JP2021004698A - 制御装置、空気調和機、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、空気調和機、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】四方弁の動作不良の発生を低減することができる制御装置を提供する。【解決手段】制御装置20は、室内熱交換器の温度を取得する温度取得部200と、四方弁に所定時間の通電を行うことにより、冷媒の流通方向を切り換える四方弁制御部202と、圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行う異常処理部203と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置、空気調和機、制御方法、及びプログラムに関する。
空気調和機は、室内熱交換器を有する室内機と、室外熱交換器、圧縮機、及び四方弁を有する室外機とを備えている。また、室内熱交換器と室外熱交換器とは、内部を冷媒が流通する冷媒回路で接続されている。空気調和機は、圧縮機により圧縮された冷媒の流通方向を四方弁によって切り換えることにより、冷房運転、暖房運転、又はデフロスト運転を行うことができる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−221525号公報
しかしながら、異物の混入、詰まり等の異常により四方弁が正常に動作しなくなった場合、空気調和機は正しく冷房運転、暖房運転、又はデフロスト運転を実施できない可能性がある。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたものであって、四方弁の動作不良の発生を低減することができる制御装置、空気調和機、制御方法、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る制御装置は、圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御装置であって、前記室内熱交換器の温度を取得する温度取得部と、前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換える四方弁制御部と、前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行う異常処理部と、を備える。
本開示の一態様に係る空気調和機は、室内熱交換器と室外熱交換器との間で冷媒を流通させる冷媒回路と、前記冷媒を圧縮して前記冷媒回路に供給する圧縮機と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、制御装置と、を備える。
本開示の一態様に係る制御方法は、圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御方法であって、前記室内熱交換器の温度を取得するステップと、前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行うステップと、を有する。
本開示の一態様に係るプログラムは、圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、前記室内熱交換器の温度を取得するステップと、前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行うステップと、を実行させる。
本開示に係る制御装置、空気調和機、制御方法、及びプログラムによれば、四方弁の動作不良の発生を低減することができる。
本開示の一実施形態に係る空気調和機の概要を示す図である。 本開示の一実施形態に係る四方弁の機能構成を示す第1の図である。 本開示の一実施形態に係る四方弁の機能構成を示す第2の図である。 本開示の一実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。 本開示の一実施形態に係る制御装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る制御装置の暖房運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る制御装置の冷房運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る制御装置のデフロスト運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の一実施形態に係る空気調和機100について、図を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、本開示の一実施形態に係る空気調和機の概要を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る空気調和機100は、圧縮機2、室内熱交換器3、室外熱交換器4、膨張弁5、四方弁6、及びこれらを接続する冷媒配管7を含む冷媒回路1と、この冷媒回路1を制御する制御装置20とを備える。例えば、室内機8には室内熱交換器3が設けられ、室外機9には圧縮機2、室外熱交換器4、膨張弁5、及び四方弁6が設けられる。また、室内熱交換器3には、室内熱交換器3の温度を検出するための温度センサ11が設けられている。
