JP2020203591A - 自動車用燃料タンクの支柱部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱部品を充分な強度を有して確実にタンク外壁に溶着することができる自動車用燃料タンクの支柱部品を提供する。【解決手段】自動車用燃料タンクのタンク外壁の内部に取付けられる支柱部品20において、支柱部品20は、燃料タンク1のタンク外壁10の上下の内面に溶着して支柱部品20を取付ける上部当接部21と下部当接部22、及び本体部23を有する。上部当接部21と下部当接部22は、それぞれタンク外壁10の内面に溶着される上部溶着面21aと下部溶着面22aを有する。本体部23の外周に上部当接部21と下部当接部22よりも薄い肉厚の円板状のフランジ部24が形成され、フランジ部24の上部当接部21と下部当接部22に対向する面は、上部当接部21と下部当接部22に対し平行に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンクの内部に取付けられる支柱部品に関するものであり、特に、熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形することにより外壁が形成され、外壁の内部に支柱部品が溶着される燃料タンクの支柱部品に関するものである。
従来、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性から、ブロー成形方法が多く用いられてきた。
ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを2枚に切断し、それぞれ左右の金型に吸着させて賦形し、その後、左右の金型を閉じ、自動車用燃料タンクを製造するものや、円筒状のパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造するものがあった。
一方、ブロー成形方法においても、燃料タンクの内部にタンク外壁の剛性を向上させるため、又は他の機能を有した機能部品を取付ける支柱部品を設けることが求められている。
この場合に、支柱部品が複数個取付ける場合には、パリソンを2枚に分割して、それぞれのブロー成形割型のキャビティーの対向する部分にパリソンを保持させて賦形し、パリソンに支柱部品を溶着して成形するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、まず、図13に示すように、支柱部品120を支柱保持冶具130に保持して、熱板150により支柱部品120の上部当接部121の上部溶着面121aと、支柱部品120の下部当接部122の下部溶着面122aを溶融させる。
その後、図14に示すように、溶着ハンド140で支柱部品120の本体部123を保持して、一方のブロー成形割型321に保持されたパリソン108に溶着させる。
その溶着方法は、溶着ハンド140で保持された支柱部品120の上部当接部121の上部溶着面121aと反対側の面を溶着ハンド140の支柱保持部141で押圧して、上部溶着面121aをパリソン108の内面に圧着して、溶着する。
同様に、支柱部品120の下部当接部122の下部溶着面122aと他方のブロー成形割型321に保持されたパリソン108に溶着させる。
しかしながら、この場合には、支柱部品120の上部当接部121と下部当接部122は、タンク外壁を保持するため所定の強度が必要であるため、所定の肉厚が必要である。このため、図15に示すように、上部当接部121と下部当接部122の上部溶着面121aと下部溶着面122aの反対側の面は、ヒケ等が生じて、上部溶着面121aと下部溶着面122aとは充分な平行面が形成されない場合がある。
この場合には、上部溶着面121aと下部溶着面122aが、ブロー成形割型321に保持されたパリソン108の内面に対して斜めに押圧されることとなり、上部当接部121と下部当接部122がパリソン108、即ちタンク外壁110の内面と充分な溶着強度を持って、溶着されないこととなる。
特許第5026515号公報
そのため、本発明は、支柱部品を充分な強度を有して確実にタンク外壁に溶着することができる自動車用燃料タンクの支柱部品を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクのタンク外壁の内部に取付けられる支柱部品において、
