JP2020520261A - 洗濯機の糸くずフィルタ、洗濯機及び糸くずろ過方法 - Google Patents

洗濯機の糸くずフィルタ、洗濯機及び糸くずろ過方法 Download PDF

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Abstract

洗濯機の糸くずフィルタ(5)及び洗濯機であって、糸くずフィルタ(5)は内槽(2)の底部に装着され、当該フィルタは、洗浄時に糸くずを収集し、排水時に水流を利用して糸くずを除去する自動清浄フィルタである。更に、洗濯機の糸くずろ過方法に関する。洗濯機の内槽(2)内の洗浄水は、内槽の側壁(20)に設けられた脱水孔から内槽と外槽の間に流入する。そして、洗浄水が内槽(2)の底部を経由して内槽(2)に戻る過程において、洗浄水中の糸くずのろ過及び収集が実現される。また、洗濯機の排水時には、収集した糸くずを排水の水流を利用して除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出する。上記のように設置することで、内槽(2)の槽壁に平滑面が形成されるため、洗浄過程における衣類の摩耗が低減する。且つ、排水過程において、収集した糸くずを排水の水流とともに洗濯機から排出することで、糸くずフィルタ(5)を自動清浄するとの目的が実現される。【選択図】図1

Description

本発明は洗濯機の技術分野に属し、具体的には、洗濯機の糸くずフィルタ及び前記糸くずフィルタが装着された洗濯機に関し、更に、洗濯機の糸くずろ過方法に関する。
洗濯機で衣類を洗浄する際には糸くずが発生する。糸くずが衣類に付着しないよう、通常は洗濯機の内槽壁に糸くずフィルタが設置されており、糸くずを収集することで衣類をきれいにするとの目的を達している。この場合には、糸くずフィルタが詰まらないよう、衣類の洗浄完了後に糸くずフィルタを取り外して掃除する必要がある。
従来の特許文献1は、U型のフィルタ前、フィルタ後、フィルタネット、逆止弁からなる洗濯機のカートリッジ式糸くずフィルタを開示している。フィルタネットはフィルタ前に付着しており、逆止弁はフィルタ前の底端に装着されている。また、フィルタ前のU型空間の両側にはレールが備わっており、フィルタ後の縦側壁をこのレールに沿ってフィルタ前内で押し引きすることで、カートリッジ式糸くずフィルタを閉鎖又は開放可能である。また、フィルタ前と後側壁には互いに対応する位置決めリブが備わっており、これらが係合することでぐらつきによる抜け落ちを防止可能となっている。当該フィルタは、糸くずを収集して衣類をきれいにするとの作用を発揮する。且つ、引き出し式構造のため着脱が容易である。
従来の前記糸くずフィルタは一般的に内槽の内壁に設置される。そのため、糸くずフィルタは内槽とともに回転し、洗浄水の水流が絶えず糸くずフィルタを通過することで、洗濯機の洗浄水中に混入した糸くずをろ過及び収集するという目的を実現する。
ところが、上記構造の糸くずフィルタは内槽壁に装着されるため、洗濯機の組み立て時に糸くずフィルタを内槽に取り付ける必要がある。このことから、生産過程における組み立ての煩雑さが増し、生産効率が低下する。また、糸くずフィルタは内槽壁の表面から突出するよう設置されるため、内槽の回転中に糸くずフィルタが内槽内の洗濯物を摩耗させる恐れがある。更に、上記構造の糸くずフィルタは、ろ過した糸くずを収容バッグや収容カートリッジに収集するため、洗濯機を正常に一定期間使用したあと、収集された糸くずをユーザが手作業で掃除せねばならない。
上記の技術的欠点に鑑みて、本願を提案する。
中国実用新案第022686908号明細書
本発明は、従来技術に存在する上記の瑕疵を解消するために、洗浄水中の糸くずを自動で収集するとともに、収集した糸くずを自動清浄するという目的を実現する洗濯機の糸くずフィルタを提供する。且つ、洗濯機の内槽槽壁を平滑に設けることで衣類の摩耗を低減するとの目的を実現する内槽底に設置される糸くずフィルタを提供する。
上記の技術的課題を解決し、上記の技術的効果を達成するために、本発明が採用する技術方案の基本的設計思想は下記の通りである。
洗濯機の糸くずフィルタであって、前記糸くずフィルタは内槽底部に装着され、当該フィルタは、洗浄時に糸くずを収集し、排水時に水流を利用して糸くずを除去する自動清浄フィルタである。
更に、糸くずフィルタは内槽底部に装着されるフィルタネットを含み、フィルタネットは、内槽底部から内槽に流入する洗浄水をろ過する。
更に、糸くずフィルタは、皿状の水平に設けられるフレームを含み、フレームの中心部が内槽底に固定接続され、フレームの外周部にフィルタネットが張られている。
更に、糸くずフィルタは皿状構造をなしており、皿状構造の中央部が内槽底に固定され、皿状構造と内槽底の間に一定の隙間が設けられており、隙間は、皿状構造の径方向において中心から外周に向かって徐々に拡大している。
