JP2020186543A - 遮蔽装置及び動力伝達装置 - Google Patents

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【課題】巻取軸及びチルト軸が水平前後方向に並ぶように配置されているので、遮蔽装置本体の上下方向の幅が抑制され、遮蔽装置の意匠性が向上する。【解決手段】遮蔽装置本体に設けられるプーリーから垂下される操作コードを操作することで、遮蔽材を動作させる遮蔽装置において、動力伝達装置と、昇降軸と、チルト軸とを備え、前記動力伝達装置は、分岐部を有し、当該分岐部は、前記プーリー側から受けた入力回転を、前記昇降軸及び前記チルト軸にそれぞれ伝達するように構成され、前記昇降軸の軸芯及び前記チルト軸の軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、遮蔽装置及び動力伝達装置に関する。
遮蔽装置には、建物等に据え付けられるヘッドボックスと、板状の回動可能な遮蔽材と、遮蔽材を上下に昇降させるための昇降軸と、遮蔽材を回動させるためのチルト軸とを備えているものが各種提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の遮蔽装置において、ヘッドボックス内には昇降軸及びチルト軸が内蔵され、また、昇降軸及びチルト軸は上下方向に並ぶように配置されている。昇降軸は筒状の巻取軸に連結され、巻取軸が回転することで、巻取軸は昇降コードを巻き取り及び巻き戻し自在となっている。また、チルト軸は筒状のチルトドラムに連結され、チルト軸が回転することで、チルトドラムはラダーコードを変位自在となっている。
国際公開第2016/186064号
特許文献1において、昇降軸及びチルト軸は上下方向に並ぶように配置されている。このため、特許文献1の遮蔽装置のヘッドボックスはその高さ幅がその分長くなってしまい、遮蔽装置の意匠性が損なわれる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、意匠性を向上させることができる遮蔽装置及び動力伝達装置を提供することを目的としている。
本発明によれば、遮蔽装置本体に設けられるプーリーから垂下される操作コードを操作することで、遮蔽材を動作させる遮蔽装置において、動力伝達装置と、昇降軸と、チルト軸とを備え、前記動力伝達装置は、分岐部を有し、当該分岐部は、前記プーリー側から受けた入力回転を、前記昇降軸及び前記チルト軸にそれぞれ伝達するように構成され、前記昇降軸の軸芯及び前記チルト軸の軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置が提供される。
本発明によれば、昇降軸及びチルト軸が水平前後方向に並ぶように配置されているので、遮蔽装置本体の上下方向の幅が抑制され、遮蔽装置の意匠性が向上する。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記昇降軸は、前記チルト軸よりも、前記遮蔽装置本体の背面側に配置されている、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記動力伝達装置は、減速部を有し、前記減速部は、前記チルト軸に回転を伝達するように構成され、前記減速部は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記動力伝達装置は、遅延部を有し、前記遅延部は、前記昇降軸に回転を伝達するように構成され、前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、昇降コードと、チルトコードと、巻取軸と、チルトドラムとを備え、前記巻取軸は、前記昇降軸に連結され、且つ、前記巻取軸は、前記昇降コードを巻き取り及び巻き戻し自在に構成され、前記チルトドラムは、前記チルト軸に連結され、且つ、前記チルトドラムは、前記チルトコードを変位可能に構成され、前記巻取軸の軸芯及び前記チルトドラムの軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置が提供される。
本発明の別の観点の実施形態によれば、遮蔽装置本体に設けられるプーリー側から入力回転を受ける動力伝達装置であって、分岐部と、チルト駆動機構と、昇降軸駆動機構とを備え、前記分岐部は、前記プーリー側から受けた前記入力回転を、前記チルト駆動機構及び前記昇降軸駆動機構にそれぞれ伝達するように構成され、前記チルト駆動機構は、チルト伝達軸部を有し、前記チルト伝達軸部は、遮蔽材をチルト動作させるチルト軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記チルト伝達軸部を介して前記チルト軸に伝達され、前記昇降軸駆動機構は、昇降伝達軸部を有し、前記昇降伝達軸部は、前記遮蔽材を開閉動作させる昇降軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記昇降伝達軸部を介して前記昇降軸に伝達され、前記チルト伝達軸部の軸芯及び前記昇降伝達軸部の軸芯は、前記遮蔽装置本体に取り付けられた状態において、水平に並ぶように配置される、動力伝達装置が提供される。
好ましくは、前記チルト駆動機構は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、動力伝達装置が提供される。
好ましくは、前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置が提供される。
好ましくは、前記昇降軸駆動機構は、遅延部を備え、前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置が提供される。
好ましくは、前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置が提供される。
横型ブラインド10の正面斜視図である。 図2Aは横型ブラインド10の右側面図であり、図2Bは図2Aに示す領域Bの拡大図である。 横型ブラインド10の正面図であって、ヘッドボックス11の内部構造の説明図である。 横型ブラインド10の上面図であって、ヘッドボックス11の内部構造の説明図である。 図4に示すA−A断面図である。図5において、スラット12及びボトムレール14は引き上げられた状態を示しており、また、ラダーコード4を破線で模式的に示している。 図6は実施形態に係る動力伝達装置100の正面左側斜視図である。 図7Aは動力伝達装置100のケース50の分解斜視図であり、図7Bは図7Aに示すケース50のうちの操作機構ケース51及び区画ケース52の斜視図である。 図8Aは区画ケース52の拡大斜視図であり、図8Bは外側ケース53の拡大斜視図である。 図9Aは実施形態に係る動力伝達装置100のケース50を取り外した状態を示す正面左側斜視図であり、図9Bは、図9Aを別の角度から見た斜視図である。図9Aでは第1チルトスプリング85の図示を省略している。 図10Aは、図9Aの分解斜視図であり、図10Bは図10Aに示す領域Bの拡大図であり、図10Cは、図10Aを別の角度から見た分解斜視図である。 図10Aの操作機構70(プーリー6、ギア部材71、カム部材72、スプリング73及びカラー74)の分解斜視図である。 図12Aは、ギア部材71とカム部材72の係合状態を示す操作機構70の断面図であり、図12Bは、ギア部材71とカム部材72の係合解除状態を示す操作機構70の断面図である。図12Cは、ギア部材71とカム部材72の係合状態を示し、図12Dは、ギア部材71とカム部材72の係合解除状態を示している。 伝達ギア部材60、チルトギア部材81及び減速部82の斜視図である。 減速部82の分解斜視図である。 減速部82、伝達部材83、チルトカラー84及び第1チルトスプリング85の分解斜視図である。 規制部材86と下ケース55とが係合することを説明する図である。 図17Aは規制部材86、第2チルトスプリング87、チルト伝達軸部88及び固定部材89の正面左側斜視図であり、図17Bは規制部材86、第2チルトスプリング87、チルト伝達軸部88及び固定部材89の正面右側斜視図である。 操作機構70、伝達ギア部材60及び昇降軸駆動機構90を示す斜視図である。 図19Aは昇降軸駆動機構90を正面左側から見た分解斜視図であり、図19Bは図19Aの領域Bの拡大図である。図19Cは昇降軸駆動機構90を正面右側から見た分解斜視図である。 軸部96が区画ケース52に相対回転不能に取り付けられている状態を示している。図20では、操作機構ケースの第2ケース51Bが区画ケース52に取り付けられているが、第2ケース51Bのうち軸部51B1以外の部分は、区画部52Aにより隠れている。 