JP2020200793A - 漏れ診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩留まりを向上できる燃料漏れ診断装置を提供する。【解決手段】漏れ診断装置1は、内燃機関2の燃料タンク3内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ4を有する蒸発燃料処理装置5における気体の漏れ診断を行う。漏れ診断装置1は、ベント通路10、ポンプ20、切替弁30、センサ40及び漏れ診断部50を有する。ベント通路10はキャニスタ4を含む診断対象系に接続されて大気側に開口している。ポンプ20はベント通路10に接続されて診断対象系内を減圧又は加圧する。切替弁30はベント通路10と診断対象系との連通状態を切り替える。センサ40は診断対象系内の物理量を検出し、センサ40の検出結果に基づいて漏れ診断部50が漏れ診断を行う。そして、ポンプ20における回転部21、回転部21に接する接触部22、23、24及びベント通路10の少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、漏れ診断装置に関する。
内燃機関の燃料タンク内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタを有する蒸発燃料処理装置において、蒸発燃料の漏れ診断を行う漏れ診断装置が使用されている。例えば、特許文献1には、蒸発燃料処理装置のキャニスタを含む診断対象系内を、キャニスタの通気配管に接続したポンプによって減圧したときの圧力変化に基づいて診断対象系の漏れ診断を行う漏れ診断装置が開示されている。
特開2004−263676号公報
特許文献1に開示の構成では、ポンプはロータなどの回転部やロータと接触する複数のベーンを含む接触部を有しており、これらのポンプ構成部材はフェノール樹脂材料からなっている。しかしながら、フェノール樹脂材料は、成形時の寸法精度が低いため、これらのポンプ構成部材は寸法精度を高めるために成形後に研磨工程を要する。そして、寸法精度を高めるための研磨工程は技術的に難しく、歩留まりが低下していた。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、歩留まりを向上できる燃料漏れ診断装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、内燃機関(2)の燃料タンク(3)内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ(4)を有する蒸発燃料処理装置(5)における気体の漏れ診断を行う漏れ診断装置(1)であって、
上記キャニスタを含む診断対象系に接続されるとともに、大気側に開口したベント通路(10)と、
上記ベント通路に接続されて、上記蒸発燃料処理装置における診断対象系内を減圧または加圧するポンプ(20)と、
上記ベント通路に配されるとともに、上記ベント通路と上記診断対象系との連通状態を切り替える切替弁(30)と、
上記診断対象系内の物理量を検出するセンサ(40)と、
上記センサの検出結果に基づいて漏れ診断を行う漏れ診断部(50)と、を有し、
上記ポンプにおける回転部(21)、該回転部に接する接触部(22、23、24、241、242)及び上記ベント通路のうちの少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている、漏れ診断装置にある。
上記漏れ診断装置においては、蒸発燃料処理装置における診断対象系内を減圧または加圧するポンプにおける回転部、該回転部に接する接触部及び上記ベント通路の少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている。これにより、これらの部材は、成形寸法精度が高い炭素含有材料からなっているため、型成形により十分高い成形精度を呈することとなる。その結果、型成形後の研磨工程を要しないため、当該研磨工程の手間を省くことができ、歩留まりの向上が期待できる。
以上のごとく、本発明によれば、歩留まりの向上が期待できる漏れ診断装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、漏れ診断装置の構成を示す概念図。 実施形態1における、ポンプの断面概念図。 図2における、III-III線位置断面図。 実施形態1における、(a)炭素含有率と寸法精度との関係、(b)炭素含有率と強度との関係を示す図。 実施形態1における、漏れ診断のタイミングチャート。 変形形態1における、漏れ診断装置の構成を示す概念図。 変形形態2における、ポンプの断面概念図。
