JP2020163672A - キャップレス印判 - Google Patents

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貴幸 三矢
Takayuki Mitsuya
貴幸 三矢
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【課題】捺印の際にいちいちキャップを外す操作をせずに捺印することができ、また捺印操作も片手で簡単に行うことができるキャップレス印判を提供する。【解決手段】上蓋1と下蓋2をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋2の他端縁に上蓋1の開状態では印面を露出させ、上蓋1の閉状態では印面を上蓋1と下蓋2の間に収納される印面ホルダー4を回動自在に装着したキャップレス印判であって、前記上蓋1の両側面に、対向する一対のスライド溝7を形成し、一方、前記印面ホルダー4の両側面に前記スライド溝7に係合し、かつ先端部が前記スライド溝7よりも外側へ突出して上蓋1の開閉用操作部となる操作片8を突設した。前記スライド溝7の両端部には、操作片8の戻りを抑制するための突起7a、7bが形成されているのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、捺印の際にいちいちキャップを外す操作をせずに捺印することができ、また捺印操作も片手で簡単に行うことができるキャップレス印判に関するものである。
従来から、携帯用印鑑として、上蓋と下蓋をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋の他端縁に上蓋の開状態では印面を露出させ、上蓋の閉状態では印面を上蓋と下蓋の間に収納される印面ホルダーを回動自在に装着した構造のものが公知である(例えば、特許文献1や特許文献2を参照)。
特許文献1や特許文献2に示される印鑑は、従来の印鑑が円柱状や角柱状のもので携帯用として持ち歩くには不便であったため、持ち歩く際には上蓋を閉状態として印面を上蓋と下蓋の間に収納させて、持ち歩きやすい構造にしたものである。
特許文献1に示される印鑑の場合は、上蓋の両側にスライド溝を形成し、前記スライド溝に係合するガイド杆を、印判ホルダー両側に、一対対向するように備えている。しかし、前記ガイド杆は、上蓋の外側に突出しておらず、印面ホルダーを露出・収納させる為に、直接的に作用する前記ガイド杆部分を直接指で押さえながら、印判ホルダーを開閉させることが出来なかった。従って、特許文献1に示される印鑑の場合は、上蓋の上面にガイド溝と、印面ホルダーの上端面に突起を別途設け、前記ガイド溝と前記突起を係合させる構成となっており、前記突起を操作させることで、ガイド杆を案内し、印面ホルダーを回動させる構造となっており、1個のガイド溝で突起を操作することで、印面ホルダー両側に一対対向するよう設けられた2片のガイド杆を移動・案内させなければならない為、ガタツキが生じやすく、安定しないという問題が生じていた。
また、特許文献1に示される印鑑は、印面を露出させる際に、上蓋を指等で両面から挟んで固定しながら、印面ホルダー天面側に1箇所設けられた小突起である操作片を前記スライド溝に沿って、印面側へ移動させなければならない。さらに、印面を露出させる際には、前記操作片をバネの付勢力に反して印面側に前記スライド溝に沿って、押し込まなければならない。よって、印面露出の際、非常に大きな力をかけなければならなかった為、両手で上蓋と下蓋を持って操作しないと上蓋の開閉操作を行うことができないという問題があった。さらに、特許文献1に示される印鑑に別途設けられた操作片は、上蓋の天面側に配置されており、印面露出の際、前記操作片を押さえることにより発生する下側方向への力とスライド移動により上蓋に働く上側方向への力が相反し、前記印面露出の妨げとなっていた。
また、特許文献2に示される印鑑の場合は、押圧片を押すことにより上蓋を跳ね上げる構造でスライド溝と突起は有しておらず、捺印時は押圧片を押しっぱなしの状態にしていないと印鑑が引っ込んでしまう構造であり、老人等の非力な人には捺印操作がやりにくいという問題があった。
実開昭52−15912号公報 USP第5105738号公報
本発明は上記のような従来の問題点を解決して、捺印の際にいちいちキャップを外す操作をせずに容易に捺印することができ、また、捺印の際の上蓋の開閉操作も、ガタツキを生じさせることなく安定的に、片手で簡単に行うことができて便利であり、ガイド溝及びそれに係合する突起片を別途設ける必要がなく、また捺印時に印面がロックされて鮮明な印影を作成することができるキャップレス印判を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のキャップレス印判は、上蓋と下蓋をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋の他端縁に上蓋の開状態では印面を露出させ、上蓋の閉状態では印面を上蓋と下蓋の間に収納される印面ホルダーを回動自在に装着したキャップレス印判であって、
