JP2020183520A - 粘着テープ - Google Patents

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茂樹 河邊
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Abstract

【課題】油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着テープを提供する。【解決手段】圧着により接着性を発現する粘着剤を含む粘着剤層10を備え、該粘着剤が、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと、融点が25℃以上である結晶性樹脂を含む。1つの実施形態においては、粘着テープ100は、加温により接着性を発現する。1つの実施形態においては、上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーが、炭素数が4以上の直鎖状または分枝状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位aを有する粘着テープ。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着テープに関する。
従来、粘着テープや両面テープは様々な部材に貼り合わせることで、その機能により表面保護用、絶縁保護用、部材接合又は固定などの用途に使用されてきた。しかし、人の手に触れる用途の場合、皮脂や手垢等の分泌物、化粧品や整髪料、保湿クリーム、日焼け止め等の化学品、あるいは食品等に含まれる油分が指先を介して付着しやすい。また、油分のみならず香水や除菌シート、消毒用アルコール等に含まれるエタノールなどのアルコール成分もまた、生活環境下で使用される用途の場合に、付着し易い成分である。そのような使用形態では、粘着シートの粘着剤層に、油分やアルコール成分等の成分が接触すると、粘着力が低下し、浮き剥がれ等の不都合が生じるおそれがある。
特開2009−215355号公報 特開2013−100485号公報 特開2017−132911号公報
本発明は従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着テープを提供することにある。
本発明の粘着テープは、圧着により接着性を発現する粘着剤を含む粘着剤層を備え、該粘着剤が、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと、融点が25℃以上である結晶性樹脂を含む。
1つの実施形態においては、上記粘着テープは、加温により接着性を発現する。
1つの実施形態においては、上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーが、炭素数が4以上の直鎖状または分枝状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位aを有する。
1つの実施形態においては、上記構成単位aの含有割合が、上記酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、50重量部以上である。
1つの実施形態においては、上記結晶性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である。
1つの実施形態においては、上記ポリオレフィン系樹脂が、無水マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂、マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂またはアクリル変性ポリオレフィン系樹脂である。
1つの実施形態においては、上記粘着剤が、C5系石油樹脂および/またはC9系石油樹脂を含む。
1つの実施形態においては、上記粘着テープは、基材をさらに備え、該基材の片面に前記粘着剤層が形成されている。
1つの実施形態においては、上記粘着テープは、基材をさらに備え、該基材の両面に前記粘着剤層が形成されている。
1つの実施形態においては、上記基材が、ポリアクリレート、ポリウレタン、ポリイミド、アラミド、ポリアミド、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテルイミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイドから選ばれた少なくとも一種から形成される。
1つの実施形態においては、上記粘着剤層の外側に、剥離フィルムが設けられている。
本発明によれば、油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着剤および、当該粘着剤を含む粘着テープを提供することができる。また、本発明の粘着剤は、金属性の被着体および非金属製の被着体の両方に対して優れた接着性を示す。さらに、本発明の粘着剤は、耐熱性および耐薬品性に優れ、様々な用途において、優れた接着性、接合性を発揮し得る。
本発明の1つの実施形態によるテープの概略断面図である。
<<粘着テープ>>
図1(a)は、本発明の1つの実施形態による粘着の概略断面図である。粘着テープ100は、粘着剤層10を備える。
本発明の粘着テープは、基材をさらに備え、基材の少なくとも片面に配置された粘着剤層を備える構成であってもよい。図1(b)は、本発明の1つの実施形態による粘着テープの概略断面図である。この粘着テープ100’は、基材20をさらに備え、基材20と、基材20の両面に配置された粘着剤層10とを備える。図1(c)は、本発明の1つの実施形態による粘着テープの概略断面図である。この粘着テープ100’’は、基材20と、基材20の片面に配置された粘着剤層10とを備える。図示していないが、上記粘着テープは、使用に供するまでの間、粘着面を保護する目的で、粘着剤層の外側に剥離フィルムが設けられていてもよい。
上記粘着テープを構成する粘着剤層は、圧着することにより接着性を発現する。上記粘着テープ(実質的には粘着剤層)は、常温下(25℃)で接着性を示す粘着テープであってもよく、加温により接着性を発現する粘着テープであってもよい。加温により接着性を発現する粘着テープは、加温後、常温にまで冷却した状態で接着性を示し得る。
上記粘着剤層を構成する粘着剤は、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと、融点が25℃以上である結晶性樹脂を含む。本発明においては、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと上記結晶性樹脂とを組み合わせて用いることにより、耐熱性および耐薬品性に優れ、かつ、油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着剤を得ることができる。このような粘着剤を用いて得られた粘着テープは、金属材料と金属材料との接合、非金属材料と非金属材料との接合、および金属材料と非金属材料との接合に好適に用いられ得る。