支柱部品は、燃料タンクのタンク外壁の上下の内面に溶着して支柱部品を取付ける上部当接部と下部当接部、及び上部当接部と下部当接部を接続する本体部を有し、上部当接部と下部当接部は、それぞれタンク外壁の内面に溶着される上部溶着面と下部溶着面を有し、
本体部の外周に上部当接部と下部当接部よりも薄い肉厚の円板状のフランジ部が形成され、フランジ部の上部当接部と下部当接部に対向する面は、上部当接部と下部当接部に対し平行に形成されたことを特徴とする自動車用燃料タンクの支柱部品である。
請求項1の本発明では、合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクのタンク外壁の内部に取付けられる支柱部品において、支柱部品は、燃料タンクのタンク外壁の上下の内面に溶着して支柱部品を取付ける上部当接部、下部当接部、及び上部当接部と下部当接部を接続する本体部を有している。このため、支柱部品の上部当接部と下部当接部が燃料タンクのタンク外壁の上下の内面に溶着して、支柱部品がタンク外壁を保持して、タンク外壁の強度を向上し、保持させることができる。
上部当接部と下部当接部は、それぞれタンク外壁の内面に溶着される上部溶着面と下部溶着面を有している。このため、上部溶着面と下部溶着面が熱板等で溶融されて、タンク外壁の内面に溶着して、支柱部品を強固にタンク外壁に固着することができる。
支柱部品の本体部の外周に上部当接部と下部当接部よりも薄い肉厚の円板状のフランジ部が形成され、フランジ部の上部当接部と下部当接部に対向する面は、上部当接部と下部当接部に対し平行に形成されている。このため、フランジ部が上部当接部と下部当接部に比べて、成形時のヒケが少なく、タンク外壁の内面に対してより平行に対向することができ、上部溶着面と下部溶着面が確実にタンク外壁の内面に押圧されて、全面的に確実にタンク外壁の内面に溶着するすることができる。
請求項2の本発明は、フランジ部には、回転を規制する凹部又は凸部が形成された自動車用燃料タンクの支柱部品である。
請求項2の本発明では、フランジ部には、回転を規制する凹部又は凸部が形成されたため、支柱部品を保持部材で保持して熱溶融するときに、保持部材に対して支柱部品が回転することを防止することができる。また、支柱部品を支柱ハンドで保持して、燃料タンク内に取付ける場合には、支柱部品の回転を防止して、所定の位置に、支柱部品や内臓部品を取付けることができる。
請求項3の本発明は、フランジ部は、本体部の中央部付近に形成された自動車用燃料タンクの支柱部品である。
請求項3の本発明では、フランジ部は、本体部の中央部付近に形成されたため、保持部材で安定して支柱部品を保持して、熱板等で上部溶着面と下部溶着面を確実に溶融して、支柱ハンドでタンク外壁の内面に確実に溶着させることができる。
請求項4の本発明は、フランジ部の肉厚は、2〜3mmである自動車用燃料タンクの支柱部品である。
請求項4の本発明では、フランジ部の肉厚は、2〜3mmであるため、ヒケ等が少なく、タンク外壁の内面に対してより平行に対向することができるとともに、支柱部品をタンク外壁の内面に押圧するときにフランジ部を溶着ハンドが押圧するのに十分な強度を有して、確実に溶着することができる。フランジ部の肉厚が2mm未満の場合には、フランジ部の強度が十分ではなく、3mmを超える場合には、重量が増加するとともに、成形時にヒケや変形が生じやすくなる。
請求項5の本発明は、上部当接部と下部当接部は、円板状に形成され、本体部の外周は、円弧状に形成された自動車用燃料タンクの支柱部品である。
請求項5の本発明では、上部当接部と下部当接部は、円板状に形成され、本体部の外周は、円弧状に形成されたため、タンク外壁に支柱部品を取付けたときに、すべての方向からのタンク外壁への応力に対して、タンク外壁の強度を保持することができる。
支柱部品の本体部の外周に上部当接部と下部当接部よりも薄い肉厚のリング状のフランジ部が形成され、フランジ部の上部当接部と下部当接部に対向する面は、上部当接部と下部当接部に対し平行に形成されているため、上部当接部と下部当接部に比べて、成形時のヒケが少なく、タンク外壁の内面に対してより平行に対向することができ、上部溶着面と下部溶着面が全面的に確実にタンク外壁の内面に溶着するすることができる。