(実施形態1)
漏れ診断装置の実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。
本実施形態の漏れ診断装置1は、内燃機関2の燃料タンク3内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ4を有する蒸発燃料処理装置5における気体の漏れ診断を行うように構成されている。
そして、漏れ診断装置1は、ベント通路10、ポンプ20、切替弁30、センサ40及び漏れ診断部50を有する。
ベント通路10は、キャニスタ4を含む診断対象系に接続されるとともに、大気側に開口している。
ポンプ20は、ベント通路10に接続されて、蒸発燃料処理装置5における診断対象系内を減圧又は加圧する。
切替弁30は、ベント通路10に配されるとともに、ベント通路10と診断対象系との連通状態を切り替える。
センサ40は、診断対象系内の物理量を検出する。
漏れ診断部50は、センサ40の検出結果に基づいて漏れ診断を行う。
そして、ポンプ20における回転部21、回転部21に接する接触部22、23、24及びベント通路10の少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている。
以下、本実施形態の漏れ診断装置1について、詳述する。
漏れ診断装置1の診断対象系を有する蒸発燃料処理装置5は、図1に示すごとく、内燃機関2に接続され、燃料タンク3、キャニスタ4及びパージ通路11を有する。
燃料タンク3は、内燃機関2の燃料を貯留する。キャニスタ4は、燃料タンク3内において発生した蒸発燃料を吸着する。パージ通路11は、キャニスタ4に吸着した蒸発燃料を吸気系6に導入するための通路である。
図1に示すように、パージ通路11には、パージバルブ31が設けてある。このパージバルブ31の開閉によって、キャニスタ4から吸気系6への蒸発燃料の供給の制御を行うことができるよう構成されている。なお、吸気系6には、内燃機関2の吸気ポート付近に、インジェクタ7が設けてある。また、パージ通路11は、吸気系6におけるスロットル弁8よりも下流側に接続されている。
燃料タンク3とキャニスタ4とは、図1に示すように、蒸発燃料通路12を介して接続されている。すなわち、燃料タンク3の上部に接続された蒸発燃料通路12から、燃料タンク3内にて蒸発した蒸発燃料が、キャニスタ4に到達するよう構成されている。
図1に示すように、キャニスタ4には、大気を導入するためのベント通路10が接続されている。ベント通路10には、ポンプ20、切替弁30及びセンサ40が設けられている。切替弁30を開くことによりキャニスタ4とポンプ20及びセンサ40が設けられた大気側とが接続された状態となり、切替弁30を閉じることによりキャニスタ4と大気側とが接続されない状態となるように構成されている。なお、ベント通路10は後述の炭素含有材料からなることとしてもよい。
本形態においては、ポンプ20は、診断対象系から大気側へガスを排出する減圧ポンプを構成している。図1に示すように、パージバルブ31と切替弁30とを閉状態にすることによって、キャニスタ4と燃料タンク3との双方を含む系内を密閉系とすることができるよう構成されている。本実施形態では、この密閉系が診断対象系内となる。そして、パージバルブ31を閉状態とし、切替弁30を開状態としたうえでポンプ20を作動させる。これにより、診断対象系内を減圧することができる。その後、切替弁30を閉状態とすることにより、診断対象系内を負圧の状態で密閉することができる。なお、本形態においては、パージバルブ31及び切替弁30は、いずれも電磁弁によって構成されている。なお、ポンプ20は大気側から診断対象系に大気を送り込む加圧ポンプを構成していてもよい。
ポンプ20は、回転部と回転部に接触する接触部とを備える。本例では、図2、図3に示すように、ポンプ20は、ベーンポンプであって、回転部としてロータ21を備え、接触部としてベーン22、ケーシング23及びプレート24を備える。ロータ21はモータ25に接続されて回転可能に構成されている。図3に示すように、ケーシング23の内周面はカムリングを構成しており、ケーシング23の内側にはロータ21が配されている。ロータ21の外周部には複数の溝211が形成されており、各溝に平板状のベーン22がそれぞれ挿入されている。そして、ベーン22はカムリングとしてのケーシング23の内周面231に向けて付勢されており、ロータ21の回転に伴ってベーン22の先端がケーシング23の内周面231に摺接するように構成されている。図3に示すように、ロータ21の回転中心212とケーシング23の内周面231の中心232とは互いにずれた位置にあり、ロータ21の回転によって、ベーン22で区画されたロータ21とケーシング23の内周面231との間の空間26が体積変化を伴って周回することにより気体を一方の吸入側の配管10aから吐出側の配管10bに輸送するように構成されている。
