JP2020186543A - 遮蔽装置及び動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
Description
好ましくは、前記昇降軸は、前記チルト軸よりも、前記遮蔽装置本体の背面側に配置されている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記動力伝達装置は、減速部を有し、前記減速部は、前記チルト軸に回転を伝達するように構成され、前記減速部は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記動力伝達装置は、遅延部を有し、前記遅延部は、前記昇降軸に回転を伝達するように構成され、前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、昇降コードと、チルトコードと、巻取軸と、チルトドラムとを備え、前記巻取軸は、前記昇降軸に連結され、且つ、前記巻取軸は、前記昇降コードを巻き取り及び巻き戻し自在に構成され、前記チルトドラムは、前記チルト軸に連結され、且つ、前記チルトドラムは、前記チルトコードを変位可能に構成され、前記巻取軸の軸芯及び前記チルトドラムの軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記チルト駆動機構は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、動力伝達装置が提供される。
好ましくは、前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記昇降軸駆動機構は、遅延部を備え、前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置が提供される。
好ましくは、前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置が提供される。
図1〜図5に示すように、横型ブラインド10には、建築物等に据付されるヘッドボックス11(遮蔽装置本体に対応)から垂下されるループ状の操作コード15が設けられている。操作コード15は実施形態においてボールチェーンであるが、これに限定されるものではない。横型ブラインド10は水平方向に延びる複数のスラット12(遮蔽材に対応)を備えている。そして、複数のスラット12がヘッドボックス11から降ろされている状態において、複数のスラット12は図1に示すように、上下方向に並ぶように設けられている。
図6、図7A及び図9Aに示すように、動力伝達装置100は、ケース50と、操作機構70と、伝達ギア部材60(分岐部)と、チルト軸駆動機構80と、昇降軸駆動機構90とを備える。
図6及び図7Aに示すように、ケース50は、操作機構ケース51と、区画ケース52と、外側ケース53と、上ケース54及び下ケース55と、クラッチケース56とを備える。
図7Bに示すように、操作機構ケース51は、第1ケース51Aと、第2ケース51Bとを備える。
図7A〜図8Aに示すように、区画ケース52は、区画部52Aと、収容部52Bと、チルト支軸52Cと、昇降支軸52Dと、挿入部52Fとを備える。
挿入部52Fは操作機構70のギア部材71等に挿入される。
図7A及び図8Bに示すように、外側ケース53はチルト筒状部53Aと昇降筒状部53Bと支軸53Cを有する。外側ケース53は区画ケース52及びクラッチケース56と連結するように構成される。
図6に示すように、上ケース54及び下ケース55は互いに連結するように構成される。上ケース54及び下ケース55には、伝達部材83と、チルトカラー84と、第1及び第2チルトスプリング85、87と、規制部材86と、チルト伝達軸部88の一部と、固定部材89とが収容されている。図16に示すように、下ケース55には係合凸部55Aが形成され、係合凸部55Aは、第1チルトスプリング85が規制部材86共に回転したときに、第1チルトスプリング85の突起部85bと係合する。また、第1チルトスプリング85が規制部材86共に回転したときに、係合凸部55Aが規制部材86の係合凸部84bと係合することで、規制部材86の回転量が規制される。
図6及び図7Aに示すように、クラッチケース56は筒状に形成され、クラッチユニット98を収容する。図6に示すように、クラッチケース56には凸部56Aが形成され、凸部56Aは、上ケース54及び下ケース55に係合し、上ケース54及び下ケース55がチルト伝達軸部88の軸方向に平行移動することを防止している。
図11に示すように、操作機構70は、プーリー6と、ギア部材71と、カム部材72と、スプリング73と、カラー74とを備える。
図13に示すように、伝達ギア部材60は、大径ギア部61と、小径ギア部62とを備える。伝達ギア部材60は、操作機構70から受ける入力回転を、チルト軸駆動機構80を介してチルト軸16Bに伝達するとともに昇降軸駆動機構90を介して昇降軸16Aに伝達する。
図9A〜図10Cに示すように、チルト軸駆動機構80は、チルトギア部材81と、減速部82と、伝達部材83と、チルトカラー84と、第1チルトスプリング85と、規制部材86と、第2チルトスプリング87と、チルト伝達軸部88と、固定部材89とを備える。
図10Bに示すように、チルトギア部材81は、ギア部81aと、係合凹部81bと、開口部81cを備える。チルトギア部材81は伝達ギア部材60から伝えられた回転力(回転)を減速部82に伝達する。
