と、該被押圧面の径方向内側の位置から軸線方向に突出する突片部とが形成されており、保持部材は筒状であってその一端部が筒状のカバー部を構成し、保持部材の一端面が押圧部を構成しており、保持部材の筒状のカバー部が下部材の突片部を径方向外側から覆うと共に保持部材の一端面が下部材の被押圧面を押圧することが好ましい。このように保持部材のカバー部が下部材の突片部を径方向外側から覆うと共に保持部材の一端面が下部材の被押圧面を押圧することで、下部材を確実に固定できる。
その場合特に、下部材の突片部は周方向に沿って延びた形状であって、該突片部の外周面には、周方向に延びる係合突条が径方向外側に向けて突設され、保持部材の筒状のカバー部の内周面には周方向に延びる係合溝が形成されており、保持部材の係合溝に下部材の係合突条が係合することが好ましい。このように保持部材の係合溝に下部材の係合突条が係合することにより下部材をより一層強固に固定できる。
また、突片部は、下側の半周分を越えて上側に延びており、係合突条は、突片部の周方向の全長に亘って形成されていることが好ましく、下部材をより一層しっかりと固定できる。
更に、被押圧面は突片部よりも上側に延びていることが好ましく、保持部材からの押圧力をより一層確実に下部材に作用させることができ、下部材をより一層確実に狭持できる。
また、固定部材は、射出成形品であってリール脚載置面と固定フード部とフード用雄ネジ部が形成された本体部材と、射出成形品であって本体部材とは別体の構成であり、本体部材の軸線方向他端部側に接合された筒状部材とを備え、該筒状部材に保持用雄ネジ部が形成されていることが好ましい。保持用雄ネジ部が固定フード部等と共に固定部材に一体的に形成された構成であってもよいが、本体部材とは別体の筒状部材に保持用雄ネジ部が形成されていると、保持用雄ネジ部の位置を変更することが容易である。即ち、本体部材は、複雑な形状であるためその金型を変更することはコスト面から好ましくない。一方、保持用雄ネジ部の位置は釣竿に応じて変更する可能性がある。そのため、本体部材から筒状部材を分離独立させて、その筒状部材に保持用雄ネジ部を形成することにより、本体部材の金型を変更することなく、保持用雄ネジ部の位置や長さを低コストで変更できる。
また更に、本体部材の軸線方向他端部には軸線方向に見て円弧状のカバー片部が軸線方向に向けて突設されており、本体部材と筒状部材との接合部の全周のうち上部領域は本体部材のカバー片部によって径方向外側から覆われ且つ残る下部領域は下部材によって径方向外側から覆われることが好ましく、本体部材と筒状部材との接合部を容易に隠すことができる。
特に、下部材の被押圧面は、本体部材のカバー片部の端面よりも、軸線方向他端部側に僅かに突出していることが好ましく、下部材を軸線方向に確実に押圧して狭持できる。
また、保持部材は、軸線方向に移動可能であって且つ回転不能な押圧筒体と、該押圧筒体の軸線方向他端部側に位置し、押圧筒体に相対回転可能に係止されて押圧筒体を軸線方向に移動させるための保持用ナットとを備えていことが好ましい。このように押圧筒体を備えることで保持用ナットを固定部材から離して配置できる。保持用ナットが固定部材から離れた配置態様であると、釣りの際にリールシートを把持している手が保持用ナットに触れて保持用ナットが緩むということが防止される。
また、本発明に係る釣竿は、上記リールシートを備えたものである。
以上のように、リールシートが釣竿に取り付けられた状態においてリールシートの下部材を取り外したり取り付けたりできるので、釣り人の好みや状況、使用するリールの種類等に応じて下部材を釣り人自らが取り外したり取り付けたりすることができ、他の仕様の下部材に交換することもできる。
本発明の一実施形態におけるリールシートの正面図。 同リールシートの平面図。 同リールシートの分解図。 同リールシートを軸線方向に沿って切断した縦断面図。 同リールシートを軸線方向に沿って切断した縦断面図であって、保持用ナットを取り外した状態を示す。 同リールシートを軸線方向に沿って切断した縦断面図であって、保持用ナットと下部材を取り外した状態を示す。 同リールシートの本体部材を軸線方向に沿って切断した縦断面図。 同リールシートの筒状部材を軸線方向に沿って切断した縦断面図。 同リールシートの本体部材と下部材の関係を示す要部正面図であって、筒状部材と保持用ナットを取り外した状態を示す。 (a)は同リールシートの下部材を軸線方向他端部側から見た側面図、(b)は同リールシートの下部材と本体部材を軸線方向他端部側から見た側面図。 図4の要部拡大図。 同リールシートの使用状態を示す正面図。 同リールシートの使用状態を示す正面図。 本発明の他の実施形態におけるリールシートの要部縦断面図。