本発明の実施の形態である支柱部品の正面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品の側面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品の平面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を保持冶具に取付けて、支柱ハンドで保持した状態の正面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を保持冶具に取付けて、支柱ハンドで保持した状態の側面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を支柱ハンドで保持した状態の側面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を支柱ハンドで保持した状態の正面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品の本体部を支柱ハンドで保持した状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を支柱ハンドのハンド挟持部で保持する前の状態の支柱部品の本体部の断面図である。 本発明の実施の形態である支柱部品を支柱ハンドのハンド挟持部で保持した状態の支柱部品の本体部の断面図である。 本発明の燃料タンクの斜視図である。 本発明の燃料タンクの外壁の構造を示す部分拡大断面図である。 従来の支柱部品を保持冶具に取付けて、熱板で溶融する状態の正面図である。 従来の熱板で溶融した支柱部品を溶着ハンドに取付けて、燃料タンク内壁へ押圧する状態の正面図である。 従来の支柱部品の正面図である。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク1の支柱部品20とその取付方法について、図1〜図10に基づき説明する。
燃料タンク1の内部には、支柱部品20が取付けられている。支柱部品20の取付け方法と燃料タンク1については後述する。
まず、実施の形態の支柱部品20の形状について、図1〜図3に基づき説明する。
支柱部品20は、ポリアセタール、高密度ポリエチレン(HDPE)等の耐燃料油性の熱可塑性合成樹脂で形成することができる。これにより燃料タンク1の強度を向上させることができるとともに、燃料タンク1の内部に取付けられても、燃料油による膨潤等で剛性が低下することがない。さらに、燃料タンク1のタンク外壁10と同種類の材料を使用すれば、支柱部品20とタンク外壁10が強固に溶着できる。
図1に示すように、本発明の実施の形態の支柱部品20には、円筒状の本体部23と、本体部23の上下の先端には後述する上部当接部21と下部当接部22が一体的に形成されている。さらに、本体部23の外周には、リング状の後述するフランジ部24が形成されている。フランジ部24は、本実施の形態では、本体部23の中央付近に形成されているが、本体部23の外周の任意の部分に形成することができる。本体部23は、円筒状のため中心部が空洞であり、重量が軽く、強度が大きい。
上述のように、支柱部品20には、タンク外壁10の上下の内面に溶着して支柱部品20を取付ける上部当接部21と下部当接部22が設けられている。上部当接部21は、タンク外壁10の上面と溶着する上部溶着面21aが形成され、下部当接部22は、タンク外壁10の下面と溶着する下部溶着面22aが形成される。
上部当接部21と下部当接部22は、本実施の形態では中心部は本体部23の中心部と連通した空間が形成された円盤状に形成されているが、多角形状あるいは楕円形状に形成することができる。上部当接部21と下部当接部22の肉厚は、後述するフランジ部24よりは厚肉に形成され、3〜5mm程度に形成される。
上部溶着面21aと下部溶着面22aは、平板状に形成され、タンク外壁10の上下の内面に密着して、溶着される。
支柱部品20は、上部当接部21と下部当接部22を本体部23のそれぞれの先端に一体的に形成している。本体部23は、本実施の形態では円筒状に形成されているが、多角形状あるいは楕円形状に形成することができる。本体部23は、タンク外壁10の上下の内面に溶着して、タンク外壁10の膨張と収縮に対してタンク外壁10を保持する強度を有している。
本隊部の外面には、後述する上部溶着面21aと下部溶着面22aを溶融して、燃料タンク1の内部に溶着するときに支柱部品20が回転せずに所定の位置に取付けられるように、回転止め凸部25がフランジ部24と本体部23と接合する根元部分に形成されている。回転止め凸部25は、本実施の形態では、断面が四角形に形成されているが、回転止め機能を発揮できれば円形や多角形状でもよく、フランジ部24をはさんで上下に2個形成されているが1個でもよい。回転止め凸部25により内臓部品に取付位置が明確になり、ずれを防止できる。