図21Aは軸部96を示し、図21Bは図21Aに示す構成に昇降ギア部材91が取り付けられた図であり、図21Cは図21Bに示す構成に第1中間回転部材92が取り付けられた図であり、図21Dは図21Cに示す構成に第2中間回転部材93が取り付けられた図であり、図21Eは図21Dに示す構成に出力部材94が取り付けられた図であり、図21Fは図21Eに示す構成に昇降カラー97が取り付けられた図である。 図22Aは第1中間回転部材92の斜視図であり、図22Bは第2中間回転部材93の斜視図であり、図2Cは出力部材94の斜視図である。 ボトムレール14が最下部に位置している状態において、操作コード15を操作してボトムレール14を最上部へ引き上げるときにおける各構成の動作を示すフローチャートである。 ボトムレール14が最上部に位置している状態において、操作コード15を操作してボトムレール14を最下部まで自重降下させるときにおける各構成の動作を示すフローチャートである。 図25Aは、昇降ギア部材91、第1中間回転部材92、第2中間回転部材93及び出力部材94の側面図である。図25B〜図25Eには、図25Aに示すA−A端面、B−B端面及びC−C端面がそれぞれ示されている。図25Bは昇降ギア部材91が横型ブラインドを右側方から見たときに反時計回りに回転し始める様子を示している。図25Cは第1中間回転部材92が横型ブラインドを右側方から見たときに反時計回りに回転し始める様子を示している。図25Dは第2中間回転部材93が横型ブラインドを右側方から見たときに反時計回りに回転し始める様子を示している。図25Eは突起部95bが出力部材94に接触した状態を示している。 クラッチユニット98の係合解除状態を示すクラッチユニット98の断面図である。 図27Aはクラッチユニット98の係合解除状態を示すクラッチユニット98の正面図であり、図27Aはクラッチユニット98の係合状態を示すクラッチユニット98の正面図である。 図28Aはボトムレール14が最下部に位置している状態を示し、図28Bは操作機構70を操作し始めた状態を示している。図28Bは図28Aに示す状態に対応している。図28Cはスラット12が下向きに回動した状態を示し、図28Dはチルト伝達軸部88が回転している状態を示している。図28Dは図28Cに示す状態に対応している。図28B及び図28Dは、動いている構成を実線で示し、動いていない構成を破線で示している。 図29Aはスラット12が下向きに回動するチルト動作が完了した状態を示し、図29Bはチルトカラー84よりも後段の回転可能な構成(規制部材86、第2チルトスプリング87及びチルト伝達軸部88)が回転していない状態を示している。図29Bは図29Aに示す状態に対応している。図29Cはボトムレール14が最下部から引き上げられている状態を示し、図29Dは昇降伝達軸部98hが回転している状態を示している。図29Dは図29Cに示す状態に対応している。図29B及び図29Dは、動いている構成を実線で示し、動いていない構成を破線で示している。 図30Aは実施形態に係る動力伝達装置の変形例を示す分解斜視図であり、図30Bは昇降伝達軸部98h及び出力部材94が一体化された構成の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1 全体構成
図1〜図5に示すように、横型ブラインド10には、建築物等に据付されるヘッドボックス11(遮蔽装置本体に対応)から垂下されるループ状の操作コード15が設けられている。操作コード15は実施形態においてボールチェーンであるが、これに限定されるものではない。横型ブラインド10は水平方向に延びる複数のスラット12(遮蔽材に対応)を備えている。そして、複数のスラット12がヘッドボックス11から降ろされている状態において、複数のスラット12は図1に示すように、上下方向に並ぶように設けられている。
横型ブラインド10は、ヘッドボックス11と、複数のスラット12と、昇降コード3と、ラダーコード4と、ボトムレール14と、操作コード15とを備えている。
ヘッドボックス11は、ブラケット5と、プーリー6を有する動力伝達装置100と、速度調整部8と、昇降軸16Aと、チルト軸16Bと、サポート部材1(図4参照)とを備えている。サポート部材1には巻取軸23及びチルトドラム31が設けられている。
ブラケット5は、窓の上枠等といった被取付体に固定される。これにより、横型ブラインド10は被取付体に固定される。ヘッドボックス11内には動力伝達装置100が設けられており、動力伝達装置100は操作コード15が掛装されたプーリー6を備えている。動力伝達装置100は昇降軸16A及びチルト軸16Bに連結している。昇降軸16Aは巻取軸23に連結され、チルト軸16Bはチルトドラム31に連結されている。動力伝達装置100は、プーリー6の回転を昇降軸16A及びチルト軸16Bに伝達し、昇降軸16A及びチルト軸16Bを回転させる機能を有する。昇降軸16Aは速度調整部8に連結している。速度調整部8は、昇降軸16Aに働くトルクを調整する機能を有し、スラット12及びボトムレール14の下降速度を落とすことができる。
スラット12は、ヘッドボックス11に吊下支持されている。具体的には、図2Bに示すように、ラダーコード4は、一対の縦糸(前側縦糸4A及び後側縦糸4B)と、その間に挟まれる複数の横糸を備え、各横糸によってスラット12が支持されている。図2Bに示すように、ラダーコード4の前側縦糸4A及び後側縦糸4Bはヘッドボックス11からそれぞれ引き出されている。ラダーコード4はチルトドラム31に取り付けられ、ラダーコード4はチルトドラム31の回転に追従することで変位可能に構成されている。つまり、チルトドラム31を右側面からみたときにおいてチルトドラム31が例えば反時計周りに回転すると、前側縦糸4Aが下方に引き出されるように変位し、後側縦糸4Bが上方に引き戻されるように変位する。これにより、スラット12はその前端が下に向くように回動する。チルトドラム31の回転方向が逆であれば、スラット12はその前端が上に向くように回動する。ボトムレール14はラダーコード4の下端部に取り付けられている。
図2Bに示すように、昇降コード3はヘッドボックス11から引き出されている。昇降コード3の上端側は、サポート部材1の巻取軸23に取り付けられ、昇降コード3は巻取軸23に巻き取り及び巻き戻し可能になっている。昇降コード3の下端側はボトムレール14に取り付けられている。昇降コード3が巻取軸23に巻き取られることで、スラット12はボトムレール14とともに上昇し、昇降コード3が巻取軸23に巻き戻されることで、スラット12はボトムレール14とともに下降する。
2 動力伝達装置100説明
図6、図7A及び図9Aに示すように、動力伝達装置100は、ケース50と、操作機構70と、伝達ギア部材60(分岐部)と、チルト軸駆動機構80と、昇降軸駆動機構90とを備える。
昇降軸駆動機構90の軸芯とチルト軸駆動機構80の軸芯とは、水平に並ぶように配置されている。ここで、昇降軸駆動機構90の軸芯は、昇降軸16Aに回転力を直に出力する部位における軸芯を指し、実施形態では、昇降軸駆動機構90の軸芯は、昇降伝達軸部98hの軸芯に対応する。また、チルト軸駆動機構80の軸芯は、チルト軸16Bに回転力を直に出力する部位における軸芯を指し、実施形態では、チルト軸駆動機構80の軸芯は、チルト伝達軸部88の軸芯に対応する。また、昇降軸駆動機構90の軸芯と昇降軸16Aの軸芯とは、同一直線上に配置され、チルト軸駆動機構80の軸芯とチルト軸16Bの軸芯とは、同一直線上に配置される。このため、昇降軸16Aの軸芯及びチルト軸16Bの軸芯も水平に並ぶように配置される。よって、ヘッドボックス11の上下方向の幅が抑制され、横型ブラインド10の意匠性が向上する。
ここで、昇降軸16A及びチルト軸16Bには巻取軸23及びチルトドラム31がそれぞれ連結され、また、昇降軸16A及びチルト軸16Bは共に直線状の棒状部材である。このため、昇降軸16A及びチルト軸16Bと同様に、巻取軸23及びチルトドラム31も、水平に並ぶように配置される。このように、実施形態は、ヘッドボックス11の上下方向の幅を抑制することができ、横型ブラインド10の意匠性を向上させることができる。
また、昇降軸駆動機構90は、チルト軸駆動機構80よりも、ヘッドボックス11の背面側に配置されている。このため、昇降軸16Aは、チルト軸16Bよりも、ヘッドボックス11の背面側に配置され、その結果、巻取軸23は、チルトドラム31よりも、ヘッドボックス11の背面側に配置される。巻取軸23はチルトドラム31と比較すると大型である。ここで、ヘッドボックス11の前面下部には、意匠性向上のため、テーパー面が形成されている。ヘッドボックス11の前面下部に傾斜面を形成すると、その分、ヘッドボックス11の前面側部分の収容スペースが狭くなる。巻取軸23はチルトドラム31と比較すると大型であるため、巻取軸23はヘッドボックス11の背面側に配置され、チルトドラム31はヘッドボックス11の前面側に配置される。
2−1 ケース50