本発明の粘着テープの粘着剤層をポリプロピレン板に貼着した際の25℃における粘着力は、好ましくは0.5N/10mm以上であり、より好ましくは0.8N/10mm〜20N/10mmであり、さらに好ましくは1N/10mm〜10N/10mmである。本明細書において粘着力とは、JIS Z 0237:2000に準じた方法により測定した粘着力であり、2kgのローラー1往復により粘着テープをアルミニウム板に貼着し、25℃下で30分間放置した後、剥離角度180°、剥離速度(引張速度)300mm/minの条件で、粘着テープを引きはがして測定される。なお、粘着テープが加温により接着性を発現する粘着テープである場合、当該粘着テープが接着性を示す温度下での接着操作(例えば、130℃、0.4MPa、5分)により粘着テープと被着体を接着し、25℃にまで冷却した後に測定される粘着力が、上記粘着力に相当する。
上記粘着テープの厚みは、好ましくは5μm〜200μmであり、より好ましくは15μm〜150μmであり、さらに好ましくは30μm〜100μmである。
<粘着剤層>
上記のとおり、粘着剤層は、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと、融点が25℃以上である結晶性樹脂を含む粘着剤から構成される。
上記粘着剤層の厚みは、好ましくは1μm〜100μmであり、より好ましくは3μm〜80μmであり、さらに好ましくは5μm〜50μmである。
上記粘着剤層の25℃におけるプローブタック値は、好ましくは500g以下であり、より好ましくは400g以下であり、さらに好ましくは340g以下であり、特に好ましくは10g〜300gである。プローブタック値の測定方法は、後述する。
(酸官能基を有するアクリル系ポリマー)
酸官能基を有するアクリル系ポリマーとしては、例えば、1種または2種以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位、および、酸官能基を有するモノマー由来の構成単位を含むアクリル系ポリマーが挙げられる。
上記粘着剤中、酸官能基を有するアクリル系ポリマーの含有割合は、粘着剤中の固形分100重量部に対して、好ましくは7重量部〜95重量部であり、より好ましくは15重量部〜90重量部であり、さらに好ましくは20重量部〜85重量部であり、特に好ましくは40重量部〜85重量部である。酸官能基を有するアクリル系ポリマーの含有量は、所望とするプローブタック値、接着性等に応じて、適切な量とされ得る。なお、上記接着剤は、酸官能基を有するアクリル系ポリマーの他に酸官能基を有さないアクリル系ポリマーを含んでいてもよく、酸官能基を有さないアクリル系ポリマーを含んでいなくてもよい。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位の含有割合は、酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは50重量部〜99重量部であり、より好ましくは70重量部〜98重量部であり、さらに好ましくは80重量部〜98重量部である。
好ましくは、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、炭素数が1〜24(より好ましくは3〜20、さらに好ましくは4〜12、特に好ましくは4〜8)の直鎖状または分枝状のアルキル基を有する。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸エイコシル等が挙げられる。
1つの実施形態においては、上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーは、炭素数が4以上(好ましくは4〜12、より好ましくは4〜8)の直鎖状または分枝状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位aを有し、該構成単位aの含有割合は、酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、50重量部以上(好ましくは50重量部〜99重量部、より好ましくは70重量部〜98重量部、さらに好ましくは80重量部〜98重量部)である。当該構成単位aを所定量以上含む酸官能基を有するアクリル系ポリマーを用いれば、耐熱性および耐薬品性に優れ、かつ、油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着剤を得ることができる。
1つの実施形態においては、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして、分岐状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが用いられる。分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを用いれば、耐薬品性に優れる粘着テープを得ることができる。上記分岐状アルキル基の炭素数は、好ましくは4以上であり、より好ましくは4〜12であり、さらに好ましくは4〜8である。直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとを併用してもよい。また、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして、分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルを単独で使用してもよい。
1つの実施形態においては、上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーにおいて、分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位の含有割合は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位100重量部(すなわち、直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの合計量100重量部)に対して、好ましくは50重量部〜100重量部であり、より好ましくは70重量部〜100重量部であり、さらに好ましくは80重量部〜100重量部である。
分岐状アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルブチル、(メタ)アクリル酸2−メチルブチル等が挙げられる。なかでも好ましくは、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソノニルまたは(メタ)アクリル酸イソデシルであり、より好ましくは(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルである。(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルを用いれば、非水系電解液中での接着信頼性に特に優れる粘着剤を得ることができる。
酸官能基を有するアクリル系ポリマーが有する酸官能基としては、例えば、カルボキシル基、酸無水物基、リン酸基、スルホン酸基等が挙げられる。したがって、上記酸官能基を有するモノマーとしては、例えば、カルボキシル基含有モノマー、酸無水物基含有モノマー、リン酸基含有モノマー、スルホン酸基含有モノマー等が挙げられる。なかでも好ましくは、カルボキシル基含有モノマーである。カルボキシル基含有モノマーを用いれば、金属板に対しての接着力が発現しやすく、また設計・生産面でも、他のアクリル系モノマーと共重合しやすく、また共重合により出来たポリマーは架橋がしやすいという特徴がある。
