JP2020521227A - 監視及びコンシェルジェサービスのためのスケーラブルなシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

本開示のシステム及び方法は、エリアを監視するためのセキュリティシステムにおいてスマートアクセス制御デバイスに関する。実施形態によると、方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアにおける１以上のセンサからエリアについてのセンサデータを受信するステップを含み得る。方法は、受信されたセンサデータを解析するステップと、解析されたセンサデータに基づいてエリアについてユーザに対して警報を生成するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、警報を備える第１の信号をセキュリティシステムの監視サーバに送信するステップも含み得る。さらに、方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアへのアクセスを要求する人が識別情報を入力することを可能とするステップと、ユーザによって評価される受信された識別情報に基づいてエリアへのアクセスを当該人に許可するステップを含み得る。【選択図】図２

Description

関連出願
本願は、米国特許法第１１９条（ｅ）の下、２０１７年５月１７日に出願された米国仮特許出願第６２／５０７６７２号、発明の名称「Ｓｃａｌａｂｌｅ Ｓｙｓｔｅｍｓ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｆｏｒ Ｍｏｎｉｔｏｒｉｎｇ ａｎｄ Ｃｏｎｃｉｅｒｇｅ Ｓｅｒｖｉｃｅ」の利益を主張し、その内容全体が参照によりここに取り込まれる。

本願はまた、２０１６年１１月３日に出願された米国特許出願第１５／３４２９１１号、発明の名称「Ｓｙｓｔｅｍｓ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄｓ ｆｏｒ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｉｎｇ Ａｃｃｅｓｓ ｔｏ Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｐａｃｅ」、及び２０１７年５月２２日に出願された米国特許出願第１５／６０１７１０号、発明の名称「Ｍｅｔｈｏｄｓ ａｎｄ Ｓｙｓｔｅｍｓ ｆｏｒ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ ａｎｄ Ａｗａｒｅｎｅｓｓ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ」にも関連し、両出願の内容全体が参照によりここに取り込まれる。

従来的なローカルセキュリティシステムは、専門的な中央監視局によって監視される。これらの中央監視局は、一般に、電話線ベースの通信に基づいてきた。

ほとんどのローカルセキュリティシステムは、以下のような標準的な態様で設置及び運用される。ローカルセンサ及びセキュリティ機器が、設置される。ローカルセンサとセキュリティ機器の間のネットワーク接続が、確立される。接続が、中央監視局にリンクされる。顧客は、セキュリティシステム上のサービスの支払を開始する。

ローカルセキュリティシステムが警報をトリガすると、ローカルセキュリティシステムの中央デバイスが中央監視局と通信する標準的な手順が続く。中央監視局のオペレータは、警報を確認し、それが有効な警報か否かを評価する。そして、中央監視局のオペレータは、顧客に電話をして、彼らが確認中の情報を照合する。それは誤った警告であると顧客が言った場合、彼らは信号を無視する。それが本当の事象であると顧客が言うか、又は顧客が応答しない場合には、オペレータは適切な関係機関を派遣する。

このアプローチは、現在のところ全体的に複雑な技術及び人間の対話によるものであり、わずかな割合の人口しか彼らのローカルセキュリティに対する遠隔モニタリングを賄うことができないことから、コストが上昇する。

セキュリティシステムのためのシステム及び方法が提供される。実施形態によると、エリアを監視するためのセキュリティシステムにおいてスマートアクセス制御デバイスを使用するための方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアにおける１以上のセンサからエリアについてのセンサデータを受信するステップを含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、受信されたセンサデータを解析するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、解析されたセンサデータに基づいてエリアについてユーザに対して警報を生成するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、警報を含む第１の信号をセキュリティシステムの監視サーバに送信するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアへのアクセスを要求する人が識別情報を入力することを可能とするステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、ユーザによって評価される受信された識別情報に基づいてエリアへのアクセスを当該人に許可するステップも含み得る。

実施形態によると、ユーザは、居住者、管理者及び監視局のオペレータの少なくとも１つであり得る。

実施形態によると、セキュリティシステムの監視サーバは、居住者及び管理者の少なくとも一方に対する警報を含む第２の信号を送信するように構成され得る。ある実施形態では、セキュリティシステムの監視サーバは、居住者及び管理者の少なくとも一方が、第２の信号を監視局のオペレータに送信するリクエストによって警報に応答し、又は所定時間内に警報に応答しなかった場合、第２の信号を監視局のオペレータに送信するようにさらに構成され得る。

実施形態によると、監視サーバはさらに、第２の信号を監視局のオペレータ並びに居住者及び管理者の少なくとも一方に送信するように構成され得る。

実施形態によると、方法は、警報が火災、発煙、浸水、ガス漏れ、医療的な緊急事態、及びエリアへのアクセスを得るための人からのリクエストの表示のうちの少なくとも１つであることを特定するステップをさらに含み得る。

実施形態によると、第１の信号はセンサデータの少なくとも一部をさらに含み得る。

実施形態によると、１以上のセンサは、スマートアクセス制御デバイス外のセンサ及びスマートアクセス制御デバイス内のセンサの少なくとも一方を含み得る。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスは、セルラネットワーク、イーサネット接続、ＷｉＦｉネットワーク、インターネット及びローカルエリアネットワークの少なくとも１つを用いて第１の信号を監視サーバに送信するように構成され得る。

実施形態によると、方法は、スマートアクセス制御デバイス、少なくとも他のスマートアクセス制御デバイス及び１以上のセンサを含むメッシュネットワークを構築するステップをさらに含み得る。

実施形態によると、方法は、モバイルデバイスに記憶された信用証明物に基づいて、モバイルデバイスがスマートアクセス制御デバイス又は少なくとも他のスマートアクセス制御デバイスの範囲内にある場合、エリアへのアクセスを要求する人のモバイルデバイスがメッシュネットワークに加わることを可能とするステップをさらに含み得る。

実施形態によると、方法は、当該人がエリアにいる場合、１以上のセンサの少なくとも１つによって、当該人の行動を記録するステップをさらに含み得る。

実施形態によると、１以上のセンサの少なくとも１つは、ライブ供給を提供するように構成された映像レコーダ及び音声レコーダの少なくとも一方を含み得る。

実施形態によると、方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、当該人の記録された行動を監視デバイスに送信するステップをさらに含み得る。

実施形態によると、監視デバイスは、モバイルデバイスであり得る。

実施形態によると、エリアを監視するためのセキュリティシステムにおいてスマートアクセス制御デバイスを使用するための方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアへのアクセスを得るためのユーザからのリクエストを受信するステップを含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、受信されたリクエストを監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、ユーザに身元確認手順を提供するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、ユーザからの身元確認手順に対する応答を受信するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、受信された応答を監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信するステップを含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、ユーザからの応答に基づいて、エリアへのアクセスをユーザに許可する決定を監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方から受信するステップも含み得る。方法は、スマートアクセス制御デバイスによって、エリアへのアクセスをユーザに許可するステップも含み得る。

実施形態によると、身元確認手順は、個人を識別可能な情報についてユーザに質問すること及び予め解析されたフレーズをスマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに向かって話すようにユーザに要求することの少なくとも一方を含み得る。

実施形態によると、エリアを監視するためのセキュリティシステムは、１以上の送受信機を用いて、エリアにおける１以上のセンサからエリアについてのセンサデータを受信するように構成されるスマートアクセス制御デバイスを含み得る。スマートアクセス制御デバイスは、受信されたセンサデータを解析するようにも構成され得る。スマートアクセス制御デバイスは、解析されたセンサデータに基づいてエリアについてユーザに対して警報を生成するようにも構成され得る。スマートアクセス制御デバイスは、警報を含む第１の信号をセキュリティシステムの監視サーバに送信するようにも構成され得る。スマートアクセス制御デバイスは、エリアへのアクセスを要求する人が識別情報を入力することを可能とするようにも構成され得る。スマートアクセス制御デバイスは、ユーザによって評価される受信された識別情報に基づいてエリアへのアクセスを当該人に許可するようにも構成され得る。

実施形態によると、ユーザは、居住者、管理者及び監視局のオペレータの少なくとも１つであり得る。

実施形態によると、監視サーバは、居住者及び管理者の少なくとも一方に対する警報を含む第２の信号を送信するようにさらに構成され得る。監視サーバは、居住者及び管理者の少なくとも一方が、第２の信号を監視局のオペレータに送信するリクエストによって警報に応答し、又は所定時間内に警報に応答しなかった場合、第２の信号を監視局のオペレータに送信するようにもさらに構成され得る。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスはさらに、警報が火災、発煙、浸水、ガス漏れ、医療的な緊急事態、及びエリアへのアクセスを得るための人からのリクエストの表示のうちの少なくとも１つであることを特定するように構成され得る。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスは、セルラネットワーク、イーサネット接続、ＷｉＦｉネットワーク、インターネット及びローカルエリアネットワークの少なくとも１つを用いて第１の信号を監視サーバに送信するように構成され得る。

実施形態によると、セキュリティシステムは、スマートアクセス制御デバイス、少なくとも他のスマートアクセス制御デバイス及び１以上のセンサによって構築されたメッシュネットワークをさらに含み得る。

実施形態によると、モバイルデバイスに記憶された信用証明物に基づいて、モバイルデバイスがスマートアクセス制御デバイス又は少なくとも他のスマートアクセス制御デバイスの範囲内にある場合、エリアへのアクセスを要求する人のモバイルデバイスがメッシュネットワークに加わることが可能となる。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスはさらに、当該人がエリアにいる場合、当該人の行動を記録するように１以上のセンサの少なくとも１つを指示し、当該人の記録された行動を監視デバイスに送信するように構成される。