図6及び図7Aに示すように、ケース50は、操作機構ケース51と、区画ケース52と、外側ケース53と、上ケース54及び下ケース55と、クラッチケース56とを備える。
2−1−1 操作機構ケース51
図7Bに示すように、操作機構ケース51は、第1ケース51Aと、第2ケース51Bとを備える。
第1ケース51Aは区画ケース52と連結するように構成される。第1ケース51Aは支軸51aを備える。支軸51aは後述する操作機構70のプーリー6等を相対回転自在に支持する機能を有し、支軸51aは後述する操作機構70の円筒状のカラー74に挿入される。第2ケース51Bは第1ケース51Aと区画ケース52とに挟まれるように配置されている。第2ケース51Bは軸部51B1を有し、軸部51B1は後述する伝達ギア部材60(大径ギア部61)を相対回転自在に支持する。また、第2ケース51Bは曲面部51B2を有し、曲面部51B2はプーリー6に沿うように形成され、操作コード15をガイドする機能を有する。
2−1−2 区画ケース52
図7A〜図8Aに示すように、区画ケース52は、区画部52Aと、収容部52Bと、チルト支軸52Cと、昇降支軸52Dと、挿入部52Fとを備える。
区画部52Aは、操作機構70が設けられている側の空間と、チルト軸駆動機構80及び昇降軸駆動機構90が設けられている側の空間とを区画するように設けられている。区画部52Aの前側部にはチルトギア部材81が配置され、区画部52Aの後側部には昇降ギア部材91が配置され、当該前側部と当該後側部の間には伝達ギア部材60が配置されている。区画部52Aは開口部52A1を有し、開口部52A1は伝達ギア部材60の小径ギア部62が挿入される。
収容部52Bは筒状に形成され、収容部52Bは、チルトギア部材81と、昇降ギア部材91及び第1及び第2中間回転部材92、93とを収容する。収容部52Bは係合凸部52B1(図7B及び図20参照)を有し、係合凸部52B1は昇降カラー97の係合凹部97bと係合する。その結果、昇降カラー97は区画ケース52に相対回転不能に設けられる。
図7Bに示すように、チルト支軸52C及び昇降支軸52Dは収容部52Bの内側に配置されている。チルト支軸52Cの基端部及び昇降支軸52Dの基端部は区画部52Aに接続されている。チルト支軸52Cは、チルトギア部材81を相対回転自在に支持する。昇降支軸52Dは後述する昇降軸駆動機構の軸部96を相対回転不能に支持している。
挿入部52Fは操作機構70のギア部材71等に挿入される。
2−1−3 外側ケース53
図7A及び図8Bに示すように、外側ケース53はチルト筒状部53Aと昇降筒状部53Bと支軸53Cを有する。外側ケース53は区画ケース52及びクラッチケース56と連結するように構成される。
チルト筒状部53Aはチルト駆動機構側に配置される外郭であり、昇降筒状部53Bは昇降軸駆動機構側に配置される外郭である。チルト筒状部53Aは減速部82を収容し、また、チルト筒状部53Aには支軸53Cが接続されている。支軸53Cは減速部82の減速ギア部材82bを相対回転自在に支持する。支軸53Cの軸方向と昇降支軸52Dの軸方向とは、平行であり、鉛直方向に並ぶように配置されている。支軸53Cは昇降支軸52Dよりも下側に配置されている。昇降筒状部53Bはクラッチケース56と連結するように構成される。昇降筒状部53Bは昇降カラー97、昇降スプリング95及び出力部材94を収容する。
2−1−4 上ケース54及び下ケース55
図6に示すように、上ケース54及び下ケース55は互いに連結するように構成される。上ケース54及び下ケース55には、伝達部材83と、チルトカラー84と、第1及び第2チルトスプリング85、87と、規制部材86と、チルト伝達軸部88の一部と、固定部材89とが収容されている。図16に示すように、下ケース55には係合凸部55Aが形成され、係合凸部55Aは、第1チルトスプリング85が規制部材86共に回転したときに、第1チルトスプリング85の突起部85bと係合する。また、第1チルトスプリング85が規制部材86共に回転したときに、係合凸部55Aが規制部材86の係合凸部84bと係合することで、規制部材86の回転量が規制される。
2−1−5 クラッチケース56
図6及び図7Aに示すように、クラッチケース56は筒状に形成され、クラッチユニット98を収容する。図6に示すように、クラッチケース56には凸部56Aが形成され、凸部56Aは、上ケース54及び下ケース55に係合し、上ケース54及び下ケース55がチルト伝達軸部88の軸方向に平行移動することを防止している。
2−2 操作機構70
図11に示すように、操作機構70は、プーリー6と、ギア部材71と、カム部材72と、スプリング73と、カラー74とを備える。
操作機構70は、プーリー6からギア部材71に伝達される回転トルクを所定値以下とするトルクリミッター機能を有する。
プーリー6及びギア部材71は、操作機構ケース51の筒状の支軸51aに同一回転軸芯で回転可能に、且つ、軸線方向には移動不能に支持されている。ギア部材71のプーリー6側には筒状の支軸挿入筒71hが形成されており、その周面の先端にはスナップ部71eが形成されている。支軸挿入筒71h内に支軸51aが挿入されることによって、ギア部材71が支軸51aに回転可能に支持される。また、スナップ部71eが、プーリー6の半径方向内側に向かって突出する突出壁6Aと係合することによって、ギア部材71がプーリー6に対して軸線方向に移動不能になる。
プーリー6は操作コード15と係合する凹凸部6Bを有し、操作コード15に加えられた引張力によってプーリー6に回転トルクが加えられる。プーリー6の内周面には凹凸部6Cが形成され、カム部材72の外周面には凹凸部6Cに噛み合う凹凸部72bが形成されている。そして、凹凸部6Cと凹凸部72bとの係合により、カム部材72はプーリー6に対しギア部材71の回転軸線方向に移動可能であり、且つ、相対回転不能となっている。
ギア部材71の基端側には、円筒状のカム部材72が設けられている。カム部材72は、プーリー6に回転可能に設けられており、また、カム部材72は、プーリー6に、ギア部材71の軸線方向に移動可能に支持される。また、ギア部材71には、カム部材72の凹凸部72aに係合可能な凹凸部71aが形成されている。
カム部材72内にはスプリング73が配設され、スプリング73の一端はプーリー6の突出壁6Aに当接し、他端はカム部材72に当接する。そして、カム部材72はプーリー6を支点とするスプリング73の付勢力により、ギア部材71のフランジ部71cに向かって付勢され、凹凸部71aと凹凸部72aとが互いに噛み合う位置に保持される。この状態では、プーリー6とギア部材71が一体に回転される。カラー74は、支軸挿入筒71hに挿入され、カラー74内に支軸51aが挿入される。
ボトムレール14が上昇するようにプーリー6が操作されると、カム部材72の凹凸部72aがギア部材71の凹凸部71aに係合しているので(図12A及び図12C参照)、プーリー6がギア部材71を回転させる。ここで、ボトムレール14が最上部の位置まで上昇した状態において、プーリー6が更に操作されると、カム部材72の凹凸部72aと、ギア部材71の凹凸部71aとの係合が解除される。これは、凹凸部72aのテーパー面が凹凸部71aのテーパー面を押すことによってギア部材71とカム部材72を軸線方向に分離する方向の分離力が生じるためである。カム部材72は、スプリング73によってギア部材71側に付勢されているので、この付勢力によってギア部材71とカム部材72の分離が妨げられているが、分離力が、スプリング73の付勢力を超えると凹凸部72aの凸部が凹凸部71aの凸部を乗り越えて、カム部材72がギア部材71に対して相対回転を開始し、図12B及び図12Dに示す状態になる。このような動作により、プーリー6からギア部材71に伝達される回転トルクが所定値以下に制限される。
2−3 伝達ギア部材60(分岐部)
図13に示すように、伝達ギア部材60は、大径ギア部61と、小径ギア部62とを備える。伝達ギア部材60は、操作機構70から受ける入力回転を、チルト軸駆動機構80を介してチルト軸16Bに伝達するとともに昇降軸駆動機構90を介して昇降軸16Aに伝達する。
大径ギア部61は伝達ギア部材60の右側に設けられ、小径ギア部62は伝達ギア部材60の左側に設けられている。大径ギア部61は、区画ケース52の区画部52Aに対向するように配置され、小径ギア部62は区画部52Aの開口部52A1に挿入される。
大径ギア部61は、ギア部材71のギア部71dと係合し、ギア部71dに回転させられる。大径ギア部61が回転することで、小径ギア部62が回転する。大径ギア部61の直径は小径ギア部62の直径よりも大きい。小径ギア部62は、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91の両方に係合し、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91を回転させる。
