JP2021008204A - 車両用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

車両用サイドエアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021008204A
JP2021008204A JP2019123010A JP2019123010A JP2021008204A JP 2021008204 A JP2021008204 A JP 2021008204A JP 2019123010 A JP2019123010 A JP 2019123010A JP 2019123010 A JP2019123010 A JP 2019123010A JP 2021008204 A JP2021008204 A JP 2021008204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
side airbag
seat
tether
airbag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019123010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6936834B2 (ja
Inventor
落合 史治
Fumiharu Ochiai
史治 落合
広行 平山
Hiroyuki Hirayama
広行 平山
聡一 西川
Soichi Nishikawa
聡一 西川
寛之 河野
Hiroyuki Kono
寛之 河野
一樹 上野
Kazuki Ueno
一樹 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Autoliv Development AB
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Autoliv Development AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Autoliv Development AB filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019123010A priority Critical patent/JP6936834B2/ja
Priority to CN202010572851.9A priority patent/CN112172730A/zh
Publication of JP2021008204A publication Critical patent/JP2021008204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6936834B2 publication Critical patent/JP6936834B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】ファーサイドエアバッグを対象として、その回転作用を抑制することが可能であり、車両中央側へ移動する乗員を適切に受け止めて十分な乗員保護性能を確保することができる車両用サイドエアバッグ装置を提供する。【解決手段】ドアから遠隔な車両中央側で、内部に収容されるインフレータ7を介して、取付基部2aがシート3側に固定され、取付基部からシートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグ2を有する車両用サイドエアバッグ装置1であって、サイドエアバッグに、取付基部よりも車両前方の上下方向中間部に位置させて設けられる非膨張部10と、シートに設けられ、突出部8aを有するバッグサポートプレート8と、サイドエアバッグの取付基部よりも車両前方で、突出部に一端11aが接続され、他端11bが非膨張部に接続されたテザー11とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、ファーサイドエアバッグを対象として、その回転作用を抑制することが可能であり、車両中央側へ移動する乗員を適切に受け止めて十分な乗員保護性能を確保することができる車両用サイドエアバッグ装置に関する。
ドアから遠隔な車両中央側で乗員を保護する車両用サイドエアバッグ装置として、特許文献1〜3が知られている。特許文献1の「乗員拘束システム」は、車両のコンソールと車両の座席システムとの間に展開し、着座乗員によってエアバッグ袋体にかけられた力にコンソールが対抗するようにすることで着座乗員に対して改善された拘束をもたらすことを課題とし、コンソールに隣接して乗員に着席を提供するよう構成された座席システムを有する自動車のための乗員拘束システムであって、折りたたまれた状態で格納され、乗員に隣接して膨張し、乗員を拘束する膨張室を有する袋体と、膨張室を膨張させるインフレータとを備える。袋体の底部はコンソールの上面より下の位置で展開し、袋体の上部はコンソールの上面より上の位置で展開する。乗員の負荷時は、袋体の一部がコンソールと接触して横方向の支持を受け、袋体に衝突する乗員からかかる力に対抗する。この横方向の支持により、袋体の横方向の移動が妨げられ、乗員をさらに拘束できるように構成されている。