以下、本発明の一実施形態に係るリールシートについて図1〜図13を参酌しつつ説明する。本実施形態におけるリールシートは、両軸リールを釣竿に取り付けるためのものであって、一般的には、使用状態において両軸リールは上側を向く。但し、スピニングリールを取り付けるためのものであってもよく、その場合には、使用状態においてスピニングリールは下側を向く。以下、リールシートの軸線方向を前後方向と称し、軸線方向一端部側を前側と、軸線方向他端部側を後側として説明する。図1に前側を矢印X1で示し、後側を矢印X2で示しているが、前後逆の配置であってもよい。また、後述するリール脚載置面5を上側とし、それとは反対側を下側とする。図1に上側を矢印Y1で示し、下側を矢印Y2で示す。リールシートは、竿本体1(ブランク)に外装着される筒状の構成であって、リールシート本体と、保持部材としての保持用ナット3と、図示しないフード用ナット及び可動フードとを備えている。
リールシート本体は、全体として筒状であって、その内側を竿本体1が挿通する。従って、リールシート本体は、竿本体1が挿通する竿挿通孔4を有している。リールシート本体は、竿本体1の所定位置に取り付けられる。リールシート本体は竿本体1の外周面に直接接着固定されたり、竿本体1の外周面との間に筒状のスペーサ(図示省略)を介して接着固定されたりする。
リールシート本体は、リール脚載置面5と固定フード部6とフード用雄ネジ部7と保持用雄ネジ部8とトリガ9とを備えている。リール脚載置面5は、図示しないリール脚を載置するための部分であってリールシート本体の上面に形成されている。該リール脚載置面5の後側に、リール脚の後端部が前側から挿入される固定フード部6が形成されている。また、リールシート本体の前部外周面にはフード用ナットが螺合するフード用雄ネジ部7が形成されている。フード用ナットの後側に可動フードが位置し、可動フードはリールシート本体に対して前後方向に移動可能であるが回転不能である。可動フードは筒状であって、その全周のうちの上部に部分的に径方向外側に膨出したフード部が形成されており、そのフード部にリール脚の前端部が後側から挿入される。フード用ナットの後端部は可動フードの前端部に相対回転可能に係止されていて、フード用ナットが回転しながら前後に移動すると、それに合わせて可動フードは前後に移動するものの回転はしない。フード用ナットを後側に移動させることで可動フードを固定フード部6に接近させることができて可動フードと固定フード部6でリール脚を前後に狭持して固定する。逆に、フード用ナットを前側に移動させると、可動フードは固定フード部6から前側に離れていき、リールを釣竿から取り外すことができる。
リールシート本体の後部外周面には、保持用ナット3が螺合する保持用雄ネジ部8が形成されている。該保持用雄ネジ部8は固定フード部6よりも後側に位置している。尚、保持用雄ネジ部8の後側には、雄ネジ部が形成されていない平滑な外周面が後端まで存在しており、その平滑な外周面の長さは、保持用雄ネジ部8の長さと同等あるいはそれよりも長い。
トリガ9はリールシート本体の下面に形成されている。該トリガ9は指を引っ掛けるためのものであって下方に向けて突設されており、若干斜め前方に傾斜している。トリガ9は固定フード部6に対向した下側の位置に形成されている。尚、本実施形態では、リールシート本体の下面であってトリガ9の前側の位置に貫通孔10が形成されている。貫通孔10は竿挿通孔4と連通しており、貫通孔10を介して竿本体1が露出する。従って、貫通孔10から露出する竿本体1の部分に指で触れることができる。
本実施形態において、リールシート本体は、固定部材と該固定部材とは別体に構成された下部材11とを備えている。固定部材は、竿本体1に接着固定される。固定部材は、リールシート本体の主要部を構成していて、フード用雄ネジ部7とリール脚載置面5と保持用雄ネジ部8を有している。下部材11は、リールシート本体の下側部分を構成していて、固定部材に対して下方に分離可能であって、下方から着脱自在に取り付けられる。該下部材11には、トリガ9と貫通孔10が形成されている。