実施形態によると、１以上のセンサの少なくとも１つが、ライブ供給を提供するように構成された映像レコーダ及び音声レコーダの少なくとも一方であり得る。

実施形態によると、エリアを監視するためのセキュリティシステムにおけるスマートアクセス制御デバイスは、ユーザインターフェースを含み得る。スマートアクセス制御デバイスは、エリアへのアクセスを得るためのユーザからのリクエストを受信するように構成されたプロセッサも含み得る。プロセッサは、受信されたリクエストを監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信するようにも構成され得る。プロセッサは、インターフェースを用いて、ユーザに身元確認手順を提供するようにも構成され得る。プロセッサは、インターフェースを用いて、ユーザからの身元確認手順に対する応答を受信するようにも構成され得る。プロセッサは、受信された応答を監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信するようにも構成され得る。プロセッサは、ユーザからの応答に基づいて、エリアへのアクセスをユーザに許可する決定を受信するようにも構成され得る。プロセッサは、エリアへのアクセスをユーザに許可するようにも構成され得る。

実施形態によると、身元確認手順は、個人を識別可能な情報についてユーザに質問すること及び予め解析されたフレーズをスマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに向かって話すようにユーザに要求することの少なくとも一方を含み得る。

多数の実施形態が開示されるが、本開示の更に他の実施形態が、開示の例示的実施形態を図示及び説明する以降の詳細な説明から当業者には明らかとなるはずである。したがって、図面及び詳細な説明は、性質上例示的であって限定的ではないものとみなされるべきである。

開示の主題の種々の課題、構成及び有利な効果は、同様の符号は同様の要素を特定する以下の図面との関連で検討される場合に開示の主題の以降の詳細な説明を参照して、より完全に理解可能となる。

図１は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアで事象が起こる場合の例示のユースケースを示す。 図２は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムを示す。 図３は、本開示の実施形態による直接責任者（ＤＲＩ）のデバイス上で実行できるデジタル警報のための例示のユーザインターフェースを示す。 図４は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアへのアクセスを訪問者が要求した場合の例示のユースケースを示す。 図５は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視される内部環境の外部に未知のエージェントが存在する場合のシステム図を示す。 図６は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視される内部環境の外部に未知のエージェントが存在する場合のシステム図を示す。 図７は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから居住者が閉め出された場合の例示のユースケースを示す。 図８は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから閉め出された個人に解決手段を与えるセキュリティシステムの構成要素を示すシステム図である。 図９は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから閉め出された個人に解決手段を与えるセキュリティシステムの構成要素を示すシステム図である。 図１０は、本開示の実施形態による例示のスマートアクセス制御デバイスのスマートリーダのユーザインターフェースを示す。 図１１は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムの例示のユースケースを示す。

以下の説明において、開示の主題の完全な理解を与えるために、開示の主題のシステム、方法及び媒体並びにそのようなシステム、方法及び媒体が動作し得る環境などに関して多数の具体的な詳細を説明する。ただし、開示の主題はそのような具体的な詳細がなくても実施され得ること、及び開示の主題の複雑化を避けるために、当技術分野に公知の特定の構成は詳細には説明されないことは当業者には理解されるはずである。さらに、以下に与えられる例は例示であること、及び開示の主題の範囲内には他のシステム、方法及び媒体があることが熟慮されることが理解されるはずである。

本開示は、エリアを監視するためのセキュリティシステムに関する。セキュリティシステムは、スマートアクセス制御デバイス、ローカルセンサ及びモバイルデバイスの集合、監視サーバ、オペレータを有する中央監視局、並びに／又はセキュリティシステムのための他のいずれかの適切な構成要素を含み得る。ある実施形態では、監視サーバは、動的監視サーバであり得る。動的監視サーバは、例えば、事象がエリアにおいてリアルタイムで発生するのに伴って、そのエリアを監視することができる監視サーバであり得る。例えば、動的監視サーバの機能は、事象がそのエリアで起こることによってトリガされ得る。ある実施形態では、動的監視サーバは、セキュリティシステムによって監視されるエリアの状況を動的に監視、分析及び／又は応答することができる人工知能サーバであり得る。他の実施形態では、動的監視サーバは、ここに記載される構成を与えることができる非人工知能サーバであり得る。ある実施形態では、監視サーバは、非動的監視サーバ（例えば、静的監視サーバ）であり得る。

多くの建物は、現在、地域法及び現実的な必要性の双方に応じる幾つかのタイプのセキュリティシステムを有している。しかし、これらのセキュリティシステムは、性質上簡素であり、高度なセンサを含まない。開示されるシステム及び方法は、スマートアクセス制御デバイス及び高度なセンサを含み得る。スマートアクセス制御デバイス及び高度なセンサは、相互に接続し、又は外部システムに独立のネットワークを用いて、例えば、セルラネットワーク及び／又は他のいずれかの適切なネットワークを介して、接続することができる。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスは、セキュリティシステムによって監視されているエリアの入口に設置され得る。例えば、スマートアクセス制御デバイスは、ロック機構を与える集合住宅ユニットのメインドアに設置され得る。ドアに設置されたスマートアクセス制御デバイスは、ユーザが認証されるとアクセスを許可することによってユーザアクセスを制御することができる。スマートアクセス制御デバイスは、ユーザが認証されたか否か及び／又はいつ不審な行動を感知したかをセキュリティシステムに通知することもできる。ある実施形態では、ユーザは、スマートフォン又は他の個人用デバイスを用いてスマートアクセス制御デバイスにおいてアクセスを要求することができる。例えば、ユーザは、スマートフォン上でパスコードを入力してから、そのパスコードを認証のためにスマートアクセス制御デバイスに送信することができる。スマートアクセス制御デバイスがパスコードを認証した場合、スマートアクセス制御デバイスは、例えば、ドアロックを解錠することによってユーザにアクセスを許可することができる。ある実施形態では、ユーザは、認証情報、例えば、ユーザのパスコード、ユーザの音声又はユーザの顔を、その一部がスマートアクセス制御デバイスの一部であり得る１以上のセンサを介して、スマートアクセス制御デバイスに直接入力することができる。スマートアクセス制御デバイスが要求アクセスを許可する場合、セキュリティシステムにおける他のセンサ及びデバイスは無力化（disarmed）され、又は誤った警報を回避するようにユーザの存在に関して通知され得る。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイスは、ロック、スピーカ、バッテリ、１以上のアンテナ及び／又は１以上のセンサ、例えば、キーパッド、人感センサ、カメラ及びマイクロフォンを含み得る。１以上のアンテナによって、スマートアクセス制御デバイスが他のセンサとローカルに通信してインターネットに、例えば、イーサネット又はＷｉＦｉを介して接続し、及び／又はセルラネットワークに接続することが可能となる。このような通信能力があれば、スマートアクセス制御デバイスは、セキュリティシステムにおける別個の入力部及びセキュリティシステムのための外部接続性を与えることができる構成要素として作用することができる。ある実施形態では、アンテナは、インターネット接続を要することなく、他のセンサ、例えば、カメラ、移動センサ、リーク検出器、煙検出器、火災検出器、ガス検出器、センサとして作用するモバイルデバイス、及び／又はセキュリティシステムのための他のいずれかの適切なセンサとローカルに通信することができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスと同様にこれらのセンサは、内部バッテリバックアップ電源を有していてもよい。したがって、スマートアクセス制御デバイスは、ローカル電源故障の場合でもこれらのセンサ及び他のデバイスと通信することができる。ある実施形態では、１以上のセンサが、スマートアクセス制御デバイスに含まれていてもよい。ある実施形態では、１以上のセンサは、スマートアクセス制御デバイスの外部にあるデバイスである。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイス及び／又は外部センサは、各々、１以上の通信モジュール、例えば、セルラ通信モジュール、電話通信モジュール、独立のネットワーク通信モジュール、例えば、１以上の送受信機、受信機及び／若しくは送信機、インターネット通信モジュール、イントラネット通信モジュール、並びに／又は他のいずれかの適切なタイプのネットワーク通信モジュールを含み得る。ある実施形態では、これらの通信モジュールは、スマートアクセス制御デバイスと外部センサの間を通信するのに使用可能である。例えば、イントラネット通信モジュールは、スマートアクセス制御デバイスと外部センサの１以上との間を直接通信するのに使用可能である。他の例として、セルラ通信モジュールが、スマートアクセス制御デバイスと外部システム又は外部デバイスとの間を通信するのに使用可能である。さらに他の例では、セルラ通信モジュールが、外部センサと外部システム又は外部デバイスとの間を通信するのに使用可能である。種々のネットワークタイプをサポートすることによって、１つのネットワークタイプ、例えば、インターネットが利用不可となっても、セキュリティシステムの種々の構成要素間の接続が中断されないようにすることができる。ある実施形態では、２つのデバイス間の直接の通信が、任意の形式の有線ネットワーク、例えば、イーサネット、並びに／又は任意の形式の無線ネットワーク、例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈネットワーク及び近距離無線通信（ＮＦＣ）ネットワークを介して確立され得る。センサ及びデバイスのためのローカルなＷｉＦｉ又はイーサネット接続を超えて通信手段を提供することによって、セキュリティシステムは、緊急事態の間に、よりロバスト、効果的かつ柔軟となり得る。