特許文献2の「2つの前部センターエアバッグ」は、種々の実施例が、第1前部座席の内側に取り付けられた第1エアバッグと、第2前部座席の内側に取り付けられた第2エアバッグを含み、第1エアバッグ及び第2エアバッグが、展開状態において、第1前部座席と第2前部座席の間の前方部分の空間を埋めるように構成及び配置されるフロントセンターエアバッグシステムから構成されている。
特許文献3の「制御テザーを有する中央側面衝突エアバッグモジュール」は、車両座席の上部及び下部位置に固定可能な中央側面衝突エアバッグモジュールは、第1のテザーと第2のテザーとを含む。前記第1のテザーは、前記エアバッグクッションと、固定部材と、前記車両座席の上部位置における前記車両座席との1つに連結するように構成された第1の端部と、前記エアバッグクッションの前方位置に連結された第2の端部とを有する。前記第2のテザーは前記エアバッグクッションと、前記固定部材と、前記車両座席の下部位置における前記車両座席との1つに連結するように構成された第1の端部と、前記エアバッグクッションの前方位置に連結された第2の端部とを有して構成されている。
特開2012−81958号公報 米国特許公開公報明細書第2016/0229369号 特表2017−514746号公報
ドアから遠隔な車両中央側aで展開膨張するセンター側のファーサイドエアバッグbは、図7に示すように、内部に収容されるインフレータを介して、取付基部cがシートdに固定され、インフレータから噴出されるインフレータガスにより、取付基部cからシートdの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張される。
このファーサイドエアバッグbは、ドアに近接して展開膨張されるニアサイドエアバッグのバッグ面がドア等の車両構成部品によって支持されるのとは異なり、バッグ面が支持される車両構成部品が存在しない。
このため、ファーサイドエアバッグbは、側突などの衝突によって乗員eの上体が車両中央側へ移動すると、その移動力によって、図示するように、車両上方から見下ろして、取付基部cを中心に車両幅方向に回転してしまい、乗員保護性能を十分に発揮させることができないという課題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、ファーサイドエアバッグを対象として、その回転作用を抑制することが可能であり、車両中央側へ移動する乗員を適切に受け止めて十分な乗員保護性能を確保することができる車両用サイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置は、ドアから遠隔な車両中央側で、内部に収容されるインフレータを介して、取付基部がシート側に固定され、該インフレータから噴出されるインフレータガスにより、該取付基部から該シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、上記サイドエアバッグに、展開膨張されたときの、上記取付基部よりも車両前方の上下方向中間部に位置させて設けられる非膨張部と、上記シートに設けられ、車両前方へ該シートに沿って突出される突出部を有するバッグサポート部材と、上記シート側に固定された上記サイドエアバッグの上記取付基部よりも車両前方で、上記突出部に一端が接続され、展開膨張したときの該サイドエアバッグと該シートの間に位置するように、他端が上記非膨張部に接続されたテザーとを備えたことを特徴とする。
前記突出部は、前記バッグサポート部材の、前記シートのシートクッションに隣接する下部に設けられることが好ましい。
前記非膨張部は、車両上下方向上向きに向くU字形状であり、前記テザーの他端は、U字形状の該非膨張部の車両前方部位に接続されることが望ましい。
本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置にあっては、ファーサイドエアバッグを対象として、その回転作用を抑制することができ、車両中央側へ移動する乗員を適切に受け止めて十分な乗員保護性能を確保することができる。
本発明に係る車両用サイドエアバッグ装置の好適な一実施形態を示す、サイドエアバッグが展開膨張した状態を車両側方から見た図である。 図1に示したサイドエアバッグを車両前方から見た図である。 図1に示したサイドエアバッグを車両上方から見下ろした図である。 図1に示した車両用サイドエアバッグ装置に備えられるテザーの一端を示す斜視図である。 図4に示したテザーの一端が突出部に係止された様子を説明する説明図である。 図1に示した車両用サイドエアバッグ装置に備えられるテザーの他端をサイドエアバッグ内部で接続する場合を説明する説明図である。 発明が解決しようとする課題を説明する説明図である。
以下に、本発明にかかる車両用サイドエアバッグ装置の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1のサイドエアバッグ2は、図1〜図3に展開膨張状態で示されているように、車両幅方向(シート3の左右幅方向)について、ドア4側に近接するニアサイドではなく、ドア4から遠隔な車両の中央側5(例えば、センターコンソール側)で展開膨張される。