図13〜図15に示すように、減速部82は、入力ギア部材82aと、減速ギア部材82bと、出力ギア部材82cとを備える。減速部82はチルトギア部材81の回転力を伝達部材83に伝達するように構成されている。
入力ギア部材82aは、ギア部82a1と、挿入軸部82a2と、挿入凸部82a3とを備える。
減速ギア部材82bは、第1ギア部82b1と、第2ギア部82b2とを備える。
出力ギア部材82cは、ギア部82c1と、開口部82c2と、筒状部82c3とを備える。
図10C及び図15に示すように、伝達部材83は、挿入筒部83aと、軸部83bと、係合部83cとを備える。
図15に示すように、チルトカラー84は、本体部84aと、係合凸部84bとを備える。
図15に示すように、第1チルトスプリング85は、スプリング本体85aと、突起部85bとを備える。
第2状態において、チルトカラー84に回転力が加わったとしても、当該回転力が規制部材86側へ伝達されない。第1チルトスプリング85が第2状態であるとき、チルトカラー84が回転していたとしても、第1チルトスプリング85及び規制部材86は回転しない。
それに対し、第1チルトスプリング85が、一方の突起部85bと他方の突起部85bとが近づくような力を受けた場合、第1チルトスプリング85は第2状態となる。具体的には、スプリング本体85aは拡径する。スプリング本体85aが拡径すると、第1チルトスプリング85がチルトカラー84と一体的に回転しなくなる。つまり、チルトカラー84が回転したとしても、第1チルトスプリング85及び規制部材86は回転しない。
図17A及び図17Bに示すように、規制部材86は、本体部86aと、係合凸部86bと、軸部86cと、伝達凸部86dとを備える。
また、第1チルトスプリング85及び規制部材86が第2方向R2に回転すると、他方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合する。このとき、他方の突起部85bは、一方の突起部85bに近づくように力を受け、スプリング本体85aが拡径する。このため、他方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合すると、規制部材86及び第1チルトスプリング85は回転しない。
図17A及び図17Bに示すように、第2チルトスプリング87は、スプリング本体87aと、突起部87bとを備える。
第1状態において、規制部材86側からの回転力はチルト伝達軸部88側へ伝達される。第2チルトスプリング87が第1状態であるとき、第2チルトスプリング87は規制部材86及びチルト伝達軸部88と一体的に回転する。
第2状態において、チルト伝達軸部88側からの回転力は規制部材86側へ伝達されない。第2チルトスプリング87が第2状態であるとき、第2チルトスプリング87は固定部材89と一体となり、第2チルトスプリング87は回転しない。第2状態において、ラダーコード4は、スラット12やボトムレール14の自重により、変位することが防止されている。
それに対し、チルト伝達軸部88側から規制部材86側へ回転力が伝達されると、第2チルトスプリング87は一方の突起部87bと他方の突起部87bとが離れるような力を受けることになる。この場合には、第2チルトスプリング87は第2状態となり、スプリング本体87aは拡径する。そして、第2チルトスプリング87は固定部材89の内周面に強く押し付けられ、第2チルトスプリング87は回転しない。
図17A及び図17Bに示すように、チルト伝達軸部88は、軸部88aと、係合部88bとを備える。
図17A及び図17Bに示すように、固定部材89は筒状に形成され、チルト伝達軸部88の軸部88aが挿通している。固定部材89は上ケース54及び下ケース55に固定されている。
図18〜図19Cに示すように、昇降軸駆動機構90は、昇降ギア部材91と、第1中間回転部材92と、第2中間回転部材93と、出力部材94と、昇降スプリング95と、軸部96と、昇降カラー97と、クラッチユニット98とを備える。昇降ギア部材91、第1中間回転部材92、第2中間回転部材93及び出力部材94が遅延部に対応する。
図19A、図19C及び図21Bに示すように、昇降ギア部材91は、ギア部91aと、係合部91bと、開口部91cとを備える。昇降ギア部材91は伝達ギア部材60から伝えられた回転力を第1中間回転部材92に伝達する。
図19A、図19C、図21C及び図22Aに示すように、第1中間回転部材92は、本体部92aと、第1係合部92bと、第2係合部92cと、開口部92dとを備える。
図19A、図19C、図21D及び図22Bに示すように、第2中間回転部材93は、本体部93aと、第1係合部93bと、第2係合部93cと、開口部93dとを備える。
図19A、図19C、図21E及び図22Cに示すように、出力部材94は、本体部94aと、係合部94bと、係合凹部94cと、開口部94dとを備える。
図19Bに示すように、昇降スプリング95は、スプリング本体95aと、突起部95bとを備える。
第1状態では、第2中間回転部材93側からの回転力が出力部材94側へ伝達される。昇降スプリング95が第1状態であるとき、昇降スプリング95は第2中間回転部材93と一体的に回転する。
第2状態では、出力部材94側からの回転力が第2中間回転部材93側へ伝達しない。昇降スプリング95が第2状態であるとき、昇降スプリング95は昇降カラー97と一体となり、昇降スプリング95は回転しない。昇降スプリング95が第2状態となることで、昇降コード3が、スラット12やボトムレール14の自重により、巻き戻されることが防止される。