圧縮機2は、冷媒を圧縮し、圧縮後の高温高圧の冷媒を冷媒配管7に吐出して供給する。圧縮機2により圧縮された高圧冷媒は、冷媒配管7を介して四方弁6のポート6aに流入する。
暖房運転では、制御装置20は、四方弁6のポート6aとポート6bとを接続し、ポート6cとポート6dとを接続するように四方弁6を制御する。これにより、暖房運転では、冷媒は矢印A1の方向に流れる。即ち、高温高圧の冷媒は四方弁6を介して室内熱交換器3に供給される。冷媒は、室内熱交換器3で放熱し、凝縮して液化する。また、室内熱交換器3で凝縮した冷媒は、膨張弁5によって減圧され、低圧の冷媒となる。低圧の冷媒は、室外熱交換器4に供給され、例えば外気からの吸熱により気化する。つまり、暖房運転では、室内熱交換器3は凝縮器として機能し、室外熱交換器4は蒸発器として機能する。また、気化した冷媒は、四方弁6を介して圧縮機2へ吸入される。圧縮機は、低圧の冷媒を再び圧縮して、高温高圧の冷媒を吐出する。
一方、冷房運転では、制御装置20は、四方弁6のポート6aとポート6dとを接続し、ポート6bとポート6cとを接続するように四方弁6を制御する。これにより、冷房運転では、冷媒は矢印A2の方向に流れる。即ち、高温高圧の冷媒は四方弁6を介して室外熱交換器4に供給され、外気へ放熱して凝縮する。また、室外熱交換器4で凝縮した冷媒は、膨張弁5によって減圧され、室内熱交換器3に供給される。室内熱交換器3では、冷媒は例えば室内の空気からの吸熱により気化する。つまり、冷房運転では、室外熱交換器4は凝縮器として機能し、室内熱交換器3は蒸発器として機能する。また、気化した冷媒は、四方弁6を介して圧縮機2へ吸入される。圧縮機は、低圧の冷媒を再び圧縮して、高温高圧の冷媒を吐出する。
空気調和機100は、上記の過程が繰り返されて冷媒を循環させることにより、暖房または冷房を行う。制御装置20は、四方弁6の制御により暖房運転と冷房運転の切り換えを行う。また、制御装置20は、室内熱交換器3の温度センサ11が計測する温度とユーザが設定した設定温度の差に基づいて、室温が設定温度となるように圧縮機2の回転数を調整し、暖房運転または冷房運転を実行する。
また、外気温が低い環境で暖房運転を行うと、室外熱交換器4に霜が着くことがある。着霜による暖房能力の低下を防ぐため、空気調和機は、室外機9の霜を除去するデフロスト運転を行う。デフロスト運転では、制御装置20は、四方弁6を切り換えて、冷媒の流通方向を冷房運転と同じ方向(図1の矢印A2)とする。これにより、室外熱交換器4に高温高圧の冷媒を供給して室外機9の除霜を行う。
(四方弁の機能構成)
図2は、本開示の一実施形態に係る四方弁の機能構成を示す第1の図である。
図3は、本開示の一実施形態に係る四方弁の機能構成を示す第2の図である。
図2及び図3に示すように、四方弁6は、冷媒の流通方向を切り換える主弁60と、パイロット弁64とを有している。
主弁60は、軸線O1方向に延びる円筒形状に形成され、内部に主弁体61と、一対のピストン62とを有している。一対のピストン62は、軸線O1方向の一方側及び他方側に対向配置され、主弁60の内部を軸線O1方向の一方側(図2及び図3の左側)の領域R1と、他方側(図2及び図3の右側)の領域R2とに画成する。ピストン62は、連結部材63により主弁体61に連結され、後述のパイロット弁64から主弁60内部に導入される冷媒の圧力により、軸線O1方向の一方側又は他方側へ移動することにより、主弁体61を移動させる。主弁60は、ピストン62の移動に伴って主弁体61が移動することにより、圧縮機2からの高圧冷媒が導入されるポート6aと、高圧冷媒を吐出するポート6b及びポート6dの何れか一方とを選択的に接続する。
パイロット弁64は、軸線O2方向に延びる円筒形状に形成され、内部にパイロット弁体65と、ソレノイド66と、プランジャ67と、コイルばね68と、永久磁石69とを有している。また、パイロット弁64の軸線O2方向の一方側の端部には、圧縮機2と四方弁6(主弁60)のポート6aとを接続する冷媒配管7から分岐する導管P1が接続されており、この導管P1から高圧冷媒が導入される。また、パイロット弁64には、主弁60の領域R1と連通する導管P2と、領域R2と連通する導管P2と、主弁60のポート6cと連結する冷媒配管7から分岐する導管P3とが接続されている。
プランジャ67は、ソレノイド66の径方向内側に収容され、コイルばね68により、軸線O2方向の一方側(図3の左側)に向かって付勢される。
暖房運転を開始すると、所定時間(例えば、1秒間)、ソレノイド66に電流が印加される。そうすると、図2に示すように、プランジャ67は、ソレノイド66により軸線O2方向の他方側(図2の矢印B1方向)に向かって吸引され、永久磁石69に吸着保持される。これにより、以降はソレノイド66に通電を行わなくとも、プランジャ67は軸線O2方向の他方側にとどまることができる。つまり、本実施形態に係るパイロット弁64は、いわゆる自己保持型のパイロット弁である。