フランジ部24は、本実施の形態では上述のように本体部23の外周にリング状に形成されている。フランジ部24の肉厚は、上部当接部21と下部当接部22の肉厚よりは薄肉に形成され、2〜3mm程度に形成される。このため、フランジ部24は、成形時にヒケ等が派生しなく、上部溶着面21aと下部溶着面22aに対して平行に凹凸なく形成されている。
図3に示すように、回転止め凸部25が形成されたフランジ部24の本体部23をはさんで反対側の一部に回転止め凹部26が形成されている。回転止め凹部26は、フランジ部24を切り欠いて形成されている。切欠き形状は、三角形又は円弧状にすることができる。回転止め凹部26により回転止め凸部25と合わせて、内臓部品に取付位置の精度が向上し、ずれを確実に防止できる。
支柱部品20には、取付部27を設けることができる。取付部27には、燃料タンク1内に取付ける内臓部品を取付けることができる。内臓部品としては、例えば、バッファープレート、燃料計のゲージ又は燃料ポンプの配線等がある。本実施の形態では、図2に示すように、取付部27に挿入孔を設けて、挿入孔に内臓部品の一端を挿入して取付けることができる。
次に、支柱部品20が取付けられる燃料タンク1について説明する。
本発明の実施の形態では、燃料タンク1は、図11に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。また、燃料タンク1の内部には、図3に示すような支柱部品20が取付けられている。
また、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。取付用孔3ではなく、燃料タンク1の外周にベルトをかけてそのベルトにより燃料タンク1を車体に取り付けることもできる。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各所の取付孔6が形成されている。取付孔6に接続されるホース等も支柱部品20に取付けられる。
本実施の形態において、燃料タンク1は、ブロー成形で形成され、そのタンク外壁10は、図12に示すように、外側から順に表皮層11、外部本体層12、外部接着剤層13、バリヤ層14、内部接着剤層15及び内部本体層16から形成されている。支柱部品20は、内部本体層16に溶着される。支柱部品20と内部本体層16は、溶着しやすい材料、例えば同じ種類の材料を使用することが好ましい。また、タンク外壁10は、1層又は6層以外の多層とすることができる。
表皮層11、外部本体層12は、耐衝撃性が大きく、燃料油に対しても剛性が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、高密度ポリエチレン(HDPE)から形成されることが好ましい。外部本体層12が、無機フィラーを含有した場合には、外部本体層12の表面を覆うため、表皮層11が使用され、表面に無機フィラーが出ることがなく、表面を円滑にすることができる。
次に、図4〜図10に基づき、本発明の実施の形態の支柱部品20を燃料タンク1の内部に取付ける方法について説明する。
支柱部品20を、燃料タンク1の内部本体層16に溶着するには、まず支柱部品20の上部溶着面21aと下部溶着面22aを熱板50で溶融する。
支柱部品20の上部溶着面21aと下部溶着面22aを熱板50で溶融するには、図4と図5に示すように、まず、支柱部品20を支柱保持冶具30に取付ける。
支柱保持冶具30は、右保持部材31と、左保持部材32と、中央保持部材33を有して、右保持部材31と、左保持部材32と、中央保持部材33の先端には支柱部品20を保持する凹溝状に形成された支柱保持部34が形成されている。
支柱保持冶具30の支柱保持部34に支柱部品20を置くと、中央保持部材33の支柱保持部34に形成されている溝部に支柱部品20の回転止め凸部25がはまり込み、支柱部品20の回転を止めて、所定位置に保持する。
その後、左右の熱板50が支柱部品20の上部溶着面21aと下部溶着面22aに当接して、溶融する。上部溶着面21aと下部溶着面22aが溶融した後に、熱板50は、上部溶着面21aと下部溶着面22aから離れる。
このとき、支柱部品20のフランジ部24を支柱保持冶具30の中央保持部材33が保持して押圧するが、上述の通り、フランジ部24の表面は平滑であり、上部溶着面21aと下部溶着面22aに対して平行であるため、上部溶着面21aと下部溶着面22aが熱板50に対して全面的に正しく密着してむらなく溶融することができる。