好ましくは、内槽底部には、内槽の内外を連通させる水流経路が設けられ、内槽底部の水流経路は、糸くずフィルタと内槽底との隙間に連通している。
より好ましくは、糸くずフィルタの中心箇所は、内槽底部に接続される固定装着部であり、糸くずフィルタの外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜して水流をろ過する傾斜式ろ過部であり、傾斜式ろ過部と内槽底部の間には、内側から外側に向かって徐々に拡大する隙間が設けられている。
更に、内槽底の中心箇所には槽底フランジが設けられており、前記糸くずフィルタは槽底フランジの下部に固定装着される。
好ましくは、洗濯機における減速クラッチの内槽軸の上端には、槽底フランジに接続されるフランジが設けられ、糸くずフィルタがフランジに固定装着される。
更に、糸くずフィルタのフレームの中心箇所は槽底フランジに接続される固定装着部であり、フレームの外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式のフィルタネット装着部であり、フィルタネット装着部の上面にフィルタネットが張られている。
好ましくは、装着部がモータ軸の外部に覆設される円環状をなしており、円環状の装着部と槽底フランジがフックを介して接続されるか、ネジにより接続及び固定される。
更に、フィルタネット装着部と槽底フランジの間には一定の隙間が設けられる。これにより、内槽底と外槽底の間の洗浄水が隙間を経由して水流経路に流れ込み、通過する洗浄水に混入している糸くずがフィルタネットの上面により堰き止められる。
好ましくは、槽底フランジには、内槽底の内外両側を連通させる水流経路が設けられており、フィルタネットは水流経路から内槽に流れ込む水流中の糸くずをろ過する。
更に、糸くずフィルタは、内槽底の上面とパルセータの間に装着されるか、内槽底の下面と槽底フランジの間に装着される。好ましくは、糸くずフィルタの両側は、内槽底の下面と槽底フランジにそれぞれ密着して接触している。
本発明の更なる目的は、洗濯機を提供することである。前記洗濯機には上記いずれかに記載の糸くずフィルタが設けられている。これにより、洗濯機の洗浄過程では、内槽底に設けられた糸くずフィルタを利用して洗浄水中の糸くずをろ過及び収集する。また、フィルタネットに収集された糸くずを排水過程における排水の水流を利用して洗い流し、除去するとともに、洗浄水に付随して排出することで自動清浄を実現する。
更に、洗濯機の内槽の側壁は平滑に設けられる。糸くずフィルタを内槽底に設けることで、内槽の側壁に他の構造が設置されないため、内槽の側壁全体が平滑面から構成される。よって、洗濯機の洗濯物と内槽壁との摩擦が減少し、衣類の摩耗が低減する。
本発明の更なる目的は、洗濯機の内槽内の洗浄水が内槽の側壁に設けられた脱水孔から内槽と外槽の間に流入したあと、内槽底部から内槽に戻る洗濯機の糸くずろ過方法であって、前記洗濯機は、洗浄水が内槽底部から内槽に戻る際に、糸くずフィルタによって糸くずをろ過及び収集し、洗濯機の排水時には、収集した糸くずを排水の水流を利用して除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出することを特徴とする方法を提供することである。
更に、内槽と外槽の間の洗浄水の水流が内槽底部から内槽に戻る際に、洗浄水中の糸くずが内槽底に装着された糸くずフィルタによりろ過される。好ましくは、洗浄水中の糸くずは内槽底の下部に設けられた傾斜式のフィルタネットにより堰き止められるとともに、傾斜式のフィルタネットの内部に残留する。
更に、内槽と外槽の間の洗浄水の水流が内槽底部から内槽に戻る際に、洗浄水中の糸くずが内槽底に装着された糸くずフィルタによりろ過される。
好ましくは、洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底に設けられた水流経路から流出するとともに、外槽底に設けられた排水口から排出される。糸くずフィルタ内部の糸くずは、フィルタを経由して流出する洗浄水の水流により洗い流されて除去されるとともに、洗浄水に付随して排水口から排出される。
より好ましくは、排水時には、内槽の洗浄水中の糸くずが水流とともに内槽底に設けられた水流経路から内槽底と外槽底の間に流入し、洗浄水とともに排水口から排出される。
本発明で記載する洗濯機は、従来技術の洗濯機と比較して以下の有益な効果を有する。
1.内槽底に糸くずフィルタを装着することで、内槽と外槽の間に流れ込んだ水流は、糸くずフィルタを経由して糸くずがろ過されたあとに、内槽底部を経由して内槽内に戻る。これにより、洗浄水中に混入した糸くずをろ過するとの目的が実現される。
2.上記の構造によれば、糸くずフィルタを内槽底に設置可能なことから、内槽の側壁に糸くずフィルタを装着する方案が回避される。これにより、内槽の槽壁に平滑面が形成されるため、洗浄過程における衣類の摩耗が低減する。