本開示は具体的な実施例を用いる特定の実施形態を記載するが、開示されるシステム及び方法はそのような具体的実施例に限定されない。例えば、セキュリティシステムはセルラ通信モジュールを用いるものとして記載されるが、他の通信モジュールがセルラ通信モジュールの代わりに使用されてもよい。他の例として、スマートアクセス制御デバイスが外部サーバ、例えば、動的監視サーバと接続するデバイスとして記載されるが、外部サーバと接続するのに、ネットワーク能力を有する他の任意のデバイス又はセンサが代わりに使用されてもよい。さらに他の例では、特定の実施形態が具体的センサタイプを用いて説明されるが、そのような実施形態はその特定のセンサを用いることに限定されない。

実施形態によると、センサは、水漏れ、浸水及び／又は他の水関連の問題を検出することができるリーク監視センサであってもよい。これらの水関連問題は、建物に損害を与え、及び／又は居住者に危険をもたらし得る。ある実施形態では、センサは、火災を検出することができる煙センサ、又は空気中の危険レベルの一酸化炭素を検出することができる一酸化炭素センサであってもよい。ある実施形態では、センサは、いつドア又は窓が開くかを検出することができるドア／窓センサであってもよい。ドア／窓センサは、検出された事象が予期されていなかった場合に適切な当事者に報知することができる。ある実施形態では、センサは、エリア内の移動、例えば、人間、動物及び／又は他の何らかの動体の移動を検出することができる移動センサであってもよい。移動情報は、セキュリティ、安全、監視及び／又は利用追跡の目的のために使用され得る。ある実施形態では、センサは、エリアの映像、静止画及び／又は赤外線情報を撮影するために使用されるカメラであってもよい。情報は、安全、効率及び／又はセキュリティ上の理由のためにカメラを介して撮影され得る。ある実施形態では、センサは、音声を取得するのに使用されるマイクロフォンであってもよい。他のいずれかの適切なセンサタイプが、セキュリティシステム内で使用可能である。

実施形態によると、セキュリティシステムは、ローカルメッシュネットワークの一部としての環境において、モバイルデバイスをスマートアクセス制御デバイス及び他のセンサにローカルに接続することができる。そして、このローカルメッシュネットワークは、スマートアクセス制御デバイスの独立のネットワーク接続を介して、及び／又はモバイルデバイスの独立のネットワーク接続を介して、外部の当事者と通信することができる。ある実施形態では、ローカルメッシュネットワークは、緊急の場合にバックアップメカニズムを提供することができる。例えば、スマートアクセス制御デバイスが外部サーバにインターネットを介して情報を送信してもインターネットへの接続ができない場合に、スマートアクセス制御デバイスはその情報をローカルメッシュネットワークのモバイルデバイスに送信することができる。そして、モバイルデバイスは、その情報を外部サーバにそれ自身の独立の通信ネットワーク、例えば、セルラ通信ネットワークを介して送信することができる。したがって、モバイルデバイス及びスマートアクセス制御デバイスがそれらの情報収集機能を実行し続けてローカルメッシュネットワークを介して接続されていれば、環境の安全、セキュリティ及び効率を維持するのに必要となるようなリモート監視エンティティとの接続を行うのに、モバイルデバイスのいずれか１つからの独立のネットワーク通信が使用可能である。

実施形態によると、モバイルデバイスは、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ、タブレットデバイス、ウェアラブルデバイス及び／又は他の任意のモバイルデバイスを含み得る。本開示に記載されるモバイルデバイスは、無数の実施形態のモバイルデバイスを含み得る。これらのモバイルデバイスは、ローカルネットワーク、例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ及びＮＦＣ並びに／又は他のいずれかの適切なタイプのネットワークを介してローカルデバイス及び／又はセンサと通信することができる。ネットワーク通信は、有線及び／又は無線接続を介して行われ得る。これらのモバイルデバイスは、通常、ローカル電源故障の場合であってもある期間はそれらが機能することを可能とする内部バッテリを有する。

実施形態によると、あるグループの人々のモバイルデバイスは、セキュリティシステムからの通知又は警報の最初のラインとして作用することができる。そのような人々は、居住者及びビル管理者を含み得る。ある実施形態では、モバイルデバイスがセキュリティシステムに接続された状態で、建物に関係する者によって、中央監視局に向かうことを要する前に、まず警報が閲覧及び解釈され得る。そのような者は、警報が誤った警告又は誤ったセンサ読取りであることを示すことができる。結果として、多くの場合、中央監視局への警報は回避され、セキュリティシステムのコスト及び中央監視局への依存を軽減することができる。さらに、モバイルデバイスを有する許可を受けた者は、配達又は訪問者の入場を遠隔で監督して、他の監視構成要素に依拠する特定の行動の必要性をなくすことができる。本開示において、セキュリティシステムから最初に通知又は警報を受けることができる１以上の人のことをいうのに用語「直接責任者」（ＤＲＩ）が用いられる。例えば、ＤＲＩは、居住者及び／又はビル管理者であり得る。ある実施形態では、ＤＲＩは、通知又は警報が監視局のオペレータに伝達される前に通知又は警報に応答することができる。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイス、及び／又はローカル環境を監視するように構成された他のデバイスが、警報を備える信号を動的監視サーバに送信することができる。動的監視サーバは、ローカル環境から遠隔に位置し得る。動的監視サーバは、信号を最初に受信及び処理することができる。例えば、動的監視サーバは、信号の発生源、信号内の警報のタイプ、及び／又は警報に関連する一連の行動を特定することができる。動的監視サーバは、グループ内の１以上の人又はエンティティ、例えば、居住者、ビル管理者、監視局のオペレータ及び／又は事態に対処できる他のいずれかの適切な人若しくはエンティティに信号を送信することができる。これらの人は、警報に関連する事象が本当の緊急事態なのか誤った警告なのかを評価することができる。ある実施形態では、居住者又はビル管理者が警報は誤った警告であることを示す場合、セキュリティシステムはリセットされてもよく、更なる行動が不要となる。ある実施形態では、セキュリティシステムは、信号が無効化（overridden）され、誤った警告として示され、及び／又は動的監視サーバによる更なる行動を要することが回避され得ないように構成され得る。例えば、警報が火災を示す場合、セキュリティシステムは、居住者がそれを誤った警告として示すことができないように構成され得る。ただし、同じセキュリティシステムによって、ビル管理者及び／又は監視局のオペレータがそれを誤った警告として示すことが可能となるようにしてもよい。ある実施形態では、警報に関連する事象がセキュリティシステムに更なる行動を必要とするものと判定される場合、動的監視サーバは、セキュリティシステム内の監視局のオペレータなどの適切な行動者に信号をルーティングすることができる。

実施形態によると、信号は、彼ら自身の自宅又は職場から作業している遠隔の人間のオペレータに、彼らが物理的な監視センタに存在することを要さずに、ルーティングされ得る。ある実施形態では、信号はまた、中央監視局における人間のオペレータ及び／又は人工知能のオペレータにルーティングされてもよい。ある実施形態では、人工知能のオペレータは、ローカルに、例えば、監視されているエリア若しくはその付近に、及び／又はサーバ構成、例えば、動的監視サーバと同じサーバ若しくは異なるサーバの一部として、動作していてもよい。

実施形態によると、モバイルデバイス及び／又は他のコンピューティングデバイスの分散ネットワークが、監視局端末として作用し得る。遠隔の人間のオペレータは、安全に送信される信号であれば受信し、彼らのモバイルデバイス又は他のコンピューティングデバイス上でオンデマンド態様で応答することができる。ある実施形態では、遠隔の人間のオペレータは、サービスに対するリクエストを受け入れ、又は無視することができる。このオンデマンド応答モデルは、セキュリティシステム内のより高い柔軟性を可能とし、ピーク時における追加の人的リソース及び閑散時におけるより少ない人的リソースの必要性を負荷均衡化することを補助することができる。ある実施形態では、そのようなオンデマンド態様で信号を受信する遠隔の人間のオペレータは、動的オペレータといわれる。ある実施形態では、常に呼び出され得るコアとなるオペレータがいてもよく、それらのオペレータはオンデマンド態様では信号を受信しない。

実施形態によると、中央監視局の人間のオペレータは、分散オペレータ、動的オペレータ及び／又は人工知能のオペレータには複雑すぎる又はデリケートすぎる機能を実行することができる。ある実施形態では、中央監視局は、人間の意思決定を要する情報をフィルタリング、ソート、評価及び／又は優先付けする人工知能を用いて、人間のオペレータが可能な最良の決定を行うことを補助することができる。ある実施形態では、人工知能のオペレータは、処理を自動化し、及び／又はカスタマイズされた過程の行動を提供することができる。

開示のシステム及び方法は、建物に対する改善されたセキュリティ及び安全構成だけでなく、セキュリティ及び安全に関係していてもよいし関係していなくてもよい新たな構成を提供することもできる。例えば、生徒が集合住宅ビル又は集合住宅ユニットに戻ると、その生徒の親又は保護者が通知され得る。他の例として、オフィスビル又はホテルは、客を迎えて彼らが建物にアクセスするのを許可することができる遠隔の受付を用いることができる。さらに他の例では、レストランは、レストランにローカルには誰もいない場合に、遠隔オペレータを用いて供給配達者に対話ライブを行うことができ、ローカルスタッフを存在させることを要さずに彼らが配達を受け取ることが可能となる。さらに、他の例では、ホームレンタルサービス、例えば、Ａｒｉｂｎｂサービスは客のための遠隔コンシェルジェを用いることができ、遠隔コンシェルジェは、チェックインのインストラクションを提供し、ゲストが確実に彼らの宿泊のための全てを有するようにすることができる。