前記上蓋の両側面に、対向する一対のスライド溝を形成し、
一方、前記印面ホルダーの両側面に前記スライド溝に係合し、かつ先端部が前記スライド溝よりも外側へ突出して上蓋の開閉用操作部となる操作片を突設したことを特徴とするものであり、これを請求項1に係る発明とする。
好ましい実施形態によれば、前記スライド溝の両端部には、操作片の戻りを抑制するための突起が形成されているものが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
請求項1に係る発明では、上蓋と下蓋をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋の他端縁に上蓋の開状態では印面を露出させ、上蓋の閉状態では印面を上蓋と下蓋の間に収納される印面ホルダーを回動自在に装着したキャップレス印判であって、前記上蓋の両側面に、対向する一対のスライド溝を形成し、一方、前記印面ホルダーの両側面に前記スライド溝に係合し、かつ先端部が前記スライド溝よりも外側へ突出して上蓋の開閉用操作部となる操作片を突設したので、捺印時および捺印終了時の上蓋の開閉操作を、印面ホルダーを露出させる際に、直接的に作用するスライド溝から突出している前記操作片部分を直接指で摘まんで操作させることができる為、印判ホルダーの開閉操作を、ガタツキを生じさせることなく安定的に、かつ片手で簡単に行うことができる。印判を露出させる為の、ガイド溝及びそれに係合する突起片を別途設ける必要がない。
また、請求項2に係る発明では、前記スライド溝の両端部には、操作片の戻りを抑制するための突起が形成されているものとしたので、捺印時には操作片の戻りが抑制されて印面がロックされるため捺印しやすく、また鮮明な印影を作成することができる。一方、上蓋の閉状態では操作片の戻りが抑制されて不用意に上蓋が開くことがないので、印面が露出して汚すこともない。
本発明の上蓋を閉じた状態を示す前方側からの斜視図である。 図1の後方側からの斜視図である。 図1の平面図である。 図1の正面図である。 図1のスライド溝と操作片の関係を示す説明図である。 本発明の上蓋を開いた状態を示す前方側からの斜視図である。 図6の後方側からの斜視図である。 図6の平面図である。 図6の正面図である。 図6のスライド溝と操作片の関係を示す説明図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1〜図4は、本発明に係るキャップレス印判の上蓋を閉じた状態を示すものであり、図5はこの状態のスライド溝と操作片の関係を示す説明図である。また、図6〜図9は、本発明に係るキャップレス印判の上蓋を開いた状態を示すものであり、図10はこの状態のスライド溝と操作片の関係を示す説明図である。
図において、1は上蓋、2は下蓋である。この上蓋1と下蓋2とは、一端縁(図示のものでは後端縁)でヒンジ部3により枢着されており、前記上蓋1がヒンジ部3を中心にして回動自在に取り付けられている。また、下蓋2の他端縁(図示のものでは前端縁)には、印面5を取り付けてある印面ホルダー4が、ヒンジ部6を中心にして回動自在に装着されている。
そして、前記印面ホルダー4が上蓋1の開状態では印面5を露出させ、一方、上蓋1の閉状態では印面5を上蓋1と下蓋2の間に収納される構造となっているが、この構造は従来のこの種の印判構造と基本的に同じである。
前記上蓋1の両側面には、対向する一対のスライド溝7が形成されている。また、前記印面ホルダー4の両側面には、前記スライド溝7に係合し、かつ先端部が前記スライド溝7よりも外側へ突出して上蓋1の開閉用操作部となる操作片8が突設されている。
即ち、外側へ突出している前記操作片8を指で挟んでスライド溝7内を摺動させることで、上蓋1が閉状態(図1を参照)と上蓋1が開状態(図6を参照)の2態様を採るように構成されている。しかも、前記スライド溝7は対向して一対形成してあるので、印面ホルダー4の摺動移動はガタツキを発生させることがなく安定してスムースに行うことができる。
また、前記スライド溝7の両端部には、操作片8の戻りを抑制するための突起7a、7bが形成されている。この突起7aは、上蓋1が閉状態にある時に不用意に上蓋1が開くのを防止するためのものであり、操作片8の戻りを抑制するように前記スライド溝7端部近傍に、スライド溝内側方向に隆起する形で形成されている。従って、不用意に上蓋1が開いて印面5が露出することがなく、インキ着色の汚れが防止される(図5を参照)。使用者は、操作片をスライド溝に合わせて端部に移動させるだけで、前記突起と、前記操作片を容易に係合させることができる。即ち、前記操作片を係合させるための動きが、概ね一方向(図5紙面左右方向)のみで完結し、係合させる為にスライド端部近傍で、操作片を、垂直に動かしたり、押し込んだりする必要がない。