3.上記の構造及び方法によれば、洗浄水中の糸くずがろ過及び収集される。また、排水過程では、内槽底の水流経路から流出した水流を利用して糸くずを洗い流し、除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出することで、糸くずフィルタを自動清浄するとの目的が実現される。
且つ、本発明は構造がシンプルで方法が簡潔であり、顕著な効果が得られるため、利用普及に適している。
本発明の技術方案の設計思想をより明確とすることで、これによりもたらされる有益な効果の理解がいっそう容易となるよう、以下に、図面を組み合わせて本発明の一部具体的実施形態につき詳細に記載する。
図面は本発明の一部として、本発明の更なる理解のために提供される。本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなくこれらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
図1は、本発明の実施例における洗濯機の構造を示す図である。 図2は、本発明の実施例における糸くずフィルタの構造を示す図である。 図3は、本発明の実施例における糸くずフィルタの断面構造を示す図である。 図4は、本発明の実施例3における洗濯機の構造を示す図である。 図5は、本発明の実施例4における洗濯機の構造を示す図である。 図6は、本発明の実施例5における洗濯機の構造を示す図である。 図7は、本発明の実施例における洗濯機の排水時の構造を示す図である。
なお、上記の図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明確とすべく、以下では本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
本発明の記載において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であり、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
本発明の記載において、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
図1〜図6に示すように、本発明の実施例では洗濯機の糸くずフィルタについて説明する。糸くずフィルタ5は内槽底部に装着される。当該フィルタは、洗濯機の排水実行時に水流を利用して糸くずを除去する自動清浄フィルタである。
本発明の実施例では、更に、洗濯機の糸くずろ過方法について説明する。洗濯機の内槽2内の洗浄水は、内槽の側壁20に設けられた脱水孔から内槽と外槽の間に流入すると、外槽の側壁10に沿って内槽底と外槽底の間まで下方に流動する。その後、洗浄水は内槽底部に設けられた水流経路6を経由して内槽2内に戻り、内槽底部の水路経路6から内槽2に戻る洗浄水の糸くずがろ過される。また、洗濯機の排水時には、収集した糸くずを排水の水流を利用して除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出する。
上記のように設置することで、洗浄水中に混入した糸くずが内槽底に設けられた糸くずフィルタによりろ過される。また、収集した糸くずを、内槽底の水流経路から流出する排水の水流により洗い流して除去し、水流とともに洗濯機の外部へと排出する。これにより、洗浄水中の糸くずを自動で収集及び掃除するとの目的が実現される。
図1〜図6に示すように、本実施例では洗濯機の糸くずフィルタ5について説明する。糸くずフィルタ5は内槽底21に装着される。当該フィルタは、洗濯機の排水実行時に水流を利用して糸くずを除去する自動清浄フィルタである。
本実施例では、洗濯機の内槽底部に水流経路6が設けられ、水流経路6が内槽2の内外両側を連通させる。即ち、水流経路6は、内槽2の内部と内槽・外槽間を連通させる。これにより、内槽と外槽の間の洗浄水が水流経路6を経由して内槽内に流入する。或いは、内槽内の洗浄水が水流経路6を経由して内槽と外槽の間に流入する。水流経路6の具体的構造は、洗濯機の型番の違いに応じて決定される。水流経路6は内槽底21にのみ設けてもよいし、槽底フランジ4にのみ設けてもよいし、内槽底21と槽底フランジ4を順に貫通してもよい。
本実施例において、前記糸くずフィルタ5は、内槽底部に設けられた水流経路6に装着されるフィルタネット54を含む。フィルタネット54は、内槽底21と外槽底11の間から内槽底部に設けられた水流経路6を経由して内槽2に流入する洗浄水をろ過する。これにより、フィルタネット54を通過する洗浄水中に混入していた糸くずがフィルタネット54により堰き止められ、堰き止められた糸くずが内槽底21と外槽底11の間に残留するため、内槽2に戻る洗浄水に糸くずが含まれないか、含まれる糸くずが少量となる。よって、洗浄水中の糸くずのろ過及び除去が実現され、洗浄水中の糸くずと内槽内の衣類との接触確率が低下する。