これにより、側突などの衝突時に、車両の中央側5へ倒れ込むなどして移動する乗員を、サイドエアバッグ2で受け止め、保護する。
サイドエアバッグ2自体の構成は、従来周知であって、例えば、2枚のパネル6,6を車両幅方向に重ね合わせ、それらの外周縁部を縫製等により接合することで、袋体として形成される。
サイドエアバッグ2は、巻き取りもしくは折り畳みにより、コンパクトな収納形態とされ、シート3のシートバック3a等の内部に収納される。
サイドエアバッグ2の内部には、サイドエアバッグ2を展開膨張させるインフレータガスを噴出するインフレータ7が収容される。インフレータ7は、シートバック3a側で、シートフレーム等に取付固定される。
シート3に固定されるインフレータ7の収容位置が、サイドエアバッグ2のシート3側への取付基部2aとなる。サイドエアバッグ2は、インフレータ7のシートバック3a側への取付固定により、取付基部2aが、インフレータ7を介して、シート3等に固定される。
サイドエアバッグ2は、展開膨張したとき、取付基部2aよりも車両前方で膨らむ本体部2bを有する。サイドエアバッグ2は、取付基部2aから本体部2bにわたり、単一の袋体として形成される。サイドエアバッグ2は、展開膨張したとき、取付基部2aで、シート3により支持される。
サイドエアバッグ2の本体部2bは、インフレータガスがインフレータ7から噴出されると、内部に充満するインフレータガスにより、取付基部2a側からシート3の側方を通って、車両前方へ向かって展開膨張される。
本実施形態の車両用サイドエアバッグ装置1では、シート3のシートバック3aには、車両の中央側5に面する側面部に配置して、金属製もしくは合成樹脂製の硬質なバッグサポートプレート8が設けられる。
バッグサポートプレート8は、シートバック3aの側面部から迫り出すことがない、シートバック3aの側面部にほぼ収まる外形寸法で形成され、当該側面部に収まるように設けられる。
バッグサポートプレート8には、突出部8aが形成される。突出部8aは、車両前方に向けシート3に沿って(シート3の前後長さ方向に沿って)突出する形態とされる。
バッグサポートプレート8の下部8bは、シート3のシートクッション3bに対し、当該シートクッション3bの上方から隣接し、突出部8aは、このバッグサポートプレート8の下部8bに設けられる。図1中、9は、シートバック3aのリクライニング中心である。
バッグサポートプレート8は、シートバッグ3a側で、シートフレーム等に取付固定され、従って、シート3側の部品である。インフレータ7、そしてまたサイドエアバッグ2の取付基部2aは、シート3側であるバッグサポートプレート8に対して取付固定するようにしてもよい。
本実施形態のサイドエアバッグ2は、取付基部2a周辺の容量が小さく、展開膨張されることによって取付基部2aよりも車両前方側に位置することとなる本体部2bの容量が大きい形態で形成される。これにより、シートバッグ3a側の取付基部2aに収容されたインフレータ7からのインフレータガスは、瞬時に本体部2bに充満される。
サイドエアバッグ2の本体部2bには、2枚のパネル6,6を、その外周縁部よりも内方位置で互いに重ね合わせて縫製等により接合することで、インフレータガスの流れ込みが阻止され膨張が生じない非膨張部10が形成される。
非膨張部10は、2枚のパネル6,6の重合で構成され、膨張する部位に比して、堅めな部位となる。非膨張部10は、展開膨張されたサイドエアバッグ2の車両幅方向(厚み方向)で、当該サイドエアバッグ2の厚さの中央に位置される。
本実施形態の非膨張部10は、サイドエアバッグ2が展開膨張したとき、取付基部2aよりも車両前方であって、本体部2bの上下方向において中間部となる位置に設けられる。すなわち、非膨張部10は、サイドエアバッグ2をシート3側に支持する取付基部2aから所定の距離を隔てた位置に設定される。
本実施形態の非膨張部10は、側突によって乗員が車両中央側5へ倒れ込み、頭部が俯き加減に下がった際に、側頭部を受け止める膨らみが得られるように、車両上下方向上向きに向くU字形状に形成される。上向きのU字形状によって形成される下向き凸状の膨らみ10aが、側頭部を受け止める。非膨張部10は、U字形状に限らず、円形状など、その他の形状であってもよいことはもちろんである。
サイドエアバッグ2と、シート3側との間には、テザー11が設けられる。テザー11は、伸縮性に乏しい、布材などの素材で形成される。テザー11は例えば、帯状部材として形成される。
テザー11により、サイドエアバッグ2は、展開膨張したときに、シート3側に係留される。すなわち、車両幅方向について、サイドエアバッグ2がシート3から離れていく方向に移動しようとするとき、テザー11に張力Tが発生し、当該テザー11がサイドエアバッグ2の移動を阻止するようになっている。
テザー11の長さ方向両端のうち、一端11aは、シート3側に接続される。具体的には、テザー11は、サイドエアバッグ2の取付基部2aから離れた車両前方で、バッグサポートプレート8に備えられた突出部8aに接続される。
テザー11の長さ方向他端11bは、サイドエアバッグ2に接続される。具体的には、サイドエアバッグ2の本体部2bの表面で、非膨張部10のいずれかの箇所に接続される。
テザー11は、一端11aがバッグサポートプレート8に接続され、他端11bがサイドエアバッグ2に接続されることにより、サイドエアバッグ2が展開膨張したときに、当該サイドエアバッグ2とシート3との間に位置される。
