JP2021005798A - 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】処理時間を短縮しつつプライバシーを保護することができるようにする。【解決手段】撮像装置は、撮像された映像に対して、マスク対象の被写体の領域を抽出する抽出手段(208)と、前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第1のマスク処理を行う第1のマスク処理手段(209)と、前記第1のマスク処理が行われた映像を出力する第1の出力手段(205)と、前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第2のマスク処理を行う第2のマスク処理手段(210,211)と、前記第2のマスク処理が行われた映像を出力する第2の出力手段(206)とを有し、前記第2のマスク処理は、前記第1のマスク処理より処理時間が短い処理である。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、監視エリアを撮像してその映像を閲覧装置に出力するプロセッサを備えた撮像装置が開示されている。プロセッサは、映像に対して、人物の輪郭内部を透過性のマスク画像に変更するマスク処理を実施する。また、プロセッサは、マスク画像を背景画像に重畳して生成される人物の動きと背景画像の観察に限定されるマスク処理映像または、マスク処理が施されていない未処理映像のいずれかの映像をユーザの指示により出力する。撮像装置は、マスク処理が施されていない未処理映像が流出するリスクを低減することができる。
特開2017−11759号公報
しかしながら、特許文献1は、マスク処理を実施すると、遅延時間が増加し、マスク処理を施さなければ、プライバシーを保護することができない。
本発明の目的は、処理時間を短縮しつつプライバシーを保護することができるようにすることである。
本発明の一観点によれば、撮像装置は、撮像された映像に対して、マスク対象の被写体の領域を抽出する抽出手段と、前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第1のマスク処理を行う第1のマスク処理手段と、前記第1のマスク処理が行われた映像を出力する第1の出力手段と、前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第2のマスク処理を行う第2のマスク処理手段と、前記第2のマスク処理が行われた映像を出力する第2の出力手段とを有し、前記第2のマスク処理は、前記第1のマスク処理より処理時間が短い処理である。
本発明によれば、処理時間を短縮しつつプライバシーを保護することができるようにする。
撮像装置の外観例を示す斜視図である。 撮像装置の構成例を示すブロック図である。 被写体領域抽出部の処理例を示すフローチャートである。 マスク処理部の処理例を説明するための図である。 OSDデータ生成部の処理例を示すフローチャートである。 OSDデータ生成部の処理例を説明するための図である。 OSD処理部の処理例を説明するための図である。 各出力部の出力映像の一例を示す図である。 簡易マスク処理を行うか否かを決定する例を示す図である。 OSDデータ領域を拡張する場合の一例を示す図である。
図1は、本実施形態による撮像装置100の外観例を示す斜視図である。撮像装置100は、例えば、デジタルカメラまたはビデオカメラである。撮像装置100は、撮像ユニット101と、映像出力パネル102とを有する。映像出力パネル102は、LAN端子103と、HDMI(登録商標)端子104と、SDI端子105とを有する。LAN端子103とHDMI端子104とSDI端子105は、映像出力端子である。撮像ユニット101は、撮像用レンズと撮像素子により、映像を撮像する。
撮像装置100は、撮像ユニット101により撮像された映像をIP(InternetProtocol)でパケット化し、パケット化した映像をLAN端子103から出力する。
撮像装置100は、外部機器に応じて、撮像ユニット101により撮像された映像をHDMI規格に準拠した所定の映像フォーマットに変換し、所定の映像フォーマットの映像をHDMI端子104から出力する。HDMI規格は、High Definition Multimedia Interface規格である。
撮像装置100は、撮像ユニット101により撮像された映像をSDI(Serial Digital Interface)規格に準拠した所定の映像フォーマットに変換し、所定の映像フォーマットの映像をSDI端子105から出力する。
なお、映像出力パネル102は、上記の3種類の映像出力端子を有するが、上記の3種類に限定されず、USB(Universal Serial Bus)などの他の規格の映像出力端子を有してもよい。
図2は、撮像装置100の構成例を示す図である。撮像装置100は、撮像部201と、画像処理部202と、システム制御部203と、記憶部204と、出力部205と、出力部206と、出力部207とを有する。さらに、撮像装置100は、被写体領域抽出部208と、マスク処理部209と、OSD(オンスクリーンディスプレイ)データ生成部210と、OSD処理部211とを有する。以下、撮像装置100の制御方法を説明する。