図2及び図3に示すように、本実施例において、糸くずフィルタ5は、皿状の水平に設けられるフレーム50を含み、フレーム50の中心部が内槽底部に固定接続される。フレーム50の外周部にはフィルタネット54が張られている。また、フィルタネット54は、内槽底部に設けられた少なくとも一部の水流経路6に装着される。上記のように設置することで、フィルタネットはフレームを介して内槽底に装着される。また、フレームと内槽底は同軸に設けられる。これにより、糸くずフィルタは、少なくとも内槽底の中央部の水流経路から内槽に流入する水流をろ過する。且つ、内槽の回転過程における攪動作用によって、内槽と外槽の間の水流は内槽底と外槽底の中心に向かうため、糸くずフィルタを通過する水流量が大きくなり、糸くずのろ過効率が向上する。
本実施例では、フィルタネットとフレームを一体部材としてもよいし、フレームを設けずにフィルタネットだけを設置してもよい。糸くずフィルタ5は皿状構造をなしており、皿状構造の糸くずフィルタ5の中央部が内槽底部に固定される。また、皿状構造の糸くずフィルタ5と内槽底部の間には一定の隙間が設けられている。糸くずフィルタ5と内槽底部の間に高さ方向において徐々に変化する隙間が形成されるよう、隙間は、皿状構造の糸くずフィルタ5の径方向において、中心から外周に向かって徐々に拡大している。これにより、内槽底部下方の洗浄水は、糸くずフィルタ5の外周から隙間に流れ込み、水流経路を経由して内槽に流入する。
また、図7に示すように、洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底部に設けられた水流経路6を通過したあと、別々の第1排水流路及び第2排水流路に沿って内槽と外槽の間に流入する。
第1排水流路は、水流経路から糸くずフィルタと内槽底部との間の隙間を経由して内槽と外槽の間に流入する水流をなす。当該水流は、フィルタネットの上面に付着した糸くずと隙間に残留した糸くずを洗い流し、最終的には外槽に設けられた排水口からこれらを排出する。
第2排水流路は、水流経路からフィルタを通過して内槽と外槽の間に流入する水流をなす。当該水流は、糸くずフィルタの内部を洗い流すことで糸くずフィルタ内部の糸くずを除去し、最終的には外槽に設けられた排水口からこれらを排出する。
更に、排水時には、内槽の洗浄水中の糸くずが水流とともに内槽底に設けられた水流経路から内槽底と外槽底の間に流入し、第1排水流路に沿って洗浄水とともに排水口から排出される。これにより、内槽内に残留した糸くずを洗い流しながら、糸くずフィルタを自動清浄するとの目的が実現される。
本実施例において、内槽底部の水流経路6は、糸くずフィルタ5と内槽底部との隙間に連通しているため、隙間に流れ込んだ洗浄水は水流経路から内槽へと流入する。より好ましくは、糸くずフィルタ5の中心箇所は、内槽底部と槽底に接続される固定装着部である。また、糸くずフィルタの外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式のフィルタネット装着部である。フィルタネット装着部の上面にはフィルタネットが張られている。或いは、フィルタネットとフィルタネット装着部は一体的に設けられ、フィルタネットと内槽底の間に内側から外側に向かって徐々に拡大する隙間が設けられている。
図1〜図3に示すように、本実施例では洗濯機の糸くずフィルタ5について説明する。内槽底21の中心箇所には槽底フランジ4が設けられており、前記糸くずフィルタ5が槽底フランジ4の下部に固定装着される。
図2及び図3に示すように、本実施例において、前記糸くずフィルタ5は皿状の水平に設けられるフレーム50を含む。フレーム50の中心箇所は、槽底フランジ4に同軸に固定される装着部51であり、フレーム50の外周はフィルタネットが張られるフィルタネット装着部52である。前記装着部51は、モータ軸の外部に覆設される円環状をなしており、円環状の装着部51と槽底フランジ4が接続及び固定される。円環状の装着部51の外周には、径方向において外側に延伸する複数の支持リブが設けられている。また、各支持リブの端部を接続リブにより接続することで、フレームの外周に設けられるフィルタネット装着部52を構成している。好ましくは、各接続リブにより取り囲まれるフレームの外周が円形となるよう、各支持リブの長さは同等とする。前記フィルタネット装着部52の上面には、通過する水流に混入している糸くずをろ過するようフィルタネット54が張られている。
本実施例において、糸くずフィルタ5のフレーム50の外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式のフィルタネット装着部52となっている。フィルタネット装着部52は、フレームの径方向及び/又は周方向に間隔を置いて設けられる複数の支持リブを含み、各支持リブが格子状構造を構成している。フィルタネット装着部52の上面にはフィルタネット54が張られているため、内槽底と外槽底11の間の洗浄水は支持リブの間の隙間からフィルタネット54を通過してろ過されたあと、内槽底21に設けられた水流経路6を経由して内槽2に流れ込む。これにより、洗浄水中に混入した糸くずがフィルタネットにより堰き止められる。