図１は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアにおいて事象が発生する場合の例示のユースケース１００を示す。ステップ１０４において、センサ及び／又はデバイス、例えば、セキュリティ、安全、効率及び／又は健康に関するものが、所定の位置に設置され得る。所定の位置は、建物にあり得る。例えば、スマートアクセス制御デバイスは、外部アクセスからの集合住宅ユニットに対するセキュリティを与えるように集合住宅ユニットのメインドアに設置され得る。スマートアクセス制御デバイスは、例えば、ユーザのモバイルデバイスから無線で認証情報を提供すること及び／又はスマートアクセス制御デバイスの付近の許可を受けた非接触カードを使用することによって、許可を受けたユーザがドアを解錠するまでドアが施錠されたままとすることができる。他の例として、煙センサが、寝室の天井に設置されてもよい。煙センサは、検知情報を送信するために、例えば無線で、スマートアクセス制御デバイスに接続され得る。検知情報は、発煙レベルを含み得る。ある実施形態では、少なくとも１つのデバイスは、独立のネットワーク接続を用いることができる。ある実施形態では、少なくとも１つのデバイスは、バックアップ電源としてバッテリを用いることができる。

ステップ１０６において、事象が建物で発生し、セキュリティ、安全、効率、健康並びに／又はセンサ及び／若しくはデバイスの他のいずれかの関連閾値をトリガするものとする。閾値は、予め決定されたもの又はリアルタイムで決定されるもののいずれかであり得る。閾値がトリガされると、警報が動的監視サーバに送信され得る。例えば、一酸化炭素センサは、空気中の一酸化炭素の予め決定された閾値レベル−人間に対して危険となり得るレベルで予めプログラムされ得る。空気が少なくとも閾値レベルの空気中一酸化炭素を含むことを一酸化炭素センサが検出した場合、一酸化炭素センサは警報をスマートアクセス制御デバイスに送信することができる。そして、スマートアクセス制御デバイスは、警報を動的監視サーバに送信することができる。他の例として、エネルギー効率センサが、エネルギーの現在の使用率が効率的かをリアルタイムで判定することができる。効率は種々の要因、例えば、現在の温度、湿度及び／又は他のいずれかの関連する要因に依存し得るので、トリガする閾値は現状に基づいてリアルタイムで設定され得る。

ステップ１０８において、動的監視サーバは、セキュリティ、安全、効率及び／又は健康に関する警報を直接責任者（ＤＲＩ）に、警報に応答するＤＲＩのために、送信することができる。ＤＲＩは、ローカルシステムに責任を持つ者であればよい。例えば、ＤＲＩは、セキュリティシステムによって監視されている集合住宅ユニットの居住者及び／又は所有者であり得る。ＤＲＩは、集合住宅のビル管理者であってもよい。

ステップ１１０において、ＤＲＩがセキュリティ、安全、効率及び／又は健康の警報に対処できる場合には、このユースケース１００のフローは完了し得る。一方、ＤＲＩが応答せず及び／又は更なる補助が必要な場合には、警報はこのフローによって伝達され得る。

ステップ１１２において、セキュリティ、安全、効率及び／又は健康の警報は、監視局のオペレータに送信され得る。オペレータは、分散的態様において及び／又は中央監視局において作業していることになる。オペレータは、特定の状況において何をするのが最善なのかを決定することができる。決定がなされると、オペレータは、行動をとることができる。ある実施形態では、オペレータは、人間であり得る。ある実施形態では、オペレータは、人工知能を有するコンピュータシステムであり得る。

ステップ１１４において、とられた行動は、公的及び／又は私的サービス、例えば、警察、消防、エマージェンシーメディカルレスポンダ（ＥＭＲ）、セキュリティ、及び／又は修理工を要求することを含み得る。とられた行動は、警報タイプに対応し得る。例えば、居住者が発作を起こしたという警報を健康センサが送信した場合には、ＥＭＳが呼び出されることになる。他の例として、居住者のユニットにおいて水漏れしていることの警報を水漏れセンサが送信した場合、修理工が呼び出されることになる。

ステップ１１６において、適切な関係機関、サービス及び／又はリソースが、建物における状況に応じることができる。例えば、警察が呼び出された場合、セキュリティシステムによって監視されているエリアに警察が到着することができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、エリアへのアクセスを適切な関係機関に与えることができる。

ステップ１１８において、セキュリティシステムは、行われたであろう何らかの行動について一部又は全部の関係当事者と通信することができる。例えば、集合住宅ユニットでの火災を消火するように消防が呼び出された場合、集合住宅のビル管理者及び／又は集合住宅ユニットの居住者は、彼らの個人的デバイス、例えば、モバイルデバイスを介してとられた行動を通知され得る。

図２は、本開示の実施形態によるセキュリティシステム２００を示す。セキュリティシステム２００は、外部トリガ２０４、センサ２０６、２０８及び２１０並びにネットワーク接続デバイス２１２を有する内部環境２０２、例えば、建物の内部を含み得る。ある実施形態では、ネットワーク接続デバイス２１２は、ドア、例えば、メインドアに設置されたスマートアクセス制御デバイスであり得る。外部トリガ２０４は、例えば、火災、発煙、浸水、ガス漏れ若しくは内部環境２０２に悪影響を与え得る他の何らかの事象などの環境災害であることもあれば、又は医療的緊急事態、例えば、心拍停止、心臓発作、脳卒中又は人命若しくは健康に対する他の何らかの危険であることもある。ある実施形態では、外部トリガは、図４〜６との関連で記載されるような内部環境２０２の外部に到着する客又は訪問者であり得る。ある実施形態では、外部トリガ２０４は、図７〜９との関連で記載されるような内部環境２０２の外部に閉め出されている居住者であってもよい。

実施形態によると、センサ２０６、２０８及び／又は２１０は、外部トリガ２０４を検出し、センサデータをネットワーク接続デバイス２１２に送信するように構成され得る。図２は３個のセンサを示すが、セキュリティシステム２００内のセンサの合計数は異なる実施形態に応じて変わり得る。

実施形態によると、ネットワーク接続デバイス２１２は、１以上の送受信機、プロセッサ及び／又は命令若しくはプログラムを記憶するメモリを含み得る。ある実施形態では、ネットワーク接続デバイス２１２は、受信されたセンサデータを、例えば、命令及び／又はプログラムを実行するプロセッサを用いて解析することができる。ネットワーク接続デバイス２１２は、センサデータを解析して警報を生成することができる。例えば、警報は、上述のようなあり得る外部トリガ２０４のいずれかであり得る。ある実施形態では、警報は、図４〜６に示すように、客又は訪問者が内部環境２０２の外部に到着したことを示すものであり得る。

実施形態によると、ネットワーク接続デバイス２１２は、警報を動的監視サーバ２１４に送信することができる。ある実施形態では、ネットワーク接続デバイス２１２は、センサデータを動的監視サーバ２１４に送信することができる。ネットワーク接続デバイス２１２はまた、センサデータのみ、警報のみ又は両方を動的監視サーバ２１４に送信するように構成されてもよい。ある実施形態では、ネットワーク接続デバイス２１２は、動的監視サーバ２１４としても機能するように構成され得る。

本開示の実施形態によると、動的監視サーバ２１４は、１以上の送受信機、プロセッサ及び／又は命令を記憶することができるメモリを含み得る。動的監視サーバ２１４は、警報を直接責任者（ＤＲＩ）２１６に送信するように構成され得る。動的監視サーバ２１４は、種々の形式の警報を送信することができる。例えば、警報はテキスト形式、例えば、ｅメール又はテキストメッセージであってもよいし、警報はオーディオ形式、例えば、自動化電話呼、オーディオメッセージ又はライブオーディオ供給であってもよいし、警報は画像形式、例えば、写真、画像及び／又はアイコンであってもよいし、警報は映像形式、例えば、ライブ映像供給及び／又は記録された映像であってもよい。ＤＲＩ２１６は、個人的デバイス、例えば、モバイルデバイスを介して警報を受信することができる。

ＤＲＩ２１６は、例えば、建物／自宅の所有者、建物／自宅の居住者、建物／自宅の管理者及び／又はそのような警報を受けるように選択された他のいずれかの者であり得る。ＤＲＩ２１６は、警報を評価し、外部トリガ２０４に対処するのに必要な適切な行動をとることができる。ＤＲＩ２１６は、例えば、適切な関係機関／サービス２２０、例えば、警察、消防士、ＥＭＳ、医者、セキュリティエージェント、修理サービスエージェント及び／又は他のいずれかの適切な人若しくはエンティティに報知することができる。警報が誤った警告であるとＤＲＩ２１６が判定した場合には、ＤＲＩ２１６は、セキュリティシステム２００を無力化及び／又はリセットすることができる。