<固定部材>
固定部材は、一つの部材から構成されていてもよいが、本実施形態では互いに別体にて構成された前後二つの部材から構成されている。即ち、固定部材の前側部分であって主要部である本体部材12と、固定部材の後側部分を構成する筒状部材13とから構成されている。本体部材12と筒状部材13は前後に接合されている。詳細には、本体部材12の後端面12aと筒状部材13の前端面13aとが前後方向に対峙するように面接触していて、本体部材12と筒状部材13はネジ14により一体化されている。但し、本体部材12と筒状部材13の取り付け方法はネジ14に限られず任意であって接着等であってもよい。
<本体部材12>
本体部材12にリール脚載置面5と固定フード部6とフード用雄ネジ部7が形成されている。本体部材12は全体としては筒状であるが、その前後方向の中途部は、全周のうち下側略半分の領域が切り欠かれていて上側の略半分の領域のみとされている。即ち、本体部材12は、前側から順に、筒状の前筒部20と、上側のみの上半割状とされた半割状部21と、筒状の後筒部22に区分される。前筒部20にはフード用雄ネジ部7が形成され、主として半割状部21の上面にリール脚載置面5が形成され、後筒部22には固定フード部6が形成されている。このように半割状部21は上側領域のみの半割状とされていることから、竿挿通孔4は半割状部21において下方に開口している。また、半割状部21の前後には、二つの筒部である前筒部20と後筒部22が形成されていて、それらの前筒部20と後筒部22において竿本体1の外周面に全周に亘って直接あるいは間接的に固定されるので、半割状部21を有していても、竿本体1に本体部材12を確実に固定できる。前筒部20はその後端部を除いて下部材11には覆われずに外部に露出する一方、後筒部22はその上側領域については下部材11によって覆われずに外部に露出するもののその下側領域については下部材11によって覆われるため外部には露出しない。
本体部材12に下方から下部材11が取り付けられる。そのため、本体部材12の下側部分の外面には、下部材11が径方向外側から重なり合う重ね合わせ面23が形成されている。図3等において重ね合わせ面23の箇所には多数のドットを付して示している。重ね合わせ面23においては本体部材12と下部材11とが内外重なり合って二重の構成となる。具体的には、重ね合わせ面23は、前筒部20の後端部の下部から半割状部21、後筒部22の下部にかけて形成されていて、下部材11が本体部材12に取り付けられた状態では下部材11によって覆われて見えなくなる。
重ね合わせ面23は、本体部材12の外面に対して一段径方向内側に位置するようにして形成されている。即ち、重ね合わせ面23と本体部材12の外面との間の境界部には段差部が形成されている。段差部は、重ね合わせ面23の前端部に位置する前段差部24と、該前段差部24の上端部から後方に延びていて本体部材12の後端部まで達する上段差部25とから構成されている。前段差部24は、最下部から左右両側に向けて左右対称関係を有して上方に延びていて、前後方向に見たときには略U字状に形成されている。より詳細には、前段差部24は、最下部から前側に傾斜しつつ上方に延びていて、従って、前段差部24は前側ほど上側となる傾斜面を有しており、該傾斜面は左右それぞれ形成されている。本実施形態では、前段差部23の全長に亘って傾斜面が形成されている。また、前段差部24が、下部材11の前端部を受け止める受け部を構成していると共に、下部材11の前端部を下側から係止する係止部を構成している。
重ね合わせ面23は、半割状部21においては前後方向に延びていて左右一対形成されている。かかる半割状部21における左右一対の重ね合わせ面23には、それぞれ中間係止部として係止凸部26が形成されている。左右の重ね合わせ面23はそれぞれ左右外側を向いており、係止凸部26は左右外側に向けて突設されている。係止凸部26は上段差部25から下方且つ後方に向けて延びていて、その下端部は重ね合わせ面23の下端部よりも下方に突出している。尚、係止凸部26の下端部は前後方向に円弧状に湾曲している。係止凸部26は半割状部21の後部に位置していて、上段差部25の中間部に位置しており、左右一対の係止凸部26は互いに対向配置となっている。