このとき、パイロット弁体65は、プランジャ67の移動に伴い、軸線O2方向の他方側(図2の矢印B1方向)に向かって移動する。そうすると、パイロット弁体65の内側で導管P3及び導管P4が接続されるとともに、外側で導管P1及び導管P2が接続される。導管P1からパイロット弁64に導入された高圧冷媒は、導管P2から主弁60の他方側の領域R1に流入する。このとき、領域R1は領域R2よりも高圧となるので、主弁60のピストン62は、軸線O1方向の他方側(図2の矢印C1方向)に向かって移動する。そうすると、ピストン62とともに移動した主弁体61の内側でポート6c及びポート6dが接続されるとともに、一対のピストン間の領域R3を介してポート6a及びポート6bが接続される。これにより、圧縮機2から供給された高圧冷媒は、室内熱交換器3に供給される。
一方、冷房運転を開始すると、所定時間(例えば、1秒間)、ソレノイド66に暖房運転時と逆方向の電流が印加される。そうすると、図3に示すように、プランジャ67は、ソレノイド66により永久磁石69から離間する方向に向かって押し出されるとともに、コイルばね68により軸線O2方向の一方側(図3の矢印B2方向)に向かって付勢される。これにより、以降はソレノイド66に通電を行わなくとも、プランジャ67は軸線O2方向の一方側にとどまることができる。
このとき、パイロット弁体65は、プランジャ67の移動に伴い、軸線O2方向の一方側(図2の矢印B2方向)に向かって移動する。そうすると、パイロット弁体65の内側で導管P2及び導管P3が接続されるとともに、外側で導管P1及び導管P4が接続される。導管P1からパイロット弁64に導入された高圧冷媒は、導管P4から主弁60の他方側の領域R2に流入する。このとき、領域R2は領域R1よりも高圧となるので、主弁60のピストン62は、軸線O1方向の一方側(図3の矢印C2方向)に向かって移動する。そうすると、ピストン62とともに移動した主弁体61の内側でポート6b及びポート6cが接続されるとともに、一対のピストン間の領域R3を介してポート6a及びポート6dが接続される。これにより、圧縮機2から供給された高圧冷媒は、室外熱交換器4に供給される。
また、デフロスト運転を開始した場合、四方弁6は冷房運転と同様に動作する。
(制御装置の機能構成)
図4は、本開示の一実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。
本実施形態に係る制御装置20は、四方弁6を制御するためのコンピュータである。図4に示すように、制御装置20は、温度取得部200と、運転モード取得部201と、四方弁制御部202と、異常処理部203と、記憶部204とを備えている。
温度取得部200は、温度センサ11から室内熱交換器3の温度を取得する。また、本実施形態では、温度取得部200は、圧縮機2が起動した時点で取得した室内熱交換器3の温度を記憶部204に記憶する。
運転モード取得部201は、空気調和機100の運転モードを取得する。空気調和機100の運転モードは、暖房運転モード、冷房運転モード、又はデフロスト運転モードの何れかである。
四方弁制御部202は、四方弁6に所定時間の通電を行うことにより、冷媒回路1における冷媒の流通方向を切り換える。
また、四方弁6の主弁60又はパイロット弁が異物の混入、詰まり等の何らかの異常により動作しなくなる可能性がある。このため、本実施形態に係る異常処理部203は、室内熱交換器3の温度を監視して、四方弁6に異常があると判断される場合は、予め規定された時間、四方弁6(パイロット弁64)への通電を更に行う。
記憶部204には、制御装置20の各部の処理において使用、取得、生成される各種データ等が記憶される。
(制御装置の処理フロー)
図5は、本開示の一実施形態に係る制御装置の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図5を参照しながら、制御装置20による四方弁の制御処理の一例について説明する。
図5に示すように、空気調和機100が起動されて圧縮機2が起動すると、温度取得部200は、圧縮機2の起動時における室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」を温度センサ11から取得する(ステップS1)。また、温度取得部200は、以降も定期的に室内熱交換器3の温度の取得を継続して行う。
次に、運転モード取得部201は、空気調和機100の運転モードを取得する(ステップS2)。
以降の制御装置20における制御処理は、運転モードに応じて異なる。制御装置20は、空気調和機100が何れの暖房運転モードかに応じて、対応する処理に分岐する(ステップS3)。
まず、図6を参照しながら、暖房運転モード時の制御装置20の処理について説明する。
図6は、本開示の一実施形態に係る制御装置の暖房運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、四方弁制御部202は、パイロット弁64のソレノイド66に、X1秒間の通電を行う(ステップS100)。X1秒は、例えば「1秒」に設定される。なお、このX1秒の値は、四方弁6(主弁60及びパイロット弁64)の特性に応じて任意に変更してもよい。このとき、四方弁制御部202は、四方弁6のポート6aとポート6bとが接続される(図2に示す状態となる)ように、ソレノイド66に印加される電流の方向を制御する。