ＤＲＩ２１６が動的監視サーバ２１４からの警報に所定期間内に応答しない場合には、動的監視サーバ２１４は警報を監視局のオペレータ２１８に送信することができる。ある実施形態では、所定の期間は、任意の長さの時間、例えば、３０秒、１分、１０分、１５分、３０分、１時間、２時間、６時間、１２時間又は状況に対する他のいずれかの適切な時間となるように予め決定され得る。ある実施形態では、所定時間は、状況に応じて変わり得る。ある実施形態では、外部トリガ２０４に対処するのにＤＲＩ２１６が追加の補助を必要とする場合、動的監視サーバ２１４は警報をオペレータ２１８に送信することができる。例えば、ＤＲＩ２１６は、警報を受信すると、追加の補助が必要であることの表示で応答することができる。ある実施形態では、動的監視サーバ２１４は、ＤＲＩ２１６の表示なしに、追加の補助が必要であることを判定することができる。この場合、動的監視サーバ２１４は、警報をオペレータ２１８に送信することができる。ある実施形態では、動的監視サーバ２１４は、元のセンサデータをＤＲＩ２１６及び／又はオペレータ２１８に送信することもできる。例えば、センサデータが映像記録を含む場合、ＤＲＩ２１６及び／又はオペレータ２１８は、内部環境２０２の状況を評価するために、センサデータを受けて映像記録を閲覧することができる。

ある実施形態では、動的監視サーバ２１４は、ＤＲＩ２１６が所定の警報を無力化すること、所定の警報を誤った警告として示すこと又は警報がオペレータ２１８にルーティングされることを防止することができないように構成され得る。ある実施形態では、この構成は、状況及び警報の性質に基づき得る。

ある実施形態では、オペレータ２１８は、職場、例えば中央監視局、又は他のいずれかの場所で作業する者であり得る。ある実施形態では、オペレータ２１８は、人工知能であり得る。ある実施形態では、オペレータ２１８は、動的オペレータであってもよく、送信された警報をオンデマンドで受信する。オペレータ２１８は、警報を評価し、外部トリガ２０４に対処するのに必要な適切な行動をとることができる。オペレータ２１８は、例えば、適切な関係機関／サービス２２０、例えば、警察、消防士、エマージェンシーメディカルレスポンダ（ＥＭＳ）、医者、セキュリティエージェント、修理サービスエージェントなどに報知することができる。適切な関係機関２２０は、オペレータ２１８及び／又はＤＲＩ２１６から直接に警報を受信すると、内部環境２０２に物理的に進入して外部トリガ２０４に対処する。

図３は、本開示の実施形態による直接責任者（ＤＲＩ）２１６（図２）のデバイス３００上で実行できるデジタル警報のための例示のユーザインターフェースを示す。動的監視サーバ２１４から警報を受信すると、ＤＲＩ２１６は、例えば、「無力化」オプション３０２を選択することによってセキュリティシステムを無力化することができる。ＤＲＩ２１６は、「センサデータの表示」オプション３０４を選択してセンサデータをさらに評価することもできる。「センサデータの表示」オプション３０４は、種々の形式のセンサデータを示すことができる。例えば、センサデータは、カメラセンサからの映像供給、オーディオセンサからのオーディオ供給、煙検出器からの煙検出、ガス検出器からのガス検出及び／又はドア／窓センサからの開放ドア／窓の検出であり得る。ある実施形態では、ユーザインターフェースは、警報及び／又はセンサデータをオペレータ２１８（図２）にルーティングするオプションを含んでいてもよい。

図４は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアへのアクセスを訪問者が要求した場合の例示のユースケース４００を示す。ステップ４０４において、スマートアクセス制御デバイスが、建物に設置され得る。ある実施形態では、他のデバイス及び／又はセンサも、建物に設置され得る。

ステップ４０６において、訪問者が建物に到着し、訪問者はアクセスを得ることを要求するものとする。ある実施形態では、訪問者は、スマートアクセス制御デバイス及び／又は他のセンサによって検出可能な行動をとることによってその到着を示すことができる。例えば、訪問者は、ボタン、例えば、スマートアクセス制御デバイスに接続されたベルを押すことができ、マイクロフォン、例えば、スマートアクセス制御リーダのマイクロフォンに向かって話すことができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、訪問者の到着を検出することができる。例えば、移動センサ又はカメラが、訪問者の移動を検出することができる。

ステップ４０８において、スマートアクセス制御デバイス及び／又は他のデバイスは、可視及び／又は可聴の警報を訪問者に与え、質問をすることができる。質問は、例えば、訪問者の身元、訪問者の訪問目的及び／又は訪問者についての他のいずれかの関連情報についての質問であり得る。スマートアクセス制御デバイス及び／又は他のデバイスは、訪問者を助けることができる者に訪問者が接続されていることを訪問者に示すこともできる。スマートアクセス制御デバイスは、訪問者から収集されたセンサデータを建物の居住者、ビル管理者及び／又は他のいずれかの直接責任者（ＤＲＩ）に送信することができる。

ステップ４１０において、ＤＲＩはまず、訪問者の到着を通知され得る。そして、ＤＲＩは、そのエリアへの訪問者のアクセスを許可又は拒否することができる。ＤＲＩは、訪問者の訪問中に訪問者を監督することもできる。一方、ＤＲＩがアクセスのための訪問者のリクエストに応答しない場合又はＤＲＩがリクエストは迂回されるものであることを示す場合、リクエストは監視局のオペレータに伝達され得る。

実施形態によると、アクセスのための訪問者のリクエストは、リクエストにオンデマンドで応答することができる遠隔の人間のオペレータに伝達され得る。例えば、遠隔の人間のオペレータは、その遠隔の人間のオペレータが自宅で作業しつつ、モバイルデバイスを介してアクセスのための訪問者のリクエストを受け入れ、又は無視することができる。このオンデマンド応答モデルは、上述したように、監視システム内のより高い柔軟性を可能として、ピーク時における追加の人的リソース及び閑散時におけるより少ない人的リソースの必要性を負荷均衡化することを補助することができる。

ステップ４１２において、ＤＲＩが訪問者に関する状況に対処しない場合、オペレータは訪問者と対話し、適切なサービスを訪問者に提供することができる。オペレータは、スマートアクセス制御デバイス及び／又は他のセンサを介して訪問者についての追加の情報を収集することができる。そして、オペレータは、アクセスを許可若しくは拒否し、及び／又は必要に応じて適切な情報を訪問者に提供することができる。

ステップ４１４において、訪問者がアクセスを許可されると、訪問者はエリアに入ることができる。そして、訪問者は、スマートアクセス制御デバイス及び／又は他のセンサを介してオペレータ及び／又はＤＲＩによって監視されつつ、そのエリアで彼／彼女の仕事を行うことができる。例えば、オペレータは、カメラセンサ、オーディオセンサ及び／又は窓／ドアセンサを用いて訪問者を監視することができる。ある実施形態では、それらのセンサからのセンサデータ、例えば、ライブ映像供給が、スマートアクセス制御デバイスを介してオペレータ及び／又はＤＲＩに送信され得る。

ステップ４１６において、オペレータは、建物で仕事を行っている訪問者と対話することができる。例えば、訪問者が修理工である場合、オペレータは所定の修理工程を行うようにスピーカを介して修理工に指示することができる。オペレータと訪問者の間の対話は、訪問者が建物を去ると終了し得る。

ステップ４１８において、対話情報、例えば、視覚的及び／又は聴覚的情報のデジタル記録が、センサを介して収集され、メモリに記憶され、利害関係者に提示され得る。例えば、修理工が建物を去った後に、修理工の記録映像がデバイスのメモリ、例えば、スマートアクセス制御デバイスのメモリに記憶され、修理が行われた集合住宅ユニットの居住者に送信され得る。ある実施形態では、対話情報は、リアルタイムで利害関係者に送信され得る。

図５は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視される内部環境の外部に未知のエージェントが存在する場合のシステム図５００を示す。図５において、セキュリティシステムの所定の構成要素に対して図２と同じ符号が用いられて、図２に関連するそれらの構成要素について与えられた記載が図５にも当てはまることを示す。

実施形態によると、未知のエージェント５０２が、内部環境２０２の外部に到着し得る。未知のエージェント５０２は、例えば、客、訪問者、配達人、修理工、サービスマン、又は内部環境２０２へのアクセスを得ることを望み得る他のいずれかの適切な者であり得る。未知のエージェント５０２は、未知のエージェント５０２の存在を検出するように構成され得るセンサ２０６、２０８及び２１０と相互作用することができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、センサ２０６、２０８及び２１０の１以上を含み得る。センサ２０６、２０８及び２１０は、未知のエージェント５０２が彼／彼女の到着を通知するのに押すことができるベルなどの押しボタンを含み得る。他の例では、センサ２０６、２０８及び２１０は、カメラ、移動センサ、赤外線センサ、及び／又は未知のエージェント５０２の存在を検出することができる他の任意のセンサを含み得る。センサ２０６、２０８及び２１０は、未知のエージェント５０２に関連する映像及び／又はオーディオ情報を収集することができるカメラ及び／又はマイクロフォンを含み得る。図５は３個のセンサを示すが、実際のセンサ数は異なる実施形態に応じて変わり得る。

実施形態によると、ネットワーク接続デバイス２１２は、スマートアクセス制御デバイスであり得る。未知のエージェント５０２の検出に応じて、センサ２０６、２０８及び２１０は、センサデータをネットワーク接続デバイス２１２に送信することができる。ある実施形態では、センサ２０６、２０８及び２１０の１以上はネットワーク接続デバイス２１２の一部であってもよく、その場合、センサデータの外部への送信は不要となり得る。例えば、スマートアクセス制御デバイスは、ロック、キーパッド、スピーカ並びにマイクロフォン及びビデオカメラなどのセンサを含み得る。このスマートアクセス制御は、センサ２０６、２０８及び２１０の１つとしてのそれ自体のカメラを用いて未知のエージェント５０２を検出することができる。