図7のように、本体部材12の後端面12aが筒状部材13との接合面となっている。該接合面は前後方向に対して直交した面であって竿挿通孔4の後端開口部の全周に亘って形成されている。該接合面の上部には、後方に向けてカバー片部27が庇状に突設されている。該カバー片部27は、図10(b)に示しているように、後方から見て円弧状であって、その中心角は180度未満である。また、接合面の全周のうちの上部は局所的に径方向の寸法が大きくなっており、その左右方向の中央部には、筒状部材13を本体部材12にネジ止めするための下孔28が形成されている。該下孔28は、カバー片部27の基端部の直ぐ下側に位置している。
<筒状部材13>
筒状部材13の前端面13aが筒状部材13の接合面となっている。該筒状部材13の接合面も前後方向に対して直交する面となっており、本体部材12の接合面に筒状部材13の接合面が後側から当接して、本体部材12と筒状部材13は互いに同軸上に接合一体化される。筒状部材13の前部の外周面には第一膨出部31と第二膨出部32が形成されている。第一膨出部31は筒状部材13の前端部に位置していて、第二膨出部32は第一膨出部31の後側に連設されている。第一膨出部31は、上方に向けて鍔状に膨出していて、筒状部材13が本体部材12に取り付けられた状態において本体部材12のカバー片部27の径方向内側に入り込んだ状態となる。即ち、第一膨出部31は、カバー片部27によって径方向外側から覆われ、第一膨出部31の後面はカバー片部27の後端面と略面一となる。第一膨出部31の上面は周方向に湾曲した周面(湾曲面)であって、カバー片部27の内面と対峙する。第二膨出部32は第一膨出部31と同様に上方に向けて鍔状に膨出しているが、その高さは第一膨出部31よりも低く、上方への膨出量は小さい。第二膨出部32の上面も周方向に湾曲した周面であって、後述する下部材11の突片部45の外周面と略同一半径で略同一円上に位置する。
図8のように、第一膨出部31の上面の頂上部には、上方に開口したネジ14用のザグリ凹部33が形成されていると共にその前側にはネジ用貫通孔34が形成されており、該ザグリ凹部33からネジ用貫通孔34を介してネジ14が本体部材12の下孔28へとねじ込まれる。このように、筒状部材13は第一膨出部31の頂上部において一本のネジ14により本体部材12とネジ止めされる。ネジ14は仮止めとして機能していると共に、本体部材12と筒状部材13の間の周方向の位置決めの役割も担っている。リールシート単体では一本のネジ14で本体部材12の上部に筒状部材13がネジ止めされているが、竿本体1にリールシートが取り付けられた状態においては、本体部材12と筒状部材13は何れも竿本体1に接着される。尚、ネジ14の頭部は、本体部材12のカバー片部27の内側に位置し、カバー片部27の内側に隠れた状態となる。第二膨出部32の上面の頂上部には第一膨出部31のザグリ凹部33と連続する凹溝35が第二膨出部32を前後方向に横断するようにして形成されている。本体部材12に筒状部材13を合体させる組み立て作業時に、例えばドライバで凹溝35からネジ14を締め込み操作できる。第二膨出部32の後側に保持用雄ネジ部8が形成され、該保持用雄ネジ部8の後端部から筒状部材13の後端部までの部分の外周面は凹凸のない平滑な外周面となっている。
<下部材11>
下部材11は、本体部材12の半割状部21の下側に開口している下方開口部を下方から覆う。下部材11は、全体として下半割状に形成されていて、横断面視においては略半円の円弧状あるいは略U字状に形成されている。下部材11の前端部40は、本体部材12の前段差部24に対応した形状となっている。本体部材12の前段差部24が左右一対の傾斜面を有していることから、下部材11の前端部40もそれに対応して最下部から前側且つ上方に向けて傾斜して延びる傾斜面を有している。この下部材11の前端部40の傾斜面が、本体部材12の係止部である傾斜面によって係止される。従って、下部材11の前端部40の傾斜面が被係止部を構成している。
下部材11の内面には、本体部材12の重ね合わせ面23に対応して重ね合わせ面41が形成されている。尚、図6等において下部材11の重ね合わせ面41の箇所には多数のドットを付して示している。下部材11の内面のうち重ね合わせ面41以外の部分は竿挿通孔4の壁面42を構成しているが、重ね合わせ面41は竿挿通孔4の壁面42よりも径方向の一段外側に形成されている。また、下部材11の前後方向の中途部の内面には、本体部材12の係止凸部26が係合する係止凹部43が形成されている。係止凹部43は、左右一対形成されており、本体部材12の係止凸部26に対応して、下部材11の上端部から斜め後方に向けて形成されている。尚、係止凹部43は重ね合わせ面41に形成されているが、その下端部は重ね合わせ面41を下方に若干越えて竿挿通孔4の壁面42まで達している。