それに対し、出力部材94から昇降スプリング95へ回転力が伝達されると、昇降スプリング95は一方の突起部95bと他方の突起部95bとが離れるような力を受けることになる。この場合には、昇降スプリング95は第2状態となり、スプリング本体95aは拡径する。そして、昇降スプリング95は昇降カラー97の内周面に強く押し付けられ、昇降スプリング95は回転しない。
図19A、図19C、図20及び図21Aに示すように、軸部96は、昇降ギア部材91と、第1中間回転部材92と、第2中間回転部材93と、出力部材94と、昇降スプリング95と、昇降カラー97とを挿通している。軸部96の基端部は昇降支軸52Dに固定され、軸部96は区画ケース52に対して相対回転不能に設けられている。軸部96の先端部はクラッチユニット98の軸部98dに連結している。
図19A、図19C及び図21Fに示すように、昇降カラー97は、本体部97aと、係合凹部97bとを備える。
図26に示すように、クラッチユニット98は、駆動ドラム98aと、クラッチドラム98bと、回転ドラム98cと、軸部98dと、スプリング98eと、ストップスプリング98fと、伝達ドラム98gと、昇降伝達軸部98hとを備える。クラッチユニット98はクラッチ切替機能を有する。具体的には、クラッチ切替機能は、第1及び第2状態を切り替える機能である。第1状態はクラッチが入っている状態であり、第2状態は、クラッチが解除されている状態である。なお、クラッチユニット98の形態はここで説明するものに限定されるものではなく、従来の各種形態を採用することができる。
第2状態では、回転ドラム98cの係合凸部98c2が、伝達ドラム98gの係合凸部98g1とは係合していない。このため、第2状態では、出力部材94から駆動ドラム98aに入力された回転力は、昇降伝達軸部98hから出力されない。
クラッチドラム98bは回転可能に、且つ、軸方向に移動可能に構成されている。クラッチドラム98bは溝部98b1と係合部98b2とが形成されている。溝部98b1はクラッチドラム98bの外周面に形成されている。係合部98b2はクラッチドラム98bの先端側に形成され、ストップスプリング98fと係合可能である。また、クラッチドラム98bは、スプリング98eにより、伝達ドラム98g側に付勢されている。
ストップスプリング98fは上述のスプリングと同様にストッパ機能を有する。ストップスプリング98fが縮径することで、ストップスプリング98fは軸部98dと一体となり、回転不能となる。
伝達ドラム98gは昇降伝達軸部98hに連結されている。伝達ドラム98gには係合凸部98g1が形成されている。
軸部98dは軸部96の先端部に連結され、軸部96に対して回転不能である。
昇降伝達軸部98hには昇降軸16Aが連結される。
そして、クラッチドラム98bの係合部98b2がストップスプリング98fと係合すると、ストップスプリング98fが縮径し、クラッチドラム98bは回転不能となる。クラッチドラム98bは回転不能であるが、回転ドラム98cはクラッチドラム98bに対して回転可能である。このとき、クラッチ凸部98c1は溝部98b1上を摺動している。クラッチ凸部98c1が溝部98b1上を摺動することで、回転ドラム98cは徐々に伝達ドラム98gに近づき、回転ドラム98cの係合凸部98c2は伝達ドラム98gの係合凸部98g1と係合し、クラッチユニット98のクラッチが入る(図27B参照)。
3−1 引き上げ動作
図23と、図25A〜図25Eと、図28A〜図29Dとに基づいて、スラット12の引き上げ動作を説明する。ここで、引き上げ動作前の状態は、ボトムレール14が最下点に位置しており、且つ、スラット12が水平向きになっているものとする(図28A参照)。また、各種構成の回転方向は、横型ブラインド10を右側から見たときを基準として説明する。
操作者が操作コード15の前側部分15Aを引き下げ始めると(図23のタイミングT1に対応)、ギア部材71が反時計回りに回転し、伝達ギア部材60が時計回りに回転する。その結果、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91の両方が、反時計周りに回転する。
スラット12の動きが停止してから、操作者が引き続き前側部分15Aを引き下げ続けると、図25Eに示すように、第2中間回転部材93が出力部材94と係合して、出力部材94が回転し始める。出力部材94が回転すると、駆動ドラム98a等が回転し、クラッチユニット98のクラッチが入り、昇降伝達軸部98hが回転し始める(図23のタイミングT3に対応)。
操作者が引き続き前側部分15Aを引き下げ続けると、スラット12やボトムレール14が上昇する(図29C参照)。スラット12やボトムレール14が最上点まで移動し終えてから(図23のタイミングT4に対応)、更に、操作者が前側部分15Aを引き下げ続けると、操作機構70のトルクリミッター機能が発揮され、プーリー6の回転トルクがギア部材71へ伝達されなくなる。
図24に基づいて、上述したスラット12の引き上げ動作に続く、スラット12の引き下げ動作を説明する。引き下げ動作は、基本的には、引き上げ動作の逆であるので、一部の動作を割愛する。本実施形態は、クラッチユニット98を備えるので、スラット12やボトムレール14は自重降下する。