フィルタネットのろ過効率を高めるために、本実施例では、槽底フランジ4を、中央部が上方に突出し、外周が徐々に下方へ傾斜する槽状構造とする。前記糸くずフィルタ5は槽状構造内に設置される。また、糸くずフィルタ5に設けられるフィルタネット54は、内側から外側に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式とする。これにより、フィルタネット54によりろ過された糸くずがフィルタネット54の内部に残留しやすくなるため、堰き止められた糸くずの槽底21における集合度合いが高まり、排水の水流による洗い流しが容易となる。
本実施例において、糸くずフィルタ5のフレーム50は、槽底フランジ4と外槽底11の間に挟着される。また、糸くずフィルタ5が洗濯機に固定装着されるよう、フレーム50の装着部51は、槽底フランジ4と外槽底11の上側面にそれぞれ密着して接触している。且つ、フレーム50のフィルタネット装着部52と外槽底11の間には一定の間隔が設けられている。これにより、内槽と外槽の間の水流がフィルタネットの内部に流入可能となるため、糸くずのろ過効率が向上する。
内槽底の水流経路における水流の円滑性及び糸くずのろ過効率が向上するよう、フィルタネット装着部52と槽底フランジ4の間には一定の隙間が設けられる。これにより、内槽底と外槽底11の間の洗浄水が隙間を経由して水流経路6に流れ込み、通過する洗浄水に混入している糸くずがフィルタネット54の上面により堰き止められる。好ましくは、前記フィルタネット装着部52は、内側から外側に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式構造とし、傾斜式のフィルタネット装着部52の天井部が槽底フランジ4に密着して接触している。傾斜式のフィルタネット装着部52は、天井部から底部に向かって槽底フランジ4との隙間が徐々に拡大している。これにより、水流が隙間に流入する際の円滑性が保証されるとともに、隙間内における水流の流速と流動方向が変化するため、隙間における糸くずのろ過効率が顕著に向上する。
フィルタネットの表面に付着する糸くずを減少させて、排水の水流による糸くずの洗い流し効率を向上させるために、フィルタネット装着部52に張られるフィルタネット54は張設状態とするか、変形を生じない剛性の材質からフィルタネット54を直に構成する。好ましくは、フィルタネット54を金属材質からなる表面が平滑なフィルタネット54とする。これによれば、フレーム50のフィルタネット装着部52の上側にフィルタネット54を張った場合に平滑な上側面が形成されるため、フィルタネット表面の糸くず残留が減少する。
本実施例において、槽底フランジ4には、内槽底部の内外両側を連通させる水流経路6が設けられており、フィルタネット54が槽底フランジ4に設けられた水流経路6に装着される。好ましくは、槽底フランジ4の中央部を、内槽軸7の上端に設けられたフランジ8に固定される固定部とする。また、槽底フランジ4の外周部には複数の水流経路6が設けられ、水流経路の両端が内槽の内部と内槽・外槽間をそれぞれ連通させる。各水流経路6は、槽底フランジ4の中心に対し対称に配置される。前記糸くずフィルタ5のフレーム50と槽底フランジ4は同軸に設置される。且つ、フィルタネット装着部52の内径は、対向する2つの水流経路6の間の最小距離よりも小さく、フィルタネット装着部52の外径は、対向する2つの水流経路6の間の最大距離よりも大きい。これにより、各水流経路6の鉛直下方の全てにフィルタネット54が設けられるため、糸くずのろ過効率が更に向上する。
上記の方式は、内槽底部の中心に槽底フランジ4のみが設けられる場合に適用される。よって、槽底フランジ4に水流経路6を設けるだけで、内槽底部の内外両側を連通させられる。更に、内槽底部の中心が槽底フランジ4と内槽底21を重ねて構成される場合には、水流経路6が槽底フランジ4と内槽底21を順に貫通することで、水流経路6の両端を内槽の内部と内槽・外槽間とにそれぞれ連通させる必要がある。この場合にも同様に、内槽底部の内外両側を連通させるとの目的を実現可能である。
図2に示すように、本実施例において、フレーム50の装着部51の上側面には上方へ突出する複数の係合爪53が設けられている。各係合爪53が槽底フランジ4にそれぞれ係合及び固定接続されることで、フレーム50が槽底フランジ4の下側に固定装着される。これにより、内槽底21に対し糸くずフィルタ5を固定装着するとの目的が実現される。
図4に示すように、本実施例では洗濯機の糸くずフィルタ5について説明するが、上記の実施例2と以下の点において異なる。即ち、洗濯機の駆動モータが減速クラッチを介して内槽軸7に接続される。内槽軸7の上端は外槽1の内部に伸入している。また、内槽軸7と内槽2は同軸に設けられる。内槽軸7の伸入端には、槽底フランジ4の下側に接続されるフランジ8が設けられており、糸くずフィルタ5がフランジ8に固定装着される。