テザー11の他端11bは、サイドエアバッグ2の非膨張部10に接続されることにより、車両幅方向について、サイドエアバッグ2の本体部2b全体に対し、テザー11に生じた張力Tが作用して、サイドエアバッグ2の位置が的確に制御される。
テザー11の他端11bを、非膨張部10以外の部位に接続した場合を想定すると、テザー11は、本体部2bを構成する1枚のパネル6だけと接続されるに止まる。このとき、テザー11に生じる張力Tは、当該1枚のパネル6に作用するだけとなり、サイドエアバッグ2の本体部2b全体に対し、十分に張力Tを作用させることはできず、サイドエアバッグ2の位置は不安定となり、当該位置を十分に制御することができない。
また、テザー11の他端11bは、U字形状の非膨張部10の車両前方部位に接続される。詳細には、テザー11の他端11bは、対をなす縦向き部位10b,10cを含むU字の、車両前方側の縦向き部位10bであって、その下部11dに対し、接続される。テザー11の他端11bの接続位置は、サイドエアバッグ2の支持位置である取付基部2aからの距離ができるだけ遠くなるようにされている。
これにより、取付基部2aと、追加の支持位置となるテザー11とによって、広い間隔をもってサイドエアバッグ2のシート3側からの支持が確保され、サイドエアバッグ2が安定して支持される。
また、U字形状の縦向き部位10bの下部10dに接続することにより、テザー11が、乗員の側頭部を受け止める下向き凸状の膨らみ10aを遮らないようにされている。
図4は、突出部8aに接続されるテザー11の一端11aに形成される係止部12の一例を示す斜視図である。図5(A)及び(B)は、図4に示したテザー11の係止部12を突出部8aに接続した様子を説明する説明図である。
図5に示すように、突出部8aには、テザー11の係止部12を係止するための横長スリット状の係止孔13が貫通形成される。
図4に示すように、テザー11の一端11aには、T字形状の係止部12が形成される。この係止部12は、テザー11の一端11aを多重に折り返して折り返し部12aを形成し、他端11bへ向かうテザー11の両側それぞれで、折り返し部12aを縫製等により接合することで形成される。
そして、図5(A)に示すように、T字形状の係止部12を、係止孔13へ、サイドエアバッグ2側からシート3側へ向けて差し込んで挿入し、折り返し部12aを突出部8aに係止させる。
図5(B)の場合には、T字状の係止部12を、突出部8a周りにシート3側へ回り込ませ、シート3側からサイドエアバッグ2側へ差し込んで挿入し、折り返し部12aを突出部8aに係止させる。
これにより、サイドエアバッグ2に他端11bが接合されたテザー11の一端11aを簡単な取り付け作業で突出部8aに係止することができる。
図6には、テザー11の他端11bをサイドエアバッグ2に接合する方法の他の例が示されている。上記説明では、サイドエアバッグ2の本体部2bの表面に、テザー11の他端11bを接続する場合を説明したが、サイドエアバッグ2を構成するパネル6,6の一方に通孔14を形成し、この通孔14を通してテザー11の他端11bをサイドエアバッグ2内部に挿入する。
そして、縫製等の接合で非膨張部10を形成する際に、このテザー11の他端11bも一緒に縫製等して接続する。この場合、テザー11の他端11bは、サイドエアバッグ2内部において非膨張部10に接続される。
次に、本実施形態に係る車両用サイドエアバッグ装置1の作用について説明する。サイドエアバッグ2をシート3に収納して設置する際、テザー11の一端11aをサイドエアバッグ2の収納箇所から引き出し、突出部8aに係止する。これにより、サイドエアバッグ2の設置が完了する。
図1〜図3に示すように、インフレータ7が作動してインフレータガスが噴出されると、サイドエアバッグ2は、取付基部2aでシート3側に支持された状態で、本体部2bが取付基部2a側から車両前方へ向かって展開膨張する。
乗員が車両の中央側5へ倒れ込むなどして移動してくると、サイドエアバッグ2には、車両中央側5へ向かう移動力Fが作用する。車両中央側5へ向かう移動力Fがサイドエアバッグ2に加わると、テザー11に張力Tが発生する。
張力Tが生じたテザー11は、サイドエアバッグ2の支持位置である取付基部2aに対し、サイドエアバッグ2をシート3側に支持する追加の支持位置となり、サイドエアバッグ2を2箇所で支持する。
これにより、車両中央側5へ向かう移動力Fで生じる取付基部2aを中心とするサイドエアバッグ2の回転を、テザー11によって抑制することができる。
従って、テザー11を備えたことにより、サイドエアバッグ2の回転作用を抑制することができて、車両中央側5へ移動する乗員をサイドエアバッグ2で適切に受け止めて、十分な乗員保護性能を確保することができる。
テザー11の他端11bは、サイドエアバッグ2の非膨張部10に接続されることにより、車両幅方向について、サイドエアバッグ2の本体部2b全体に対し、テザー11に生じた張力Tを作用させることができ、サイドエアバッグ2の位置を的確に制御することができる。