上記カルボキシル基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、カルボキシエチルアクリレート、カルボキシペンチルアクリレート、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸等が挙げられる。なかでも好ましくはアクリル酸である。
上記酸官能基を有するモノマー由来の構成単位の含有割合は、酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは1.5重量部〜20重量部であり、より好ましくは1.8重量部〜15重量部であり、さらに好ましくは2重量部〜10重量部である。
上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーは、凝集力、耐熱性、架橋性等の改質を目的として、必要に応じて、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルおよび/または酸官能基を有するモノマーと共重合可能な他のモノマー由来の構成単位を含んでいてもよい。このような他のモノマーとして、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシオクチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシデシル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシラウリル、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチルメタクリレート等のヒドロキシル基含有モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド等の(N−置換)アミド系モノマー;(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸t−ブチルアミノエチル等の(メタ)アクリル酸アミノアルキル系モノマー;(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル系モノマー;N−シクロヘキシルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−フェニルマレイミド等のマレイミド系モノマー;N−メチルイタコンイミド、N−エチルイタコンイミド、N−ブチルイタコンイミド、N−オクチルイタコンイミド、N−2−エチルヘキシルイタコンイミド、N−シクロヘキシルイタコンイミド、N−ラウリルイタコンイミド等のイタコンイミド系モノマー;N−(メタ)アクリロイルオキシメチレンスクシンイミド、N−(メタ)アクルロイル−6−オキシヘキサメチレンスクシンイミド、N−(メタ)アクリロイル−8−オキシオクタメチレンスクシンイミド等のスクシンイミド系モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、N−ビニルピロリドン、メチルビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルピペリドン、ビニルピリミジン、ビニルピペラジン、ビニルピラジン、ビニルピロール、ビニルイミダゾール、ビニルオキサゾール、ビニルモルホリン、N−ビニルカルボン酸アミド類、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニルカプロラクタム等のビニル系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアノアクリレートモノマー;(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有アクリル系モノマー;(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシエチレングリコール、(メタ)アクリル酸メトキシポリプロピレングリコール等のグリコール系アクリルエステルモノマー;(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、フッ素(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等の複素環、ハロゲン原子、ケイ素原子等を有するアクリル酸エステル系モノマー;ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリレート等の多官能モノマー;イソプレン、ブタジエン、イソブチレン等のオレフィン系モノマー;ビニルエーテル等のビニルエーテル系モノマー等が挙げられる。これらの単量体成分は、単独で、または2種以上組み合わせて用いてもよい。
上記他のモノマー由来の構成単位の含有割合は、酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、好ましくは20重量部以下であり、より好ましくは10重量部以下であり、さらに好ましくは5重量部以下である。
上記酸官能基を有するアクリル系ポリマーの重量平均分子量は、好ましくは30万〜200万であり、より好ましくは50万〜150万である。重量平均分子量は、GPC(溶媒:THF)により測定され得る。
(結晶性樹脂)
上記のとおり、本発明の粘着剤は、結晶性樹脂を含む。結晶性樹脂とは、示差走査熱量計(DSC)で測定した示差熱量曲線において、明確な吸熱ピーク(半値幅が15℃以内)を有する樹脂をいう。
粘着剤中、結晶性樹脂の含有割合は、粘着剤中の固形分100重量部に対して、好ましくは3重量部〜90重量部であり、より好ましくは10重量部〜85重量部であり、さらに好ましくは15重量部〜80重量部である。
上記結晶性樹脂の融点は、25℃以上であり、より好ましくは40℃以上であり、さらに好ましくは60℃〜120℃であり、特に好ましくは60℃〜100℃である。このような範囲であれば、耐熱性および耐薬品性に優れ、かつ、油分やアルコール成分と接触した際の粘着力低下が抑制された粘着剤を得ることができる。融点は、示差走査熱量分析(DSC)により測定できる。
上記結晶性樹脂の重量平均分子量は、好ましくは5万〜150万であり、より好ましくは7万〜100万である。
上記結晶性樹脂の結晶化度は、好ましくは10%以上、より好ましくは20%以上である。結晶化度は、代表的には、示差走査熱量分析(DSC)により測定できる。