2−4 チルト軸駆動機構80
図9A〜図10Cに示すように、チルト軸駆動機構80は、チルトギア部材81と、減速部82と、伝達部材83と、チルトカラー84と、第1チルトスプリング85と、規制部材86と、第2チルトスプリング87と、チルト伝達軸部88と、固定部材89とを備える。
2−4−1 チルトギア部材81
図10Bに示すように、チルトギア部材81は、ギア部81aと、係合凹部81bと、開口部81cを備える。チルトギア部材81は伝達ギア部材60から伝えられた回転力(回転)を減速部82に伝達する。
ギア部81aは小径ギア部62に係合し、小径ギア部62に回転させられる。係合凹部81bは減速部82の入力ギア部材82aの挿入凸部82a3が挿入される。これにより、チルトギア部材81と減速部82とが係合し、チルトギア部材81が入力ギア部材82aを回転させることができる。開口部81cはチルト支軸52Cに挿入され、その結果、チルトギア部材81はチルト支軸52Cに対して相対回転自在である。
2−4−2 減速部82
図13〜図15に示すように、減速部82は、入力ギア部材82aと、減速ギア部材82bと、出力ギア部材82cとを備える。減速部82はチルトギア部材81の回転力を伝達部材83に伝達するように構成されている。
減速部82は入力ギア部材82aよりも遅い回転速度で出力ギア部材82cを回転させるように構成されている。ここで、出力ギア部材82cとチルト軸16Bとは一体的に回転するので、出力ギア部材82cの回転速度はチルト軸16Bの回転速度と同様である。つまり、減速部82は、チルト軸16Bの回転速度を低下させるように構成されている。これにより、操作コード15が素早く操作されたとしても、ラダーコード4の変位速度が抑制される。その結果、スラット12がラダーコード4の動きに追従しやすくなる。つまり、動力伝達装置100が減速部82を備えることで、操作コード15が素早く操作されたとしても、スラット12がラダーコード4の動きに追従できなくなることを回避することができ、スラット12をより確実に回動させることができる。
(入力ギア部材82a)
入力ギア部材82aは、ギア部82a1と、挿入軸部82a2と、挿入凸部82a3とを備える。
ギア部82a1は減速ギア部材82bの第1ギア部82b1と係合し、ギア部82a1はチルトギア部材81の回転力を減速ギア部材82bの第1ギア部82b1に伝達する。挿入軸部82a2は出力ギア部材82cの開口部82c2に挿入され、挿入軸部82a2は出力ギア部材82cを回転自在に支持する。挿入凸部82a3は断面円弧状に形成され、係合凹部81bに挿入されて係合凹部81bと係合する。
(減速ギア部材82b)
減速ギア部材82bは、第1ギア部82b1と、第2ギア部82b2とを備える。
減速ギア部材82bの回転軸心は入力ギア部材82aの回転軸心とは平行であり、且つ、入力ギア部材82aの回転軸心と減速ギア部材82bの回転軸心とは鉛直方向に並ぶ。減速ギア部材82bは入力ギア部材82aから回転力を受け、出力ギア部材82cを回転させる。
第1ギア部82b1は、入力ギア部材82aのギア部82a1と係合し、ギア部82a1から回転力が伝達される。第2ギア部82b2は、出力ギア部材82cのギア部82c1と係合し、減速ギア部材82bの回転力をギア部82c1に伝達する。第1ギア部82b1及び第2ギア部82b2は、第2ギア部82b2の回転軸心と第1ギア部82b1の回転軸心とが一致するように設けられている。
ここで、第2ギア部82b2の直径は第1ギア部82b1の直径より小さい。また、第2ギア部82b2の直径は出力ギア部材82cのギア部82c1の直径よりも小さくなっている。このため、減速ギア部材82bは、出力ギア部材82cの回転速度を、入力ギア部材82aの回転速度よりも低下させることができる。
(出力ギア部材82c)
出力ギア部材82cは、ギア部82c1と、開口部82c2と、筒状部82c3とを備える。
ギア部82c1は第2ギア部82b2と係合し、ギア部82c1は減速ギア部材82bの回転力を伝達部材83に伝達する。開口部82c2には入力ギア部材82aの挿入軸部82a2が挿入されているが、出力ギア部材82cは挿入軸部82a2に連結していない。つまり、出力ギア部材82cは挿入軸部82a2に対して相対回転自在である。筒状部82c3は断面が6角形形状であり、筒状部82c3には開口部82c2が貫通するように形成されている。筒状部82c3は伝達部材83の挿入筒部83aに挿入され、その結果、出力ギア部材82cと伝達部材83とは一体的に回転する。
2−4−3 伝達部材83
図10C及び図15に示すように、伝達部材83は、挿入筒部83aと、軸部83bと、係合部83cとを備える。
図10C及び図14に示すように、挿入筒部83aは出力ギア部材82cの筒状部82c3が挿入される。挿入筒部83aの内周面は、筒状部82c3の外周面に対応する形状に形成されており、本実施形態では6角形形状である。軸部83bの外側にはチルトカラー84が設けられている。なお、チルトカラー84の係合凸部84bが係合部83cと係合するため、チルトカラー84は伝達部材83に対して相対回転不能である。つまり、伝達部材83とチルトカラー84とは一体的に回転する。
2−4−4 チルトカラー84
図15に示すように、チルトカラー84は、本体部84aと、係合凸部84bとを備える。
本体部84aは円筒状に形成されている。本体部84aの内側には軸部83bが配置され、本体部84aの外側には第1チルトスプリング85が配置されている。係合凸部84bは本体部84aの一端部に2つ形成されており、一方の係合凸部84bと他方の係合凸部84bとは180度の位置をなすように配置されている。
2−4−5 第1チルトスプリング85
図15に示すように、第1チルトスプリング85は、スプリング本体85aと、突起部85bとを備える。
第1チルトスプリング85は、伝達切替機能を有する。伝達切替機能は、チルトカラー84の回転力を規制部材86に伝達するか否かを切り替える機能である。具体的には、伝達切替機能は、第1状態と第2状態とを切り替える機能である。
第1状態において、チルトカラー84に回転力が加わったときに、当該回転力が規制部材86側へ伝達される。第1チルトスプリング85が第1状態であるとき、第1チルトスプリング85はチルトカラー84及び規制部材86と一体的に回転する。
第2状態において、チルトカラー84に回転力が加わったとしても、当該回転力が規制部材86側へ伝達されない。第1チルトスプリング85が第2状態であるとき、チルトカラー84が回転していたとしても、第1チルトスプリング85及び規制部材86は回転しない。
スプリング本体85aはリング形状をなしている。スプリング本体85aがチルトカラー84から取り外された状態において、スプリング本体85aの内径は、チルトカラー84の本体部84aの外径よりも若干小さくなっている。このため、スプリング本体85aがチルトカラー84に取り付けられると、第1チルトスプリング85はチルトカラー84を締め付ける。その結果、第1チルトスプリング85はチルトカラー84と共に一体的に回転可能である。
スプリング本体85aの各端部には、突起部85bが形成されている。突起部85bは、スプリング本体85aの径方向においてスプリング本体85aの外側に突出するように形成されている。突起部85bは規制部材86の係合凸部86bを挟み込んでいるため、第1チルトスプリング85が回転すると、規制部材86は第1チルトスプリング85と共に回転する。
ここで、第1チルトスプリング85が、一方の突起部85bと他方の突起部85bとが離れるような力を受けた場合、第1チルトスプリング85は第1状態となる。具体的には、スプリング本体85aは縮径し、スプリング本体85aはチルトカラー84をより強く締め付ける。そして、チルトカラー84と第1チルトスプリング85と規制部材86とは一体的に回転する。
それに対し、第1チルトスプリング85が、一方の突起部85bと他方の突起部85bとが近づくような力を受けた場合、第1チルトスプリング85は第2状態となる。具体的には、スプリング本体85aは拡径する。スプリング本体85aが拡径すると、第1チルトスプリング85がチルトカラー84と一体的に回転しなくなる。つまり、チルトカラー84が回転したとしても、第1チルトスプリング85及び規制部材86は回転しない。
2−4−6 規制部材86
図17A及び図17Bに示すように、規制部材86は、本体部86aと、係合凸部86bと、軸部86cと、伝達凸部86dとを備える。
規制部材86が回転すると下ケース55の係合凸部55Aと係合するので、規制部材86の回転可能範囲は規制されている。規制部材86はチルト軸16Bと一体的に回転するので、規制部材86はチルト軸16Bの回転可能範囲を規制することが可能である。この回転可能範囲は、スラット12の前縁が最も上になったときにおけるチルト軸16Bの角度から、スラット12の前縁が最も下になったときにおけるチルト軸16Bの角度まで、の範囲に対応している。つまり、この回転可能範囲は、スラット12の回動可能範囲に対応している。