ポンプ20における回転部としてのロータ21、回転部に接触する接触部としてのベーン22、ケーシング23及びプレート24並びにベント通路10のうちの少なくとも一部が炭素を含む炭素含有材料からなる。本例では、ロータ21、ベーン22及びケーシング23が炭素含有材料からなる。これらの部材を炭素含有材料炭素を含有する材料で形成することにより、成形品の寸法誤差を小さくして寸法精度の向上を図ることができる。
図4(a)に示すように、当該炭素含有材料における炭素含有率が高いほど、設計寸法に対する成形品の寸法と設計寸法との差分の百分率として示した寸法精度が優れる。そして、寸法精度は1.0%以下であれば十分に優れた寸法精度となることから、当該炭素含有材料における炭素含有率は90%以上であることが好ましい。一方、図4(b)に示すように、当該炭素含有材料における炭素含有率を過剰に高くすると強度の低下を招く。そのため、十分な強度を維持するためには、例えば当該炭素含有材料における炭素含有率は95%以下とすることが好ましい。
図1に示すように、ベント通路10に接続されたセンサ40は、ベント通路10及びこれに連通した診断対象系内の物理量と検出する。当該物理量としては、圧力、温度、気体密度などとすることができ、本実施形態では圧力を検出する。
図1に示すように、漏れ診断部50はセンサ40の検出結果に基づいて漏れ診断を行う。本実施形態では、漏れ診断部50は、内燃機関2に搭載されたECU9により事項される所定のプログラムにより構成される。
上述の炭素含有材料からなる部材は、粉体を直接成形型に注入して行う粉体成形により成形することが好ましい。これにより、材料を成形型に流し込むためのランナーが不要となるため歩留まりの向上を図ることができる。さらに、ランナーと成形型との接続部分となるゲートが形成されないため、成形品におけるゲート除去作業が不要となり、作業工程の簡略化を図ることができる。
次に、本実施形態の漏れ診断装置1による漏れ診断について図5に示すタイムチャートに基づき説明する。
漏れ診断装置1による漏れ診断では、まず、ポンプ20の動作確認を行う。初期状態としての第1期間S1において、図5(a)に示すようにセンサ40をオン状態にし、図5(b)に示すようにポンプ20をオフ状態にし、図5(c)に示すように切替弁30を閉状態にする。なお、図示しないが、漏れ診断においてパージバルブ31は閉状態に維持される。
その後、第2期間S2において、図5(b)に示すようにポンプ20をオン状態にする。これにより、ベント通路10内の気体がポンプ20によって大気側に放出される。図5(d)に示すように、ポンプ20が正常な場合には、センサ40の検出結果として符号A1で示す圧力低下が検出される。一方、ポンプ20に異常が生じている場合には、ポンプ20による減圧がなされず、符号B1で示すように圧力低下が検出されない。
ポンプ20の動作が正常であることが確認された場合は、その後の第3期間S3において、図5(c)に示すように切替弁30を開状態にする。これにより、減圧状態のベント通路10と常圧状態の診断対象系とが連通することとなるため、図5(d)に示すように一時的にセンサ40の検出結果として圧力上昇が検出される。その後、さらにポンプ20の動作を継続することにより、センサ40の検出結果として圧力低下が検出される。
そして、図5(d)の符号A2で示すように、センサ40により検出された圧力が所定の規定値を超えて低下した場合は、診断対象系に規制値以上の漏れは生じていないと判定する。一方、図5(d)の符号A3で示すように、センサ40により所定の規定値を超える圧力低下が検出されない場合は、診断対象系に規制値以上の漏れが生じていると判定する。そして、判定終了後、第4期間S4において、図5(b)に示すようにポンプ20をオフ状態にして診断対象系及びベント通路10内を大気圧に戻し、図5(c)に示すように切替弁30を閉状態にして診断対象系を大気側から遮断して、漏れ診断を終了する。なお、圧力低下の規定値は適宜設定することができる。
次に、本実施形態の漏れ診断装置1における作用効果について、詳述する。
本実施形態の漏れ診断装置1は、蒸発燃料処理装置5における診断対象系内を減圧または加圧するポンプ20における回転部としてのロータ21、回転部に接する接触部としてのベーン22、ケーシング23、プレート24及びベント通路10の少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている。これにより、これらの部材は、成形寸法精度が高い炭素含有材料からなっているため、型成形により十分高い成形精度を呈することとなる。その結果、型成形後の研磨工程を要しないため、当該研磨工程の手間を省くことができ、歩留まりの向上が期待できる。