1つの実施形態においては、上記結晶性樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。当該ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−へプテン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−1−ノネン共重合体、エチレン−1−デセン共重合体、エチレン−1−ウンデセン共重合体、エチレン−1−ドデセン共重合体、エチレン−1−トリデセン共重合体、エチレン−1−テトラデセン共重合体、エチレン−1−ペンタデセン共重合体、エチレン−1−ヘキサデセン共重合体、エチレン−1−ヘプタデセン共重合体、エチレン−1−オクタデセン共重合体、エチレン−1−ナノデセン共重合体、エチレン−1−エイコセン共重合体などのエチレン-α-オレフィン共重合体;エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体などのエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体等のエチレン−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体;プロピレン系樹脂等が挙げられる。
1つの実施形態においては、上記結晶性樹脂として、結晶性ポリプロピレン系樹脂が用いられる。結晶性ポリプロピレン系樹脂は、単独重合体であってもよく、プロピレンとプロピレンと共重合可能なモノマーとにより得られる共重合体であってもよい。プロピレンと共重合可能なモノマーとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィン等が挙げられる。結晶性ポリプロピレン系樹脂において、プロピレン由来の構成単位の含有割合は、好ましくは60モル%〜99モル%、より好ましくは65モル%〜99モル%であり、さらに好ましくは70モル%〜99モル%である。結晶性ポリプロピレン系樹脂において、α−オレフィン由来の構成単位の含有割合は、好ましくは1モル%〜15モル%、より好ましくは1モル%〜10モル%である。
1つの実施形態においては、上記結晶性樹脂として、変性ポリオレフィン系樹脂が用いられる。変性ポリオレフィン系樹脂を用いれば、結晶性樹脂と酸官能基を有するアクリル系ポリマーとの相分離が抑制され、ブリードが少なく、かつ、透明性に優れる粘着剤層を形成し得る粘着剤を形成することができる。変性ポリオレフィン系樹脂としては、無水マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂、マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂、アクリル変性ポリオレフィン系樹脂等が好ましく用いられ得る。具体的には、上記のポリオレフィン系樹脂を、無水マレイン酸変性、マレイン酸変性またはアクリル変性して得られた樹脂が挙げられる。なかでも好ましくは、無水マレイン酸ポリオレフィン系樹脂であり、より好ましくは無水マレイン酸変性プロピレン系樹脂である。無水マレイン酸変性プロピレン系樹脂の具体例としては、上記結晶性ポリプロピレンを無水マレイン酸変性して得られた樹脂が挙げられる。変性ポリオレフィンの変性率は、好ましくは1重量%〜5重量%であり、より好ましくは1.5重量%〜2重量%である。
(添加剤)
上記粘着剤は、必要に応じて、任意の適切な添加剤を含み得る。該添加剤としては、例えば、架橋剤、粘着付与剤、可塑剤(例えば、トリメリット酸エステル系可塑剤、ピロメリット酸エステル系可塑剤)、顔料、染料、充填剤、老化防止剤、導電材、紫外線吸収剤、光安定剤、剥離調整剤、軟化剤、界面活性剤、難燃剤、酸化防止剤、溶剤等が挙げられる。また、上記粘着剤は、任意の適切な溶剤を含んでいてもよい。
上記粘着付与剤としては、任意の適切な粘着付与剤が用いられる。粘着付与剤としては、例えば、粘着付与樹脂が用いられる。粘着付与樹脂の具体例としては、ロジン系粘着付与樹脂(例えば、未変性ロジン、変性ロジン、ロジンフェノール系樹脂、ロジンエステル系樹脂など)、テルペン系粘着付与樹脂(例えば、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、スチレン変性テルペン系樹脂、芳香族変性テルペン系樹脂、水素添加テルペン系樹脂)、炭化水素系粘着付与樹脂(例えば、脂肪族系炭化水素樹脂、脂肪族系環状炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂(例えば、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂など)、脂肪族・芳香族系石油樹脂、脂肪族・脂環族系石油樹脂、水素添加炭化水素樹脂、クマロン系樹脂、クマロンインデン系樹脂など)、フェノール系粘着付与樹脂(例えば、アルキルフェノール系樹脂、キシレンホルムアルデヒド系樹脂、レゾール、ノボラックなど)、ケトン系粘着付与樹脂、ポリアミド系粘着付与樹脂、エポキシ系粘着付与樹脂、エラストマー系粘着付与樹脂などが挙げられる。
1つの実施形態においては、上記粘着剤は、粘着付与剤として、C5系石油樹脂および/またはC9系石油樹脂が用いられる。これらの粘着付与剤を用いれば、耐皮脂性、耐アルコール性に優れた粘着剤が得られる。
上記粘着付与剤の軟化点は、好ましくは70℃〜200℃であり、より好ましくは80℃〜190℃である。このような範囲であれば、貯蔵弾性率および損失弾性率が適切に調整された粘着剤層を得ることができる。
上記粘着付与剤の含有割合は、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと融点が25℃以上である結晶性樹脂との合計量100重量部に対して、好ましくは5重量部〜50重量部であり、より好ましくは10重量部〜40重量部である。
上記架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤、過酸化物系架橋剤の他、尿素系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン系架橋剤などが挙げられる。なかでも好ましくは、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤または金属キレート系架橋剤である。
上記イソシアネート系架橋剤の具体例としては、ブチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の低級脂肪族ポリイソシアネート類;シクロペンチレンジイソシアネート、シクロへキシレンジイソシアネート、イソホロン ジイソシアネート等の脂環族イソシアネート類;2,4−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート類;トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(日本ポリウレタン工業社製、商品名「コロネートL」)、トリメチロールプロパン/へキサメチレンジイソシアネート3量体付加物(日本ポリウレタン工業社製、商品名「コロネートHL」)、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(日本ポリウレタン工業社製、商品名「コロネートHX」)等のイソシアネート付加物;等が挙げられる。イソシアネート系架橋剤の含有量は、所望とする粘着力および弾性率に応じて、任意の適切な量に設定され得、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと融点が25℃以上である結晶性樹脂との合計量100重量部に対して、代表的には0.1重量部〜20重量部であり、より好ましくは0.5重量部〜10重量部である。
