JP2020172824A - 排水用トラップ - Google Patents
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Abstract
Description
より具体的には、キッチンの流し場や洗面所、風呂場など各種排水設備の下方に設けて、上方からの排水を側方に流通させる排水用トラップに関するもので、配管技術、さらには建造物の構築技術に属するものである。
しかしながら、この封水式排水管トラップにおいては、これが排水管の折曲部分に溜った排水の封鎖作用を利用するものであるため、折曲部分に常に一定量の排水が残留する上、固形物などが詰まり易いなどの問題があった。
したがって、排水設備の利用者、特に車椅子使用者が利用しやすい点において、さらなる改善が求められている。
上下端開放の筒状体で構成される管部材と、前記管部材内に着脱自在に装着される有底筒状の流路形成部材と、前記流路形成部材内に着脱自在に装着されるトラップ主体と、前記管部材の下端開口部に着脱自在に装着されるキャップ部材から構成される排水用トラップにおいて、
前記管部材は、
その上端部に排水管と接続可能な接続部を有するとともに、側面に貫通形成された開口部周縁から側方に延出することにより形成した排水管と接続可能な接続部を有し、
前記流路形成部材は、
その上部の、前記管部材の上部開口部に相当する位置と、側面の、前記管部材の側方開口部に相当する位置のそれぞれに開口部を有するとともに、内面の所要部位に、前記トラップ主体を装着するための装着部を有し、内底面が、前記側面の開口部下縁に向けて水平面又は下方に傾斜させた傾斜面に形成され、
前記トラップ主体は、
前記側方開口部側の端部を前端として、下部開口部が後方に向かって周面が減少する傾斜面を有し、上部開口部には一対の軸受け部を有するフランジが形成されたもので、前記下部開口部の後部側は遮蔽板によって閉塞され、前記遮蔽板によって閉塞されない部位を弁体によって開閉自在としたこと
を特徴とする排水用トラップである。
請求項1に記載の排水用トラップにおいて、
前記内底面は、
前記側面の開口部下縁に向けて下方に傾斜させた傾斜面に形成されていること
を特徴とするものである。
請求項2に記載の排水用トラップにおいて、
前記傾斜面は、
前記管部材の側方接続部の下側の内周面との接続部位が、段差のない又は少ない状態で滑らかに繋がるように形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の排水用トラップにおいて、
前記流路形成部材は、
その頂部が前記管部材の内壁に当接し、かつその底面が前記キャップ部材の裏面と当接するよう構成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかに記載の排水用トラップにおいて、
前記トラップ主体は、
弁体を備え、
前記弁体は、
全体が楕円状の板状体で構成され、その基端側を、側面視へ字状になるよう折り曲げて屈曲部を形成し、最上部には、弁体を常時閉鎖方向に付勢するバランスウエイトを設け、屈曲部には、揺動のための支軸を保持する筒状の保持部を設けたものであること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載の排水用トラップにおいて、
前記流路形成部材は、
その内面の所要部位に、リング状の載置部と、この載置部の内側に突出形成されるリング状の段部と、この段部に、一方側の嵌合凹部を他方側の嵌合凹部に対して偏倚させて設けられる一対の嵌合凹部を備え、
前記トラップ主体は、
流入口を囲繞して外方に向かってフランジが一体的に形成され、かつこのフランジの下面の、前記嵌合凹部に相当する位置に、弁体を揺動自在に保持するための支軸の、両端部を係合保持する一対の軸受け部が設けられたものであること
を特徴とするものである。
したがって、前記排水用トラップは、トラップ自体を小型化することができるので、極めてコンパクトに構成され、各種排水設備に装着した際に、この排水設備の下方に所要の空間を形成することができ、利用者が車椅子使用者の場合であっても、排水設備を楽に利用することを可能にし、さらに、排水設備の下方に設けられる収納スペースをより大きなものにすることを可能にするという利点を有している。
さらに、前記排水用トラップは、流路形成部材や弁体の着脱が容易であるので、その清掃、メンテナンス作業が容易なものである。
このような構成によって、前記流路形成部材内を通過する排水は、対流を起こすことなく、円滑に流出することができ、さらに、前記流路形成部材内におけるゴミや髪の毛などの異物の堆積がないか又はその抑制に優れたものとすることができる。
その際、前記傾斜面を、前記流路形成部材が前記管部材内に装着された状態において、前記管部材の側方の接続部の下側の内周面との接続部位が、段差のない又は少ない状態で滑らかに繋がるように形成することが好ましい。
このような構成によって、前記流路形成部材の過剰な揺動を抑止することができる。
このような構成によって、前記トラップ主体を前記流路形成部材内に正確に装着することができる。
なお、この発明は開示された実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。
この発明にかかる排水用トラップ1は、図1に示すように、排水をコントロールするトラップ主体4と、このトラップ主体4を着脱自在に装着し、かつ上方(排水設備)から流入した排水を横方向に流通させる流路形成部材3と、この流路形成部材を着脱自在に装着する管部材2と、この管部材2に、その下端開口部2eを閉止するよう着脱自在に装着されるキャップ部材5とから構成されるものである。