次に、異常処理部203は、圧縮機2を起動してから所定の待機時間T1が経過したか判断する(ステップS101)。待機時間T1は、例えば「6.5分」に設定される。なお、この待機時間T1は、空気調和機100の各部の特性に応じて任意に変更してもよい。
待機時間T1が経過していない場合(ステップS101:NO)、異常処理部203は処理を行わずに待機する。一方、異常処理部203は、待機時間T1が経過した場合(ステップS101:YES)、温度取得部200を通じて待機時間T1経過時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_1」を取得する(ステップS102)。
次に、異常処理部203は、圧縮機2の起動時における温度「ThI−R_0」と、待機時間T1経過後の温度「ThI−R_1」とに基づいて、四方弁6が正常に動作したか否かを判断する。具体的には、異常処理部203は、以下の式(1)を満たすか否かにより、四方弁6の動作の成否を判断する(ステップS103)。
「ThI−R_0」−「ThI−R_1」<閾値・・・(1)
なお、上式(1)の閾値は、例えば「−3℃」に設定される。
上式(1)を満たす場合(ステップS103:YES)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作したと判断して処理を終了する。
一方、上式(1)を満たさない場合(ステップS103:NO)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作しなかった(動作不良)と判断する。このとき、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回を超えた場合(ステップS104:YES)、空気調和機の運転を停止させる(ステップS105)。
また、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回以下である場合(ステップS104:NO)、パイロット弁64のソレノイド66に、X2秒間の通電を行う(ステップS106)。X2秒は、例えば「5秒」に設定される。なお、このX2秒の値は、四方弁6(主弁60及びパイロット弁64)の特性に応じて任意に変更してもよい。また、X2秒の値は、X1秒の値よりも大きい値に設定することが望ましい。
異常処理部203は、ソレノイド66への通電後、ステップS101に戻る。異常処理部203は、四方弁6の動作不良時の対策処理を複数回(本実施形態の例では3回)、実施することにより四方弁6が正常に動作する可能性を上昇させている。なお、異常処理部203は、ステップS101において、初回の処理では圧縮機2が起動してから待機時間T1を経過したか判断するが、2回目以降の処理では前回の処理(ステップS106実行)から所定の待機時間T1が経過したか判断する。
次に、図7を参照しながら、冷房運転モード時の制御装置20の処理について説明する。
図7は、本開示の一実施形態に係る制御装置の冷房運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、四方弁制御部202は、パイロット弁64のソレノイド66に、X1秒間の通電を行う(ステップS200)。このとき、四方弁制御部202は、四方弁6のポート6aとポート6dとが接続される(図3の状態になる)ように、ソレノイド66に印加される電流の方向を制御する。
次に、異常処理部203は、圧縮機2を起動してから所定の待機時間T2が経過したか判断する(ステップS201)。待機時間T2は、例えば「5.0分」に設定される。なお、この待機時間T2は、空気調和機100の各部の特性に応じて任意に変更してもよい。
待機時間T2が経過していない場合(ステップS201:NO)、異常処理部203は処理を行わずに待機する。一方、異常処理部203は、待機時間T2が経過した場合(ステップS201:YES)、温度取得部200を通じて待機時間T2経過時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_2」を取得する(ステップS202)。
次に、異常処理部203は、圧縮機2の起動時における温度「ThI−R_0」と、待機時間T2経過後の温度「ThI−R_2」とに基づいて、四方弁6が正常に動作したか否かを判断する。具体的には、異常処理部203は、以下の式(2)を満たすか否かにより、四方弁6の動作の成否を判断する(ステップS203)。
「ThI−R_0」−「ThI−R_2」>閾値・・・(2)
なお、上式(2)の閾値は、例えば「+3℃」に設定される。
上式(2)を満たす場合(ステップS203:YES)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作したと判断して処理を終了する。
一方、上式(2)を満たさない場合(ステップS203:NO)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作しなかった(動作不良)と判断する。このとき、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回となった場合(ステップS204:YES)、空気調和機の運転を停止させる(ステップS205)。