上記エポキシ系架橋剤としては、例えば、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジアミン、ジグリシジルアニリン、1,3−ビス(N,N−グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン(三菱ガス化学社製、商品名「テトラッドC」)、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(共栄社化学社製、商品名「エポライト1600」)、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル(共栄社化学社製、商品名「エポライト1500NP」)、エチレングリコールジグリシジルエーテル(共栄社化学社製、商品名「エポライト40E」)、プロピレングリコールジグリシジルエーテル(共栄社化学社製、商品名「エポライト70P」)、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル(日本油脂社製、商品名「エピオールE−400」)、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル(日本油脂社製、商品名「エピオールP−200」)、ソルビトールポリグリシジルエーテル(ナガセケムテックス社製、商品名「デナコール EX−611」)、グリセロールポリグリシジルエーテル(ナガセケムテックス社製、商品名「デナコール EX−314」)、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル(ナガセケムテックス社製、商品名「デナコール EX−512」)、ソルビタンポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエステル、o−フタル酸ジグリシジルエステル、トリグリシジル−トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノール−S−ジグリシジルエーテル、分子内にエポキシ基を2つ以上有するエポキシ系樹脂等が挙げられる。エポキシ系架橋剤の含有量は、所望とする粘着力および弾性率に応じて、任意の適切な量に設定され得、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと融点が25℃以上である結晶性樹脂との合計量100重量部に対して、代表的には0.01重量部〜10重量部であり、より好ましくは0.03重量部〜5重量部である。
金属キレート系架橋剤としては、例えば、金属原子がアルミニウム、ジルコニウム、チタニウム、亜鉛、鉄、スズ等である金属キレート化合物を使用することができる。中でもアルミニウムキレート化合物又はチタニウムキレート化合部が好ましい。
アルミニウムキレート化合物としては、例えば、ジイソプロポキシアルミニウムモノオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムビスオレイルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムモノオレエートモノエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノラウリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノステアリルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムモノイソステアリルアセトアセテート、モノイソプロポキシアルミニウムモノ−N−ラウロイル−β−アラネートモノラウリルアセトアセテート、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、アセチルアセトナートアルミニウムビス(エチルアセトアセテート)、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(イソブチルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(2−エチルヘキシルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(ドデシルアセトアセテート)キレート、モノアセチルアセトネートアルミニウムビス(オレイルアセトアセテート)キレート等が挙げられる。
チタニウムキレート化合物としては、例えば、チタニウムジイソプロポキシビス(アセチルアセトネート)、チタニウムテトラ−n−ブチレート、チタニウムテトラ−2−エチルヘキサノネート、チタニウムテトラアセチルアセトネート、チタニウムジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)、チタニウムオクチレングリコレート等が挙げられる。
その他金属キレート化合物としてはジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジルコニウムトリブトキシモノアセチルアセトネート等が挙げられる。
上記の金属キレート系架橋剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
金属キレート系架橋剤の含有量は、所望とする粘着力および弾性率に応じて、任意の適切な量に設定され得、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと融点が25℃以上である結晶性樹脂との合計量100重量部に対して、代表的には0.01重量部〜10重量部であり、より好ましくは0.03重量部〜7重量部であり、さらに好ましくは0.05重量部〜5重量部である。
<基材>
上記基材としては、樹脂フィルムが好ましく用いられる。樹脂フィルムを構成する樹脂としては、例えば、ポリアクリレート、ポリウレタン、ポリイミド、アラミド、ポリアミド、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテルイミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド等が挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いられてもよく、2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
上記基材の厚みは、好ましくは1μm〜100μmであり、より好ましくは5μm〜100μmであり、より好ましくは10μm〜70μmであり、さらに好ましくは15μm〜50μmである。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。また、実施例において、特に明記しない限り、「部」および「%」は重量基準である。
[実施例1]