糸くずフィルタ5と内槽軸の上端部を固定接続することで、糸くずフィルタ5と内槽との固定装着が実現される。これにより、糸くずフィルタ5は内槽に付随して回転可能となるため、同様に内槽底と外槽底11の間の洗浄水をろ過するとの目的を実現可能である。
図5に示すように、本実施例では洗濯機の糸くずフィルタ5について説明するが、上記の実施例2と以下の点において異なる。即ち、糸くずフィルタ5が内槽底21の上面とパルセータ3の間に装着される。内槽底と外槽底11の間の洗浄水は内槽底部に設けられた水流経路6から内槽2に流れ込んだあと、糸くずフィルタ5によりろ過されるため、洗浄水中の糸くずをろ過及び除去し、糸くずを内槽底と外槽底11の間に堰き止めるとの目的が実現される。
図6に示すように、本実施例では洗濯機の糸くずフィルタ5について説明するが、上記の実施例2と以下の点において異なる。即ち、糸くずフィルタ5が内槽底21の下面と槽底フランジ4の間に装着される。内槽底と外槽底11の間の洗浄水は、内槽底部に設けられた水流経路6に流れ込む前に糸くずフィルタ5によりろ過されるため、洗浄水中の糸くずをろ過及び除去し、糸くずを内槽底と外槽底11の間に堰き止めるとの目的が実現される。
本実施例では、前記糸くずフィルタ5の上下両側が内槽底21の下面と槽底フランジ4にそれぞれ密着して接触している。これにより、糸くずフィルタ5を内槽底21に挟着し、洗濯機に対する糸くずフィルタ5の固定装着を実現している。
本実施例では、糸くずフィルタ5を内槽底21と槽底フランジ4の間に挟持しやすいよう、糸くずフィルタ5を水平に設けられる円環構造としてもよい。これにより、糸くずフィルタの装着がより確実になるとともに、糸くずフィルタの高さが低下する。なお、言うまでもなく、糸くずフィルタ5を傾斜式としてもよい。これにより、糸くずフィルタ5と内槽底部が一定の隙間を隔てるため、内槽底部に設けられた水流経路における水流の円滑性が保証される。
本実施例では洗濯機について説明する。当該洗濯機は外槽1を含み、外槽1の内部に内槽2が嵌装される。また、内槽2の内部には、衣類を攪動する洗濯構造を更に装着可能である。前記洗濯構造は、従来技術のパルセータ3や攪拌棒等とすればよい。記載の便宜上、本実施例では洗濯構造をパルセータ3に置き換えるが、本実施例はパルセータ3を洗濯機の構造として用いる技術方案に限らない。
本実施例では、洗濯機の内槽底21に上記実施例1〜5のいずれかに記載の糸くずフィルタ5が装着されている。これにより、洗浄過程では洗浄水中に混入した糸くずをろ過するとともに、洗濯機の排水時には、内槽底と外槽底の間に残留した糸くずを排水の水流とともに洗い流す。且つ、排水過程では、内槽2内の水流が内槽底部に設けられた水流経路6から流出するとともに、糸くずフィルタ5のフィルタネット54を洗い流すことで、フィルタネット54に付着した糸くずを掃除する。これにより、洗濯機の内部の糸くずをろ過及び収集するとともに、糸くずフィルタ5を自動清浄するとの目的が実現される。
本実施例では、洗濯機の糸くずろ過方法について説明する。洗濯機の内槽内の洗浄水は、内槽の側壁に設けられた脱水孔から内槽と外槽の間に流入する。そして、洗浄水が内槽底部を経由して内槽に戻る過程において、洗浄水中の糸くずのろ過及び収集が実現される。また、洗濯機の排水時には、収集した糸くずを排水の水流を利用して除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出する。
本実施例では、内槽と外槽の間の洗浄水の水流が内槽底部から内槽に戻る際に、洗浄水中の糸くずをろ過する。好ましくは、洗浄水中の糸くずは内槽底の下部に設けられた傾斜式のフィルタネットにより堰き止められるとともに、傾斜式のフィルタネットの内部に残留する。且つ、傾斜式のフィルタネットと内槽底の間には一定の隙間が設けられており、一部の水流が隙間を通過する。通過する水流中に混入していた糸くずはフィルタネットに吸着されるため、水流中の糸くずのろ過及び収集が実現される。
本実施例において、洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底部に設けられた水流経路から流出し、外槽底に設けられた排水口から排出される。フィルタネット上の糸くず又はフィルタネットの内部に残留した糸くずは、フィルタを経由して流出する洗浄水の水流により洗い流されて除去されるとともに、洗浄水に付随して排水口から排出される。
本実施例では、内槽底部の水流経路における水流の円滑性が向上するよう、内槽底部に設けられたフィルタネットと内槽底部の間に一定の隙間を設けてもよい。内槽底と外槽底の間の洗浄水は隙間から内槽底部の水流経路に流れ込み、流動する洗浄水中の糸くずがフィルタネットの上部及びフィルタネットと槽底フランジとの隙間に堰き止められる。洗濯機の排水時には、内槽底部の水流経路から流出した排水の水流がフィルタネットに向かい、フィルタネット上面に付着した糸くずを洗い流す。これにより、フィルタネットと内槽底部との隙間に残留していた糸くずが排水の水流により洗濯機の外部へと洗い流される。この場合にも同様に、隙間に残留した糸くずを自動で洗い流すとの目的を実現可能である。