下部材11の後端部には、前後方向に対して直交する面である被押圧部としての被押圧面44と、該被押圧面44の径方向内側の端部から後方に突出する突片部45とが形成されている。被押圧面44は下部材11の後端面であって、そこから更に後方に向けて突片部45が突出している。下部材11は下側の半割状であるが、その後端部においては下側の半周分(180度分)を越えて上方に向けて所定長さ延びている。図10(a)のように下部材11の後端部を後方から見たとき、下部材11の後端部は上方に開口したU字状ないしC字状となっており、被押圧面44も上方に開口したU字状ないしC字状となっている。そして、その被押圧面44の周方向の全周のうち所定長さ領域に突片部45が形成されている。該突片部45は、後方から見たとき、被押圧面44に対応してU字状ないしC字状であって、下側の半周分を越えて上方に所定長さ延びた形状となっている。但し、突片部45は被押圧面44の周方向の全長に亘って形成されてはおらず、被押圧面44の周方向の両端部44aには形成されていない。従って、被押圧面44の周方向の両端部44aは突片部45の周方向の両端部45aよりも上側に延びている。突片部45は薄肉に形成されているが、図11のように、その先端部の外面には径方向外側に向けて係合突条46が突設されている。該係合突条46は突片部45の周方向に沿って延びていて突片部45の全長に亘って形成されている。このように突片部45の先端部に係合突条46が形成されていることにより、突片部45の先端部は突片部45の他の部分に比して局所的に厚肉となっている。
下部材11は固定部材に下側から嵌合し、その嵌合によって下部材11は保持用ナット3がなくても自然落下しない程度に固定部材に保持される。また、本体部材12と筒状部材13との接合部15の全周のうち上部領域は、本体部材12に筒状部材13がネジ止めされることで、本体部材12のカバー片部27によって径方向外側から覆われているが、接合部15の全周のうち、カバー片部27によって覆われずに残った下部領域は、下部材11が固定部材に嵌合することによって、その下部材11により径方向外側から覆われる。従って、下部材11が固定部材に取り付けられると、本体部材12と筒状部材13の接合部15は全周に亘って見えなくなる。
このように下部材11が固定部材に取り付けられた状態においては、本体部材12のカバー片部27の後端面27aの下側に下部材11の被押圧面44が位置し、筒状部材13の第二膨出部32の下側に下部材11の突片部45が位置する。そして、図9のように、下部材11の被押圧面44は、本体部材12のカバー片部27の後端面27aよりも後方に僅かに突出した状態となる。本体部材12のカバー片部27の後端面27aに対する下部材11の被押圧面44の後方への突出量Dは僅かであって、1mm以下、好ましくは、0.1mm以上0.5mm以下である。このように下部材11の被押圧面44が本体部材12のカバー片部27の後端面27aよりも後方に僅かに突出した状態となるので、主として下部材11の被押圧面44が保持用ナット3によって前側に押圧されることになる。
<保持用ナット3>
保持用ナット3は筒状であって、径一定であってもよいが、本実施形態では、径が異なる複数の部分を有している。保持用ナット3の前端部には、他の部分よりも内径が大きい筒状のカバー部50を有している。保持用ナット3は、その内周面に、保持用雄ネジ部8と螺合する雌ネジ部51を有しているが、カバー部50の内径は雌ネジ部51よりも大きい。
カバー部50は、下部材11の突片部45と筒状部材13の第二膨出部32を径方向外側から覆う。カバー部50の内周面には周方向に延びる係合溝52が全周に亘って形成されている。即ち、係合溝52は環状に形成されている。該保持用ナット3の係合溝52に下部材11の係合突条46が係合する。係合溝52は、カバー部50の内周面のうち先端部から所定長さ奥側の位置に形成されている。従って、保持用ナット3を締め付けていくと、保持用ナット3のカバー部50の先端部内周面が下部材11の突片部45の係合突条46を乗り越えていって、その後、保持用ナット3のカバー部50の係合溝52に下部材11の突片部45の係合突条46が係合する。