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた四つ口フラスコにアクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸(95重量部/5重量部)、開始剤として過酸化ベンゾイル0.2重量部、酢酸エチル120重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約6時間重合反応を行い、重量平均分子量130万のアクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)75重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量7.5万、融点70℃)25重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(1)を調製した。
得られた粘着剤を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した。
上記のようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を、基材(東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ38μm)の両面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2から構成される両面粘着テープ(1)を得た。
[実施例2]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)25重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点70℃)75重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(2)を調製した。
得られた粘着剤(2)を基材(ポリイミドフィルム、東レ・デュポン社製、商品名「カプトン100H」、厚さ25μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが10μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1とする)。
実施例1と同様にして、粘着剤(1)を得た。
得られた粘着剤(1)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(2)を得た。
[実施例3]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)25重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)75重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部、水添石油樹脂(荒川化学工業社製、商品名「アルコンP−125」)20重量を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(3)を調製した。
また、アクリル系共重合体(1)75重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)25重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(4)を調製した。
得られた粘着剤(3)を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ12μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが5μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1する)。
次いで、粘着剤(4)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(3)を得た。
[実施例4]
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた四つ口フラスコにアクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸(90重量部/10重量部)、開始剤として過酸化ベンゾイル0.2重量部、酢酸エチル120重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約6時間重合反応を行い、重量平均分子量120万のアクリル系共重合体(2)を得た。
アクリル系共重合体(2)85重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)15重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(5)を調製した。
粘着剤(5)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ20μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(4)を得た。
[実施例5]
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた四つ口フラスコにアクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸(100重量部/2重量部)、開始剤として過酸化ベンゾイル0.2重量部、酢酸エチル230重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約6時間重合反応を行い、重量平均分子量65万のアクリル系共重合体(3)を得た。
アクリル系共重合体(3)75重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)25重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(6)を調製した。
粘着剤(6)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ20μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(5)を得た。
[実施例6]
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた四つ口フラスコにアクリル酸n−ブチル/アクリル酸(95重量部/5重量部)、開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル233重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約6時間重合反応を行い、重量平均分子量70万のアクリル系共重合体(4)を得た。
アクリル系共重合体(4)85重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)15重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(7)を調製した。