撮像部201は、図1の撮像ユニット101に対応し、撮像用レンズおよび撮像素子を有し、光電変換により、被写体の映像を撮像する。画像処理部202は、撮像部101により撮像された映像に対して、ノイズ除去やガンマ補正などの画像処理を行い、画像データを生成し、システム制御部203に出力する。
システム制御部203は、画像データを出力部205と出力部206と出力部207に出力する制御を行う。また、システム制御部203は、画像処理部202に対して、画質調整の設定を行い、撮像部201に対して、ズームやフォーカス制御の設定を行う。撮像部201は、設定に基づいて、レンズ制御を行う。
記憶部204は、画質調整のパラメータと、映像出力設定値と、登録した顔画像の特徴データなどを記憶する。システム制御部203は、記憶部204を基に、再起動などした場合でも、以前設定した値を用いて起動することが可能である。
被写体領域抽出部208は、システム制御部203から入力された画像データに対して、マスク対象の被写体の領域を抽出する。さらに、被写体領域抽出部208は、抽出したマスク対象の被写体の領域の情報をOSDデータ生成部210およびマスク処理部209へ出力する。被写体領域抽出部208の処理の詳細は、後に図3を参照しながら説明する。
マスク処理部209は、被写体領域抽出部208でマスク対象の被写体の領域が抽出された場合に、システム制御部203からの入力画像データにおいて、マスク対象の被写体の領域に対してマスク処理を行い、出力部205へマスク処理した映像を出力する。
出力部205は、マスク処理部209から入力した映像をIP(InternetProtocol)でパケット化し、パケット化した映像をLANのフレーム形式に変換し、LANのフレーム形式の映像をLAN端子103に出力する。
OSDデータ生成部210は、システム制御部203から入力された画像データに重畳するメニュー表示用の文字やアイコンなどのOSDデータ(重畳データ)を生成する。また、OSDデータ生成部210は、被写体領域抽出部208からマスク対象の被写体の領域の情報を入力した場合は、入力したマスク対象の被写体の領域の情報から簡易マスク用のOSDデータを生成する。
OSD処理部211は、OSDデータ生成部210が生成したOSDデータが存在する場合には、生成されたOSDデータに基づいて、システム制御部203から入力された画像データにOSDデータを重畳し、重畳した映像を出力部206へ出力する。
OSDデータ生成部210とOSD処理部211は、簡易のマスク処理部であり、システム制御部203からの入力画像データにおいて、マスク対象の被写体の領域に対して簡易のマスク処理を行い、出力部206へマスク処理した映像を出力する。OSDデータ生成部210とOSD処理部211のマスク処理は、簡易的なマスク処理のため、マスク処理部209のマスク処理より処理時間が短い。
出力部206は、OSD処理部211から入力した映像をHDMI規格に準拠した所定の映像フォーマットに変換し、所定の映像フォーマットの映像をHDMI端子104に出力する。
出力部207は、システム制御部203から入力した映像をSDI規格に準拠した所定の映像フォーマットに変換し、所定の映像フォーマットの映像をSDI端子105に出力する。
撮像装置100は、LAN端子103とHDMI端子104とSDI端子105から同時に映像を出力可能である。LAN端子103は、被写体領域抽出部208とマスク処理部209と出力部205により、被写体の輪郭に沿った高精度マスク処理等の高度な処理と映像圧縮処理をした映像を出力することができる。HDMI端子104とSDI端子105は、ライブ表示で違和感の少ない低遅延な映像を出力する。
OSD処理部211は、被写体領域抽出部208とOSDデータ生成部210の処理の完了を待たずに、映像を出力部206に出力する。具体的には、OSD処理部211は、システム制御部203から画像データを取得した時点で、OSDデータが完成していれば重畳処理を行い、OSDデータが完成していなければ前回生成したOSDデータを用いて重畳処理を行う。このようにして、OSD処理部211は、OSDデータ生成部210の処理の待ち合わせによる遅延が発生しない。撮像装置100は、低遅延出力を目的とした出力部206で遅延を増加させない。
出力部205と出力部206と出力部207は、相互に同期処理を行っていないため、それぞれ独立したタイミングで映像を出力する。よって、出力部205と出力部206と出力部207は、出力する映像が数フレーム程度のずれが発生し、全く同じタイミングの映像を出力するわけではない。特に、出力部205から出力される映像は、被写体領域抽出部208とマスク処理部209によって実行される重い処理が行われるため、出力部206と出力部207から出力される映像より遅延時間が長い。
被写体領域抽出部208およびマスク処理部109は、高度なマスク機能の実現のために複雑で負荷の重い処理を行うので、出力部205は、映像を撮像してから映像が出力されるまでの遅延時間が増えてしまう。被写体領域抽出部208は、顔検出や個人認識などの複雑な処理を行うと、遅延時間が増加する。
出力部207は、マスク処理を行わない映像を出力するので、遅延時間を短くすることができる。しかし、出力部207は、プライバシーを保護した映像を出力する必要がある。