保持用ナット3の前端面3aが、下部材11の被押圧面44を前側に押圧する押圧部を構成している。保持用ナット3のカバー部50の外周面は、他の部分と同一径であってもよいが、本実施形態では他の部分よりも大径とされている。そのカバー部50の外周面の前端部には、環状のフランジ部53が径方向外側に向けて突設されている。このように保持用ナット3の前端部外周面に環状のフランジ部53を設けることで保持用ナット3の前端面3aの面積を拡大できる。
カバー部50の後側に雌ネジ部51が形成されており、該雌ネジ部51の後端部から保持用ナット3の後端部までの間の内周面は平滑面となっている。尚、図1及び図2に二点鎖線で示しているように、保持用ナット3の外側には筒状のグリップ体16が装着される。該グリップ体16は例えば発泡EVAやコルク等からなる。
<材質>
本体部材12、筒状部材13、下部材11及び保持用ナット3は、何れも射出成形により形成してよい。材質としては、種々の合成樹脂であってよく、同一の材質であってもよいが、異なる材質とすることが好ましい。特に、本体部材12と下部材11は、筒状部材13や保持用ナット3に比して相対的に強度の高い材質を使用することが好ましい。本体部材12と下部材11の材質としては、繊維強化樹脂が好ましく、特に、長さが1mm以下の短繊維を強化繊維とした繊維強化樹脂が好ましい。また、その繊維としてはカーボン繊維が好ましい。一方、筒状部材13と保持用ナット3の材質も種々の硬質の合成樹脂であってよく、繊維強化樹脂を使用することも好ましく、例えば、ガラス繊維強化ナイロン樹脂製とすることができる。
以上のように構成されたリールシートにあっては、図12のように保持用ナット3を緩めた状態で下部材11を本体部材12と筒状部材13に下側から嵌合させる。図13のように下部材11は嵌合力によって落下せずにその状態を維持する。そして、その状態で保持用ナット3を回転させて前側に移動させていく。保持用ナット3を回転させながら前側に移動させていくと、やがて保持用ナット3のカバー部50が下部材11の突片部45に到達する。下部材11の突片部45の外周面には係合突条46が形成されているので、保持用ナット3のカバー部50の内周面は下部材11の突片部45の係合突条46を乗り越えながら前側へ強制的に進んでいく。そして、保持用ナット3のカバー部50の係合溝52が下部材11の突片部45の係合突条46に係合すると、保持用ナット3の前端面3aが下部材11の被押圧面44に当接し、そこから更に保持用ナット3を強く締め込むことで保持用ナット3が下部材11を前側に押圧する。このように下部材11が取り付けられた状態においては、筒状部材13は保持用ナット3によって覆われて見えなくなる。
下部材11の前端部40は本体部材12の係止部である傾斜面(前段差部24)によって係止されているので、下部材11の前端部40の下方への落下が防止される。一方、下部材11の後端部においては、突片部45が保持用ナット3のカバー部50によって径方向外側から覆われているので、下部材11の後端部の下方への落下も防止される。しかも、保持用ナット3が下部材11を前側に押圧しているので、下部材11は保持用ナット3と本体部材12とによって前後に狭持される。従って、下部材11がぐらついたりすることなく強固な取付状態が得られる。また、保持用ナット3が下部材11を前側に押すと、本体部材12の傾斜面である前段差部24によって下部材11の前端部40には上側への力が作用することになり、下部材11が自動的に本体部材12側である上側へと移動して本体部材12にしっかりと密着することになる。
下部材11は保持用ナット3によって押圧されるため、下部材11の前後方向の中途部が下方に撓む可能性があるが、本体部材12に中間係止部としての係止凸部26が形成されていて下部材11の係止凹部43に係合しているので、下部材11の前後方向の中途部が下方に撓んだり移動したりしにくくなって、より一層しっかりと下部材11が固定される。特に、係止凸部26や係止凹部43が本体部材12の傾斜面(前段差部24)と同じ向きに傾斜しているので、保持用ナット3によって下部材11が前側に押されることで、下部材11の前端部40のみならず中途部においても上側への力が作用することになり、下部材11を全長に亘ってしっかりと本体部材12に押し付けて固定することができる。
