JP2020163500A - ネジ締付装置の異常検知方法 - Google Patents

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【課題】締め付けの異常が発生した時点でその異常を検知することが可能なネジ締付装置の異常検知方法を提供することを課題とする。【解決手段】螺合部材に嵌合した嵌合部を回転駆動部が回転させながら、前記螺合部材の回転軸方向に沿って前記嵌合部を移動部が移動させることにより、前記螺合部材を対象部材に螺合させる工程と、前記螺合部材から前記嵌合部に作用するトルクが、前記嵌合部の移動距離に対して定められた閾値を超えたときに、検知部が異常の発生を検知する工程とを有することを特徴とするネジ締付装置の異常検知方法。【選択図】図3

Description

本発明はネジ締付装置の異常検知方法に関する。
ボルト等の螺合部材を回転させながら下降させていくことにより、その螺合部材を対象部材に締め付ける技術が知られている(例えば特許文献1)。その技術においては、予め定められた設定時間における螺合部材の下降距離が設定値よりも小さい場合に締め付けに異常があると判断している。
特開平8−338302号公報
しかしながら、上記の技術では、設定時間を経過した後に下降距離を測定しているため、設定時間を経過する前に締め付けの異常が生じた場合にその異常をすぐさま検知することができない。そこで、締め付けの異常が発生した時点でその異常を検知することが可能なネジ締付装置の異常検知方法を提供することを目的とする。
上記目的は、螺合部材に嵌合した嵌合部を回転駆動部が回転させながら、前記螺合部材の回転軸方向に沿って前記嵌合部を移動部が移動させることにより、前記螺合部材を対象部材に螺合させる工程と、前記螺合部材から前記嵌合部に作用するトルクが、前記嵌合部の移動距離に対して定められた閾値を超えたときに、検知部が異常の発生を検知する工程とを有するネジ締付装置の異常検知方法によって達成できる。
締め付けの異常が発生した時点でその異常を検知することが可能なネジ締付装置の異常検知方法を提供できる。
図1は、本実施形態に係るネジ締付装置を例示する模式図である。 図2(a)〜(c)は、本実施形態に係るネジ締付装置を用いて対象部材にボルトを取り付ける途中の模式図である。 図3は、異常がない場合におけるソケットの移動距離と、その移動距離においてトルクセンサが計測したトルクとの関係を示すグラフである。 図4は、本実施形態に係る異常検知方法について説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態に係るネジ締付装置1について説明する。
図1は、本実施形態に係るネジ締付装置1を例示する模式図である。
このネジ締付装置1は、ボルト2等の螺合部材を対象部材3に締め付ける装置であって、水平面4から鉛直上向きに延びる支柱5を備える。その支柱5には、鉛直方向Zに沿って昇降するベース6が設けられており、更にそのベース6には回転駆動部10が固定される。
回転駆動部10は、例えばモータであり、ベース6と共に鉛直方向Zに沿って昇降する。この例では、回転駆動部10の回転軸方向を鉛直方向Zにし、回転駆動部10でソケット11を回転させる。ソケット11は、嵌合部の一例であって、ボルト2の頭部2aに嵌合する凹部11aを備える。
また、回転駆動部10にはトルクセンサ12とエンコーダ13が設けられる。このうち、トルクセンサ12は、対象部材3にボルト2を締め付けるときにそのボルト2からソケット11に作用するトルクを検出し、そのトルクの値を示すトルク信号Stを出力するセンサである。一方、エンコーダ13は、ソケット11の回転数を計測し、その回転数を示す回転数信号Srを出力するセンサである。
また、支柱5には移動部15が設けられる。移動部15は、ベース6に連結したモータであって、鉛直方向Zに沿ってベース6を移動させる。
回転駆動部10や移動部15はコントローラ19に電気的に接続される。コントローラ19は、メモリとプロセッサとを備えたコンピュータであり、検知部17と制御部18とを備える。
このうち、検知部17は、トルク信号Stや回転数信号Srを監視して、その監視結果に基づいて後述のように異常を検知する。また、制御部18は、回転駆動部10を制御してソケット11を回転させたり、移動部15を制御してソケット11を鉛直方向Zに沿って移動させたりする。
次に、本実施形態に係る異常検知方法について説明する。
図2(a)〜(c)は、本実施形態に係るネジ締付装置1を用いて対象部材3にボルト2を取り付ける途中の模式図である。なお、以下では、ソケット11の高さ位置に原点Pを設定し、その原点Pから測ったソケット11の移動距離をa、b、c等で表す。ソケット11の原点Pは特に限定されない。例えば、ソケット11の先端がボルト2に触れない任意の位置を原点Pとし得る。
まず、図2(a)に示すように、移動部15がソケット11を鉛直下方に移動させていき、ソケット11の先端をボルト2の頭部2aに嵌める。このようにボルト2に嵌った時点でのソケット11の移動距離をaとする。なお、対象部材3の高さHとボルト2の長さLは既知であるため、制御部18は、ソケット11の先端をボルト2に嵌めるのに必要な移動距離aを特定することができる。
そして、図2(b)に示すように、回転駆動部10がソケット11を回転させながら、移動部15が更にソケット11を鉛直下方に移動させる。以下では、ボルト2の頭部2aが対象部材3の表面3aに着座する直前でのソケット11の移動距離をbとする。
なお、この例ではソケット11の回転数と移動距離とが比例する。例えば、ソケット11を10回転させたときの移動距離は10mmとなる。そのため、回転数信号Srに基づいて検知部17が移動距離bを算出することができる。