実施形態によると、ネットワーク接続デバイス２１２は、センサデータを解析し、センサデータに基づいて警報を生成するように構成され得る。ネットワーク接続デバイス２１２は、警報を動的監視サーバ２１４に送信することができる。警報は、未知のエージェント５０２が内部環境２０２の外部に存在することの情報を提供することができる。警報は、上述したように、テキスト、オーディオ及び／又は映像の形式を含む種々の形式で未知のエージェント５０２についての関連情報を含み得る。例えば、警報は、未知のエージェント５０２の名前、写真、音声記録、ライブオーディオ、映像記録及び／又はライブ映像を含み得る。

実施形態によると、ネットワーク接続デバイス２１２は、警報に加えて、センサデータを動的監視サーバ２１４に直接送信するように構成され得る。ある実施形態では、ネットワーク接続デバイス２１２はセンサデータを動的監視サーバ２１４に直接送信するように構成されてもよく、動的監視サーバ２１４はセンサデータを解析して警報を生成するように構成されてもよい。

動的監視サーバ２１４は、警報を特定して直接責任者（ＤＲＩ）２１６に送信するように構成され得る。ＤＲＩ２１６は、内部環境２０２への未知のエージェント５０２のアクセスを許可又は拒否することによって応答することができる。

ＤＲＩ２１６が動的監視サーバ２１４からの警報に所定期間内に応答しない場合又はＤＲＩ２１６が迂回されることの要望を示した場合、対応する警報が監視局のオペレータ２１８にルーティングされ得る。ある実施形態では、所定の期間は、任意の長さの時間、例えば、３０秒、１分、１０分、１５分、３０分、１時間、２時間、６時間、１２時間又は状況に対する他のいずれかの適切な時間となり得る。ある実施形態では、所定時間は、状況に応じて変わり得る。オペレータ２１８は、警報を受信すると、未知のエージェント５０２と対話することができる。オペレータ２１８は、未知のエージェント５０２の情報を解析し、内部環境２０２への未知のエージェント５０２のアクセスを許可又は拒否することによって応答することができる。

図６は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視される内部環境の内部に未知のエージェントが存在する場合のシステム図６００を示す。図６において、セキュリティシステムの所定の構成要素に対して図５と同じ符号が用いられて、図５に関連するそれらの構成要素について与えられた記載が図６にも当てはまることを示す。

実施形態によると、未知のエージェント５０２は、内部環境２０２に入ることができる。ビデオカメラ、マイクロフォン及び窓／ドアセンサなどのセンサ２０６、２０８及び２１０は、未知のエージェント５０２についての情報を収集するように構成され得る。未知のエージェント５０２についての収集された情報は、上述したように、ネットワーク接続デバイス２１２に送信され得る。

実施形態によると、システム６００は、映像、オーディオ及び／又は未知のエージェント５０２についての他のいずれかの関連情報を含む収集された情報を記憶するように構成されたメモリを含み得る。例えば、ネットワーク接続デバイス２１２及び／又は動的監視サーバ２１４は、メモリを含み、未知のエージェント５０２の収集された情報を記憶することができる。ある実施形態では、監視局システムは、メモリを含み、未知のエージェント５０２の収集された情報を記憶するように構成され得る。

実施形態によると、未知のエージェント５０２に関する情報収集及び記憶は、未知のエージェント５０２が内部環境２０２を去ると終了し得る。ある実施形態では、窓／ドアセンサは、未知のエージェント５０２が内部環境２０２を去ったことを特定するのに使用され得る。他のセンサも、窓／ドアセンサとの関連で使用され得る。

図７は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから居住者が閉め出された場合の例示のユースケース７００を示す。ある実施形態では、セキュリティシステムは、彼／彼女の自宅又はセキュリティシステムによって監視される他のエリアから閉め出された居住者を識別することができる。セキュリティシステムは、居住者の音声及び個人的事実などの居住者の情報を用いることによってアクセスを居住者に与えることができる。

ステップ７０４において、居住者が、彼／彼女の自宅から閉め出されるものとする。その居住者は、ロックを解錠する信用証明物を所有していない。例えば、居住者は、彼／彼女のアクセスカードを自宅内に置き忘れている。

ステップ７０６において、居住者は、彼／彼女が閉め出されていることをセキュリティシステムに通知することができる。例えば、居住者は、スマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンを用いることによってこれを示す。ある実施形態では、居住者は、彼／彼女の閉め出し状況をスマートアクセス制御デバイスのキーパッドを用いて通知することができる。例えば、キーパッドは、居住者が閉め出されたことを示すように押圧可能なボタン又はボタンの組合せを有し得る。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、居住者が閉め出されたことを検出することができる。例えば、居住者がアクセスパスコードを所定回数誤って入力した場合、あるいは自宅へのアクセスを得る試行に所定回数失敗した場合に、居住者が閉め出されたことを特定するようにスマートアクセス制御デバイスが構成され得る。ある実施形態では、所定数のアクセス試行は、任意数、例えば、３回、５回、１０回、又は他のいずれかの試行数であってもよい。

ステップ７０８において、居住者は、例えばスマートアクセスデバイスのスピーカによって自動化音声又は人間の音声を介して身元確認手順に従うように要求され得る。例えば、自動化音声は、動的監視サーバ又は監視局における自動化システムから送信され得る。他の例として、人間の音声が、ビル管理者、他の居住者、監視局のオペレータ、及び／又は身元確認手順を提供する許可を受けた他のいずれかの者から送信され得る。

ステップ７１０において、居住者は、彼／彼女の個人を識別可能な情報を入力することを要求され得る。例えば、スマートアクセス制御デバイスは、「あなたの生年月日は？」、「あなたの社会保障番号は？」及び「あなたのお母さんの旧姓は？」のような質問をすることができる。ある実施形態では、居住者は、例えば、スマートアクセス制御デバイスのキーパッドを用いて、生年月日、社会保障番号、又は他のいずれかの個人を識別可能な数値などの識別用の数値を入力することができる。ある実施形態では、居住者は、スマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンを用いて識別用の回答を入力することができる。例えば、居住者は、マイクロフォンに向かって話すことによって、質問「あなたのお母さんの旧姓は？」に対する回答を与えることができる。

ステップ７１２において、居住者は、更なる照合のために、スマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに向かって予め解析されたフレーズを話すように要求され得る。例えば、居住者が閉め出された場合の照合ステップとしてそのフレーズが使用され得るように、居住者がそのフレーズを彼／彼女の音声でセキュリティシステムに記憶させることを可能とするセキュリティ構成をセキュリティシステムにおいて設定していてもよい。セキュリティシステムは、居住者が予め解析されたフレーズを話すように要求される場合に、このフレーズを解析してそれと居住者の応答とを比較することができる。

ステップ７１４において、セキュリティシステムは、個人を識別可能な質問及び／又は予め解析されたフレーズを与える質問に対する居住者の応答に基づいて居住者を識別することができる。ある実施形態では、識別は、識別のために居住者の音声のオーディオ特性に基づいてもよい。ある実施形態では、識別は、動的監視サーバ及び／又は中央監視局において自動的に人工知能を用いて実行され得る。ある実施形態では、識別は、他の居住者、ビル管理者、監視局のオペレータ及び／又は識別を行う許可を受けた他のいずれかの適切な者によって手動で実行され得る。

ステップ７１６において、セキュリティシステムは、ステップ７１４における識別が成功したか否かに基づいてアクセスを許可又は拒否することができる。

居住者が彼／彼女の自宅から閉め出される背景において図７を説明したが、開示されるシステム及び方法はそのような状況に限定されない。例えば、このユースケースは、セキュリティシステムによって監視されている任意のタイプのエリアに適用可能である。他の例として、このユースケースは、同一又は類似の身元確認手順に基づいてセキュリティシステムによって監視されるエリアへのアクセスが許可され得る非居住者に適用可能である。

図８は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから閉め出された個人に解決手段を与えるセキュリティシステムの構成要素を示すシステム図８００である。個人８０２は、そのエリアに入る許可を受けた者であり得る。例えば、監視されているエリアは、スマートアクセス制御デバイス８０４を有する建物であり得る。個人８０２は建物の居住者であり得るが、個人８０２はアクセスに必要な鍵、キーカード及び／又はアクセスコードの紛失のために建物から一時的に閉め出されていることもある。この状況において、個人８０２は、彼／彼女が建物から閉め出されたことをマイクロフォン８０６を介してスマートアクセス制御デバイス８０４に通知することができる。例えば、個人８０２は、彼／彼女が建物から閉め出されたことをマイクロフォン８０６に話すことができる。他の例として、個人８０２は、彼／彼女が閉め出されたことを示すのにキーパッド８１０を用いてもよい。ある実施形態では、個人８０２が入力コードを所定回数正しく入力できない場合、あるいは建物へのアクセスを得る試行に所定回数失敗した場合に、スマートアクセス制御デバイス８０４は、個人８０２が閉め出されたことを特定することができる。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイス８０４は、プロセッサ及び個人８０２の音声を解析する音声認識命令を有するメモリを含み得る。スマートアクセス制御デバイス８０４は、彼／彼女の音声に基づいて、個人８０２が閉め出されたことを特定することができる。例えば、音声認識命令を実行するプロセッサは、個人８０２の音声フレーズ「私は閉め出されている」、「私は鍵を持っていない」、「私はキーカードを持っていない」、「入力アクセスコードを忘れた」又は個人８０２が閉め出されたことを示す他の任意の音声フレーズを解析することができる。個人８０２が閉め出されたことの特定に応じて、スマートアクセス制御デバイス８０４は、個人８０２が閉め出されたことを示す警報を動的監視サーバ２１４に送信することができる。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイス８０４は、元の音声データを動的監視サーバ２１４に送信することができる。動的監視サーバ２１４はプロセッサ及び個人８０２の音声を解析する音声認識命令を有するメモリを含んでいてもよく、動的監視サーバ２１４は彼／彼女が閉め出されたことを個人８０２の元の音声データに基づいて特定することができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイス８０４に関して上述したのと同様の音声認識メカニズムが、動的監視サーバ２１４について使用され得る。