操作者が操作コード15の後側部分15Bを引き下げ始めると(図24のタイミングt1に対応)、ギア部材71が時計回りに回転し、伝達ギア部材60が反時計回りに回転する。その結果、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91の両方が、時計周りに回転する。
スラット12の動きが停止してから、操作者が引き続き後側部分15Bを引き下げ続けると、第2中間回転部材93が出力部材94と係合して、出力部材94が回転し始める。出力部材94が回転すると、駆動ドラム98a等が回転し、クラッチユニット98のクラッチが解除される。そして、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23が、ボトムレール14の自重により、回転し始める(図24のタイミングt3に対応)。
ボトムレール14が最下点まで移動すると、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23の回転が停止する。
図30A及び図30Bに基づいて実施形態の変形例について説明する。
実施形態では、クラッチユニット98が設けられおり、スラット12を自動的に降下させる構成であったが、これに限定されるものではない。変化例は操作コード15に対して引き下げ操作をし続けることで、スラット12を降下させる構成である。変化例では、クラッチユニット98の昇降伝達軸部98h以外の構成が無く、また、昇降伝達軸部98hが出力部材94と一体化された構成となっている。変形例の構成は、速度調整部8が不要である。変形例は、実施形態に係る動力伝達装置100と同様の機能を有する。
3 :昇降コード
4 :ラダーコード
4A :前側縦糸
4B :後側縦糸
5 :ブラケット
6 :プーリー
6A :突出壁
6B :凹凸部
6C :凹凸部
8 :速度調整部
10 :横型ブラインド
11 :ヘッドボックス
12 :スラット
14 :ボトムレール
15 :操作コード
15A :前側部分
15B :後側部分
16A :昇降軸
16B :チルト軸
23 :巻取軸
31 :チルトドラム
50 :ケース
51 :操作機構ケース
51A :第1ケース
51B :第2ケース
51B1 :軸部
51B2 :曲面部
51a :支軸
52 :区画ケース
52A :区画部
52A1 :開口部
52B :収容部
52B1 :係合凸部
52C :チルト支軸
52D :昇降支軸
52F :挿入部
53 :外側ケース
53A :チルト筒状部
53B :昇降筒状部
53C :支軸
54 :上ケース
55 :下ケース
55A :係合凸部
56 :クラッチケース
56A :凸部
60 :伝達ギア部材
61 :大径ギア部
62 :小径ギア部
70 :操作機構
71 :ギア部材
71a :凹凸部
71c :フランジ部
71d :ギア部
71e :スナップ部
71h :支軸挿入筒
72 :カム部材
72a :凹凸部
72b :凹凸部
73 :スプリング
74 :カラー
80 :チルト軸駆動機構
81 :チルトギア部材
81a :ギア部
81b :係合凹部
81c :開口部
82 :減速部
82a :入力ギア部材
82a1 :ギア部
82a2 :挿入軸部
82a3 :挿入凸部
82b :減速ギア部材
82b1 :第1ギア部
82b2 :第2ギア部
82c :出力ギア部材
82c1 :ギア部
82c2 :開口部
82c3 :筒状部
83 :伝達部材
83a :挿入筒部
83b :軸部
83c :係合部
84 :チルトカラー
84a :本体部
84b :係合凸部
85 :第1チルトスプリング
85a :スプリング本体
85b :突起部
86 :規制部材
86a :本体部
86b :係合凸部
86c :軸部
86d :伝達凸部
87 :第2チルトスプリング
87a :スプリング本体
87b :突起部
88 :チルト伝達軸部
88a :軸部
88b :係合部
89 :固定部材
90 :巻取軸駆動機構
91 :昇降ギア部材
91a :ギア部
91b :係合部
91c :開口部
92 :第1中間回転部材
92a :本体部
92b :第1係合部
92c :第2係合部
92d :開口部
93 :第2中間回転部材
93a :本体部
93b :第1係合部
93c :第2係合部
93d :開口部
94 :出力部材
94a :本体部
94b :係合部
94c :係合凹部
94d :開口部
95 :昇降スプリング
95a :スプリング本体
95b :突起部
96 :軸部
97 :昇降カラー
97a :本体部
97b :係合凹部
98 :クラッチユニット
98a :駆動ドラム
98a1 :係合部
98b :クラッチドラム
98b1 :溝部
98b2 :係合部
98c :回転ドラム
98c1 :クラッチ凸部
98c2 :係合凸部
98d :軸部
98e :スプリング
98f :ストップスプリング
98g :伝達ドラム
98g1 :係合凸部
98h :昇降伝達軸部
100 :動力伝達装置
Claims (12)
- 遮蔽装置本体に設けられるプーリーから垂下される操作コードを操作することで、遮蔽材を動作させる遮蔽装置において、
動力伝達装置と、昇降軸と、チルト軸とを備え、
前記動力伝達装置は、分岐部を有し、当該分岐部は、前記プーリー側から受けた入力回転を、前記昇降軸及び前記チルト軸にそれぞれ伝達するように構成され、
前記昇降軸の軸芯及び前記チルト軸の軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置。 - 請求項1に記載の遮蔽装置であって、