また、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回未満である場合(ステップS204:NO)、パイロット弁64のソレノイド66に、X2秒間の通電を行う(ステップS206)。X2秒は、例えば暖房運転モードと同様に「5秒」に設定される。
異常処理部203は、ソレノイド66への通電後、ステップS201に戻る。なお、異常処理部203は、ステップS201において、初回の処理では圧縮機2が起動してから待機時間T2を経過したか判断するが、2回目以降の処理では前回の処理(ステップS206実行)から所定の待機時間T2が経過したか判断する。
次に、図8を参照しながら、デフロスト運転モード時の制御装置20の処理について説明する。
図8は、本開示の一実施形態に係る制御装置のデフロスト運転モード時の処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、四方弁制御部202は、パイロット弁64のソレノイド66に、X1秒間の通電を行う(ステップS300)。このとき、四方弁制御部202は、四方弁6のポート6aとポート6dとが接続される(図3の状態になる)ように、ソレノイド66に印加される電流の方向を制御する。
次に、異常処理部203は、圧縮機2が起動してから第1の待機時間T3が経過したか判断する(ステップS301)。第1の待機時間T3は、例えば「1.5分」に設定される。なお、この第1の待機時間T3は、空気調和機100の各部の特性に応じて任意に変更してもよい。
第1の待機時間T3が経過していない場合(ステップS301:NO)、異常処理部203は処理を行わずに待機する。一方、異常処理部203は、第1の待機時間T3が経過した場合(ステップS301:YES)、温度取得部200を通じて第1の待機時間T3経過時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_3」を取得する(ステップS302)。
次に、異常処理部203は、更に第2の待機時間T4が経過したか判断する(ステップS303)。
第2の待機時間T4が経過していない場合(ステップS303:NO)、異常処理部203は処理を行わずに待機する。一方、異常処理部203は、第2の待機時間T4が経過した場合(ステップS303:YES)、温度取得部200を通じて第2の待機時間T4経過時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_4」を取得する(ステップS304)。
次に、異常処理部203は、圧縮機2の起動時における温度「ThI−R_0」と、第1の待機時間T3経過後の温度「ThI−R_3」と、第2の待機時間T4経過後の温度「ThI−R_4」とに基づいて、四方弁6が正常に動作したか否かを判断する。具体的には、異常処理部203は、以下の式(3)及び(4)の双方を満たすか否かにより、四方弁6の動作の成否を判断する(ステップS305)。
「ThI−R_0」−「ThI−R_3」>閾値 ・・・(3)
「ThI−R_4」<下限値 ・・・(4)
なお、上式(3)の閾値は、例えば「+10℃」に設定される。また、上式(4)の下限値は、例えば「±0℃」に設定される。
上式(3)及び(4)の双方を満たす場合(ステップS305:YES)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作したと判断して処理を終了する。
一方、上式(3)及び(4)の少なくとも一方を満たさない場合(ステップS305:NO)、異常処理部203は、四方弁6が正常に動作しなかった(動作不良)と判断する。このとき、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回を超えた場合(ステップS306:YES)、空気調和機の運転を停止させる(ステップS307)。
また、異常処理部203は、四方弁6の動作不良が発生した回数が3回以下である場合(ステップS306:NO)、パイロット弁64のソレノイド66に、X2秒間の通電を行う(ステップS308)。X2秒は、例えば暖房運転モードと同様に「5秒」に設定される。
異常処理部203は、ソレノイド66への通電後、ステップS301に戻る。なお、異常処理部203は、ステップS301において、初回の処理では圧縮機2が起動してから第1の待機時間T3を経過したか判断するが、2回目以降の処理では前回の処理(ステップS308実行)から第1の待機時間T3が経過したか判断する。同様に、異常処理部203は、ステップS303において、初回の処理では圧縮機2が起動してから第2の待機時間T4を経過したか判断するが、2回目以降の処理では前回の処理(ステップS308実行)から第2の待機時間T4が経過したか判断する。
(制御装置のハードウェア構成)
図9は、本開示の一実施形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図9を参照しながら、制御装置20のハードウェア構成の一例について説明する。