本体部86aは円板状部材であり、本体部86aの一方側面には係合凸部86b及び軸部86cが形成され、本体部86aの他方側の面には伝達凸部86dが形成されている。
図16に示すように、第1チルトスプリング85及び規制部材86が第1方向R1に回転すると、一方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合する。このとき、一方の突起部85bは、他方の突起部85bに近づくように力を受け、スプリング本体85aが拡径する。このため、一方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合すると、規制部材86及び第1チルトスプリング85は回転しない。
また、第1チルトスプリング85及び規制部材86が第2方向R2に回転すると、他方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合する。このとき、他方の突起部85bは、一方の突起部85bに近づくように力を受け、スプリング本体85aが拡径する。このため、他方の突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに係合すると、規制部材86及び第1チルトスプリング85は回転しない。
軸部86cは伝達部材83の軸部83bに挿入され、軸部86cは軸部83bに対して相対回転可能である。
伝達凸部86dは断面円弧状に形成され、第2チルトスプリング87のスプリング本体87aに挿入されている。伝達凸部86dが回転すると、第2チルトスプリング87及びチルト伝達軸部88が伝達凸部86dに押されて、第2チルトスプリング87及びチルト伝達軸部88が回転する。つまり、規制部材86と第2チルトスプリング87とチルト伝達軸部88とは一体的に回転する。
2−4−7 第2チルトスプリング87
図17A及び図17Bに示すように、第2チルトスプリング87は、スプリング本体87aと、突起部87bとを備える。
第2チルトスプリング87は、回転ストッパ機能を有する。回転ストッパ機能は第1及び第2状態を切り替える機能である。
第1状態において、規制部材86側からの回転力はチルト伝達軸部88側へ伝達される。第2チルトスプリング87が第1状態であるとき、第2チルトスプリング87は規制部材86及びチルト伝達軸部88と一体的に回転する。
第2状態において、チルト伝達軸部88側からの回転力は規制部材86側へ伝達されない。第2チルトスプリング87が第2状態であるとき、第2チルトスプリング87は固定部材89と一体となり、第2チルトスプリング87は回転しない。第2状態において、ラダーコード4は、スラット12やボトムレール14の自重により、変位することが防止されている。
スプリング本体87aはリング形状をなしている。スプリング本体87aには、規制部材86の伝達凸部86dとチルト伝達軸部88の係合部88bとが挿入される。スプリング本体87aの各端部には、突起部87bが形成されている。突起部87bは、スプリング本体87aの径方向においてスプリング本体87aの中心側に突出するように形成されている。突起部87bは規制部材86の伝達凸部86dを挟み込んでいるため、規制部材86が回転すると、伝達凸部86dと突起部87bとが接触し、規制部材86及び第2チルトスプリング87は一体的に回転する。
ここで、規制部材86側からチルト伝達軸部88側へ回転力が伝達されると、第2チルトスプリング87は一方の突起部87bと他方の突起部87bとが近づくような力を受けることになる。この場合には、第2チルトスプリング87は第1状態となり、スプリング本体87aは縮径する。そして、第2チルトスプリング87は規制部材86及びチルト伝達軸部88と一体的に回転する。
それに対し、チルト伝達軸部88側から規制部材86側へ回転力が伝達されると、第2チルトスプリング87は一方の突起部87bと他方の突起部87bとが離れるような力を受けることになる。この場合には、第2チルトスプリング87は第2状態となり、スプリング本体87aは拡径する。そして、第2チルトスプリング87は固定部材89の内周面に強く押し付けられ、第2チルトスプリング87は回転しない。
2−4−8 チルト伝達軸部88
図17A及び図17Bに示すように、チルト伝達軸部88は、軸部88aと、係合部88bとを備える。
軸部88aの先端部にはチルト軸16Bが連結される。軸部88aの基端部には係合部88bが設けられている。軸部88aは固定部材89内から固定部材89外へ延びている。係合部88bは固定部材89内に収容されている。係合部88bは第2チルトスプリング87の突起部87bと係合可能であり、係合部88bは第2チルトスプリング87を介して伝達凸部86dの回転力が伝えられる。
2−4−9 固定部材89
図17A及び図17Bに示すように、固定部材89は筒状に形成され、チルト伝達軸部88の軸部88aが挿通している。固定部材89は上ケース54及び下ケース55に固定されている。
2−5 昇降軸駆動機構90
図18〜図19Cに示すように、昇降軸駆動機構90は、昇降ギア部材91と、第1中間回転部材92と、第2中間回転部材93と、出力部材94と、昇降スプリング95と、軸部96と、昇降カラー97と、クラッチユニット98とを備える。昇降ギア部材91、第1中間回転部材92、第2中間回転部材93及び出力部材94が遅延部に対応する。
2−5−1 昇降ギア部材91(遅延部)
図19A、図19C及び図21Bに示すように、昇降ギア部材91は、ギア部91aと、係合部91bと、開口部91cとを備える。昇降ギア部材91は伝達ギア部材60から伝えられた回転力を第1中間回転部材92に伝達する。
ギア部91aは小径ギア部62に係合し、小径ギア部62に回転させられる。係合部91bは回転することで第1中間回転部材92の第1係合部92bに係合可能である。ボトムレール14が最下点に位置している状態において、係合部91bは予め定められた角度回転するまで第1中間回転部材92の第1係合部92bに係合しない。つまり、第1中間回転部材92の回転動作は昇降ギア部材91の回転動作に対して遅延している。係合部91bと第1係合部92bとが係合すると、昇降ギア部材91の回転力が第1中間回転部材92に伝達される。開口部91cは軸部96に挿入され、昇降ギア部材91は軸部96に対して相対回転自在である。
2−5−2 第1中間回転部材92(遅延部)
図19A、図19C、図21C及び図22Aに示すように、第1中間回転部材92は、本体部92aと、第1係合部92bと、第2係合部92cと、開口部92dとを備える。
本体部92aは筒状に形成されている。本体部92aの一方側には第1係合部92bが形成され、本体部92aの他方側には第2係合部92cが形成されている。第1係合部92b及び第2係合部92cは、第1中間回転部材92の回転軸を中心として180度をなすように配置されている。第1係合部92bが第2係合部92cの真裏に配置されていないので、応力集中が抑制される。第1係合部92bは上述のように昇降ギア部材91の係合部91bと係合可能であり、第2係合部92cは第2中間回転部材93の第1係合部93bと係合可能である。ボトムレール14が最下点に位置している状態において、第2係合部92cは予め定められた角度回転するまで第2中間回転部材93の第1係合部93bに係合しない。つまり、第2中間回転部材93の回転動作は第1中間回転部材92の回転動作に対して遅延している。第2係合部92cと第1係合部93bとが係合すると、第1中間回転部材92の回転力が第2中間回転部材93に伝達される。開口部92dは軸部96に挿入され、第1中間回転部材92は軸部96に対して相対回転自在である。
2−5−3 第2中間回転部材93(遅延部)
図19A、図19C、図21D及び図22Bに示すように、第2中間回転部材93は、本体部93aと、第1係合部93bと、第2係合部93cと、開口部93dとを備える。
本体部93aは筒状に形成されている。本体部93aの一方側には第1係合部93bが形成され、本体部93aの他方側には第2係合部93cが形成されている。第1係合部93b及び第2係合部93cは、第2中間回転部材93の回転軸を中心として180度をなすように配置されている。第1係合部93bが第2係合部93cの真裏に配置されていないので、応力集中が抑制される。第1係合部93bは上述のように第1中間回転部材92の第2係合部92cと係合可能であり、第2係合部93cは出力部材94の係合部94bと係合可能である。ボトムレール14が最下点に位置している状態において、第2係合部93cは予め定められた角度回転するまで出力部材94の係合部94bに係合しない。つまり、出力部材94の回転動作は第2中間回転部材93の回転動作に対して遅延している。第2係合部93cと係合部94bとが係合すると、第2中間回転部材93の回転力が出力部材94に伝達される。開口部93dは軸部96に挿入され、第2中間回転部材93は軸部96に対して相対回転自在である。