粘着剤(7)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが30μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリエステルフィルム、東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ:50μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(6)を得た。
[実施例7]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)15重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)85重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(8)を調製した。
アクリル系共重合体(1)85重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)15重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(9)を調製した。
得られた粘着剤(8)を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ30μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが10μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1とする)。
次いで、粘着剤(9)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(7)を得た。
[実施例8]
実施例3と同様にして、粘着剤(4)を得た。
粘着剤(4)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるように塗工した。次いで、粘着剤層露出面に別の離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)を貼り合わせ、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(8)を得た。
[実施例9]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)15重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)85重量部、アルミキレート系架橋剤(川研ファインケミカル(株)、商品名「アルミキレートA」)0.2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(10)を調製した。
アクリル系共重合体(1)85重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)15重量部、アルミキレート系架橋剤(川研ファインケミカル(株)、商品名「アルミキレートA」))0.5重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(11)を調製した。
得られた粘着剤(10)を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ30μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが5μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1とする)。
次いで、粘着剤(11)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(9)を得た。
[実施例10]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)25重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−T」、重量平均分子量:7.5万、融点:90℃)75重量部、エポキシ系架橋剤(三菱瓦斯化学社製、商品名「テトラッドC」)0.1重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(12)を調製した。
次いで、実施例3と同様の手順で粘着剤(4)を調製した。
得られた粘着剤(12)を基材(ポリプロピレンフィルム、東レ社製、商品名「トレファン」、厚さ30μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが5μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1とする)。
次いで、粘着剤(4)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(10)を得た。
[比較例1]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)100重量部に対して、変性ロジン樹脂(ハリマ化成社製、商品名「ハリエスタ−KT−3」)18重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(C1)を調製した。
粘着剤(C1)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリエステルフィルム、東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ:38μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(C1)を得た。
[比較例2]
実施例6と同様にして、アクリル系共重合体(4)を得た。
アクリル系共重合体(4)100重量部に対して、テルペンフェノール樹脂(ヤスハラケミカル社製、商品名「YSポリスターS−145」、軟化点:約145℃)30重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部、エポキシ系架橋剤(三菱瓦斯化学社製、商品名「テトラッドC」)0.03重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(C2)を調製した。
粘着剤(C2)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが20μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリエステルフィルム、東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ:38μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(C2)を得た。
[比較例3]
実施例1と同様にして、アクリル系共重合体(1)を得た。
アクリル系共重合体(1)75重量部に対して、オレフィン樹脂として、ポリイソブチレン樹脂(BASF社製、商品名「OPPANOL 12SFN」、重量平均分子量:5.1万)25重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(C3)を調製した。