また、本実施形態では、上記炭素含有材料における炭素含有率が90%以上である。これにより、炭素含有材料からなる部材の成形精度を十分に高めることができ、歩留まりの向上が一層期待できる。
また、本実施形態では、上記炭素含有材料における炭素含有率が95%以下である。これにより、炭素含有材料からなる部材の強度を十分確保することができるため、信頼性を一層高めることができる。
また、本実施形態では、回転部としてのロータ21と接触部としてのベーン22、ケーシング23及びプレート24の両方が上記炭素含有材料で構成されている。これにより、ポンプ20において部材同士が摺接する部位が同種の材料からなるため、互いの材料がなじみやすく、摺動性の向上が図られる。
また、本実施形態では、ポンプ20はベーン22を備えるベーンポンプであって、ベーン22は上記炭素含有材料からなる。ポンプ20がベーンポンプであることにより、安定したポンプ性能が得られるとともに、ベーン22の摩耗が抑制されポンプ性能の安定化が一層図られる。
なお、本実施形態の構成に対して、図6に示す変形形態1のように、切替弁30は三方弁の構造とするとともに、切替弁30を介してベント通路10に絞り60を並列接続してもよい。当該変形形態1では、漏れ診断において、図5に示す第2期間S2では絞り50における差圧を検出するための基準圧をセンサ40により測定し、その後の第3期間S3ではセンサ40により検出された圧力である圧力と基準圧との差圧を用いて蒸発燃料の漏れの診断を行うことができる。
また、本実施形態では、図2に示すように、ポンプ20はカムリングを構成するケーシング23とプレート24との間にロータ21が配された構成としたが、これに限らず、図7に示すように、一対のプレート241、242の間にカムリングを構成するケーシング23が設けられるとともに、ケーシング23の内側にロータ21が配された構成としてもよい。一対のプレート241、242が上記炭素含有材料からなっていてもよい。この場合は、部品点数は増えるが、ケーシング23がシンプルな形状となるため、作製が容易となる。
以上のごとく、本実施形態によれば、歩留まりの向上が期待できる漏れ診断装置1を提供することができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 診断装置
4 キャニスタ
10 ベント通路
20 ポンプ
21 回転部としてのロータ
22 接触部としてのベーン
23 接触部としてのケーシング
24、241、242 接触部としてのプレート
30 切替弁
40 センサ
50 診断部

Claims (5)

  1. 内燃機関(2)の燃料タンク(3)内に発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ(4)を有する蒸発燃料処理装置(5)における気体の漏れ診断を行う漏れ診断装置(1)であって、
    上記キャニスタを含む診断対象系に接続されるとともに、大気側に開口したベント通路(10)と、
    上記ベント通路に接続されて、上記蒸発燃料処理装置における診断対象系内を減圧または加圧するポンプ(20)と、
    上記ベント通路に配されるとともに、上記ベント通路と上記診断対象系との連通状態を切り替える切替弁(30)と、
    上記診断対象系内の物理量を検出するセンサ(40)と、
    上記センサの検出結果に基づいて漏れ診断を行う漏れ診断部(50)と、を有し、
    上記ポンプにおける回転部(21)、該回転部に接する接触部(22、23、24、241、242)及び上記ベント通路のうちの少なくとも一部が炭素を主成分とする炭素含有材料で構成されている、漏れ診断装置。
  2. 上記炭素含有材料における炭素含有率が90%以上である、請求項1に記載の漏れ診断装置。
  3. 上記炭素含有材料における炭素含有率が95%以下である、請求項2に記載の漏れ診断装置。
  4. 上記回転部と上記接触部との両方が上記炭素含有材料で構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の漏れ診断装置。
  5. 上記ポンプはベーン(22)を備えるベーンポンプであって、上記ベーンは上記炭素含有材料からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
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