また更に、下部材11の突片部45の外周面に係合突条46が形成されていて保持用ナット3の係合溝52に係合するので、下部材11をより一層強固に固定でき、且つ、取り付け状態を維持することができる。特に、突片部45が下側の半周分を越えて上側に延びていてその周方向の全長に亘って係合突条46が形成されているので、係合溝52と係合突条46との係合状態がより一層確実なものとなり、下部材11の固定力を高めることができる。しかも、その突片部45よりも更に上側まで被押圧面44が延びているので、保持用ナット3による押圧力も確実に下部材11に作用させることができる。
一方、下部材11を取り外す際には、図1に示すように下部材11が取り付けられた状態から、図13のように保持用ナット3を反対側に回転させて後進させ、図12のように下部材11を下方に引っ張ることで容易に固定部材から取り外すことができる。従って、例えば、トリガ9の形状や位置、あるいは、下部材11の材質や色、デザイン等が異なる他の下部材11に容易に交換することができ、釣り人の好みやリールの種類、対象魚や状況等に応じて、釣り人が自由にリールシートをカスタマイズして楽しむことができる。また、例えば上述の下部材11には貫通孔10が形成されていたが、好みや状況等に応じて、貫通孔10のない下部材11に交換するということもできる。このような下部材11の交換は、釣竿にリールシートが取り付けられた状態のままで行うことができるため、釣り人自らが容易に交換することができ、例えば、釣りの現場においても容易に交換でき、また、リールを取り付けた状態のままでも交換できる。特に、保持用ナットの操作のみで交換することができるので、交換作業は極めて簡単であって素早く交換することができる。尚、下部材11を取り外しても、リールシートにはリール脚載置面5や固定フード部6、可動フード、フード用ナットがそのまま残っているため、下部材11を取り外したリールシートにリールを装着して釣りを行うことも可能であり、その意味において下部材11をオプション的な扱いとしてもよい。
また、固定部材を一つの部材として構成するのではなく、本体部材12と筒状部材13に分けて構成しているので、例えば製造側において釣竿の種類に応じて保持用雄ネジ部8の位置や長さを仕様変更する必要が生じた場合でも、筒状部材13のみを金型変更して対応すれば足り、本体部材12の金型を変更する必要がない。
尚、本実施形態では、保持部材としての保持用ナット3が直接下部材11を押圧する構成としていたが、保持用ナット3が他の部材を介して下部材11を間接的に押圧する構成であってもよい。例えば、図14のように保持部材として保持用ナット3と押圧筒体17とを備える構成であってもよい。保持用ナット3は下部材11から後方に離れた位置にあって、その保持用ナット3と下部材11との間に押圧筒体17が位置している。押圧筒体17は筒状部材13に外装されていてその筒状部材13に対して前後方向に移動可能であるが軸線回りに回転することはできない。即ち、押圧筒体17の後端部は保持用ナット3の前端部に相対回転可能に係止されていて、保持用ナット3が回転しても押圧筒体17は回転しない。従って、保持用ナット3を回転させることにより、押圧筒体17を前後にスライド移動させることができる。この場合、押圧筒体17の前端面17aが下部材11の被押圧面44を押圧する。従って、押圧筒体17の前端面17aが押圧部となる。また、押圧筒体17の前端部に筒状のカバー部50が形成されてその内周面に係合溝52が形成される。
このように保持用ナット3と下部材11との間に押圧筒体17を備える構成では、保持用ナット3が下部材11から後方に離れることになる。そのため、筒状部材13もそれに応じて全長が長くなり、その後部外周面に保持用雄ネジ部8を備えることになる。また、筒状部材13の前部外周面には、押圧筒体17の内周面の突条(図示省略)が係合する凹溝(図示省略)が前後方向に沿って形成され、これによって押圧筒体17は前後方向にスライド移動できる。このような構成であっても本体部材12は上述の構成と同じであるため、本体部材12の金型を変更する必要がなく、筒状部材13の金型のみを変更すればよい。また、この構成では、図14に二点鎖線で示しているように、押圧筒体17の外側に筒状のグリップ体16が装着され、そのグリップ体16の後側に保持用ナット3が位置することになる。従って、釣りを行う際に、リールを把持する手が保持用ナット3に触れにくくなり、保持用ナット3が緩みにくくなるという利点がある。