実施形態によると、動的監視サーバ２１４は、身元確認手順のための命令を記憶したメモリを含み得る。プロセッサによって実行されるそのような命令に基づいて、動的監視サーバ２１４は、スマートアクセス制御デバイス８０４のスピーカ８０８を用いて、身元確認手順に従うように個人８０２に指示するように構成され得る。例えば、身元確認手順は、キーパッド８１０を用いて、個人８０２の身元を照合することができる数値を入力するように個人８０２に指示することができる。上記のように、数値は、個人８０２の生年月日、社会保障番号及び／又は個人８０２を識別するのに使用され得る他のいずれかの数値であり得る。

実施形態によると、スマートアクセス制御デバイス８０４は、身元確認手順のための命令を記憶したメモリを含み得る。プロセッサによって実行されるそのような命令に基づいて、スマートアクセス制御デバイス８０４は、動的監視サーバ２１４に関して上述したものと同様に身元確認手順を実行することができる。

実施形態によると、個人８０２は、キーパッド８１０の代わりにマイクロフォン８０６に個人を識別可能な質問に答えることを要求され得る。ある実施形態では、マイクロフォン８０６及びキーパッド８１０の両方が、個人８０２の個人を識別可能な情報を検出するのに使用され得る。ある実施形態では、個人８０２は、予め解析されたフレーズをマイクロフォン８０６に向かって話すように要求され得る。

スマートアクセス制御デバイス８０４及び／又は動的監視サーバ２１４は、身元確認手順に対する個人８０２の応答を解析し、個人８０２の身元を特定することができる。個人８０２が身元確認手順の完了に成功すると、スマートアクセス制御デバイスは個人８０２にアクセスを許可することができる。

図９は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムによって監視されるエリアから閉め出された個人に解決手段を与えるセキュリティシステムの構成要素を示すシステム図９００である。図９は、図８と似ているが、監視局のオペレータ２１８も示す。ある実施形態では、動的監視サーバ２１４は、個人８０２が閉め出されていることに関する警報をオペレータ２１８に送信することができる。オペレータ２１８は、人間のオペレータ又はコンピュータのオペレータ、例えば、人工知能のオペレータであり得る。オペレータ２１８は、スマートアクセス制御デバイス８０４のスピーカ８０８を介して、身元確認手順に従うように個人８０２に指示することができる。ある実施形態では、オペレータ２１８は、中央監視局におけるオペレータ又は動的オペレータであり得る。身元確認手順に対する個人８０２の応答に基づいて、オペレータ２１８は個人８０２の身元を特定し、個人８０２が建物に入る許可を受けた場合に建物へのアクセスを許可することができる。

図１０は、本開示の実施形態による例示のスマートアクセス制御デバイスのスマートリーダのユーザインターフェース１０００を示す。ユーザインターフェース１０００は、種々の構成、例えば、タッチパッド１００２、無線サポート１００４、カメラ１００６、ＬＥＤインジケータ１００８及びＬＥＤ１０１０を含み得る。タッチパッド１００２は、ユーザがアクセスコードを入力するのに使用され得る。ある実施形態では、ユーザインターフェース１０００の上面の一部分のみが、接触に感度を有するものであってもよい。例えば、数字及びそれら数字付近の領域のみが、接触に感度を有していてもよい。無線サポート１００４は、スマートリーダに接続するユーザデバイスを提供することができる。無線サポート１００４によって、二次電子デバイスが認証メカニズム、例えば、生体認証メカニズムを接続及び提供することも可能となる。Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ及びＮＦＣのような標準及びプロトコルが、スマートリーダとユーザデバイスの間で通信するのに使用され得る。カメラ１００６は、画像、映像及び／又はオーディオを取得することができる。ある実施形態では、カメラ１００６は、広角カメラであり得る。ＬＥＤインジケータ１００８は、スマートリーダについての情報を提供することができる。例えば、ＬＥＤインジケータ１００８は、様々な状態、例えば、問題なし、エラー、低電力、電源なし、待機、及び種々の状態に関する他のいずれかの状態を示すことができる。ＬＥＤ１０１０は、スマートリーダを照明するのにも使用され得る。例えば、ＬＥＤ１０１０は、ＬＥＤ１０１０が背後からタッチパッド１００２を照明しているので、入力手段を表示するのに使用され得る。ある実施形態では、ＬＥＤ１０１０は、ユーザがスマートリーダにアクセスしている場合及び／又はスマートリーダが暗所で動作している場合にのみ、点灯され得る。ある実施形態では、スマートリーダは、保護コーティング、例えば、スクラッチ耐性、撥油性のものを含み得る。不図示であるが、スマートリーダは、マイクロフォン、スピーカ及び／又は映像ディスプレイなどの他のデバイスを含み及び／又はそれに接続することができる。マイクロフォンは、ユーザの音声を入力し、又は他の種類のノイズを検出するのに使用され得る。映像ディスプレイは、情報を与えるのに使用され得る。映像ディスプレイは、異なる当事者間、例えば、客と居住者の間、居住者とオペレータの間、及び居住者とビル管理者の間のビデオチャット機能を可能とするのにも使用され得る。

図１１は、本開示の実施形態によるセキュリティシステムの例示のユースケース１１００を示す。ステップ１１０２において、スマートアクセス制御デバイスは、１以上のセンサからセンサデータを受信することができる。ある実施形態では、１以上のセンサは、スマートアクセス制御デバイス外の１以上のセンサ及び／又はスマートアクセス制御デバイス内の１以上のセンサを含み得る。ある実施形態では、メッシュネットワークは、スマートアクセス制御デバイス及び１以上のセンサを用いて構築され得る。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、鍵、スピーカ、バッテリ、１以上のアンテナ並びに／又は１以上のセンサ、例えば、キーパッド、人感センサ、カメラ及びマイクロフォンを含み得る。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイス及び１以上の外部センサは、バッテリなどのバックアップ電源システムを含み得る。

ステップ１１０４において、スマートアクセス制御デバイスは、受信センサデータを解析することができる。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、受信センサデータを解析して、センサデータの発生源、センサデータのタイプ、センサ―データの内容及び／又はセンサデータに関連する他のいずれかの適切な特性を特定することができる。

ステップ１１０６において、スマートアクセス制御デバイスは、解析されたセンサデータに基づいてユーザに対する警報を生成することができる。ある実施形態では、警報は、火災、発煙、浸水、ガス漏れ、医療的な緊急事態、及び／又はそのエリアへのアクセスを得るための人からのリクエストを含み得る。ある実施形態では、ユーザは、そのエリア内に住む居住者、そのエリアを管理する管理者及び／又はそのエリアを監視する監視局のオペレータを含み得る。

ステップ１１０８において、スマートアクセス制御デバイスは、警報を含む第１の信号を、警報を含む第２の信号を送信するように構成された監視サーバに送信することができる。ある実施形態では、第１の信号は、センサデータの少なくとも一部分も含み得る。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、第１の信号をセルラネットワーク、イーサネット接続、ＷｉＦｉネットワーク、インターネット及び／又はローカルエリアネットワークを用いて監視サーバに送信することができる。ある実施形態では、監視サーバは、警報及び／又はセンサデータの少なくとも一部を含む第２の信号をユーザに送信することができる。ある実施形態では、監視サーバが、第２の信号を居住者及び／又は管理者に送信することができる。ある実施形態では、動的監視サーバは、第２の信号を監視局のオペレータ並びに居住者及び／又は管理者に送信することができる。ある実施形態では、居住者及び／若しくは管理者は第２の信号を監視局のオペレータに送信するリクエストによって警報に応答する場合、又は居住者及び／若しくは管理者が所定時間内に警報に応答しない場合、監視サーバは第２の信号を監視局のオペレータに送信することができる。ある実施形態では、所定時間は、任意の時間、例えば、３０秒、１分、１０分、１５分、３０分、１時間、２時間、６時間、１２時間又は状況に対する適切な他のいずれかの時間であり得る。ある実施形態では、所定時間は、状況に応じて変わり得る。

ある実施形態では、そのエリアへのアクセスを要求する者は、スマートアクセス制御デバイスを用いて彼／彼女の識別情報を入力することができる。例えば、その者は、スマートアクセス制御デバイスのキーパッドに彼／彼女の識別情報をタイプすることができる。他の例では、その者は、彼／彼女の識別情報をスマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに話すことができる。ある実施形態では、居住者、そのエリアの管理者及び／又は監視局のオペレータは、そのエリアへのアクセスを要求する者にアクセスを許可することができる。

ある実施形態では、センサの１以上は、人がそのエリアにいる場合にその人の行動を記録することができる。ある実施形態では、センサの１以上は、映像レコーダ及び／又は音声レコーダを含み得る。ある実施形態では、スマートアクセス制御デバイスは、記録された人の行動を監視デバイスに送信することができる。ある実施形態では、記録された行動は、ライブ供給であり得る。ある実施形態では、監視デバイスは、モバイルデバイスであり得る。