2−5−4 出力部材94(遅延部)
図19A、図19C、図21E及び図22Cに示すように、出力部材94は、本体部94aと、係合部94bと、係合凹部94cと、開口部94dとを備える。
本体部94aは筒状に形成されている。本体部94aの一方側には係合部94bが形成され、本体部94aの他方側には係合凹部94cが形成されている。係合部94bは上述のように第2中間回転部材93の第2係合部93cと係合可能である。係合凹部94cには、クラッチユニット98の駆動ドラム98aの係合部98a1が挿入されている。これにより、出力部材94が回転することで、駆動ドラム98aが回転する。つまり、出力部材94が回転力は、クラッチユニット98を介して、昇降軸16Aに伝達される。開口部94dは軸部96に挿入され、出力部材94は軸部96に対して相対回転自在である。
2−5−5 昇降スプリング95
図19Bに示すように、昇降スプリング95は、スプリング本体95aと、突起部95bとを備える。
昇降スプリング95は、第2チルトスプリング87と同様に回転ストッパ機能を有する。回転ストッパ機能は第1及び第2状態を切り替える機能である。
第1状態では、第2中間回転部材93側からの回転力が出力部材94側へ伝達される。昇降スプリング95が第1状態であるとき、昇降スプリング95は第2中間回転部材93と一体的に回転する。
第2状態では、出力部材94側からの回転力が第2中間回転部材93側へ伝達しない。昇降スプリング95が第2状態であるとき、昇降スプリング95は昇降カラー97と一体となり、昇降スプリング95は回転しない。昇降スプリング95が第2状態となることで、昇降コード3が、スラット12やボトムレール14の自重により、巻き戻されることが防止される。
スプリング本体95aはリング形状をなしている。スプリング本体95aは昇降カラー97の内周面と出力部材94の本体部94aの外周面との間に配置されている。スプリング本体95aの各端部には、突起部95bが形成されている。突起部95bは、スプリング本体95aの径方向においてスプリング本体95aの中心側に突出するように形成されている。2つの突起部95bは出力部材94の係合部94bを挟み込んでいる。第2中間回転部材93が回転すると、第2中間回転部材93の第2係合部93cが突起部95bに接触し、第2中間回転部材93の第2係合部93cが突起部95bと共に出力部材94の係合部94bを押す。これにより、第2中間回転部材93と昇降スプリング95と出力部材94とは一体的に回転する。
ここで、第2中間回転部材93から昇降スプリング95へ回転力が伝達されると、昇降スプリング95は一方の突起部95bと他方の突起部95bとが近づくような力を受けることになる。この場合には、昇降スプリング95は第1状態となり、スプリング本体95aは縮径する。そして、昇降スプリング95は第2中間回転部材93及び出力部材94と一体的に回転する。
それに対し、出力部材94から昇降スプリング95へ回転力が伝達されると、昇降スプリング95は一方の突起部95bと他方の突起部95bとが離れるような力を受けることになる。この場合には、昇降スプリング95は第2状態となり、スプリング本体95aは拡径する。そして、昇降スプリング95は昇降カラー97の内周面に強く押し付けられ、昇降スプリング95は回転しない。
2−5−6 軸部96
図19A、図19C、図20及び図21Aに示すように、軸部96は、昇降ギア部材91と、第1中間回転部材92と、第2中間回転部材93と、出力部材94と、昇降スプリング95と、昇降カラー97とを挿通している。軸部96の基端部は昇降支軸52Dに固定され、軸部96は区画ケース52に対して相対回転不能に設けられている。軸部96の先端部はクラッチユニット98の軸部98dに連結している。
2−5−7 昇降カラー97
図19A、図19C及び図21Fに示すように、昇降カラー97は、本体部97aと、係合凹部97bとを備える。
本体部97aは円筒状に形成されている。本体部97aの内側には昇降スプリング95及び出力部材94が配置されている。係合凹部97bは、区画ケース52の係合凸部52B1と係合する。これにより、昇降カラー97は区画ケース52に相対回転不能となっている。
本体部97aの内径は、昇降スプリング95のスプリング本体95aの外径よりも若干小さくなっている。このため、本体部97aの内周面にはスプリング本体95aが押し付けられている。ここで、昇降スプリング95が第2状態を発揮すると、スプリング本体95aが本体部97aの内周面を押し付ける力が更に増大し、昇降スプリング95が昇降カラー97と一体となる。このため、昇降スプリング95が昇降カラー97に対して相対回転不能となる。
2−5−8 クラッチユニット98
図26に示すように、クラッチユニット98は、駆動ドラム98aと、クラッチドラム98bと、回転ドラム98cと、軸部98dと、スプリング98eと、ストップスプリング98fと、伝達ドラム98gと、昇降伝達軸部98hとを備える。クラッチユニット98はクラッチ切替機能を有する。具体的には、クラッチ切替機能は、第1及び第2状態を切り替える機能である。第1状態はクラッチが入っている状態であり、第2状態は、クラッチが解除されている状態である。なお、クラッチユニット98の形態はここで説明するものに限定されるものではなく、従来の各種形態を採用することができる。
第1状態では、回転ドラム98cの係合凸部98c2が、伝達ドラム98gの係合凸部98g1と係合する。このため、第1状態では、出力部材94から駆動ドラム98aに入力された回転力は、昇降伝達軸部98hから出力され、昇降軸16Aが回転する。
第2状態では、回転ドラム98cの係合凸部98c2が、伝達ドラム98gの係合凸部98g1とは係合していない。このため、第2状態では、出力部材94から駆動ドラム98aに入力された回転力は、昇降伝達軸部98hから出力されない。
駆動ドラム98aは回転ドラム98cに係合しており、駆動ドラム98a及び回転ドラム98cは一体的に回転する。
クラッチドラム98bは回転可能に、且つ、軸方向に移動可能に構成されている。クラッチドラム98bは溝部98b1と係合部98b2とが形成されている。溝部98b1はクラッチドラム98bの外周面に形成されている。係合部98b2はクラッチドラム98bの先端側に形成され、ストップスプリング98fと係合可能である。また、クラッチドラム98bは、スプリング98eにより、伝達ドラム98g側に付勢されている。
ストップスプリング98fは上述のスプリングと同様にストッパ機能を有する。ストップスプリング98fが縮径することで、ストップスプリング98fは軸部98dと一体となり、回転不能となる。
回転ドラム98cはクラッチドラム98bの周囲に配設され、回転ドラム98cは回転可能に、且つ、軸方向に移動可能に構成されている。回転ドラム98cには、クラッチ凸部98c1と、係合凸部98c2とが形成されている。クラッチ凸部98c1はクラッチドラム98bの溝部98b1に沿って摺動する。
伝達ドラム98gは昇降伝達軸部98hに連結されている。伝達ドラム98gには係合凸部98g1が形成されている。
軸部98dは軸部96の先端部に連結され、軸部96に対して回転不能である。
昇降伝達軸部98hには昇降軸16Aが連結される。
例えば、操作者が操作コード15のうちの前側部分15Aを引き下げると、駆動ドラム98a及び回転ドラム98cが回転する。このとき、回転ドラム98cの内周係合部(不図示)がストップスプリング98fに係合し、ストップスプリング98fは拡径する。このため、回転ドラム98cとストップスプリング98fとクラッチドラム98bは、一体的に回転する。
そして、クラッチドラム98bの係合部98b2がストップスプリング98fと係合すると、ストップスプリング98fが縮径し、クラッチドラム98bは回転不能となる。クラッチドラム98bは回転不能であるが、回転ドラム98cはクラッチドラム98bに対して回転可能である。このとき、クラッチ凸部98c1は溝部98b1上を摺動している。クラッチ凸部98c1が溝部98b1上を摺動することで、回転ドラム98cは徐々に伝達ドラム98gに近づき、回転ドラム98cの係合凸部98c2は伝達ドラム98gの係合凸部98g1と係合し、クラッチユニット98のクラッチが入る(図27B参照)。
例えば、ボトムレール14が最下点よりも高い位置に吊り下げられている状態において、操作者が操作コード15のうちの後側部分15Bを引き下げると、操作機構70の回転力が、伝達ギア部材60、昇降ギア部材91、第1及び第2中間回転部材92、93、出力部材94及び駆動ドラム98aを介して、回転ドラム98cに伝えられる。これにより、回転ドラム98cは回転しながら伝達ドラム98gから離間し、回転ドラム98cの係合凸部98c2と伝達ドラム98gの係合凸部98g1との係合が解除される(図27A参照)。つまり、クラッチユニット98のクラッチが解除される。その結果、スラット12はボトムレール14の自重により自動的に降下する。