なお、図1及び2において、管部材2は、前記流路形成部材3を収容すべく、その内径が前記流路形成部材3の外径とほぼ等しくなるよう構成されている。
このような構成によって、前記流路形成部材3において、排水経路が形成される。
なお、前記側面の開口部3fは、前記側方開口部2dよりも大きい平面視矩形になるよう形成され、かつ開口部3f下縁と側方開口部2d下縁が水平に連なるようにされているが、開口部3f下縁側より側方開口部2d下縁側が低位置となるように形成してもよい。
このような構成によって、前記流路形成部材3内を通過する排水は、対流を起こすことがないので、円滑に流出する。
さらに、前記流路形成部材3内にゴミや髪の毛などの異物が堆積しないか又はその堆積の抑制に優れているという作用効果も得られる。
前記装着部は、リング状の載置部3aと、この載置部3aの内側に突出形成されるリング状の段部3bから構成されている。
前記段部3bには、一対の嵌合凹部3c,3cが、一方の嵌合凹部3cが相対する部位から偏倚した状態で形成されている。
したがって、前記流路形成部材3は、その頂部が前記管部材2の内壁に当接し、かつその底面が、前記キャップ部材5の裏面と当接するよう構成されているので、前記流路形成部材3の過剰な揺動が抑止される。
したがって、前記トラップ主体4を前記流路形成部材3に装着する際、図7に示すように、前記軸受け4d,4dと前記流路形成部材3の段部3bに形成された嵌合凹部3c,3cをそれぞれ嵌合させた状態で、前記フランジ4cを前記載置部3aに載置することによって、前記トラップ主体4が前記流路形成部材3内に正確に装着される。
なお、この実施例において、前記遮蔽板4eによって閉止される開口部は、前記トラップ主体4の下部開口部の直径の1/2以下としてある。
前記弁体6は、図4及び6に示すように、前記遮蔽板4eで閉塞された以外の開口部を開閉するもので、全体が楕円状の板状体からなる弁体6の基端側を、側面視「へ」字状になるよう折り曲げて屈曲部6bを形成し、最上部6aには、弁体6を常時閉鎖方向に付勢するバランスウエイトBWを設け、屈曲部6bには、揺動のための支軸7を挿通する軸受け(保持部)6cを設けたものである。
なお、前記管部材2と前記キャップ部材5の係合方法については、特段の制限はなく、いわゆるバヨネット方式などの公知の係合手段を採用することもできるが、好ましくは、気密性の観点から、螺合による方法が選択される。
このような構成によれば、シール部材8は、前記管部材2と前記キャップ部材5との間を気密的にシールするので、前記管部材2の内部の気密性が向上し、トラップ主体4の開閉が、より正確に行われ得る。
その際、トラップ主体4は、弁体6が側方開口部3f側に位置する状態で、前記載置部3a上に固定保持される。
その際、前記流路形成部材3は、管部材2の内面とキャップ部材5の裏面(下面)によって挟持されるので、前記流路形成部材3は、その上下方向への移動が阻止され、安定して管部材2内に強固に固定される。
したがって、業務用または家庭用のキッチンの流し場や洗面所、風呂場などの各種排水設備の排水を必要とする部位に使用することが可能であるため、広い産業分野で利用される可能性を有するものである。
2 管部材
2a 排水流入側の接続部
2b 排水流出側の接続部
2c 上部開口部
2d 側方開口部
2e 下部開口部
2f 係合部
2g 螺合部
3 流路形成部材
3a 載置台
3b 段部
3c 嵌合凹部
3d 内底面
3e 上部開口部
3f 側方開口部
3g 凹部
3h フィルタ取付部
3i ストッパ
4 トラップ主体
4a 流入口
4b 流出口
4c フランジ
4d 軸受け部
4e 遮蔽板
5 キャップ部材
5a 把手
5b 螺合部
5c 嵌合部
5d 円環状の段部
6 弁体
6a 最上部
6b 屈曲部
6c 軸受け
BW バランスウエイト
7 支軸
8 シール部材
X 排水流入部
Y 排水流出部
上下端開放の筒状体で構成される管部材と、前記管部材内に着脱自在に装着される有底筒状の流路形成部材と、前記流路形成部材内に着脱自在に装着されるトラップ主体と、前記管部材の下端開口部に着脱自在に装着されるキャップ部材から構成される排水用トラップにおいて、
前記管部材は、
その上端部に排水管と接続可能な接続部を有するとともに、側面に貫通形成された開口部周縁から側方に延出することにより形成した排水管と接続可能な接続部を有し、
前記流路形成部材は、
その上部の、前記管部材の上部開口部に相当する位置と、側面の、前記管部材の側方開口部に相当する位置のそれぞれに開口部を有するとともに、内面の所要部位に、前記トラップ主体を装着するための装着部を有し、内底面が、前記側面の開口部下縁に向けて下方に傾斜させた傾斜面に形成され、
前記トラップ主体は、
前記側方開口部側の端部を前端として、下部開口部が後方に向かって周面が減少する傾斜面を有し、上部開口部には一対の軸受け部を有するフランジが形成されたもので、前記下部開口部の後部側は遮蔽板によって閉塞され、前記遮蔽板によって閉塞されない部位を弁体によって開閉自在としたこと
を特徴とする排水用トラップである。
請求項1に記載の排水用トラップにおいて、
前記管部材の内周面の所要部位には、前記流路形成部材の位置決めと固定を行うため前記流路形成部材の外周面に形成されたストッパと係合する係合部が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1又は2に記載の排水用トラップにおいて、