出力部207は、ライブ表示を目的とするため、映像の遅延時間を短くする必要がある。そこで、出力部207は、高度なマスク処理を行わずに、簡易なマスク処理を行った映像を出力することにより、ライブ表示のために、遅延時間が短い映像を出力する。出力部207は、映像の遅延時間を短くしつつ、プライバシーの保護を図ることができる。
図3は、図2の被写体領域抽出部208の処理例を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、被写体領域抽出部208は、システム制御部203から画像データを入力する。
次に、ステップS302では、被写体領域抽出部208は、入力した画像データに対して、顔の検出処理を行う。例えば、被写体領域抽出部208は、画像データの各画素の階調色を基に肌色領域を抽出し、その肌色領域の輪郭と、予め用意された顔の輪郭プレートとのマッチング度を算出する。そして、被写体領域抽出部208は、そのマッチング度を基に、顔の領域を検出する。なお、被写体領域抽出部208は、画像データから抽出した目、鼻および口等の顔の特徴点からパターン認識を行い、顔の領域を検出してもよい。
次に、ステップS303では、被写体領域抽出部208は、ステップS302で顔が検出されたか否かを判定する。被写体領域抽出部208は、顔が検出された場合には、ステップS304に進み、顔が検出されなかった場合には、図3のフローチャートの処理を終了する。
ステップS304では、被写体領域抽出部208は、ステップS302で検出された顔の画像に対して、個人認識を行う。被写体領域抽出部208は、記憶部204に記憶されている認識対象の人物の顔の画像と、ステップS302で検出された顔の画像とを比較し、認識対象の人物と類似した人物が画像データ内に存在するか否かを判定する。例えば、被写体領域抽出部208は、検出された顔の画像を顔の大きさで正規化し、正規化した顔の画像の特徴情報と認識対象の顔の画像の特徴情報とのマッチング度を求めることにより、類似するか否かを判定する。
次に、ステップS305では、被写体領域抽出部208は、ステップS304で認識された個人がマスク除外者か否かを判定する。具体的には、記憶部204に記憶されている認識対象の人物は、人物ごとに、マスク除外対象者であるか否かが予めユーザ設定されている。その設定値は、記憶部204に保存されている。被写体領域抽出部208は、記憶部204に記憶されている設定値を参照し、ステップS304で認識された個人がマスク除外者か否かを判定する。被写体領域抽出部208は、認識された個人がマスク除外者である場合には、マスク処理の対象ではないため、ステップS307に進む。また、被写体領域抽出部208は、認識された個人がマスク除外者でない場合には、マスク処理の対象であるため、ステップS306に進む。
ステップS306では、被写体領域抽出部208は、マスク処理の対象の個人の顔を含む被写体の領域の抽出を行う。例えば、被写体領域抽出部208は、背景差分法を用いた動体検出処理を行い、マスク対象の個人の顔の座標が含まれる動体領域を検索し、被写体の領域として抽出する。そして、被写体領域抽出部208は、マスク対象の被写体の領域の抽出を行った後、ステップS307に進む。
ステップS307では、被写体領域抽出部208は、画像データ内に他の顔が存在するか否かを判定する。被写体領域抽出部208は、他の顔が存在する場合には、ステップS304に戻り、他の顔について、上記の処理を繰り返す。また、被写体領域抽出部208は、他の顔が存在しない場合には、ステップS308に進む。
ステップS308では、被写体領域抽出部208は、ステップS306で抽出したマスク対象の被写体の領域の情報をOSDデータ生成部210に出力する。
次に、ステップS309では、被写体領域抽出部208は、ステップS306で抽出したマスク対象の被写体の領域の情報をマスク処理部209に出力し、図3のフローチャートの処理を終了する。
被写体領域抽出部208は、顔検出と、個人認識と、マスク対象の被写体の領域の抽出との重負荷の処理を行い、さらに、マスク処理部209は、マスク処理を行う。そのため、出力部205は、出力部206と出力部207に対して、映像出力の遅延が大きくなる。
図4(A)は、マスク処理部209の入力画像401の一例を示す図である。図4(B)は、マスク処理部209がマスク画像処理を行った映像404の一例を示す図である。
入力画像401は、マスク処理部209がシステム制御部203から入力された画像データである。入力画像401には、マスク対象である被写体402と、マスク対象でない被写体403が存在する。被写体領域抽出部208は、マスク対象である被写体402の領域を抽出する。マスク処理部209は、入力画像401内の抽出された被写体402の領域に対して、マスク画像処理を行い、マスク画像処理後の映像404を生成する。映像404のマスク画像処理された領域405は、被写体402の領域である。
マスク処理部209は、マスク対象の被写体402の領域に対して、特定の単色で塗りつぶすシルエット処理を行い、シルエット化された領域405を生成する。なお、マスク処理部209は、単色塗りつぶしのシルエット化に限定されず、他のマスク画像処理を行ってもよい。例えば、マスク処理部209は、被写体402の領域に対して、ぼかしなどの所定のフィルタによって人物を特定できないように、マスク画像処理を行ってもよい。