また、突起7bは、上蓋1が開状態にある時に不用意に上蓋1が閉じるのを防止するためのものであり、操作片8の戻りを抑制するように前記スライド溝7端部近傍に、スライド溝内側方向に隆起する形で形成されている。従って、不用意に上蓋1が閉じることがなく、捺印処理を確実に行うことができる(図10を参照)。
以下に、本発明のキャップレス印判の操作について説明する。
図1〜図4に示されるように、通常は上蓋1が閉じた状態にあり、コンパクトで持ち運びに便利である。また、図5に示されるように、上蓋1の開閉用操作部となる操作片8は、スライド溝7の右端部に位置しており、かつ突起7aにより操作片8の戻りが抑制されているので、操作片8に突起7aを乗り越えるような大きな力を意識的に作用させない限り、上蓋1が開くことがない。従って、不用意に上蓋1が開いて印面5が露出することがなく、インキ着色の汚れが防止されることとなる。
次に、上蓋1を開いて印面5を露出させる場合は、操作片8に大きな力を意識的に作用させてスライド溝7内を他端側(図4紙面左側方向)へ移動させる。図6〜図9は、上蓋1が開いて印面5を露出させた状態を示す。図10に示されるように、上蓋1の開閉用操作部となる操作片8は、スライド溝7の左端部に位置しており、かつ突起7bにより操作片8の戻りが抑制されているので、操作片8に突起7bを乗り越えるような大きな力を意識的に作用させない限り、上蓋1が閉じることがない。従って、捺印処理を安定して連続的に行うことができることとなる。
捺印処理を終えた後は、操作片8に大きな力を意識的に作用させてスライド溝7内を他端側(図9紙面右側方向)へ移動させ、再び上蓋1が閉じた状態に戻せばよい。本実施例の構成は、上蓋1の両側面から外側へ露出する操作片8を、直接親指と他の指で、挟むようにして、左右方向へスライド移動させることが可能である。
特許文献1に示される印面を露出させる際のスライド移動は、上蓋を指等で両端から挟んで固定しながら、印面ホルダー天面側に1箇所設けられた小突起である操作片を前記スライド溝に沿って押し込み正面側へ移動させることで作用している。一方、本実施例の前記スライド移動は、操作片8を両端から指等で挟んで固定しながら、上蓋1の正面全体を、正面側(図4紙面左方向)から、背面側(図4紙面右方向)へ押し込むことで作用している。前記上蓋正面全体の面積と、前記小突起である操作片を押し込む面の面積を比較すると、前記正面全体の面積のほうがはるかに大きく、前記正面全体を指で押さえながら押し込んでスライド移動を行った場合は、指に作用する圧力が小さい為、スライド移動をさせる為に必要な力が小さくて済む。このことは、印面を収納させる場合も同様である。
また、本実施例の構成は、特許文献1に示される印鑑のように、印面露出の際に、バネの付勢力に反して、操作片を押し込む必要がない。
前記の理由より、本実施例の構成の印鑑は、前記スライド移動させる際、ガタツキが生じにくく、印面の露出・収納を片手で簡単に行うことができる。また、本実施例の構成において、操作片8は、上蓋が移動しうる上下方向に対し、その側面側に配置されている為、印面露出の際、前記操作片を押さえることにより発生する下側方向への力とスライド移動により上蓋に働く上側方向への力が相反し、前記印面露出の妨げとなることがない。
以上の説明からも明らかなように、本発明のキャップレス印判は上蓋と下蓋をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋の他端縁に上蓋の開状態では印面を露出させ、上蓋の閉状態では印面を上蓋と下蓋の間に収納される印面ホルダーを回動自在に装着したキャップレス印判であって、前記上蓋の両側面に、対向する一対のスライド溝を形成し、一方、前記印面ホルダーの両側面に前記スライド溝に係合し、かつ先端部が前記スライド溝よりも外側へ突出して上蓋の開閉用操作部となる操作片を突設したので、捺印時および捺印終了時の上蓋の開閉操作を、スライド溝から突出している前記操作片を指で摘まみ片手で簡単に行うことができることとなる。
1 上蓋
2 下蓋
3 ヒンジ部
4 印面ホルダー
5 印面
6 ヒンジ部
7 スライド溝
7a 突起
7b 突起
8 操作片

Claims (2)

  1. 上蓋と下蓋をそれぞれの一端縁で互いに枢着し、下蓋の他端縁に上蓋の開状態では印面を露出させ、上蓋の閉状態では印面を上蓋と下蓋の間に収納される印面ホルダーを回動自在に装着したキャップレス印判であって、
    前記上蓋の両側面に、対向する一対のスライド溝を形成し、
    一方、前記印面ホルダーの両側面に前記スライド溝に係合し、かつ先端部が前記スライド溝よりも外側へ突出して上蓋の開閉用操作部となる操作片を突設したことを特徴とするキャップレス印判。
  2. スライド溝の両端部には、操作片の戻りを抑制するための突起が形成されている請求項1に記載のキャップレス印判。
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