図9に示すように、コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の実施形態に係る制御装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、制御装置20が各種処理に用いる記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
補助記憶装置903の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904又は通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る空気調和機100の制御装置20は、室内熱交換器3の温度を取得する温度取得部200と、四方弁6に所定時間(X1秒)の通電を行うことにより、冷媒の流通方向を切り換える四方弁制御部202と、圧縮機2の起動時点の室内熱交換器3の温度と、起動時点から所定の待機時間後の室内熱交換器3の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行う異常処理部と、を備える。
このようにすることで、制御装置20は、四方弁制御部202の処理(通常処理)により四方弁6が正常に動作しなかった場合であっても、異常処理部203が再度、四方弁への通電を行ってリトライすることにより、四方弁6が正常に動作する可能性を上昇させている。このため、制御装置20は、四方弁の動作不良の発生を低減することができる。
四方弁6の動作不良の原因として、例えば、パイロット弁64内への異物の混入、導管P1〜P4の詰まり等により、プランジャ67の移動が抑制されることが考えられる。従来の自己保持型のパイロット弁64は、このような動作不良を解消する手段を有していなかった。しかしながら、上記したように、異常処理部203がソレノイド66にX2秒間の通電を更に行うことにより、通常時(ステップS4の処理実行時)よりもソレノイド66がプランジャ67を移動させようとする時間が長くなる。これにより、プランジャ67が異物等を押し出して所望の方向へ移動できる可能性を上昇させることができる。また、ソレノイド66への通電時間が長くなるほど、ソレノイド66の温度が上昇するため、温度による異物、詰まり等の除去の効果を得ることも可能である。
また、制御装置20は、空気調和機100の運転モードを取得する運転モード取得部201を更に備える。異常処理部203は、運転モードが暖房運転モードである場合、起動時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、待機時間T1経過後の室内熱交換器3の温度「ThI−R_1」を減じた値が予め規定された閾値を下回る場合、四方弁6への通電を行う。
このようにすることで、制御装置20は、暖房運転のときに、室内熱交換器3の温度が想定通りに上昇しているかに基づいて、四方弁6が正常に動作しているか否かを精度よく判断することができる。
また、異常処理部203は、運転モードが冷房運転モードである場合、起動時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、待機時間T2経過後の室内熱交換器3の温度「ThI−R_2」を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、四方弁6へ通電を行う。
このようにすることで、制御装置20は、冷房運転のときに、室内熱交換器3の温度が想定通りに低下しているかに基づいて、四方弁6が正常に動作しているか否かを精度よく判断することができる。
また、異常処理部203は、運転モードがデフロスト運転モードである場合、起動時点の室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、第1の待機時間T3経過後の室内熱交換器3の温度「ThI−R_3」を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、且つ、第2の待機時間T4経過後の室内熱交換器3の温度「ThI−R_4」が所定の下限値を下回る場合、四方弁6へ通電を行う。
このようにすることで、制御装置20は、デフロスト運転のときに、室内熱交換器3の温度が想定通りに低下しているかに基づいて、四方弁6が正常に動作しているか否かを精度よく判断することができる。また、例えば四方弁6の主弁体61が移動途中で止まる動作不良が発生した場合は、高圧冷媒の一部が室外熱交換器4及び膨張弁5を経由した後、低圧冷媒として室内熱交換器3に導入されるため、室内熱交換器3の温度も低下する可能性がある。しかしながら、デフロスト運転時は、冷房運転時よりも急速に室内熱交換器3の温度が低下することが想定される。このため、本実施形態に係る制御装置20は、デフロスト運転では、更に第2の待機時間T4経過後に下限値を下回るほど十分に室内熱交換器3の温度が低下していない場合、四方弁6が正常に動作していないと判断することができる。このように、制御装置20は、異常処理部203において二つのパラメータの判断を行うことにより、より精度よく四方弁6が正常に動作しているか否かを判断することができる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述の実施形態において、異常処理部203がパイロット弁64のソレノイド66に通電を行う時間(X2秒)は、各運転モード共通で同じ時間に設定する例を説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、異常処理部203がソレノイド66に通電を行う時間(X2秒)は、運転モードごとに異なる値としてもよい。