図5は、図2のOSDデータ生成部210の処理例を示すフローチャートである。まず、ステップS501では、OSDデータ生成部210は、被写体領域抽出部208からのマスク対象の被写体の領域の情報の入力を待つ。
次に、ステップS502では、マスク対象の被写体の領域の情報の入力がない場合には、ステップS501に戻り、マスク対象の被写体の領域の情報の入力があった場合には、ステップS503に進む。
ステップS503では、OSDデータ生成部210は、OSDデータを生成する。ステップS503の詳細は、後に図6(A)および図6(B)を参照しながら説明する。
次に、ステップS504では、OSDデータ生成部210は、生成したOSDデータをOSD処理部211に出力する。
図6(A)および図6(B)は、OSDデータ生成部210の処理例を説明するための図である。OSDデータ生成部210は、OSDデータ生成部210から、マスク対象の被写体の領域の情報601を入力する。マスク対象の被写体の領域の情報601は、2値画像と同様に、マスク対象の被写体の領域602内の画素が値0であり、マスク対象の被写体の領域602外の画素が値1である。図6(A)では、値0が黒で表され、値1が白で表される。被写体の領域602は、マスク領域であり、画素値が0である。
OSDデータ生成部210は、マスク対象の被写体の領域の情報601を基に、OSDデータ603を生成する。OSDデータ603は、OSDデータ領域604を有する。OSDデータ生成部210は、マスク対象の被写体の領域602に対応するOSDデータ領域604のOSDデータ603を生成する。OSDデータ603はマスクデータであり、OSDデータ領域604はマスクデータ領域である。
OSDデータ生成部210は、マスク対象の被写体の領域の情報601の全領域を縦横に区切ってマス目に分割し、マス目内に画素値が0である画素が存在する場合には、そのマス目に黒い四角の文字データをOSDデータ領域604として生成する。OSDデータ生成部210は、マス目分の回数の処理で済む解像度の粗いため、高速に処理が可能であり、処理による遅延がごくわずかである。OSDデータ領域604は、黒い四角の文字データの領域である。OSDデータ領域604は、被写体の領域602を包含する領域であり、被写体の領域602より広い領域である。その理由については後述する。
なお、OSDデータ生成部210は、黒い四角の文字データをOSDデータ領域604として生成したが、これに限定されない。OSDデータ生成部210は、映像の遅延が小さい軽い処理であれば、文字データ以外でOSDデータ領域604を生成してもよい。例えば、OSDデータ生成部210は、画素単位でOSDデータ領域604を生成可能である場合には、被写体の領域602をそのまま単色のOSDデータ領域604として用いてもよい。また、OSDデータ生成部210は、被写体の領域602を包含する長方形の矩形をOSDデータ領域604として生成してもよい。
図7は、OSD処理部211の処理例を説明するための図である。OSD処理部211は、重畳部であり、図4(A)の入力画像401に対して、図6(B)のOSDデータ603を重畳し、画像704を生成する。画像704では、被写体402の上に、OSDデータ領域604が重畳される。被写体402は、OSDデータ領域604により、簡易的にマスクされた画像となる。
図8は、出力部205、出力部206および出力部207が出力する映像のフレームの時系列の例を示す図である。
時刻t1では、マスク対象の被写体402が存在しないので、被写体領域抽出部208は、マスク対象の被写体402の領域を抽出しない。その場合、出力部205は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像801として出力する。出力部206は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像802として出力する。システム制御部203は、マスク処理部209がシルエット化した領域を生成していないので、出力部207へ映像を出力する。出力部207は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像803として出力する。映像801〜803は、時刻t1の近辺で出力される。
時刻t2では、マスク対象の被写体402が存在するので、被写体領域抽出部208は、マスク対象の被写体402の領域を抽出する。その場合、マスク処理部209は、図4(B)のように、入力画像の被写体402の領域に対して、シルエット化された領域405を生成し、映像804を生成する。出力部205は、シルエット化された領域405を有する映像804を出力する。OSDデータ生成部210は、図7のように、入力画像の被写体402の領域に対して、OSDデータ領域604を生成する。OSD処理部211は、入力画像に対して、OSDデータ603を重畳し、映像805を生成する。出力部206は、OSDデータ領域604を有する映像805を出力する。システム制御部203は、マスク処理部209がシルエット化した領域405を生成しているので、出力部207へ映像を出力しない。出力部207は、状態806のように、映像を出力しない。なお、出力部207は、全面が黒い映像を出力してもよい。出力部207は、システム制御部203からの入力映像を基に、映像を出力する。映像804および805は、時刻t2の近辺で出力される。