尚、上記実施形態では、下部材11がトリガ9を備えた構成であったが、トリガ9を備えない構成であってもよい。
1 竿本体
3 保持用ナット(保持部材)
3a 前端面(押圧部)
4 竿挿通孔
5 リール脚載置面
6 固定フード部
7 フード用雄ネジ部
8 保持用雄ネジ部
9 トリガ
10 貫通孔
11 下部材
12 本体部材
12a 後端面
13 筒状部材
13a 前端面
14 ネジ
15 接合部
16 グリップ体
17 押圧筒体(保持部材)
17a 前端面(押圧部)
20 前筒部
21 半割状部
22 後筒部
23 重ね合わせ面
24 前段差部(傾斜面、受け部、係止部)
25 上段差部
26 係止凸部(中間係止部)
27 カバー片部
27a 後端面
28 下孔
31 第一膨出部
32 第二膨出部
33 ザグリ凹部
34 ネジ用貫通孔
35 凹溝
40 前端部
41 重ね合わせ面
42 竿挿通孔の壁面
43 係止凹部
44 被押圧面
44a 周方向の端部
45 突片部
45a 周方向の端部
46 係合突条
50 カバー部
51 雌ネジ部
52 係合溝
53 フランジ部

Claims (6)

  1. 竿本体の所定位置に取り付けられるリールシートであって、
    前記竿本体に固定され、リール脚が載置されるリール脚載置面を上面に有する固定部材と、
    前記固定部材とは別体の構成であって、前記リール脚載置面とは反対側の下側領域を構成し、前記固定部材が前記竿本体に取り付けられた状態において前記固定部材に着脱自在に取付可能な下部材と、
    前記下部材の固定部材への取り付け状態を保持するための保持部材と、
    を備え、
    前記保持部材は、前記下部材の軸線方向他端部を軸線方向に押圧する押圧部を有し、
    前記固定部材は、前記下部材の軸線方向一端部を受け止める受け部を有し、
    前記固定部材と前記保持部材とで前記下部材を軸線方向に狭持する
    ことを特徴とするリールシート。
  2. 前記受け部は、軸線方向一端部側ほど上側に向かう傾斜面を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のリールシート。
  3. 前記下部材の係止凹部をさらに備え、
    前記固定部材は、前記下部材の前記係止凹部に係合する中間係止部をさらに備え、
    前記係止凹部と前記中間係止部は軸線方向一端部側ほど上側に向かうように傾斜している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のリールシート。
  4. 前記固定部材は、
    前記リール脚の一方の端部が挿入される固定フード部と、
    軸線方向一端部側の外周面に位置し、前記リール脚の他方の端部が挿入される可動フードを軸線方向に移動させると共に所定位置に固定するためのフード用ナットが螺合するフード用雄ネジ部と、
    固定フード部よりも軸線方向他端部側の外周面に位置する保持用雄ネジ部と、
    を備え、
    前記保持部材は、
    前記固定部材の保持用雄ネジ部に螺合する保持用ナットを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のリールシート。
  5. 前記下部材の軸線方向他端部は軸線方向に見て周方向に湾曲した形状であって、
    前記下部材の軸線方向他端部には、軸線方向に対して直交する被押圧面と、前記被押圧面の径方向内側の位置から軸線方向に突出する突片部と、が形成されており、
    前記保持部材の一端部は、筒状のカバー部を構成し、前記保持部材の筒状のカバー部が前記下部材の突片部を径方向外側から覆うと共に、前記保持部材の一端面が前記押圧部を構成し、前記下部材の被押圧面を押圧する
    ことを特徴とする請求項4記載のリールシート。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載のリールシートを備えた釣竿。
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