この状態で更に回転駆動部10がソケット11を回転させつつ、かつ移動部15が更にソケット11を鉛直下方に移動させることにより、図2(c)に示すように、ボルト2の頭部2aが対象部材3の表面3aに着座する。以下では、このように頭部2aが表面3aに着座した時点でのソケット11の移動距離をcとする。
移動距離bと同様に、検知部17は、回転数信号Srに基づいて移動距離cを算出することができる。
図3は、ボルト2と対象部材3との間に異物が入り込む等の異常がない場合におけるソケット11の移動距離と、その移動距離においてトルクセンサ12が計測したトルクとの関係を示すグラフである。
図3に示すように、移動距離がa〜bの範囲においては、ボルト2の頭部2aが対象部材3の表面3aに着座していないためトルクが小さい。
この例では、ボルト2の頭部2aが対象部材3の表面3aに着座した時点で仮締めを行うため、移動距離がb〜cの範囲でトルクが大きくなる。なお、仮締めは、対象部材3からボルト2が抜け落ちない程度に対象部材3にボルト2を軽く固定する操作であって、制御部18の制御下でソケット11に仮締め設定トルクを加えることで行われる。
そして、仮締めが終了して移動距離がcを超えたときに、対象部材3にボルト2を強く固定するための本締めが行われる。なお、本締めは、制御部18の制御下において、仮締め設定トルクよりも大きな本締め設定トルクをソケット11に加えることにより行われる。
このように、対象部材3にボルト2を取り付ける際には、ボルト2の移動距離に応じて異なる大きさのトルクがボルト2に作用する。このような特性を利用して、本実施形態ではソケット11の移動距離に対してトルクの閾値を設け、トルクがその閾値を超えた時点ですぐさま異常があったことを検知する。
図3の例では、移動距離がa〜bの範囲のときのトルクの閾値として第1の閾値Aを設定し、移動距離がb〜cの範囲のときのトルクの閾値として第2の閾値Bを設定する。
このうち、第1の閾値Aは、対象部材3にボルト2を仮締めする前における異常の有無を判断する閾値である。そのような異常としては、例えば、ボルト2と対象部材3との間に異物が入り込んだり、対象部材3にボルト2が焼き付いたりする異常がある。なお、この例では仮締め設定トルクよりも小さい値に第1の閾値Aを設定することで、僅かな異常であってもトルクが第1の閾値Aを超えるようにし、高い精度で異常を検知できるようにする。
一方、第2の閾値Bは、対象部材3にボルト2を仮締めするときに異常の有無を判断する閾値であって、第1の閾値Aと仮締め設定トルクの各々よりも大きく、かつ本締め設定トルクよりも小さい値に設定される。
次に、本実施形態に係る異常検知方法について、フローチャートを参照しながら更に詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係る異常検知方法について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、移動部15の制御下でソケット11が下降を開始する。
これにより、ステップS2においてソケット11の先端がボルト2に嵌る。そして、この状態で回転駆動部10がソケット11を回転させつつ、かつ移動部15がソケット11を鉛直下方に移動させる。
次に、ステップS3に移り、検知部17が、ボルト2からソケット11に作用するトルクを監視し、そのトルクが閾値を超えたかどうかを判断する。
例えば、ソケット11の移動距離がa〜b(図3参照)の範囲にあるときには、検知部17は、トルクが第1の閾値Aを超えたかどうかを判断する。そして、超えた(YES)と判断された場合には検知部17が異常の発生を検知し、ステップS4において制御部18の制御下でソケット11の回転と移動とを中断する。
また、ソケット11の移動距離がb〜c(図3参照)の範囲にあるときには、検知部17は、トルクが第2の閾値Bを超えたかどうかを判断する。そして、超えた(YES)と判断された場合には検知部17が異常の発生を検知し、上記と同様にステップS4において制御部18の制御下でソケット11の回転と移動とを中断する。
一方、ステップS3においてトルクが閾値を超えていない(NO)と判断された場合にはソケット11の回転と移動とを継続し、ステップS5においてボルト2の頭部2aが対象部材3の表面3aに着座する。
そして、ステップS6に移り、本締め設定トルクで回転駆動部10がボルト2の本締めを行い、対象部材3に対するボルト2の取り付けを終了する。
以上により、本実施形態に係る異常検知方法の基本ステップを終了する。
上記した本実施形態によれば、ボルト2からソケット11に作用するトルクの閾値A、Bをソケット11の移動距離に対して定める。これにより、締め付けの異常が発生した時点でトルクが各閾値A、Bを超えるようになり、異常の発生を速やかに検知することが可能となる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ネジ締付装置
2 ボルト
3 対象部材
5 支柱
6 ベース
10 回転駆動部
11 ソケット
12 トルクセンサ
13 エンコーダ
15 移動部
17 検知部
18 制御部
19 コントローラ

Claims (1)

  1. 螺合部材に嵌合した嵌合部を回転駆動部が回転させながら、前記螺合部材の回転軸方向に沿って前記嵌合部を移動部が移動させることにより、前記螺合部材を対象部材に螺合させる工程と、
    前記螺合部材から前記嵌合部に作用するトルクが、前記嵌合部の移動距離に対して定められた閾値を超えたときに、検知部が異常の発生を検知する工程と、
    を有することを特徴とするネジ締付装置の異常検知方法。
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