時刻t3では、マスク対象の被写体402が存在しないので、被写体領域抽出部208は、マスク対象の被写体402の領域を抽出しない。その場合、出力部205は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像807として出力する。出力部206は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像808として出力する。システム制御部203は、マスク処理部209がシルエット化した領域を生成していないので、出力部207へ映像を出力する。出力部207は、システム制御部203からの入力映像をそのまま映像809として出力する。映像807〜809は、時刻t3の近辺で出力される。
図9(A)および図9(B)は、HDMI端子104に接続されたデバイスの種類によって簡易マスク処理を行うか否かを決定する場合の一例を示す図である。
図9(A)は、HDMI端子104にディスプレイ901が接続された状態を示す図である。撮像装置100のHDMI端子104とディスプレイ901は、ケーブルで接続されている。ディスプレイ901は、HDMI端子104を介して、出力部206に接続されるデバイスである。撮像装置100は、HDMI端子104にディスプレイ901が接続されている場合には、映像がライブ表示に用いられると判断し、簡易マスク処理されたOSDデータ領域を含む映像902を、HDMI端子104を介して、ディスプレイ901に出力する。ディスプレイ901は、OSDデータ領域を含む映像902を表示する。
図9(B)は、HDMI端子104にレコーダ903が接続された状態を示す図である。撮像装置100のHDMI端子104とレコーダ903は、ケーブルで接続されている。レコーダ903は、HDMI端子104を介して、出力部206に接続されるデバイスである。撮像装置100は、HDMI端子104にレコーダ903が接続されている場合には、映像が録画に用いられると判断し、簡易マスク処理がされていない映像904を、HDMI端子104を介して、レコーダ903に出力する。レコーダ903は、簡易マスク処理がされていない映像904を録画する。
記憶部204は、HDMI端子104に接続可能であるデバイスのモデル名とそのデバイスの種類のリストを記憶する。システム制御部203は、HDMI端子104にデバイスが接続された場合には、HDMI端子104に接続されたデバイスのデバイス情報を取得する。デバイス情報は、モデル名を含む。システム制御部203は、記憶部204に記憶されているリストを参照し、取得したモデル名に対応するデバイスの種類を取得する。OSD処理部211は、そのデバイスの種類に応じて、簡易マスク処理を行うか否かを決定する。出力部206は、そのデバイスの種類に応じて、映像902または904を、HDMI端子104に接続されたデバイスに出力する。
なお、映像902を出力するデバイスの種類と、映像904を出力するデバイスの種類は、ユーザが設定変更可能である。ユーザは、デバイスの種類毎に、簡易マスク処理を行うか否かを設定することができる。
図10は、マスク領域拡張処理によりマスク領域を広げた場合の一例を示す図である。前述した通り、OSD処理部211は、被写体領域抽出部208およびOSDデータ生成部210の処理の完了を待たずに、画像を出力部206に出力する。これにより、出力部206は、遅延時間が短い映像を出力することができる。つまり、出力部205と出力部206の映像出力は、同期せず、数フレーム分ずれる。出力部206は、出力部205より早く、映像を出力する。
そのため、被写体が移動している場合、OSD処理部211が、OSDデータ生成部210により生成されたOSDデータを重畳すると、数フレームの間に被写体が移動した分だけOSDデータの位置がずれてしまう。その場合、被写体がOSDデータからはみ出て見えてしまう場合がある。
そこで、OSDデータ生成部210は、図6(B)のOSDデータ603のOSDデータ領域604に対して、拡張処理を行い、拡張領域1002を追加したOSDデータ1001を生成する。具体的には、OSDデータ生成部210は、OSDデータ領域604に外接するマス目の拡張領域1002に黒い四角の文字データを配置し、OSDデータ1001を生成する。OSD処理部211は、入力映像にOSDデータ1001を重畳し、重畳した映像を出力部206に出力する。これにより、撮像装置100は、被写体が移動していても、被写体がOSDデータ領域604および拡張領域1002からはみ出て見えてしまうことを防止することができる。OSDデータ領域604および拡張領域1002は、マスク対象の被写体の領域602より広い領域である。
なお、OSDデータ生成部210は、OSDデータ領域604に隣接するマス目に黒い四角の文字データの拡張領域1002を追加したが、これに限定されない。OSDデータ生成部210は、被写体の移動ベクトルを算出し、マスク対象の被写体の領域602に対して、被写体の移動ベクトルの方向だけに拡張した拡張領域1002を追加してもよい。