前記傾斜面は、
前記管部材の側方接続部の下側の内周面との接続部位が、段差のない又は少ない状態で滑らかに繋がるように形成されていること
を特徴とするものである。
このような構成によって、前記流路形成部材内を通過する排水は、対流を起こすことなく、円滑に流出することができ、さらに、前記流路形成部材内におけるゴミや髪の毛などの異物の堆積がないか又はその抑制に優れたものとすることができる。
その際、前記傾斜面を、前記流路形成部材が前記管部材内に装着された状態において、前記管部材の側方の接続部の下側の内周面との接続部位が、段差のない又は少ない状態で滑らかに繋がるように形成することが好ましい。
Claims (6)
- 上下端開放の筒状体で構成される管部材と、前記管部材内に着脱自在に装着される有底筒状の流路形成部材と、前記流路形成部材内に着脱自在に装着されるトラップ主体と、前記管部材の下端開口部に着脱自在に装着されるキャップ部材から構成される排水用トラップにおいて、
前記管部材は、
その上端部に排水管と接続可能な接続部を有するとともに、側面に貫通形成された開口部周縁から側方に延出することにより形成した排水管と接続可能な接続部を有し、
前記流路形成部材は、
その上部の、前記管部材の上部開口部に相当する位置と、側面の、前記管部材の側方開口部に相当する位置のそれぞれに開口部を有するとともに、内面の所要部位に、前記トラップ主体を装着するための装着部を有し、内底面が、前記側面の開口部下縁に向けて水平面又は下方に傾斜させた傾斜面に形成され、
前記トラップ主体は、
前記側方開口部側の端部を前端として、下部開口部が後方に向かって周面が減少する傾斜面を有し、上部開口部には一対の軸受け部を有するフランジが形成されたもので、前記下部開口部の後部側は遮蔽板によって閉塞され、前記遮蔽板によって閉塞されない部位を弁体によって開閉自在としたこと
を特徴とする排水用トラップ。 - 前記内底面は、
前記側面の開口部下縁に向けて下方に傾斜させた傾斜面に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の排水用トラップ。 - 前記傾斜面は、
前記管部材の側方接続部の下側の内周面との接続部位が、段差のない又は少ない状態で滑らかに繋がるように形成されていること
を特徴とする請求項2に記載の排水用トラップ。 - 前記流路形成部材は、
その頂部が前記管部材の内壁に当接し、かつその底面が前記キャップ部材の裏面と当接するよう構成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排水用トラップ。 - 前記トラップ主体は、
弁体を備え、
前記弁体は、
全体が楕円状の板状体で構成され、その基端側を、側面視へ字状になるよう折り曲げて屈曲部を形成し、最上部には、弁体を常時閉鎖方向に付勢するバランスウエイトを設け、屈曲部には、揺動のための支軸を保持する筒状の保持部を設けたものであること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排水用トラップ。 - 前記流路形成部材は、
その内面の所要部位に、リング状の載置部と、この載置部の内側に突出形成されるリング状の段部と、この段部に、一方側の嵌合凹部を他方側の嵌合凹部に対して偏倚させて設けられる一対の嵌合凹部を備え、
前記トラップ主体は、
流入口を囲繞して外方に向かってフランジが一体的に形成され、かつこのフランジの下面の、前記嵌合凹部に相当する位置に、弁体を揺動自在に保持するための支軸の、両端部を係合保持する一対の軸受け部が設けられたものであること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の排水用トラップ。
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|---|---|---|---|---|
| JP2023120722A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | アロン化成株式会社 | 逆流抑止継手 |
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| JP2009057690A (ja) * | 2007-08-29 | 2009-03-19 | Yamaha Livingtec Corp | 排水トラップ |
| JP2013014878A (ja) * | 2011-06-30 | 2013-01-24 | Maruichi Corp | 排水配管 |
| JP2014196605A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 丸一株式会社 | 配管装置 |
| JP2016084680A (ja) * | 2014-10-29 | 2016-05-19 | 株式会社東栄工業 | 排水用トラップ |
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| JP2023120722A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | アロン化成株式会社 | 逆流抑止継手 |
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