非膨張部10は、サイドエアバッグ2の厚さの中央に位置される堅めな部位なので、テザー11に生じる張力Tをそのまま、サイドエアバッグ2の厚さ方向の真ん中位置、すなわちサイドエアバッグ2の芯となる位置に作用させることができ、サイドエアバッグ2の位置調整を的確に確保することができる。
非膨張部10は、サイドエアバッグ2が展開膨張したとき、取付基部2bよりも車両前方であって、本体部2bの上下方向において中間部となる位置に、サイドエアバッグ2をシート3側に支持する取付基部2aから所定の距離を隔てる関係で設けられるので、一方の支持位置である取付基部2aと、追加の支持位置となるテザー11とによって、広い間隔をもってサイドエアバッグ2をシート3側から支持することができ、展開膨張状態のサイドエアバッグ2を安定して支持することができる。
テザー11の他端11bは、U字形状の非膨張部10の車両前方部位に接続されるので、サイドエアバッグ2の支持位置である取付基部2aからの距離が遠くなり、取付基部2aとテザー11とによって、広い間隔をもってサイドエアバッグ2のシート3側からの支持を確保できる。
テザー11の他端11bは、U字形状の縦向き部位10bの下部10dに接続されるので、テザー1が、乗員の側頭部を受け止める下向き凸状の膨らみ10aを遮らないようにすることができる。
以上に述べた車両用サイドエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
1 車両用サイドエアバッグ装置
2 サイドエアバッグ
2a サイドエアバッグの取付基部
3 シート
3b シートクッション
4 ドア
5 車両中央側
7 インフレータ
8 バッグサポートプレート
8a 突出部
8b バッグサポートプレートの下部
10 非膨張部
10b 非膨張部の縦向き部位
11 テザー
11a テザーの一端
11b テザーの他端

Claims (3)

  1. ドアから遠隔な車両中央側で、内部に収容されるインフレータを介して、取付基部がシート側に固定され、該インフレータから噴出されるインフレータガスにより、該取付基部から該シートの側方を通って車両前方へ向かって展開膨張されるサイドエアバッグを有する車両用サイドエアバッグ装置であって、
    上記サイドエアバッグに、展開膨張されたときの、上記取付基部よりも車両前方の上下方向中間部に位置させて設けられる非膨張部と、
    上記シートに設けられ、車両前方へ該シートに沿って突出される突出部を有するバッグサポート部材と、
    上記シート側に固定された上記サイドエアバッグの上記取付基部よりも車両前方で、上記突出部に一端が接続され、展開膨張したときの該サイドエアバッグと該シートの間に位置するように、他端が上記非膨張部に接続されたテザーとを備えたことを特徴とする車両用サイドエアバッグ装置。
  2. 前記突出部は、前記バッグサポート部材の、前記シートのシートクッションに隣接する下部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
  3. 前記非膨張部は、車両上下方向上向きに向くU字形状であり、前記テザーの他端は、U字形状の該非膨張部の車両前方部位に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用サイドエアバッグ装置。
JP2019123010A 2019-07-01 2019-07-01 車両用サイドエアバッグ装置 Active JP6936834B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019123010A JP6936834B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 車両用サイドエアバッグ装置
CN202010572851.9A CN112172730A (zh) 2019-07-01 2020-06-22 车辆用侧面安全气囊装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019123010A JP6936834B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 車両用サイドエアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021008204A true JP2021008204A (ja) 2021-01-28
JP6936834B2 JP6936834B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=73919138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019123010A Active JP6936834B2 (ja) 2019-07-01 2019-07-01 車両用サイドエアバッグ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6936834B2 (ja)
CN (1) CN112172730A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302897A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Takata Corp エアバッグ装置