また、上述の実施形態において、異常処理部203による四方弁6の動作不良時のリトライ回数が3回である例を説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、リトライ回数は1回、2回、又は4回以上であってもよい。
<付記>
上述の実施形態に記載の制御装置20、空気調和機100、空気調和機100の制御方法、及び制御装置20のプログラムは、例えば以下のように把握される。
本開示の第1の態様によれば、制御装置20は、圧縮機2により圧縮された冷媒を室内熱交換器3及び室外熱交換器4の間で流通させる冷媒回路1と、前記冷媒回路1における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁6と、を有する空気調和機100を制御する制御装置20であって、前記室内熱交換器3の温度を取得する温度取得部200と、前記四方弁6に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換える四方弁制御部202と、前記圧縮機2の起動時点の前記室内熱交換器3の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器3の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁6への通電を更に行う異常処理部203と、を備える。
本開示の第2の態様によれば、第1の態様に係る制御装置20は、前記空気調和機100の運転モードを取得する運転モード取得部201を更に備える。前記異常処理部203は、前記運転モードが暖房運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、前記待機時間T1経過後の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_1」を減じた値が予め規定された閾値を下回る場合、前記四方弁6への通電を行う。
本開示の第3の態様によれば、第2の態様に係る制御装置20において、前記異常処理部203は、前記運転モードが冷房運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、前記待機時間T2経過後の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_2」を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、前記四方弁6へ通電を行う。
本開示の第4の態様によれば、第2又は第3の態様に係る制御装置20において、前記異常処理部203は、前記運転モードがデフロスト運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_0」から、第1の待機時間T3経過後の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_3」を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、且つ、第2の待機時間T4経過後の前記室内熱交換器3の温度「ThI−R_4」が所定の下限値を下回る場合、前記四方弁6へ通電を行う。
本開示の第5の態様によれば、空気調和機100は、室内熱交換器3と室外熱交換器4との間で冷媒を流通させる冷媒回路1と、前記冷媒を圧縮して前記冷媒回路1に供給する圧縮機2と、前記冷媒回路1における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁6と、第1から第4の何れか一の態様に係る制御装置と、を備える。
本開示の第6の態様によれば、制御装置20は、圧縮機2により圧縮された冷媒を室内熱交換器3及び室外熱交換器4の間で流通させる冷媒回路1と、前記冷媒回路1における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁6と、を有する空気調和機100を制御する制御方法であって、前記室内熱交換器3の温度を取得するステップと、前記四方弁6に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、前記圧縮機2の起動時点の前記室内熱交換器3の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器3の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁6への通電を更に行うステップと、を有する。