粘着剤(C3)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが20μmとなるようにして塗工した。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を基材(ポリエステルフィルム、東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ:38μm)の両面に貼り合わせて、離型フィルム(剥離フィルム)/粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルムから構成される両面粘着テープ(C3)を得た。
[比較例4]
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた四つ口フラスコにアクリル酸2−エチルヘキシル/アクリル酸2−ヒドロキシエチル(100重量部/4重量部)、開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.2重量部、酢酸エチル233重量部を仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入し、フラスコ内の液温を60℃付近に保って約6時間重合反応を行い、重量平均分子量55万のアクリル系共重合体(5)を得た。
アクリル系共重合体(5)25重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)75重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(C4)を調製した。
アクリル系共重合体(5)75重量部に対して、変性オレフィン樹脂として、無水マレイン酸変性プロピレン−ブテン共重合樹脂(東洋紡社製、商品名「トーヨータックPMA−L」、重量平均分子量:7.5万、融点:70℃)25重量部、イソシアネート系架橋剤(東ソー社製、商品名「コロネートL」)2重量部を添加し、トルエンで希釈し固形分15%の粘着剤(C5)を調製した。
得られた粘着剤(C4)を基材(ポリエステルフィルム、東レ社製、商品名「ルミラー」、厚さ:38μm)の一方の面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが10μmとなるように塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層1とする)。
次いで、粘着剤(C5)を離型フィルム(シリコーン処理離型フィルム、東レ社製、商品名「セラピール」、厚さ:38μm)上に、乾燥後の粘着剤層の厚みが10μmとなるようにして塗工した(ここで形成された粘着剤層を便宜上、粘着剤層2とする)。このようにして得られた離型フィルム付の粘着剤層を上記基材の他方の面に貼り合わせて、粘着剤層1/基材/粘着剤層2/離型フィルム(剥離フィルム)から構成される両面粘着テープ(C4)を得た。
<評価>
得られた両面粘着テープを下記の評価に供した。結果を表1および表2に示す。
(1)密着性評価1
粘着剤層1にアルミ板を貼り合わせ、粘着層2にアルミ板を貼り合わせて、試験体を得た。貼り合わせ条件は、下記のとおりとした。なお、実施例2、実施例3、実施例7、実施例9、実施例10および比較例4の粘着テープは粘着剤層1が熱接着型の粘着テープの為、加温(130℃)のみで圧着し、それ以外の粘着テープは常温(25℃)、加温(130℃)でそれぞれ圧着した。
(圧着条件)
常温圧着:2kgローラー1往復で圧着。
加温圧着:貼り合わせ装置表面温度が130℃となる設定で0.4MPa×5分で圧着。
得られた試験体を60℃のオレイン酸に、72時間浸漬し、粘着テープの浮きおよび剥がれの有無を目視で確認した。さらに、粘着テープが剥離しなかった試験体について、オレイン酸を拭きとった後、23℃50%RHの環境下で30分静置させた。
別途、得られた試験体を、蒸留水で75重量%に希釈した60℃のエタノールに、72時間浸漬し、粘着テープの浮きおよび剥がれの有無を目視で確認した。さらに、粘着テープが剥離しなかった試験体について、オレイン酸を拭きとった後、23℃50%RHの環境下で30分静置させた。
上記試験の後、粘着テープの浮き、はがれの有無を目視にて確認した。
オレイン酸は、疑似皮脂として採用したものである。また、エタノールは、疑似消毒用アルコールとして採用したものである。
(2)密着性評価2
粘着剤層1にポリピロピレン板を貼り合わせ、粘着層2にポリピロピレン板を貼り合わせて、試験体を得た。この試験体を、上記(1)同様の密着性評価に供した。
(3)密着性評価3
粘着剤層1にポリピロピレン板を貼り合わせ、粘着層2にアルミ板を貼り合わせて、試験体を得た。この試験体を、上記(1)同様の密着性評価に供した。
Figure 2020183520
Figure 2020183520
10 粘着剤層
20 基材
100 粘着テープ

Claims (11)

  1. 圧着により接着性を発現する粘着剤を含む粘着剤層を備え、
    該粘着剤が、酸官能基を有するアクリル系ポリマーと、融点が25℃以上である結晶性樹脂を含む、
    粘着テープ。
  2. 加温により接着性を発現する、請求項1に記載の粘着テープ。
  3. 前記酸官能基を有するアクリル系ポリマーが、炭素数が4以上の直鎖状または分枝状のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル由来の構成単位aを有する、請求項1または2に記載の粘着テープ。
  4. 前記構成単位aの含有割合が、前記酸官能基を有するアクリル系ポリマー100重量部に対して、50重量部以上である、請求項3に記載の粘着テープ。
  5. 前記結晶性樹脂が、ポリオレフィン系樹脂である、請求項1から4のいずれかに記載の粘着テープ。
  6. 前記ポリオレフィン系樹脂が、無水マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂、マレイン酸変性ポリオレフィン系樹脂またはアクリル変性ポリオレフィン系樹脂である、請求項5に記載の粘着テープ。
  7. 前記粘着剤が、C5系石油樹脂および/またはC9系石油樹脂を含む、請求項1から6のいずれかに記載の粘着テープ。
  8. 基材をさらに備え、
    該基材の少なくとも片面に前記粘着剤層が形成されている、
    請求項1から7のいずれかに記載の粘着テープ。
  9. 基材をさらに備え、
    該基材の両面に前記粘着剤層が形成されている、
    請求項1から7のいずれかに記載の粘着テープ。
  10. 前記基材が、ポリアクリレート、ポリウレタン、ポリイミド、アラミド、ポリアミド、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテルイミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイドから選ばれた少なくとも一種から形成される、請求項8または9に記載の粘着テープ。
  11. 前記粘着剤層の外側に、剥離フィルムが設けられている、請求項1から10のいずれかに記載の粘着テープ。
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