本実施例において、洗濯機の制御方法の具体的ステップは次の通りである。
S1:洗濯機が洗浄プログラムの実行を開始する。
S2:内槽の回転に伴って、内槽内の洗浄水が内槽の槽壁に設けられた水流経路から流出し、内槽と外槽の間に流入するとともに、内槽の回転力に伴って、内槽底と外槽底の間の隙間まで流動する。
S3:洗浄水が内槽底部に設けられた糸くずフィルタを通過し、洗浄水中に混入していた糸くずが、糸くずフィルタに設けられたフィルタネットによりろ過されて堰き止められる。堰き止められた糸くずは、内槽底と外槽底の間に残留する。
S4:糸くずが除去された洗浄水が内槽底に設けられた水流経路から内槽に戻ることで、水流の循環が形成される。
S5:洗浄プログラムの終了後に排水プログラムを実行する。
S6:内槽内の洗浄水が内槽底部に設けられた水流経路から流出する。流出した水流は内槽底部の前記糸くずフィルタへと流動し、糸くずフィルタのフィルタネットに付着した糸くずを洗い流す。
S7:糸くずフィルタのフィルタネットから洗い流された糸くずが、排水の水流に付随して外槽の排水口を通じて洗濯機から排出される。
上記のステップS5〜S7において、洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底に設けられた水流経路から流出し、外槽底に設けられた排水口から排出される。糸くずフィルタ内部の糸くずは、フィルタを経由して流出する洗浄水の水流により洗い流されて除去されるとともに、洗浄水に付随して排水口から排出される。且つ、排水時には、内槽の洗浄水中の糸くずが水流とともに内槽底部に設けられた水流経路から内槽底と外槽底の間に流入し、洗浄水とともに排水口から排出される。
また、図7に示すように、洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底部に設けられた水流経路6を通過したあと、別々の第1排水流路及び第2排水流路に沿って内槽と外槽の間に流入する。第1排水流路は、水流経路から糸くずフィルタと内槽底部との間の隙間を経由して内槽と外槽の間に流入する水流をなす。当該水流は、フィルタネットの上面に付着した糸くずと隙間に残留した糸くずを洗い流し、最終的には外槽に設けられた排水口からこれらを排出する。第2排水流路は、水流経路からフィルタを通過して内槽と外槽の間に流入する水流をなす。当該水流は、糸くずフィルタの内部を洗い流すことで糸くずフィルタ内部の糸くずを除去し、最終的には外槽に設けられた排水口からこれらを排出する。
且つ、排水時には、内槽の洗浄水中の糸くずが水流とともに内槽底に設けられた水流経路から内槽底と外槽底の間に流入し、第1排水流路に沿って洗浄水とともに排水口から排出される。これにより、内槽内に残留した糸くずを洗い流しながら、糸くずフィルタを自動清浄するという目的が実現される。
上記の方法によれば、洗濯機の洗浄水に混入した糸くずが内槽底に設けられた糸くずフィルタによりろ過及び収集されるとともに、収集した糸くずを排水の水流により自動的に洗い流して除去する。これにより、糸くずを自動清浄するとの目的が実現される。更に、内槽内の糸くずや泥砂等の汚物、特に、内槽底とパルセータとの隙間に存在する汚物は、洗濯機の排水時に水流とともに内槽底に設けられた水流経路から内槽と外槽の間へと流れ込み、排水の水流とともに外槽の排水口から流出する。
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に限定するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて行うわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲内とされる。
1 外槽
2 内槽
3 パルセータ
4 槽底フランジ
5 糸くずフィルタ
6 水流経路
7 内槽軸
8 フランジ
10 外槽の側壁
11 外槽底
20 内槽の側壁
21 内槽底
50 フレーム
51 装着部
52 フィルタネット装着部
53 係合爪
54 フィルタネット

Claims (18)

  1. 洗濯機の糸くずフィルタであって、
    前記糸くずフィルタは内槽底部に装着され、当該フィルタは、洗浄時に糸くずを収集し、排水時に水流を利用して糸くずを除去する自動清浄フィルタであることを特徴とする糸くずフィルタ。
  2. 糸くずフィルタは内槽底部に装着されるフィルタネットを含み、フィルタネットは、内槽底部から内槽に流入する洗浄水をろ過することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  3. 糸くずフィルタは、皿状の水平に設けられるフレームを含み、フレームの中心部が内槽底に固定接続され、