本開示の第7の態様によれば、圧縮機2により圧縮された冷媒を室内熱交換器3及び室外熱交換器4の間で流通させる冷媒回路1と、前記冷媒回路1における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁6と、を有する空気調和機100を制御する制御装置20のコンピュータ900を機能させるプログラムであって、前記コンピュータ900に、前記室内熱交換器3の温度を取得するステップと、前記四方弁6に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、前記圧縮機2の起動時点の前記室内熱交換器3の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器3の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁6への通電を更に行うステップと、を実行させる。
100 空気調和機
1 冷媒回路
2 圧縮機
3 室内熱交換器
4 室外熱交換器
5 膨張弁
6 四方弁
60 主弁
61 主弁体
62 ピストン
63 連結部材
64 パイロット弁
65 パイロット弁体
66 ソレノイド
67 プランジャ
68 コイルばね
69 永久磁石
7 冷媒配管
8 室内機
9 室外機
11 温度センサ
20 制御装置
200 温度取得部
201 運転モード取得部
202 四方弁制御部
203 異常処理部
204 記憶部

Claims (7)

  1. 圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御装置であって、
    前記室内熱交換器の温度を取得する温度取得部と、
    前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換える四方弁制御部と、
    前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行う異常処理部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記空気調和機の運転モードを取得する運転モード取得部を更に備え、
    前記異常処理部は、前記運転モードが暖房運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器の温度から、前記待機時間経過後の前記室内熱交換器の温度を減じた値が予め規定された閾値を下回る場合、前記四方弁への通電を行う、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記異常処理部は、前記運転モードが冷房運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器の温度から、前記待機時間経過後の前記室内熱交換器の温度を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、前記四方弁へ通電を行う、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記異常処理部は、前記運転モードがデフロスト運転モードである場合、前記起動時点の前記室内熱交換器の温度から、第1の待機時間経過後の前記室内熱交換器の温度を減じた値が予め規定された閾値を上回る場合、且つ、第2の待機時間経過後の前記室内熱交換器の温度が所定の下限値を下回る場合、前記四方弁へ通電を行う、
    請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 室内熱交換器と室外熱交換器との間で冷媒を流通させる冷媒回路と、
    前記冷媒を圧縮して前記冷媒回路に供給する圧縮機と、
    前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、
    請求項1から4の何れか一項に記載の制御装置と、
    を備える空気調和機。
  6. 圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御方法であって、
    前記室内熱交換器の温度を取得するステップと、
    前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、
    前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行うステップと、
    を有する制御方法。
  7. 圧縮機により圧縮された冷媒を室内熱交換器及び室外熱交換器の間で流通させる冷媒回路と、前記冷媒回路における前記冷媒の流通方向を切り替える四方弁と、を有する空気調和機を制御する制御装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記室内熱交換器の温度を取得するステップと、
    前記四方弁に所定時間の通電を行うことにより、前記冷媒の流通方向を切り換えるステップと、
    前記圧縮機の起動時点の前記室内熱交換器の温度と、所定の待機時間後の前記室内熱交換器の温度との差が、予め規定された閾値を超える場合、予め規定された時間、前記四方弁への通電を更に行うステップと、
    を実行させるプログラム。
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