開示の主題は、その適用において、以下の記載に説明され又は図面に示された構成の詳細及び構成要素の配置に限定されないことが理解されるべきである。開示の主題は、他の実施形態とすることができ、種々の態様で実現又は実施されることができる。また、ここで採用される用語及び専門用語は説明の目的のためのものであり、限定としてみなされるべきではないことが理解されるべきである。

このように、当業者は、本開示が基づく概念が、開示される主題の幾つかの目的を実施するための他の構造、システム、方法及び媒体の設計の基礎として直ちに利用され得ることを理解するはずである。

上記の例示的実施形態において開示される主題が説明され図示されてきたが、本開示は例示としてのみ行われたこと並びに開示の主題の趣旨及び範囲から離れることなく開示の主題の実施例の詳細に多数の変更がなされ得ることが理解される。

Claims (27)

1. エリアを監視するためのセキュリティシステムにおいてスマートアクセス制御デバイスを用いるための方法であって、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記エリアにおける１以上のセンサから前記エリアについてのセンサデータを受信するステップと、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、受信された前記センサデータを解析するステップと、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、解析された前記センサデータに基づいて前記エリアについてユーザに対して警報を生成するステップと、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記警報を備える第１の信号を前記セキュリティシステムの監視サーバに送信するステップと、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記エリアへのアクセスを要求する人が識別情報を入力することを可能とするステップと、
   前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記ユーザによって評価される受信された前記識別情報に基づいて前記エリアへのアクセスを前記人に許可するステップと
   を備える方法。
2. 前記ユーザは、居住者、管理者及び監視局のオペレータの少なくとも１つである、請求項１に記載の方法。
3. 前記セキュリティシステムの前記監視サーバは、
   前記居住者及び管理者の少なくとも一方に対する警報を備える第２の信号を送信し、
   前記居住者及び前記管理者の前記少なくとも一方が、前記第２の信号を前記監視局の前記オペレータに送信するリクエストによって前記警報に応答し、又は所定時間内に前記警報に応答しなかった場合、前記第２の信号を前記監視局の前記オペレータに送信する
   よう構成されている、請求項２に記載の方法。
4. 前記監視サーバはさらに、前記監視局の前記オペレータ並びに前記居住者及び前記管理者の少なくとも一方に前記警報を備える第２の信号を送信するよう構成されている、請求項２に記載の方法。
5. 前記警報が火災、発煙、浸水、ガス漏れ、医療的な緊急事態、及び前記エリアへのアクセスを得るための人からのリクエストの表示のうちの少なくとも１つであることを特定するステップをさらに備える請求項１に記載の方法。
6. 前記第１の信号が前記センサデータの少なくとも一部をさらに備える、請求項１に記載の方法。
7. 前記１以上のセンサが、前記スマートアクセス制御デバイス外のセンサ及び前記スマートアクセス制御デバイス内のセンサの少なくとも一方を備える、請求項１に記載の方法。
8. 前記スマートアクセス制御デバイスが、セルラネットワーク、イーサネット接続、ＷｉＦｉネットワーク、インターネット及びローカルエリアネットワークの少なくとも１つを用いて前記第１の信号を前記監視サーバに送信するよう構成されている、請求項１に記載の方法。
9. 前記スマートアクセス制御デバイス、少なくとも他のスマートアクセス制御デバイス及び前記１以上のセンサを備えるメッシュネットワークを構築するステップをさらに備える請求項１に記載の方法。
10. 前記モバイルデバイスに記憶された信用証明物に基づいて、前記モバイルデバイスが前記スマートアクセス制御デバイス又は前記少なくとも他のスマートアクセス制御デバイスの範囲内にある場合、前記エリアへのアクセスを要求する前記人のモバイルデバイスが前記メッシュネットワークに加わることを可能とするステップをさらに備える請求項９に記載の方法。
11. 前記人が前記エリアにいる場合、前記１以上のセンサの少なくとも１つによって、前記人の行動を記録するステップをさらに備える請求項１に記載の方法。
12. 前記１以上のセンサの前記少なくとも１つが、ライブ供給を提供するように構成された映像レコーダ及び音声レコーダの少なくとも一方を備える、請求項１１に記載の方法。
13. 前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記人の記録された前記行動を監視デバイスに送信するステップをさらに備える請求項１１に記載の方法。
14. 前記監視デバイスがモバイルデバイスである、請求項１３に記載の方法。
15. エリアを監視するためのセキュリティシステムにおいてスマートアクセス制御デバイスを使用するための方法であって、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記エリアへのアクセスを得るためのユーザからのリクエストを受信するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、受信された前記リクエストを監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記ユーザに身元確認手順を提供するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記ユーザからの前記身元確認手順に対する応答を受信するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、受信された前記応答を前記監視局の前記オペレータ及び前記監視サーバの前記少なくとも一方に送信するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記ユーザからの前記応答に基づいて、前記エリアへの前記アクセスを前記ユーザに許可する決定を前記監視局の前記オペレータ及び前記監視サーバの前記少なくとも一方から受信するステップと、
    前記スマートアクセス制御デバイスによって、前記エリアへの前記アクセスを前記ユーザに許可するステップと
    を備える前記方法。
16. 前記身元確認手順は、個人を識別可能な情報について前記ユーザに質問すること及び予め解析されたフレーズを前記スマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに向かって話すように前記ユーザに要求することの少なくとも一方を含む、請求項１５に記載の方法。
17. エリアを監視するためのセキュリティシステムであって、
    前記エリアにおける１以上のセンサから前記エリアについてのセンサデータを受信し、
    受信された前記センサデータを解析し、
    解析された前記センサデータに基づいて前記エリアについてユーザに対して警報を生成し、
    前記警報を備える第１の信号を前記セキュリティシステムの監視サーバに送信し、
    前記エリアへのアクセスを要求する人が識別情報を入力することを可能とし、
    前記ユーザによって評価される受信された前記識別情報に基づいて前記エリアへのアクセスを前記人に許可する
    よう構成されたスマートアクセス制御デバイスを備える前記セキュリティシステム。
18. 前記ユーザが、居住者、管理者及び監視局のオペレータの少なくとも１つである、請求項１７に記載のセキュリティシステム。
19. 前記監視サーバは、
    前記居住者及び管理者の少なくとも一方に対する警報を備える第２の信号を送信し、
    前記居住者及び前記管理者の前記少なくとも一方が、前記第２の信号を前記監視局の前記オペレータに送信するリクエストによって前記警報に応答し、又は所定時間内に前記警報に応答しなかった場合、前記第２の信号を前記監視局の前記オペレータに送信する
    よう構成されている、請求項１８に記載のセキュリティシステム。
20. 前記スマートアクセス制御デバイスはさらに、前記警報が火災、発煙、浸水、ガス漏れ、医療的な緊急事態、及び前記エリアへのアクセスを得るための人からのリクエストの表示のうちの少なくとも１つであることを特定するよう構成されている、請求項１７に記載のセキュリティシステム。
21. 前記スマートアクセス制御デバイスは、セルラネットワーク、イーサネット接続、ＷｉＦｉネットワーク、インターネット及びローカルエリアネットワークの少なくとも１つを用いて前記第１の信号を前記監視サーバに送信するように構成されている、請求項１７に記載のセキュリティシステム。
22. 前記スマートアクセス制御デバイス、少なくとも他のスマートアクセス制御デバイス及び前記１以上のセンサによって構築されたメッシュネットワークをさらに備える請求項１７に記載のセキュリティシステム。
23. 前記モバイルデバイスに記憶された信用証明物に基づいて、前記モバイルデバイスが前記スマートアクセス制御デバイス又は前記少なくとも他のスマートアクセス制御デバイスの範囲内にある場合、前記エリアへのアクセスを要求する前記人のモバイルデバイスが前記メッシュネットワークに加わることが可能となる、請求項２２に記載のセキュリティシステム。
24. 前記スマートアクセス制御デバイスはさらに、
    前記人が前記エリアにいる場合、前記人の行動を記録するように前記１以上のセンサの少なくとも１つを指示し、
    前記人の記録された前記行動を監視デバイスに送信する
    よう構成されている、請求項１７に記載のセキュリティシステム。
25. 前記１以上のセンサの前記少なくとも１つが、ライブ供給を提供するように構成された映像レコーダ及び音声レコーダの少なくとも一方を備える、請求項２４に記載のセキュリティシステム。
26. エリアを監視するためのセキュリティシステムにおけるスマートアクセス制御デバイスであって、
    ユーザインターフェースと、
    プロセッサであって、
    前記エリアへのアクセスを得るためのユーザからのリクエストを受信し
    受信された前記リクエストを監視局のオペレータ及び監視サーバの少なくとも一方に送信し、
    前記インターフェースを用いて、前記ユーザに身元確認手順を提供し、
    前記インターフェースを用いて、前記ユーザからの前記身元確認手順に対する応答を受信し、
    受信された前記応答を前記監視局の前記オペレータ及び前記監視サーバの前記少なくとも一方に送信し、
    前記ユーザからの前記応答に基づいて、前記エリアへの前記アクセスを前記ユーザに許可する決定を受信し、
    前記エリアへの前記アクセスを前記ユーザに許可する
    ように構成されたプロセッサと
    を備える前記スマートアクセス制御デバイス。
27. 前記身元確認手順は、個人を識別可能な情報について前記ユーザに質問すること、及び、予め解析されたフレーズを前記スマートアクセス制御デバイスのマイクロフォンに向かって話すように前記ユーザに要求することのうちの少なくとも一方を含む、請求項２６に記載のスマートアクセス制御デバイス。