    フレームの外周部にフィルタネットが張られていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  4. 糸くずフィルタは皿状構造をなしており、皿状構造の中央部が内槽底に固定され、皿状構造と内槽底の間に一定の隙間が設けられており、隙間は、皿状構造の径方向において中心から外周に向かって徐々に拡大していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  5. 内槽底部には、内槽の内外を連通させる水流経路が設けられ、内槽底部の水流経路は、糸くずフィルタと内槽底との隙間に連通していることを特徴とする請求項4に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  6. 糸くずフィルタの中心箇所は、内槽底部に接続される固定装着部であり、糸くずフィルタの外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜して水流をろ過する傾斜式ろ過部であり、傾斜式ろ過部と内槽底部の間には、内側から外側に向かって徐々に拡大する隙間が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  7. 内槽底の中心箇所には槽底フランジが設けられており、前記糸くずフィルタは槽底フランジの下部に固定装着されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  8. 洗濯機における減速クラッチの内槽軸の上端には、槽底フランジに接続されるフランジが設けられ、糸くずフィルタがフランジに固定装着されることを特徴とする請求項7に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  9. 糸くずフィルタのフレームの中心箇所は槽底フランジに接続される固定装着部であり、フレームの外周箇所は、中心から外周に向かって徐々に下方へ傾斜する傾斜式のフィルタネット装着部であり、フィルタネット装着部の上面にフィルタネットが張られていることを特徴とする請求項7又は8に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  10. フィルタネット装着部と槽底フランジの間には一定の隙間が設けられることを特徴とする請求項9に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  11. 槽底フランジには、内槽底の内外両側を連通させる水流経路が設けられており、フィルタネットは水流経路から内槽に流れ込む水流中の糸くずをろ過することを特徴とする請求項9に記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  12. 糸くずフィルタは、内槽底の上面とパルセータの間に装着されるか、内槽底の下面と槽底フランジの間に装着されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗濯機の糸くずフィルタ。
  13. 内槽底に上記請求項1〜12のいずれかに記載の糸くずフィルタが装着されており、洗浄水中の糸くずを収集するとともに、排水の水流を利用して糸くずを自動で除去することを特徴とする洗濯機。
  14. 洗濯機の内槽の側壁は平滑に設けられることを特徴とする請求項13に記載の洗濯機。
  15. 洗濯機の内槽内の洗浄水が内槽の側壁に設けられた脱水孔から内槽と外槽の間に流入したあと、内槽底部から内槽に戻る洗濯機の糸くずろ過方法であって、
    前記洗濯機は、洗浄水が内槽底部から内槽に戻る際に、糸くずフィルタによって糸くずをろ過及び収集し、
    洗濯機の排水時には、収集した糸くずを排水の水流を利用して除去するとともに、排水の水流に付随して洗濯機から排出することを特徴とする糸くずろ過方法。
  16. 内槽と外槽の間の洗浄水の水流が内槽底部から内槽に戻る際に、洗浄水中の糸くずが内槽底に装着された糸くずフィルタによりろ過されることを特徴とする請求項15に記載の洗濯機の糸くずろ過方法。
  17. 洗濯機の排水時には、内槽内の洗浄水が内槽底に設けられた水流経路から流出するとともに、外槽底に設けられた排水口から排出され、
    糸くずフィルタ内部の糸くずは、フィルタを経由して流出する洗浄水の水流により洗い流されて除去されるとともに、洗浄水に付随して排水口から排出されることを特徴とする請求項15に記載の洗濯機の糸くずろ過方法。
  18. 排水時には、内槽の洗浄水中の糸くずが水流とともに内槽底に設けられた水流経路から内槽底と外槽底の間に流入し、洗浄水とともに排水口から排出されることを特徴とする請求項15に記載の洗濯機の糸くずろ過方法。
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