3 動作説明
3−1 引き上げ動作
図23と、図25A〜図25Eと、図28A〜図29Dとに基づいて、スラット12の引き上げ動作を説明する。ここで、引き上げ動作前の状態は、ボトムレール14が最下点に位置しており、且つ、スラット12が水平向きになっているものとする(図28A参照)。また、各種構成の回転方向は、横型ブラインド10を右側から見たときを基準として説明する。
(タイミングT1〜タイミングT2)
操作者が操作コード15の前側部分15Aを引き下げ始めると(図23のタイミングT1に対応)、ギア部材71が反時計回りに回転し、伝達ギア部材60が時計回りに回転する。その結果、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91の両方が、反時計周りに回転する。
ここで、チルトギア部材81は反時計回りに回転するため、減速部82において、入力ギア部材82aは反時計回り、減速ギア部材82bは時計回り、出力ギア部材82cは反時計回りに回転する。出力ギア部材82cが反時計回りに回転すると、伝達部材83、チルトカラー84、第1チルトスプリング85、規制部材86、第2チルトスプリング87及びチルト伝達軸部88も、反時計回りに回転する。このため、チルト伝達軸部88に連結されたチルト軸16B及びチルト軸16Bに連結されたチルトドラム31も、反時計回りに回転し、スラット12の向きは図28Cに示すように水平向きから下向きに移行する。
減速ギア部材82bにおいて、小径な第2ギア部82b2から大径な出力ギア部材82cに回転力が伝達されることで、出力ギア部材82cの回転速度が抑制される。出力ギア部材82cの回転速度が抑制されているので、チルトドラム31の回転速度が抑制され、その結果、スラット12の回動速度も抑制される。
スラット12の向きが水平向きから下向きに移行する過程において、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23は回転していない。つまり、当該過程では、図25B〜図25Dに示すように、昇降ギア部材91が第1中間回転部材92と係合し、続いて、第1中間回転部材92が第2中間回転部材93と係合し、上流側の構成の回転力が下流側の構成に伝達される途中にある。なお、昇降ギア部材91は反時計回りに回転するため、第1中間回転部材92、第2中間回転部材93、出力部材94、昇降伝達軸部98hの回転方向は、反時計回りである。
操作者が操作コード15の前側部分15Aを引き下げ続けると、チルト動作が停止し、スラット12が回動しなくなる(図23のタイミングT2に対応)。スラット12の動きが停止した状態において、スラット12の向きは図29Aに示すように下向きである。スラット12の動きが停止するタイミングは、図16に示すように、規制部材86の係合凸部86b及び第1チルトスプリング85の突起部85bが回転し、係合凸部86b及び突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに突き当たったタイミングに一致する。突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに突き当たると、第1チルトスプリング85が拡径し、回転力が、第1チルトスプリング85よりも下流側の構成に伝達されなくなるからである。
(タイミングT2〜タイミングT3)
スラット12の動きが停止してから、操作者が引き続き前側部分15Aを引き下げ続けると、図25Eに示すように、第2中間回転部材93が出力部材94と係合して、出力部材94が回転し始める。出力部材94が回転すると、駆動ドラム98a等が回転し、クラッチユニット98のクラッチが入り、昇降伝達軸部98hが回転し始める(図23のタイミングT3に対応)。
(タイミングT3〜タイミングT4)
操作者が引き続き前側部分15Aを引き下げ続けると、スラット12やボトムレール14が上昇する(図29C参照)。スラット12やボトムレール14が最上点まで移動し終えてから(図23のタイミングT4に対応)、更に、操作者が前側部分15Aを引き下げ続けると、操作機構70のトルクリミッター機能が発揮され、プーリー6の回転トルクがギア部材71へ伝達されなくなる。
3−2 引き下げ動作
図24に基づいて、上述したスラット12の引き上げ動作に続く、スラット12の引き下げ動作を説明する。引き下げ動作は、基本的には、引き上げ動作の逆であるので、一部の動作を割愛する。本実施形態は、クラッチユニット98を備えるので、スラット12やボトムレール14は自重降下する。
(タイミングt1〜タイミングt2)
操作者が操作コード15の後側部分15Bを引き下げ始めると(図24のタイミングt1に対応)、ギア部材71が時計回りに回転し、伝達ギア部材60が反時計回りに回転する。その結果、チルトギア部材81及び昇降ギア部材91の両方が、時計周りに回転する。
チルトギア部材81は時計回りに回転するため、減速部82において、入力ギア部材82aは時計回り、減速ギア部材82bは反時計回り、出力ギア部材82cは時計回りに回転する。出力ギア部材82cが時計回りに回転すると、伝達部材83、チルトカラー84、第1チルトスプリング85、規制部材86、第2チルトスプリング87及びチルト伝達軸部88も、時計回りに回転する。このため、チルト伝達軸部88に連結されたチルト軸16B及びチルト軸16Bに連結されたチルトドラム31も、時計回りに回転し、スラット12の向きは下向きから上向きに移行する。
スラット12の向きが下向きから上向きに移行する過程において、引き上げ動作と同様に、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23は回転していない。第1中間回転部材92等が順次回転力を伝達させている途中であるからである。なお、昇降ギア部材91は時計回りに回転するため、第1中間回転部材92、第2中間回転部材93、出力部材94、昇降伝達軸部98hの回転方向は、時計回りである。
操作者が操作コード15の後側部分15Bを引き下げ続けると、スラット12の動きが停止する(図24のタイミングt2に対応)。スラット12の動きが停止するタイミングは、図16に示すように、係合凸部86b及び突起部85bが回転し、係合凸部86b及び突起部85bが下ケース55の係合凸部55Aに突き当たったタイミングに一致する。
(タイミングt2〜タイミングt3)
スラット12の動きが停止してから、操作者が引き続き後側部分15Bを引き下げ続けると、第2中間回転部材93が出力部材94と係合して、出力部材94が回転し始める。出力部材94が回転すると、駆動ドラム98a等が回転し、クラッチユニット98のクラッチが解除される。そして、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23が、ボトムレール14の自重により、回転し始める(図24のタイミングt3に対応)。
(タイミングt3〜タイミングt4)
ボトムレール14が最下点まで移動すると、昇降伝達軸部98h及び巻取軸23の回転が停止する。
4 変形例
図30A及び図30Bに基づいて実施形態の変形例について説明する。
実施形態では、クラッチユニット98が設けられおり、スラット12を自動的に降下させる構成であったが、これに限定されるものではない。変化例は操作コード15に対して引き下げ操作をし続けることで、スラット12を降下させる構成である。変化例では、クラッチユニット98の昇降伝達軸部98h以外の構成が無く、また、昇降伝達軸部98hが出力部材94と一体化された構成となっている。変形例の構成は、速度調整部8が不要である。変形例は、実施形態に係る動力伝達装置100と同様の機能を有する。
1 :サポート部材
3 :昇降コード
4 :ラダーコード
4A :前側縦糸
4B :後側縦糸
5 :ブラケット
6 :プーリー
6A :突出壁
6B :凹凸部
6C :凹凸部
8 :速度調整部
10 :横型ブラインド
11 :ヘッドボックス
12 :スラット
14 :ボトムレール
15 :操作コード
15A :前側部分
15B :後側部分
16A :昇降軸
16B :チルト軸
23 :巻取軸
31 :チルトドラム
50 :ケース
51 :操作機構ケース
51A :第1ケース
51B :第2ケース
51B1 :軸部
51B2 :曲面部
51a :支軸
52 :区画ケース
52A :区画部
52A1 :開口部
52B :収容部
52B1 :係合凸部
52C :チルト支軸
52D :昇降支軸
52F :挿入部
53 :外側ケース
53A :チルト筒状部
53B :昇降筒状部
53C :支軸
54 :上ケース
55 :下ケース
55A :係合凸部
56 :クラッチケース