次に、図6〜図10に示すように、支柱部品20を支柱ハンド40により保持して、燃料タンク1のタンク外壁10を形成するパリソンまで移動させる。
支柱部品20を支柱ハンド40で保持するには、まず図4に示すように、支柱保持冶具30で保持された支柱部品20の本体部23を支柱ハンド40が保持する。
図7に示すように、支柱ハンド40は、支柱部品20のフランジ部24に当接するハンド本体部41と、支柱部品20の本体部23を保持するハンド挟持部42を有している。
ハンド本体部41は、先端に支柱部品20の本体部23が保持されるハンド本体凹部41aが形成され、ハンド挟持部42の先端には、支柱部品20の本体部23を挟持するハンド挟持先端部42aが形成されている。
支柱部品20の本体部23を保持するには、図9に示すように、支柱ハンド40を支柱部品20に対して下降させて、ハンド本体部41のハンド挟持先端部42aに支柱部品20の本体部23を位置させるとともに、図10に示すように、ハンド挟持先端部42aを回動させて、支柱部品20の本体部23を挟持する。
次に、図6〜図8に示すように、支柱ハンド40により支柱部品20を支柱保持冶具30から外し、ブロー成型金型(図示せず)に保持されたパリソンで形成されたタンク外壁10に押圧する。
このとき、支柱ハンド40のハンド本体部41により、支柱部品20のフランジ部24の側面を押圧して、支柱部品20の上部溶着面21aをタンク外壁10の内面に溶着することができる。また、タンク外壁10は、完全に冷却されずに、加熱状態又は半溶融状態であることが好ましい。
上述のように、支柱部品20のフランジ部24は上部溶着面21aと平行に形成されているため、支柱ハンド40のハンド本体部41がフランジ部24を押圧すると、タンク外壁10の内面と支柱部品20の上部溶着面21aが密着して、強固に溶着することができる。同様に、支柱部品20の下部溶着面22aも、タンク外壁10の内面と密着して、強固に溶着することができる。
支柱ハンド40のハンド本体部41に形成されている溝部に支柱部品20の回転止め凸部25がはまり込み、支柱部品20の回転を止めて、所定位置に保持する。さらに、支柱部品20フランジ部に回転止め凹部26が形成されている場合には、回転止め凹部26に支柱ハンド40のハンド本体部41に形成されている別の凸部がはまり込み、支柱部品20を所定の位置に精密に保持して回転を止めて、所定位置に保持する。
1 燃料タンク
10 外壁
20 支柱部品
21 上部当接部
21a 上部溶着面
22 下部当接部
22a 下部溶着面
23 本体部
24 フランジ部
25 回転止め凹部
30 支柱保持冶具
40 支柱ハンド

Claims (5)

  1. 合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクの上記タンク外壁の内部に取付けられる支柱部品において、
    上記支柱部品は、上記燃料タンクの上記タンク外壁の上下の内面に融着して上記支柱部品を取付ける上部当接部、下部当接部、及び該上部当接部と上記下部当接部を接続する本体部を有し、上記上部当接部と上記下部当接部は、それぞれ上記タンク外壁の内面に溶着される上部溶着面と下部溶着面を有し、
    上記本体部の外周に上記上部当接部と上記下部当接部よりも薄い肉厚の円板状のフランジ部が形成され、該フランジ部の上記上部当接部と上記下部当接部に対向する面は、上記上部当接部と上記下部当接部に対し平行に形成されたことを特徴とする自動車用燃料タンクの支柱部品。
  2. 上記フランジ部には、回転を規制する凹部又は凸部が形成された請求項1に記載の自動車用燃料タンクの支柱部品。
  3. 上記フランジ部は、上記本体部の中央部付近に形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用燃料タンクの支柱部品。
  4. 上記フランジ部の肉厚は、2〜3mmである請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の自動車用燃料タンクの支柱部品。
  5. 上記上部当接部と上記下部当接部は、円板状に形成され、上記本体部の外周は、円弧状に形成された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動車用燃料タンクの支柱部品。
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