前記昇降軸は、前記チルト軸よりも、前記遮蔽装置本体の背面側に配置されている、遮蔽装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の遮蔽装置であって、
前記動力伝達装置は、減速部を有し、
前記減速部は、前記チルト軸に回転を伝達するように構成され、
前記減速部は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、
前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、
前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、
前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、遮蔽装置。 - 請求項3に記載の遮蔽装置であって、
前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、
前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
前記動力伝達装置は、遅延部を有し、
前記遅延部は、前記昇降軸に回転を伝達するように構成され、
前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、
前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、
前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、
前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置。 - 請求項5に記載の遮蔽装置であって、
前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置。 - 請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
昇降コードと、チルトコードと、巻取軸と、チルトドラムとを備え、
前記巻取軸は、前記昇降軸に連結され、且つ、前記巻取軸は、前記昇降コードを巻き取り及び巻き戻し自在に構成され、
前記チルトドラムは、前記チルト軸に連結され、且つ、前記チルトドラムは、前記チルトコードを変位可能に構成され、
前記巻取軸の軸芯及び前記チルトドラムの軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置。 - 遮蔽装置本体に設けられるプーリー側から入力回転を受ける動力伝達装置であって、
分岐部と、チルト駆動機構と、昇降軸駆動機構とを備え、
前記分岐部は、前記プーリー側から受けた前記入力回転を、前記チルト駆動機構及び前記昇降軸駆動機構にそれぞれ伝達するように構成され、
前記チルト駆動機構は、チルト伝達軸部を有し、
前記チルト伝達軸部は、遮蔽材をチルト動作させるチルト軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記チルト伝達軸部を介して前記チルト軸に伝達され、
前記昇降軸駆動機構は、昇降伝達軸部を有し、
前記昇降伝達軸部は、前記遮蔽材を開閉動作させる昇降軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記昇降伝達軸部を介して前記昇降軸に伝達され、
前記チルト伝達軸部の軸芯及び前記昇降伝達軸部の軸芯は、前記遮蔽装置本体に取り付けられた状態において、水平に並ぶように配置される、動力伝達装置。 - 請求項8に記載の動力伝達装置であって、
前記チルト駆動機構は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、
前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、
前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、
前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、動力伝達装置。 - 請求項9に記載の遮蔽装置であって、
前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、
前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置。 - 請求項8〜請求項10の何れか1つに記載の動力伝達装置であって、
前記昇降軸駆動機構は、遅延部を備え、
前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、
前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、
前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、
前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置。 - 請求項11に記載の動力伝達装置であって、
前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置。
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