56A :凸部
60 :伝達ギア部材
61 :大径ギア部
62 :小径ギア部
70 :操作機構
71 :ギア部材
71a :凹凸部
71c :フランジ部
71d :ギア部
71e :スナップ部
71h :支軸挿入筒
72 :カム部材
72a :凹凸部
72b :凹凸部
73 :スプリング
74 :カラー
80 :チルト軸駆動機構
81 :チルトギア部材
81a :ギア部
81b :係合凹部
81c :開口部
82 :減速部
82a :入力ギア部材
82a1 :ギア部
82a2 :挿入軸部
82a3 :挿入凸部
82b :減速ギア部材
82b1 :第1ギア部
82b2 :第2ギア部
82c :出力ギア部材
82c1 :ギア部
82c2 :開口部
82c3 :筒状部
83 :伝達部材
83a :挿入筒部
83b :軸部
83c :係合部
84 :チルトカラー
84a :本体部
84b :係合凸部
85 :第1チルトスプリング
85a :スプリング本体
85b :突起部
86 :規制部材
86a :本体部
86b :係合凸部
86c :軸部
86d :伝達凸部
87 :第2チルトスプリング
87a :スプリング本体
87b :突起部
88 :チルト伝達軸部
88a :軸部
88b :係合部
89 :固定部材
90 :巻取軸駆動機構
91 :昇降ギア部材
91a :ギア部
91b :係合部
91c :開口部
92 :第1中間回転部材
92a :本体部
92b :第1係合部
92c :第2係合部
92d :開口部
93 :第2中間回転部材
93a :本体部
93b :第1係合部
93c :第2係合部
93d :開口部
94 :出力部材
94a :本体部
94b :係合部
94c :係合凹部
94d :開口部
95 :昇降スプリング
95a :スプリング本体
95b :突起部
96 :軸部
97 :昇降カラー
97a :本体部
97b :係合凹部
98 :クラッチユニット
98a :駆動ドラム
98a1 :係合部
98b :クラッチドラム
98b1 :溝部
98b2 :係合部
98c :回転ドラム
98c1 :クラッチ凸部
98c2 :係合凸部
98d :軸部
98e :スプリング
98f :ストップスプリング
98g :伝達ドラム
98g1 :係合凸部
98h :昇降伝達軸部
100 :動力伝達装置

Claims (12)

  1. 遮蔽装置本体に設けられるプーリーから垂下される操作コードを操作することで、遮蔽材を動作させる遮蔽装置において、
    動力伝達装置と、昇降軸と、チルト軸とを備え、
    前記動力伝達装置は、分岐部を有し、当該分岐部は、前記プーリー側から受けた入力回転を、前記昇降軸及び前記チルト軸にそれぞれ伝達するように構成され、
    前記昇降軸の軸芯及び前記チルト軸の軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置。
  2. 請求項1に記載の遮蔽装置であって、
    前記昇降軸は、前記チルト軸よりも、前記遮蔽装置本体の背面側に配置されている、遮蔽装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遮蔽装置であって、
    前記動力伝達装置は、減速部を有し、
    前記減速部は、前記チルト軸に回転を伝達するように構成され、
    前記減速部は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、
    前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、
    前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、
    前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、遮蔽装置。
  4. 請求項3に記載の遮蔽装置であって、
    前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、
    前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    前記動力伝達装置は、遅延部を有し、
    前記遅延部は、前記昇降軸に回転を伝達するように構成され、
    前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、
    前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、
    前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、
    前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置。
  6. 請求項5に記載の遮蔽装置であって、
    前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、遮蔽装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1つに記載の遮蔽装置であって、
    昇降コードと、チルトコードと、巻取軸と、チルトドラムとを備え、
    前記巻取軸は、前記昇降軸に連結され、且つ、前記巻取軸は、前記昇降コードを巻き取り及び巻き戻し自在に構成され、
    前記チルトドラムは、前記チルト軸に連結され、且つ、前記チルトドラムは、前記チルトコードを変位可能に構成され、
    前記巻取軸の軸芯及び前記チルトドラムの軸芯は、水平に並ぶように配置されている、遮蔽装置。
  8. 遮蔽装置本体に設けられるプーリー側から入力回転を受ける動力伝達装置であって、
    分岐部と、チルト駆動機構と、昇降軸駆動機構とを備え、
    前記分岐部は、前記プーリー側から受けた前記入力回転を、前記チルト駆動機構及び前記昇降軸駆動機構にそれぞれ伝達するように構成され、
    前記チルト駆動機構は、チルト伝達軸部を有し、
    前記チルト伝達軸部は、遮蔽材をチルト動作させるチルト軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記チルト伝達軸部を介して前記チルト軸に伝達され、
    前記昇降軸駆動機構は、昇降伝達軸部を有し、
    前記昇降伝達軸部は、前記遮蔽材を開閉動作させる昇降軸に連結され、且つ、前記分岐部の回転は、前記昇降伝達軸部を介して前記昇降軸に伝達され、
    前記チルト伝達軸部の軸芯及び前記昇降伝達軸部の軸芯は、前記遮蔽装置本体に取り付けられた状態において、水平に並ぶように配置される、動力伝達装置。
  9. 請求項8に記載の動力伝達装置であって、
    前記チルト駆動機構は、入力ギア部材と、減速ギア部材と、出力ギア部材とを有し、
    前記入力ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、
    前記減速ギア部材は、前記入力ギア部材から回転が伝達されるように構成され、且つ、前記入力ギア部材よりも遅い回転速度で前記出力ギア部材を回転させるように構成され、
    前記出力ギア部材は、前記チルト軸と共に回転するように構成される、動力伝達装置。
  10. 請求項9に記載の遮蔽装置であって、
    前記入力ギア部材の軸心及び前記出力ギア部材の軸心は同一直線上に配置され、
    前記減速ギア部材の軸心は、前記入力ギア部材の軸心から離間している、遮蔽装置。
  11. 請求項8〜請求項10の何れか1つに記載の動力伝達装置であって、
    前記昇降軸駆動機構は、遅延部を備え、
    前記遅延部は、昇降ギア部材と、中間回転部材と、出力部材とを有し、
    前記昇降ギア部材は、前記分岐部の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記中間回転部材を回転させるように構成され、
    前記中間回転部材は、前記昇降ギア部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、予め定められた角度以上回転すると前記出力部材を回転させるように構成され、
    前記出力部材は、前記中間回転部材の回転に伴って回転するように構成され、且つ、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置。
  12. 請求項11に記載の動力伝達装置であって、
    前記遅延部は、前記チルト軸の回転に伴う前記遮蔽材のチルト動作が完了してから、前記出力部材の回転を前記昇降軸に伝達するように構成される、動力伝達装置。
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