以上のように、被写体領域抽出部208は、マスク対象の被写体の領域情報をマスク処理部209およびOSDデータ生成部210に出力する。マスク処理部209は、高度なマスク処理を行う。OSDデータ生成部210およびOSD処理部211は、簡易なマスク処理を行う。出力部206は、遅延時間を短縮しつつプライバシーを保護することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置、101 撮像ユニット、102 映像出力パネル、103 LAN端子、104 HDMI端子、105 SDI端子、201 撮像部、202 画像処理部、203 システム制御部、204 記憶部、205 出力部、206 出力部、207 出力部、208 被写体領域抽出部、209 マスク処理部、210 OSDデータ生成部、211 OSD処理部

Claims (11)

  1. 撮像された映像に対して、マスク対象の被写体の領域を抽出する抽出手段と、
    前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第1のマスク処理を行う第1のマスク処理手段と、
    前記第1のマスク処理が行われた映像を出力する第1の出力手段と、
    前記撮像された映像において、前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第2のマスク処理を行う第2のマスク処理手段と、
    前記第2のマスク処理が行われた映像を出力する第2の出力手段とを有し、
    前記第2のマスク処理は、前記第1のマスク処理より処理時間が短い処理であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2のマスク処理手段は、
    前記抽出手段により抽出されたマスク対象の被写体の領域に対応する領域のマスクデータを生成する生成手段と、
    前記撮像された映像に対して、前記マスクデータを重畳する重畳手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記重畳手段は、前記抽出手段および前記生成手段の処理によってマスクデータが完成していなければ前回生成したマスクデータを用いて映像に対する重畳処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記生成手段は、前記マスク対象の被写体の領域を包含する領域のマスクデータを生成することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記生成手段は、前記マスク対象の被写体の領域より広い領域のマスクデータを生成することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記生成手段は、前記マスク対象の被写体の領域に対して、前記被写体の移動ベクトルの方向に拡張した領域のマスクデータを生成することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記マスクデータは、文字データであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2のマスク処理手段は、前記第2の出力手段に接続されているデバイスの種類に応じて、前記第2のマスク処理を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像された映像を出力する第3の出力手段と、
    前記抽出手段によりマスク対象の被写体の領域が抽出された場合には、前記撮像された映像を前記第3の出力手段に出力せず、前記抽出手段によりマスク対象の被写体の領域が抽出されなかった場合には、前記撮像された映像を前記第3の出力手段に出力する制御手段とを有し、
    前記第3の出力手段は、前記制御手段から入力した映像を基に、映像を出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 撮像された映像に対して、マスク対象の被写体の領域を抽出する抽出ステップと、
    前記撮像された映像において、前記抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第1のマスク処理を行う第1のマスク処理ステップと、
    前記第1のマスク処理が行われた映像を出力する第1の出力ステップと、
    前記撮像された映像において、前記抽出されたマスク対象の被写体の領域に対して第2のマスク処理を行う第2のマスク処理ステップと、
    前記第2のマスク処理が行われた映像を出力する第2の出力ステップとを有し、
    前記第2のマスク処理は、前記第1のマスク処理より処理時間が短い処理であることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1〜9のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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