JP2016007902A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 トヨタ自動車株式会社 ファーサイドエアバッグ装置
JP2016107721A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 車両用ファーサイドエアバッグ装置
JP2017100634A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 タカタ株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置
US20180236964A1 (en) * 2017-02-22 2018-08-23 Takata AG Vehicle seats for motor vehicles

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137536A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Toyota Motor Corp サイドエアバッグ装置
JP5783145B2 (ja) * 2012-08-01 2015-09-24 トヨタ自動車株式会社 サイドエアバッグの展開方法及び車両用サイドエアバッグ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302897A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Takata Corp エアバッグ装置
JP2016007902A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 トヨタ自動車株式会社 ファーサイドエアバッグ装置
JP2016107721A (ja) * 2014-12-03 2016-06-20 トヨタ自動車株式会社 車両用ファーサイドエアバッグ装置
JP2017100634A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 タカタ株式会社 エアバッグ及びエアバッグ装置
US20180236964A1 (en) * 2017-02-22 2018-08-23 Takata AG Vehicle seats for motor vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
JP6936834B2 (ja) 2021-09-22
CN112172730A (zh) 2021-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6783715B2 (ja) エアバッグ装置
JP6842444B2 (ja) 個別膨張式二段クッションエアバッグ
US9676361B2 (en) Frontal airbag assemblies
US10703325B2 (en) Multi-chambered side airbag assemblies
JP6761400B2 (ja) エアバッグ装置
USRE43353E1 (en) Divided airbag system
JP6589799B2 (ja) 車両用エアバッグ装置及び車両用エアバッグ装置に用いられるラッピング材
JP2021049898A (ja) ファーサイドエアバッグ装置
JP6940627B2 (ja) 乗員保護装置
JPWO2019198632A1 (ja) エアバッグ装置
CN111201163A (zh) 侧面安全气囊装置
US11124148B2 (en) Seat-mounted vehicle occupant restraint device
KR102363546B1 (ko) 에어백 장치
JP3741061B2 (ja) 自動車の車体上部の衝撃吸収構造
KR20200029022A (ko) 승차인 보호 장치
JP2021160375A (ja) サイドエアバッグ装置
JP2007320361A (ja) 後席乗員拘束装置
US11254276B2 (en) Side airbag apparatus and vehicle seat including the same
CN110843718A (zh) 安全气囊
JP7406367B2 (ja) エアバッグ装置、エアバッグ装置の製造方法、及びエアバッグ装置の展開方法
JP6801621B2 (ja) サイドエアバッグ装置
KR101786365B1 (ko) 서브챔버가 구비된 에어백
JP2010052620A (ja) エアバッグ装置
JP6844419B2 (ja) ファーサイドエアバッグ装置
JP6936834B2 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190722

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6936834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150